俳句ポスト365結果発表

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第187回 2018年1月11日週の兼題

しゃぼん玉

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

ざうざうと大河へ千のしゃぼん玉
町工場祝日の空しゃぼん玉
すぐ破れるひかりのラップしやぼん玉
めいおう星
半濁音集めて吹けばしやぼん玉
めいおう星
しやぼんだまはれつのことばぱぴぷぺぽ
卯MOON
しゃぼん玉星の玉子がわれるおと
卯MOON
始まりは光の雫しゃぼん玉
樫の木
しゃぼん玉飛ばして今日からは無職
樫の木
しゃぼん玉吹いて初めて嘘ついて
24516
姉ちゃんが結婚する日しゃぼん玉
24516
石鹸玉いつも寂しき子であつた
dolce(ドルチェ)
写真には写らぬ月日石鹸玉
dolce(ドルチェ)
時々は風につまづくしゃぼん玉
GONZA
しゃぼん玉波は引いたり返したり
GONZA
夜の色となりて夜にとく石鹸玉
あまぶー
ぽこぽこと生まれる子豚しやぼんだま
あまぶー
しゃぼん玉はじける私はわたしを許す
あるきしちはる
しゃぼん玉自分はこんなにも弱い
あるきしちはる
そこここも球技禁止やしゃぼん玉
かもん丸茶
しゃぼん玉しゃちほこ空を咬んでいる
かもん丸茶
屋上へ時を預けてしやぼん玉
ぎんやんま
しやぼん玉赤信号を渡りけり
ぎんやんま
学校は行かんでよろししやぼん玉
クズウジュンイチ
しやぼん玉犬の餌皿に落ちてゆく
クズウジュンイチ
点滴を終え屋上へシャボン玉
ぐずみ
シャボン玉背中に原爆ドーム負ふ
ぐずみ
しゃぼん玉我が名忘れてしまいても母
くりでん
生きとうて吐く息もありしゃぼん玉
くりでん
戦争はなくなりませんシャボン玉
さきのジジ
シャボン玉割れて神戸の匂いかな
さきのジジ
しゃぼん玉を飼う溜め息を餌に飼う
さとうりつこ
火曜日に生まれシャボン玉は歪
さとうりつこ
紐ついてゐるやうに来やしやぼん玉
すりいぴい
しやぼん玉ぐわんと撓み生まれけり
すりいぴい
しゃぼん玉の中のねむさうな仔犬
ときこ
しゃぼん玉たまにぶつかっても仲間
ときこ
たまきはる祈りのかたちしゃぼんだま
はまゆう
しゃぼん玉初夜の喧嘩をまだ言える
はまゆう
しやぼんだま太陽系に加へをり
ヒカリゴケ
さよならのあとしやぼんだまがとばない
ヒカリゴケ
ゆわんゆわんと夢を吹き込むしゃぼん玉
ほろよい
おひさまになるため太るしゃぼん玉
ほろよい
失くした胸へしゃぼん玉しゃぼん玉
まどん
しゃぼん玉聞かれて嘘をいいました
まどん
しゃぼん玉そこにかぜがいるしょうこ
むらさき(5さい)
しゃぼん玉くろくうつるのいぬのはな
むらさき(5さい)
しゃぼん玉まぐわう猫の上に割れ
葦たかし
黙祷の空をつるみてしゃぼん玉
葦たかし
しゃぼん玉割れてしゃぼんの香を残す
なないろ
ふうぽふうぽと次々にしゃぼん玉
なないろ
いつ吹けるようになったのしゃぼん玉
ももたもも
嬌声に触れてはじけるしゃぼん玉
ももたもも
しゃぼん玉に囲まれ母の美しき
らくさい
しゃぼん玉吹いて詩人となりにけり
らくさい
灰色の肺七色のしゃぼん玉
一阿蘇二鷲三ピーマン
しゃぼん玉錆びゆく白き街である
一阿蘇二鷲三ピーマン
しゃぼん玉割り選択肢一つ丸
一斤染乃
しゃぼん玉やさしく記憶ゆがませて
一斤染乃
人はみなまろき心根しやぼん玉
遠音
かうべほどのしやぼん玉伸ぶ伸び続く
遠音
しゃぼん玉しゃぼんだま達磨が笑ふ
輝 龍明
しゃぼん玉のなかは激し風の音
輝 龍明
独り言の句点となりぬ石鹸玉
玉木たまね
わたくしの抜け殻となるしゃぼん玉
玉木たまね
しゃぼん玉さんにんふたり一人きり
渓湖
保健室登校の子のしゃぼん玉
渓湖
鴇色の風あによめのしゃぼん玉
月の道
しゃぼん玉われたコロボックル逃げた
月の道
淋しがる空貼りつけてしゃぼん玉
剣持すな恵
ハグできぬ全てのものへしゃぼん玉
剣持すな恵
吐き出さば悪態ばかりしゃぼん玉
光風
バブルガン4ビートで飛べシャボン玉
光風
しやぼんだま叶わぬことばかり欲しい
香野さとみ
わるい知恵ばかりはたらくしやぼん玉
香野さとみ
ごめんねが言えてえらいねしゃぼん玉
佐藤直哉
しゃぼん玉傷つく前に割れにけり
佐藤直哉
母と子の父待つ時間しゃぼん玉
彩楓(さいふう)
しゃぼん玉はじけ真昼の星唄ふ
彩楓(さいふう)
しゃぼん玉性善説を信じてた
斎乃雪
しゃぼん玉はじけシーソー傾けり
斎乃雪
万華鏡たらむその後のしやぼん玉
三重丸
癇癪玉に生まれたかつた石鹸玉
三重丸
雲上を見てきておくれしゃぼん玉
山香ばし
しゃぼん玉歌いぬ音階を持たぬ
山香ばし
しゃぼん玉吹いて頭は空っぽに
山内彩月
九十の母しゃぼん玉に住むと言ふ
山内彩月
しゃぼん玉団地まるごと家出する
司啓
ドーナツの穴は架空だしゃぼん玉
司啓
よく肥えた母さんであるシャボン玉
時雨
キリン咬む柵を越えたりシャボン玉
時雨
みどりごに天使のふぐりしやぼん玉
耳目
屋上のましろきシーツしゃぼん玉
純音
善いしゃぼん玉そうでないしゃぼん玉
純音
ゆつくりゆつくりしやぼん玉マンホールへ
小市
しやぼん玉苦い記憶もありまして
小市
しゃぼん玉の数だけ名前を考えた。
小川めぐる
しゃぼん玉あやとり橋へ行くところ
小川めぐる
しやぼん玉肺腑は色をとりもどす
小野更紗
三畳の下宿の窓やしやぼん玉
小野更紗
甘ったるい着信音としゃぼん玉
城内幸江
しゃぼんだま園はみだしてしまいけり
城内幸江
折り鶴に吹き込む強さしゃぼん玉
神山刻
しゃぼん玉なんで叱られたんだっけ
神山刻
除染地の空の深さよ石鹸玉
星埜黴円
石鹸玉爆ぜる彼方の護衛艦
星埜黴円
シャボン玉の穴が閉じること不思議
西川由野
しゃぼん玉ほとんど窒素すこし君
西川由野
しゃぼん玉届いたところまで領土
石川焦点
しゃぼん玉の表面積を求めなさい
石川焦点
しゃぼん玉たくさんたくさんさようなら
大西主計
あれ放哉あれ山頭火しゃぼんだま
大西主計
生まれたてのしゃぼん玉はじめての空
大塚迷路
東京へ出たき日のありシャボン玉
大塚迷路
二歳児のはや手練れなるシャボン玉
谷元央人
進駐軍吹く闇市のシャボン玉
谷元央人
お道具箱になまえぎゅうぎゅうしゃぼん玉
中山月波
五線譜を飛び出した恋しゃぼん玉
中山月波
うとうととしゃぼん玉のなかにいます
登るひと
しうしうと鼻吹く象やしやぼん玉
登るひと
泣くことは飛ぶことに似て石鹸玉
土井デボン探花
機関銃からしやぼん玉しやぼん玉
土井デボン探花
しゃぼんだま尿瓶綺麗に洗い終え
桃猫雪子
あすなろへしゃぼん玉ふるふる光る
桃猫雪子
石鹸玉骨董市は無人なり
内藤羊皐
葬祭の空のはたてへしやぼん玉
内藤羊皐
憂きことや三つ四つ五つ石鹸玉
猫愛すクリーム
しやぼんだま猫の乳歯がぬけました
猫愛すクリーム
ジムノペディ宵をたゆたふしゃぼん玉
播磨陽子
風立つやあけぼの色のしゃぼん玉
播磨陽子
生まれざる兄姉ふたりしやぼん玉
白鳥国男
しやぼん玉蛙殺せし手もて吹く
白鳥国男
陽光も産卵のときしゃぼん玉
麦吉
しゃぼんだま吾子は小鳥のごと笑ふ
麦吉
しやぼん玉こわす赤子の上機嫌
比々き
しやぼん玉めくらめつぽふ逃げまはる
比々き
永遠と云ふ錯覚やしゃぼん玉
堀アンナ
退屈なをんな触るるやしゃぼん玉
堀アンナ
名も知らぬ星が死にますしやぼん玉
凡鑽
入院の友は作らず石鹸玉
凡鑽
しやぼん玉セツト日向の教卓に
牟礼あおい
独り泣くのをしやぼん玉に見つかる
牟礼あおい
しやぼん玉手加減なんぞするもんか
椋本望生
しやぼん玉夕べの憂さへぽつぽつぽ
椋本望生
裏庭のたぶの木大木しゃぼん玉
薮 久美子
ライバルはいつもいもうとしゃぼん玉
薮 久美子
シャボン玉めぐる星々訃報あり
龍田山門
しゃぼん玉爆ぜて青空生まれけり
龍田山門
しやぼん玉ぱん屋のやねへとまります
緑の手
すとろーのながいのが次女しやぼん玉
緑の手
吾が息を余してシャボン玉離る
隣安
しゃぼん玉はや人類を見下ろしぬ
隣安
まるいのばかりがしゃぼん玉ではない
朶美子(えみこ)
しゃぼん玉あそこがママの居るお部屋
朶美子(えみこ)
しゃぼん玉外から見るか中からか
洒落神戸
好きでしたでももう嫌いしゃぼん玉
洒落神戸
しゃぼん玉時計台より降りしきる
珈琲斎
裏路地で人妻が吹く石鹸玉
珈琲斎
しゃぼん玉夕べの空は檸檬色
蓼科川奈
虹色の何色が好きしゃぼん玉
蓼科川奈
象は玉に未来はしゃぼん玉に乗る
亀田荒太
シャボン玉恋とジャズ以外消えていい
雪華るな
買い食いのできぬ子なりき石鹸玉
小泉岩魚
しやぼん玉吹けよ銃なぞ捨て置けよ
堀口房水
しゃぼん玉河馬の眠りの前をゆく
とりとり
しゃぼん玉サイのげっぷにおどろいた
小田寺登女
ファンファーレてふしやぼん玉満つる空
つぎがい
どこへでも影もつてゆく石鹸玉
どかてい
しゃぼん玉吹くようにしからんでくれ
谷山みつこ
雪国の空青くしてしゃぼん玉
28あずきち
しばらくは流れて旅のしゃぼん玉
aya
しゃぼんだま方丈記には色はない
be
しゃぼん玉吹く子慰霊碑まどかならむ
chiro
しゃぼん玉8の字描く一輪車
HGDT
しゃぼん玉明日はいい日にちがいない
k.julia
しゃぼん玉次々月へ昇りけり
KAZUピー
しやぼん玉吾の胸打つて消えにけり
Kかれん
手のひらの確かな記憶しゃぼん玉
m.ソラ
シャボン玉空き家の錆びしフェンスかな
Mコスモ
シャボン玉占いをする土曜かな
yoko
しゃぼん玉地球がまだ青かつた頃
あいだほ
魔女めきて映るわたくししゃぼん玉
あいむ李景
意地悪な従兄弟をよけてしゃぼん玉
あい琶
シャボン玉サイドミラーを浮き沈み
アオキシゲル
とぶ色さみし曇天のしゃぼん玉
アガニョーク
しゃぼん玉吹いてそのまま見捨てたり
あけび庵
しゃぼん玉黒き鉄塔捕まえる
あまぐり
しゃぼん玉デボン紀の海閉じ込めて
あめふらし
学校へ行かない理由しゃぼん玉
あらあらた
しゃぼん玉姉三人に兄二人
いち瑠
母の聲溶かして消ゆるしやぼん玉
いつき組福岡リスナー班/由美子
その中の一つは遠くしやぼん玉
いまいやすのり
しゃぼん玉さぬきの富士を歪めをり
うさぎまんじゅう
しゃぼん玉一つとぶほどの決意
うしうし
シャガールの空飛ぶふたりしゃぼん玉
ウロ
しゃぼん玉5階の窓からのサヨナラ
おくにち木実
閉じ込めし君ごとぱちんシャボン玉
オダシマナギサ
騒動の渦中に居りぬしゃぼん玉
お気楽草紙
シャボン玉ウルトラマンは玉の中
かざばな
しゃぼん玉引っ越しの日のマドレーヌ
かすみ草
しゃぼん玉子らは消えるまで見送る
かつたろー。
生まれても割れても静かしゃぼん玉
かなた
しゃぼん玉スペーシア車の映り過ぐ
かぬまっこ
母さんの帰りはまだかしゃぼん玉
かまど
ゆやゆやとしゃぼん玉ストローを発ち
かめのべ
お姉さんになったの私しゃぼん玉
かをり
しゃぼん玉カレーの風に運ばれて
カンガガワ孝川
シャボン玉宇宙を孕みて昼さがり
ギコ
アパートの家財積み終ふしゃぼん玉
キッカワテツヤ
しゃぼん玉空に登れば空の色
きのと
しゃぼん玉ささやくように吹いてごらん
ギボウシ金森
シャボン玉ぢつと捉ふ子の眼の碧
ぐでたまご
太陽も一人ぼっちとしゃぼん玉
ぐべの実
また誰か寂しいらしいしゃぼん玉
クラウド坂上
しやぼんだま宙より声のやうに降る
くらげを
石鹸玉昃る雲にも光あり
ぐれむりん
カーテンに弾けナースのしゃぼん玉
ぐわ
しゃぼん玉吹くくちびるは少し濡れ
けいま
あらここに考のカフスやしゃぼん玉
ココダン
無口なる父の吹きゐるしやぼん玉
こじ
しゃぼん玉それはわたしのかげぼうし
ことまと
アイツには会えない廊下しゃぼん玉
ことり
石鹸玉妹欲しと思うた日
こなぎ
飛行機のしゃぼんだまに突き刺さる
これでいいのだ
ひとつめは妣におくりししゃぼん玉
ざうこ
超新星爆発しゃぼん玉の消ゆ
さくみ
しゃぼん玉歌うが如く生まれたる
さくやこのはな
しゃぼん玉飛んで空気のゆるみたり
さとう たけひこ
しゃぼん玉時空の息の歪みたる
さとう菓子
しゃぼん玉うちゅうにカバーかぶせたよ
さな(6才)
しやぼん玉吹けば太陽あらわるる
さぶり
しゃぼん玉割る君の息に触れたい
しお
しゃぼん玉るるる口笛るるるるる
しかもり
ベランダのしゃぼん玉三日月に乗る
シナモン
百は地に一つが天へしゃぼん玉
シニアモモ
沐浴の赤子のくびれしゃぼん玉
じゃすみん
夕さりてひかがみ白ししゃぼん玉
しゃれこうべの妻
シャボン玉転校生と呼ばれし日
シュリ
シャボン玉ビルの二階の保育園
しょうき
くちびるに戻れぬ吐息シャボン玉
しろ
独り立ちすれば真ん丸しゃぼん玉
しんしん
剖検を終え来て吾子としゃぼん玉
スズキチ
しゃぼん玉風の吐息を見せにけり
すみっこ忘牛
さよなら、あのしゃぼん玉は私です
せきの五七
しゃぼん玉ひもの緩んだスニーカー
せつ華
猫のひげ切ったのだあれしゃぼん玉
せり坊
熱の子やきざはしのぼるしゃぼん玉
たま
土曜日の午後の空欄しやぼん玉
たんじぇりん金子
街灯の涙しゃぼん玉割れる
ちびつぶぶどう
きょうりゅうのほねがゆがんでしゃぼん玉
ちま(3さい)
次々と仔犬生まれてしゃぼん玉
ちゃうりん
しゃぼん玉ゆるゆる追はれてもゆるゆる
ツカビッチ
櫓からしゃぼん玉吹く兄さんと
つつ井つつ
くにうみの海へと満つるしゃぼん玉
でこはち
憂鬱は七色シャボン玉割れろ
テツコ@第二まる安
しやぼん玉なんだか肺が嬉しさう
てまり
しやぼん玉けふから姓が変はります
てん点
しやぼん玉お終ひの日のうすぐもり
とおと
しゃぼん玉上手な嘘をつけました
としなり
吹く頬へ影透き通るしゃぼん玉
トポル
シャボン玉や夕闇星へ孵りゆく
どろん
いざススメしゃぼん玉連隊トテチテタ
ながら
しゃぼん玉まだあきらめず旗のうえ
なにわのらんる
しゃぼん玉すずめの声のたかさまで
ニット
しやぼん玉その昔鍵つ子だつた
にゃん
しやぼん玉風の岬に放たれり
ぬらりひょん
シャボン玉ディランの声が問いかける
のら
有史より君は何個目しゃぼん玉
パオ
言い訳をひとつ飛ばしてしゃぼん玉
はずきめいこ
しゃぼん玉どうだとばかり弟へ
パッキンマン
イカロスの軌跡をなぞるシャボン玉
はまあん
しゃぼん玉はぜて明日は無職なり
はまのはの
しゃぼん玉吹かれ大海静かなり
ひいらぎ
しゃぼん玉みらいはゆきどけのやうに
ひつじはねた
しゃぼん玉家族三人映しけり
ひでやん
しゃぼん玉反射で見えるオレの顔
ひろしげ10さい
威儀正し離れ行きけりしゃぼん玉
ふきょう和音
兄ちゃまのしゃぼん玉だけ大きいよ
ふくろう悠々
シャボン玉ゆく飛行機の先をゆく
ふさこ
魔術師の嘘シャボン玉の巨大
ふじこ
喧噪の音叉をくぐるしゃぼん玉
ふじもり よしと
ひとり居の窓よりたんとしゃぼん玉
ふっこ
石鹸玉愛づる不実を愛づるごと
プリマス妙
息子のしゃぼん玉禁煙の兆し
ふるてい
屋上に一人のランチしゃぼん玉
ふわり子
しゃぼん玉おかの緑とうみの青
ペコちゃん
しゃぼん玉わずかな液を傾けて
ぺぱあみんと
しゃぼん玉こわれ人間増殖す
ヘリンボーン富樽
杖とする虚言癖なりしゃぼん玉
ぼたんのむら
しゃぼん玉今ここにある未知無数
ぽろたま
しゃぼん玉アポロは月に行ったのか
ぽんたちん
しゃぼん玉まるいひっぱる地球まるい
マオ
花弁を散らす重さのしゃぼん玉
まこりん
しゃぼん玉弾けて空へわだかまり
まさこ
麦ストロー仄かに匂ひしゃぼん玉
まち眞知子
石鹸玉智恵子の空を濡らしけり
まるちゃん2323
風は吹く生まるるシャボン玉を待ち
まんじゅ
しゃぼん玉東京タワーをのぼってく
みえ
しゃぼん玉吹くたそがれの地獄門
みくにく
石鹸玉吹き切つて風頼りなし
みなと
ストローのちょっと苦しやしゃぼん玉
みよしい
シーソーの傾く方へしゃぼん玉
むぎみち
しゃぼん玉砂場に遊ぶ影もなし
むにむにちゃん
しゃぼん玉行き先のない切符買う
モッツァレラえのくし
シャボン玉間もなく爆ぜる者同士
もりお
幸せと決めつけたしゃぼん玉飛ばぬ
やえ子
シャガールやしゃぼん玉の中に住む
やまなすび
しやぼん玉すういと路地を曲がりけり
やまぶき
しゃぼん玉割れてインドの匂ひかな
ヤマボー
反抗期そおっと吹くよシャボン玉
ゆぃ
しゃぼん玉目指せ302号室
ゆうり
石女と言はれましてもしゃぼん玉
ラーラ
何処まで膨らむ地球シャボン玉
ラッキーの母
しやぼん玉瓦礫の街をわたりゆく
ららやにほ
壊すこと好きな子ばかりしゃぼん玉
ららら句
石鹸玉そらは日本に続いているぞ
りう女
しゃぼん玉ふれて世界は消えにけり
リバティーさん
晴天や一吹き百個しゃぼん玉
りんきょう
しゃぼん玉追ふ子や地球軽くなり
阿武 玲
母の吹く母の匂いのしゃぼん玉
哀顏騎士
まだ何も決められなくてシャボン玉
ゆか
しゃぼん玉底なる臍の重たかろ
ゆすらご
しゃぼん玉飛び去る『球技禁止令』
よあけの晩
しゃぼん玉核戦争の二分前
よだか
ベッドからしゃぼん玉飛ぶ窓を見ている
よっちゃん
しゃぼん玉売るサイゴンの昼下がり
杏と優
しゃぼん玉になれば歪んだグラウンド
伊介
吸はれゆく空の窪みへしやぼん玉
伊奈川富真乃
デカルトを閉ずや窓辺の石鹸玉
伊予吟会 宵嵐
しゃぼん玉のせておかっぱ花一匁
位相朗
理科実験軍手で弾むシャボン玉
依糸
男子来たからしゃぼん玉やめておく
衣玖
しやぼん玉割れて妻君ご懐妊
井伊辰也
しゃぼん玉ぶぶぶと吹けば言霊へ
育由
しゃぼん玉向こうに杖の父が居る
一咲ふゆか
排ガスに舞ひて七色しゃぼん玉
一心
公園は風の遊び場しゃぼん玉
一走人
隣家には孫来るらししゃぼん玉
一呆堂
エッシャーの階段で追ふしやぼん玉
宇摩のあかつき@約2年ぶり?
吹く人に還ることなししやぼん玉
可笑式
しゃぼん玉地球生まれの君と僕
可不可
さうこれは消ゆることなきしやぼん玉
夏柿
しゃぼん玉三つ子何でも聞きたがる
河合郁
しゃぼん玉吹いて笑窪のもどりけり
河童
鬱鬱と同じかたちや石鹸玉
花 節湖
しゃぼん玉吹きすぎて魂煮つまれり
花屋
しゃぼん玉兄ちゃん魔法が使えます
花猫
今日のシャボン玉多分最高記録
花紋
母様よも一度一緒にしゃぼん玉
華女
一つだけガラスで作るしゃぼん玉
蛾触
しゃぼん玉豪華客船閉じ込めた
茄子紺
二階から見上げるしゃぼん玉ひとつ
海月漂
しゃぼん玉落花の漏らす光捕る
灰田《蜻蛉切》兵庫
充電は切れシャボン玉は浮く
街麦
しゃぼん玉俺は今何してるんだ
笠原 理香
爆ぜる時金の音せりしゃぼん玉
梶 鴻風
信号機曲がるとしゃぼん玉だらけ
葛城裸時
敵娼としどけなき昼石鹸玉
太陽に波動ありけりしゃぼん玉
瓦すずめ
しゃぼん玉求人欄にまるをつけ
誰にでも心に詩がしゃぼん玉
甘泉
君のしゃぼん玉ぼくの顔に爆ぜた
閑茶
廃校へ等身大のしゃぼん玉
岸 れん
恋届けてくれませんかしゃぼん玉
岩のじ
シャボンダマオモチャノダンボヨリウマル
喜多輝女
しょせんあわなんだよなしやぼんだま
幾恋良石
しやぼん玉とうにおわつたはずのそら
紀貴之
ぶらり来し画家も加わりしゃぼんだま
紀和やよい
リハビリのメニューに加ふしゃぼん玉
菊池洋勝
まんぼうはとめどなく泣くしゃぼん玉
鞠月けい
しゃぼん玉灘五郷の蔵開く
吉や
君たちはひとつの意志だ石鹸玉
久我恒子
じいちゃんの煙管で吹いたしゃぼん玉
宮坂変哲
子に帰る母しゃぼん玉の薄れるごとく
宮島ひでき
ドレミファの階のぼるしやぼん玉
弓女
ポコポコとマトリョーシカのシャボン玉
京野さち
ぼく吹けば空に列車のしゃぼん玉
金子加行
しゃぼん玉昔の親は子だくさん
金子大二郎
しゃぼん玉やがてこの子も都会(マチ)へ出る
吟  梵
孫二歳おそれ知らずやしゃぼん玉
空山
七階の窓よりしゃぼん玉きらきら
空石
しゃぼん玉遺言書などは作りません
君島笑夢
下駄箱の上の合鍵しやぼん玉
群馬の凡人
しゃぼん玉さかさにうつる婚姻届
やはらかき空埋め尽くししやぼん玉
鶏侍
猫の髭全て前向きしやぼんだま
結子
生まれちやつたから生きるよしやぼん玉
結城 然
シャボン玉ハーモニカ鳴る軽さかな
月見柑
チャイム遠く廃墟に沁むしゃぼん玉
古屋凍雲
風はシャボン玉抱くわれないやうに
古瀬まさあき
しゃぼん玉空中ブランコの乗り換え
鯉川樹
タバコ吸う弟子しゃぼん玉吹く巨匠
広瀬 康
しゃぼん玉第二ボタンのもう無くて
更紗ゆふ
しゃぼん玉花圃へ砂場へぶらんこへ
江戸人
きなこ飴めんこびー玉しゃぼん玉
江里口泰然
少年にうっすらと髭しゃぼん玉
香舟
夕風は船の匂ひやしゃぼん玉
香壺
不適応児と言われし子の丸より丸きしゃぼん玉
高村優雨花
弟の五十回忌やしゃぼん玉
今日はアッシー
恋なんて嘘だらけですしやぼん玉
根本葉音
駄菓子屋の三十円のシャボン玉
佐々木信天翁
麦わらに光は生まれしゃぼん玉
佐山夕子
ひとつだけ星になりけりしゃぼん玉
佐川寿々@チーム天地夢遥
東京を厭ふ智恵子やしゃぼん玉
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
春は哀しいシャボン玉とばそう
佐保
しゃぼん玉ワーッと追いかけパチンパチン
座敷わらしなつき(6才)
青痣のある子の吹きぬシャボン玉
彩 お茶子
しやぼん玉亡命めいて海へ出づ
斎藤秀雄
くださいなそのうまそうなシャボンダマ
桜川俵舟
しゃぼん玉吹く吾はこの地しか知らないの
桜桃の里
しゃぼん玉しっぽ飲み込みまるくなる
桜姫5
しゃぼん玉の中でぬくぬく眠くなる
皿田純子
しゃぼん玉離婚届の掠れ印
三子
場所取りの合間しゃぼん玉は枝
三島ちとせ
しゃぼん玉大きく爆ぜてさやうなら
三輪えつし
ひらかなが包まれてせうなしゃぼん玉
山西琴和浦
しゃぼん玉宙は膨張し続ける
山田ノムオー
樺太や水平線へしやぼん玉
山鳩P
しゃぼん玉吹き続けたのに来ない彼
惨風3
おしまいは夕焼け色のしゃぼん玉
珊瑚
ごん狐の死を悼みやるしゃぼん玉
志保川有
月に逢ふために生まれりしやぼん玉
次郎の飼い主
残心の果を生まるるシャボン玉
七瀬ゆきこ@残心(矢を放った後のしばしの不動姿勢)
しゃぼんだま真白き家に流れ着く
紗蘭
月に雨降らすのだらう石鹸玉
若狹昭宏
薫り佳きふらんす製のしやぼん玉
朱河
サヨナラが熟れつつ しゃぼん玉眠る
酒井おかわり
しゃぼん玉割れてうつつの貌となる
樹朋
シャボン玉共に吹きたし吾子しあれば
宗貞
だだだだと兵士は消ゆるしゃぼん玉
宗本智之
ジャズ流るる歯科の窓なるしゃぼん玉
秋色あじさい
淡色のムンクの叫びしやぼん玉
出楽久眞
石鹸玉弾けて宙を汚しけり
春生
しゃぼん玉気のありさうななささうな
春野いちご
しゃぼん玉映す世界の曲がり角
小千住
夢おわぬ術覚えたししゃぼん玉
小梅
しやぼん玉ふく好きだつた人妻と
小木さん
おさげの子この頃見ないしゃぼん玉
松尾千波矢@チーム天地夢遥
妹まだ数は十までしゃぼん玉
松田てぃ
冗談のやうな大きなしゃぼん玉
松田文女
シャボン玉馬鹿と呼ばれて馬鹿になる
松尾寒蝉
青空も富士も弾けしシャボン玉
湘輝湘
山一つ包んで割れるしゃぼん玉
照波
しゃぼん玉放ちて我はまだここに
笑松
正式に離婚しましたシャボン玉
城進也
しゃぼん玉仰ぐ名前もまどかかな
寝たきりオヤジ
しゃぼん玉飯盛山は雨催ひ
新田 淑
子ばかりが仲良くなりししゃぼん玉
森なゆた
シャボン玉君を信じていたかった
森田欣也
しゃぼん玉風を捕まえられるかどうか
深山さくら
夕暮れを牧師大きなしゃぼん玉
真宮マミ
屋根裏はしゃぼん玉宇宙研究所
真繍
しゃぼん玉はつ恋の手のあたたかし
真茶子
しゃぼん玉飛んで巣箱に隠れ入り
針トいと子
しゃぼん玉千個に映る遊園地
水間澱凡
豚の香の風が後押ししゃぼん玉
粋田化石
しゃぼん玉遊び出来ぬ子口ずさむ
翠穂
不労所得に憧れシャボン玉を吹く
酔風
しやぼん玉嫌がるやうに消えにけり
杉本とらを
しゃぼん玉山びこ聞いて壊れそう
星降松
シャボン玉亀石渡り古代色
晴日和
シャボン玉ポニーテールへ散りにけり
正木児童
ヴィーナスの生まれる陽気しゃぼん玉
清水仙人掌
しやぼん玉巴里の小径で生まれたの
清清檸檬
寂しさを空へ託すやしゃぼん玉
西山哲彦
ほんたうは楕円でゐたいしゃぼん玉
西村楊子
しゃぼん玉夢に沈んでいるごとし
西尾婆翔
牛の尾の一振りしゃぼん玉光る
西野きのこ
しゃぼん玉割れて世界に音の生る
青柿
青空ぐんと近づく心地しやぼん玉
静里秋希
しゃぼん玉吹くチョンガーの小指かな
赤い彗星の捨楽
よく笑ふ双子の姉妹しゃぼん玉
赤馬福助
かつて此処に在りし地球よしゃぼん玉
雪うさぎ
しやぼん玉ほんとは何もなかつたか
雪花
しゃぼん玉姉の顔して吹きにけり
千の葉
かすめ取るママンのサヴォンしゃぼん玉
浅田チコ
たえまなく風の恋ふ歌シャボン玉
善句太郎
しゃぼん玉君の弾いてるユモレスク
蒼鳩
シャボン玉消えて明日の空残る
霜月
天空へ手紙のごとくしゃぼん玉
村上 無有
人形の臓器歪なしゃぼん玉
村上海斗
少年の瑠璃の義眼やしやぼん玉
多事
遠くへは行けぬ体やしやぼん玉
多々良海月
しゃぼん玉飛び出す100の黄色帽
大槻税悦
しゃぼん玉安請け合いのお約束
沢田朱里
ぬひぐるみ抱く子をしやぼん玉攻めに
谷川の蛍子
少年の日よ しゃぼん玉実る木よ
竹人
上機嫌といふ不定形しゃぼん玉
宙のふう
しゃぼん玉球面に映るバラ星雲
昼行燈
涙粒ほうらしゃぼん玉になあれ
衷子
しゃぼん玉地球いつまで蒼きまま
鳥坂
しゃぼん玉吹くとき人はみな優し
直樹里
時間軸ゆらぐたまゆらしやぼん玉
直躬
しゃぼん玉津軽は空の青い国
津軽ちゃう
歌詠みの恋の遍歴しゃぼん玉
津軽まつ
しゃぼん玉泣いて済むなら泣きやがれ
天晴鈍ぞ孤
シャボン玉飽きた庭付き一戸建
田中耕泉
しやぼん玉飛べ飛べ明日は退職日
田邊えり
人は皆しゃぼん玉かも知れないな
田邉 真舟
屋根上にスニーカー履きしやぼん玉
登美子
君の息まるくてしゃぼん玉まるい
怒りのえびかずら
しゃぼん玉いっと最初に吹きし人
冬のおこじょ
しゃぼん玉誰も傷つけずに飛んだ
東洋らいらん
しゃぼん玉富士をあっさり越えにけり
桃泉
叱られてしゃぼん玉吹く背中かな
湯川美香月
しゃぼん玉赤子濡らして消えにけり
藤井祐喜
しゃぼん玉の城透かしけり転入日
藤薫
しゃぼん玉空の五線譜まで届け
藤野あき
しゃぼん玉空に針などあるまいに
シャボン玉ふるるる宿題は途中
日出時計
百年は短かくないか石鹸玉
日田路
しやぼん玉ゑくぼふくらむばかりなり
忍冬
二つ三つ後の数多やしやぼん玉
楠えり子
しやぼんだま宙にかすかな断末魔
波世遠
しゃぼん玉我が息まるくまるくなり
俳菜裕子(はいさいひろこ)
しゃぼんだま吹く一万の嘘を吐く
白川蓮一
君の鎖骨と同じ匂ひのしやぼん玉
薄荷光
けんけんの輪が五輪めきしゃぼん玉
半田市矢浦詠正
新党の生死見るやうシャボン玉
比良山
しゃぼんだま子等の顔のせ太陽へ
美年
しゃぼんだま「あ」のかきかたがむずかしい
姫山りんご
駄菓子屋の裏よりしゃぼん玉参上
武井かま猫
石鹸玉地球を入れて一回り
風花
しゃぼん玉オーボエの音の長い午後
風舎 哲坊
しゃぼん玉大人の顔で吹けませぬ
風来
フルートのソプラノのソラしゃぼん玉
福良ちどり
一滴を絞り飛び立つしゃぼん玉
物心
意地悪な姉やもしれぬしゃぼん玉
文月さな女
乾電池二個しゃぼん玉製造機
聞岳
しゃぼん玉昔は皆んな子供だよ
平松洋子
昨日の寂しい風のしゃぼん玉
暮井戸
あんなやつ忘れなよほらシャボン玉
蜂喰擬
しゃぼん玉古き戦野を清ましたる
蜂里ななつ
しゃぼん玉吸いこむ軒や色盗人
しゃぼん玉割れたくらいの慟哭や
望の月
三毛猫は香箱座りしゃぼん玉
北大路京介
全球凍結緩みシャボン玉降る
北風男
しゃぼん玉膨らむときは頬痩せて
妹のりこ
青い鳥逃げた割れないしゃぼん玉
霧子
地下街にラ行をハモるしゃぼん玉
明 惟久里
緒が切れし堪忍袋シャボン玉
明女
しゃぼん玉割れる乳房の重さ識る
茂る
呼吸する地球と遊べしやぼん玉
木村ひむか
しゃぼん玉風の素通し牛舎小屋
勿忘草
屋根の上のしゃぼん玉吹きがおったとさ
門 未知子
しゃぼん玉ファソラシきっと明日も晴れ
野ばら
星の重みで撓むるシャボン玉
野中泰風
しゃぼん玉十五の心に届かざる
野々原ラピ
しゃぼん玉怨嗟込めたること知られず
野々村
あの遠き飛行機を獲れしゃぼん玉
野良古
しやぼんだま内気なる子を愛すなり
矢嶋博士
太陽へくしゃみのようにしゃぼん玉
柳児
この星にかぜかぜ吹くなしやぼん玉
三男の捻挫の軽くしゃぼん玉
有瀬こうこ
薬缶しゅんしゅんしゃぼん玉の空明るし
夕望
しゃぼん玉消えて残れる夕陽かな
与一
しゃぼん玉七つちがいのきみ姉ちゃん
誉茂子
なかないでほーらわたしはしゃぼんだま
葉るみ
しゃぼん玉誰のものにもならぬのか
雷紋
百年の螺旋を上がるしやぼん玉
蘭丸結動
太陽の光いちずやしゃぼん玉
利平
弾けて万華鏡弾けばしゃぼん玉
李子
しゃぼん玉母は何でも知っている
理子
しやぼん玉くるりと宇宙ステーション
璃当
ぬつと汽車現れ石鹸玉を吹く
立川六珈
晴天や磐梯山へ石鹸玉
流川ゆきはな
しゃぼん玉の影に色あり甃
留野ばあば。
平和の形に似ていませんかしゃぼん玉
隆星
園長を襲ふ数多やしやぼん玉
鈴木あむ
阿弖流為(アテルイ)のふけば遠くへしやぼん玉
鈴木麗門
大人の歯生えてきたらししやぼん玉
露砂
老い先のなに占ってシャボン玉
老人日記
シャボン玉小さな夢のあった筈
エンデイングノート書き終へしやぼん玉
巫女
さつきまでゐた子どもたちしやぼん玉
抹茶金魚
母も兄もいた麦わら管のしゃぼん玉
万希子
しゃぼん玉ゆよーんとまあるく出てくるよ
万斛
兄さんはサッカー僕はシャボン玉
未貫
しゃぼん玉この行く先に君がゐる
未々
シャボン玉本音を言へば子は苦手
稔   久
かけっこの次はでっかいしゃぼん玉
眠る烏龍茶
雨の宵ハミングるるる石鹸玉
柝の音
我が妻はしやぼん玉より産まれけり
澤木淳枝
しゃぼん玉強く生きろだなんて嫌
眞紅
いとことの交換日記しゃぼん玉
祺埜 箕來
しゃぼん玉呵々と仁王の鼻の先
萬代草舟
なかなかに譲らぬ姉やしやぼん玉
蓼蟲
バーバーの主人(あるじ)は欠伸しゃぼん玉
靫草子
ネクタイが見送る空やしゃぼん玉
C高
しゃぼん玉きのうのままとならぬ恋
いもがらぼくと
せんたくものをほしてある庭しゃぼん玉
がんばれけいご7才
しゃぼん玉いつかアンドロメダに着く
ドナルド駄句
傷のある旅行鞄や石鹸玉
まゆ熊
空海に吹かせたかったしゃぼん玉
よりみち
ヴィヴァルディの「春」高楼のシャボン玉
阿多流
しゃぼん玉追って少年鳥になる
一宮寅五郎
おかっぱのみっつ並んでしゃぼん玉
紅さやか
一クラス十の五乗のシャボン玉
秋津洲はじめ
退院の母を迎へるしやぼん玉
大谷如水
しゃぼん玉ゆれて揺られて驢馬の旅
竹春エリザベス
しやぼんだま乳房にしこりらしきもの
直木葉子
しゃぼん玉立ち退き期限あと三日
辻が花
今日の飯食えりゃ幸せしゃぼん玉
都乃あざみ
吹けぬ子のすぐ割りたがるしゃぼん玉
東尋坊
なゐ知らぬ子に帰らむやしやぼんだま
半熟赤茄子
しゃぼん玉少女の髪のひかりの輪
飯田 青
しやぼん玉小さき獏へ贈り物
柊 月子
しゃぼん玉吹く三日目の禁煙よ
岬りこ
シャボン玉ジャングルジムを抜け上がる
免疫力アップUP
しやぼん玉あふれアルバム閉づる午後
野地垂木
ネメシスの卵は白きシャボン玉
湧雲文月
しゃぼん玉パレードは華やかに行く
花伝
しゃぼん玉割れてパレード終わりけり
竜胆

並

シャボン玉宇宙船から吹いてみる
あすなろ
しゃぼん玉描き見舞いの葉書かな
ふぢこ
シャボン玉きつとあの子も見ているね
マカロン
もったりとしゃぼん玉血をぬぐう吾子
みもうさ
シャボン玉空に散りゆく宝石箱
晴天やしゃぼん玉ひとつ手のひらに
金治宜子
しゃぼん玉孫吹く玉に母映る
博泉
しゃぼん玉女に二つある命
灰色狼
しやぼん玉横顔祖母に似てゐたり
田村幸之助
手のひらに浮かぶしゃぼん玉ゆらり
225
裾風や消えかへりつるしゃぼん玉
28ひろきち
しゃぼん玉中にもひとつしゃぼん玉
⑦パパ
子等の手にひとつは触れししゃぼん玉
kokoro
手をつなぎ空へそらへとシャボン玉
maaa
黄昏の空を映してしゃぼん玉
n・桂月
託せどもはかなき玉やしゃぼん玉
PON
シャボン玉吹けば小さな銀河なり
S.A.Y.
しゃぼん玉壊れて消えたと詩哀し
sakura a.
母を待つ裸足の少年しゃぼん玉
sol
鳴り響く電話横切るシャボン玉
TAKO焼子
しゃぼん玉追ひかける子の丸き尻
あい女
しゃぼん玉色めく渦に何を見る
あきおかば
母を待つ小さき姉妹のしゃぼん玉
あさり
しゃぼんだま吹く子こはす子みあぐる子
あつちやん
我が熱き息を運べよしゃぼん玉
あつむら恵女
天空の城より飛ばす石鹸玉
アリマノミコ
追いかける吾子に取らせよしゃぼん玉
いくらちゃん
古希近し虚空に遊ぶしゃぼん玉
いけ がみこ
末っ子の癇癪も乗せしゃぼん玉
いごぼうら
しゃぼん玉よしもう一度何度でも
いしかわかざん
悪行のすべて捨てたきシャボン玉
いしまさ
しゃぼん玉濁世の街へゆらゆらと
いつき組リスナー班 たあさん
ハズレくじ鳥居まで飛ぶしゃぼん玉
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
子も飛ばす背中合わせでシャボン玉
いなべ きよみ
しゃぼん玉うつりにけりな吾子の顔
いなまさ
しゃぼん玉瞳の中の青い影
イヘアナチョ
溜息を丸めて洗うしゃぼん玉
うづら
くらべてはいけない自由しゃぼん玉
うに子
いつまでも高く飛べ飛べしゃぼん玉
うりずんの花
ひったくる子は泣きじゃくるシャボン玉
うんりゅう
しゃぼん玉に風の形を教わりて
エイシェン
しゃぼん玉吹く児の大きな鼻ちょうちん
えび天
携帯の中で弾けるしゃぼん玉
オイラー
掴もうとする手をかわすしゃぼん玉
おーかゆかり
しゃぼん玉瞼の裏に消へにけり
おけら
微睡みの空に誰かのしゃぼん玉
おじきち
しゃぼん玉弾けて空の広きかな
おにぎり3号機
排気雲美しくあれしゃぼん玉
かすがのぽんぽこぴーな
ふぞろいの幼き思ひシャボン玉
かすみそう
何処までや飛んで逃げるかシャボン玉
カトレア
東へとそっと言霊しゃぼん玉
カノン
しゃぼん玉の見下ろす子等手を振りて
かよこ
しゃぼん玉結婚式は今日も晴れ
カリン
しゃぼんだまずーっとわればおっけーだ
がんばれたくみ4才
シャボン玉浮かんだ刹那ねこパンチ
きっちゃん
石鹸玉ベンチにひとり老紳士
きみこば
割れるのが面白くて吹くしゃぼん玉
きょうや
しゃぼん玉小さき地球の生まれ来る
きょん
ひと吹きで天女に届くシャボン玉
きんえんくん
しゃぼん玉我が顔を写し消ゆ
くさぐき
シャボン玉世の儚さを閉じ込めて
くによ
ぷるぷるんうたた寝猫にしゃぼん玉
くま鶉
吹く風に背に向けて吹くしゃぼん玉
くめ仙人
欲張りてぱちんと割れたりしゃぼん玉
くりすけ
シャボン玉シャツのボタンのかけちがい
くるみだんご
しゃぼん玉にょきにょきふたご三つ子生む
クロまま
フワフワと入ってみたいなしゃぼん玉
くろりん
熱の子の窓から生まるしゃぼん玉
けら
ため息は空色となるしゃぼん玉
コーラ味の水
シャボン玉三毛が飛びつき飛沫散る
ごきげんガーデン
江ノ島で貴方を想いシャボン玉
コケデカ
空(くう)掴む児等賑わいてしゃぼん玉
こぶこ
まだいける廂を越えろしゃぼん玉
ごぼうの花
しゃぼん玉目指すは遥か天守閣
こま
風の道教へつつ去るしやぼんだま
ころころぼっくる
乳母車より両手差し出しシャボン玉
ささのはのささ
三十八度越えて撃たれしシャボン玉
さんさん珊瑚
シャボン玉ひらがなが好きしゃぼん玉
しー子
それぞれの空のありけりシャボン玉
しげる
初恋や壊れて消えてシャボン玉
しげ爺
会場でしゃぼん玉達輝いて
しゃぼん玉
七色にふくらむ笑顔しゃぼん玉
ジュミー
しゃぼん玉ほどの重さや消えた男
じゅりあん山本
愛犬に食べられてゆくしゃぼん玉
じゅんじゅんヴェルファイア
ベビーカーの乳児眼で追ふしゃぼん玉
しゅんらん
ゆらゆらと路地埋め尽くすしゃぼん玉
しょう子
すぐ消ゆるどの石鹸玉にも光
すえよし
戻りくることなき友やしゃぼん玉
すかんぽ
しゃぼん玉映せし世界の七変化
スタルカ
しゃぼん玉オレも流され漂うさ
せいじ
子の夢の数ほど空へしゃぼん玉
そめやまさみ
しゃぼん玉吹く横顔に母の影
たいき
この頃の陽気優しやシャボン玉
タケ
しゃぼん玉生まれて育たぬ奴もいる
たけし
争ひのなき世に吹かむシャボン玉
たけ爺
壊れないしゃぼん玉つくりお手玉を
だじゃれ
シャボン玉口の産毛を光らせて
たちこ
青い目の人形いだきシャボン玉
タック
美代ちゃんの声の聞こゆるしゃぼん玉
たんと
しゃぼん玉溶けゆく空は抜ける蒼
たん造
しゃぼん玉かまえる三毛の背に着地
ちゃちゃかえる
シャボン玉屋根まで飛ばず壊れけり
ツーちゃんの恋人
蒼天に弾ける泡やしゃぼん玉
つつ井つつ夫
友の門出一斉にしゃぼん玉吹く
つむぎ
空一面せがむ弟しゃぼん玉
デコ坊
しゃぼん玉竹馬の友も遠きかな
てつ
アフリカの空に広がれしゃぼん玉
てつ爺
溜息を笑い飛ばしたしゃぼん玉
テン@第二まる安
曖昧さ一緒に飛んでしゃぼん玉
とうふ
しゃぼん玉の消ゆるまでの願ひ事
ときこの母よしこ
しゃぼん玉未来のひかり映しけり
ときめき人
幼子の声を包んでしゃぼん玉
としまる
しゃぼん玉容変へつつ宙に発つ
とし子
つくられのこわせられるのしゃぼん玉
ともかわすてむ
高尾からスカイツリーへしゃぼん玉
ドラタンリュウジ
しゃぼん玉汝は多産系少女
なかおち
歓声の弾け出るかなしゃぼん玉
ナタデココ
しゃぼん玉生まれて消えて夢の如
ななかおち
シャボン玉吐息含みて漂いぬ
なみは
しゃぼん玉追いかけ駆けてハイタッチ
にゃんみー
風連れし旅立ちの日やしゃぼん玉
ねこじゃらし
吸っちゃ駄目泣いてしゃぼん玉あきらめる
ねもじ
あちこちに微笑み顔しゃぼん玉
のぶ子
タメイキヲトヂコメテイルしゃぼん玉
のぼ子
公園に夕日の涙しゃぼん玉
のりりん
ぽわぽわんわたげとゆくよシャボン玉
はかた結菜
小さき手の袖は濡れゆくしゃぼんだま
はかた百合
しゃぼん玉弾ける音に耳澄ます
バッカス
数打てど当たることなししゃぼん玉
ぱむだ木下
銀翼に届けと吹くやしゃぼん玉
はら美華子
横浜の歩道に舞うよしゃぼん玉
ばんしょう
ため息も映せば虹のしゃぼん玉
パンナ
ケセラセラキラキラパッチンシャボン玉
ビッグロング
君までは届く訳なきしゃぼん玉
ひな三葉
園庭へ脱ぎ散らかしてしゃぼん玉
ひよこ
しゃぼん玉手を挙げて宇宙行に乗る
ひよとり
しゃぼん玉吹きし父見て笑ひし子
ひろ
ランドセル一緒に通うしゃぼん玉
ひろくん10さいのママ
シャボン玉屋根まで飛びて亡くなりぬ
ひろのじょう
しゃぼん玉生まれ生まれて袖袂
ひろろ
石鹸玉光の色の膨らんで
ひろ史
しゃぼん玉ゆがみし顔の逆しまに
ひろ志
丸うなれ爺さんごちるしゃぼん玉
ふあり光
しゃぼん玉豆柴追って路地裏へ
ふうせんかずら
宙に舞うガラスの様なしゃぼん玉
ぶぅちゃん
小さな肺の底から大きなしゃぼん玉
ふみの
タトゥーした腕より出でし石鹸玉
ぶんご
いちどだけ悪女になろうしゃぼん玉
ほしの有紀
ストローは魔女のふる杖しゃぼん玉
ぼんねこ
木洩れ日を縫って消えゆくしゃぼん玉
まこと
大漁の石鹸玉吾子が跳ねる
マッキラ棒
なぜそこで爆ぜるかしゃぼん玉怪し
まめ小路まめ子
しゃぼん玉屋根まで言うも屋根は無し
まゆ実
一生と呼ぶに儚くしゃぼん玉
みかん
「げんきです」空までとどけしやぼん玉
みこ
疲れたしシャボン玉のよに消えよかな
みずほ
しゃぼん玉我も越えたし塀の外
ミセウ愛
しゃぼん玉吹けばたちまちオズの国
ミセス水玉
しゃぼん玉少女の口のとんがりて
みつき
しゃぼん玉彼方の記憶呼び覚ます
みっちゃん@第二まる安
シャボン玉孫に誘われ声高く
みっちゃん1号
我が慢も弾けてしまへしやぼん玉
みどりがめ
5歳児の王国つつむしゃぼん玉
みのる
云いたきこと口に含みてしやぼん玉
み藻砂
シャボン玉今日の吹き手は厚着の子
むじーじ
しゃぼん玉喃語の前で弾けたる
むすびめ
吹き上がるシャボンの玉の行く末や
むったん
しゃぼん玉一度にできる太陽系
むべ
夢の様に過ぎた十年しゃぼん玉
むらたふみ
合格の字踊るシャボン玉笑う
メロりんりん
病室へ風に流れるしゃぼん玉
もじこ
ちさき手の晴着の万歳しゃぼん玉
もせきのこ
人生はこんなものかもしゃぼん玉
ヤッチー
母の顔映す少女のしゃぼん玉
ゆみづき
もの言えぬ児の澄みたる瞳(め)やしゃぼん玉
らびっと
しゃぼんだまふわふわとぶよさようなら
りひと5才
日輪に輝く無数のシャボン玉
りひ蔵
慰霊碑に祈りを込めるしゃぼん玉
りんごのほっぺ
吹く息の加減忘れし石鹸玉
る・こんと
玉かぎる日を鎖し籠めてしゃぼん玉
るびちゅ
縁側に足ぶらぶらとしゃぼん玉
るりこ
跪き肩並べるはしゃぼん玉
ルンルン
天変をゆるり仕留めししゃぼん玉
れっどべりー
寅さんの見果てぬ夢や石鹸玉
れんげ畑
遠き日の甘くてつよい石鹸玉
ロクヨン
軒下へ迷い込みたるしゃぼん玉
わかば好恵
しゃぼん玉割れて紫煙の息を吐く
わらび一斗
しゃぼん玉液は納戸に祖母の家
亜音洲
ゆく我もいつかこわれてしゃぼん玉
阿波豊
しゃぼん玉パチンと弾け瞳をつぶる
綾部正彦
旧友と価値観ずれてしやぼん玉
或人
かさぶたもいつか取れるわしゃぼん玉
安達竜胆
青空や風の吹くままシャボン玉
安田信洲
吾子の目に映るしゃぼんは夢や夢
伊達 麦果酒
寂滅と消えて隠れぬしゃぼん玉
伊藤はな
ビードロのごとくに吹けりしやぼん玉
伊藤欣次
ため息に割れず揺れをりしゃぼん玉
伊予吟会 心嵐
しゃぼん玉透かして見ゆる廃校舎
位子
ビードロを睥睨するやシャボン玉
囲炉裏煙歌
七色の震へる離陸しやぼん玉
井上じろ
空へ消ゆあのこのしゃぼん玉ひとつ
井田みち
しゃぼん玉弾けて空の色となる
郁李
楽しげに悲しい唄をしゃぼん玉
一生のふさく
溜息も気合もおなじしやぼん玉
一茶お
掴めない君の心はしゃぼん玉
一匹狼
しゃぼん玉のぞく大きなランドセル
稲野らきを
夢叶うことは稀なりしゃぼん玉
羽尾理紀
しゃぼん玉追う仔のしっぽ放物線
卯月
宇宙から「こんにちは」するしゃぼん玉
浦川汀渚
人の世に飛ばずはじけるしゃぼん玉
栄魚
狙う吾子一網打尽しゃぼん玉
永 七子
シャボン玉オカリナ誘うアンデスへ
永想
はしゃぐ子ら瞳膨らむシャボン玉
詠野孔球
しやぼん玉弱音を吸つて膨らみぬ
榎本みわ
風神の居ぬ間に吹いてシャボン玉
路地裏に駄菓子屋見つけしゃぼん玉
苑菖
しゃぼん玉割れても私生きてます
塩の司厨長
しゃぼん玉炸裂空気華やげり
塩豆
しゃぼん玉ぼくと吐息を乗せて飛ぶ
屋上エデン
童心に戻りて燥ぐしゃぼん玉
音澤
シャボン玉天まで飛んだ嘘でしょう
加藤賢二左右衛門
運命の破滅を知らぬしゃぼん玉
加和 志真
地の命出来ては消えるシャボン玉
暇親爺
しゃぼん玉なかでみる世のあじわいの
果林
犬跳んでカプカプ食べるしゃぼん玉
歌鈴
しゃぼん玉真昼の月に吸い込まれ
花咲明日香
しやぼん玉世界はさかさまに光る
花南天
しゃぼん玉泡と消え行くいさぎよさ
蝦名 瑠緋
しゃぼん玉のまるみに登場笑う孫
雅雅丸
10度目にやっと作れたしゃぼん玉
雅鬼
人魚姫を囲んで飛べよシャボン玉
海風山本
無と言うはかくも静かやしゃぼん玉
灰汁
うつせみの宝や瑠璃の石鹸玉
柿林
消える時跡形もなきしゃぼん玉
梶  鴻風
脚揃え尻を突き出ししゃぼん玉
葛谷猫日和
しゃぼん玉虹を孕みて割れにけり
釜眞手打ち蕎麦
弾けないしゃぼん玉など有るものか
勘太郎
皆丸き頬の子等吹くしゃぼん玉
幹弘
1年生妹が生まれてしゃぼん玉
柑子
引つ込んで吸ひ込まれさうしゃぼん玉
甘ん
しゃぼん玉弾ける我もしゃぼん玉
企鵝
シャボン玉吹く子を映し空に消え
喜一郎
しゃぼん玉こわれ急ぎし友思ふ
気のまま風
しゃぼん玉液はしゅしゅっとママレモン
軌一
路地裏の昭和香るやしゃぼん玉
輝棒
たばこ吸うまねしてしやぼん玉を吹く
蟻馬次朗
逢引やしゃぼん玉見て子を思ふ
菊子
しゃぼん玉バブルと言えば夢はじけ
吉野幸治
三歳の揃ひの袂しゃぼん玉
桔梗
しゃぼん玉歪んだこの世丸くする
久仁重
ストローはしゃぼんの玉も作れます
宮みやび
兄が吹き妹が割るしゃぼん玉
宮下 倖
しゃぼん玉皆と楽しむ城下町
宮写楽
真夜中のオフィスに飛べよシャボン玉
宮本背水
老若男女息の形のしゃぼん玉
宮﨑紅清
会えぬ日の空満たせたしシャボン玉
京あられ
しゃぼんだま子には夢あり追いかけて
京のみやび
しゃぼん玉土の匂いと青い空
京丸
シャボン玉今は遠い思い出よ
京子
僕の顔パッと弾けたしゃぼん玉
桐氏
園児等を包む大きなしゃぼん玉
琴女
やさしさの大きさ競ふしゃぼん玉
芹沢雄太郎
しゃぼん玉私の恋も消えちゃた
金亀 子
ストローの石鹸玉虹色の玉
句詩呼
シャボン玉落描き残るガラス窓
空 春翔
君の息追う僕の息しゃぼん玉
熊耳
一つだけ凛と上るやしゃぼん玉
栗田もとえ
車窓から見る子とシャボン玉彼方へと
異国にて一人で遊ぶしゃぼん玉
恵寿
見いつけた鬼の子しゃぼん玉触れる
桂奈
シャボン玉追ってた筈が硬球に
結城里部
「なんでもない。」私の声はしゃぼん玉
月砂糖
しゃぼん玉ピアノの練習窓の外
月城花風
さよならも消えてしまうさシャボン玉
犬井山羊
初恋や話しかけれずしゃぼん玉
犬散歩人
ひざまくら髪に小さきシャボン玉
弦流
サッチモの頬をして吹くしゃぼん玉
玄冬庵
贐のしゃぼん玉舞うブーケトス
古山晶
しゃぼん液混ぜる眼差し大まじめ
古都鈴(ことり)
シャボンダマ万華とどけん友の手へ
五十嵐魯敏
目にしみる飛ばずに割れたしゃぼん玉
娯李音
シャボン玉にすっぽり収まる大道芸
御影丁未丸
お気に入りの椅子奪いたるしゃぼん玉
鯉太郎
シャボン玉藻屑と消えた特攻隊
公毅
しゃぼん玉日差し包みて霧島越へ
シャボン玉壊れて覗くにわたずみ
人垣は大道芸かしゃぼん玉
広海
しゃぼん玉空家白壁のぼりけり
康公
迷ひつつ甍の空へ石鹸玉
江戸川青風
赤茶けた線路の空にシャボン玉
紅すだれ
しゃぼん玉のたりと宙に浮いていく
香月@第2まる安食堂
石鹸玉割れて虚空の飛沫かな
高原三峯
しゃぼん玉ドローンのように屋根の上
高田 仁和加
しやぼん玉草間弥生の水玉に
黒船
笑みを乗せふわりくるりとしゃぼん玉
黒曜石
青空を虹色写ししゃぼん玉
今坂 功
万人の散りゆく如ししゃぼん玉
今治・しゅんかん
しゃぼん玉吹く口紅の若き保母
根曲がり
虹色やとんで消えてるシャボン玉
佐藤邦夫
我先に飛び出す犬とシャボン玉
左門
しゃぼん玉君の夢までつぶれない
彩菜
シャボン玉宇宙の弾く音は無く
歳三
しゃぼん玉フーと吹かずにフーと言う児
菜々の花
シャボン玉防災の日のサイレンか
菜奈恵
シャボン玉膜の混沌現世かな
坂麻呂@第二まる安
しゃぼん玉六十回目の誕生日
堺の攝子
ダウン症児がかぶりつくシャボン玉
榊裕江子
しゃぼん玉爆ぜむ刹那よ時緩め
桜井まこと
蒼き地球閉じ込めたいなシャボン玉
桜木レイ
おっぱらみ境川面へしゃぼん玉
札六
しゃぼん玉白髪交じりの同窓会
雑草おばさん
しゃぼん玉天にのぼりて天の色
三輪 佳子
丈六の仏にとどけシャボン玉
山の中のオクラ
しゃぼん玉生家の屋根の苔瓦
山姥
しゃぼん玉人の目はじる影法師
山川咲
おさなごの未来輝くしゃぼん玉
山茶花静
しゃぼん玉の中全天の渦七色
山内茶花人
老いた目に見えし虹色しゃぼん玉
山猫小鳥
しやぼん玉せごどん像の鼻の上
山本 力
しやぼん玉幸ちやん嫁さ行つたとさ
山本嘉子
いさぎよく消える生き様しゃぼん玉
惨風1
人生は実はしゃぼん玉のように
惨風2
しゃぼん玉七色のままはじけたり
残月
しゃぼん玉ねこの背中に降りにけり
四丁目
玉の中景色いびつにシャボン玉
四葉
ギネスへと母子教室シャボン玉
市川七三子
踏みつけた数を指折るしゃぼん玉
枝温李
シャボン玉猫に見せてるお留守番
ぽぴん吹く兄の隣でさぼん玉
紙威
黒ネコをかわし屋根までシャボン玉
紙魚
シャボン玉に洗うて白き空であり
ふわふわと風とデートやしゃぼん玉
紫香
しゃぼんの輪をくぐれ朝の香
紫檀
シャボン玉に昔映りし子等戯
詩楽麿
シャボン玉飛ばずに消えた子の重み
時の実
アドバルーンに追いつ追いこせシャボン玉
治もがり笛
さぁ一斉に光吸い込むしゃぼん玉
七生姫
吹く人の真顔映してしゃぼん玉
篠田ピンク
青空に吸い込まれたりしゃぼん玉
柴原明人
虹色や飛ばずに垂れるシャボン玉
紗々
遊園地ピエロの作るシャボン玉
尺骨
亡くなった恩師に届けしゃぼん玉
朱久瑠
この世を悔いて上り往く石鹸玉
珠桜女あすか
きらきらと街灯受けてしゃぼん玉
酒井栄陵
草も木も光も雲もしゃぼん玉
寿々子
ストローの先七叉路にしゃぼん玉
秋雲
両手あげ跳ねる子供やしゃぼん玉
秋月
しゃぼん玉いくつ割れずに届くかな
秋月なおと
おもひではぽろぽろこぼるしゃぼんだま
秋光
しゃぼん玉ゆったりねそべる猫の上
秋桜
しゃぼん玉子等の手放れ風となる
秋乃桜
球となる訳は知らねどしゃぼん玉
重翁
しゃぼん玉はぜて風を見失ふ
重波
なないろのゆめみたころのしやぼんだま
淑女
黄帽子の群れからゆらりしゃぼん玉
春と夏子
しゃぼん玉転んで掴み天仰ぐ
春果
追う背中こわしたがりししゃぼん玉
春子@第二まる安
風吹けば空より高くしゃぼん玉
春川一彦
肩張らず生きてゆけよと石鹸玉
春日のツバメ
屋根までは届けなかったしゃぼん玉
春爺
石けんの量変え飛ばすシャボン玉
春蘭
マンションの天空の庭しゃぼん玉
順女
振り返るドヤ顔ゆらりシャボン玉
初投稿
爺さんがタオルで作るシャボン玉
勝子
しゃぼん玉弾け娘は出産へ
小鞠
歌降らしビルの谷間へしゃぼん玉
小橋春鳥
しゃぼん玉つかんだはずのわらべの手
小春空
ふと静寂ぱちんと弾く石鹸玉
小青(こしょう)(句ゼミ)
メル友へ丸文字メールしゃぼん玉
小石日和
シャボン玉陽にあたりしてかなたへと
小塚 蒼野
スカートの裾で弾けるしゃぼん玉
小牧穏楽
シャボン玉よちよち歩く稚児に似て
小野みっちゃん
泣いてゐるのはだれ冬のしゃぼん玉
小林たけし
ゆらゆらと近づくしゃぼん玉避ける
松永裕歩
しゃぼん玉上り列車の待ち合わせ
松山
幼子はシャボン玉吹き飽かず吹き
松山女
しゃぼん玉二十歳の夢をふくらませ
松尾富美子@チーム天地夢遥
肺活量調べか石鹸水吹く吾子
松風女
たましひをそっと吹きこむしゃぼん玉
松本守宮
しゃぼん玉坊に棒手振(ぼてふり)声からし
松野英昌
シャボン玉草間彌生の息入れる
笑々
しゃぼんだま股覗きして吹く児かな
笑酔
セメントにシャボン玉溶けたねずみ色
上市まさ
青空に拭ったおでこにシャボン玉
常陸人
しゃぼん玉空に弾ける虹の橋
植田 宗一
ぷかりぷかり仔犬とびつくシャボン玉
植木照美
しやぼん玉この世の外に消えにけり
慎吾
しゃぼん玉巴里の道化に負けぬよに
森一平
しゃぼん玉夕日を入れて漂へり
深草あやめ
しゃぼんだま遺されし吾子育て上げぬ
神山やすこ
しゃぼん玉割れて視界に光る海
水夢
しゃぼん玉しばし風との一騎打ち
粋仙
シャボン玉編隊で飛ぶ小宇宙
粋篤
しゃぼん玉神武の昔今照らす
粋流
はかなけど虹に輝くシャボン玉
粋量
シャボン玉床の子に吹くそっとそっと
酔猿
秘め事の窓から漏れししゃぼん玉
酔楓
まだ光れ屋根より高くシャボン玉
酔溪
しゃぼん玉空に奏でし音符かな
杉浦貴子
ママ見てと吹けば爆ず爆ずしゃぼん玉
雀虫
しゃぼん玉冥王星に向けて発つ
澄海
まんまるの猫のまなこやしやぼん玉
瀬々葱坊主
「すぅじゃなく、ふぅ」と教えるしゃぼん玉
瀬波秋鮭
新校舎へ校歌斉唱石鹸玉
星野光利
二階から子ら吹き上げししゃぼん玉
晴好 雨独
還暦の仲間入りしてしやぼん玉
正則 (いつき組リスナー班)
しゃぼん玉全きものを見失ふ
清一
しゃぼん玉あなたにしあわせ吹きかける
清水羽衣
磯原の里で生まれししゃぼん玉
聖右
待ちわびて見上げた空やしゃぼん玉
西川あきや
大屋根を越えて青空しゃぼん玉
西尾桃太郎
しゃぼん玉境界線で消えにけり
誠馬
しゃぼん玉吾子の顔ほど膨らませ
青い月
しゃぼん玉弾けた後に吾子の顔
青玄
シャボン玉追う歓声と犬の声
青泉
雨雲になって戻れよしゃぼんだま
青柘榴
こわれやすき魂の色しやぼん玉
青萄
ランナーの風鳴りしゃぼん玉逃る
青嵐
映り込む景色変えつつシャボン玉
斉藤ふみえ
子らの声垣を越えきし石鹸玉
石井せんすい
幕上がり浮き出るピエロしゃぼん玉
石野上路無
しゃぼん玉通して見るは誰が夢ぞ
赤太
虹色の渦巻き消えしシャボン玉
千晴
シャボン玉犬といる庭和楽かな
千代
くっついたハート割れるなしゃぼん玉
千波
しゃぼん玉リハビリの母息細し
千葉睦女
塀ごしの子らの高声シャボン玉
川西勝久
ひと吹きのしゃぼん玉宇宙を拡げ
川島 欣也
思い乗せ君まで届けしゃぼん玉
泉水
しゃぼん玉如きなりけり古希の身は
浅見弓楽
しゃぼん玉作ったそばから割られゆく
船本さくら
シャボン玉内に四角の揺らぐ家
善多丸
裏切って無窮の空へシャボン玉
祖乞
しゃぼん玉淡い期待の異動かな
倉の人
ふきすぎぬやうにふきをりしゃぼんだま
倉木はじめ
亡き友の言霊拾うしゃぼん玉
想予
空に塗るトップコートはシャボン玉
相沢はつみ
いじけてる孫はちっちゃなシャボン玉
草野 はな
しゃぼん玉堕ちて生活始まりぬ
鎮魂の尾根に儚きしゃぼん玉
蒼香
約束の数を指折るしゃぼん玉
蒼奏
しゃぼん玉ふわり浮かして楽天家
しゃぼん玉虹の欠片を生む子かな
太一
中で子がこちらを見てるシャボン玉
太架子
ごめんねを口に出せずにシャボン玉
駄口竹流
しゃぼん玉はてなの店の屋根越えて
鯛 風
手のひらにおくようにふくしゃぼん玉
台所のキフジン
微風待つしゃぼん玉こそ楽しけれ
大井河薪
中耳炎治療を終えてしゃぼん玉
大蚊里伊織
頬染めて吹く君遠きしゃぼん玉
大橋弘典
しゃぼん玉不義の縁の弾けたり
大口屋 助六
シャボン玉中にも一つ技自慢
大三郎
しゃぼん玉心棒歪みし記憶かな
大島涼波
笑い声今も残りてしゃぼん玉
大洋遊子
ふわふわを犬追いつづけシャボン玉
シャボン玉そぞろ過ぎ行く五階窓
瀧まさ子
狛犬の銜へ離さぬしゃぼん玉
達哉
口遊む讃美歌に乗れしゃぼん玉
谷口詠美
シャボン玉小さき玉を手のひらで
狸漫住
シャボン玉風に吹かれる音符かな
端池
青き夢な消へそ上がれしゃぼん玉
池田香
しゃぼん玉吹く子こわす子眺める子
竹さ
まん丸の顔まんまるのシャボン玉
竹の子
しゃぼん玉蒼き地球に帰還せり
竹庵
しゃぼん玉ベランダからも降りてくる
竹林
しゃぼん玉ひぃふゅみぃよぅいつつ消えちゃった
茶b
手回しオルガンの音やシャボン玉
中岡秀次
疲れ知らぬ子に切られるしゃぼん玉
中原かなめ
ソミファミソ風に奏でるしゃぼん玉
中蔵みづほ
心電図揺れる波形としゃぼん玉
中村マー坊
しゃぼん玉永久の姿にパピプペポ
中嶋浄土
クスクスと小さく連なるしゃぼん玉
中野こと葉
シャボン玉年重ねてもうたこいし
中野久子
虹色はその子のまなこしゃぼん玉
朝ぼらけ
舞ひ上がる吾子らの咲ひしゃぼん玉
朝桜 咲花
風神の欠伸に舞ふや石鹸玉
潮ベルト
幾重にか亡母の笑顔しゃぼん玉
長田写々
屯してしゃぼん玉吹く古稀五人
津軽わさお
しゃぼん玉忘れたい過去飛んでいけ
鶴田梅勝
童心に帰りとばせしシャボン玉
貞女
吹くんだよけれども吸つたしやぼん玉
泥酔亭曜々
半世紀笑うプラハにシャボン玉
哲也
サックスから音符のようなしゃぼん玉
天野姫城
しゃぼん玉光をまとい生まれ来る
田中ようちゃん
シャボン玉夢乗せて飛べ手で囲う
都花
背伸びして一人力(いちにんりき)のシャボン玉
土井小文
子は見えず流れて消えたしゃぼん玉
土屋 木漏れ日
青空に水玉模様シャボン玉
土耳古猫
しゃぼん玉音なく消えし逃げ上手
冬霞
うえしたに生え初め歯やしゃぼん玉
東山
しゃぼん玉うまれようまれよひいふうみい
桃八
シャボン玉ペンシル型は宇宙まで
桃福
天地を映し込みたり石鹸玉
燈穂
大きさを比べ子と吹くシャボン玉
藤すみ
しゃぼん玉行方指図は受け付けず
藤郷源一朗
しゃぼんだま子の居る腹が強く張る
藤紫ゆふ
点字ブロック自転車もありシャボン玉
藤鷹圓哉
水圏戯こわれる夢を愛しけり
藤田康子
シャボン玉ふはり頭に落ちにけり
藤田由美子
夕陽より大きく飛ばそしゃぼん玉
藤娘なつ
空の青つかまえしゃぼん玉飛べ飛べ
豆田こまめ
それ飛ばせ虹できるまでしゃぼん玉
陶然
君が吹く口元笑窪石鹸玉
低く這ひ草に弾けるしゃぼん玉
徳永 北道
青空に大志を託すしゃぼん玉
徳英
川原から土手を一気にしゃぼん玉
栃木のあーたん
もみじの手ぱちんと弾くシャボン玉
内田 節子
年下の母笑む夢やしゃぼん玉
凪ひと葉
シャボン玉吹いて数ふる前に消ゆ
南風
孫五人今年も増えるしゃぼん玉
二上松風
口づさみシャボン玉追ふ爺八十路
日本酒
潦に映る空色しゃぼん玉
猫の耳
しゃぼん玉はじける刹那に願掛けて
猫楽
風吹きて身罷りし子やしゃぼん玉
猫渓
見つけよ吾のしゃぼん玉を天へ今
猫舌扁平足
江戸川でどか弁うましシャボン玉
波音
核兵器廃絶と吹くしやぼん玉
馬場馬子
志し芽生えては屈ししゃぼん玉
俳ビギ名
こわれてもこわれてもまたシャボン玉
梅田 紀江
母と子と父を待つ日のしやぼん玉
博光
シャボン玉神のひと吹き銀河なり
柏屋ちひと
ぐにゃりからまあるくふんわりしゃぼん玉
白丘山人(893人)
列成して風に乗り行くシャボン玉
白晃
父の伏す部屋に娘のしゃぼん玉
白鷺女
屋上に子らの夢咲くしゃぼん玉
白山
しゃぼん玉宇宙の小さき地球かな
白瀬いりこ
息細め今りんご程石鹸玉
白豆
軒あふれ小雨の空へしやぼん玉
八幡風花
しゃぼん玉空まで「いいね」を届けよう
半額無料
物心ついて消えゆくしゃぼん玉
彼方ひらく
うかつにも放屁しゃぼんに笑み二つ
比保倉亭酢
ぱちぱちと鼓膜に頬にしゃぼん玉
尾上真理
オレンジのにおいを放つしゃぼん玉
尾内圏外
しゃぼん玉じいじの腕の見せどころ
眉山ケイ
シャボン玉浅き夢みし割れもせす
美翠
危うさに手を張りふんばるしゃぼん玉
美智子
しゃぼん玉吹き続けたり母は子に
柊の花
シャボン玉フリーハンドの円描き
百合乃
さつちやんの笑顔の歯抜しやぼん玉
百草千樹
割れるまで見届けて吹くしゃぼん玉
浜ちよ
音もなく空になりけりしゃぼん玉
富樫 幹
くるくると回る青空しゃぼん玉
富山の露玉
指握る乳飲み子話すしゃぼん玉
風舞う砂丘
しゃぼん玉行方も知れぬ吾が旅も
風峰
けんか後背中合わせのしゃぼん玉
風由花
シャボン玉ヘルシンキっ子は凍らせて
風来松
引越しのノートに栞しゃぼん玉
福花
しゃぼん玉虹をまんまるひとり占め
福原 由乃
球形が我が秩序なりしゃぼん玉
平四郎
怒りまで包んで飛んでけしゃぼん玉
平塚雪月花
しゃぼん玉こわれるために生まれたの
穂の美
シャボン玉つかむれば消ゆ夢のごと
峰江
園庭の空を狭しとしゃぼん玉
峰泉しょうこ
虹みせて大玉小玉しゃぼん玉
しゃぼん玉割れて駅舎に響きけり
萌久
我置きて飛べよ彼岸へ石鹸玉
房の花水木
じいちゃんがみおろしてるねしゃぼんだま
望月ゆう
定年や心は宇宙へしゃぼん玉
北村 鯨子
本命チョコ届かぬ片恋しゃぼん玉
北風来坊
遊郭の石碑超えゆくしゃぼん玉
麻呂助
音もなく消えた私のシャボン玉
万季
歓声を纏い膨らむしゃぼん玉
未知
しゃぼん玉の虹の向こうに丸い街
儚さのベクトルをなす石鹸玉
夢見亭笑楽
しゃぼん玉宇宙をひとつ作りけり
夢沢那智
しゃっくりのいつしか止まりしゃぼん玉
夢堂
人生としゃぼん玉や似たりけり
無し
我先にストローの先しゃぼん玉
妄 児
しゃぼん玉止まれる枝に鳥一羽
木人
しゃぼん玉あの子の歳を数えたり
木槿
しゃぼん玉こわれて消えた恋心
紋舞蘭
公園で集う子らやしゃぼんだま
野口あきら
良寛も吹きし子らとのしやぼん玉
野水
ストローで色を飼いつくしゃぼん玉
野倉夕緋
しゃぼん玉空のオーロラ作りたり
野々りんどう
七色のシャボン玉追うわらべ歌
野良
さずかりて遠くへ飛ばすしゃぼん玉
矢的@第二まる安食堂
しゃぼん玉まるくきれいに浮いている
薮内晃平
しゃぼん玉光る輪の中孫四人
薮内椿
スマホ閉じ見上げた青むシャボン玉
優純bow
しゃぼん玉涙の染みが乾くとき
有翠
煽てふ風を知らずにしゃぼん玉
幼子は寄り目になりてシャボン玉
由坊
だれもが皆母から生まれしゃぼん玉
祐三
シャボン玉影の輪透けて地にも飛ぶ
洋々
恋いつも五十となれどしゃぼん玉
羊山羊
ことごとく猫弄ぶしゃぼん玉
葉月けゐ
しゃぼん玉間接キスを空とする
葉月のりりん
しゃぼん玉いつもの軒に旗日かな
葉子 A
七色のトキメキ乗せてシャボン玉
葉茶庵
通夜仕度あにいもうとのしゃぼん玉
欲句歩
しゃぼん玉お前とならば天国へ
藍植生
本心を見透かしているしゃぼん玉
璃紗
しゃぼん玉風に戯れマーブリング
里甫
嬰児の二人しゃぼん玉に烟り
立志
しゃぼん玉いらっしゃいませ粗茶ですが
立石神流
子は飽きて母はため息しゃぼん玉
緑の街
逝きし人追い駆けて行くしゃぼん玉
林田 正光
しゃぼん玉トーテムボールの顔は黒
林道
しゃぼん玉いつまでそばに愛娘
林也
青空に数多(あまた)のシャボン吸い込まれ
玲風
触れさうで触れぬ姉妹のしやぼん玉
鈴木牛後
シャボン玉包囲の内や父子連れ
蓮華寺
母の微笑みに昇り流れるしゃぼん玉
六々庵
しゃぼん玉薫り残して垣根越え
和音
しゃぼん玉昔大きく見えしもの
和田東方
赤子の手に跳ねて行け行けしゃぼん玉
枡形美智子
吾子の笑万華鏡となすしゃぼん玉
しやぼん玉ないのブランコこぐ園児
淺野紫桜
小児病棟小さき中庭しゃぼん玉
游真
胸元のロゴはSundayしゃぼん玉
澪つくし
息凝らす目の先のシャボン玉
獺祭
しゃぼん玉肺活量の少なき吾
痺麻人
しゃぼん玉屋根まで飛んだ消えてった
綵加
鍵っ子の母待つ夕べシャボン玉
聰子
虹色に輝きつづけしゃぼん玉
太陽の飛沫がふわりしゃぼん玉
釋証真
しゃぼん玉海風の中消えゆきて
霖之助
風の色万華鏡なりシャボン玉
ミサイルの折れし先端しゃぼん玉
松岡優昌
しゃぼん玉銃回想の乱反射
豆闌
しゃぼん玉ソラまで飛んでシに逝けり
占新戸
しゃぼん玉国会にいる父さんに
物言はぬシーラカンスやシャボン玉
立歩
古瓦竜動き出すシャボン玉
太子
しやぼん玉体育館が壊死してゆく
Y雨日
サルトルが籠りて巡るシャボン玉
いけのはら

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