俳句ポスト365結果発表

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第92回 2014年11月13日週の兼題

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

船長の指さす彼方鯨の尾
ひろ志
振り下ろす尾の一撃や鯨波
春川
海原を打ち砕きけり鯨の尾
スズキチ
太平洋叩きつけたる鯨の尾
蒼穹やそそり立ちたる鯨の尾
くさぐき
つと光る大海原の鯨の尾
まんじゅりか
天を指すY字の祈り鯨の尾
雪うさぎ
地球の芯しかと捕えて鯨の尾
しんじゆ
憶年を抱き鯨は浮上せり
雨宮涼風
鯨の尾叩き続けて億萬年
たんと
快晴や鯨の海へつづく空
みさき
鯨反りしぶきに透ける天の青
てぃ
群青にもんどりうつて大鯨
今野浮儚
群青の深きに生まれ白鯨
清永ゆうこ
鯨来るグラン・ブルーの彼方より
田中ブラン@グラン・ブルー=水深100M近辺の青い暗闇のこと。
蒼天へ光を揚げて鯨落つ
田中憂馬
雲落つや鉛のごとく跳ぶ鯨
みかん
大波は怒る鯨の声である
旧重信のタイガース
鯨哭く日は大海の荒るるなり
あい
慟哭の鉛の海の鯨かな
カンガガワ孝川
鯨哭いた浜で噂のもちっきり
こりのらはしに
絶望に鯨啼くらし夜の湾
かえるりん
わだつみの声を拾いて鯨啼く
天青
鯨いてここが海の重心
樫の木
鯨語を放ち鯨の大き背な
牛後
浪高し鯨の会話傍受せり
瀬戸 薫
海鳴りに閉ぢこめられてゐる鯨
菜月
海中の鯨の声の青白し
やにほ
海原のやうな腹ある鯨かな
杉山葵
吐く息の腹より白く鯨跳ぶ
カリメロ
年輪の如き歯を持つ鯨かな
小市
藤壺のこびりつきたる鯨かな
てまり
背なに傷多き鯨の冒険譚
三重丸
酔ひ止め効かず鯨まだ現れず
大阪華子
船酔いや遠く小さき鯨の尾
とりとり
近くゐてくぢらくぢらまだ潜水
空見屋
鯨右舷と騒げば左舷に出て笑ふ
砂青
響めいて弧を描く鯨称えをり
かずは
雲のごとき二百海里や鯨遊ぶ
初蒸気
鏡面の海や鯨の潜むらん
雨宮涼風
むず痒くなりて鯨の浮上かな
矢野リンド
ゆらり出で潮吹く鯨息臭し
高橋 良夫
涙を海に還すため鯨に会いに行く
猫ふぐ
おほかたの海は鯨の涙色
七草
星になれさうな鯨の流線型
緑の手
星一つ海へ鯨の生まれけり
旧重信のタイガース
大いなるフンベの潮に星の息
根子屋@フンベ=鯨(アイヌ語)
沖に寄る鯨の夜に星の降る
靫草子
満天へ星噴き上げて眠る鯨
ドクトルバンブー
眠る前星見るために浮く鯨
江戸人
星を見てたどる故郷の鯨かな
ぐべの実
星を見たくじらの骨は海底へ
茶子(ちゃこ)
鯨の背延縄の船星の波
ちびつぶぶどう
彗星を呑んで鯨の眠る夜
きらら☆れい
沖に噴く鯨や彗星あをあをと
めいおう星
満月を叩き鯨の潜水す
七七子
セロハンの月押しあげて鯨飛ぶ
雨月
大鯨が呑み込んだから月食す
心音
月にほふ鯨の恋は生まれたて
三輪えつし
荒海や鯨は逃げて昼の月
たま
天に月地に花沖をゆく鯨
根子屋
太陽を尾で蹴り鯨沈み行く
睡花
太陽へからだふくらむ鯨かな
杉山葵
太陽の巨大黒点くじら鳴く
紀和やよい
見張りをる鯨この丘太古より
koorisato
半島の猛き誇りの鯨かな
トレ媚庵
足摺の灯り鯨よ見ているか
このはる紗耶
鯨追う室戸の湾や夕時化て
す ずめ
鯨来る土佐は岬で抱へ込む
四万十太郎
鯨待つ灯明岬の夜明けかな
竹春
ルルイ岬や鯨の帰りを待つ女
くさぐき
鯨とて海の欠片よニライカナイ
杜の緑子
夕暮れてラハイナ沖の鯨かな
兀兀
鯨潮噴火の跡に噴火湾
牛後
溶岩のやうに鯨の突き上げる
クズウジュンイチ
くぢら噴き空をつんざく汐烟
中原久遠
碧落や鯨の海へ神酒撒いて
慎太郎
鯨突く舳先に赤い波しぶき
竹春
白鯨や海傾けて抗ひぬ
春野いちご
南海の迷ひ鯨の烽火かな
てん点
鯨群れ南十字の海航る
あつちやん
南氷洋を旅の鯨と行き違ふ
ポメロ親父
鯨鳴く南氷洋の昏さかな
十猪
鯨吼ゆ南氷洋に波高し
あつちやん
極光の下の日の丸捕鯨船
らっこマミー
鯨寝る船ゆく海の大いなる
井上じろ
曳航の鯨時折潮を吹く
木 よし
斯くも大なり白長須鯨とは
ヤッチー
白長須鯨も我も帰途につく
ジャンク堂
海境を潮吹き上げて鯨来る
のり茶づけ@海境(うなさか)海神の国と人の国とを隔てるといわれている境界
星空を行こう鯨の背に乗つて
亜桜みかり
ピノキオは人に鯨は海神に
うに子
凶星や鯨は神にならんとす
稲穂
媽祖様の二神と交信する鯨
七草
開国の港くぢら来平戸瀬戸
野風
鯨行けば吾が国わづか震へたり
三島ちとせ
トロイメライを聴けば鯨が生まれる
緑の手
シャアガールの凱旋門を飛ぶ鯨
登美子
月に舞いやがて子を産む鯨かな
のり茶づけ
鯨の仔ぬらり羊水ごと海へ
松仁
乳こそが甘し旨しよ鯨にも
花屋
んぐんぐと子鯨温き乳を吸ふ
三重丸
子鯨や乳を離れて吸ふ大気
神戸鳥取
浮上する子連れ鯨に傾ぐ船
中原久遠
子鯨の漁船の影を離れざる
雨月
子鯨が一頭鳴きおる青き空
福田輝山
海深く鯨の交はす愛の歌
香山のりこ
紺碧の夜や鯨の子守唄
どっこいしょ
がんぜなき鯨に波の子守唄
うに子
子鯨に歌で答へる母鯨
ぼたんのむら
わたなかにいさなのうたふほしのうた
とおと
万葉の歌もありなむ鯨啼く  
でこはち
鯨の死オルゴールには金の筒
音絵野あよ
こどくじらこどくじら夜の岬よ
四六三
くじらくじらにっぽん人の眼をごらん
きうい
戦争と鯨が好きな日本人
小木さん
鱈腹に飲もうぜ鯨見て来た夜
せいち
鯨見て来しゆえ夜半の身の微熱
トレ媚庵
鯨見て少年黙の始まりき
す ずめ
灯台守老いて鯨の友となる
可不可
網元はくぢら墓守目の優し
金太郎
客死せる鯨の塚に花手向く
ひでやん
光芒や鯨の村に鯨塚
七七子
鯨寄る浜に旧りたる鯨塚
とおと
鯨塚行き止まりなる島の道
木 よし
太地港見下ろす丘に鯨の碑 
タケ
海沿いに鯨碑在りてカップ酒
紅あずま
朝市のざわめき届く鯨墓
しげる
方々に鯨奉りし港あり
三島ちとせ
鯨来る夜は不思議と波のない
縹あい
一村を沖に鯨の夜が包む
靫草子
一村は鯨の闇も背負ひけり
蘭丸
一村に嬉しき風や鯨来る 
俊明
厳かに浮き立つ村や初鯨   
でこはち
鯨来と乱打す杜の大鐘を
露玉
高らかに告ぐる無線や鯨見ゆ
不知火
浜までは走って五分鯨来る
山香ばし
鯨待ち沖見て暮らす父たらん
みなと
村長の山高帽子鯨来る
てん点
勇魚来る昔語りの長(おさ)の髭
輝凛
勢子船や千畳敷の鯨網
酸模
締め上げし赤き褌鯨狩る
津葦
漁船へと母なる鯨低く吼え
野乃
鯨より波の始まる未明かな
縹あい
一息の鯨沈みてかへす波
有櫛水母男
流れ着き収拾尽かぬ鯨かな
みなと
漂浪の果の鯨の湾に着く
井上じろ
とうとうと腹を浮かせて血の鯨
ヤスハル
綱ぎゅうと締り曳かるる鯨の尾
樫の木
七部落鯨を屠り尽くしたり
ぼたんのむら
鯨割く一村分の糧として
しんじゆ
小鯨を残さず捌き今朝の市
土井探花
朝市の隅に鯨や陸奥湊
まどん
赤レンガ鯨が去りし港町
星降松
転勤を重ね鯨の町に来し
はまゆう
鯨来る村に極彩色の絵馬
スズキチ
鯨鳴く村の女と所帯持つ
山香ばし
鯨から聞いた話とちと違う
ぼたんのむら
狂暴な白鯨の噂を肴
ポメロ親父
勲章は銛の傷あと鯨哭く
慎太郎
六杯目鯨に銛を撃つ話
根子屋
酔い覚めて昨夜の鯨煮こごりぬ
時雨
山里にオート三輪鯨売り
まんじゅりか
リヤカーのおばちゃんの売る鯨かな
れんげ畑
看板は荒ぶ鯨は潮を吹く
むすびめ
不遇なる時代は楽し鯨食む
ヤスハル
鯨鳴く声して保冷庫が閉まる
江戸人
鉄錆びた血のにおいして鯨かな
長緒 連
獣の血皿に残して鯨喰ふ
矢野リンド
血の溜まる秤の皿や鯨肉
樫の木
レンガのような鯨を切って竜田揚
れんげ畑
給食の鯨肉硬し意思弱し
ぐべの実
給食の鯨を食べてからテスト
毛利あづき
全生徒連れて鯨を見る港
杉本とらを
鯨の絵描いているうち眠くなる
とりとり
お絵かきの鯨海よりはみ出たり
奈良翁
絵日記に描いてた海行く鯨号
能登えんぷてい
ありがとうそして鯨になるぼくは
葦信夫
晴の日は鯨の骨をみにいこう
まろう
天井から鯨の骨が吊ってある
ポメロ親父
水族館の鯨のまとふ無音かな
初蒸気
シャンソンを鯨と聞きし夜の船
大塚迷路
鯨行く海に花束投げにけり
山走子
散骨の船へ鯨の親子かな
るびい
ゆうらしあといふ孤島や鯨肉
紆夜曲雪
鯨より交信国境を越えた
鞠月

並

年老ひた鯨さまよふ墓場ありや
老人日記
褌に銛一本の鯨漁
兀兀
入り込みぬ鯨は陸に憧るる
渕野陽鳥
大鯨や星降る海をプールとす
苹果
白鯨の血の海となる哀れかな
白鯨や尾鰭にページ覆す
はしばしに紀州訛や鯨食ぶ
いもとやべえ
鯨肉毎日食べた子ども時代
おーかゆかり
もどり来ぬあの頃あの味鯨肉
くまさん
鯨討つ武蔵の剣の切れ味ぞ
ときめき人@歌川国芳の浮世絵「 宮本武蔵の鯨退治」を連想
網走の捕鯨船消え荷船行く
どんぐり
IQなんてどうでもよいと鯨鳴く
なんちゃってラスカル
ピノキオのくじら探検してみたし
ねもじ
ベーコンの薄し軽しの鯨かな
ひろろ
口の中ゆうゆう泳ぐ鯨かな
ふかふか@ふかふかは可不可の息子、小学5年生。
大家族率いて鯨何処ゆく
まどんの母
くじらさんジャパーンさかながびっくりだ
ももか5さい
星の空海を鯨のおよぐかな
やにほ
巨大さも鯨の骨格桁はずれ
ようちゃん
瀬戸内の島巡りする鯨かな
宇摩のあかつき
蒼き海鯨の白き噴気かな
嘉子
群盲が鯨喰うやら守るやら
花屋
鯨の屁湾に津波を寄越しけり
我楽句多
信親の眠りし海の鯨かな
灰色狼@長宗我部信親
鯨の息吹吐き出す怒り海原へ
間野ぷうちゃ
幟揺れくじら弁当一つ買う
金銀パール
父食す尾羽毛の黒に鯨居り
江口小春
ゼペットの如く鯨に収まらば
山々こばと
おらんくの庭の鯨も居なくなり
四万十のおいさん
鯨背や子の息守らん母強し
珠桜女あすか
京(けい)という文字を抱えし鯨かな
春川
鯨吹く塩が湯気立つ日本海
松風
白鯨を囲む勢子船沖はるか
真沙
下級より天に昇りし鯨肉
石田アツ子
古長屋土間にて食いし鯨かな
善句太郎
おしながき鯨をおぼえ暖簾入る
泰 徳人
鯨には人並み以上の愛がある
狸漫住
ヒトにキバ鯨にラブを海のイヌ
電弦椿
目はいつも穏やかなるや大鯨
藤紫
トロ箱に立方体の鯨かな
八木高穂
恵比寿様重宝がられ鯨かな
美泉
鯨とて子が愛しいか乳の張る
文月さな女
いざ行かん大海へ出づ鯨の子
望月ゆう
小鯨に曲線おほし朝の海
魔王
無学ゆえ魚に京の意味知らず
赤提灯昭和の匂ひ鯨炊き
茂人
怒涛なる泡従へて鯨来る
木黄木林
鯨裂き出刃庖丁に名を付ける
野純
海原に忘らるる夢喰ふ鯨
流星
鯨見ゆ山見の鐘は疑わず
隣安
痩せ児童肥やせし鯨鄙の食
恍遊
子を見る目慈愛あふるる母鯨
螢寿
原発の海を鯨の群れ泳ぎ
髙橋冬扇
蒼穹に鯨のそそり出づるかな
靫草子
深海を鯨奏でるモーツァルト
でらっくま
標本の顎は牙ですヒゲ鯨
とうへい
鯨から髭骨油肉と皮
ひでやん
驚愕す神の造物鯨の舞
ひよとり
今宵こそ鯨鍋なり買い出しに
レモングラス
ガリバーも慌てふためく鯨かな
位子
竜宮は日蝕の下鯨過ぐ
隣安
潮吹きて我はここぞと鯨いふ
富士山
恋焦がれいつか空飛ぶ鯨かな
未貫
ふじつぼや鯨と一緒に帰りきぬ
悠野
海上の垂直尾翼鯨かな
隣の芝は葵さん
国芳の勇魚悠々土佐の海
麗門@国芳の浮世絵
深海に光る鯨の小さき眼
玻璃ヒカリ
古より鯨崇めり青海島
がめ
鯨埋む遺跡となりし丘の上
ケイコ
昭和という記憶の中に鯨肉
ことまと
鯨来る地震の傷跡見舞ふがに
このはる紗耶
たぷたぷと君は鯨だ僕は鳥
こま
いういうと男波を上ぐる鯨かな
どかてい
海峡の死闘の果てや鯨鳴く
はすね
鯨来る童いつしか少年に
ハラミータ
鯨群や黒潮躍る熊野灘
はるか
水底より眺むる母子くぢらかな
ぷりむら
血滲む鯨並びたる露店道
ふわり子
締込みは船縁叩き鯨取り
ペコちゃん
ガリバーを捕らえるように鯨獲る
みつこ
スリップウェー鯨見送る教誨師
むじーじ@スリップウェー:近代捕鯨船団母船が、鯨を受け取り船上に引き上げるスロープ。
鯨来ぬ入り江の雲の独り言
むらたふみ
いにしえの捕鯨の名残科学館
夏茜
先割れのスプーン談義鯨食ぶ
丸山清子
勇魚取る村の墓みな海を向き
軌一
年老いて陸に上がった鉄鯨
月光庵
鯨住む赤毛のアンの立つ岬
権ちゃん
氷河期をほどきて鯨解体す
原ひと葉
鯨はるかに首筋の被れかな
吾平
命かけ鯨追いし血脈々と
紅あずま
磯波や吼える鯨の背に男
紅の子
荒波に銛の飛び交ふ鯨漁
香舟
鯨鍋戒名のある鯨墓
寝ん太郎
給食の希望一位の鯨肉
寸人
子育てを終へし鯨の北へ発つ
石井せんすい
鯨油より始まる開化軍靴の音
雪虫
吾もまた打ち上げられし鯨かな
台所のキフジン
捌かれて獸くさき鯨かな
百草千樹
白鯨やそびえ出たる潜水艦
北大路南天
網被せはぐれ子鯨沖に出し
木一路
抹香に逢ひたる夜の深眠り
勿忘草
この海は誰のものでもないと鯨
誉茂くう子
沖に出て鯨に出会わん胸の鳴る
すずめ
南氷洋遙かに高く鯨飛ぶ
せり花
シャーマンのごと海に立つ鯨かな
ハムテル
打ち上がり浜の悲しき鯨かな
竹庵
擦り傷の痛み忘れて鯨哉
福熊猫
暁や鯨打ち上げられし浜
でらっくま
二巨匠の今に伝える鯨突
天めざす@葛飾北斎や歌川広重の中に江戸時代の鯨突きがダイナミックに描かれています。
大海のいにしえ語る鯨かな
あべべ
大鯨くろしおの海守る神
太平洋鯨に乗りて渡る夢
Mコスモ
もっさりと歓声を曳く鯨かな
nssayaka
群れ泳ぐ鯨の群れはほのぼのと
ゆ~
目の優し白い鯨の頭なで
がん田
晴れ渡る海原鯨のジャンプせり
きのと
鯨来る海に飛行機雲のあり
ちえ
ありし日の給食食べたい鯨肉
あーたん@まこちの母
給食の鯨肉もう伝説に
あむろ
思い出は鯨カツとテトラパック牛乳
蒲公英五十二
鯨食う硬きその身の昭和かな
ひょっとこ
ああ鯨昔はあんなに安かったのに
いなまさ
店頭の鯨ベーコン薄かりし
kokoro
品書きに今日は鯨の刺身有り
koori sato
郷愁は鯨献立アルマイト
Mコスモ
東北の夫は鯨の汁好む
あさり
懐かしき味となりけり鯨肉
ちほみ
給食のフライの皿にいた鯨
弁当に鯨の竜田揚げのある
菊池洋勝
土佐湾の竜馬も見しや鯨どち
きのと
あれ見よと竜馬指差す鯨かな
きらら☆れい
桂浜龍馬夜な夜な鯨釣り
たちばな
龍馬像先の飛沫は鯨かな
パオ
桂浜龍馬眺むる大鯨
らっこマミー
鯨飛ぶ海をはるかに竜馬像
小町
沖向きし龍馬の見たる鯨かな
正則
鯨の仔七つの海を夢見たり
くわみま
おなかにゼペットいるのかクジラ
かなぶん
ゼベットは鯨の腹で本を読む
さとう七恵
あくびしたクジラの口にピノキオが
宇摩のあかつき
ヨナのごと鯨に飲まれ死と生を
公毅
ヨナは知っているクジラの腹の中
あきさくら洋子
鯨来るアルキメデスは入浴中
幸久
人類は飽食の鬼くぢら喰ふ
しおあん
鯨喰う平和の国のエゴイスト
しゅんかん
鯨逃げよ すまぬ我らは狂いおる
ぱむだ木下
鯨見に仲間と出たり土佐の海
あむろ
鯨船送る新妻身重なり
いち瑠
海満ちて鯨の涙流しけり
うさ美
波に戯れ波のゆりかご鯨の子
うらら
病ありて東の浜に鯨みる
うらら4号
砂浜に打ち上げられし白クジラ
えちくらい
小島より大きな鯨海で見る
おーかゆかり
磁場狂い迷い込みたる鯨かな
おせろ
クジラ悠々小さなことは気にしない
かなぶん
空と海巡りし鯨の逢瀬かな
カンナちゃん
靄の街沈み鯨めく島影
ごぼうの花
親子鯨尾鰭最後に海に消ゆ
ゴマ四郎
友だちよ鯨よ鯨そばに来て
さとう七恵
瀬戸内にフェリーの汽笛鯨かな
しかもり
Vの字の潮吹き上げるセミ鯨
しげ爺
初鯨宇宙(そら)よりの使者降臨す
しば蒼玉
鯨跳べ底に眠る子連れて跳べ
たあこいず
瀬戸の海鯨のやうな島があり
なおみ
異国へと白き鯨の尾が示し
のひろ
満天の星仰ぎ見て鯨往く
のりりん
鯨来る岬隠れ家ビーチなり
ばーばら
にらめっこ鯨が先に笑ったよ
ひろくん7さいのママ
くじらはなあたまふんすいビュービュービュー
ひろしげ7さい
ふゆのうみくじらのおやことびはねる
れい子
愛らしき鯨の親子泳ぎをり
笹百合
子を想う母の優しき鯨の眼
紅映
遠方に潮吹く鯨海広し
ふふ
鯨跳ぶ黒い巨体をくねらせて
ベルフラワー
山を飲む如くにジャンプ鯨かな
みえ
波間から銀河の潮吹く大鯨
みよしい
とどめさし納屋場欣欣鯨をり
モンブラン
アルマイト今は鯨ももう載らず
ゆみづき
鯨釣を夢見た息子父となり
ゆるり
給食の献立多し鯨肉
よしえ
熊楠も太地の鯨舌づつみ
よりみち@紀州の偉人・南方熊楠
白鯨を読みし太地と重なりつ
花筏
海原に鯨の声の響きけり
穐山やよい
麗しき故郷を背に捕鯨船
何をみんみん
国境を持たぬ世界の鯨かな
加和 志真
鯨群れ艦隊雄雄しく交差する
蒲公英五十二
漢らが釧路で語る鯨かな
甘泉@今では調査捕鯨船の母港の一つとなりました。
鯨飛ぶスパンコールの水の玉
間野ぷうちゃ
半分の半分ほどの鯨かな
岐阜屋根の草
白長須鯨を追って行く慶良間
貴薫
寄り鯨浜に伝はるガリバー記
宮すみ女
捕鯨船白骨の鯨の風体なり
玉虫虫
海流の出会ふ鯨の恋の場所
金子加行
鯨食む歯の間に海の溢れたる
銀命堂
鯨さえ豆粒のごとし船帰る
空清@チーム将軍
水飛沫恋の駆け引き鯨とぶ
桂介
遠き日や激しく堅い鯨食う
犬烏賊
鯨発見歓声上がる観光船
黒兎
漂流す鯨の骸理想の死
左都
鯨来ず海はひとりでゆくところ
桜井教人
天ひかり深く潜りぬ鯨かな
菜煮藻でん
竜宮の住所知ってる鯨たち
桜阪れい
鯨汐吹く月は遊び玉かな
桜里
鯨とて恋すりゃ等し歌に聞く
山樫梢
鯨噴く夜汽車の如く星の海
山上 博
鯨の目ちょっとお茶目で潤みおり
山風禅
鯨追う今は昔の鍋恋し
詩季
大海は広く厳しい鯨さえ
紗々
独り子の友は白昼夢の鯨
紗蘭
船出する調査捕鯨に世論かな
車話
鯨の子親とはなれず波くぐる
秋桜
図体のどえらい鯨恩に着る
春爺
はりはりと鯨があれば父笑顔
小笑み
鯨の目真実のみを映しけり
小木さんの娘
土佐沖に鯨を探すひと日かな
小林大山
手と足や吊し鯨の白い骨
尚川
座頭鯨ジャンプで揺らすベーリング海
松蔭 眞由美
鯨来しかと岩の上の地蔵さま
松本 だりあ@瀬戸内の島の伝説、鯨の親子を助けた地蔵さんの話。
深海のジャングルに住む鯨
笑っちゃ王
鯨跳ぶあまたの滴引き連れて
笑松
鯨の仔大海原に好奇心
笑酔
一突や百人分の鯨肉
慎吾
水煙を地球から吹く鯨かな
澄海
やさしさは鯨に似たり君の背の
瀬紀
大海を我が庭のごと鯨往く
晴好雨独
領海の騒ぎに呆れ来る鯨
西条の針屋さん
鯨銛鈍色重く急所突き
青風
水平に鯨眠るやオホーツク
石英
狭量な頬を鯨の尾で打たれ
千花
鯨見る修学旅行の舟揺れる
千代姫
鯨取り仏性供養怠らず
川島 欣也
鯨肉やグローバル化の波に消ゆ
遷太
海神の心は荒れし鯨の灯
想予
竜田揚げ鯨だったと俺昭和
相模の仙人
鯨海面に顔を出して泳ぎ行くよ
竹内一茶
ツチクジラ小さく青き捕鯨船
直躬
描きたし鯨の勇姿白き波
鶴田梅勝
ピノキオの気分になって探検だ
泥だんご
海面を抜けて光となる鯨
泥炭
九十九里打ち上げられし大鯨
東山
勇魚来て白豪主義に逆らうぞ
藤鷹圓哉
水の星大き息吐く鯨かな
内藤羊皐
一仕事終えてクジラに出逢う旅
芭菜々
竜馬像鯨の群れににこりとす
芭治留
青い空飛ばしてみたき鯨かな
馬場 馬子
大海や眠る鯨のシンフォニー
白豆
宇和海や迷い鯨の曳かれ行く
風太郎
唯一この青き地球や鯨来る
芳青
鯨塚今は樹木の影となり
毎々
乗船を待つ間の鯨記念館
夢堂
鯨つらく悲しい歴史捕鯨船 
大空に鯨浮かびてフランスへ
木瓜
大洋に抱かれふとる乳鯨
木公寺 恵
海原に空を見上げる鯨かな
木漏れ日
給食の鯨懐かし竜田揚げ
木槿
大海の目もと優しき鯨かな
目黒輝美
鯨食べ少年の頃思い出す
柳葉魚
鯨来る浜の賑わい遠くなり
友香
鯨の尾噴水のごとし迫り来る
立香
鯨座は無いのか空に星を見る
流木
たちまちの海黒くして鯨くる
玲明

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