俳句ポスト365結果発表

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第169回 2017年4月6日週の兼題

青芝

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の正しい表記とは
フロリダの 青芝冴えて 白球飛ぶ ジェジェジェ
別荘の 青芝を踏む 赤い靴 たけ爺
青芝や 踏み出す足が 早くなる みき 愛の葉ガールズ
雛も子も つかむ青芝 はずむ声 ゆうパパ
青芝に 転びし子らは 笑いけり 金木 犀花
青芝も はだしの赤子 歩き笑み 軽古葉
病み臥せど 雀と猫と 青芝と 三枝(さいぐさ)
青芝や 万年床を 畳む季 初瀬雪
青芝の ちびっこ野球 プロ並みや 小林番茶
青芝よ 俺とどっちが 伸びるかな 生粋のセブンスター
青芝や 海に向かって 異人墓地 相模の仙人
目を閉じて 青芝の香で 季節知る 大三郎
青芝に 白球追へし 若き日の汗 鉄薰
青芝に パットの切れも 冴え渡る 内田節子
青芝に 軟着陸の フリスビー 夢沢那智
☆青芝の 舞台でボールを ける子供☆ 無
「史跡土塔」青芝に臥す 雲白く 明庵
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
青芝にまろびね猫や涼しげな 神川無角
下手ゴルフ青芝ともに蟻飛ばし 川西勝久
初夏の青芝嵐山で楽しむ 京子
葦簀張る青芝撫でて風通る 嘉藤次
今日も汗流れ染み入る青芝かな タケニー
ただ散歩青芝素足こちょばい ゆきこ
青芝や走る素足の孫一歳 清水夕陽(せきよう)
裸足刺す空き地一面青芝や 風由花
青芝に素足をのせてダンスしたい 稔   久
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

●最初、「青芝の苦さに目醒めラガー起つ」という句を思いついたのですが、よくよくみてみればとてつもない季重なりでした^^;; あぶないあぶない。/かめのべ
●席題「雲」は、はじめての季重なりブラザースでした。やっぱり大丈夫と思っても歳時記で調べたいといけないと思いました。/松尾富美子@チーム天地夢遥
●初投句を組長に添削していただけて超感激でした!「朝焼け」が夏の季語とは知らず勉強不足でした~。これからも楽しんで頑張ります♪/恵々
●季重なりを創ってみようと思いましたが大変難しくもっと鍛練してから挑みたいと思います/紗枝
●悩みました。春驟雨、秋驟雨とすればそれぞれの時節の季語となるようですね。驟雨だけなら使えば季重なり。にわか雨も夏の季語になると思いますが、私の好きな音は「はしりあめ」 意味が同じなら、やはり季重なりになってしまうのでしょうか? ご教授いただければ幸いです。/紺屋
○例えば「夕焼」は夏の季語だけど、「夕映」と言い換えると季語ではなくなる。同じように「走り雨」とすれば季重なりは回避できます。何度も言いますが、季重なりそのものが悪いのではなく、複数の季語を十七音の中に共存させるのは高度なテクニックですから、初心の間は高望みをせず、季語を覚えるという意味でも、季重なりを避けていきましょう。

◆兼題の考え方
せいくらべ 低き跡(きず)観て 菖蒲酒 オダヅモッコ
初夏の雨 校庭の芝 青く染め ひろのぶ
春嵐に 隣りの芝生 青さ増し ひろこ 88歳@松山在住
葉桜や 道いっぱいの カーペット ほのか 愛の葉
花を見て花も我見て行く春や まりまりむ
”冷やし中華”メニューに手書き薄暑かな 乙女座のM
摘み来る草の匂ひの手を洗う 花房 華
逝きし子よ願いし映る花筏 泰然
老人も外出嬉し夏野かな 長山隆一
空っぽの弁当箱を洗う幸せ 芳蘭
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、5月31日24時締切の「日焼」です。ご投句お待ちしてます♪

コーヒーとノートパソコンと青柴 はとほる
青柴や裸女も加はりピクニック 偸生
○変換ミスかもしれないが……。

歳時記を片手に今日も青き踏む わたなべやすこ
●「青芝」の状況は浮かびますが、表現の仕方が分かりません。今回の「青き踏む」の使い方が如何なものかと不安です。/わたなべやすこ
○「青芝」は夏の季語ですが、「青き踏む」は春の季語。全く別物です。

Blue turf grasses in summer,Its extremely powerful life power,Looking at image like fire for a while Matu Tadasi
●英語俳句説明 夏の青芝 そのみなぎる生命力に しばらく見る炎のイメージ/Matu Tadasi
○本サイトは、日本語の俳句を募集しています。

●前回、基本を全く学ばずの投稿で、記載の仕方を間違っていました。兼題の季語を入れてみました。よろしくお願いいたします。/時裕
○ありがとう。一緒にこつこつ学んでいきましょう♪

◆季語深耕
●生命力を感じる「青芝」ですが、公園かスポーツ競技場に場面が限定されてありきたりの景になってしまいます。/うに子
●笹が色を変えるイメージはあったのですが、芝も代替わりではなく色を変えるのですね。/こま
●何句か投句した後に気づきましたが、「夏芝」は「青芝」の子季語(?)なのですね。ただ個人的には若干ニュアンスが異なって響きます。/すりいぴい
○子季語ではなく、「傍題」「副題」と呼びます。「青芝」は色彩的な印象が強く、「夏芝」は春の「若芝」の柔らかさとは違う夏の感触を感じる傍題ではないかと思います。

晴れ晴れとグランドゴルフ芝青む しげる
芝青む基地の海空も平和たれ 宮﨑清美
山羊跳ねてこそばい牧場芝青む 犬井やぎ
●家には大きな分厚い歳時記しかなく、手頃な小さめの歳時記を早く買いに行きたいと思っています。/姫路城恋慕
●厚い歳時記を見たら『青芝』を見つけられなくて『若芝』春の季語とあったんで『あれなんで春の季語?』と思い角川の合本歳時記を見たらきちんと『青芝』がありした。厚い歳時記だからすごいとか思わず他の歳時記もあたってみて良かったです。でないと春の俳句を作ってしまうところでした。/松尾千波矢@チーム天地夢遥
●青芝を「青い芝」としてもよいのでしょうか。/薄荷光
●「青芝」を「青き芝」のようにしても季語の扱いになりますか。/大石日和
●「青芝」は夏の季語 「芝青む」は若芝の傍題。わたしはうっかり「芝青む」で詠みそうになり、いや待てよ歳時記をよく読んでからと思い、やはり季語を大事にしないと大変な間違いをするなあと肝を冷やしました。/猫愛すクリーム
○「青む」と「青し」の違いは、大きい!

◆季語雑学部
○今回も様々な雑学情報届きました♪

●季語雑学部  青い芝のキャラクターが存在します。それはJリーグの百年構想を伝えるためのマスコットで、Mr.ピッチという名前です。全身芝生に覆われ、伸長180cmで、3サイズは上から200cm、200cm、200cmだそうです。/山香ばし

●芝生が使われる競技場には、野球場、サッカー場、テニスコート、競馬場、ゴルフ場等があるが、足や膝への負担軽減や競技の公平性と観客への景観サービスで、芝の管理が極めて重要である。作付面積日本一の茨城県つくば市では、根付きの良い芝や排水性の良い芝、潮風に強い芝等の開発が進められて来ている。/重翁

●芝生の種類は、ゴルフ場の高麗芝ベントグラスしか知らないので調べてみました。日本芝(野芝、高麗芝等)、西洋芝の暖地型(バミューダグラス等)は東北・関東以南が生育地域で、西洋芝の寒地型(ベントグラス、ブルーグラス等)は北海道でも生育が可能で、ゴルフ場には葉の幅が細く密度が高い品種が選ばれています。/重翁

●国の名勝に指定されている京都の無鄰菴は山縣有朋の別邸で七代目小川治兵衛の作庭。庭作りに当たって具体的な三つの注文があったという。 一つ目は明るい芝生の空間を作ること。二つ目はモミや檜や杉など、今まで日本の庭では脇役に使われていた木をたくさん使うこと。そして三つ目は、完成したばかりの琵琶湖疏水の水を庭に取り入れることです。広い芝生の空間は西洋庭園によく見られるが、それをそのまま取り入れるのではなく、地面に起伏を付けたり、芝生の間に石や低木を置くなど様々な変化を付けて、日本庭園によく調和する、新しい日本風の芝生空間を作り出した。/小川めぐる@チーム天地夢遙

●世界一周の旅を行う豪華客船の中には、2000平方メートルあまりの広々とした天然芝のガーデンデッキが話題になった船もあり、芝生の上で食事をしたり、スポーツを楽しんだり、自由にくつろげる空間となっているとか。どんなに施設が充実しても、やはり緑に勝る癒しはないのだなと感じました。/小川めぐる@チーム天地夢遙
●テニスプレイヤー憧れの頂点であるウインブルドンが天然芝のコート。 芝の緑とテニスボールの黄色のコントラストが美しく、一般に「テニスコート」というとすぐに連想されるのが芝のコートでもありますが、天然のグラスコートは維持に大変な手間と費用がかかるため実際のところあまり多くはないそうです。 /小川めぐる@チーム天地夢遙

●青芝と言うと、もう30年以上も前の歌ですが、吉永小百合さんの「奈良の春日野」という歌を思い出します。あの小百合さんに、歌詞の中で「奈良の春日野、青芝に腰を降ろせば鹿の糞」と歌わせた迷曲?です。当時、明石家さんまさんが、笑っていいともやひょうきん族でネタにしていたことを思い出します。/山香ばし

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部さま 春の時候の季語「春めく」ですが、①春めいているでしょう②春めいて来るでしょう③春めいていますの文語を教えてください。宜しくお願いします。/まゆ熊

◆こんなお便り、質問届いてます!
●今回も兼題が「青芝」初心者の私くしにはまたまた難しい兼題でございますが 平凡な句には詠みたくなく季語に見あった句を創るのに 季語を主役になる句で悩みました/マカロン
●青芝となると、ついつい地面への目線を想像してしまいそうですが、実際はいろんなところを見ていたなぁと感じました。/時開
●青芝難しいです。先生のブログのほうに「できたてか厠にござらぬ青い芝」でチャレンジ投稿した新米です。この句は実はこちらの兼題で考えてた中ででき、トイレにちなんだのでブログの方に投稿いたしました。ただいま先生の本で勉強中ですが、知れば知るほど考えれば考えるほど、俳句の難しさに少しづつ気づきはじめているような気がします!?/純音
●今回はふざけて作ったわけではないのですが、季語 青芝と出されたらもうゴルフ場の事しか思い浮かびませんでした。 こんな回があっても良いですよね?/初雪おこし
●私にとって「青芝」=「スポーツ」「アウトドア」のイメージが強く、中々その枠から抜け出した句が出来ません。固定観念は手強い敵です。/田中海月

●歳時記で調べましたが、「青芝」はありませんでした。何となく日常的な季語ではないように思います。初めての投稿者が、生意気なようですが、平素な季語をと思います。/九谷六口
●兼題季語が時期的にいつも早いと思います。/舎人
○様々な季語を知ること、季語を先取りして学んでいくことは、本サイトの基本的な考え方です。

●俳句、苦手意識がありますが 季語を色々知っておくと 大人としての語彙と教養に幅もでき これからの楽しみにしていきたいです。/ひろのぶ
●俳句は学べば学ぶ程悩まされてきております。苦しくもあり又楽しくもあり観た光景を十七音に詠む事は私くしにはまだ難しいですが 勉強になります/紗枝
●今回も悪戦苦闘の毎日でした。 いろいろな方たちの作品をたくさん知ることが大事なんだ・・・ということがよくわかりました。/小林ぽぽんた
●いつも、ありがとうございます。 「雲」の兼題について、季語でない言葉も兼題になるということ。そーかあーと思い知りました。歳時記とまだまだ全く仲良くなれていないことも。俳句の種まき、土作りからがんばります。/京あられ
●最近、ぱっと俳句を思いついてこれは良いのができた!と思って満足し、次の日に改めて見てなんじゃこりゃということが多々あります。さらっと、いつ見てもそのときの気持ちが思い出せるような素敵な句が作れるようになりたいなぁと思う今日この頃です。/こまめ
●組長、正人さま、よしあきくんさま、みなさまこんにちは。組長、先日の「雲」では2回目の人選に選んでいただきありがとうございます。明日、あ、もう今日か、金曜日の発表に選ばれることはないでしょうが、それでも一縷の望みをかけてしまいます・・。今回もやはり本人が思いもしなかった句でして、まだまだ自選の目ができていないと思いました。そこで思いついたのですが、選ばれた句より、選ばれなかった句に目をやり、どこが良くなかったかに考えを巡らすことは有効でしょうか。文法間違いであったり、句意がミスリードを招くもの、季語が立っていないもの、リアリティにかけるもの、窮屈、理が立ち過ぎなもの、無駄な語がある・・いろいろあるかと思いました。/すりいぴい
○「選ばれた句より、選ばれなかった句に目をやり、どこが良くなかったかに考えを巡らすこと」は非常に重要な自学自習です。作った時は良いのように思えても、時間をおくと「なぜ選ばれなかったのか」がハッと分かる瞬間に遭遇します。そこに大きな学びのチャンスがあるということです。

●こんにちは。「雲」の俳句道場へお便り送った者です。お返事いただきありがとうございました。「雲」投稿当時語順を工夫するといった方法さえ思い付きませんでした、みようみまねで語順変えたりするようになってはきましたがなかなか難しいですね…。工夫して、後は読者を信じます! ≫連体形なのか終止形なのか、それは読者に手渡され、読者が判断し、解釈するべきことです。作者として誤読されたくないのならば、絶対のこれは終止形だと分かるような語順を工夫したり、表現を工夫したりする。後は、読者を信じる。これが俳句です。 また,「大規模な某俳句大賞での受賞作品が上五/中七/下五のそれぞれに間隙があり,(後略)」と送ったのですが,わたしの勘違いでした。「菜の花」の時にもお伝えしましたが改めて失礼しました…。
 それから並選に一句掲載されたようでありがとうございました。初投稿が「雲」で結果発表されるまでに「菜の花」「薄暑」(「青芝」)と投稿しましたがまだよくわからない状態です。とはいえ「雲」投稿した俳句のうちの、もし掲載されるとしたらと予想つけたなかの一つだったのですこしぉおとなりました。(が一番に予想つけたものではなかったので自選の腕も少しずつ磨いていきたいです。)まずは「人」掲載めざします!/蝶番
○学びたいときに学べるタイミングで学ぶ。これが本サイトの売り(笑)でございます。ご一緒に愉しみましょう♪

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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