俳句ポスト365結果発表

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  3. 菜の花

第167回 2017年3月9日週の兼題

菜の花

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

墓石と菜の花の夜の匂ひかな
葦信夫
水曜日さみし菜の花なかつたら
葦信夫
ちぎれ雲ぽつん十万の菜の花
24516
搾油所の菜種の花の首飾り
24516
菜の花や戸籍係を全うす
うしうし
やがて我も菜の花となる丘の上
うしうし
いちめんの花菜わんわんわんわんと
ひむか
菜の花や地震孕みゐる日向灘
ひむか
或る午後の菜の花まみれのショコラティエ
めいおう星
河馬の背の浮けば飛び咲く花菜かな
めいおう星
群れるのは苦手菜の花ばかり咲く
羽白雨
菜の花がまぶしいならば旅に出よ
羽白雨
菜の花に夜の底が黄色くなった
亀田荒太
菜花投げ菜花投げ泣いたあの日
亀田荒太
菜の花へ沈む感電してもいい
鞠月けい
咲ききって背骨の残る花菜かな
鞠月けい
菜の花に泣けば呼吸も軽からむ
剣持すな恵
菜の花ゆく切手はすこし傾いて
剣持すな恵
ジャンボ機の影菜の花を滑りゆく
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
菜の花や就職の日の無人駅
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
菜花には雨あぎとには無精髭
耳目
菜の花や時間は捨てるほど有つて
耳目
菜の花や移動図書館走る村
小川めぐる@チーム天地夢遙
騒ぐ子は菜の花畑に捨てますよ
小川めぐる@チーム天地夢遙
菜の花は匂い焦土は再生す
小泉岩魚
菜の花の窓や色無き老婆の目
小泉岩魚
菜の花や浜は寝息をたててゐる
大西主計
ぽっぽっと蝶を吐き出す花菜かな
大西主計
菜の花の水飲む音の聞こえそう
中山月波
菜の花に影のありけり天気雨
中山月波
菜の花よ鯨の唄を聞かないか
蝶番
菜の花の黄色こころに塗りたくる
蝶番
菜の花や競艇場へ無料バス
田村幸之助
菜の花や紀ノ川口の船溜まり
田村幸之助
往診の庭菜の花の枯れておる
糖尿猫
菜の花や孤島の隠れ切支丹
糖尿猫
空へ菜の花ごとシーソーを爆ぜて
妹のりこ
翅が欲しくて菜の花を嗅ぐ雨上がり
妹のりこ
喧嘩して行く菜の花の底は風
牟礼あおい
菜の花のうねりの中や『嘔吐』読む
牟礼あおい@『嘔吐』は、サルトル著の小説のタイトル
菜の花や未だ死にたくはないのです
理酔
菜の花や縄文人(びと)の指の泥
理酔
菜の花を見に行ったらし亀石も
立川六珈
スポンジをくしゆと泡立て花菜風
立川六珈
菜の花へ打ちかかりたる怒涛かな
井上じろ
荷物かしたまへ菜の花摘みたまへ
かま猫
菜の花や台北日本人学舎
宵嵐
あしたからバンドやらうぜ花菜道
かるかるか
菜の花に黒牛が影なくしさう
くらげを
病妻とすこし口論花菜雨
しょうき
背に花菜骨髄這ひ上がる花菜
ウェンズデー正人
蒼穹に映らんとして花菜畑
鈴木牛後
どこまでも花菜どこからか憂鬱
でこはち
菜の花や黒部第四放流す
としなり
菜の花のと切れしそこは塗師の家
比々き@塗師(ぬし)
菜の花やぷぽんぷぽんと子へボール
久我恒子
ポストから駅へ花菜が終わらない
野久多杏(旧ノクターン)
「弓型ノ菜ノ花日本」ソユーズから
dolce(ドルチェ)@地味ーず
菜の花や南に駿河北に富士
HGDT
菜の花や今日も誰かの誕生日
KAZU
菜の花や小さな家出してきたの
Kかれん
菜の花やゆで卵むく宿泊所
Mコスモ
菜の花や水の面に風映る
Mタマゴ(多孫)
菜の花の花びら載せし野球帽
S.A.Y.
花菜風睫毛はかろく此処に集ふ
Y音絵
潮騒の坂がすこやか花菜風
あつちやん
地も人も明るき紀伊の花菜かな
あまいアン
遥かなる象の匂いの花菜畑
あまぶー
石けりの声ころがって菜の花へ
あわい
菜の花やぽんぽん船の急かぬ音
いごぼうら
菜の花はぐしゃくしゃしてて好かんたい
いち瑠
菜の花が筑紫次郎を甘やかす
いつき組福岡リスナー班/ 由美子
長江の源流煙る花菜雨
いもがらぼくと
筑後川菜花の中を曲がりけり
ウルトラのはとこ
花菜風生んでライダー「北帰行」
かざばな
万国旗はためく菜の花傾く
かつたろー。
雛の首手折るがごとく花菜摘む
かめのべ
菜の花の空の滲める青磁かな
かもん丸茶
菜の花やレンタサイクル十二番
かをり
お喋りな菜の花月の下眠る
キラキラヒカル
花菜風歩幅を妻にあはせけり
ぎんやんま
菜の花の風に崩れてあらゆる黄
クズウジュンイチ
菜の花や杖無き一歩踏み出せり
クラウド坂上
菜の花を見てきたといふ匂ひして
ことまと
菜の花や伊吹は湖を統べるかに
こなぎ
象の声響く菜の花畑かな
こま
煮立つ湯の菜の花色をしげしげと
さとう菓子
菜の花の花壇担当1ー3
さるぼぼ@チーム天地夢遥
打球は花菜へ走者は三塁へ
しろ
夕花菜謄写インクの色の濃し
すえよし
菜の花やかちりと閉づる旅鞄
すかんぽ
転がつて来る菜の花の匂ひかな
せいち
菜の花のさざ波越えてハーモニカ
せつ華
列島を菜の花色の風走る
せり花
出来立ての五分刈り花菜へと放つ
せり坊
菜の花や背中にどんと伊吹山
タケ
ドーナツの穴には夢を花菜風
たちこ
トラクター赤し花菜を土に帰す
たんじぇりん金子
菜の花や桟橋揺れる能古島
ちびつぶぶどう
菜の花を閉じる最後のファインダー
ツカビッチ
菜の花やケンカの訳はもう忘れた
テツコ
この電話さては花菜摘みの誘ひ
てまり
弔ひは尽きず岬へ花菜雨
てんきゅう
一面の菜の花墓碑の名はライカ
どかてい
菜の花やおらが村にも一茶来る
ときめき人
鶸色のそら花菜雨棒のごと
としなり
なんとまあ背丈を越える菜の花よ
としまる
花菜雨クモハ2000の引退日
トポル
理科教師ひたいに眼鏡手に花菜
どみそ
菜の花や行ってしまったバスの尻
とりとり
快晴の「次は菜の花畑です」
バス待ち人
菜の花や蔵の女酒はまだ若し
はまのはの
菜の花や月の下端の溶け出して
はまゆう
菜の花や錆びたままなる井戸ポンプ
はらたけこ
菜の花や太平洋は波静か
ひいらぎ
校訓は「菜の花なでてあげましょう」
ひつじはねた
菜の花を見て合格と思ひけり
ひでやん
焼き立てのスコーン運ぶ花菜風
ふうせんかずら
菜の花や諸手こぶしで歩き出す
ふみ女
歳月や夢の半ばに花菜道
ペコちゃん
退屈は花菜畑のなかで知る
ヘリンボーン富樽
菜の花を掲げ女の大行進
ぼたんのむら
菜の花や古墳に眠る主や誰
ほへと
菜の花の波打ち寄せるペース走
ほろよい
不味そうな匂い一面の菜の花
マーペー
菜の花やドレミファそらが鳴りだしぬ
まさこ
菜の花や実家へ帰る日は明日
まどん
口笛は菜の花月夜の酔客か
まりまりむ
菜の花や碧空を吊る起重機船
みなと
菜の花の波山神(やまつみ)へ海神(わたつみ)へ
みやこまる
菜の花や外套抱え質屋まで
むじーじ
菜の花の光りの中の分教所
むらたふみ
菜の花や目覚ましなしの朝の飯
もりお
青空と地球の継ぎ目花菜洩る
ゆうた
菜の花や炭鉱町の診療所
ラーラ
菜の花や蕊豊饒の陽を孕む
ラッキーの母
菜の花や西へと向かふバンドマン
穐山 やよい
避難指示解けて菜の花畑かな
葦たかし
燦然たる菜の花畑に溺れる
安達
菜の花や富士を彼方に相模湾
杏と優
虫愛づる姫のせ空へ花菜舟
伊奈川富真乃
菜の花や暮鳥幾度指を曲ぐ
衣玖
菜の花のこれ以上笑えぬほど黄
一斤染乃
菜の花や幸せになるおまじない
一走人
菜の花の黄は日輪の貯金箱
一茶お
菜の花や兵は無言で幾満里
芋徹三
菜の花や公園奥の電波塔
宇多志郎
水底なのかも皆して菜の花探しながら
羽沖
囚人のよく死ぬ菜花匂ふ夜は
永井潤一郎
小石たて菜の花をたて蟻の墓
越佐ふみを
菜の花の明かきにしづくひそみけり
遠音
菜の花やここにひとりでいる不思議
花伝
菜の花や貴方誰だと母は又
華女
川下り舳先のしぶきは菜の花へ
雅 かめ乃
菜の花のボート屋仕切る三代目
廻沢廻郎
菜の花や坂東太郎の来たところ
海風山本
菜の花や掲げし旗を見失ふ
灰汁
わたくしの棺菜の花二三本
灰色狼
出奔や花菜畑を踏み分けて
樫の木
菜の花を見ぬふりをして日陰者
菜の花や小川を上る潮あり
甘泉
菜の花や補助輪外し手を放し
間野ぷうちゃ
菜の花や日にち選びてねこ逝きぬ
閑茶
菜の花の向うに妣のすぐ消える
喜多輝女
断崖を洗ふ潮騒花菜畑
紀和やよい
十重二十重花菜のはては日本海
軌一
菜の花の風に乗せやる文反古
菜の花や傾ぐ彼方のオスプレイ
輝 龍明
菜の花や進学先を報告す
輝凛
菜の花や五桁になった万歩計
鬼怒
「高台へ高台へ」また言ってるよ花菜風
吉や
セシウムを孕む菜の花浜の風
吉川哲也
菜の花や不治の病をかくす姉
宮本 惠風
菜の花やピアノ伴奏したっけな
宮﨑紅清
菜の花明かり漁船に送る唱歌かな
弓女
菜の花や行き交う背の帆のごとし
魚ノ目オサム
菜の花の錆びたる色や無人駅
金子加行
菜の花やひねもす雲の低くあり
金太郎
三山(さんざん)を供に内裏の花菜かな
吟 梵
菜の花や石舞台への野辺の道
銀命堂
菜の花や臨月の娘は猫の伸び
句ゼミ 風あざみ
菜の花光る老犬の死にゆく日
桂花露香
饒舌な友よ菜の花摘みし日よ
桂奈
菜の花や母は一生村を出ず
渓湖
菜の花や湾に注げる川いくつ
嫌庵
菜の花のなかの名のない猫になる
犬星星人
菜の花に埋まる分校築百年
玄次郎
菜の花に絵筆を丸く使いけり
鯉太郎
菜の花や毎日晴れのやうな気が
広瀬 康
菜の花の風を掬うて観覧車
江戸人
菜の花や辰之の地は雨の中
江戸川青風
菜の花や逆風に発つプロペラ機
江津
菜の花やどこまで見える肩車
江里口泰然
菜の花やグランドA面から歓声
紅の子
菜の花や砲台島の弾薬庫
香舟
改心をしてしまひさう花菜畑
香野さとみ
花菜風潮目さやかに熊野灘
香壺
ゆっくりと時間を流す花菜かな
佐々木信天翁
菜の花の轍ハーレーダビッドソン
佐藤直哉
限界集落菜の花の真っ盛り
彩楓(さいふう)
菜の花や慣れぬ手つきのレンタカー
歳三
みちのくのみぞおちに菜の花ありき
斎藤秀雄
菜の花や太極拳で陽に泳ぐ
菜々の花
花菜風暮れゆく果ての三昧場
桜子
菜の花やくるぶし光る通学路
三子
一歳にして菜の花を絞め殺す
三重丸
風来坊へ菜の花の一夜漬け
三島ちとせ
まだ迎え来ぬ子がひとり夕花菜
三輪佳子
菜の花や空まで延びる利根の土手
三毳
菜の花の夕映え馳すはニルヴァーナ
山樫梢
父ひとり菜の花を見てたつてゐた
山崎ぐずみ
菜の花や寂しきときのハーモニカ
山崎朱理
一輪車のたわわ菜の花空に笑む
山西琴和浦
年毎に菜の花攻めてくる路肩
山田ノムオー
菜の花や土手の向こうは暴れ川
山本 力
菜の花や右向け右に旧兵舎
山野穴太
菜の花や仄仄として夜やわらか
珊瑚
駅長の牛乳瓶の花菜かな
四宮ぱふふ
菜の花を機影の撫でて着陸す
四丁目
菜の花や先祓い行く猿田彦
始の子
忌を修し菜の花一花いただきぬ
市川七三子
菜の花や廃校の図書積み出す
志鷹醉風
菜の花やエース不在を勝ち上がる
志保川有
菜の花や昼間は留守の家ばかり
紙魚
菜の花は君どこまでも正直
紫野アネモネ
菜の花やビルの垣間の飛行船
時さん
菜の花や島の子どもの船中り
七草
菜の花や能登に千年立つ如く
写々
菜の花やつるりとむけし茹でたまご
尺骨
菜の花や嫁ぐ話は纏まらない
酒井おかわり
菜の花や薄き盛土の猫の墓
樹朋
菜の花や現れさうなごん狐
周次郎
菜の花の海の向かふは砂の街
宗本智之
図書室のひかり集めて花菜咲む
秋色あじさい
菜の花の光るや狐およめいり
秋乃智春
パステルをぼかす指先花菜風
出楽久眞
菜の花や母乗り賜ふらむ月の舟
春翔
沢音や卓の花菜のうすみどり
純拓ばば
菜の花をかざしと挿せり納棺す
曙光
雨降りて花菜の頭重たかろ
小鞠
風を見せて菜の花は黙っている
小市
菜の花やパンナコッタを買いに行く
小青(こしょう)
巻き舌のららら菜の花の歓声
小倉じゅんまき
菜の花や仮設住居の七回忌
小梅
菜の花や不用犬猫引き取り所
小野更紗
菜の花やあぉあぉと鳴く猫黒し
松田てぃ
菜の花やまださん付けで君を呼ぶ
松尾千波矢@チーム天地夢遥
菜の花や母娘で作る五目寿司
湘輝
菜の花の道ゆっくりと霊柩車
笑松
菜の花や工事現場の異国人
笑酔
スーパーの鮮魚売り場に花菜の香
上里人
菜の花を跨いで入る幼稚園
城内幸江
君越しの菜の花線路迫る空
心和香
リハビリの軽き歩足や花菜風
慎吾
空の魚籠菜の花挿してしょぼくれて
新米
菜の花やかつて焦土となりし地に
深草あやめ
菜の花の中なら我もまた良き子
真繍
そばかすの君と菜の花スパゲティ
真昼野月子
菜の花に語る訛りの独り言
神谷たくみ
菜の花や海風入る武士の街
水豚
硝子に雨硝子に菜の花滲む
睡花
菜の花や目の開かぬ猫鳴く小径
粋田化石
ワンカップ菜の花二本挿しにけり
酔いどれ防人
離さない手と手菜の花月夜かな
杉本とらを
菜の花を漬けて八百屋の律義かな
世文亭
菜の花や歩兵の墓に勲五等
瀬戸 薫
吾を責むるごとく菜の花畑は黄
晴読
菜の花や震災空襲受けし門
正則(いつき組リスナー班)
ジョギングの路に菜の花始まれり
清清檸檬
菜の花や稜線白き比良の山
西山哲彦
菜の花の影散らかして屋形船
西川由野
菜の花を踏んずけ奴と決別す
青柘榴
菜の花や湘南新宿ライン遅々
青萄
菜の花にもう納骨と押された背
税悦
菜の花や帰宅困難まだとけず
石井せんすい
菜の花や影絵の如き男佇つ
石川さん子
菜の花の大地は5万ルクスかな
石川焦点
菜の花や雲ゆるゆると讃岐富士
石鎚桜
復興の旗印たれ花菜の黄
赤い彗星の捨楽
菜の花や塀のあちらは裁判所
赤馬福助
山羊の眼のいつも眠さう花菜畑
雪うさぎ
侵食す花菜の波が青空を
雪雫
菜の花や鍵のかからぬ水車小屋
川島欣也
菜の花のライトや灯る草野球
泉 宗鶴
菜の花をどうぞ列車の最徐行
善多丸
菜の花の波紋の如く石だたみ
倉の人
菜の花や潮の調べは長調に
蒼鳩
菜の花はゆうらりゆらり菜の花のなか
霜月
朝市の花菜や伊豆の名を提ぐる
村上 無有
菜の花のひかり煮凝る土手にゐて
多事
菜の花や菜の花色の風に揺る
太一
菜の花や土の匂いの灯を点す
台所のキフジン
菜の花の斜めに咲ける轍かな
大井河薪
菜の花や抗ガン剤の一種減る
大谷如水
菜の花をはなれ菜の花のありぬ
大塚迷路
画用紙に菜の花畑押し込めり
大酩亭 宿酔
菜の花や駅員さんは新人だ
沢田朱里
入れ替はる菜の花の風海の風
達哉
菜の花や久女の詫び状つらつらと
谷口詠美
菜の花や標に銚子までの距離
竹庵
菜の花や家族写真はセピア色
昼行燈
満開の花菜鋤きこむトラクター
直木葉子
菜の花や暮鳥と歩む河川敷
津島野イリス
菜の花のなの字の中の道祖神
辻が花
また来るよ菜花畠へ夕日ぽとん
田山恵里子
菜の花に病みし女の名は知らず
都乃あざみ
我が句碑として咲きかけの菜花かな
土井デボン探花
菜の花や開聞岳へ細き道
東山
一面の菜の花集団疎開の日
桃花
菜の花の道すれ違う霊柩車
桃泉
菜の花や古風な我が名愛す頃
桃猫
本日を以て退院花菜汁
桃八
カナリアは歌を忘れず花菜風
湯川美香月
転勤も悪くはないと菜の花は
豆闌
菜の花や地震を語らぬ叔母ひとり
内藤羊皐
菜の花のような嫁さんおらもらう
南雲風花
菜の花や黄龍のたり川に沿ふ
南亭 骨太
菜の花のおひたし作る今朝は晴れ
二人静
菜の花や何を忘れに来たのやら
日出時計
菜の花を抱えて戯ける俺が嫌い
猫ふぐ
いまならば花菜辻より三軒目
白豆
菜の花を見ている君の背を見ている
薄荷光
菜の花や筑紫次郎は暴れ川
八幡風花
菜の花や水の枯れたる排水溝
美年
みづうみは菜の花明り比良紺青
百合乃
菜の花の土手に河童のゐるうはさ
百草千樹
射場一閃の風菜の花光る
富山の露玉
菜の花や水たつぷりと含む筆
風子
菜の花の栞南極越冬隊
風来松
菜の花や鍵開けて昼終はりたる
福花
桜島出でて列車は菜の花へ
福良ちどり
菜の花やローカル線の軋む音
聞岳
老漁夫や花菜河原に網稽古
望空
富士見町富士より百里花菜湧く
堀口房水
菜の花やばうと火を吐く熱気球
凡鑽
菜の花の密度寂しや水の国
魔王
菜の花やトタンの錆の子持縞
抹茶金魚
菜の花や洗いざらしのユニフォーム
未々
石鎚と菜の花のことばかり言う
ハモニカを二丁使いに菜花道
夢堂
縄電車菜の花駅を通過せり
椋本望生
紺暖簾をんな文字跳ね花菜鉢
明女
菜の花の光集めて産着干す
勿忘草
菜の花を生ける仮設の牛乳瓶
野々原ラピ
返り見る燈台花菜明かりかな
柳 秋水
菜の花のこぼれる土手や野辺送り
柳児
身妊れる胎を菜の花灯りかな
菜の花の岸に薬莢落ちてゐる
与志魚
菜の花のなの字をもらう犬のなな
誉茂子
明日香路や菜の花横丁七番地
菜の花やコップ鳴らして登山口
葉るみ
菜の花や理想の妻と人は言ふ
葉音@天地夢遙
菜の花やいま告白の予定立つ
蘭丸
全校が菜の花を行く鼓笛隊
李子
菜の花や墓石どれも新しく
理子
菜の花に暮れ漁り火は目の高さ
璃当
菜の花や橋の下から歌謡曲
龍田山門
菜の花や汽笛は空を使い切る
隣安
菜の花や火を噴く山を神として
老人日記
しののめの菜の花となるひかりかな
和気
菜の花や右に曲がれば石廊崎
兀兀
書を売りていちめんのなのはな頬に痛し
昊山人
首都高にこぼれ花菜の二三本
朶美子(えみこ)
菜の花の銜むる月の雫かな
柝の音
道訊けば菜の花の脇まっすぐと
游真
曇天の底菜の花の仄明かり
澪つくし
菜の花や戸越銀座のちんどん屋
痺麻人
黒潮へ乗り出す安房や花菜風
聰子
菜の花の零れてゐたる遺影かな
蓼蟲
菜の花や忠敬のゆく二十五里
霖之助
しゃらしゃらと雨は甘きか花菜畑
靫草子
菜の花や塔婆を立てる小さき僧
28ひろきち
菜の花のひかり吹きこむ保健室
Julien
菜の花の沖より来たる異国船
いつき組リスナー班 たあさん
菜の花の揺れてモーゼのごとく行く
かまど
菜の花や空っぽバスが朝はこぶ
かみつれ
菜の花の昼の牧舎はモーツァルト
すみっこ忘牛
菜の花のひかりがゆれる風の朝
せいじ
菜の花や元気なひとは鬱陶しい
みつばち
人住めぬかの地にもまた花菜風
永井正雄
菜の花やバビロニア迄行けるだらう
松山めゐ
眼下には菜の花一面納骨す
松山女
菜の花は何しに来たと言ふように
松田文女
菜の花や方程式のひかる朝
人見直樹
きらめきの菜の花あきらめの鉄路
直躬
菜の花や尼僧三人よく笑う
田中ようちゃん
菜の花や旅順の海も青むころ
芳青
菜の花やキュプロス島の白き門
豊田すばる
菜の花の揺れて閑あり小さき墓
堀アンナ
夕暮にランプのごとき菜の花よ
夢野
菜の花の海に浮かべる大甍
悠之介
菜の花は寂しからずや北埠頭
有瀬こうこ
菜の花や此処がかつての関ヶ原
利平
菜の花やボンボン時計鳴る館
鈴木麗門
菜の花や灯明台のほの明かり
和田東方
菜畠を泳いで渡るブルドッグ
石手川紅樹
菜の花や近づいてくる耳切る日
万屋あたる

並

菜の花や点けば流るる応援歌
248ゆきち
頬へ風古墳を纏ふ菜の花よ
28あずきち
かくれんぼ菜の花に蟲愛づる姫
be
菜の花や霊社の遺影見上ぐる風
chiro
菜の花に埋まっている駅舎かな
GONZA
菜の花や写真展まで咲き満たす
JDもちずきん
菜の花の底に黄色を捨て終わり
julia
菜の花や黄色き十字風に揺れ
KAZUピー
退院の車窓につづく花菜畑
kokoro
菜の花やかって真田の古戦場
K堀尾
菜の花や未来予想図歌う空
m.ソラ
菜の花もしわもセピアに祖母の顔
PE天使
菜の花やハガキ絵の後ちらし寿司
PON
菜の花の小径を急ぐ就活生
sakura a.
後れ毛にピアスきらめく花菜風
TAKO焼子
菜の花を湯がいて苦き初料理
yuri
気丈なる妻の入院菜は花に
あいむ李景
菜の花や奏でる歌のやわらかさ
あい琶 (句ゼミ)
ご馳走は君の笑顔と菜の花と
あくたがわ智子
菜の花や蕾群がる竹の筒
あけび庵
ごつごつの手より受け取る菜花かな
あさり
菜の花や地の果てまでの干拓地
あすなろ
活けた菜の花するすると伸びにけり
あつむら恵女
ちちははの菜の花あかり畦の道
アラ
菜の花や母に代はりて三年目
あらあらた
菜の花や玉子サンドを手に丘に
アリマノミコ
菜の花を進む二列のひよこ組
あるきしちはる
はもにかのミミドレ揺るる菜の花は
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
義母真似て漬けし菜の花苦辛し
いとじ
菜の花へ向かう蝶々と孫二人
いなけん
くたびれ廃車触れる菜の花優し
イヘアナチョ
四隣より空塞ぎくる菜の花も
うさじい
菜の花の沖をみてゐる車椅子
うに子
D51は汽笛残して菜花に没す
ウロ
大島の菜の花畑に浮かびおり
えび天
写メールにパリの我が子と菜の花と
えみりんりん
菜の花に誘われ散歩石手川
オイラー
菜の花やタイムカプセル抱き光る
おうい
平凡な野に菜の花の母であり
おけら
訪ねれど荒れ野に菜の花二三本
おさむ
菜の花や墓に一輪手を合わせ
オッキー
古石祠菜花明かりの中にあり
おやっさん
菜の花やナンバ歩きが二人ゐて
お気楽草紙
菜畑や千の十字架祈りおり
かおる
菜の花の群れひっそりと新居裏
かじけ猫
菜の花の一品増えて父帰る
かなた
菜の花や郵便局へ漕ぐペダル
かぬまっこ
朝の日や舗装あらがう菜の花よ
カノン
菜花群れすずめの茶帽子見えかくれ
かよこ
菜の花の暮れる暮れ無し時の間に
カンナちゃん
なのはなのあまつぶのなかあいのかさ
きおき
菜の花や海まで続く土手の道
きのと
星々と菜の花深夜交信す
ギボウシ金森
きんいろに滲む菜の花そらの底
キミドリ
菜の花や十六両に惑ひ出づ
きんえんくん
菜の花やこまくのふるえはたと消え
くさぐき
菜の花や平戸薄香の街あかり
ぐべの実@平戸薄香→長崎県平戸島の薄香(うすか)港
どうしてもかき揚げになる花菜かな
くま吉
菜の花やここに居ますと叫んでみる
くみゑ
少女吹くオカリナの音に花菜風
クリスマスローズ
菜の花や波覆た鉄路と時歩む
くるみだんご
菜の花の途切れて無人駅ホーム
くろべぇ
菜の花や空き地に戻る笑い声
くんちゃんのともだち
なのはなやはたでらのちかくのやまに
けいご6才@「はたでら」は畑寺児童館のこと。(あるきしちはる代送)
菜の花でいっぱいにした津波跡
けいま
花菜畑来てタクト振るポーズなど
けいやん
菜の花の色で世界を変えたくて
けら
役に立つ人たれと群れる菜の花よ
コアラ
菜の花や小田急線に色添える
コケサン
待つ人や菜花にソフトランディング
ココダン
菜の花における滴や空のいろ
コちゃん
菜花ゆで季節めでるや辛し和え
こでまり
菜の花やリュックの列のどこまでも
ごぼうの花
菜の花やドレミのリズム雨はじく
こまめ
香に噎せし手強し菜花ラビリンス
ころころぼっくる
菜の花にヂーゼルカーのコトコトと
ころん
菜の花の滴り蒼く丸い空
ざうこ
菜の花で包みし古墳誰ねむる
さきたま静香
前略菜の花の君夜が明ける
さくやこのはな
菜の花や地蔵に油掛け祷る
さくらがい
かき揚げが踊り出す葉は菜の花よ
さくらびと
菜の花やバイクの郵便配達員
ささのはのささ
なのはなのやうな恋をしたいとこゆびかな
ささの浮舟
菜の花の地平に霞む山の嶺
さっちゃん
利根川の水ゆったりと菜花かな
さとい
菜の花やゲートボールの隠し球
さとうくにお
菜の花をアクアパッツァに灯す宵
さとうりつこ
菜の花の挿さる交番灯りけり
さぶり
菜の花や渡良瀬川は遠かりし
さやいろ
大空へ菜花束ねてほうり投げ
しー子
菜畠や単身赴任が土手を行く
しおかぜ
菜の花や河岸の城は廃墟なり
しかもり
菜の花や夜の狭庭を明るうす
しげる
花菜畑声も黄色き園児かな
しげ爺
青空へ背伸びしてみる菜の花や
しずく
菜の花や海に無数の泡のあり
じゃすみん
菜の花をたとふれば幼馴染かな
ジュミー
菜の花が窓から覗く式次第
シュリ
むせかえる中へ菜の花迷路かな
じゅりあん山本
菜の花や覆う青空なお蒼く
しろちゃん
菜の花に元気だねってエール受け
すかりん
枯れ川に菜の花集うざわざわと
すそのきよみ
菜の花を食べるとどんな味なのか
すその英介
初出勤電車まちがう菜の花や
すその実香
菜の花や彩り楽し味ほろろ
スタルカ
菜の花や線路脇にも居座りて
すみれ
菜の花や姉に耳打ちする如く
すりいぴい
朝一番に貰う菜の花苦し
セルリアンブルー
鮮やかにまなこに浮ぶ菜の花ふわり
そらうみ88
なのはなやきんのカナブンかわいいな
たくみ3才
菜の花や土のキャンパスうめていく
タケニー
子でも無く菜の花でも無く碧き空
ただちゃ豆
菜の花のその黄消失鯨幕
たま
菜の花や地球の色は黄の匂ひ
たんと
菜の花や色種々あらば面白し
たん造
菜の花を水槽に入れぐるぐるぐる
ちま(2さい)
トンネルを抜けて岬の花菜かな
ちゃうりん
猫眠る静かな里に花菜風
ちゃ姑
菜の花や山をそびらに道祖神
ツーちゃんの恋人
菜の花や少年一人魚釣り
つかりん
菜の花や池の子亀の甲羅干
つつ井つつ
菜の花に姿かくして笑い声
つつ井つつ夫
菜の花を添えて今宵の膳支度
つばさ
菜の花をかざす少女の八重歯かな
とうくろう
その先に湖のあるらし花菜風
ときこ
菜の花の空までつづく谷の村
どっこいしょ
式服に菜の花飛んで光る門
なおばら
点字咲き菜の花色の歩道かな
ながもち
菜の花や橋を渡れば遠回り
ながら
菜の花や妻目ざとく籠に入れ
なし
菜の花や犬が見つけし野球帽
なみの寝子
菜の花や川を縁取りどこまでも
なみは
花菜かぜ安房の列車を包み込み
ねぎ坊主
菜の花や漬け物もよし味噌もよし
ネコふんじゃん
壷阪寺膝に菜の花の香のお里
ねもじ
若潮の海になだるる花菜かな
のどか
菜の花を眺めし父の肩車
のひろ
菜の花と同じ背丈の笑顔撮る
パオ
菜の花の奥へ妻の手妻の髪
はずきめいこ
花菜畑棒振り回すかの日あり
パッキンマン
菜の花の心落ち着く日曜日
ハルキッキ
大の字で大空眺め菜の花だ
ばんしょう
東北の六年花菜戦ぎけり
ヒカリゴケ
菜の花と愚陀仏庵とミュージカル
ひさの
菜の花や緑黄野菜でしずみこむ
ひよとり
菜の花畑笑え笑えと吾に笑う
ひよはるばば
菜の花や香りを今日も確かめる
ひろくん9さいのママ
菜の花や香りはまるではちみつだ
ひろしげ9さい
菜の花や筑紫次郎の洋々と
ひろ史
菜の花の茜色づき島入陽
ひろ志
菜の花や待ち人ふいに現わるる
びわ湖
母の手を振りほどき菜の花畑
ふあり光
菜の花や幾千競う黄ならん
ふうたお堂
ばあちゃんが花菜をたく日うれしい日
ふくろう
菜の花やアニメ列車を待つ帽子
ふさこ
菜の花やおまけは今日の暑寒別岳
ふじもり よしと
菜の花や負けども弾むスカート来
ふっこ
左右に菜の花押し寄せ川下り
ふわり子
菜の花や埋まる二つの腕枕
ぶんたん
菜の花や見え隠れする黄色帽
ぺぱあみんと
菜の花の奥に鉄橋列車ゆく
ベルフラワー
菜の花や男子追い越す女子部員
ほしの有紀
菜の花やひとり凹んで石飛ばし
ぽろたま
菜の花やレンズの先は君ばかり
マカロン
しょいかごの菜の花躍る下り道
まだら@しょいかご(背負い籠)
菜の花や遺跡の底の血の匂ひ
まち眞知子
菜の花や赤い鼻緒の散らかりぬ
マテバシイ
菜の花や航路を少し岸に寄せ
まの
菜の花や産毛の雫風に飛ぶ
まめ小路まめ子
菜の花をいすみ鉄道走る朝
みえ
菜の花や空にのっかる雲一つ
みかん
菜の花と共に見送る母の野辺
みこまこ
菜の花やかすかに聞こゆピアノの音
ミセウ愛
菜の花やムーミン谷へ続く道
ミセス水玉
ぱちとはね菜の花の音芳ばしく
みもうさ
まほろばの明日香の里の花菜かな
み藻砂
菜の花や記念写真のVサイン
むにむにちゃん
はひふへほ花菜菜の花辛子和え
めだか
菜の花を降らして雲は丘の上
もせきのこ
菜の花の見守り隊とハイタッチ
モッツァレラえのくし
100円の菜の花を買う道の駅
ももたもも
菜の花や潮風肌に纏はるる
ヤッチー
菜花和え辛子に毛穴開きをり
やっちゃん
菜の花やボンネツトバスのカタカタと
やまなすび
菜の花や風が指揮する音楽会
やまぶき
菜の花やはずむ子犬の舌は桃
ヤマボー
夕日影かへす菜の花全長黄
やまんば
菜の花や港を発つは吾とカモメ
菜の花へ古橋渡る父の下駄
ゆぃ
菜の花やキャンセル待ちの列車着く
ゆきたま
菜の花や乙女の声に色移り
ゆみづき
菜の花のなかに詩集を忘れたり
よあけの晩
菜の花のひといろ灯す村おこし
よしえ
ゆらゆらと都電花菜を通り過ぐ
よしむらやまちゃん
菜箸につつかれ菜の花笑い出す
よだか
歳かさね味わい深し菜の花和え
よりみち
潮風や灯台一ツ花菜なか
らくさい
いつもの膳今日は菜の花浮かべをり
らびっと
風船が菜の花畑を越えて行く
ランランおやじ
菜の花や車のパン屋さん笑顔
リバティーさん
菜の花の幸色なれり陽の降れり
りんきょう
菜の花を飾って食す夕餉かな
りんごの ほっぺ
帰京列車行く空と菜花の間
るびちゅ
なのはながたんぼいちめんさきそろう
れい子
菜の花や丸き地球の見える丘
れっどべりー
菜の花に程良き距離のカフェテラス
れんげ畑
菜の花や押し花にしていつまでも
わたなべやすこ
菜の花とキミだけ笑う通夜の額
わんこのいびき
菜の花や髭に黄色が光る猫
阿津子
菜の花や川青くして帯になる
阿波豊
菜の花は伸びきってなお上を向き
阿婆
花菜畑微笑み残るファインダー
阿武 玲
菜のはなを知り初むる影てをひかれ
伊藤深雪
菜の花やかの日の寮に続く道
位子
菜の花に少し負けたる吾子の背
井伊辰也
駅の名はみんな菜の花きしゃごっこ
井田みち
菜の花を挿して明るき辻地蔵
郁李
菜の花や岬の沖に豪華船
一宮寅五郎
日に何度首振る花菜鉄路端
一咲ふゆか
菜の花や心は旅の空にあり
一志
菜の花のことに引き寄す日の光
一生のふさく
菜花揺れ大風こかぜ空は青
一泉
終着の岬へ花菜輝やふて
一斗
菜の花の中廃線は秘密基地
一呆堂
菜の花や波と略さるポーランド
司啓
菜の花や京漬物に油揚げ
詠野孔球
菜の花や黄色キラキラそよぐ風
遠きいち
粒子に溶け込むが如く菜の花が
黄金のあひる
菜の花に競ってみせるピアノの子
菜の花が揺れて顔出すけものかな
乙女座のM
終点も無人駅なり花菜風
下総うらら
菜の花や高田屋嘉兵衛読み終り
何田三等か
菜の花が見守る運転初出勤
加果生
菜の花を月命日に飾りけり
加藤賢二左右衛門
菜の花の明かり夕暮れ先延ばし
加和 志真
菜の花や急ぐ二人に影つづく
嘉藤次
風遊ぶ花菜の海に杖休め
夏柿
をとめどち菜のはなゆれて恋うらない
夏風遊々
畑隅に頼みもしない菜の花が
暇親爺
雨降りの行き着く先の菜の花よ
河島雪子
いくさなき国に菜の花咲きにけり
河童
菜の花を結界にして夕まぐれ
花屋
SLや菜の花散らし疾走す
花咲明日香
菜の花を緑と言へり黄と言へり
霞山旅
酒蔵を寄り道してる花菜風
蛾触
菜の花が指揮棒孫の音楽会
雅雅丸
子らの歌響け菜の花風に揺れ
菜の花や黒髪だつた頃の君
海月
菜の花やべそをかきたるおさげの子
垣内孝雄
降り立てば菜の花の内無人駅
かえらない菜の花が咲くふるさとよ
笠原 理香
菜の花に隠れるがごと道祖神
葛谷猫日和
婆さまの横をのたりと花菜道
瓦すずめ
菜の花や引き立て役になることも
勘太郎
悲しさや菜の花けぶる駅に立つz
干珠
花菜堤銀鱗連ねし空の青
幹生
菜の花の径を辿るやひみつ基地
閑話休題
菜の花や村のはずれの丸木橋
岐阜の鮎
菜の花も埋め尽くしてる伊良湖岬
岐阜屋根の草
菜の花が天地を分ける江部乙の丘
吉岡享徹
菜の花や旅人迎え無人駅
宮写楽
菜の花よ第二ボタンはあの子へと
京あられ
菜の花や吾子がじいじの鼻を拭く
京にんじん
見下ろせば菜の花ばたけ陣を取る
京のみやび
菜の花が咲いたと告げる便り待つ
京丸
白き病室菜の花一輪微笑む
京子
一列に菜の花色の小学生
玉木史
菜の花に見送られ利根川海へ
金井まな
菜の花を見て開く弁当ウマシ
句詩呼
菜の花が並んで見送る総武線
空清@チーム将軍
菜の花や蕪村歌った時を待つ
栗田もとえ
菜の花や犬は無心に草を食む
群馬の凡人
菜の花のしおりが本のページくる
犬散歩
菜の花や新入生の誇らしき
古屋まさを
菜の花や仮設の人へ祈る日々
公毅
菜の花を天ぷらにまた酒うまし
康庵
万本の菜の花岬よりこぼれ
康仁
窓に菜の花駅弁に玉子焼
江口小春
菜の花やなのはな色の不幸せ
港のヨーコ
菜の花や一本の背伸びの脆さ
紅菫
菜の花の空一杯に息吹きけり
高原三峯
菜の花や東西結ぶ総武線
高尾彩
菜の花の寄り添う色の伊予路かな
今治・しゅんかん
菜の花や黄色の十字降るほどに
今日はアッシー
菜の花や復興の地に息吹きあり
佐山夕子
菜の花やロングコートを仕舞いけり
佐藤 聡
菜の花や施設の母を誘拐す
佐藤美登利
手折られて川面に揺れる菜の花や
斎乃雪
繋ぐ手も菜の花もありき今はビル
咲花
菜の花やむっと息止め犬散歩
咲也
菜の花や風下はしゃぐ若き恋
埼玉カンナ
菜の花やホームラン沸く河川敷
花菜風あまいもからいも漁師町
桜姫5
菜の花やFly me to the moon口ずさむ
桜木レイ
菜の花や陸の孤島も華やいで
笹百合
海出でて声を上げるや花菜沖
三ツ谷健
菜の花を和へて・汁物・三回忌
三輪えつし
菜の花とファールボールの濡れた朝
山香ばし
菜の花を見過ごす程にいい天気
山室康樹
菜の花や白きシーツの父の床
山田檸檬
菜の花や帰還困難地区の畑
山本嘉子
菜の花や今はガラガラ峡のバス
酸模
菜の花を卓上に置く灯す如
残月
田一枚菜の花咲きて黄の筵
四葉
旅立ちを祝い溢れる菜の花よ
獅子衛門
黄色取り菜の花睨み筆睨み
紙威
菜の花も三兄弟も電車好き
菜畑を駆け抜け犬は黄に染まり
時の実
菜の花の畑歩調の合わぬ友
時雨
菜の花や学び舎の鐘かすかなり
時波日依
菜の花や姿変えつつこうこうと
治もがり笛
菜の花に白羽を追うネコ空は青
鹿野聲
道の辺の菜の花植える子規の庭
篠田ピンク
菜の花の光を浴びるヘリの窓
柴原明人
菜の花や難病の子は仄笑みて
柴崎ぶんご
菜の花や鉄道工事の進みゆく
柴田貴薫
菜の花は故郷の色恋の色
舎人
菜の花の朝露光る通学路
紗々
菜の花や故郷の川に添ふやうに
珠桜女あすか
風までも薄く色づく花菜畑
酒好
ふるさとの虫ごと入りて菜花くる
寿ず
菜の花や鏡の流す陽の光
寿々
花菜畑かたかた響く弁当箱
寿々@チーム天地夢遥
菜の花や傾ぐ簷まで黄に染めて
秀湖
道行きてただ菜の花に歓喜する
秋光
菜の花や“いすみ”ガタゴト十五キロ
秋好子
菜の花の芯までみどりの鮮やかさ
秋桜
菜の花の絵手紙届く友元気
舟呂
菜の花やなくした恋のほろ苦さ
十郎右衛門
灯を消して花菜明りを楽しめり
重翁
菜の花は凪でしじまに包まれて
重波
菜の花や潮風はこぶローカル線
出席番号
菜の花や君のスカート風に舞う
出席番号43番
海辺へと花菜々々の伊良子崎
俊明
立ちこぎの一二三と花菜丘
春桜
菜の花や古墳を染めて馬柵の径
春川一彦
菜の花を一輪そばに朝ご飯
春鳥
菜の花やパッチワークの田や畑
春汀
菜の花をつまんで帰る野良の暮れ
春日
真っ新な空に菜の花黄を放つ
春爺
菜の花の果てよりバスのゆらゆらと
春野いちご
菜の花や口遊む童歌(うた)の頼りなさ
初雪おこし
追風(はやて)背に昼餉拡げん菜畑の陣
助六
天と地に菜の花染める地平線
勝子
花菜風受験子乗せてワンマンカー
小石日和
倒れても菜の花畑なお黄色
小千住
菜の花や陸前高田の丘の風
小川めぐる
尊徳や菜の花灯り勉学す
小池敬二
菜の花を咲かせ被災地あの空へ
小塚 蒼野
菜の花へ踏み入る靴にひとひら黄
小田寺登女
キャスターや菜の花畑で晴れ告知
小林ぽぽんた
菜の花や夕餉和え物香の物
小澤富子
菜の花や肱川あらし凌ぎ切る
松山
菜の花や阿蘇悠々と牛の群れ
松尾富美子@松尾千波矢の母
ハンカチが菜花になるはいつの日ぞ
松風女(まつふうじょ)
野良仕事ふと見た鎌に菜の花粉
松本一康
音楽室菜の花望むビバルディ
花菜沿い指して進まぬ三輪車
真宮マミ(ブッコマミ改め)
琵琶湖畔菜の花漬けと握り飯
真珠
枕木を跨いで続く菜の花や
針トいと子/ いと子改め
ララランド菜の花色のドレス舞う
須磨
菜の花を黄色き風の波やさし
粋流
菜の花や置いてけぼりの吾子の声
翠穂
転た寝の闇くつがへす菜花畑
杉中恒夫
花菜道リハビリバスの客となる
雀虫
菜の花や土手の上行くディーゼルカー
澄海
海越えて花菜の丘に君と立つ
瀬波秋鮭
菜の花やマドンナ指揮の別れ歌
星降松
家までに手の菜の花の萎れけり
晴好 雨独
菜の花や薄暮に光る線路脇
晴日和
黄金なる陽射しを菜花呑みにけり
正木児童
放射能汚染地にも菜花咲く
聖右
菜の花や雲が雲食う青き空
西尾桃太郎
教卓のコップに飾る花菜かな
誠馬
菜の花を抱いて白ろし富士の山
青玄
菜の花の浄土千曲の川辺まで
青樹庵千里
三日前活けた菜の花曲がりけり
青泉
菜の花や廃校裏の休耕地
青柿
菜の花や堂々あゆむ車椅子
石山眞砂
亡母とみる菜の花一輪活けており
石川菜女
亡き母に菜飯作りてあれこれと
千の葉
橋くぐり抜け菜の花の光満つ
千寿関屋
菜の花や深呼吸する昼休み
千晴
菜の花やスーツ姿に弾む声
千代
菜の花の黄色見たくて逢ひたくて
千里一歩
菜の花や太子の里に輝きて
川西勝久
ちらし寿司菜の花青く散りばめて
浅見 弓楽
菜の花の香の伴走であと5キロ
浅田 チコ
路地裏や菜の花坂と銘打ちて
善句太郎
復興の灯火となりて菜花咲く
想予
捨て置きしパレット開き菜の花か
蒼奏
菜の花や蜂の足にも花粉付け
太鼓祭り好きの祭り娘
気仙沼に菜の花咲いて青い空
太子
道なりに菜の花畑続きをり
太正浪漫
菜の花や震災ありし熊本も
大蚊里伊織
菜の花の彼方真白き富士映ゆる
大島涼波
菜の花や海と富士見え喪が明ける
大洋 遊子
江戸川沿いや寅さんと菜の花と
菜の花を描き黄色き絵の具皿
沢田正司
菜の花の魔法や誰も力抜き
谷元央人
菜の花を摘みて卒寿の母を訪ふ
谷川の蛍子
菜の花やそよぎ満目ちゅうき色
智吹庵優水
種はぜて隣の畑(はた)も菜花さく
池田香
菜の花に誘われて吾沼の道
池田和正
君を待つ菜の花満ちる丘の上
竹さ
菜の花や星の明かりに猫唄う
竹の子
菜の花や石切り競う子らの声
竹春エリザベス
菜畑やあぜみちほそみちまよいみち
竹心
菜の花や苦労話は後にして
竹流
風そよぎ黄色の帯や菜花里
菜の花のゆで汁青し琺瑯鍋
中村厚子
菜の花の迷路で染まる白の服
中田氏
青空と菜花いとおしなずむ暮れ
衷子
子供らの声ばかりする菜花畠
張虎
菜の花や棚田をめぐる畦の曲
長緒 連
菜の花や坂東太郎リラックス
津葦
じょんがらの津軽よいとこ花菜風
津軽ちゃう
仮設へはせめて菜の花惜しげなく
津軽まつ
原発へ続く崖道花菜道
津軽わさお
涙の望郷列車菜の花ぬけ
典真
塩の土兆の菜の花田へ畑へ
澱凡
菜の花や免許更新黄金色
田中耕泉
菜の花に始まるディナーイタリアン
田中憂馬
菜の花や黄色い雪を敷き詰めた
渡邉康之
菜の花は初めて駆けた靴の色
都ぽむ
庭で摘みチャチャと炒めて菜花丼
都忘れ
菜の花の匂いも消えて住宅地
土屋 木漏れ日
菜の花や子は手放しでペダル踏む
東尋坊
菜の花の「ごはんどうぞ」とおままごと
燈穂
菜の花や行きつ戻りつ鳥の影
藤井眞おん
万歩計菜の花畑三廻り半
藤鷹圓哉
菜の花や地酒で祝う誕生日
藤娘なつ
菜の花やほろ酔いの夜の回り道
藤野あき
娘が来ると菜の花摘みて笑う夫
栃木のあーたん
菜の花や北前船は夢の中
鈍ぞ孤
菜の花を折って駆けるや母の手に
那緒
菜の花や雨は東の山から来
凪 ひと葉
菜の花や岸辺でみんな笑いたる
南雲
老夫婦菜花彩る夕餉かな
南風
此の道も菜花の道や島の道
楠えり子
菜の花の真ん中割りし大和川
二上松風
振りかえりゃ菜の花一色伊良の里
日本酒
菜の花や二度と会えない子等がいる
如月あおい
菜の花や水平線の上は天
忍冬
菜の花のかふんを鼻に子の帰る
猫舌扁平足
なの花とえがおの写真ひらり落ち
波音
菜の花に囲まれ息をするばかり
馬場謙介
菜の花や友の訃報に黙祷す
馬場馬子
パレードや菜の花躍るホルン管
俳ビギ名
菜の花や喘ぎて登る札所寺
俳菜(はいさい)
菜の花や村の子はみな東京へ
博光
菜の花や裏木戸ずっと開け放し
博泉
菜の花の色に染まりぬ児等が髪
白晃
菜の花の夕餉が季節知らしめる
白桜
菜の花の匂いの服を脱ぐ少年
白川蓮一
菜の花や日に数本の時刻表
白鳥国男
暗がりに息をひそめて花菜あり
麦吉
老いつつも菜の花畑に光みる
繁茂
くたくたと夫が茹でし花菜かな
飯田 青
校庭へ飛ばす学帽菜の花黄
比良山
菜の花や十津川荒れる粗涙
比呂 無
菜の花やトロッコ列車にカメラ向け
美華子
菜の花の堤見たしと母連れし
美恵
菜の花と星の光度を見比べる
美傘
菜の花の甘い香りが頬なでる
美泉
窓外の光一身菜花かな
美峰子
忌明けには父の好んだ菜の花を
美嶺
菜の花の小さき花が野になりて
柊 月子
菜の花の結界張りし小路かな
姫山りんご
菜の花やカフェに一輪イルドパリ
百合也
菜の花や廃線跡の散歩道
百田玲
菜の花の映る疎水の緩やかに
浜ちよ
菜の花や鳶ゆるりと青き空
富樫 幹
菜の花の集合体の更に奥
富久まる
君去りし小さき一間に菜花挿す
服部睦月
菜の花の夕べよ破れたる恋よ
物心
菜の花や知らない駅で降りてみる
文月さな女
菜の花の匂いのせいにする嚔
文房具茶釜
菜の花を目印として折り返し
平井充
菜の花の土手に大きな土饅頭
平松洋子
菜の花を鮮やかなまま漬ける朝
変哲
菜の花や街路花壇の主役なる
片道切符
菜の花や小雨に香り立つ夜道
弁闘
菜の花の海紙飛行機の渡りけり
穂の美
走り来る蒸気機関車花菜分け
峰泉しょうこ
赤煙突こうじ匂いし花菜かな
菜の花のさそうめじから柔らかく
菜の花や温もり伝えるその動き
房之丞
菜の花に絵の具ひと色空にして
望月ゆう
菜の花や家路を急ぐ三姉妹
北さん
別れぎは菜の花だけが揺れてゐて
睦月くらげ
菜の花やかはりばんこについた球
堀之内有華
菜の花やせがむ散歩の犬の塚
本松天道
母子寮に一足早く花菜満つ
麻中蓬子
菜の花や無人駅舎に立ち寄りぬ
麻呂助
菜の花や白のパンプス初出勤
万希子
菜の花や黄昏近き浜離宮
未貫
済州島や菜の花畑鈴震え
未知
雨に濡れ傘傾ける菜の花に
未来音
厨より盗みて生ける菜の花よ
岬りこ
菜の花やぶつぶつ不満もらしおり
稔   久
菜の花を喰うた卵の黄色かな
夢見亭笑楽
菜の花の黄色ばかりが変わりなく
夢沢那智
菜の花になりし畑や誰も来ず
無花果
菜の花に思い走らす列車かな
無尽造=イム
菜の花や今宵ポトフの彩りに
明 惟久里
リード引く菜の花一つ川の岸
免疫力アップUP
菜の花や遠く聞こふるわらべ歌
茂人
菜の花を植え田畑の境とし
妄 児
菜の花や蕪村句集を購えり
木好
菜の花や影法師踏むけんけんぱ
木槿
菜の花や海辺にとまる路線バス
目黒輝美
菜の花や微笑みながら揺れている
紋武蘭
球形の海しづかなり花菜咲く
夜市
菜の花を背後にはらむワンピース
野純
菜の花に止(とど)まるランドセル一つ
野水
菜の花や司馬氏に捧ぐ文学忌
野中泰風
菜畑に赤帽足音は誰そ
野良
長き時耐え菜の花の香は強し
野良古
ティファニーの代わり菜の花ネックレス
友理香
花菜挿す返しそびれたミルク壜
悠き白。
3.11太陽に向かって花菜
有翠
菜花咲く死ぬ時は皆ひとりなれど
湧雲文月@俳句大学
菜の花や野太き「ファイト」駆け抜ける
由坊
菜の花や空に向かひて手を広ぐ
裕人
菜の花の黄は希望のきと教えたり
羊 山羊
くすくすと菜の花笑う金の風
葉結
窓を過ぐ自転車の子と菜の花と
葉月けゐ
渡良瀬の土手躍動す菜の花や
葉月のりりん
汁椀に菜の花らしくちょっと華
葉子
エスケイプ一両列車と菜の花と
陽子
明けの星静まり里に満つ菜花
欲句歩
菜の花は離れて観よや向土手
藍植生
星の私語花菜に紛れ行方不明
病室の白きシーツや菜花畑
梨雪
菜花和え向き合う夫の無精髭
里甫(りほ)
菜の花や千曲川から信濃川
立歩
庭の菜の菜の花となるひと所
留野ばあば
大空に菜の花咲きてぐっと来る
龍則
墓参り父さん菜の花見えますか
緑の街
雨の日も花菜観に来る傘の花
林田 正光
菜の花の写生をよそに走る子ら
蓮の実
都会では菜の花さえも購入す
六花
菜花つむ先ずは路端の地蔵尊
六介
菜の花やたこ飯伴にディーゼルカー
六々庵
授産所を照らす菜の花玄関に
和河馬
菜の花や飛行機雲は斜交ひに
偸生
信楽の狸の形見菜花畑
巫女
菜の花も山羊搾乳も忙しなや
彌超
菜の花や怖っと言って見る画面
菜の花の波に消えゆくランドセル
祺埜 箕來
菜の花や明日香の風に鐘の音
萬代草舟
菜の花や陽だまり掴む幼き手
蓼科川奈
菜の花や鉄橋わたる一両車
青空や菜の花揺する風の香
鶩猫
菜の花や嘆きしことの馬鹿馬鹿し
髙橋冬扇
菜の花や山の麓に薄れゆく
髙田仁和加
ヨーイドン私と犬と菜の花と
ななこ
菜の花の堤を跨ぎゆくゴジラ
まゆ熊
菜の花は黄色と答えしゃくり止む
一心
天国や菜の花畑咲きにけり
芥川光正
菜の花や三十八度ひとっ飛び
輝棒
菜の花や人より先に箸を付け
菊池洋勝
鬼の目に映る嫁思慕の菜の花
三ノ宮ねこ
菜の花や川の中州に城を建て
鶴田梅勝
菜の花やシーラカンスは手を伸ばす
石野上路無
城跡の石を浮き挙げ菜の花よ
方寸
十七年目の角かくし菜の花をゆく
有田けいこ
菜の花がにゅいっとお化け屋敷かな
澪音
百年の甲羅に咲きし菜の花や
茉の素

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