俳句ポスト365結果発表

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  3. 水草生う

第105回 2015年2月26日週の兼題

水草生う

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

水面には光の匂ひ水草生ふ
sakura a.
水草生ふ零るる水の耀へり
七草
水面に泡粒一つ水草生ふ
ビッグアップル
つぶやきの泡ひとつふたつ水草生ふ
念仏の桂介
ぶくぶくの泡ぷくぷくと水草生ふ
いもとやべえ
ぷくぷくと気泡水草生うる辺に
芳青
水草生うかぷかぷわらふクラムボン
直木 葉子
くらむぼん笑つてゐるよ水草生ふ
でらっくま
水草生う杭にくっつく水の泡
もね
気泡喃語のごとし水草生う
あらあらた
水草生う水面に浮かぶものは何
茂人
湧きあがる水底の砂水草生ふ
浜ちよ
泥に生ひ泥に老いゆく水草の
凡鑽
水草生う水のよどみの青臭し
お手玉
水底の空の明るさ水草生ふ
水草生ふ空の青さに負けぬやう
喜多輝女
水草生ふ刻々と空狭くして
丸山清子
水草生う一朶の雲を虜とし
あつちやん
望雲の水草生いたる清しさよ
花筏
水面の雲突き破り水草生ふ
みさきまる
水草生ふ風の流れに沿ふごとく
みちる
水の音激しく水草生いはじめ
睡花
水草生ふ雨の洗礼うけてをり
korinorahasini
水草生ふ細雨ひかりとなる朝
富山の露玉
水草生ふ水面濡らしてゐる小雨
江戸人
水草生うやまとことばで雨は降る
鞠月
水草の生うて座したる岩に雨
渡辺和夫
水草生ひ魚影のはしる水面かな
ひろ志
しなやかに日の斑の魚影水草生ふ
雪うさぎ
魚光る水草の生ふる根のあたり
ペコちゃん
水草生ううをは胎児のかたちなる
クズウジュンイチ
水草生うとろりと鯉の腹の見ゆ
シツ女
水草生ふ人来れば寄る鯉の群
ポメロ親父
人影に揺らめく鯉や水草生う
車話
水草生う魚になりたい日曜日
でらっくま
不凍湖をくすぐり飽きて水草生う
ぽむ紅玉
ここはいつ川であったか水草生う
ハンダフミヨ
堰堤の朽ちて水草生ひにけり
みなと
水草生ふ壊れしままの水車小屋
杉本とらを
山並みも水車も逆さ水草生う
ひろろ
水草生う水切り検定初段なり
可不可
道草の癖ついた子よ水草生ふ
こりのらはしに
水草生ふ木橋を渡るスニーカー
弘子
木道にリュック下ろせば水草生ふ
巫女@尾瀬
水草生ふくちばし赤き鳥の群
アンダンテカンタービレ
鳥狙ふ望遠レンズ水草生ふ
雨宮涼風
水草生ふ探鳥会は雨催ひ
矢野リンド
水草生う岸辺に小さき卵三つ
ぷりむら
てのひらに見えぬみずかき水草生う
無一
置物めくハシビロコウや水草生ふ
みなと
水草生う川の土管にヌートリア
名字こねこね
水草生う水輪確かむ猫の舌
花屋
水草生ふあべこべに向く猫の耳
どかてい
水草生ふ犬の名前を聞く朝
どかてい
水草生ふ仔山羊乗せたるさつぱ舟
きらら☆れい
水草生う明日も山羊は来るだろか
ぐべの実
水草生う子牛独りで水飲みに
福田輝山
象の死しかたちにそひて水草生ふ
内藤羊皐
水草生うライオンの子は四頭で
ことまと
水草生ふ日々に豊けし水の音
江戸人
水草生うここは日本百名水
笑松
水草生ふ水神様の目覚めたる
真沙
水草生ふ水神さまを祀る池
山本嘉子
水神のお出ましなるぞ水草生う
たんと
水草生う神の息吹に呼応して
みえ
水草生う竜神生れましし沼に
笑松
観音の済ひの千手水草生ふ
てん点
札所寺の横の小流れ水草生ふ
香山のりこ
願かけのお不動さんや水草生ふ
真沙
樽前山の湧水の川水草生ふ
勿忘草
クッチャロ湖光の底に水草生ふ
らっこマミー
蝦夷富士の揺るる湖面や水草生ふ
このはる紗耶
東京は煙る雨らし水草生ふ
酸模
尾瀬沼の冷たき水や水草生う
ぷりむら
水草生ふ鯖街道を雲わたる
百合かがり
水草生ふ川を眺める有馬かな
和也
巡礼の辿る讃岐路水草生ふ
宮すみ女
水草生ふ道後のお湯の下る川
破障子
大宰府の絵馬に降る雨水草生う
老人日記
水草生ふ中村橋の影の中
蓼蟲
水草生ふる掘巡らする家もがな
みちる
水辺へとはみ出すカフェや水草生ふ
金子 加行
尼寺へ渡る小橋や水草生ふ
井上じろ
尼僧の桃色僧衣水草生う
ジャンク堂@仏教国ミャンマーで見た光景
銅色のチェンマイ寺院水草生う
しかもり
近くして遠き故郷水草生い
のひろ
ふるさとは水の都よ水草生ふ
蓼蟲
堰までの母の御拾ひ水草生ふ
とうへい
水草の生うや流れに鍬を浸け
伊賀あざみ
鍬洗ふ夕暮れの瀬に水草生ふ
奈良翁
水草生う鍬も箒も雨ざらし
誉茂子
ホームランの球はいずこへ水草生う
こまっちゃ
白球へのばす竹竿水草生ふ
このはる紗耶
太陽のゴム毬流る水草生ふ
樫の木
空き缶の沈む二三個水草生ふ
紀和やよい
朝練の声間近なり水草生う
あい
水草生う下校時間の匂いかな
たあこいず
初恋は理科の先生水草生う
どっこいしょ
ひらがなの観察日誌水草生ふ
むらたふみ
水槽の観察日誌水草生う
はまゆう
水槽の田んぼの土や水草生う
大塚迷路
ミジンコの標本汲みて水草生う
玉虫虫
合唱の練習水草生ふ岸辺
篠田葉子
たて笛にふるふるふるえ水草生う
さとう七恵
楽団の音のひびくや水草生ふ
ららやにほ
フルートの朝の気配や水草生う
Mコスモ
水草生うハイドン弦楽四重奏
藤鷹圓哉
湧水はメゾソプラノや水草生う
誉茂子
水草生う日ごと色さす水彩画
縹いと
水草生ふ画家の好みの風来る
登美子
モネの目の捉へし光水草生ふ
穐山やよい
背泳ぎでキューピー流れ水草生う
澄海
水草生ふむかしエルフがいたといふ
篠田葉子
水草生うムーミン谷の橋の上
誉茂子
スナフキンの空を映して水草生う
妹のりこ
つくよみをほのぼの吸うて水草生ふ
有櫛水母男
水草生う夜明けのうたを唄うよに
バーバラ
水草生ふ今もだれかが受胎する
牛後
子宮蹴る足らしきもの水草生ふ
ヤッチー
水草生ふ当直明けの大欠伸
又三郎
万歩計かるく一万水草生う
みつこ
水草生うガードレールもありません
千里一歩
水草生うてハーレーダビットソン震う
理酔
水草生ふただ真つ白に保健室
ミル
水草生う研究棟が黒い昼
音絵野あよ
水草生ふ研修助手の走り書き
うに子
大腸菌実験の日々水草生う
銘月
水草生うたので上司にたてをつく
理酔
水草生う岸辺に朽つるグラビア誌
銀命堂
水草生う何やらこれは中国語
竹庵
水草生う風は天守を駆け上がり
遷太
水草生ふ天守閣無きお堀かな
神戸鳥取
友禅を流す川辺に水草生う
寸人
腰かける残念石や水草生う
千寿関屋(仮)
緑青をまとふ古鏡や水草生ふ
時雨
龍の住む伝説の沼水草生う
うらら4号
そのなかに河童の倅水草生ふ
今野浮儚
水草生う少年河童の甲羅にも
三重丸
窓際に居眠る肘や水草生う
台所のキフジン
恋やがて水草生ふる川の泡
吾平
ゴルファーの淡き憂鬱水草生ふ
田中ブラン@ワタクシ、池ポチャ恐怖症・・
独り言・煙草・丸鉢・水草生ふ
るびい
水草生ふ思ひきらねば跳べぬ距離
森 青萄
訃報やもしれぬ水草生うて風
渡辺和夫
人嘆くときに額づき水草生ふ
森 青萄
家のこと我が死後のこと水草生ふ
ららやにほ
その場所は遠いのですか水草生う
スカビオサ
今は昔女宮あり水草生ふ
樫の木
宣長の奥墓ふかし水草生ふ
とりとり
正造の遺恨の湖や水草生う
加和志真
水草生う子供の頃の毒の川
理酔
判決は推定無罪水草生う
のり茶づけ
立て札に断固反対水草生う
山香ばし
爆弾の降りゐし川や水草生ふ
松本 だりあ
水草生ふ爆弾池の七十年
春川
爆心や水草長く長く生ふ
吾平
許されぬ子は沼の底水草生ふ
雪うさぎ
幾人の屍蔵して水草生う
河内天青
屍流るガンジスに水草生う
山香ばし
水草生う沼に兵士の眼かな
灰色狼
水草生う千悔の詩刻む墓碑
比呂 無
水草生ふ水底に書の墓場あり
紆夜曲雪
水草生う詩歌を慕うごとくなる
トレ媚庵
信仰の兆すごとくに水草生ふ
スズキチ
シルル紀へもどるみづうみ水草生ふ
紆夜曲雪
水草生ふやエンケラドスに生くる物
雪花@土星の衛星エンケラドス
水草生う火星に水のあった頃
稲穂
水草生う火星に水のありし跡
はまゆう

並

外に出て水草生うを眺めをり
レモングラス
水光るいのち再び水草生う
かしょう
射し込む陽かわしてゆらり水草生う
かつたろー。
川面の光るさざ波水草生ふ
むらたふみ
水草生う川面に光漂わせ
左都
水草生うひかり吸い込む朝の池
りつにつかや
水草生う底から跳ねる光かな
宗本智之
水草生うゆらめく水面や風走る
麻呂助
ゆらゆらと流れのままに水草生う
田山(たぁさん)
風と波分かち馴染ませ水草生う
るび
水草生ふ風の抜け道あるやうに
原田 甘
水草生う風どこからか訪れり
目黒輝美
そよそよと風の便り水草生う
立香
水草生ふ雨粒ゆれて楽しそう
宮写楽
水草生(みくさお)うまわり水輪や静か雨
秋桜
水草生ふ明日はきつと雨になる
小木さんの娘
定位置に雨受けとめて水草生ふ
松寛
水草生ふ山下りてくる雨の糸
青風
雨宿り波紋の向こう水草生う
麦花
雨どいをつたいし先に水草生う
白石 美月
水草生う見上げる水面鏡めく
きしちはる
浮き草の生う初む池やひろびろし
志保栄
水草生う池の浅瀬を睨みをり
写俳亭みの
水草生う沢一点に光りあり
河内天青
水草生ふ萌え出す緑彩りし
螢寿
水草生う地軸の傾ぎ感じをり
老人日記
やはらかく身をくねらせて水草生ふ
慎吾
耳澄ます目にもやさしく水草生う
たかちゃん
水草生う指をすり抜くこそばしさ
小野寺友香
静けさの漂ふところ水草生う
一朶蒼乃
水草生ふ伏流水の形して
すえよし
筆文字の如き水草堰に生ふ
ころころぼっくる
水に殼あるごと水草生ひ初めぬ
ハラミータ
水草生う池は野武士の貌となり
軌一
白い髭絡まりあいて水草生う
間野ぷうちゃ
垂れ下がる雲の如きや水草生う
富士山
湧水を囲み水草生い光る
ごぼうの花
湧水の流るる街や水草生ふ
髙橋冬扇
水草生う深き水にて難儀せり
春爺
水草生う濁り澱みに忍ばせて
山樫梢
水草生う水面に映る空の碧
正佳
流れ行く雲の間に間に水草生ふ
西山哲彦
水草生うたゆたう雲の影の中
葛城蓮士
殺菌は太陽の香や水草生ふ
いさ
水草生う光や射して光合成
公毅
水草生ふ水面に揺るる日の欠片
弘子
清流に朝日の差して水草生う
深草あやめ
水草生うきらきら光る夕日かな
水草生う空はぽよぽよ青零し
大塚迷路
水清き水の領域水草生う
鈴木 ふみ
水草生う全体像をのぞきたる
ひろくん7さいのママ
いつせいに水のあふれや水草生ふ
勝子
一夜にて命令一下水草生ふ
こおり さと
動き出す万の命水草生う
八十八五十八
水草生う湧き間の力砂踊る
山旅人
名水を我が物として水草生ふ
一生のふさく
粘膜へ潤い如何に水草生う
信天翁
あしゆびの残る水路や水草生う
しゅんかん
水草生う湖面プリズム万華鏡
93kgのプッコラ
水草生う酸素の気泡ぷぷぷぷぷ
葉月のりりん
水草生う酸素の泡をはじかせて
靫草子
水草生う気泡の調べオルゴール
森のクマさん
水中でてんてこ舞いや水草生う
山風禅
水草生うぷるんと揺らす住まう主
みかん
みずくさおうすぐ手も生えておよぎそう
ひろしげ7さい
沼淵に番いの鮒や水草生う
千波
水草生う小鮒の群れに光さし
よりみち
泳ぐ鮒水草生いてゆらりゆら
渓流
水草生ふ根もとのハヤをつかみ獲り
千里一歩
水草生う魚の隠れ家しゃれて居る
石川順一
水草生う集まる魚みぎひだり
食いしん坊セツ
魚浮き弔いのごと水草生う
松仁
棲む魚のこころ忍ばせ水草生う
姫だるま
小魚へ日の矢通さぬ水草生う
川島 欣也
泡を付け小魚集めつ水草生う
むじーじ
水草生ふ小魚群れて泳ぎけり
しげ爺
水草生ふ小さき魚にくすぐられ
位子
水草生う稚魚の動きや水槽に
微睡みや逆さ鱗に水草生ふ
紀貴之
嘴の入りつ戻りつ水草生ふ
むにむにちゃん
嘴は月を描いて水草生ふ
山崎点眼
水草生ふ流れに白き羽根一つ
李景
水草生う名も知らぬ鳥降り立ちぬ
柳葉魚
高き鳥水草生うや緑濃し
珠桜女あすか
水草生うや飛び立つ鳥の影動く
野うさぎ@伊豆沼
鳥声の四方より湧きて水草生う
小町
水草生ふ鳥の背中に光注ぐ
芭治留
水草生うハクセキレイの八双飛び
ぷく
城跡の濠に立つ鷺水草生ふ
川の岸水草生うる鷺一羽
おはぎ
水草生う揺れて足場を迷う鷺(さぎ)
甘泉
じっと立つ鷺の水影水草生ふ
石井せんすい
蛇行する鴨らの先に水草生ふ
勇美子
水草生ふ食はれ残りの嬉し鳴く
越佐ふみを@一茶の「残された」鴨
ヒナを待つ水草生うや堀の内
千代姫
おいかっけの番い睦まじ水草生う
小笑み
水かきに絡みつ揺らぐ水草生う
かくみみ
水草生う亀の親子が岩の縁
松風
水草生う亀の居場所を覆ひたり
よしえ
探せども亀はまだ居ぬ水草生う
甘蜜
亀の顔水面に出る音水草生ふ
きのと
水しぶき鯉見え隠れ水草生う
クリスマスローズ
川面打つ野鯉の尾びれ水草生う
てぃ
水草生う波紋を食べる鯉の顔
ひらり
昼休み鯉が漂う水草生ふ
勇進丸
鯉泳ぐあをき水流水草生ふ
かぬまっこ
水草生う鯉にも恋の二つ三つ
水草生ふ蠢く鯉の髭の張り
山本嘉子
逃げられた鯉の行方や水草生ふ
月光庵
水草生う鯉に如何と手話使う
馬場 馬子
水草生う校庭の鯉チャイム聞く
蒲公英五十二
水草生う古城の堀や鯉嬉し
春月
水草生う社の池にそよぐ鯉
葉っぱのようこ
水草生う主亡き後の鯉の口
木槿
水草生う亡き母愛でし鯉の池
彩お茶子
水草生う湖面にゆるり鯉の道
うさ美
鯉の市の立つ町なり水草生う
たま
水底の石のぬめりや水草生う
兀兀
水溜まり水草生うて顔映り
松下午前
ゆつくりと水落つ井手に水草生ふ
側溝も水草の生ひて織部風
春野いちご
新木札に名水草生うを待つ池
和のん
更々とひかる水草生ゆる街
ちびつぶぶどう
賑やかに水草生ふる街の風
ねもじ
モール街人工池に水草生ふ
枯れ木の日向
ビル風の温く流れて水草生ふ
柴田貴薫
水草生ふ工都の野鳥サンクチュアリ
なみ
寺町を流れてここぞ水草生う
一瑠
木漏れ日に水草生う蔵屋敷
星降松
陽が差して水草生ひる御苑かな
横山裕朗
水草生う池の辺りの古墳かな
木好(黙考)
古墳から見下ろす沼に水草生う
パオ
誰も来ぬ奥の院脇水草生う
白川葎
みくさ生ふ廃寺の羅漢ほけしまま
利明
神苑の水草生うたる池にたち
李太坤
一宮の禊の川や水草生ふ
岐阜の鮎
蹲踞の縁ぬるみ居り水草生ふ
白豆
蔵並ぶ堀川端や水草生う
川島欣也
水草多生う唐うすの音の響く村
田中ようちゃん
水草生う水路の岸に石畳
土屋木漏れ日
水草生む黒鯉揺らす神苑池
タケ
薄日さす三宝寺池水草生う
真魚まお
水草生う恩賜の池や飛行船
日新@武蔵野の井の頭公園
門川のカーブの緩し水草生ふ
登美子
白壁に沿ひて水路や水草生ふ
宇摩のあかつき
雨静か水草の生ふる城下町
きのと
名園の一歩一景水草生う
隣安
水草生ふ社につづく橋のした
雅紀
鳳凰の舞い降りる堂水草生う
津葦
水草生ふ龍神池の赤い浮子
鈴木麗門
水草生ふ太鼓橋から口笛が
流星
公園の小川の石に水草生う
美泉
水草生ふ恋の匂ひや学舎池
彦山
湛水の田に水草の生ひにけり
百草千樹
水草生う畦に足跡連なれり
石垣の朝日は徐々に水草生う
むすびめ
庭園の池の石濃し水草生ふ
なんちゃってラスカル
水草生ふ貸し菜園に小さき池
おせどのすずめ
落人の拓きし棚田水草生う
木好(黙考)
太陽も失せる秘瀑や水草生う
雪虫
水草生う樹齢重ねしブナの洞
比呂 無
三陸は遥か水草生うてのみ
相模の仙人
水草生う忍野の池や翡翠色
まるこ
水草生う湧水いだく富士の山
寝子屋はすね
水草生う池面に写す逆さ富士
木瓜
逆さ富士蹴散らすボート水草生う
津葦
水草生う富士をまるごと映す池
つかりん
水草生う富士は遠くに煙りたる
瑶@富士見橋から
奥入瀬の流れゆるきに水草生う
正史
安曇野の水草生ふや水車小屋
晴好雨独
水草生う駿河の雨を走ろかな
切無(せつむ)
水草生う清流揺らす伊吹かな
薄氷@奥多摩
水草生ふ街ゆく川や水無瀬川
香壺
水草生う瀬田の唐橋舫い船
老驥
やわらかく光る金閣水草生う
不知火
水草生ふ影高ぶりて金閣寺
蘭丸
外国の水草生ひたり博多川
水草生うここから先は関西に
山香ばし
水草生ふ砂丘風紋よく育ち
三輪えつし
覗き込む山を阻んで水草生う
主水
山の池高峰映し水草生ふ
鶴田梅勝
水草生う湖沼の国の森の精
真珠
水草生ふ滑る小舟の影揺らす
尚川
庭隅は湿田跡や水草生ふ
髙橋冬扇
病棟の側溝うごめく水草生う
竜田一歩
旅籠屋の小さき中庭水草生ふ
毛利あづき
和菓子屋の軒先甕に水草生ふ
靫草子
郵便局の前の大甕水草生う
ぼたんのむら
水草生うまだ見えている甕の底
ほうじ茶
窯元の甕やら鉢や水草生ふ
Sinntarou
友遺す素焼きの鉢に水草生う
しげる
病み上がり畑の甕に水草生う
蛾触
水瓶の浅き水草生うており
咲女
水草生う鉢艶々と年越せり
石英
木蔭なる手水鉢の中水草生う
蒼苑
池底に鉢置く僧や水草生う
善句太郎
境内の天水桶に水草生ふ
金太郎
水草生う山神様の傘滴
かもん
沼の淵身を寄せ合ひて水草生ふ
玄次郎
水草生ふ行きつ戻りつ橋の上
てまり
水草生う雲のあなたは日の気配
隣安
地祭のま青な空や水草生ふ
ぎんやんま
青空の広さを写し水草生う
東山
透きとほるたまご数多や水草生う
真魚まお
廃校のバイオトープに水草生う
芭菜々
水草生うサンダルの笛響く土手
凪 ひと葉
毛繕いする黒猫や水草生う
漱石の猫
水草生ふ猫が手を突つ込んでくる
ぱむだ木下
魚跳ねて猫も欠伸や水草生ふ
水草生う猫の住み着く庭の池
ゆみづき
爪とぎの音も軽やか水草生う
松蔭 眞由美
やわやわな熊の足跡水草生う
まの
人影をふたつ映して水草生ふ
十猪
監督の声飛ぶ川原水草生う
玻璃ヒカリ
鉄棒の足空を駆け水草生う
玻璃ヒカリ
愛犬といつものコース水草生う
ねづこ
自転車で遠乗りするや水草生う
ヒデロウ
水草生ふ岸を新品の自転車
ひでやん
土手沿いに駆けるタンデム水草生ふ
香舟
水草生う川面映りぬ新車両
想予
水草生う一番列車に手を振りて
夢堂
のんびりと日帰り温泉水草生う
八木高穂
Que Sera, Sera(ケセラセラ) 変わらぬ流れ水草生ふ
重翁
水草生う沼に球児の玉浮かぶ
春川
水草生ふこんな汀に軟球が
西田萬穂
水草生うプールに白球浮かびおり
クラウド坂上
水草生ふゴルフボールの二つ三つ
鈴木麗門
校庭の水草生うはプールかな
隣の芝は葵さん
廃校のプールにがっしり水草生う
土井小文
学校のプール跡にぞ水草生う
こゆ
水草生うプールサイドの赤き夜
野純
放課後を野原でごろり水草生う
DX(でらっくす)
水草生う三次方程式に色
紗蘭
水草生ふ水槽下に段ボール
野乃
水槽の水草生うゆうらゆら
笹百合
水草生う群れの解かれゆく水槽
きうい
水草の生うビーカーに届く音
紗蘭
いつのまに水草生ひて足とまる
さだ子
釣り人の心も知らで水草生ふ
徹三
釣り人の影は岸辺に水草生う
釣糸に戯るるかな水草生う
礼子
水草生ふ釣具の手入れ余念なき
kokoro
たも網で掃除したりや水草生う
みよしい
水草生ふ高校脇の用水路
藤紫
バスを待つ橋のたもとや水草生う
れんげ畑
水草生う離れて座る二人かな
鳥見山走子
小石投げ川に弾んで水草生う
福熊猫
石投げて水草生へる水面かな
岐阜屋根の草
二三回石跳ねた先水草生う
香美
水草生う水切り石の滑り行く
塩胡椒子
水草生う岸辺や孫とつぶて投げ
ミセスどんぐり
水草生ふ池覗く児ら奇声あげ
ゆうゆう
水草生う泥だらけの子はにかみて
空清@チーム将軍
子と遊ぶ水草生う瀬キラキラと
文学寅さん
水草生う陽光眩しとややこの眼
中島京子
水草生うそおっと近づくランドセル
ジンベイ貮拾陸
水草生う大きめの制服注文す
しまうま海道
詰襟が窮屈になり水草生う
豆闌
お迎えに駆け寄る吾子や水草生う
佐の子
ケンケンパスカートひらり水草生う
寒露
水鏡している少女水草生う
下総うらら
水草生う池に通いし祖母の畑
胡鐘恭子
水草生う図鑑片手に老いふたり
あさり
水草生ふ痛み薄れし老の腰
一渓
リハビリの歩行訓練水草生う
空山
水草生う身体髪膚つつがなし
俊明
還暦の祝ひの宿や水草生ふ
老いはまづ散歩の足に水草生ふ
樹朋
転勤も定年も無く水草生う
いしまさ
水草生ふ見切る未練や瑞歯ぐむ
くさぐき@「瑞歯ぐむ」=非常に齢をとる
大病の難を逃れて水草生う
紅映
車椅子ゆるゆる行きて水草生ふ
ちえ
乳母車押したる父や水草生う
北大路南天
おじちゃんと交わすあいさつ水草生う
杜の緑子
おとうとの見舞ひ恋しや水草生ふ
長緒 連
水草生ふひとり居の姉訪ひてみむ
峰泉しょうこ
水草生ふ雨戸開かぬ母の里
八幡風花
仏壇の奥へ陽届き水草生ふ
泰 徳人
亀石のもたぐる首や水草生う
ふわり子
磨崖仏映れる沼や水草生う
山風禅
水草生ふ孫子の代へ鬼遊び
八木風味
鬼になるその日めざして水草生う
彦女・真紗
水草生ふみことの銅像笑み深し
桜姫5
尊徳の堀りし用水水草生う
天めざす
碑の刻みの深し水草生う
葉月
コンクリートの片隅に水草生うは必然だ
豆闌
天色の鉢の底から水草生う
江口小春
水草生う新居の窓の天色や
紅の子
携帯に和解の電話水草生ふ
倉戸せいら
理容室鏡の前に水草生う
江里口泰然
水草生ふ優しき指を濡らしけり
未々
水草生う片道切符で旅立つ子
歳三
水草生ふ漢字検定不合格
小木さん
わんさわんさ合格通知水草生う
あきさくら洋子
女子会の声のふと消ゆ水草生ふ
小雪
地下足袋で水草生うも鎌を振る
金銀パール
地に足をつけて見つめる水草生う
璃紗
水草の生うて足音弾む縁
窓窓子
漕艇の軌跡緩やか水草生う
氏子総代
水草生う飛行機のすぐ真下にて
杜の緑子
新しい靴は手に履き水草生う
文月さな女
水草生う図書館の絵に薄陽さす
るびちゅ
画家の庭構図はみ出る水草生ふ
ころび
水草生ふ青空映すモネの池
慎太郎
モネの眼や今ひと時の水草生う
モネの池あるじ居らずも水草生ふ
柳児
モネの庭夕日を呑んで水草生う
江口小春
白秋の罪あるを知り水草生う
クラウド坂上
水草生う渡せず残る手紙あり
望月ゆう
ゆるすという言葉のありて水草生う
さらは
寂しさのどんでん返しに水草生う
瀬紀
水草の生えば我が身は息をつく
狸漫住
水草生う暮らしの音や人の笑み
星野ひとみ
浮草の暮らしも楽し水草生ふ
重翁
出直しの顔洗ひたり水草生ふ
でこはち
水草生ふ疑念は心の中に生ふ
ひでやん
人の世の淀むところに水草生ふ
晴好雨独
水草の生ひやすく人成りがたし
加藤又三郎
流るる水あすに向かいて水草生う
溝口えみ
修羅といふ日々にも余白水草生ふ
西田萬穂
暗き淵水草生うや意味もなく
紅あずま
君想し時の魔法の水草生う
野球馬鹿
水流を指揮するタクト水草生ふ
山上 博
水草生うレッスン続くピアノ曲
ふふ
右手に夢左手にグラス水草生う
四万十のおいさん
口ずさむ我に微笑む水草生う
零芳
せせらぎの音セレナーデ水草生う
渕野陽鳥
mpのファゴットのごと水草生ふ
くわみま
オカリナの指の動きや水草生ふ
ことまと
水草生ふ脛(はぎ)白ければ纏わりぬ
トポル
オフィーリア流れゆく川水草生ふ
さきの咲野
オフィーリア悲しき絵にも水草生う
せり花
オフィーリア頬紅淡く水草生う
可不可
オフィーリアの声が聞こえる水草生う
理子
水草生うただよい歌うオフェーリア
あべべ
水草生う小川に哀しオフィーリア
どっこいしょ
水草生う瞳うつろにオフィーリア
秋月
水草生今日も沈まぬオフィーリア
時雨
水草生う流れたどりて夢殿へ
小菊
藤原の栄華跡にも水草生う
紗々
水草生ふ甕棺ほどの広口壺に
寝ん太郎
河童出る水草生うをかきわけて
みつばち
迷彩の河童の皿や水草生う
十六夜
水草生ふ河童のいづるてふ噂
まどん
水草生ふ童石投ぐ河童堀
小市
水草生う粋な気泡は竜の息
葉月のりりん
妖精の羽降る朝に水草生う
柏木だいち
カンダタの墜ちし穴跡水草生ふ
緑の手
水草生うアプロディーテの岩陰に
陽酔
被災地の営み確か水草生う
おせろ

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