俳句ポスト365結果発表

  1. TOP >
  2. 結果発表 >
  3. 石蓴

第186回 2017年12月14日週の兼題

石蓴

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

海面がヨイショと捲れ石蓴掻く
シュリ
石蓴掻きあの子子連れで戻ったよ
シュリ
呼声や波へ石蓴を蹴りかへす
つぎがい
あおさとれたてよからすのやおやさん
つぎがい
石蓴採る口に飛び込む風甘し
24516
波に傾ぐあおさの森やとろろんとろとん
24516
太陽も大海も好き石蓴掻く
あいだほ
故郷は石蓴の香りだったのか
あいだほ
イヤホンを漏れ来るジャズや石蓴とり
あつちやん
あをさ提げ岬めぐりのバスを待つ
あつちやん
石蓴掻き時々誰か抜けにけり
いまいやすのり
波一つ石蓴に合はせ寄せて来る
いまいやすのり
ふるさとの海の甘さやあおさ椀
うづら
朝の陽を孕みて重しあおさ網
うづら
石蓴拉(ひしゃ)げる内海の空気重くして
ウロ
飢ゑた潮寄せてかがよふ石蓴かな
ウロ
翡翠から生まれて石蓴すきとほる
あくびする海と石蓴と子供達
水平線はみ出す島や石蓴掻く
こじ
相模湾始まる磯の石蓴かな
こじ
喉頚の小皺しみじみ石蓴掻く
ことまと
幸せはいつも短し石蓴汁
ことまと
波しづか絡む石蓴に沈む夜
さとう菓子
打ち寄せる石蓴の色に透かす足
さとう菓子
風にのる低き島唄石蓴採る
さるぼぼ@チーム天地夢遥
ケロリンの桶持つ子ども石蓴採り
さるぼぼ@チーム天地夢遥
碑にはエルトゥールル号のこと石蓴
としなり @エルトゥールル号=串本沖で沈没したトルコの軍艦
うすあをき汐の滓らむ石蓴かな
としなり
干し広ぐ石蓴の穴の夕日かな
トポル
あをさ逃ぐ指間を水のふりをして
トポル
石蓴生ふ波の花いちもんめかな
にゃん
月読の涙石蓴の核となる
にゃん
石蓴手に翡翠のひかり落としけり
ヒカリゴケ
此れよりは神の住む島あをさ生す
ヒカリゴケ
異界より流れ着く夜の石蓴かな
ひでやん
石蓴乾る浜電灯の笠の錆
ひでやん
石蓴掻くぐんぐん海の近づけり
ふきょう和音
海の辺に神なびのあり石蓴満つ
ふきょう和音
ゆらゆらと石蓴ゆらいでいる進路
ほろよい
石蓴汁もてやまんちゅのうたきかむ
ほろよい
滂沱たる石蓴を採りて帰路の星
マカロン
石蓴採り此処はもう匂いだけです
マカロン
海の子をまた孕むらし石蓴の香
めいおう星
石蓴掻く亭主どこぞでチンチロリン
めいおう星
島唄にあおさが泣いて浜に風
よっちゃん
蒼穹をオスプレー今日も石蓴採る
よっちゃん
海に生くる家系なりけりあおさ採る
ラーラ
若妻会の会長五十路石蓴干す
ラーラ
あおさきらひ社員のササキよりきらひ
或人
旧石器時代の石蓴仄蒼し
或人
日本一雨降る街や石蓴食ぶ
伊予吟会 宵嵐
石蓴見て右見て左見て四国
伊予吟会 宵嵐
海神の捨てし布屑なる石蓴
井上じろ
漂ふは石蓴のかげりゆくこころ
井上じろ
石蓴出すあぶくを聞きに巻き貝来
卯MOON
亀引きずる甲羅に乾く石蓴かな
卯MOON
荒波に揺れる石蓴と傾ぐ空
可笑式
声届く距離の二人や石蓴採り
可笑式
白波が忘れて帰る石蓴かな
花伝
潮の香は尖り石蓴は平たくて
花伝
ゆやゆやと朝を洗へる石蓴かな
霞山旅
石蓴掻隣家の岩を迂回して
霞山旅
漂ふや石蓴の森の朝ぼらけ
輝 龍明
伸びすぎたる石蓴なり働かねば
輝 龍明
失ひし波恋ふいろの石蓴かな
剣持すな恵
石蓴採る夕波ながき音ひいて
剣持すな恵
石蓴採る水平線は富士の幅
山香ばし
石蓴手にこれはゾーさんこれは母さん
山香ばし
あおさ全部採ったらおもちゃ買うたる
司啓
あおさ滲むぞ溶ける溶けるニッポン
司啓
咲いている石蓴 咲いていない覚悟
酒井おかわり
一日を5㎝休み石蓴採る
酒井おかわり
累々と石蓴の腐臭牛鬼来る
小泉岩魚
石蓴揺る弥勒の丸き膝がしら
小泉岩魚
満月の匂ひにゆれる石蓴かな
城内幸江
海に目の眩み石蓴に目の覚める
城内幸江
石蓴萌ゆ有明海の波たいら
水夢
石蓴採り天草五橋一の橋
水夢
縄文の海道の江の石蓴採
星埜黴円
天狗倒しの響く山小屋石蓴汁
星埜黴円
和邇の背と喩ふる礁石蓴生ゆ
西川由野@いくり
羊水の匂い石蓴の吸い物は
西川由野
かゆそうな海の背中の石蓴採る
西尾婆翔
広げれば風が来そうな石蓴掻く
西尾婆翔
ひくひくと石蓴の弁の不整脈
比々き
水際に石蓴のうつらうつら在り
比々き
巡査またどつさり石蓴貰ひけり
多々良海月
内定来ず石蓴を掻きに帰らうか
多々良海月
天色(あまいろ)の泡を纏へる石蓴かな
大塚迷路
流木は日本のかたち石蓴掻く
大塚迷路
石蓴掻く禰宜の沓音波の音
谷口詠美
月読宮命(つくよみ)の涙より生る石蓴かな
谷口詠美
始まりは海の蒼さや石蓴の芽
宙のふう
防人の歌に現の石蓴掻く
田中耕泉
防塁や櫂の骸に石蓴波
田中耕泉
石蓴採る浅瀬に影の溺れたる
登美子
豪華船きらきら石蓴滑りたる
登美子
雨降るな石蓴の青の透きとほり
桃猫雪子
太郎強く次郎優しく石蓴掻き
桃猫雪子
豊穣の海を濾したる石蓴かな
藤郷源一朗
おなぐさみ石蓴を拾いゆるゆると
藤郷源一朗
日輪の翳の零れて石蓴踏む
内藤羊皐
石蓴掻く猫の欠伸の拳ほど
内藤羊皐
石蓴摘む此処も埋立予定地よ
楠えり子
末の子も島を出るとふ石蓴汁
楠えり子
ひとり来て石蓴に緩き石つぶて
日出時計
飛行船空ゆくごとくあをさ過ぐ
日出時計
発たせしよ手に石蓴の香残す子を
堀口房水
国産みの飛沫の石蓴採りにけり
堀口房水
洞窟は千年暗く石蓴揺れ
野々りんどう
たおやかに靡く石蓴や月淡し
野々りんどう
どぶどぶとダンプへ積まれゆく石蓴
一阿蘇二鷲三ピーマン
はなもえぎいろにあをさのほとほれり
一阿蘇二鷲三ピーマン
大鍋へ放たれあおさ晴れ晴れと
ぐわ
あおさ摘みおばあハングル読めるらし
ぐわ
石蓴掻く人に寄り来る人も掻く
露砂
石蓴採り磯手ぬぐいの魔除け印
ふぢこ
石蓴採磯まはらねば行けぬ家
すりいぴい
石蓴とは光を集べるもののこと
ざうこ
大波の端を引つぱり石蓴摘む
どかてい
なあんもないところと云うて干す石蓴
ぐずみ
石蓴生ふ浜や芦毛の馬溜まり
かもん丸茶
石蓴掻く岩は部落の守り神
重翁
石蓴掻く石油タンクに囲まれて
小市
お絵描きはきっと花丸あおさ採る
小川めぐる
引き潮にだらりだらりと石蓴畑
小倉じゅんまき
幼犬の石蓴まみれを拭きにけり
小野更紗
鉄橋に手を振り返す石蓴採り
松山
石蓴汁老舗にガイドボランティア
松田文女
石蓴生ふ水は鏡でできてをり
松尾寒蝉
獣道めきしを下り石蓴掻き
松尾千波矢@チーム天地夢遥
石蓴掻く縄文人の蛇紋土器
松野英昌
鬼棲みし島囲みたる石蓴かな
笑松
手土産の石蓴の匂ふレンタカー
28あずきち
石蓴採りうすくれなゐの水平線
dolce(ドルチェ)@地味ーず
翠玉を伸ばして吊るす石蓴干し
KAZUピー
石蓴採る靴をちひさな波が噛む
Kかれん
石蓴掻く吾もまた昭和の女
m.ソラ
光さす東シナ海石蓴採る
Mコスモ
朝ぼらけ岩を身ごもる石蓴かな
S.A.Y.
乳母車石蓴を積んで家路かな
yoko
潮の網梳るごと石蓴摘む
あいむ李景
からうじて石蓴なるもの掻き集め
あつむら恵女
あおさゆらゆらたつのおとしごのこらこら
あまぶー
あおさ摘むおばあの背中九十度
あらあらた
海の森を見通す神よ石蓴汁
あるきしちはる
八重咲きの石蓴ゆらりと女波かな
いけのはら
月光をまだらに浴びて石蓴契る
いつき組福岡リスナー班/由美子
カンツォーネ口遊む母石蓴採る
いもがらぼくと
アオサ採る彼方のニライカナイかな
都乃あざみ
テラとルナ交わるマルの石蓴かな
HGDT
この棚はタロスの遺骸石蓴採る
ウェンズデー正人
貨物船とおく石蓴はひかり満つ
うしうし
潮騒は島の恋唄石蓴掻く
うに子
磯の香も砂も食らうや石蓴汁
うのやよい
アオサ汁やつぱり海は母なのだ
うりずん好き
アヤカシの衣の石蓴掴みをり
うんりゅう
背に負ふ日輪白し石蓴採り
オダシマナギサ
石蓴揺れ幼き海は眠りけり
かすみ草
あおさ採るまだ娘には負けられぬ
かをり
我が家の小さき祝や石蓴汁
カンガガワ孝川
石蓴採り津波対策防波堤
きみこば
アオサ揺る波間まさぐる陽のひかり
ぐべの実
ドラゴンの雲流れゆく石蓴採り
くま鶉
飲み薬少しずつ増へ石蓴掻る
くめ仙人
海は母風は父なり石蓴干す
クラウド坂上
忘るなよ石蓴の海の匂ひごと
くらげを
風紋の尾根の長しや石蓴干し
くるみだんご
大宇宙石蓴ひとひら茫洋と
ぐれむりん
目を上げてここは海なり石蓴採る
けら
さびしさに石蓴散らせばまばゆき海
こま
見晴るかす石蓴の芝生進みけり
さきのジジ
大陸の風を袂に石蓴掻く
さくみ
遥かなる石の声する石蓴かな
さくやこのはな
重き雲舐めとる海や石蓴採る
さとうりつこ
三月の石蓴の穴や空鈍し
さとうりつこ
たゆたゆと子を増やしゆく石蓴かな
シナモン
二畳ぶん石蓴を干せば波静か
じゃすみん
をちこちをユタの神唄石蓴掻く
しゃれこうべの妻
石蓴採る雲居をブルーインパルス
じゅんじゅんヴェルファイア
鶏の交尾しのちの石蓴掻き
しょうき
この波の果てにもあをさ月を見る
しろ
海の愚痴聞いてゐるかに石蓴採り
せいち
千畳の石蓴広がる蝦夷はるか
せり花
ひむがしの色して石蓴ぬめりおり
せり坊
内海の夜明けの海の石蓴採り
タケ
石蓴採り太平洋を股覗き
たけし
石蓴の香若し胎児の尾の揺るる
たんじぇりん金子
すなはまでひろったあおさうみになげ
ちま(3さい)
あおさ掻くうすももいろの指で掻く
ちゃうりん
船長が石蓴売るなり遊覧船
でこはち
石蓴掻く海の呼吸に合はせつつ
テツコ@第二まる安
石蓴掻き尽くしても地球は青い
てまり
波際に石蓴眠れる星ひとつ
てん点
海女の手に遅れて揺れる石蓴かな
としまる
碧きよりあおさ寄り来るおみな浪
なにわのらんる
風無き夜ぷくと増殖するあおさ
ニット
潮見表閉じる腐れゆく石蓴
ぬるっぱ
引き潮に吹き返す風石蓴掻く
のぶ子
我は世にあおさは海にただよひて
のぼ子
難破船波に軋むや石蓴摘む
のら
海と空に挟み撃ちされ採る石蓴
バーバラ
あおさ干す五右衛門風呂の薪を割る
はまのはの
石蓴掻く杜牧の詩でも諳んじて
ひいらぎ
晴天を吸うて石蓴はより青し
ひぐらし
翠玉の鉱脈のごと石蓴浜
ひな三葉
石蓴掻く日本の海をつまみ食い
ひろのじょう
海底に沈む瓦礫や石蓴生ふ
ひろろ
石蓴から水の匂いの濃くありき
びわ湖
博多帯きりりと締めて石蓴汁
ふうせんかずら
朝市やボーイソプラノ石蓴売る
ふくろう悠々
海の色地球の色の石蓴かな
ふさこ
江ノ島の神社混みをり石蓴汁
フジサワヒロキ
石蓴掻く弁天島に舟ひとつ
ふわり子
通夜の朝いつもの石蓴亡き母と食す
べったおやじ
合格の便り届くや石蓴掻く
ぺぱあみんと
釣り船のあるじ手を挙ぐ石蓴採り
ヘリンボーン富樽
柔らかき陽は萌黄いろのあおさへ
ほしの有紀
この石蓴鹿の食み跡つけてをり
ぼたんのむら
単線の駅見上げをり石蓴採り
ぽろたま
人はけなげに生きている石蓴かな
マオ
石蓴干し終え母ちゃんとおやつどき
まこりん
砂浜に折れたバットや石蓴採る
まゆ熊
石蓴掻く地球の臍を掻くやうに
まるちゃん2323
鳶の輪の真ん中にをり石蓴掻く
みくにく
晩年といふ住み所石蓴汁
みちる
石蓴採る浜辺の妻を標とし
むぎみち
石蓴刈る家業の床屋定休日
むじーじ
すなやまとおなじたかさのあおさやま
むらさき(5さい)
売り切れしフェリー乗り場の石蓴かな
むらたふみ
月読みの海出づる石蓴の襞よ
モッツァレラえのくし
石蓴干す家も二軒となりにけり
ももたもも
石蓴採り江戸っ子として繋ぐ代
ヤッチー
石蓴あおさ細胞の迷路誰が辿る
やまなすび
石蓴這ふ海の色ごと摘みにけり
やまぶき
メデューサは案外善女石蓴刈る
ヤマボー
味噌汁に石蓴夕べは大喧嘩
ゆすらご
石蓴洗う人魚の髪と思いつつ
ゆみづき
給料日石蓴汁二百八十円
よだか
青空に昼の月なり石蓴掻く
らくさい
波音の凝る石蓴や過ぎし日や
ラッキーの母
石蓴掻く我を片雲とほざかる
ららやにほ
石蓴採る果てにミサイル墜つといふ
る・こんと
方舟の浮かぶ大海石蓴掻く
葦たかし
石蓴掻く帰省列車は八時着
杏と優
あをさ掻く音や心根傷あまた
伊奈川富真乃
あおさ食む酸いも苦いも埒もなし
位相朗
石蓴生ふ地層一ミリ数百年
育由
月夜には密談石蓴ふとるふとる
一斤染乃
石蓴浮く海の広さに飽きている
一咲ふゆか
黒板の字を消すごとく石蓴はぐ
一心
打ち寄せる波にひれ伏すあおさかな
栄魚
引き潮の日にうたたねの石蓴かな
越佐ふみを
石蓴食ふ透明の朝やつてくる
榎本みわ
神器の千年石蓴は貌をかくまひて
羽沖
異婚譚三宝石蓴秘曲今
遠音
海女小屋の煙真白や石蓴採る
夏柿
億年の満月を知る石蓴かな
歌鈴
海中をあをさゆらゆら萌葱色
花 節湖
海が息吸ってるあいだ石蓴採る
花屋
大正のレシピ素直な石蓴汁
花南天anne
伊勢の浜波に色添う石蓴かな
花猫
石蓴掻く海より出でし日とともに
蛾触
海の青の中に石蓴の青がある
海月漂
石蓴採る波と空との境界で
海風山本
石蓴摘む八年前は街でした
灰色狼
自転車が錆びている子と石蓴採り
街麦
世界一大きな石蓴どれかどこか
笠原 理香
五十年を遠流の浜に石蓴掻く
樫の木
この星は石蓴の色でありぬべし
人間がヒトたる理由石蓴揺る
瓦すずめ
石蓴掻きアンモナイトの岩の音
干石蓴避ける自転車駐在さん
甘泉
あおさただよはせるなにか
閑茶
浜で会う幼なじみや石蓴採り
喜多輝女
酒五勺海に供えて石蓴掻く
帰帆の仔
店奥の影濃きあたり干石蓴
軌一
取材来と石蓴掻き女の紅をさす
亀田荒太
石蓴掻けとポセイドンからの指令
蟻馬次朗
どろどろと石蓴一族は女系
久我恒子
石蓴掻く老爺の胸に革命歌
宮本背水
金輪際賞罰無しや石蓴摘む
魚水
石蓴生す君が代に言ふ苔と生す
京野さち
千年前の海石にしがみつく石蓴
玉木たまね
島じゅうのをんなの数や石蓴掻く
金子加行
石蓴入る汁の香りや心決む
金治宜子
あおさ満つ対馬に古き砦跡
吟  梵
石蓴掻く類人猿の指となる
句ゼミ 風あざみ
あおさ汁吾娘四十路となる今年
空 春翔
石蓴採る女の尻に潮の上ぐ
君島笑夢
海は息吸ひて吐きつつ石蓴かな
桂奈
透きとほるみどり石蓴と若き日と
渓湖
あおさ汁全部付きます森食堂
鶏侍
大鳥居水に浮かせてゐる石蓴
結子
月光に撫でられやわらかき石蓴
月の道
潮風のバスの終点石蓴干す
月見柑
岩肌の衣剥ぐかに石蓴取り
月城花風
かぜかすかつづくあおさのつよきあお
古瀬まさあき
たゆたゆと波に甘ゆる石蓴かな
光風
八重咲きの花のごとくの石蓴掻く
公毅
引く波に鎌も軋むや石蓴掻く
あおさ採るざぶりさあ来い太平洋
広海
雲ほどは賢くなれぬ石蓴なり
広瀬 康
神島を抱きし湾や石蓴掻く
更紗ゆふ
神御座す伊勢のあおさの碧の端
江口小春
合鹿椀能登民宿の石蓴汁
江里口泰然
潮満ちて石專のあをの呼吸せり
香舟
石蓴萌ゆ地球はかつて海と岩
香野さとみ
ひと掻きを残し石蓴の海の月
香壺
朝優し御飯に石蓴をかけましょう
高村優雨花
単線のドア開くたびあおさの香
黒塚紅葉
一片の石蓴透明なる視界
今井佳香
海底の石蓴の澱み辞職願
根曲がり
持ち上げしあをさの丈の吾子を越ゆ
根本葉音
東天の岩の金色あおさ生く
佐川寿々@チーム天地夢遥
石蓴干す婆っちゃの握り飯旨(め)じゃあ
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
引き潮やあおさの緑月に干す
彩菜
石蓴干す島に目覚めし猫あまた
彩楓(さいふう)
空停止して詩論めく石蓴採り
斎藤秀雄
月光を浴ぶる石蓴の稚き
斎乃雪
曇天の波はうすずみ石蓴掻く
三子
猿に似る岩目印に石蓴取る
三島ちとせ
四万十の石蓴にかかる星の粒
三輪 佳子
一片は押し花めく石蓴かな
三輪えつし
石蓴炊き時ぬすびとのゐるやうな
山西琴和浦
潮嗄れの声や朝餉のあをさ汁
山内彩月
さち婆の跨る岩や石蓴採り
山本 力
石蓴掻く股座へ入り来る夕日
山本嘉子
かんばせを髪になぶられ石蓴採り
残月
兵役の内地勤務や石蓴採り
四葉
寄りて去る海に甘へる石蓴かな
志保川有
はしゃはしゃと波打ち際の石蓴鳴き
紙威
カサとこゑたつる石蓴の乾きやう
石蓴漁継ぐと次男の正座かな
詞意魔の輝久
磯の香を真水にほどく石蓴かな
次郎の飼い主
ひと枠がすべてあをさになつてゐる
耳目
風神の落とせる鞴あおさ摘む
七瀬ゆきこ
掻けど石蓴掻けどまた岩千畳敷
篠田ピンク
寂しきや岩を食べ続ける石蓴
柴原明人
ばあちゃんと貝殻で採る石蓴かな
紗々
石蓴採り水平線は低くなり
尺骨
掬ひたる砂金の如し石蓴網
若狹昭宏
海光の千条漱ぐあをさかな
朱河
引き潮に歩調を合はせ石蓴掻く
樹朋
言ふ事を聞かぬ指先石蓴摘み
宗本智之
我と地を結ばんとするあおさかな
秋雲
あをさ採る声交はさずに岩肌へ
秋桜
ががししと老いの指引く石蓴取り
重い月
石蓴汁連綿の書の読めぬ軸
出楽久眞
広げれば石蓴の中に三方五湖
春と夏子
月の夜に石蓴遊子を放つてふ
春野いちご
ジャンボ機のましろき腹や石蓴掻く
純音
海神の垢を頂く石蓴掻き
森なゆた
かあちゃんのでっかいパンツあおさ干す
森田欣也
海は傾いて石蓴を寄せにけり
神山刻
波より少しゆったり石蓴ゆれる
睡花
石蓴採る囃子詞は空の鳶
粋田化石
石蓴乾す網を透かして中津宮
雀虫
水たわみ指を逃れる石蓴かな
瀬波秋鮭
朝の浜あおさの帯を神渡る
晴日和
渚より沖のひかりし石蓴かな
清一
大わらひ石蓴の島の戎さま
清清檸檬
竜宮の祝の膳に石蓴ある
青い月
石蓴の磯の香りに跪く
青玄
石蓴ゆれ原始の森に黒兎
青萄
百礁の石蓴を洗う男波かな
石川焦点
あおさ採りバケツに移す浪の音
石野上路無
ふらふらと子種ばら撒く石蓴かな
赤い彗星の捨楽
石蓴臭しバス停前のモーテル
赤馬福助
背後より潮満つ気配石蓴採り
雪うさぎ
海の声鳥の声聞き石蓴かな
雪花
石蓴掻くあれは口寄せ巫女と聞く
雪華るな
女達家伝の道具石蓴摘む
千葉睦女
石蓴採るそこは鈴木さんの場所
占新戸
食べられないのかヒバクした石蓴は
川十重
時偶は口に放り込む石蓴採り
善多丸
いつもゐるいつもの岩場石蓴掻く
倉の人
陽光の石蓴ゆたかや波撓む
倉木はじめ
石蓴取り濡れた人魚の髪の色
蒼奏
石蓴揺れ海のアリアを歌い出す
蒼鳩
雲の旅果てて石蓴の雫かな
霜月
朽ちて来てゐる神棚やあおさ汁
村上海斗
さざ波の月が石蓴を揺らしをり
太一
石蓴摘むコキンと膝の物語る
太子
あおさ採りぽこりぽこりと尻の山
駄口竹流
海へ髪はなしておんな石蓴成る
台所のキフジン
石蓴の香ゆっくりと溜め浜は暮れる
大西主計
しとやかな海の息吐く石蓴かな
大槻税悦
笑ふ麗子石蓴の穴より覗き見る
沢田朱里
旅人に透かして見せる石蓴かな
谷山みつこ
石蓴生ふ秘密の磯へへつる崖
竹庵
海の香は大方石蓴だと思う
中野こと葉
風は名を変えた、海は石蓴を生む
潮ベルト
名物は石蓴くらいの風の街
鳥坂
寄せる波寄せる波皆あおさ抱く
直樹里
石蓴の穴星の衝突せし日より
津軽ちゃう
石蓴採る背後米軍着陸地
辻が花
三歳のだいだらぼつち石蓴踏む
泥酔亭曜々
石蓴採り花の名前の巡視艇
田村幸之助
このバスは陽を出て石蓴に停まります
登るひと
荒磯に呪詛より青き石蓴かな
土井デボン探花
地球よ石蓴を貰ってゆくぞ
怒りのえびかずら
忘れ潮天色映し石蓴狩
冬のおこじょ
海風を袋に石蓴売られけり
東尋坊
米軍の怒涛石蓴に目もくれず
東洋らいらん
石蓴採る人魚の手足捥がぬやう
藤井祐喜@「あおさとるにんぎょのてあしもがぬやう」
石蓴わさわさ常盤色をわけあう
豆田こまめ
吾の背にも陽を頂いて石蓴採り
栃木のあーたん
婆の背は岩だ石蓴の碧深し
凪ひと葉
海と空漂い遊ぶあおさかな
凪野たいら
ほわほわのなみふわふわのあおさかな
虹子(6才)
戻ろうか石蓴の浜の湾曲を
日田路
伊邪那岐と伊邪那美の掻く石蓴かな
忍冬
石蓴採る海女のひかがみ溌剌と
猫愛すクリーム
石蓴刈る指の間にはじける陽
猫渓
あおさゆうらり海獣のひれめきて
播磨陽子
石蓴を干す老母や錆びたトタン屋根
波音
造船所ばくぜんとして目に石蓴
波世遠
海の外知りたい知りたい石蓴うねる
白丘山人(893人)
波の押し引きて石蓴はもとのまま
白虎
軒したに薫る石蓴や漁師町
白晃
石蓴のあな水平線は銀の糸
麦吉
降る星を波が洗ひて石蓴とす
八作
ミサイルの試験発射や石蓴掻く
飯村祐知子
ぼろくそを掻いて抓んで石蓴採り
柊 月子
石蓴干す豆腐屋の音の鳴りをりぬ
姫山りんご@方言で豆腐(とふ)
石蓴採り岬の寡婦に海は鳴る
百合乃
残業終ふ石蓴ゆつくり展く椀
武井かま猫
冷たさも沖に預けて石蓴採る
風花
竜骨の石蓴の原より天に伸ぶ
風来松
石蓴採りあれは従兄弟じゃなくて叔父
福花
石蓴採りながら棋譜をばそらんじる
薄荷光
意のままの石蓴に波の有頂天
福良ちどり
石蓴掻く振り向けば棚田千枚
聞岳
石蓴掻くその手で乳を含ませり
峰泉しょうこ
網修理す石蓴の小山そのままに
豊田すばる
鈍色に揺蕩う石蓴壇ノ浦
望の月
キャタピラーが轢けり青き石蓴を轢けり
凡鑽
陽に乾く大注連縄や石蓴掻く
妹のりこ
波に捨て置かるるままに石蓴かな
抹茶金魚
やがて海荒れて石蓴を引っぱりぬ
未貫
決戦の島の石蓴のあさげかな
未々
海といふ大長編や石蓴掻く
牟礼あおい
石蓴採る太平洋を凹ませて
椋本望生
海原の雫の凝るや石蓴干す
明女
柔らかき化石なるらむ石蓴かな
木人
無人島の黒き煙突石蓴採る
木槿
石蓴掻くゴム手袋は空の色
野ばら
揺蕩ふは逸れ石蓴と沖の島
野地垂木
伊勢の陽の凝りたる緑石蓴受く
野々原ラピ
石蓴石蓴石蓴踏まずに行きたいが
野良古
サンズイを恐れ石蓴の波を蹴る
矢浦詠正
陽の紋の綾織るままをあをさかな
矢嶋博士
さざ波や石蓴に染まるコンバース
柳児
国引きの神話夕餉のあおさ汁
薮 久美子
石蓴取る海の向こうの戦火かな
湧雲文月
石蓴採り娘の饒舌待つ夕げ
葉子 A
あおさ採り若嫁さんの腹にやや
欲句歩
石蓴干す赤子おむつを替へる頃
利平
東京が好きだと言ふ娘石蓴生ふ
李子
あおさ買ふ我ら里川婦人会
理子
石蓴へらへら俺は浜をふらふら
理酔
石蓴てふノイズありけり海静か
立志
石蓴採るひかがみ淋しさを忘れ
立川六珈
石蓴汁つっかけのまま診療所
流川ゆきはな
舟小屋の隅に石蓴の砂まぶれ
竜胆
浜歩くふたり石蓴を辿りけり
龍田山門
ひかりしたがへひねもすの石蓴採り
緑の手
風は波に音を託して石蓴かな
隣安
トンボロの島は間近や石蓴採り
巫女
島唄の鼻歌になり石蓴掻く
朶美子(えみこ)
ひたすらに煮詰む石蓴の濡羽色
柝の音
石蓴干す猫ぞろぞろと昼まぢか
淺野紫桜
砂に描く人魚石蓴の髪飾り
游真
村挙げて百万人の石蓴干す
珈琲斎
味噌汁のアオサへろりと失恋期
眞紅
トンボロの三四郎島へ石蓴採り
聰子
美(うま)し国説かれし宿の石蓴汁
いごぼうら
サーファーに混じりて啜る石蓴汁
お気楽草紙
三陸の石蓴さざめく消波堤
かよこ
島唄のこぶしに酔いて採る石蓴
くさぐき
纜の縒りに挟まる石蓴かな
クズウジュンイチ
さっきから同じところに揺れる石蓴
ネコキャット
千の帆の競ふ江ノ島石蓴寄す
まどん
あおさ刈るディーゼル優し志摩の空
克巳
伊勢湾のスクリュー杭の石蓴かな
雑草おばさん
石蓴生ふ潜水艦にも機雷にも
三重丸
石蓴掻く沖に真白きクルーザー
山姥
ざる干しの石蓴隣にゴム胴着
山田ノムオー
百の説教一杯の石蓴汁
始の子
対岸は空港島や石蓴干す
真宮マミ
日に透けてみどり明るしあおさ干す
中嶋浄土
石蓴浮く波滑らかに磯の昼
俳菜裕子(はいさいひろこ)
引潮の石蓴畳に鳥の影
半田市矢浦詠正
一杯の海が片手に石蓴汁
彼方ひらく
遠浅の静かなひかり石蓴採り
富山の露玉
嫂の腿逞しき石蓴掻
北周作
鉄橋の橋脚細し石蓴採る
夢堂
石蓴嗅ぐ四万十を嗅ぐ雲を嗅ぐ
霧子
忘れ潮あをさの穴の向こう側
葉月けゐ
あおさ採り水切る音も匂ひたつ
雷紋

並

川を吸い山まで吸って石蓴なる
菜々の花
水底に都ありしか石蓴生ふ
小梅
石蓴干し海女あをあをと富士見かな
酔風
生業や海荒らしけふ石蓴採り
竹林
手のひらに石蓴ひときれ汚染海
達哉
銀河屑美ら海に散り石蓴かな
天晴鈍ぞ孤
石蓴採り老婆の長きひと潜り
近澤有孝
引潮や石蓴の光る伊雑ノ浦
28ひろきち@伊雑ノ浦とは三重県志摩半島の東側にある的矢湾の奥にある内湾
鳥居まで氈敷きつめし石蓴かな
⑦パパ
かくれ岩カリカリと掻きあおさ掻く
aya
蒼穹や波挙る石蓴採りをり
chiro@蒼穹(そうきゅう)=青空。 挙る(こぞる)=もち上げる。
波寄せる宿の朝餉や石蓴汁
GONZA
ひき潮や育く育く石蓴さんざめく
keay42
浜風を背に石蓴干す寡黙かな
kokoro
磯釣りの竿を休めて石蓴掻く
M多孫(タマゴ)
石蓴掻く愚痴の幾つか波がのみ
n・桂月
石蓴採り波の残した忘れ貝
Norie Umeda
石蓴汁母からですと義姉(あね)そっと
PON
吾の身の石蓴と化して揺るるかに
sakura a.
波光り石蓴いよいよ海の色
sol
すげ笠や広重描く石蓴採り
TAKO焼子
石蓴掻き終へて表紙のそよぎけり
Y雨日
石蓴汁志摩の海より深き碧
あい女
波を瀬に石蓴とりが亀のよう
アオキシゲル
水に揺れ光に遊ぶアオサかな
アガニョーク
石蓴ゆれ潮へ沁み込む浜の音
あけび庵
あおさ採る船はぐいぐい巻きあげぬ
あさり
浅瀬行く石蓴が揺れる子も揺れる
あすなろ
石蓴から海の青さを想う食
あほうどり
あおさ採る目出し帽から見る朝日
あまぐり
磯の香の和風ボンゴレ石蓴かな
アリマノミコ
あおさ汁一椀の海飲み干しぬ
いいよかん
石蓴掻く丸い背中に波しぶき
いくらちゃん
味噌汁に石蓴入れれば富戸の浜
いしかわかざん
海の香の椀より溢る石蓴かな
いち瑠
暮れなずむ沖に島影石蓴採り
いつき組リスナー班 たあさん
火を囲み海女小屋の暖あおさ汁
いなべ きよみ
あおさこそ味噌汁の具にもってこい
いなまさ
石蓴かな色を忘れた海のはて
イヘアナチョ
牛窓の浜に石蓴の線二本
うさぎまんじゅう
大洋に境をなすや石蓴掻き
エイシェン
シーバスを狙い掛かるは石蓴のみ
オイラー
湾深く石蓴簾や百枚も
おうちゃん
海は空色揺るぐ石蓴の翡翠色
おくにち木実
石蓴摘む海に命もその昔
おけら
石蓴かな猫が狙うは魚かな
オザミツ
円卓の会話と石蓴飲みにけり
おじきち
水際のあおさしたたか息つなぐ
おやっさん
あおさ汁椀に美ら海溢れけり
かざばな
岩陰にひそひそ話石蓴摘み
かなた
躯には自信あります石蓴汁
かぬまっこ
わたつみの宿るみなわや石蓴生す
カノン
あおさだけうまくなかったおみやげだ
がんばれけいご7才
あおさじるしじみのほうがうまかった
がんばれたくみ4才
箸に湯気いただくあおさ木賃宿
きおき
アオサ汁供えて香り届けよと
ギコ
一人旅あそびし子らと石蓴採り
きっちゃん
満潮時石蓴の肢体拡がれる
きのと
あさぼらけ波打際のアオサのり
きょん
北斎の大波小波石蓴掻く
きんえんくん
指先にふる里があり石蓴汁
くによ
石蓴映ゆゆらりゆらりと日本海
くみりん
釣り倦みて海女に倣ひて石蓴摘む
くろべぇ
あおさ広ぐキャンバスの様な椀の中
クロまま
いそもんを取りに石蓴で滑る足
くろりん
波になみ石蓴あおさの生くる街
ココダン
あおさ採る乙女のはぎを洗う潮
こてつ川
空き缶にハングルの文字あおさ波
こなぎ
舫い綱波に石蓴の戯れて
ごぼうの花
風抜けるあおさのすだれ覗くかな
これでいいのだ
手を振れど石蓴の磯行く足遅々と
ころころぼっくる
石蓴掻く吾子たちを目の隅に入れ
ささのはのささ
石蓴とり海水がぶりむしりおり
さとうくにお
石蓴食む伊勢の禊の遙かなる
さぶり
節太の指すり抜ける石蓴かな
しー子
タコ遊ぶ岩場の近く石蓴採る
しおかぜ
絶海にそびゆ巌に石蓴濃し
しかもり
石蓴場や皆老い行きて広々と
しげる
引き潮に足を取らるる石蓴狩り
しげ爺
椀熱くささくれの妻あおさの香
シニアモモ
あおさ汁飲む傍らの夫婦岩
じゅりあん山本
電話ベル石蓴の色のかはりをり
しゅんらん
石蓴採り石蓴にお尻撫でられて
しんしん
荒海のここが故郷石蓴掻く
すえよし
石蓴汁朝餉の窓の明け来たる
スズキチ
石蓴濃き海中に見ゆ西方寺
スタルカ
石蓴より風のはじまる志摩の海
すみっこ忘牛
十八時疲れは靴に付く石蓴
すめる
はしゃぐ子や石蓴の森へ足の跡
たいき
南海の香り歯ざわり初石蓴
たけ爺
夜勤明けあおさ汁飲み郷近し
タック
あおさ濃く匂ふみそ汁や隣家も
たま
陸前に蘇る海女石蓴採り
たんと
沖縄の海の色吸う石蓴かな
たん造
船遠く股のぞき見る石蓴採る
ちびつぶぶどう
今朝からは石蓴の汁となりにけり
ツーちゃんの恋人
五色沼の青空ゆれるあおさかな
つつ井つつ
そのあおさ吾が掻いたが波が取る
つつ井つつ夫
縁者より届く石蓴の濃き緑
つばさ
石蓴汁艶やかなるや我が白髪
デコ坊
大海原の片隅もがくアオサ
てつ爺
石蓴取り老婆の丸きシルエット
とうくろう
さらり波去りて巌の石蓴掻く
ときこの母よしこ
君想ふあおさのごとく恋ぷかぷか
ときぽん
石蓴揺れ人魚の群の通る影
ときめき人
はらからと傘寿の盃やあおさ汁
とし子
あおさ掻く無口も芸の一つなり
なかおち
てのひらに海ひとひらのアオサかな
ながら
験よしや石蓴の青のめざめをり
ナタデココ
鍋に放ち一層青さ増す石蓴
なないろな
縄のれん香りあざやか石蓴天
ななな七
波光る新しい朝あおさ採る
なみは
陽が落ちてあおさ黒々月に浮く
にゃんみー
わだつみや島の朝餉の石蓴汁
ぬらりひょん
引き潮の岩に石蓴の忘れ物
ねこじゃらし
浜名湖の匂ひを配る石蓴買ふ
ねもじ
ブロックの隙間に揺れる石蓴かな
パオ
潮満ちて陽にたゆたゆと石蓴満つ
はかた百合
北斎のブルーの中に石蓴あり
はずきめいこ
ひとしれぬあおさのもりとひそむかに
バッカス
島言葉妣似の給仕石蓴汁
パッキンマン
石蓴採り小舟は速し沖めざす
はら美華子
若者よ海を呑み干せあおさ汁
ひでき
防波堤あおさ一畳たたむ羽
ひよこ
大同小異石蓴とはばのりの違い
ひよとり
あおさ採り語る母の目わらべの瞳(め)
ひろ
あおさ飲み途端にあくび2つ3つ
ひろくん10さいのママ
みそしるのあおさのさんぽよなかまで
ひろしげ10さい
荒磯に卒寿の婆が石蓴掻く
ひろ史
黒潮の礁よりたまふ石蓴かな
ひろ志
客来たり磯帰りらし石蓴手に
ピンポン句美
あおさの緑青石と水面の紺
ふあり光
海水の旅終へわんへあおさのり
ぶぅちゃん
岩掻けば尻当たる岩石蓴採り
ふっこ
あおさ摘み赤き摘む手の小がにかな
ぽんたちん
島根のかおりあおさの雑煮まるでふるさと
ぼんちゃん
弾む声石蓴も沈む夜半過ぎ
ぽんぽこぴーな
ゆれゆれてにぶき光のあおさ掻く
まあああ
つまみ入れ伊勢の香たつや石蓴汁
まさこ
磐座や子等も駆り出しあおさ掻く
まだら
石蓴海女宿は決めずに旅立てり
まち眞知子
海碧に泳ぐ石蓴は健康色
マッキラ棒
沈しては石蓴まみれの凪の海
まめ小路まめ子
目の前に広がる海や石蓴汁
みぃすてぃ
海風いっぱい吸い込み石蓴掻く
みえ
回る寿司横目に流しアオサ汁
みかっち
陽に透けてのたうちまわる石蓴かな
みかん
石蓴掻く動きにいつしか意味を持ち
みこ
滑らせた足元にキラリ石蓴かな
みずほ
石蓴摘む冷えた手に持つ熱い汁
ミセウ愛
滑る指潮の香纏いアオサ摘む
ミセス水玉
ばあちゃんの石蓴たっぷり朝の汁
みつこ
潮香果て透徹たりぬ石蓴かな
みどりがめ
故郷が寄り添ふ心地石蓴海苔
みなと
米寿前父の石蓴汁すがし
みのる
石蓴汁椀に広がる我が港
みよしい
雲ひとつ石蓴の穴よりのぞきけり
み藻砂
鳶の下浜辺に広がる石蓴かな
むすびめ
石蓴を掻き湾の一日終へにけり
むにむにちゃん
地中海石蓴採れるか空の窓
むべ
今日もまたあおさ摘む母 父戦死す
メロりんりん
浜あおさ絵筆走らすハンチング
もじこ
遠き日の青のさざめき若石蓴
もせきのこ
背の声を荒波に捨て石蓴掻く
もちえちゃん
干潮や稲穂の如く石蓴干し
もりお
鍋の湯気あおさを睨む午前5時
やえ子
旅先の海懐かしきあおさ汁
ゆぃ
採れたてのあおさのむこうに透ける海
ゆうり
試験まで四日よなかにすする石蓴汁
ゆきたん
岩肌に波間に海の皮膚石蓴
よあけの晩
あおさ摘む媼の足に波優し
ヨット
石蓴そえ白味噌の朝うるし椀
よりみち
波いく度籠確かむる石蓴海女
らびっと
ゆらゆらり朝餉の石蓴愛ゆれる
りう女
あおさ採り塩と真水の境なり
リバティーさん
石蓴の香君の手を取り繋ぐ夜
りんきょう
旅先で試食してみるあおさかな
りんごのほっぺ
指先に冴ゆる緑や石蓴採り
るびちゅ
嫁ぎ出し夫と二人の石蓴汁
るりこ
うみふかくあおさそだちおいしそう
れい子
波音と香とや石蓴の封切らば
れっどべりー
赤灯台の波打際の石蓴かな
れんげ畑
風つよし酒でものもか石蓴採り
ロクヨン
石蓴摘みここで生きるよ最北で
亜音洲
透き通る足先ほの字石蓴かな
阿波豊
ふるさとは石蓴の匂い潮の風
阿婆
スクリューに巻き付く石蓴漂流船
哀顏騎士
突堤の先に人あり石蓴掻く
安田信洲
穴石蓴十本指を絡め取り
伊介
あをさ汁真青に海の香りかな
伊藤はな
あをさ採るその足元に青残る
伊予吟会 心嵐
伊勢志摩の長寿にあやかりたく石蓴
位子
朝まだき藍の前掛けあおさ汁
依糸
厨房の笊を零るる石蓴かな
衣玖
陽をすくう昼の窓辺の石蓴椀
井田みち
引き潮に手を休めずに石蓴掻く
郁李
雑魚たちの夢を育む石蓴かな
一宮寅五郎
石蓴採るざんぶざんぶと瀬戸の海
一走人
荒磯の岩はあおさの衣着る
一茶お
石蓴掻く海女に満潮ひたひたと
一呆堂
朝練の波打ち際に石蓴かな
詠野孔球
石蓴汁磯の香りを碗に盛る
汁の中あおさ泳ぐは宿の朝
苑菖
嫁ぐ日の舌に憶えし石蓴汁
塩の司厨長
大道具青蓴の味を噛み締める
塩豆
海面をミドリミドリにあおさかな
横じいじ
青き息石蓴味噌汁飲みし後
屋上エデン
漁師飯ご飯に石蓴の船上かな
音沢
海釣りの石蓴釣れる醍醐味かな
音澤
別注の石蓴味噌汁美味きわむ
加藤賢二左右衛門
岩礁の怒涛抗うあおさかな
加和 志真
ふわふわと石蓴のようなわが身かな
暇親爺
日をちらし石蓴くるくる掻きよせる
河童
潮の香の石蓴に染みる海の色
花咲明日香
空の色映してあおさ柔らかに
茄子紺
上天気部落総出の石蓴摘み
華女
薄情な岩に寄り添う石蓴かな
華林
石蓴取り男鹿島の幸味噌汁に
蝦名 瑠緋
退職の朝供されしあおさ汁
雅雅丸
陽を浴びる石蓴引っ張る笑みの孫
雅鬼
行く末も石蓴の艶よ我の髪
雅香
薄き波拾いて石蓴星の海
灰田《蜻蛉切》兵庫
石蓴うくちさき港の網干場
垣内孝雄
荒波に揉まれる石蓴北の島
梶  鴻風
知らぬ間に足に擦り傷石蓴採り
葛谷猫日和
すぐそこで採れた石蓴よ召し上がれ
勘太郎
磯静か釣果願ひて石蓴摘む
幹弘
山を成すテトラポッドの石蓴かな
甘ん
波を飛ぶ光の小人あおさの海
岸 れん
朝飯の吾を抜ける風石蓴かな
岩のじ
石蓴つみ猫の手借りて磯走る
岩瀬侑
これだけで我は海の子石蓴汁
岐阜屋根の草
石蓴取り尾鷲は今日も穏やかで
幾恋良石
地味な妻味わい深し石蓴汁
気球乗りの秘書
石蓴積み小舟上りし悲鳴聞き
輝棒
石蓴搔く島人みんな同じ姓
鬼怒
味噌汁に母の足したる石蓴かな
菊池洋勝
あご湾の青の匂ひの石蓴かな
吉や
夫婦椀しづかにひらく石蓴かな
吉川哲也
小魚の絡む漁法や石蓴採
桔梗
日射ずれば石蓴も波も蒼きかな
桔梗松山
うず潮にこれ定めなる石蓴生く
久仁重
空よりも海よりも干潟のアオサ
宮みやび
国境も領海もなき石蓴かな
宮坂変哲
籠越しに子ら石蓴採り波かぶり
宮写楽
石蓴の香添えて晴れの日結納す
宮﨑紅清
採れ高を目方売りする石蓴かな
弓女
今月の妻はあおさ派麦味噌党
魚ノ目オサム
波ゆらぐ石蓴摘む指三拍子
京あられ
腰畳み岩場張り付く石蓴取り
京のみやび
椀二つ石蓴の香りなごむ朝
京丸
石蓴取り水面にぎわす女子の顔
京子
真珠婚志摩のふるまひ石蓴汁
琴女
しがらみを忘れて石蓴採りにけり
芹沢雄太郎
養殖の海に石蓴のハンモック
金太郎
海遠く背に光受け石蓴掻く
銀命堂
あをさ汁香り歯応え口に合う
句詩呼
眼鏡曇らせる味噌の香石蓴の香
空清
エメラルド岩にあおさやすぐ日の出
栗田もとえ
石蓴たつ椀に古郷の浜と母
群青
荒磯の姥の吐息や石蓴汁
群馬の凡人
良い嫁を演じ一気にアオサ汁
雑魚たちに石蓴の味をたずねけり
犬井山羊
石蓴汁遠き磯の香波と聞く
犬散歩人
喧嘩あと話すきっかけあおさ汁
弦流
波寄する逆らはぬやう石蓴掻く
玄冬庵
潮まかせ行きつ戻りつ奴石蓴
古椿
あおさ盛る味噌汁ここが浜となる
古都鈴(ことり)
潮かほる朝日がつつむ石蓴岩
虎虎虎太郎
ふわふわと石蓴が汁のなかに増ゆ
鯉太郎
夕暮れや海光集めて石蓴採り
石蓴揺ぐ夫婦と呼ばれし岩のそば
幸一輝
波寄せぬ吾が人生に似て石蓴
康公
島に嫁し石蓴を掻いて五十年
江戸人
島影にその身を隠す石蓴採り
江戸川青風
沖ノ島禊の浜の石蓴かな
紅さやか
アオサふり磯の香りに旨さ増し
紅すだれ
竿仕舞して石蓴採るボウズかな
高田 仁和加
娘採る石蓴に漁師見惚れけり
黒船
海香る味噌汁香る生石蓴
今坂 功
朝採れの石蓴も口も踊る昼
今治・しゅんかん
潮引いて石蓴残りし白浜へ
今日はアッシー
六歳がもう二十歳の子あおさ生ふ
佐々木信天翁
アオサの子光を求め海へゆく
佐山夕子
石蓴干したる月光の透きとほる
佐藤直哉
ふるさとに戻りし朝の石蓴汁
佐保
石蓴採り潤けし指で掻く項
歳三
石蓴とり上空に引く飛行雲
菜奈恵
石蓴入る羊羹能登の海を呼ぶ
坂三
病床で身心ほてる石蓴汁
坂麻呂@第二まる安
ありもので済ます昼餉にあおさ汁
堺の攝子
目でつつき鼻寄せ味わうあおさ汁
榊裕江子
故郷の潮騒届く石蓴かな
胃半分あおさの香り茶漬け喰う
咲也
打ち上げたあおさで書いたラブソング
桜ヤヨイ
石蓴干す脇で三毛猫あくびして
桜桃の里
朝の陽の波連れ戻すあおさかな
桜姫5
石蓴採る波の荒さよ命がけ
桜木レイ
石蓴摘む地蔵の頭撫でるよに
札六
石蓴干す故里遠い漁師町
三毳
石蓴取り顔の手巾に眼がわらう
山の中のオクラ
満ち潮に気を遣いつつ石蓴採り
山茶花静
石蓴の荷解くやふうはり浜の風
山鳩
封を切る右手に香る石蓴かな
山本たぶん
放たれて鮮やかに開く石蓴汁
惨風3
乙女らのくるぶし白し石蓴掻く
珊瑚
石蓴寄す浜端にハングルの瓶
四丁目
潮のままワルツにチャチャチャ石蓴振り
市川七三子
天草の土産は石蓴に決めてゐる
紙田幻草
我が心浅瀬揺蕩う石蓴かな
紫香
あおさ汁欲る島育ちビルの街
紫水
夫婦椀けふのお汁は石蓴かな
紫檀豆蔵
難破船石蓴引き連れ幾海里
時さん
この道はかつて石蓴の香る磯
時のアオ
あおさ揺れ我が身を重ぬるビオトープ
時の実
石蓴なり礒の恵みを食卓に
治もがり笛
石蓴採る顔に荒浪夫婦(めおと)かな
七生姫
流し込む湯の廻流に添うあおさ
紗蘭
火を消して湯気あまやかに石蓴汁
若林哲哉
汁の具は石蓴がいいなと湯気の向こう
宗貞
仕付け糸付きたる上着あおさ汁
秋月
あぶりたて石蓴香りし母の味
秋月なおと
石蓴採るために生まれし爺の笑み
秋光
波うねるかたちにうねる石蓴かな
秋色あじさい
介護度三破顔の朝餉石蓴浮く
秋乃智春
海の香に唯有り難き石蓴汁
春果
一湾を渡る石蓴の香りかな
春生
石蓴掻く島のおばあは長寿なり
春日のツバメ
わいわいと亭主肴に石蓴採り
春爺
ゆらゆらと吾子の足もとあおさかな
春蘭
石蓴汁太古の海が香けり
順女
湯にほうと緩み匂へり石蓴汁
曙光
神おはす青き海光石蓴採り
小鞠
海女の声波に消されし石蓴とり
小橋春鳥
龍宮へたどり着きそう石蓴かく
小青(こしょう)(句ゼミ)
磯風の冷たき背中石蓴採り
小千住
夕日さす岩場に石蓴採り急ぎ
小塚 蒼野
出番待つ船のロープの石蓴かな
小牧穏楽
石蓴採る頬被り女の頬紅し
小野みっちゃん
ぼこぼこと舌に触りぬ石蓴かな
松永裕歩
天青し軍機の影の踏む石蓴
松田てぃ
海凪て夫と一緒に石蓴取り
松尾富美子@チーム天地夢遥
お椀の汁にほわわんと石蓴かな
松風女
濡れ髪に磯の香りや石蓴とり
湘湘
横文字の船の行き交う石專採り
照波
尻も胸も濡らしばんば等石蓴採り
笑酔
みそ汁の湯気濃くなりしあおさの歯
上市まさ
真似したき強き生命あおさかな
常夏松子
石蓴汁椀とる左手(ゆんで)指輪なく
常陸人
石蓴採る潮の引く間の日本海
植田 宗一
あおさ汁古里の味夫が言い
植木照美
沖合いに右手を離るる石蓴かな
寝たきりオヤジ
石蓴掻岩場伝ひに移りけり
慎吾
たらい舟分け入る潮間石蓴かな
新田 淑
石蓴拾う親子揃いて左利き
真繍
あおさ採り小五の友の姉気取り
神山やすこ
朱の椀の石蓴の森は波静か
針トいと子
鳥低くく石蓴の鮮が海を透く
尋牛
石蓴汁明るみ吸うも香も美し
水間澱凡
石蓴摘むかじかむ指に波頭
粋仙
石蓴でも船に付けば世界まで
粋流
ま青なる汐香一ぱいの石蓴汁
翠穂
長靴の甲に石蓴や船揚げ場
酔楓
石蓴採る上総の磯の光かな
杉村翔破
釣りに厭き父も摘みたる石蓴かな
杉本とらを
海嫌ひ石蓴嫌ひし母が逝く
澄海
如才なき飲屋のママや干しあおさ
瀬々葱坊主
磯香り濡らす制服石蓴かな
星降松
岩肌のでこぼこ嫌い石蓴採り
晴好 雨独
新妻のゴム長濡らし石蓴摘む
小田寺登女
新妻や指輪光らせ石蓴摘む
正木児童
顔に湯気香りたつのはあおさかな
清水羽衣
温い海あおさ命の限り伸び
清水仙人掌
草鞋履き蓑笠つけて石蓴採り
聖右
干し上がる軽き石蓴や海の色
西山哲彦
打ち寄せのアオサ手土産レシピ付き
西川あきや
旅客機の離陸着陸あおさ汁
西尾桃太郎
浜沿いの通り狭しと石蓴干す
誠馬
人呼んで石蓴のごとき名脇役
青柿
網に付く石蓴あおあお波知らず
青泉
石蓴の香喉をしばらく占拠せり
青柘榴
石蓴摘む指節くれて緑なる
青嵐
指先の貝殻きしむアオサ掻く
斉藤ふみえ
入江凪ぐ舟へ引き寄す石蓴網
石井せんすい
石蓴掻きおばあの尻のたくましき
深草あやめ
石蓴採るおばあは尻を空に向け
千の葉
湯気までも磯の香りやアオサ汁
千晴
岩肌にしがみし石蓴むしりとり
川西勝久
あおさ狩りウエットスーツに身を固め
川島 欣也
老海女や腰まで浸かり石蓴剥ぐ
浅見 弓楽
味噌汁に石蓴やもめの台所
浅田チコ
夜八時並ぶみそ汁具はあおさ
船本さくら
藻屑とて石蓴胃の腑に消えにけり
祖乞
掌の椀に海あり石蓴汁
遡上 礼
岩陰に吾子のお尻と石蓴の香
相沢はつみ
祖母の味あおさのつゆの味つなぎ
草野 はな
煩悩を祓うが如く石蓴掻く
石蓴浮く磯ラーメンの香り満ち
蒼香
あおさたゆたふ汐のかたちのままに
村上 無有
外子抱く小海老ら抱ける石蓴かな
多事
波しずかアオサ仮面に子ら遊ぶ
鯛風
朝風に光を纏う石蓴かな
大井河薪
うしおの香あおさも髪も風も日も
大蚊里伊織
石蓴拾い白砂に残る千鳥足
大口屋 助六
満月があおさ照らして笑ってる
大三郎
もてなしや石蓴味噌汁宮古島
大谷如水
椀の面に萌葱広がるあおさのり
瀧まさこ
尋常に非ずや尻の石蓴掻き
谷元央人
腕まくりしても届かぬ石蓴採り
谷川の蛍子
アオサ呼ぶ竿持て来いと色で呼ぶ
狸慢住
石蓴摘む香りの中や夫婦舟
端池
急く朝も曇るメガネの石蓴汁
知津
旅どこも土産屋にあり石蓴かな
池田香
波しぶき堪えて立つは石蓴かな
池田和正
青いうみあおさは朝に青くなる
竹の子
石蓴掻く帰らぬ子の声幻か
竹春エリザベス
阿児湾の岩間にゆふら石蓴採る
波引いた隙に石蓴を急ぎ掻く
中山月波
あおさ汁釣り磯想う日曜日
中田氏
石蓴見て母恋しきや空の上
中野久子
父帰る石蓴掻く母子光る波
昼行燈
雨後の葉ごとかたまりたり石蓴かな
衷子
石蓴掻き人はまばらや島に松
朝ぼらけ
過去縮め今縮めたるあおさのり
朝桜 咲花
モンゴルの子に置いてみる石蓴汁
長谷川陶子
天空のボトムを捲る石蓴漁
長田写々
住めば都四万十川の石蓴汁
直木葉子
シーグラス拾う汀を石蓴の香
直躬
石蓴掻く無心浄土の足の裏
津葦
失恋や石蓴の体穴幾つ
津軽まつ
石蓴食う勢いつけて龍登る
津軽わさお
波受けて岩から岩へ石蓴採り
鶴田梅勝
石蓴掻く媼の背のまるさかな
貞女
干し石蓴クロロフィル色に透ける
哲坊
竿ひとつ塩水くさび石蓴生う
哲也
人魚の涙浴ぶ石蓴染まりゆき
天野姫城
石蓴採るゴム手に伝う冷たさよ
田中ようちゃん
家中に磯の香満ちる石蓴採り
田邉 真舟
石蓴群掻き毟る手はうろたえて
都花
ふうふうと真っ赤な吾子と石蓴汁
土井小文
朝飯の主役は湯気のあおさ汁
土屋 木漏れ日
あおさ椀笑顔掬いし不帰の客
土耳古猫
三軒目締めて染み入るあおさ汁
冬でも冷や
あおさ摘む日溜まり母と黙しつつ
島田佳可
サクサクと念仏唱え石蓴狩り
東山
早朝のゲートボールや石蓴汁
桃泉
石蓴干す臭き海辺にひとり鬱
桃八
肺胞に染む潮風や石蓴干す
桃福
貧しくも石蓴満ちたる暮らしかな
湯川美香月
ざわざわと足裏にそよぐ石蓴かな
燈穂
冷蔵庫味噌汁の具はあおさだけ
藤すみ
石蓴汁淡き塩味終の夜
藤井眞おん
女子修道会今日のバザーやあおさ汁
藤鷹圓哉
あおさ掻き女のひと日始まりぬ
藤田こくりこ
まほろなる潮騒碧なす石蓴
藤田康子
ガリガリと音だけ響くあおさ採り
藤田由美子
この石蓴志摩から何処へ行くのやら
藤娘なつ
石蓴採り波間に赤き手を入れて
藤野あき
あおさ汁昔小町の女将かな
豆闌
小石抱き流されてきし石蓴かな
陶然
石蓴採る単身赴任内定す
石蓴かく若き二人の親孝行
徳永 北道
海岸の岩よりむしる初石蓴
徳英
夢で吸うあおさひろがる母の汁
独鹿
波の花あおさのみどり伊勢の海
内田 節子
みな揃うめでたき椀に石蓴汁
南雲風花
石蓴採り笑ひ賑やか老婦連
南風
石蓴踏み船押し出すか伊勢の浜
二上松風
波にゆる岩にへばりし石蓴掻く
日本酒
潮風に吹かれて飲み干す石蓴汁
猫の耳
朝焼の磯の香満ちてあおさ汁
猫楽
石蓴汁磯の香りが祖母の味
猫山
満潮に揺れる石蓴の森の濃さ
猫舌扁平足
石蓴汁うす味にする老働者
馬場馬子
潮ひきて石蓴りゅうりゅう躍動季
俳ビギ名
突堤の石蓴に憩ふ番かな
博光
石蓴採り落穂拾いの絵の如し
柏屋ちひと
古写真歯をねぶる吾子石蓴の椀
白鷺女
光るあおさ岩場に子らの素足跳ね
白山
我が道と辿り着いた石蓴かな
白水
大海は我がベッドなり浮き石蓴
白瀬いりこ
青々と石蓴覆へり磯だまり
白鳥国男
月明や石蓴静かに発光す
白豆
鮮緑の石蓴のごとき新成人
白方のみっちゃん
舌の上あおさは海となりにけり
八幡風花
石蓴干せばレーガン二期目の演説す
半額無料
トヨウケビメは食の神なり石蓴刈る
飯田 青
リアス式英虞湾杜のごと石蓴
比良山
石蓴盛る白磁の小鉢夕間暮れ
尾上真理
回転寿司箸休めしてあおさ汁
眉山ケイ
回転寿司いつもの締めは石蓴汁
山口山葵
一面に香り広がるあおさの絨毯
美翠
石蓴採り正午の鐘に腰あげる
美年
摘み取りて潮の匂いの石蓴かな
柊の花
岸につく声無き姫にあをさかな
百幸
石蓴掻岩間に望む富士の嶺
百草千樹
ゆらゆらと潮汐往なす石蓴かな
富樫 幹
黙々と石蓴刈る女のクルスかな
風来
きらきらと石蓴透けるや子の遊び
文月さな女
アオサから海の匂いの届きたり
平松洋子
石蓴干し派手さを隠しヤツ騙し
穂の美
リニア行く石蓴のことも知らないで
暮井戸
アオサ汁潮の香りに広がる海原
峰江
漁船行く波と取り合う石蓴かな
真っ直ぐや砂に曳き跡石蓴曳く
萌久
四万十の光と風と石蓴干す
蜂里ななつ
ざっぷりと尻で波よけあおさ掻
あくゆうとよひほろよへばあおさじる
房の花水木
本心の溶けてゆく風石蓴採り
北大路京介
神の島を背にしまんちゅ石蓴採る
麻呂助
あおさゆらり光の水面ゆくジュゴン
万斛
アオサ除去海辺の町のボランティア
未知
歌う人魚岩に隠れて採る石蓴
岬りこ
壇之浦打ち上げられしあおさかな
稔   久
志摩の朝千の網ゆれ石蓴ゆれ
眠る烏龍茶
むくんだ手光るあおさよ急き立てる
夢芝居よしみ
麹抱く石蓴ぽつぽつやはらかく
明 惟久里
張り付いたテトラの石蓴暮れる海
免疫力アップUP
まるき陽を受けてカリカリ石蓴刈る
茂る
大波や潮の香強し石蓴掻く
茂人
あおさ干す三角波の立つ浜辺
妄 児
今日の日の祝の汁は石蓴汁
木好
空の蒼海の碧吸う石蓴掻く
木村ひむか
何処から流れ着きたる石蓴かな
木田 人日
島唄を口づさみつつアーサ採る
勿忘草
ひたすらにただひたすらに石蓴採る
紋舞蘭
黒潮の流れはるかに石蓴採る
門 未知子
あおさ汁郷里の母の笑顔かな
野口あきら
海岸のバレーボールに石蓴生え
野純
島唄に揺れる石蓴や奄美の地
野中泰風
愛憎の混じる故郷や石蓴掻く
野々村
ザブと来て逃げる潮の香恋う石蓴
野良
海遊び疲れて鼻にあおさかな
矢的@第二まる安食堂
雨あがり浜にかけ出し石蓴つむ
薮内椿
糠床の仕上がるまでに石蓴干す
有瀬こうこ
あをさ干す老女の指の太きかな
由坊
学食の飯の石蓴の占めるほど
遊泉
眼下なる石蓴嫋々海は凪
夕望
ゆらゆらと流れ委ねる石蓴かな
余熱
荒磯や石蓴を触る波の音
与一
あれは塀のない刑務所石蓴掻く
誉茂子
あおさ汁母の命の匂いする
羊山羊
地平線石蓴のかごに光る波
葉るみ
馥郁とそよ風受けて石蓴かな
藍植生
石蓴採り二度目の家をここに組む
蘭丸結動
菜箸の妻や石蓴の色を溶く
璃当
船舶の大波小波石蓴生ふ
里甫
石蓴汁胎児の記憶よみがえる
立石神流
磯波に晒し二重や石蓴採る
立歩
身延山安房のあおさのあをさ哉
劉雷安
石蓴採りあまた荒磯の空青し
留野ばあば
鬼が城奇岩縁取る石蓴かな
緑の街
四万十の流れに揺らぐあおさかな
倫太郎
アオサ掻く朝の岩場に集まるる
林田 正光
櫓を漕ぎて行く手を阻むアオサかな
林也
釣船のまだ風冷えし石蓴漁
玲風
印象派描け珊瑚に付くアーサ
鈴木あむ
ハングルの小壜たゆたひ石蓴掻く
鈴木麗門
採れたての石蓴かぐわし母の飯
蓮の実
朱の椀に喘ぐ石蓴や人模様
蓮華寺
井戸端の話持ち寄り石蓴搔く
老人日記
膝も癒え今日は並んで石蓴刈り
六々庵
石蓴汁復活の碧海の碧
和音
あおさ汁遠い昔の海の街
和紅
潮引いて遠き白波石蓴採る
和田東方
ごみ出しの袋に香る石蓴かな
兀兀
奇岩越し美ら太陽や石蓴採り
洒落神戸
波透けて石蓴光りて我を呼ぶ
澪つくし
橋桁に海戯れる石蓴採り
奥方が散らばり蹲踞アオサ採り
痺麻人
石蓴仰ぐや島原の古戦場
萬代草舟
石蓴採り下田の浜に陽の満ちて
蓼科川奈
千切られて石蓴漂ふ北の浜
蓼蟲
石蓴の色命の火のように
惨風2
湯治場の朝の板場の石蓴の香
釋証真
ダイビング終えて石蓴の点々と
霖之助
三線の唄を遠くに石蓴掻く
靫草子
引き潮の石蓴からめて緑濃し
潮の香のお椀に満ちて石蓴かな
髙橋冬扇

ページの先頭