俳句ポスト365結果発表

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  3. 薄暑

第168回 2017年3月23日週の兼題

薄暑

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

朝薄暑錫のコップに山羊の乳
トポル
ペットボトルべこべこ光る薄暑かな
トポル
ひわ色のサリー薄暑の石畳
ラーラ
ミラノ風カツレツ美味き薄暑の夜
ラーラ
浮き玉をひとつ求めし薄暑かな
小川めぐる@チーム天地夢遙
薄暑来ぬ高千穂ミルク飲み干しぬ
小川めぐる@チーム天地夢遙
薄暑光魚のいないアクリル槽
葦たかし
デモ隊の信号待ちや街薄暑
葦たかし
ジャズ奏づる自動ピアノや街薄暑
樫の木
湖薄暑水面を埋める鯉の口
樫の木
抱くやうに暗幕開けて薄暑かな
鞠月けい
陽をふたつ映す薄暑の凹レンズ
鞠月けい
修正液紙より白き薄暑かな
剣持すな恵
曲げわっぱ水にくぐらせゐる薄暑
剣持すな恵
軽暖や春本括る十文字
山野穴太
薄暑かな犀の筋肉象の鼻
山野穴太
一団のハーレー過ぐる夕薄暑
豆腐屋の銭濡れてゐる路地薄暑
えら呼吸出来て薄暑のみづとなる
耳目
薄暑光から釣り上げるブルーギル
耳目
画仙紙の滲みうつくし宵薄暑
小市
病院の回転扉薄暑光
小市
子規の句の釣鐘ほそき薄暑かな
沢田朱里
奈良坂を越へて般若寺薄暑来る
沢田朱里@奈良の般若寺(コスモス寺とも言われる)
鉄棒は歯の抜けた匂いの薄暑
蝶番
カリカリと薄暑の音のGペンか
蝶番
ひとに逢ふ雀色時薄暑来ぬ
直木葉子
薄暑光なべぶたほどの象の糞
直木葉子
夕薄暑基地の立入禁止柵
田中耕泉
太陽の塔に凭れり夕薄暑
田中耕泉
箔打の息詰めてをる薄暑かな
登美子
ちわと会ひではと帰りぬ街薄暑
登美子
飴色に十指匂へる薄暑かな
土井デボン探花
ガラスパールしやらしやら洗ふ薄暑なり
土井デボン探花
灯のともるイセザキモール夕薄暑
糖尿猫
チェンバロのミサ曲低き薄暑かな
糖尿猫
風呂桶のケロリン赤き薄暑かな
柳児
軽トラの荷台に豚の啼く薄暑
柳児
終の日のごとき薄暑に立ち止まる
理酔
鬼平も忠吾も留守の薄暑かな
理酔
誰か居る薄暑現像室匂ふ
璃当
トド二頭洗ふ薄暑の水ホース
璃当
薄暑光水先船のいる入江
朶美子(えみこ)
マーラーの倍音ひかる薄暑かな
朶美子(えみこ)
百人太鼓響む薄暑の石畳
柝の音@響(とよ)む
薄暑光たいらかに田は水湛う
柝の音
薄暑かな砂場のシャベル砂まみれ
むらさき(4さい)
薄暑来るジャングルジムが高くなる
むらさき(4さい)
トウシューズのポアント白き薄暑光
dolce(ドルチェ)@ポアント=つま先
東へとひとはりの帆が向く薄暑
dolce(ドルチェ)@地味ーず
ジャグラーのナイフ増へゆく薄暑かな
でこはち
溶けし飴のやうなる声夕薄暑
24516
まんばうが薄暑の網に横だおし
248ゆきち
ビー玉に薄暑の風と光詰め
be
男坂風吹き上ぐる薄暑かな
HGDT
石段を数え薄暑の金毘羅さん
KAZUピー
散薬の口にひろごる薄暑かな
kokoro
沐浴のややこが光る薄暑かな
Kかれん
海に来て牧水の碑よ夕薄暑
m.ソラ
薄暑の夜母の骸に添ひ寝せり
S.A.Y.
薄暑かな仔犬亡き跡風の吹く
sakura a.
洒落紋のひかる銀座の薄暑かな
TAKO焼子
明るさに胸痛くなる薄暑かな
yoko
比叡山大鐘楼の薄暑かな
あさり
群青をといて薄暑の青とせり
あつちやん
薄暑来ぬ若き顎(あぎと)の鬼の舞
あつむら恵女
百人の野球少年薄暑来る
あまいアン
薄暑光弥勒の頬をかざす指
あまぶー
砂山の頂尖る薄暑かな
あるきしちはる
三条を鱧売りの行く薄暑かな
いち瑠
薄暑なり豚肉指を冷やしをる
ウェンズデー正人
背番号もらふ放課後薄暑光
うに子
ビル風に雀荘匂ふ薄暑かな
ウロ
いさかいの声の遠のく薄暑かな
えび天
階段の軋む音なき薄暑かな
かつたろー。
錆びついた台車薄暑の港町
かまど
味噌漬けを奥に薄暑の漬物屋
かま猫
二杯目でプレイボールを聞く薄暑
かめのべ
夕薄暑間口の狭きカリィ店
かもん丸茶
チェロケース背負ひて抜ける路地薄暑
かるかるか
仲見世の煎餅香る薄暑かな
かをり
湘南を肩で風切る薄暑かな
ぐずみ
摩天楼101階の薄暑かな
ぐべの実
彫刻の乳房滑らか薄暑光
クラウド坂上
メインレース外して帰る薄暑かな
くらげを
掛水の墓石光りて薄暑かな
くろべぇ
母といふ老女と歩む薄暑かな
ぐわ
下り線変ロ長調にて来る薄暑
けら
白球をとらへてグラブ鳴る薄暑
こじ
高速道の橋脚髙し薄暑光
ことまと
胸騒ぐ薄暑なりけり恋めやも
こま
切除せし片胸カルデラや薄暑
ころころぼっくる
グランドに名乗り轟く薄暑かな
ころん
マカロニの穴に見つけて薄暑かな
さとう菓子
薄暑なり旅に購ふずんだ餅
さぶり
自販機の千円戻りきて薄暑
さるぼぼ@チーム天地夢遥
石灰の一直線の薄暑かな
しんしん
関取はいつも着流し河岸薄暑
すえよし
サーカスのテント薄暑の空を指す
スズキチ
過去帳の寺へ潮騒薄暑光
すみっこ忘牛
鳴き砂を叩いて風の薄暑光
せり花
切手は甘き舌ざわり昼薄暑
たま
銀翼の滴薄暑の里帰り
ちびつぶぶどう
球場の薄暑観客五万人
ちゃうりん
シャツの中鼓動あかるき薄暑かな
ちゃうりん
つなぐ手の五指より薄暑こぼれたり
ツーちゃんの恋人
ポルノ映画のもぎりのおんな夕薄暑
テツコ
鳥飛んで薄暑の影を落しけり
とおと
陽の粒子まつ毛につもる薄暑かな
ときこ
薄暑光毛針ゆうるり弧を描く
としなり
薄暑かな町屋に残るつるべ井戸
としまる
大仏の鼻筋光る薄暑かな
どっこいしょ
スマホふるえる薄暑の二番線ホーム
とりとり
つむじより薄暑沁み入る待ちぼうけ
ながら
石庭の砂紋きらめく薄暑かな
はまのはの
船先に薄暑の波のひるがえる
はまゆう
薄暑光むくむく育つ胎児居て
はらたけこ
薄暑光ポンポン船の娘はセピア
ヒカリゴケ
痩せ犬と薄暑を追うて路地裏へ
ひでやん
日本酒の銀箔ラベル剥ぐ薄暑
ひつじはねた
夕薄暑匂ひ洩れくる佃煮屋
ひろ史
夕薄暑むかしの儘に竹矢来
ひろ志
薄暑の社じゃり踏む音がこめかみへ
ヘリンボーン富樽
十頭駆く薄暑の馬場の砂ぼこり
ほしの有紀
引き売りについて行く猫夕薄暑
ぼたんのむら
鬼城太鼓薄暑のばちの五十本
ほろよい
みどり児のぐうの中にも薄暑きぬ
まさこ
雲水の手拭い濯ぐ薄暑かな
マテバシイ
江ノ電を先に走らす街薄暑
まどん
薄暑なら会いに登るよ天守閣
まゆ熊
ふっくらの「いかめし」膝に駅薄暑
みなと
優駿の一蹴り毎の薄暑かな
むじーじ
海の音聴くにベッドの夕薄暑
むすびめ
キャッチャーミットに白球ずばん薄暑散
めいおう星@「散る」ではなく「散(さん)」
バリカンの耳裏唸り行く薄暑
もせきのこ
干し竿の肩の荷軽き薄暑光
モッツァレラえのくし
ゆっくりとうごく薄暑の喉仏
ももたもも
狛犬の白きまえだれ薄暑来ぬ
ゆきたま
張り詰むるサッカーボール薄暑光
よあけの晩
ふとっちょのカーネルおぢさん町薄暑
よひら
漕ぎゆける水脈連なりて薄暑かな
ラッキーの母
飛石に響く下駄音夕薄暑
れっどべりー
もう薄暑麒麟も我を見てゐたり
阿武 玲
じゃりじゃりと薄暑に駐車して不貞寝
安達
軽暖や老いての幸は古酒一合
安里屋
図書館の玻璃戸のおほき薄暑かな
伊奈川富真乃
古寺の鬼の石段夕薄暑
一泉
黄昏や薄暑のコインランドリー
一走人
天秤のつりあふほどの薄暑かな
一茶お
好(ハオ)薄暑風に吟ずる帰去来辞
永井潤一郎
葬列のしんがり白き影薄暑
永井正雄
パン生地の塩味(しおみ)確かめ薄暑なり
黄金のあひる
飼い犬のリードぐんぐん薄暑来ぬ
何田三等か
菜園の鎌を研ぎたる薄暑かな
夏柿
手まくらに薄暑の風を招きけり
河童
薄荷糖濾して息する薄暑かな
花屋
薄暑光嘘のつけない君の頬
花伝
街薄暑アルミニウムの電車来る
廻沢廻郎
「三四郎」の青春思ふ薄暑かな
海風山本
塩ラーメン少ししょっぱき薄暑かな
灰色狼
独白も薄暑に溶けてゆきにけり
砂の城波に崩るる薄暑かな
亀田荒太
薄暑来ぬ団地一斉清掃日
吉や
幅跳びの両手反る空薄暑光
吉川哲也
折り紙の蛙うるほふ薄暑かな
宮本 惠風
至急てふ回覧板や夕薄暑
弓女
薄暑光パイのごとくに橋朽ちる
魚ノ目オサム
塩効かす薄暑の朝の卵焼き
京あられ
噴水のかけらは甘し薄暑光
玉木史
伐採のチェーンソー鳴る薄暑かな
金子加行
両国に触れ太鼓きて薄暑来て
吟 梵
堤防に飛び石競う薄暑かな
栗田もとえ
Fメジャーついに響ける薄暑かな
桂花露香
賄いの飯を掻つ込む薄暑かな
嫌庵
街薄暑監視カメラの微動せり
原田 甘
薄暑光つむじを囃されてるような
鯉太郎
応援の波動き出す薄暑かな
江戸川青風
手拭いの忙し薄暑のちりとてちん
江口小春
水のある風景描ける薄暑かな
江津
貸ボート舫を放つ薄暑かな
江里口泰然
喉袋伸びるペリカン薄暑光
香舟
アシカまた拍手をされてゐて薄暑
香野さとみ
硬骨魚ぶつ切りにする薄暑かな
香壺
真っすぐに向かう薄暑の縄のれん
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
超音波検査終へたる薄暑かな
彩楓(さいふう)
薄暑光外道ばかりが釣れる竿
歳三
蝶砕け羽根燦燦と降る薄暑
斎藤秀雄
竜神の手水はじける薄暑かな
斎乃雪
尾瀬小屋の予約を入れし薄暑かな
桜子
競馬場赤ぺん折れる薄暑かな
三毳
白金のしろがね色の薄暑かな
山香ばし
水上の轟きちかし薄暑来ぬ
山西琴和浦
病窓に橈ふ(しなふ)山の端薄暑光
山田ノムオー
薄暑光の彼女は少しだけ匂ふ
司啓
銀座線に鉄粉臭の立つ薄暑
四丁目
薄暑光神社の端の烏骨鶏
市川七三子
歯の痛むやうな気のする薄暑かな
志保川有
青空に午砲轟く薄暑かな
紙魚
釣竿のしなり具合や薄暑光
時雨
街薄暑猫は二晩不在なり
時波日依
月餅の試食の列や街薄暑
篠田ピンク
採血の針刺し直す薄暑かな
柴原明人
薄暑来しおんざろっくの音に酔ふ
手毬歌
ラーメンの湯気や薄暑の小樽駅
酒井おかわり
時太鼓薄暑の湯屋を揺すりけり
樹朋
都議選挙行方混沌街薄暑
重翁
たまさかにこぼるるビーズ薄暑光
出楽久眞
筒井門過ぎて薄暑や一ノ門
出張員
指なぞる薄暑の雲の切り取り線
春と夏子
朝練のラスト一周薄暑かな
春桜
沖合の動かぬ巨船夕薄暑
春川一彦
足裏を砂崩れゆく浜薄暑
春野いちご
牛乳の空瓶ぢやかぢやか薄暑来
初蒸気
鏡面の中ひんやりと薄暑かな
曙光
芝点ての草の攻めくる薄暑かな
助六
言い訳は懸河のごとき薄暑かな
宵嵐
影今も肺腑に残る薄暑光
小鞠
薄暑光弾きカロート閉じらるる
小泉岩魚
塩田のトロッコ錆びてゐる薄暑
小倉じゅんまき
石膏像を囲むイーゼル薄暑光
小田寺登女
瓶肌をこぼるるオイル夕薄暑
小野更紗
留学生楊の憂鬱街薄暑
松村五月
マイムマイムテンポ速まる薄暑かな
笑松
カレーぱん油の滲む薄暑かな
城内幸江
腰骨に触るる薄暑のカメラかな
森優希乃
放下芸薄暑の竹のしなりかな
真珠
瑠璃ガラスにキムチを盛れる夕薄暑
真繍
薄暑の古刹万葉の枝鳴らす
粋流
甘味屋の二階は画廊街薄暑
杉本とらを
五百羅漢鼻の欠けたる薄暑かな
正則(いつき組リスナー班)
ホームより長きコンテナ貨車薄暑
西山哲彦
宝蔵門潜り薄暑の大草鞋
西川由野
薄暑光居留地三十八番地
石鎚桜
新宿のぼあんと澱む夕薄暑
雪うさぎ
徳島の空のやうだと母薄暑
村上 無有
弁当の輪ゴムの飛んで薄暑かな
太子
喉越しに酔うて夜風の薄暑かな
大井河薪
薄暑来る羽根餃子来るパリと割る
大西主計
稜線の風に吹かるゝ薄暑かな
大谷如水
天井を薄暑の水の反射光
大塚迷路
風見える島の灯台薄暑光
谷口詠美@唐津吟行会に参加したときの加部島での実感。
堀田邸玻璃戸に薄暑たる歪み
竹庵
葉脈は版画のごとし薄暑光
中山月波
口角を上げよ薄暑のマーチング
長緒 連
竹垣の染み美しき古都薄暑
長田写々
街薄暑駅前通りを鼓笛隊
直躬
乾杯を始める野外薄暑来ぬ
津軽ちゃう
縄文の山や白神薄暑光
津軽まつ
雲の間は龍昇りゆく夕薄暑
津軽わさお
止め跳ねる払う写経や寺薄暑
辻が花
薄暑光じゃぶじゃぶ池が明日ひらく
澱凡
ケーナ吹く革細工売り街薄暑
田村幸之助
軒先に薬草吊るし村薄暑
田中ようちゃん
茶道家の手には薄暑の薄緑
登るひと
三つ編みのほどけ易きも薄暑かな
東尋坊
鳥かごをざぶざぶ洗い薄暑なり
桃花
笊ゆらし洗う碁石の薄暑かな
桃猫
薄暑来ぬ風車の影も刃物めき
桃福
駅ひとつ乗り越してゐる薄暑かな
湯川美香月
水菓子に空を映して薄暑光
藤郷源一朗
財布落しましたと薄暑の交番
藤鷹圓哉
ガードレールの薄暑の影を辿りくる
豆闌
大仏の少し俯く薄暑かな
禿凡夫
中華屋の漢字羅列や夕薄暑
楠えり子
波打ち際に流木拾ふ薄暑かな
日出時計
知恵の輪をはづす気もなき薄暑かな
博光
布晒す紺屋の空や町薄暑
白鳥国男
振り売りの音かろかろと行く薄暑
麦吉
棟上の大黒柱薄暑光
八幡風花
東入る上がる下がるや京薄暑
比呂 無
路線図を辿る男(ひと)あり夕薄暑
美華子
薄暑の夜からめる糸に軋む針
美年
半襟に流水刺繍薄暑来ぬ
百合也
風の筋探しゐる猫薄暑かな
風子
爪先を彩る空の青薄暑
福熊猫
鉛筆の芯の匂へる薄暑かな
物心
夕薄暑改札口の電子音
峰泉しょうこ
息吸へば肋骨動く薄暑かな
芳青
自転車を歩かせてをる坂薄暑
比々き
薄暑なり最後の問いをすっ飛ばす
豊田すばる
夕薄暑犬渡りたる沈下橋
堀アンナ
ワンルームに眉整ふる薄暑かな
堀口房水
とんかつにたつぷり辛子街薄暑
凡鑽
人混みに手足そよがす薄暑かな
麻中蓬子
薄暑光ぐわんとタイヤ出すジェット
妹のりこ
芒星の棘のちくりと薄暑光
抹茶金魚
水槽に水を育む薄暑かな
抹茶金魚
軟膏の睫毛につきし薄暑かな
未貫
外人さんに身振り手振りの薄暑かな
夢見亭笑楽
十六両通過五秒の駅薄暑
夢堂
鶏胸肉に薄暑光たる刃をしずむ
牟礼あおい
夕薄暑水尾にうごめく琥珀の目
霧子
薄暑光湖北におわす仏たち
茂人
老骨の銀座薄暑の待合せ
妄 児
ビルの窓ビルを写して薄暑光
目黒輝美
街薄暑路上ライブの手風琴
勿忘草
薄暑来ぬ放浪の画家出発す
野々原ラピ
母上様薄暑の候で金送れ
野純
よーじやのあぶらとり紙薄暑かな
湧雲文月@俳句大学
犬が噛む薄暑のボールきゆうと鳴る
与志魚
避難解除薄暑の町の美容室
誉茂子
那覇降りて薄暑の海は薄紫
葉っぱのようこ
夕薄暑水際に影の混み合へり
蘭丸
悠然と銀座の猫や路地薄暑
利平
草稿に南部文鎮風薄暑
李子
人体模型脈打ち出さん薄暑なる
陸沈
金管光りバンド薄暑を遠ざかる
留野ばあば
磐座をほうと顕す薄暑光
龍田山門
マネキンは抱いて穿かせる薄暑かな
鈴木牛後
マチネーのはねて薄暑の六本木
鈴木麗門
街薄暑歩幅の広き少女達
老人日記
薄暑光湧水に袖口も濡れ
昊山人
未来の君風に吹かれる薄暑かな
聴きたきは藍のつぶやき夕薄暑
聰子
注文の新書が届く薄暑かな
蓼蟲
魚市場薄暑の競りの高き声
霖之助
スカーフを薄暑の風にあづけたし
靫草子
犬の息はやき薄暑の午後の庭
さとうりつこ
新しき友と薄暑のつり革へ
まち眞知子
光立つ駅や薄暑の旅かばん
伊藤深雪
フィリップ・マーロウ薄暑の夜をノックする
越佐ふみを
朝のミサ流れる丘の径薄暑
加和 志真
パドル入る水脈はしろがね薄暑かな
高尾彩
ワラビーの袋も臭き薄暑かな
尺骨
礼拝の朝のブルカの薄暑かな
小千住
ごつごつとゴッホの描きたる薄暑
松田てぃ
山びこの帰りが遅い薄暑かな
星降松
分譲の看板眩し街薄暑
清清檸檬
本宮へ祭事の巫女や坂薄暑
善多丸
机にはシャーペン一本薄暑光
大蚊里伊織
水切りの放つフォームへ風薄暑
智吹庵優水
ピアノソロキースを選ぶ薄暑の夜
都乃あざみ
薄暑光オープンカフェの椅子白し
富山の露玉
スバル座の由来の碑文薄暑かな
木好
ロングトーン響く校庭夕薄暑
里甫(りほ)
象の耳海の生き物めく薄暑
隣安
薄暑の日暮れサーカスの音聞こゆ
游真
戴冠の王列薄暑カルル橋
grussgott.hiro
ニケ一人サンダルを履く夕薄暑
暮井戸
片耳に巣くうネズミや薄暑雨
青柘榴
ポスターと薄暑の端が折れてゐる
松山めゐ

並

一人乗るコミュニティバスや薄暑の日
(柾児童改め)正木児童
サイクルで心臓破り薄暑かな
「ひなた県」一之進
ボール追ふテニスコートの薄暑かな
28あずきち
夕薄暑左回りの風車かな
28ひろきち
手をかざし話す垣根の薄暑かな
chiro
スタミナラーメン太字のメニュー薄暑かな
GONZA
駅前に織田信長の像薄暑
k.julia
街薄暑喉鳴らし飲むコカコーラ
K堀尾
不意に見る鎖骨眩しき薄暑かな
Mコスモ
渡船来る旗パタパタと夕薄暑
Mタマゴ(多孫)
君と僕はだかの心薄暑ゆえ
sol
大窓に青空高き薄暑かな
Yuno
デオドラント剤店頭並ぶ薄暑かな
yuri
老麒麟首さらされて薄暑かな
Мコスモ
静かなる山を見上げる薄暑かな
あい琶(句ゼミ)
荒れた田の草を山羊食む薄署かな
アガニョーク
風薄暑公園の空澄み渡り
あけび庵
雲辺寺五百羅漢も薄暑かな
あすなろ
歌舞伎座のライト月色薄暑かな
アリマノミコ
公園に木陰を拾う薄暑かな
いごぼうら
薄暑来ぬ袖まくりつつ乗る電車
いつき組リスナー班 たあさん
放課後のタピオカ誘ふ街薄暑
いつき組福岡リスナー班/ 由美子
吸い込んだ磯の香と青空(そら)薄暑なり
いなけん
薄暑すぎ部室の靴は数減らす
イヘアナチョ
薄暑光里山の幸占なえり
いまが旬
神域に入るべからず薄暑光
いもがらぼくと
薄暑光ボンボニエールの銀の蓋
うさじい
一曲に誘われ遠出して薄暑
エイシェン
薄暑光ぶらんこ並ぶ子らの声
えりこ@saigon
薄暑来て三津の渡しに潮の風
オイラー
長崎は海に白帆の薄暑哉
おけら
野に出でて土の香にむせる薄暑かな
おやっさん
丁寧に洗ふ空き瓶薄暑かな
お気楽草紙
クラーク像口髭乾く薄暑光
かざばな
飼い猫の付かず離れず薄暑来る
かじけ猫
白線に跳ね返る球薄暑光
かなた
居酒屋の並ぶ町ゆく薄暑かな
かぬまっこ
子のひざのスリ傷乾く薄暑かな
かみつれ
けんかして1人影踏み薄暑かな
かよこ
天蕎麦を冷やしに変える薄暑かな
カンガガワ孝川
薄暑なり嘯く声に空見上げ
カンナちゃん
カランカランカラン我が影踏切今薄暑
きおき
間伐の切株白し山薄暑
きのと
老犬の口髭白く薄暑かな
ギボウシ金森
指栞して薄暑の窓を開け放つ
キミドリ
電柱と影を揃えて薄暑かな
キラキラヒカル
遠距離の弾む声聞き薄暑かな
きんえんくん
したたかにドラム打つ音街薄暑
ぎんやんま
当たり棒持ち駆く薄暑セピア色
薄化粧して新宿へ夕薄暑
くさぐき
明月院雨のち晴れて薄暑かな
くりすけ
剪定の青よみがえる薄暑光
クリスマスローズ
初心者に手ほどきの午後薄暑かな
くんちゃんのともだち
たいようがちきゅうにちかづくはくしょかな
けいご6才
役員の決まる阿弥陀の薄暑かな
けいやん
相模川石に腰かけ薄暑かな
コケエロ
ハイボール喉ごしキレて薄暑かな
コケデカ
身一つの高野の坊に夕薄暑
ココダン
指先に山の端見えて薄暑来る
コちゃん
ビルマには薄暑ありやと修行僧
こてつ川
薄暑光ノートに射して目に射して
ごぼうの花
薄暑の夜月のうさぎも夜更かしす
こまめ
稚児の列はんけち握る薄暑かな
こんどう ちひろ
着ては脱ぎ着ては脱ぎする薄暑かな
ざうこ
レストラン鉢花吊るし薄暑かな
さきたま静香
街路樹の影広がりて薄暑かな
さくみ
野球帽あみだにかぶる薄暑かな
ささのはのささ
グランドに白球ひとつ薄暑かな
さとい
かしましい公園楽し薄暑かな
さとうくにお
ラジコンもみずにとびこむ薄暑かな
さな(5才)
回送のバス過ぎゆきし薄暑かな
さやいろ
得意先軽口もでて薄暑なり
しー子
街覗き城山登る薄暑かな
しおかぜ
せせらぎは五丁目からと知る薄暑
しかもり
投網打つ俄か漁師の薄暑かな
しげる
サラリーマンネクタイ変わる街薄暑
しげ爺
そよ風が柔らかに舞う薄暑かな
しのぶ
吾の居場所薄暑の昼の喫茶店
じゃすみん
買い物は日陰を歩く薄暑かな
ジュミー
袖ボタン留めずに走る薄暑かな
シュリ
制服の線くっきりと薄暑かな
じゅりあん山本
砕氷機響く薄暑の港町
しょうき
急峻の後のせせらぎ薄暑かな
しろちゃん
信号に動く人並み街薄暑
すずめ
六畳にふとん4枚薄暑かな
すその実香
薄暑かなテスト中にうわぎぬぐ
すその拓郎
交差点乱反射する薄暑かな
すみれ
噴水の子らが先取る薄暑光
すりいぴい
ズック履き駆け抜けて行く薄暑かな
せいじ
薄暑に軋み花やしきコースター
せり坊
子どもらと野球見に行く薄暑かな
たかくも
むしかごをかいにいきたいはくしょかな
たくみ3才
立ち読みの一人ゐる客街薄暑
タケ
墓の坂母と振り向く薄暑かな
タケニー
足火照り風心地良き薄暑かな
たちこ
渋滞の幹線道路夕薄暑
たんと
塩なめる道路工事の薄暑かな
たん造
カーテンにかくれて薄暑さがしてる
ちま(3さい)
重重と大気羽織らさるる薄暑
ツカビッチ
息とめて獣近づく薄暑かな
つかりん
綿パンの白がまぶしき街薄暑
つつ井つつ
荷をおろし日陰求めて薄暑かな
つつ井つつ夫
踏切で足止め食らふ薄暑かな
てまり
銀輪の少女風切る薄暑かな
ときこの母よしこ
一服の樂の茶碗や庭薄暑
ときめき人
振り向けば薄暑古風な写真館
とこき
薄暑来て紙ひこうきを飛ばす朝
どみそ
薄暑の日パラパラまんが完成す
どみぞ
ぱんぱんの仕送り荷物薄暑かな
なおばら
スカートの裾ヒラヒラと薄暑かな
ななこ
こんこんと薄暑の眠り猫湿る
なみは
薄暑の夜ランプシェードは寒色に
ねぎ坊主
自販機のひとつ売切なる薄暑
ねもじ
疎しや榻背薄暑の車椅子
バーバラ
駆け込んだ待合室の薄暑かな
パオ
バッテリー上げて薄暑のパチンコ屋
はずきめいこ
夕薄暑上着小脇に野辺送り
パッキンマン
薄暑軽暖彼の先輩の腕まくり
ばやかり
散歩道野山が動く薄暑かな
ばんしょう
水冷たし太陽眩し薄暑来る
ひいらぎ
スニーカーの足くびほそき薄暑かな
ひむか
松林潮風隠れ薄暑かな
ひよこ
らんにんぐ気張つてしやつぬぐ薄暑かな
ひよとり
薄暑かな木綿で空色バッグ編む
ひよはるばば
薄暑にはまだまだやる気つまってる
ひろくん9さいのママ
来年のはくしょまでにはE8系
ひろしげ9さい
水垢離もそろそろ楽な薄暑かな
ひろのじょう
坊様の衣軽げに薄暑かな
びわ湖
大道芸拍手喝采薄暑かな
ふあり光
新作の本を読み切り夕薄暑
ふうせんかずら
バイク握る手心地よい薄暑かな
ぶぅちゃん
五分後の観光列車待つ薄暑
ふさこ
薄暑光水影壁を撫でるごと
ふっこ
首筋の皺深きこと薄暑かな
ふわり子
玉砂利の伽藍に響く薄暑かな
ペコちゃん
鉄棒にぶらさがりおる薄暑かな
ぺぱあみんと
出勤の影縮みゆく薄暑かな
ぽろたま
夕薄暑土手に自転車並びおり
マケレレ
清掃会第二日曜薄暑なり
まめ小路まめ子
四百三十四句目の俳句生まるる夕薄暑
みえ
スニーカーでウィンドショッピング薄暑かな
みかん
永遠誓う佳き日のなみだ薄暑かな
みこまこ
阿弥陀堂へ丹の橋ふたつ薄暑光
みさえ
御神木影濃くなりぬ薄暑かな
ミセウ愛
夕薄暑髪を編み込み縁日へ
ミセス水玉
夕薄暑子供迎へに行きしまま
みちる
ペダル停め息をととのえ薄暑へと
みもうさ
商談の丸テーブルの薄暑かな
みやこまる
薄暑とて腕をまくるに小言あり
みよしい
木洩れ日のベンチに杖おく薄暑かな
み藻砂
ペットボトル小脇に歩く薄暑かな
むにむにちゃん
山頂の見降ろす街の夕薄暑
むらたふみ
青空へ木登り競う子の薄暑
もりお
リコーダー吹く指先の薄暑光
ヤッチー
紺絣洗い晒しの薄暑かな
やまなすび
家中の窓開け放つ薄暑かな
やまぶき
ほどほどに行列ゆるむ薄暑かな
ヤマボー
少女らの二の腕白し薄暑かな
やまんば
足の爪薄暑だからと青く塗る
ゆぃ
息上がり犬に引かれて薄暑かな
ゆふ葉
人ひとり降りぬ薄暑の停留所
ゆみづき
サッカー部裸足で駆けし浜薄暑
よしえ
街薄暑ちよつと揺らしてピアスかな
よしむらやまちゃん
鈍行にあくびと乗り込む薄暑光
よだか
薄暑きて熱き紅茶やカフェテラス
よりみち
鴨川に床の見えゐる薄暑かな
らくさい
屋根上りシャツ一枚の薄暑かな
ランランおやじ
中之島ブルース始む薄暑かな
リバティーさん
髪靡く項の白き街薄暑
りんきょう
雲低く薄暑は予告編となる
るびちゅ
薄色の服闊歩する薄暑かな
れんげ畑
野良仕事終えて水飲む薄暑かな
阿婆
薄暑光マリア観音包み終ふ
葦信夫
突として電報来たる薄暑かな
杏と優
和歌を書く半紙手につく薄暑かな
位子
切り立ての毛先嬉しき薄暑かな
衣玖
夕薄暑漂ふ鳥のいと白し
井伊辰也
三回忌母へは青い花薄暑
井田みち
銀輪を漕ぎて山越え島薄暑
郁李
初めての旅宿薄暑の淡路島
一阿蘇二鷲三ピーマン
猫渡る歩道薄暑の夕暮れに
一宮寅五郎
肘の傷薄くなりゆく薄暑光
一斤染乃
新しき包丁馴染む薄暑かな
一咲きふゆか
雨傘をふと差してをり薄暑日や
一心
百段の石段喘ぐ薄暑かな
一生のふさく
子供らの声は異国語夕薄暑
一斗
ガード下暗さの中の薄暑かな
芋徹三
サドルほぼ座らぬ道の薄暑かな
羽白雨
油浮くどぶ川の街夕薄暑
卯辰
スイングに身軽さ覚ゆ朝薄暑
詠野孔球
下駄音を蹴立てて歩く薄暑かな
遠きいち
やはらかき鎖骨のいづる薄暑かな
遠音
耕す畑に鳥の群れ来る薄暑かな
乙女座のM
輝ける鳥の航跡夕薄暑
下総うらら
湯の温度ピピッと二押し薄暑かな
加果生
雲白く樹はみどり濃く薄暑来ぬ
嘉藤次
夕薄暑上着残りし無人駅
夏風遊々
定位置にタバコ灰皿薄暑光
花咲明日香
薄暑なり昔の殻は脱ぎ捨てて
華女
薄暑来る隣席の二の腕疎し
蛾触
略図手に迷いに迷う道薄暑
雅 かめ乃
手庇に立ち止まり居り薄暑かな
雅由
炭酸の自販機いずこ薄暑かな
絵奈
下町の窓の開きたる夕薄暑
垣内孝雄
洗濯の衣類まぶしい薄暑かな
笠原 理香
軍艦も観る旅となり薄暑かな
梶谷幸子
けんけんの音の響ける街薄暑
瓦すずめ
二の腕の産毛光れる薄暑かな
勘太郎
釣り客の白きタオルや街薄暑
干珠
作業着を脱ぎ公園に寝る薄暑
甘泉
潮風に上着ふくらむ薄暑かな
閑茶
ふるさとの色は別もの薄暑光
閑話休題
サンバイザー首に薄暑の皺ひとつ
岸 れん
薄暑前待ちかねてはや海に入り
企鵝
上着脱ぎ城の坂往く薄暑哉
喜多輝女
夕薄暑学生寝むる茶房奥
岐阜の鮎
点滴を連れて歩きし薄暑かな
紀和やよい
夕薄暑しまひし下駄を探しをり
軌一
朝の風ぬける薄暑のブラインド
輝 龍明
しぼられたトンボで均す薄暑かな
輝棒
豆腐屋の自転車帰る夕薄暑
鬼怒
音のして解かれる薄暑母の帯
久仁重
うで卵つるんとむけて薄暑光
久美江
峠より見下ろす里の薄暑かな
宮坂変哲
薄暑どき並びの先に水場あり
宮写楽
江ノ電の窓に潮風薄暑光
宮﨑紅清
恋人が無口になりし薄暑かな
京丸
学ラン脱ぎ子の力こぶ薄暑かな
玉珠あけみ
ブラウスの腕まくりして薄暑かな
金太郎
薄暑来て空に抜け行く街の音
銀命堂
花嫁の額光りて薄暑かな
句ゼミ 風あざみ
沖をみる女三代薄暑かな
空 春翔
三人で歩くとまどひ街薄暑
空 春翔(春翔改め)
亡き父の箪笥片付かず薄暑来ぬ
空清@チーム将軍
シーソーに帽子がひとつ夕薄暑
隈さちえ
薄暑朝すっと目覚める日は高し
群馬の凡人
グランドに砂煙立つ薄暑かな
桂奈
本堂のジャズコンサート夕薄暑
渓湖
しっぽ振りベロ出し薄暑走る犬
結城里部
碌山のブロンズ像のかげ薄暑
月の道
棟梁の腰手拭いに薄暑きぬ
玄次郎
天津の太極拳へ夕薄暑
公毅
看板に「やっぱりカルビ」夕薄暑
広瀬 康
定食に添へし浅漬け街薄暑
江戸人
薄暑光自転車並ぶセブンイレブン
港のヨーコ
のっそりと伏せる老犬庭薄暑
紅の子
饅頭屋の主引っ込む薄暑かな
高原三峯
学び舎にあだ名飛び交う薄暑かな
黒部クロベー
唾液を誘う一品の薄暑かな
今治・しゅんかん
日向灘船窓へふる薄暑光
今日はアッシー
「ご飯よ」と子ら呼ぶ声や夕薄暑
佐山夕子
日中は帽子をかぶる薄暑かな
佐藤 聡
肉球が貼りついてゐる薄暑かな
佐藤直哉
赤んぼの旋毛かぐわし夕薄暑
佐藤美登利
襟ぐりの広きに弾む街薄暑
菜々の花
リタイヤ後日がな窓見上げ薄暑の日
榊由江子
上着脱ぐ二人の距離ちぢめる薄暑
咲花
ウォーキング後の一杯や夕薄暑
醸造のしょうゆの匂ひ街薄暑
桜姫5
ジョーゼット張り付きそうな薄暑かな
桜木レイ
球を追い駆ける薄暑の六時かな
三ツ谷健
犬と息あわせて歩く薄暑かな
三子
十七音数へて余る薄暑かな
三島ちとせ
ポプコーンこぼしつつ映画館薄暑
三輪えつし
キャンパスの工事半ばに薄暑くる
三輪佳子
瞼うつ陽射しとなりし薄暑かな
山の中のオクラ
薄署にて晩酌えらぶ楽しさよ
山崎映美
袖通しあれやこれやと薄暑かな
山室康樹
目の前を綿毛がふわり薄暑光
山田檸檬
だみ声の観音堂や薄暑来ぬ
山本 力
地下道を潜りて先は薄暑かな
山本嘉子
凸レンズ越しの木々揺れ薄暑光
珊瑚
退社時のビルの谷間の夕薄暑
四葉
薄暑光水飲む君に息を呑む
紙威
白球を追う君を追う薄暑かな
紫野アネモネ
恋すれど届かぬ思い夕薄暑
詩楽麿
足裏の砂の擽る薄暑かな
時さん
薄暑光アーウィン・ショーの女たち
時の実
木漏れ日を肌で感じて昼薄暑
治もがり笛
庭草がのびるのびたい薄暑かな
七生姫
「ライオン」へ寄る算段や夕薄暑
七草
御廟まであと二キロなり薄暑かな
柴崎ぶんご
緑色の薄暑へ道の狭きかな
柴田侑秀@緑色=りょくしょく
腕見せて筋トレ効果薄暑かな
紗々
薄暑なる三陸からの催事あり
珠桜女あすか
登校の笑顔眩しき薄暑かな
酒好
削りたて鉛筆並ぶ薄暑光
寿々@チーム天地夢遥
隣室のくぐもりし声街薄暑
周次郎
風そよぐ樹下まほろばの薄暑かな
宗本智之
出し忘れシャツの臭いか薄暑かな
秀朔
ちょっと慣れ下車間違える薄暑かな
秋雲
作業着の頭のタオル薄暑かな
秋光
水求め親子のねこや路地薄暑
秋好子
だんだんと雲近く見ゆ薄暑かな
秋桜
はや木陰えらびて歩く薄暑来ぬ
秋色あじさい
徐に腕まくる君薄暑来ぬ
秋乃智春
引出しの服色変わる薄暑かな
舟呂
バイパスの白線踊る薄暑かな
十郎右衛門
薄暑の夜ジャズにかこまれ吾が友と
重波
尖閣の曇り空より薄暑光
俊明
見合い席漢の鼻の薄暑かな
勝子
空仰ぎ目を細めたる薄暑かな
初音
新品の濡れたシーツを干す薄暑
小羽日巻
昼過ぎてようやく纏う薄暑かな
小山西月
石けりにしばし見とれる薄暑かな
小寺康裕
脱ぎしもの持ち重りする薄暑かな
小石日和
日光や徳川聖地薄暑かな
小塚 蒼野
真っ白に全てを替えて立つ薄暑
小田慶喜
杖を突く母に寄り添ふ薄暑かな
小田和子
食卓にスパイス香る薄暑かな
小梅
気あせれど開かずの踏切薄暑光
小林ぽぽんた
来宮の木霊振り来る薄暑かな
小澤富子
諦めぬ何も残らず薄暑かな
松岡哲彦
八坂寺の道を尋ねし薄暑かな
松山
薄暑の候文庫まくらの夫の息
松山女
薄物に襦袢の色や夕薄暑
松田文女
サンドグラス拾ふ浜辺の薄暑かな
松尾千波矢@チーム天地夢遥
宮島の鹿に餌やる薄暑かな
松尾富美子@チーム天地夢遥
受領印急かす宅配薄暑かな
松野英昌
半袖に二の腕揺らす薄暑かな
沼田慎也
箱根路をセーター腰の薄暑かな
湘輝
薄暑来ぬ脱衣の楽になりにけり
笑々
三夫婦が薄暑の畔に苗おろす
上里人
かの薄暑友と乗り込む夢列車
常陸人
石段で鼓動聞こえし薄暑かな
植木照美
初めての商談まとまる夕薄暑
新米
足裏に畳清しき薄暑かな
深草あやめ
偶然の君との下校薄暑光
真宮マミ
薄暑の朝植物学者触る土
真昼野月子
煙草濃き薄暑昭和の映画館
神谷たくみ
顔色で献立決める薄暑かな
尋牛
悠然と薄暑の空に光る雲
水仙
大仏の背窓に入るる薄暑光
水豚
牛の黒てらてら輝く薄暑なり
睡花
ヒールこつこつ君待つ駅の薄暑
粋笑
豚舎脇子らが駈け行く薄暑かな
粋田化石
乙女らの目映きほどの薄暑かな
翠穂
薄暑日やネジ山潰す父の笑み
酔いどれ防人
呼び出しのファルセット澄み夕薄暑
雀虫
隧道を出れば深山は薄暑かな
澄海
托鉢の襟あし掴む薄暑かな
世文亭
枕辺の言葉靜かや街薄暑
瀬戸 薫
静寂や薄暑の御所の几帳揺れ
晴日和
薄暑日やビルの日陰は誘いけり
正木児童改め柾児童
孫と行く公園まぶし薄暑かな
清水夕陽(せきよう)
夕暮れに光飛び交ふ薄暑かな
聖右
喫煙の小さき部屋の薄暑かな
西尾桃太郎
無添加の生菓子を嗅ぐ薄暑かな
誠馬
絆創膏の端のひらひらと薄暑かな
青柿
雀らの水浴びはしゃぐ薄暑かな
青玄
子供らに着せては脱がす薄暑かな
青泉
ぐづぐづとぐづぐづぐづとバー薄暑
青萄
早歩きパンの香りに薄暑かな
青葉
樟脳の薫るTシャツ薄暑かな
税悦
手習いの半紙をめくる風薄暑
石井せんすい
あおき富士見たし撮りたし薄暑かな
石橋春鳥
久々にラケット握る薄暑かな
石山眞砂
薄暑の駅スーツ小脇に駆け抜ける
石手川紅樹
髪切るか伸ばすか迷ふ薄暑かな
石川さん子
頭頂を刈るバリカンや薄暑来ぬ
石川焦点
街覆うシルクのヴェール薄暑光
赤い彗星の捨楽
首すじに小さき黒子薄暑かな
赤馬福助
速歩するルート検索街薄暑
千の葉
薄暑にて水辺に子らの声ひかる
千晴
緊張とスーツぬぎおく薄暑かな
千代
薄暑かな影踏み遊んだ通学路
千波
百艦の水柱隠る薄暑戦
川西勝久
研ぎ立ての鍬跳ね返す薄暑光
川島欣也
薄暑めく洗濯物の増えにけり
泉 宗鶴
日蔭選り歩む歩道に薄暑の風
泉水
踏切を待つ間の音や夕薄暑
浅見弓楽
油断して上着の欲しき薄暑かな
前田和男
夕暮れの大樹にすがる薄暑かな
倉の人
薄暑光陰りて雨の匂いけり
想予
図書館のカーテン笑う薄暑かな
蒼い朱鷺
オルガンの音は乾きて薄暑かな
蒼鳩
駆け回る子らに薄暑の木立風
霜月
うづ脱し得ぬ一葉や薄暑光
多事
腰に巻く朝のセーター薄暑かな
太一
五ヶ月を過ぎて重たき身に薄暑
台所のキフジン
真新しレースの傘と薄暑待つ
大家ケイト
足裏へ白木すがしき薄暑なり
大熊猫
「海に行く」と頑固な吾子薄暑かな
大津美
役所への道工事中薄暑なる
大島涼波
資源ごみきちんと出して薄暑かな
大洋 遊子
薄暑には回復図り歩きだす
ペディキュアの爪の七色街薄暑
達哉
行列の限定プリン薄暑光
谷川の蛍子
久々に銀ブラをする薄暑かな
池田 功
心の窓開いてごらんもう薄暑
池田香
ペダル漕ぐ薄暑の頬にそよぐ風
竹さ
シャンパンに支綱切断薄暑かな
竹の子
洋館の窓開かれし薄暑かな
竹春エリザベス
スイッチオンシニアソフトの薄暑かな
竹心
薄暑なりウロウロと猫陰さがす
竹流
薄暑なり薄茶にしてと母願う
風呂洗うしわ多き手よ薄暑充つ
茶子
天井の糸ぼこりゆれ薄暑かな
中田氏
襟元に塩をふきたる薄暑かな
昼行燈
薄暑来ぬ熱血御免とシニカルに
公園は水の入れ替え薄暑かな
衷子
益子焼窯出し顔に薄暑かな
鶴田梅勝
忍び寄る薄暑の風に船をこぐ
天道
薄暑なりそろそろ店は繁忙期
田中海月
散歩して日陰求めて薄暑かな
渡邉康之
愛犬のパンティングする薄暑かな
都忘れ
薄暑の日父祝ぐ日傘寿の日
土井小文
ミントティーグラスに射し込む薄暑光
土耳古猫
水浴びて像の寝転ぶ薄暑かな
東山
薄暑来る富士の青さのきわだちて
桃泉
クレーンのやけに眩しき薄暑かな
桃八
胸元のボタンはつるる薄暑かな
燈穂
娘抱き薄暑の風木々揺らす
筒go
水たまり鳩と子跳ねる薄暑かな
藤井眞おん
立ち話木陰に入る薄暑かな
藤娘なつ
制服の裾つまみあぐ薄暑かな
栃木のあーたん
どくだみに治癒を託せし薄暑かな
鈍ぞ孤
薄暑鈴なり代官山のテラス席
奈津幸
車窓から裸富士見る薄暑かな
那緒
マニキュアの色の違へて薄暑かな
内藤羊皐
古民家の柱磨きて薄暑かな
凪 ひと葉
自転車の走りはかるく薄暑かな
凪歩
薄暑かなサランラップのよれやすく
南雲風花
湯上りを風もてあそぶ薄暑かな
南亭 骨太
薄暑とて夕に遅らす散歩かな
南風
高原を薄暑感じてロードマン
二上松風
薄暑到来キャラバンシューズ並べ置く
二人静
薄暑光水面射るる万代池
日本酒
終着の駅よりつづく薄暑かな
忍冬
ペダルこぎ感じる風の薄暑なり
寧陪禰(でいばいでい)
玉砂利をゆらゆら歩く夕薄暑
猫ふぐ
木漏れ日の影で息つく薄暑かな
猫楽
平穏にひとつ歳とる薄暑かな
猫舌扁平足
上り坂やや長くなる薄暑かな
馬場謙介
夕薄暑避難解除に民戻る
馬場馬子
うたた寝に愛犬添い寝薄暑なり
俳ビギ名
阿修羅像目と目のあいて夕薄暑
俳菜(はいさい)
狛犬の阿吽の呼吸薄暑かな
博泉
カラフルな衣行き交う街薄暑
白晃
孫たちの学び滑らか薄暑かな
白山
ドアチャイム風の匂いの抜け薄暑
白豆
香ばしき肉球に触れ薄暑かな
薄荷光
重たき報告薄暑の会議室
八十八(はちじゅうはち)
薄暑光旧官邸の格子窓
八木風味
リハビリのプールも楽し薄暑かな
繁茂
光源は金色のビル薄暑かな
飯田 青
磯の香の鼻孔くすぐる薄暑かな
磐空
入念な毛繕ひして猫薄暑
比良山
薄暑来て白きユニフォーム眩しかり
美恵
薄着して買い物出かけ薄暑かな
美泉
半袖の白き腕振る薄暑光
美峰子
酒蔵の灯り纏いし街薄暑
柊 月子
犬の舌薄く広がり薄暑かな
姫山りんご
ネクタイをゆるめて休む薄暑かな
姫山雷鳥
助手席に夫乗せ走る夕薄暑
百合乃
自転車の鍵の見つかる薄暑かな
百草千樹
子ども役のじいじへごはん薄暑光
百田玲
ダンスするく踝白く薄暑かな
浜ちよ
街薄暑温度計みる昼餉かな
富樫 幹
薄暑来て白妙脱ぎし香具山よ
富久まる
夕薄暑旅路誘うバラライカ
芙太
町薄暑ばつたり出会ふ元彼氏
踏切の鐘に駆られる薄暑かな
風あざみ
歓声や球児飛んで薄暑光
風由花
信号を日と蔭の間で待つ薄暑
風来松
束ねたる濃い黒髪や薄暑光
福花
二回目の修正印を押す薄暑
福良ちどり
洗濯の水ばしゃばしゃと薄暑来ぬ
文月さな女
職退きて予定は真白薄暑光
聞岳
おめでとうございますの日薄暑かな
平井充
着任の先生訛る薄暑かな
平松洋子
畝の土すくってこぼす薄暑かな
弁闘
かくれんぼ小暗き路地の薄暑かな
穂の美
薄暑かなチェストの奥を覗き込む
方寸
高架下ジャズ激しく薄暑かな
下り坂駈けて薄暑の風に跳ぶ
蜂喰擬
薄暑なる木陰も椅子も野良猫ぞ
投げ網のけいこ集いし薄暑かな
望空
薄暑かな坂道を銀輪おもし
望月ゆう
子供らがだんじりを引く薄暑かな
北さん
母の手をひけば薄暑に見失う
北島和奘
がらんどう看板を捨て薄暑かな
堀之内有華
乗り換えの駅のベンチの薄暑かな
麻呂助
無菌室出でて一服薄暑かな
万屋あたる
赤子泣き猫もへたりて薄暑来ぬ
未知
拳玉を競ふ子等の背薄暑光
未々
瑠璃色のペディキュア選び薄暑かな
岬りこ
ひと駅を歩く意欲の薄暑かな
稔   久
半袖の腕まだ白き薄暑かな
離さずに指を絡める薄暑かな
夢沢那智
あくびする路地裏の猫薄暑光
夢野
空光り木陰を歩む薄暑かな
夢遊亭無優
部屋飼いの犬が舌出す薄暑かな
無花果
測る度違ふ薄暑の太つ腹
椋本望生
湯あがりの窓に鼻唄薄暑かな
明 惟久里
瑠璃空に塵舞い上がる薄暑かな
明女
墓石の字を見つけ弾む薄暑かな
免疫力アップUP
面接日上着手に掛け薄暑かな
木槿
遼太郎読み耽りたり午後薄暑
野水
大木に寄り添い求む薄暑かな
野中泰風
袖まくり薄暑の軒で水を飲む
野良
昨夜は6℃草の美々しき薄暑かな
野良古
地下駅を出て蹴上の街薄暑
柳匠
フラガール踊る薄暑の神社かな
友理香
青々と疵なき静脈薄暑光
悠き白。
江戸切子なみなみ交わす薄暑かな
有瀬こうこ
太き壷片せば白し朝薄暑
有田けいこ
ランドセルに上着絡めて薄暑かな
由坊
日曜の午後の薄暑に髪を切る
裕人
髪リボン声ポンポンと街薄暑
葉るみ
散らばりし玩具蹴飛ばす薄暑かな
葉音@天地夢遥
木もれ日の下で君待つ薄暑かな
葉結
息ついて法事の始末夕薄暑
葉月けゐ
沢ひとつ持ち帰りたき薄暑かな
葉月のりりん
バーンと力士館静まりて薄暑かな
葉子
ガレージに着いて安堵の薄暑かな
陽子
一畝を残して風を待つ薄暑
欲句歩
窓の軒吊るす仕度の薄暑かな
藍植生
フローリングを磨く磨くや薄暑光
梨雪
健やかに嬰泣いてゐる薄暑かな
理子
クロワッサン七十二の層の薄暑
立石神流
シャッターの閉まる音して薄暑かな
立川六珈
脱ぎ捨てし長靴ありて薄暑かな
立歩
新人と薄暑の新橋詫び行脚
隆昌
草むしりよろめき歩く薄暑かな
龍則
露座仏薄暑の風にうっとりと
涼慶
古き写真薄暑の城跡若き君
緑の街
上着脱ぎ腕に感ずる薄暑かな
林田 正光
定年は拍手と花の薄暑かな
蓮の実
時節にも上下中並あり薄暑光
六介
浜風に頬洗われる薄暑かな
六々庵
菜園の個性それぞれ夕薄暑
和河馬
白き峰光に風の薄暑かな
和田東方
峠来て帽子で扇ぐ薄暑かな
偸生
豆腐屋のラッパの音も薄暑かな
兀兀
羽根広げ風受け涼む薄暑かな
金比羅の石段半ば薄暑かな
巫女
ランナーの二の腕白き薄暑かな
澪つくし
ロッキングチェアに凭れる薄暑かな
痺麻人
爆音で駆け抜くバイク薄暑なる
祺埜 箕來
残り5秒シュート目をさす薄暑光
萬代草舟
きみが腕白の眩しき薄暑かな
蓼科川奈
腕まくり捜査隊ゆく薄暑かな
フォークダンスもうすぐあの子薄暑なり
鶩猫
制服の色淡くなる薄暑かな
髙橋冬扇
薄暑光スクランブルに降り注ぐ
髙田仁和加
翼うしなへり薄暑のすなぎもは
Y雨日(旧:Y音絵)
凪の午後ノースリーブの薄暑かな
つばさ
夕薄暑上着もつ手に風涼し
うじょう
薄暑光白シャツ駆けて土手に風
アマンバ
かげおくり白シャツ浮かぶ薄暑かな
おさむ
薄暑にてサマーカットの犬連れて
咲也
ゴッシゴシ洗ふプールの底薄暑
四宮ぱふふ
扇子手に駆ける薄暑の5番線
やっちゃん
砂原を素足で歩く薄暑かな
舎人
貼りついた花びら払う薄暑かな
小青(こしょう)
「ひと口」とビールをねだる薄暑の夕
くるみだんご
二人ゐて一人のごとし夕薄暑
中井清心
組長の衣装すずやか薄暑なり
PE天使
曳縄の左舷も当たる薄暑かな
正丸@曳縄漁の道具はいろいろありますが、鰤や鰆を釣るには20cm間隔に重りの付いた糸の先に、擬餌針を付けた全長65mから85mの道具を両舷の竿から出し、時速10Km程度で航行します。 右舷の道具を引き寄せている時に、左舷の竿にもあたりがあり嬉しい悲鳴でした。

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