俳句ポスト365結果発表

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第186回 2017年12月14日週の兼題

石蓴

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今週のお便り&俳句道場

さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の正しい表記とは
まだ冷た 石蓴ゆさゆさ 岩の上 1
味噌汁に 恥ずかしそうに あおさのり 小林番茶
山笑う 冷たき海の 石蓴採り 水福 白色
バスで行く 旅路の果ての 石蓴干し 相模の仙人
息穿いて まるめ頭と石蓴取る 船底 村田清子
アオサ掻く おなご総出の 賑わいや 大坪美智子
碧き海 碧き石蓴が 広げたり  直
イメチェンも 生え際みてのむ あおさ汁 洞 菜津子
人が皆 滅びしのちも オサ張りぬ 美智子
冬曙 ユクヒト撫ぐ手 終は温もる 麻雪
潮の香を 石蓴いきいき 満たしくる 抹香鯨
しほさゐの きわに揺らるる 石蓴かな 葉月
石蓴生ふ 礁に差し込む日の光 嵐華
黄身うきし アオサの椀や 花畑 カトレア
太陽と 海に万歳 アオサ汁 クミ
凪ぐ海の 石蓴の杭や 鳶の声 ことだ
郷恋し 石蓴の味噌汁と 母の笑顔と さなえ
あおさ採り 腰伸ばし見る 光る波 しいちゃん
ふるさとや あおさ戻して よみがえる たいじゅ
毬藻の子 母は阿寒湖 父石蓴 なし
あおさうまい って言う シジュウすぎ にしみなみし
水澄みて 底より仰ぎ 見る石蓴 のっぽ
ちゃづけには アオサ入れると おいしけり ハッピー
春の道 アオサ役だつ ヒーロかな まおリーナ
あおさ採り 磯の香集う 背負い籠 むったん
忍ぶ恋 枕に着くは 石蓴かな 一草
おふくろの むすびにあおさ 風味かな 卯月春暁
波やさし ゆき交ふ船や 石蓴干し 影法師
海碧し サンゴで気儘 石蓴舞う 永想
空清んで きらきらと凪ぎ あおさ取り 猿雪
あおさ汁 椀に潜みしモビーディック 気のまま風
母の背を 寝ぼけ眼 石蓴汁 春菫
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
あおさとる海女の姿に春を知る 介タマ母
石蓴汁故郷の母思う冬 寒の蒼さ
水面に石蓴流るる桜舞う 希代
新春の緑愉しむ石蓴かな 小光
迎春の石蓴光る初日の出 おざみつ
夕凪や海獺ぷかりと石蓴干す 夢見亭笑楽
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

凍う海漂う果てのあおさ汁 くりすけ
●凍えるような海を漂って生育してきた石蓴が、やがて、あおさ汁になるんだなーと思って、書きました。 「凍う」が季語となるなら、季語重なりになってしまうでしょうか?/くりすけ
○確かに季重なりではありますが、光景としてあり得ますので、この場合はあまり気にする必要はないでしょう。ただ、詠み込まれている内容の時間軸がかなり長いのは気になります。

◆兼題の考え方
冬麗や 冷凍だるま 紅の空 イトハラ
読経流る うずくまり居る猫は鼻水 ははん
クリスマス インフルエンザ プレゼント 牛輔
片足で 歩めよ強く クリスマス ふんじゃあ
クリスマス ジャーナル読んで クルシミマス クリスマス●大塚 怜作/クリスマス
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、2月21日24時締切の「春潮」です。ご投句お待ちしてます♪

潮香る岩の影から隠れんぼ あおさ初めてです
●初めて俳句を作って見ました。 あおさって事でしたので、海の臭いと岩影に張り付いているあおさ 波うち際で海から姿を現したり隠れたり あおさを見つけるさいの気持ちがを読んで見ました。/あおさ初めてです
○兼題「石蓴」のように、季語が出題された場合は、その季語を詠み込むことがルールです。

石蓴掻く如くに庭の苔を剥ぐ 野水
●庭石にびっしり苔が生えてきます。時々その苔を剥ぎ取ります。海水の中の石蓴を掻き取るのはもっと難しいに違いないと思いつつ。/野水
○「石蓴」という言葉は入っていますが、比喩として使われているため、「石蓴」という季語の鮮度は愕然と落ちます。

やきそばに石蓴ふりふり初出店 福原 由乃
冷凍も焼きたての味あおさかな ピーター
膨れ面思わずゆるむ歯にあおさ 粋量
異国にてタコ焼きパーティ石蓴舞う 粋篤
おこのみの焼き色の上あおさ乗せ 惨風1
岩離れ君の歯につくあおさかな 春子
飛沫散り衣着せぬ歯にあおさ有り 大原のの佳
●石蓴という季語は食用のふりかけとして使っても良いのか悩みました。また、この季語を食用として扱った場合、石蓴の持つ力は、単体でも食欲を沸かせるというような力や、味覚に訴える力はあるのでしょうか。/古瀬まさあき
○季語「石蓴」の範囲をどこまで広げるか。「石蓴」は植物のジャンルの季語。乾かした粉末に季節感があるのか……。よっぽど巧く作らないと、季語の匂いはしにくいよなあ。

●あおさは春の季語ですが、あおさ汁も春で良いのでしょうか(ネットで調べてみてもよくわかりませんでした。初めて投稿しますが、まずは歳時記を買わないと、と反省しています)。/ゆきたん
○春の礒の香りのする「石蓴汁」は許容範囲ではないかと。

◆季語深耕
●平凡社「俳句歳時記」などでは三冬の季語。食べ物としての旬は1月から4月位。季感も現物もモヤッとしていて親近感があります。/かもん丸茶
●「石蓴」と書いてアオサと読むのですね。実物の瑞々しさと固い漢字のイメージが違いすぎのような…。/うに子
●実は朝、春の海・・・NHK兼題・・と一緒に写生の意味で朝いちに石蓴の赤ちゃんのはえている海にいったら、朝日が昇っていました。これって石蓴って、私の歳時記には初春で載っています。石蓴掻くというのは春の喜びもあるのではないでしょうか/dolce(ドルチェ)@地味ーず
●石蓴の色は新緑でありますが、季語「新緑」とは異なり、この色は「気持ちの清々しさ」というより、食欲を引き立てるような印象を受けました。石蓴という季語には潮の香りもあり、空腹を感じるような季語としての力を感じましたが如何でしょうか。/古瀬まさあき
●石蓴は冬の季語だと言う辞書もありました。あまり日常では使わないし、春食べるのか春採るのかよくわからず、どの光景に登場させたらいいのか迷いました。私の持ってる歳時記には載ってなかったし。漢字も難しいし、ハードル高い兼題でした。/古都鈴(ことり)
●石蓴は植物の季語ですが、石蓴採りは生活の季語のようです。石蓴掻くは、生活の季語に分類されるのでしょうか。感じとしては、植物の分類でも良いような気がしています。/めいおう星
○歳時記の編者の考え方によって、分類は違ってきます。そのような視点でさまざまな歳時記を比較してみるのも興味深いものがあります。

●アオサをググったら、「食用のアオサとして一般に流通しているのは、アオサ属ではなくヒトエグサ属である」という記述を見つけました。俳句のおかげで色々勉強になります。/アガニョーク
●・春の季語で「石蓴(あおさ)」と呼ばれている物はアオサ科ではなく、アオサ目…ヒトエグサ科…ヒトエグサ属の「シワヒトエグサ」です。その殆どが「養殖」(主な産地:三重、熊本、長崎)で、輸入禁止です。 ・アオサ科の「石蓴」の収穫期は陽暦5~11月です。アオサ目…アオサ科…アオサ属の「オオアオサ、アナアオサ」で、「天然」(主な産地:三河湾、岡山)です。また、輸入可です 出典 http://www.nori-fukui.co.jp/pro_aosa/kind.html https://www.youtube.com/watch?v=itQfS4sepxE …と思うのですが、ご参考まで。/大谷如水
○「アオサ属ではなくヒトエグサ属」どう違うのか、気になります。以下、詳しいレポートが届いています。

●今回の兼題は「あおさ」、漢字だけ書かれていれば私はまず読めませんでしたし、類推することもまず不可能でした。同様の感想は恐らく私を含めた多くの方が書かれるかと思います。当て字のようにも思えるので各々の漢字について調べてみました。
 まず、「石」これは小学生で習い、その後も数え切れないほど お目にかかっているので特に取り上げる必要は無いかと思います。次に「蓴」は初めてお目にかかる漢字で、辞書で調べると読みは「じゅん」もしくは「ぬなわ」とあり、この漢字に「菜」を合わせて「ジュンサイ」と読み、皆様もよくご存知のぬめっとした独特の食感を持つ食べ物で、夏の季語にもなっています。そして、「ジュンサイ」は古くは「ぬなわ(沼縄)」と呼ばれていました。「沼縄」と書くと水から引き上げたときの「ジュンサイ」の姿が想像できます。山生まれの山育ちの私は「あおさ」と言われても その姿、感触、匂いの実感が無いので、「あおさ」という漢字から岩(石)に張り付いたぬめぬめした細長い海草で、ジュンサイに似て匂いもほとんどない海草ではと想像してみました。想像だけ先走ってもいけないので、「あおさ」とはどういうものか調べてみました。そうすると「あおさ」は磯の岩に着生し、成長してくると岩礁を離れて海面に流れ出して行くそうです。想像するに岩礁から海面に流れ出した姿が 池や沼に自生している「ジュンサイ」に似ているので、「蓴」の漢字が当てられているのではと思われま す。青海苔と呼ばれるものにはアオサ属のアオノリから作られた青海苔とアオサから作られた青海苔があるそうですが私には区別が付きません。区別する手がかりとしてアオノリから作られた青海苔のほうがアオサのものより香りが強いそうです。アオサにもいくつか種類がありそのうち食感のよいヒトエグサ類は食用として養殖されていますが、その他の種類はヒトエグサに比べると食感、味が劣るそうです。それら天然のアオサは成長が早く大量に海に流れ出し、波によって再び浜や磯に押し戻されてきます。浜辺に延々と干からびた海草を見かけたらそれはアオサの成れの果てかもしれません。そんなアオサは一部飼料 として利用されていますが、その多くは浜辺の美観を損なうとして焼却処分されているそうで哀れさを感じます。/いもがらぼくと
●石蓴(あおさ、文語あをさ):植物、三春。傍題:石蓴採り、石蓴採、とするものもあり。日本全国の沿岸の浅海に産する深緑色の海藻。岩石や棒杭などに付着して育つ。20~30センチ。楕円ないし円形で紙状表面に穴が開き皺がよっている。普通はこれを乾かしてふりかけや薬味などに混ぜて使われる(カラー図説日本大歳時記 春、講談社)。学術上はかなり複雑。また、商品上「あおさ」とうたわれていても「石蓴」ではなかったりする。以下、かなり大まかですが、緑藻アオサ目アオサ科アオサ属には「石蓴」(はっぱ状)と「青海苔」(糸状)が含まれる。他方ヒトエグサ科ヒトエグサ属に分類されるのが「ヒトエグサ」。「ヒトエグサ」は地方、製品によっては「あおさ」と呼ばれ、面にそう表示されていても裏面には「ヒトエグサ」と書かれたりする。また、「青海苔」と売られているものが原材料「石蓴」だったり「ヒトエグサ」だったり。大阪人おなじみのお好み焼き、タコ焼きに使用するのはだいたい「石蓴」か「ヒトエグサ」原料とか・・(複数ソースより総合判断)。いくつかの販売会社HP、産業動画、養殖場写真でも「石蓴」と表示されているがちゃんと「ヒトエグサ」とも併記されていた。別季語「青海苔」の傍題に「ひとえぐさ」「いとあおさ」がある。なので「石蓴」はやはり、代表種である穴の開いたいわゆる「アナアオサ」等ひらたいものを主に指すと思われる。ヒトエグサとの違いは大きな穴の有無。この形状の違い以外に、俳句ではどこまで違いに配慮しなければならないのかは判然としない。「石蓴」の気分をつかむ方が大事かも知れない。一般に厳密な意味での「青海苔」は「石蓴」「ヒトエグサ」より高級で香りでは勝る。おにぎり、寿司につかう大量生産シート状の海苔は「アマノリ」であることが多いらしい(青海苔ではない)。佃煮商品に使われるのは多くは「ヒトエグサ」。どの状態の石蓴を詠むのか。乾かされ揉まれ、タコ焼きに振られるものは季感に乏しいので、本意からはずれるとひとまず考えています。昆布、若布、ひじき、もずくではない「石蓴」の句。またまた悩みました。「海苔」「岩海苔」はそれぞれ別季語。もう何が何やら・・。/すりいぴい
○ほんとに、何が何やら~!という感じやね。金曜日の発表、どうなることやら……(苦笑)

●スーパーで乾燥「あおさ」280円を買った。が、裏面に「名称乾燥ひとえぐさ」とある石蓴ではないらしい。どうやら、アオサ目ヒトエグサ科のヒトエグサ。志摩の浜で見た、鮮やかな緑をした海苔網の海藻はこれだったのだろうか。 原色日本海藻図鑑/保育社S50年,を参照すると、石蓴は「あなあおさ」学名Ulva pertusa Kjellman 。『体は大型。高さ20から30センチ、時にそれ以上になり、横もひろくなる。潮間帯下部の主として岩面上に大きな群落をつくっている。分布;日本及び隣接区域の全沿岸部に広く分布する。用途;若い体は食用に供することがある。』。 別の資料によると、石蓴は海苔に比べ廉価とある。石蓴つく石にかなしや海苔つかず/高浜虚子。 /としなり
○おおー虚子は、こんな句作ってたのか!

◆季語雑学部
●季語雑学部  海藻を常食としている民族は日本人や中国人、海苔やワカメを食べる韓国人など、アジアの国の一部だけだそうです。他にニュージーランドのマオリ族なども海藻を食べるそうです。ヨーロッパでも一部で付け合せ的に置かれたり、珍味として扱われたり、健康食品的に食されたりはするそうですが、日本人のように常食とはしていないようです。例外的にイギリスの北部では、アオサを英語でシーレタスと呼び、普通にスーパーでも売られ、サラダなどに利用して食用としている人たちはいるようです。ただし、古い時代から様々な海藻類を食べ続け、かつ生食する文化が発達してきたことから、日本人だけが海藻類を消化できる酵素も持っているのだそうです。/山香ばし
○「海藻類を消化できる酵素」そんなものが我々の体内にあるとは!

●石蓴の養殖や収穫洗浄の仕方は漁師さんによって少しずつ違うようですが、何回も網を張り替えたりするなど、手間も力も要ることがわかりました。改めて感謝していただきます。 /山内彩月
●兼題「石蓴」の句を考えていた時に、BSプレミアムの「ふるさとの絶景に出会う旅」で、志摩半島の英虞湾(あごわん)の石蓴の養殖を放送していました。10月に川で育苗して、12月に入り江に竹を立ち並べるが、その時に餌が湧きフグが集まります。石蓴の網が広げられた「のりそだ」の下にはメジナなど魚が石蓴を食べに集まりますが、青鷺がそれを退治します。美味しい石蓴を養殖するために、「のりそだ」を潮の干満の中間に吊るすのがポイントですが、その風景が素晴らしいという内容でした。 /重翁
○兼題が頭にあると、このような内容の番組がパッと目に飛び込んできますね。

●兼題:石蓴あるある(おそらく) 変 換 出 来 な い <(T◇T)> iPhone7と、Microsoft IMEと、ATOK 2017で「あおさ」を変換して「石蓴」が変換候補に挙がったのは、ATOKだけでした。 ついでに、Googleで検索したところ、「あおさ」は2,050,000件、「アオサ」は518,000件、「石蓴」は1,800,000件がヒットしました。アオサ<石蓴だったのが意外でした。 ※顔文字を使いましたが、文字化けしたらすみません/次郎の飼い主
○私は、もっぱらATOKを使ってるので、一発で出る!

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部 作句していて、自分でも間違えそうになったので・・・
「冴ゆ」(終止形)という冬の季語があります。口語で表すと「冴える」(終止形・連体形同じ)なので、文語の連体形にするとき「冴へる」としてしまいそうですが、「冴ゆ」はヤ行下二段活用なので「え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ」と活用します。「へ」が出てくる余地はありません。連体形が「冴へる」になるのであれば、下二段活用の終止形は「冴ふ」でなければならなくなりますが、そのような動詞はありません。(まあ、文語を使った過去の文章がすべて文法を意識して書かれたわけではないでしょうから、なかには「冴へる」と表記した人がいるかもしれません。でもそれは現代の「ら抜き言葉」を未来の人が見ているようなものなのかもしれません。)
 おそらくですが、現代の私たちが間違う元になるのは、文語においてハ行がワ行に転化する現象からの類推で口語の「え」は「へ」になるのだと安易に考えてしまうからだと思われます。 しかし先に述べたように「冴ゆ」はヤ行下二段活用で、「冴ゆる」は連体形です。「ゆ」だと「へ」にはなりえないのが分かると思います。「冴えて」と書かれていた場合、文語なのか口語なのか同じ形なので判別が難しいですが、少なくとも「冴へて」にはならないということです。 文語の上・下の二段活用の多くが口語では同じ行の上・下の一段活用に変化しました。なので口語で「〇いる」とか「〇える」となっている動詞を文語表記に直すときは、注意しないと間違えやすいです。/ひでやん
○ヤ行、ワ行は要注意!

◆こんなお便り、質問届いてます!
●石蓴が春の季語とは知りませんでした。さっそく手元の歳時記で確認しました。季語には何でもあるんですね。石蓴は健康に良いとテレビで見て、時折食べていますが、どう料理したら、美味しく食べられるのか、いまだに分かりません。/徳永 北道
●石蓴は春の季語。でも実際はまだまだ寒い、冷たい。俳句は季節の感覚が難しいです。とにかく「詩的」になりません。素晴らしい句は当たり前の単語を使っても美しいです。たった17文字でも空間、音、色が表現できてます。奥が深すぎます。/うのやよい
●兼題の「石蓴」を調べました。 青のりと石蓴の違い、産地…石蓴は水温が高い状態で成長するため、高温にかけても香りが飛ばないそうです。また産地三河湾の近辺や神島、お伊勢さんまで…いろいろ調べて、つかの間のひととき、卓上旅行気分で楽しく句作しました。 海藻についてこんなに調べたのは、はじめてです(笑) また一つ勉強になりました。ありがとうございます。/更紗ゆふ
●もう春なのですね。早く、「花」などのきれいな兼題も詠みたいものです。とにかく、五感を駆使して、想像力を掻き立てるような句を詠みたいです。石蓴も、きれいはきれいですね。/榊裕江子
●それほど好きではない食材にまつわる季語で作句というのは難しいなと実感しました。好悪は抜きに、どんな兼題にもきちんと対応できるよう、これから精進します。/る・こんと
●なかなか普段気が付かない題材でした。/横じいじ
●与えられたお題を呪文のように、ぶつぶつと/宮みやび
●実際に石蓴を取ったことは無いけれど、庭に苔はやたらと生えていて・・・同じようなものかといろいろ考えました。/月城花風
●山に住むと、石蓴が春の物であるという感覚が希薄でして、季感を意識した作句が難しかったです。/古瀬まさあき
●乾物としてしか知りませんが、あの色は印象的で、そりゃあアオサと名付けたくなりますね。海苔や岩のりとの差がよくわからず苦戦。/こま
●あおさは青のりと同じなのか違うのか。難しくて説明読んでも良く分かりませんでした。分からないのは私だけ?かもしれませんが。/はずきめいこ
●兼題で「石蓴」が来ると分かってから、早速作句に取りかかったのですが…「若布」「もずく」など、他の海藻でも成り立ってしまいそうな句ばかりが浮かび、「季語が動く」という壁にぶち当たっております。 若い葉を食用にするとか、岩場などで手軽にとれるイメージから連想してみたりしたのですが、なかなか…。/多々良海月
●組長、石蓴とは大変身近な海藻であるにも関わらず、いざ俳句にとなると難しいものですね。 載せていない歳時記もあり、非常に産みの苦しみであります。/猫愛すクリーム
●あおさの生態をよく知らなくて、画像やウィキペディアでイメージを膨らませました。/けいま
○困ったときのインターネット吟行~(笑)

●あおさ、漢字に変換できなかったのです。どう頑張っても無理でした。石+「セン」でやってみたのですが…。二つ目の字は音読み「セン」じゃないんでしょうか?難解な漢字ですね。あおさのイメージとは違いますね。/のぼ子
●あおさが漢字では「石蓴」と書くのは知りませんでした。何か謂れがあるのでしょうね。/みぃすてぃ
●「石蓴」!なんちゅう難読漢字。しかし音からはお味噌汁に入れた時に広がるあの色が聞こえます。誰がどうしてこの名前にこの文字を当ててそれが社会に定着したのか、経過がめっちゃ知りたいです。/こま
●「あおさ」の漢字が出てきませんでした。どうにかしたらできるんでしょうが、私には無理でした。漢字にしたかったのですが、すみません。/こなぎ
●こんにちは。あおさの漢字が石蓴とは!見た目と違って随分と堅そうな字を当ててますね。ちなみに石蓴の蓴は、高級料亭で珍重されるジュンサイでした!ちなみに蓴は夏の季語。そしてアオサは石のジュンサイで春の季語。/まめ小路まめ子
●恥ずかしながら「あおさ」の漢字表記を存じておりませんでした。私なぞには「あおさ」とは(関西風)お好み焼きの仕上げに振りかける乾燥の物がまず浮かんでしまいますが、これだと季節感が弱まってしまうでしょうか。/京野さち
●今年 最後の兼題 簡単そうで 難しかったです。タブレットで投句してますが あおさの漢字が引けず かなにしました。/句詩呼
●スマホではあおさは漢字変換できない! ビックリしました(笑) お味噌汁はもっぱら石蓴です!/白瀬いりこ
●あおさと打ち込んでも変換されず、石蓴の文字を打ち込むまでけっこう時間がかかりましたね。苦労した人多いんじゃないかな。/山香ばし
●あおさを漢字で書くか、ひらがなで書くか迷いました。ここでは兼題がわかって投句していますが、自由に詠む場合、ひらがなにして「青さ」なんて誤解されたらどうしようと。反面、海藻のユラユラした感じはひらがなの方が合っている気がしてぐるぐるしました…。/うしうし
●今回の兼題は漢字で「石蓴」でしたが、兼題が漢字の場合に、俳句の中で「アオサ」または「あおさ」と片仮名や平仮名書きすることは大丈夫でしょうか。/みずほ
○表記は、作者の意図によって選べばよいです。ただ、俳人の中には、カタカナ書きについては「植物図鑑じゃあるまいし」と拒絶反応をしめす方もいらっしゃいます。私は、敢えてその表記を選んだ意図が伝われば許容する立場をとっています。

●言葉自体全く知らなかったので、難しかったです。これは料理によく用いられるのでしょうか?/相沢はつみ
●ベスト・オブ・味噌汁で一番好きな具、です(笑)しかし、季語として考えるにあおさ採りなどした事が無く、イメージを膨らませるにちょっと悩みました。 潮の香や風、味覚含めて五感様々あるな?と思いつつ、実体験が薄いと今ひとつ決まらず。何事も経験するって大事だなと思いました。/森なゆた
●石蓴というと、お味噌汁に入れて食べることしか頭に浮かばず、苦労しました。/惨風3
●いつもお世話になっております。今回のお題【石蓴】ですがあまり馴染みがなく手こずりました ふっと以前熊本県天草で磯ラーメンに山盛りのあおさを食べた事を思い出しそこから作句してみました/水夢
●毎回難しいのですが、今回は締切日直前まで追い込まれました。あわや脱落。沖縄で食べた天ぷらしか思い浮かぶものが無く、貧弱なことばの繰り返しを味わい続け、潜水艦は更に深い部分に迷い込みました。/天晴鈍ぞ孤
●昨年の暮れに、職場の忘年会で懐石を楽しめるお店に行きました。チャンスとばかりに、和食のプロであるお店の大将に、石蓴と青海苔の違いを尋ねたところ、大将はさらっと一言、 「いっしょですよ」 と。 …この一言が、締切ギリギリまで私を翻弄しました。/次郎の飼い主
●石蓴は今まで食べた事がなく今回スーパーで買って初めて食べました。/たけ爺
○ひとまず、体で季語を覚える!

●あおさの爽やかな感じを詠みたいと思いましたが 昨今は大発生による被害の方がクローズアップされているんですね。もっと食べればよいのかしら。。。/ニット
●夏になると大量の石蓴が打ち上げられている事があります。その様子は浜に緑色の道ができたようで面白いのですが、臭いが問題になることもあるそうです。/伊介
○磯の匂いに慣れてない人にとっては、悪臭だと感じるのかもしれませんね。

●育った田舎で、アオサはメンパ(水中眼鏡)のガラス拭きでした。/麦吉
○わかる分かる! 私も海の子だったので、石蓴は投げて遊んだり、水中眼鏡の曇を拭いたりしたよ(笑)

●第182回 水涸るの人選の句に、「静脈をたどる指先水涸るる」とありました。私が現代俳句協会の第191回インターネット俳句会で、2017年2月16日に投句した、「静脈を選ぶ針先春隣」に似ていると思いました。「静脈を選ぶ針先春隣」と「静脈をたどる指先水涸るる」、この場合、類想の句に該当しますか?/松尾寒蝉
○一見類想のように見えますが、それぞれの句の意味を解釈してみると、表現しようとしている内容はかなり違います。「春隣」の句は、まさに注射器の針を腕に差している状況ですが、「水涸る」の句は、静脈を指先でたどっている実景から、「静脈をたどる」ように下流から上流に向かって「水涸るる」様子をたどっていくかのような虚の光景を表現しようとしてる句だと考えられるからです。

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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