俳句ポスト365結果発表

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第171回 2017年5月4日週の兼題

白靴

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

社交辞令のち白靴のひとりかな
ヒカリゴケ
白靴がお好き日曜日のピカソ
ヒカリゴケ
白靴の持ち込む融資話かな
はまゆう
アステアの白靴かるく地を離る
はまゆう
白靴の暮色に沈み帰らうか
ときこ
白靴の傷の記憶は海風へ
ときこ
白靴を履いて泣いてはなりません
かをり
白靴を履いているのが婚約者
かをり
白靴のつま先余る歌舞伎町
S.A.Y.
好きですと言ひさうになる白靴や
S.A.Y.
白靴に滲みこんでゐる今日のあり
dolce(ドルチェ)@地味ーず
白靴や欧州古都のガイド本
dolce(ドルチェ)@地味ーず
白靴を磨くクリーム枯骨の香
シュリ
鼻歌を盗む白靴髪香る
シュリ
しろぐつで乗ればきれいなしんかんせん
ひろしげ9さい
数えよう無量大数しろぐつを
ひろしげ9さい
白靴や今は戦前かもしれぬ
花屋
白靴のけふ薄情の我であり
花屋
白靴を履いたらプランB決行
灰汁
白靴や千年逃げ切る覚悟にて
灰汁
白靴やJAGUARの助手席の女
亀田荒太
白靴や跫音乾き影硬き
亀田荒太
白靴を履き白靴を買ひに行く
耳目
白靴の汚し方から教へやう
耳目
白靴と汚れっちまった歌声と
大西主計
白靴や小声で歌うボブディラン
大西主計
白靴でスキップ月にあと少し
蝶番
白靴や階段ドレミファソラの青
蝶番
白靴や紙の箱舟着くナポリ
比々き
下船せりなまぐさきまで白き靴
比々き
その名ひかり白靴が好き旅が好き
めいおう星@自由を愛するわが末妹に捧ぐ。
白靴や渋谷を暗渠さがしつつ
Y雨日
白靴を脱げば揃えて婚家なり
chiro
姿見の前に白靴履く深夜
k.julia
白靴や外国航路あけの空
Mコスモ
白靴や明石大橋くぐる午后
TAKO焼子
白靴を預け小暗き宝物館
あいむ李景
白靴の沖縄の土庭に撒く
アガニョーク
白靴の踵つぶして単車かよ
あつちやん
白靴は触れさせぬ髪翻し
あつむら恵女
白靴を買って明日の向かい風
あまいアン
白靴に海くつつけているところ
あまぶー
金毘羅の籠に白靴抱いて乗る
いごぼうら
失恋といふ小石蹴る白靴よ
いち瑠
海風に白靴あずけゆくふたり
いつき組福岡リスナー班/ 由美子
白靴だどんな嘘でも言えそうだ
いつせ
白靴や流転は王妃のみならず
いづみ
客人の白靴の跡清かなり
いなば・みゆき
白靴を揃へて今日の佳き日かな
いまいやすのり
白靴や原爆ドームに頭垂れ
いもがらぼくと
夜の淫らジェイ・ギャツビーの白き靴
ウェンズデー正人
白靴歩く駆け出す止まる消えるFIN
ウロ@兼題を見て、フランスやくざ「ペペルモコ」を真っ先に思い浮かべました。懐かしい!
白靴をそろえて眠る明日は晴れ
かすみ草
白靴に鎮むアスファルトの熱気
かつたろー。
白靴や無人駅から無人駅
かまど
街路樹の木漏れ日白靴に跳ねる
かま猫
白靴の演歌師路地に煙草吸ふ
かめのべ
白靴はつぶれ焼夷弾の不発
かもん丸茶
白靴の色失へり郵便夫
きのと
白靴で浪花の街へ踏み出すの
きんえんくん
頭取という役のあり白い靴
きんかんこん
白靴を履きて夜風の余生かな
ぎんやんま
白靴や浅草六区の映画館
ぐずみ
白靴忌ほんまあいつはアホやつた
ぐずみ
墓伝う水白靴の先に止まる
ぐわ
午後の陽を盗むパンプス白きかな
けいえむ
しろぐつやよいのローラーすべりだい
けいご6才
青空を白靴駆けて逆上がり
けいやん
白靴の白靴に会ふ港町
こじ
白靴や島は一周一時間
ことまと
白靴を先ず日の神に捧げをり
ことまと
遺骨無き七十二年白靴撫づ
このはる紗耶
風通る土間に白靴磨きをり
ごぼうの花
女心わからぬ白靴の男
こま
体温の街白靴がペダル漕ぐ
さくみ
白昼の外車よりまず白靴が
ささのはのささ
白靴の祖父の土産のかすていら
ささの浮舟
白靴の祖父帰りくる明日かな
さちよ
ワンピース白靴の歌ルリラロル
さな(5才)
白靴にぼんやり出来ぬひと日かな
さぶり
鳥頭骨めく白靴を選びたり
さるぼぼ@チーム天地夢遥
白靴やあんぱん囓り待つ銀座
しかもり
映画見て白靴買ひに行きにけり
しげ爺
口喧嘩白靴の紐ほどけたる
じゃすみん
白靴の傷も棺へ納めよう
しょうき
かくりよに爪先ひたす白い靴
しろ
艫見上げ陸へ一夜の白い靴
しんしん
白靴と白髭の文房堂主人
スズキチ
閃閃と揺らぐ白靴砂をかむ
すそのきよみ
標本の甲虫のごと白き靴
すりいぴい
白靴はひかりを放ち着地する
せいじ
白靴を叩いて星の砂のつの
せり坊
白靴やまたミサ行かぬ日曜日
たま
白靴や銀座路地裏ルパンてふ
たんじぇりん金子
白靴をぽいと砂丘の鬼ごっこ
ちびつぶぶどう
バーテンも白靴の男も無口
ちゃうりん
白靴のあれで意外と照れ屋とか
ツーちゃんの恋人
白靴や写真の父は男前
つかりん
街に出て汚さぬ白靴なら捨てよ
でこはち
白靴を履くまでは悪い魔女でゐて
とおと
白靴の父の背広に仕付け糸
としまる
白靴やくっと神経研ぎ澄まし
なおばら
白靴や奈良の古刹の土埃
ねぎ坊主
白靴の傷の一つに物語
はじめ
エンドロール白靴の娘の名も小さく
はずきめいこ
促され棺に入れる白い靴
パッキンマン
白靴を磨き教育実習日
はまのはの
白靴に好きな叔母さん連れ去られ
ピザの斜塔
白靴の白や心臓は熟れ切つて
ひつじはねた
白靴に命ず足角二十度に
ひむか@足角:歩行時のつま先の角度で普通は10度ほど。
白靴で後ろ蹴りする今日明日
ふじもり よしと
白靴や眉の剃り痕なまなまし
ペコちゃん
新品の白靴僕の街に来た
ぽろたま
年上の女と会うから白靴
マーペー
埠頭で待つ 目印は君の白靴
マカロン
そこにまだ父の白靴踏める音
まさこ
アザーンや吾子の白靴正しうす
まどん
白靴や精密検査終えたとこ
みかん
白靴の列のしんがりたそがるる
みくにく
白靴の男消え皆騒ぎ出す
みちる
白靴を乗せてひたむきなペダル
みやこまる
神童のその神宿る白い靴
ムータンのなんだかね
やんばるに弾圧の跡白き靴
むじーじ
白靴や父洋行のあの汽笛
もせきのこ
つり革に続くにの腕靴白し
ももたもも
白靴や退院待ちの朝の部屋
もりお
蹴り上げる終戦の空白い靴
やまなすび
鳴き砂をける白靴やきゅるきゅると
ヤマボー
助手席にまず白靴が入り来ぬ
ゆきたま
白靴に赤いカーテンコールかな
ゆみづき
白靴の似合ふ祖父伯父父に叔父
ラーラ
南国の影したがへて白き靴
ラッキーの母
白靴や両のくるぶしかさねあふ
ららやにほ
戦死した父の白靴履けと母
哀顏騎士
白靴やマリーナはラップのリズム
葦たかし
白靴や少女は朝に擬態する
葦信夫
白靴のカウンターチェアに気怠げ
安達
馬車道に聴く白靴の遠のくを
伊藤欣次
白靴を履き替へ今日は商談日
伊奈川富真乃
白靴に傷あり去年の痛みあり
井上じろ
欄干からはみ出てる白靴の先
一阿蘇二鷲三ピーマン
白靴の夕日まみれの逆上がり
一斤染乃
白靴が駅舎に消ゆるまで送る
一咲ふゆか
白靴や過去の自分と向き合へり
一走人
あつかんべして白靴のふてくされ
稲穂
甲板に居並ぶ白靴の亡者
羽沖
白靴のそこは明治の坂の上
羽白雨
白靴の染み数えたら十四個
卯辰
白靴のこころにオスカー・シンドラー
永井潤一郎
白靴を脱ぎて獣になりし我
永井正雄
白靴のくたびれし頃娶りけり
遠音
靴箱に白靴片し入院す
黄金のあひる
白靴を提げて夕陽にバカヤロウ
何田三等か
白靴の寄り添ひて待つ観覧車
夏柿
あをあをと空の深さよ白き靴
果歩
白靴や秋芳洞に共鳴す
河童
白靴や最初のダンス君がいい
花伝
白靴や大阪弁で凄み居る
華女
白靴で靴擦れなんて手管でせう
霞山旅
白靴の踏む我が影は背を丸め
蛾触
白靴や白鍵盤の音速し
雅紀
白靴や太陽加速して回る
廻沢廻郎
白靴に色濃き影を縫い止める
海月漂
白靴や悪所とは光満つ処
海田
能登半島に来て白靴落ち着かぬ
灰色狼
船窓めく穴白靴のふなべりに
樫の木
白靴で踏めば地球の青さかな
白靴や母校は砂のやうだった
瓦すずめ
白靴や叔父が東京から戻る
勘太郎
白靴の足音遠し七回忌
干珠
白靴を生涯履いて子を育て
岸 れん
白靴や癒えなば行かむ海の町
遠鳴りのピアノ煉瓦路(れんがじ)を白靴
輝 龍明
白靴や「卯波」想い出だけ残し
輝久@「卯波」の女将であり俳人である鈴木真砂女
白靴の十二・五センチ何にでもなれる
鞠月けい
白靴の急ぎゆくなり血洗町
久我恒子
白靴はまだ下駄箱の三回忌
久仁重
蒼天に神の巨大な白い靴
宮坂変哲
白靴のふたり光の地中海
弓女
白靴のボスに従ふ趣味の会
金子加行
白靴や震災戦禍を生き抜きぬ
空 春翔
白靴やなんと大地の青きこと
桂奈
白靴やつまずき許されぬ心地
渓湖
白靴の紐をブルーに私流
月の光子
白靴のA氏と出逢ふ団子坂
剣持すな恵
嗅ぎ癖のある白靴の男かな
嫌庵
縦走を終え白靴へ履き替える
鯉太郎
白靴やマチュピチュへ列伸びて行く
公毅
白靴の女探偵事務所へと
広瀬 康
がに股の白靴夜の啖呵売
江戸人
船長の白靴海を跨ぎけり
江戸川青風
御隠居の白靴鎮座弁天湯
江口小春
白靴や道順を問ふ木挽町
江里口泰然
白靴や妻と暮らした街を出ず
香野さとみ
非常食取り出すごとく白靴を
香壺
歩数計腰に白靴蝶結び
高島すかんぽ
白靴に宿る力を履きにけり
佐々木信天翁
白靴や干したグラスのドライジン
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
白靴を磨き上げたる百足目
佐藤直哉
白靴のマルボロ銜へての思案
彩楓(さいふう)
白靴やそんな私に雨は降る
歳三
白靴が六年歪んだままである
斎藤秀雄
アクセルを踏む白靴や江の島へ
桜子
黒靴の中に白靴の孤独
桜姫5
あの白靴通ればそろそろ店じまい
月の道
六月五日晴れ白靴の母焼いた
月の道@6月5日は母の命日です。
白靴を脱ぐアンコール聞こえぬ夜
三重丸
白靴を磨く休暇の始めかな
山樫梢
白靴の太陽の塔の影踏む
山香ばし
白靴や呉の港のショットバー
山崎朱理
白靴や杓子定規に来て止まる
山西琴和浦
白靴と夜を流れてみたくなり
山野穴太
説教に項垂ると白靴であった
司啓
白靴や作家の通う洋食屋
四丁目
伸びやかな脚引上ぐる白き靴
志保川有
誘い受く光る白靴見つめつつ
時の実
白靴が星数えたる宿舎棟
時波日依
白靴の先に潮染む龍飛崎
篠田ピンク
白い靴異人と闇へ消えちゃった
柴原明人
かげ長きあしなが伯父の白い靴
尺骨
ハンガリーから白靴の転校生
珠桜女あすか
白靴の旅の始まり珊瑚礁
樹朋
白靴や木漏れ日の影皆まどか
出楽久眞
美術館通りに白靴待たせてゐる
初蒸気
白靴の並ぶ三十三間堂
曙光
白靴や奥の院まで二百段
宵嵐
元たばこ屋の更地白靴ひとつ
小市
白靴の男蕎麦屋の暖簾割る
小石日和
海に行く日など来なくて白い靴
小川めぐる@チーム天地夢遥
俯けば白靴甦る決意
小倉じゅんまき
白靴に今年の足をそっといれ
小梅
終電てふ坩堝白靴のためらひ
小野更紗
白靴のバルドーを追い青二才
松村五月
白靴やミイラ発見調査隊
松尾千波矢@チーム天地夢遥
かわたれに発ちぬ白靴響かせて
笑松
白靴に踏みつぶされてコカ・コーラ
上市まさ
白靴の翁海風を語れり
上里雅史
新車乗るやうに白靴履きにけり
城内幸江
白靴をきちんと揃え「滝の間」へ
真宮マミ
白靴や六十二歳の初出版
真繍
たそがれのみゆき通りや靴白く
真典
白靴や渋谷にあやしきアンケート
神谷たくみ
下山後の白靴軽し上高地
諏訪ヤス子
白靴がアンパンマンの靴の横
粋田化石
白靴を心に履いて銀座かな
粋流
白靴の友ペンギンブック開く
嵩美
白靴のゆるく刻めりアロハオエ
雀虫
白靴履くアキレス腱を垂直に
世文亭
エナメルの白靴月へ踏むタップ
清清檸檬
白靴や砂丘の砂を持ち帰り
西山哲彦
白靴を預け本丸御殿かな
西川由野
白靴を真中に据える下足番
誠馬
白靴や三鬼のように老紳士
青萄
白靴の照らす階雑居ビル
石手川紅樹
白靴や左竜頭の腕時計
石川焦点
白靴に塗るクリームのかっちかち
石鎚桜
白靴や昭和男子の無鉄砲
善多丸
甲板に白靴という着地点
全自動ひょうたん機
白靴や古都の埃をかぶりけり
蒼鳩
駆け抜けた白靴たちよ海を見たか
霜月
白靴やアランドロンに恋をして
村上 無有
兄貴また白靴拭けり工場街
多事
装具履く足も白靴履きにけり
台所のキフジン
白靴の時代遅れの男かな
大谷如水
白靴のまま直行の通夜の列
谷元央人
白靴の人には指定席がある
池田 功
白靴を清き心で履きにけり
池田香
白靴と波のあひだを押し黙る
中山月波
糶終えて漁夫白靴に履き替える
中村厚子
白靴や調子ぱずれな波の音
中内旅客
白浜の砂の鳴く声白靴は
宙のふう
貴方にはこの白靴は似合わない
昼行燈
白靴へ積むかなしみの薄埃
直木葉子
白靴の降り立つ上野ただ無口
津軽わさお
白靴や銀座画廊の急階段
辻が花
寝癖そのままに白靴選ぶ朝
天野姫城
白靴の見えてゐるなり立ち飲み屋
田村幸之助
白靴や校長さんのご出勤
田中ようちゃん
白靴や今日の乙女座第一位
田中耕泉
海が綺麗だったの白靴放ったの
登るひと
明るさに白靴の尖揃へたる
登美子
白靴や思い出せない顔と声
都乃あざみ
石鹸の香る人白靴の人
土井小文
白靴を下ろすときめきと諦め
桃花
白靴やけふは五人の敵に会う
桃泉
白靴やここは確かに北半球
桃猫雪子
白靴は吾が影を踏み汚れけり
燈穂
白靴の男太陽がいっぱい
豆闌
白靴の女白靴の音で行く
陶然
碁敵の白靴なりと聞きしかば
内藤羊皐
面影のまま白靴の歩み来ぬ
楠えり子
白靴を履いてションベン臭い街
猫ふぐ
白靴や八つちがいのまま今も
猫舌扁平足
白靴や奥に聞こゆる若き声
博光
白靴の光は生きて行く白さ
博泉
白靴に麝香の風や水浅葱
比呂 無
白靴をやさしく蹴りて皆晴れなり
美年
鏡にはこころ映らず白い靴
百合乃
白靴のサッチモを聞く黄泉のバー
百合也
防波堤キミの白靴のぶらぶら
百田玲
白靴や行き先決めず次のバス
富山の露玉
白靴で初めて墓地の土を踏む
福熊猫
白靴の足は勝手に三段飛び
平松洋子
白靴にくるぶし見えて恋の風
穂の美
GTのマフラー白靴まで響く
萌辺慈
白靴に集むる青きシーグラス
蜂喰擬
白靴やヴィヴァーチェ刻む広小路
蜂里ななつ
白靴や挨拶がわりのハイタッチ
豊田すばる
白靴や町で最後のモボ逝きぬ
堀口房水
新しき白靴余命らしきもの
凡鑽
白靴や模型に海を見る少女
抹茶金魚
白靴の響くや地鎮祭を待つ
未貫
白靴に乗ってペテン師街を行く
牟礼あおい
白靴やボトルシップの波高し
霧子
キャンセルの訳は白靴無いだけよ
椋本望生
白靴やわれに移民の血の流る
夜市
白靴へ聖歌三一二(さんびゃくじゅうに)番
野久多杏(ノクターン)
白靴や昔日光外つ国めき
野々原ラピ
白靴をがぶりと呑めり夕の海
野良古
白靴の陽を反射する空元気
柳児
トンネルを歩く白靴しか見へず
柳匠
白靴の白靴のまま我病めり
白靴や約束のない街へ行く
有瀬こうこ
白靴や渚の嘘を知り尽くす
湧雲文月@俳句大学
白靴と空の間に印度街
裕人
白靴を堤げて暗しや斜陽館
与志魚
こんな日に白靴履いてくるなんて
誉茂子
するっするっパパの白靴銀の舟
葉るみ
白靴の切っ先受ける空しなる
陽子@空(くう)
白靴や今は無音の裁判所
蘭丸結動(旧名 蘭丸)
白靴の上は灰色軍用機
李子
その足は未だ白靴を知らぬらし
理子
白靴の傷は昨夜のいざこざか
理酔
白靴にうつりこんでる空の青
璃紗
白靴を磨く科白はまだ貰えぬ
璃当
白靴やウッドベースは海の声
立川六珈
白靴を履いて生きてはゆけませぬ
龍田山門
ふるうとのめぬえつと白靴がきく
緑の手
白靴の一歩は雲を踏むやうに
隣安
白靴や触覚として足の裏
鈴木牛後
青臭き恋の残渣や白い靴
蓮華寺
全力で少年になる白い靴
和奘
白靴や貝殻骨をなぞるだけ
靫草子
フェラガモの白靴で来た恋敵
朶美子(えみこ)
ダイキリに濡れ踝は白靴は
あるきしちはる
白靴で降り立つ夜の紐育(ニューヨーク)
いつき組リスナー班 たあさん
白靴の男言分けばかり言ふ
テツコ
白靴のまづ降りて来る巨船かな
れっどべりー
白靴や店によく来るお寺さん
四宮ぱふふ
白靴が吸殻を踏む楽屋口
時雨
帰国したばかりの伯父と白靴と
杉本とらを
白靴の叔父の遺した銀時計
瀬波秋鮭
白靴は旅に踊るや旧市街
田中海月
白靴の曽祖ハルピンにて写す
飯田 青
白靴の上甲板を降りきたる
麻中蓬子
フランス坂ゆるゆる上る白靴よ
岬りこ
白靴やスペイン坂の二十五時
鈴木麗門

並

白靴やもうすぐわたしの出番です
むらさき(4さい)
警察音楽隊みんな白靴
れんげ畑
白靴並ぶ航空母艦寄港式
くさぐき
白靴や三笠艦橋風強し
クラウド坂上
白靴やかかと打ちつけ挙手の礼
新米
白靴をみがくカレチや赤煉瓦
百草千樹@カレチとは国鉄の鉄道電報用の略語で旅客列車長(車掌)のことをさしました。
子の白靴削るがごとく洗う夜
かみつれ
語尾まるき転校生の靴白し
くらげを
しろぐつやもりのじめんにようちゅうが
たくみ4才
白靴や兄貴はいつも洗いたて
タケ
片方の白靴砂でべちょべちょよ
ちま(3さい)
コンバースは唯の白靴じゃないけん
としなり
白靴やクラス対抗棒倒し
ツカビッチ
白靴や声を限りの新人戦
ふさこ
白靴がトップ信号待ちレース
ほろよい
白靴や洗ひ洗ひて負けを消す
マテバシイ
一セット終え白靴の紐締め直す
一茶お
昼休み校庭の白靴の自由
歌鈴
白靴を如何に洗うか考える
花咲明日香
白靴を洗ってあとはだらだらと
笠原 理香
ざぶざぶ洗う白靴も泣き顔も
樫の木
踵踏む白靴十五歳とやら
珊瑚
ペンギンその3の娘の白靴
始の子
霊山を白靴汚し切りて去る
時のアオ
放り込む素足帆布の白靴へ
秋乃智春
牛曳て浜辺に遊ぶ白い靴
舟呂
朝刊を白靴の子が放り込む
笑み溢るながらえし士の白靴ぞ
心楽庵馬空
白靴を滴る水の青さかな
青柿
お揃いの白靴漕ぐや二人乗り
大井河薪
白靴や指揮棒囲みそろい待つ
大口屋 助六
耳澄まし季節呼ぶ声白い靴
大三郎
白靴を洗って干して今日の富士
大塚迷路
白靴やお化けの役をした時の
谷川の蛍子
白靴や園庭を散る鬼ごっこ
智吹庵優水
青空を飛んでみたい白い靴
長山りゅう
岩木嶺の白靴麓の白靴
津軽ちゃう
熟田津の月の映えれば靴白し
津軽まつ
大仏をぐるり白靴だらけかな
都乃あざみ
十二センチの白靴ぽとりぽとり帰途
土井デボン探花
白靴や立ち漕ぎで蹴る昼の月
文月さな女
白靴は弾む「グ・リ・コ」の声高し
野々村
夕空や白靴浮かぶ金盥
248ゆきち
十五歳踵潰して白い靴
yoko
moneymoney(マニマニー)乞う子の汚れた白靴
白靴や朝の石鎚登りけり
玉庄
白靴を手に笑う君ブーケのよう
三子
白靴と決め雲海の飛行機に
君島笑夢
白靴の先で一粒翅を割り
六々庵
白靴の汚れが嬉し母磨く
225
白い靴黄昏れどきの屋台かな
「ひなた県」一之進
佳き人を白靴で待つ鳥居前
1ウイスキィがお好きでしょ
白靴を手に名城を歩きをり
28あずきち
ハーバーへアクセル刻む白靴よ
28ひろきち
白ぐつをゴシゴシあらふ日曜日
5884大
日御碕別れのデートこの白靴
93kgのプッコラ
赤い靴の子ども連れ行く白い靴
Crew
静寂に白靴響く美術館
ghost
白靴とジンだけ見えるデッキチェア
GONZA
高原の朝の湖畔や白き靴
HGDT
白靴のモンローウォークのレディかな
KAZUピー
蒼天へ白靴すくと逆立ちす
kokoro
白靴がへのへのもへじ砂浜に
Kかれん
白靴や君来ると言ふ同期会」
K堀尾
家までの五分白靴濡れてゆく
m.ソラ
出掛けには白スニーカーとんとんと
maron
白靴のステップ軽く輪の中へ
M多孫(タマゴ)
白靴はモボの勲章彼女つれ
PE天使
ベビー服売り場に光る白い靴
PON
白靴の汚れに残る旅情かな
sakura a.
君を待つ白靴まぶし夕暮れの
sol
手間駆けて白靴磨きいざ出陣
Yuno
白靴の歩に連なりしエイトビート
あいだほ
陽に光る雫を落とす白靴よ
あい琶(句ゼミ)
競馬場黒靴避けて白い靴
アオキシゲル
憧れやあの裕ちゃんの白い靴
アオサギ
白靴のたやすく目にはせず今や
あけび庵
白靴をぬいで伊良湖の岬かな
あさり
白靴と若さは傷の付きやすし
あすなろ
健さんの映画見て買う白い靴
あたる
白靴やRADWIMPS聴いてゐる
あめふらし
歌舞伎町白靴闊歩交差点
あらあらた
白靴の輝き届け我が顔へ
あらた
玄関に白靴おいて雨の街
アリマノミコ
タラップの白靴素足のプリンセス
あわい
帰路鳴らす初給で買った白靴や
いがちゃん
白靴や出番うかがう茶髪爺
いしまさ
白靴を掲げ白浜踏み締める
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
雲睨み白き靴をや急がせて
いとじ
まぶしきは新たな一歩白い靴
いととんぼ
白靴で裏道歩く六十九
イナ・ケン
白靴はフォーマルにとてもぴったりだ
いなまさ
白靴でこつりこつりと清水寺
イヘアナチョ
写真撮る脱いだ白靴モデルとす
う*ら*ら
雨あがる白靴の紐しめなおす
うに子
赤子抱くギャルの白靴闊歩する
えび天
白い靴迷って選んで笑顔来る
オイびっき
白靴でお見合ひ遥か昔かな
おけら
ポマードとジャズの響きと白い靴
オサム
控えの間静か白靴そろえおく
おばあばあ
白い靴七十余年で忘れられ
おやっさん
白靴とステップ踏んで駅ホーム
およしこ
白靴を振れば白砂落ちにけり
お気楽草紙
スキップを覚えし孫の白い靴
かおる
白靴やタップダンスの星の砂
かざばな
ただいまと声高らかに黒き白靴
かつら
白靴の行くシャンゼリゼ通りかな
かぬまっこ
白靴をハの字に脱いだ犬来た日
カノン
海風踏み彼の白靴タラップに
かよこ
タラップの白へ白靴踏み出せり
カリメロ
白靴が白線だけを踏みたがる
かるかるか
エナメルがスポット当たり白靴に
カンナちゃん
白き靴ためらい半歩飛んで一歩
きおき
白い靴小さな嘘をまたひとつ
ギボウシ金森
白靴の歩み悲しき逢瀬なり
きよら
第二の人生初心者の白靴
キラキラヒカル
白靴を残して叔父の消えにけり
クズウジュンイチ
白靴に誘惑されてベニスかな
ぐべの実@映画「旅情」(サマータイム)からのイメージ
白靴を洗う蛇口と照り返し
くりすけ
表彰式背筋伸ばして白き靴
クリスマスローズ
始発バス心弛びて白靴や
くるみだんご
白靴や昔の映画に出ています
くろべぇ
銀幕に恋始まりぬ白き靴
けい子
白靴やラテンのリズム刻み行く
けら
白靴や登舷礼の自衛官
こうぶん
白靴を軍靴に代えて伯父は征き
こてつ川
自転車に乗る白靴をためらわず
こなぎ
白靴の父とかの日の百貨店
こまめ
白靴を洗いに洗い真っ白く
こめはまるこ
白靴に好きな絵を描き笑う子よ
こめまるこ
白靴のリフトに揺られ金亀城
ころん
白靴の生きざま哀し使い捨て
ざうこ
ぺたんこの学生鞄白い靴
さとい
白靴の足音軽し海へ海へ
さとうりつこ
玄関に白靴の客訪ね居り
さわぐ博志
白靴のひとっ跳びする水溜り
しー子
若き日の白靴見ればせつなくて
ジェジェジェ
白靴やしぼれる竿は大物か
しおかぜ
白靴へ履き替えている休漁日
しげる
白靴とドレスでにはか淑女かな
ジュミー
お陽様に子の白靴の向きを変え
じゅりあん山本
白靴で畳をスキップ一年生
しろちゃん
白靴や綿シャツ風にたなびいて
すえこぐさ
白靴の汚れをたまに誇りとす
すえよし
白靴で車より速く走りたい
すその英介
ぬかるみが楽しく濡れる白靴や
すその実香
白くつをきれいに使うのむずかしい
すその拓郎
白靴の爪先軽し月曜日
すそ野たか子
モボ気取る祖父のかたみの白き靴
スタルカ
白靴の音七色のカテドラル
すみっこ忘牛
白靴やうきうきうきとスキップし
すみれ
白靴とポルトを歩く古稀の我
せつ華@ポルト は ポルトガル第2の都市。 中世に栄えました、坂の多い街です。
豪快に白靴飛ばし空模様
せり花
白靴やガウチョ揺らして街歩き
ぜんちゃん
白靴を履きて巡りし清夜かな
そめやまさみ
下駄箱に妻の白靴古びけり
たかし
白靴やずぶ濡れの中笑い声
タケニー
白靴の夜這男を迎えをり
たちこ
白靴の初老の紳士や歩早し
タック
白靴の目出度かりけり退院日
たんと
白靴や旅の事件の痕残る
たん造
パンプスを脱ぎ白靴や子守唄
つぎがい
白靴や理髪店でる老紳士
つつ井つつ
ピカピカのかばん背負って白い靴
つつ井つつ夫
雨一刻あゝ白靴のワルツかな
ツナサラダ
ピーカンの空や恋しと真白靴
つばさ
白靴やシャルウィダンス熱き恋
つむぎ
エナメルの白靴誇る若き日よ
デコ坊
白靴の読めぬ行動範囲かな
てまり
澪標の鐘と部活の白い靴
ときこの母よしこ@澪標の鐘=大阪で夜に流れる学校のチャイムのこと
白靴や灯台までの上り坂
ときめき人
白靴や降りだしそうに黒い雲
どっこいしょ
手放せずかの日の白靴棚のすみ
どみそ
白靴で一歩踏み出す知らぬ道
なお彦
ヘルメスのごと羽あらば白靴に
ながら
白靴を揃えて父と向かう午後
ナタデココ
新しき白靴の朝弾む髪
なないろ
白靴やスキップふたり笑い合い
ななこ
三和土にはさらの白靴朝日射す
なみは
みんなとは違う白靴すまし顔
ねもじ
朝の庭跳ぬ跳ぬ転ぶ白い靴
バーバラ
白靴や光の野辺にはずむ道
ばあ哉
白靴や駅のベンチの待ち合わせ
パオ
海眺めサイドミラーに白い靴
ハギワラコウタロウ
下駄箱に父の白靴永眠す
バス待ち人
けんけんぱ雲を渡るや白き靴
ばやかり
白靴の底まで熱き浜辺かな
はら美華子
白靴の蝶結びすぐ解ける朝
ハルキッキ
ハイカラなハワイ旅行だ白い靴
ばんしょう
白靴や濡れた仔犬を見捨て行く
ひいらぎ
お揃いの白靴並ぶ朝の道
ひさの
坊っちゃんの下駄赤シャツの白靴と
ひでやん
白靴履き得意先回り上機嫌
ひよとり
白靴も眩しき朝や君の笑み
ひよはるばば
白靴を買ったはいいが置物に
ひろくん9さいのママ
浜辺にてスパイク決める白靴や
ひろのじょう
新調の白靴きゆつと堅結び
ひろ史
白靴の汚れは何故かさびしけれ
ひろ志
白靴やハの字に休憩しておりぬ
びわ湖
白い靴並んでイチゴのシャーベット
ふあり光
ドラマーのリズムを刻む白き靴
ふうせんかずら
白靴の今日はおいらがプレスリー
ふくろう
深夜2時白靴磨くパティシエよ
ふぢこ
白靴の残して行きたる赤い土
ふっこ
白靴や身に覚えなき傷ばかり
ふわり子
白靴の踵浮かせて君を待つ
ぺぱあみんと
白靴で今から彼と別れます
ほしの有紀
白靴の踏む汚れちまった悲しみ
ぼたんのむら
白靴を揃え胸元開きけり
まいるど
白靴の若い人行く光りゆく
マオ
白靴の足音そろふ海兵隊
まきこ
踵のない白靴街を闊歩する
まだら
白靴や変われるかなの美容室
まち眞知子
そのままに箱の白靴そのままに
まめ小路まめ子
服屋の主人アンクレットと白靴と
まゆ熊
白靴や重きものみな脱ぎ捨てて
まるちゃん
上高地ホテルのロビーへ白靴の紳士
みえ
白靴や待ちくたびれた朝の玄関
みこまこ
テンポよく弾む白靴鼓笛隊
ミセス水玉
白靴ワンピース帽子私二十歳
みっちゃん1号
翅付きの白靴飾るベビー室
みなと
砂に跡波と白靴ランニング
みもうさ
お嬢さんお手をどうぞと白い靴
みよしい
白靴や朝日ときそひ踏み出でし
み藻砂
白靴の軽装に風通りけり
むすびめ
白靴やさあ出発といふかたち
むにむにちゃん
白靴のパリ近郊の画学生
むらたふみ
傘ささずバス待つ生徒白き靴
モッツァレラえのくし
白靴の白き靴底走り去る
ヤッチー
アスファルト溶けて白靴熱っと跳ね
やっちゃん
白靴や旅の記憶を刻みをり
やまぶき
少女らの白靴眩し脚まぶし
やまんば
お出かけのスキップ弾む白い靴
ゆぃ
白靴の干されてかろくなりにけり
よあけの晩
白靴に尖るくるぶし眩しけり
よしえ
白靴は大人になれる七糎
よだか
白靴やステッキ帽子あつらえて
よりみち
白い靴風の匂いでひとりごと
らくさい
白靴の群れ駆け抜けるネット際
らくぼ
ポーズとる青春の母白き靴
らびっと
白靴のまぶしき朝の交差点
リバティーさん
教会や白靴の音堂々と
りんきょう
陽暖かく白い靴をと探しあぐね
りんごのほっぺ
白靴や父の匂ひも消えにけり
る・こんと
煙草踏むカサブランカの白い靴
るびちゅ
アルバムに祖父の白靴履いた我
亜音洲
古ぼけた父の写真の白い靴
阿婆
白靴を履いて一番美智子様
愛都子小町
白靴で喪服の人とすれ違ふ
穐山 やよい
青春のコートを駆けし白き靴
安田 信山
赤茶けた海士の御影白き靴
安里屋
白靴や戸越銀座はシャンゼリゼ
杏と優
白靴や朱印の数のおもてなし
伊藤はな
見惚るれば白靴けふも箱戻る
伊藤ふらここ
アルバムの父は白靴敬礼す
位子
初歩き祝ふ白靴前へ前へ
衣玖
白靴を脱ぎ捨て砂丘駆け登る
井上和也
ママの手をはなし白靴いっぽにほ
井田みち
枕元置きて寝る子や白き靴
郁李
特急の車掌白靴光りをり
一宮寅五郎
朝礼に並ぶ白靴ハの字なり
一心
白靴の漢粋がる大外股
一生のふさく
白靴に白のうわぎにかんかん帽
一泉
白靴やスポットライトの中にゐる
一斗
白靴を光らせる子ら朝の小川
羽尾理紀
白靴に思わず避ける水溜まり
詠野孔球
白靴や気持ちはわかるがまだ高い
越後広樹
それ初めての旅行ほら白い靴
越佐ふみを
朝未だき新聞配る白き靴
遠きいち
地図を手にリズム刻むや白い靴
応信
白靴や秘めたる恋の成就して
乙女座のM
白靴やポマードつかむ肩車
加果生
白靴や自惚れ強く颯爽と
加藤賢二左右衛門
白靴のプラカード持つ女学生
加和 志真
白靴や古びた父の写真帖
嘉藤次
ドタドタと帰りしままの白い靴
夏風遊々
白靴や華寿の新妻連れ立ちて
河合郁
白靴や西の方から黒い雲
花 節湖
白靴を求めた先にはマリンブルー
茄子紺
新しき白靴キュッと試験前
雅かめ乃
号砲に笑う白靴走り出す
雅雅丸
白靴のすきまだらけの兄の靴
白靴を置く少年の枕元
海風山本
ダンディズムボギーの仕草と白い靴
芥川光正
白靴の似合ふ漢になり難し
垣内孝雄
爺怒り古い白靴またしまう
笠原 理子
白靴やセピアの中で輝けり
葛谷猫日和
白靴や病気しそうもなき歩き
甘泉
白靴や北ウィングの夜の便
間野ぷうちゃあらため/野々りんどう
白靴を下ろすときいつも恥ずかしき
閑茶
白靴を下駄に履き替えバナナ売る
閑話休題
昨年の白靴すこし黄ばみたり
喜多輝女
白靴のその先見ゆる明治村
岐阜屋根の草
まさらなる白靴スキップ運動場
紀和やよい
廃坑の町を白靴闊歩せり
軌一
目覚ましと枕元には白き靴
輝棒
白靴やヒールと脛に傷がある
鬼怒
白靴やA2ゲートの最後尾
蟻馬次朗
白靴に土の感触残るかな
菊池洋勝
お下がりの白い上靴なまえ2コ
吉や
白靴の踏み消す煙草泣く女
吉川哲也
雨止みし街白靴で闊歩する
宮崎 斉子
お出掛けに白靴履いてる子どもたち
宮写楽
白靴やベンチで本を読む紳士
宮川マツコ
白靴や昔々の伊達男
宮本 惠風
白き靴我が進む道まっすぐに
宮﨑紅清
遠き君せめて白靴真似てみる
京あられ
点滅の青駆けゆく白くつの子
京にんじん
懐かしむ父の白靴眠る箱
京のみやび
白靴の裏に思い出星の砂
京丸
白い靴早く走れ孫の足
京子
滝業や白靴清し空高し
曲がって
履きなれぬ白靴今日は初デート
琴女
白靴に絡むアスファルトの熱よ
金井まな
白靴の似合わぬ男となりにける
金亀 子
白靴の赤提灯に染まりけり
金称水
はらはらや白靴の子のあゆみそむ
金太郎
ボウタイに白靴きめて銀座裏
吟 梵
地面蹴る白靴いつか汚れても
吟亀
白靴を干して背伸びの日曜日
銀命堂
白靴や振り切る心新天地
句詩呼
ちさき白靴で家中あるく子よ
栗原美枝
影連ね白靴男子漕ぐペタル
栗田もとえ
白靴や暗き来し方脱ぎ捨てて
群馬の凡人
よちよちの白靴の追う風の香
恵々
白靴の今日通勤は各停で
桂花露香
白靴で語る愛やや嘘めきて
結矢ゆよん
雨やどり白靴の子は泣き止まぬ
月見草
白靴の自慢の祖母と銀ブラす
弦巻達也
白靴の女駆け込む駅長室
玄次郎
白いくつ膝痛の主を連れて行く
古屋凍雲
エナメルの白靴光るリーゼント
五黄の寅太郎
さだまさし白靴はずむ稲佐山
恒泰
色褪せた写真亡き祖父の白靴
江津
屈折の君の白靴かげりをり
港のヨーコ
いそいそと新婚の白靴「ひかり」へ
紅の子
青春よテニスコートの白い靴
紅映
夕暮れに白靴三つ四つ飛ばす子ら
紘夢
プレスリーのやうな白靴踊る夜
香舟
白靴を買って真似したミュージカル
高田 仁和加
白靴や海上自衛隊幹部
黒塚紅葉
白靴や照れ笑いさえ凛々しくて
黒部クロベー
白靴のステップタップ第二の人生
今井佳香
白靴の出番の訳は内緒かな
今治・しゅんかん
白靴や都会の隅で弾く銃
今日はアッシー
夕陽色うつす部活の白い靴
紺屋
白靴にこの身を乗せて初舞台
佐山夕子
踏み進め光を生むや白き靴
佐川寿々@チーム天地夢遥
白靴や履き飛び込むや別世界
佐藤 聡
白靴を磨きて挑む同窓会
斎乃雪
白靴やとっておきだがヒビ割れて
菜々の花
監督のスーツも白し白靴に
坂三
白靴に歩幅合わせて歩く父
坂本林檎
どや顔で白靴ポーズの若き父
榊裕江子
青い空白靴弾むロックフェス
白靴や教科書開けてこの匂い
桜さくら
エナメルの白靴おろすハレの日よ
三ツ谷健
白靴や木立の下で早緑に
三田野 キジ
白靴の闊歩する町風止んで
三輪えつし
白靴の十二センチを干しにけり
三輪佳子
白靴や訛り残して上野駅
三毳
海原を見下ろすペダル白い靴
山の中のオクラ
敵を見て大地を掴む白い靴
山室康樹
学び舎に白靴二千昭和の世
山田ノムオー
老練な太極拳や白き靴
山本 力
白靴の七足並ぶさくら組
山本嘉子
跳箱のてつぺん白き靴の舞ふ
残月
コンサートドレスの下の白い靴
四葉
白靴や勝ちを念じて応援す
市川七三子
泥蹴上げ嵐に勇む白靴や
紙威
白靴のヒール一寸演奏会
白靴を見つめ満員電車かな
紫羽
ステージを走る白靴跳ねる声
紫野アネモネ
親指も覗く白靴明日もなし
詩楽麿
白靴やけふは華厳のしぶき路
時さん
色褪せた我が青春の白い靴
治もがり笛
白靴のひもが虹色初デート
七生姫
白靴を履いて恋する夢を見る
柴田貴薫
白靴を洗ふ週末竿の耳
手毬歌
さよならの後のタバコや白い靴
酒井おかわり
白靴や寝入りし吾子を背負ひをり
周次郎
白靴の泥のまま脱ぎ散らかせり
宗本智之
青空へ描く弧高し白靴よ
秋雲
白靴や気合過剰の初デート
秋月
白靴や解き放たれて昼休み
秋好子
白靴の泥跳ね残こし疲れけり
秋桜
25センチ君の白靴はいてみる
秋色あじさい
リンネルの白靴履きし似非紳士
重翁
右足を出して白靴輝けリ
重波
リハビリの初日波乱の白い靴
春桜
白靴を履きしか父の影に聞く
春宵
白靴や髪に手をやり銀座まで
春川一彦
浜ホテル白靴でチェックイン
春日
白靴やマンボズボンとリーゼント
春爺
白靴を履けばアステアのステップ
春野いちご
白靴を磨いてデート銀婚式
初音
定年やペアの白靴ウォーキング
勝子
砂拭う小指に白靴のえくぼ
小羽日巻
色褪せた写真の父の白靴よ
小鞠
白き靴待ち合わせかな中華街
小橋春鳥
ランドセル投げ出し駆ける白靴よ
小青(こしょう)
子の眠る間に白靴の客帰る
小千住
羽ばたきそうに白靴干され北野坂
小泉岩魚
小一の眩しや運動白靴が
小塚 蒼野
柵に刺す白靴固く乾きけり
小田寺登女
告白す黒きひとみの白き靴
小林ぽぽんた
白靴の少女や走る兄追いて
松永裕歩(ゆうあ)
白靴やオーシャンビューのウェディング
松山
土しくしく白靴の音薄き朝
松山めゐ
白靴で瀬戸内の友訪ね行く
松山女
白靴の少女ら明かき別れかな
松田てぃ
白靴や姿勢正しく行進す
松田文女
白い靴脱いで女の白い足
松本守宮
上野駅白靴の人待ちてをり
松野英昌
鷗啼くデッキに独り白い靴
湘輝
白靴やズックの臭い子の匂い
笑々
白靴の十五の君や同期会
笑酔
脱ぎ捨ての白靴母の声届く
常陸人
白靴の汚れを拭ふ白布かな
慎吾
白靴で共に歩んだ遥か昔は
新田 淑
白靴の紐ややきつしセンターコート
森蔵三
白靴や花柄の杖伴として
深草あやめ
亡き父の声探す旅白き靴
真珠
白靴に服合わせして部屋は海
針トいと子
白靴の少年Sと少女M
人見直樹
六年目片方だけの白い靴
尋牛
白靴やクルーズ船の客となる
水夢(スイム)
子に客か靴脱ぎ石の白靴は
睡花
白靴や陽に映えはしゃぐ子ら楽し
粋仙
白靴の色の重なり子の成長
粋量
ぬかるみに歩くに歩けむ白い靴
翠穂
白靴や海軍カレーの一雫
酔いどれ防人
白靴が警笛鳴らす市電かな
澄海
川風に白靴踊るペダルかな
星降松
白靴の似合ふ大股強面
晴好 雨独
陽に向かう白靴履いて深呼吸
晴日和
フリマへと洗う子供の白い靴
正木次郎
白靴や同窓会の日は間近
清水夕陽(せきよう)
ワンピース白靴(はくか)できめて初デート
聖右
白靴にスキップしたり通園児
西尾桃太郎
白靴の軽々と行く大門坂
白き靴黒くひび割れ眠りゐる
青玄
白靴を初めて履いた吾子笑う
青泉
白靴の「ごめん待った」と笑顔から
青柘榴
白靴やガラスに映し颯爽と
青葉
白靴や跳び跳び行きぬにわたずみ
静枝
白靴は孫の家出て千鳥足
税悦
ゆるやかに太極拳の白き靴
石井せんすい
黄昏や我が白き靴何いそぐ
石橋春鳥
灯台や一人が似合ふ靴白し
石野上路無
白靴や君の歩調の影ふみぬ
赤馬福助
白靴を洗う子の手の白き泡
千の葉
白靴の祖父の油絵分ける午後
千種
白靴の油汚れを眺めをり
千寿関屋
ブカブカな制服の子の白い靴
千晴
白靴を朝におろせと祖母の云ふ
千波
白靴や明日の朝まで抱いて寝る
千里一歩
白靴や改札口のじいばあへ
川西勝久
ほこ天を闊歩してゆく白い靴
川島 欣也
景色とぶ白靴軽く大地行く
泉水
ナイスショットなれば白靴汚れぬに
浅見弓楽
発車ベル七里ヶ浜へ白靴で
浅田 チコ
白靴を汚さぬやうに歩きけり
前田和男
白靴の一歩が出せぬ登校日
倉の人
校庭の風になる子の白靴や
想予
デイの日に白靴褒められ杖忘れ
蒼い朱鷺
永ちゃんのロックが吠える白靴か
蒼奏
白靴汚れてけもの道のけもの
村上海斗
潮騒の静かなる朝白き靴
太一
伯祖父の白靴セピア残る一枚
太架子
足下の美しき色白靴よ
太鼓祭り好きの祭り娘
まっさらの声理髪師の白い靴
太子
白靴に憧れみゆる坊主たち
太郎
白靴をふみつけてをる肉球よ
大蚊里伊織
白靴の船長舞踏を得手とせず
大島涼波
水溜まり白靴つっこみ走り去る
大藤瑠璃子
白靴で駆けて知らぬは親心
大矢ケイト
白靴に羽生えしこと在りし日の
大洋 遊子
雑踏にノスタルジーなる白靴よ
三々五々一文菓子屋に白靴来
沢田朱里
白靴に靴下はかぬ男意気
達哉
嬰児抱き白靴高き音立てて
谷口詠美
ペダル漕ぐ白靴門へなだれ込む
谷山みつこ
白靴の整然と立つグラウンド
狸漫住
白靴の紐を直して玉を追ふ
下駄箱に一際目立つ白き靴
池田和正
白靴の飛び跳ねてゆく通学路
竹さ
暁の街に響くや白い靴
竹の子
連れ去りし異人はきつと白い靴
竹庵
いちだんと白靴光る登校日
竹春エリザベス
白靴の紐しっかりとボール蹴る
竹流
白靴や我が青春の汗残る
竹林
飛鳥仏巡る二人の白い靴
白靴を下ろして向かう君に会う
中村鹿花
雨の朝洗い立ての白靴履く
中田氏
白靴の磨いて眺めまた戻し
衷子
青空や白靴の君と鼻歌と
朝桜 咲花
白靴の父の写真の琥珀色
長緒 連
月灯りさえ踏み付けし白の靴
長田写々
「となりのトトロ」歌い野辺ゆく靴白き
直躬
白靴や雨に降られてバスに乗り
鶴田梅勝
ペダル重く白き靴のみ光る夜
鶴姫
ビルの陰白靴ひびきランチへと
典真
白靴やルンペン凛と闊歩する
天晴 鈍ぞ孤
ウィンブルドン白靴白く芝に立つ
澱凡
新品の白靴履くと雨が降り
渡邉康之
白靴を揃へあぶらげ待つ席へ
渡邉高志@「あぶらげ」は新潟県栃尾の名物料理で、新潟の居酒屋で好まれ注文されます。
白靴が雨の水溜飛び越えた
土屋 木漏れ日
白靴や12センチの初歩き
土耳古猫
白靴をドナウの旅に履き染むる
東尋坊
リムジンのドア開き覗く白き靴
桃八
選ぶ道けがれなき道白い靴
桃福
珠算塾白靴は泥つきしまま
湯川美香月
白靴を猫は獲物と見定める
藤郷源一朗
急な通夜急な雨まで白い靴
藤鷹圓哉
白靴や新たな大地行くごとく
藤田康子
夕暮の歌舞伎町ゆく白靴よ
藤田千佳
白靴や記念写真の笑み溢れ
藤娘なつ
白靴や青き瞳のshe see sea
藤野あき
白靴を脱いで上がりし彼の家
禿凡夫
白髪の粋な白靴銀座かな
那緒
日曜は白靴履いてイタリアン
南雲風花
白い靴履いた昭和も遠くなり
南風
白靴とワイン楽しき神保町
難波野虎
白靴を雨の日胸に入れた頃
二上松風
白靴眩し練習船の出航す
日出時計
白靴でスマッシュ決めた八十路過ぎ
日本酒
白靴の門扉蹴り上げ下校かな
忍冬
白靴でずんずん進む今日からは
猫愛すクリーム
白靴もはずまぬ日もあり蹴る小石
猫楽
くたびれた白靴捨てた退職日
波音
白靴の汚れに残る三崎かな
馬場謙介
白靴を子にも履かせる豊島園
馬場馬子
活力を病臥へ運ぶ白靴よ
俳ビギ名
白靴や灯台へ行く一本道
俳菜(はいさい)
白靴や今日の汚れを落としをき
白晃
体育館かけ声超える白靴の音
白山
新品のまだ白靴である玄関
白川連一
白靴を揃えベンチのごろ寝かな
白豆
白靴でなお光れ金沢の砂
薄荷光
タップ踏む白靴バンスキングの夜
麦吉
歓声やバーを越えたる白い靴
八作
白靴の足投げ出せる自由席
八十八(はちじゅうはち)
白靴の左でまたぐ敷居かな
八幡風花
白靴の娘に席を譲られて
半石
飛び越えてゆく白靴を濡らしつつ
板柿せっか
白靴やよ納戸の奥によそ行き用
磐空
白靴に洗礼の如来る黒雨
比良山
歩くのにとても目立っよ白い靴
美泉
初デート白靴の紐ぎゅっと締め
美津治
故郷の畦の埃と白靴と
美峰子
ハレの日の白靴の歩の静かかな
柊 月子
白靴に履かれてないか鏡見る
姫山りんご
高く飛べ子らの白靴くつ飛ばし
姫山雷鳥
万歩計さっそう白靴何歩行く
百合子
下駄箱の奥に主無き白い靴
浜ちよ
白靴や傘を突き突き雨後の路
富樫 幹
白靴の君を見つけし日よ遥か
富久まる
新品の白靴わざと砂かけて
芙太
白靴の大きめ一歩風を抜く
風花
ピストルで駆ける白靴時止める
風由花
白靴の久の陸地にはしゃぎ鳴る
風来松
白靴もセピア色なり若き祖父
服部睦月
白靴ら二十海里に富士仰ぐ
福良ちどり
横浜やテンプレートの白い靴
文房具茶釜
白靴に都会の匂ひ転校生
聞岳
しゅわしゅわの泡や白靴ぶらぶらと
平井充
白靴や東京都庁展望室
暮井戸
たたく手に孫ヨチヨチと白い靴
呆人
雲梯に集ふ白靴宙を蹴る
峰泉しょうこ
白靴のメッシュ仕立てや初デート
方寸
白靴や靴もとけなん石だたみ
白靴の並ぶ町家のコンサート
芳夫
白靴の遠回りする水溜り
萌久
撫でる履く眺める仕舞う初白靴
望空
白靴の客は誰ぞや土間の隅
望月ゆう
白靴や車窓に二人の旅姿
北さん
空の雲海原の波白靴や
睦恵
自転車漕ぐ白靴に擦る柔き足
睦月くらげ
退院に間に合ふやうに白き靴
堀アンナ
白靴や汚せ汚せと父と祖父
麻礼
白靴の似合う銀座の老婦人
麻呂助
タラップに白靴続く日和かな
妹のりこ
白靴を少し汚して下ろす吾子
万希子
白靴やゆっくりほどく君の指
未々
白靴やジルバ踊りて夜を通す
稔   久
寝たきりの君下駄箱の白靴や
白靴や二丁目角のカレーパン
夢見亭笑楽
白靴を提げて曇りの浜を行く
夢沢那智
進水のトランペットや白い靴
夢堂
手のひらの白靴よ彼の日の吾子よ
命子
日本晴進水式の白靴や
明 惟久里
アーケード斜光の射貫く白き靴
明女
終業ベル轟く声と白靴と
免疫力アップUP
初孫の白靴重し初歩き
木好
白靴と銀座の店の懐中時計
木槿
白靴や少女にかかる水しぶき
目黒輝美
白靴の亡父の写真せぴあ色
勿忘草
白靴を綺麗にしてはしてはまた汚す
紋舞蘭
白靴とスーツケースと追い風と
野ばら
白靴のデッキを走る学徒兵
野純
白靴とポール我が伴今日2キロ
野水
白靴や老いし悪がき履いている
野中泰風
白靴でモボを気取った初デート
野良
白靴へ甘噛みさせている踵
悠き白。
白靴の木陰に歩む昼下がり
湧水
少年の白靴眩し登山道
由坊
夕闇へ消ゆる自転車靴白し
遊山
白靴はバスケ試合にキュキュと飛ぶ
洋子
白靴を揺らしハイネの詩集読む
葉音@チーム天地夢遥
白靴もセピアに染まり笑顔の祖父
葉結
笛の音に並ぶ白靴四時限目
葉月けゐ
白靴や外反拇趾の行きどころ
葉子 A
白い靴磨いて挑む初高座
欲句歩
怪しげな人の白靴やつて来る
利平
セピア色母と並んだ白い靴
里甫(りほ)
妣の白靴履いてはにかむ写真の人
立志
白靴や小さきままの七回忌
立石神流
白靴を父に預ける浜辺かな
立歩
白靴や父の背越えし子の歩幅
留野ばあば
おしぼりと粋な白靴喫茶店
龍則
白靴で踏み出し歩む分かれ道
涼慶
枯色の主亡き白靴底に居る
緑の街
白靴やモボモガ時代匂ひして
林田 正光
白靴にシャツの襟立てバスを待つ
蓮の実
白靴の玄関にあり風通る
老俊
白靴や東京よりも大阪や
老人日記
ナフタリン匂う背広と白靴と
和河馬
白靴やモンローウオークの女の子
和田東方
白靴を右から履いて初出勤
和也
白靴のあにい背広を肩にかけ
偸生
白靴や大正村を闊歩せし
兀兀
白靴のありか探して一時間
明日はね白靴で海出掛けるの
巫女
白靴の足跡続く今朝の海
惠子
EIGHTBEAT刻む白靴野外フェス
柝の音
白靴やモノクロームの祖父若し
洒落神戸
白靴やサバランはじめて買ってみる
游真
玄関に白靴来たり日曜日
澪つくし
昇降口子は白靴に赤き紐
先頭追ふ歩道寄りの白い靴
痺麻人
下校途中光踊れり白靴に
祺埜 箕來
休日に白靴干され一列に
風紋の砂丘に脱ぎし白き靴
聰子
白靴の君の笑顔の眩しさよ
萬代草舟
白靴や斜陽を捲る指の先
蓼科川奈
白靴や追ひ越して行く給水車
蓼蟲
白靴や失恋の夜の黒き染み
霖之助
白靴の大中小の躍る土間
白靴の速さにまどふ妹かな
髙橋冬扇
白靴の花撒く五歳いつか吾と
純音
青空に光る白靴きのこ雲
ミセウ愛

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