俳句ポスト365結果発表

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第89回 2014年10月23日週の兼題

神無月

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

風の音鋭く変わる神無月
おせろ
路地裏に風音籠る神無月
うさ美
風すべて出雲の方へ神無月
菜月
神無月出雲風土記の風を乞う
たま
結界を風の狼藉神無月
はまゆう
神無月荒ぶる風に紙垂靡く
雪うさぎ
柏手の青空に抜け神無月
銀命堂
何もない空の深さや神無月
露玉
まだ残る夕陽のちから神無月
うに子
なかんづく夜の無音や神無月
矢野リンド
ちはやぶる社へ神無月の雨
三島ちとせ
鈴の音の神在月に目覚めけり
まどん
巫女の鈴響け虚空へ神無月
むすびめ
神在月出雲の姫となる皇女
どかてい
宮様を娶りし禰宜や神在り月
紀和やよい
神無月宮様出雲にお輿入れ
ベルフラワー
屋敷神供物新たな神無月
ハムテル
氏神様の社務所は無人神無月
れんげ畑
ものぐさの神は留まり神無月
理子
旅立たぬ貧乏神や神無月
老人日記
神無月貧乏神は出て行かず
おーかゆかり
神無月貧乏からは抜けられぬ
さとう七恵
出遅れし土佐の神々神無月
四万十太郎
淋代の海の鳴りをる神無月
こおりさと
男体山(なんたい)の堂々たるや神無月
宮すみ女
神無月明日明後日遠筑波
ゴマ四郎
筑波嶺のくっきりと立つ神無月
泰然
武蔵野に珈琲香る神無月
井上じろ
神無月三輪三山の朝ぼらけ
真沙
御嶽の神に厳しや神在月
くさぐき
御嶽のおしづまりあれ神無月
めいおう星
赤福の本店に湯気神無月
とりとり
京の神東京の神神在月
井上じろ
奥美濃の一揆の闇や神無月
金子加行
稲佐浜風の囁く神無月
一心堂
神在の月に稲佐の浜に立つ
貴薫
神無月稲佐の浜へ月の船
根子屋
出雲へと届け鈴の音神無月
いち瑠
神在月これから発つという電話
あい
神無月旅の話を次々と
ぐみ
神無月ふらりと降りる風の駅
酸模
水明り帰る家あり神無月
未貫
境内の朝の箒目神無月
ようちゃん
箒目の大雑把なる神無月
たんと
神無月白木の鳥居黒ずみぬ
きのと
神無月古りし社の祭事暦
江戸人
千木高く神在月の大檜皮 
巫女
神無月社殿造りの電話室
らっこマミー@明治神宮の入り口の電話ボックス
玉砂利にしくと足音神無月
山上 博
ろうそくの火の痩せてゆく神無月
木黄木林
神無月廃れし社の供え物
雪虫
神無月参道洗うつむじ風
竹春
霊峰の今定まれり神無月
兀兀
漆黒の恵比寿を磨く神無月
どっこいしょ
狛犬の牙にお御籤神無月
毛利あづき
狛犬に留守の伝言神無月
白豆
狛犬が留守を預かる神無月
澄海
神無月留守を預かる榊かな
みかん
あれは留守預かる鴉神無月
雪うさぎ
留守番の賽銭箱や神無月
しゅんかん
賽銭箱の上に猫神無月
のり茶づけ
神無月猫が丸まり留守預かる
玉虫虫
神無月留守居の猫のふうと云ふ
クズウジュンイチ
神妙に放る老猫や神無月
とおと@放る=まる
猫集う朝の日だまり神無月
四六三
家出せし猫捜しをる神無月
菜月
猫と猫でなきもののゐる神無月
吉村一音
家犬のいまだ帰らぬ神無月
まどん
神無月どこか懐かし山羊の声
すずめ
神無月赤目の野羊の生まるる夜
葦信夫
こはそうな鴉あつまる神無月
三輪えつし
神よ神鴉らさわぐ神無月
軌一
騒がしき鳥や神無月の朝
緑の手
廃屋の屋根に烏の神無月
誉茂くう子
烏骨鶏の聲澄み渡る神無月
大阪野旅人
神無月千木にまつはる鳥四羽
とおと
ダンボールハウスにひよこ神無月
小泉ルリ
神無月ふくら雀の群れゐたり
Muse
寝惚け鳥やさしく還す神無月
有櫛水母男
明日絞める長鳴鳥よ神無月
雪うさぎ
すずめにはすずめの会話神無月
とりとり
神無月海溝に亀沈むらむ
有櫛水母男
要石深くしずめよ神無月
靫草子
要石に託す大地や神無月
その石に触れば鬼来る神無月
雪うさぎ
天井に鬼目の夜や神無月
かえるりん
石室のよく乾きたる神無月
登美子
名もゆかし神去り村の神無月
相模の仙人
神無月仁王の口の弛びけり
ヤスハル
神無月千手の上の千の闇
紆余子
仏壇の埃りを払ふ神無月
川島欣也
仏壇の造花は揺れず神無月
大阪華子
燻炭の痩せゆく山や神無月
n.s.sayaka
滝壺の渦轟々と神無月
天めざす
神無月鳴き龍猛る海の道
小雪
掘割を巡る小舟や神無月
しかもり
小波の夜へ船着く神無月
三島ちとせ
神無月いづくにも魚見えてをり
茨城翔子
リュウグウノツカイ浮きたり神無月
天宮風牙
伏流水湧く海の底神無月
露玉
神無月松に流るる水の音
丸山清子
抜きん出て旨き水なり神無月
みなと
神無月おほきく箸を使ひけり
茨城翔子
八雲立つどぜふ喰ひたや神無月
巫女
神無月破子(わりご)の蕎麦の幾重ね
きらら☆れい
立ち喰ひのささめうどんや神無月
百草千樹
ぜんざいの湯気立ち上る神無月
神戸鳥取
豆腐屋の豆の香嬉し神無月
ひろし
おでん屋のカラシに泣いて神無月
時雨
白濁のスープふつふつ神無月
挽肉になる前の肉神無月
音絵野あよ
はらわたを好きなだけ喰ふ神無月
七七子
漬物の樽干す匂い神無月
芭菜々
神無月妻よりごはん受け取りぬ
やにほ
神無月ふたりの朝を歩きけり
未々
届きしは破談の手紙神無月
ひろろ
黒白をつけぬ示談や神無月
はまゆう
妙案の浮かばぬ議論神無月
香山のりこ
神無月よからぬことを考へる
春爺
花札へ連絡先を神無月
猫ふぐ
神無月達磨の右の目の行方
とうへい@愛媛県知事選挙・・どうなるか。
鉄鍋の錆びに驚く神無月
金太郎
神無月故障してゐる炊飯器
どかてい
神無月柳刃包丁は片刃
ポメロ親父
一振りの行方は知らぬ神無月
狸漫住
式台の十手取り縄神無月
トレ媚庵
神無月江戸で悪さのひとつでも
三重丸
神無月集金に来る薬売り
山走子
辻占の客の背うすき神無月
中原久遠
神無月風呂場で煙草吸う女
北大路南天
二丁目のママの口髭神無月
天宮風牙
神無月駅西口のラブホテル
暁鶏や吐くもの白き神無月
神無月水買うことに慣れました
猫ふぐ
外来の長椅子硬し神無月
大阪華子
神無月胃の腑に穴の開きにけり
川島欣也
息吐けば夜気入る肺や神無月
樫の木
神無月帝王切開は明日
きうい
神無月に病みて薬湯よそよそし
このはる紗耶
神無月うがい薬を水に溶き
ポメロ親父
参道は異人ばかりや神無月
るびい
バチカンの無口な衛兵神無月
らっこマミー
神無月イギリスポンド暴落し
桂介
神無月止めよロシアンルーレット
でこはち
神無月ドラキュラ侯とすれ違ふ
三重丸
サルトルを解らず仕舞ひ神無月
ハラミータ
神無月カイゼル髭のニーチェかな
十猪
ツァラトゥストラ大いに語る神無月
小市
クロサワもオヅも去りなん神無月
安安
甕棺の尻は西向き神無月
初蒸気
木簡に認められし神無月
むじーじ
徒然草手に取る夜や神無月
八十八五十八
古書店に繙く一書神無月
小町
古事記読む神無月の夜盗み酒
日暮屋
干されたる和紙の白さや神無月
夢堂
神無月洋書の匂ひ確かめり
幸久
短調に弦緩みたる神無月
マーペー
神無月出を待つシテの面かな
あつちやん
神無月浄瑠璃人形袖で泣く
あむろ
太郎冠者附子舐めつくす神無月
矢野リンド
大根の立ち上がりたる神無月
老人日記
神有月出雲の巫女は筆達者
木一路
神主の次女の嫁入り神無月
松本 だりあ
ジーンズの巫女の出勤神無月
杉本とらを
学僧の頭あをあを神無月
春川
神無月墨たっぷりと老師の書
露玉
権禰宜は書物片手に神無月
ペコちゃん
神主の悪所通いや神無月
小市
神無月宮司は巴里に出掛けけり
神無月大酒食らう宮司かな
もね
千年の美酒のうたげや神無月
のりりん
酒粕の蔵元談義神無月
ふわり子
二杯目もサムライロック神無月
みなと
神無月非常口より逃げる影
もね
裸婦像を踊り場に見る神無月
ジャンク堂
神無月煙突にある湯の名前
鞠月
銭湯は定休日なり神無月
笑松
湯治場に馴染みの顔や神無月
勿忘草
茶柱の底に眠れる神無月
今野浮儚
神無月鴨居を占拠する遺影
鞠月
夜景とは鉄の臭さや神無月
土井探花
神無月ノブの冷たき朝ありて
紅の子
神無月締まらぬ蛇口の音高し
香舟
しゃらと鳴る切れた電球神無月
樫の木
神無月人感センサー止まぬ夜
金銀パール
神無月監視カメラが増えている
七七子
街ぢゆうにカメラ貼り付く神無月
牛後
神無月防備手薄にならぬやう
井上じろ
神無月防災訓練支部旗持つ
ふわり子
ヘルメット積みたるヒュッテ神無月
ヤスハル
診療船泊まってをりぬ神無月
るい子
地下鉄のうつろをすすむ神無月
音絵野あよ
機は地上一万メートル神無月
越智空子
地球儀にピンのしるしや神の旅
直躬
天球儀まはせばとまる神無月
稲穂
宇宙には鉄の浮きたる神無月
牛後
神無月大和は神の血を濃くす
桜井教人
神無月かつて日本紙の国
めいおう星

並

一人だけ月をながめる神無月
いたちゃん
空一面鈍色となり神無月
タケ
雲ひとつ迷い神らし神無月
泰 徳人
空気澄雲流れゆく神無月
立香
天気図の先行き見えず神無月
いでお
空へ息つきたる人へ神無月
縹あい
大空の狭きに見ゆる神無月
嘉子
青天の屋根たたく音神無月
八木ふみ
神様も少し気晴らし神無月
目黒輝美
神無月空から神の予定表
みえ
神無月今年は欠席いたします
ひろくん7さいのママ
かんなづきいえつくるのとちがうっす
ひろしげ7さい
神無月「もともと」なんて小石蹴る
廿枝みわ
非日常偶には良いか神無月
月光庵
どうせなら神在月へ詣でよか
北まぐれ
いざ行かん神有月の願い事
奈良翁
神無月不思議と願いごとの増え
願ひ事神の数ほど神無月
てまり
神無月神棚掃除留守もよし
暇親爺
かしわでを大きくたたきかんなづき
さだ子
柏手の響き拡がる神無月
ゆるり
神無月賽銭入れず願い事
おはぎ
さい銭を入れて疑う神無月
木漏れ日
神無月賽銭箱の軽きかな
嘉子
供え物全部残れる神無月
木 よし
次々とおみくじ外れ神無月
瀬紀
大吉を固く結びて神無月
神無月ただ今神々は出張中
竹内一茶
留守番の上目遣いや神無月
長緒 連
神無月月の船ゆく六福神
花屋
神無月新装束やゑべっさん
藤紫
えべっさんの袖まくりして神無月
nell
出稼ぎのゑびすはいずこ神無月
寸人
氏神のしめやかなるや神無月
左都
神無月山の神さえ旅の空
のひろ
神無月山の神たちご一緒に
誠実庵
一番のお国はどこか神無月
山風禅
神の無事神に祈りて神無月
慎吾
無神者もふとこころぼそき神無月
丸助
神の手は出雲にありて神無月
枯れ木の日向
手を合わせ出雲へ祈る神無月
美月
神無月出雲大社に影長く
柳葉魚
行き先は我も出雲の神無月
湖鐘恭子 
神無月島根に行かぬ神もいる
公毅
神無月島根は鳥取のひだり
有櫛水母男
神無月いづもの空気澄んでいる
玉花
おおやしろ神が集へる神無月
神無月出雲大社神在祭
果林
神在月出雲大社は宴会場
亜寿紗
神無月出雲の国は細長く
誉茂くう子
出雲へと息災祈る神無月
よりみち
神無月神立風や出雲国
かげろう
神無月澄めり柏手は出雲へ
山樫梢
拝礼を出雲に合わす神無月
星降松
出雲より高飛びしたり神無月
ゆみづき
出雲路の渋滞いかに神無月
寒露
神無月高速道路出雲着
旧重信のタイガース
出雲路や夜行女子バス神無月
小笑み
出雲までダイヤ辿りし神無月
ねもじ
出雲行き夜汽車に揺られ神無月
ふみ
腕時計を持たぬ旅立ち神無月
ラスカル
みちのくのこけし可愛や神無月
茶子(ちゃこ)
神無月ホテル出雲は満室です
可不可
米子まで宿は満室神無月
お笑い迷人
三輪山を御神体とす神無月
kokoro
神無月熊野古道の道しるべ
どんぐり
神無月御嶽山に煙上る
尚川
瀬戸内をわたるひとなし神無月
四万十のおいさん
神無月京長崎の神々も
山香ばし
大宰府に人の杜あり神無月
心音
神無月結願の寺大窪寺
木 よし
妻と行く那智の鳥居や神無月
ちびつぶぶどう
子規堂に虚子の写真や神無月
我楽句多
年一度上野額屋に神無月
位子
武蔵野に鞍橋の音神無月
蘭丸
神無月されどつれなき伊勢の杜
はるか
神無月といえど鳥居をくぐる朝
もりまいまい
大鳥居青空に映え神無月
笑松
路地の奥赤き鳥居や神無月
百合の蕾
岬ごと狼煙跡あり神無月
郡里
神無月ざざざと揺れる留守社
澄華
神無月苔を落とせし道祖神
正則
山国の色を無くして神無月
東山
山風にのりて鳶の輪神無月
石井せんすい
神無月社の庭に人気(ひとけ)なく
秋桜
磴のぼり広ごる神社神無月
寅文
染まりし葉日に照らされて神無月
美泉
神無月神木の影道渡る
来一路
とつぜんに木の葉の騒ぐ神無月
白川葎
カラカラと風辻駆ける神無月
靫草子
夜の音研ぎ澄まされし神無月
松仁
海鳴りや旅人帰る神無月
Mコスモ
捨て船の錆びし櫓杭や神無月
しげる
人去りて波音だけの神無月
紅映
磯の香と波音かなし神無月
喜多輝女
水底に眠る町の灯神無月
今野浮儚
神無月河口に残りし古戦場
茂人
神無月夫の墓石を斜交いに
お手玉
仏像の影も深まる神無月
福熊猫
草低く野仏顔出す神無月
福田輝山
達磨忌のだるまにらみし神無月
神無月我走り投ぐ伽藍党
ジンベイ貮拾陸
米一俵とても持てない神無月
あきさくら洋子
子や孫と靖国詣で神無月
杜若
縄を編み子らに伝える神無月
蒲公英五十二
神無月小学校からの友達引っ越した
グリコ
鳥居下三角ベース神無月
しば蒼玉
神留守も良縁多き神無月
紗々
過疎地には花嫁来ても神無月
ケイコ
神在月次女の良き縁お頼みす
誉茂くう子
神無月昔の恋を思ふ頃
文月さな女
ぎこちなき乙女の恋や神無月
田山(たあさん)
神無月結婚記念日忘れかけ
花筏
闇夜にて巫女舞踊り神無月
彦山
神様に嫁ぐ喜び神在月
木槿
娘の離婚なりて明るむ神無月
瀬紀
やわらかき今朝の悪阻や神無月
あさひ
おめでたの予定日近し神無月
おくれても生まれし子の名神無月
レモングラス
神無月赤子は無心で乳を飲む
空山
いそいそと初孫見に行く神無月
あさり
餅を背に転ぶ一才神無月
権ちゃん
手を引いた夕暮れあれは神無月
空清@チーム将軍
行先を背中で告げし神無月
よしえ
今はただじっと待つだけ神無月
麦花
神の留守例へばそれは夫の留守
ゆらり辺
神無月いつも在宅山の神
山々こばと
神無月神のいぬ間に羽伸ばす
詩季
蕎麦食いに出雲へ行かん神無月
驢人
釜揚げそば召して戻るや神無月
七草
コンビニの弁当ばかりや神無月
写俳亭みの
たこ焼の熱さ円やか神無月
津葦
旅先の地酒の荒らし神無月
和のん
沁みてゆく酒もココロも神無月
犬烏賊
旅先の地酒の荒らし神無月
和のん
神無月ウイスキーにも神揺らぐ
ときめき人
葡萄酒を飲み比べてる神無月
さきの咲野
神無月妖が出でては酒を惑わし
カンナちゃん
無礼講気の向くままにゃ神無月
バーバラ
夜の街神無月とて千鳥足
がん田
神無月大き鼾で寝まる猫
慎太郎
神無月猫の眼(め)潜む九寨溝
ニャン安
神無月社の横で猫丸く
てんまる
猫たちが鈴緒で遊ぶ神無月
翠沢芽唯
猫の背や寂しさかもし神無月
珠桜女あすか
神無月犬が我が家を守りけり
たかちゃん
神無月熊に追われる夢が覚め
小林大山
カメレオン枝と化したる神無月
毎毎
空青き鳥の群れ立つ神無月
笹百合
蝶の藪刈り残し早神無月
柳路
売られゆく牛の涙に神無月
ぐべの実
山猿のしたい放題神無月
奈津
老猿や陽射し居座る神無月
内藤羊皐
神無月鯉観念の眼剥く
江戸人
屋根裏の鼠眠るや神無月
竹春
優駿の地響き荒し神無月
てぃ
自転車の鍵忘れけり神無月
いさ
神無月不在着信ありにけり
ちえ
整理券待てる人あり神無月
輝凛
神無月自分さがしに行かれたか
つむぎ
人生の片道切符神無月
小木さん
やめるのは簡単なこと神無月
小木さんの娘
一つつき二つ嘘つく神無月
俊明
ひたすらに派遣の日々や神無月
遷太
台所ボイラー唸る神無月
パオ
庭仕事一段落し神無月
黄昏草
為すことの多くあれども神無月
ふふ
引越しの急に決まりて神無月
みつこ
奥津城も磨きねまるや神無月
間野
花屋にて花の話を神無月
まろう
大安に耳穴あける神無月
風待人
診察の前に空見る神無月
石英
看護婦の来るまで独り神無月
菊池洋勝
物干しのしめり残るや神無月
間野ぷうちゃ
寝返りを打って縮まる神無月
何をみんみん
今夜から冷え強まると神無月
黒兎
早い目に雨戸を閉める神無月
菜煮藻でん
神無月大津皇子の無念かな
でらっくま
神無月佇む翁句碑拓し
幸(さち)
ノーベル賞祝賀ムードの神無月
芭治留
神無月刑事のような二人連れ
友達と喧嘩をしたよ神無月
便りくる西の友より神無月
せり花
なおさらに大きくふる手神無月
台所のキフジン
来し方の迷ひさまざま神無月
江戸人
歌声のかすれし夜や神無月
想予
泣くために聴くユーミンや神無月
斯く語る独りぼっちの神無月
神無月夜空見上げる誕生日
かなぶん
神無月澄み渡る空深呼吸
石田麦子
神無月格言好む一家なり
空見屋
書は余白そして句もまた神無月
隣安
失くし物探してばかり神無月
晴好雨独
欲しき本すべて買へざる神無月
吾平
神無月窓辺でひらく赤き本
ヒカリ
忠敬の地図を片手に神無月
竹庵
野球場に静寂戻りて神無月
がめ
神無月球場の椅子濡るる儘
土井探花
球場にアメリカ国歌神無月
渕野陽鳥
ストッパーニヒルに笑むや神無月
秋月
日を崇むヨガのポーズや神無月
弘子
神無月踵硬くなりにける
千代姫
神無月留守番電話ハ無休ナリ
もちずきん
神無月ネット出来ずに困りをり
螢寿
神無月収支の合わぬ小遣帳
馬場 馬子
神無月米価下がりし米農家
髙橋冬扇
神無月手形落ちるは運次第
ひょっとこ
合格の祈願は絶えず神無月
八木高穂
神無月研修会の込みをりぬ
富士山
漂泊の思ひ止まずや神無月
しおあん
神無月といふも常より不在にて
春野いちご
神無月何語りしか出雲にて
石田アツ子
神無月神主の行くバスツアー
車話
御札持つ巫女の手白し神無月
芳青
紅をさす巫女も人の子神無月
樋口亜茶子
巫女らが笑いさざめく神無月
紅あずま
みやげにと勾玉見愛ず神在月
木公寺 恵
一本目は折りしマッチ神無月
山香ばし
足袋洗ふ鞄磨くや神無月
桜里
神無月箪笥の角に福来たれ
玲明
万華鏡日にかざす子や神無月
白玲
二度三度鍵確かむる神無月
ぽむ紅玉
天井のシミ数えたる神無月
隣りの芝は葵さん
神無月思い更けるは母の味
能登えんぷてい
神無月二泊三日の母の旅
雪花
神の留守女系で悪いか大塚家
大塚迷路
神無月の夜消えた父はまさか
東てるっち
母となる妻にはならぬ神無月
まんじゅりか
神無月銀婚の妻えびす顔
甘蜜
神無月たまには妻と旅にでも
晴好雨独
杖にぎる手の細きこと神無月
望月ゆう
花埋む友の棺や神無月
一生のふさく
神無月家から送り出す棺
奈津
里親の決まらぬ子猫神無月
まどん
神無月吾子の人語の辿々し
理子@最近、何となく意思疎通ができるようになって
神無月球根は目を閉ぢてをり
ぷりむら
神在月二日遅れの返事来て
野乃
俺だよに何方と返る神無月
むじーじ
神無月藪医の貧乏ゆすりかな
でこはち
海外へ妻の渡航や神無月
岐阜の屋根の草
神無月我が家も留守の異邦人
モンブラン
冷や汗やエボラかすめる神無月
鈴音りん
ダウ上げて日経下がる神無月
ぐべの実@ダウ:米国株価指数  日経:日本株価指数
同胞の忌日度忘れ神無月
加和 志麻
神無月死を背負い込むマルコの書
紗蘭
ダ・ヴィンチの人体素描神無月
田中ブラン
美術部のトルソ逞し神無月
可不可
沈む陽へパラグライダー神無月
倉戸せいら
願ひ事転送機能神無月
ひでやん
神無月神は「どこでもドア」利用する
ひよとり
ドアノックきみいないんだ神無月
藤鷹圓哉
化け物も神もおやすみ神無月
みよしい
神々の仮想パーティ神無月
桜阪れい
trick or treat!小さな魔女と神無月
理子
神無月解き放たれるペガスス座
根子屋
我独り月の女神と神無月
安安@隣安の弟子、安安再挑戦です。
神無月古墳調査の青シート
誉茂くう子
伝統は太き骨なり神無月
こま
日乃本は神代の国よ神無月
しげ爺
神無月神話猟師の星見たり
甘泉
人類をひとり残して神無月
鞠月
神無月きみに宇宙な明日がある
関屋

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