俳句ポスト365結果発表

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  3. 白梅

第100回 2015年1月22日週の兼題

白梅

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

白梅のひかりはやはらかく尖る
桜井教人
白梅の紅密やかに蕊の奥
ビッグアップル
青き雄しべ溢れんばかり白梅
誉茂子
白梅の開いて蕊の黄金色
白梅の雄蘂の放射する生気
小市
白梅の蘂の影濃き園は昼
松本 だりあ
眞白なる梅の万朶のみどりいろ
はまゆう
白梅の枝は緑や朝のこと
笹百合
青軸という白梅のうすみどり
あんじゅ
樹齢百年北限の梅白し
みなと
百年の白梅ちさし洞太し
てん点
白一輪支柱に頼る臥龍梅
石井せんすい
白梅の野生に近きものより開(あ)く
森 青萄
白梅の眩し野方図に生き抜く
不知火
白梅の飛んでみたきや空の色
金子加行
白梅のしゃらんしゃらんとひらきけり
樫の木
白梅やいろはにほへと風が出る
66
白梅のぱぱぴぴぷぺぽ雲留む
バーバラ
プクプクと白梅の沸く晴れの底
まの
白梅や青空しかとつかみおり
寝子屋はすね
白梅の幹揚々と青き空
一面の青空片隅に白梅
老人日記
白梅の高貴な空を捕らへけり
やにほ
白梅の降るほど占拠する空よ
ミル
白梅の雨に静けさ匂ひけり
山上 博
白梅の雨粒ほどに膨らみて
三輪えつし
白梅や夜はしらじら明けるもの
清永ゆうこ
白梅へ淡き日射しの淡き揺れ
むすびめ
白梅の潤みてくれば暮れてをり
ジャンク堂
そこだけが暮れ残りゐて梅白し
土田 湖亭
一片は紅灯へと散る白梅
トポル
眼裏に白梅抱き眠り落つ
はまゆう
白梅や暗き眠りの戸を開けん
想予
星ひとつ吐きだす梅の白さかな
凡鑽
白梅の香のひろごるや宵の星
香壺
白梅の星となりうる可能性
佐々木紺
白梅やあるじなき家に一つ星
のり茶づけ
白梅や爆発近き赤色星
なみ
月光に発酵しゆく白梅林
根子屋
夜の闇に白梅の香は発光体
登美子
白梅や闇夜はことに香りをり
うに子
白梅のかたちの夜の脳細胞
深呼吸
青い夜明けを新聞が来て梅白し
ポメロ親父
白梅や呼吸の如く波の音
のり茶づけ
白梅の静かなる時水落ちる
ふかふか@可不可の息子、10歳、小5。
白梅や夜の湿りを両肩に
ぼたんのむら
白梅やいつも何処かが軋みいる
ばもととしお
白梅のような平和よ永遠にあれ
紅映
白梅や非戦の思ひ忘れまじ
Mコスモ
白梅や白きを盾に戦ヘる
長緒 連
白梅のこの白を見よテロリスト
鈴木麗門
白梅の一輪よ咲けヨルダンに
お手玉
白梅やシリアの花に目をこらす
花屋
母ありて子ありて白梅の祈り
めいおう星
祈り継ぐ朝の白梅広がりぬ
倉戸せいら
迂闊にも既に白梅七部咲
ポメロ親父
白梅はもう其処ですと下りて来る
甘泉
結い上ぐる乙女のうなじ梅真白
ことまと
乙女らのはにかむ風や白き梅
さとう七恵
白梅を妻の目線へ語りかけ
河合郁
白梅やなの乳房(ちちぶさ)の冷たし優し
葦蘆
白梅のにほふや新婦控室
みちる
白梅の香る白無垢姿かな
神戸鳥取
水郷の白梅くぐり嫁の来る
むじーじ
白梅にかすかに触れて婚の列
樫の木
聡明な姉の嫁入り梅白し
どかてい
白梅の香りおそらくよき話
桂介
友禅の白梅うつす咲き心地
山崎 点眼
白梅や象牙の爪で弾く弦
どかてい
板塀に白梅のぞくお教室
とうへい
白梅や隣家本日完成す
ちえ
白梅や禰宜の号令にて放水す
ねこ端石
梅真白少年式の決意かな
ことまと
白梅や少年式の澄む瞳
八十八五十八
白梅や海の香りな五稜郭
玲明
歌忘れられ湯島の白梅は老いた
お茶の水抜けて湯島の白梅へ
らっこマミー
白梅の枝の向かうの河内かな
ららやにほ
白梅や沈む村だく月ヶ瀬湖
kokoro
月ケ瀬の白梅月の出ずるまで
いち瑠
月ヶ瀬や白梅に飽き夫に飽き
とりとり
早咲きの白梅たずね隣町
軌一
梅の白かぞへて抜ける隣町
有櫛水母男
白梅を街の場末の映画館
月光庵
白梅や創業古き菓子司
笑松
白梅や大庄屋門の鯨幕
蓼蟲
古民家の波打つ玻璃の梅白し
kokoro
縁側の広き藩校梅白し
どかてい
白梅の道姦しや女学校
川島欣也
白梅のほつほつ咲くや裁判所
甘えび
白梅や目指すは簡易裁判所
ちびつぶぶどう
音立てて白梅咲きぬ療養所
杉本とらを
白梅を右に曲がれば知事官舎
未貫
潮風に白梅にほふ坂の町
酸模
白梅の湿りて優し女坂
天めざす
白梅や女坂には占い師
鈴木麗門
見上ぐれば白梅まぶし男坂
金太郎
二の丸をつつむ白ばい海のきら
あつちやん
唐門の白梅香り立つ時分
白梅やそろりと渡る太鼓橋
嘉子
白梅や赤き反り身の太鼓橋
慎吾
白梅や女人高野の赤き橋
巫女
白梅や朱色あざやか六角堂
らっこ
楼門につづく急磴梅真白
紀和やよい
白梅の白を纏へる比丘尼寺
小町
白梅やお大師さんの産湯跡
おせどのすずめ
白梅の薄墨なりて尼が寺
たま
白梅や貼りどころなき千社札
七七子
白梅や絵馬ずつしりと混み合へり
丸山清子
白梅や村の社に絵馬ひとつ
銀命堂
白梅や同窓となれ絵馬の主
千寿関屋(仮)
白梅や固く結びし恋神籤
ひろ志
白梅や読経こぼるる網代笠
小雪
白梅や粥座知らせる鐘の音
秋月
白梅の名所のお札送りたる
千代姫
白梅やハンドバッグの御朱印帳
ヤッチー
白梅の巫女は朱袴翻す
津葦
瞑れば故郷の水や梅真白
牛後
バスの客みな右向けり白き梅
丸山清子
白梅の湯治場へ行く列車かな
三島ちとせ
白梅の匂ひ落とせる出湯かな
もね
白梅のありそうな磯野家の庭
どっこいしょ
一枝の白梅生けて飯を炊く
カンガガワ孝川
白梅の未だ蕾や白湯の味
車話
白梅の一輪孤独さあ呑むか
あきさくら洋子
戯れの肉球白梅を散らす
ころころぼっくる
白梅や猫走りゆく石畳
さきの咲野
白梅や犬十年を嗅げる道
井上じろ
白梅や犬の汚穢を後ろ手に
雨月
白梅や近くで眠る牛二匹
白梅や黒光りする鯉の背中(せな)
旧重信のタイガース
白梅は青き小鳥と空を抱く
くわみま
白梅に鳥の狼藉風の鞭
江戸人
白梅は二分咲きほどや恋ですね
雨宮涼風
たまゆらの真白き梅や恋に似て
間野ぷうちゃ
白梅や破れた恋は捨てるもの
さとう七恵
白梅や挫けても私は私
甘えび
白梅の蕾に聞いてもらふ鬱
矢野リンド
白梅の心任せの躁と鬱
瀬紀
白梅のやうと言はれて淋しかり
なみ
さびしさに白梅にらんでしまひけり
佐の子
なつかしさのあとをさびしさ梅真白
森 青萄
遠き日の写真風葬梅真白
あい
白梅や抱くはひとつ志
玻璃ヒカリ
白梅や光は言(ことば)より生まれ
樫の木
妻という名のあり今朝の白梅へ
葉月
白梅を妻に例えて紅梅は
正則
白梅や老父爪切る音高し
石英
白梅の蕊こそ小さき風の母
大塚迷路
せっかちな母の白梅だけが咲く
まどん
白梅に母の面影探す人
十六夜
白梅やかつて軍国聖少女
十猪
白梅を愛しと思う齢かな
石田アツ子
退職の言葉短く梅白し
夢堂
白梅の杖少し上げ別れけり
蘭丸
白梅の白うるわしく老に入る
東山
白梅をまつて、まつて往きました
有櫛水母男
白梅のほのかに香る納骨日
田中ようちゃん
享保と読める墓石梅白し
雪うさぎ
管制下白梅だけが光りをり
雪虫
白梅にガテマラの湯気かかりけり
松寛
白梅を映してゆれるハイボール
竹春
マスターと白梅とゐる地下の店
雨宮涼風
白梅が咲いたよと居酒屋の隅
理酔
飲み過ぎの朝あゝ梅が白すぎる
奈津
しら梅や酒澄む朝の蔵の壁
可不可
白梅や弓射る音の一刹那
時雨
白梅や少年剣士の青き声
三重丸
白梅を跳び越えてゆく少年よ
七草
人を避け白梅数へつつ歩く
レモングラス
ご入学の切符と梅と祖父が来た
こりのらはしに@徳島本線 学駅の切符
赤子よくよく白梅を掴まんと
吾平
白梅や風紀委員の綾乃さん
雨月
白梅や面接官の赤きペン
貴薫
白梅を横に往診出迎へる
クズウジュンイチ
この家のあるじ百歳梅真白
らっこマミー
白梅の祭壇睨む老いた喪主
ちびつぶぶどう
恩師より白梅の香の祝詞かな
ひぐらし
巫女舞の続く舞台や梅白し
ひろろ
白梅の枝の手水を案内し
玉虫虫
白梅や若宮さまの歩き初む
このはる紗耶
白梅や礼のきちんとできる人
でらっくま
白梅を枝ごと庭師から貰い
小木さんの娘
白梅や吹き曝されるという生業
靫草子
白梅の眩しかりけり夜勤明け
真沙
世辞ひとつ言はぬ杜氏や梅白し
田中ブラン
どこまでも白梅の道君の罠か
理酔
讒訴され白梅の空まだ咲かぬ
野純
白梅の下には白猫が眠る
奈津
白梅が海月のように浮いている
竹庵
魁へ吹く風強し梅真白
矢野リンド
白梅の影ほろほろと車椅子へ
緑の手
車椅子に小さき段差梅真白
露玉
白梅や駅で立ち読む旅の本
晴好雨独
生国を遠く離れて梅白し
ぽむ紅玉
白梅やまた新しき仮の家
ハンダフミヨ
白梅や話せる人のない暮らし
菊池洋勝
白梅のかをりの中にシーツ干す
香山のりこ
梅白し明日捨つるべきもの縛る
ポメロ親父
木戸銭に白梅みっつ置いてきた
江口小春
張り子屋の庭に白梅三分咲き
誉茂子
白梅の朝や袱紗は右開き
るびい
白梅や伊万里の中に匂う青
江口小春
白梅やビロード椅子と三面鏡
杜の緑子
白梅を探し兜太の句碑に会う
竹庵
白梅や鏡花の本まだ半ば
睡花
貫之の世も近頃も白梅は
るびい
白梅や万葉の歌千年を
露玉
古典紐解けば白梅香り立つ
雪花
白梅や小学生の読む論語
八木風味
白梅や何とはなしに指栞
いもとやべえ
履歴書の筆を止めたる白き梅
岐阜屋根の草
白梅や履歴書空白賞罰欄
四万十太郎
白梅や書籍用紙の色が好き
小市
白梅や廊下に残る墨のあと
玻璃ヒカリ
白梅や墨磨る朝はしずまりて
山香ばし
白梅や墨磨る音を指に聞き
牛後
白梅の露集めては香る墨
狸漫住@心清めます。今年中に…
白梅や硯に腐りゆく墨汁
初蒸気
文机五寸ずらして梅真白
時雨
白梅や遺品の整理つかぬまま
毛利あづき
白梅や運び出される古ピアノ
柳葉魚
白梅や羅英辞典のインクの香
くわみま@ラテン語はまだ勉強を始めたばかり
走り来るシルビアさんの手に白梅
位子
白梅を見つむロシアの佳人かな
湖鐘恭子
白梅やロシアから来し女の子
山走子
白梅とバイカル湖から来た鳥と
とりとり
白梅や暁の聖ヨゼフ園
スズキチ
唐突に白梅跳ねるカンツォーネ
ぐべの実
白梅やあれはラヴェルのメヌエツト
今野浮儚
梅香るバッハ平均律の空
白豆
白梅や象は印度を懐かしむ
稲穂
白梅やうしとるうまとるひとをとる
葦信夫
梅匂ふ縄文の闇いかほどか
こりのらはしに
烏羽玉の夜を白梅沈みたる
内藤羊皐
後宮の白梅一枝文に添ふ
和のん
夜爪して白梅のこゑ聴いてをり
雪うさぎ
白梅や夜の獣に誘はれ
とおと
白梅やイーハトーヴォの赤い屋根
ねこ端石
はくばいのえだをふったらはなのびた
ひろしげ7さい
白梅は咲けり大地の割けし日も
理子
白梅や原子炉朽ちて風の中
河内天青

並

白梅のつと含みたる三つ四つ
一生のふさく
凛として触れてはならぬ白の梅
香舟
白梅は枝先までも元気なり
四万十のおいさん
色冴えて品よく香る白き梅
秋桜
萼あかく梅まつしろの花が咲く
雅紀
白梅は紅に紛れて美しく
清川えみ
白梅や何に染まらぬ白梅や
廿枝みわ
紅なりと開いてみれば白き梅
凛凛と凛と白梅ひらく音
こりのらはしに
白梅の芽より割れ目の見えてをり
杜の緑子
白梅の花びら百千染めにけり
寸人
白梅の蕾に日々を数えたり
靫草子
つつましく先に咲きたる白梅かな
菜煮藻でん
清らかに白梅ひらく蕊までも
えらいぞ、はるかちゃん!
あした咲こうか遅れて咲くか白梅よ
藤鷹圓哉
惜しげなく香を漂はせ梅白し
ふふ
白梅は控えめに咲き香りくる
竹内一茶
白梅や仄かな香る日暮れ時
石橋鉄橋
白梅の香り判らぬまま日暮
東雲
白梅のほのかに香る古き家
むらたふみ
白梅や淡き世界に香り満つ
みかん
白梅や蕊の数ほど香を放ち
むにむにちゃん
白梅の香と潮の香と混ざりけり
喜多輝女
風かよふ白梅のその芳しき
花筏
残り香に似て白梅の白々し
ハラミータ
白梅や幹の黒さになお白く
ゆみづき
白梅のポップコーンのよにはじけ
山香ばし
ポップコーンのように白梅咲きにけり
ようこ
白梅に恥らい笑みの生まれけり
よしえ
白梅の開くがごとき照れ笑い
丸助
こそばさに負けて白梅ぽんと咲く
シツ女
白梅の呟く声すさしすせそ
欠伸する如く白梅が開く
璃紗
白梅の芯に天使の居て候
彦山
白梅や空に向かひて咲き誇り
松仁
白梅の形に空を切り取りて
かつたろ一。
白梅や青空丸く切り取りて
藤紫
白梅は斜めにあおく切りとりぬ
茶子(ちゃこ)
白梅のこぼれんばかりに空青く
るび
白梅や空の青にも染まらぬか
おせろ
風すさぶ白梅映えて青い空
まみん
白梅や空の蒼さに白極む
茂人
白梅の背後の山と青い空
パオ
空と海碧引立てて梅白し
なごみ
ひととせの風雨にいよよ梅白く
多田昭男
白梅や白さをまして雨に咲く
木漏れ日
白梅の一雨ことに三つ咲く
勝子
白梅の蕾びっくり雨雫
すえよし
白梅を濡らして朝の雨あがる
台所のキフジン
白梅や囲いの隙に匂いくる
金銀パール
垣根越え白梅の香のおすそわけ
れんげ畑
白梅のひそやかに咲く垣根内
三奈枝
照り映ゆる白梅内より放つやう
山樫梢
白梅の気品に見惚れた今日の午後
松下午前
白梅やくるぶしだった爺の花
松風
白梅や古木に咲きて足止まる
鶴田梅勝
マチネーを撥ねて白梅暮れ残る
可不可
白梅やモダンドットを地に描く
千花
白梅と聞けば湯島を想う我
ベルフラワー
願懸けの湯島白梅切通し
老驥
白梅と聞かば演歌の湯島かな
しげ爺
白梅の香り訪ねし安曇野へ
かしょう
白梅をめぐりジグザグ水戸駅へ
ぷりむら
盆梅に白梅混じり比良の雪
相模の仙人
白梅や怨霊多き平安京
れんげ畑
白梅や北野社に神酒の香が
澄海
北野天満宮白梅の頃かな
木槿
白梅や絵馬の溢るる天満宮
八木高穂
「飛梅」の白梅植うる天満宮
重翁
百万の白梅小さな城下町
高橋良夫
白梅や香り閉じ込め大手門
陽肥えさん
白梅や城公園の鳩の糞
宗本智之
白梅や町には町の色のあり
紗蘭
白梅を求めて丘に登りけり
兀兀
白梅や佇むほどの無人駅
よりみち
街灯にうかぶ白梅夢幻坂
慎太郎
さみどりの枝に白梅峠道
きのと
温泉の町にほのかな白き梅
せり花
石道の靴音白梅枝揺らす
福田輝山
築地塀来て白梅の風と逢う
江戸人
白梅や二人の先の葛折
髙橋 冬扇
白梅や由来知りたき坂の道
目黒輝美
白梅や無になりて待つ診察室
間野ぷうちゃ
白梅や隠居の庭に天神に
ビッグアップル
奔放に伸びる白梅碧い空
富士山
白梅や小石川東大植物園
木好
白梅や母と歩いた箸蔵寺
あさり
白梅ぬけ紅梅ぬけて塔仰ぐ
クラウド坂上
白梅あり番外寺はしづかなり
越佐ふみを
人影のちらほら白梅の寺へ
鬼怒
白梅や着いて真っ先行くトイレ
写俳亭みの
公園の白梅ふふむ日差しかな
つかりん
白梅の古木に宮の重さかな
しゅんかん
梅白き藁屋に来たる岐れ道
うらら
白梅の遊園地跡たずねみる
かくみみ
白梅が微かに香る通学路
おーかゆかり
白梅のほころび初む幼稚園
スカビオサ
白梅や行く手におほき泥の水
でこはち
御一行白梅の香や右左
スカビオサ
白梅に弁当ビールいらんかえ
あーたん@まこちの母
白梅を見てきたと言い上機嫌
トレ媚庵
白梅にスキップ上着を脱ぎ捨てて
とめしょう
白梅を活けて味わう朝餉かな
かぬまっこ
白梅の飾りを由しと舞う雀
カンナちゃん
雀発つ城の白梅散らしつつ
八幡風花
白梅に胸あかき鳥夢ごこち
直躬
白梅のつぼみをつつく鳥蒼し
白桜
白梅の花びらふわりポチの鼻
森のクマさん
白梅や開ききったる猫の指
ほうじ茶
こっそりと白梅咲きて母思う
礼子
白梅の下に寄り添ふ老夫婦
杜若
初孫や白梅薫る産院に
お茶子
枝先に白梅一輪少女笑む
白川葎
旅立てる兄や白梅ちらほらと
峰泉しょうこ
白梅や久しき彼の背の広さ
野乃
白梅の向こう千波湖親子連れ
宮写楽
白梅や人の子生まる家埋まる
いさ
白梅の堀には低く子に高く
坂三
白梅の香を知るや幼ならよ
鷺沼
白梅やつたいあるきのあやうさに
果林
白梅や夢も膨らむ三学期
向日葵
異国の子迎える明日の白梅かな
蒲公英五十二
白梅も二十歳も空にのびやかに
寒露
白梅や恋を知り初む女学生
春川
しらうめと濁らず話す母娘
奈良翁
白梅と見合い写真を撮る漢
ゴマ四郎
白梅の枝振り惑うカメラマ
みよしい
学窓に尼は白梅生け去りぬ
ペコちゃん
白梅や道真公の永久(とわ)の庭
ねもじ
獄中の松陰望む白梅ぞ
ときめき人
梅若の無念偲ぶる白梅か
玄次郎
光琳の白梅枝をまた伸ばし
五猫
白梅の園に翁ら梅談義
しげ爺
白梅や白髪紳士待ちぼうけ
宇摩のあかつき
白梅や老いてなほ可愛くいたし
なんちゃってラスカル
白梅や目標は白寿の祝い
空山
白梅や命半分ある限り
幸久
合わす手に白梅の香はふくよかと
弘子
ベッドから見やる白梅生きている
空清@チーム将軍
連れ添ひて四十五年梅真白
直木 葉子
白梅の似合う干支なり未年
芭菜々
白梅や最終区間五人抜き
てまり
白梅や神様が微笑んでいる
みえ
願掛けて梅の白さを二つ三つ
燐寸坊
白梅や香りとともに吉を待つ
小笑み
白梅と共に待ちたる吉報なり
ゆ~
白梅や詣でる君に吉運ぶ
白石 美月
白梅や今かいまかと待ちわびる
ぐみ
白梅の小さく震え不合格
のひろ
合格の報白梅の香とともに
八十八五十八
白梅に一雨毎の入試かな
おはぎ
白梅に願掛け臨む試験場
がめ
白梅や蕾に触れし受験生
こねこね
白梅や紅色のランドセル
百草千樹
玉砂利を踏めば白梅香り来る
タケ
白梅の枝におみくじ結び願う空
文月さな女
籤結ぶ枝に白梅の笑顔あり
たあこいず
白梅や中吉なれど良しとする
浜ちよ
白梅やお守り密かに貰ひ受く
ふわり子
白梅や離婚願いの籤結び
比呂 無
白梅やものわびしさに書く手紙
三田十字
白は使わず白梅を絵手紙に
亜桜みかり
画用紙にため息盛りて梅白し
犬烏賊
茶を啜り一句読みたや白梅を
螢寿
白梅の下で静かに句をひねり
木瓜
病室の白梅の枝の句会なり
四六三
胆嚢をとりて白梅深く嗅ぐ
うらら4号
白梅が思い出させる清楚かな
詩季
白梅にそっと思いを打ち明ける
ひろくん7さいのママ
白梅や夢は決めたが道知らず
珠女桜あすか
白梅の坂道上る片想い
中内かぼちゃ
白梅の的疑はぬ弓矢かな
今野浮儚
白梅や矢を山盛りの箙負う
灰色狼
酒二合白梅二輪笑み一つ
俊明
白梅と共に語りて酒を飲む
立香
にほひたつ白梅手折りて献盃す
海雪
裏庭の白梅浮かぶお猪口かな
吉崎羽白
白梅や不許葷肉の碑のありて
きのと
菅公の愛でし臥牛や梅かをる
宮すみ女
ゴッホ描く浮世絵のなかの白梅
桜阪れい
白梅や光圀愛でし庭先で
えちくらい
白梅や太宰が往きし里の坂
山旅人
白梅や小町娘の勢揃い
柳児
白梅や太夫は深く一礼す
流星
白梅や虎徹の刃文めく一夜
鈴木麗門@虎徹は正宗と並び称される名刀工・名刀
青空に白梅舞って電車往く
田山(たぁさん)
白梅の香も乗せ閉まるバスのドア
馬場 馬子
車中にも白梅の香押しよせり
蒼苑
境内に香る白梅竹箒
星降松
ひそやかに白梅映る手水鉢
正史
白梅の枝たっぷりと壺に挿す
深草あやめ
隠し味白梅咲いた壺洗う
かげろう
白梅や剣山よりも青い空
春爺
白壁に墨で家紋や白き梅
白梅や生死の問ひに黙しをり
紀貴之
白梅や罪がするりとこぼれ落つ
鼓吟
白梅の迷ふことなし今日に咲く
望月ゆう
雨戸あけ白梅一輪香ほのか
左都
箒目の庭白梅のつぼみかな
白梅や遅刻の朝の鼻先に
北城椿貴
校章に白梅重ね深呼吸
黄金のあひる
白梅や無垢の微笑み止まる足
菅 秀郎
白梅や巡査ただいま巡回中
泰然
梅白し窓額縁に見立てけり
加和志真
白梅や内へ外へと招き猫
高橋藍守
白梅の釦握り見送るかな
最初の第一歩
白梅や花街とほる蛇の目傘
善句太郎
白梅を二つ三つ貼り文を書く
中島京子
白梅や野太鼓の撥高く持ち
芭治留
白梅の少し早きを二人行
未々
声かけてあげてください梅白し
渕野陽鳥
白梅や馬鹿と言われて伐りました
ひでやん
世間虚仮白梅といふ詩の杖も
紆夜曲雪
初めての盆栽求め白梅か
食いしん坊セツ
白梅を青磁の龍に重ねては
93kgのプッコラ
老白梅匂へる水を湛え立つ
カリメロ
白梅や姿勢よき師の書道塾
てぃ
白梅のかをる学舎ふねをこぐ
ぷりむら
一輪の白梅は知る明日は晴れ
みつこ
白梅はほころび西へ西へ雲
鞠月
白梅の塀までの息祈る大空
信天翁
白梅の撫で牛そっとふれてみる
睡花
ラッシュアワー車窓に一瞬白梅や
泰 徳人
白梅や肩凝り解けて書く便り
南亭骨太
白梅の一樹暦に先駆けて
隣安
しら梅や乳歯ほろりとうしなへる
紆夜曲雪
ふるさとの白梅咲くと告ぐニュース
みつこ
白梅の便りにひとつ息を吸う
小野寺友香
白梅の裾模様揺れ宮参り
まるこ
白梅や校正さんの袖に赤
魔王
友よりの写真白梅香る白湯
原ひと葉
白梅や我も我もと触れにけり
公毅
白梅や幸せさうな二人連れ
小木さん
白梅や心静かに座禅会
勿忘草
白梅の下色のない夢を見る
土井小文
白梅や手遊び歌のだるまさん
波野
白梅や同窓会の知らせあり
百合かがり
白梅や昨日も今日も神頼み
北大路南天
白梅に老いの相談月明かり
妹のりこ
白梅や疎遠は疎遠のままでをり
穐山やよい
初恋は白梅匂う雨の夜
しげる
白梅を湯呑に浮かべ婦人会
桜姫5
三ヶ月過ぎし焼跡に白梅
小泉ルリ
職辞して生計リセット梅真白
寝ん太郎
枝ごとに風抱きいる白き梅
多寿(たず)
白梅や上七軒の芸舞妓
土井小文
登園を幾年見るや白き梅
浜ちよ
白梅と結ぶ唇緩む頃
福熊猫
満開の白梅真白沖縄戦
みさきまる
白梅は妖怪の仮住まいかな
山本たぶん
白梅の香で千年を一跨ぎ
詩の
白梅やいにしえの時空盆の上
紗々
白梅は天女と龍の化身かな
葉月のりりん
地球から諍い無くせ梅白し
たんと

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