俳句ポスト365結果発表

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第166回 2017年2月23日週の兼題

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

春の雲苗の支柱に靴干しぬ
キラキラヒカル
春雲や除雪機二台洗う午後
キラキラヒカル
雲は鈍色たんと溢るる枝垂梅
せり坊
春の闇雲の匂ひの冷凍庫
せり坊
オカリナを息とほりぬく春の雲
たんじぇりん金子
吹き出しのごとき白雲山笑ふ
たんじぇりん金子
花冷やざわめくぞめく都市雲霞
鈴木牛後
尾根筋に雪間や雲と睦みあひ
鈴木牛後
浮雲のやうに花びら蝌蚪の国
下総うらら
ひさかたの実家暮らしや春の雲
24516
三月の雲は静かな砂時計
be
ほどかれて青空となる春の雲
Julien
路線図に薄き村の名鳥雲に
dolce(ドルチェ)
先生が雲ばかり見る遠足日
Kかれん
鳥雲に蔀戸閉ざす六角堂
K堀尾
パントマイム帽子は宙へ春の雲
Mコスモ
雷雲やテニスコートを覆いたる
あさり
神様のあくびがひとつ春の雲
あずき
松島や巡れば春の雲動く
あすなろ
春の雲ロックライブでぶった斬れ
あつむら恵女
鳥雲に入る周作の日記帳
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
春の雲むかしの男と宇品港
いづみ
干竿に雲逆上がり風光る
いと子
風吹きて目覚めよ雲間褄黄蝶
うしうし@「雲間褄黄蝶」くもまつまきちょう…雄の前翅は背面先半部が橙色、雌にはない。日本では中部地方の高山だけに生息。4月下旬から7月ごろまで出現。
あざやかに裏切りそらへ揚雲雀
うに子
春しぐれ雲の鼓動の早まりぬ
ウロ
金毘羅さんまで三十里鳥雲に
エイシェン
鳥去りて雲写りおり春の湖
かおる
踏切の音さえ淡く春の雲
かなた
雲珠桜対馬へバスの静かなり
かぬまっこ
クレヨンの白のレギュラー雲うらら
カノン
春の雲見上げて無口膝四つ
かま猫
雲雀東風一時停止を揺すりけり
かもん丸茶
雲呑を食ふ喉愛し春の昼
かるかるか
白画用紙に白き雲描く風光る
かをり
末黒野を過ぎりゆく雲みずみずし
きのと
猫柳ひと刷けの雲流れゆく
きみお
頬白の来て筆置くや茜雲
ぎんやんま
棚田毎同じ形の春の雲
クラウド坂上
龍生るる産声春の雲となる
ぐわ
すべりだいひゅーんとすべるはるのくも
けいご6才
春浅し墨滲みたる雲一字
こじ
すかんぽや土手行く子らは雲つれて
ことまと
岬山に椿の満ちて雲なくて
こなぎ
猫の子や走って散らす雲のかげ
こまめ
雲読むに長けてぬくしや独居房
こま
ちぎれ雲写す池面や蝌蚪ちりぢり
ころころぼっくる
山茱萸を透かすレンズに雲ぽかり
ころん
東山より忽然と雲の峰
さくらがい
酢海雲のさらりと箸を逃れけり
ささのはのささ
早々に店仕舞いなり雲雀なく
さとう菓子
はるうらら雲のホテルのおともだち
さな(5才)
春の雲この部屋に決めやうと言ふ
さるぼぼ@チーム天地夢遥
雲梯を覗く春星父の星
すみっこ忘牛
春の月雲梯白く光りたり
すりいぴい
雲ひとつ手のひらにのせ春の午後
せいじ
雲重し松雪草に秘密告げ
せつ華
酒蔵の煙突四角春の雲
タケ
雲割れて笑う掛川の白梅
ちびつぶぶどう
春の雲これからねようか歌おうか
ちま(2さい)
人事部は忙しきかな鳥雲に
ちゃうりん
明け方の雲菜の花を青兆す
てんきゅう
芋坂の上の雲から春の月
どかてい
薄氷に雲棲む手水鉢まほら
としなり
彩雲や薬くさきは灌仏会
トポル
ラジオからロシア語講座鳥雲に
とりとり
雲竜の綱の真白や風光る
ヒカリゴケ
雲の間の日差しよ鶯の近し
ポメロ親父
田畝から群れなす雲や蓮華草
ぽろたま
春雲や余白に白き天守閣
ほろよい
塩雲丹の残り一瓶春の色
みなと
花の雲舌にころがる和三盆
みやこまる
靴の先パカンと割れる春の雲
むらさき(4さい)
畦焼きの終わりし頃に雨の雲
めだか
雲梯の進む距離のび夏近し
ももたもも
春休み列車に続く雲長し
ゆうが
退院の日取り決まりて春の雲
ゆきたま
春の雲二里を指差す標石
よしえ
押しピンで止めて置きたき春の雲
よしむらやまちゃん
揚雲雀瞼の裏に暗黒点
よだか
鳥雲に白き聖母子像の影
ラーラ
雲円し地球はものの芽の光
248ゆきち
物差しで測れぬ長さ春の雲
chiro@金沢21世紀美術館の屋上にあるブロンズ像 「雲を測る男」(作/ヤン・ファーブル)から
坂の上の雲に片足乗せて春
GONZA
高層のビルを動かす春の雲
m.ソラ
雲の層抜けて空港春の色
PON
風はらみ柳絮あしたの雲を追ふ
あまぶー
風を待つ小手毬雲まで跳ねたくて
かぐや改め中山月波(つきなみ)
春の暮遥か汽笛を運ぶ雲
かつたろー。
桜坂消失点のちぎれ雲
かめのべ
白昼の雲母の川を蜷の道
クズウジュンイチ
寛解や東雲色の春ショール
このはる紗耶
蛤を買いて家路に光る雲
ごぼうの花
たんぽぽを手折る子ひつじ雲追う子
ささの浮舟
春の空仲間外れの雲一つ
さっちゃん
草枕入道雲がのしかかる
さとうくにお
ふわふわの子猫のじゃれて雲二つ
じゅりあん山本
呼びかける雲は動かず春の空
つかりん
揚雲雀根岸八十八番地
どかてい
春雲流る良寛の書をまねぶやう
ときこ
雲の峰どんな怒りを抱えてる
のひろ
朝ぼらけ奥穂は春の雲の中
らくさい
風船や目指せし雲の失せてなほ
井上じろ
ゆるやかな雲の影踏み耕しぬ
河童
廃校の空は白藍春の雲
樫の木
春雲のはるかを臨むレース鳩
雲呑を冷ます口元春めけり
勘太郎
啓蟄や毘沙門坂の上の雲
喜多輝女
パンジーに馬頭星雲めく闇色
鞠月けい@「馬頭星雲」はオリオン座の三ツ星のそばにある、その名の通り馬の頭のような形をした星雲。
弁当の蓋洗ひ終ふ鳥雲に
吉川哲也
段ボール越し雲仰ぐ子猫かな
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
丁寧な道具仕舞や鳥雲に
彩楓(さいふう)
白雲や連凧ともに尾をふりて
桜姫5
潮ひがり千畳敷の遊び雲
花の雲今朝はおむすび大きめで
三子
気の抜けた炭酸水と春の雲
山香ばし
円周率は3でいいよと春の雲
山崎ぐずみ
子規庵のあんかけ豆富春の雲
篠田ピンク
畑打つや這ふやうに雲押し寄せり
順一
鳥雲に九九諳んじて歯が抜けて
小青(こしょう)
反抗の薄き唇鳥雲に
小野更紗
雲雀丘花屋敷駅春眠し
松山
奉納は雲竜型や桜鯛
松尾千波矢@チーム天地夢遥
片雲の流れゆるやか茶摘唄
新米
君の手が拳銃になる春の雲
真珠
川渡る雲呼ぶ千の鯉のぼり
神谷たくみ
春雨や寺のふすまの雲龍図
晴読
出雲より来たる縁談風光る
正則(いつき組リスナー班)
皆のぼる雲取山や夕雲雀
青萄
無人駅ホームに叔母と春の雲
鶴田梅勝
浮雲や島の牛舎につばくらめ
田村幸之助
紀寿超えて祖母雲となり山笑う
土井小文
明日葉や雲より小さき島に生く
楠えり子
春の雲生まれる前の記憶すら
日出時計
春の雲バス停二つぶん歩く
白鳥国男
縁側に春菜干す雲ゆっくりと
免疫力アップUP
春の雲一筆書きの軽さかな
有瀬こうこ
天井の雲龍図の龍夜桜へ
誉茂子
春の雲又三郎は青年に
葉月のりりん
対馬まで流れ行くかよ春の雲
理酔
校歌にも雲輝きて卒業す
留野ばあば
惜春や母の柩に雲母集
柝の音
万物の上向き蝌蚪も雲を見ん
游真
春の雲畝傍三山見おろして
澪つくし
入学試験東京の空雲あふれ
琥珀
一人居の水雲は甘き酢の香
蓼蟲
菜畠の向こう縦に伸びる不気味な雲よ
位子
春の雲カナリアを飼う鉄格子
垣内孝雄
春雲や戦闘服の父若し
鬼怒
棒鱈や母の雲箋滲みゆく
久我恒子@雲箋とは手紙の美称
雲はもうあんなところに遍路道
宮本翔吾
竪穴式住居十棟揚雲雀
香野さとみ
春雲の乱れて海へ行くこころ
斎藤秀雄
金雲母剥がれて流る春の川
三重丸@きんきらら
恋猫の前脚の傷ちぎれ雲
志保川有
ただの雲ただの名もなき豆の花
時雨
春の雲ジュゴンのおならぷかりぷかり
深草あやめ
春の雲こぶし握りて生まれ来る
真繍
菜の花やアトムの残す飛行雲
尋牛
風光る雲間に君の島を見る
瀬波秋鮭
ナビスコの縁はギザギザ春の雲
西川由野
どの雲の生き方しようしゃぼんだま
青柘榴
山門へ百段雲水へ霰
石鎚桜
珈琲と万年筆と春の雲
赤馬福助
影となる軍馬の像や花の雲
雪うさぎ
客船を迎える港春の雲
川島欣也
鰯雲に隠れていたい六限目
大西主計
拳骨のやうなる春の雲来る
谷川の蛍子
時間まで雲を見ていた勿忘草
中山月波(なかやまつきなみ)
たくあんと菜飯むすびと白い雲
昼行燈
一切は星雲の黙沈丁花
長緒 連
船艦のゆきし海峡春の雲
津軽わさお
遠足や岬のさきの雲ひとつ
東山
綿菓子のやうな雲湧く桃の村
東尋坊
留まらぬ雲に迷いの春を見る
桃花
赤子噛む傷の乳首や春の雲
桃猫
啓蟄や犬と眺める白い雲
博泉
春愁の数ほどの雲流れをり
物心
恋猫の鈴は出雲の土産とか
堀口房水
揚雲雀あの日の僕に喉仏
妹のりこ
ライオンの長い欠伸や春の雲
夢堂
春の雲ちぎれたのはたぶん三焦
悠き白@三焦(さんしょう)とは伝統中国医学における六腑の一つ
雲影やコンクリートは冴返る
野良古
西へ行くほど雲立ちて山桜
理子
春雲や日本丸の帆を展ぐ
璃当
消し残る白墨のあと春の雲
立川六珈
ここからは明治が見える春の雲
鈴木麗門
ぬるき雲じき犬ふぐり知るだらう
小倉じゅんまき

並

春の雲湧き出ずる坂の上
~獺祭~
風光る雲へ消え失す日航機
28ひろきち
春雲や質感の無き昼の富士
HGDT
龍神の雲現るる春疾風
julia
春飛行雲4本も造りけり
KAZUピー
春の雲たかが数字よ齢とは
kokoro
ゆらゆらと流れる雲や春の湖
M多孫(タマゴ)
荼毘に付す母の御霊や鳥雲に
NONOKO
雲が来てまた雲が来て春深む
S.A.Y
若芝に鼻くすぐられ雲眺む
sakura a.
雲呑のはらりと解けて春ショール
TAKO焼子
灰色の雲引き裂いて春雷や
yoko
夜の雲をとほくに春のつみれ汁
Y音絵
二月尽女房の好きな垂れた雲
あけび庵
菜の花やひこうき雲がクロスする
あつちやん
涅槃西風雲こえてより高野かな
あまいアン
佐保姫とお供のごとく雲の行く
あらあらた
雲中を早く出てこい春の雨
アリーシャ
我が郷愁西より託さん春の雲
ありす
雲の下うごめく春のソクラテス
アリマノミコ
踊り場に雲形定規養花天
あるきしちはる
思春期の硬き背遠く春の雲
あわい
拘りを拭ひて去りぬ春の雲
アンクル・106
春眠や夢積雲にはこばれて
あんこ
雲ひとつ春風追ってもうひとつ
イウォビ
花めでつ土手に上がれば雲もまた
いくの
春天や綿雲刺して電波塔
いごぼうら
行きずりの人も見上ぐる春の雲
いち瑠
あの雲を目指す群像春の朝
いつき組リスナー班 たあさん
卒業子ひこうき雲を追ふやうに
いつき組福岡リスナー班/ 由美子
蜃気楼雲に生えるビルの群れ
イヘアナチョ
雲崩れ春の海へと落ちにけり
うさじい
車窓より追いかけ追い越す花の雲
えび天
雲の間に白き石鎚名残雪
オイラー
重そうな雪雲掃いて風の行く
おうい
春の雲龍馬も日見の峠越
おけら
わが友は煙になりて春の雲
おさむ
海ひかる釣竿の先春の雲
オッキー
春雷の雲間に池谷・関彗星
おやけあかはち
定年となりて消えゆく春の雲
おやっさん
雲ひとつない春空に雲想ふ
お気楽草紙
卒園のかしこむ両手雲光る
かざばな
少年C高塀の果て春の雲
かみつれ
日時計の影を隠すや春の雲
カンガガワ孝川
松山のお城の写真鳥雲に
ギボウシ金森
生成り雲連翹ほろり睡る吾子
キミドリ
春近し飛行機雲が先に行く
きんえんくん
雲を撃ち山稜突き抜く春雷
くさぐき
アイオワの春の屋根橋雲流る
ぐべの実@アイオワ州マディソン郡の屋根付橋の上を流れる雲
クレーンの伸びたる先は春の雲
クリスマスローズ
白富士へ飛行機雲と風光る
くるみだんご
父と僕雲丹あと一切れにらめっこ
けいま
再検査要する知らせ余寒雲
けいやん
身の軽き東風の宰府やはぐれ雲
ココダン
スギ花粉晴雲製のマスクする
こでまり
雲映す春のいちにち五色沼
ざうこ
最果てのその先に春の雲遊ぶ
さくみ
雲の端光れり鞦韆高く漕げ
さとうりつこ
お花見を雲がぼんやり眺めてる
さはらや
臥せし母句を忘れたか雲雀東風
さやいろ
茜雲瀬戸の狙いはメバルかな
しおかぜ
鐘が鳴る緑青の屋根雲の峰
しょうき
雨雲に突き刺さっても笑ふ山
しろ
雲に手を伸ばすかのごと桃の花
すえよし
池の雲幽かな東風に揺らぎをり
さぶり
春浅しレンズ向こうのばら星雲
しかもり
レンズ雲拡がる朝やどこか春
しげる
雲や舞ふ鳳凰なりて春の空
しげ爺
風車まわるまわるよ雲泳ぐ
ジュミー
春寒に飛行機雲が伸びて行く
シュリ
北摂の山かすめ行く春の雲
しゅんらん
春の雲自転車走る夕空に
すかりん
金色の飛行機雲や春の宵
スズキチ
湧く雲のグレーのグラデ春疾風
すそのきよみ
一片も雲なき空よ啓蟄の
セルリアンブルー
ハムスターがはるのくものうえでねてる
たくみ3才@可愛い俳句が作りたかったのだそうです。(代送・あるきしちはる)
韋駄天の百年一気春の雲
たま
闇雲に走る将校春の雪
たんと
雲映す水面たんぽぽ流れ行く
たん造
春の雲ふるさとの山喰ひにけり
ツーちゃんの恋人
龍の如春の巻雲太陽へ
つつ井つつ
雲暴れ竜が出るよなメイストーム
つつ井つつ夫
遅春や四角き空の雲ひかり
つる姫
六尺の野に遊びゐて風雲児
でこはち
堡塁跡出て目に滲む春の雲
テツコ
宙に舞ふ化学教師や春の雲
てまり
春風や空に寝そべる子規の雲
ときめき人
雲垂れて大またで過ぐや受験生
としお
春の雲見えない影を眺めをり
としまる
我が供は雲ひとつなり春の朝
どみそ
雲海へいざ飛び込まんつばくらめ
なおばら(なおろーず改め)
家に鍵かけただろうか鳥雲に
ながら
雲海の影に町あり山の春
ななえ
青い空声にぎやかに揚雲雀
ななこ
黒雲に金の縁取り春の陽や
なみの寝子
雲映るビルの谷間の初桜
なみは
うらやまし東京マラソン雲薄し
にしみなみし
義士祭や飛行機雲は空を斬り
ねぎ坊主
如月に司馬遼逝きて白き雲
ネコふんじゃん
花吹雪雲井調子の斗斗為巾
ねもじ
春の虹青雲の士の志
のどか
振り仰ぐ雲も流れる花筏
のり茶づけ
当て回す雲形定規春の雲
パオ
雲雀鳴きレンタル着物そぞろ行く
はずきめいこ
冴返る朝日引張る飛行雲
パッキンマン
雲白し白木蓮はなお白し
はまのはの
雲梯を腕伸びきって木の芽風
はまゆう
雲間の春光明日のセレモニー
はらたけこ
飛行機雲夢と希望の入学だ
ばんしょう
病牀六尺雲焦がるるや子規の春
ひいらぎ
うららかな雲従えてアドバルーン
ひかり
浮雲に付いて行きたき花のころ
ひでやん
たかいたかい三月の雲つかむまで
ひむか
龍天に昇りし跡か雲に穴
ひよはるばば
すじ雲の道に遊べる赤トンボ
ひらかわ美秋
春空を等分に分け飛行雲
ひろ史
日焼けせる古新聞や鳥雲に
ひろ志
選ばれし世は雲のよに春の朝
ふあり光
雲一朶クロッカス一本見つけたり
ふうせんかずら
桜雲と吾子のなきがらただ静か
ふくろう
大楠は村の誇りよ揚雲雀
ふさこ
綿雲の裾黒ずむや胡瓜蒔く
ふっこ
摩崖仏に語りかけんと春の雲
ふわり子
はにかみつパフェ頼む娘や春の雲
へでの妻
来賓の声遠ざかる春の雲
ぺぱあみんと
空気読めと吾子の顔なり春の雲
ヘリンボーン富樽
銜はずす息春雲となりにけり
ほしの有紀
春の雲般若心経艶やかに
ぼたんのむら
雲合いを河辺に光る猫柳
マーガレット
山頂より溢るるように春の雲
マーペー
神吹けば生まれては消え春の雲
マカロン
岩燕つきぬく雲や気風よし
まさこ@この時にしか出来ぬかも。組長への挨拶句です。
肩車子どもがパクリ春の雲
まだら
学期末試験の果てや春の雲
まち眞知子
山登り途中で触るる雲のある
みつき
イヤリングして母来る春の雲
まどん
ゆらゆらと雲ゆらめかせ山笑う
まの
文豪の時世も雲雀ぴいと鳴き
まめ小路まめ子
浮き雲のような四国や遍路道
まゆ熊
春の夢いつ覚めなむと雲に問ふ
まりまりむ
流し雛を先導するや雲二つ
みえ
志揚雲雀ごと高々と
みかん
雲の群れはぐれし羊山笑う
みこまこ
鳥雲に介助ベッドの跡白し
ミセウ愛
飛行機の眼下泡立つ春の雲
ミセス水玉
かざぐるま雲の流れを感じたり
みよしい
春天や綿雲三つ城の上
み藻砂
遍路道思ひ散らばる高き雲
むじーじ
窓と口開けて弥生の雲を追ふ
むすびめ
雲一つ残されし空鳥帰る
むにむにちゃん
丘の上雲去りゆくや花吹雪
むらたふみ
雲の影崩すや池の春疾風
もせきのこ
結城の宮梅の香に浮く白い雲
もりお
空腹を満たす形の春の雲
ヤッチー
雛納め垣根に猫と雲ふたつ
ヤマキ ガク
診察の予期せぬ結果春の雲
やまなすび
立ち漕ぎのぶらんこで蹴るちぎれ雲
ヤマボー
松の芯飛行機雲は西方へ
やまんば
入学の名札揺らして雲がゆく
ゆぃ
踏青の雲呑麺に終はりけり
ゆうた
雲間から先人覗く春の夕
ゆみづき
球春やベンチに後の風雲児
よあけの晩
雲を衝くやうなる火の手堤焼く
よひら
八戸の里雲ひとつ無い菜の花の忌
よりみち@司馬遼太郎の自宅・記念館のあるやえのさと。命日は好きだった菜の花(小説・菜の花の沖)にちなみ菜の花忌。
紅白戦一打春の雲捕球
ラッキーの母
朧夜や拭いたし雲はここにある
リバティーさん
泡雪は雲の重さの一部かな
りんきょう
春朧かさなる指の雲に乗る
る・こんと
はぐれ雲とひとり花見や通勤路
るびちゅ
くものそらはるはいろんなくさがでる
れい子
夕雲や墓標めきたる大根畑
れっどべりー
春昼や雲わき上がる坂の上
れんげ畑
片結び解けし雲やうららけし
阿武 玲
憧がるる人と話すや春の雲
穐山やよい
三月の青き雲みて郷を出づ
葦たかし
春の夜のま白き坂の上の雲
葦信夫
雲間より飛び来るかな春の雪
安田 信山
花の雲首をさんびゃくろくじゅう度
杏と優
腰掛けて筆描きゆく春雲や
伊藤美智江
春泥に騎馬の連なり見やる雲
伊奈川富真乃
雲なくて物を思はぬ桜かな
衣玖
雲間からウィンク飛ばす春三日月
井伊辰也
ノンちゃんと呼ばれし日々よ春の雲
井田みち
春の雲飛行機雲の三筋あり
郁李
雲ふわり海苔摘む海を眺むごと
一宮寅五郎
見送りは短め希望鳥雲に
一斤染乃
雪嶺を訪ねてきたと春の雲
一幸
揚雲雀雲の上まで飛んで行け
一志
曙の雲厚き日の雛納め
一心
うらうらと飛行機雲の緩び初む
一生のふさく
しゆう活の笑ろうておれぬ春の雲
一泉
春の雲悔し涙で曇る朝
一走人
雲仙の湯けむりに酔ふ花見酒
一茶お
三月の雲形定規で閉ぢる円
一斗
吾子巣立つ機影雲間に追いし朝
一呆堂
三男坊かたにはまらぬ春の雲
芋徹三
雲居路に消ゆ鴨の群れ寂しきや
引き鶴やV字崩して雲に消ゆ
春嵐雲次々と湧き昇る
宇多志郎
茎立を咲かせておけば雲つるむ
羽沖
落日を急ぐ雲あり啄木忌
羽白雨
ソロキャンプ雲見て朝寝家遠し
卯辰
野馬追の里に光のごと雲雀
永井正雄
大連の雲間に霞む高射砲
永世
春の雲周り守るや天の城
詠野孔球
雲眺め壁画眺めて春一日
越智空子
子の背中黙し見送る鳥雲り
遠きいち
吾が心君に預けん春の雲
黄昏草
春空に雲めく声や君の声
春雲やお琴の糸の張り具合
何田三等か
ランドセル雲をも映す春日向
加果生
初孫の初のお使い春の雲
加和 志真
春浅し白雲は行く断続し
嘉藤次
水温む竜ヶ池にも泳ぐ雲
夏柿
野天湯の花影ゆるる雲ゆるる
夏風遊々
雲間より朝日が見ゆる湯舟かな
暇親爺
靡く髪雲無い夕陽涅槃西風
河島雪子
入日駆る水輪と東風とあかね雲
花屋
花冷えや雲いつの間に鈍色へ
花咲明日香
春月や雲は星座を隠しをり
花伝
雲の峰登山列車は花の中
華女
朧夜に雲隠とふ終り方
霞山旅@源氏物語41帖雲隠は、実在していてもしていなくても想像を掻き立てられます。
屋根を越え雲と遊びぬ石鹸玉
蛾触
遠足の野に広がってくじら雲
雅 かめ乃
雲湧かす神も休みし桃の花
廻沢廻郎
囀りの膨らみ始む東雲よ
海月
青雲へ全身を向け卒業す
海風山本
春泥に朽ち行く雲をぢつと見てゐる
灰汁
あの雲は貴女でしょうか芽立時
灰色狼
梅の香に頭をあげて雲ながる
芥川光正
春知命雲外蒼天のキックオフ
笠原 理香
婆様のビー玉越しの春の雲
瓦すずめ
三月となり空には雲も新しく
甘泉
浮雲や流浪の果ての土佐みずき
間野ぷうちゃ
春や雲うごきて陰に猫怒る
閑茶
翁草彼方は雲の伊吹山
関屋
春耕や雲を耕し星を蒔く
岩瀬桜子
春雲に梅を見ながら諸飾り
喜太郎
増殖す夢と不安と春の雲
軌一
春雷の雲の裏龍をるらむか
輝 龍明
雲裂けて富士の裾野のなごり雪
輝灯
伊勢参り雲と一緒の道すがら
輝棒
水馬水面の雲を横切れり
亀田荒太
雲丹の寿司箸を持ち替え頬張るる
菊池洋勝
ポケットに綿雲ひとつ暖かし
吉や
姿良し雲竜型に風まぶし
久仁重
雲のいろ野焼き始まり色変わり
宮写楽
春暁の雲一つなき天守閣
宮﨑紅清
春祭り雲行雨施を祈りけり
宮﨑清紅
風船や吾子の手離れ雲へ雲へ
弓女
春の雲一期一会の茶会かな
弓女(ゆみじょ)
鬼瓦見据える彼方雲の峰
牛歩
春雲へ入りてボンネットが見えぬ
魚ノ目オサム
雲仰ぐ母を偲びし光る風
京のみやび
雛祭り雨雲こないで願う孫
京子
ブランコをこげよあの雲捕まえろ
狭山の若菜
春茜泣けばいいよと雲が言う
玉木史
春の雲欠伸し合ひし妻のゐぬ
金子加行
春告ぐる雲と聞きたる雲仰ぐ
金太郎
落書堂くも追ふ子等の春の風
吟 梵
雲流る走り出したき春の浜
銀命堂
定刻に鳴り止むショベル春の雲
句ゼミ 風あざみ
鶯や雲まに響き鳴く時季か
句詩呼
明日へと雲は金色春夕焼け
空山
雲を撃つ号砲春の波高し
空清@チーム将軍@「坂の上の雲」、一つのクライマックスはバルチック艦隊迎撃だと思いますが、そのきっかけとなった「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」の打電を句にしてみました。
入学の綿雲染る夕べかな
栗田もとえ
鳥雲にひとしずく涙こぼれる
群馬の凡人
雲よ雲よ声枯れるとも揚げひばり
桂花露香
雪解水金雲母らし底光る
桂奈
ちぎれ雲ひとつ確かめ春日傘
渓湖
通夜の灯や雲障子から春の月
月の道
ジーンズを干して我が足春の雲
月見草
城山の春雲ゆるり移りゆく
犬散歩
雲水の足も止めるや春疾風
玄次郎
朝寝してタルタルソースのような雲
鯉太郎
花の宴わた雲映す水溜り
公毅
ばあさんがじいさん連れて雲の峰
幸久
雲散りてボートレースを開催す
広瀬 康
荒東風が雨雲呼んで傘を買う
康仁
ビル街の小さき雲や風光る
江戸川青風
雲呑も上手く掬えぬ花疲れ
江口小春
黒板にBe Ambitious 鳥雲に
江津
雲に乗り雲に隠れる朧月
江里口泰然
神棚の上に雲の字建国日
港のヨーコ
ちぎれ雲春蝶とまる置手紙
紅の子
小太りの雀にかさなるまわた雲
紅映
寒雲や大地が天が動きゆく
紅仁野
坊っちゃんのからくり時計や春の雲
香舟
足も手もなき母生くる春の雲
香壺
神棚の雲字やはらか春陽射す
高尾彩
しまなみに雲の親子やうららかや
今治・しゅんかん
雲めがけ飛び跳ねる鯉山笑う
今日はアッシー
はぐれ雲囀り追って駆けて行く
佐々木信天翁
春の雲二上山を渡りゆく
佐山夕子@二上山は大津皇子が葬られた山
春の雲赤く染まりし夕日かな
佐藤聡
龍天に登り雲呑透きとほる
佐藤直哉
仏前に破婚告げる日春の雲
佐藤美登利
春風や飛行機雲と交差せり
彩お茶子
詰め込んだランドセル背に花の雲
咲花
雲一線口開けねだる雀の子
咲也
妹のおさげ髪揺れ春の雲
おむすびのやうな雲三つ山笑ふ
桜子
涅槃西風くもに呼ばれて旅支度
桜姫5
春の雲子規の顔にみえて悲し
桜木レイ
入道雲アイスクリームふと思い
笹百合
朧雲夫待ち侘ぶ孕み猫
三ノ宮ねこ
山笑ふ雲竜型の真似をして
三島ちとせ
庭いじり楽しむ影や春の雲
三木 好子
野遊や雲崩れるは真中から
三輪えつし
白雲や蒲公英つづく廃線路
三輪佳子
霞雲ほころび陽射し観音寺
三毳
飛行機雲「寒」を縫い閉じ春よ来い
山の中のオクラ
鈍色の雲を砕きて冴えかえる
山崎点眼
雲間から陽の恵み受け初桜
山室康樹
特養といふ窓からも春の雲
山西琴和浦
雲海柄の帯締め祝う卒業日
山茶花静
春炬燵切り子の猪口に雲母(きら)宿り
山田ノムオー
ゆるりゆるり寝湯で眺める春の雲
山田檸檬
病み上り雲仰ぎ見る二月尽
山本 力
あま雲に追われつ焦る遍路道
山本嘉子
万人に卒業の日の空の雲
山本計
午後三時四角い空に春の雲
山門
耕すやあと一枚の雲の影
山野穴太
ふらここや梢の雲を蹴り上げる
残月
春雲や自転車を漕ぐ庇髪
司啓
城跡の雲へふらここ架けにけり
四宮ぱふふ
パレットにウォームホワイト春の雲
四丁目
かほり満つ雲一つ無き梅日和
四葉
春の雲千の鳳凰舞う如く
市川七三子
目一杯雲つかまんと病床の春
紙威
揚雲雀くるくるかがる雲の裾
紙魚
春の朝雲の波間に富士の山
紫野アネモネ
背負われし小さき手雲へ風光る
紫羊
わた雲や子猫ふみだす野良の旅
時さん
春一番雲やら恋やら吹き飛ばす
時の実
雲のない夜空に浮かぶ星朧
治もがり笛
春の雲からカンダタを覗き込む
耳目
春の丘雲と一緒に歩む午後
竺井理紀
雲一つ追ひかけ凧の合戦場
七草
潮干狩り雲見る暇もあらばこそ
柴原明人
春セーター若いねと言われ白い雲
柴崎ぶんご
今治のタオルと春の雲優し
柴田貴薫
雲海に浮かぶ峰々茜射す
舎人
病臥して夢は雲居の春詠まん
写々
遠足の帰りは春の雲に乗り
紗々
シバザクラ覆うや雲の影のろき
尺骨
宮川を覆いつくせや花の雲
手斤
春雲や何処から湧いて咲き競ふ
手毬歌
お彼岸の鬼顔の雲覚えあり
珠桜女あすか
ふるさとの雲しゃべりすぎ春の風
酒井おかわり
存在を主張せぬ君春の雲
酒好
あの春の笑顔も雲のように消え
寿々
春障子うたた寝起こす雲の影
寿里花
新しき門出に鳴ける揚雲雀
周次郎
春風や遊び流るる雲の貌
宗本智之
雨あがる泣いてた雲も春めいて
秋霞
春堤雲水の列托鉢へ
秋月
春愁やただ雲のみをじっと見る
秋光
雲分けてゆれる着陸なたね梅雨
秋好子
行く雲や蛤はだしで探りけり
秋桜
土手青む寝転びて見る雲白し
秋色あじさい
留守番の子は雛と雲眺むふり
秋乃智春
雪解けは風雲急を告げる声
秋風旅人
春の空アダージョテンポで雲流れ
舟呂
裾野まで雲垂れこめて春うれひ
十猪
遍路道雲の遠さにあおぐ空
十郎右衛門
春風や子規病床に雲を詠む
重翁@明治31年の子規作に「錦絵やお城の上に春の雲」と「雲の日記」
春コート雲の輝く空と海
出席番号43番
花の道雲掴まんと男坂
俊明
あの雲の下彼暮らす春の町
春と夏子
野仏の座する春山雲近し
春桜
パリ便のけむりは濃く雲海へ
春日
春めくやベランダの窓に雲磨き
春野いちご
坂の家カンナの上の白き雲
春翔
新月に隠れて伸びするひつじ雲
初音
最後尾にいる俺が好き揚雲雀
初蒸気
春疾風富士を境に雲となり
初雪おこし
君逝きて雲なき空に雲雀鳴く
曙光
雪山の嶺なぞる影春の雲
助六
雲と水夫と二人の花見酒
勝子
利根川を渡るや雲の春めけり
宵嵐
春雲やなぜ離れねばならぬのか
小鞠
春の雲背にして下る時来たる
小市
野遊びや雲たなびくをただ眺む
小石日和
大欅の網にかかるや春の雲
小千住
白魚鍋出雲に縁結びたし
小泉岩魚
雲流れ明治も咲きか桃の花
小塚 蒼野
悪筆の雲字も妣へ春の空
小田寺登女@雲字=仏壇や神棚の上の天井に貼って天井を空に見立てるための墨書
花の雲海津大崎水碧し
小梅
菜の花を雨雲過ぎて濡れ輝けり
小判0220
急ぎ足雲間にみえるおぼろ月
小野みっちゃん
春雷や雲に追われて歩を早め
小林ぽぽんた
陽春の雲無き青に心舞う
少納言小豆
ふわふわと雲溶かしをるはるかすみ
松田 文女
柳絮飛ぶ雲の流るる方へ飛ぶ
松田てぃ
空を割る飛行機雲や初夏の月
松野英昌
花の雲琴音響く野点かな
湘輝
雲梯の人待ちげなる春休み
笑松
春泥や行く人の上に白き雲
笑々
ひまわりが宇から覗く春の雲
上里人
書きかけの雲に寄り添い春の風
城内幸江
雲越しに天空うさぎ花観かな
常陸人
鵬雲斎筆の掛け軸炉の名残
真宮マミ(ブッコマミ改め)
春日和穴空き雲と吾の良き日
真昼野月子
千切れては個々に進めや春の雲
水月
お隣に犬託されし日の春の雲
水豚
振り向けば花の雲間に大鳥居
睡花
春一番雲まで行くかレジ袋
粋田化石
雪解けの水面に浮かぶ綿の雲
翠穂
薬屋の風船遥か雲を突く
酔いどれ防人
遠浅の海にたゆたう春の雲
酔芙蓉
魚からゆつくり鳥へ春の雲
杉本とらを
ジェット機雲遠足の列ほぐしゆく
雀虫
山笑う雲あわあわと逍遥す
澄海
春きざす雲メロディーを奏でけり
瀬戸 薫
風光る雲の絶え間に希望あり
星野はら
雲切りて山桜越え着陸す
晴日和
彩雲や帰港を告ぐる鰆船
正丸
伊予の灘あの春を呼ぶ雲を呼ぶ
正木児童
揚雲雀上へ上へと雲ひらく
清清檸檬
黒き雲雷鳴となり春を告ぐ
聖右
新しき春雲湧くや天守閣
西山哲彦
春雷の黒雲迫る大都会
西尾桃太郎
凍雲や別れ話かくモーツァルト
西銘勇河
春疾風雲間に消えしホームラン
誠馬
弱音吐くどこに吐くのか雲の峰
青玄
落ちてきたかと雲雀また雲の中
青泉
申告期満腹の雲春眠し
税悦
鳥雲に震災の浜下に見て
石井せんすい
鞦韆や届かぬ雲へ漕ぎ出でる
石手川紅樹
海へゆく雲ばかり三陸の春
石川さん子
屋根のなき博物館へ春の雲
石川焦点
写メールの指引き伸ばす春の雲
石野上路無
雲のごとし川面の桜めんめんと
雪雫
雲はるか天竜川面に風光る
千の葉
恋猫や三日戻らず雲隠れ
千晴
卒業はまだまだ先よ坂の雲
千代
紅白の雲海のごと梅わくや
千鳥
薄き雲朧月夜をプロデュース
千徳
花疲れ雲はほどけて編み込まれ
千波
春めくや病院帰り雲優し
千里一歩
雲のどか徒然なるも初雲雀
川西勝久
病室の視界や遥か花の雲
泉 宗鶴
ガラス窓蟻が雲間を歩きけり
浅見弓楽
予讃線飛ぶ菜の花の雲の上
浅倉季音
桜しべ降るあさ雲は七色に
浅田 チコ
マネキンの指差す彼方春の雲
浅野とし
菜の花を行く雲水の黒き粒
善多丸
春光の雲背負いおる金亀城
倉の人
暗雲や雷乗りて春を呼ぶ
想予
縁側の夫婦茶碗や春の雲
蒼鳩
忘れ得ぬ春の別れや雲早し
霜月
野遊びよ皆寝転びて雲数ふ
村上 無有
花曇きっと飛行機雲かかり
村上海斗
手に蒼く雲梯の滓遠蛙
多事
草むしる老婆の背中春の雲
太一
春の空伸びて消えるや飛行雲
太鼓祭り好きの祭り娘
春暁の輝くリング雲に入る
太子
春の雲低く広ごる雨しとど
太正浪漫
梅咲くは雲ひとつなき青き空
台所のキフジン
北窓を開けて陽のさす雲間かな
大井河薪
春一番雲押す風のひるがえり
大蚊里伊織
本心を隠して雲丹の寄り添ひぬ
大雅
入学の三四郎池雲映ゆる
大谷如水
雲の間の朝日を浴ぶる百千鳥
大塚迷路
春雷やオデットのチュチュ雲の如
大島涼波
雲千切れ半月白く二月尽
大洋 遊子
彼岸には気になるは雲大三島
鳥雲に入りて届くや「サクラサク」
沢田朱里
雲に乗る前に覚めたる春の夢
達哉
はね雲もお接待かや遍路宿
谷元央人@仕事で四国へいった際、羽根雲らしきものを見ました。
去りゆきし喧嘩の記憶雲の峰
谷口詠美
雲一つ開き山にて春の朝
狸漫住
羽根雲を追ふ鳥三羽花の雲
智吹
春の雲なかなか一句浮かばざる
池田 功
丹沢にわずかな雲よ水温む
池田香
春の空流れる雲に君思い
池田和正
春の空見よ凌雲の志
竹さ
行く春や一つ峰越えはぐれ雲
竹の子
鳥雲に我が学舎の消えた丘
竹庵
落第を力にせよと雲ひとつ
竹春エリザベス
浮雲や静かにゆれる春の水
竹心
新芽食むキリンと出会ひ雲走り
煙突に重なる雲や土筆伸ぶ
中田氏
金鳳花射す陽たどれば雲の門
衷子
掌に雲より落つる春の雨
蝶番
われに夢のひとつやふたつ鳥雲に
直木 葉子
なんじゃもんじゃの花に乱雲四月尽
直躬
白き雲見上ぐ三人春の坂
津軽ちゃう
春雲の寄せるギヤマン刻太鼓
津軽まつ
春昼や舎利殿の上雲一つ
辻が花
雲うすく芽吹く公園子ら笑顔
典真
伊予の春欽慕の雲はあの辺り
澱凡
風光る雲竜型の足高し
田山恵里子
ねむる山朝焼け染まる雲の傘
田舎爺
繋ぐ手を解きて走る児春の雲
田中ようちゃん
青雲のこゑ命めく春の水
田中耕泉
夕雲や囀湖を囲ひたる
田中憂馬
試験日に本とノートと春の雲
渡邉康之
雲走り風売る子らの風車
登るひと
雲仙の露天湯の中卯波立つ
登美子
雲流る忍者の里の春田かな
都ぽむ
春の雲巻雲に乗り仁王立ち
都花
なごり雪雲からビルの足にょっきり
都鳥
雲梯にスカートひらり風光る
都乃あざみ
雲の上の君夫となり春の虹
都忘れ
神殿に手枷の嗣王鳥雲に
土井デボン探花
夕雲や濡れた舗道の沈丁花
土耳古寝子
早送り雲の流れに春一番
冬はつとめて
「雲」豆腐屋のラッパ懐かし春の雲
唐辛子
春雷や雲の向こうで三度鳴る
桃泉
春の風邪雲ぼんやりと窓の外
桃八
ゆるやかに稜線低し雲雀啼く
桃福
長閑しやひとひらの雲絵になりて
湯川美香月
丘の上校庭過ぎし春の雲
灯瑳緒
残雪の壁を乗り越え雲流る
燈穂
薄雲のちぎれて春の宵の風
藤井眞おん
目を細め雲間に見るは春の月
藤鷹圓哉
雲龍のせり上がり春盛り上がり
豆闌
風吹いて白蓮蕾雲つつく
栃木のあーたん
春雲や画廊連なる猫の径
内藤羊皐
不死鳥の如き雲ゆく春疾風
凪 ひと葉
利休忌や流れる雲にお茶をたて
南雲風花
菜の花や雲に雨粒孕ませて
南亭 骨太
君のペン暗雲蹴散らしサクラサク
二胡
草原にひばり鳴き鳴き雲の側
二上松風
雲間より声聞かせてよ春浅し
二人静
囀りて雲の間に入りけり
二丁目
雲水と語る茶禅や蕗の薹
日本酒
遍路道雲先達を勤めけり
忍冬
雨雲の匂いチューリップの黄色
猫ふぐ
浮きピクリ雲がゆらゆら春静か
猫日和
淡い雲抜けて広がる春野かな
波音
春浅し飛行機雲の影薄く
馬場謙介
雲よけてへの字への字や鳥帰る
馬場馬子
春雷や雲となりけむ愛犬よ
俳ビギ名
原始林春の雲受け動き始じむ
俳菜(はいさい)
ゆったりと町を見下ろす春の雲
博光
赤城嶺の写生三日目春の雲
柏井青史
雲雀毛も集う牧場や草萌える
白晃
雲低く肌寒くして福寿草
白桜
春の空ここに私の雲がある
白石 美月
春しぐれ雲の身震いする度に
白豆
春の闇雲間をじっと少年や
白南風
薄雲が空を覆いし春の宵
薄荷光
雲堤に寝たしや春の月傾ぐ
麦吉
はるのくもズックかたっぽのったまま
八作
春雲やカーテン薄き看護師寮
八幡風花
旧友が町より来る春の雲
八木風味
三月の淡き海色雲生まる
かげ二つ雲が導く契りかな
繁茂
閉店を決めたデパート鳥雲に
飯田 青
雨上がる雲居の庭や花筵
比呂 無
芽吹き時頭をあげて坂の雲
美恵
初市で綿菓子見てる白い雲
美泉
鳥雲に独り住まいの覚悟かな
美年
砂利道の靴音高く鳥雲に
美峰子
わかさぎのつぶらな眼雲の下
柊 月子
図書館で雲見て過ごす春日かな
姫山りんご
青空に子等の歌声と雲雀かな
姫山雷鳥
継母や雲外鏡問う花曇り
百幸
雲の湧く裾野に住みて春驟雨
百合乃
初孫と雲のおはなし春の丘
百合也
陽光を蓄へてゐる春の雲
百草千樹
春の雲テニスコートに忘れもの
百田玲
一両の列車遥かに雲雀聞く
浜ちよ
揚雲雀一両列車を待ちわびる
浜ちよ
雁風呂や飛行機雲のすぐ消えて
富山の露玉
山と谷箱根路のはる雲流る
風祭
鳥雲にああ津波からはや六年
風子
青雲の集いし挙式四月馬鹿
風来坊
雲のなき空へ漕ぎ出す風光る
福花
陽炎や祖父の漁村に地震雲
福良ちどり
鳥雲に尾を振る犬の目の黒し
文月さな女
山焼きの果てて真白き雲ひとつ
聞岳
春の雲うすぼんやりと君の嘘
平井充
瀬戸内のポンポン船追う春の雲
平松洋子
残雪や湖面に映る雲ひとつ
変哲
春の海覆った雲に波興す
弁闘
親雲雀ひとりぼつちの雲に添ひ
穂の美
紫雲英田に幼と作る首飾り
峰泉しょうこ
春風に香煙負けず雲目指す
方寸
風光る和太鼓怒濤雲を遏む
のどかさや香雲絶えぬ浄瑠璃寺
芳青
行く雲に色を添えたりしやぼん玉
蜂喰擬
画用紙の乾かぬ雲に散る桜
豊田すばる
猪の子雲のかえる浜とや四月馬鹿
山桜全山芽吹き雲を抱く
望空
雲までとどく君のハミング春夕焼
望月ゆう
心にもかすかな雲や入社式
北さん
行ってらっしゃい振る手の先に春の雲
睦月くらげ
金泉の底知れず雲流る春
堀アンナ
雲恋し足跡恋し春の土
堀之内有華
雲を掃き全て青空桜舞う
本松天道
紫雲英野やブログにほんの少し見栄
凡鑽
浮雲に夙志乗せたる日永かな
麻中蓬子
潮の香の遍路の背には雲流れ
麻呂助
きざはしに春泥かすか凌雲閣
抹茶金魚
雲見という漁港のありて海雲汁
万屋あたる
雲の峰口笛を吹く間に二つ
未貫
春の雲母と娘の隠し事
未々
風光り恋ひとかけら雲に見る
未来音
雲南茶酔い洗いゆく春の宵
岬りこ
重黒き雲を押し出す春の風
稔   久
雲低し燕も低く飛びにけり
隙間雲下界の春をのぞく窓
夢見亭笑楽
亀鳴けば雲揺らしたる水面かな
無尽蔵=イム
3人で雲消えるまで梅見酒
無尽造=イム
アフリカより流るる雲か瓢蒔く
牟礼あおい
而して鯔となりたる春の雲
椋本望生@鯔(ぼら)も大きいものは鯔(とど)と言います。トドと読んで欲しいです。
十年や雲蒸龍變ねがふ春
明 惟久里@「坂の上の雲ミュージアム開館10周年」を祝して
春窮や旗振山に雲の立つ
明女
卒婚や独活狩り休憩雲と話し
迷鮎
モネの絵の若き婦人や春の雲
妄 児
低き雲遠山は青鈍寒し
木偶
流木の湖に溜まるや春の雲
木好
春三日月スピカの惑い雲の影
木村青石
寝ころべば雲突き抜けるつくしかな
木槿
茶柱や雲がぽっかり梅日和
目黒輝美
雁帰る雲美しき茜色
勿忘草
手に届く薄氷には雲白し
野うさぎ
俳号を漢字に変えて春の雲
野久多杏
蕗のたう摘む女(ひと)にさす雲の影
野水
雲見据え孤独に行くは春の鳥
野中泰風
電飾の濡れる春雲観覧車
野々原ラピ
雲のみぞ知る早春のできごころ
野良
浮き雲やちくちく痒き春セーター
柳児
雲切れて丹沢の峰々大笑い
柳田孤星
春の雲乗ってふるさと松坂へ
薮内椿
雲のせて海へと急ぐ雪解川
彩雲を噴く龍の子や水温む
有田けいこ
春の空真つ直ぐに立つ地震雲
湧雲文月@俳句大学@地震雲(といわれる雲)は垂直な筋状のものが多かったので。
好古の墓潔し春の雲
由坊
風光る坂駆け上がり雲一点
裕人
褒貶のいつか流れて春の雲
夢敗れ雲ちぎれゆく春の暮
羊 山羊
行く雲や花は散りしか那覇の里
葉っぱのようこ
雲流れほどくセーターは薔薇色
葉るみ
紫雲英田に咲く幸せと不幸せ
葉音
前後ろ子を乗せ走る春の雲
葉音@天地夢遥
白花色おろしたシャツと春の雲
葉結
悪戯な春の風にてはぐれ雲
葉月けゐ
ホテル前に坂の上の雲春の旅
葉子
鳥雲よ弾けよ信の種の許
欲句歩
遥か来て開聞岳の茜雲
藍植生
雪囲解く旗雲の即売所
蘭丸
人影を遮る雲や諸子釣
利平
雲無口ひろう骨早春寒し
李子
鳥影を触るる靴先春の雲
梨雪
野焼く空チョーク一本飛行雲
里甫(りほ)
雪解けの田畑を行くや雲の影
立歩
ハルニレの映りし水面雲場池
龍則
春光のプールで背泳ぎ雲の波
緑の街
古希近し鳥雲に入り夢遥か
林田 正光
春雲の日記焼きたる灰のごと
隣安
朝霞み、雲のすきま足照らす
春の雲パステルコートひるがえす
蓮の実
雲切れ間昇りきりたる春の月
老人日記
春の雲決意新たに一文字
和歌山俳子
白梅も雲の白さにかなわぬ日
和河馬
汐干狩り遠き白雲足白く
和田東方
初蝶や雲の高みをめざしけり
偸生
残雪の富士に傘雲次郎長町
兀兀
山笑う鼻先を雲通り過ぎ
春の雲父ぞ一兵卒たりし
昊山人
街道の雲行きあやし菜の花忌
朶美子
春疾風散り散りになる雲と人
雲侍る山の水路や木の芽風
痺麻人
春の雲旅の起点の日本橋
聰子
春の雲竹馬の友と眺むれば
萬代草舟
春の風眼は雲を追いかけて
蓼科川奈
浮かれ猫出雲大社の石段へ
霖之助
立ち漕ぎで登りきりたり春の雲
靫草子
五月晴れ飛行機雲の一直線
春昼や雲の形の獣めき
髙橋冬扇
雲ひとつ君も見てたか花菜畑
髙田仁和加
風光るそを負う雲も地球抱く
未知
かすみ雲明けに溶けゆく忘れ雪
ツカビッチ
植樹する子供の笑顔春の雲
樹朋
月と雲親鸞得度春の寺
加藤賢二左右衛門
娘たちに会ひに行きたし春の雲

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