俳句ポスト365結果発表

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第93回 2014年11月27日週の兼題

牡丹鍋

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

ももんじい花になりけり牡丹鍋
クズウジュンイチ
ただならぬ気配も煮込む牡丹鍋
ひょっとこ
荒ぶる神の煮えて鎮まる牡丹鍋
藤鷹圓哉
一昨日の主とて盛られ牡丹鍋
田中憂馬
猪に出くわした夜の牡丹鍋
みえ
極太の炭もつて煮よ山鯨
とおと
背骨よく煮出して牡丹鍋の出汁
ポメロ親父
風ごうごう味噌の照り出す牡丹鍋
登美子
重さうに運ばれて来ぬ牡丹鍋
三重丸
牡丹鍋覚悟を決めて食ひにけり
彦山
牡丹鍋収めし肚が熱し重し
とおと
牡丹鍋ひそかに上下する歯茎
音絵野あよ
牡丹鍋舌の火傷の疼きたる
内藤羊皐
この辺り出ると大家が牡丹鍋
まどん
初任地のおそるおそるの牡丹鍋
秋りんご
和尚さまこっそり食べたぼたん鍋
ふかふか@可不可の息子。小学5年生、10歳。
酒提げて駐在来たる牡丹鍋
nssayaka
牡丹鍋上座の最後は駐在さん
あきさくら洋子
村長の一声待つや牡丹鍋
小雪
牡丹鍋食つて帰れと大旦那
クズウジュンイチ
牡丹鍋次期会長に住持職
とうへい
牡丹鍋父は半生語りだす
てん点
猪鍋や叔父は商い妻まかせ
石井せんすい
牡丹鍋つつきトラック野郎逝く
廃校の校長室の牡丹鍋
雨月
廃校の軋む廊下や牡丹鍋
桜井教人
廊下みしみし猪鍋煮えたと言うてくる
空見屋
木杓子と椀は無骨な牡丹鍋
竹庵
しつらえはどれも無骨や牡丹鍋
あつちやん
捌きたる指のぬめりや牡丹鍋
樫の木
爺さまの猪鍋にある秘事秘薬
はまゆう
ぬうぬうと湯気の柱よ牡丹鍋
紆夜曲雪
ぐつぐつと闇湧くごとし牡丹鍋
井上じろ
初めての猪鍋まずは豆腐から
らっこマミー
取り分けてもらう牡丹鍋ちびちび
不知火
猪鍋や脂に箸の疲れたる
ハラミータ
牡丹鍋人に犬歯という歯あり
鞠月
顳?は脈打つところ牡丹鍋
鞠月@「顳?」が文字化けしていたらごめんなさい。「こめかみ」の難しい字の方です
牡丹鍋折から雪が降つてきた
みちる
猪鍋や外には雉の吊られたり
雨宮涼風
山彦の宴にぎわし牡丹鍋
ぷりむら
牡丹鍋山より夜を背負ひ来て
牛後
星が降る猟師の小屋の牡丹鍋
山風禅
山あいの星の低さや牡丹鍋
ぷりむら
咆哮は風か獣か牡丹鍋
中原久遠
山鳴りのなだれ込むなり牡丹鍋
紆夜曲雪
山間に戸を叩く風牡丹鍋
のり茶づけ
勝手口より先は山牡丹鍋
縹あい
牡丹鍋裏山黒く迫る宿
笑松
猪鍋や宿に巡らす杉襖
こりのらはしに
山風を来て湯の宿の牡丹鍋
うらら
火の揺るる梁は一尺牡丹鍋
ペコちゃん
剥き出しの大梁煤け牡丹鍋
正則
剥き出しの梁の太さや牡丹鍋
山走子
岩風呂を怖々出でて牡丹鍋
たんと
九つの外湯巡りや牡丹鍋
どかてい
牡丹鍋帳場の隅の赤電話
あつちやん
隣室が仏間のお宿牡丹鍋
まどん
山寺の釣鐘古し牡丹鍋
いもとやべえ
山菜とランプの宿や牡丹鍋
川島欣也
よく語る男と牡丹鍋を煮る
不知火
牡丹鍋囲む男の呵々大笑
あつちやん
牡丹鍋山の男の声荒く
あさり
牡丹鍋さめてをとこの夜と昼
空見屋
小枝にて味噌溶く男牡丹鍋
芭菜々
牡丹鍋炉端にシュラフ二つあり
クラウド坂上
猪鍋や問わず語りの山暮らし
こりのらはしに
鉄砲の音のはるかや牡丹鍋
松本だりあ
猟銃の声未だ遠く牡丹鍋
雪虫
猪鍋の土間に火薬の匂いかな
スズキチ
牡丹鍋銃身のにほひがするぞ
みちる
種子島伝承の会ぼたん鍋
ハラミータ
薬莢の香を持ち込んで牡丹鍋
甘泉
牡丹鍋身より出てきし弾八つ
初蒸気
散弾の粒も薬味や牡丹鍋
理酔
武勇伝も薬味のひとつ牡丹鍋
おせろ
武勇伝身振り手振りで牡丹鍋
れんげ畑
老二人偶さかはしゃぐ牡丹鍋
しげる
牡丹鍋星ふりかかるまたぎの背
緑の手
杣人のあぐら並ぶや牡丹鍋
酸模
勢子と射手らしき二人や牡丹鍋
根子屋
皆が皆山賊めいて牡丹鍋
たんと
大神に奉げし後の牡丹鍋
山風禅
山神に合掌してや牡丹鍋
しゅんかん
山姥のごと笑み給ふ牡丹鍋
ポメロ親父
山姥が駆け下りて来る牡丹鍋
まどん
牡丹鍋乙事主の呻き声
桜阪れい@もののけ姫の猪を思い出しました。
神木を切った漢の牡丹鍋
猫ふぐ
牡丹鍋土偶は何を祈りたる
ぷりむら
壊されし土偶の脚や牡丹鍋
どかてい
牡丹鍋昨日に続く旅日和
俊明
この町に腰を落ち着け牡丹鍋 
みなと
橋多き夜の大阪牡丹鍋
三島ちとせ
ほろ酔ひや丹波篠山牡丹鍋
桂介
この先は甲斐まで深山牡丹鍋
雪うさぎ
牡丹鍋ここは学童疎開の地
時雨
曇天の鬼ヶ城なり牡丹鍋
流星@鬼ヶ城は、宇和島にある山の名前。鬼ヶ城に雪が積もると、宇和島もいよいよ冬本番!
牡丹鍋遠き落石聞きながら
うらら
山里に密か事あり牡丹鍋
老人日記
許すとは黙つて食ふこと牡丹鍋
桂介
駈落の夜にふさはしき牡丹鍋
中原久遠
中年を坂だと思ふ牡丹鍋
牛後
牡丹鍋今日のところは負けておく
言いたい放題言うてやれ牡丹鍋
きうい
牡丹鍋血の気の多い者である
心音
彫刻を施す座卓牡丹鍋
ヤッチー
老舗てふ壁の色して牡丹鍋
井上じろ
牡丹鍋薄れて見えぬ軸掛る
井上じろ
牡丹鍋義士にこりともせず喰らう
四六三
牡丹鍋明け渡すまじ山の城
Mコスモ
抜け忍に山狩りかけて牡丹鍋
可不可
旅先で挫いた脚よ牡丹鍋
夏茜
牡丹鍋ラオスの志士と酒交わす
公毅
李香蘭知るは我のみ牡丹鍋
相模の仙人
一塊は神に捧げよ牡丹鍋
芳青
牡丹鍋女手のない夕仕度
時雨
実家には実家の流儀牡丹鍋
トレ媚庵
牡丹鍋問わず語りの養生訓
直躬
還暦の血は煌煌と牡丹鍋
芭菜々
牡丹鍋三波春夫の声浪々
四六三
御不浄の獣臭さよ牡丹鍋
花屋
店先に大剥製や牡丹鍋
紀和やよい
牡丹鍋軒に吊るしたなめし皮
敷物の熊と目が合う牡丹鍋
奈津
胸に下げし牙は御守り牡丹鍋
初蒸気
血と鉄の匂ふ地わいん牡丹鍋
田中ブラン
愛犬はフランス名よ牡丹鍋
木よし
臓物は犬に人には牡丹鍋
雨宮涼風
土間に座す手柄の犬も牡丹鍋
江戸人
褒美待つ犬騒がしや牡丹鍋
大阪華子
傷癒す犬に五ツ切牡丹鍋
大塚迷路
ポケットに野帳潜ませ牡丹鍋
みなと
軽トラの血の痕流し牡丹鍋
蓼蟲
土間の檻気配の残りし牡丹鍋
松仁
牡丹鍋篠突く雨の檻の中
みさき
牡丹鍋有馬の里は雨続き
ちびつぶぶどう
山小屋を閉鎖する日や牡丹鍋
寸人
来客と思うも風や牡丹鍋
山香ばし
月光の底なる邑の牡丹鍋
めいおう星
山は嗣ぐもの守るもの牡丹鍋
吾平
牡丹鍋踊り子の名を薫といふ
紅あずま
牡丹鍋上司の妻の愛人と
葦信夫
人妻の秘密解かして牡丹鍋
こま
裏山の煮へたる臭ひ牡丹鍋
丸山清子
外は零下火のまはりくる牡丹鍋
きのと
車座の消防団員牡丹鍋
山香ばし
気焔吐く本家の次男牡丹鍋
今野浮儚
食うてみい老の一声牡丹鍋
八十八五十八
兜太氏の骨太の書や牡丹鍋
勿忘草
名工は村のおっちゃん牡丹鍋
誉茂くう子
猪鍋をひとまず食ってからの産婆
稲穂
朝めしに前夜の猪鍋かっこんで
睡花
四ったりのひとりが欠けて牡丹鍋
銀命堂
牡丹鍋終わりしあとの如何せん
井上じろ
牡丹鍋平らげ残火の竈
大塚迷路
牡丹鍋さらへて光りける五徳

並

牡丹鍋誰が名づけししっくりと
紅映
上品な味は鯨似牡丹鍋
しおあん
紅白の美しき肉牡丹鍋
さきの咲野
牡丹鍋原始の赤を喰らうなり
ジャンク堂
何の肉分からぬ花の牡丹鍋
菊池洋勝
山の声花びらとなり牡丹鍋 
タケ
花びらを箸でくずして牡丹鍋
喜多輝女
まづ皿の大輪愛づる牡丹鍋
るびい
大皿に大輪ひらく牡丹鍋
むすびめ
大皿に咲き誇るかな牡丹鍋
藤紫
皿の花にわかに崩る牡丹鍋
牡丹鍋皿に命の花ひらく
こま
牡丹鍋皿花崩し下戸の役
月光庵
乱暴に花弁を崩す牡丹鍋
杉本とらを
はなのようなべにならべてぼたんなべ
れい子
牡丹鍋湯気の向こうに花が散る
詩季
湯気美味し待てぬ待てぬよ牡丹鍋
あーたん@まこちの母
久方に心あたたか牡丹鍋
さだ子
牡丹鍋皆で囲みほっこりと
たかちゃん
牡丹鍋どんな味かな早よ食べろ
まこち
猪鍋の一箸ごとに顔燃ゆる
ゆるり
牡丹鍋はしゃぐ隣席覗き込む
位子
ほの甘きししの味して牡丹鍋
黄昏草
牡丹鍋湯気も逃げ足早きこと
湖鐘恭子
赤味噌の多き故郷の牡丹鍋
桃里@初めて投句
手作りの味噌惜しみなく牡丹鍋
香山のりこ
喉渇く味噌仕立てなり牡丹鍋
秋桜
牡丹鍋味噌をとぐから教わって
清川えみ
牡丹鍋味噌の香りで先ず一献
木瓜
しし鍋の炉端に焦げる味噌の味
白豆
ぐつぐつと味噌崩れゆく牡丹鍋
夢堂
牡丹鍋味噌は自家製婆笑顔
木一路
手作りの味噌の香りや牡丹鍋
真沙
手前味噌講釈多し牡丹鍋
まんじゅりか
あつあつに柚子胡椒効く牡丹鍋
香舟
ことことと弱き火で煮よ牡丹鍋
松寛
牡丹鍋昔は馳走だったろに
木公寺恵
牡丹鍋囲み話しの花が咲く
竹内一茶
団欒に闘志を見せり牡丹鍋
ジンベイ貮拾陸
牡丹鍋戦闘開始五秒前
山内務
奉行までも煮え立ち始めるポタン鍋
何をみんみん
共食いと兄豪快に牡丹鍋
いち瑠
牡丹鍋亭主獣に似たる顔
あべべ
牡丹鍋無調法とて赤ら顔
ふふ
いつしにか猪顔混ざり牡丹鍋
はすね
共食いと笑う同級牡丹鍋
みよしい
牡丹鍋息子はいのしし生まれです
ひろくん7さいのママ
ぼたんなべオレのなべだぜいのしし年
ひろしげ7さい
酔ふ父や豚肉美味しと牡丹鍋
雨独
猪鍋の猪とは何と訊く子供
八木高穂
げてものの通な味なり牡丹鍋
間野ぷうちゃ
牡丹鍋特選セット一万円
隣の芝は葵さん
牡丹鍋馬を桜といふ文化
一生のふさく
山あいに幟はためく牡丹鍋
うさ美
軒並の幟はためく牡丹鍋
kokoro
谷川の山合にある牡丹鍋
貴薫
猪鍋や風ひゅーひゅーと通り過ぐ
三輪えつし
牡丹鍋購つたとは言い出せず
山樫梢
牡丹鍋気取って食べるマタギ宿
澄海
厭世か山奥一人で牡丹鍋
えちくらい
民宿の太き柱や牡丹鍋
石英
牡丹鍋山の匂ひが部屋に満つ
くわみま
ぼたん鍋剥製観ても箸進む
お月さん
剥製の目の光りおり牡丹鍋
ひろろ
牡丹鍋はずむ話や国なまり
お手玉
牡丹鍋つくばの峰に辛子哉
玲明
秩父路や札所をめぐる牡丹鍋
馬場馬子
丹沢の古き宿の灯牡丹鍋
和のん
丹波路や秘湯の宿の牡丹鍋
お笑い迷人
篠山は城黒豆に牡丹鍋
しば蒼玉
篠山のバス停前の猪鍋屋
ますみ
篠山を前照灯頼りに牡丹鍋
やっぱり華緋
牡丹鍋丹波篠山従兄来て
百合の蕾
丹波篠山は私のルーツ牡丹鍋
小笑み
天城越え宿の自慢の牡丹鍋
竹春
天城山越える峠や牡丹鍋
目黒輝美
牡丹鍋食してからの天城越え
春爺
猪鍋や白川郷の太き梁
神戸鳥取
揺られ行く樽見鉄道牡丹鍋
車話
味噌地獄喉元地獄牡丹鍋
北まぐれ
牡丹鍋本所松坂吉良屋敷
きらら☆れい
鈍川の宿で一泊牡丹鍋
てんまる
猪垣の海へとおちて牡丹鍋
ぐべの実@長崎県の西彼杵半島には古い猪垣(ししがき:猪除けの石垣)が残っています。
猪鍋や肉をみやげに土佐の友
あむろ
上弦の月見て旨し牡丹鍋
がとう
故郷や友の仕留めし牡丹鍋
たちばな
防災訓練恒例の牡丹鍋
かなぶん
牡丹鍋長老だった日を想ふ
さとう七恵
牡丹鍋おなじ息吐き郷自慢
たま
契約の成立したり牡丹鍋
ちえ
まだ午前待ち遠しさや牡丹鍋
つむぎ
牡丹鍋自在鉤吊る梁うねり
てぃ
くすみたる大黒柱牡丹鍋
八木風味
川沿ひの露天風呂あり牡丹鍋
露玉
湯に入り昔話や牡丹鍋
どんぐり
牡丹鍋囲む強面男達
パオ
立ち上がる百人前の牡丹鍋
バーバラ
牡丹鍋武勇伝にも耳ひらく
はるか
猪鍋や大風呂敷の広がりて
せいち
仕留めたる主役の鼾牡丹鍋
てまり
猪皮を壁にぶら下げ牡丹鍋
髙橋冬扇
無鉄砲な猪を鉄砲で牡丹鍋
電弦椿
村田銃立てかけて食ぶ牡丹鍋
春川
鉄砲は火縄銃かも牡丹鍋
ぼたんのむら
牡丹鍋硝煙匂う隠し味
むじーじ
ならず者罠に掛かりて牡丹鍋
高橋良夫
血にまみれ手足縛られ牡丹鍋
天青
逆さ吊り血抜き後には牡丹鍋
金銀パール
道端で始まる腑分け牡丹鍋
富士山
牡丹鍋狩りのごとくに囲みたる
巫女
猪口進み仕留むる話題牡丹鍋
嘉子
猪鍋や手柄話を繰り返し
天めざす
武勇伝語るハンター牡丹鍋
みつこ
牡丹鍋問はず語りの武勇伝
兀兀
村人の自慢聞きつつ牡丹鍋
螢寿
姉様の小さき冒険牡丹鍋
いでお
小娘にはわからんだろと牡丹鍋
靫草子
美しき人の大口牡丹鍋
靫草子
牡丹鍋星落つる迄湯気の中
みかん
ぼつぼつと人家の明かり牡丹鍋
むらたふみ
牡丹鍋山の灯しを窓に置き
ヤスハル
山暮らし我の血となる牡丹鍋
ようちゃん
灰汁取りて灰汁取り取りて牡丹鍋
空清@チーム将軍
葱牛蒡かき分け探す猪の鍋
軌一
この家は味噌なめらかに牡丹鍋
輝凛
牡丹鍋女系家族に疎まれる
よしえ
父母恋し田舎のフーズ牡丹鍋
笹百合
動かざる父の采配牡丹鍋
十猪
父を待ちてボトル一本牡丹鍋
旧重信のタイガース
父卒寿額揃いし牡丹鍋
純春
迎え来る人の喜寿なり牡丹鍋
しかもり
高祖父の郷里繙きて牡丹鍋
長緒連
呑んべいの饒舌なりし牡丹鍋
花筏
辛口の酒奉り牡丹鍋
七七子
牡丹鍋試してわかる酒の味
理系老女
旨いのは地酒か肉か牡丹鍋
流木
牡丹鍋煮詰まるほどに杯を空け
寒露
口明けは酒の繁吹や牡丹鍋
関屋
牡丹鍋一升びんの立ってをり
モンブラン
こいこいをしながら詠んだ牡丹鍋
ゆみづき@花札(こいこい)
時を経て里より街へ牡丹鍋
左都
懐かしき木霊の響き牡丹鍋
雅遊
獣の声聞こゆる宿の牡丹鍋
ひろろ
獣害を愚痴るぐつぐつ牡丹鍋
権ちゃん
牡丹鍋恵みに感謝命繋ぐ
珠桜女あすか
猪鍋で歯肉鍛ふる夕べかな
写俳亭みの
美終活桜もみじに牡丹鍋
紗々
戦国の武将支へた牡丹鍋
ねもじ
牡丹鍋猪と志士とを掛けて吉(きち)
石川順一
今宵またお上に逆らひ牡丹鍋
四万十太郎
牡丹鍋近衛内閣総辞職
幸久
牡丹鍋突き政治家何語る
のひろ
席外すも筒抜けの声牡丹鍋
ハムテル
牡丹鍋鳴き声までは喰はぬ国
亜桜みかり
牡丹鍋御手かざしたまえイオマンテ
越佐
牡丹鍋箸すすめつつ木馬見る
レモングラス
縄文のヴィーナスどしり牡丹鍋
七草
牡丹鍋三蔵法師如何にせむ
風来坊
神棚の秘伝の巻物牡丹鍋
秋月@マタギの家では代々「山達根本之巻」という巻物が継承され,神棚などに秘蔵されている。
人里で灯り一つに牡丹鍋
星降松
牡丹鍋火照る体で北斗見る
尚川
牡丹鍋紬に映える染めの紅
江口小春
牡丹鍋十四の恋はただ一途
白木蓮
牡丹鍋に溶けよ一夜の恋わずらい
瀬紀
今生に二人在るなり牡丹鍋
如月あおい
ふぅふぅと今夜は君と牡丹鍋
泥だんご
牡丹鍋今でも僕は寂しくて
愁哉
牡丹鍋約束果せず君送る
野純
独り者嫁に来ぬかと牡丹鍋
せり花
初孫の嫁だけ誉むる牡丹鍋
鼓吟
にぃばぁじぃひぃばぁお父ボタンなべ
甘蜜
牡丹鍋囲み幼き顔になり
石田アツ子
箸を手にまだかと覗く牡丹鍋
飯蛸
食べ頃の合図を待ちて牡丹鍋
想予
微笑みの眼鏡曇らす牡丹鍋
寅文
友と喰ふこよいうるさき牡丹鍋
白川葎
平和なり匂いと湯気に牡丹鍋
木漏れ日
いいにほひぶわつと咲きてぼたん鍋
宇摩のあかつき
牡丹鍋お客でつつく爺(じじ)と孫
黄金のあひる@ 「お客」は宴会の高知のことばです。
牡丹鍋だくおん多き味じまん
可不可
猪鍋や宿の女将の津軽弁
晴好雨独
湯気ごしの女将の小言牡丹鍋
麗門
さつきまで生きてましたと牡丹鍋
我楽句多
さっきまで獣であった牡丹鍋
北大路南天
おすすめは牡丹鍋とよ風つのる
直木葉子
温泉と牡丹鍋にて生き返り
石田麦子
牡丹鍋溶岩ふつふつ鍋の中
千代姫
ぴりぴりと雨が降るらし牡丹鍋
ハンダフミヨ
かき混ぜて小便に立つ牡丹鍋
風待人
奥山に終日風の音牡丹鍋
千波
故郷はお洒落になりて牡丹鍋
倉戸せいら
山里でランプの明かり牡丹鍋
鶴田梅勝
牡丹鍋昨夜は冷たい雨の中
文月さな女
牡丹鍋同じ匂をまとひけり
未々
牡丹鍋我が家の定番いつからや
狸漫住
牡丹鍋声援を背にサイクリング
木槿
けれん味のない女子会の牡丹鍋
柳葉魚
猪鍋の肉足りぬと老人会
福田輝山
牡丹鍋ぐつぐつと湯気窓に雫
がめ
山幸の恵みや増して牡丹鍋
葉月のりりん
猪鍋のけもののあぶら躰に満つ
玻璃ヒカリ
生き物の臭い籠りし牡丹鍋
茶子(ちゃこ)
牡丹鍋湯気に獣と血の匂ひ
山上博
母恋ふる子の泣く声や牡丹鍋
宮すみ女
神棚に赦しを請いし牡丹鍋
玉虫虫
牡丹鍋話し弾んで皆元気
美泉
退院の祝いにきっと牡丹鍋
まどん
牡丹鍋喰らうや極楽へは行けぬらし
灰色狼
牡丹鍋ぐるり山稜黒き里
隣安
風唸り戸板騒ぐやぼたん鍋
恍遊
山姥の宿屋に化かす牡丹鍋
宗本智之
叉鬼衆猪鍋囲み銃置きぬ
泰徳人
牡丹鍋山賊集ふ顔となる
金子加行
牡丹鍋村の猟師の得意顔
桜姫
爺さんの昔語りの牡丹鍋
紅の子
田に攻防ありてふつふつ牡丹鍋
でこはち
牡丹鍋山窩の親爺無口なる
ひろ志
隻眼の翁は寡黙牡丹鍋
このはる紗耶
長老はいまだ剣士や牡丹鍋
小町
猪鍋や年代物の自在鉤
加和志真
声高に自慢話や牡丹鍋
奈良翁
格天井浮かす脂や牡丹鍋
ほうじ茶
牡丹鍋湯気を纏へる肉縮れ
葛城蓮士
牡丹鍋一人しみじみ地酒あり
茂人
牡丹鍋手柄話の顔ばかり
渕野陽鳥
獣害の対策会議牡丹鍋
ひでやん
殺生を食べる気がする牡丹鍋
夢ちゃん
作業場で作業着のまま牡丹鍋
矢野リンド
犬吠える夕べの獣の牡丹鍋
カンガガワ孝川
今朝までは狼藉せしか牡丹鍋
くさぐき
牡丹鍋整うをまでにひねりたし
ゴマ四郎
牡丹鍋ワイン合うとは意外なり
しげ爺
屏風より獅子もでさうな牡丹鍋
でらっくま
牡丹鍋夜勤の日程調整す
ふわり子
牡丹鍋ネクタイと足放り投げ
やにほ
白髪のいつしか増すや牡丹鍋
穐山やよい
牡丹鍋一度打ちたや舌鼓
小野寺友香
ぐつぐつと煮える因果や牡丹鍋
原ひと葉
火が消ゆるまで演技論牡丹鍋
小泉ルリ
相席へとんで滲んだ牡丹鍋
台所のキフジン
牡丹鍋ほら吹き共の高笑い
東山
ボタン鍋向こう三軒お裾分け
比呂無
悪餓鬼と呼ばれた男の牡丹鍋
野乃
牡丹鍋肚に温みを残しけり
理子
牡丹鍋色即是空色是空
隣安
肉の晩食べな猪鍋丹波の国
有櫛水母男@あまりにも句が出来ないときは回文にします^^;

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