俳句ポスト365結果発表

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  3. 冬服

第99回 2015年1月15日週の兼題

冬服

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

いつも着る少し窮屈な冬服
ポメロ親父
骸骨に着せたるやうな冬の服
みちる
冬服の中の鎖骨のくぼみかな
ハンダフミヨ
冬服の真っ直ぐ立った膝小僧
台所のキフジン
冬服の贋なる耳の震へたり
内藤羊皐
冬の服嵩あるがゆゑ棄てられぬ
破障子
真白な冬服を着て落ちつかず
香山のりこ
冬服は舶来空の色をして
てん点
冬服の裏地の赤に合わす空
バーバラ
冬服の海より深き藍の色
松本 だりあ
冬服の残った色を買ひにけり
田中ブラン
冬服のファーに唇くすぐられ
桜姫5
冬服のファー逆立てて風を行く
うらら
冬服の細き手首をフェイクフアー
はまゆう
誘導の冬服がたいよろしき襟にボア
野風
冬服のゆえにはあらぬ猫背かな
渕野陽鳥
冬服や触れたる腕に静電気
おせろ
冬服にでる静電気弄ぶ
登美子
冬服のまだ固かりしボタン穴
せり花
冬服のボタン取れそうで言えなくて
理子
冬服の釦取れさう車中泊
登美子
冬服のふに挟まれたゆの温し
カリメロ
冬服に煌めく街の匂いかな
宗本智之
冬服に守られて待つ無人駅
みさきまる
冬服の襟立てて行く風の街
喜多輝女
冬服の襟かき寄せる朝の風
妹ノリコ
冬服の吸い込まれてく駅の夕
望月ゆう
冬服が坂の上から下りてくる
竹庵
鉄橋の下に冬服並んでる
竹庵
冬服の列に加はる停留所
kokoro
冬服の空気膨らむモノレール
紀貴之
停留所UFO待つてゐさうな冬服
小泉ルリ
冬服や三越のライオン撫でつ
理子
顔のなき冬服の群犇けり
直木 葉子
冬服の機関車鉄路ゆく如く
根子屋
冬服を鎧の如く着て出社
凡鑽
冬服の人が煤吐く通勤線
みちる
正門に吸い込まれ冬服の紺
茶子(ちゃこ)
冬服の黒の一団拝礼す
東山
次々と教会へ入る冬の服
su zu me
人いきれ吸うて膨らむ冬服かな
寝子屋はすね
近づけば点る外灯冬の服
船留めに冬服着込み夜の街
しげる
冬服の影の動ける巡視船
みなと
海からの風に冬服縮むなり
澄海
冬服のぬっと広がる影巨き
こま
バゲットを冬服に抱き数街区
可不可
ぶらさがる冬服の奥にナルニア
ふわり子
冬服は喪服のごときニューヨーカー
ビッグアップル
黒々と冬服のパリ喪に伏せり
河内天青
オペラ座クロークに列冬の服
雨宮涼風
冬服をあずけオペラの幕は開く
河内天青
タラップを降り冬服のパリをゆく
らっこマミー
冬服やサンクトべテルブルグの夜
みえ
この冬服の見た赤の広場よ
みえ
冬服や赤の廣場は美の廣場
百草千樹
冬服を捨てて飛び出すキラウエア
津葦
冬服の襟まで白しオホーツク
ぱむだ木下
冬服の皆大股に夜の銀座
桜姫5
冬服や朝の渋谷はらしからぬ
玉虫虫
新宿を冬服の汝迷子たり
有櫛水母男
冬服や陽射しの中の献血車
なみの
冬服や曇りガラスに映る恋
Mコスモ
冬服を詰めて箪笥のやうなバス
でこはち
冬服や振り向く車窓遠ざかる
ちえ
冬服の変りたる駅変りたる
ヤッチー
冬服の駅長を見に撮影地
しゅんかん
冬服の群れを車内へ押す車掌
どかてい
白衣脱ぎ冬服の医師裏口へ
アンダンテカンタービレ
冬服や教師は肩をいからせて
お手玉
ヒョウ柄の冬服揃う婦人会
タケ
たむろして豹柄の冬服婦人
ポメロ親父
冬服のフード目深に仮眠室
田中ブラン
受付の折目正しき冬の服
不知火
冬服や闇屋くずれの三代目
善句太郎
冬服や女煙草を吸ひに立ち
長緒 連
黒色の冬服纏う女あり
くわみま
冬服の釦きつちりベルボーイ
冬服や職員室の同じ柄
鈴木麗門
彼の人も渋き冬服同業者
嘉子
冬服の警官後ろ手を組みて
七草
冬服のはちきれさうな警備員
金太郎
冬服の守衛の仰ぐ暗き空
とりとり
冬服着てぱちんこに入る警視正
松寛
冬服の集金人のスクーター
小市
冬服に残る社章や友逝きぬ
時雨
冬服の僧あふれゐる祇園かな
小市
冬服を選び住職見合ひの日
江戸人
見合い相手の冬服を褒めている
奈津
冬服の男あんみつ御代りす
杉本とらを
冬服の脚まつすぐな少女たち
七七子
パン屋の紙袋抱えて冬服の乙女かな
灰色狼
火の匂ひして冬服の汝を抱けば
樫の木
足長募金してるおじさま冬の服
こりのらはしに
冬服や陛下の髪の白きこと
稲穂
皇后のお好きな冬服ケープつき
らっこマミー
冬服に埋もれて来たる令夫人
はまゆう
レーニンのずつと冬服着て眠る
クズウジュンイチ
冬服の教師宮沢賢治めく
雪うさぎ
冬服に守られ敵の中を行く
なんちゃってラスカル
七人の敵に冬服立ち向かう
車話
敵多き街冬服を盾として
笑松
冬服や襟に勤めの疲れあり
川島 欣也
冬服は鎧いざ出ん前線へ
ぽむ紅玉
冬服を鎧へば無敵なりと父子
とおと
父といふ越えられぬ壁冬服脱ぐ
ハラミータ
ほころんだ冬服の袖なおす父
あーたん@まこちの母
冬服や父に似てこし身のこなし
慎吾
冬服の兄亡き父に似て来り 
蓼蟲
冬服の母を母とは気づかずに
北大路南天
母のよし子焼く冬服や五女のはは
有櫛水母男@[ははのよしこやくふゆふくやこしよのはは]
冬服の要らぬ国から来た嫁御
きらら☆れい
病床に居て冬服の妻が来て
桜井教人
冬服を犬に夫にあつらへる
渕野陽鳥
冬服を着せられ犬のブヒブヒブヒ
きうい
冬服のチワワふるふる歩みけり
矢野リンド
冬服を着せられ犬のポーシャ行く
のり茶づけ
冬服の連れる小犬の赤き服
不知火
冬服の中に捨て猫入れたまえ
千花
黒猫に射すくめられて冬の服
長緒 連
冬服や猫に薬の出てゐたる
菜月
猫のごと丸まりたるや冬の服
丸山清子
冬服を着る猫よりもやはらかに
もね
冬服を投げ猫のごと湯にはいる
ぷりむら
冬服や待合室の丸き椅子
山走子
冬服や廊下の奥のガン病棟
寸人
冬服や退院の日の黒づくめ
蘭丸
冬服と眉墨頼む退院日
花屋
退院のやたら重たき冬の服
晴好雨独
冬服に傷衛られて退院す
カリメロ
冬服を放り校庭二十周
いち瑠
校門へ冬服連なる試験の日
竹春
冬服の黒き群れなす試験場
一心堂
冬服の襟立て急ぐ石畳
どっこいしょ
ひゅうと口笛新調の冬の服
あい
友垣に冬服ごとハグされる日
まろう
冬服を吸い込んでゆく試験場
とりとり
冬服を席にねじ込む講義室
スズキチ
冬服を背もたれに掛け最終講義
ねもじ
冬服へ老いの埋もれて夜の駅
とうへい
冬服に文庫忍ばせ立つホーム
ひぐらし
冬服に守られゐると思ふ旅
なみ
遅延アナウンス冬服の襟立つ
ふわり子
冬服の背を直角に補助シート
ほうじ茶
弔問の冬服放つナフタリン
たんと
冬服や両ポケットのナフタリン
ひろ志
冬服のこんな所にポケットが
東雲
冬服のポケットすべて探りをり
山香ばし
冬服や去年のガムの包み紙
文月さな女
冬服のポケットに手を引つぱらる
三輪えつし
火の色を胸ポケットに冬の服
小町
ポケットに冬服隠し持つ希望
小木さん
冬服の君のポケット深きこと
シツ女
冬服の飾りポケツトより小笛
あつちやん
いつの飴玉冬服のポケットに
雪うさぎ
冬服の深きポケット生姜飴
むらたふみ
冬服のポケットから去年の飴
福熊猫
飴玉をポケットに飼う冬着かな
ミル
冬服やキャラメルひとつポケットに
よりみち
冬服のポケット去年のレシートよ
位子
ポケットに名刺残りし冬の服
ひろろ
冬服や右のポッケの缶コーヒー
秋月
冬服へ缶コーヒーを忍ばせて
ことまと
冬服のポツケに残る五円玉
木瓜
冬服や何時の千円ポケットに
紀和やよい
冬服のポケットの江戸川乱歩
ぼたんのむら
冬服の内ポケットの文庫本
木好
冬服の内ポケットにミニ文庫
みさきまる
冬服の底に名画座の半券
土井小文
冬服の左のポッケは句材メモ
馬場 馬子
風の子がねむる冬服のこのポケツトに
緑の手
冬服や探しあぐねる乗車券
紀和やよい
冬服のきまつて切符なくしけり
雨月
冬服のポケット故郷への切符
露玉
冬服のどこに切符や駅近し
善句太郎
ポケットに見つけた切符冬の服
杜若
冬服の迷路に切符うしなへり
ころころぼっくる
冬服のどこにも切符見つからぬ
とりとり
冬服の予備の釦が見つからぬ
亜桜みかり
冬服のボタン待ちぼうけのボタン
如月あおい
冬服の日をはねかえす貝ボタン
あつちやん
冬服の外気纏ひてご入店
スズキチ
冬服の列なす土耳古料理店
毛利あづき@初めは「トルコ料理店」と考えていたのですが、変換したら「土耳古」という漢字が出てきて驚愕!!
冬服や駅蕎麦の湯気やはらかに
露玉
冬服の列ぶやとあるラーメン屋
雨宮涼風
冬服の女がひとり牛丼屋
桂介
満席に冬服脱げぬ定食屋
芭菜々
ファミレスの椅子に冬服の積まれり
葛城蓮士
冬服や襟立て覗く立飲み屋
善句太郎
冬服を詰めて屋台にもう一人
鞠月
あの冬服が酒場の隅で呑んでいる
理酔
居酒屋の隅に冬服丸めあり
す ず め
ウイスキー飲みて冬服丸めけり
しかもり
綾織の冬服集ふトリスバー
ぼたんのむら
冬服や寄り合ふ二時のカウンター
玲明
冬服のまま一杯を飲み干せり
東雲
明治の空を知らず冬服歩きたる
シャビ
冬服の重き昭和の背(そびら)かな
破障子
冬服や未来の鍵をポケットに
ときめき人
冬服や熊は会社に出ていつた
粗茶乃介
冬服や尾のおさまりの心地好さ
ららやにほ
冬服の一着で足る山暮らし
木好(きよし)
これは何万一張羅の冬の服
ひよとり
二十年着て冬服の古びれず
春川
冬服や階級袖に縫ひ付ける
ペコちゃん
軍服にあらぬ冬服とりどりに
倉戸せいら
英俊の冬服一分の隙もなく
銀命堂
冬服が似合わぬ彼の破天荒
空清@チーム将軍
冬服の袖口で拭くスマートホン
菊池洋勝
冬服は明日通達のメールくる
睡花
冬服の襟立て今日に期すること
金子加行
欝悒を隠すや紺の冬の服
くさぐき
自己嫌悪の度に重ねる冬の服
コジマアキラ
嘘言うて丸く冬服膨らまそ
犬烏賊
冬服やまかり通らぬ嘘をつく
今野浮儚
冬服を壁に休ませ昼の愚痴
四万十太郎
冬服の重さにつぶれる月曜日
福熊猫
冬服の色も沈鬱鉛色
山香ばし
冬服を値踏みする目で見られけり
井上じろ
冬服を笑われ少しばかり鬱
ひでやん
冬服に虚勢1.5倍増し
笑松
冬服の中身となりて黙ふかし
めいおう星
冬服をたっぷりと脱ぐ風呂屋かな
清永ゆうこ
冬服を脱いだぼくらにお臍かな
葦信夫
冬服を脱いで老人病の話
井上じろ
冬服を着て寡黙なる人となり
老人日記
冬服を眠らせ我も眠りけり
まどん
冬服の一指出発進行す
十猪
冬服の夜間交通整理かな
神戸鳥取
三度目の冬服まとい職安へ
相模の仙人
ぱちり眼をあけ冬服の行き倒れ
中原久遠
冬服や願書性別なら男
山本たぶん
冬服の麻雀牌を崩しけり
小林大山
冬服や葉巻たばことビリヤード
もね
冬服やブルーノートのジャズと酒
老驥
この冬服を形見となして失踪す
トレ媚庵
冬服を脱いで作戦③遂行
大塚迷路
床にあり昨夜の冬服テレビ見る
福田輝山
冬服や証明写真は無愛想
誉茂子
冬服の内に残されている痣
野乃
冬服の中あをぞらとなつてゐる
紆夜曲雪
冬服の箱をぼあんと押し開らく
雪花
冬服にぬくぬくとして空財布
巫女
冬服や息やわらかにしめりゆく
玻璃ヒカリ
冬服の色や理系の恋愛論
直躬
冬服の紳士の仕事当てあいぬ
anndanntekannta-bire
冬服の分だけ座席ずれにけり
写俳亭みの
冬服の喪と見粉ふや黒ずくめ
秋桜
冬服のあの休日の匂ひのす
紀貴之
冬服の繕ひ終へて離別せり
このはる紗耶
犯罪のにほひの冬服のズボン
吾平
冬服に蒸発したる気配かな
今野浮儚
冬服の下の仕掛けを御覧じろ
春爺
冬服やこれは去年のモカの染み
理酔
冬服の痛む裏地になじみあり
木漏れ日
冬服を繕え黒き木綿糸
烏天狗
冬服の中にマヌカン居て素肌
三重丸
冬服やマネキンはクラウチング
花屋
マネキンの曇ったメガネ冬の服
北大路南天
鈍いろの冬服にたすペンダント
うに子
冬服のをんなルージュを求めけり
酸模
冬服にしまう小銭と悲しさと
八木風味
青年の冬服純文学は死なず
可不可

並

冬服や脇に小さな穴ひとつ
あさり
虫食われ穴開き冬服風通す
おーかゆかり
気に入りの冬服にある虫の穴
つかりん
冬服や三年越しの穴大き
雪虫
冬服のどこそこかしこ虫の穴
正史
気がつけば色華やかに冬の服
四万十のおいさん
冬服の釦とりかえ華やける
てぃ
冬服や釦十個を掛け違ひ
てまり
一の字の釦穴三つ冬の服
瀬越悠矢
冬服や金のボタンをくれしひと
つかりん
冬服の1つだけボタン色違い
山風禅
冬服のボタン一つ取れかけて
千代姫
冬服の釦の二つ空の底
岐阜の屋根の草
釦止まる冬服一着だけ
比呂 無
冬服の綻びを縫う貴さよ
幸久
喫煙に焦げの掛け接ぎ冬の服
弘子
着もせぬに棄つるに惜しく冬の服
坂三
冬服やもんで湯洗い厚き雲
桜里
冬服や背に入る日差しぬくぬくと
花筏
冬服に着替え笑顔の一年生
田山(たぁさん)
冬服の袖丈足らぬ六年生
カンガガワ孝川
冬服の袖も短し3年生
みよしい
冬服を今日は何枚着るでしょう
ひろくん7さいのママ
ふゆふくをきてもかおだけつめたいよ
ひろしげ7さい
ユニクロの同じ冬服すれ違い
正史
行く人に同じ冬服ゐたりけり
けんG@ユニクロあるあるパート1
冬服を着てユニクロに来てしまふ
けんG@ユニクロあるあるパート2
冬服の裏に朱色やハイヒール
ミセスどんぐり
引き出しの我の冬服黒ばかり
みつこ
冬服のバーゲン白を試着する
むすびめ
衝撃のラメ金入りの冬の服
ようこ
冬服の首もとふわっとあなた色
石田麦子
冬服は無難な茶系ばかりなり
石井せんすい
冬服は明るき色と花を付け
紅映
冬服のネクタイ少し派手にする
夢堂
冬服や少し派手目のチェック柄
茂人
カシミヤの時代遅れのコート着る
おはぎ
冬服をたたんだ嵩は母の勝ち
瑞木
冬服の母娘蝋燭持ち祈る
原ひと@神戸の震災からもう20年。ありありと思い出せるのに。
叔母さんも流行りの冬服着こなして
田中ようちゃん
子を想う母が重ねる冬の服
文学寅さん
冬服を繕いながら母眠る
柳葉魚
冬服や妣の夢みた恋の中
未々
兄が着た冬服を詰め上京す
木槿
冬服や父の生きざま香りけり
十六夜
冬服の短き父の形見かな
父の背は草臥れ模様冬の服
むじーじ
コ-ディネイト父の古着の冬服と
さとう七恵
冬服や父の背中が丸くなる
冬服や祖父のツイード着て歩く
ゆみづき
背反の娘に冬服掛けし父
香舟
冬服の後ろ姿や父親の
スカビオサ
ナフタリン父の臭いの冬の服
桜阪れい
樟脳のにほいただよふ冬服に
しげ爺
すれ違う冬服かすかに樟脳香
勿忘草
冬服は重し昭和の女学生
ころころぼっくる
冬服の娘まぶしく目細むる
さきの咲野
冬服脱ぐ終わりし恋を語りだす
ゴマ四郎
冬服やその場逃れに嘘重ね
よしえ
冬服や願いや抱負しみじみと
ゆ~
冬服の余る袖振り駆ける君
サチコ
冬服の細長き胴の少年
ジャンク堂
冬服の繊維の奥の記憶かな
ちあふる
冬服のように重ねた心とけ
てるこ
冬服を脱ぎては天を仰ぎみる
のひろ
冬服で温水プール向かうなり
パオ
フード付交通指導冬服だ
ばんしょう
冬服は皆同じ色乙女たち
鶴田梅勝
冬服を着て美しく齢重ね
ふふ
冬服に微かに残る君の声
まの
冬服を着込みてもまだ躊躇あり
葦蘆
冬服や脱ぎ捨て遊ぶ子供達
雅紀
冬服の子朝の挨拶はきはきと
れんげ畑
冬服の袖をまくりて子等喋る
狸漫住
冬服が跳んで喜ぶ発表の日
ベルフラワー
冬服で口ずさみたる歌「YELL 」(エール)
直躬@YELL/いきものがかり N コン2009の課題曲です。受験生の皆様 ファイト!
冬服や街も車内も学校も
天めざす
冬服の手足伸び切る中三生
風花
袖口のくすむ冬服十五才
吉崎羽白
新調の冬服二十歳まで十日
江戸人
冬服や姪三人に受け継がれ
江口小春
校庭を駆く冬服の格子縞
冬服も膝出し笑う昭和の子
紅あずま
冬服のフード被りて子らを待つ
クラウド坂上
冬服に夕日が映える家路かな
かぬまっこ
冬服のファスナー開き駆ける子ら
きのと
日溜りに冬服脱いで遊ぶ子ら
甘泉
冬服に抱かれ健やかなる二歳
八十八五十八
冬服のダンゴになりて押し合ふ子
富士山
もこもこの冬服の児の頬紅く
山樫梢
もこもこの冬着を嫌う女子高生
ちびつぶぶどう@JKは、薄着
もこもこの冬服となる妊婦かな
清川えみ
せんだんの木藁の冬服着替えずに
まこち
冬服や風に向かひて仁王立ち
むにむにちゃん
吹き荒む風翻す冬服や
みかん
物干しの冬服重き隙間空け
黄金のあひる
冬服や洗濯挟みに操られ
やっぱり華緋
冬服で彩る脚の華やかさ
らいおん。
冬服を着ぶくれて笑む鏡かな
るび
病得て冬服見上げ指を折る
寒露
友の母形見分けなる冬服よ
レモングラス
こわいとも父の冬服やさしくも
果林
賜りしこぞの冬服見当たらず
紀隆バアバ
亡き人の冬服軽し手が止まる
軌一
旅鞄はち切れんほど冬の服
宇摩のあかつき
冬服のポケットにあった京都行き
蒲公英五十二
冬服や黒かベージュか交差点
間野ぷうちゃ
冬着きて古里に入る無人駅
公毅
勝負時冬服だけが知り過ぎて
あきさくら洋子
冬服や太陽の香の部屋を着る
いさ
街ゆけば黒い冬服ばかりなり
えちくらい
冬服の行き交う街に灯がともる
おせどのすずめ
冬服やサムソナイトに溢れおり
かえるりん
冬服の比翼仕立てのもどかしさ
かくみみ
冬服を重く思ひて職辞せり
玄次郎
冬服着天まで響く足音が
笹百合
冬服や虎ばかり来る商店街
四六三
冬服の君が待ってる停留所
中内かぼちゃ
来ぬバスを待ちゐる冬服の陳列
香壺
冬服や足手纏ひのメトロ乗る
千寿関屋(仮)
冬服の丸い背ばかりや通勤路
俊明
冬服で膨れて膨らむ通勤電車
白石美月
冬服や靴下沈む水平線
高橋紅音
着やせして冬服二着試着室
山崎 点眼
冬服や男同士で手をつなぎ
小木さんの娘
冬服に一夜泊りのカイロかな
小野寺友香
この埃冬服生まれ鈍色なり
松仁
冬服の横を湯気立てランニング
松風
冬服に守られ易き別れ告ぐ
瀬紀
冬服が膨らむような陽射し浴び
星降松
冬服を脱ぎ捨ててゆく修験道
遷太
冬服や言葉の棘も包みおり
想予
無造作に着る冬服に良い香り
泰然
肩凝りの原因なりや冬の服
中島 京子
冬服の黒点ちらす河川敷
呑水
冬服の首をすくめるビルの陰
奈良翁
ナポレオンの冬服西へ西へ
南亭骨太
着物地の冬服纏い俳句会
芭治留
定年後冬服褪せず二十年
馬場 政説
冬服を数枚残し仕舞いけり
白川葎
出番待ち冬服並べて天気予報
麦花
冬服を干して三日目雨止まず
風待人
冬服で覚悟を決める朝支度
柳児
冬服の思い出しきり捨てられず
立香
冬服の背を送る朝あと三日
和のん
冬服や煙草の煙手に触れし
冬服を脱ぎ軽やかになりにけり
冬服や主の姿のままでゐる
コアラ@復活しました!!!
自動ドア開き冬服の飛び六法
しば蒼玉
冬服やベンジャミンらしファーのある
ジンベイ貮拾陸
冬服のお洒落にファー取り入れる
たかちゃん
冬服にアプリケ楽しぐりとぐら
てぃ
冬服を重ね着彼のふるさとへ
ぱむだ木下
冬服が二十万羽の死を運ぶ
稲穂
冬服の七つの衣嚢(かくし)夢語り
越佐ふみを
旅行カバン冬着のゐどこ空けておき
紀貴之
冬服を買いたし入れるとこは無し
原ひと葉
冬服に去冬の記憶潜みけり
左都
冬服の日蔭より出で日矢の下
山上 博
冬服のチャックが光る浜辺かな
山旅人
女学生小便小僧に冬服
七三子
冬服の寝押し乱るる寝相かな
寝ん太郎
冬服を脱がせ爆風待合室
森 青萄
冬服に日差しを浴びて君を待つ
深草あやめ
冬服や何処で貰ひしこの名刺
真沙
冬服に太き腕より通しけり
八幡風花
渋谷駅冬着の人をどつと吐く
峰泉しょうこ
冬服の袖まくりあげ腕相撲 
葉月のりりん
年々と冬服かろくなりにけり
和栄
冬服を着て貫録の付きにけり
兀兀
冬服も超の付くほど軽くなり
カンナちゃん
冬服や重ね重ねしてみる
雅由
冬服や街に猫背の目立ちけり
宮すみ女
厄落すごとく冬服脱ぎ捨てる
江戸人
冬服や鈍色をした北の海
重翁
はや八度仕立て直しの冬服や
泰 徳人
冬服の雨にぬれても富士見かな
藤鷹圓哉
種々雑多多者択一の冬の服
風来坊
冬服の人がうごめく駅ホーム
ワッペンの付いた冬服初デート
比呂無
冬服にからすねを出す女子校生
目黒輝美
冬服や箪笥の大半占領し
がめ
妻同い年オールドコートの袖解る
トポル
曇り空冬服重く身も重く
間野ぷうちゃ 
冬服や前の親子も黒い色
高橋良夫
冬服の厚さ懐かし一昔
狸漫住
冬服に込み合ふ朝の電車かな
八木高穂
二十年前の冬服声聞こゆ
百合かがり
冬服の襟立て愛の退路絶つ
隣安
数枚の冬服箪笥を占領す
靫草子
フリンジの揺れる冬服有楽町
でらっくま
冬服を脱ぎ捨て並ぶ中継点
小雪
冬服や値札そろそろ重ね貼り
北まぐれ

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