俳句ポスト365結果発表

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第173回 2017年6月1日週の兼題

秋櫻子忌

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の正しい表記とは
秋桜子 絶えず離脱す ホトトギス ☆かよ☆
秋櫻子忌 草むしる先に アマガエル くりすけ
枇杷熟れて 烏かしまし 紫陽花忌 たけ爺
秋櫻子 天にのぼりし 夏の夜 宇宙(コスモス)
紫陽花忌 太陽の季節の ヤツがいた 春日
素振りして まだやれそうな 秋櫻子忌 小林番茶
殻破り 鳴くセミ見ては物思う 秋櫻子忌 船本さくら
我が青春 紫陽花忌とは 裕次郎 相模の仙人
自然美の マジシャン思ふ 秋櫻子忌 知津
紫陽花忌 変わらぬものは 無かりけり 池田 功
細腕の 血圧測る 秋櫻子忌 冬のおこじょ
連日の 雨もよろしき 紫陽花忌 抹香鯨
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
昼寝子の汗やわらかし秋櫻子忌 次郎の飼い主
●今日のお昼に、電車の中で見た光景をそのまま詠みました。 以下、ネタバレです。 阪急電車某線にて。 締切当日だというのに、季語以外の言葉がさっぱり浮かばなくて困っていたところに、神(多分)降臨。乳幼児を連れた若いお母さんが乗ってきたのです。 水原秋櫻子は確か産婦人科の先生だったのでは…と、いうことに思い至り、この句が出来ました。 何かしら秋櫻子に絡んだ内容の句を詠みたいとこだわってしまったのが、良かったのか悪かったのか…。/次郎の飼い主
●忌日俳句には別の季語が入っているものが多いように見受けられましたが、季重なりではないのでしょうか。確かに忌日から季節をイメージするのは難しいので別に季語があった方がいいようにも感じました。/やまぶき
●こんにちわ  初心者なので秋櫻子忌という季題は実感がなくて難しかったです 質問ですが季語が重なって しまいましたがこの点はどうなのでしょうか?/水夢(スイム)
●何々忌を俳句に入れるのは初めてのことで、頭を悩ませました。 季重なり無しでは難しいぞ と しかし先人(愛すべき)句を見ると何食わぬ顔で季語が二つあるので、よっしゃ! 主張しなければ良いのだな と解釈して作った次第です。 /青い薔薇
●組長! にんじんの花ってめちゃめちゃ可愛いんですね。その可愛さってまるでレース編みみたいなんですよ。でもそれを句にしたら花にんじんの説明になるので、どうしようどうしようと考えていて、禁断の季重なりにチャレンジしてみました。風間トオルじゃないので、闇から闇にたぶん葬られますね(笑) /猫愛すクリーム
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いません。特に、忌日の季語は季節感が比較的薄いため、他の季語と取り合わせるという手法もあります。が、あくまでも兼題である季語「秋桜子忌」が主役に立ってくれないと困りますね。

秋櫻子忌孫の手をひく氷果かな 山内茶花人
●夫(山内茶花人)の祖父(俳号氷果)は生前秋櫻子と交流があったようです。このたびの兼題を聴いて単身赴任の夫が電話口で戯れに作った句が、私事ですが捨てがたく、妻山内彩月が代わりに投句します。/山内茶花人
○「秋桜子忌」と「氷菓」の取り合わせは、佳いバランスだと思います。中七、ここは「孫」という人物がでないほうが、よかったかなと。

◆兼題の考え方
さくら咲く これこそ春の 宝物 春
梅が咲き 桜はまだかと 祈る日々 小三 実(こさん みのり)
トンボロに モーゼとなりて 潮干狩り さくら
過ぎし日の 見た幻は 聖廃墟 アマリリス
躓きて君の笑いと紫陽花や あい女
静けきそら見守る窓べ沙羅の落花 七生姫
道端の見苦し田や菖蒲植え 長山隆一
毒だとは知らず食ふたかホトトギス ツーちゃんの恋人
円周率を問う吾子は芽の輪へ 曲がっ
湿髪覗く柳眉の夕涼み 菊川和奏
ベビーカー白靴覗く母の愛 りんごのほっぺ
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、26日24時締切の「菊日和」です。ご投句お待ちしてます♪

ひと雫跳ねて溜まりて秋櫻子 わんこのいびき
秋桜子神田の生まれよ粋に生き 竹林
葛飾の時は残れし秋櫻子 さわぐ博志
尋ね出づ秋櫻子の曇る碑に およしこ
もろこしの髭美しき秋櫻子 青い薔薇
●水原秋櫻子は綺麗な句を詠まれたので、息子の義理のお母さんから送られてきた元気な生のとうもろこしを綺麗に表現してみました。 /青い薔薇
○お気持ちはわかりますが、秋桜子の亡くなった日は「秋桜子忌」として季語になりますが、「秋桜子」そのものは季語ではありません。

神田町雨の香やさし往診す たま
○こちらは、テーマが「秋桜子」ということでしょうか。本サイトで出題される兼題は(基本的には)季語です。兼題そのものを詠み込むことがルールです。

◆季語深耕
●今年の秋櫻子忌7月17日は海の日ですね。W季語日!季重なり!(笑) 今回の兼題/秋櫻子忌を詠むにあたり、水原秋櫻子さんの俳句的の写生と短歌的な人間の感情を表す俳句を詠んでいたところを心がけて作句しましたが、忌日の季語は難しいですね。/chiro
○確かに難しいですね。まずは水原秋櫻子という俳人がどんな人物であったかを知る必要があります。

●秋櫻子忌という季語に出会って初日は、ひたすらウィキペディアで調べ、自分の無知に意識が向き、そのような句しか詠めませんでした。勘違いでなければ、今年の秋櫻子忌が37回忌です。 二日目、どうやって表現するかあまり考えられず、とりあえず日常の生活感と結び付けて句を詠んでみました。 3日目、秋櫻子の美意識に少しでも迫るには、自分が今まで見たものの中で、美しいと感じたもの、場所に行かなくてはならないと思いました。ああ、だから吟行という行いがあるんだな、と妙に納得しました。 4日目、秋櫻子に献杯するというテーマで詠んでみました。高浜虚子からはなれ、それでも多くの仲間を得て、それまでにない美へのこだわりを見せた秋櫻子ですから、神のようにあがめ、目指そうとするものは今も増えていくのでしょうね。37回忌の今年、多くの盃が秋櫻子にささげられると思います。 5日目、美しい場所と、神を祀る場所が重なってきました。自分の中で秋櫻子忌が一つの決着を見ました。 気が付けば一つの季語で14句。この後もっと増えるかもしれませんが、一つの季語をこんなに考え続けたのは初めてかもしれません。よい機会をいただきました。ありがとうございました。/播磨陽子
○まずは、自分なりの情報収集をしてみるところから♪

●松山俳句ポストの次の兼題 『秋櫻子忌』について 7月17日。水原秋櫻子の忌日。「紫陽花忌」「喜雨亭忌」「群青忌」とも呼ばれる。明治25年(1892年)10月9日に東京神田で生まれ、昭和56年(1981年)のこの日に、88歳で亡くなった。 と、松山の公式・投句募集要項のコメントにあるのが、全てを物語っている、と思う。 「紫陽花忌」「喜雨亭忌」「群青忌」・・・『秋櫻子忌』 俳人の忌日の季語とその種の事項をハイクることには、いろんな思ひがあるのだろうが、・・・・、  ぐずみなんぞは『群青忌』なんて語句を目にすると、まずは野村 秋介が思い出されて、・・・・。 とにかくそおいった言語背景の中で17音を、・・・・やり取りするといったものが「ハイク」(あるいは俳句)なんですよ、ネ。  だがしかし、波郷忌の時は、彼の没年にこだわるものがあって、それがゆえに松山のチョンボも見つけられたりもしたが、そんな気が起きるものは、此処には、何もない。・・・・・・・。  昭和56年(1981年)の7月17日に、88歳で亡くなった。  そうなんだ!19世紀のどん尻に生まれてきて、あのバブルの直前までを生きて、暮らせた、男!  なんか、え~~うそお!っていうか、1964年、日本芸術院賞受賞。1966年、日本芸術院会員。1967年、勲三等瑞宝章を受章。1978年11月18日には、昭和大学創立五十年記念式典で特別功労者として表彰され、・・・・・なんて読むと、・・・・・  ここには、講和条約や朝鮮戦争、<さらには>60年安保も70年の諸々も一切合切がものの見事に取り払われている。  当時、社会の動き方が不思議で不可思議で、どうしようもなく不明解であったが、・・・・、なるほどなあ、と目から鱗が取れたのは間違いない。  そうなんだ、これが、「戦前虚子と袂を別ち、・・・」と云々された漢の、戦後の軌跡なのだ、・・・、勲章とかの陰には、俳句の功績と宮内庁関係の功労とがどれくらに評価されているのかが、いまいち不明ではあるが、此処にもまた、戦後のこの国の歴史の一面、その20% くらいは説明できるものが並べられている、と思う。  6 / 2??2017 山崎ぐずみ ?/ぐずみ
●今回の兼題「秋櫻子忌」を見ても、さて全くイメージがわかない。仕方ないので、たまに見て頭の体操…のつもりが、記事の難易度で頭の格闘をさせられてしまう「週刊俳句」にて水原秋櫻子と検索。そして今井聖先生が書いた秋櫻子についての記事を発見。それを読み、野球もテニスも上手なスポーツマンであるのみならず、孫娘に変化球の握り方を教えるような野球狂と知りました。「いつか秋櫻子系の俳人同士の対戦で野球をやりたい」との内容で記事が締めくくられていましたが、いつか実現するのでしょうか。/うだじつ
●産婦人科医&俳人として確かな足跡を残した生涯に敬意を示したいとは思いますが、7月らしさが出せません。「秋櫻子忌」の響きも長すぎて難しい!/うに子
●ホトトギスにいた秋櫻子は、居心地が悪くなっていました。昭和5年ごろからでしょうか?素十と秋櫻子を比較し、客観写生という面では素十があっている」という虚子。最初の秋櫻子の傑作句集「葛飾」に冒頭に主宰者(この場合虚子)の文をのせなかったからかとかんぐりますが、秋櫻子の第一句集の「葛飾」を見せると「たったこれだけですか・・・底がつきましたか?」という虚子の反応。(昭和5年) 潔く、スポーツマン系の心をもった秋櫻子(俳句界の坊ちゃん・・夏目漱石・・・の主人公に 似ている秋櫻子には耐えられなかったのでしょうね。 古利根のホトトギス会の吟行で虚子に秋櫻子はホトトギスを辞めることを告げます。 その前にもいろいろありました。 昭和5年の虚子の 田植女の赤きたすきに一寸ほれた (ちょと)虚子 これで秋櫻子は虚子が俗であること、虚子が客観写生ばかり説いて、勉強をしないことに幻滅したと書かれています。(これは前々から思っていたらしいですが)。 逆に虚子は素晴らしいといえ、秋櫻子の美しい俳句、豊かな教養、医師としての地位に少々嫉妬していたのではと思いますがうがった考えでしょうか? 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり  秋櫻子 大正14年の作です。美しいとしかいいようがない句です。 しかも秋櫻子は病院長、教授(産婦人科)なども兼任していた。ホトトギスを離れ、馬酔木を作り、それから沢山の系統が出来た、それを送り出す寂しさもありながら、それはそれで仕方ないとうけとめ、ご自身はご自身の 主観写生を貫き、芸術の境地に達した。すばらしい兼題をありがとうございます。 少しでも秋櫻子先生に近づくために一生懸命俳句の道に励みたいと思います。 ものをまずじっくり見ることから。かんじることから。 /dolce(ドルチェ)@地味ーず
●今回の兼題を通して、否応なく虚子と秋櫻子の俳句観の違いを調べざるを得ませんでした。ホトトギスの虚子の傘下から思い切ってとび出した秋櫻子。俳句が類想を嫌い、オリジナリティを追求する文芸である以上、自分の個性を前面に打ち出すためには、選者の好みに迎合するのではなく、子供が親離れするように、時には師のもとを去ることもアリなんだと、教えられた気がします。自然は「なんでもアリ」、画一を嫌います。多様な自然に倣い、秋櫻子の勇気ある決断が、多様な俳句観が並立する、今日の自由な俳句界を生むきっかけになったことを思うと、秋櫻子の勇気ある決断に、尊敬と感謝を覚えます。/比々き
○多様性を否定することは、自ら墓穴を掘ることだと思います。

●秋桜子忌だと6文字で5文字でおさめたいのなら紫陽花忌にするべきなのでしょうか?兼題通りの言葉で読まなくてはいけませんか?/すそのきよみ
●「秋櫻子忌」「紫陽花忌」「喜雨亭忌」「群青忌」と色々ありますが、作るうちに、もっと字面や響きのイメージに寄り添ってもいいのかもしれない、と思えてきました。描きたい映像と言葉のリズムに合わせて、季語を選んでみましたが、このスタンスは間違ってないでしょうか。 /ツナサラダ
●「紫陽花忌」「紫陽花忌」「喜雨亭忌」「群青忌」とも呼ばれる、と書いてありました。「波郷忌」時の火曜日に「どれを選択するかは、その句の内容によって決定すべきです。単純な音数の問題ではないということです」と組長が書いておられました。ここでは句意を考え「紫陽花忌」で詠んだものを送りました。 また、そこでのみなさんの声によれば、季語が季節感をあまり表していず、季重なりの句もこれまで見受けられる・・ということでした。1回目、2回目の投句は季重なりにしませんでしたが、今回の一句は確信的に季重なりで挑戦してみました(あえて紫陽花と紫陽花忌の両方)。簡単な季語はないと思う今日この頃。/すりいぴい
●今回の兼題は「秋櫻子忌」です。私にとって忌日の季語での作句は波郷忌に次いで2回目となります。実際に作句してみると、忌日の季語は季語自体の季節感が曖昧なため、特に今回の秋櫻子忌は夏の季語にもかかわらず「櫻」に「秋」という春、秋を連想させる文字が使われており、句の中に何か夏を感じさせる描写を入れなければ季語自体で季節感を出すのが難しいなと感じました。そして、そういう難しさ緩和するために波郷忌(11月21日)には忍冬忌、風鶴忌等の冬を連想させる傍題があり、秋櫻子忌(7月17日)にも喜雨亭忌、紫陽花忌等のという夏を連想させる傍題があるのではないかと推察しています。/いもがらぼくと
○傍題の意味と価値をきちんと把握して、的確に使いたいものですね。

◆季語雑学部
●『喜雨亭忌』「喜雨」とは雨が久しぶりに降って植物が喜ぶ、五穀豊穣のために雨を喜ぶ、という意。「自選自解水原秋櫻子句集」(白鳳社刊 昭和43年刊 )に秋櫻子が書いているところによると、秋櫻子は自分には医者が向いていないと思いつつ家業なので医者になったという。雨だと患者が少なく、原稿書きができるので嬉しい、締切間際には雨を祈り、雨がふれば喜んだ、ということから、自分の家を「喜雨亭」と称した。戦災でその病院が消失すると、病院を再建する熱意はないとあきらめ、俳句に専心することにしたという。/真繍
●秋櫻子の別号、「喜雨亭」は、八王子の住居に由来しているが、「水原秋櫻子自選自解句集」に喜雨亭を詠んだ句が2句あり、一句は「喜雨亭に佳き酒にほふ年の暮」である。秋櫻子は、酒が飲めなかったようだが、竹原市の中尾文嶺から年末に贈られる「誠鏡」は少し飲めたらしい。年始客の石田波郷や村上厳は随分と飲んだらしい。/重翁
●秋櫻子の忌日の紫陽花忌は、辞世の句「紫陽花や水辺の夕餉早きかな」に因んでいるが、その根底に秋櫻子の随筆「十二橋の紫陽花」があるようであり、中古本を買って読んでみた。「濯ぎ場に紫陽花映り十二橋」の秋櫻子の句が、後日、俳壇で秋櫻子は空想の句を作ると喧騒されるが、句作当時の東大俳句時代は、写実派の素十と空想の景も取り入れた構成派の秋櫻子がわだかまり無く議論していたと秋櫻子は振返っている。/重翁

●群馬県みなかみ町の奥利根の水源域にあたる照葉峡には、水原秋桜子氏がそれぞれに潜龍の滝、岩魚の滝、白龍の滝、山彦の滝、翡翠の滝、木霊の滝、つづみの滝、不断の滝、時雨の滝、木の実の滝、ひぐらしの滝と命名した11の滝があります。/山香ばし

●俳誌として初めて投句用紙を巻末に付けたのが、「馬酔木」だったそうです。投稿家が多く、まちまちの用紙だと整理上手間がかかるので合理化のため、水原秋櫻子と編集部で考案したそうです。/紅の子

●兼題、秋櫻子忌にどう取り組んだら良いものか悩ましいく…水原秋櫻子をネット検索しておりました。さいたま文学館にて平成25年に水原秋櫻子の企画展が開催されたと知りました。埼玉県とも縁が深かったそうです。さいたま文学館のHPからこの企画図録「近代俳句の革命児・水原秋櫻子」を取り寄せる事ができました。ご興味のある方は、下記URLご覧になってください。 http://www.saitama-bungakukan.org/?page_id=127 資料を手にしても俳句がポンポンできるわけではないのですが、私の中に何かに残れば、それはとても有り難いご縁だったと思えます^_^/紅の子

●ブログ記事「革命前夜のアスリート/今井聖」で、加藤楸邨とのラリーが続き、日暮れても試合が終わらなかったという記事を読んで、運動神経も体力も備えた方だったんだなと驚きました。そして、  「啄木鳥や落ち葉をいそぐ牧の木々」(水原秋櫻子)  「木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ」(加藤楸邨) これもまた美しいラリーではないかと感じました。/小川めぐる@チーム天地夢遥

●秋櫻子という人物について、何も知りませんでした。 せっかくお題になったので、本を買って調べてみました。 そしたら、なーんと。秋櫻子さんの足跡が、身近にたくさんあることを、発見しました。 東大病院、潮来の十二橋、小机手前の鶴見川、神田三崎町などなどです。相変わらず知らない人のままですが、ちょっとだけ親近感がわきました。/上里雅史
●わたしの職場は、横浜線の鴨居というところです。隣の駅が小机です。鶴見川と横浜線が、平行して走っています。河原や後背湿地にあたる平坦な部分は、今も畑です。秋櫻子さんのころは、田んぼだったようです。 メタボのわたしは、鴨居と小机の間の鶴見川にそって、散歩をよくしています。秋櫻子さんも、この同じ景色を(鉄道から)眺めていたのだなあ、と思いました。/上里雅史
○時空を越えて、秋桜子に触れることができる。土地の力というものを改めて思う今日この頃。

◆俳句文法研究部
●「俳句文法研究部」ひでやん様。いつも勉強させて頂いています。先日も「愛ず」ではなく「愛づ」だと知って驚いたところでした。方言についてもこんな事がありました。 中村汀女に「あはれ子の夜寒の床を引けば寄る」を読んで 私は「床を引く」を方言の「床を敷く」の意味と解釈しておりました。子供の床を敷くと子供が お母さんに添い寝をねだって寄ってくる 微笑ましい句だわぁ・・と。後にこれは子供の床が少し離れていたので 自分の床の方に引いた句だと知って ひとり笑いました。気が付かないでいる方言もあるって事ですね。はまゆう/はまゆう

●俳句文法研究部 秋櫻子は万葉調で詠んだということですが、文語文法といっても、奈良時代あたりから江戸時代まであるわけで、その間に言葉にも様々な変化が起きていて、学校古文で習うような、万葉の日本語と芭蕉や一茶、蕪村の日本語では違っています。だんだんと現代の言葉に近づくわけです。その時代時代で変化しているので、文法は難しいと思われるんでしょうね。/ひでやん
○おっしゃるとおりです。言葉が生き物である以上、文法もその変化にしたがってカタチを変えていきます。

◆添削という名の杖~♪
●先日、白靴の兼題の時に質問と合わせて >句を手直しするプレバトみたいなコーナーがあるといいのになと思ったりします。 と送ったのですが、すみません、見逃してました。 既に「添削という名の杖~♪」というコーナーがありましたね。 天地の句は私でもはっきり、全然違う素晴らしい句だと思うのですが 人と並の差がまだよくわかっていません。 このコーナーを参考に精進していきます! /紙威
○今週は、ちと時間に追われておりまして、添削コーナーお休み。ご了承のほど。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●季語は時代時代で変わって良いものでしょうか?/抹香鯨
○勿論、変化していきます。拙著『絶滅寸前季語辞典』『絶滅危急季語辞典』、興味がありましたらどうぞ♪

●忌日にちなんだ季語はよく理解できませんでした。/「ひなた県」一之進
●忌を詠むことの難しさ どのように取り合わせていくと良いかいつも悩みます。 お教え下さい。 /えっちゃん
●兼題が難しいです!何かヒントになるものがあれば・・・嬉しい(^o^)/☆かよ☆
●だんだん兼題のレベルが高度になってきているような気がする。/こま
●忌日の俳句は意外と難しい。/たけ爺
●秋櫻子忌という兼題は俳句初心者の私にはとても思いつかないので、その時期の句ということで考えてみましたが、そういうやり方でいいのか良く分かりません。 もし見当違いなら、すみませんでした。/のぶ子
●今回もまたお世話になります。ほらきた、秋櫻子忌。忌日系は難しーわ。/まめ小路まめ子
●…………忌はかなり、むずかしく、あったこともないのに想像です。どう挑戦すればいいかわかりません。/たなかれいこ
●いつもお世話になっております。 今回もよろしくご指導お願い致します。 「秋櫻子忌」と言う兼題は、馴染みが無く難しかったです。/小鞠
●今回の季語を、夏として限定しなければいけませんか?忌日の亡き人に、想いが移ってしまったがダメでしょうか?/富樫 幹
●とかく難しい兼題であった。紫陽花忌は、そのほかにも林芙美子の忌もあたるとのこと初めて知った。 まとにかく作ってみようと試み二つのものができた。できは自分にはわからない。 木好/木好
●忌日を使う句は難しいです。でもこういう機会でないと、この季語は使わないので勉強になります。なにより秋桜子の句についていろいろ考えながら読むことができました。とは言え出来はイマイチなので、もっと勉強します。/野々村
●「何々忌」という季語をの場合、その人をイメージして詠まなければならないのでしょうか。/誠
●秋櫻子忌などは私には難しすぎる。/大三郎
●秋櫻子忌のような季語を読むときに何か決まりはあるのでしょうか? 難しすぎて悩みます。 /竹春エリザベス
●秋櫻子忌難しい?!でも秋桜子さんってどんな人だったんだろう?とか、昔に亡くなった人の忌日を詠むというのはどんなスタンスだと面白いんだろう?とか、昔の全く知らないおじさんの死というのは、情緒的になりすぎても嘘だよな・・・だけど、知らない!と言い切ってしまうのはなんだかつまらない。とか。 その中間の、日常を切り取って、ああ今日は秋櫻子忌か、と思い至る感じが自分には合うのかな、と思って想像をひねくりまわして、なんとか2句作りました。 なんとかあと、2句、ひねり出したいと思います。/ツナサラダ
●初めて忌日の季語に挑戦しました。兼題でなければ、考えもしなかった忌日の俳句でした。とても勉強になりましたが、投稿した句が俳句になっているのだろうかと、思案中です。ずっと「しゅうおうしき、しゅうおうしき…」と考えていたら、「聞き倣し季語」を思い付いたので投稿します。/花 節湖
●偉大な俳句聖は、その没年・没日まで後生に詠んでもらえるのですね。一番の供養だと思われます。/榊裕江子
●兼題の波郷忌を参考にして見直しながら句を作りましたが、とても難しくて悩みました。/三輪佳子
●組長こんにちは! 今回の兼題のように〇〇忌という季語がいくつかありますが、12音とどうやって組み合わせたらいいのでしょう? 今回でいうと、水原秋櫻子の雰囲気とか、作品とかをイメージするといったことでいいのでしょうか? よく分からなかったので、とりあえず逃げてみました(笑)/天野姫城
●こんにちは。忌日の季語は何を詠んだらいいのやら…と思いながらも、俳人の様々なことを知ることができる素敵なチャンスですね。/出楽久眞
●このたびの兼題で、忌日俳句というものを初めて知り、手探りで三句投稿しました。忌日は、俳人やその句を知る良い機会になるのですね。付け焼刃の勉強ですが、積もれば山としたいものです。/山内彩月
●秋櫻子忌の季語ですが7月17日ごろは何をしているかを考えてつくればいいのでしょうか?/蓮の実
●今回の兼題は忌日という事ですが、悲しい・寂しい句を詠む方がいいんでしょうか? /紙威
○水原秋櫻子という俳人の人生や業績をイメージの核として、発想を広げていくしかありません。追悼句ではないので、寂しい悲しいに拘る必要はありません。

●久々の投句です。久々の兼題が秋櫻子忌。忌日俳句は難しい、特に俳人のは、と感じます。その方の句のイメージと無縁の俳句という訳にはいかないし、引きずられ過ぎはダメ。俳人のイメージを同じ俳句で表現して、大家に敵う訳もなく。で、今回の秋櫻子忌。例句を探しても、傍題の喜雨亭忌とか紫陽花忌が目立ちます。確かに、俳号に忌を付けた言い方ではない忌日題を偉大なる先達はお持ちです。しかし、私ごときが、大4Sの号を差し置いて別の号で忌日を詠むのも、秋桜の名を差し置いて紫陽花で忌日を詠むのも、まことに不遜。ここは秋櫻子忌で勝負!と心を決めた次第です。/可不可
●俳人など有名文化人の亡くなった日を季語として詠む難しさとはなにか。それは、単にその人に対する知識量だと思います。俳人忌は季語にしては珍しく「人物」に焦点を当てた季語。その人に対する後世の解釈や概念、作風や性格のイメージなど詠み口はたくさんあれど、全てはやはりその人を知ることから。難しい難しいとは言え事は単純なのだとも思います。/安達竜胆
●忌日季語の季語として成り立つ線引きとはどこにあるのでしょうか。誰々の忌日を季語にしようとして、誰かが決めるのか、それとも著名な俳人が忌日を詠み込むことで、季語として初めて認識されるようになるのか、またそのネーミングを決めるのは誰なのでしょうか。/山香ばし
○「著名な俳人が忌日を詠み込むことで、季語として初めて認識される」というのが一番近いでしょうか。誰が決めるでもなく、自然発生的に落ち着いてくるという感じ。自分が死んだらと、言い残す人もいたらしいですよ。

●「秋櫻子忌」を読むにあたり、今回は、まず、秋櫻子の作品にじっくり触れて詠もうと思いました。その過程で、秋櫻子の句や、人となりを知ることができ、私にとって、とても貴重な体験となりました。ありがとうございました。/花伝
●水原秋桜子の句をネットで読みましたら 響きの美しさや情感にうっとりしました。私自身は混迷中で幾つか作ってもどれをえらんでいいのかわかりません。/空 春翔
●兼題『秋櫻子忌』とあったら、句を作るときは傍題の紫陽花忌や喜雨亭忌で俳句を作ってもいいのでしょうか?いつもそこで考えます。/松尾千波矢@チーム天地夢遥
●「秋櫻子忌」「群青忌」「紫陽花忌」「喜雨亭忌」のどれを用いるか、音数だけではなくそれぞれの表記の醸し出すイメージなども考えてしまい、とても難しい季語でした。 「秋櫻子忌」には夏の季語であるにもかかわらず秋の気配を感じるような気がし、「群青忌」では色のイメージが、「紫陽花忌」では色と雨のイメージが、「喜雨亭忌」では雨を喜ぶ気配が感じられる気がしました。 「みちのくに口伝の秘仏群青忌」という句を作ったのですが、下五に秋櫻子忌ではなく群青忌を置くことで「秘仏」が「群」とつながって、「秘仏がいくつもある」感じにならないかと考えてみました。/亀田荒太
●秋櫻子忌、喜雨亭忌、紫陽花忌、群青忌。どれをとっても美しい言葉ですね。自分には水原秋櫻子という俳人を句に生かせる自信がなかったため、詩的で美しくあることを意識し「喜雨」や「紫陽花」などの言葉に頼って作りました。/桃猫雪子
○傍題の美しさは、いかにも秋桜子らしい味わい。

●「秋桜子忌」を字余りでそのまま使うか、助詞を足して7音で使うか、そこから悩みました。 流れの良さ、リズムというのは、悩み出すと迷路に入り込みます。/一呆堂
●「秋櫻子忌」という6音が兼題の場合、中七に入れるのが定石なのでしょうか? 上五で字余りにしようとしても、ただ置いただけになってしまう気がしました。/鴎音クル
●今回のお題「秋桜子忌」の句を作るにあたって、 中七に秋桜子忌を入れようと考えました。 以前のお題「波郷忌」の入選句を見ました。 蝉丸忌、草田男忌、河童忌、業平忌、去来忌などの例句を調べても、ほとんどが上五か下五に配置されていたので、敢えて中七に入れようと。 で、やってみた結果、難しくて量産できず、 結局上五か下五しか浮かびませんでした。 みんなそうなのかな。/有瀬こうこ
○この試み、練習として大いに推奨します。

●「季語が動く」についてですが、前回も書きましたように、できるだけというかこの季語がベストである(あるいはベストの1つである)ことが基本かと思いました。他方、評価の高い本サイトでの過去の句で、「これは他の季語でもいいんじゃない?」などと不遜なことを思ったりもしましたが、ある時、あっ、と気付いたものがあります。結びついているではないか、と。これは私の季語の掴み方、知識、感性の不足からきたものであり、やはり季語と他の部分がちゃんと結びついていたと思い直しました。自戒。すいません・・。/すりいぴい
●忌日の句は難しいです。 以前の波郷忌の時に、人選の固まりと並選の固まりを比べて良し悪しの差が分からなかったという不思議な体験をしました。後にも先にもこの時だけです。/GONZA
●苦手の忌日句。波郷忌ではお手上げだったので今回は・・・と思ったのですが、難しいです。秋櫻子さんを調べ、波郷忌の火曜日、金曜日を読み返してなんとか読みましたが自信なし。 美しい言葉、情景、思い溢れる俳句界にもちょっと怖い世界もあったのですね。自分の進む道へと堂々と反旗を翻した秋櫻子さん。こういう事があって今のような多彩な俳句が作られるようになれたのだと思いました。評価を気にせず、自分の作りたい句を作る。さなちゃんの言葉をまた思い出しました。/あまぶー

●今回の兼題の水原秋櫻子。名前ぐらいしか知らず、図書館のお世話になりました。漢字も旧字が多用され、漢和辞典と老眼鏡が手放せませんでした。調べた漢字や言葉、彼の俳句の特徴などメモする内に、自分の中に新しい世界が生まれたようです。/アガニョーク

● 炭団の火ほろり崩るる喜雨亭忌 /ウロ   「タドン」を「昭和」を象徴するコトバとして使いたいのですが、季重なりです。  弔慰句は季語の重なりが許されるということのようですが、「重なり」が、 ① 同じ季節なら問題ない。 ② 別の季節でもかまわない。 ③ 廃れた季語なら問題ない。 ④ 制限なく使用できる。 ⑤ 弔慰句も一般の俳句と同じで、そのような特別の扱いはしない。 などいろいろなケースがかんがえられます。どれが正しいのかお伺いたします。 /ウロ
○どれが正しいというよりは、どのケースにどの答えが出てくるかを個々に判断すべき問題かと思います。今週の記事に、何らかの答えを見つけ出していただければ幸い。

●NHK俳句2017年6月号の、六角成分図のお話し、とても興味深く拝読しました。忌日の季語にも触れていましたね。また、ある季語が持つ要素、例えば「雷」であれば、聴覚以外の情報を入れること、他方で聴覚を強化する方法もある・・と。放送では「青嵐」において、さらに別の音を重ねる勇気、ともおっしゃっていたのはこのことでしょうね。/すりいぴい

●ン十年前、大学の卒論を万葉集の大伯皇女の歌で書きました。秋桜子も万葉集の研究にゆかりがあることを知り、ほんの少しの親近感。「磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありと言わなくに」は大伯皇女の歌。秋桜子の「馬酔木」はこれと関係あるのかなぁ。季語との出会いとともに、まだまだ調べてみたいことが沢山です。/出楽久眞

●昔水原秋櫻子先生が埼玉県春日部市の個人病院へ週2回ほど診察に来ていたことを今回初めて知り 古利根や庄内古川で吟行されたことから とても古利根が身近に感じられました/水夢(スイム)

●実は、今回の兼題挑戦を期に、初めて水原秋桜子の俳句をじっくりと読みました。 思えば、往年の有名俳人の句をちゃんと吟味したことがなく(あの芭蕉の句ですらも…)、自分の俳人としての浅はかさを噛み締めた次第です(涙)。夏井先生の句は、ちょくちょく探したりしていましたが…。 また時間を見つけて、名句探しの旅に出ようと思います。/多々良海月

●俳句を始めて4ケ月、水原秋櫻子さんの句と最初に出会ったのは『20週俳句入門』句例と≪今週の暗唱句≫である。人物を知るわけでは4句を暗唱した。 今回の投句に際して調べ、医に貢献した方であることを知る。 この兼題で詠むことは、俳句初心者には難しい、というのが率直なところ。/天晴 鈍ぞ孤
●およそ3ヶ月前古本屋で「日本大歳時記/講談社」を手に入れた。監修筆頭が水原秋櫻子。初版が昭和58年1月なので没後1年半、秋櫻子晩年の大仕事の一つだったのではないだろうか。美術が好き、美しいものを美しいと提示する。その片鱗が見える大歳時記となっている。カラー図説と銘打っていることもあり数多の写真、図及び日本画が掲載されている。装丁もすばらしい。もちろん例句は彼の眼鏡にかなったものだろう。/としなり
○本サイトは、講談社『日本大歳時記』を底本としております。私も愛用の一冊です。

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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