俳句ポスト365結果発表

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第191回 2018年3月8日週の兼題

金盞花

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

陽の酒を受くる金盞花のかたち
24516
まなうらの傷痛むほど金盞花
24516
金盞花みんな違つてみんな屑
あいだほ
金盞花どつくんどつくん供う酒
あいだほ
金盞花佃運河をダルマ船
ぐずみ
ホルモンにいかりソースや金盞花
ぐずみ
金盞花婆のみぞ知る権利証
さるぼぼ@チーム天地夢遥
突きんぼ漁栄へし村や金盞花
さるぼぼ@チーム天地夢遥
太陽を齧れば匂ふ金盞花
じゃすみん
金盞花は太陽に吾は石になる
じゃすみん
金盞花マイムマイムと水を汲め
すりいぴい
きんせんくわマルタの猫のまるまると
すりいぴい
金盞花墓誌に水子の名が一つ
トポル
撒き散らすアポロの精子金盞花
トポル
既に他郷と呼ぶべき月日金盞花
めいおう星
道の駅の裸電球金盞花
めいおう星
レモネード色の日の出や金盞花
一阿蘇二鷲三ピーマン
金盞花アーシャのヒンディー語眩し
一阿蘇二鷲三ピーマン
日輪の叫びの仕組み金盞花
酒井おかわり
カレンジュラ恋は雄叫びあげて逝く
酒井おかわり
デコトラへ振る摘みたての金盞花
小泉岩魚
金盞花無縁仏となる我ら
小泉岩魚
金盞花卓のベタつく中華店
星埜黴円
金盞花乞塔(ハパロフスク)へ向かう船
星埜黴円
金盞花すききらいすきフツウフツウ
西川由野
金盞花当たりのつづくみかんガム
西川由野
金盞花咲いて我が家の一部始終
大塚迷路
この先にことほきいくつ金盞花
大塚迷路
金盞花揺らす昼夜のぐらぐらす
土井デボン探花
余の辞書に落丁多し金盞花
土井デボン探花
手鏡のかちりと割れて金盞花
猫愛すクリーム
こぐま座をさがしてゐます金盞花
猫愛すクリーム
噛み痕のリンパ液落つ金盞花
薄荷光
金盞花圧倒的なこんにちは
薄荷光
新聞の朗報濡れて金盞花
比々き
金盞花食べて張りくる乳房かな
比々き
はなやかに古銭が匂ふ金盞花
ウロ
公主嶺陸軍官舎金盞花
ウロ
黄金の雨千畳や金盞花
ぎんやんま
金盞花八犬伝は安房のこゑ
ぎんやんま
白居易の千年朽ちず長春花
クラウド坂上
金盞花白衣に匂うクレゾール
クラウド坂上
金盞花墓誌に軍曹一人をり
くりでん
金盞花逆光となる三塁手
くりでん
八度目のかばのあくびや金盞花
ことだ
きんせんか魔女の箒の柄の匂い
ことだ
悲しみをこぼさぬやうに金盞花
ことまと
じいじ死すばあばいつ死ぬ金盞花
ことまと
思い出の画質上げるや金盞花
さきのジジ
金盞花包む開戦の新聞紙
さきのジジ
金盞花オカメインコの頬は耳
シュリ
金盞花映画の舞台なりし街
シュリ
太陽を採る金盞花無限大
しょうき
金盞花水上バスの音流る
しょうき
どこまでが熱どこまでが金盞花
しろ
大いなる秘密金盞花のかげり
しろ
月面の旗の孤独や金盞花
せり坊
予備札のハートは歪み金盞花
せり坊
きんせんか犬のしっぽをたたいてる
ちま(3さい)
いもうとにがぶりかまれた金盞花
ちま(3さい)
金盞花あれば太陽欲しがらず
テツコ@第二まる安
金盞花蓮如口伝の残る村
テツコ@第二まる安
長生きを少し褒められ金盞花
てん点
村の端の波音ちやぷん金盞花
てん点
金盞花別名日向原咲子
にゃん
愛猫は享年五歳金盞花
にゃん
退屈なパンダの休日金盞花
ぬらりひょん
金盞花小さなサーカスやつて来る
ぬらりひょん
ぽうと鳴く路面電車や金盞花
ヒカリゴケ
カピバラの入浴長し金盞花
ヒカリゴケ
いもうとがしゃべりはじめたきんせんか
むらさき(5さい)
金盞花まがるわたしのくびもまがる
むらさき(5さい)
尊徳を知らぬ子たちや金盞花
ももたもも
あんぱんのぱんを鳩らへ金盞花
ももたもも
白板の今日の聖句や金盞花
ラーラ
人絶えて妣と話すや金盞花
ラーラ
石神さんへトロ箱の金盞花
葦たかし
国生みの島は泣き空金盞花
葦たかし
喫煙所無くなりました金盞花
育由
児を孕む土偶のかたち金盞花
育由
声やたらでかくてごめん金盞花
一斤染乃
金盞花全国的に晴れでしょう
一斤染乃
金盞花潮匂はぬ停留所
遠音
うつむきなさい泣きなさい金盞花
遠音
金盞花昼でも昏い応接間
花伝
金盞花夕日隠して飼つてゐる
霞山旅
ふるさとは火星の海辺金盞花
霞山旅
金盞花夜の匂ひのまた変はる
剣持すな恵
明日買ふものつらつらと金盞花
剣持すな恵
金盞花手の鳴るほうへ植ゑにけり
香壺
金盞花籠飼ひのデグーよく眠る
香壺
立ち上がる護摩の炎や金盞花
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
明王の膨らむ眉や金盞花
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
金盞花のかたちは涙受ける皿
砂山恵子
母さんも泣くこともある金盞花
砂山恵子
竹竿に渡すシーツや金盞花
彩楓(さいふう)
金盞花つみて牧水愛誦す
彩楓(さいふう)
トランペット島に響くや金盞花
三毳
金盞花さーの神降り田を濁す
三毳
缶箱に雑記帳あり金盞花
山香ばし
金盞花雨の境目見つけたり
山香ばし
むしゃむしゃと獏食べ行けり金盞花
山内彩月
一人一人名前があって金盞花
山内彩月
キンセンカもうわたしはつかれました
珊瑚
金盞花百年分の蔵の澱
珊瑚
皆勤のうるはしきかな金盞花
七瀬ゆきこ
父の手の記憶がなくて金盞花
七瀬ゆきこ
まだ犬を撫でるおばちゃん金盞花
純音
セイウチの投げキスに沸く金盞花
純音
石廟の木乃伊仏や金盞花
小川めぐる
金盞花ことばはすぐに逃げるから
小川めぐる
太陽の裏側に旅金盞花
水野大雅
ぱぱぱぱと鳴ればぽぽぽぼ金盞花
水野大雅
金盞花見えない場所に痣のあり
沢田朱里
きんせんか投薬一種増えて帰路
沢田朱里
太陽はうお座の端に金盞花
中岡秀次
男らがつくるパエリア金盞花
中岡秀次
ジープ待つ避難所に朝金盞花
中山月波
シスターの後ろ手に照る金盞花
中山月波
軽口は叩けぬ金盞花の居て
冬のおこじょ
猫のヒゲは切るな金盞花を切れ
冬のおこじょ
金盞花双円墳に陽の毀つ
内藤羊皐
金盞花涸井を風の響ませり
内藤羊皐
象嵌の文字盤ときしらず戦ぐ
播磨陽子
震災の日の消印やときしらず
播磨陽子
金盞花馬塲の無数の蹄跡
百草千樹
貝塚に糞石のあり金盞花
百草千樹
金盞花十二並んだ遺影かな
豊田すばる
金盞花愉しき話聞く墓前
豊田すばる
水やればぢうと鳴きたり金盞花
堀口房水
銀河目太陽系科カレンデュラ
堀口房水
眠さうな花壇に植ゑよ金盞花
凡鑽
金盞花植ゑて疲れてゐる団地
凡鑽
金盞花つひに赤くはならなくて
抹茶金魚
牛が食べちやつた金盞花の日色
抹茶金魚
きんせんかきりんはしないみみそうじ
明 惟久里
ぽくぽくと雲を鳴らさむ金盞花
明 惟久里
出棺のヴァイオリンの音金盞花
野々りんどう
青空に飛ばすコインや金盞花
野々りんどう
金盞花昨日と同じBランチ
有瀬こうこ
金盞花マイムマイムの輪を離れ
有瀬こうこ
金盞花手話の二人はお喋りで
理酔
金盞花錆びて開かぬ花鋏
理酔
男娼に無精ひげあり金盞花
龍田山門
金盞花めでたきこともなく独り
龍田山門
きんせんくわヒトをあやめたにほひして
緑の手
薬包をきれいにたたむ金盞花
緑の手
金盞花まどかに豚のうんちする
月の道
平和裡に休む言ひ訳金盞花
とおと
わりきればたのしき左遷金盞花
うに子
キンセンカ地に触れるまで蒼き空
ちゃうりん
日は海に落つ金盞花丘に閉づ
つぎがい
手を翳し金盞花の熱計りをり
ゆか
金盞花ぶん殴っても虚空
歌鈴
病室に畑より来たり金盞花
金治宜子
金盞花無理に笑つてくれてばか
香野さとみ
騒音と死刑あるくに金盞花
斎藤秀雄
牛を打つ音凝りたり金盞花
倉木はじめ
金盞花土葬の墓地は田の真中
都乃あざみ
金盞花捨てない事にした写真
凪ひと葉
陽を溜めて窄むキンセンカぬくぬく
麦吉
灯台へ続く金盞花の漣
峰泉しょうこ
きんせんか内緒話も筒抜けて
椋本望生
嘘つきな友に金盞花を与ふ
明星
国会へデモの先頭きんせん花
鈴木麗門
わたくしの墓前に眩し金盞花
佐藤直哉
東雲の松山は雨金盞花
28ひろきち
安芸灘の夕陽喰らいし金盞花
⑦パパ
晴つづく坊守日誌金盞花
a.柝の音
金盞花沖ゆく船の汽笛かな
aya
青空やきゆきゆそよぐ金盞花
chiro
金盞花月の皇女に奉る
GONZA
バックギャモン勝ちて貰うや金盞花
KAZUピー
金盞花や語れば長い義母の恋
Kかれん
金盞花二十世紀の匂ひして
Mコスモ
葬列に冷たき雨や金盞花
yoko
金盞花パガニーニからもらつた羽根
Y雨日
金盞花フォークダンスの輪が跳ねる
あいむ李景
金盞花飾ればそこが陽だまりに
あすなろ
きんせんか沖の沖まで夕映ゆる
あつちやん
その下は活断層か金盞花
あつむら恵女
太陽のへそが落ちたか金盞花
あまぐり
金盞花保健委員は金子さん
あまぶー
晴れたからバッグにナイフ金盞花
あまらんさす
なるほどねどこか野暮だよ金盞花
アリマノミコ
金盞花ゆか先生の白いシュシュ
あるきしちはる
落つる陽を映して墓石金盞花
いごぼうら
金盞花鋸山を従える
いち瑠
文字盤の青銹びにけり金盞花
いづみ
神饌の清しき酒や金盞花
ウェンズデー正人
バァさんは施設に入りぬキンセンカ
うさぎまんじゅう
讃美歌の光へとけて金盞花
うしうし
金盞花燭台に蝋溜まりをり
お気楽草紙
初めての担任持つや金箋花
かつたろー。
金盞花汽車は左へ吾は右へ
かぬまっこ
金盞花境界なぜに不言色
カノン
海神の宴のあとか金盞花
かまど
素泊まりの宿のトイレの金盞花
かまど
ママは元かんかん娘金盞花
かもん丸茶
決別の金盞花なら用意した
カリメロ
金盞花の世話をしているのが校長
かをり
きんせん花九九バンドのいろピンクいろ
がんばれけいご7才@九九バンドは腕時計の形の教材で九九ソングが聞けます。
青年の恋の火遊び金盞花
ギコ
読経の仕舞ひのおりん金盞花
キッカワテツヤ
金盞花咲きて幾度の深酒や
きっちゃん
黒板の相合傘や金盞花
きなこもち
天照らす神の朱色を金盞花
きみこば
きんせんかみあげる空が滲みます
きょん
金盞花ちからの限り晴れ渡る
金盞花晴れて金婚式の朝
くさぐき
金盞花この坂の上まで漕ごう
ぐでたまご
生きるのがしんどいですわ長春花
くによ
金盞花対馬の果てに雨が降る
ぐべの実
豆柴の鼻忙しなや金盞花
くらげを
雨粒は南国のいろ金盞花
こじ
曇天や昼餉に倦みて金盞花
こてつ川
犬となら話せる吾子や金盞花
ことり
墓地で聞く防災無線金盞花
こなぎ
サシで飲むなみなみ注いで金盞花
こぶこ
ほしいのはおねえさんなのきんせんか
こま
アポロンのあくび三つ四つ金盞花
さくみ
真裏より月遊びたる金盞花
さくやこのはな
盃を干せ酣の金盞花
さとうりつこ
きんせんか卒園式のわかれうた
さな(6才)
金盞花ジャンケンポンであいこでしょ
しー子
大漁の無線聞いてる金盞花
しげる
金盞花レスキュー服を着る辞令
じゅんじゅんヴェルファイア
金せん花台地ゆるみて天青し
しゅんらん
還暦の後輩来る金盞花
すえよし
金盞花とりあえずマグカップに挿す
タカミユ
一人つ子が二人ゐる家金盞花
たんじぇりん金子
大洋の潮どつぷり金盞花
たんと
金盞花転職の朝の革靴
ちびつぶぶどう
地球儀は斜めまったき金盞花
ちゃきべえ
触角の長きも来たり金盞花
ツカビッチ
遺影までピースの漢金盞花
でこはち
花嫁の父の一日や金盞花
てまり
光呑み込む鰐の吻きんせんくわ
どかてい
金盞花数へて坂の上に海
ときこ
金盞花らせん星雲傾ぎをり
としなり@700光年先「らせん星雲」水瓶座方向にある
ごんずいを食うてみるけえ金盞花
とつかあ太
明けの明星紛れ金盞花ほころぶ
ともかわすてむ
「すぐそこ」の墓地まで遠し金盞花
とりとり
独り喰う引っ越し蕎麦や金盞花
ナタデココ
なんとまあ四十年夫と金盞花
のぶ子
金盞花憂鬱の種飲み込んだ
のら
粗大ゴミの濡れゐる奥の金盞花
パオ
金盞花ギリギリ昭和生れの娘
はずきめいこ
この石も誰かの墓標金盞花
はまのはの
黒潮のかこむ分校金盞花
はまゆう
海の色混ぜて摘みとる金盞花
はら美華子
きんせん花飽きて浜風九十九里
ひいらぎ
バンパーの凹みの深し金盞花
ひぐらし
金盞花食えぬ男が水をやる
ひでやん
窓硝子とにたるにほひや金盞花
ひねもす
消毒の匂い親しき金盞花
ひよこ豆
取り柄なきかあちゃんなれど金盞花
ひらいみつる
きんせんか中央線は怪物だ
ひろしげ10さい
明るさは海より来たり金盞花
ひろろ
ウインドベルの音集まりて金盞花
ふきょう和音
哲学が無いってなんだよ金盞花
ふくろう悠々
トラックにひしめく豚や金盞花
ふさこ
立ち動く影は若きや金盞花
ふっこ
金盞花色分け合ひて海と空
ふふ
骨壺へ入れる金盞花の花片
ふるてい
雨ニモ負ケテ風ニモ負ケテ金盞花
ヘリンボーン富樽
仏壇のマンションサイズ金盞花
ぼたんのむら
解体にかすむ校舎や金盞花
ぽろたま
海光へ真っ向勝負金盞花
ほろよい
溶岩のここで止まるや金盞花
マオ
大一大万大吉金盞花
まさこ
金盞花てだこころころ朝の道
まめ小路まめ子@てだこは太陽の子という沖縄の方言。
金盞花バスが来たので帰ります
まるちゃん2323
海光のぬらしたる色金盞花
みくにく
きんせんか風浪けふも上機嫌
みなと
きーこきーこときんせんかと自転車に
みもうさ
猫の背に金の陽だまり金盞花
みやこわすれ
『最下位は山羊座のあなた』金盞花
むぎみち
金盞花白球ずんと飛込り
むじーじ
金盞花海を見ながら畑仕事
むにむにちゃん
ぼくはまだこどもなんだよ常春花
もせきのこ
金盞花般若経などすらすらと
やぶつばき
金盞花前に置かれし募金箱
やまぶき
要らないと言へずに貰ふ金盞花
やよい
金盞花のその力を分けて欲しかった
ゆうり
ちゃんと食べちゃんと出すのみ金盞花
ゆすらご
金盞花島の陽全部貰つた子
よしおくん
ポップコーンはねてキンセンカになった
よだか
白みゆく静けさにあり金盞花
らくさい
食堂のちゃんぽん旨し金盞花
ラジャーナイン
時彦のバター香りて金盞花
ラッキーの母
はうはうと頬張る飯や金盞花
ららやにほ
金盞花あの夜六部を埋めた場所
りう女
沙汰のなき伯母のにほひの金盞花
る・こんと
金盞花居るやもしれぬ異母姉妹
ローストビーフ
嫁入りに担ぐ箪笥や金盞花
わらび一斗
分校の職員室の金盞花
28あずきち
金盞花工場群に赤色灯
おにぎり特急一号車
金盞花手向けて犬が丸い石
クズウジュンイチ
金盞花かいで顰めた猫の顔
こふみ
金盞花酒瓶並ぶ勝手口
さとう菓子
金盞花端山に朽ちる発電所
さぶり
手洗い場牛乳瓶の金盞花
としまる
眼帯の妻へは八重の金盞花
みちる
百歳の犬の門番金盞花
モッツァレラえのくし
団子屋のバケツにぎゅうと金盞花
ヤマボー
見えてきた島のてっぺん金盞花
阿波豊
金盞花血はなまぐさいなまぬるい
或人
金盞花観音経はいつ果つる
杏と優
黒潮や日に磨かるる金盞花
伊奈川富真乃
金盞花指と心の火傷かな
伊予吟会 宵嵐
太陽に湿りが少し金盞花
井上じろ
仁王門ぬければ星ぞ金盞花
一人静
海は今めざめの色や金盞花
一走人
金盞花小島の孕む息吹かな
一茶お
金盞花悲しきときも黄色なり
栄レネ
空低し国会前の金盞花
温湿布
夕焼けの絵筆の撫でる金盞花
何田三等か
金盞花悲嘆は西天へ投げた
歌鈴
あの八百屋赤旗読むか金盞花
花屋
猫の目の星影あまた金盞花
花南天anne
光指す脱藩の道金盞花
花猫
そちらでもきつとやんちやね金盞花
華女
園児らの声に傾く金盞花
くれよんのはこがかたかた金盞花
海月漂
金盞花始発電車に闇が無い
葛城裸時
鍵掛けたことなんてない金盞花
青空を抱くための手や金盞花
瓦すずめ
友として聴く君の恋金盞花
幹弘
蒼空に呼ばれ来る子や金盞花
甘泉
期末考査をへ金盞花の道帰る
閑茶
金盞花五目並べをしませんか
岩のじ
金盞花きみの指輪のひかりかな
貴芭蕉
金盞花けふの友達あすの敵
新調の財布に傷や金盞花
輝 龍明
金盞花けんかばっかりしていたね
鬼怒
金盞花夜も昼も夜も昼も夜も
亀田荒太
金盞花毛羽立つカナリアの死骸
蟻馬次朗
金盞花墓の割れ目に雨残る
吉良水里
金盞花やはらかに踏む黄泉の道
久我恒子
金盞花心の穴に挿しておく
宮下 倖
十万年のまだ七年目金盞花
宮﨑紅清
金盞花芯の強さは母ゆずり
弓女
金盞花土の金色吸って金
京野さち
金盞花女系家族の根は一つ
玉木たまね
曲り角多き島なり金盞花
琴女
金盞花母の昭和の色と見し
金子加行
太陽のやうな子が来て金盞花
金子大二郎
黒き墓石安房より移し金盞花
空 春翔
革命前夜金盞花胸に挿し
桑島 幹
金盞花おみなのひさぐ金谷港
君島笑夢
金盞花娑婆羅娑婆羅と生きてゆく
蛍川
定食は売り切れました金盞花
鶏侍
カナリアの匂いの記憶金盞花
月のうさぎ
ベルリラの房朗らかに金盞花
月見柑
金盞花外来魚駆除という不正義
犬井山羊
金盞花すごく眠たいヌートリア
犬星星人
金盞花母と利き酒バスツアー
鯉太郎
ゆんはりと風巻く丘や金盞花
広瀬 康
パイプ椅子たたむ金盞花の午後に
更紗ゆふ
診察券差出口の金盞花
江里口泰然
白柩より溢れをる金盞花
香舟
またくだらんこと言ってるよ金盞花
香羊
アカミチの延びゆく公図キンセンカ
高尾彩
金盞花あまた飛び行く鳩あまた
黒塚紅葉
ふかふかの市民の花壇金盞花
今井佳香
下戸だった義父に一献金盞花
根曲がり
正眼の構へゆるがぬ金盞花
根子屋彦六
駐屯地右へ倣へと金盞花
根本葉音
愉しげに病を話す時知らず
左門
きんせんかじかんもどせたらいいのにな
座敷わらしなつき(6才)
金盞花束ねる紙へ黒き滲み
斎乃雪
義母の手はみどりの手金盞花はじける
榊裕江子
金盞花泣きに行くには島遠く
桜桃の里
金盞花つつむ株式欄濡れて
三重丸
脳画像見せられし日やキンセンカ
山姥
金盞花いならぶ鉛色の船
山田ノムオー
金盞花海あをあをと安房の国
残月
金盞花も海も張力泣くもんか
司啓
金盞花夕日に萎む天主堂
四丁目
金盞花猫には己偽らず
志保川有
クレーン去らず浜の轍の金盞花
枝温李
トミさんの手押し車や金盞花
紙魚
墓じまひすることにして金盞花
耳目
金盞花とは五次元をゆく光
若林哲哉
臍の緒の長く艶やか金盞花
若狹昭宏
金盞花ダビデの星の降る話
朱河
祝勝や雨ためている金盞花
柴原明人
新潟に百の酒蔵金盞花
重翁
金盞花空と会話の弾む午後
出楽久眞
いっそ殺したいほどのカレンデュラ
春日のぽんぽこぴーな
金盞花剪るや日の粒零れけり
春野いちご
天押し上げ押し戻されし金盞花
春蘭
金盞花置かれた場所で咲きなさい
小鞠
金盞花列なす果てに白き富士
小橋春鳥
もう鳥へ転生したか金盞花
小田寺登女
幸せになるはずでした金盞花
小野更紗
百年も生きて足りぬや金盞花
松田文女
猫の真似する雲を背に金盞花
松尾寒蝉
長春花花びらほどに歳重ね
照波
ピッケルの残る墓銘碑金盞花
笑松
戯事はすべてオレンジ金盞花
城内幸江
金盞花牧師さんちの子だくさん
深草あやめ
金盞花妣の手順に拭く仏具
真宮マミ
金盞花レッサーパンダの後ろ脚
真繍
調停を終えたる夫婦金盞花
神山やすこ
金盞花茎には太き視神経
神山刻
いこい吸う祖父残したる金盞花
水間澱凡
金盞花地軸はぶれる事のなく
水夢
特撰と箱に二文字金盞花
粋田化石
アパートの二人の暮し金盞花
杉本とらを
マティス居しアパルトマンや金盞花
雀虫
金盞花明日はオモニの三回忌
澄海
金盞花海の向かうに壱岐対馬
正則 (いつき組リスナー班)
雨漏りののこぎり屋根や金盞花
正木児童
陽のいろのまま鋤き込まる金盞花
聖子
金盞花積む軽四を積むフェリー
西山哲彦
金盞花このごろ視力落ちてきし
西尾桃太郎
くにうみのしずくのおまけ金盞花
西尾婆翔
一重八重千重万重や金盞花
誠馬
金盞花実家の曲がり角に咲く
青い月
好き嫌ひ答へはありて金盞花
青柿
不器量は丈夫とほめて金盞花
青萄
園庭へ響くオルガン金盞花
石井せんすい
おんさんざんざんさくそわかきんせんか
石川焦点@勢至菩薩のご真言
背徳と純愛と罰金盞花
赤馬福助
とりあへずスタバカップへ金盞花
雪うさぎ
老猫に幸色灯す金盞花
雪花
房州の晴れ持ち帰り金盞花
千の葉
東京は時計が早い金盞花
千里一歩
金盞花明星恋し母恋し
占新戸
ふれた手がやけどせぬかときんせんか
祖乞
寂しさに口ずさむ唄金盞花
倉の人
金盞花太陽として育てけり
相沢はつみ
お絵かき帳わんことたぶん金盞花
蒼奏
み仏の指の丸さよ金盞花
蒼鳩
きんせんか揺るるポルカに合はせ揺る
村上 無有
陽を睨む月に微笑む金盞花
太一
金盞花お前かざして闇をゆく
台所のキフジン
どのはちも九十八円きんせんか
大蚊里伊織
金盞花銀行員に褒めらるる
大西主計
傷といふ標手繰れば金盞花
谷口詠美
水遣りの奉仕活動金盞花
谷川の蛍子
尾根道を拾う日和や金盞花
端池
金盞花祈りのこゑを聴いてゐる
池田香
金盞花孫の火傷も治りけり
池田和正
七枠の帽子抜け出す金盞花
竹さ
金盞花外房の海寡黙なり
竹庵
金盞花恋占いは今日も凶
竹春エリザベス
金盞花あり優しさの厚みあり
中嶋浄土
略図かく我が家の庭と金盞花
宙のふう
金盞花猫にまつはる匂ひかな
宙良
キンセンカ緋色は祝砲のごとき
鳥好き
金盞花濃し弔ひあげの朝
直木葉子
海路は近き鎌倉と安房金盞花
直躬
金盞花曲がればパピーウォーカー待つ
津軽ちゃう
三畳一間借りる学生金盞花
津軽わさお
金盞花大島小島神の島
辻が花
金盞花より小さき耳順かな
哲也
貴族のポケットチーフは金盞花
天野姫城
金盞花黙祷の日の海静か
点額
福を摘む金盞花摘む花畑に
田中ようちゃん
金盞花海に夕陽の食べ残し
田中耕泉
お供えの落雁甘し金盞花
田邉 真舟
金盞花ひいばあちゃんの髪を梳く
杜の緑子
宮人の火の色捧ぐ金盞花
登美子
しっぽある家族の死して金盞花
土井小文
念仏は十回なりき金盞花
桃泉
ポン菓子のおじさんが来た金盞花
桃猫
金盞花キムヒヨンヒてふ工作員
桃八
読む経にこくりこくりの金盞花
桃福
いずかたか琵琶の語りや金盞花
湯川美香月
金盞花斯くも寂しき花言葉
藤井祐喜
金盞花夕日の足あとのやうに
藤田康子
金盞花ほらライオンがあくびした
豆田こまめ
飲みすぎたあとのお白湯や金盞花
豆闌
蕾なりし三・一一の金盞花
陶然
金盞花見てはいけない夢を見る
金盞花厚切りパンのバター溶け
力入れ土踏む老や金盞花
徳永 北道
きんせんか九個目の首控え居る
栃木のあーたん
金盞花叱られし日の波の色
楠えり子
金盞花生まれ変わるなら鳥がいい
猫楽
金盞花肥前の国の晴れてをり
俳菜裕子
この故人(ひと)もきっと飲み助金盞花
白丘山人(893人)
金盞花少彦名のおざぶとん
骨にまだ火葬の余熱金盞花
尾上真理
密造の蜜酒瓶や金盞花
尾内以太
恐竜の子脱皮の後は金盞花の如し
美翠
湧水の迸る寺金盞花
美津治
夕暮れの底に帰宅の金盞花
美年
金盞花絵描きの袖の風匂ふ
柊 月子
金盞花赤子のうんちまだ出ぬか
姫山りんご
墓石濡れ星を宿せり金盞花
富山の露玉
弾き合う海の光と金盞花
武井かま猫
花びらに八重の悲しみ金盞花
風花
洛陽の宴のあとや金盞花
風峰
金盞花波も金盞花の色に
福花
国道28号線右金盞花左波
福良ちどり
猫の掘るふかふかの土キンセンカ
文月さな女
黒潮に落暉滴り金盞花
聞岳
昨日九度今日二十二度金盞花
今日バイト夜から入る金盞花
蜂里ななつ
溶け出した夜明けの青に金盞花
望の月
ファゴットのトリルなめらか金盞花
北大路京介
碧落の君まで薫れ金盞花
北野きのこ
金盞花永遠かと錯覚した
未知
葬列のどの位置選ぶ金盞花
夢堂
金盞花夜の溢れて夜の底
牟礼あおい
鯖船の名残の街や金盞花
霧子
金盞花山羊のチーズに乗つてをり
木村ひむか
金盞花全道明日は晴れまーく
勿忘草
太陽を見つめ過ぎたの金盞花
門 未知子
金盞花たいよう重荷ではないか
野久多杏
郵便の来ぬ日はさびし金盞花
野水
犬の字の付く者同士金盞花
野地垂木
明星色と詠みし晶子や金盞花
柳児
金盞花黒潮漁の夫を待つ
薮久美子
黒板の寄書き眩し金盞花
優純bow
金盞花しなのの国は岩ばかり
B型の男を愛す金盞花
湧雲文月
夕暮れの始まるところ金盞花
夕望
金盞花五つに花の向き五つ
与志魚
金盞花泣きかた思ひ出しました
誉茂子
金盞花笑う門には友のいて
羊山羊
金盞花鳥居の脚に波の跡
葉るみ
金盞花日暮れの色の気に喰はぬ
葉月けゐ
金盞花チタンの膝は役目終う
欲句歩
金盞花ねえあの花はゴッホの絵
雷紋
名にし負ふ畑一面の常春花
藍植生
金盞花東スポはまだ見当たらず
蘭丸結動
金盞花だつて泣きたい時あるさ
利平
集落は五軒ライオンズクラブの金盞花
李子
相承の父祖の薬研や金盞花
立志
弾きとばす涙ぽいぽい金盞花
立石神流
金盞花缶切り缶をひと回り
立川六珈
乳母車のぞけば鎌と金盞花
流川ゆきはな
しかられて目のはしに金盞花いろ
流川透明
きんせんか開き出す海光り出す
留野ばあば
かなしびは黄をはなちたる金盞花
竜胆
輝きは熱には非ず金盞花
隣安
合わす手は今を生きる手金盞花
老人日記
金盞花仰ぎ俯きそつぽ向き
蝋梅とちる
上を向いて泣こうじゃないか金盞花
六々庵
金盞花「きんぎよのはか」の化身かな
和音
金盞花病得て見る山並か
和田東方
漆黒の車に映る金盞花
巫女
ニコライの夕べの鐘や金盞花
朶美子(えみこ)
金盞花スキやキライはもう飽きた
洒落神戸
葡萄酒の交易路金盞花の駅
澤木淳枝
だんだんと暑そうな顔金盞花
澪つくし
あざらけき魚とどきをり金盞花
珈琲斎
貝殻の混じる磯畑金盞花
聰子
犬くしゃみ老人くしゃみ金盞花
芍薬
贖はず戻る日暮れや金盞花
蓼科川奈
金盞花眩しチョークのランチメニュー
靫草子
くすむ家の鉢に独居の金盞花
古屋凍雲
太陽の涙めきたり金盞花
古瀬まさあき
占いに向かぬ女や金盞花
戸田うぐら
フクシマの厩舎に畸形のときしらず
時の実
金盞花仏間は1℃低くかりき
時雨
あの日あの刻金盞花を墓標とす
都花
伸びをする猫の鼻先金盞花
土耳古猫
金盞花全部買ひ占め九千円
博光
金盞花ローマの兵の列絶えず
風来松
金盞花国道端の牛乳瓶
萬代草舟

並

人もなく沈黙を喰む金盞花
2255
風にうまくなびくこと知る金盞花
☆彡ましろなぎさ
金盞花空への祝杯嗚呼嬉し
Elise
太陽の金言受けし金盞花
HGDT
中学から女子校育ち金盞花
k.julia
花ことば悲しみ多きカレンデュラ
kokoro
3.11波穏やかに金盞花
kuri
海風を抱いて黄金の金盞花
n・桂月
主無くも金盞花ふえ咲き継がれ
PON
君去りし跡を照らすや金盞花
sakura a.
叱られて一人の教室金盞花
sol
御朱印の匂ふ尼寺金盞花
TAKO焼子
かの母の花壇に開く金盞花
yuri
日時計の金盞花いま黄金に
あい女
園バスを一緒に待つよ金盞花
あい琶
金盞花選り取り見取り運ばれる
アオキシゲル
仏壇にお日さま来たよ金盞花
アガニョーク
金盞花謄本頼むと娘のメール
あけび庵
押し花にするに重たし金盞花
あさり
病院帰り佇む公園金盞花
あなぐま
金盞花植えし友あり夫(つま)逝きて
アマンバ
長針と短針の記憶金盞花
あらあらた
日没に沸く海消える金盞花
あわの花水木
松明の渦巻く火の粉金盞花
いくらちゃん
走る雲序奏が満つる金盞花
いけのはら
金盞花たまには餡蜜食べようか
いしかわかざん
太陽の申し子なるや金盞花
いつき組リスナー版、たあさん
金盞花島を出てゆく十九の子
いつき組福岡リスナー班/由美子
アポロンも背子も恋慕の金盞花
いなべきよみ
真つ直ぐに青空仰ぐ金盞花
いまいやすのり
花時計の正午辺りに金盞花
いもがらぼくと
ときしらずゲームする子ら昼の園
ウエノユウキ
金盞花義父の墓前に灯したり
うづら
金盞花負けない元気出していこう
うりずんの花
ありったけの力ぶつけて金盞花
エイシェン
土手沿いを駆け下りてすぐ金盞花
オイラー
段畑の黄金の波や金盞花
おうちゃん
整然と当たり前に金盞花
おくにち木実
おふくろは何時も普通な金盞花
おけら
金盞花子供のままでも時は経つ
おさざ
金盞花「キライ」で終わってしまいそう
おじきち
なみなみと雨注ぐ盃の金盞花
かざばな
診察待ちにあくび金盞花笑む
かずポン
あまだれや しとんしとんときんせんか
カトレア
黒潮の吹き上ぐ丘や金盞花
かなた
おかあさんにプレゼントしたいきんせんか
がんばれたくみ4才
ひの色を一つに生きてきんせん花
きおき
金盞花ジパング国の花なれば
ギボウシ金森
金盞花なき母ときた土手の道
キョンちゃん
ばあちゃんの庭や金盞花キラキラ
くさ
よく笑いよく喋る子ら金盞花
くじやく女
モノクロの仏間カレンジュラ一輪
くま鶉
五日ぶり洗車を終へて金盞花
くめ仙人
売れ残りの鉢倒れおり金盞花
くりすけ
更地踏みつんと涙や金盞花
くるみだんご
崩れたる家に残るや金戔花
くれいじいそると
竪琴の韻く発音キンセンカ
ぐれむりん
きんせんか黒潮浴びて輝けり
クロまま
たいやうを野にばら撒くや金盞花
けいま
さんさんと陽を恋ふひかり金盞花
コーラ味の水
金盞花の辺りに母よ樹木葬
このはる紗耶
金盞花花言葉とは似合わぬに
こひろ
花市に託す船便金盞花
ごぼうの花
金盞花溢る雨雫掌に
これでいいのだ
命日の供花は狭庭の金盞花
ころころぼっくる
金盞花きいろ雨の日はブルー
ざうこ
休日に親子の散歩金盞花
さかまろ@第二まる安
あぜ道や夕映え一途金盞花
さとうくにお
世界中の失恋食む金盞花
さゆみ
虫除けの呪いとなり金盞花
しいちゃん
まだ白き指光らせる金盞花
しお
呼込みの学園祭の金盞花
しおかぜ
金盞花ついに白衣を脱ぐ日なし
しかもり
一坪の庭に一鉢金盞花
しげ爺
帰路の途にしゃがんで触れし金盞花
シナモンティー
蒼茫の墓に吾似て金盞花
シニアモモ
有涯なる先は朧々キンセンカ
シマノ万里子
陽光の滴り匂う金盞花
しゃれこうべの妻
金盞花家庭訪問母の見栄
しゅう
きんせんか来年こそは東京へ
ジュミー
曇天に黄金咲くなり金盞花
じゅりあん山本
カーテンの開かぬ窓辺金盞花
しんしん
捨てられず目の隅に猶きんせんか
スタルカ
みっちゃんの学校工場キンセンカ
すみっこ忘牛
金盞花寝転び見れば空に咲く
せいじ
はいはいとみんな手を挙げ金盞花
せいち
遭難の地蔵に供ふ金盞花
せり花
花束に一色の恋金盞花
たいき
木兎の眼のきんいろの金盞花
だいふく
金盞花旧街道の名は知らず
タケ
旅立ちし猫一年に金盞花
たけ爺
摘み捧ぐ月命日の金盞花
タック
金盞花路地の靴音またあいつ
たま
いつまでも若いつもりは金盞花
たまもくろす
麻雀でタンヤオピンフ金盞花
たん造
金盞花眼科の庭の日当たりに
ツーちゃんの恋人
金盞花まんまいちゃんと言つた頃
つつ井つつ
その色に似合わぬ過去の金盞花
つつ井つつ夫
金盞花ふるさとの丘駆け上がる
デコ坊
垣越しに喪の列続く金盞花
てづかゐちらう
喜びの尻尾の撫でる金盞花
テン@第二まる安
寄り会うて盃合わせ金盞花
ときこの母よしこ
煌々の素木鳥居や金盞花
ときめき人
金盞花一輪さして予約席
とし子
きんせんかみんなの原っぱ走る吾子
ドラタンリュウジ
真ん中にピースを嵌めて金盞花
どろん
きんせんか親衛隊のやうに立ち
なおばら
霊苑に光ばら撒く金盞花
なかおち
時計屋の古き看板金盞花
なかの陽子
おすすめはかき揚げそばぞ金盞花
なないろ
金盞花アポロンはもう西の果て
なにわのらんる
もう走れぬ金盞花に倒れ込む
ニット
きんせんか色鮮やかに住み家あり
にゃんみー
波音の遠くに聞こゆ金盞花
ねこじゃらし
金盞の花占いにはらはらと
ねこやなぎ
金盞花敗れた恋の後始末
ねもじ
花占い好きで終りて金盞花
のぼ子
金盞花雨の墓前で献盃す
のりりん
西近江路行通ふ風や金盞花
バーバラ
金盞花お代は気持賽箱へ
パッキンマン
橙の居間ボクを置き逝く金盞花
はっぱ
まだ草も生えぬ我が庭金盞花
はなたれ
さよならをドライフラワーに金盞花
はなにら
宴会は賑わす役の金盞花
ばんしょう
仏壇の香に煙たし金盞花
ビーエム小僧
父の里を姉妹で歩く金盞花
ピーター
金盞花地上にはりつく太陽かな
ひよとり
金盞花慕ひし色は太陽か
ひろ
始発駅5番ホームの金盞花
ひろくん10さいのママ
金盞花母の命日波静か
ひろのじょう
金盞花房総渡る風の香よ
ひろ史
石仏に一本でよし金盞花
ひろ志
学び舎の門を曲がれば金盞花
ふあり光
時知らず母の小さき握り飯
ふうせんかずら
土が育てた太陽の金盞花
ぶぅちゃん
けだものの眼のごとき金盞花
ふみの
ホームのはずれの三脚金盞花
ふわり子
古の出島に遊女金盞花
ペコちゃん
金盞花オレンジのエナジーを得て
ぺぱあみんと
ランドセル背負う足もとにキンセンカ
ほしけん
夕さりの踏み切りあかず金盞花
ほしの有紀
金盞花起こさぬようにドアを閉め
ぽんたちん
ここあそこおひさまの子は金盞花
ぼんねこ
法事済み墓石光る金盞花
まあああ
日時計の陽を閉じ込めし金盞花
まこりん
村内の朝の放送金盞花
まち眞知子
今飲まずして何時ぞ飲む金盞花
マッキラ棒
車降り水やりに来たよ金盞花
まめちゃん
金曜日働きたくない金盞花
まゆ熊
金盞花ぎょうさん飲めよポンジュース
まゆ実
明るくも君の旅立ち金盞花
みぃすてぃ
潮の香をまといて開く金盞花
みえ
金盞花嫌ひと言ひし母逝きし
みかりん
前向けと教えてくれた金盞花
みずほ
金盞花野辺に揺れつつ墓守り
ミセウ愛
雨降りて頭重たき金盞花
ミセス水玉
すききらい見えない恋の金盞花
みちくさ
背くらべ並んで遊ぶキンセンカ
みち草
金盞花古代の薬気を治す
みつき
無人家の畑の名残りや金盞花
みつこ
金盞花摘むか摘まぬか返し歌
みっちゃん@第2まる安
瀬戸の夕母のオレンジ金盞花
みっちゃん1号
朝礼の挨拶長し金盞花
みどりがめ
三代の学び舎閉じて金盞花
みのる
プランターベスパ駆け抜け金盞花
みよしい
金盞花免許返上バス待てど
み藻砂
建立は考の名ありて金盞花
むすびめ
小ぬか雨そそぎ傾(かたぶ)く金盞花
むったん
摘み取られくるりと巻かれキンセンカ
むべ
トンネルの向こうは岬金盞花
むらたふみ
金盞花嵩上げの町道光る
もちえちゃん
金盞花夕日を映す枡の酒
もりお
別れ道濃いさようなら金盞花
やえ子
金盞花揺らし上りの寝台車
やっちゃん
夕映えの花壇に燃ゆる金盞花
やまなすび
ばんざいと孫の手が呼ぶ金盞花
ゆぃ
金盞花寡婦の臙脂のワンピース
ゆみづき
口下手なセールスマンや金盞花
よあけの晩
花アートオレンジ映えて金盞花
よりみち
手を合わすみかげの石や金盞花
リバティーさん
畦道に我が物顔できんせん花
りんごのほっぺ
金盞花生ふ墓地にすむ乙女像
るびちゅ
あの時と変わらぬ海と金盞花
るりこ
きんせんかいろのきれいな花さいて
れい子
金盞花一人ベンチのランチかな
れっどべりー
銀行でもらって植える金盞花
れんげ畑
床の間に長居続ける金盞花
ロクヨン
沈黙や一緒に歩くキンセンカ
わらべ詩
金盞花あす田に戻す花畑
亜音洲
窓に海遺す茶房や金盞花
阿部 胤友
島一つ金盞花なる瀬戸の朝
哀顏騎士
ソリストの楽屋や金盞花の調べ
安達竜胆
老犬のブラシ掛けたり金盞花
安田信洲
溢れても溢さぬなみだ金盞花
伊介@あふれてもこぼさぬ
外房の潮風着せて金盞花
伊藤はな
金盞花ひとりランチをちと奢り
伊藤欣次
暗がりに火を灯す如金盞花
伊予吟会 心嵐
房総のお日さまいろの金盞花
位子
伊豆の海の光にかはる金盞花
位相朗
君逝きて記憶を空へ金盞花
胃痛@FF9のエンディングのビビの名言。「ボクの記憶を空へあずけに行くよ」
創造主えのぐたっぷり金盞花
井田みち
青き空触手ひろげし金盞花
郁李
床上げを祝う日を待つ金盞花
一宮寅五郎
寂しさを深めておりぬ金盞花
一咲ふゆか
寺の縁燻る煙と金盞花
一心
折り合いの兆し見えたり金盞花
一生のふさく
金盞花ひかりあまねくそこここに
一泉
一輪にされて褪せたか金盞花
一呆堂
屋台には裸電球金盞花
卯MOON
陽を浴びし夜の金盞花さんざめく
卯年のふみ
田の神や酒と供えし金盞花
栄魚
金盞花咲いていますと便りする
永山由紀子
金盞花主役引き立て助演賞
永想
断崖に佇み抱く金盞花
詠野孔球
凡人此処に百は生きたる金盞花
越佐ふみを
泣き笑い呑吐し生きる金盞花
榎本みわ
花売りの買つておまけの金盞花
ガラス越し君の温もり金盞花
苑菖
「また会おう」友に捧げる金盞花
塩の司厨長
金盞花いつも通りに髪を切る
塩豆
病床の窓に輝く金盞花
横溝 麻志穂
きんせんか忘れたいのに失恋日
下町浮浪雲
坪庭に溢れるごとききんせん花
佳水
金盞花鉢の小花を愛しけり
加藤左右衞門
海女小屋の周り明るき金盞花
加和 志真
祖母の爪切りたる午後や金盞花
可笑式
金盞花青き空には空軍機
夏柿
立ち姿田舎娘の金盞花
暇親爺
金盞花の風ふき抜くる五色浜
河童
千枚の羽を隠すや金盞花
花 節湖
金盞花色のルージュで歩きけり
花はな
金盞花お日様今日は上機嫌
花咲明日香
ぬるぬるももやもやもして金盞花
花紋
小児病棟お日さま色の金盞花
茄子紺
種播いて見事に咲いた金盞花
蝦名 瑠緋
眼薬の一滴滲む金盞花
蛾触
金盞花住み心地良し小仏壇
雅雅丸
太陽に負けじと濃い色金盞花
介タマ母
園児の目すぐ来すぐ去り金盞花
海風山本
側壁に新しき傷金盞花
灰色狼
数多ある初恋重ね金盞花
灰田《蜻蛉切》兵庫
妻と来るホームセンター金盞花
街麦
廃屋に棲みつく猫と金盞花
笠原 理香
金盞花赤いスニーカー似合ひます
梶  鴻風
朝まだき無心に素振り金盞花
葛谷猫日和
乾杯をしたきことあり金盞花
釜眞手打ち蕎麦
荒業は大嫌ひなり金盞花
勘太郎
金盞花道祖神を埋め咲く
岸 れん
金盞花途中下車する友が里
喜一郎
菩提寺の墓地への道の金盞花
喜多輝女
潮焼けの抜けぬ島の子金盞花
喜多八
花占いどうでもよいかきんせんか
幾恋良石
日輪の地に零れたる金盞花
気のまま風
鳥一羽死して金盞花の空へ
紀貴之
退任の神父の胸に金盞花
軌一
退職に迷いなきや金盞花
今月は二回転びし金盞花
菊池洋勝
金盞花咲いて老女のワンピース
吉 や
人生はサヨナラだけかキンセンカ
吉野川
花持ちの良くて墓前の金盞花
桔梗
バルコニー日の出と出会ふ金箋花
桔梗松山
玄海の風に夕陽に金盞花
久仁重
金盞花父の墓標に酒添えて
宮みやび
金盞花別離の酒を酌み交わす
宮坂変哲
足尾線待合室に金盞花
宮写楽
金盞花投げ捨てる母の強さよ
宮島ひでき
金盞花ゆめばかり見て生きてきた
宮本背水
古壁にそっと顔出す金盞花
享楽亭
帰る子を送りし我と金盞花
京あられ
吾は一番と背筋伸ぶ金盞花
京のみやび
岬への道しるべなり金盞花
京丸
金盞花一輪ざしで見ているよ
京子
夕暮れや最後のチャイム金盞花
京人参
いまひそかみやと通りにきんせんか
玉ゆき
金盞花悔し泣きした吾子の手よ
芹沢雄太郎
老ひぼれのつい立ちつくしときしらず
近澤有孝@《金盞花》は《ときしらず》とも呼ばれると知り
おらが村何にもないけど金盞花
金亀 子
しやがむ子のおおきな瞳金盞花
金太郎
金盞花おのころ島を占拠せり
吟  梵
朔日の新聞に巻く金盞花
句ゼミ 風あざみ
幼童に歩をあはすなり金盞花
句詩呼
花立に名もなく新金盞花
空翆
廃線のトンネルに風金盞花
熊耳
アプローチ知命の明かり金盞花
栗田もとえ
母の手の生命線や金盞花
群馬の凡人
息切らし合格発表きんせんか
啓泉
朝の陽を欲しいまま浴び金盞花
桂奈
麗しき卒寿の人と金盞花
渓湖
金盞花花片の裏に黒き筋
鶏肋
あなたより先に死にたい金盞花
結城 然
プリーツのスカートふわり金盞花
結城里部
被災地の砂より一輪金盞花
月の砂漠★★
金盞花手酌の夜に寄り添いぬ
月々
金盞花牛乳瓶にぽんと生け
月城花風
目に染みる洗車の汗が金盞花
犬散歩人
一口が大きいんだよ金盞花
原田駿
祝杯の盃交わすときしらず
玄鳥
雨受けて杯を傾く金盞花
玄冬庵
新任のネイティブ弾む金盞花
古山晶
長い髪切った日一輪キンセンカ
古椿
きんせんか宿す昨日の陽の光
古都鈴(ことり)
ゴッホにも描かせてみたし金盞花
孤鐘恭子
囲碁クラブ談笑壇上金盞花
己心
イスタンブール、カレンジュラ買ってと叫ぶ
公毅
金盞花砂山崩す子等数多
キンセンカおわりがないよ花うらない
幸の実
水琴窟の音密やかに金盞花
幸の樹 改め めぐみの樹
房総の海は平和や金盞花
江戸川青風
おひさまにふられたそがれきんせんか
江口小春
道祖神のまはり明るし金盞花
紅さやか
香で蘇る校庭のキンセンカ
紅すだれ
金盞花頑固の果ての爺遺影
高原三峯
小説の栞の端書き金盞花
高村優雨花
金盞花声明のなか弥陀に添い
高田 仁和加
金盞花墓前で交わす盃よ
黒うさアリス
金盞花母の見守る一年生
黒船
瓶蓋のみな白銅や金盞花
此花
島の断層あらわにし金盞花
今治・しゅんかん
強烈に視線奪わん金盞花
今日はアッシー
金盞花にらめっこして吹いた人
佐々木信天翁
長春花幾年前の旅だっけ
佐山夕子
金盞花ロウソクのごと灯しけり
佐川寿々@チーム天地夢遥
金盞花湖底の墓へと投げてみる
佐保
金盞花浄土へと一挙に揺れむ
彩 お茶子
金盞花コロナの欠片盃に
彩菜
ひとひらはやわくも負けぬ金盞花
菜々の花
墓参りやっと間に合うよ金盞花
桜さくら
商店街お喋り続く金盞花
桜姫5
飾らない木綿の普段着金盞花
桜木レイ
宿根は叶わず責めて金盞花
札六
瀬戸内の波のごときの金盞花
雑草おばさん
磨かれし墓に映るや金盞花
三子
金盞花心ゆくまで飾りけり
三輪えつし
バス旅のひとりに眩し金盞花
三輪佳子
金盞花育てし子らは島を出る
山の中のオクラ
躓ひて泣きつ面金盞花咲ふ
山西琴和浦
高速路鳶緩び舞う金盞花
山川咲
島の花出荷待ちする金盞花
山茶花静
揺するは潮風香るは長春花
山本 力
供花したる金の盃常春花
山本嘉子
振り返ると校門脇にキンセンカ
惨風3
南房の海風温し金盞花
四葉
金盞花スマホデビューを決めました
市川七三子
戦火散る金盞花また芽吹きけり
紙威
仏壇を金色に染め金盞花
紫香
ぎんぎんと血震ふ千の金盞花
紫檀豆蔵
摘心の仕草は妣よ金盞花
詞意魔の輝久
空晴れしなおも色なす金盞花
詩楽麿
陽光のなみなみ溢るる金盞花
詩季
大ハルカス見上げて燃ゆる金盞花
次郎の飼い主
金盞花盃みたて酒を注ぐ
治もがり笛
金盞花咲く時知らす風を待ち
耳飾り
振り向けば麗し君とキンセンカ
七色海月
畑の風揺れない花は金盞花
七生姫
蕊なるは百重二百重金盞花
篠田ピンク
まんまんちゃおりんの中に金盞花
紗々
金盞花英語塾へと老夫人
珠桜女あすか
きんせんか一輪父母の写真へ
酒井栄陵
素粒子を受け止めてをり金盞花
周次郎
金盞花とんとんとむーむーの絵本
宗本智之
金盞花手折りて急ぐ帰り道
秋雲
テポドンの炎の色も金盞花
秋月なおと
ひなびたる路地塗り替えて金盞花
秋光
変色と大輪のきんせんか生け
秋桜
金盞花数えて朝の通学路
秋色あじさい
無為の日々是また楽し金盞花
秋津州はじめ
静寂の墓地に輝く金盞花
秋乃さくら
ワイパーON傘さすごとく金盞花
秋乃智春
主の前へ祝福の日の金盞花
出席番号43番
金盞花今日は目につく出社前
春と夏子
石仏(いしぼとけ)己に笑まう金盞花
春果
金盞花鼻近づけて今日の占
春雪
船の水脈ひがな見送る金盞花
春川一彦
空っぽの山の駅舎の金盞花
春代
瀬戸内を背伸びして見る金盞花
春日のツバメ
絶望になってはいけぬ金盞花
春爺
黒潮に育てられしか金盞花
順女
黄金のインカの神や金盞花
小市
キンセンカ姉の定番オムライス
小石日和
警官とやくざの恋や金盞花
小千住
金盞花夥しき花弁の衣
小川まこと
逆縁の若き眼鏡や金盞花
小倉じゅんまき
サイレンの半音下がって金盞花
小走りの烏賊
朝もやの牛舎の影に金盞花
小塚 蒼野
水当番明日は三班金盞花
小梅
金盞花妣に代わって語りかけ
小野みっちゃん
アポロンを今でも見仰ぐ(みあぐ)キンセンカ
松浦麗久
好き?嫌い?花占いに金盞花
松永裕歩
駆け抜けし列車去り行き金盞花
松山
空き缶に百円入れて金盞花を
松山女
金盞花浴びたる健やかな朝日
松田てぃ
仏前のちょいと摘みたる金盞花
松野英昌
金盞花丘から見ゆる白い船
湘輝
保母さんも謝辞をお稽古金盞花
笑酔
ざわめきの空を仰ぐや金盞花
上江洲 睦
長き影揺れて香(こう)立つ金盞花
常陸人
道端の色に引かれしきんせんか
植木照美
金盞花穢す具仏はダビデ像
寝たきりオヤジ
日の当たる庭の明るさ金盞花
慎吾
大粒の金継ぎ雨後の金盞花
森なゆた
翁亡き嫗の店や金盞花
森一平
絶望の答えに代えて金盞花
森健司
反抗期の子の圧力や金盞花
真柴みこと
ダム底に沈んだ墓や金盞花
真珠
父の庭闇にポツンと金盞花
真林
ファンレター背中にかくすきんせんか
水野結雅
金盞花八犬伝を読み返す
睡花
仏壇にひときわ映える金盞花
粋仙
黄金と言わずも光れ金盞花
粋篤
陽射し呼び曇天蹴散らす金盞花
粋流
金盞花摘む声弾む安房の国
翠穂
爺死んでも婆死んでも金盞花咲く
酔楓
咲いてなお皆目を逸らす金盞花
酔風
無人駅スタンプ台に金盞花
数鉄砲
虫たちと踊るドレスや金盞花
杉浦貴子
チアガール集ふ駅前金盞花
瀬々葱坊主
千代紙に映しとりたし金盞花
瀬波秋鮭
仏壇に日差し届けし金盞花
星野碧
派手な娘と思われており金盞花
晴好 雨独
青き空白灯台と金盞花
晴日和
金盞花決裁仰ぐ父の墓
正子
きんせんか派手な姿は誰のため
清水羽衣
太陽の滴を受けるきんせんか
清水仙人掌
雲梯が好きな大人や金盞花
清清檸檬
曲宴の盃がわりに金盞花
聖右
古帛紗や折り目のついた金盞花
西川あきや
母として祖母として嗚呼金盞花
西村楊子
黄色咲き橙続く金盞花
青玄
房総の潮風ぬくく金盞花
青泉
農耕の軍手黒土金盞花
青柘榴
どれえらぶ子供が選んだ金盞花
青木茂
好き嫌いむしるはなびら金盞花
斉藤ふみえ
房総の媼の一世金盞花
石野上路無
キンセンカいろ爪噛み癖の恨めしき
千種
色の無い教室に飾る金盞花
千波
金盞花朱が広がる房州路
千葉睦女
交差点ひとつ手向ける金盞花
川島 欣也
太陽の活力ためた常春花
泉水
絶望にその色は何故金盞花
浅見弓楽
旅に出る大空と雲金盞花
浅田チコ
きんせんか千株植えて無人駅
善句太郎
老爺らのベンチは無風金盞花
善多丸
きみの眼のみづうみに陽の金盞花
遡上 礼
復興へ歩む陽の道金盞花
想予
出かけたくなき日もありて金盞花
相模の仙人
垂乳根の母の笑顔や金盞花
震災の朝に供える金盞花
蒼香
やはらかく金せん花つぼめ雨のふる
霜月
スカートに羽伸ばしたる金盞花
足利雅
牛乳瓶の雫ひんやり金盞花
多事
エンゲージリング光らせ金盞花
多々良海月
海岸に日の橋かかり金盞花
太子
祖母の名を知った日のこときんせんか
駄口竹流
金盞花雨一雫の重さ知り
鯛 風
大粒の光湛える金盞花
大井河薪
金盞花落涙を金杯に享く
大口屋 助六
指の先まで潤して金盞花
大阪楽乱
仏壇のあける数増え金戔花
大三郎
子ら帰る元の暮しや金盞花
大谷如水
金盞花スピログラフで描いたやう
大槻税悦@「スピログラフ」幾何学模様を描くための定規
爆音の軍事施設や金盞花
大島涼波
葉の厚み何故か怖くて金盞花
瀧まさこ
忖度は大和心よ金盞花
達哉
球拾い行ったり来たり金盞花
谷元央人
さんざめく婦人の旅や金盞花
谷山みつこ
見舞いとて送り付けたる金盞花
竹の子
雲押した風避けてゆく金盞花
竹吹き
照明に照れる我が子と金盞花
竹内光希
金盞花ぐるぐる包む朝刊紙
竹林
兄弟で金盞花一本弄ぶ
この恋に決着つけよ金盞花
中野こと葉
金盞花波打つごとしぎっしりと
中野久子
ミアキスの嗅ぐ砂漠かぜ金盞花
衷子
飛行機を折りて飛ばすや金盞花
朝ぼらけ
青空や子安地蔵に金盞花
朝桜咲花
金盞花一年生の花壇かな
長谷川ひろし
旨そうに畑の隅の金盞花
長谷川陶子
摩天楼縫う風嗅ぐや金盞花
長田写々
金盞花まつすぐ君を見て話す
鳥坂
一年生前へならえとキンセンカ
鳥子
安房の海の碧を濃くして金盞花
直樹里
海焼けの女(ヒト)の呼込み金盞花
津葦
閖上の浜のままごと金盞花
津軽まつ
路線バス金盞花持ちお寺さん
鶴田梅勝
弔いのほむらに灯る金盞花
泥酔亭曜々
金盞花思い出特にありませぬ
天晴鈍ぞ孤
ベージュシャドウひとつ残れり金盞花
田山恵里子
背負ひ籠に金盞花また金盞花
田邊えり
金盞花何処でも咲けると言いたげに
渡辺圭三
花札ニ染ムル蝶ノ絵金盞花
登るひと
生花に挟み臆して金盞花
土屋 木漏れ日
潮騒に金盞花咲く道走る
冬菫
金盞花一輪挿して部屋ほのか
東山
仏壇の中の灯となる金盞花
東尋坊
初咲きのあな短かり金盞花
燈穂
束ねたら元気の薬キンセンカ
藤すみ
金盞花姉様かぶりの祖母の畠
藤ちどり
御食国神降る島に金盞花
藤郷源一朗
金盞花ポケットに入れラチになる
藤紫ゆふ
金盞花海上眺め古里思ふ
藤田由美子
金盞花いつまでも灯の灯る家
藤娘なつ
真青なる空を祝いて金盞花
藤野あき
放課後にビタミンのごと金盞花
洞奈津子
手を合わす母の横顔きんせんか
瞳子
残された更地の片隅金盞花
匿名
金せん花に負けるものかと化粧する
徳英
祖母と眺めた庭先に金盞花
凪子
金盞花えくぼの消えない君が好き
凪野たいら
金盞花万能薬と心得よ
南雲風花
病み臥して帰れば癒す金盞花
南風
山裾の墓地が花壇に金盞花
二上松風
金盞花お豆腐売りの朝ラッパ
日向ぼっこ
草ばうばう婆のきんせん花畑
日出時計
園丁はAIロボット金盞花
日田路
金盞花如来に捧ぐ金の盃
日本酒
金盞花朝より今日はとの曇り
忍冬
被災地の盛土に莟金盞花
猫渓
故人笑むばかり偲ぶや金盞花
猫舌扁平足
合わす手に刻んだ皺や金盞花
波音
金盞花おにの駆けゆく家の前
波世遠
父の歳こし鍬を持つ金盞花
馬場馬子
手をあわせ在り日し手繰る金盞花
俳ビギ名
おはようの声高らかに金盞花
梅田 紀江
白無垢の三三九度に金盞花
白と玉
キンセンカ丈を揃えて風に揺れ
白晃
じじとばば己の作よきんせんか
白山
今年も3.11の金盞花
白瀬いりこ
陽光に諸手差し出し金盞花
白豆
花言葉はヒト科のはなし金盞花
八幡風花
金盞花紐ほどけたる社内便
半夏生
曇天に金盞花咲(え)む土手っ腹
半熟赤茄子
金盞花潮の香すなる堅き花
飯村祐知子
金盞花園芸一年生の父
飯田 青
金盞花灯明のごと考照らす
比良山
お見舞いにはやっぱ不向きね金せん花
眉山ケイ
金盞花満天の力受くる色
美山
思い出すままごと遊び金盞花
美泉
亡き人の写真捨てけり金盞花
柊の花
金盞花乾いた笑い若女将
百合乃
旅立てる竹馬の友や金盞花
瓢 佳月
金盞花別れを惜しむ多弁かな
富樫 幹
長屋門奥の花壇の金盞花
布津 健二
金盞花宇宙の果てまで輝いて
風りん
金盞花崩れし花弁の朱の色
風紋
金盞花茶太陽の色を飲み干す
風由花
波音の間遠に聞いて金盞花
風来
金盞花一輪振ってここですよ
平松洋子
金盞花笑顔の裏の悲しみと
平塚雪月花
白杖の人気漫談金盞花
片平なにお
きんせんか丈夫が取り柄のお嫁さん
穂の美
柔らかくチャクラのごとく金盞花
暮井戸
煙の先思い巡らす金盞花
宝号
陽光をあまさず拾ふキンセンカ
峰江
幼子のお辞儀何度も金盞花
萌久
ゆるゆると花蕊の色を金盞花
籠からは飛び出す顔の金盞花
望月ゆう
奥津城や慈愛手に手に金盞花
北村鯨子
金盞花生けるは母の手やはらかく
北本黄
金盞花声若々し部活動
麻礼
車窓から潮の香りの金盞花
麻呂助
長靴の泥コッポリと金盞花
妹のりこ
金盞花瞽女の脚絆を撫でにけり
万斛
一輪ではなやぐ仏間金盞花
未々
火酒前に笑む遺影かな金盞花
岬りこ
金盞花香の煙や目にしみて
稔 久
金盞花出窓の猫の長い腹
眠る烏龍茶
金盞花一寸仏の貌となる
夢ひとすじ
敗けないゾ!現もフクシマ金盞花
夢一紋
名ばかりの社長の椅子に金盞花
夢見亭笑楽
ケラケラ笑う畦の金盞花たち
夢芝居よしみ
仏壇に母も私も金盞花
無し
金盞花歯ブラシ凛と朝の窓
明女
金盞花だねうまそうとわらう真昼
綿井びょう
金盞花片プロペラに変身す
茂る
陽の当たる苫屋への径金盞花
妄 児
退職の明日に迫れる金盞花
木人
華厳寺に満願なるや金盞花@華厳寺(けごんじ)
木田余ふぢこ
退職やまず手始めに金盞花
木槿
級友と会えるはいつか金盞花
紋舞蘭
金盞花うたてしやなと独りごつ
夜市
負けん気でここまで来たの金盞花
野ばら
無事ですと母の絵手紙金盞花
野純
金盞花佇む様はラマの僧
野倉夕緋
仏壇に陽を捧げたる金盞花
野中泰風
天の夫へ島いっぱいの金盞花
野々原ラピ
グランドの声と輝く金盞花
野良
紅炎は上へ金盞花は横へ
野良古
幸せの報告託す金盞花
矢的@第二まる安
真鍮の色に負けるな金盞花
柳田孤星
青空によろこびの声金盞花
薮内椿
祝杯を上げる良き日や金箋花
有田みかん
雨宿り錆びたポストとキンセンカ
由芽
窄んでも明るさ残る金盞花
由坊
空青し将門塚の金盞花
裕月
眼に染むる黄の鮮烈や金盞花
遊泉
届けよと海に抛りぬ金盞花
与一
長春花眩しうなりて齢知る
与悟平
伊予灘を借景となし金盞花
与太
金盞花ビタミン色の海の風
洋々
金星に咲かす研究金盞花
葉月のりりん
金盞花法事の座布団数えけり
葉子 A
金盞花の明るさ残し日暮れゆく
陽気姫
きんせんか月命日の朝晴れて
陽酔
パーカーの紐を食む子や金盞花
来季
陽に焦がれ橙曇る金盞花
藍玉
あえかなる日をふくらかに金盞花
理子
勝ち負けはとうに見えてる金盞花
璃紗
晴天の鳥見帰りに金盞花
里之照日日
駆け抜けて金盞花咲く秘密基地
里甫
金盞花退院近き知らせあり
立歩
旅立つ子墓前で送る金盞花
緑の街
金盞花胡座をかいて献杯す
玲風
まつすぐな歩みの果てや金盞花
鈴木あむ
金盞花一人寝る夜の仏間かな
蓮華寺
花売りはシチリア訛り金盞花
露砂
治らないでき物一つ金盞花
六花
金盞花咲いた角から三軒目
兀兀
金盞花抱く石の街線香の香り
恐ろしき酒を断つ日や金盞花
櫻井葉子
退職の朝に一輪金盞花
淺野紫桜
花時計十二時担う金盞花
游真
金盞花介護施設の母と母
夕日浴び別れ悲しき金盞花
祺埜 箕來
独り食む茣蓙に添いたる金盞花
脩平
「出席」を消す鉛筆やキンセンカ
一人づつ増えてゆく墓金盞花
蓼蟲
火山灰の中に一輪金盞花
霖之助
郷愁のにおいの記憶きんせんか
目立つこと好きな人ゐて金盞花
髙橋冬扇

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