俳句ポスト365結果発表

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第192回 2018年3月22日週の兼題

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

つまみそこねてより速き蟻となる
一阿蘇二鷲三ピーマン
どうしても指に登ってくれぬ蟻
一阿蘇二鷲三ピーマン
この島にふさわしき蟻ぞわぞわと
24516
蟻の列眺めてどこか鉄の匂ひ
24516
蟻の曳く翅大陸のかたちして
露砂
黒蟻の匂ふ湿ったパンのごと
露砂
死せる猫へ列なす蟻と何かの鳥
亀田荒太
もう死ぬよほら吾の足を蟻が這ふ
亀田荒太
ダンゴ虫はさまつてをる蟻の穴
星埜黴円
山の名は後檣(ミズンマスト)や蟻の塔
星埜黴円
帆を揚げろ蟻が大きな羽運ぶ
あつむら恵女
逆上がりできたら蟻と目が合った
あつむら恵女
死す蛇の舌を黒蟻喰ひ千切る
ウェンズデー正人
金剛と名付け大蟻黒光る
ウェンズデー正人
蟻の列遮る石を置きにけり
かぬまっこ
池の葉や一匹の蟻の狼狽
かぬまっこ
クワシオルコルの屍の眼に蟻ひとつ
ぐでたまご
蟻の列点字の凸をなぞりゆく
ぐでたまご
蟻吐きてグランド色の遊撃手
くりでん
蟻の列遊具無人となる正午
くりでん
蟻急ぐ街灯の明滅の中
こじ
枝の先太陽ふれそこねし蟻
こじ
崩れざる列の恐怖を蟻と呼ぶ
こま
会津長州蟻一匹の志
こま
山蟻の腹は酸つぱし兜太逝く
さるぼぼ@チーム天地夢遥
甘露充ちゐてきらきらと蟻の腹
さるぼぼ@チーム天地夢遥
水色の蟻の涙に溺れそう
じゃすみん
千匹の働き蟻の火の匂ひ
じゃすみん
この蟻に二度も噛まれし待ちぼうけ
しょうき
日蝕のかけらこぼれて蟻となり
しょうき
きのうから蟻の声せず赤き空
すりいぴい
蟻の巣や隣の町の燃えてをり
すりいぴい
蟻噴いて腐食してゆく大樹かな
ちゃうりん
大蟻に咬まれて草の香の廃墟
ちゃうりん
蟻の道海と夕日と匂ふ道
つぎがい
延々と白線を踏みゆける蟻
つぎがい
火山また噴火するかも蟻の列
テツコ@第二まる安
蟻殺す母には言えぬことありて
テツコ@第二まる安
なきがらは重たし蟻の列激し
どかてい
ありぷかりぷかりとにはたづみのそら
どかてい
伝令に忽ち蟻の溢れくる
にゃん
骸曳き後退る蟻顎を張る
にゃん
山蟻のよほろに這ふを払ひけり
にんじん
教会の戸の開いている羽蟻の夜
にんじん
蒼穹や蟻はひっくりかえっている
はるや
下腹の疼く宵闇蟻の穴
はるや
星の夜や卵を抱く蟻と蟻
まどん
蟻の列火傷しさうな鋼色
まどん
ナイルは風ヒエログリフに蟻の影
みやこわすれ
蟻眠る西の砂漠に赤き砂
みやこわすれ
神の庭蟻を殺める子の遊び
めいおう星
蟻も吾も有情の星の一単位
めいおう星
蟻潰すつんと死臭のようなもの
よしおくん
蟻の蟻であるように石も石となり
よしおくん
蟻甘くブランコ乗りは夜を渡る
よだか
穴という穴に蟻ではさようなら
よだか
土臭き人差し指や蟻なぶる
ラーラ
蟻蟻蟻いささか酔うて昼の酒
ラーラ
献体を見送るゆふべ蟻の列
ローストビーフ
痰壺を登る蟻をり払ふなり
ローストビーフ
海の香や蟻を摘まみて五稜郭
阿部 胤友
雨の街びしやびしやに蟻むちやくちやに
阿部 胤友
蟻走る砂に埋もるる海士の村
葦たかし
蟻に踏まれ踏みつぶされる白昼夢
葦たかし
積まれたる少年ジャンプのぼる蟻
或人
蟻がいて僕がいて色即是空
或人
蟻塚やルーテル教会の真白
伊予吟会 宵嵐
山蟻の一糸乱れぬ京都かな
伊予吟会 宵嵐
蟻の巣に牢獄なんてあつたつけ
育由
蟻塚やフクシマの土青く蒼く
育由
肩に蟻這つてゐる消えてゆく
遠音
蟻たたなづきさざめきて死は翅となる
遠音
蟻ですら話す相手がいると言ふ
花伝
いつか山動かすだろう蟻の唄
花伝
蟻と暮らす家の居ごこち風かよふ
花南天anne
パンダ舎を捨てて象舎へ蟻の列
花南天anne
毒餌剤持ち帰る長き蟻の列
街麦
蟻百匹屠るきいろい傘の先
街麦
亡骸の輪郭を蟻蠢きぬ
樫の木
昔ここに都ありけり蟻の道
樫の木
七階の蟻一匹や影ふかし
閑茶
教えあう地球のひみつ蟻の道
閑茶
青ぞらに干すジーンズや蟻の列
菊川和奏
活版のひと文字に蟻止まりけり
菊川和奏
深追いは留めおく夫へ夜の蟻へ
久我恒子
空の星ぱつちり蟻の尻ぷつくり
久我恒子
蟻たちは無くした影をさがしをり
玉木たまね
蟻の首もぐか潰すか空青し
玉木たまね
蟻居間に一つひとつを潰すかな
君島笑夢
無花果の芯より出づる蟻二つ
君島笑夢
ターミナル駅のくらきを舐める蟻
月の道
鉄黒色にのぼりゆく蟻の意志
月の道@鉄黒色(てつぐろいろ)
蟻塚の天辺コロナ騒ぐ日の
剣持すな恵
蟻の道U字磁石に釣れさうな
剣持すな恵
人に血を分けた右手で潰す蟻
香野さとみ
蟻きつと哀しくも嬉しくもない
香野さとみ
影軽く真昼の蟻の点てんてん
根子屋彦六
蟻の列来る来る水車よく唄ふ
根子屋彦六
伊邪那美の膚に群がる蟻の群
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
蟻運ぶゆうべ砕けた月の影
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
蟻運ぶ翅まだ風に乗りたがる
佐藤直哉
蟻の来て吾が死に気づく墓の中
佐藤直哉
銀行歪んで蟻の数にけぶる
斎藤秀雄
うをのひれ砂に破れて蟻集る
斎藤秀雄
蟻の列武田領へと塩の道
山香ばし
アラビア文字に蟻が迷い込んでいる
山内彩月
蟻の道乗りたくないバス待つ午後に
山内彩月
話題は目下月よりも蟻の巣だ
司啓
蟻の目を真っ直ぐに見たことがない
司啓
言訳を千と一回蟻殺す
志保川有
蟻に食はれてがらんどうの目ん玉
志保川有
自転軸かたぶく蟻の熱さかな
次郎の飼い主
蟻がゐて不祝儀敷のしづかなり
次郎の飼い主
反戦の構えに蟻はアラビア語
酒井おかわり
蟻のゆく闇へ眠りの澱みかな
酒井おかわり
焦げ跡の動きて黒き蟻出づる
純音
垂直のカーテンを垂直に蟻
純音
初めての殺意ほがらか蟻の列
小泉岩魚
優等生みたく真っ直ぐ蟻を踏む
小泉岩魚
ぽってりな腹とて蟻のてととてと
小倉じゅんまき
弟が産まれてひとり蟻を摘む
小倉じゅんまき
蟻∞蟻∞蟻∞大
城内幸江
蟻の道途切れて今日は心電図
城内幸江
吾が尿トの跡へと寄りくるか蟻よ
神山刻
そんなとこ噛むのは蟻くらゐぢやらう
神山刻
重たげな襁褓は饐えて蟻の午下
西川由野
脚急ぐ角なほ急ぐ蟻の列
西川由野
活版の文字の羅列を蟻の列
台所のキフジン
いくつまで蟻でいるのと問われた日
台所のキフジン
百の蟻浴びる鴉の物狂い
中岡秀次
畳這う蟻に悪手の将棋かな
中岡秀次
毳立った畳目蟻の這い出でる
辻が花
蟻と蟻話もつれて長引けり
辻が花
まえの蟻につづくまえの蟻つづく
天野姫城
地球の断面図と蟻の見取図
天野姫城
体重のおほかたは闇山の蟻
登るひと
大木の影より生まる千の蟻
登るひと
どこまでも地雷原なる蟻の国
土井デボン探花
餌をばらす蟻の全き無表情
土井デボン探花
蟻の来る子供部屋には何かある
土井小文
まだ動くもの運べ運べ蟻穴へ
土井小文
爪紅き足をおずおず上がる蟻
桃泉
蟻百匹殺めし今日の早寝かな
桃泉
指先の蟻を大地に返したり
桃猫雪子
蟻を飼ふ女の白き乳房かな
桃猫雪子
蟻鳴くや土の渇きの声をして
蟻殺す少年の瞳の明るさよ
墓の蟻疵なき蝶の羽を曳きぬ
内藤羊皐
千匹の蟻の脚音眼裏に
内藤羊皐
山蟻を見てゐて惚れてしまひけり
楠えり子
おほきなるガジュマルの蟻おほきなり
楠えり子
病んでゐる吾を咬んでゐる蟻がゐる
日出時計
蟻五匹閉じ込めまわす万華鏡
日出時計
蟻殺すまじと吾の腕つかむ夫
猫愛すクリーム
蟻よ蟻よダビデの星にならびたまへよ
猫愛すクリーム
仕込み終え午後の静かを蟻行けり
薄荷光
死に向かうおとがいに蟻到達す
薄荷光
おほかたは手ぶらや蟻の長き列
比々き
懐に山蟻飼うて咲耶姫
比々き
瓶の蟻昨日は歳を食いました
北野きのこ
蟻集る缶チューハイはブドウ味
北野きのこ
迷ひつつ蟻は毒餌の悦楽へ
凡鑽
黒四に鈍色の空蟻の列
凡鑽
大蟻のかぐろき艶のふるへかな
野良古
蟻の列えいやと跨ぐ松葉杖
野良古
山蟻の這い出るリュック青梅線
柳児
昼酒のいばり甘やか蟻群れる
柳児
大蟻に噛まれたことを言いふらす
有瀬こうこ
履歴書に蟻一匹の這いにけり
有瀬こうこ
大蟻や夜勤の父の帰る刻
葉るみ
大蟻やノルマの鞄置くベンチ
葉るみ
天空の産み落とす悪床に蟻
理酔
フィリピンの蟻は牙剥き吠えていた
理酔
蟻すすむ地獄を覗く眼して
緑の手
蟻のきてゐるひとりぼつちの客間
緑の手
蟻の群れ総意としての右往左往
隣安
働き蟻下へ下へと建国す
隣安
朽ちかけた土偶の乳房蟻蟻蟻
鈴木麗門
運慶の阿形の股間蟻の列
鈴木麗門
蟻といふ個はなし蟻の行列す
靫草子
みえぬいとありはふあとをありのはふ
靫草子
贄葬る空五倍子色の蟻群れて
あまぶー
蟻蟻蟻みみず蟻蟻蟻あーあ
あまぶー
蟻凸蟻蟻蟻凹蟻蟻
HGDT
葉蟻葉蟻葉蟻葉蟻葉蟻巣へ
ときめき人
蟻蟻蟻蟻蟻蛾蟻蟻蟻蟻
ヒカリゴケ
蟻蟻蟻蟻蟻蝶蟻蟻蟻蟻
みちる
蟻蟻蟻蟻の行列月めざす
sol
パンドラの箱開きし跡蟻蟻蟻
TAKO焼子
店番の長き一日蟻の列
田中耕泉
蟻上り来るジャカルタの十八階
登美子
しゃがみこみ蟻ばかり見る動物園
とりとり
蟻みてる誰かが呼びに来るまでは
ギボウシ金森
急坂を速さ違へず蟻の脚
クズウジュンイチ
蟻来るも供養ぞ墓に餡団子
a.柝の音
蟻の列となえことばの跨ぐなか
chiro@神拝詞(となえことば)
蟻がゆく尻くねらせてくねらせて
Kかれん
懸垂の腕に上がりぬ蟻一匹
Mコスモ
大蟻を踏んだ靴底ギシギシと
n・桂月
蟻道に残されてをり鎮魂歌
UZ
声の槍放ちわんぱく蟻を追う
yoko
どうしてそんなこと言うの蟻潰す
あいだほ
蟻の巣や戸を立てこもる反抗期
あい女
蟻の巣もふうてんのとらいるらしい
あすなろ
某月某日ことしはじめて蟻を見る
あつちやん
生き急ぐ蟻太陽の植民地
あつちやん
石灰の白線ゆがむ蟻の道
あまぐり
蟻狂う作業着は無限の迷路
あめふらし
蟻靴を上りきりけり下りにけり
あるきしちはる
風をよむ漁師の眼蟻のひげ
いごぼうら
蟻はらふ座敷箒のかろき音
いち瑠
七曜を忘れし父や蟻の道
いつき組福岡リスナー班/由美子
蟻飼ひて蟻死してまた、ひとりきり
いづみ
さっきまで夢をみていた蟻の頭
イヘアナチョ
蟻の列下総までもひと跨ぎ
いまいやすのり
とめどなく蟻の這い出る穴の音
いもがらぼくと
蟻としての矜持日本を背負ふ
いわさき楊子
苦しまぬよう力込め潰す蟻
うさぎまんじゅう
日時計に蟻この釦は核へ
うしうし
蟻五匹だれやみの露分け合へり
うづら@「だれやみ」は宮崎弁で、だれ(疲れ)止み、つまり疲れとりの晩酌のこと
朝まだき蟻語初級のラジオ聴く
ウロ
福島の大地デコボコ蟻の穴
かざばな
蟻の列じっくり見る子蹴散らす子
かつたろー。
武器売買の握手足元の蟻
かなた
哲学の道をそれてく蟻の列
かまど
出の悪き山の蛇口や蟻の蔓
かもん丸茶
友達が百人できた蟻入れて
カリン
死ぬる他留まりゐたる蟻のなし
かをり
蟻と蛆人権の軽き国飢えで逝く兵
きおき
蟻這うて吾子のはじめて寝返りす
きみこば
蟻穴は地球の底へ続きけり
ぎんやんま
指先の蟻の匂える少年A
蟻啼くやきゅきゅきゅと革の靴しなる
ぐずみ
蟻の腰黒き括れの美しき
くめ仙人
ずいと視て蟻まなこまで黒々と
くらげを
胸底に蟻一匹の砂地かな
けら
蟻の列とつとつ黄泉比良坂へ
ことだ銀雨
蟻の国横たわる宦官の俑
ことまと
蟻の列に石置けば石越えゆけり
さとうりつこ
池に落つ蟻囲みたる水の窪
さとう菓子
しろい風ありはルンルンおでかけよ
さな(6才)
蟻の道やぐらの中は日が翳り
しー子
蟻道に昼間の毒を吐き眠る
シニアモモ
島の宿枕へ蟻の一二匹
しゃれこうべの妻
蟻に蟻食べられ蟻にまた生まる
シュリ
合宿四日目女子部屋の蟻の列
しろ
蟻の道玩具箱へとつづきけり
すかんぽ
光芒や蟻が飲み干す葉の雫
スピカ
蟻千匹揃ひて月を持ち帰らむ
せり坊
蟻の列曲がり具合を褒めてみる
タケ
胸元に入りて蟻の抜け出せず
たちこ
踏めぬ踏めぬ皇陵へ蟻の行列
たま
迷ひたるペン先蟻が過るとは
たんじぇりん金子
蟻だらけ君かもしれぬ何かの死体
ちーちゃん
蟻は行くシチョウアタリの鼻先を
ちびつぶぶどう
巣の形した闇に蟻ほどけゆく
ちらり
葉脈の透けて蟻かもしれぬ影
ツカビッチ
葬列の跨いで行きし蟻の道
でこはち
右往左往してる蟻またあの蟻だ
でらっくま
蟻登る真白な君のスニーカー
テン@第二まる安
湧き出づる蟻の頭のてらてらと
てん点
玄関で働き蟻が死んでいた
とうふ
蟻累累得体の知れぬもの担ぐ
とおと
序章では子象の嫌ひだつた蟻
ときこ
蟻の巣や惑いは深く仕舞ひたし
ときこの母よしこ
すめらぎの総ぶる葉隠れ蟻の国
としなり @すめらぎ=天皇
頂上に蟻と分け合ふ海苔むすび
トポル
蟻の羽千切れて風に乗りました
ともかわすてむ
蟻蟻蟻ガスメーターは止まらない
どろん
本番も蟻と目の合ふ斬られ役
ながら
青空へのぼりのぼるや蟻の道
ナタデココ
出るわ出るわ次々巣穴から蟻蟻蟻
なないろ
蟻出づる穴に散り伏す青い花
なみは
屍の羽勝利の旗のごとく蟻
ニット
雨粒の雲より落ちて蟻を打つ
ぬらりひょん
軍靴の音するはずもなく蟻の列
のら
天突きし三本杉よ蟻の朝
パオ
自転車屋出されし菓子の蟻払ひ
はずきめいこ
現場主任低頭の目は蟻を追う
パッキンマン
A列車で行く快晴の蟻の列
ひでやん
さまざまのことはらみ女王蟻空へ
ひねもす
蟻にさへ臓器のあるといふ不思議
ひよこ豆
蟻のやつ半年ぶりに出会っても挨拶なし
ひよとり
ありが行く東京メトロのトンネルを
ひろしげ10さい
手にのぼる蟻いとほしむ日なりけり
ひろ志
わらわらと冥界の蟻湧き来たり
ふきょう和音
蟻の列蘇我馬子の石舞台
ふくいち
どこにあるどこにある蟻の心臓
ふくろう悠々
蟻ひとつころがっているプールサイド
ふみの
蟻に影縫い付けられる子の無音
ふみの
転落の蟻のもがきの水静か
ふじこ
白妙の雄花揺るるや絡む蟻
ふっこ
索引に紛れし蟻や本に消える
ふわり子
三限目太ももの蟻と目が合う
ほしの有紀
アルゼンチン蟻東の島を引き寄せる
ぼたんのむら
乾きたる骸も軽き蟻の列
ぽろたま
枕木のさきへぎんぎん蟻の列
ほろよい
雨雲のそこは甘やかな蟻の路
マカロン
蟻列に触れあふ音のありにけり
まるちゃん2323
目は痒し蟻行列はとめどなし
みかりん
事件発生蟻の列崩れたり
みくにく
見つめれば蟻より小さき心地して
みこ
はぐれ蟻座り机の傷過る
みなと
図書委員の従兄と蟻を見てゐたり
むぎみち
ありたちは秘密の国を知っている
やまとたいが
塩むすび蟻胡麻蟻胡麻砂嵐
やまなすび
実家の荷解きて出でたる蟻ひとつ
やまぶき
地上百メートルの蟻ここも里
ヤマボー
蟻の影バラストの尾根に連綿たり
ゆうり
何をしに来たか忘れた蟻の道
ゆすらご
蟻の列運ぶはけふといふ日かな
ラッキーの母
あり歩くなり歩くなり歩くなり
ららやにほ
校庭の隅ありと話していた頃
りう女
天翔けるアポロンの馬車歩む蟻
る・こんと
尸の風化のかたち蟻の列
わらび一斗
暗闇も家族の匂い蟻眠る
亜音洲
この指は幾万の蟻殺したか
哀顏騎士
蟻運ぶ警戒色の翅二枚
安達竜胆
鳴く声のなきこそよけれ蟻の列
安田信洲
富士の高さなど知るもんか蟻の列
杏と優
太陽を溶かして蟻の黒光り
伊介
赤紙の一銭五厘や蟻の道
伊奈川富真乃
蟻進む跡あたらしき小さき森
胃痛
蟻のゐるそこが大地や雲髙し
井上じろ
従順の黒の噴き出す蟻の群
一斤染乃
蟻の事情私の事情交叉して
一咲ふゆか
蟻塚に酒を垂らしてみたりして
一人静
木の洞に吸い込まれ行く蟻六匹
一走人
行列に知合いの蟻ゐて合図
一茶お
蟻といふ一粒の死や紙に置く
卯MOON
聴こえしか重い餌担ぐ蟻の聲
詠野孔球
綾作る蟻の数だけ寂しくて
温湿布
蟻たちよバツクギアーを持ちたまえ
何田三等か
蟻の道太し大地の豊かなり
歌鈴
ヒマヤラを登る蟻が見えると言う
茄子紺
夜の蟻内緒話か密談か
華女
泣く人の少なき葬儀蟻の列
霞山旅
三才児すべり台より蟻が好き
雅喜
行き止まりと言ふは真か蟻の列
灰汁
大蟻や葬祭会館は禁煙
灰色狼
天を衝く軍靴の音や蟻の川
灰田《蜻蛉切》兵庫
蟻踏めぬほど気が弱く酒乱なり
笠原 理香
群れる蟻踏めなくなった兄になる
笠静謐
蟻殺す五十肩なる痛みもて
「光あれ」金平糖を運ぶ蟻
瓦すずめ
逆転の八回裏や蟻歩む
幹弘
大蟻の水着の胸を這い回る
岸 れん
迷ひ来し机の蟻を潰しけり
喜多輝女
急がねば食へないらしい蟻急ぐ
軌一
蟻いつか団地住まひをしてゐたり
輝 龍明
蟻走る冬服のままのブロンズ像
鬼怒
わたつみは追い出しました蟻たちを
蟻馬次朗
捨てられぬ蟻の観察日記かな
菊池洋勝
ハキリアリくるり千年翻す
吉や
東京や群がる蟻にちと狭し
吉岡 享徹
水責めにする蟻泳げなかった俺
吉野川
煙草の火近づけ歪む蟻の列
宮坂変哲
蟻だけが俺を信じてくれるのだ
宮本背水
蟻の道付いて行きたい付いて行く
京のみやび
エレベーター高層階に蟻運ぶ
金子加行
蟻一匹筆入れに入れ引っ越しす
金子大二郎
蟻の列鉄の鳥居のみたま祭
吟梵
旨いかなエサに群がる蟻やヒト
句詩呼
指先の蟻の死臭や午後の雨
空 春翔
魂を探すように骸に蟻
空山
腕登る蟻と目が合う日は高し
熊耳
ガラス窓蟻のお腹をしげしげと
桑島 幹
蟻が踏む石段の角丸くなり
五線譜の蟻払ふ野外コンサート
桂奈
ひとりごと蟻に聞かれてしまひけり
渓湖
蟻の穴けふも宇宙は膨張す
鶏侍
足元を蟻急ぐマーチ流してやる
結城 然
未だかつて蟻の寝るを見たこと無し
月の砂漠★★
グランドの歓喜や遠き蟻の列
月々
キャラメルの風受信せる蟻の角
月見柑
朽ちた木の切り口より沸き出でし蟻
月城花風
列島の活断層の底の蟻
古瀬まさあき
蟻を追う多摩川三班の下校
広瀬 康
ざらめざらめ運ぶ宝石蟻の列
更紗ゆふ
晴朗の筑波の眺め蟻の列
江里口泰然
肋骨に夜ごと蟻這い来ると言う
紅さやか
神木の洞が吐きだす蟻三千
香壺
陽に翳すロックグラスに蟻の這う
高田仁和加
ゴム焦がす滑走路蟻の息遣い
克巳
伊邪那美へ捧ぐ供物や蟻の列
黒塚紅葉
蟻穴の少し覗いた蝶の羽
佐川寿々@チーム天地夢遥
定年や蟻になまえをつけようか
砂山恵子
蟻の列星の一つに登り行く
彩楓(さいふう)
屍の影の蠢き蟻の群
斎乃雪
蟻の上の人の上の光り強き
菜々の花
蟻の夢そらへと大樹のぼりゆく
桜桃の里(おうとうのさと)
蟻落つや六百四十五メートル
三重丸
蟻のごと弛まず生きて朝寝坊
山本夏石
地の神の吐き出すごとし蟻の列
珊瑚
うかうかと蟻の列まで掃き清め
残月
受付に蟻の来ている歯科医院
すっぽりと雨滴の球の中の蟻
時雨
改行をしないのですか蟻の列
耳目
月光の甘き足跡蟻の道
七瀬ゆきこ
象の列河馬の列さて蟻の列
篠田ピンク
目覚むれば蟻我が頬をかじりをり
柴原明人
先頭の蟻の眉毛のありさうな
若狹昭宏
夕まぐれ冥府に蟻を飼ひ殺す
朱河
隣国の軍にも似たり蟻の列
酒井栄陵
吾が貌に似る雄蟻を潰しけり
重翁
雨やまぬ行列止めぬ蟻光る
春蘭
東京タワーの外階段を下る蟻
小市
何が死んでる蟻のぞろぞろ入る納屋
小川めぐる
アリつまみ集む子のかお無表情
小走りの烏賊
蟻の巣が花びらの戸にふさがれて
小塚 蒼野
待ちきれぬ蟻まだ生きている虫を
小田寺登女
父消えて蟻に侵食さるる家
小野更紗
盛り塩の乾び崩るるバーを蟻
松田てぃ
雨上がりむっくり出でて蟻の旅
照波
説教は短めがよし蟻の道
城進也
議事録の余白へゆらりゆらり蟻
色鉛筆
蟻の塔カッパドキアは晴ばかり
新田 淑
一日は蟻にとっても一日ぞ
森一平
しんがりを子のつとめたる蟻の道
深草あやめ
水底に沈む心地や夜の蟻
真繍
くつろかに蚯蚓曳く蟻木遣唄
数鉄砲
今しがた潰した蟻が立ち上がる
杉本とらを
小数点以下パイから発す蟻の列
雀虫
蟻の道少し意地悪してみたし
晴好 雨独
蟻穴に摩天楼かな子らの脛
清水仁
女王蟻みたいになりたかった私
清水仙人掌
もろともに琥珀となりて蟻目覚む
聖子
はたかれてまわる地球儀昼の蟻
清清檸檬
老い知らず働く蟻のあさぼらけ
西尾桃太郎
羽恋うて蟻たちは羽運びけり
青柿
光へと繋がる迷路雨と蟻
青柘榴
毒餌買い蟻の出方を据えて見る
青萄
埃つむ机上を蟻の熱はしる
静里秋希
蟻遊ぶ廃車や甘き雨の降る
石川焦点
蟻たちは食い尽くす甘きこの星
赤馬福助
蟻の眼は違ふ地球を見てをりぬ
雪うさぎ
女王の瞳を知らず兵の蟻
雪花
沓脱ぎのミュール登りて蟻の恋
千種
首筋を払う解答欄に蟻
占新戸
蟻塚や食い倒れてふ吾の舌
善多丸
甲虫の腹のうつろや蟻蟻蟻
倉木はじめ
子供たち笑顔で蟻の家つぶす
相沢はつみ
翅も脚も好き放題に奪う蟻
蒼奏
バーベルの重さ地に満ち蟻立ちぬ
蒼鳩
働いてをるか迷うてをるか蟻
村上 無有
蟻の列遮る子の手越えてまた
太一
引っ張れる顎の力や蟻の顔
太子
蟻の行く晴れの日ばかり思い出す
駄口竹流
亡骸の揺れ進みけり蟻の道
大井河薪
子のひとり蟻の触覚取つてをり
大蚊里伊織
漆黒の一穴の闇蟻を吸う
大口屋 助六
蟻とび出す穴が吐息をもらすたび
大西主計
蟻走る残像を処理し切れずに
大塚迷路
生真面目な墓石くすぐる蟻の群れ
大槻税悦
蟻の点蟻の線へと移ろいて
沢田朱里
我が星の征服を練る蟻の塔
谷元央人
蟻消えて人消ゆる日も近づきぬ
谷口詠美
逃ぐる蟻人差し指が追ひつけり
谷川の蛍子
蟻の支配来るかもしれぬ千年後
池田香
蟻ゆけば北風が吹く屍臭かな
池田和正
雷鳴の中蟻の列進む進む
竹の子
見つけたり女王蟻の名は瑪瑙
竹庵
かへりたいと言ふ祖母のゐて蟻の列
中山月波
蟻の列餌場近くて太くなり
中田氏
しわくちやな大地をうねる蟻の道
宙のふう
漆黒の黄泉比良坂蟻出づる
昼行燈
七色のひかり吸いよせ蟻の塔
朝桜咲花
火星てふ写真の上に蟻や這ふ
潮ベルト
屍や山車のごとくに運ぶ蟻
鳥坂
ヒト絶えて蟻たちが見る青い空
直樹里
蟻歩く生殖ホルモンの項
直木葉子
蟻の列地球の磁場に道標
直躬
原発の股座に蟻蠢けり
津軽ちゃう
蟻の列辿ればあれが阿多多羅山
津軽まつ
龍死ぬる形に蟻ら哭きにけり
津軽わさお
ふと空を見上げた蟻は青を知る
津田燕子花
はぐれ蟻垂れる首(こうべ)の上は空
哲也
蟻曰くいつものように踊りなよ
天晴鈍ぞ孤
圧倒的空を背負ふや蟻の列
田山恵里子
原発の低音に這ふ夜の蟻
田中耕泉
蟻の道追へば理科室静もりぬ
田中憂馬
蟻の曳きゆくものの白さかな
田邊えり
噛まれたと静かに蟻を背より母
都乃あざみ
蟻運ぶ運ぶ運ぶ運ぶ蟻を
冬のおこじょ
蟻一匹まな板の傷たどり来る
桃花
蟻塚の噴火警戒レベルかな
桃八
蟻走る前世の記憶よぎるやも
湯川美香月
蟻たかる其処に幸せあるごとく
藤井祐喜
終わり無く蟻湧き出でる蟲の圀
藤郷源一朗
松葉杖の朝二十日目や蟻の道
藤薫
蟻の道毎日違う同じ道
藤田由美子
蟻に蟻ついて歩くは道となる
輝きて骸に向かう蟻の川
徳本あつ
草の根と一緒に蟻の出るわ出るわ
栃木のあーたん
ひと雫蟻に与えて露天かな
凪ひと葉
秒針の如くに蟻の濡羽色
日暮
蟻の列円周率の果てしなき
忍冬
来ぬ人をまだ待つ蟻の右往左往
猫舌扁平足
ひからびた言葉の胎児ビルの蟻
播磨陽子
蟻を見るその吾観ているナニカ在る
白丘山人(893人)
蟻の穴くの字の肢がひつかかり
白鳥国男
しゃがむ児の息の乳の香や蟻の道
麦吉
山蟻のまぎれる博多行きのバス
八幡風花
蟻の巣の砂一粒の均しさよ
半夏生
黒蟻の躙り口より参られり
飯村祐知子
無限花序のぼりつむ蟻の空
彼方ひらく
週刊誌発の報道蟻繞く
比良山
蟻はいま地軸のぶれを正しうす
尾内以太
しやくしやくと働け蟻の牙を以て
柊 月子
蟻塚や轟音立てる米軍機
柊の花
よう蟻の上がって来よる家やった
姫山りんご
掃かれたる地にじくじくと蟻の列
百合乃
土に立つ交尾を遂げし蟻の翅
百草千樹
車いす妻の指先蟻のぼる
瓢 佳月
蟻の列光る樹液の在りどころ
富樫 幹
巣穴から蟻の触角らしきもの
富山の露玉
風に飛ばされる蟻を見ていた僕
富山の露玉
蟻何も見えていないのかもしれぬ
武井かま猫
波打てる起伏すなほに蟻の道
武井かま猫
渾身の蟻地球を持ち去りぬ
風峰
爪先で壊す蟻の巣待ち合はせ
福花
蟻の列朝の端より夜の端へ
福良ちどり
空だけの枝先へゆく蟻の列
文月さな女
大仏の手からこぼれる蟻二匹
聞岳
玉音の校庭白し迷い蟻
平賀乃由
肩に蟻広い背中を迷わず戻れ
平康
蟻裏がへし表がへして翅運ぶ
蟻の国果ては大西洋ならむ
蜂里ななつ
黒蟻やあてはないけどここじゃない
望の月
砂場の川の黒し溺れる蟻黒し
望月ゆう
お接待は出来ぬがと蟻道譲る
堀口房水
のきに蟻ひかりとかげのきはをゆく
抹茶金魚
蟻国の滅ぶを見たり昼の縁
万斛
蟻去りて蟻来ては去り恋失くす
岬りこ
サンプルの蟻一匹を持ち帰る
夢堂
なよ竹の月へと帰る袖に蟻
牟礼あおい
餌咥へよじ登る蟻の眼光る
茂る
竹筒を出で来る蟻の長きかな
木好
蟻塚や涙の形を足してゆく
木田余ふぢこ
蟻ひとつスワンボートに居りにけり
門 未知子
石段に女系一家の蟻来たる
野倉夕緋
未解決事件の家へ蟻の列
野地垂木
大蟻や進化の先に人喰らう
野中泰風
枕木は海へ続くよ蟻の列
野々りんどう
曾祖父母祖父母父母吾蟻の道
野々原ラピ
へにゃへにゃとよろめくパンや蟻の群れ
野々村
蟻歩む地球が自転するために
夕星を目指したる蟻の葬列
夕望
独り居の方丈蟻と遊びをり
余熱
ダリの絵の中から蟻が這って出る
与志魚
屋台の消えたミョンドンの朝を蟻
誉茂子
蟻の巣や星に繋がる大回廊
洋々
動物園うちの子描きたるは蟻
葉子
分速1メートルなり蟻無音
葉子 A
蟻一匹ピリオドがスタートになり
陽気姫
白骨の膸平らげて蟻消える
欲句歩
スカートで鉄棒足元には蟻
藍時 湘
つぶつぶと蟻の妹が背に回る
蘭丸結動
消しゴムに寄るを蟻とは思はざる
利平
雄蟻の羽にかそけき虹のいろ
理子
アトラスと渾円球と飴と蟻
立志
友達は蟻だけでした甘き雨
立石神流
蟻二匹昼寝の犬をさまよひぬ
立歩
読みかけの鴎外に蟻集ひけり
流川ゆきはな
くろがねの大顎ギシと山の蟻
竜胆
蟻群れて妻の心を覆ひけり
龍田山門
蟻集る臭気ゆらめくアスファルト
鈴木あむ
烈日をざりざりざりと蟻の道
鈴木牛後
集る蟻へ思ひ直して下ろす足
蓮華寺
這いつくばって這いつくばって蟻の死す
老人日記
毛も飴も眼も翅も食み蟻の穴
蝋梅とちる
うだる空首掻く爪に垢と蟻
枡形美智子
蟻埋める少女の闇の嵩の砂
游真
蟻を飲む日影よりなお黒き穴
澪つくし
この蟻は一人称単数なり
珈琲斎
幼子のチョーク折れて蟻折れて
芍薬
透明なコーラの瓶や蟻の列
☆彡ましろなぎさ
くたびれたおじさんみたいなありがいる
鋏と定規
蟻上るベンチの哺乳瓶光る
28あずきち
ザビエルの教会目指す坂の蟻
28ひろきち
シャッターの隙間くゞりて蟻すすむ
スタルカ
蟻の列吾は何番目かと思う
はまゆう
蟻一匹ひねる力や老いの指
みつこ
行列の曲線が描く蟻の詩
布杏多
アパートの三階までが蟻の道
平松洋子
胡麻のごと畳に潰す蟻二匹
妹のりこ
雨来たる地面に蟻の急ぎたる
蟻の道あと二年だけ働きます
眠る烏龍茶

並

あっクッキーなかまにしらせいそぐあり
座敷わらしなつき(6才)
金色の屍囲みて蟻第九
彩菜
蟻殺す蟻も殺さぬ顔をして
千里一歩
朴朽ちて蟻謹製の新世界
2255
かの国の蟻2万キロの船の旅
⑦パパ
虫めがね蟻の不敵に笑う時
99カリン
触れる蟻まことしやかに挨拶し
aya
一匹の蟻に傅く千の黒
be
胸躍る昨日の蟻は一里先
Elise
まつのねを登る蟻の目は無心
GONZA
跨ぐのは簡単なれど蟻の列
k.julia
蟻の巣に潜りて巡る迷路かな
KAZUピー
キャンディー見つけて群がる蟻の列
KKK
身にあまる獲物引く蟻我がごとし
kokoro
水面の蟻歩く如く溺れけり
M多孫(タマゴ)
得意顔?大きな獲物運ぶ蟻
PON
蟻の列背に十字架を負ふやうに
S.A.Y.
甘口か冷酒に浮かぶ蟻ありて
sakura a.
ひいふうみ掃き出す蟻を祖母数え
Yuno
蟻の群れのたうつ虫へ食らいつく
アガニョーク
蟻いでてかき出す土に雨の粒
あけび庵
黒山の蟻ずかずかと犬の鼻
あさり
蟻対蟻頭千切られ捨て置かれ
あまらんさす
蟻の耳持てば聞こゆる行軍歌
あらあらた
残業を終える蟻の背夕まぐれ
アリマノミコ
行列の伝令の蟻ひそひそと
あわの花水木
餌を運ぶ蟻の気息の聞こゆごと
いいよかん
てらてらと輝は木の葉か蟻だまり
いくらちゃん
転読の蛇腹が流れ蟻眠る
いけのはら
働き方改革済みの蟻二割
いしまさ
蟻の巣の闇に蠢く熱気あり
いつき組リスナー版、たあさん
うずくまる蟻逃げ回り児は無心
いつの間にかアラカン
吾は無職漏らす溜息見上ぐ蟻
いなのらきを
杉木立五百羅漢を蟻参る
いなべきよみ
働かぬ蟻ゐてこその平和かな
うに子
蟻の一歩積み重なりて線となる
うりずんの花
ふいの手に蟻さわさわと乱れけり
エイシェン
しゃがみ込む児の指先の蟻の列
えび天
ソーサーの音鳴る会議室に蟻
エヨ子
流通の最適解なり蟻の列
オイラー
黒々と腰を光らせ蟻の道
おうちゃん
行く先は余所だと願わん蟻の列
おーち
団欒の綻び蟻が見つめをリ
おくにち木実
キャラメルに以心伝心蟻の列
おけら
蟻と蟻ビジネスマンのごあいさつ
おさざ
マンモスを倒すが如く蟻が湧き
おやっさん
黒蟻の列樹の影にのみ込まれ
お気楽草紙
ありさんのたべものはこぶのおもたそう
がんばれけいご7才
ありさんがあごのパワーでむしたべる
がんばれたくみ4才
蟻ん子や一匹足に行き場なき
ギコ
蟻群れて虫引き命つなぎたり
きっちゃん
のぞのぞと臑毛掻き分け蟻の列
きなこもち
老眼にも蟻の列見え踏まず行く
きのと
説教すコーチの頬を登る蟻
きゆうかんちよう
蟻はいつも一人で働いている
きよっちゃん
情報を伝えて蟻さん回れ右
キョンちゃん
ここにいる蟻を辿れば一里塚
きんえんくん
虫の羽キラリ揚々蟻一匹
くさ
蟻避けて歩けば転ぶ齢となり
くさぐき
休まずにはたらくありやお父さん
くしなだかのん
蟻の目に留まれと置きぬ小さきもの
くじやく女
日経の折れ線グラフ蟻の列
ぐべの実
白き脛舐め上げし蟻の隊列
くま鶉
過疎の村蟻のざわめき木霊して
くみりん
我が国に不法入国たまに蟻
くめ
槐安の夢を紡ぎし蟻の国
ぐれむりん
捕まえた蟻噛みつけり指の先
クロまま
リストラの初日今年の蟻に会う
コーラ味の水
うるせえなアリの大群恐怖かな
コケデカ
蟻観察2日目以降変化なし
こた
拡大鏡蟻のあぎとのおそろしや
こてつ川
飴溶けて溺れた蟻ら飴の中
ことり
おほかたの蟻に外れて道を行く
こぶこ
地の下の大都会へと帰る蟻
こふみ
残兵はズボンの中に蟻の噛む
ごぼうの花
急げども足止めながむ蟻蟻蟻
ごま
蟻行かば仄かに聞ゆ行進曲
これでいいのだ
九階のトイレに迷う蟻一匹
ざうこ
緊急時さあ出動だ怠け蟻
さかまろ@第二まる安
一歩目の利き足軽ろき朝の蟻
さきのジジ
木漏れ日に紛れて蟻の進攻す
さくみ
黒き蟻足元に這い巨体揺れ
さくやこのはな
アリはこぶ重たいサトウがんばれよ
楓果8才
わたしたちは蟻釈迦の手のひらの
さくらんぼ
懐かしや蟻に噛まれた日曜日
さとい
女王蟻産めよ増やせとこもるかな
さとうくにお
永遠の愛消える事無い蟻の巣
サファイア
楽天家嫌いなものに蟻の列
さぶり
庭仕事焦げし吾の影休む蟻
さゆみ
石畳我が止まれば蟻も止まる
しいちゃん
幼子が這いつくばって蟻を追い
しおかぜ
蟻の列庭水たまりアスファルト
しかもり
吊り橋を渡り切りたり蟻の道
しげる
あちこちと蟻の砂山雨あがる
しげ爺
遠回り蟻迷ひなし粋な道
シナモンティー
蟻だって王女は恋し母となり
しのぶ
アラ還のマクロレンズや蟻笑え
シマノ万里子
黒蟻や葬列のごと物言わず
じゅりあん山本
ちりとりの蟻吹きおとし庭掃除
しんしん
蟻たちの命蟻たちの秩序
すえよし
蟻の列家族上司もいるのやら
スノーフラワー
蟻騒ぐ古き神社の百手祭
スローライフ
蟻の列まるで集団登校だ
せいじ
目が合って潰せぬアリはノート上
せちやん
立ち止り行進見守る蟻先生
せつ華
蟻の群れ唸りて向かう関ヶ原
せり花
授業中友の背中を蟻這ふる蟻
たいき
瞽女唄や脚絆の綻び蟻の列
だいふく
蟻の道お菓子置いたり取り上げたり
タカミユ
掛け声はなくとも進む蟻の贄
たけし
蟻の列危険区域は知らぬこと
たけ爺
選手らの走るグランド蟻の山
タック
彷徨える昼間の孤老蟻一匹
たんと
戻れるか雨水(あまみず)に流れ行く蟻
たん造
舗装され蟻はどこまでいったやら
ツーちゃんの恋人
ブロック塀の前も後ろも蟻の列
つつ井つつ
地球掘り何処まで続くや蟻の部屋
つつ井つつ夫
園庭の穴掘りごっこ逃げる蟻
つわきの嫁
黙々と俺も兵卒蟻の道
てつ
朝に見る蟻の隊列乱れざる
てづかゐちらう
絵日記や蟻の行列点線に
てまり
先達の蟻に曳かれて熊野道
とうくろう
靴の先蟻殺す子の問題や
とこちゃん
履き潰す通勤靴や蟻の道
としまる
蟻遊ぶ鎮守の杜の父の句碑
とし子
カーポート蟻は遠足ぼく会社
ドラタンリュウジ
突然の雨被りても破ぬ蟻
なかおち
蟻の巣に飲み込まれゆく蝶の羽
なかの陽子
六畳間端から端まで蟻の道
ななな七
蟻こ蟻こ黒板消しに阻まれて
なにわのらんる
わぁ何故だ二階の机蟻の巣だ
にゃんみー
蟻の道地平線まで続きけり
ねこじゃらし
蟻の列頂に棲む師の曰く
ねもじ
前の尻追うと定めし蟻の道
のぶ子
野晒しの虫の葬送蟻の列
のぼ子
ランドセルたどる蟻道夕空へ
のりりん
集めけり蟻餌2k蟻の地下「じげ」
バーバラ
蟻の路辿った先にいつかのチョコボール
はっぱ
蟻蟻蟻うなじを焦がす陽は南中
はなたれ
迷い道葉先まできて落ちる蟻
はなにら
外忙し蟻穴を出る家主どこ
ハマさん
チョモランマ登って降って地図の蟻
はまのはの
蟻の塔農夫の踏みし足袋の跡
はら美華子
森のなか蟻の卵を運ぶ蟻
ハルキッキ
小さいがご恩返しだ蟻さんは
ばんしょう
水溜まり溺れしアリに葉を浮かべ
ビーエム小僧
雨粒に散かれならむと蟻も吾も
ひぃこ
石畳巣穴を探る蟻の群
ピーター
蟻の道反抗期の子またぎ行く
ひな三葉
熱意ある蟻の後ろに熱意なし
ひらいみつる
蟻見つけルーペ出したし出せぬ齢(とし)
ひろ
蟻の巣を見つけた今日は誕生日
ひろくん10さいのママ
足の下数えきれない蟻ばかり
ひろのじょう
職の無き日々や働き蟻憎し
ひろろ
角砂糖頭上に掲げ蟻の列
ひろ史
蟻さんよ巨人の吾の影どう見える
ふあり光
黒飴あるぞあるぞよ蟻の列
ふうせんかずら
蟻のみこしになるまいともがく虫
ぶぅちゃん
蟻と蟻争いたるか戯れか
ふさこ
蟻潰す孫鈍い死の広がりて
ふるてい
蟻2匹よじ登ってる花の中
フレッシュまあ
しぼり干す茶巾に迷い蟻ひとつ
ぺとろあ
蟻来る一郎二郎三郎か
ぺぱあみんと
親と子の目線は同じ蟻の列
へやま
山蟻の穴より山の崩れしか
ヘリンボーン富樽
アリの巣や徒競走待つ子供達
ほしけん
子のほじる蟻の巣の先我眺む
ぽんず
蟻蟻に頭下げるや地鎮祭
ぽんたちん
襲いくるごとドリアンの国の蟻
マオ
蟻よ蟻よアウトローでは辛かろう
まこりん
蟻の道捩れもせずに門を入る
まさこ
水滴に噛みつく蟻の潔し
まだら
蟻の道しゃがんだままの横歩き
まち眞知子
手水鉢水漏れ有りて蟻有りて
マッキラ棒
蟻の群れ呆け眺むる真晝かな
まなP
ありの巣や坊主頭の並びおり
まなたか
運休に前世は蟻か列長い
まの
腕へ手へ蟻乗せかえて慰むる
まめ小路まめ子
もみくちゃの中をタマゴを運ぶ蟻
まゆ熊
蟻の列あっけらかんとはみ出たる
まゆ実
木登りの蟻ひたすらに天目指す
みぃすてぃ
国境を静かに越える蟻の列
みえ
花芯より蟻ぶらさがりツナワタリ
みかん
放課後に蟻から学んだあれやこれ
みずほ
我が足を山と思ひて登る蟻
ミセウ愛
死の影よカンバスに湧くダリの蟻
ミセス水玉
田に一つ働き蟻の黒き肌
みっちゃん@第2まる安
渋面の蟻疱瘡の腕這い上り
みどりがめ
さまよへる蟻を蔑む尊徳像
みのる
一筋の川を作りて蟻の列
みよしい
粛々と蟻の門渡り天主堂
み藻砂
いつ観ても時間の止まりし蟻の列
むじーじ
蟻塚やもしや卑弥呼と同居では
むったん
美術館ありの一列見逃さず
むべ
蟻の列板目に沿って通りけり
むらたふみ
陽だまりや蟻の道よりはぐれ蟻
めぐみの樹
突撃だへの字の角をみがく蟻
もせきのこ
陽光や蛇踊りのごと蟻の列
もちえちゃん
春夏冬二升五合蟻の列
モッツァレラえのくし
仕事など辞めたっていい蟻の列
ももたもも
蟻の巣踏みて足滑らせり
ももひろじゅん
夫々にマーチありそな蟻の列
もりお
既読スルーおれにかまうな蟻が行く
やえ子
陽だまりに仲間とあそぶ蟻たちよ
やすよ
蟻好む道を作りて仕舞けり
ヤッチー
縁側を這い来る蟻を迎え撃つ
やっちゃん
大仏の螺髪に住まう蟻の作務
やぶつばき
おろねぶる指先を蟻ふらふらと
先頭の蟻は迷わぬ地図も無し
ゆぃ
蟻を手に這わせて重き命かな
ゆみづき
清明の陽をうけ蟻は生き返り
よりみち
雨後の庭崩れし道に惑ふ蟻
らくさい
雲の下象の檻へと蟻の列
ラジャーナイン
眺めれどジグザグならぬ蟻の列
リバティーさん
列をなす蟻追う小さき野球帽
リライフ
蟻見つけ孫しゃがみ世界の子らに
りんごのほっぺ
シンク沿いに蟻あらはれて風かはる
るびちゅ
あみだくじのごと蟻歩く石畳
るりこ
夜の蟻戸棚の奥の秘密基地
れっどべりー
蟻を見る子を親が見る昼下り
れんげ畑
急いでも二列にならぬ蟻の性
ロクヨン
しゃがむ子の目に蟻の道吾と重ね
ろるはん
ひたひたと児の足せまる蟻の道
わらべ詩
向かうからへの字に曲がる蟻の道
ゐるす
突進の蟻よ帰巣は母のごと
阿波豊
鬼棲みて蟻踏みつぶし紅をさす
伊藤はな
蟻の道掃いても掃いてもきりもなや
伊藤欣次
蟻はぐれ寝仏の足南蔵寺
伊予吟会 玉嵐
縞縞と蟻の織り成す交差点
伊予吟会 福嵐
一足を留む蟻てふ友を見て
伊予吟会心嵐
新築の土台に沿ひて蟻無数
位子
狙う指気配を知るや蟻硬く
位相朗
働かぬそれも辛かろ怠け蟻
井田みち
食卓の上の油断や蟻二匹
郁李
倒木は蟻の城らし大家族
一宮寅五郎
我の目も猫の目も追ふ蟻の列
一心
長の声聴て蟻の美列なり
一炊
大き獲物曳くや小蟻の後ずさり
一生のふさく
蟻の列共に向かう学ぶ場所
一匹狼
南米の蟻この星を半周す
一呆堂
雨過ぎて蟻の背中の雫垂れ
一律
あゆみ止め思いにふけり蟻と我
稲城人
列離れ物陰に消ゆ蟻有りき
羽尾理紀
屍を弔う蟻の土まんじゅう
卯辰
草の香と蟻を一匹連れ帰り
卯年のふみ
巣穴出で転びし蟻や薄明かり
栄魚
蟻強し崖から落ちて怪我もせず
永想
今朝もまた大地縫ひ初む蟻蟻蟻
越佐ふみを
屑屑と蟻働きぬ通勤路
榎本みわ
蟻死ねど見向きもせずに蟻の列
公園で蟻踏まぬよう遊ぶ子ら
苑菖
葬送のやうな屍と黒き蟻
塩の司厨長
温顔の地蔵と供物賜る蟻
塩豆
身の毛たつ蟻を発見我が厨
横じいじ
人間を煽っていそうな蟻の列
横溝 麻志穂
山散策里より大きな蟻見つけ
音澤 煙管
淡紅色香りに誘われ蟻廻る
音澤 光
虫がいて蟻が取り巻く地獄かな
加藤賢二左右衛門
踏まれても壊れてもまた蟻の道
加藤晴雲
足跡を残さず行くやはぐれ蟻
加和 志真
蟻たちや未知なる道を道なりに
可笑式
女王に逢へる事無き蟻の道
夏柿
蟻さんよやはりそうかよ雌強し
暇親爺
蟻集い白き砂糖の見え隠れ
河内のまさやん
蟻の列また熊猫の崩しけり
花 節湖
実直は冷酷を生む蟻の隊
花屋
てのひらに蟻遊ばせてゴリラ笑う
花河童
むせ返る地脈に巣食う蟻の城
花咲明日香
単身の段ボールの巣迷い蟻
華音
蟻の道辿った蟻の巣土の中
蝦名 瑠緋
蟻順に群がり運ぶ死が一つ
蛾触
蟻蟻蟻ひかり背負いて膝栗毛
雅雅丸
蟻の列年中無休の表示し
雅由
蟻たちと共に働く野良仕事
介タマ母
蟻たちのあゆみトルコ行進曲
海月漂
父ありき蟻を眺める父ありき
海風山本
蟻の背に似合わぬ大きな翅一つ
街路
ぞろぞろと蟻の葬列かもしれぬ
垣内孝雄
溺れたる蟻を助けし鳩の嘴
梶  鴻風
ワンルームまだ友もなく蟻を飼ふ
葛谷猫日和
蟻の道行く方追えば勝手口
釜眞手打ち蕎麦
蟻の列離れ我が道進みけり
勘太郎
呼び鈴を押せば手元に蟻のをり
甘泉
せつせこと蟻よひと息つきたかろ
岩のじ
ままごとのママのスカート蟻が這ふ
岩魚
蟻の道終点にいる人優し
喜一郎
蟻だって見上げる富士へ畏敬なり
岐阜屋根の草
悠久の歴史遺産や蟻の列
幾恋良石
歩兵から王へと歩みゆく蟻が
紀貴之
砂糖壷見つけて続く蟻の道
貴船貞女
ナマケモノの檻を囲める蟻の列
貴芭蕉
人形に委せる窓辺蟻の列
吉良水里
一匹の蟻の迷える窓しんと
桔梗
蟻と蟻アンテナ通じ餌のもとへ
久衛(ひさえ)
世を繋ぐ一糸乱れず蟻の列
久仁重
蟻の列なにを避けたかSとなる
宮下 倖
蟻を追う何やら運び古墳跡
宮写楽
同じ母皆同じ顔蟻の列
宮島ひでき
険しきは豊洲への道蟻の急く
宮﨑紅清
蟻の列はみ出す蟻の五六匹
弓女
黒蟻のグットナイトな塚の中
虚見魚
蟻つぶす手に古里の香り来て
京丸
なまけ物蟻の様に働けば
京子
小粒なる蟻のピリリと吾を噛めり
京野さち
境内の影に日向に蟻の塔
玉ゆき
組織より離れる蟻の二三匹
琴女
蟻塚や蝶の翅まで飲みこめる
近澤有孝
大広間ひとりの蟻が縁渡る
金亀 子
陽射して蟻見え隠れす木肌かな
金治宜子
大荷物何処から入れる蟻の巣は
空翆
美しやこの走る蟻日の落ちる
栗田もとえ
北の脅威に悠々と蟻の国
群馬の凡人
もう帰ろ夕日背おいし吾子とあり
啓泉
軽々と木の根を越える蟻の道
圭右
脚に点一歩が万歩迷子蟻
結城里部
しゃがんでる園児の視線蟻の列
月のうさぎ
道草に蟻の足音耳すます
月砂糖
大きなる荷物運びて大き蟻
権蛇邦子
嘘紅く胸染めあげて蟻は生く
犬井山羊
右往左往飛び出す卵蟻の塔
犬散歩人
小径(しょうけい)に黒点ありて蟻ありて
玄鳥
満州を引き揚げたるか蟻の道
玄冬庵
蟻の士や巨人ヶ峰を踏破せむ
古屋凍雲
子は不思議我は浪漫と蟻の列
古山晶
我が虫の居所悪し蟻散らす
古椿
蟻の列辿り出会す骸かな
古都鈴(ことり)
蟻たかり黒き色なるハッカあめ
孤鐘恭子
出勤や車内に迷い蟻のあり
己心
モリカズの蟻にならんと息を吸う
戸田ウグラ
一夜にて蟻の巣連峰原に出現
娯李音
はぐれては行きずり同士蟻の列
鯉太郎
腹這いてスプーン越しの蟻の尻
光風
赤蟻やアフリカ象にへばりつく
公毅
狭庭にも五叉路三叉路蟻の道
ありトコトコうえ木ばちのふち一周り
幸の実(8才)
蟻の群れ黒き何かと思わざれ
康公
うたかたの墓場へ続く蟻の道
江戸川青風
ガリバーや真黒き蟻に囲まるる
香舟
蟻つぶを目の高さより落としけり
高橋寅次
蟻を見る吾がいて吾を見る巨人いて
高村優雨花
マグマへとひそとそびゆく蟻の城
高尾彩
終戦や一図に歩む蟻の列
黒船
こんもりと蟻の蹴り出す土の粒
今井佳香
外港に招かざれるの火蟻来る
今治・しゅんかん
甘いのか足をかむ蟻はらいのけ
今日はアッシー
働かぬ働き蟻が働く日
根曲がり
ずうるりと引きずる図体蟻進む
根本葉音
指先に威嚇ポーズの黒蟻
佐々木信天翁
律儀やな理路整然と蟻は行く
左門
黒蟻を避けて躓く風呂場かな
彩 お茶子
異端児の蟻や孤独ならむ東京
歳三
蟻なれば働くことが生きること
堺の攝子
ここ9階一糸乱れず蟻小隊
榊裕江子
観音様見ないふりする蟻の道
桜姫5
蟻になって後悔の無い人生といいたい
桜木レイ
三百歩で俺の一歩を蟻が行く
札六
古本の折り目にひとつ蟻の骸
雑草おばさん
太陽に従へる蟻の軍隊
三子
香を探るごとくに蟻の戻りけり
三輪えつし
一匹の蟻の動かず墓の石
三輪佳子
蟻の塔知らずに通る皇居前
三毳
寝て羊起きては蟻をかぞへたり
山の中のオクラ
田畑を手放す日かな蟻の列
山姥
裏庭にいくつもいくつも蟻の墓
山湖ひかり
夕暮れのクォーツ時計や蟻々蟻
山西琴和浦
赤蟻や野良着脱ぎ捨て声荒げ
山川咲
ガラス瓶穴掘る蟻の甲斐甲斐し
山田ノムオー
江戸の頃参勤交代蟻の列
山都屋
蟻塚に見入る眼のまんまると
山歩き
雄の死や君臨したる女王蟻
山本 力
澱にて蟻の門渡り行き悩む
山本嘉子
老夫婦食べこぼしすぐ蟻行列
惨風1
先達についていく蟻いかない私
惨風3
黒アリが荷物を運ぶ健気かな
四季
風化する蟻騒動のその後かな
四丁目
垂直に二階へ続く蟻の列
四葉
蟻踏みて生殺知りて息を呑む
紙威
コンクリートの穴へ蟻音もなく
紙魚
身に余る餌引く蟻の黒光り
紫香
蟻累々と山肌の白き指
紫檀豆蔵
群がりてミミズ死骸も蟻の餌
詩楽麿
蟻の列戦国時代の城造り
治もがり笛
くるくると水面で遊ぶ蟻の船
七色海月
スコップから砂とこぼれる親子の蟻
七生姫
一匹でオロオロ歩くはぐれ蟻
舎人
帰り道蟻はいつまで働くの
紗々
鼻歌に合わせて歩む子と蟻と
寿山
人来たる共に小さき蟻来たる
周次郎
玄関を横切る蟻の列くずし
宗貞
イチローのやうに働く蟻の列
宗本智之
我の手に老化を知らぬ蟻登る
秋雲
病む時は蟻の様子を見て過ごし
秋月なおと
山間の群れぬ生き方大き蟻
秋光
目の上に獲物かついで蟻急ぐ
秋桜
覚えたるみはじ計算蟻の道
秋色あじさい
吾の如き怠けの蟻の居るやかも
秋津州はじめ
葬列がごと白きを運ぶ蟻の列
秋乃さくら
地を這う角砂糖ひとつ蟻の群れ
出席番号43番
台所足をすくます蟻の道
春と夏子
砂遊び蟻の仕事と比べっこ
春果
蟻の夢やはり死体を巣に運ぶ
春雪
蟻二匹頷きあひて西東
春川一彦
黒々と蟻固まりて蝶を喰む
春日のツバメ
蟻の道一度は外れてみたいもの
春日のぽんぽこぴーな
ピンヒールの溝を進みし蟻の群れ
春明
なまえだけ働き蟻でさぼってる
春爺
葬列の後は宴や蟻の列
春野いちご
蟻に問ふ後悔のない生き方かと
順女
青空や芝に寝そべり蟻を追ふ
勝子
蟻の列白き骸を担ぎたり
小鞠
蝶の翅帆のごとくなり蟻の道
小橋春鳥
斥候の蟻一匹や首もたぐ
小石日和
半眼を通り過ぎたり蟻の列
小千住
ビル風に煽られ行くか吾も蟻も
小川まこと
蟻運ぶ屍(しかばね)吾を重ねたる
小田慶喜
五分とかや何を背負ひし蟻の道
小童
蟻観察二人の時間定年後
小梅
キャンバスを這う蟻乾く絵筆かな
小望まど
ドナドナドナ贄を運び行く蟻蟻蟻
松浦麗久
首筋を拭う手に蟻捩れてる
松永裕歩
青空の下灘餌押し込む蟻
松山
蟻がなす結界越えん三才児
松山女
蟻の列むずむず巣へと埋もれけり
松田文女
雑種犬蟻一匹に後退る
松尾寒蝉
左折する蟻の習性吾もまた
松野英昌
蟻叩く我が手の汚れ誰拭う
笑々
ぬっと突き出した児の指先に蟻んこ
笑酔
大木の天に届くか蟻登る
上江洲 睦
うたた寝や蟻のチクリに黒きあと
常陸人
アスファルト列なして黒き蟻
植木照美
巨大蟻蜜に歯を剥くアボリジニ
寝たきりオヤジ
指先を蟻に噛まれてしまひけり
慎吾
蟻を見る一人しゃべりのまるいほほ
新藤柑子
合戦だ蝶の旗持つ蟻の群れ
森健司
石段の蟻を吹く子と無口な子
真宮マミ
クローンも混じりゐるらむ蟻の列
真柴みこと
何をする?気力ないとき蟻んこは
真珠
働き働きついに浄土の蟻なるや
神山やすこ
髑髏から蟻の這い出る現場かな
水間澱凡
アリスの国へらせん階段に蟻
水夢
草ぬけば蟻わらわらとあふれでる
睡花
列をなしどこに運ぶか蟻世界
粋仙
蟻一つ昼寝の猫は髭揺らし
粋田化石
アリアリアリの急ぎし先に淡き羽
粋篤
焼けた土蟻千匹の日向渦
粋流
巣穴より大きな荷物運ぶ蟻
翠穂
風吹きて溺れる蟻に藁一つ
酔楓
蟻塚も昭和三丁目の空き地
酔風
コーラ瓶ありんこ集めし丸い指
杉浦貴子
隊商を組んで砂場を渡る蟻
澄海
松籟や句碑の台座を遊ぶ蟻
瀬々葱坊主
屈む目の先に現わる蟻の道
瀬波秋鮭
縁側で参勤交代急ぐ蟻
星降松
時に空仰ぎたかろう歩む蟻
星野碧
蝉一頭担ぐ蟻の道騒めく
正子
かしましきをみなを避けて蟻の群
正木児童
蟻さんと話したことを思い出す
清水羽衣
腰掛けた素足の肌を上る蟻
聖右
突風や飛ばされ直る蟻の道
西山哲彦
鉢底を返して蟻のみぎひだり
西川あきや
黄昏て木の罅深く蟻帰る
西尾婆翔
天竺の宝を運ぶ蟻の道
誠馬
A教授の講義聞く蟻二三匹
青い月
堂々と蝶を浮かべて蟻の列
青玄
白昼夢ダリの蟻達と空を飛ぶ
青泉
蟻の塔虫歯の如く崩れ去り
青木茂
一生を働く蟻か列なして
斉藤ふみえ
真つ逆さまに立木をくだる蟻の道
石井せんすい
蟻塚を一指で壊すガリバーよ
石野上路無
蟻列の隣村まで行きそうな
千の葉
行列や昨日の蟻は何番目
千波
蟻塚や幾世代経て尖塔と成る
千葉睦女
ビリケンさんの足元蟻一匹
川崎黒猫のきょん
眼の中の蟻や一匹いや五 匹
川島 欣也
蟻渡る木の葉の舟で未知の岸
泉水
蟻の道雨来るらしや今朝は見ず
浅見弓楽
砂利白しひとりっ子と蟻一匹
浅田チコ
生きている意味は知らねど蟻の列
祖乞
病巣を蟻に喰はせむ半休日
遡上 礼
美しきツリーの如く蟻の塚
倉の人
蟻一歩吾一歩とて回る地球(ほし)
想予
蟻一匹殺さぬ顔で永田町
蟻の列たどった先に食べこぼし
蒼香
御神木上り下りの蟻光る
霜月
都心暮るによきによき塚から蟻の列
多事
蟻を見てゐる我を見ている神を見てゐる
多々良海月
蟻のまま手探りをして這い回る
太平洋(たいへいひろし)
赤錆びの鉄橋わたれ蟻の列
鯛 風
白昼の爆撃蟻の列絶えて
大橋弘典
東北の被害の中に蟻もいる
大三郎
蟻群れて白帆の如き羽運ぶ
大谷如水
庭先の死骸の蟻は孤独かな
大津美
白日に軍靴響くや蟻の列
大島涼波
蟻の見る吾の悩みは大きいか
瀧まさこ
蟻と生れ蟻と死ぬとも生き延びむ
達哉
身投げの如餌の重きに蟻穴へ
谷あやの
足欠けた老兵蟻や青岬
端池
宅配の荷より這いでし里の蟻
竹さ
雨上がり雲去りてまた蟻の列
竹春エリザベス
ラーメン屋光る黒線昼の蟻
竹吹き
蟻直進我が人生斯く如き
竹林
砂跡に子等の靴跡蟻を追う
蟻の列をさな児の歩をとどめをり
中村 智子
石畳蟻踏む人のなかりけり
中嶋浄土
新築やありにはあはれみまかりぬ
中野久子
触覚の点を辿りて蟻の這う
衷子
この蟻未だ知らぬぞ蜜の味
朝ぼらけ
蟻の群れゆとり世代も居るもんだ
町の案山子
庭仕事石動かせば蟻の国
長谷川ひろし
羽ありて敵か味方か飛べぬ蟻
鳥好き
眩しくないか夕日射す蟻の道
直桂
大荷物入り口ふさぎ蟻の列
鶴田梅勝
意気ようよう旗をふりふり蟻五万
貞山
子らの影付き従えて蟻の列
定吉
目に見えぬ軌跡辿りて蟻の列
泥酔亭曜々
部屋の隅蟻の行列噴霧する
田中さっちゃん
ロボットの開発蟻に学びたり
田中ようちゃん
うねうねと蟻の轍やなまめかし
田中史子
地上最強装甲蟻軍黒備
田邉 真舟
草を引く軍手に負けじと蟻歩む
渡辺圭三
長い列指揮取る蟻は何処にや
土屋 木漏れ日
まじまじと壁の蟻見て奮う猫
土耳古猫
蟻多き畑は手入れが足りぬとな
冬菫
千匹を数え蟻穴埋め戻す
東山
ガリバーの靴にぶつかる蟻の列
東尋坊
3.11の不安を今も蟻の塚
東川
児の造る城に出現蟻蟻蟻
桃福
老残の蟻ぞ戦ふ人はいさ
燈穂
蟻の巣をたどり地球をめぐる旅
藤すみ
蟻の列私の眩暈など知らず
藤ちどり
大風に吹かれてもなお蟻の列
藤井眞おん
真昼のお辞儀足もとの蟻見上げ
藤鷹圓哉
一頭の蝶を騒いで蟻の列
藤田康子
蟻の列まさか我が家に来ないだろ
藤娘なつ
ピコピコとぼくもつづくよ蟻の列
藤野あき
蟻百匹並び地球の切り取り線
豆田こまめ
次の世も働き蟻か尋ねたし
陶然
蟻見つけゴジラに豹変一歳児
洞奈津子
角は角円は円なり蟻の道
瞳子
樹脂甘き板谷楓や蟻のぼる
徳永 北道
デパートより掃かれて蟻の商店街
凪野たいら
世の中を蟻の目線で見てみたく
南雲風花
蟻あまた骸を担ふ野辺送り
南亭 骨太
ご飯粒運ぶ蟻等の道険し
南風
羽揺れる蟻の行列祭りかな
二上松風
飴玉に蟻の溺れて還らざる
日田路
巣造りかイチジク幹に蟻の列
日本酒
土くれを登る大蟻迷い無し
猫楽
わしゃわしゃと砂地に伸びる蟻の川
猫渓
ためらはず蟻踏みつける若さなり
猫楠
裏戸から棚へと急ぐ蟻蟻蟻
波音
かくかくと蟻の荷のゆく地べたかな
波世遠
田舎から荷物開ければ蟻が出る
馬場馬子
早朝の蟻行軍を睨む主
俳ビギ名
氷菓子の雫みつける蟻のゐて
俳菜裕子
大切なもの運びたる蟻の列
背馬
強そうな蟻大きくて真っ黒け
博光
渡りきて早国産のひ蟻をり
白晃
蟻いずる朽ち木の辺り空青し
白桜
砂場の蟻子らの手足に餌探す
白山
本日の議題は蟻のタンクかな
白瀬いりこ
見上げたる高層ビルの床の蟻
ため息をつけばアリが「上を向け」
八荷総市郎
蟻の道先の骸御馳走にせむ
半熟赤茄子
猫の手の静かに触れん蟻の死に
飯田 青
子が握る土団子屋に蟻の客
尾上真理
蟻一匹行きつ戻りつ狼狽える
美山
突き出る地つつく子ら蟻出るわ出るわ
美年
登校の列が避けるは蟻の列
浜ちよ
飲み屋街威風堂々あり帰る
風らん
黒蟻や首傾げては這い出でる
風花
蟻塚の脹らみよけて猫が行く
風紋
雨粒も運べるかもと蟻見てる
風由花
廃村に墓残しあり蟻の列
風来
うたかたの蟻とこしえに巣を巡る
風来松
蟻登る古木の先に甘き蜜
服部聖治
蟻の道蟻の頭の行列す
群れ嫌う我は脱落蟻社会
平塚雪月花
ぷちと消ゆ蟻の命や爪のなか
穂の美
ひとすじに蜜をもとめる黒い蟻
母里
蟻の群れ音なき音に呼応して
峰江
醍醐寺を臨める山へ蟻の列
峰泉しょうこ
呑み込まん我が儘一つ蟻真似て
方寸
街の灯に青々と見ゆ蟻往来
萌久
空缶に蟻のあぎとの憩ひかな
蜂喰擬
雨上がり髭の手入れの蟻ここに
大空や竿先廻る迷い蟻
北村 鯨子
蟻も人文字作るべし甲子園
北村崇雄
蟻や高層ビルの八階の寺
北大路京介
行軍の砂漠の匂い蟻の塚
麻呂助
一匹の蟻一匹の個性かな
抹 香
乱れなく勤務す蟻は針隠し
未知
しゃがみこむ園児の影を蟻の列
未々
蟻拾ひ這わせて楽し本の上
稔久
終わりなきシリア内戦蟻の塔
夢ひとすじ
斥候の戻りて忙し蟻の塚
夢見亭笑楽
土煙ひかる前進蟻の列
夢芝居よしみ
ゾロゾロと働き蟻や巣に運ぶ
骸曳く蟻を見てゐる木陰かな
椋本望生
ひとり知る焼き上がりおや蟻たちも
明 惟久里
主なき廊下にかかる蟻の橋
明女
蟻の眼や壁画見通すピラミッド
免疫力アップUP
蟻の行進ひとり見送る朝のこと
綿井びょう
蟻塚の耐震工事未完成
妄 児
蟻の列思ひは遥か桶狭間
木人
ドイツ語で労ひ交はす蟻の列
木村ひむか
初めての自由研究蟻のこと
木槿
赤蟻や樺戸道路の赤い人
勿忘草
蟻登る人の体はマンモスだ
紋舞蘭
乱されてまた整然と蟻の列
野ばら
蟻の道辿れば米朝談ありか
野水
我ゆっくり蟻いそがしく山登る
野々ゆか
蟻の列踏まずにランドセルの列
野良
蟻あり蟻萩往還のお茶屋跡
薮久美子
欄干や端から端へ蟻眩し
優純bow
定年の朝見た蟻らの出勤
勇進丸さき子
山蟻や電波届かぬ里の暮
湧雲文月
砂浴びの雀蹴散らす蟻の塚
由坊
子らの右手にルーペ左手に蟻
裕月
無造作に蟻の帝国破壊しぬ
遊泉
雨の前卵を銜え並ぶ蟻
洋鳳
蟻立つや熊野へ参ると言ひ残し
葉月けゐ
蟻とてもこの世の為にいるものを
藍植生
異国語の行き交う港赤き蟻
李子
ひさしぶり出窓に集う蟻よ蟻
里之照日日
あたふたと先頭知らず蟻の列
里甫
この街の蟻も私もかたくなで
立川六珈
赦されている着いた手に蟻が乗り
流川透明
運ぶとも遊ぶとも蟻はなびらに
留野ばあば
餌運ぶ蟻の道あり掃かでおく
隆星
老いた日に何処へ向かう蟻よ蟻
緑の街
半年後冬が来ますと蟻の言ふ
玲風
働いて働いてなお蟻の列
蓮の実
テーブルに蟻かぜに乗って来たのか
六花
日ざし強く小葉運びゆく蟻の群れ
六々庵
斥候の蟻あたふたや蓋固し
和音
絶え間なく黒き行進蟻の道
和田東方
甘く匂う蟻の葬列足元に
蹠の影しのびより蟻の列 (あなうら)
巫女
走り根を越しゆく蟻にガリバーの眼
彌超(やちょう)
狭庭ゆく蟻から軍歌聞こえくる
朶美子(えみこ)
蟻が溺れるプールほどの水たまり
櫻井葉子
蟻の列砂糖が最初さしすせそ
洒落神戸
何処行く先頭の蟻のみぞ知る
淺野紫桜
八千年琥珀に抱かれし蟻の孤独
澤木淳枝
下草で見えて隠れて蟻の道
祺埜 箕來
待ちぼうけ足元を往く蟻過ぎゆ
綵加
起き抜けの厨占拠の蟻の群れ
聰子
衛星や蟻の足あと陽に探す
山の神蟻の母さん肝っ玉
萬代草舟
その小石持ち上げるのか蟻はみな
蓼科川奈
幾年を過ぐるや蟻の攀じる墓
蓼蟲
仕事終え書斎に蟻の一匹よ
霖之助
ガリバーの声追跡や蟻の列
蜜もらふ蟻のしぐさの忙しき
髙橋冬扇

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