俳句ポスト365結果発表

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第86回 2014年10月2日週の兼題

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

鰡跳ねる泥くさき息吐き出して
うに子
泥臭き息を吐き跳ぶ鰡の群れ
嘉子
面白き顔見て海に戻す鰡
雪うさぎ
背泳ぎをしたくて跳ねる鰡もゐて
桜井教人
着水の鰡思い切り腹打てる
大塚迷路
鰡あまた跳ねない奴もいるはずで
カリメロ
鰡跳んで落ちても元の水でした
音絵野あよ
鰡飛ぶに日和選びて居りにけり
ぼたんのむら
鰡飛ぶは水平線を見たき故
山上 博
身構えていると飛ばない鰡である
七七子
鰡満ちて酸素濃度の薄まりぬ
かえるりん
酸欠の鰡きらきらと釣り上がる
小泉ルリ
生ける水死にし水あり鰡の群
如月あおい
鯔跳ばぬ海になりたる昼の月
登美子
鰡飛ぶやけふは鈍色雲多し
野風
潮風の生臭き夜鯔跳ねる
理子
背に空を腹に水受け光る鰡
不知火
鰡跳んで鰡の重さのしぶきかな
靫草子
重き音たてつつ鯔の着地しぬ
七草
鰡飛んで湾の水輪の限りなし
井上じろ
夕暮は淋しいからと鰡の跳ぶ
井上じろ
夕暮は何度も描く鰡の波紋
ミル
夕づつを捕まえたくて鰡跳ねる
稲穂
鯔跳べば夕潮ひたと迫りくる
春川
鰡飛んで夕日を下に見る憂い
老人日記
棒杭の如き鰡抱く夕日なり
初蒸気
雲遠く潮遅ければ鰡を待つ
ジャンク堂
鯔跳ねて川の光を食べつくす
さとう七恵
辛抱の足らぬ鰡から釣られけり
甘泉
死してなお淫らな鰓は鰡の鰓
音絵野あよ
浮雲や鯔のいまはの両眼に
中原久遠
遡上する鰡の頭の頑固かな
みちる
松笠のごとくに鰡の鱗かな
樫の木
鯔跳ねて大河に点景の一つ
むじーじ
鰡群れて橋の上下に人集り
樫の木
鰡飛んで歓声あがる橋の上
真沙
鰡飛ぶや潮の満ちたる橋の下
丸山清子
鰡の飛ぶ日暮れの橋の桁高し
カンガガワ孝川
鉄橋の紅い柱脚鰡が飛ぶ
ゴマ四郎
廃港の鉄錆色の鰡の飛ぶ
金子加行
桟橋の鰡の見ておる下船なり
不知火
澱みたる黒き運河に鰡跳ねる
銀命堂
海底の闇の臭ひか鰡放つ
神戸鳥取
底深き噴火湾へと鰡跳ねる
三島ちとせ
鰡飛んで対馬の山の近づけり
ぐべの実
鰡跳ぶや羽田の沖を飛び去く機 
Muse
鰡跳ねて水族館の日曜日
お手玉
暁の浜の離宮に鰡の群れ
ゴマ四郎
鰡の眼にスカイツリーの灯りかな
もね
小田原の天守遥かや鰡跳ねる
土井探花
四万十のここが龍門鰡跳ねる
ペコちゃん
引き潮の三津の泥臭そうな鰡
ポメロ親父
鬼が島へ船で五分や鰡とべり
慎太郎
鰡金の落暉をかすむ筑紫かな
紆余子
刺し網や五島の海に跳ねる鰡
車話
鰡飛ぶや弁天橋は人人群れて
金太郎
新港を跨ぐ大橋鯔光る
露玉
ぼらの目に海鳥の影映りたる
K
鰡飛ぶや沖には小さき島二つ
れんげ畑
鰡とべり誰も見向きをせぬ漁港
慎太郎
鰡狙ひ鳥寄る島の船着場
あむろ
引揚の桟橋に立ち鰡跳ねる
夢堂
鰡跳ねて橋を渡れば造船所
誉茂くう子
鰡釣や赤灯台へ波しぶき
ひろ志
鰡跳ねて港の朝活気づく
香山のりこ
鯔跳ねる繋留杭の等間隔
隣安
タンカーの切る波遥か鰡光る
てぃ
堤防に捨てられし鯔カモメ鳴く
てんまる
鰡飛ぶや海の生まれる水平線
しかもり
鰡飛んで遠目に見ゆる日振島
木 よし
四つ脚の消波ブロック鯔かかる
北大路南天
鰡見台ただ松風の音一つ
相模の仙人
鯔待ちのやぐらに吉報ありしかな
ふふ
鰡飛ぶや家船の唄の届く島
どかてい@家船(えぶね)…陸に家を持たずに、木造船上で生活をしていた漁民
夕星に腹晒しおり宙の鰡
てぃ
蝕の夜や鰡の蠢く水の面
とおと
ここもまた塩の付く町鰡跳ねる
天宮風牙
かつて塩今船の町鰡群るる
八十八五十八
喧噪の都会(まち)目覚めさせ鰡の飛ぶ
津葦
プロペラの音遥かなり鰡跳ねる
木黄木林@volare via
軍港は良港なりし鰡の群
四万十太郎
ニッポンのへりに腰掛け鰡日和
雨月
日本丸鰡跳ぶ湾に帆を休め
すずめ
マリーナに海王丸や鯔光る
露玉
鰡飛んで豪華客船入港す
鰡飛ぶや豪華客船行く後ろ
丸山清子
鰡跳ねてその後ゆつくりと渡船
ポメロ親父
月曜や車窓の隅に鰡は飛ぶ
犬烏賊
鰡飛びて新幹線の少し見え
山香ばし
鰡飛ぶや終着駅は海のそば
輝凛
堤防に置く缶コーヒー鰡跳ねる
雪うさぎ
月蝕に鰡累々と群れなせり
あつちやん
月蝕の薄き光に鰡の湧く
小雪
魚屋の裸電球鰡を射る
車話
鰡提げてこれ食へるのか食へぬのか
雪うさぎ
挨拶は無くて鰡だけ置いてある
笑松
手土産に鰡縁談を持ち来たる
こおりさと
なんだ鰡かよたあ結構なごあいさつ
葦信夫
鰡食べて汚名雪ぎたく候
芭菜々
次の日の厨に鰡の鱗かな
矢野リンド
誕生日外道の鰡ばかり釣れて
ポメロ親父
祖父の釣る鰡三日目の夕餉かな
桜井教人
年休を取って鰡釣る係長
七七子
鰡捌く我は万年係長
芭菜々
出向の埠頭の夕やボラ跳ねる
北まぐれ
肩書きの外れて見やる鰡の群
うさ美
鰡釣れず優しいだけの男では
根子屋
放射線技師を脱ぎ捨て鰡を釣る
こま
海道や鰡が見送る旅の僧
四万十のおいさん
一斉に右に魚信や鰡の竿
十猪
出世欲なきハマちゃんの鰡日和
田中ブラン@ハマちゃん=「釣りバカ日誌」の主人公
まるで出世の気配なく鰡釣りの脳天気
日暮屋
鰡飛びて父の出世の流れけり
杉本とらを
鰡はねて餓鬼大将と呼ばれし頃
松本 だりあ
海照りて鯔を囲める背中かな
みなと
渡船場に猫待つ少年鯔の群
可不可
鯔釣りの子よ海賊の裔たらん
有櫛
言い訳を考え帰る魚篭の鰡
鰡提げて雨中をひとり帰り来る
マーペー
鯔飛ぶや単身赴任地に慣れて
露玉
鰡跳ぶや明日は転職初日なり
未々
戒名に「海」持つ父や鰡跳ねる
まどん
主婦と書く鰡のごとくに強かに
空見屋
樟脳の漂ふ居間で鰡喰らふ
今野浮儚
鰡飛ぶや一日分の飯を炊く
蘭丸
欲はない身の丈でいい鰡でいい
春爺
鰡釣りや波止場流るる流行歌
茂人
欄干を子らの鈴なり鰡跳ねる
はまゆう
鰡跳ねるライターしゅぽと点けるひと
ぷりむら
鰡跳ねて昭和歌謡のラジオかな
ひぐらし
鰡飛んでとっぽ話の始まりぬ
ハムテル
かけおちの相談鰡がまた跳ねる
根子屋
笑ふしかない時鰡の高く飛ぶ
小市
鰡とは卵巣とそれ以外である
三重丸
鰡の頭をくわえた猫が駆け込む路地があるそれが故郷
ねこ端石
鰡飛ぶや空港計画幻に
亜桜みかり
工場は昼休みらし鯔の消ゆ
葦信夫
真っ先に掴み上げたる網の鰡
不知火
鰡跳ねて沖へ漕ぎ出す櫂の歌
桂介
鰡を食ふ紂王の性盛んなり
紆余子
鰡跳ねて海の彼方の戦火かな
内藤羊皐
鰡飛んで夕日落つるやアウンガ湖
らっこマミー
鰡さばくハチャトリアンを聴きながら
らっこマミー@剣の舞
人魚の身はねっとり白く鰡の味
初蒸気

並

鰡の名は大きくなった証です
たかちゃん
大ぼらたあおいらのことよ魚篭のなか
軌一
なんじゃけん今跳ねたんが鰡じゃがね
とうへい
鰡飛んで我にぶつかる事になれ
石川順一
鰡ジャンプすると見つかっちゃうかもよ
ひろくん7さいのママ
ぼらジャンプちょうどれんしゅうしてるとこ
ひろしげ7さい
少しでも遠くへ泳ぐ鯔の背
葛城蓮士
海に飽きて鳥にならむと目白鯔
一生のふさく
鰡と呼ばれるまでの月日を楽しめり
小町
そのなかに飛べない鰡もきつといる
小木さん
未知の世に憧れ抱き鰡になる
小木さんの娘
こら鰡め自分で針に掛かりけり
松山に行って観たい 夏目 長益
ボラの泡消えぬおかしな泡である
松仁
ひかるひかるひかる鰡の群れ
松竹梅
群れた鰡丸い頭や飛沫浴び
みかん
あてもなく鰡ひしめきつ泡の浮く
茶子(ちゃこ)
あさぼらけ鰡の跳ね跳ぶ刻を言ふ
しょうご
鰡飛ぶや日に銀鱗を光らせて
紀和やよい
鰡跳ねて光る銀鱗海に散る
月光庵
夕映えや銀鱗光る鰡の群れ
しげ爺
銀鱗を夕日に染めて鰡飛べり
石井せんすい
川に日が射し込み銀の鰡になる
ゆるり
鰡の群河口に近き船だまり
るい子
鰡飛ぶや朝の水面の綺羅無尽
みつこ
鰡の舞静かな河口賑やかに
パオ
黄昏るる河口に鰡の輝けり
kokoro
鰡跳ねて果てなき海を見やるかな
てまり@
鰡跳ねて紅き潮の飛沫かな
でらっくま
夕陽受けては鯔はねる汽水域
トレ媚庵
鯔はしゃぎ銀のさざ波陽が沈む
ぷうちゃ
落陽の調べに合わせ鰡の群
みえ
汽水のぼら夕陽見たげに高く飛び
左都
夕日背に岸辺の鯔につく吐息
坐地蔵
ぼらはねてゆれる月影船溜まり
寒露
鰡跳ねて鱗うろこの星あかり
倉戸せいら
鰡跳ねる夕焼け空や瀬戸の海
八木高穂
鯔とぶや河口を潮の上りたる
八木ふみ
朝まだき川面を染める鯔のむれ
木瓜
城辺の沖をさんざん鰡が跳ぶ
緑の手
鰡待ちの櫓の海や夕付く日
巫女
夕日射す汐入川や鰡跳べり
きのと
波風の立たぬ入江に鰡跳ねる
はるか
鰡戻る橋の歓喜に藻臭消え
福田輝山
朱に染まる目出度き海に跳ねる鰡
雪虫
鰡跳ねて河は入江となりにけり
蓼蟲
群れ鯔や小石ひとつに右ひだり
風待人
出合い橋おお鰡釣れたとどめ刺せ
かげろう@久しぶりに70センチのとどが釣れました。
鰡飛んで空の茜は群青に
しば蒼玉
入相に明日があるさ鰡の跳ぶ
しげる
大空も飛べるはずなり大鰡ぞ
ときめき人
桟橋に跳ねし鰡あり干涸びて
ヤスハル
海と川行きつ戻りつ鰡の黒
杜の緑子
浮かばない潜ったきりの鰡を釣る
藤鷹圓哉
鰡飛んで星座になった夢を見る
文月さな女
鯔跳んで夕されの風やや古ぶ
隣安
打ちつけて身を祓ふ術鯔の飛ぶ
露玉
故郷の名物知らず鰡の子か
紗々
背伸びして鰡か檜かあすなろう
春爺
跳ねし鯔雨の水面に滑り入る
安安
金色の浦鰡逆光を飛びぬ
このはる紗耶
鰡の跳ぶ夜の浜辺の重き音
タケ
鰡を待つ櫓終日波静か
ひでやん
スカイツリー鰡跳ね朝の静寂かな
ぷりむら
鰡の目のゆるび渡しの暮れにけり
貴帆
有為転変終日眺む鰡の群
兀兀
跳ねる鯔空の鳳凰何思ふ
藤紫
掛声に跳ね上がる鰡見に行きぬ
原 ひと葉
鯔跳ぬる飛沫に混ざるシャッター音
紅の子
はぐる鰡肩書き消した名詞出す
山香ばし
鯔釣りし祖父の話の夕餉かな
百合の蕾
水底の澱消えゆけば鰡太く
縹あい
鰡跳んで工場の火は落とさざる
クズウジュンイチ
河口にて幼き鰡の集ひたり
くわみま
鰡の群れ沖から不穏を連れにけり
ますみ
延々と鰡跳ねりをり神田川
まどん
こんなでっかい鯔を逃がしてやった
猫ふぐ
ボラ跳ねてつられて別のボラ跳ねり
野乃
鯔の群行きつ戻りつ狭き川
千代姫
釣キチの何だ鰡やん小学生
小笑み
糸の先目と目が合ってボラ逃がす
つむぎ
鯔はねて釣糸の先光おり
がん田
得意げな釣り名人の鰡話
Mコスモ
鰡飛ぶを一日見ている背や丸き
たま
汽水域に限界あるや鰡はねる
河合 郁
空念い鰡が口開け水を蹴る
丸助
鰡群れて遡上するほど目黒川
川島 欣也
工場の排水あれば鰡の群れ
東雲
淀川やネオン呑み込む鰡ぞ棲む
四六三
旅館裏ヘドロと同化する鰡よ
ゆみづき
鰡臭い言うな人が汚した川
たあこいず
ぼら泳ぎ汚染に強くスイスイと
淀む水あたりに散らし鰡跳ねる
慎吾
排水口鰡集まりて同じ向き
睡花
悪食と正面向くは鰡の口
ひょっとこ
飛ぶいなせ落ちてぶざまなボラの腹
でこはち
たわむ竿躍るダイヤの鰡の目の
モンブラン
鰡投げて海に帰れや星となれ
ヤスハル
呼び名変え鰡は生きぬく龍宮城
さくらぎれい
人並みの後悔を持つぼらの腹
芳青
鰡殿も初の東京スカイツリー
松山市を愛する 夏目 長益
鰡飛んでガンダムも飛ぶ台場かな
麗門
石鎚の清水(きよみず)鰡の小踊りす
木槿
鰡飛ぶや日の傾きし三河湾
貴薫
神田川波立てのぼる鯔の群れ
黒兎
鰡飛んで明石海峡陽が沈む
たちばな
鰡騒ぐ白浜沖の雲見つけ
ちびつぶぶどう
木場水路上る鯔群クラクション
和のん
上げ潮に縮まる中洲鰡跳ねる
鰡跳ねて闇の静寂を破りけり
たんと
鰡飛ぶや嵐の音の循環器
ちえ
激立つ河に若き鰡あり
こうちゃ
鰡飛んで地元の浜に網を編む
やにほ
鰡跳びて残像だけの水輪かな
よしえ
不安げなまなざし混ざる鰡の群れ
鰡の面他とは違う血筋なり
山風禅
鰡飛んで残像の飛沫銀鱗
香舟
漁船行く鰡の群れなど蹴散らして
山走子
夕さりて鰡の飛ぶ音頻りかな
酸模
追い風に入江でて行く鰡の朝
時雨
鰡飛んで川面に落つる銀の弾
写俳亭みの
一面に鰡弾けて恵みなり
珠桜女あすか
鯔飛ぶや出づる水輪に入る水輪
小林大山
鰡飛ぶや雲の形の変わる間に
石英
飛ぶ鰡の夕日に染まる太き胴
晴好雨独
背に夕日水切る如く鰡跳ねん
想予
黄昏の釣りを邪魔して鰡が跳ぶ
松風
鰡跳ねて波間に腹の光りけり
寸人
遡る潮の澄みて鰡はこぶ
瀬紀
鰡飛ぶや馴染みの顔と竿の列
瀬戸 薫
鯔影をこっそり覗く泊まり船
星降松
鰡とぶや人猫カモメ突堤に
直躬
鰡一尾さげて足早漁師町
奈良翁
鰡飛んで極楽の糸切れにけり
いさ
鰡跳ねて通りすがりの釣師かな
ふみ
釣り人の知り得てをりぬ鰡の旬
ヤッチー
釣り人をおちょくるように鰡が跳ね
暇親爺
釣上し鰡に睨まれ逃がしけり
笹百合
釣り糸を垂れて岸辺に鰡の腹
竹庵
大盥漁師置いてく鯔ばかり
金銀パール
鰡獲れてしかめっ面の漁夫帰る
寅文
鰡とんで釣り人の竿忙しく
富士山
糸下ろす間も波立てて鰡はねる
木一路
釣り人と鰡が美味しと笑いけり
野純
鰡とんで浮子を揺らしてみたくなる
渕野陽鳥
鰡飛びし横目でちらり糸の先
螢寿
無釣果を嘲るごとく鰡跳ねる
はるか
鰡釣りの仕掛けの話尽きぬ夜
正則
鰡跳ねて師匠のうんちくつづくつづく
きうい
曾祖父の鰡漁山見武勇伝
ぽろん
鰡群るる土佐の漁師は知らん顔
蓼蟲
鯔なれど鰹漁師は放したり
松蔭 眞由美
管理職約束される我も鰡
いち瑠
悩まずに今を生きろと鰡の跳ね
おせろ
出世魚水面はね跳ぶ鰡の群れ
かくみみ
目先の餌食付き終に鰡どまり
山樫梢
今跳ねた鰡ちょうだいと朝の市
のり茶づけ
スーパーに年に一度の鰡並ぶ
位子
スーパーの鰡は安すぎ大きすぎ
未貫
スーパーの魚売り場に鰡はなく
黄昏草
こわごわと厨散らかし鯔捌く
かほる
流暢に鰡の食べ方話し売る
菊池洋勝
鯔の声聞き炙りの用意始める
空清@チーム将軍
病癒え食欲も増し鰡肥える
がめ
大鰡を釣りて包丁惑いけり
せり花
鰡の身の生姜と辛き酒の合い
旧重信のタイガース
鰡汁の湯気にキラリと闇の口  
俊明
ニガ玉をつぶすな鰡の腹を裂く
ベルフラワー
鰡割ゐて魚体を棄てる馬鹿もをる
藻川亭河童
鰡喰いて口に残るや泥臭さ
花筏
好物の鰡の酢じめや亡父(ちち)の顔
ねもじ
鰡買いて妻と昇進祝う宵
のひろ
美味にして鯔とカラスミ酒の友
石田アツ子@麦子の母
鯔や今宵のアテにぐい呑み鳴らす
泰 徳人
昇進の一報届き鰡の膳
小町
鰡一尾昇進祝いの置き土産
関屋
鰡提げて御呼ばれに行く浜女
しおあん
鰡並ぶ魚やの前で妻の声
白川葎
鰡一匹さげて帰るや夜業人
三輪えつし
鯔飛ぶや三国連太郎雲の上
しゅんかん@映画「釣りバカ日誌」のスーさんこと三国連太郎さん
日曜の話し相手に鰡の来て
台所のキフジン
鰡釣りの横顔同じ父と兄
大阪華子
鰡食べて喜寿を祝いし同窓会
芭治留
泥臭き鰡絶品になりにけり
目黒輝美
漱石の猫の目光る鯔のへそ
勿忘草
婚礼の日取り整い作る鰡
鈴音
鯔煮つけ味噌の風味をいかしけり
挫折経て実る人生鰡を買ふ
髙橋冬扇
亡父釣りし鰡は毎回泥臭し
喜多輝女
母好む焼き鰡の味いただけり
秋桜
鰡捌く若き板場のイナセなる
南亭骨太
ぼらを食い手相お見舞い申し上げ
カンナちゃん
飛ぶ鰡と正面衝突するボート
バーバラ
園児らの声に負けじと鰡跳べり
あい
どの子にも長所三つ四つ鰡もまた
あさり
子ら寄せて喝采の中鰡の跳ぶ
望月ゆう
塊の鰡に背伸びの園児かな
樋口亜茶子
記念樹の大きく育ち鰡の飛ぶ
ゆうゆう
鰡として生き抜けぬ身の切なさよ
ひろまる
期待のない鯔こそが自由を泳ぐ
ふわり子
濁り江を辿りて鰡の海の朝
むすびめ
海見つつ鯔見の櫓夕染めし
まいまい
古座川の鰡我勝ちにあまた飛ぶ
まんじゅりか
ジェットにも慣れたものです羽田鰡
みよしい
鰡の群れ物見遊山や浜離宮
働き人
空めざす鰡につきあうとは俳人
ミル
むらぎみに抱かれて鰡の無念かな
ラスカル
鰡飛んで藁人形に五寸釘
幸久
鰡飛んで我人生の足るを知る
東山
顧みて鰡には遠く我が人生
木漏れ日
行く末は浮き世の鯔となりにけり
岐阜の屋根の草
入れ食いとなめるな鰡は出世魚
源太
大海を知らねど鰡の出世かな
孤鐘恭子
来し方に接点はなし鰡のこと
聖湖月
水面には出世きざしの鰡の顔
西条の針屋さん
高飛車を嗤うが如き鰡の群れ
澄海
月蝕の人ざわめくや鯔の群
長緒 連
月食のへんなかたちを鰡群れる
鞠月
鰡跳ねて皆既月食始まるよ
大塚迷路
鰡とんで皆既月食始まりぬ
毛利あづき
鰡飛ぶや皆既月食月赤く
紀和やよい
おーい鰡皆既月食見たかいな
まこち@月8日、お父さん(ひでやん)と皆既月食を見ました。
鰡とんで月光甘く食らひけり
南行ひかる@今日ちょうど皆既月食でした。
鰡釣りや三種類あるサイレン音
小泉ルリ
光芒の海をトランポリンの鰡
真沙
鰡の群れ思ひの丈のデモの列
晴好雨独
革命よ世界を変える若き鰡
隣の芝は葵さん
香港の自由の叫び鯔飛べり
お笑い迷人
宿命に抗ふ鰡の眼の潤み
るびい
失敗もまた肥やしなり鰡を喰ふ
百草千樹
ヒーローの飛ぶ空の下鰡も飛ぶ
福熊猫
正しい食卓サルディニアでも鯔を割く
理子
鰡を釣る子等に残す句作りたし
馬場 馬子
俳人の刮目重く沈む鯔
紅の子

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