俳句ポスト365結果発表

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第37回 2013年10月3日週の兼題

木犀

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

木犀や海馬の辺りむず痒し
奈津
香の色も金色ならん金木犀
じろ
金木犀卑弥呼の匂ひかと思ふ
木 よし
楊貴妃の甘き吐息や金木犀
ゆう
金木犀アルゲリッチのように匂う
圓哉
金木犀天使の口臭さもあらん
めいおう星
木犀の血気盛んと言ふ匂ひ
ヤッチー
だしぬけの木犀の香のゆくらくら
逢わずに愛して
不意を突いて木犀の天真爛漫
猫ふぐ
己が香におぼれ木犀光りたる
切通し
木犀咲き満ちて大気圧の上がる
ポメロ親父
木犀やルイス夫人と礼拝に
ふづき
自己愛の殻カラカラと金木犀
てんきゅう
あまえたくて木犀に抱かれにゆく
RHC絵愛蘭
木犀のせつなくもじわじわ狂う
小木さん
木犀に紅さし指をあげやうか
吾平@薬指は、別名紅さし指
木犀に十四のわれを抱きしめる
とおと
木犀の香の消ゆるまでの恋ならん
まなP
金木犀散りては影を明るくす
鞠月
金木犀はらはら星の無き夜へ
るびい
月も無き夜の木犀仰ぎけり
初蒸気
木犀の香に濡れ月の謌に濡れ
すな恵
銀木犀月へ香りを飛ばしけり
みちる
木犀の香り届くか三日月に
笹百合
木犀の香や真夜中の白き雲
きのと
木星を金木犀が照らす夜半
くろやぎ
膨張す星の最期や金木犀
ドクトルバンブー
ユピテルの雨は黄金木犀香
天宮風牙@「ユピテル(ジュピター)」
木犀の風のこぼれて突破口
木犀の香に集ひたる乳母車
山歩
木犀の下で遊びしポケットか
大塚めろ
新しき空き地に木犀の明るさ
紗蘭
木犀の降り注ぐ朝投函す
みえ
手紙には銀木犀の花二つ
いっちょう
木犀や母のあとがき短くて
RHC桐灰
麦酒王の生家聳ゆる金木犀
もね
夜に入りて木犀の香の宿坊へ
あい
木犀の落花ちりぢりなる心
あおい
口をつく校歌のかけら金木犀
あつちやん
木犀や題知らぬ歌口ずさむ
希望峰
木犀やいつも間違ふ同じ箇所
うに子
木犀やオルガンそよぐ風の色
ほうじ茶
銀木犀短波ラジオのジョン・レノン
樫の木
金木犀の奏でる音はフォルテ
ふーみん
いずこよりアルト流るる金木犀
ゆう
木犀の香の組曲の流れ来る
瀬戸薫
木犀の風のしらべやラルゴ調
木犀やバンドネオンの音とおる
マーペー
木犀や三日月麺麭が焼き上がる
ichiei
金木犀香り町内会の地図
木犀の香やさて誰を妬むべき
ハラミータ
木犀に酔って候夜の路地
六花
目印は金木犀や猫の道
未貫
木犀が嫌いな猫の大くしゃみ
ぼたん
木犀の香に惑わされ猫の島
理酔
蓋固き養蜂箱やキンモクセイ
ちとせ
木犀や祖母の真黒のミシン踏む
てん点
もう熱くならぬアイロンふと木犀
ミル
朝刊を取る手に香る金木犀
雅酔
木犀や磨きこまれた床廊下
ぱふ
寡夫の家を隔つ金木犀のたわわ
稲穂
帰りたし金木犀の母の家
松本だりあ
木犀の風入れてをり母の部屋
みなと
木犀や夜の厨に人の影
ひろ志
木犀の方へと廻る夜の散歩
ゆうゆう
図書カード更新月の銀木犀
ぐわ
木犀の香る教室ペンの音
位子
金木犀風の便りのなき友へ
塩餡
思い出の宅急便です金木犀
らっこマミー
木犀や動物園から抜け出して
黄くま
木犀の香り埋めた蛇の骨
RHC玉櫛笥
木犀の風ミューズらの朝の歌
可不可
木犀はティンカーベルの飛べる粉
やのたかこ
木犀のかほる給気や溶鉱炉
魚水
木犀の花振り落としベンツ去る
三重丸
木犀や無色無臭の放射能
ときめき人
旅立ちや金木犀の道をゆく
とりとり
木犀に呼ばれたようで振り返る
小春
木犀さえなけりゃ実った嘘なのに
のひろ
銀木犀小面の眉薄青く
時雨
木犀の井川に零す夜の静寂
藻川亭河童
君の手はいつも冷たい金木犀
尚川
木犀の奥へ奥へと郵便夫
杉本とらを
銀木犀古書店巡る今日の雨後
不知火
木犀を訪ねて歩く一万歩
八木高穂
木犀の香り振り撒く種苗店
れんげ畑
バス遅し木犀の香のいや増して
軌一
セーラー服のふたりのひみつ銀木犀
木犀の香の下座る写生会
富士山
木犀やタイムカプセル埋めた場所
笑松
銀木犀荷台に光る魚と貝
亜桜みかり
木犀の香る工場で育ちけり
蘭丸
太鼓台組む早起きや金木犀
紫華鬘
木犀や幟はためく国技館
七草
木犀の香る不器男の生家かな
木よし
ドア開けば木犀匂ふ荒川線
木犀を吸ひて再就職の朝
小雪
饂飩屋の裏口塞ぐ金木犀
登美子
木犀や坂の向かうに光る海
小市
木犀の香や姫の棲む塔までも
可不可
木犀の香を纏い立つ凱旋門
竹春@イタリアに行ってきました。ローマにもありましたよ!銀木犀が。
荷風泣くリヨン木犀仄かなり
薄暮の旅人@ふらんす物語からの聯想。
木犀や鳩が咥えしペリドット
北大路南天
ラファエロの聖母の額や銀木犀
緑風佳

並

開け放つ窓の合図か金木犀
ひょっとこ
窓は全開金木犀の伸びる儘
雪花
窓際に椅子一つ置き金木犀
RHC旭
わが庭の木犀たちよ早う咲け
輝女
客来れば金木犀の滑り込む
Blanca
星形に糸かけリリアン金木犀
あらた
木犀の小さき花散る雨上がり
おはぎ
木犀やブロック塀の続く路地
掃き終へてなお香りくる金木犀
お手玉
初恋は金木犀の香り也
かすみ草
木犀はのろけ話のやうであり
RHC蝶々
すれ違う木犀の香や歩道橋
クローズ
散歩道小鼻動かす金木犀
しおかぜ
沈黙と君のうしろにキンモクセイ
野純
去りがたし夜の木犀深呼吸
しげる
木犀を一目見ようと花図鑑
山走子
木犀や子の誕生日皆近し
てまり
木犀は咲いたかどうかはなに聞く
バーバラ
木犀に心の棘が丸くなる
パオ
片恋の五臓六腑に金木犀
ぽむ紅玉
木犀や銅メダルは要らぬ決意
まこち&ひでやん
木犀のきゅんした記憶恋の予感
みかん
嗅覚のアンテナビビッと金木犀 
黒髪
金木犀十字架の道を踏みしめる
ヤモリ
木犀やひときわ香る雨上がり
よりみち
木犀の花集いおる吹き溜まり
旭山桜
あをぞらにもくせいの花咲きみだれ
れい子
木犀が香る私の誕生日
レモングラス
木犀の木の下でみな犬になる
木犀へ警察犬の鼻になる
伊予美人
老いたればちとはまろやか銀木犀
一生のふさく
女学生胸ポケットの金木犀
花屋
木犀散り語ることなく行く二人
甘泉
木犀に誘われ子どもと公園へ
玉子王子
剪定の成果孔雀の金木犀
金銀パール
終電の疲れ木犀香る駅
金子加行
雨のち快晴金木犀
空山
木犀のせいにしてシヤツすぐ洗う
畦道
金木犀次の患者を待つてをり
幸久
霊園のつつしみふかき金木犀
根子屋
かをり来て木犀の家捜しけり
むすびめ
木犀の香るいつもの帰り道
やすひと
一行の誰も疑はなき木犀
桜井教人
木犀に迷ひて戻る路地灯り
三軒目
木犀や十字路を抜け天へ抜け
三蕃
木犀の香に始まれる立ち話
はまゆう
駆け上がる渡り廊下に金木犀
山野琥珀
遠き地にかほる木犀父母の恩
秋津修
親知らぬ母の涙や金木犀
桜木れい
木犀の香も騒ぎだし触太鼓
笑吉
金木犀降りて香りて義父逝きぬ
笑酔
木犀や透かし見る天青々し
ぽよむ
朝練の吹奏楽部金木犀
神戸鳥取
とじ込めた木犀の香り叶うまで
水元あや
和尚のお経なめらか金木犀
のり茶づけ
木犀の香を過ぎてまた香の中へ
睡花
木犀は昔田舎の甘香り
星降松
鈴降る夜銀木犀は若武者に
青萄
談笑と菓子木犀のとほるかな
やにほ
木犀の香り談義の小学生
千代姫
家ごとに木犀の香や暮しあり
相模の仙人
通学路金木犀が通せんぼ
蒼い朱鷺
木犀のライスシャワーや幸あれと
台所のキフジン
朝窓を開ければ金木犀やってくるよ
竹内一茶
木犀やひとり離れて下校の子
まんじゅりか
木犀やとんと続かぬ交差跳び
土井探花
木犀に亡母の匂ひ宿りけり
しゅんかん
木犀の香に足を止め抱擁す
ちびつぶぶどう
木犀の匂ひて軽ろし妻が口
南亭骨太
噎せるほど金木犀の垣根かな
白兎
木犀の花の在処は半里先
麦太朗
木犀や薄暮に溶ける坂の街
八十八
夜泣きの子に金木犀の風撫でて
八木ふみ
軒樋を詰まらせて木犀の雨
緑の手
ゆるやかに木犀薫る病院坂
福熊猫
黙り込む石庭包み金木犀
北まぐれ
図書館の金木犀に悩まされ
未々
木犀に強張り緩む裁判所
木犀の香りほのかな母の文
夢庭
木犀の下を猫行く今日が往く
木犀や少女は小径ふりかへり
目黒輝美
木犀の香の抜けてゆく廊下かな
野宮紫
あけがたの雨の名残に木犀は
有櫛
木犀の風病む人の窓に吹け
遊美
木犀のほのかに香る窓辺かな
立香
伊予っ娘は金木犀の香りかな
きんもくせいつままんとちいさきゆび
和のん
だまし絵のやうなカーテン金木犀
工事音止り木犀よく匂ふ
渕野陽鳥
木犀の今年は遅し老いたるや
蓼蟲
日々わかつ金木犀よ共に生き
果林
木犀の香り届かぬ防護服
かげろう
金木犀消費増税決断す
ゴマ四郎
木犀に会うため今日も坂登り
ひろくん六歳のママ
金銀の木犀の降る園庭よ
こま
去り際に木犀の香へ振り返る
ハムテル
木犀の香り求めてストリートビュー
ひよとり
木犀や二ミリの命鼓動せり
まんじゅりか
濡れ歩く木犀香る社かな
曲狸
木犀を聞きて銚釐の使い初め
泥酔@「銚釐(ちろり)」銅または真鍮(しんちゅう)製の、酒を温めるのに用いる容器。
この路地の金木犀に囚わるる
毛利あづき
あの頃の君追ひかけて金木犀
陵光
老猫の微睡木犀の香に沁みて
れい
遠くまで香りゆたかに金木犀
宏海
木犀の匂い遥かなグラデーション
春爺
木犀やよもや厠が隣家とは
浮儚
木犀に誘われ散歩の爺と孫
ごまむき茶
廃校に木犀香る金と銀
かげろう
木犀の闇にとけたり尼ひとり
たま
ビル街の風割つてくる木犀の香
ふみか
木犀にホルスト黙っちゃいられない
もちずきん

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