俳句ポスト365結果発表

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  3. 五月雨

第150回 2016年6月23日週の兼題

五月雨

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

五月雨や動かぬ雲と動く風
dolce(ドルチェ)
五月雨や雲は気体でないらしき
羽白雨
洗牌のごとき音して五月雨
百田玲@洗牌(シーパイ)
さみだるる川の濁りや沈下橋
富真乃
五月雨や芥が超える沈下橋
あいむ李景
五月雨に水平面が粟たちぬ
くんちゃんのともだち
五月雨の油膜を撥ねる川面かな
内藤羊皐
五月雨や天井川の滾る音
燈穂
底暗き五月雨の用水路かな
ささのはのささ
五月雨やゆるりと来る田の神講
28ひろきち
五月雨に田の神踊るごと水面
be
代々の墓は田の隅五月雨るる
江戸人
五月雨の洗い流して耕運機
三毳
五月雨や田水見廻る鍬一つ
樹朋
五月雨や鋤鍬鎌に兆す錆び
いつき組リスナー班 たぁさん
五月雨に鍬の柄二丁直しけり
大谷如水
五月雨に車輪のネジは錆びついて
村上海斗
五月雨や錆ぶるものみな無音なり
うさじい
五月雨の内地におわす水の神
車窓
五月雨や麦と稲とを植うる國
山崎ぐずみ
五月雨や水にけぶれる河の家
笑松
五月雨やどの大河にも寓話あり
夜市
暁闇の影やはらかやさみだるる
衒叟
土の香のつとゆらぎたつ五月雨
明女
山のため息白し今日も五月雨
八作
五月雨の体に浴ぶる樹の匂ひ
宗本智之
遡行図の沢線は濃し五月雨
蘭丸
五月雨に叩かれ黒を増す沼地
とりとり
五月雨や山から誰の口笛か
吉や
五月雨や雑木へ続くタイヤ痕
紗蘭
潰れたる民家の屋根やさみだるる
髙橋冬扇
五月雨や庭に煉瓦の匂ひたる
かたつむり
五月雨の街は積み木を崩すやう
柳匠
鎌倉の堂々として五月雨るる
さるぼぼ
夢殿の扉閉ざされ五月雨
さん子
五月雨るる六角堂の朱の昏き
残月
五月雨や仏殿に鳩仮住まい
お気楽草紙
五月雨や寺の縁起の長講話
時雨
五月雨や祠の護符の朱き印
ほろよい
五月雨や八つ墓村に甘き闇
越佐ふみを
安曇野の湧水叩く五月雨
花舟
訛音めく五月雨殊に甲州は
土井探花
五月雨や官営富岡製糸場
夜市
五月雨や湖国重たうなりにけり
三重丸
五月雨の翡翠色なる秋吉台
千波
五月雨や四万十の神荒ぶれり
堀アンナ
五月雨や烟る瀧沢不動峡
兀兀
五月雨や朝霧橋の朱のさやか
弘法の橋杭岩や五月雨るる
竹庵
五月雨の大仏むつとしてござる
椋本望生
五月雨に法衣拭いて本願寺
午後零時渋谷うら路地五月雨るる
万屋あたる
五月雨るるメトロのくぐる聖橋
川島 欣也
五月雨を抜けて蘇州の小さき駅
善句大郎
五月雨や正門閉ざすロシア館
東山
五月雨や鳩ひるがへる原爆館
河童
折鶴や原爆館はさみだるる
寸人
洋館の煉瓦けむるや五月雨
大石真大
五月雨に凝りて暗き内廊下
よあけの晩
五月雨やわずかに凹む石畳
西山哲彦
五月雨や太陽の塔やや猫背
西田克憲
五月雨の海底めける朝の街
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
五月雨は溢れアスファルトは鯨
三重丸
湯の花を打つ五月雨の宿場町
まどん
五月雨にごった返すや中華街
久我恒子
五月雨に饅頭けむる中華街
津軽まつ
五月雨やヨガ教室の曇り窓
むらたふみ
五月雨や解剖室の明り窓
スズキチ
五月雨や水屋に昼の灯が点る
沙羅
五月雨や碧き瓦斯灯火の入らず
山西琴和浦
五月雨や鉄粉の舞ふ町工場
春川一彦
五月雨に暮るる銃砲火薬店
すな恵
五月雨や橋のたもとの写真店
小野更紗
五月雨を避けて巣鴨の定食屋
らつこマミー
五月雨るる職場帰りの立ち飲み屋
津軽ちゃう
五月雨や羽二重団子の二百年
越智空子
五月雨や昭和の書庫のねずみいろ
糖尿猫@ 35°42'27.05N
をととしの五月雨降らす映画館
比々き
五月雨を避けてぐだぐだ美術館
蛾触
図書館のペーパーノイズ皐月雨
十志夫
五月雨や耕せぬ日々本読む日々
柳児
五月雨や晴耕雨雨雨読に死ス
矢嶋博士
五月雨や「広辞苑」でも繙くか
28あずきち
五月雨や湊かなえは晴れた日に
あまいアン
みだれ髪論じ部室はさみだるる
あるきしちはる
五月雨に降り込められて犯科帳
軌一
五月雨の調べや杜甫の重低音
宗達の白象図見る五月雨
五月雨や齢を押してニーチェ読む
公毅
ツァラトゥストラまだ五月雨は上がらぬぞ
しましまの青鬼
五月雨に少し膨れる漢字辞書
小川めぐる@チーム天地夢遙
さみだれや碁盤ふくらむ夕間暮れ
香壺
五月雨を聴いて明日の棋譜調べ
いごぼうら
五月雨に庫内整理の一日かな
あさり
五月雨や雫のロンド母の傘
池野 彗渉
母の手を引く五月雨の石畳
かれん
五月雨や窓に余命を知らぬ母
ぜんざい好きの叔父の命日さみだるる
笑酔
五月雨の音を乱して兄帰る
こま
五月雨の三日続きや祖母の居間
ララ点子
臥す妻の傍に小机さみだるる
渕野陽鳥
五月雨や湯船に浮かぶ山の神
芋徹三
さみだるる駅の北口妻待てり
我楽句多
地下よりの出口入口さみだるる
彩楓(さいふう)
北口に降り五月雨の街に入る
雪うさぎ
留守守る身に五月雨の音強く
花伝
老いと言うブラックホール五月雨
華女
五月雨の中を真黒き柩車くる
一心堂
五月雨れて葬列中ほど乱れけり
きらら7
鉄の橋渡る喪服や五月雨
杉本とらを
さみだるる村に棺の還り来ぬ
長緒 連
五月雨やビルの谷間の首塚碑
辻が花
五月雨に浜膨らみぬ漁師小屋
柴原明人
艦名に五月雨の名や傘を閉づ
木好
さみだるる軍港すべて鼠色
関野無一
大玻璃を透けいて海と五月雨と
柝の音
五月雨やフェリーの黒き口揺るる
樫の木
岩壁に係留ロープさみだるる
正丸
五月雨の白き巨船にたばしれり
峰泉しょうこ
停泊の白き巨船や五月雨
峰泉しょうこ
遊覧船湖岸によせて五月雨
靫草子
五月雨の鉄橋かつて木橋なり
石井せんすい
五月雨や鉄路に撒かるる砂の帯
草嶋 薫
五月雨や鉄路四本分の空
魚ノ目オサム
五月雨や遮断機降りたまま五分
出楽久眞
五月雨を斜めに離陸機の灯り
松田てぃ
さみだれのただ降るばかりエアポート
片道切符
耳鳴りの出発ロビー五月雨
富山の露玉
追う背には届かぬ声のさみだるゝ
負ケル負ケルドーム球場五月雨ルル
丸茶
五月雨に素振り千回えぐる土
石川焦点
五月雨やサッカー場の旗の渦
津葦
マンホールの蓋に終日さみだるゝ
金太郎
五月雨や垂れてをりたる組合旗
小市
五月雨ににじむご不在連絡票
石川焦点
網棚の濡れし夕刊五月雨
ぎんやんま
乗り換へても乗り換へても五月雨
木目
湯沸しの笛に驚く五月雨
春生
アールグレイ冷めゆく午後の五月雨
晴読
五月雨やスープにしずむ銀の匙
芳青
五月雨や湯気の漏れ出すまんぢゅう屋
寸人
五月雨を走れマルゲリータのL
三重丸
異教徒の五月雨に擂る黒胡椒
海田
五月雨や硝子に歪む窓の空
留野ばあば
アンティークドール窓辺へさみだるる
松尾千波矢
五月雨や今日を見つめて芙美子像
ぐべの実
五月雨やモネの思ひは眠ること
依里
しずけさや五月雨受くるマリア像
時雨
五月雨や河は手足を得て龍に
でこはち
五月雨を飲んで暫く鳴かぬ龍
どかてい
五月雨に河童の皿の溢れたり
ひでやん
さみだるるこんな日に会ふ河童の子
ことまと
紫の柩王子に五月雨を
江口小春@追悼番組を見てからプリンスすげ~と思ったので。
振りはらひ少年五月雨のなかへ
西原みどり
五月雨や私はピアノピアニッシモ
未貫
五月雨や隣に煙草吸ふ女
田中耕泉
五月雨に立つや男の五時の影
台所のキフジン
五月雨や三日火焚きの登り窯
登美子
焼損の鯱に緑青五月雨るる
板柿せっか
五月雨や黒ずんでをる肥後守
百草千樹
五月雨をぶちまけて青色慕情
那須新香
五月雨のATMが嗤ひだす
あつちやん
ポスターの笑まふさみしさ五月雨るる
念仏の桂介
玉眼めくみどりごの目やさみだるる
直躬
弥陀の眼のあをき底へとさみだるる
緑の手
五月雨や銀のおりがみ山折に
睦月くらげ
折り紙の魚二十尾や五月雨
あるきしちはる
さみだれやつみきのくるまこわれたよ
けいご5才
五月雨やブリキのアトム部屋に飛ぶ
聞岳
ブリキバケツ五月雨のへんてこな音
しましまの青鬼
五月雨に浮かぶ船めく小ホール
理子
部屋干しの城に籠れり五月雨
紙魚
さみだれの回転木馬まどろみぬ
佐藤直哉
五月雨や音楽室にひとりきり
桃八
五月雨るるフラスコBは加熱中
白豆
五月雨や豪快に噛むシュレッダー
とりとり
事務室の窓五月雨と決算書
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
死亡事故現場の花や五月雨るる
那須新香
あの写真の中の五月雨は斜め
富士山
便箋に残るへこみやさみだるる
はまゆう
五月雨の影すべりたる撞球台
牟礼あおい
記念日の頁の栞五月雨
弥生
五月雨や版画を黒い線ばかり
葉月のりりん
五月雨が一味の舟を待っていた
羽沖
五月雨の重さを揺れてゐる秤
鈴木牛後
動き出しさうな亀石さみだるる
立川六珈
五月雨や嗽薬に銅の味
岩魚
五月雨や今日も朝から片頭痛
あすなろ
五月雨や残り少なき頭痛薬
うしうし
聞いているふり五月雨の微積分
タルトタタン譚
五月雨の色吸い上げるガラスペン
てびき
ていねいに墨する午後やさみだるる
ちゃうりん
五月雨や詩稿の筆を執りて止め
山樫梢
文字化けの潤む五月雨籠かな
堀口房水
五月雨や壁に無数の鍵吊るし
矢野リンド
五月雨の窓を見ており包丁研ぐ
亀田荒太
タクシーを降りて五月雨交番前
鈴木麗門
五月雨や君待つワイパーのラルゴ
由野
五月雨ぽつりラルゴモデラートヴィヴァーチェ
林あおい
五月雨や聞き返しやるオルゴール
蓮華寺
三味の音のご機嫌悪し五月雨
勿忘草
芳一の琵琶の音鈍し五月雨
谷口詠美
五月雨や黒鍵三つ程のうた
けら
五月雨が消すミスタッチのピアノ音
コアラ
五月雨やリズム音痴のハーモニカ
えび天
五月雨やオルガンの音ぞ曇りける
宵嵐
五月雨やヴィオロンの音のくぐもりぬ
蒼鳩
シロホンを奏づるごとく五月雨るる
えらいぞ、はるかちゃん!
ひとり逝く姉のショパンやさみだれて
谷口詠美
五月雨や練習曲はボブディラン
山香ばし
五月雨やバンドネオンの湿る音
トレ媚庵
五月雨やB面の歌流れをり
夢見亭笑楽
レコードの針に「革命」さみだるる
比々き@ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番「革命」
グレゴリオ聖歌のごとき五月雨るる
巫女
ポーランド生まれの五月雨だらうか
ノクターン@昔「雨音はショパンの調べ」と言う歌がありました。
五月雨の森はショパンでなくラベル
クラウド坂上
五月雨や海に還りしドビュッシー
しかもり
船室のラヂオの熱や五月雨るる
トポル
周波数合わぬラヂオや五月雨るる
香舟
五月雨に霞むは水位観測所
訓練のサイレン五月雨は無色
ぐわ
五月雨や避難水位は五メートル
ひろ史
五月雨や川辺に掛かるコンドーム
比呂 無
五月雨の一直線や獣道
三輪えつし
五月雨やペットショップの獣臭
かをり
主なき象舎や蒼く五月雨るる
たんじぇりん金子
老い象の斑の背中五月雨るる
しげる
五月雨やヒポポタマスはすまし顔
小鞠
五月雨のゴリラの檻の中の布
ナタコ
五月雨や馬場に黒毛の尻の湯気
津軽わさお
五月雨や岬の馬の肌青し
田中憂馬
馬五万頭いきり立つ五月雨
林甲太郎
黒き馬ぶるりと啼けり五月雨に
大西主計
ゆぶゆぶと五月雨の道牛のゆく
誉茂子
脱走の羊五月雨重さうに
このはる紗耶
五月雨の止むこと知らず犬の葬
湯川美香月
もの憂げな犬の睫毛や五月雨るる
かざばな
五月雨踏みつけ灰色となる犬
竜田一歩
さつき雨腹まで濡れて犬帰る
亀田荒太
猫の眼底五月雨の降りしきる
糖尿猫
五月雨や白猫すこし灰めきて
田中ブラン
五月雨にノラ猫の名をチヨマとする
沢田朱里
六日来ぬボス猫いづこ五月雨
望月ゆう
五月雨やオカメインコと遊ぶ妻
江里口泰然
五月雨にインコはインコの匂いして
ギボウシ
五月雨や屍あらはに背黄青鸚哥
凡鑽
にじ色の蝶の墜落五月雨るる
めいおう星
濡羽振る一瞬の瑠璃さつき雨
多事
さみだるる小屋に甲羅の欠けし亀
あるきしちはる
五月雨の花蜘蛛なほも翡翠色
青萄
五月雨や鈍な鯰に深き川
登美子
五月雨やアクアリウムの魚育つ
さきの咲野
五月雨やその仔はうちでは飼えないの
都ぽむ
五月雨を土竜のやうに聴いてゐる
大西主計
五月雨やわたくしにある半減期
岩魚
五月雨や頬杖に一縷の野心
かま猫
五月雨に黒シヤツは何埋めたのか
葦信夫
鈍痛は胛あたりさみだるる
直木 葉子@胛(かいがね)=貝殻骨
五月雨へ振り向くに首回りけり
Y音絵
五月雨や耳の不調の始まる日
一走人
ぐづぐづと耳の鳴りけり五月雨
七草
痛痒きピアスの穴や五月雨
みなと
さみだれによこしまな耳洗ひけり
とおと
五月雨や句碑を洗えや野の果ての
安里屋
縄文の遺跡青々五月雨
井上じろ
五月雨やアンモナイトは眠らない
sakura a.
人類は弥勒を待たずさみだるる
青萄
きまぐれにずらす国境さみだるる
大塚めろ
五月雨や大正ガラス越しの庭
つつ井つつ
さみだれを傘で三分待たせます
多重にいと
還暦の五月雨雲は病魔のせ
野良

並

さみだれや解凍パンに岳と渓
248ゆきち
五月雨のバス停独り手に赤本
93kgのプッコラ
五月雨や刺し餌を垂らし笹濁り
chiro
さみだれてあめつちとけてしまいけり
GONZA
五月雨の少年走ることもせず
julia
五月雨の杜漆黒の幹太し
kokoro
鎌倉は五月雨似合う切り通し
m.ソラ
五月雨や今日は行けぬとメールあり
M.文女
五月雨の流れ激しや岸洗う
M多孫(タマゴ)
五月雨にうたれて心ちぢみだれ
PE天使
五月雨や濡れて鼠の走る朝
piron
警策のやさしく響く五月雨
TAKO焼子
五月雨に打たれ動じぬ石仏
TOSHI
たらればを言ふ男あり五月雨
アカツカ
さみだれがせうせうとまたがうがうと
あきおかば
偲ばれて五月雨やまず寺の坂
あけび庵
五月雨や日常をのせ方舟は之く
あぶはち
さみだるる髪の乱れをそのままに
アリマノミコ
五月雨を聴いているリビングの朝
いけのまりも
五月雨や流せぬことの多きこと
いしまさ
手のまめも柔らこうなる五月雨
いちじく
行きどまる路地また路地も五月雨
いち瑠
五月雨や心洗わる難儀もの
いまが旬
五月雨や選挙ポスター泣き笑い
いもがらぼくと
五月雨にかき消されゆく怖ひ夢
いもとやへえ
五月雨てくわじつ遍く歯を濡らし
ウェンズデー正人
五月雨やいたちごっこの道普請
うに子
五月雨や濡れ縁乾き初めたるに
エイシェン
五月雨や刻む調べの挿入歌
えみあみこ
五月雨に国を二分の離脱組
オイラー
イシガメの甲羅を洗う五月雨か
おはぎ
五月雨やいわをながして道つくり
およしこ
五月雨の止み間に覗く泥の川
かしょう
駅前のチャリ五月雨に錆びように
かつたろー。
さみだれや濡れ縁黒く太りたり
かなた
五月雨や忘れし傘のある電車
かぬまっこ
五月雨や老農見上ぐ軒先に
がまさん
粘り着く夜風を纏う五月雨
カモコム
五月雨や改札へ向くスニーカー
カロナン
五月雨の乾く間も無き宵の声
カンナちゃん
さみだれや穂々へ気ままな神が尿(しと)
きおき
五月雨を見ずの二日で棟を上げ
きさつかさ
沖までも続く濁流五月雨
きのと
五月雨や人足途絶ゆアーケード
きょうこ
迎合の世論の末にさみだれつ
くさぐき
飽きもせず五月雨ワルツ猫ひとり
くま鶉
五月雨や眠れぬ夜の子守歌
クリスマスローズ
五月雨や夜半の雨だれクレシェンド
くろべぇ
五月雨やごみに片方スニーカー
けいけい
さみだるるささやきごとのとめどなく
ココダン
眠られぬ被災の町にさみだるる
ごぼうの花
土臭き公園や五月雨あがる
こまめ
教室に大人はひとり五月雨
さかな
雲の波大地潤す五月雨
さきたま静香
五月雨や列島いやす傘の花
さとうくにお
にこっとね五月雨をのむおじきそう
さな(4才)
五月雨や家居一人の詰将棋
さぶり
傘の花咲く五月雨の登校路
しげ爺
五月雨の音吸われ行く苔の上
シツ女
足音の無き石段の五月雨るる
ジュリアン
猫と二人夜の五月雨音高く
じゅりあん・山本
五月雨や止みて眩く咲く日傘
しをらか
五月雨やニホンイシガメ減り続く
すえよし
五月雨や長靴うれしぴちゃぴちゃと
すかりん
五月雨に選挙公報濡れそぼり
スタルカ
五月雨に坂道駆けてとき変わり
せいじ
五月雨あいつはまたもドタキャンか
せいち
五月雨にカラス鳴く森黒々と
せり花
五月雨や亡き叔父の夢をみし
セルリアンブルー
五月雨や夕刻の駅前に車列
ぜんちゃん
さみだれやおうむ返しをくり返す
タカコ
五月雨や通学の傘踊るよう
たかちゃん
きょうりゅうのおもちゃであそぶさつきあめ
たくみ3才
五月雨や読経も湿る阿弥陀堂
タケ
死に場所を探す猫あり五月雨るる
たけうちひよこ
五月雨に午前零時のハイヒール
たま
五月雨の洗髪一日しか保たず
たろ
五月雨や差出人の滲む文字
たんと
五月雨の音を聞きつつ本を読む
ちかふじ
五月雨やカラオケボックス濡れ通し
ちせい(元石川順一)
五月雨を仰向き睨む仔犬なり
ちびつぶぶどう
五月雨やお堂に響く軋み音
チョコレートおじさん
早明浦や五月雨受ける甕は大
チリあやめ
五月雨の降り立つ街やがらんどう
ツカビッチ
五月雨や木曽路の旅の山煙る
つかりん
五月雨に寄り添うふたり傘一本
つつ井つつ夫
猛ダッシュ五月雨裂いて十五歳
つむぎ
五月雨の闇へ電車の入りゆけり
てつ
五月雨やそれでも傘を失くす人
てまり
五月雨や槌目打ち込みたる銀器
でらっくま
がらくた市の碗鈍き音五月雨
てん点
五月雨やけぶる鞍馬の木の根道
とうくろう
悲しみの野に咲く祈り五月雨ぞ
ときめき人
五月雨や輪郭線の溶けてゆく
どっこいしょ
追うごとく兄の書読みて五月雨
どんぐり鯉太郎
五月雨に響く放送尋ね人
なおろーず
じんわりと五月雨の夜机上にて
ながやまゆきこ
五月雨を重ねて青き米どころ
なづな缶
干す傘をパラパラ濡らす五月雨
なないろ
五月雨をよけて唄える千鳥足
なにやら節
傘立に五月雨傘のたたまれず
なべよし
五月雨の川面を覆う草の波
なみは
五月雨や東急ハンズうろうろす
にゃん吉
駅前の赤提灯もさみだるる
ねぎ坊主
五月雨は街の雑踏消しにけり
ねもじ
路地裏の猫に冷たき五月雨
のひろ
五月雨を集めて足りぬ給水湖
呑水
其々の意見譲らぬ五月雨
バーバラ
五月雨に足早に去る警備員
パオ
五月雨を集めひと息水不足
はぐれ爺
五月雨に無くさぬ傘は十年目
はずきめいこ
五月雨や雲の乳房を吸う畑
ぱそ夢
五月雨や妻の葬儀に泣き女
パッキンマン
五月雨や寝起きに作る霊具膳
はらたけこ
五月雨や芭蕉現る鴫立庵
ひよとり
五月雨や父逝きたりし朝の如
ひよはるばば
五月雨に長屋の窓は開いてをり
ひるね好き
五月雨やカッパ乾かすの日課
ひろくん8さいのママ
さみだれや水たまりでびっしょびっしょ
ひろしげ8さい
五月雨やマイナンバーは十二桁
ひろ志
山間の廃墟腐らす五月雨や
ふあり光
五月雨やラジオ音量大にして
ふうせんかずら
五月雨の合間にバスへ忘れ傘
ぶぅちゃん
五月雨の屋根打つ音も子守唄
ふじたか1
五月雨や仏彫られて三百年
ふじもり よしと
五月雨の杉の涙や山のバス
ふっこ
不揃いな泥団子たち五月雨
ブッコマミ
五月雨やモノクロと化す比良の山
ふわり子
高下駄の音殺してやさみだるる
ペコちゃん
五月雨や空を見上げる通院日
へでの妻
花街の五月雨おどる石畳
ぺのぺの
さみだるる母の愚痴降るアイロンに
ヘリンボーン富樽
五月雨に始まる話the end
ぼたんのむら
人は皆忙しさうな五月雨るる
ポメロ親父
ペダル踏み五月雨と往くラブレター
まー
五月雨や無量光院跡に池
マーペー
五月雨やパン屋は「木曜休みです」
まき葵
五月雨をよけぬママらのマイペース
まち眞知子
枯れる生花の涙と五月雨と
まつりそ
五月雨をきて運休のアナウンス
マピコ
進学の三者面談五月雨るる
まゆ熊
五月雨にたたき起こされ朝を待つ
みー太
五月雨や看板犬の大あくび
みえ
五月雨や珈琲の香りいつもより
みかん
五月雨や軒下わたり歩く猫
みさきまる
五月雨が飛行機よりも早く着く
みずたまきいろ
五月雨の音で目覚めし月曜日
ミセス水玉
五月雨のインクのにじむ葉書かな   ○
みつき
五月雨に昔ばなしが咲いている
みやこまる
ラインにも五月雨ありて濁りたる
みゆめい
五月雨に三笠の鉄塊海夢見
みよしい
五月雨は灰色多し水彩画
みんとちゃん
五月雨の夜更けボサノゥバ聞く女
み藻砂
五月雨るる机にポイと外野券
むじーじ
五月雨や斑の腓の早足よ
むすびめ
五月雨に原付留めて息を吐く
もえぎあい
五月雨や熊本城の黒々と
ももたもも
五月雨や猫と並んで軒の下
やすまっきー
五月雨や読み上げ算の名調子
ヤッチー
五月雨やフォルテで弾く赤い傘
ヤマボー
五月雨が「雨に濡れても」歌ってる
ゆぃ
五月雨につられて流す曲がある
ゆみづき
五月雨や堰放流に逆巻けり
よしえ
五月雨る屋根打つ音のメトローム
よしむらやまちゃん
五月雨犬が応える救急音
よひら
五月雨におろせぬままのハイヒール
よりみち
五月雨の上下読み終へふりやまず
ららやにほ
五月雨に一人走った渡月橋
ランランおやじ
五月雨や窓辺の猫に話し掛け
りつにつかや
五月雨や記憶の中の雨の日々
リナリア☆
五月雨や竹林けむるラルゲット
リバティーさん
五月雨や乱れもせずに掃くワイパー
るびちゅ
さみだれやあめのやみまにさいている
れい子
五月雨や江の島沖へ追ひ遣らる
れっどべりー
バスを待つ傘カラフルに五月雨
れんげ畑
五月雨を指で追うよな闘病記
わんこのいびき
五月雨を眺める犬の大あくび
阿婆
とやかくも急ぐ用なり五月雨
阿武 玲
五月雨や赤子のように文を持ち
位子
みちのくの伊達の大木戸五月雨れる
易々渓@松尾芭蕉の奥の細道の紀行文にある「伊達の大木戸」が私の町にあります
五月雨や魚潜める池の底
郁李
五月雨や月命日の傘を呼ぶ
一宮寅五郎
シャッターがまた下されて五月雨るる
一幸
五月雨や明るい色の傘を買ふ
一心
ゆつくりと推敲もして五月雨
一世
五月雨や小川の貌の川らしく
一生のふさく
五月雨やデジカメレンズぎこちなく
一茶お
五月雨や反射テープの光る背
一斗
番傘に屋号ふた文字五月雨るる
一瑠
安宿とブラック企業と五月雨と
稲穂
五月雨古書肆に寄りて友と遇う
迂叟
五月雨の合間にもらう陽の香
卯辰
二人きり五月雨るる駅赤い花
詠魅
五月雨の窓辺の猫とまどろみぬ
詠野孔球
五月雨を吸ひて眠れる畠一枚
遠音
軒瓦御僧の誦とさみだるる
遠藤 正寿
五月雨やみて皮脱ぐ者を待つか
黄金のあひる
五月雨やどうどう巡りの憂き想い
黄昏草
気がつけば五月雨の歌カンタータ
岡二
停車場の屋根より漏れてさみだるる
下総うらら
五月雨や降っては止んで日が過ぎて
加藤賢二左右衛門
宙に浮くしまなみ海道五月雨るる
加和 志真
五月雨をよき雨なりと父が言い
暇親爺
五月雨や子のくりかえす数え歌
五月雨や御堂は香の四角なり
花屋
五月雨に猫も軒下借りに来る
花猫
五月雨やため息ひとつ窓を拭く
海苔壱個
五月雨を屋根に一晩夜行バス
海風山本
五月雨を「けふはおやすみ」張り紙す
灰色狼
五月雨や魚群れたる和の菓子屋
絵奈
捨てられし給食パンに五月雨るる
観音の瞼がぴくり五月雨
瓦すずめ
五月雨の眠れぬ夜は五・七・五
寒露
五月雨に付き合っている一日かな
甘泉
五月雨や時計の音と雨の音
間野ぷうちゃ
さみだるる夜は老猫と留守居かな
閑茶@21歳と17歳の猫と妻とわたし。
五月雨をためてダム湖は潤へり
喜多輝女
五月雨や傘は赤色無人駅
奇行師
五月雨やコンビニ頼る雑居ビル
岐阜屋根の草
後日知る恩師の訃報五月雨
紀和やよい
五月雨や黒部の壁に吸い込まれ
輝棒
五月雨や三連単の穴狙い
輝棒
ごうと来て五月雨の夜の読書かな
輝凛
五月雨やキャンセル続く予定表
鬼怒
煎餅の湿気るも好む五月雨よ
菊池洋勝
五月雨を水無しダムが歓喜する
久仁重
撮り鉄や五月雨のなか道の駅
宮写楽
五月雨にチャリこぐ子はふり向かず
京あられ
五月雨が婆の膝痛連れてくる
玉花
五月雨の泥洗われる縞馬よ
玉虫虫
五月雨ぞのら猫何処川の街
金亀 子
ナンクロをいま六冊め五月雨
吟 梵
五月雨や何もせぬ日と猫を抱き
銀命堂
五月雨や何を打つのかと窓開ける
句ゼミ生 風あざみ
五月雨や空見上げて手に滴
句詩呼
五月雨の一滴ハミング転調す
空振り聖天
五月雨を帰ってこない言い訳に
恵女
石突に伝ふ五月雨靴黒し
五月雨やカレーライスも食べ飽きて
桂奈
五月雨や雨天中止の譲渡会
蛍子
五月雨や鍵を忘れて引き返す
穴瀬メダカ
トタン屋をショパンの調べ五月雨るる
月沈舟人
五月雨の音におののく肥後の国
玄次郎
失恋の涙を隠す五月雨(さつきあめ)
玄歩
五月雨やさみどり畔を産婆ゆく
戸村孝子
さみだるる遮断機の先傘笑う
虎狛
五月雨やまたも電車を見送りぬ
孝雄
五月雨や富士山頂は静岡県
幸久
五月雨や古刹に残る千社札
江戸川青風
五月雨や山稜青く尾根青く
皇帝ペンギン
五月雨や尻取り遊びもう飽きた
紅あずま
五月雨や並べ散らかす旅雑誌
紅の子
五月雨や池に花丸五重丸
紅清
手を繋ぐしっとりとして五月雨
高田知野
五月雨や孫はまだかと下駄を履く
高爺
五月雨夫婦別れの噂聞く
黒兎
五月雨やふと魚の目が現わるる
今治・しゅんかん
五月雨るる世間話に傘の華
今日はアッシー
さみだれや石畳ゆく青い竹
斎藤秀雄
五月雨や逃げて並んで番鳥
菜々の花
五月雨やネット社会の裏表
坂本大吉♪
五月雨やありもので作る夫婦の膳
堺の攝子
五月雨に降り込められて懐メロを
咲也
芭蕉あり蕪村ありとて五月雨るる
桜桃葉
虎御前(ごぜ)の読経掻き消しさみだるる
桜姫5
五月雨にべとつく髪の朝の苛々
桜木レイ
五月雨に音符のみだれ神経痛
笹百合
五月雨の傘鳴る音の小気味よさ
山室康樹
グランドに五月雨しきり予選前
山田ノムオー
五月雨やへんてこ虫の蠢きて
山風禅
五月雨や崖を背にする家五軒
山本 力
五月雨に今日またくすむ筑波山
山本嘉子
五月雨やアクアリウムの中の村
酸模
五月雨やウォーホルを閉づ五分前
司啓
五月雨や遺児の母停つ交差点
四宮ぱふふ
五月雨や水琴窟に不協和音
四丁目
五月雨や鯉の撹乱ハイジャンプ
四葉
きらきらと五月雨集め棚田かな
市川七三子
五月雨のリズム引き裂く軍用機
支々奮迅
五月雨の良く鳴ることよ黙読す
五月雨や洗濯物で遊ぶ猫
紫四季兵衛
五月雨が洗い流した街の色
時波
五月雨や君のメールはまだ来ない
七色美月
傘叩く五月雨の音ランドセル
篠田ピンク
五月雨を眺めつイマジン口ずさむ
柴崎ぶんご
五月雨や歩き始めた孫の傘
紗々
五月雨や傘それぞれを帰る路
尺骨
五月雨や銀水盤の石畳
若松
五月雨や人と出逢い異郷住む
珠桜女あすか
道順は月に従う五月雨
酒井おかわり
泣かされて帰り小窓の五月雨
酒好
現場行く采配つかぬ皐月雨
秋光
五月雨やわけへだてなく田を満たし
秋好子
さみだれの降る音耳に満ちにけり
秋桜
五月雨て町静かなりワイパー音
秋乃智春
むらさきの五月雨けぶる坂の街
重翁
五月雨とショパンの調べ聴き比べ
出席番号43番
商いは売り買い利なし五月雨るる
俊明
五月雨の打つガラス屋根歪む空
春と夏子
五月雨の合間を縫って子らの声
春菜
五月雨や冷えた鉄路を単行す
春日
平仮名のさみだれならば濡れて良し
春爺
五月雨やワイパー刻むモデラート
春野いちご
五月雨の音にかさなりショパンかな
五月雨に気ままに歩き思考の日
勝子
五月雨や仕掛け時計に憩ふひと
小青(こしょう)
五月雨の病める身体に降り込めり
小千住
五月雨恨む泥ひとつない愛車
小倉じゅんまき
五月雨や右の靴下見つからぬ
小田寺登女
さみだるる芭蕉の迹や雲巌寺
小梅
五月雨の珈琲たいむ閑かなり
少納言小豆
五月雨や雨の匂いを深呼吸
松岡
五月雨やいつもの注意ランドセル
松岡 哲彦
五月雨や腕も鞄も靴下も
松山
五月雨やマリンバとデュオ純喫茶
松仁
悪戯なショパン五月雨急かせをり
松尾寒蝉
五月雨や窓の手前に花瓶置く
笑々
五月雨や自転車のベル錆びついて
城内 幸江
五月雨の中一筋に行く烏
心晴々
五月雨や街の蛇の目に眼を瞠る
新米
五月雨やお手柔らかにと手を合わす
森岡セノ
弟の小さき墓に五月雨るる
深草あやめ@あれから40年
五月雨や聞き返せない言葉あり
真珠
五月雨の河口の空港降り立ちぬ
真繍
五月雨や道路に滲む青信号
真青な色紙
五月雨や都会も少し風化して
神谷たくみ
さみだれを四角く切り取るガラス窓
神無
五月雨や東京タワー灯の淡さ
人見直樹
狭き路地五月雨傘は傾けて
水井えり
並木路の五月雨色に滲みけり
水無月生
五月雨やコピー機の紙すぐつまる
睡花
五月雨の貸切りとなる滑り台
粋田化石
黒板の五月雨の雨晴れとする
酔いどれ防人
五月雨を受けてべそかく井戸茶碗
澄海
五月雨につられて泣いた旅の夜
瀬波秋鮭
五月雨や床のモップの進まざり
晴好 雨独
五月雨に走り出したる傘の群れ
正則(いつき組リスナー班)
友逝きて五月の雨は文濡らす
正木児童
五月雨やココアの湯気の伸びゐたり
清清檸檬
五月雨や5年2組に戻る顔
聖蛙
五月雨や大口開けて池の鯉
西尾桃太郎
五月雨や遮断機越しに迫る恋
誠至
さみだるる壊れし樋の水あふる
誠馬
五月雨に濡るる停車場待つ二人
石手川紅樹
五月雨に背中押されて叫ぶ「好き」
赤い彗星の捨楽
吊り橋の赤き傘へと五月雨るる
赤月結子
五月雨やジュリー流るる喫茶店
赤馬福助
五月雨を湛えし靴と供花きいろ
摂津浪人
沈黙の二人只五月雨の中
雪花
五月雨を集め都心のアスファルト
千寿関屋
五月雨や「あめふり」歌う祖母と孫
千晴
アンニュイな気持ちを煽る五月雨よ
千徳
五月雨やカレーの旨い喫茶店
千里一歩
衛星の観し列島の五月雨るる
善多丸
五月雨や呟く如き雫落つ
想予
五月雨に猫やお前も待ち惚け
痩せ蛙
五月雨や遅れ気味なる回覧板
相模の仙人
五月雨るるミスドでねばる七時間
蒼衣
五月雨や「ごめん」と笑う雨男
太一
五月雨や嬉しき長靴みずたまり
泰通
燐寸擦れずまた閉ざされて皐月雨(さつきあめ)
大阪楽嵐
「改正」のことばまろやか五月雨
大塚めろ
何事も大味の地や五月雨恋ふ
大島涼波
五月雨を手のひらに受け一宿り
沢庵和尚
五月雨に湿りし喪中葉書かな
達哉
五月雨や籠りてネットショッピング
谷川の蛍子
五月雨は泥水となり今日の朝
狸慢住@警報発令の日に限って出張…悔しい!
五月雨や街鮮やかに暮れなずむ
池田八重子
五月雨のあがりて仰ぐ金亀城
竹の子
五月雨に撥ね来る君のヒール赤し
竹春エリザベス
五月雨を集めて下り(くだり)ゆく吉野川
竹内一茶
墨絵なり終日けぶる五月雨
中島京子
五月雨や泥道蹴上げ走る馬
衷子
五月雨や三河湖ダムに満ち溢れ
張虎
五月雨や雑巾臭きスマホの手
長田写々
五月雨や靴底の皮膚ふやけをり
長田写々
五月雨やたまごひとつのゆふげなり
庭野かはづ
五月雨や田畑あんどの暦繰り
澱凡
唄うごと唐笠ごしの五月雨や
田宮一歩
五月雨やせめて明るきニュースでも
田中ようちゃん
五月雨に空も会議も続きおり
渡邉康之
五月雨にびしょ濡れの人清々し
都乃あざみ
ドファラドファラと五月雨の調べあり
土井小文
五月雨や糸引くように地に落ちる
土屋木漏れ日
五月雨や左千夫の里の渡し舟
東海 鉄
五月雨や煉瓦水吸ふ遊歩道
東尋坊
五月雨に濡れし体や昼の風呂
桃泉
整骨院歓迎されぬ五月雨よ
藤野あき
五月雨や凹凸多き登呂遺跡
豆腐太郎
Don't worry 五月雨に明日をつぶやく
豆闌
五月雨や鞄押し込むアレやコレ
踏野正東風
五月雨や玉ねぎ微塵五時の鐘
那緒
家は留守干されし傘にさみだるる
凪 ひと葉
五月雨や海中に溝ありしこと
二個ミチオ
五月雨や高き土塀の収容所
日の暮れてダム湖を渡る五月雨
五月雨を雀ぶるると弾きけり
日出時計
温暖化どっと降りこむ五月雨
日本酒
五月雨の零し置きたる潦
忍冬
晩学の二ハオ進まず五月雨
馬場 馬子
五月雨や何を悟ろう明月院
馬凛
五月雨や茶室に籠もり囲碁を打ち
博泉
五月雨が青に溶けゆく予讃線
白兎
五月雨の激し校門前車列
八十八(はちじゅうはち)
五月雨の城緑青吹く煙管筒
八幡風花
五月雨や出不精になる七十翁
八木 高穂
五月雨や避難指示でる午前二時
八木風味
五月雨や増す水嵩に鯉跳ねる
磐空(ばんくう)
五月雨やウォークシューズキュッキュ泣く
比良山
五月雨や小川をずんと押し広げ
琵琶姫
五月雨や傘ささず行く中学生
美恵
田の仕事ほっと一息五月雨や
美泉
五月雨や雨音悲し今日も家
彦山
五月雨滲むネオンの浮かぶ堀
浜ちよ
五月雨のトタンの地図をあてにして
埠頭
五月雨や西空にらむゴルフ会
富樫 幹
五月雨や歪む傘骨背に廻し
冨山 泰
五月雨に愚痴一つなき野良の猫
武蔵人
五月雨や手術の覚悟しつつをり
舞子

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