俳句ポスト365結果発表

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  3. 冬芽

第97回 2014年12月25日週の兼題

冬芽

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

谺して冬芽るるると揺れにけり
お手玉
かゞなべて一天仰ぐ冬芽かな
紅の子
青空に震えて孤立する冬芽
空清@チーム将軍
青空に突きだしている冬木の芽
貴薫
朝日子にピシリと打たれ冬木の芽
靫草子
Ecutez bien 冬芽の声のこだまする
紅あずま@Ecutez bien (エクテビアン=よく聞いてください ) 
日がな一日風が研ぐ冬木の芽
江戸人
冬の芽ありてうたかたうてり雨の夕
有櫛水母男@回文俳句ふゆのめありてうたかたうてりあめのゆふ
高千穂の巨木千年目の冬芽
直躬
千年の千の冬芽の千年記
稲穂
千年の巨木冬芽の勇み立つ
鈴木麗門
冬芽の顔円空仏に似る日和
可不可
冬芽越え鳩ひと群れの雲のごと
てぃ
鳥は地に冬芽の眠りまだ深く
靫草子
鳥のあとひさしく冬芽ゆれたあと
葦信夫
冬芽つけ木はおおぞらを受けて立つ
はまゆう
冬芽また七曜星と交信す
でこはち
大気の粒透けてぶつかる冬木の芽
八木風味
祈るよに冬芽数へる古木かな
レモングラス
冬芽とて痛みに見ゆる日もありて
紅あずま
尖りをる冬芽怒つてなんかない
とおと
いつ来ても風の峠よ冬木の芽
ポメロ親父
谷川の動き出したる冬芽かな
もね
冬木の芽川音だけが聞こえ来る
車話
裏山に冬芽の爆ぜる音の降る
長緒 連
百ほどの冬芽上げたる売家かな
あい
寂びれたるプラットホームにも冬芽
きうい
霊園の区画は五十冬芽揺る
てん点
狂院の庭の陽だりまり冬木の芽
一心堂
偏屈な教授の家の冬木の芽
三島ちとせ
冬芽満つ第一志望校の庭
てまり
ゆるみをる冬芽や商家藍の町
校庭のスタートダッシュ冬木の芽
やにほ
冬木の芽校庭いっぱいの昼休み
ぼたんのむら
冬芽あかあか濡れきつて滑走路
松本 だりあ
整然と発電パネル冬木の芽
不知火
冬芽起つ海辺の父の無き荘も
まどん
幹照らす水陽炎や冬木の芽
貴薫
二階より見下ろす水木冬芽立つ
きのと
廃校に残れる欅冬芽満つ
きのと
冬芽光る暮らしてみたき街の屋根
露玉
波濤高き海をそびらに冬芽立つ
みなと
ぼうたんの冬芽の紅し登廊
登美子
耳塚や日翳る冬芽列なりぬ
内藤羊皐
大いなる香炉の煙冬芽立つ
どかてい
護摩焚きの炎頭上に冬芽かな
まどん
達磨寺で買いし苗木の冬芽かな
寸人
心経の声よく和して冬木の芽
香山のりこ
百段の果ての御寺や冬木の芽
香壺
石段を見上ぐ冬芽の船着場
冬木の芽孤城の門のまだ開かぬ
紗蘭
雨やんで馬場かぐわしき冬木の芽
あつちやん
長久手に軍兵冬芽犇めけり
雪虫
みちのくの未だ小さき冬木の芽
カンガガワ孝川
陸奥のひとの足音冬芽立つ
今野浮儚
東京の冬芽や皆が見下ろして
井上じろ
新宿の空ある部屋や冬木の芽
いさ
冬木の芽上野国立博物館
らっこマミー
走者去り冬芽かがやく箱根かな
竹春
甲斐駒の冬芽の列の中にをり
蘭丸
御巣鷹の尾根に冬芽のすきとほる
稲穂
下鴨の川面に光る冬芽かな
ちびつぶぶどう
柳川の掘り割り沿いの冬芽かな
誉茂子
臨終の母の網膜冬木の芽
桜姫
冬の芽や一族のみの三回忌
たま
退院の赤子の軽し冬木の芽
越智空子
人見知りの少女にかたき冬木の芽
うに子
美術部の君待ちわびて冬芽折る
灰色狼
えんぴつを持てばねむる子冬木の芽
雨月
裏返す解答用紙冬木の芽
るびい
冬の芽や単語カードを黙々と
みつこ
縄跳びの子らはしゃぐ声冬木の芽
笑松
五年目の単身赴任冬木の芽
土井小文
網元を継ぎて三年冬芽立つ
お笑い迷人
生誕の祝ひ冬芽の見ゆる窓
きらら☆れい
記念樹の冬芽や嫁ぐ日の朝に
とうへい
晴天や冬芽燦たる月曜日
でらっくま
冬芽たつ津波の痕の家二軒
加和志真
被爆地の冬芽の祈り語りけり
ときめき人@長崎の被爆者、語り部 片岡ツヨさん死去
冬芽聞く祈りの声のシンフォニー
みえ
冬木の芽いろんな顔のトムテたち
宇摩のあかつき@北欧では妖精をトムテというようです。
導火線たどればすべて冬芽へと
七七子
冬芽見て帰る人間ドック終え
亜桜みかり
冬芽萌ゆ臓器提供意志に○
雨宮涼風
STAPは死滅冬芽は誕生す
三輪えつし
冬木の芽胸の痛みと子の拳
ペコちゃん
冬芽あり痛みの宿る左胸
ほうじ茶
リハビリの窓の冬芽の小さきこと
四万十太郎
入院の朝冬芽一枝花器に活け
凡鑽
介護所の窓辺の鉢に冬芽満つ
東山
冬木の芽平凡な日で平和な日
小木さん
冬芽からけふのひと日を聞きにけり
大塚迷路
生まれ来る胎児の鼓動冬木の芽
竹庵
冬芽萌ゆ積年の子を賜りぬ
勿忘草
生き様を口にはしない冬芽かな
屋根の草
鬱として冬芽ひとつを毟る罪
雪うさぎ
冬木の芽生まれかわれるやうな朝
時雨
一切を捨て一斉に冬木の芽
十猪
冬木の芽十で死ぬなら今は七
桜井教人
就活や冬芽ほのかに膨らみぬ
真沙
就活の朝をつんつん冬木の芽
ぐわ
誕生日ことに冬芽の光りたる
松本 だりあ
冬芽満つる梢や明日の力なり
嘉子
冬木の芽直ぐそこまでの未来かな
車話
冬芽とは未来を握る赤子の手
雪花
冬芽立つ子らにこの世は謎だらけ
なんちゃってラスカル
火の鳥の冬芽を食うて飛び立てり
石川桃里
冬木の芽明日は機上の子となりぬ
ことまと
冬芽指す飛行機あれはドバイから
四六三
ポムペイの雨明るみぬ冬木の芽
スズキチ
冬芽あり国境線の上にさへ
トレ媚庵
冬木の芽地球の端っこから受信
内藤独楽
献身のポーンの一歩冬芽立つ
田中ブラン@ポーン=チェスの駒。前方向に一マスだけ進める、後退しない(出来ない)歩兵。
冬木の芽ウルトラマンのような貌
ジャンク堂
恐竜の顔して冬木桜の芽
宮すみ女
鬼、羊、猿の顔あり冬木の芽
北大路南天
蝋燭の炎に似たり冬木の芽
富士山
衛兵の構へのやうに冬芽立つ
クズウジュンイチ
鱗片は岳父のごとく冬木の芽
なみ
貴婦人の毛皮のごとき冬芽あり
つむぎ
冬芽みなやさしき座仏室生寺
三重丸
縄文の植輪のような冬芽あり
柳葉魚
吾に弥生の血冬芽に縄文の水
老人日記
折りとりて碧き淋巴の冬芽かな
クズウジュンイチ
さざ波に揺れて冬芽の蒼のなか
ぐべの実
うらうらと冬芽のさやにゐる心地
とおと
ふつふつと微熱あるごと冬芽かな
たんと
血の音の高まるを待つ冬芽かな
花屋
朝刊を抜きて見上ぐる冬芽かな
樫の木
神の木の冬芽や堅き吉神籤
遷太
小吉を結ぶ冬芽を揺らしつつ
雨月
冬木の芽ゆるりとみくじ結びけり
丸山清子
おみくじの枝に連なる冬芽かな
雄山
日光山ふふむ冬芽に神籤結ふ
巫女
冬木の芽猫の瞳の中の空
猫ふぐ
犬の尾のしきりにはしやぐ冬木の芽
空っぽの犬小屋庭に冬木の芽
木 よし
冬芽膨る馬の鼻息まつわりて
山香ばし
だんまりと冬芽眺めつ読書の日
今野浮儚
恐竜の飛び出す絵本冬木の芽
矢野リンド
冬芽居て古書の匂いの若々し
紗蘭
ポケットに銅貨パステル画に冬芽
理子
竹鶴とリタと朝日の射す冬芽
るびい
冬芽(とうが)捧ぐ文太さんへ健さんへ
根子屋
啄木の空を吸い込む冬木の芽
ぐわ
鬼龍院花子冬芽に火の緋色
樫の木@1/7のニュースで宮尾登美子さんの訃報が伝えられました。ご冥福をお祈りします。
姫君の備忘に記しある冬芽
トレ媚庵
つとめての冬芽を扇にて突けり
紆夜曲雪
神々の眠り醒ますや冬芽満つ
蓼蟲
聞きたしよ冬芽へ掛かる号令を
ハラミータ
定まらぬ双眼鏡に冬木の芽
ひろろ
ハングライダー冬芽の雑木山越ゆる
宮すみ女
空つぽの郵便受けや冬芽滿つ
百草千樹
定例の朝の辻立ち冬木の芽
秋月
廃校に子ら戻る日を待つ冬芽
笑松
冬木の芽わが圭角のむずむずし
直木 葉子
今のところ戦後生まれや冬木の芽
小木さん
盆栽の冬芽を唸り托鉢僧
大塚迷路
叔母が来て冬芽二枝切り持たす
金銀パール
ちちははへ届きさうなる冬芽かな
丸山清子
いつまでも待てる女じゃない冬芽
鼓吟
冬芽満つ小娘じみた嗚咽かな
玉虫虫
君は見ない冬芽の用意されし空
ミル
オカリナの優しきひびき冬木の芽
らっこマミー
まほらまの夢に冬芽を摘むばかり
有櫛水母男
ことのはのみちて冬芽のふくらめり
葦信夫
冬芽立つ朗報を待つポストかな
しゅんかん
冬木の芽暗渠にそらの記憶あり
ぷりむら
仕舞ひそびれし箱庭の冬芽かな
大塚迷路
難問の解を冬芽に見つけたり
竹庵
四千二百町ノ人口冬木ノ芽
木 よし
「かがやき」の停車決まりて冬木の芽
露玉@北陸新幹線3月14日開通
これは樫これは櫟と冬木の芽
ふふ
満天星の冬芽触れれば焦げさうで
とおと@満天星=どうだん
はくれんの冬芽遠くに光るなり
井上じろ
記念樹や山毛欅(ぶな)の冬芽は伸びやかに
石井せんすい

並

冬の芽や産毛輝く黄金色
しげ爺
傷一つ皺一つなき冬木の芽  
タケ
赤らんで力溜めたる冬芽かな
玄次郎
こぼさじと光分け合ふ冬木の芽
小町
ぷちぷちと青き泡めく冬芽満つ
高尾はるか
老木の枝に冬芽がイキイキと
おーかゆかり
うずうずと時を待ちたる冬芽かな
かくみみ
しづしづと頭を上げて冬芽かな
ひろ志
伸びきって伸びきって先冬芽かな
ねこ端石
そっと息吹きかけてみる冬芽かな
のり茶づけ
光待ち冬芽を両の手で覆ふ
しかもり
昨日よりおつきいよねと冬芽指し
山樫梢
切り捨てた枝に冬芽の堅さかな
穏やかに晴れた日差しに冬木の芽
食いしん坊セツ
風受けて白き冬芽は輝けり
くわみま
それぞれが雨粒抱え冬木の芽
小雪
雨粒のイルミネーション冬木の芽
金太郎
烈風に耐えて冬芽のいじらしき
田中ようちゃん
遠目にも確かとなりて冬木の芽
土田 湖亭
木の底で明日は大樹になる冬芽
さとう七恵
せせらぎといふ静けさや冬木の芽
kokoro
水ゆらぎ風にうなづく冬芽かな
寒露
冬木の芽よう頑張れと撫ぜて居り
ひろし
我慢する冬芽のように我慢する
パオ
逆境も耐えて凌いで冬木の芽
みよしい
身支度を整え出番まつ冬芽
ベルフラワー
焦らずに冬芽のごとき気持ち持つ
ゆ~
手を伸ばす希望の先に冬芽かな
Mコスモ
遺伝子を絶やさぬように冬木の芽
ビッグアップル
陽を集め皆を集める冬芽かな
ゆうゆう
突風を受け流しての冬木の芽
山風禅
野も山も確かに生きてる冬木の芽
四万十のおいさん
燐片に守られ育つ冬芽たち
紗々
冬木の芽雲は流れて捕まらず
珠桜女あすか
鉢植えの冬芽百個の大騒動
あきさくら洋子
縁側に冬芽励ます陽が当たる
たあこいず
留守の間に冬芽立ちをり陽と遊ぶ
いち瑠
郷の空冬芽に風のやわらかく
むすびめ
冬芽満つ一歩踏出す力満つ
ヤッチー
冬木の芽目覚めぬ者もありにけり
街路
この冬芽触れれば赦れるその冬芽
関屋の里
冬木の芽小さき怒り内に秘め
軌一
手も上げず愚痴も言わない冬芽かな
菊池洋勝
盆栽の冬芽の小さき赤さかな
穐山やよい
庭先のミニ盆栽も冬芽かな
美泉
隙間無く御籤着せられ冬木の芽
おせろ
神籤に軽く被われ冬芽満つ
芭菜々
思い出し笑い止まらぬ冬芽かな
幸久
君からの便りまちつつ冬芽みゆ
菜煮藻でん
人恋うや冬芽の囁き聞きに行く
たちばな
まだ言えぬ二人のこころ冬木の芽
ばもととしお
ひっそりと忍ぶ恋です冬芽です
田山(たぁさん)
中年の冬芽の思ひ隠しをり
見返りは求めぬ愛や冬木の芽
よしえ
かたくなに待つことを知る冬芽かな
るび
君想い冬芽に込める祈りかな
夏茜
時機到来段取り通り冬芽です
暇親爺
碁対戦固い守りで冬芽かな
ばんしょう
初孫の未来重ねる冬芽かな
よりみち
冬芽真似孫授からんとじっと待ち
やっぱり華緋
冬芽刻々姫の予定日三月三日
越佐ふみを
揺り籠に眠る嬰児や冬木の芽
弘子
おねえちゃんとおさんぽ中にあっふゆめ
ひろしげ7さい
湯気越しに冬芽引き寄す日本猿
まの
キリストの受難のごとく冬芽かな
みかん
冬木の芽天を仰ぎて祈りたる
むにむにちゃん
進路室ため息ついて見る冬芽
ゆみづき
富士玲瓏手折りし枝の冬芽かな
花筏
小さき鳥冬芽突いて微かな音
位子
鳥集まるこぶしの冬芽輝けり
雅紀
小児棟母の傍へと冬芽なり
雅由
一つづつ違ふ気持ちの冬芽かな
佐々木紺
冬木の芽一人ポツリと青い午後
近田薄氷
それぞれの冬芽に灯をともす夕日
鞠月
垂乳根のひしと抱きて冬芽かな
せり花
たらちねの冬芽を持ちて朽ち逝きぬ
石英
改憲の風に揺れるや冬芽立つ
しゅんかん
てくてく歩き疲れて冬芽の下
犬烏賊
土の中カレンダーあり冬芽かな
湖鐘恭子 
庭に出てラジオ体操冬芽かな
公毅
冬木の芽露店の親子体操す
毛利あづき
あせらずに準備体操冬木の芽
山崎 点眼
川沿ひに走る野球部冬木の芽
神戸鳥取
冬木の芽フルマラソンの号砲待つ
紀貴之
マラソンの列ほそ長く冬芽かな
鈴木麗門
マラソンのゴール示して冬芽立つ
クラウド坂上@新春恒例校内マラソン
箱根路の繋ぎし襷冬木の芽
津葦
良き日和ホイッスルを待つ冬芽かな
渕野陽鳥
闘病の赤子の力冬芽かな
小笑み
反抗期少し飽きたる冬芽かな
十六夜
頑なにニコリともせぬ冬芽かな
澄海
優しくて寂しくてもう冬芽抱く
瀬紀
ビル街の冬芽や狭き空に立つ
金子加行
冬芽割る午後の理科室沸き返る
銀命堂
八百万鎧被りて冬芽立つ
月光庵
アルツハイマーの祖父に冬芽の誇りあり
原ひと葉
迷い道抜け出す先の冬芽かな
山走子
日輪を拝む冬芽の一途かな
宗本智之
冬木の芽頭巾被りて黙しをり
秀雅
育まれふくらみを待つ冬芽かな
秋桜
どの顔も似たりよったり冬木の芽
重翁
人混みの波に負けない冬芽かな
重子
かたくなに空持ち上げて冬芽立つ 
俊明
冬芽とは天を突き行く地の力
春川
星屑も包んでしまう冬芽かな
春爺
躓きの隙間に在りし冬木の芽
純春
枝先に光を包む冬木の芽
勝子
二重跳びしゃがんで息つく冬芽かな
小梅堀口
瞳孔のすぐ開く父冬木の芽
小木さんの娘
台詞なき本懐中に冬芽かな
尚川
冬木の芽チンチン電車の通りけり
松寛
別れ知りむせび震える冬芽のころ
松仁
境内の音なき水や冬芽立つ
寝子屋はすね
校庭の冬芽ふくらみ合否まつ
睡花
冬芽立ち蔽い尽くすや山ひとつ
正史
十六の堅き娘や冬木の芽
西条の針屋さん
真っ先に冬芽見つける少女かな
目黒輝美
冬の芽や生徒見送る午後七時
野乃
公園の子らを見つめる冬木の芽
葉月のりりん
思い出し笑い冬芽と目が合いぬ
千花
陽だまりに冬芽鎧を緩めをり
川島 欣也
風舞ひて枝も棘なす冬芽かな
善句太郎
青空に紅と覚ゆる冬芽かな
倉戸せいら
冬芽越し初島望む無人駅
相模の仙人
ひもすがら風に研がれて冬木の芽
多田昭男
冬芽かな拳の如く我歩まむ
泰 徳人
男なら声変わる頃冬木の芽
台所のキフジン
冬の芽真っ白く全て隠すよ
竹内一茶
窓越しに鳥がなかよく冬芽かな
鶴田梅勝
殻破り冬芽と自我の空回り
電弦椿
冬木の芽戦士の休息するごとく
藤鷹圓哉
あるなしの色香を秘めし冬芽かな
呑水
若者のやがて旅立つ冬木の芽
奈良翁
幾重もの衣はかたし冬芽かな
白桜
冬芽みな独り一日暮らしをり
風待人
その涙冬芽にそそぐ光なり
福熊猫
雨だれの冬芽を暫し慈しむ
福田揮山
世の風を冬芽のごとく堪え忍ぶ
文学寅さん
冬木の芽駅のベンチに妊婦さん
文月さな女
盟友の空ありてこそ冬芽あり
平四郎
約束の日の近きこと冬木の芽
望月ゆう
クレゾール臭う部屋より冬芽の香
妹ノリコ
ひたすらに物言わぬまま冬芽かな
毎々
マルクスも満も今は冬木の芽
未貫
きのふよりけふの冬芽に風やはし
未々
電蝕の呪縛解けたり冬木の芽
夢堂
冬木の芽湖の風強し浮御堂
茂人
堪え忍ぶ心冬芽に教えられ
木瓜
冬木の芽必ず掴む勝利かな
木槿
誰か起きよと誘い来て冬木の芽
立香
今はもう君無き狭庭冬芽立つ
老驥
勤め上げもういいかいと冬木の芽
和のん
山登り冬芽みつけて深呼吸
和栄
校庭に冬芽とがりて空を指す
玻璃ヒカリ
忘らるる鉢の冬芽に日射し射す
螢寿
冬芽みゆ褥に胆を嘗めながら
碧天を突刺すごとき冬芽かな
兀兀
曇天を掻き毟りたる冬木の芽
杉本とらを
見上げれば飛行機雲や冬木の芽
冬木の芽飛行機雲の過ぎりけり
安芸彦
冬木の芽ずんずん伸びる飛行雲
慎太郎
冬木の芽つんざく音に揺れもせず
えちくらい
猿顔の冬芽の眼涼しかり
髙橋 冬扇
冬芽満つ樹木の力陽の力
天めざす
からみつく蔓にも小さき冬芽かな
河内天青
鈍色の空駆けめぐる冬芽かな
きよし
顔を上げ冬芽数えて君を待つ
こま
泣いちゃった三者面談冬木の芽
ゴマ四郎
ぼけらぼけ赤い冬の芽ぼけら木瓜
すずめ
北山の深き雪間の春、冬芽
せつこ
いのち匂う毟った冬芽の青き痕
トポル
野良猫や冬芽初めて見ておるか
ぱむだ木下
休み明け家に帰れば冬芽かな
ミセスどんぐり
冬芽ありただ咲くことを疑わず
江口小春
火事跡の三年越しの冬芽かな
高橋良夫
百年樹少女となりて冬芽萌ゆ
佐の子@初めての創作、初めての投稿
外に向く冬芽の上を切るとして
坂三
ハレノヒもケノヒも知りぬ冬芽かな
山香ばし
耳に残る歓喜の歌や冬木の芽
春野いちご
冬木の芽「歓喜の歌」をハモる間も
寝ん太郎
雲流れ右へ習いの冬芽かな
小野寺友香
葉の落ちて風に向かうや冬木の芽
笑酔
冬芽から飛び立つ鳥の空近し
石川順一
冬芽と冬芽がおはよう朝日
杜の緑子
今宵の天コメット冬芽を掠め行く
冬虫
甲兵の耐へて守りて冬芽かな
南亭骨太
被爆地の喜・楽は遠し冬木の芽
馬場 馬子
日常に戻れる街や冬木の芽
八十八五十八
常緑樹かくれんぼする冬芽かな
木一路
ランドセル開封を待つ日の冬芽
理子
冬木の芽いつか誰かの言の葉に
流星
蒼天へと光るひと粒の冬芽
のひろ
青空に小指の爪ほど冬木の芽
あさり
雨の打つ冬芽黙して天を向く
どっこいしょ
冬芽揺る父は薄鈍色の旅
甘蜜
御嶽の山に息吹ける冬芽悲し
紅映
再建の動き出したる冬芽かな
旧重信のタイガース
天を指す鉛筆キャップ冬木の芽
桂介
鼻穴の痒みを移したき冬芽
吾平
夢ひとつギターケースに冬芽立つ
奈津
月光を浴びて冬芽が目を覚まし
白石 美月
ピノキヨの鼻まだ低し冬木の芽
比呂 無
英彦山や冬芽ら臨む久女句碑
風花
幾重もの衣まえる冬芽かな
千代姫
雀来て冬芽に頭傾げをり
れんげ畑
愛犬を見送りし木の冬芽かな
蒲公英五十二
逆上がりする子を見守って冬芽立つ
甘泉
さよならを冬芽に告げて立ち去りぬ
ころころぼっくる
白銀の空に向かいて冬木の芽
スカビオサ
黒衣翻らば真紅冬木の芽
めいおう星
千尋の谷から見上ぐ冬芽かな
酸模
冬芽とは待たれる人か待つ人か
心音
満を持す力を溜めて冬木の芽
慎吾
天に向け何を語らん冬木の芽
泰然
病院前停留所の冬芽かな
大阪華子
おそらくは冬芽とならん枝のこぶ
白豆
待つといふ幸せ時間冬木の芽
和紅
起き抜けの素顔の妻と冬木の芽
しげる
風は吹く小鳥まだ来ぬ冬木の芽
シツ女
冬木の芽居留守つかへる窓の外
しんかみさき
転んでもころんでも立つ冬芽かな
せいち
病む友の絵手紙に書く冬芽かな
つかりん@俳句の友は姉妹より情が濃いといいます。
ホスピスの窓辺の冬芽母送る
ねもじ
ひだまりを老猫と分かつ冬芽かな
ふわり子
鬼の子の角がそちこち冬芽かな
ますみ
風刺なき世を怪しむか冬木の芽
むじーじ
冬芽待つ色づく世界眠りて共に
海雪
置賜や千年つなぐ冬木の芽
間野ぷうちゃ
センター試験近づく日々や冬芽立つ
紀和やよい
反抗期冬芽のごとく力溜め
桜阪れい
町眠り冬芽ほのかに灯を点す
山上 博
蝋燭の炎のごとき冬芽かな
写俳亭みの
気をつけの姿勢くずさぬ冬芽かな
小市
冬芽なる我ひたすらに冬芽なる
狸漫住
冬木の芽発射角度は70度
茶子(ちゃこ)
参道の脇で厄刺す冬芽かな
藤紫
ただ一人歩く山路や冬木の芽
八木高穂
忙しない人間どもよ冬木の芽
望月ゆう
君思ふ今は冬木の芽のやうに
隣安
指先に冬芽の脈や鋏止まる
かえるりん
トランプでまあまあ勝ちぬ冬木の芽
ちえ
腕白の声の高さに冬木の芽
けんG
球場の冬芽やボールひとつあり
ハンダフミヨ
枝の先姉妹の笑ふ冬芽かな
ひでやん
過去をおもい未来をゆめみるふゆきの芽
ひよとり
大地の囁きを待っている冬芽
ひろくん7才のママ
冬の芽の鼻の頭のほの赤き
ぽむ紅玉
山村の空き家に紅き冬木の芽
むらたふみ
冬芽萌ゆジャンヌ・ダルクの祈りの手
根子屋
陽だまりに冬芽の息吹心づく
左都
冬芽とて潔く伸ぶ崖っぷち
山香ばし
冬芽勃起いてふジュラ紀一億歳
越佐ふみを
凧絡む桜の梢冬芽かな
松風
汽笛消す海風凌ぐ冬木の芽
星降松
触るまじ固き冬芽の声を聴く
晴好雨独
拳骨を握るポケット冬木の芽
清永ゆうこ
再生の街に音発つ冬芽哉
想予
寺町の冬芽白きや風のこる
百合かがり
記念日に植えしオリーブ冬芽立つ
香舟
ブルーベリー小さきちさき冬芽出す
笹百合
梅冬芽漢文みくじ結ひてあり
寅文
木蓮の産毛かがやく冬木の芽
あさり
天守より見下ろす朴の冬芽かな
正則
赤子包むごと白膠木の冬芽かな
このはる紗耶

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