俳句ポスト365結果発表

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第188回 2018年1月25日週の兼題

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の正しい表記とは
寝たきりが なぜなぜ歩く ゼンマイ力 木島の芋兄さん
青々に 潜むうずまき 夏木立 曼珠沙華
ぜんまいや しぶんおんぷで はるかなで 美智子
虫食べない ゼンマイを見て 幼児泣く うらら
くるくると 柴扉にぎわす ぜんまいや カトレア
三日目の 干しぜんまいや 狐雨 ことだ
薇よ あの瞬間に 戻ってくれ ストロベリーケーキ
薇を 食べて感じる 春の味 みっちゃん
ぜんまいや 湿りし土で 右に向き みるは
ゼンマイや 食すか愛でるか 思案中 ももちゃん
薇の 脇からトカゲ ジュラシック 横じいじ
薇よ 私とあの人 しんめとり 胡麻
この辺は 僕の縄張り 薇取る 春日
ぜんまいの クルクル風の アーティスト 旬青
ぜんまいと 仲よしこよし お揚げさん   小林番茶
薇の 歯触りひやり タイル肌 川村純三
薇干し 猫が番する 過疎の村 相模の仙人
いいんだぜ んまい飯なら お手の物 太平洋(たいへいひろし)
ぜんまいや シャカのらほつも むげんだい 大坪美智子
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
アタタタタタタ!霜を貫く薇 松風女
薇の灰汁をとりつつ髪洗う きなこもち
ぜんまいよ草萱落ち葉かくれんぼ にゃんみー
ほどけゆく渦の向こうに春ぜんまい プリンス若
下草の中にぜんまい風薫る まあああ
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

明日は晴れ蓬薇蕗蕨 松尾寒蝉
●明日は晴れ蓬《よもぎ》薇《ぜんまい》蕗《ふき》蕨《わらび》 なかなか書けない漢字で遊んでみました。 季重なり四重奏です。 草冠の漢字だけで、春らしく見えませんか?/松尾寒蝉
○これは意図的にやっているのが分かるので、セーフ。確かに、この草冠たちは春らしいね。

●ぜんまいのくるくるに羊の角を連想するからでしょうか、春のまどろみが似合う気がします。/遡上 礼
●上記の二句目「薇や羊のごとき春の使者」について質問です。 ぜんまいの形が羊のツノに似ていることに着目して詠んでみたのですが、「薇」と「春」が季重なりです。季重なりとは分かっていましたが、それを避けるために「春」を「里」や「山」に変えると自分が目指した光景と変わってしまうような気がしたので、敢えてそのままにしてみました。こういうのはありでしょうか?(季語が2つですが比重が違えばOKかなとも思ったりしました。)/みずほ
○季重なりよりも、「薇=羊の巻いた角」という類想をどうするか、という問題ではないでしょうか。

◆兼題の考え方
無残やな 子どもが去りし 冬の池 袋井健太
見上げれば小さき悩みオリオン座 正海
大寒や買い物かごの葱白し 恵仙
新芽つむ手に山焼きの炭かおる はなにら
ぐるりシダ太古が告げる里の春 ゆきいちご
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、3月21日24時締切の「金盞花」です。ご投句お待ちしてます♪

ピリ辛のワラビの飯をほうばって 美嶺
萌ゆる山さわらびの先をつつく孫 小林 一花
早蕨や残りたる一刷毛の雪 白豆
まるまって御免なさいという蕨かな 暇親爺
さわらびの萌ゆる垂水志貴皇子 ⑦パパ
手を合わせ何故かうれしきわらび食う せいじ
灰汁抜きし蕨が軒にただ届く 暁
ゆるやかに春を解きたる蕨かな 真珠
蕨在り老教師と君に会う 薄井郁央
●間違えて蕨で作ってましたw/泥酔亭曜々
●兼題「薇」かぁとチラ見して、仕事しながら句を考えていたら何がどうしたのか「薇」→「蕨」にいつのまにかスライドし、ワラビの句を5つばかり妄想したあとでハッと我に返り、「薇」に立ち返り(笑い)。よくよくサイト見たら、「蕨狩り」が去年すでにあったんですね。危ないところだった。/なにわのらんる
○嗚呼カン違いの投句、結構ありました。がっくり。

◆季語深耕
●薇と蕨がごちゃごちゃである。薇と薔薇はごちゃごちゃにならないが字は半分同じだった。/こま
●衝撃だったのが、ぜんまいに漢字があることと、その漢字がよりによって薔薇の薇だったことです。バラとぜんまいの共通点があるからこそ、この字がついてるのでは?と思いました。ぐるぐるした形状が共通点に違いないと思って、それからぐるぐるにはまりました。コイル、地球の自転、渦、へのへのもへじ、ゲノムなどなど。 /播磨陽子
●ぜんまいを漢字で書くと薇となることも初めて知りましたが、4文字で読み込むのにすごく苦労しました。「蕨(わらび)」ならちょうどいいのに!というシーンが幾度も……/街麦
●ワラビや他の山菜とどう違うの?と考えていくと渦巻き型の説明みたいな句ばかり出来てしまう。苦労しました。/GONZA
●兼題季語「薇」の本意を考えるのが難しいです/しんしん
●山菜の美味しさに目覚める年頃なのに、薇も蕨もなにも区別がつきません。これらがシダになるって知らなかったしぃ(笑)/スタルカ
●こちとら山育ちでぃ!と言ってはみましたが実のところ薇も蕨も食べる専門だった… 見た目と味の違いはわかるが 俳句にできるほどの『違い』を知らない。そこでネット検索、「ぜんまい」と入れたら…ははは、検索予測の2番めに「ぜんまいとわらびの違い」。365からいったい何人が調べたんだぁ~~笑/ニット
○分からないことは、ひとまず調べる。これこそが生涯学習というヤツですなあ。知るって楽しい♪

●兼題「石蓴」で「季語が動く」という苦しみを味わい、今回はさらに動きやすそうな「薇」に直面。あまり「季語が動く」という悩みに直面したことがなかっただけに、今回の兼題は、私にとって重要な壁である気がしております。
ひとまず、比較対象の「蕨」との大まかな違いを調べてみましたので、上げさせて頂きます。 「蕨」 1.日当たりの良い場所が好き 2.4月半ばが旬 3.アク抜きすればすぐ食べられる 「薇」 1.水気の多い場所が好き 2.3月半ばが旬 3.アク抜き後、揉み乾燥を繰り返さないと食べられない 4.雄株と雌株が存在する/多々良海月
●いつも有難うございます 今回は薇!実はゼンマイとワラビーの違いが良くわからず調べてみました  蕨は日当たりの良い所に群生し!!薇は日陰で湿気の多いところ ゼンマイはあく抜きして乾燥させてから調理 ワラビはあく抜きの跡直ぐ食べられる 両方とも美味しいですよね /水夢
○太陽との相性の違い、調理方法の違い。分かり易くまとめてくれてありがとう!

●薇には男薇と女薇があって次世代のため男薇は採らないのが山菜摘みのルールとか…。ひらがな書きの例句が多いのは柔らかな女ゼンマイをイメージしているからでしょうか?/うに子
●薇に「男ぜんまい」「女ぜんまい」の2種があるなんて、俳句をやってなければ知ることはなかったでしょう。男ぜんまいは「胞子葉」で、女ぜんまいは「栄養葉」。胞子を飛ばす役割がある男ぜんまいは採ってしまうと翌年から増えないので、残しておくのが山菜採りのマナーとのこと。女ぜんまいもいくらかは残すそうです。 山菜採りに一度は行ってみたいです。/豆闌
○俳句やってなかったら、全然知らなかった!って言い続けて、はや37年が経とうとしてます(笑)

●薇(ぜんまい、植物、仲春。傍題:ぜんまい採り・ぜんまい飯・干薇):山地、原野に生えるシダ類の一種。蕨とともに古くから山菜として親しまれている。地上にあらわれる若い茎は、のの字に渦を巻き、白い綿毛に被われている。銭の形に巻いているのでざんまいの名がある。成長すると渦がほどけて青々として若葉を広げ、60センチから1メートルに伸びる。若いうちに摘んで乾燥させ干薇として保存する。水にもどして煮物等にする(「カラー図説日本大歳時記 春」青柳志解樹を要約)。
 注意点1:(以下、蕨と読み分けにくいので「ぜんまい」と書きます) 季語分類の意味 以前の兼題「蕨狩」が思い出されます。当該火曜日記事には以下の記述があります。「蕨」は植物の季語で、「蕨狩」は人事・生活の季語であること。そこでは「蕨」の秀句ではあるけれど「蕨狩」の句とはいいがたい場合があると書かれています(行楽としての狩を詠むのが「蕨狩」の意か?)。「蕨」と「蕨狩」は明確に違いがある。他方、講談社によれば「ぜんまい」においては、生活・人事分類中、単独に「ぜんまい狩・採り」の記述はなし。「ぜんまい」の傍題に「ぜんまい採り」がある(「狩」ではなく「採り」)。「ぜんまい」が兼題である以上、「植物」分類の季語であること、本サイトの兼題の考え方を鑑み、「植物」季語として真向勝負でいこうと考えています。「採る」行為・心持に重心を移すと、生活・人事季語としての性格が立つ気がしたからです。「梅」と「探梅」、「鷹」と「鷹狩」が違うのと同様に。 ただ、以前の兼題「舞茸」(植物)時の火曜・木曜・金曜頁を再度見ると、採取・食することを詠んだ句が多数ある点は気になります。同じように考えていいのかどうか・・。
 注意点2:蕨との違い また、「蕨」「ぜんまい」の違い。生物学上はともかく俳句で詠み分けるのは難しい。「蕨狩」火曜日でも、いもがらぼくとさまが触れておられます。書かれているように「ぜんまい」はやや水気のあるところに多いようですね。某所によれば日蔭で湿り気あるところに生え、「蕨」と比してあまり群生していないとか。色も若干異なるようです。「ぜんまい」は新芽のとき、先がくるりと巻いていて白っぽい産毛に包まれていて、成長するとこの毛はなくなる。「ぜんまい」はこの新芽の状態を詠むことが主眼と思いました。ぜんまいののの字ばかりの寂光土 川端芽舎 があり、まさにこれに尽きる気もしますがそうも言っていられません・・。春の感じはすでに「ぜんまい」自体が持っていますが、「ぜんまい」の気分、連想されるものを探ります。なお「こごみ(クサソテツ)」は上記歳時記には記載なく、「歯朶萌ゆる」(植物)という季語があります。/すりいぴい
●薇。春の山菜ではメジャーな存在ですが、スーパーなどに並ぶわけではなく、なかなか食べる機会はありません。しかし、その形、綿毛をまとった姿など、切り口は多そう。蕨、こごみと似ていますが羊歯萌ゆという季語でまとめられるようです。ただ、薇が蕨等に動かない句をとなると相当に難しいように感じます。/可不可
●今回の兼題は薇(ゼンマイ)です。山生まれの山育ちといいながら昨年の兼題にあった蕨(ワラビ)を薇 (ゼンマイ)と勘違いした失敗の反省から写真付きの歳時記を昨年購入しました。薇(ゼンマイ)と蕨 (ワラビ)は同じ羊歯植物の一種で成熟する前は形が異なりますが、どちらも先っぽが丸まった形に愛嬌 を感じます。歳時記や辞書で薇(ゼンマイ)を調べるとその多くに川端茅舎の「薇ののの字ばかりの寂光土」という俳句に出会います。寂光土とは常寂光土のことを言い、辞書には「仏の悟りである真理そのものが具現化している世界」とあります。俗人である私には仏の悟りが具現化している世界とはどんなものか想像すら出来ませんが、川端茅舎の句にある「のの字」という言葉になんか呑気で気楽な世界なのかな ~などと考えてしまいました。そして、そんなことを考えていると薇(ゼンマイ)が童話の「ムーミン」に出てくる「ニョロニョロ」のように思えてきて、それなら常寂光土はムーミン谷のようなほんわかした 世界なのでは、などとこの句からどんどん妄想が広がっていきました。病に苦しみ、仏道にも通じた川端茅舎がこの句で詠んだ風景は私の妄想にあるようなものとは思えませんが、私には先に書いたとおりの呑 気な風景がこの句からは見えます。私が見る薇(ゼンマイ)の風景は川端茅舎とはかなり違ったもののよ うに思います。/いもがらぼくと
○面白い鑑賞だなあ~ムーミン谷説♪

◆季語雑学部
●季語雑学部  ぜんまいの綿は東北などでぜんまい織りとして、衣類などに利用されてきた歴史がありますが、毛足が短いため、そのままでは糸にしにくく、絹や真綿などと混ぜて織られたようです。ぜんまい綿には油分も多く含まれていることから、防虫、防水効果もあり、ぜんまい織り製品をひとつタンスに入れておくと、虫が付きにくく、また縄文時代には火をおこした際に、種火を移す火口にも使われていたそうです。/山香ばし
●薇の若芽がかぶっている灰茶色の綿を、昔から真綿(絹製品)や木綿と紡ぎ合わせて織物に使っていたと知り、驚きました。保湿性や防水性にすぐれ、カビ避け虫よけの効果もあるそうです。繊維が短いし手間もかかるため、今では希少性の高い高級品とのことですが、昔は木綿や絹が手に入りにくかった所で利用されていたそうです。木綿と言えば、日本の気候では栽培が難しかったためか、国内で一般的に生産されだしたのは室町から戦国時代。16世紀ころまでは庶民の衣服は主に麻で(他には絹、藤や葛、楮などからとった繊維など)、寒い時期にはそれを重ねて寒さをしのいだのだとか。薇綿のことを知り、もしそういった手近なものを使って綿入れなどを作っていたのなら、ちょっとは温かく過ごせたかもしれないが、と想像させられました。/山内彩月
●ゼンマイ織といわれる織物があるそうです。ゼンマイの綿を綿と一緒に織った織物で大変丈夫だったとか。   /睡花
○毎回驚く情報が集まってくる季語雑学部。なんと、ぜんまいが織物になる?!って、吃驚ぢゃ! 以下、さらなる情報をご紹介♪

寒村の銭舞(ぜんまい)銭巻(ぜんまい)と呼ぶリアル きおき
薇や油紙に古銭の包まるる ニット
●語源をさかのぼると、銭に行き当たり、昔の田舎の暮らしが、いかに銭が欲しかったのかに行きつきました。品がない奴らだと思ったのですが、コメも育たぬような貧しい村では、ぜんまいなどの山菜が取れることの、有難さを、銭が入り舞うほどに、銭が集まり巻くほどに、ありがたく感じ、夢見たのであろうと気づきました。合わせて現代の田舎暮らしの大変さを象徴できればと思いました。/きおき
●薇の事を調べていましたら 古銭に似ているため 銭巻⇒ぜんまい になった説もありまして。子供の頃、本家には油紙に包まれた古銭がたくさんあったことを思い出しました。 その埃臭いような感じと薇の雰囲気とに、なんとなく調和を感じました。/ニット
●ぜんまい 渦巻き状の新芽と古銭を巻いた「銭巻き」にたとえたことから転じて薇になった。機械の発条(ぜんまい)は薇に似ているので名付けられたというが、たいていのシダが芽出しの頃は発条仕掛けで食用としても有名。草地から林まで/はずきめいこ

●「野菜・山菜博物事典」(草川俊、東京堂出版)によれば、新潟県のある中学校には「ゼンマイ休み」があり、十日間、子も親も薇取りに勤しむそうです。/アガニョーク
○いい中学校だ!と言いつつ、それが春休みだったりして~♪

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部 御中 古文で「係り結び」(な・・・そ)という表現方法は、いかにも古文古文していておもしろいのでつい熱がはいってしまいました。/ 回文俳句でも、〈それいけなふとルール問ふな蹴入れそ 〉と下五に試したりしています。/「俳句文法研究部」「ラグビー」の週で、ひでやんさんからご意見(「俳句で係り結びをつかっていけないことはないでしょうが、強調表現としてはできれば別の表現を使いたい」)があり、本当にその通りだと思いました。。和歌や短歌は別として、確かに現代俳句では「係り結び」が、きちんと、入ったものは見たことがありません。/授業でも強調表現のひとつ「反語表現」について、出題されたときは答えに必ず「(~であろうか)いやそうではない」まできっちり書くようにと指導されています。つまり現代語ではすでに反語表現そのものが無いことを物語っています。/高校の受験対策ならまだしも、衰退してゆく古文法に執着して作句には何の役にも立たぬ見当違いの投稿をしてしまい「俳句文法研究部」にご迷惑をおかけしてしまいました。/昔の俳句の鑑賞とは異なり、現代の実作ではそう厳密に昔の意味に帰って用法の正誤を論うこともないのだと悟った次第です。/作句互選でとかく古文法を引き合いに出すクセがあったウロのアナクロに気づかせてくださったひでやんさんにこの欄を借りてお礼申し上げます。 /ウロ
●俳句文法研究部 またまた間違えそうな表記について。(ひょっとして前にも書いたかな?) 「咲いて」「書いて」を「咲ひて」「書ひて」と表記してしまっていないでしょうか。「咲く」「書く」はカ行四段活用で、「か・き・く・く・け・け」と活用します。ですから「ひ」が出てくる余地はありません。「咲いて」「書いて」は連用形「咲き」「書き」に助詞の「て」が付いた「咲きて」「書きて」のイ音便です。イ音便により「き」が「い」に変化したものです。「咲ひて」「書ひて」はその「い」をさらに「ひ」にしているのですが、先に述べたように、「ひ」となる余地はないので、文法的には誤りということになります。ご注意を。(前回書いたように、文法など意識していない時代の表記として今に残された例はあるかもしれません。)/ひでやん
○音便は、なれるまでは頭が混乱しますね。( )書きの部分ですが、正岡子規の句にもそのような例があります。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●いつも面白い兼題に感心してます。でもやっと春ですね/横じいじ
●いつも俳句道場のみなさんの学びには感心しています。文法は大の苦手な私には、書いてあることがチンプンカンプンなことが多いのですが、とりあえず、読んでみます。どうにもなりませんが、とりあえず読んでみます。わからなくても、読むことが大切と思いながら。/かすみ草
●季題ラグビーでこのコーナーで自分の名前を見つけ喜び読み進むうちに赤面しました、最後の落ちを伏見工業ラグビー部の部員との遭遇を書いた水曜日の分を合わせてやっと意味の通じる文章だったのですが……。お恥ずかしい限りです。いつもスマホを満員電車の中で握りしめてしたためています。老眼も手伝い、起こるべくして起きた失敗です。以降、気をつけます。と、帰りの電車で書いてます。/宮島ひでき
●自分の 出来るだけの視野で 発想するしかないです。後は 天にお任せです。 毎回の兼題は 楽しみですね /句詩呼
●兼題は季節の先取りで出題されますが、投稿の時期には合わないので 戸惑いながら想像しつつ作っています。故郷のことや子供の頃を偲びつつ。/徳永 北道
●季節を先取りして、の句は、大雪の中で晴れやかな気持に慣れて嬉しい。/蝦名 瑠緋
○来年の句作のために、今年の季語の現場に立つ。私はそのように考えています。自分の体に季語を覚えさせる。それが俳句における重要なトレーニングだと考えています。

●どんな兼題も難しさはありますが、今回のような植物系はほんとイメージわきましぇーん。/純音
●実際に薇を摘んだとか、祖母に料理してもらったとか、そういう思い出がなく苦労しました。諦めかけていましたが思い浮かぶイメージで詠んでみようかと。まだ寒い野に春のメロディーが生まれて流れてくる、そんなイメージが湧きました。/古都鈴(ことり)
●薇はあまり食したことがありません。そんなおいしいものではなかったような・・・?こんなんで、春を感じさせることができるのか?/榊裕江子
●薇の味について、山菜の中のOne of themという認識しかありませんでしたので、味覚の情報を句に盛り込まれなかったのが悔しいですし、薇に申し訳ない気もします。/次郎の飼い主
●以前の兼題「蕨狩」を生かそうと思いましたが、人事と植物でジャンルも異なり、植物としても、似て異なることが多々あることが次々と明らかになり、「薇は薇で考えなければ」というところに行き着きました。/出楽久眞
●プレバトに感化されて早5ヶ月。忘れてしまった鰭酒を除いては毎回欠かさずにせっせと投句させて頂いてます。今回の兼題はぜんまい。またしても難しい!山菜を食用とすることを習慣にしていない人々の中にあって、食感、触感、全て想像です。/峰江
●兼題「薇」ですが、歳時記によって傍題をのせているものもありますが、今回は真っ向勝負することにしました。とはいえ、蕨狩(わたしの俳句ポストデビューの兼題)と同じぐらい難しいです。あの「のの字」からどうやって発想を飛ばすか悪戦苦闘しています。(猫愛すクリーム)/猫愛すクリーム
●薇という漢字読めませんでした。季語の中には、読めない漢字が多くあります。更なる勉強が必要だと思いました。/風峰
●蕨・・・私が住んでるところは生えてなく、図鑑でしか見たことがなく、どう詠めばいいものか悩みました。 形、色、大きさ、生えてる場所・・・調べれば調べるほど、詠んでみたいことは思いついたけど17音に入れるのに苦労しました。 /里甫
○調べれば調べるほど面白いことがでてくるから、退屈してるヒマがないね!

●ぜんまいは取りにいきますが蕨と違って、少し水気が多く暗めの谷に生えます、寒波の日にいってみて よく見てみました。 あとぜんまいも干しぜんまいを取り寄せて、実際見てからじっくりと考えてみます。 やはり「机の上だけでは」俳句を作れないので・・・アイデアとか機知がない私にはこういう地味なことしかできないから。/dolce(ドルチェ)@地味ーず
●私が幼かった頃、わが町では他所から来た人をもてなす際、薇などの山菜は出さずに冷凍物の海魚の刺身を振る舞う暴挙が行われておりました。これは「よそ者にうまいものは食わせないぞ」ということではなく「山菜なんて雑草をお客様に振る舞うわけにはいかない」という思いからだったのですが、都会から山菜を楽しみにやってきた旅行者をさぞがっかりさせたことでしょう。現在では多くの人がその価値に気づき山菜でもてなすことを覚えましたが、未だに美味しくも無い刺身を供してしまうのは海なし県民の悲しき性なのでしょうか。岐阜県にお越しの際はお気をつけください。/伊介
○おもてなしのその気持ち、わかるような気がします。

●子季語 寒気も季語ですが・・/寛也
●火山噴火・・は、季語としていつですか? 東北の やませ は、季語としてあるのですか? /暇親爺
○子季語?ではなく「傍題」と呼ぶのが一般的です。「火山噴火」は季語ではないけど……??

●「考」の使い方について教えてください。 「考」を使う場面を想定しますと、現在の情景を亡き父を偲んで詠む場合と、過去の出来事に登場する亡き父について詠む場合が考えられるかと思うのですが、どちらも「考」で間違いないでしょうか。/大槻税悦
○後者については、ケースバイケースの判断になるかと思います。

●採り損ねた、若しくは気付かれずに開いた薇 を句にいれた場合、春の季語として成立するのでしょうか。ただ、成立はしても季語の鮮度は明らかに落ちますよね。やはり、薇と言えば若芽の頃を指すのでしょうか。ご教授下さい。/古瀬まさあき
○これも作品ごとの判断になります。技術は必要でしょうが、やってはいけないというわけでもない。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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