俳句ポスト365結果発表

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  3. 夏越

第174回 2017年6月15日週の兼題

夏越

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

逆ひて石に抱きつく形代も
Kかれん
越の夜男ら呑みに行くといふ
Kかれん
なつはらへ子を堕ろすのは罪ですか
ウェンズデー正人
川縁に藻の山乾く夏越かな
ウェンズデー正人
茅の輪くぐり乳のにほひのたちもどる
ウロ
ごんごらごんごら流れ込むひと大茅の輪
ウロ
いつからか父の指示なき茅の輪くぐり
かみつれ
形代の足折れている回覧板
かみつれ
夏越かな巫女を募集の大社
ぎんやんま
篝火に巫女のまどろむ夏越かな
ぎんやんま
やわらかき老骨茅の輪くぐりける
くさぐき
今夏越し年越し迄と癌に告ぐ
くさぐき
同じ顔つぎつぎくぐる茅の輪かな
くらげを
湯へ行くと言つて夏越の輪の彼方
くらげを
寅年が何を恐れる夏越かな
けいやん
消防署の暦に夏越書かれたり
けいやん
夏祓奏でる如く手話の彼
しょうき
山彦や無事半年を夏越なる
しょうき
手水舎に天狗の背か朝夏越
しろ
手の中の五円玉ぬるくて夏越
しろ
くぐりをへ星近くなる夏越かな
すりいぴい
隻腕の袖なびきたる夏越かな
すりいぴい
禍事を抱きて形代沈みけり
とおと
川下は常世へつづく御祓川
とおと
夏祓天丼食べて帰らうか
どかてい
あをのまた際立つ雨の夏越かな
どかてい
夏祓い香具師に詳しき作法かな
トポル
夏越の輪風にイカ焼き三回り目
トポル
禁中へ夏越の馬は疾走す
はまのはの
ぬばたまの杜を夏越の祝詞かな
はまのはの
旅先の小さき茅の輪潜りをり
ヒカリゴケ
金星や夏越の空の琥珀色
ヒカリゴケ
「芽の輪へ行つてくる」それつきりの父
マカロン
今年は不細工の芽の輪潜るなり
マカロン
夏越をへ光を集む水たまり
まどん
水たまりの縁を列なす夏越かな
まどん
夏越の輪先で待つてる車椅子
まめ小路まめ子
夏越の輪人飲み込んで人を吐く
まめ小路まめ子
茅の輪潜らば羽と展かん肩甲骨
めいおう星
風の神どつと潜るも夏祓
めいおう星
吾の病形代をはみ出さないか
ゆきたま
結界の外に議員が待つ茅の輪
ゆきたま
えり足の水白粉や夏越祭
ラーラ
水清き里の夏越の祓かな
ラーラ
境内の茅の輪くぐりて境内へ
ららやにほ
大祓水は地塊をくるといふ
ららやにほ
三代の氏子のくぐる茅の輪かな
葦たかし
神紋は折敷三文字夏はらひ
葦たかし
胎の子へ青青匂ふ茅の輪かな
伊奈川富真乃
形代の半身の濡れて重さうな
伊奈川富真乃
夕風に茅の輪をくぐる野良帰り
一宮寅五郎
おとり鮎供えて村の夏越かな
一宮寅五郎
夏越の夕鏡の底に海がある
可不可
ずぶ濡れの夏越や黄泉は水のにほひ
可不可
後れ毛を咢と覚ゆる夏越かな
霞山旅
回遊魚の所作もて茅の輪巡りゆく
霞山旅
夏祓ひ誰も神の名を呼ばぬ
灰汁
千年と釣りあふ沈黙夏祓ひ
灰汁
鬼積みし石段となむ夏越宮
樫の木
青龍のごとく夏越の祝詞かな
樫の木
俳号をしたため流す夏越かな
将門に睨まれくぐる夏越かな
叶@東京、神田明神は三ノ宮にあの祟り神、平将門を祀る事で有名。
夏祓へ桃頭島へ漕ぐ平田舟
香壺@桃頭島(とがしま)
百歳に椅子用意して夏祓
香壺
柏手の揃う夏越の兜町
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
羽ばたきのごと幣鳴らす夏越かな
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
茅の輪躓かんよう支えたるがな
司啓
形代忘るファミレスの窓際に
司啓
茅の輪くぐりのなかで迷子になつてゐる
耳目
さざなみのやうに夏越の朝を掃く
耳目
夏越の祓へ空は枯れてゆく
酒井おかわり
夏越の祓ふつうに陽が沈む
酒井おかわり
レジ袋提げて夏越の輪をくぐり
出楽久眞
禰宜の手のあをくにほへる夏祓
出楽久眞
夏越なる型紙抜いて後の紙
初蒸気
コロツケ五十円夏越のアーケード
初蒸気
手水舎の蛇動かざる夏祓
小泉岩魚
双手より青き香の立つ夏祓
小泉岩魚
神前の熨斗紙に砂夏越祭
小野更紗
蹠より剥がす砂粒夏越祭
小野更紗
ゆったりと落暉の通る夏越しの輪
正木児童
一隅に荒草在りし夏越の輪
正木次郎改め正木児童
本殿の大きく見ゆる夏越かな
西山哲彦
石畳少し凹みて茅の輪かな
西山哲彦
茅の輪のち泉鏡花の筆塚へ
西川由野
夏祓昏きに迷子しらせ石
西川由野
蟲掃いて午前零時の夏越かな
青萄
夏祓フクロウ神社に新宮司
青萄
巫女鈴の雲を空けたる夏越かな
石川さん子
夏祓へと青空の色の傘
石川さん子
茅の輪くぐり一歩近づく夕星に
雪うさぎ
夏祓水うつくしき国にゐて
雪うさぎ
夏越祭たとふるならば死後のこと
前田和男
海風の来てゐる杜や夏越祭
前田和男
雲切れて射手座現る夏越かな
蒼鳩
岩絵の具碧を溶きたる夏越かな
蒼鳩
死ぬるかもしれぬ人抱く夏越かな
大塚迷路
身の丈に合うた茅の輪でありにけり
大塚迷路
御座舟に氏子七人夏祓
辻が花
橋いくつ潜りて千住夏祓
辻が花
みちのくの棚田の村の茅の輪かな
田村幸之助
潮騒や茅の輪抜けゆく作業服
田村幸之助
夏祓宮司の肩の鳩の糞
桃泉
相撲とりの為に作りし茅の輪かな
桃泉
喉ごしで喰わすうどんや茅の輪祭
豆闌
男山下る夏越の七曲り
豆闌@男山は、京都の石清水八幡宮のある山です。
夏祓すませた足で先斗町
白鳥国男
形代に幸子とあるもあはれなり
白鳥国男
真鍮の束子に鱗夏越祭
百草千樹
まやかしの札売る男夏越の日
百草千樹
虫食いの本家の系譜撫づ夏越
豊田すばる
夏越来て出張禰宜の朱バイク
豊田すばる
縁切りのついでに茅の輪潜りかな
抹茶金魚
夏越なり円き明日へ歩み入る
葉音@チーム天地夢遥
北京語の微かに響く夏越かな
葉音@チーム天地夢遥
メントール色の朝風夏越かな
理酔
子が二人夏越祭のアラブ人
理酔
村夏越巫女へ縁談持て来る
璃当
千歳には九百足りぬ夏越けふ
璃当
雨降れば草の香りの夏越かな
dolce(ドルチェ)@地味ーず
雨上がり青き茅の輪の香をくぐる
かるかるか
雨止みて夏越の夜の星白し
真繍
呑むごとに茅の輪の口の笑ひけり
花屋
形代を敷きっぱなしで出勤す
あい琶
夏越終ふ明日は健康診断日
さるぼぼ@チーム天地夢遥
母笑みてひとに戻りたまふ夏越
ひむか
笛の音や夏越の星となりゆけり
まさこ
亡き父の手帳から落つ祓草
ヤマボー
茅の輪出て妻の背中に何か言ふ
魚ノ目オサム
算額の板目のしろき夏越かな
剣持すな恵
夏越来と茅の匂ふ男衆
江戸人
夕星や夏越の風の神楽坂
香野さとみ
綺羅綺羅の名乗せ形代流れゆく
三重丸
白き湯に浸かりて夏越禊とす
山香ばし
形代にシロ十二歳雌家族
四丁目
夏祓術後三日目の放屁
志保川有
千年の夏越灯すやまほら風
紙威
石段を三度見上げて夏越かな
時雨
権禰宜は孫二十人夏祓
上里雅史
夏越や黒髪はさう神のもの
城内幸江
絵日記の夏越は円を先ず描く
石川焦点
私はまだニンゲンで茅の輪前
蝶番
夏祓神事の後の津軽三味
津軽ちゃう
紐解けば姦淫とふ字夏祓
津軽わさお
ヘルパーとしてくぐりたる茅の輪かな
都乃あざみ
夏祓三山の風集ひけり
都乃あざみ
勾玉の胎児とくぐる茅の輪かな
桃猫雪子
夏越祓しゃがんで正す蝶結び
桃福
夏祓臭ひを立てて水逝けり
内藤羊皐
八雲立つ夏越の祓水清し
猫愛すクリーム
国生みのかたちに廻る茅の輪かな
比々き
白神の森の水音夏祓
富山の露玉
風伯の息は櫨染夏祓
凡鑽
天竺の敷布靡ける川祓
福良ちどり
夏越の夜ほうほうと御霊おいでなる
野々りんどう
光秀の本陣近き茅の輪かな
有瀬こうこ
夏越祭水のごとくの素拍子
李子
茅の輪編む禰宜は赤子抱くやうに
理子
幣ゆれて夏越の空をたたみをり
緑の手
ドラマーの健二も来たぜ夏祓
鈴木麗門
懇ろに濯ぐ黒髪夏祓
24516
雨あがり夏越の古唱太からず
248ゆきち
氏かわり氏神かわる夏越かな
chiro
日沈の宮に日沈む夏越かな
GONZA@ひしずみのみや 出雲大社の先の日御碕神社です。
轟々たる茅の輪の先の堂しずか
Julien
ふうわりと御簾透く夕の夏越かな
TAKO焼子
鍵束を嗅ぎて夏越の兄たちは
Y雨日
浅沓の躓きそうな茅の輪かな
あいむ李景
萱そよぐ川原の茅の輪づくりかな
アガニョーク
今にとぞ転げ行きそな夏越しの輪
あけび庵
狭庭にも夏越の桃のかおりなり
あさり
夏越や真菰が匂う星明かり
あすなろ
赤坂の小さき森も夏祓
あつちやん
嗽ぐ水清らなる夏祓
あつむら恵女
人喰った鴉夏越の畑の上
あまぶー
車椅子二十の列や夏祓
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
狩衣の袖も膨らむ夏祓
いまいやすのり
ホイリゲを三つまわりて夏越かな
うじょう@ホイリゲはウィーンなどオーストリアでみられる野外のワイン酒場です。とくに形式に決まりはないようですが、蔦の絡まるような小さな門に杉玉ならぬ松玉を下げているところが多いです。
当たり棒ふたりで舐める夏越かな
うに子
浅沓に日射し集まる夏越かな
お気楽草紙
朝の風夏越にひらく蕾あり
かすみ草
夏越終え明日は新しきワイシャツ
かつたろー。
しんしんと星は夏越の海を統ぶ
かまど
味噌少し足して夏越の夕餉かな
かま猫
幣ゆらす夏越のきつね日和かな
かもん丸茶
形代のふと生臭き夕べかな
ギボウシ金森
なんとなく並んで夏越終へにけり
クズウジュンイチ
輪の向こうアルプス白き夏越かな
ぐべの実
釉薬の翡翠を愛でて夏越かな
けら
遠洋へ明日発つ夫の背や夏越
このはる紗耶
濡れた手を再度合はせる川社
こま
葉の落とす影も流るる夏越かな
こまめ
円錐に鉛筆削る夏祓
さきのジジ
夏越の祓根岸のネオン街
さちよ
乳張りて夏越の朝の膳を出す
さとう菓子
藍白の空にあかほし夏越しの朝
しかもり
折鶴の百羽数える夏越かな
じゃすみん
折鶴も流れ夏越の祓かな
すえよし
すみれ色流れる川や夏越かな
せつ華
水無月の頂食みて夏越の儀
せり坊
あおぞらとちいさなとりとなごしかな
たくみ4才
ひと来れば川音豊かなる夏越
たま
巫女舞へ白金の陽のさす夏越
たんじぇりん金子
膝痛の右よりくぐる夏越かな
たんと
株主総会社長夏越の菓子語る
ちびつぶぶどう
銀の鶴羽ばたかん夏越の空へ
ツカビッチ
夏越の祓甘味どころの舞妓かな
つつ井つつ
電気治療終へて夏越の禰宜となる
でこはち
闇棄つる輪の奥も闇夏越祭
テツコ
老杉の紙垂濡れそぼる夏越かな
てまり
パンドラの箱の鍵穴めく茅の輪
ときこ
夕風に巫女のこはぜや川祓
としなり
笛の音の層なす川面夏越かな
としまる
池の亀夏越の祓見ておりぬ
とりとり
夏越の夜知己とあうんの縄のれん
ナタデココ
輪くぐりの烏帽子連なる夏越かな
なみは
絽の帯をしめて夏越の神事かな
ねぎ坊主
かがり火にゆらぐ鐘の音夏越かな
ねこじゃらし
あんぐりと邪気丸呑みす茅の輪かな
のら
ど真ん中狙ってくぐる夏越かな
パオ
茅の輪前巫女へ差出す翻訳機
パッキンマン
門灯の球入れ替える夏越かな
はまゆう
海鳥が船のあと追う夏越かな
はら美華子
仄いて君が夏越の鈴を振る
ふくろう
江戸切子なみなみ注いで夏祓
ふぢこ
こぼれゆく雨の夏越しや長寝せし
ふっこ
神馬のたてがみよぎる夏越の風
ふわり子
かまきりの所作なり禰宜の夏祓
ヘリンボーン富樽
予後のあし玉砂利を踏む夏越かな
ほしの有紀
まだ誰も通らぬ茅の輪潜りたし
ぽろたま
陽の余熱のこす茅の輪に触れくぐる
ほろよい
長老の教える手順夏越かな
マーペー
神鶏の啄む先に茅の輪かな
マオ
一列に夏越の禰宜の白き傘
まち眞知子
夏越終え肌身に結ぶ公用旅券
マテバシイ
日本酒を下げて夏越のくぐりたり
まゆ熊
空細き社の杜や夏祓
みくにく
玄関をどんと夏越の朝の風
みさきまる
神楽坂夏越の杜に三味の音
ミセス水玉
押され行く夏越の祓雲白し
みなと
とうりゃんせとうりゃんせ夏越の蟻
みもうさ
夏越おえより道せずときめたはず
み藻砂
世捨て人夏越や猫にいりこやる
むすびめ
わたつみの風の雲掃く夏祓
もせきのこ
夏祓ひまた降りそうな一の宮
もりお
夏越の宵静臥の母の箸緩し
やっちゃん
透き通る水ありがたき夏越かな
やまぶき
夏越祭抱かれし子の腕まろし
ゆすらご
水底にひかり夏越の安倍の市
よあけの晩@「安倍の市」駿河国のどこかにあった市。詠み込まれた歌が万葉集にある。
病院へ帰る茅の輪は遠ざかり
らくぼ
ふるまいの酒でしめたる夏越祭
らびっと
神木より真直ぐな風や輪越祭
れっどべりー
形代にあだ名書き足すほど嫌ひ
阿武 玲
別の夜へ口を開けたる茅の輪かな
伊藤欣次
色町の果ての茅の輪を立てにけり
井上じろ
一錠の薬転がる夏祓
一咲ふゆか
朝一を告げるおんどり大祓い
一泉
母の声聞こえそうなる夏越かな
一走人
折れば立つ一葉の紙夏祓
一斗
名がすでに滲む形代流す祖母
卯辰
現し世に半身残して茅の輪入る
越佐ふみを
人形の孕みて太き夏越かな
遠音
青空や夏越の神子の赤袴
何田三等か
夏越会やこどもの口は一文字
花伝
豊御酒や巫女の手清らなる夏越
花南天anne
夏祓出た出た爺のどつこいしよ
華女
鳶職の柏手高き夏越かな
海風
夏越やぞダンボール箱片付けや
灰色狼
残照や褪せた形代流れ着き
灰田《蜻蛉切》兵庫
泥酔す友に肩貸す夏越の夜
街麦
来年も母と夏越を祓うはず
笠原 理香
茅の輪くぐり鼻息ふわとふくらみぬ
瓦すずめ
大茅の輪越しの拝殿鎮もれり
紀和やよい
夏越祭祝詞の背より川の音
軌一
旅役者其の地その日の夏越祭
輝久
石段のさきは夏越の低き空
亀田荒太
御祓いして不動七重のしぶき抱く
吉や
夏越の息したがえり跨線橋
吉澤 睦美
氏子らの茅の輪括れば蝶結び
久我恒子
一礼しくぐる茅の輪の香の若き
宮﨑紅清
佳き顔の吾が子夏越の祓ひ受く
金子加行
遺言書を書き終へくぐる茅の輪かな
吟 梵
まちに字隠田のあり大祓
君島笑夢
夏祓帰る車中でビートルズ
群馬の凡人
夏越の風ふうわり紙垂と胎動と
桂花露香
夏越かな安本丹(あんぽんたん)を仕舞いにす
桂奈
ひとひらのやまひ流れて夏越かな
月の道
ベビーカー酉の鈴揺る夏越かな
月見草
山の上の星まで濡れる夏越かな
江戸川青風
狩衣に樟脳かほる夏祓
香舟
故郷や夏越どろりと過ぎてゆく
黒部クロベー
夏祓くぐる青さの向こう側
佐山夕子
対岸の夏越の波の暗がりへ
彩楓(さいふう)
人形の吾の眼吾を見る夏越かな
斎藤秀雄
夏越かな蘇民門符は男文字
斎乃雪
みしみしと背骨伸びゆく夏越の夜
月光仮面二人でくぐる茅の輪かな
桜井教人
芙蓉峰仰ぎ遥拝夏祓
桜子
封筒より夏越形代ふらひらり
桜姫5
村総会ころあい図る夏越かな
三輪佳子
夏越し来ぬ社の無垢木切り戻し
山西琴和浦
茅の輪くぐるしやつくりがまづ止まる
山野穴太
箒の目清かに残る青茅の輪
残月
夏越の夕日あらたや生駒山
市川七三子
形代を引受く海の力かな
柴原明人
煮え滾る空へ飛込む夏越かな
宗本智之
さりながら亡き子に会えぬ夏越かな
秋雲
形代の夫婦袂を分かちけり
重波
木綿(ゆう)を裂く音に鎮まる夏越かな
春野いちご
夏越なり星を映せる目は円し
曙光
刀剣を光にあはす夏越 かな
勝子
龍神の髭ごうごうと夏越かな
小川めぐる@チーム天地夢遥
水無月祓あおあざのやうな嘘
小倉じゅんまき
真円の茅の輪張りつめたる力
小田寺登女
白き吾を流す夏越の祓かな
松山めゐ@なかったことにすることを「伊勢にする」とも言うらしいです。
形代の齢めでたき夏越かな
笑松
人絶へて神主茅の輪直し居り
新米
茅の輪前盲導犬の垂れる耳
真宮マミ
下ろし立ての白衣より風夏越かな
清清檸檬
夏祓え農薬を撒く無人ヘリ
誠馬
村雨の境内走る夏越かな
青柿
墨の香も葦戸を抜ける夏越かな
税悦
手放せぬ薬と潜る茅野輪かな
石手川紅樹
三代の足揃へ越ゆ茅の輪かな
石鎚桜
砂洲の反り宮津の夏越しなやかに
千の葉
祓終え水無月美味し妻美し
善多丸
瑞兆のもとで今宵の夏越かな
全自動ひょうたん機
川遊び一礼しをる夏越かな
倉の人
漆黒を笹すれ合ひて川社
村上 無有
僧にして列に加はる夏越かな
多々良海月
海風や夏越の月は見え隠れ
太一
朝風に浅茅の匂う夏越かな
大井河薪
彩雲を孕みし龍や夏祓
谷口詠美
べっこう飴のかすかに溶ける夏祓
谷山みつこ
蘊蓄を言う人茅の輪くぐる人
竹庵
熊野路の空はまんまる夏越かな
竹春エリザベス
肺胞の翳り火に焼く夏祓
宙のふう
何もかも貴船の水へ夏祓
昼行燈
夏越までのあと二晩を永らえず
長緒 連
空蓋う夏越の煙阿蘇五岳
津軽まつ
草枕玻璃に夏越の女ゐて
田中耕泉
夏祓終へ夕風の一家かな
田中憂馬
青々と日本海に迫る茅の輪かな
登美子
ざくざくと回れ夏越のお嫁さん
土井小文
夏越の夜不意に余命を告げられし
禿凡夫
よべの雨ひかりとなりて夏越かな
楠えり子
僧一人夏越の祓へ受けてをり
忍冬
夏越の輪をくぐる我が子や影が濃い
波音
有珠山の噴気上がるや夏越の祓
俳菜(はいさい)
夕空を白馬が駆ける夏越かな
博泉
風孕むのれん銀座の夏祓え
麦吉
硝子器の溢す夏越のひかりかな
板柿せっか
夏祓祝詞の届く一里先
柊 月子
蝉丸の袈裟清めたる夏越かな
文月さな女
フランクフルト食べてから茅の輪くぐる
暮井戸
天邪鬼二匹殖えたる夏越かな
麻中蓬子
夏越へと藁百キロを積む車
妹のりこ
大川の風を恃める夏越かな
堀口房水
引潮に船足緩む夏越かな
未々
新薬や夏越の青き空ありき
夢見亭笑楽
獣等の遠まきに見る夏祓
牟礼あおい
夏越の反橋何としても渡る
椋本望生
夏越の祓え船から見える大鳥居
免疫力アップUP
祝詞終へ形代石狩大河へと
勿忘草
いつか死ぬ妻と子と吾ぞ夏祓
野々村
あを杉に布裂く音や夏祓
与志魚
田の中の参道まつすぐ夏祓
誉茂子
幣振れる袖に風ある夏越かな
留野ばあば
賽銭の音の軽さよ夏祓
龍田山門
茅の輪くぐり時間はすこしだけ白く
隣安
祓いの儀終えて社は車座に
老人日記
大鳥神社茅の輪神事の解説書
朶美子(えみこ)
夏越会や染め戻したる巫女の髪
洒落神戸
茅の輪越す子のひざ胸の高さまで
游真
厄除けの小豆冷たし夏越の夜
珈琲斎
夏越の輪清められゆく嘘ひとつ
蓼科川奈
笙の音の雨とかはりし夏越の夜
靫草子
「水無月」の甘く夏越の水青く
be
先導の禰宜は教頭茅の輪くぐり
いごぼうら
山すその小さき社も夏越しなり
いち瑠
ぐずる子を抱いて潜りし茅の輪かな
いつき組リスナー班 たあさん
夜勤明けナースの潜る茅の輪かな
いつき組福岡リスナー班/ 由美子
極道も堅気も並ぶ夏越かな
いもがらぼくと
回覧板防災チラシと形代と
あらあらた
浜風の天神さんの夏越かな
クリスマスローズ
夏越の輪くぐり見下ろす浜の町
ぐわ
百段を上り夏越の払い受く
ごぼうの花
神坐より風の吹き寄す夏越かな
ちゃうりん
大いなる茅の輪をくぐる人と影
むにむにちゃん
浅葱色の袴は清し夏祓
ららら句
形代に遠き子も書く夏越かな
宇多志郎
産土の小さき茅の輪の香気かな
鬼怒
境内の蟹も加はり夏祓
樹朋
せがまれて茅の輪何度も潜りけり
春川一彦
香の強き夜の茅の輪と残り茅
八幡風花
水音が厨を渡る夏越の朝
半額無料
谷根千の賑はひとどく茅の輪かな
立歩

並

七色の茅の輪くぐりてパリ近し
百合也
オメラスの海そよぎをる夏越かな
多事@国レベルのお祓いが起源と知り、ル=グィンのこの話を思い出しました。
古家の米を研ぐ音夏越かな
竹の子
人形も書かずなる母椅子に寝る
陶然
茅の輪色した髪の外つ国の人
薄荷光
おそとええにおいするわと子の夏越
姫山りんご
隠したる腹の膿む傷夏越へと
蜂喰擬
爆弾の降る日本製夏越かな
龍の子を封筒でかう輪越祭
霧子
天つ路の光肌射す夏越かな
明女
夏越終へまた穢れはじめる私
野良古
たてがみの三つ編みを解く夏越かな
蘭丸結動(旧名 蘭丸)
夏越やああ君もう居ないのだっけ
六本木
夏祓祝詞はネットからコピー
痺麻人
魚も蟹もゐたる夏越の譲渡会
あるきしちはる
回覧の初穂料来て夏越かな
かぬまっこ
ひらひらと逃げ去るもよし夏祓
かめのべ
祓とてヨガをしてゐる夏越かな
かをり
33歳魔除け厄除けあと夏越
葆光釉掛けし神居る夏越や
くるみだんご@先日、板谷波山(はざん)という陶芸家の番組を観ました。「葆光釉」という薄絹をかけたような陶器になり、それがとても美しいのです。
水の音や行列へ刺さりゆく茅の輪
コーラ味の水
特売の帰路に詣でる夏越とて
こじ
蒸留塔やや冷え難く夏越かな
こてつ川
皿回しありてかの日の輪越かな
ことまと
垂乳根の癌細胞ゆえ夏越ゆえ
ざうこ
夏越空はれた日にはあそぼうよ
さな(5才)
夏越しの風検針バイク曲がり行く
しー子
夏祓うなじ清らにショートヘア
しゃれこうべの妻
御神木離れて見上る夏越かな
シュリ
樹木医の足音を消す夏越かな
すみっこ忘牛
夏越の祓モニタ越し冷えた部屋
つぎがい
ひたすらに去年の夏越は祈りけり
デコ坊
夕風と一緒にくぐる茅の輪かな
どっこいしょ
ただいまの声居間を埋め夏祓
どみそ
茅の輪越え誰よりも疾し俺十五
ひいらぎ
夏越後に空飛ぶ修行始めます
ひろくん9さいのママ
なごしには祈ってみましょう電車のこと
ひろしげ9さい
カメラ手に巫女呼び止める夏越かな
ひろろ
見上げても見えない鳥の夏越かな
むらさき(5さい)
神様に出自を詐称して夏越
ももたもも
地球(ほし)の息込めし形代銀河まで
ラッキーの母
しめりたる夏越あふげばあはきあを
るびちゅ
PTAの売店越えて行く夏越
れんげ畑
残業の序でに独り夏越かな
伊予吟会 宵嵐
地平線よりあらわれし大茅の輪
井上祐三
夏越の度褪す工廠の赤煉瓦
一阿蘇二鷲三ピーマン
断捨離に夏越だものとうそぶいて
塩の司厨長
夏越に山の端揺らぐ君がいく
黄金のあひる
夏越や巫女の形の影踏んで
岡 莞弥
夏越のダンゴムシ脱皮やわらかに
歌鈴
百までの三歳夏越の車椅子
花 節湖
中島みゆき三回聞いて夏越かな
形代に背負わせ過ぎを許されよ
勘太郎
戦無き七十年の夏越かな
甘泉
神主の汗つと夏越祓かな
閑茶
夏越や磨きし鍋の黒光り
輝 龍明
夏祓十字を切って輪をくぐり
輝棒
夏越の夜髪の分け目の引き攣れる
鯉太郎
全国の茅の輪共鳴する正午
広瀬 康
地獄から形代生まる土石流
高田 仁和加
湧水をワイングラスで夏祓へ
今井佳香
勝算は闇に預ける夏越かな
今治・しゅんかん
海だった上に茅の輪のたつ暮し
佐々木信天翁
夏越かな帯気に入らぬらし隣の子
山田ノムオ-
洗濯機三度回して夏越の祓
紙魚
時の実棄つ茅の輪の先の異界へと
時の実
詩人Aの夏越の覚悟火を渡る
篠田ピンク
酌み交わす隠し病の夏越かな
信而
×付けて身軽になつて夏越かな
神谷たくみ
廃校の理科準備室さて夏越
人見直樹
形代や全員揃う晩ごはん
水間澱凡
北辰を仰ぎ気力の夏越の夜
粋流
形代の雄筆謎の下宿人
雀虫
夏祓首を傾げる外つ国人
清一
夏越の日我が子も並び背比べ
225
神主の夏越しの祓声響く
「ひなた県」一之進
邪を流す貴船の夏越かな
28あずきち
くぐる人へ煙の波の夏越かな
28ひろきち
清水に打たれる如し夏越かな
Mコスモ
我はいつ穢れたかしら夏祓
S.A.Y.
白人の屈んでくぐる茅の輪かな
HGDT
夏越の夜大酒飲みて厄落とす
KAZUピー
指先を濡らし形代流しけり
kokoro
お参りに稚児は寝ている夏越かな
kuri
無住社に氏子総代茅の輪かな
K堀尾
瘡蓋を静かに剥がす夏越かな
m.ソラ
輪が影もゆらゆらゆれる名越かな
M多孫(タマゴ)
初めての茅の輪の不思議くぐりみる
PON
秘めやかに一人焼肉夏越かな
sakura a.
草々と結び見上げる夏越の空
sol
雨音や青匂い立つ名越の祓い
yoko
川の音に未練洗われ夏越過ぎ
Yuno
夏越なり潜り潜りてひとっ風呂
あいだほ
還暦の夏越の祓祈りつつ
あい女
輪越祭木蔭を渡り参詣す
アオキシゲル
警策の脳幹に沁む夏越かな
あたる
夏越の夜に吾の半世紀祓いたし
アマンバ
輪越祭信如に投げ与えし端切れ
あめふらし
夏越に子らの描いたウロボロス
アリス
盆にのせ白ういろうに夏越くる
アリマノミコ
肩笑ふ子らも茅輪の列終えて
いとじ
二人連れ夏越の夜や杜に闇
いととんぼ
神の前現る茅の輪の向こう側
う*ら*ら
メビウスを描いてくぐる夏越かな
うさぎまんじゅう
夏越や母とふたりの名を並べ
えっちゃん
散歩中張り紙で知る夏越祭
えび天
吾が庭のナス科三種で夏越する
オイびっき@ジャガイモの枝に見事なミニトマトの房がつきました、隣にナスも作りナス科三種です。
夏越し世界の無事を思う今
オイラー
長崎は長坂登る夏越哉
おけら@長崎は何かにつけて諏訪神社です。
夏越の後線香揺らぐ郷の墓
オサム
友誘い夏越の祓い今年こそ
およしこ
星屑になりし夏越の罪遥か
かざばな
千年も夏越の杜に青き苔
かよこ
茅の輪越し感謝と祈りに気づくとき
きおき
去年一人今年は夫と夏祓
きのと
無段差の茅の輪をくぐる車椅子
ぐずみ
タクシーを待たせ茅の輪へ母連れり
くりすけ
御朱印の初記帳なる夏祓へ
くろべぇ
味噌汁とハンバーグたべ夏祓
けいご6才
Uターン夏越の禰宜も顔見知り
こうぶん
結界をくぐりてはるか夏越降る
ココダン
ツアーバス立ち寄る先の夏祓
こなぎ
手を引かれ腰を押されて夏越かな
ころん
雲の輪をくぐる機内の夏越かな
さくみ
早朝に茅の輪くぐりて香り立つ
さくやこのはな
大茅の輪天国の閾またぐごと
さくらがい
廻り行く楕円の影の夏越かな
ささのはのささ
夫病みて今年は独り夏越へと
ささの浮舟
夏越の輪祈る息災家族かな
さとうくにお
風までも清められたる夏越の夜
さとうりつこ
二ユータウン知られぬ杜の夏越祭
さぶり
寄り集い豊作祈る夏越しかな
ジェジェジェ
魚の目の痛みに堪えて夏越かな
しげる
無限大描く8の字茅の輪かな
しげ爺
蕎麦いなり食べたさに行く夏越しの輪」
じゅりあん山本
酉年の健やかにあれ夏祓
しゅんらん
母眠る墓に向かひて夏越かな
しろちゃん
腰痛も併せ夏越の祓えかな
しんしん
跨ぐ子も跳ぶ子もをりて夏越かな
スズキチ
古代より繋ぐ夏越に刻を止め
すその きよみ
妹と走る夏越しの賑わいへ
すそ野たか子
君の影目に焼きつきし夏越の夜
スタルカ
千年の風透かし見る茅の輪かな
せり花
大海へ日の沈みゆく御祓かな
そめやまさみ
下駄履いて夏越の祓チューペット
たかくも
愛車ごと安全祈願の茅の輪かな
タケ
晦日前夏越し支度でてんてこ舞い
だじゃれ
夕風の音さえ清し夏越かな
タック
夏祓抗がん剤と放射線
たん造
あまたたび茅の輪くぐりし赤子かな
ツーちゃんの恋人
静かなる神社の隅に茅の輪あり
つつ井つつ夫
プリーツがふわり茅の輪をくぐりぬけ
ツナサラダ
川音につぶやき乗せて夏越の夜
つばさ
新しきリンス匂うや夏祓
とかげ
雨やみて葦簀立てかけ吾の夏越
ときこの母よしこ
邪気を喰ふ龍の口あり夏越かな
ときめき人
夏超の祓気持ち新たに出すボール
とらお
夏越知る回覧板に通り雨
なおばら
苦き茶をすすり夏越の餡を待つ
ながら
社の朱と茅萱の青や夏祓え
なないろ
雨の香り茅の輪くぐる祇園かな
にしみなみし
夏越の夜母のほほえみ杜の風
にゃんみー
形代や患う猫を撫で夏越
ねもじ
社殿横夏越執行の壁書あり
バーバラ
制服の白落ち着きて夏越の朝
はかた百合
輪越祭 並ぶ夫々願夫々
はずきめいこ
何週も茅の輪くぐる子今はパパ
バス待ち人
夏越さん合格祈願お礼する
ばんしょう
百歳の夏越祓やあんこ玉
ひさの
父の手を引いて幾度の夏越かな
ひでやん
夏越の画像みな我に向かい来る
ひよとり
ワンルーム夏越の祓い舞う切麻
ひろのじょう へっぴこ
夏祓禰宜参進の木靴音
ひろ史
神苑に茅の輪の匂ひ巫女の舞
ひろ志
雑穀の夏越ご飯や粛々と
びわ湖
夏越の夜子ら怒らるるおういこりゃ
ふあり光
篝火や家族連れ立ち輪越祭
ふうせんかずら
足どりも軽くなりけり輪越祭
ふさこ
夏越祭初恋の娘は孫を抱き
ふじたか1
喧騒を呑む杜の濃し大祓
プリマス妙
七年をへだて夏越の環をくぐる
ペコちゃん
おぶされて寝たまま茅の輪をくぐりけり
ぺぱあみんと
結界をやすやすと越ゆ夏越かなf
ぼたんのむら
玉砂利を進む浅沓夏越かな
まだら
笑い声茅の輪くぐりや三兄弟
まやこや
ひょっこりと迷い犬くぐる茅の輪
みえ
夏越なり弱音吐かぬと決めた夜
みかん
しがらみも捨てる夏越の月明し
ミセウ愛
恒例の夏越人形(ひながた)届きけり
みちる@畑寺の三島神社から、毎年紙で作った夏越の人形が届きました。それを思い出しつつ。
夏越かな孫のおかっぱゆらゆらと
みっちゃん1号
傘寿過ぎ機を飛ばす日が夏越に
みのちゃん@機は25cm位のバルサー飛行機です
夏越に手繋ぎ君の和を祈る
みよしい
メビウスも夏越祓を訪れぬ
ムータンのなんだかね
夏越に生まれし吾子未だ汚れず
むじーじ
雨粒がぽつぽつと来て茅の輪かな
むらたふみ
夏越に国境線を越えてみる
モッツァレラえのくし
カレーライス食べて茅の輪をくぐりけり
やすこはん
夏越の儀降り来る言葉に頭垂れ
やまなすび
穏やかに想いを流す夏越かな
ゆぃ
薄れ日に呼吸深くし夏越かな
ゆきはな
8の字を天に示して夏越かな
ゆみづき
皺の手に引かれ夏越の土踏みし
よだか
悪夢去り夏越の祓い顔上げて
よりみち
一歩にて神気めく空夏越かな
りんきょう
三角の小豆にこめた夏越かな
ルンルン
にぎやかになごしくぐるとなやみなし
れい子
夏越終えこの穢れとは腐れ縁
亜音洲
神主の背中濡れたる夏越の儀
哀顏
陽に光る花卉各々の夏越かな
安田 信山
輪の内に犇めく穢れ夏祓
杏と優
昼と夜分ける夏越の祓かな
伊予吟会 心嵐
桜吹雪のごと形代流す九十九里
位子
酒のケースの上綯ひたるは夏越の輪
衣玖
向こうは神の国くぐる子の夏越
井田みち
氏子寄り列なし潜る夏祓
郁李
無限大の形にくぐる夏越かな
一斤染乃
四度目の茅の輪くぐれば東京五輪
一心
棉菓子を買うて戻りし夏越かな
一生のふさく
夏祓人形代のあぶら汗
一茶お
つべこべと言わず夏越と祓われよ
羽白雨
未練乗せ形代の奔流に消ゆ
羽尾理紀
この国を洗濯したき夏越かな
永井潤一郎
ふるさとや夏越帰りのまはり道
永井正雄
石段を登り息次ぐ夏越かな
詠野孔球
夏越の穢れ流るる清々し
苑菖
宵闇の大口開けし名越かな
遠きいち
夏越の輪ドーナツみたいと指す孫よ
鴎音クル
お祓いは受けず夏越に盃重ね
乙女座のM
風止みて夏越の喉越し水出し茶
加果生
茅の輪くぐり低学年の僕一人
加藤賢二左右衛門
香をたく独居老人夏祓
加和 志真
日は陰り夏越は終り雨になり
嘉藤次
ふたり旅老母がはしゃぐ夏越の伊勢
暇人哉
白杖の人と夏越の祓受く
河童
通り雨鳥居洗われ夏越かな
花咲明日香
抱かれた赤子くぐるや初夏越
茄子紺
輪の向は異界夏越の薄暮の灯
菓乃
茅の輪出て貴方は左僕は右
蛾触
人形に風は寄り添う大祓
雅かめの
喧騒のなか夏越の調べ見ゆ
雅雅丸
玉砂利の音もしっぽり夏越かな
葛谷猫日和
蟷螂も汚れを託す夏越かな
寒蛙
水無月と言ふ菓子を食み夏祓
喜多輝女
大滝の注連縄あらた夏祓
幾恋良石@六月晦日と十二月晦日と年二度大滝の注連縄を取り替え大祓いの神事を行った。夏は滝口も涼しく紙垂の白さが神々しい。
暮れて今幽かなる茅の輪の向こう
蟻馬次朗
行列の先は夏越の祓かな
菊池洋勝
夏祓家族総出でレストラン
吉岡 亨徹
手拭をかたく絞りぬ夏祓
吉川哲也
不登校を引っぱり背から茅の輪かな
久仁重
水元で心身清め夏越かな
宮写楽
山社夏越の祓い川風や
宮川マツコ
鈴の音の遠くなりけり夏祓
弓女
夏越や古式床しき巫女の舞
牛歩
水無月の豆転がりて夏越なる
京あられ
水無月の角だけ食べる夏越かな
京にんじん
名越を迎え神木の風ゆらり
京のみやび
真っ白な我になりたや夏越の祓
京丸
夏越の祓母子二人に幸あれ
京子
引き抜きて夏越の茅編み帰る
幼子の歩調にあはせ夏越かな
琴女
新郎となりし兄が茅の輪をくぐりゆく
金井まな
人獣花鳥風月夏越哉
金亀 子
茅の輪抜け手が穢れたるお賽銭
金称水
をさな子のやうやく茅の輪またぐかな
金太郎
スサノオの祓え乃劔なごしなり
句詩呼
流れゆく紅き花びら夏越かな
空 春翔
夏越にて二十歳のままの彼思う
空清@チーム将軍
夏越の夜黒髪干すや帳越し
栗原美枝
夏越のキラキラ跳ねる輪舟を漕ぐ
栗田もとえ
四十も青年団や夏越の儀
渓湖
たよりない巫女に任せる夏越かな
結城 然
親族で夏越の祓後の食事
結城里部
厳かに浅葱振る舞ふ夏越かな
玄次郎
夏越の朝茅の輪くぐりて戦場へ
湖の子(うみのこ)
性悪のDNAの川祓
公毅
形代に友の名記す納めかな
孝雄
歩む曳く夏越の斜路や輪となりて
恒泰(つねやす)
ふたごごろとどめを刺して夏越かな
江口小春
ともかくも和歌諳んずる夏越かな
江津
老妻はコーヒーゼリー夏祓い
江里口泰然
緋袴に夏越し祓えの巫女の叉手
港のヨーコ
夏祓ひ神殿の裂帛の余韻
紅の子
白装束つぎつぎこゞむ夏はらひ
紅の新刊
黒皮の手帳も半ば夏越かな
高橋 鰈舟
形代を流せば昏き青海原
高原三峯
夏越の輪くぐるスカートつまみ上げ
黒塚紅葉
向き合いて大吟醸や夏越の夜
今日はアッシー
土壁を塗り替えたるや夏祓い
佐川寿々@チーム天地夢遥
短肌着のみ整えり夏越かな
彩お茶子
死に下手の病上手で夏越かな
歳三
かき揚げを載せて夏越の力飯
菜々の花
ボーナスをもらい夏越の祓へと
坂本林檎
夏越や全ての悪を清めてよ
桜木レイ
軒先に大蒜下げる夏越かな
三毳
くぐりてはひと風呂浴びん名越かな
山の中のオクラ
わいわいと茅の輪くぐりて身の軽き
山内彩月
夏越来ぬバイトの巫女は幼顔
山本 力
鈴振りてはや五年目の夏越来ぬ
山本嘉子
深呼吸明日は山旅夏祓
山旅
夏越に降りぬ神の声異国にも
惨風2
わが心かまわず夫は酒夏越
惨風3
ネクタイを緩め夏越の冷酒かな
珊瑚
長老の畏まりたる大祓い
四葉
苔色の社切り取る茅の輪かな
始の子
だんまりて夏越しの輪に入る影二つ
紫水
きみ看れば遥か逢瀬の夏越哉
時さん
新顔の巫女も鈴振る夏越かな
時のアオ
夏越とて奈良の夕暮れあくがるる
時波日依
八の字は無限大なり夏祓
次郎の飼い主
茅の輪に末広がりと歩を刻み
治もがり笛
喧嘩した友便り無きまま夏越かな
鹿ちゃん
くぐる毎気満つる袂夏越かな
七瀬ゆきこ
夏越の朝同じ糠漬同じ顔
七生姫
水神に誓ひし京の夏越かな
柴田貴薫
猪口持つ手鉄アレイにし夏越待つ
紗々
おさな児に花冠の夏祓
尺骨
粛々と茅の輪くぐりて命延ぶ
朱久瑠
賑はひも終へ一息の茅の輪かな
酒好
言いかけし言葉も食ふや夏越めし
寿々
モヤモヤはすべて吐き出し夏越の夜
秋月
くぐれるや半信半疑夏越の輪
秋光
祈りつつ黒文字湿す夏越かな
秋好子
夏越の茅の輪8の字三度くぐる
秋桜
夏越終え今日は五千歩夕散歩
秋色ああじさい
訳ありの背(せな)交じりたる夏越かな
秋乃智春
茫洋と輪越祭りの中に立つ
住友虎穴
夏越の日病のことは避けにけり
重翁
泣く子らを抱きて頬ずり夏越の夜
出席番号43番
夏越とて落ちぬ因縁影長し
春と夏子
夏越や少女おさげの髪を切り
春宵
世渡りの嘘さへ祓ふ名夏越かな
春爺
禰宜も皆雨に濡れたり夏越かな
夏越で我祓うほどの厄も無く
初音
長居する貧乏神と夏越祭
初恵
夏越や八の字描き厄落し
渚 雅
輪くぐりさん言うて夕暮れ夏越かな
小鞠
カラコロと夏越や女の顔そろひ
小橋春鳥
磁力線見ゆるが如き茅の輪かな
小市
渾身の面を打たれし夏越かな
小青(こしょう)
さんざめく女子高生も夏越なり
小千住
茅の輪踏み神代の国に入りこみ
小塚 蒼野
ケーキの灯吹きて夏越の罪うつす
小梅
8・8と唱えて茅の輪くぐり抜け
小野みっちゃん
君を待つ夏越の宵の薄化粧
少納言小豆
神職が流す形代水面うめ
松永裕歩
夏越知る人は気楽にくぐり抜く
松山
赤子抱く茅の輪くぐる若き母
松山女
玉砂利を踏みて夏越の神の庭
松田てぃ
中吊りに旅のチラシや夏越の夜
松田文女
夏越祭くぐる子どもの手を借りて
松尾富美子@チーム天地夢遥
母の手を今度は引いて茅の輪かな
沼田慎也
形代に書くに難し我が名かな
湘輝
夏越かな神楽坂にて粟ぜんざい
笑酔
夏祓深き皺刻む祖母の祖母
上市まさ
仰ぎ見る雲の切れ間に雨後の夏越
上田 亀鳴
雨後の橋天にかかるや夏越かな
常夏松子
夏越し道店店見入り鼻緒切れ
常陸人
茅の輪くぐり異界佇む神の庭
植木照美
身を突く太鼓の音や夏祓
慎吾
ささやかに青き実生れる夏越かな
深草あやめ
遊具くぐるごとくに茅の輪五歳の子
真珠
一ページ風吹き抜けぬ夏越かな
針トいと子
夏越の杜へゆっくりと車椅子
水夢
親の手をひいてくぐる茅の輪かな
睡花
歓声や子と孫くぐる夏越の輪
粋仙
夏祓睨む隣家の鬼瓦
粋田化石
日々追われ夏越の決意改めて
粋量
幼子と茅の輪くぐりて夏越しめし
翠穂
茄子オクラ新生姜揚げ夏越めし
酔楓
巫女ひとり遅れ慌てず夏越の儀
杉本とらを
禰宜と串引っ張りだこの夏越かな
澄海
吉凶の境を分かつ夏祓
瀬波秋鮭
雨宿り樹下に夏越の烏かな
晴好 雨独
厄抜ける夏越の祓い深呼吸
晴日和
吹きかける息酒臭し夏越かな
正則(いつき組リスナー班)
夏越しめし今年の無事を言祝ぎぬ
聖右
年老いて一歩重たし夏越祓
西尾婆翔
坂を行くロザリオ光る夏越かな
独り居の敷物替ゆる夏越し祓
青い薔薇
母の分茅の輪くぐりて頬濡らす
青玄
傘渡し渡されくぐる夏越雨
青柘榴
水無月の短冊ゆれて夏越かな
青葉
百の階街騒遠く夏越かな
石井せんすい
玉砂利の地球踏みしめ大茅の輪
石原愛里
観覧車真中を抜くる夏越かな
石野上路無
検査終え拭かた腹よ夏越なれ
赤好に
夏越や老母の靴はおろしたて
赤馬福助
パン屑を分かつ雀や夏越立つ
千寿関屋
行列に知った顔あり夏越の夜
千晴
丸潜り三角喰らふ夏越かな
千波
半年の汚れを洗う夏越かな
川西勝久
夏祓いご当地太鼓打ち鳴らし
川島欣也
傘たたみ名越の茅の輪潜りけり
浅見 弓楽
碧空の夏越の朝や茅の輪の香
浅田 チコ
手を繋ぎ共にくぐるは茅の輪かな
船本さくら
夏越や足跡までも清めゆき
想予
閏ありて夏越は遅くなりにけり
草嶋 薫
神官の後神妙に夏越の児
蒼香
夏越しなる京の街角鉦に笛
霜月
足首のボキッと笑い夏祓
太子
鬼子衆は夏越を避けて宮参り
太郎
夏越の夜飯やふたりさしむかい
台所のキフジン
玉砂利に茅の輪と我と神様と
大蚊里伊織
北辰の煌(てる)に願いて夏越かな
大口屋 助六
煩悩も盛りを過ぎて夏祓
大阪楽乱
信濃路や火星眺めて夏越かな
大三郎
老犬のめんどくさげや茅の輪越ゆ
大西主計
宵夏越人少なくて輪の大き
大島涼波
夏越にて祓ひし厄の罪深さ
大洋遊子
輪の前でたたら踏みたる夏越かな
沢田朱里
夏越の輪ひよろりと高く丸くなく
谷川の蛍子
三人でくぐる夏越はや三年
狸慢住
転校や夏越の風が背を押して
智吹庵優水
夏越の輪くぐりしあとは風白し
池田香
燦々と夏越麗し陽の光
池田和正
張り替えし弦の音はじけ夏越かな
竹さ
けいこ積み夏越し神楽のみそぎかな
竹林
喜寿祝う名越を抜ひ茶一碗
草の香へ結界命ず夏越かな
中山月波
夏越にて畳の上で正座なり
中田氏
人は水夏越しに流し流れんや
衷子
両脇に子らの体温夏越の夜
朝桜 咲花
通りゃんせ茅の輪の先の人界へ
長田写々
素戔嗚に無沙汰を詫びる夏越かな
直樹里
一度目は羽虫とくぐる夏祓
直木葉子
笹の葉もわが身もざわめける夏越
直躬
輪をくぐり見上げた空に光さす
鶴田梅勝
夏越かな鎮守の杜は屋台焼き
天晴鈍ぞ孤
名越参り甘味処にちょいと寄り
田中ようちゃん
納得のいかぬ目の子や夏越済む
渡邉高志
身の丈に鎮守の森の夏越かな
都花
供えては唱えて擦り手夏越かな
土屋 木漏れ日
露天抜け浅葱袴の夏祓
土耳古猫
川床の風を肴に夏越かな
東郷源一郎
夏越の輪歩み止めたる翁の目
東山
朝が来てまた朝が来て夏越なり
桃花
境内の掃かれて待つや夏越かな
桃八
夏越終へ陽射しのなかに佇みぬ
湯川美香月
くぐり来てまたくぐりたる夏越かな
燈穂
間違えましたと茅の輪のくぐり直し
藤鷹圓哉
作法知らず前に倣いて夏越かな
藤田康子
夏祓家族で撮つた記念写真
藤娘なつ
アルバイト一日巫女の夏越かな
藤野あき
夏祓老い一徹に語りけり
徳英
迷い無く潜る茅の輪や翁一人
栃木のあーたん
八の字に願いを込めて茅の輪に
内田 節子
我清めん茅の輪くぐりて夏越かな
南雲風花
夏越てふ神事学びし句会かな
南風
孫が増えてんやわんやの夏越かな
二上松風
禊して牛と手酌の夏越酒
日出時計
二分刈りの頭へ夏越の夕風
猫ふぐ
ひとがたに猫の名も書く夏越かな
猫楽
形代の駄々こねながら夏越の瀬
猫渓
あの穢夏越の川を流れゆく
猫舌扁平足
うらやまし夏越に穢れある長寿
播磨陽子
人を呑む輪へ半歩づつ夏越かな
波世遠
夏越の祓猫の病が気にかかる
馬場馬子
茅の輪の香神風ふきて邪剥がせぬ
俳ビギ名
足元に鳩の纏はる夏越かな
博光
我もまた茅の輪作りに気合いこめ
白晃
夏越の朝結果気になる人間ドック
白山
風を呼ぶ日暮れの大楠夏祓
白豆
曇天に波状の光夏祓
飯田 青
磨き粉の白映ゆる釜夏祓
比良山
通りゃんせ同行なき道夏越かな
比呂無
清白な風と輪くぐる夏越かな
樋口 盛一 ※「樋」の点は1つです※
夏越しさん田畑の仕事まず済ませ
美泉
くぐり出て夏はここから夏越かな
美年
西空に明るさ残る夏越の夜
美峰子
夏越の輪くぐる人々手をつなぎ
美嶺
夏越祓今夜も吾子の寝顔撫ず
百田玲
女坂母の手を取り夏祓い
浜ちよ
夏越や灯の下一人古き顔
富樫 幹
いにしへの入り口ありて夏越かな
風花
夏越しや京都めぐりてさて甘味屋
風由花
黒猫の茅の輪潜りてひとつ鳴く
風来松
暁の茅の輪くぐりの翁かな
服部聖治
夏越の寝屋閑として夜も終わる
服部睦月
塩飴と経口補水液夏越
福熊猫
もたれたる胃のまま臨む夏越かな
物心
朝まだき茅の輪くぐりて野良に出る
聞岳
夏越の祓ひと汗ふた汗清め汗
平松洋子
夏越の夜三つ並んだ青茶碗
峰たすく
チワワ抱く少女のくぐる茅の輪かな
峰泉しょうこ
締め夏越し厠にレジに花吊れば
方寸
三回忌達者だったと夏越かな
大祓神居る如く畏れけり
芳夫
足跡を残して潜る茅の輪かな
萌久
夏越にて洗車の如くくゞりけり
蜂里ななつ
夏越の人形(ひとがた)清む吾の心
豊田のゆうさん
宝子を茅の輪くぐらせ笑む母や
望空
苔の段やさしく歩む夏越かな
望月ゆう
八の字に茅の輪をめぐる夏越かな
睦恵
茅の輪くぐりスカイツリーへおのぼりさん
睦月くらげ
坂登り夏越しの祓え七つの子
睦女
ちゃんと挨拶夏越たる皆揃う
堀アンナ
清風や茅の輪の望む雨後の町
麻礼
真っさらな服着て古都の夏越祭
麻呂助
心拍数高し夏越を君と待つ
未貫
夏越やその音を抱きて床に居り
未知
夏越や肩より低く頭を垂れて
稔   久
鈴の音や夏越知らえぬ古都の旅
夢芝居よしみ
千人のくぐり抜けたる茅の輪かな
夢堂
石段にのぼるは茅の輪日の暈や
明 惟久里
薄闇に夏越の祓い蕭やかに
茂人
身ごもりの茅の輪をくぐる二人連れ
妄 児
あと一つ勝てば三十夏祓
木吉こと木好
隣りあう夜店の灯り輪越祭
木好
亡き母の農日誌抱き夏越かな
木村照月
肩車し鈴の音色や夏越祭
木槿
祓終へ石段下りる夏越かな
紋舞蘭
腹の子も茅の輪くぐりの列に入る
野ばら
おじいちゃん夏越の奥へ敬礼す
野純
強欲に白寿願ひつ茅の輪抜け
野水
輪の先や無限に通じる夏越
野中泰風
まろき輪をくぐりてまろき夏祓
野々原ラピ
友来たり夏越の膳で飲み明かし
野良
掻っ込むや夏越のごはん邪気を吐く
柳児
みどり児のくびや据わりて夏越かな
悠き白。
肩先に残る切麻夏越かな
湧雲文月@俳句大学@切麻(きりぬさ)は神道の祓具で、大祓式の参列者が肩越に撒くなどして使う事がある。
旅行生夏越しの街を駆け巡る
由坊
足下より落とす形代しろくしろく
由利庵
お茶請けのみな月口の夏越かな
遊山人
文を焼き残り香消さん夏越かな
夕望
30度水無月食べて夏越かな
葉っぱのようこ
退院の赤丸近し夏越かな
葉るみ
紅色の鼻緒くい込む夏越かな
葉月けゐ
すきまから射る無音の陽夏越の朝
葉子 A
俳号の欲祓われる夏越かな
欲句歩
夏越の祓氏子総代右左
藍植生@この春からの氏子総代、夏越の準備で大わらわ
計画は地球丸ごと夏祓
利平
座敷童手を振り居なくなる夏越
璃紗
我が脚で今年もくぐる茅の輪かな
里甫(りほ)
空を刺す雅楽の調べ夏祓
立志
利き手ではないほうで持つ箸夏越
立石神流
異国語の飛び交ふ茅の輪くぐりけり
立川六珈
親の手を握りしくぐる茅の輪かな
龍則
夏越の儀あの日と同じ青い空
涼慶
恋を捨て夏越の雨のレクイエム
緑の街
穢れ消え茅の輪くぐりて夏越かな
林田 正光
布施納めじわりとくぐる輪越祭
輪風
夏越や結わきし神籤百ありぬ
蓮の実
茅の輪潜り蜂蟻どもの心地せり
蓮華寺
千年の祈り結いたる茅の輪かな
六々庵
茅の輪まえ杖にすがりし母の夏越
和歌山俳子
鳥居ほど大き茅の輪に抱えらる
和河馬
午後の陽を湯船につかる夏越かな
和田東方
夏越待ちネクタイ締める4回生
和也六九
屋根越しに夏越祓いの笛の音
兀兀
禊して白足袋となる夏越かな
巫女
夏越しや太古を想い土を練る
惠季
夜神楽に龍おどりだす夏越かな
柝の音
夏越に狛犬吠える鑿の音
環の下(もと)で赤児に戻る夏越の祓
祺埜 箕來
乳の香の子を抱きくぐる茅の輪かな
聰子
夏越朝ただ掃き清む紙垂ゆれる
萬代草舟
百段を登る夏越の祓かな
蓼蟲
夏越の祓かき揚げのサクサクの音
霖之助
姥捨ては嫌じゃ茅の輪の祈りかな
わだかまり水に流して夏越かな
髙橋冬扇
かけ湯する神の背中や夏祓
福花
「水無月」のθを求めよ夏祓
ぐでたまご
夏祓神輿濡らして波しぶき
山茶花静●淡路島に現存する祭りで、男42歳の厄払いをする祭です。/山茶花静

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