俳句ポスト365結果発表

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  3. ジャケット

第90回 2014年10月30日週の兼題

ジャケット

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

乗り込んで来たるが同じジャケツとは
あい
わしわし歩くジャケットの襟立てて
とおと
ジャケットを忘れた場所を教えない
さとう七恵
ジャケットに腕と決意を通しけり
ハムテル
ジャケットの羽撃く逆巻く風の中
桂介
ジャケットや革のなれたる三年目
まどん
革ボタン撫でてジャケット馴染む朝
関屋
擦り切れてジヤケツト頼もしくなりぬ
みちる
ジャケットのほつればかりを見てゐし日
とおと
代はり映えしないジャケットまたも買ふ
矢野リンド
ジャケットの内ポケットにある名前
喜多輝女
お揃いのジャケツに船のエンブレム
笑松
ジャケットに曰くありげなエンブレム
不知火
ジャケットの猫背のままに吊られけり
ヤスハル
ジャケットの肩胛骨に吊られをり
百草千樹
さみどりの妻の見立つるジャケツかな
杉本とらを
慎ましき父のジャケツに強き皺
ジャンク堂
ジャケットにアスコットタイ父よ父
いち瑠
ジャケットの父や聖者のごとく見ん
みなと
ジャケットや遠くに見えて兄と知る
芳青
ジャケットのあれが長男二男です
みなと
ジャケットの年寄ばかり揃ひけり
井上じろ
ジャケットに肩を余して初老なる
牛後
ジャケットの襟整える猪首かな
菊池洋勝
ジヤケツトの男をつける大男
葦信夫
もこもこのニットジャケット着て巨漢
ポメロ親父
先輩は遠し杉織りのジャケット
かえるりん
紺色よ女子高生のジャケットは
ちびつぶぶどう@JK
腕組みをせし監督へジャケットを
三島ちとせ
ジャケットをはおりナースの昼餉時
こおりさと
金鎖垂らし仏語教授の古ジャケツ
樫の木
コンシェルジュジャケツの胸に銀の鍵
小雪
網棚に置かれしジャケツ山手線
山走子
ジャケットの赤丸ノ内線の赤
音絵野あよ
丸の内ジャケツの群の動きゆく
小雪
樟脳の匂うジャケット南武線
らっこマミー
ジャケットを愛し銀座の灯を愛す
三輪えつし
ジャケットに月明かりせる銀座かな
井上じろ
ジャケットと洒落て馬車道だった道
野風
ツィードの多かり外苑のジャケツ
野風
風を受くジャケット海岸線南下
小泉ルリ
ジャケットの襟直す駅前広場
如月あおい
ジャケットを窓辺に吊す夜汽車かな
寸人
ジャケットの父と別れた深夜バス
ちびつぶぶどう
いざ観光ジャケット羽織りつつ降車
八十八五十八
摩天楼へジャケット投げる孤独かな
竹春
オペラ座にジャケットという闇と星
東てるっち
ジャケットを脱げば倫敦の夜霧のにほひ
緑の手
ジャケットの祈る背丸し大聖堂
福田輝山
いつもの注文ジャケットは定位置
マーペー
ジャケットに角の小瓶をしのばせて
あつちやん
ジャケットにくるまれきたる酒と友
稲穂
ジャケットを掴みて発ちぬ赤ちようちん
ジャケツトを椅子にポトフの話とか
葦信夫
ダージリンの香ジャケットの彼
ふーみん
ジャケットの芯より香りたる紫煙
縹あい
おさがりのジャケット父の煙草の匂い
台所のキフジン
抱きすくめらるジャケットの煙草の香
雨月
このジャケットに覚えさせられた煙草
奈津
ジャケットに煙草の香るカウンター
一心堂
ジャケットや酒と煙草とチャンドラー
ぼたんのむら
ジャケットの胸の内にドグラ・マグラ
いもとやべえ@「ドグラ・マグラ」=夢野久作の、狂気と殺人を主題にした長編幻想小説
ジャケットにいつもの禁煙パイプかな
すずめ
ジャケットのポケット領収書でるはでるは
ぼたんのむら
ジャケットの衣嚢の古き領収書
川島欣也
ジャケットから出てきた去年の二千円
ポメロ親父
ジャケットに仕舞い忘れた二千円
竹庵
ジャケットやポッケの底に五百円
巫女
ジャケットに残る去年のティッシュかな
しげる
ジャケットから前の前の恋の切符
初蒸気
あの頃の映画の半券ジャケットに
樋口亜茶子
ジャケットにフェリーの半券残りけり
灰色狼
ジャケットに外れ馬券のまぎれ込む
渕野陽鳥
快晴の街にジャケット持て余す
江戸人
弔問の黒ジャケットに滲む雨
理子
海近しジャケットの襟かき寄せる
銀命堂
着岸に皆着始めるジャケツかな
ゆるり
ジャケットの衿星屑の匂いつけ
砂青
ジャケットに絡む小さき風のあり
甘泉
新調のジャケット空の明るさよ
みなと
空の蒼さへ叩きつけるジャケット
猫ふぐ
占いは最下位ジャケット赤選ぶ
でらっくま
被せたる赤きジャケット霊安室
このはる紗耶
ジャケットにメントールの香夜はそこに
紅あずま
酢酸の匂い染む名残のジャケツ
山香ばし@暗室の現像液
ジャケットに鼻押しつける子も犬も
小市
ずぶ濡れの子犬と黒いジャケットと
中原久遠
ジャケットの肩から舌をだすチワワ
ちびつぶぶどう
ジャケットに包まれ来たる子犬かな
はまゆう
ジャケットにくるまれて来た猫がこれ
七七子
ジャケットのポケットに飼うカメレオン
はまゆう
ジャケットや飴ビスケットときに鳩
まんじゅりか
ジヤケツトに君は眞白き鳩を飼ふ
葦信夫
ジャケットの赤より鳩の飛び立ちぬ
雨月
ジャケットの金の袖へと隠す鳩
旧重信のタイガース
用心深きジャケットが邪魔になる
毛利あづき
ジャケットをまづ脱ぎ給え知識人
七七子
肩書の失せて頼りはジャケットのみ
初蒸気
ジャケットの青年に大人への憂愁
輝凛
もろともに捨てよジャケット長き思慕
芭菜々
ジャケットやなくしたことばがみつかった
ふわり子
ジャケットを着せトルソーの背に憂い
縹あい
人待ちのジャケット木椅子の背のオブジェ
緑の手
椅子の背にジャケット疲れはてている
小市
椅子の背にジャケット着せて模擬試験
鞠月
参観日の浮いている白いジャケット
マーペー
ジャケットや教師は背中ばかり見せ
四万十太郎
ジャケットの袖チョークで白いから教師
鞠月
ジャケットの子ら教祖役信者役
音絵野あよ
先生のジャケットの肘パッチかな
天宮風牙
肘当てのあるジャケットや絵具匂ふ
天宮風牙
ジャケットに絵の具モンマルトルの丘
中原久遠
ハチ公を横にジャケツの釦とむ
七草
MCのジャケットきつい釦かな
登美子
ジャケットの釦留まらぬこと内緒
雪うさぎ
ジャケットのまま乗用車から軽トラへ
大塚迷路
ジャケットの男夕波見つめをり
神戸鳥取
ジャケツ振る位大きなサヨウナラ
花屋
ジャケットを振れば応える大漁旗
稲穂
ジャケットは卒業以来です多分
四六三
ジャケットやいやなにちょっと一泊で
大塚迷路
手術日の決まりジャケット新調す
台所のキフジン
ジャケット着て引受人の印を押す
蘭丸
碁会所に足の向きたるジャケットよ
すずめ
父さんのジャケツは重し形見分く
七草
形見分け終へて残りしジャケツかな
未貫
だぶだぶのジャケツが次は課長とや
るびい
ジャケットは三着課長の一週間
でらっくま
ジャケットの記者の棒読み午前五時
今野浮儚
離島守る医師やジャケットひるがへし
このはる紗耶
ジャケットの裾引く女夜の淵
紅あずま
虫食ひのジャケツ着て工夫の休日
樫の木
職人の父ジャケツ着て写真館
どかてい
夫帰るジャケットに怒気孕みつつ
まどん
ジャケットの中のゲバラもまた青春
春川
派手なジャケット反抗期の旗として
睡花
殴るべしジャケツ輝きつつ走る
茨城翔子
ジャケットを吊るして四年ム所帰り
風待人
いっせいにジヤケツトさぐる着信音
丸山清子
息あげて夫へジヤケツト届けたり
丸山清子
ジャケットやたしかに母は二度家出
空見屋
ジャケットを脱ぎすて妻でなし母でなし
空見屋
ジャケットを脱ぐ間のなくてシンデレラ
ジャケットや我スキタイを父として
根子屋
ジャケットよいざモナリザを見に行かん
奈津
ジャケツ古しレノンのサイン似せて記す
茨城翔子
ピーターラビットジャケットの襟正す
雪うさぎ
灰にせよかのジャケットとタンゴの夜
中原久遠
ジャケットも夜の悪行も吊るさるる
蘭丸
皮ジャケツ確かな竜の匂ひあり
隣安
ジャケットやイタリー製といふ呪縛
ハラミータ
ジャケットの仕立ては比翼神楽坂
理子
ジヤケツトに与謝野鉄幹歌集あり
紆余子
ジャケットの銀の造花を供華とせむ
雪うさぎ
ジャケットに形見のカメオ影強し
しば蒼玉
買い回るバケツジャケットビスケット
田中ブラン
ジャケットポケットソケットフィラメント
心音
ジャケットを預けて本気のもぐらたたき
猫ふぐ
美味いものでも喰って来いジャケットより長財布
日暮屋
これで美味いものでも喰えとジャケットより割り箸
日暮屋

並

ジャケットをきないほうほうかんがえる
ひろしげ7さい
ジャケットをきなくていいならきたくない
ひろしげ7さい
ジャケットをオレいちまいももってない
ひろしげ7さい
手を通すジャケットの裏地ひんやりと
黄昏草
ジャケットのキュプラの裏地ひんやりと
さきの咲野
お気に入り羽織るジャケット顔しまる
たかちゃん
ジャケツトを羽織りて風となりにけり
あさひ
ジャケットの襟かきあわせ急ぐ道
かくみみ
風吹きてジャケットの前掻き抱く
原ひと葉
ジャケットの前開けようか閉めようか
山樫梢
ジャケットのボタンとめよかはずそうか
どっこいしょ
ジャケットの右のポケット型崩れ
雪花
ジャケットのポケット探り穴ひとつ
しおあん
ジャケットの虫食い穴に指通す
隣りの芝は葵さん
袖山に影しがみつくジャケットや
紗蘭
ジャケットのほころぶ袖口歴史あり
ゆ~
ジャケットの袖を通して急ぎ足
星降松
ジャケットの肘擦り切れつなおいとし
泰 徳人
ジャケットの中のなで肩薄きこと
有櫛水母男
今年またジャケットの肩落ちてゐる 
蓼蟲
ジャケット使い古して良い色に
おーかゆかり
帰り道ジャケットの襟立ててみる
金銀パール
ジャケットの襟など立てて洒落てみる
一生のふさく
ジャケットの徹夜の朝を襟立てて
坐蔵
ジャケットの襟立てており若き父
どっこいしょ
ジャケットの襟立て友の母送る
やっぱり華緋
ジャケットの襟たて歩く独りの夜
老人日記
ジャケットの襟を立て居る独りの夜
たんと
ジャケットの衿立て急ぐ外階段
花筏
ジャケットの衿立てて聴く国訛り
俊明
ジャケットの襟を立てつつ銀座裏
ふふ
ジャケットの襟立てる風おいて来て
桜井教人
ジャケットの襟立つ飛べぬ人のため
ラスカル
ジャケットを羽ばたかせつつ街を行く
仁右衛門
ジャケットのネームかすかな匂いかな
木槿
古ジャケツ防虫剤の臭気かな
嘉子
ジャケットに重ね羽織るや樟脳を
友香
ジャケットとナフタリンの香羽織る朝
ゆうゆう
ジャケットにかすかに残るナフタリン
がん田
ツイードのジャケット着こなす粋な人
小笑み
ジャケットは少し厚めのチェック柄
小林大山
小さき悩みよリバーシブルジャケット
大阪華子
不揃いのペアリバーシブルジャケット
夢ちゃん
ミリタリージャケットの泥風赤し
長緒 連
前歩く同じジャケット距離あける
松風
目が合うて同じジャケット着る人よ
宇摩のあかつき
ジャケットが似ていたけれど違う人
てるこ
ジャケットの後ろ姿が似てをりぬ
郡里
ジャケットの後ろ姿はパパじゃない
おはぎ
隣あふジャケット好もし知らぬ人
きらら☆れい
ジャケット着る男が闊歩してゆく
しゅんかん
父の名の残るジャケット吾包む
小田慶喜
ちさきころ父のジャケット隠れ着て
鈴音りん
お上がりのジャケットや父ご愛用
和のん
空き部屋に父の匂いの古ジャケット
ますみ
万年筆父の形見の古ジャケツ
麗門
ハンガーに父のジャケット形見分け
車話
父逝きて仕立てしジャケツ羽織りみる
左都
在りし日の父のジャケットそのままに
巫女
亡き父の魚の染みたジャケツ手に
山香ばし
亡き義父のジャケット潮の香と舟券
可不可
すぐそこまで夫のジャケット羽織り行く
きのと
転寝に夫の匂ひのジャケツ掛く
ヤッチー
ジャケットや胸温まる夫の声
百合の蕾
ジャケットの夫毎日が日曜日
渕野陽鳥
母は又ジャケット替えて朗らかに
珠桜女あすか
ジャケットの母の香くすむ洋ダンス
てぃ
ジャケットは祖父のお下がりギタリスト
らっこマミー
ジャケットにステッキ祖父の在りし日よ
ゆみづき
ジャケットの生地裁つ祖父の長き指
はるか
ジャケットに栄光滲むエンブレム
藻川亭河童
ジャケットの胸エンブレム青年団
むすびめ
ジャケットで名刺代わりのエンブレム
紗々
ジャケットや部下には訳を訊かずとも
甘蜜
住職がジャケット着替え子と遊ぶ
岐阜の屋根の草
新調のジャケツ彼女の頬赤く
ぱむだ木下
ジャケットの赤色選ぶ心地よさ
ばんしょう
赤ジャッケト行くよ足早交差点
バーバラ
公園をジャケットの赤駈けてをり
あかさたな
別れ際赤いジャケット母に掛け
ちほみ
ジャケットの赤色似合ふ歳となり
高橋冬扇
ハイチェアー赤ジャケット着てオンザロック
東山
思わず躊躇するジャケットの赤
小泉 なぎさ
思ひ出の赤きジャケット五輪の灯
瀬戸 薫
遠ざかる赤いジャケット峡の道
きのと
還暦のダウンジャケットの赤映ゆる
ひろろ
裏日本赤きジャケット映えにけり
露玉
ジャケットの裏地に赤を選びけり
山上 博
スピーチやヒラリーさんの赤ジャケツ
まどん
二女選ぶ我のジャケット朱色なり
石英
派手かしら朱のジャケット晴れやかに
石田アツ子
これいい!と並んだジャケットいつも黒
ジャケットの黒華やかに着こなさん
あさり
探偵の黒ジャケットと黒眼鏡
ときめき人
黒ジャケのネクタイの色選べない
野純
大仕事こなして白きジャケットに
小町
白ジャケツCEOの浮かぬ顔
麗門
ジャケットの灰青色を誇りとす
トレ媚庵
ジャケットのほのかな熱さそのグレイ
ヒカリ
ジャケットの色茶色かなグレーかな
レモングラス
初めてのグレーのジャケットすまし顔
空清@チーム将軍
走り出すジャケットの色ダークブルー
ハンダフミヨ
空色のジャケット夢を軽くする
のひろ
空色の恋するジャケットカフェテラス
望月ゆう
往く人の緑は強しジャケットや
雪虫
駱駝色のジャケットでゆくビルの谷
直躬
雑踏の瑠璃色のジャケツ君かと思う
香舟
茶ジャケツが海老茶ジャケツに無理を言い
山香ばし
肩当をはずたジャケット飛行機雲
ねもじ
ジャケットを空に預けて寝ころべり
なみ
ジャケットの背にすがりたき夜もあれば
hiromami
よれよれのジャケットに影寄り添いて
あきさくら洋子
ほころびたジャケットごとの君抱く
うらら4号
ジャケットにジュース一滴頬赤い
まこち
ジャケットが脱げぬこぽりと珈琲落ちる
玉虫虫
ジャケットを放る遊びに夢中な子
加和志真
ジャケットの子背筋伸ばし歩き出す
よしえ
ジャケットで駆け出す姿もう少女
白玲
ジャケットの少女剣士の畏まる
とうへい
ジャケットを着こなす彼は平成っ子
月光庵
初ジャケツ大人の気持ちドキドキ
彦山
ジャケットをあおり大人の心地して
風来坊
ジャケツ着て気持ちを張りて歩み出す
富士山
先輩のジャケット眩し学園祭
真沙
先生のジャケット借りる学芸会
夢堂
先生の着たきり雀ジャケットや
どっこいしょ
女教師のジャケットゆかし背にベンツ
可不可
ジャケットや見るから猫背の塾教師
す ず め
闘志秘めジャケット脱ぐや保護者会
クラウド坂上@中学3年生の進路相談の時期
ジャケットやつなぐ手しかとポケットに
紀和やよい
ジャケットのポッケは深し手の二つ
ペコちゃん
ジャケットのポッケに入れた飴三個
澄海
ジャケットの右のポケット飴ひとつ
丸山清子
コヒツジのジャケットのポッケにビスケッツ
電弦椿
ジャケットの内ポケットは小銭入れ
木 よし
ジャケットの何処へ入れよう鍵とパス
川島欣也 
ジャケットのポケットの鍵これはなに
杜若
ジャケットの内ポケットに秘密入れ
竹庵
ジャケットのポケットに去年の乾き種
ジャケツから半券君を忘れたよ
茶子(ちゃこ)
ジャケットに残る去年の招待状
南亭骨太
ジャケットに名残の紙幣見つけたり
詩季
ジャケットの中に亡き人メモ残し
軌一
ジャケットの内で捨て犬温める
Mコスモ
脱ぎたてのジャケットに乗るブチの猫
流木
脱ぎ置いたジャケットの中猫眠る
紅映
投げ捨てしジャケットじゃれ合う猫二匹
旧重信のタイガース
ジャケットは仔猫の褥目覚め待つ
ジャケットのポケットの中のハムスター
ひげダンス
とりどりのジャケツのはしゃぐペンギン園
でこはち
ジャケットの柄は滅びの後庭花
くさぐき@「後庭の花、花開くも復久しからず」より
ダウンジャケットネットプリント句集読む
くろやぎ
ジャケットを着ながら走る五分前
のり茶づけ
七時半ジャケットの擦れ合ふ電車
葛城蓮士
ジャケットに包まれ君に会う8時
くわみま
ジャケットの分だけ軽く出勤す
千里一歩
ジャケットの裏ふわふわと人の群
幸久
群なしてジャケット朝の改札へ
宮すみ女
ジャケットの皴伸ばしつつ駅急ぐ
まみん
ジャケットや学生達の立つホーム
しかもり
ジャケットの袖や泣いても無人駅
野乃
樟脳の香るジャケットバスの中
千代姫
ジャケツ着て旅の一座の移動バス
お笑い迷人
向かい風ジャケット膨らむバイク乗る
みかん
ハーレーを跨ぐジャケツの大男
やにほ
枯峠革ジャケットのハングオフ
紅の子@ハングオフはバイクのカーブの際の操法
ジャケットや行きも帰りも同じ船
あむろ
ジャケットを脱がせて今日のこの日差し
たま
ジャケットを脱ぎつつ語る今日の事
空山
ジャケットを肩にはおりて友と行く
さだ子
好きになる人ジャケットの似合う人
てまり
ジャケットの届く記念日ペアルック
kokoro
ジャケットを羽織って為せる軽い恋
春爺
ジャケットの片方濡れる二人傘
時雨
ほつれ縫いジャケットと恋よみがえる
廿枝みわ
ジャケットにまぶたの君を重ねみる
泥だんご
新婚のジャケット哀しセピア色
天めざす
ごめんねと告げてジャケットカフェのドア
天青
ジャケットの背にたてがみのゆらゆらり
擦れ違う人とジャケット同じなり
れんげ畑
ジャケットに残った君の温もりや
亜寿紗
ジャケットを取り落とす人拾ふ人
いさ
ジャケットの裾をツンツン吾子が呼ぶ
うさ美
ジャケットの袖テカテカの悪がき
ぐみ
ジャケットを試着の傍に妻笑顔
奈良翁
窓越しにジャケット選ぶかかぜが泣く
桜里
今買ひしジャケットどこに置き忘る
位子
ジャケットの値札を切って日を数ふ
もちずきん
値切るなら豹柄ジャケットひっかけて
うに子
姉妹集ふ巣鴨に遠出ジャケットを
螢寿
ジーンズのジャケット肩に若づくり
よりみち
年長けてジャケット二人そろいけり
秋桜
ジャケットの一着で足りる老い二人
馬場 馬子
老夫婦ペアのジャケット微笑まし
桜阪れい
七十をこえ出勤のジヤケツ着る
石井せんすい
スーツからジャケットに替え我定年
相模の仙人
引退しジャケット引っ掛け街に出る
八木高穂
定年後ジャケット着ぬ冬三回目
晴好雨独
年老いて軽いジャケット気も軽く
美泉
ジャケットを脱いだり着たりの齢となり
靫草子
街をゆくレザージャケット杖突かず
ひろ志
ジャケットの肩にのせとく加齢臭
犬烏賊
終活にジャケット不要星仰ぐ
芭治留
ジャケットにモダンボーイの名残りあり
金子加行
ジャケットをスターのように引っ掛ける
尚川
ジャケットの襟を立てたる裕次郎
目黒輝美
ジャケットを肩に担げば煙草かな
北まぐれ
ジャケットを開いて閉じて流行歌
北大路南天
ジャケットを編む手休めてティタイム
木瓜
母の手の手編みジャケット今はなし
木漏れ日
鎖から細長々とジャケツ編む
山々こばと
かの人の編みしジャケット古びれず
金太郎
ジャケットの一針一針眺め過ぐ
狸漫住
ジャンパーを繕い終えて灯を点す
公毅
伯母縫いしジャケットのなほ若々し
ぷりむら
フリマ買いジャケツの繕い跡嬉し
たあこいず
ジャケットを纏ひ王子のやうになる
木黄木林
ジャケットの陰干作業ふたりして
白川葎
背もたれのジャケットだけが知る疲労
かなぶん
ジャケットの席の住人現れぬ
まどん
ジャケットをばさと羽織りて出陣す
カリメロ
スーツほどじゃない集いへジャケットで
みつこ
予約席揃いジャヶツヌーヴォ飲む
かげろう@11月23は35回目の結婚記念日
ふわりと軽いジャケットを贈ります
石田麦子
記念日やニットジャケット選びたる
亜桜みかり
ジャケットの小さきあまりに献杯し
カンナちゃん
ジャケットのボタン切り取る祥月に
寒露
白黒の写真と同じジャケットだ
福熊猫
ドアに手を厚いジャケット迷う朝
美月
ジャケットやアットホームな職場です
権ちゃん
新採用吾にジャケット一つのみ
元太郎
昼の顔夜の顔同じジャケット
笹百合
ジャケットを着たり脱いだり一日過ぐ
秋りんご
ジャケットぬぎ私のじかん開放す
どんぐり
ジャケットも休んでいます日曜日
だるまさんが転んだ
ジャケットのいからす肩の孤独かな
松本 だりあ
ジャケットを無造作に持ち男去る
笑酔
音立てて君とジャケットわしづかむ
瀬紀
カフェの席ジャケット置いて注文に
写俳亭みの
ジヤケツトがジヤケツトを着て待つ昴
土井探花
うたた寝へジャケット脱いでそっと掛け
八木ふみ
ふうわりと肩にジャケット掛けられし
白豆
君にかけたいジャケットの夜道です
藤鷹圓哉
別れ来し人のぬくもりジャケットに
春野いちご
ジャケットにふられた時のままのシミ
奈津
ジャケットを脱げば優しきおんなかな
十猪
ジャケットを着るマネキンの冷たさや
菜煮藻でん
マネキンのすらりとジャケット着こなせり
ジャケットを羽織って繰り出す夜の街
パオ
ジャケットにコロン重ねて宴の客
倉戸せいら
ジャケットのワッペン躍る演奏会
もね
ジャケットや背筋伸ばして演奏会
流星
三列に揃ひのジャケツ合唱団
新調のジャケット片手にコンサート
タケ
ジャケットのポケットあったかシューベルト
心音
ジャケットや懐かしき曲ジャズ喫茶
茂人
ソリストのジャケット揺れるジャズライブ
杜の緑子
黄昏の街ジャズメンのジャッケかな
慎太郎
鼻歌を歌ひてジャケット袖通す
晴好雨独
夕暮れの路上ライブに皮ジャケツ
真沙
薄生地のジャケット行き交う大通り
天満
ジャケットとしばしの別れ美容室
みえ
ジャケットは御身守りて午後のお茶
みよしい
忘れ物のジャケットにほのかな温み
小野更紗
ジャケットの余熱にくるむ拾ひもの
めいおう星
ジャケットのポケット全て硬きもの
葛城蓮士
おめでとう勝利のジャケツ着せかける
ひでやん
日の丸をつけしジャケット凱旋す
勿忘草
序の口の風にジャケットだけの盾
宗本智之
ジャケットの裏で見せたやしたり顔
善句太郎
ジャケットの裏地は蜘蛛や伊達男
おせろ
ジャケットの龍の尻尾に躓きぬ
森田欣也
肩凝れどここ一番のジャケットかな
夏茜
仕立て良いジャケット胸に野望あり
江口小春
秘め事はジャケットの内ポケットに
てんまる
ジャケット内なる秘密の防波堤
ジャケットの内ポケットに棲む悪魔
ぐべの実
ジャケットのひらりとセクハラにさらり
天宮風牙
ジャケットを鞄につめて一人旅
お手玉
ジャケットの横にいつもの革鞄
山風禅
ジャケットに提げし鞄や文の旅
想予
ジャケットの肩を借りゆく旅の虫
想予
ジャケットにミステリー入れ汽車の旅
酸模
青ジャケツブルトレの旅朝明けぬ
Muse
ジャケットを羽織る手にある缶珈琲
貴薫
ジャケットや上手くもならぬ我が俳句
むじーじ
ジャケットと聞くも懐かしVANの名を
しげ爺
ブレザーやVANジャケットの若き頃
車話
ジャケットを買ひに君住む町へゆく
むらたふみ
そうですねこのジャケットは何にでも
ジンベイ貮拾陸@嘘だ。絶対に信じないぞ。
思い出多きジャケット捨てきれぬ
ようちゃん
残り香の消えぬジャケット捨てられず
ジャケットをはおり郵便ポストまで
靫草子
ジャケットを引っ掛け犬とプチ家出
誉茂くう子
ジャケットにさっと目を遣るホテルマン
未々
革ジャケツ日比谷通りをブガッティ
秋月
奈良の町ジャケット片手に坂仰ぐ
毎々
ジャケットを着てシンデレラ城へ行く
糸田
ジャケットやじっぽりと蒼き洋館
間野ぷうちゃ
ジャケットヤシヤンゼリーゼフレンチマン
藤紫
ジャケットやメトロのぬるき風吹きぬ
藤紫
タータンのジャケット着るや英の街
モンブラン
ボストンに東京みやげ壁のジャケット
ぷりむら
ジャケットやニューヨーカーに憧れて
ふふ
ジャケットも渡しそびれし北の国
兀兀

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