俳句ポスト365結果発表

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  3. 老鶯

第194回 2018年4月19日週の兼題

老鶯

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

この先は老鶯の夢ですか
ラーラ
老鶯を聞く耳たぶのペリドット
ラーラ
老鶯の総身豊かにふくらみぬ
一阿蘇二鷲三ピーマン
老鶯やぎぢぢぎぢぢとかづら橋
一阿蘇二鷲三ピーマン
老鶯や仏師の鑿の青光り
樫の木
老鶯の一声荒神の祠
樫の木
老鶯を一刀彫りのごとく聞く
牛石
老鶯や昔教育勅語とか
牛石
老鶯や三角点は四角柱
山香ばし
老鶯や山は直角石切場
山香ばし
老鶯や草総立ちて逆らはず
山西琴和浦
老鶯や杜の鎮守のささめごと
山西琴和浦
老を啼く鶯傾ぐ墓石群
星埜黴円
老鶯や遠野の郷の霊異譚
星埜黴円
老鶯や鼻筋にそひ打てる鑿
TAKO焼子
老鶯や鳳凰に照る応為が緋
TAKO焼子
老鶯や城の跡てふがらんだう
あいだほ
老鶯や眠さうな点呼の広場
あいだほ
老鶯や土偶に美しき双曲線
かまど
老鶯や鋸山は青く濡れ
かまど
老鶯や酒屋の棚にさす日の斑
かもん丸茶
老鶯やなにかにつけて萬金丹
かもん丸茶
老鶯や海に迫りて千枚田
ぐべの実
遠き帆に老鶯の声届かざり
ぐべの実
老鶯や噴門に腫瘍の写真
ことまと
濃緑を鳴きて老鶯常ならず
ことまと
老鶯や湖面に漣も立たず
さとうりつこ
老鶯哭く子の欲しや子の欲しや
さとうりつこ
老鶯やダム湖へ糸雨の柔らかく
しゃれこうべの妻
化石掘る鑿へ老鶯応えけり
しゃれこうべの妻
老鶯やリュックはみ出る酒の瓶
シュリ
老鶯や金出た山のつづら道
シュリ
鳴き切つて老鶯の透きとほる
すりいぴい
老鶯鳴く丸太ごんごん流れ来る
すりいぴい
峡谷は音叉老鶯覚めてより
たんじぇりん金子
おいうぐひす一行詩とは媚薬の香
たんじぇりん金子
老鶯に透けたる真澄鏡かな
ツカビッチ
老鶯よ工期は遅れているらしい
ツカビッチ
老鶯はちみつ漬けの滴らん
つぎがい
老鶯の沁むや標に針葉に
つぎがい
老鶯や画帳をすべる夕日影
てん点
老鶯やダム湖は緩く蛇行して
てん点
老鶯や逆巻く淵の鈍き照り
とおと
目庇ふかく老鶯のこゑを見む
とおと
ねむれねむれらうあうとほほづゑのまま
どかてい
ペーパーナイフ夏鶯の尾はふるふ
どかてい
老鶯の遠音へ猛るチェーンソー
トポル
老鶯のホーの伸ばしの後のタメ
トポル
コッヘルに酒注ぐ辺り夏鶯
にゃん
その木よりさきひとの山老鶯
にゃん
老鶯や野間馬の四肢骨太く
ぽろたま
老鶯や雲は泥みて声ひくし
ぽろたま
老鶯や子宝の水汲む婦人
まどん
老鶯のあつけらかんと空しかく
まどん
釜風呂に杣夫の親子老うぐひす
みなと
カルデラを下る迂回路老うぐひす
みなと
型紙を擦り終われば老鶯の声
やまなすび
老鶯や山から童子がやってくる
やまなすび
老鶯や子のなき銀婚の殺意
りう女
閑居して老い鶯の伊豆訛り
りう女
朱子学や空の青老鶯の碧
或人
老鶯の声掻き分けた先に海
或人
老鶯の声峡谷の底見えず
安達竜胆
天窓より降る老鶯の声しづか
安達竜胆
金彩の曼陀羅絵図やなつうぐひす
伊奈川富真乃
老鶯の湯治場にさす将棋かな
伊奈川富真乃
老鶯啼けば昼下りの陽甘し
育由
老鶯啼くやオカリナに穴八つ
育由
壺まわすろくろひゆるりら夏鶯
卯MOON
老鶯やラ音綺麗にうらがえる
卯MOON
老鶯や水筒だぼんそれつきり
遠音
帽子脱ぎて老鶯のまどかかな
遠音
老鶯やみづをたたへし飯豊山
可笑式
老鶯や登記簿にない境界線
可笑式
老鶯や年輪二百の切株
夏柿
老鶯のこゑを見つけて塩むすび
夏柿
秘湯とはならず老鶯の声あがる
花伝
森の色より濃くなりて老鶯
花伝
狼の骨埋む渓老鶯鳴く
亀田荒太
老鶯と吾のゐて青き空の底
亀田荒太
老鶯の山のホテルへ牛乳屋
月の道
老鶯の響に育つ乙女滝
月の道
老鶯や貝の化石と空と吾と
広瀬 康
老鶯のこゑ硬水のごときかな
広瀬 康
老鶯の谷に名高き百名水
香壺
老鶯のこゑ魚飛渓に溜まりけり
香壺@魚飛渓=うおとびけい /香壺
老鶯や施錠忘れて帰山せる
香壺
老鶯の窯出し祝う如き喉
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
老鶯や江戸屋の免許皆伝す
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
老鶯や神宿りたる縄文杉
彩楓(さいふう)
老鶯や礎石のみなる陣屋跡
彩楓(さいふう)
老鶯のかしがましさも斬馬剣
三毳
老鶯やここは江戸川中の島
三毳
老鶯の啼いて火星を黙らせる
次郎の飼い主
風の字の大きな句碑や夏鶯
次郎の飼い主
老鶯よ途中下車では淋しいか
朱河
あかときの老鶯美しきカンパネラ
朱河
老鶯やきゆるきゆる廻す窓の鍵
純音
老鶯や小店の壁にチェ・ゲバラ
純音
天狗岳老鶯のよく通る
小川めぐる
老鶯や雨上がりたる竜ヶ渕
小川めぐる
夏うぐいす息は腹まで吸うて吐く
小泉岩魚
老鶯や飛鳥の里の黄丹色
小田寺登女@おうにいろ=赤橙色
老鶯や片手に重き弥勒石
小田寺登女
老鶯や避難路標高五メートル
小野更紗
老鶯や空に零るる泪壷
小野更紗
老鶯や壁の冷たき旧校舎
倉木はじめ
老鶯の声や母音のまるくなる
倉木はじめ
乱鶯とひかりにまみれ宿の朝
村上 無有
老鶯やこずゑから降るひかり降る
村上 無有
老鶯やくろがね小屋の硫黄の湯
竹庵
老鶯や手賀沼べりの白樺派
竹庵
老鶯の沁みるいちばん奥の疵
鳥坂
老鶯の鳴くのは淋し鳴かぬのも
鳥坂
きよしきよしとなくや老鶯天狗岳
津軽まつ
根曲りの竹のずしりと夏鶯
津軽まつ
老鶯や馬頭観音額に目
辻が花
老鶯や産土神の力石
辻が花
火の始末して老鶯の青き聲
登るひと
らうあうやふっかつのじゅもんがちがいます
登るひと
老鶯や煙管の一服の美味し
桃猫雪子
老鶯や雲は孤独に群れてゐる
桃猫雪子
老鶯を追い柔らかく被弾せり
薄荷光
老鶯のこだま木霊を産みて黙
薄荷光
老鶯や天狗の鼻の上にゐる
比々き
老鶯や美しく紙穢す筆
比々き
老鶯や地層の縞の二億年
富山の露玉
風三度吹きて老鶯二度鳴きぬ
富山の露玉
夏鶯こぽほぽ湧水のしらべ
蜂里ななつ
風囃せばひときは老鶯吟じをり
蜂里ななつ
老鶯や耳の欠けたる濡れ仏
凡鑽
老鶯の声は濡れたり森もまた
凡鑽
老鶯や村の選挙の無投票
有瀬こうこ
老鶯や秘湯のぬるく濁りたる
有瀬こうこ
老鴬の姦し油田出る噂
ウェンズデー正人
老鶯やかわらはおおきないしばかり
むらさき(5さい)
老鶯の来て山はいま山となる
玉木たまね
老鶯が応ふ山彦居留守かも
でこはち
祟り神乱鶯に耳欹てる
ぼたんのむら
したたるほどに老鶯は声を撃つ
24516
老鶯や吊り橋やはらかに揺れる
都乃あざみ
老鶯や寸胴鍋の底に穴
☆彡ましろなぎさ
老鶯や河童橋まであと二キロ
28あずきち
老鶯や祠の供酒に猿の毛
99カリン
老鴬や記憶に母のミシン音
cosmos
老鶯や墓石の如く雨に立つ
GONZA
老鶯や人許されし時代の終わり
HGDT
老鶯のこゑ樹々に穴開くほどに
Kかれん
老鶯や煉瓦廃墟を覆ふ樹々
Mコスモ
夏うぐひす絵本は白く碑は遠く
Y雨日
老鶯がリュックの水を甘くする
あいむ李景
老鶯の真っ只中のかずら橋
あさり
老鶯やサナトリウムの静かな時間
あつちやん
老鶯は桃源郷にいるのです
あつむら恵女
老鶯や朝の伽藍の風止みぬ
あまぐり
老鶯や首のタオルを浸す沢
あまぶー
老鶯や石垣空へ刺さりさう
あるきしちはる
老鶯のせわし谷間の水速し
いくらちゃん
老鶯や湯殿に登るケーブルカー
いごぼうら
老鶯や写経の筆のはこびよし
いち瑠
老鶯や村会選挙最終日
いつき組リスナー班旧重信のタイガース
天山に風の道あり夏鶯
いつき組福岡リスナー班由美子
老鶯や切子の影の赤と青
いづみ
老鶯や改札口に丸太椅子
いまいやすのり
老鶯の声匂い立つ吉野山
いもがらぼくと
ほうほうと老鶯ほうと翁さぶ
ウロ@翁さぶ(おきなさぶ)
老鶯や風と共鳴したき朝
うに子
山川に老鶯の声みずみずし
うりずん
チェーンソー止む老鶯谷を渡る
おがたま
老鶯の山にご機嫌伺ひに
おけら
老鶯に雨やはらかし高野杉
かぬまっこ
老鶯の渡る谷山青響む
かのたま
老鶯鳴いて座敷では運命戦
かをり
老鶯や風にたわみし竹百幹
きのと
老鶯の声をゆたかに日の暮るる
ぎんやんま
老鶯とよめくどよめく湖の波紋
老鶯やぶわと膨れて音符吐く
老鶯や最後はカンツオーネで決める
くさぐき
言ひ聞かすやうに老鶯の朝
クズウジュンイチ
老鶯の声に羊羹なほ甘し
くめ仙人
老鶯や雨のにおいがする三時
くろべぇ
老鶯や遊女の家のほの明かり
くによ
老鶯や雨音色の九十九湾
くま鶉
老鶯の声にあなたの骸鳴る
クラウド坂上
かくり世を老鶯つひに告げざらむ
くらげを
こゑ追へど夏鶯の透きとほる
くりでん
老鶯の鳴きやまぬ恋人岬
こじ
老鶯の結界は此の鳥居から
ことだ銀雨
老鶯や大銀杏へと磴上り
こなぎ
老鶯や母の下知にて掃除する
さきの咲野
老鶯や野に雑じりても音光る
さくみ
老鶯や光たづさへ谷渡り
さとう菓子
老鶯や神籤にべしの文字あまた
さるぼぼ@チーム天地夢遥
老鶯や大観峰より阿蘇五岳
しいちゃん
老鶯や鶏二万羽の埋葬地
シニアモモ
老鶯の声竹林の天を貫く
シマノ万里子
六根清浄だから夏うぐひす
じゃすみん
老鶯のあまよろこびや山静か
しょうき
老鶯のなきごえひとつかくしたよ
ちま(4さい)
ラジオ消す夏鶯だった気がして
ちゃうりん
老鶯やしとど匂へる七合目
でらっくま
老鶯や鄙の駅前シャトルバス
ときこ
老鶯や賢治の耳は万華鏡
ときめき人
老鶯よ靄めくりゆく陸蒸気
としなり
老鶯や一千回の型稽古
としまる
老鶯聞く玉ねぎだけのカレー食ふ
せり坊
老鶯や兎にも角にもカツカレー
とつかあ太
老鶯や不法投棄対策室設立
ながら
空明し残鶯笹にさゆらぎて
なご
老鶯の啼くや天鼓の玉響に
なにわのらんる
あめつちのあはいには唯老鶯のうた
ニット
老鶯や高天神城土塁跡
ぬらりひょん
老鶯や一瞬にして湖は鏡
ねもじ
老鶯や早乙女の焼く酵母パン
のぶ子
老鶯に指十本の遠眼鏡
のら
老鶯や大山津見神は昼寝中
はまのはの
諍いもまた美しき老鶯や
はむ
老鶯や朝鮮出兵陣の寺
ぴいす
老鶯や猪名川町の屏風岩
ピーター
老鶯や「唐詩選」読む無人駅
ひいらぎ
老鶯や道路建設阻止の旗
ヒカリゴケ
安曇野の老鶯や山支度
ひでやん
残鶯やゴム跳好きの校舎裏
ひねもす
老鶯を待ちて青は深くなれり
ひよこ豆
夏うぐひす振り返るたび独りなり
ふきょう和音
老鶯や遥けき路も大和なり
ふくろう悠々
老鶯やまっこと碧き吉野川
ふさこ
谷幾重恋幾度や老うぐひす
ふじこ
老鶯や売込み文句聞き直し
ふっこ
老鶯の囁き君の耳を噛む
ふみの
老鶯やなほ美しき還暦の妻
ふるてい
老鶯や鷹女の像はきもの着て
ヘリンボーン富樽
老鶯に大阪のそら透きにけり
ほしの有紀
老鶯やてらてら谷の石の昼
ほろよい
一樹の奥に老鴬の書斎あり
まさこ
老鶯や渓のみどりに鳴きわたり
まなたか
老鶯や次の声待つ缶珈琲
まるちゃん2323
老鶯やカヌー湖面を開きゆく
みかりん
老鶯や夕日籠りし竹さやぐ
みつこ
老鶯や半紙の「一」の「止め」に丸
みのる
老鶯や飛鳥の里の結び松
みやこわすれ
老鶯や三小節目転がりて
むじーじ
老鶯の高音一山制しけり
むすめ
老鶯の声の貫く一乗谷
むったん
老鶯や豆皿百枚窯だしす
むべ
天網恢恢老鶯のこゑ透き通り
めいおう星
夏鶯かなたの尾根へ葛折り
もせきのこ
老鶯や阿夫利の祠雨もよふ
もちえちゃん
老鶯を老鶯と決めたる心地
もちずきん
老鶯やクッキー作る日曜日
モッツァレラ2号
御落胤てふ人のあり老鶯
ももたもも
長瀞の飛び込み石よ老鶯よ
ヤマボー
老鶯やリュックを揺らさぬよう歩く
老鶯やねむの木こども美術館
よあけの晩
老鶯や月山に啼く妣に啼く
よしおくん
老鶯とわたし昨日を啼いている
よだか
老鶯や炊煙のぼる野営場
らくさい
老鶯や我を女へ被せゆく
ららやにほ
老鶯や振り返り見る東山
リバティーさん
四方よりの老鶯の声重ならず
れっどべりー
青空を煮詰めれば雨夏うぐひす
ローストビーフ
老鶯や陶椅子に食むゆで卵
葦たかし
老鶯や古地図に刻む中山道
安田 信洲
老鶯の啼くや鏡に札を繰る
伊介
老鶯に反対票を投じけり
伊予吟会 宵嵐
老鶯や山に構へて登り窯
井上じろ
老鶯のホーの和音のEマイナー
一斤染乃
村人の大方留守や夏鶯
一咲ふゆか
老鶯や地獄のぞきに一風あり
一人静
老鶯や阿波の祖谷山隠れ里
一走人
雨あがるまで老鶯に間をまかす
羽沖
老鶯や島の漁村の昼休み
卯年のふみ
老鶯や帰れる村のあったころ
越佐ふみを
らうあうが居る村はもう在りません
塩の司厨長
老鶯の声ドラム缶風呂の湯気
塩豆
老鶯や静かな森の再稼働
温湿布
老鶯や陶土を砕く水車小屋
歌鈴
老鶯や惚れたら負けと言うけれど
花咲明日香
老鶯や濁音のなき恋の唄
花南天anne
老鶯や苗木十本行方不明
花紋
老鶯や残す札所は後一つ
老鶯の姿を探す第六班
華らんまま
老鶯黄泉の沈黙に似たみどり
霞山旅
鳴かずにはいられないのが老鶯
海月漂
老鶯や金網太き芥捨場
灰色狼
火の国で老鶯は酒漬けに
葛城裸時
老鶯や館に母となる女
瓦すずめ
老鶯の聲の天辺風強し
岩渕伊織
老鶯の声弾きをる池鏡
紀和やよい
すくひ飲むせせらぎ早し夏鶯
軌一
老鶯や薩軍墓地の清掃日
鬼怒
老鶯や龍神石に雫落つ
蟻馬次朗
老鶯のみどりの音おく梢かな
吉良水里
老鶯や青く明け行く沼鏡
吉良水里
老鶯やぬか床ひじの深さまで
久我恒子
老鶯や今日は工場の休業日
琴女
老鶯や南北会談板門店
金治宜子
いくたびも老鶯のこゑ暮れなずむ
金太郎
補聴器を挿してまた聴く夏鶯
吟  梵
大観の絵巻より老鶯の声
桑島 幹
老鶯や小夜の中山子泣き石
君島笑夢
老鶯や朽つる庵の色硝子
桂奈
老鶯や谺かえして峪深し
渓湖
老鶯やあの鋭鋒が鎌ヶ岳
鶏侍
老鶯やぽっかり晴れしデンデラ野
月見柑
老鶯や木曽谷の地震湖震ふ
古瀬まさあき
老鶯や宇宙の底も抜けた朝
戸田うぐら
トリヰ抜け夏うぐいすの透きとほる
更紗 ゆふ
老鶯や谷川岳は双耳峰
江戸川青風
老鶯を黒に納める塗師の指
江口小春
老鶯やゐずまひ正し張る高音
江里口泰然
老鶯の声整いて谷に満つ
甲賀忍者
山羊飼ひの清き指笛夏鶯
香野さとみ
老鶯の声渡り来る造成地
高田 仁和加
老鴬や山は木喰仏の笑み
根子屋彦六
老鶯や木陰切り裂く光の刃
佐々木信天翁
老鶯や空に透かせしニッキ飴
佐川寿々@チーム天地夢遥
夏鴬樹海に光放ちけり
根子屋彦六
老鶯や指のあはひを水逃げて
佐藤直哉
老鶯やゲストハウスに古き本
砂山恵子
老鶯はだれをよんでいるのかなぞ
座敷わらしなつき(6才)
老鶯や小雨に暗き点描画
歳三
老鶯あんしん森はすぐに素顔
斎藤秀雄
老鶯や座敷わらしの坐す家
斎乃雪
老鶯や鈴の緒ゆるく七面堂
菜々の花
老鶯や落人谷に光さし
桜桃の里
老鶯のねんごろなるや朱き海
山田ノムオー
老鶯やひらけて青き水源地
山内彩月
朝風呂の手桶に満つ湯老鶯
珊瑚
老鶯の正調林を抜け来る
残月
山道に老鶯の声紋が
司啓
老鶯の声の合間に桜島
四丁目
白神山ブナの鼓動や老鶯鳴く
四葉
一山を統べて老鶯朗々と
志保川有
老鶯やマヨヒガの戸の開く気配
紙魚
老鶯のこゑの集合写真かな
老鶯や吸殻一本ある岨路
試行錯誤
老鶯聞いたと振り向くも独り
時の実
老鶯や朗かに旅終えんとす
時雨
老鶯や闇の眩しき奥秩父
耳目
夏鶯暗室の酢酸瀞む
七瀬ゆきこ
老鶯やたまに未来の話して
酒井おかわり
老鶯の声残したる城の跡
寿山
老鶯や遍路転がしてふ難所
樹朋
老鶯やけふ快心の美しき声
宗本智之
老鶯やルサンチマンを祓う旅
秋津州はじめ
塔婆鳴る老鶯はカタカナで鳴く
秋乃智春
老鶯や虚子に喜寿艶てふ句集
重翁
老鶯の声する処水旨し
順女
老鶯や貴船鞍馬の縁結び
小鞠
老鶯の空ゆる抜かれ溢れ出る
小山 晃
老鶯や倒木は鎌鼬の仕業
小青(こしょう)(句ゼミ)
みづみづと老鶯と火伏せ神
小倉じゅんまき
老鶯や木の芽峠の番所守
松野英昌
老鶯の鳴けばひかりの鮮しき
松林孝夫
老鶯や森生きたまま死んでいる
城内幸江
老鶯や削られた山肌に聞く
新藤柑子
老鶯や尻ポケットのウイスキー
深草あやめ
ぽんぽこの街に老鶯残りけり
真繍
老鶯や朝色をした水を汲む
神山やすこ
おととひの老鶯のこだまかな
神山刻
老鶯や鰐口の音湿りだす
水夢
老鶯やペットボトルのお茶にがし
水野結雅
老鶯や千年杉と嘯きて
水野大雅
乱鶯や祖は春琴に縁とな
数鉄砲
老鶯にかじかの湯より応えけり
雀虫
老鶯や週末だけのパン工房
清清檸檬
老鶯や姉の仕切りし三回忌
西村楊子
老鶯や明日香の山に酒の船
西尾婆翔
老鶯や熊野古道の雨催い
誠馬
老鶯の此処まで降りてきて啼くか
青柿
百年を一日として老鶯喚
青萄
老鶯やかつて降嫁の長き列
石井せんすい
老鶯を聴きうけたもう、うけたもう
石川焦点
風の五線譜老鶯の音符かな
赤馬福助
老鶯の繰言聞いてゐる木陰
雪うさぎ
老鴬の清さが里をぬらしをり
雪花
老鶯や少しはしょりて太く鳴く
千恵
老鶯木々は清かにつやをます
千葉睦女
老鶯や頼朝が座す源氏山
占新戸
雲居より御寺へ音は降る老鶯
霜月
世の中は平日老鶯の気迫
村上海斗
湯壺出て老鶯に浸りけり
村上優貴
老鶯や復讐ほどの恋のなし
多事
老鶯の疾風にずれるこだまかな
大井河薪
老鶯の声の明るき足湯かな
大谷如水
老鴬や千年杉の光る苔
大槻税悦
老鶯や廃道残れる林班図
大島涼波
老鶯や女人禁制とは笑止
沢田朱里
残鶯や介護疲れのほの甘し
谷口詠美
老鶯やふるさと遠く水の底
丹波在くう
老鶯や吾子には怖き笛という
竹春エリザベス
老鶯や信玄秘湯一人旅
竹林
飯盒の飯の焦げめや夏うぐいす
中岡秀次
天道や老鶯遊ぶ霊鷲山
中山月波
声の出ぬ老鶯一羽預かりぬ
宙のふう
老鶯や木漏れ日集め湧く泉
昼行燈
老鶯や筆字のはねをゆっくりと
衷子
老鶯や稜おぼろなる摩崖仏
直樹里
色即是空空即是色老鶯
直木葉子
白神を統べる鳴き声夏鶯
津軽ちゃう
声高く陸軍墓地の夏鶯
津軽わさお
老鶯が鳴いたら季節よ青になれ
津田燕子花
孤独死は嫌じゃが老鶯でおるわ
天野姫城
老鶯の遠音に甘え朝湯かな
田中耕泉
老鶯や稽古着洗う朝の谷
杜の緑子
老鶯や喉元の色はや褪せる
登美子
老鴬とこだまして打つ筬かまち
都雪
すめらぎのふみのにほひやおいうぐひす
土井デボン探花
マチュピチュマチュピチュ誰だ老鶯だ
土井小文
老鶯がゐてあの頃のぼくがゐて
東医バレー太郎
老鶯に和尚の作務衣縹色
桃泉
七宝の音色の森や老鶯
桃八
燧灘伊予灘周防灘老鶯
藤井祐喜
老鶯や夢破れしは田原坂
藤郷源一朗
老鴬やうれひはひとの持てるもの
藤田康子
老鶯や尖った緑へと谺
豆田こまめ
老鶯や仙人真似てゐるらしい
老鶯や手馴れた撥の艶光る
老鴬や艶やかにして谷の宵
栃木のあーたん
湖暮れて夏うぐいすの蕩々と
内藤羊皐
いづくまでも森濡るるかな夏うぐいす
楠えり子
残鶯や化石の谷に石を割る
日出時計
老鶯の密かに螺子を巻く時間
日田路
老鶯のおとの昏さに暮れてをり
日暮
たまきはるいのちよははよらうあうよ
猫愛すクリーム
老鶯や畠の土の匂ふ午後
猫渓
老鶯谷は静かに星を吐く
播磨陽子
老鶯の鳴くは打明け話かな
波世遠
老鶯や登山口には道祖神
博光
老鴬や修理終えたる陽明門
白鳥国男
老鶯やをとめの脚のながきこと
麦吉
老鶯やそろそろ体ぺしゃんこか
飯村祐知子
老鶯や包み剥がれぬカンロ飴
眉山ケイ
老鶯や光を色の粒へ変へ
柊 月子
残鶯や高野昏しの武将墓地
百合乃
鴬老や濁り湯に浮く膝頭
浜ちよ
老鶯や水音緩む昼の風呂
富久まる
老鶯やうめ片寄りし握り飯
武井かま猫
老鶯や登別の湯滑らかし
風花
老鶯や臥せ聞く窓に春日山
風由花
老鶯や富士の樹海に音の道
福良ちどり
老鶯やおが屑香る製材所
文月さな女
葉山婦人のヘッドドレスや夏鶯
平四郎
老鶯や昼は静もる漁師村
片平なにお
山祇へ老鶯の声降りてくる
峰泉しょうこ
山片付きて老鶯の肥えた声
豊田すばる
老鶯やかごめかごめの影法師
望の月
老鶯や切り絵師の刃の冴えて青
望月ゆう
老鶯や淫祠に女額突けり
北野きのこ
夏鶯きれいに嘘がつけました
堀口房水
老鶯へ山塊居住まい正しをり
妹のりこ
老鶯の育む空の青き澱
抹茶金魚
老鴬や青き襖の龍の爪
眠る烏龍茶
身を脱ぎて老鶯の声走りけり
牟礼あおい
夏鶯はや陶石の尽きし谷
霧子
老鶯の私語か恋慕か忍法か
椋本望生
老鶯やぼて茶頂く山の寺
免疫力アップUP
老鶯の可笑しいほどに鳴きやまず
茂る
老鶯や囚徒拓きし道の照る
野地垂木
老鶯やキミガヨ寺はこの辺り
野々りんどう
教え子の夏鶯に会いに行く
野々原ラピ
老鶯や五右衛門風呂に薪はぜる
矢的@第二まる安
老鶯のこゑひらがなの行書体
柳児
老鶯や考の葉書は文語文
薮久美子
遠くより夏うぐいすの波来たる
葉子 A
谷深し老鶯の声ふり積もる
陽気姫
老鶯の鳴けば現の透き通る
利尻
老鶯やもはやこの先比叡山
利平
老鴬や次の声待つ羅漢さま
李子
老鶯のほらその辺に厳島
理酔
老鶯やありふれた日の夜勤明け
里甫
老鶯や楕円を描く複葉機
立志
老鶯を聴く眉がしらやはらかく
立川六珈
老鶯や石の据わりの悪きこと
流川ゆきはな
老鶯やこれより上に畑はない
竜胆
老鶯に題名問へば絶望歌
龍田山門
老鶯や笹舟色に湿る藪
緑の手
山門は風の結び目老鶯
隣安
老鶯や風向きは指先に知り
鈴木牛後
老鶯のとよむ雨林や登窯
鈴木麗門
切支丹に老鶯歌を捧ぐるか
老海鼠子
老鶯や語り部の声時に太し
和音
老鶯や男手前のうすみどり
巫女
老鶯や美女谷ほんに美女ばかり
朶美子(えみこ)
老鶯ほがら再び二人暮らしです
柝の音
老鶯や何はともあれ子沢山
淺野紫桜
老鶯や貴船路の昼闌けにけり
珈琲斎
四方より老鶯標高725
蓼科川奈
老鶯や炭焼き小屋の火の匂い
28ひろきち
雲動く老鶯の谺かな
あい女
老鶯の樹に打ちつけるやうに鳴く
あい琶
老鶯は此処か不折の筆走る
あめふらし

並

老鶯や口説き上手な節つけて
ギコ
老鶯に口説きの一手借りぬ
月の砂漠★★
老鶯や畑の中の美容室
海風山本
老鶯や幼馴染に癌告知
吉野川
黒潮の風老鶯と午後にイル
2255
宿の窓老鶯の声を深呼吸
⑦パパ
老鶯のこえ山中は清々し
aya
老鶯の声にたじろぐ籠の鳥
chiro
弔い笛老鶯共に歌わん
Elise
老鶯の鍛えし美声谷渡る
KAZUピー
老鶯の姿求めん木漏れ日に
Kei’s Garden
山奥に老鶯なけり人知れず
KKK
山下る鶯ふいに老を鳴く
kokoro
老鶯を聞きたし見たし裏やまへ
kuri
老鶯や谷の流れにこだませり
M多孫(タマゴ)
老鶯やスマホ圏外雲ながる
n・桂月
老鶯に相槌うちつ山超える
PON
老鶯の声や老酒熟しゆく
S.A.Y.
老鶯に惹かれ踏み入る湯布の森
sakura a.
老鶯の声清流にこぼれ落つ
sol
老鶯の謠きかせたや吾妹子に
yoko
風の音に老鶯が向かってる
アオキシゲル
水しづか老鶯去りし竹林
アガニョーク
老鶯や思い出語り火葬待つ
あすなろ
老鶯や乳飲み子の成長早し
あまの
老鶯や氷枕ぬるく峠越え
あまらんさす
老鶯や漏刻の杜ホーホケキョ
アリマノミコ
老鶯や古武士の墓に経を誦し
あわの花水木
無防備に微睡む乙女老鶯や
いけのはら
老鶯や一芸持たず聞き上手
いしまさ
老鶯や我が愛犬は闘病す
いつの間にアラカン
老鶯や札所巡りし朱印帳
いなべきよみ
耳すましその鳴き声や老鶯や
いなまさ
遊宴に老鶯鳴きて家族恋う
ウエノユウキ
老鶯の独唱の中バス待てり
うさぎまんじゅう
老鶯としばし連れ合う切通し
うづら
老鶯の鳴き止んだかとまた鳴いて
エイシェン
老鶯やダムとトランポリンと吾子
エヨ子
老鴬の後に寂しき森の闇
オイラー
老鶯や三筋三尾引く船の影
おうちゃん
野外フェス四分休符に老鶯かな
オキザリス
老鶯は啼くやいのちの色映し
おくにち木実
老鶯に訪ねて村の童女かな
おにぎり特急一号車
老鶯に真似て吹きたりホーホケキョ
おやっさん
バス通り老鶯は隠れけり
おんちゃん。
老鶯や路線バス待つ一時間
かざばな
老鶯や出世なくても意思堅固
かずポン
老鶯の一声和上読経終え
かつたろー。
口笛で真似れば応える老鶯
かまぼっこ
おさかなかんコイのエサやりなつうぐいす
がんばれけいご7才@南予のおさかな館へ行きました。
なつうぐいすおさかなかんのかわうそねてた
がんばれたくみ4才@南予のおさかな館へ行きました。
老鶯の今一心の声沁みる
きおき
老鶯の住みかここぞとけたたまし
きさつかさ
老鶯や山河に流るる恋の歌
きさらぎ
老鶯の鳴く瑠璃沼の水面かな
キッカワテツヤ
老鶯やひよどり越への深き谷
きっちゃん
老鶯や呼吸始める摩天楼
きなこもち
老鶯やあまりの近きに驚きぬ
ギボウシ金森
老鶯のラ行で鳴きて鳴尽す
きみこば
老鶯や東平は今閑かなり
えび天
納骨の読経老鶯応へをり
お気楽草紙
朝まだき渡る老鶯一ノ谷
キョンちゃん
老鶯よお前も俺も早起きし
きんえんくん
老鶯や大震災の森深く
くさ
老鶯や白き紙舞ふ地鎮祭
くじやく女
老鶯や敦盛偲ぶ一の谷
ぐずみ
新品のピン球の音夏鶯
ぐでたまご
老鶯や八角塔の消火栓
くるみだんご
星辰や老鶯眠る藪の中
ぐれむりん
深き森透けて老鶯や鳴き叫ぶ
クロまま
おいうぐいす家族の為って言うけれど
けいま
老鶯やここから先は神の森
けら
老鶯や疲れも癒えて山仕事
コケデカ
老いらくの恋は知らざり老鶯は
こてつ川
老鶯や試合の後の野球場
こふみ
老鶯の音の高みより届きけり
ごぼうの花
せせらぎと声をあはせて老鶯
こま
老鶯のクレッシェンドを真似てみる
これでいいのだ
老鶯や止まぬ隣家の目覚ましは
ころころぼっくる
老鶯や山に移りて忘れおり
ころひ
限界集落の老鶯の谺
さきのジジ
老鶯や地球の果ての音がする
さくやこのはな
老鶯や天空ぐるりなきわたる
さとうくにお
ろううぐいす八反地までとんでいけ
さな(6才)
老鶯や自然彩る音楽家
サファイア
老鶯の声靴ひもを締め直す
さぶり
老鶯や親子喧嘩をちょいと止め
さゆみ
ささくれの廊下拭く朝老鶯や
しー子
聞こえるぞ神社の森老鶯か
しおかぜ
廃駅に老鶯の声絶え間なし
しげる
老鶯や静まる朝の太極拳
シナモンティー
老鶯や再婚告ぐる昼下がり
しみみ
老鶯や土塀の中は武家屋敷
じゅりあん山本
今日か明日か老鶯の声待ちどほし
しゅんらん
一声の鳴り老鶯の山となり
しろ
老鶯やホルンで鳴けば応ふピッコロ
すえよし
老鶯や一瞬止まるサーブの手
すかんぽ
老鶯や光に佇む阿蘇神社
スピカ
老鴬の空ジオラマか山津波
すみっこ忘牛
老鶯に幼き日々の記憶かな
せいじ
老鶯や網戸の外より子守歌
たいき
老鶯や醍醐の山を独り占め
タケ
古墳をば終の棲家と老鶯啼く
たけし
口笛に老鶯応え谷渡り
たけ爺
老鶯や列車待ちたる山の駅
タック
老鶯や夫とはぐれる比叡山
たなかれいこ
老鶯やボーイスカウト押される背
たま
老鶯はとてちとてちとほうほけきよ
たまもくろす
老鶯に重ぬる盃や峡の宿
たんと
老鶯や鳴きに小節を利かせおり
たん造
老鶯や生駒は悲しい恋の街
ちびつぶぶどう
老鶯よまだ見ぬ君とこころまつ
ちひろ
老鶯やまだまだここに人の住む
ツーちゃんの恋人
草を引く背に青空と老鶯と
つむぎ
珈琲に目覚めた朝の老鶯や
つわきの嫁
老鶯や茶屋名物は五平餅
テツコ@第二まる安
老鶯を独り占めする釣師かな
てまり
老鶯や峠をわたる風ひとつ
テン@第二まる安
口笛に夏鶯を真似て昼
ときこの母よしこ
山荘の前にうしろに老鶯音
とこちゃん
一声を残し老鶯藪の中
とし子
老鶯や親通る荒道縋る
ともかわすてむ
木漏れ日や耳に老鶯香るカフェ
ドラタンリュウジ
老鶯や天王山を席捲す
ドレッシング
老鶯の聴けとばかりに鳴らしけり
とんぼ
老鶯や書き取り消してまた書いて
なないろ
老鶯朗々と啼きて静寂寂
なみは
寝そべって老鶯の声子守唄
にゃんみー
老鶯の歌響く空島の空
ぬるっぱ
老鶯や山寺守る仁王像
ねこじゃらし
老鶯や竹林響く外国語
のりりん
老鶯の声抱く森に吾翔ばん
ばあ哉
老鶯やパーコレータの湯の廻る
パオ
愛おしや老鶯山を震わせて
はぐしー
老鶯や俳句ノートは空色に
はずきめいこ
老鶯の声止み竃の煙立つ
パッキンマン
祖母の声老鶯の声宿題す
はっしー
渡り廊下抜ける老鶯の高らかな
はっぱ
登山道老ひうぐひすの応援団
ははろ
老鶯や山師の舌の絶好調
はまゆう
老鶯の宇宙を裂きし今朝の庭
はら美華子
老鶯やミの伸びやかに空の色
はるや
山歩き幸せ求め老鶯よ
ばんしょう
老鶯を陽射しの中に感じけり
ひでざね
老鶯や爺の口笛にけきよと黙る
ひよとり
老鶯のケキョケキョケキョの長き今朝
ひよはるばば
老いひとり鶯鳴くをさらり聴き
ひらいみつる
老鶯や声のみ渡る動画かな
ひろ
老鶯や今の鳴き声一人前
ひろくん10さいのママ
ろうおうや自然の目覚ましありがとう
ひろしげ10さい
老鶯の強い鳴き音がこだまする
ひろのじょう
老鶯や望郷すでに過去のこと
ひろろ
老鶯の声に山気の沁みわたる
ひろ史
老鶯の声調はぬ杣の途
ひろ志
老鶯や娘の縦笛を借りて吹く
ふうせんかずら
老鴬や色褪せた花札に居た
ぶぅちゃん
老鶯の誘ひしままに深山かな
ふふ
アスレチックの褪せたロープ老鶯
ふわり子
特養は人里遙か老鶯
ペコちゃん
老鶯にソプラノ朝練指導され
ペトロア
老鶯や靴音消して宙を見る
ぺぱあみんと
老鶯やラジオのオーボエにハモる
へるしんか
老鶯の声がする深夜残業
ほしけん
乱鶯のお国訛りを囃したて
ぼたんのむら
老鶯や苦情の電話トーン下げ
ぽんたちん
老鶯を優しく包む道後の湯
まあちゃん
老鶯やうつつの嘘の多きこと
マオ
ヤッホーへ谺のなくて夏鶯
まち眞知子
老鶯の声突然にペンを止め
まの
老鶯や七周回る電波時計
まめ小路まめ子
山頂に座して老鶯と戯れ
まやこや
老鶯やリズム崩さずゴールまで
まゆ熊
老鶯円周率を唱えけり
まゆ実
老鶯や始発の電車待つホーム
みえ
老鶯やせせらぎよりも響く声
みかん
老鶯や山へ突っ込むケーブルカー
みくにく
老鶯や美声に込めた種の覚悟
みずほ
濃緑の木々老鶯の声高し
ミセウ愛
老鶯や竹のさやぎと珈琲と
ミセス水玉
目をみはる老鶯の声パヴァロッティ
みち草
老鶯の声ふり分けし防火帯
みどりがめ
千年の調べを繋ぐ老鶯と
みどりちゃん
卒アルの温もり消えぬ老鶯や
みなな
老鶯の響き葉陰に暗き森
みよしい
老鶯や女人高野の塔の裏
み藻砂
寝てて聞く老鴬の声雨上がり
むすびめ
老鶯や大吊橋の揺れ通し
むにむにちゃん
老鶯や讃岐平野を渡る風
むらたふみ
老鶯や妻に似合いの紅を買う
モッツァレラえのくし
老鶯や行先違へ隣村
ももひろじゅん
老鶯やもの寂しかる磯の笛
もりお
昨日のカラオケ今日の老鶯
やえ子
竹やぶや老鶯のこえ背に墓参
やすよ
老鶯は高尾の森と言ふ近所
ヤッチー
湧泉や老鶯の啼くあたり
やっちゃん
窓開けて老鶯を聞く退院日
やぶつばき
老鶯や中堅車掌のアナウンス
やまぶき
老鴬や木の葉ふるわせゴスペルを
ゆぃ
老鶯は見えず坪尻駅発車
ゆうり
老鶯や十年ぶりの観覧車
ゆき
老鶯や空気の浄化忙しき
ゆすらご
老鶯や尖った声も丸くなり
よーころ
老鶯や東大寺出て興福寺
よぶこどり
老い鶯鳴き疲れたか沢の水
よりみち
全身を踏み込むペダル夏鶯
ラッキーの母
老鶯の一音はずし飛び立ちぬ
ららら句
老鶯の声碧空に吸い込まれ
リライフ
木立ゆれ老鶯や姿見えず
りんごのほっぺ
老鶯よ啼け曇天を晴らすまで
る・こんと
老鶯や車椅子押すホーム沿い
るびちゅ
老鶯やしとひ苦手な母の居り
るりこ
老鶯や魔笛のようなソプラノ
れんれん
老鶯や啼く清流に釣果あり
ロクヨン
谷深し老鶯と風のみ聞こゆ
わたさん
老鶯やこの道行けば灯台に
わらび一斗
老鶯や森深き谷隠れたる
わらべ詩
老鶯や大楠公の夢の跡
亜音洲
老鶯や終の棲家となるところ
阿波豊
乱鶯や王手角取り成りの飛車
阿部 胤友
老鶯に包囲されたる杣の道
哀顏騎士
旅の縁老鴬鳴きて赤子願ふ
葦笛
老鶯の猛猛しさに息衝かし
安芸ゆきこ
老鶯声の数だけ恋のあり
杏と優
老鶯や風の連れ去る恋の詩
伊藤はな
老鶯や北の畑地を鋤きをへて
伊藤欣次
老鶯やデッキブラシの手を止める
きゆうかんちよう
老鴬や上毛スクラップ場閉鎖
ぐわ
老鶯や浮石注意奥穂高
しんしん
老鶯の声のあふれて谷の水
せり花
老鶯や見晴台に風匂ふ
ナタデココ
ゴンドラに歌う老鶯木々高し
ビーエム小僧
水筒のコーヒー老鶯の歌
ゆうほ
老鶯の声に廃寺は無言なり
ゆみづき
老鶯や岩屋寺へあと五キロ程
れんげ畑
老鶯や御神牛座し艶々し
伊予吟会 玉嵐
老鶯や石鎚道の友の声
伊予吟会 福嵐
老鶯の切場語りや熱を帯ぶ
伊予吟会心嵐
老鶯や狭山丘陵かろき風
位子
息継ぐや老鶯とぎれ葉色濃く
位相朗
老鶯や静寂を知る一人旅
井田みち
老鶯の声も尊き島の宮
郁李
縁側に老鶯を聞く侘住ひ
一宮寅五郎
老鶯や五感を癒す露天の湯
一心
読経に競い声枯らしたる老鶯や
一呆堂
老鶯のいざなう藪の深さかな
稲城人
強かに老鶯の声谷過る
雲母
ほら行くよリュックの重み老鶯鳴く
雲野もくもく
老鶯や谷水含み顔洗う
栄魚
老鶯や弱気な奴に喝入れる
永想
老鶯や芯で捉えるティショット
詠野孔球
深々と老鶯の声をちこちへ
老鶯や歩みも止める美声かな
苑菖
老鶯の声聞きながら通学路
横じいじ
一山に老鶯の声座禅組む
横溝 麻志穂
老鶯や市民登山の参加票
岡本 海月
雨上がり老鶯の声つややかに
佳月
燕岳老鶯盛ん励まされ
加藤賢二左右衛門
老鶯と「G線上のアリア」
花 節湖
夏鶯分水嶺を啼きわける
花屋
山間の休耕田に老鶯の啼く
花河童
神護寺へ向かふ石段夏うぐひす
花梨
老鶯や可愛い嫁さん連れてこい
茄子紺
老鶯の誇らしげな声の伸び
蝦名 瑠緋
空気斬る老鶯の歌藪見やる
我夢
老鶯や母の電話の切れ間から
蛾触
老鶯が笑い飛ばせし我が心
雅雅丸
老鶯や山形弁で聴く河原
雅喜
口笛に鳴き声返す老鶯や
介タマ母
老鶯や小枝を振って帰宅中
老鶯や恋は今年が最後かも
灰田《蜻蛉切》兵庫
老鶯や道に迷いて日が暮れて
皆見元喜
老鶯やホルモン満ちて大鳴す
芥川光正
老鶯や写経をしたる寺座敷
垣内孝雄
老鶯や伏拝王子にたどりつき
笠原 理香
知恵熱で伏す児老鶯真似てをり
梶 鴻風
老鶯や木の間に滝の秘境駅
葛谷猫日和
早発ちを老鶯のみぞ知りにけり
森閑の奥へ老鶯唄いけり
釜眞手打ち蕎麦
老鶯やまだまだ続く峠道
勘太郎
老鶯や涸れ井戸あれば皆覗く
幹弘
老鶯の鳴き鮮やかな朝かな
甘泉
訪ねきし母有明に老鶯をきく
閑茶
老鶯の声に安堵の藪を漕ぐ
岸 れん
生気満つ山に老鶯歩き旅
喜一郎
老鶯や声に振り向く山の道
喜多輝女
老鶯に負けじと我もクラブ振る
希林
老鶯やそろそろ昼に山仕事
幾恋良石
老鶯や何処の藪におわすやら
気のまま風
老鶯や田んぼを囲む農校生
貴芭蕉
老鶯廃校の空に一声
流るる雲や透けゆく老鶯のこゑ
輝 龍明
老鶯や靴擦れに貼る絆創膏
菊池洋勝
老鶯や布引くように遠ざかる
吉 や
アカペラの夏うぐいすよ山みどり
桔梗
目をこらし夏鶯を見つけたり
久衛(ひさえ)
老鶯を見送るだけの鳴けぬ子ら
久仁重
老鶯よその高音を磨いたか
宮みやび
老鶯や山拓かれてイオン建つ
宮下 倖
老鶯や吾子の元気なこだま聴く
宮坂変哲
老鶯やパートナー連れ里帰り
宮写楽
青き山老鶯が鳴き夜が明ける
宮島ひでき
老鴬やほどよき距離に新築家
宮﨑紅清
渓谷に響け老鶯闌けるごと
弓女
残鶯と畔で水呑む老女かな
虚見魚
老鶯やひと声に気を込めし空
京あられ
貫禄の雄叫び冴える老鶯か
京のみやび
冴える老鶯オービーにも悔やまず
京雅
老鶯や鳴きて益々山閑か
京丸
残鶯のみだれる声に耳をかす
京子
ダム放流老鶯の鳴く声かすか
京人参
分け入りていま老鶯の青き山
京野さち
老鶯の知り尽くしたる谷清し
玉ゆき
里山の緩和病棟に老鶯
玉子
老鶯の行方は知らず青の中
金亀 子
真打の如き老鶯澄み渡る
金子加行
老鶯の声と湖畔の小景や
句詩呼
老鶯やホーの間合いは伯父に似て
句駄乱
老鶯を聴きまた列に戻りけり
空 春翔
老鶯や赤子は乳を飲み終えり
空清
関ヶ原嘶く馬と老鶯と
熊耳
吹き上げる老鶯の声リュック置く
栗田もとえ
老鶯や湖面に映る榛名富士
群馬の凡人
老鶯の声を吸いたる朝の空
圭右
夏うぐいす阿蘇の草原妻若し
蛍川
竹藪や老鶯達の避暑地かな
結城里部
老鶯の一声墓前で汗を拭く
月のうさぎ
江ノ島や老鶯誘ふ碧き空
月々
老鶯の声広がりて渋滞中
月城花風
老鶯や毛鉤一点の静けさよ
犬散歩人
老鶯や父はピアノに慣れ始め
原田駿
山林に老鶯鳴きて緑風よ
玄鳥
幾星霜生くるが如き老鶯や
玄冬庵
老鶯や息子もついに夫となる
古椿
老鶯の忍音しばし手を休め
古都鈴
水面に浮かぶ山老鶯の聲
己心
老鶯の滑舌もよし心地よし
五月
老鶯の声響く山緑濃く
娯李音
老鶯や眼にて挨拶して過ぎる
鯉太郎
夏うぐいす一声高し誕生日
公毅
老鶯や通勤靴のかたき音
江美子
老鶯の声高らかに墳丘墓
紅さやか
老鶯や凱旋ライブ芝生席
紅すだれ
老鶯や恋しくなりぬ祖母の里
香月
老鶯や恋の歌詠み返歌問ふ
香舟
老鶯へバードコールす朝を呼ぶ
香羊
老鶯やデイサービスの人気者
高橋寅次
老鶯のこだま色さまざまに風
高村優雨花
淵暗し断崖に老鶯を聞く
克巳
老鶯のこだま朝もやの山覆ふ
今井佳香
山響く老鶯の声緑濃き
今坂 功
老鶯や祠の跡にこだましぬ
今治・しゅんかん
老鶯や吾子の門出を祝うよに
今日はアッシー
老鶯が余裕省略法の啼き
根曲がり
老鶯や大樹の塞ぐ細き道
根本葉音
晩鶯に『御機嫌ですね』御挨拶
佐山夕子
朝湯して老鶯の声今日は吉
佐保
老鴬や一期一会の恋に鳴く
左門
老鶯や郵便届く昼下がり
菜奈恵
老鶯やひと鳴き手のばし止める文字盤
榊裕江子
甲(かん)声をまねれば応(こた)ふ老鶯
桜姫5
老鶯か君の朗読運ぶ風
札六
群れ遊ぶ老鶯の音や我佇む
雑草おばさん
老鶯や碁の指とまり風とおる
三子
老鶯や奥墓の森ほの暗し
三重野とりとり
老鶯の声よくば我うかれける
三輪えつし
老鶯芸予の島の白き朝
三輪佳子
老鶯の啼き千尋に谺かな
山の中のオクラ
老鶯や去年は二人草を苅る
山姥
老鶯や屋号で呼ばる寺の鐘
山川咲
老鶯の流暢な声山動く
山茶花静
斑鳩の里に哀しく老鶯の音
山内茶花人
老鶯や越ゆる箱根の石畳
山本 力
老鶯や谷の音より高らかに
山本嘉子
老鶯や山越えてゆくフォルテシモ
山本夏石
露天湯にタオル一本老鶯の勢
枝温李
声張りて別れ告げ行く老鶯かな
紫香
老鶯やテント撤収縦走へ
紫檀豆蔵
老鶯の一声湖統べるが如し
紫蝶
季を抉る老鶯の声高し
詩楽麿
夏鶯鵜久森に球場湧いて
時計子(とけこ)
四十過ぎて我老鶯と成りにけり
七色美月
老鶯や達者に響け母の謡(うたい)
七生姫
不来方に老鶯聴きし十五歳
篠田ピンク
老鶯や昭和をのこのプロポーズ
柴原明人
月追ひて里忘れしか晩鶯や
柴咲はじめ
老鶯や今が勝負と腹くくれ
柴紫
老鶯や鶯谷の崖崩れ
紗々
老鶯や山路の涼と静けさへ
若草ひろこ
老鶯の糞を谺の具現とも
若林哲哉
山深く老鶯の艶声涼し
珠稀
老鶯や奥山の谷水清し
酒井千歌女
老鶯の響きにのせられ塩の道
宗貞
老鶯の声燥ぐ子供の声
秋雲
老鶯や窯出しを待つ登り窯
秋月
老鶯や聞き耳立ててア-ルグレイ
秋月なおと
枝の間に探す老鶯枝ばかり
秋光
老鶯や崖くずれして赤土見ゆ
秋桜
ハイウェイの山へ谺す夏鶯の恋
秋乃さくら
老鶯と恋あきらめる御神籤と
春と夏子
老鶯や森羅万象突き抜ける
春果
老鶯や山の息吹に谺する
春雪
老鶯やランプの宿の馴染み客
春川一彦
老鶯に仙女の住処尋ねたり
春日のツバメ
老鶯が噯気で告げる馬鹿な恋
春日のぽんぽこぴーな
老鶯に老という字が似合わない
春爺
老鶯やほけて待ちたる次の聲
春野いちご
六法全書老鶯鳴きて朝知るや
春蘭
老鶯の鳴きて川床酒を酌む
小橋春鳥
老鶯や赤尾敏なき数寄屋橋
小市
老鶯追ひ奥へ奥へと迷ひ込む
小千住
旅くれば老鶯の声山の声
小走りの烏賊
老鶯のかすれた声がこだまして
小塚 蒼野
木道に寄り添う家族労鶯啼く
小梅
老鶯の声聞き惚れど姿なし
小野みっちゃん
老鶯やヒト科の群れへ鳴いてみる
松浦麗久
老鶯の呼応木漏れ日きらきらと
松永裕歩
老鶯やこんなとこにも電気店
松山
老鶯や野辺送り道いつまでも
松山女
老鶯樹々を寡黙な風渡る
松田てぃ
老鶯や昔滅びし天守閣
松田文女
老鶯の一声残す震源地
松尾寒蝉
切通し行けば老鶯極楽寺
湘輝
老鶯や大樹の中を透き通る
照波
老鶯や先ず風通す山の家
笑松
老鶯や喘ぎ声にて応答す
笑々
老鶯の聲聞こえぬ街に住みにけり
笑酔
老鶯やバス運転手一服す
上江洲 睦
老鶯も聞け還暦のティーショット
城進也
老鴬や肌刺す水に脚軽く
常陸人
山路行く老鶯啼きて止まる足
植田 宗一
鉄塔の上から響く老鶯
植木照美
夢オチか夏鶯は宿の窓
色鉛筆
老鶯に朝餉美味しき比叡かな
寝たきりオヤジ
老鶯の声吹き渡る谷間かな
慎吾
老鶯のこゑ突き刺さる杉木立
新田 淑
老鶯や糸の張られぬ父の釣竿
森なゆた
子規庵や老鶯の鳴きさうな家
森一平
あれいかに老鶯溶ける青空や
森健司
老鶯や整備の進む古戦場
真宮マミ
老鶯や夜勤を終へて父帰る
真柴みこと
老鶯を亡き父と聞く春日野よ
真珠
老鶯や蘊蓄を傾ける父
真優航千の母
老鴬や這いつくばりて草むしり
真林
山の湯の老鶯節にそつのなし
神無
芦ノ湖畔老うぐいすの絶え間なく
水間澱凡
老鶯も我も緑のまなかなり
睡花
老鶯や日暮れの山にこだまする
粋仙
老鶯や沖行く船を木の間より
粋田化石
老鶯の声喧し山道(みち)急ぐ
粋篤
渓谷に老鶯ひと鳴き閑裂けし
粋流
老鶯と我と静寂をわかち合ふ
翠穂
分け入るもなお老翁の声遥か
酔楓
老鶯や青春の歌メゾフォルテ
杉浦貴子
老鶯のパットの度の掛声かな
杉尾芭蕉
老鶯や庭師の齢尋ねたる
杉本とらを
老鶯や修験者入る堂の奥
澄海
老鶯や一泊修行の圓教寺
瀬々葱坊主
川の瀬に老鶯が語り掛け
星降松
老鶯や水面動かぬ浮子ひとつ
晴好 雨独
空割れる老鶯と杣の斧
晴日和
霊山の老鶯のいつまでも
正則 (いつき組リスナー班)
老鶯や木曾の檜は薫りけり
正木児童
老鶯の風の舞ひたる鞍馬山
清一
老鴬や足取り軽し老犬も
清水仁
老鶯やライン下りの水しぶき
清水仙人掌
早起きの姿見せずに啼く老鶯
聖右
老鶯の枝に紛るる羽色かな
聖子
老鶯や険しき山に間歩並ぶ
西山哲彦
老鶯の声に誘われ昼呑みし
西川あきや
ラジオ消し夏鶯の居となせり
西川由野
老鶯やバイク通学風呼ばん
西尾桃太郎
老鶯や三半規管研ぎ澄まし
青い月
老鶯や立ち去りがたき一碧湖
青加
昼食の箸をとめさす老鶯よ
青玄
「夜ノ森」に雨降ってても啼く老鶯
青泉
老鶯の長鳴き滑らかなる水面
青柘榴
老鶯の声楽しきやサボタージュ
青嵐
老鶯や独身通す吾子憂ふ
斉藤ふみえ
老鶯やひこうき雲の音を待つ
石野上路無
老鶯や両手に山の気を集む
千の葉
老鶯の師よ落書きを褒めし師よ
千種
唄声の変わる老鶯を聞く
千波
老鶯や高幡不動の鐘一つ
千里一歩
老鶯や一筆書きの山々やま
川崎の黒猫きょん
山越えし歌を歌うか老鶯と
川西勝久
老鶯の向こうの谷に呼びかける
川島よりこ
老鶯や求めしものに出会えしか
浅見弓楽
老鶯や臆病窓という造り
善多丸
老鶯の調べ自在の妬ましく
祖乞
老鶯の深山で暮らす独居かな
倉の人
老鶯の転がす音の行方聞く
想予
老鶯の声一つある死刑台
相沢はつみ
老鴬に深山の気分楽しめり
蒼香
老鶯に押されし背や峠路
蒼水
夏鶯猛り眩しき空に抜け
蒼奏
老鶯の久女婚家の谺かな
蒼鳩
老鶯や箱根八里の道の駅
太一
不意に鳴く老鶯夢のかけらかな
太子
老鴬や声は追うのか待てるのか
駄口竹流
つややかや老鶯の声濡れた葉に
鯛 風
老鶯やイヤフォンはずさせ独唱す
大ツム
老鶯やそろそろ下りにさしかかる
大蚊里伊織
老鶯や杣夫の斧のみぞ知るまこと
大橋弘典
山中老鶯鳴きて新たなり
大口屋 助六
老鶯や奥山を越え三度鳴く
大三郎
老鶯につつまれてあり風の谷
大西主計
乱鶯の声や山の葉ファサファサと
大弐の康夫
老鶯やつなぐ手少し力込め
瀧まさこ
老鶯に披講止まつてしまひけり
達哉
オクターブ高き老鶯やまのべに
谷あやの
老鶯の舞台東西ほうほけきよ
谷元央人
老鶯に捧ぐひととき風が止む
谷山みつこ
老鶯やまづ玉子焼き口に入れ
谷川の蛍子
老鶯や一声高く嫁募集
端池
老鶯の谺闇に悔いよ脱獄囚
知魚楽
晩鶯やこゑ朝靄にとけてゆく
池田香
老鶯や小屋で一杯風の音
池田和正
老鶯や「ケ」の音森を突き抜ける
竹さ
老鶯の声のみ渡る深山かな
竹の子
老鶯や兼六園は閑散期
竹伍
老鶯や下手なさえずり親譲り
竹吹く
喉彦に葉々も震わす老鶯や
初恋の袖の香薫る老鶯に
中村水音
老鶯の二鳴き三鳴きそよぐ木々
中嶋浄土
青き空老鶯の声頻り
朝ぼらけ
老鶯よ昨夜の君の唇よ
朝桜咲花
老鶯や朝を吸い込みストレッチ
潮ベルト
老鶯の余韻残して瀬音かな
町の案山子
老鶯や縦走の果て膝笑う
長谷川ひろし
老鶯やかそけきものとなりし恋
鳥好き
老鶯や額を拭う手が停まり
津葦
老鶯や滝を見下ろす那須連山
鶴田梅勝
老鶯や手に飯盒を下げたまま
定吉
老鶯や虚空へ唱ふリィラリラ
泥酔亭曜々
老鶯に魅かれアイガー背負うかな
哲也
九十九折り夏油山裾老鶯か
天晴鈍ぞ孤@夏油は「げとう」と呼びます。夏油温泉があります。
老鶯やしばし聞き入るつづら折り
田中ようちゃん
伐採の日老鶯の鳴かざる日
田邊えり
老鶯や山のあなたの返し歌
田邉真舟
老鴬の声待ちながらペンキ塗る
塗り猫にゃん
老鶯の響く桂林谷深し
都花
老鶯や山の南に聞こえくる
土屋 木漏れ日
退職の朝老鶯に見送られ
土耳古猫
老鶯に高らかに立つ外耳道
冬のおこじょ
吐く息を老鶯鳴きて留め見ゆ
冬菫
老鶯や分水嶺の難工事
東山
老鶯や捲り打つ花札の音
東風
遠音さす森に老鶯風通う
桃福
老鶯の鳴きて静もり夜叉ケ池
湯生
老鶯や終のすみかに朝の月
湯川美香月
老鶯や峰のこなたとあなたより
燈穂
新任地老鶯に背を押され行く
藤すみ
須磨寺の老鴬樹々に埋もれけり
藤井眞おん
夏うぐひす春日の山の声聞かば
藤鷹圓哉
残鶯や再会の日を吾は待つ
藤田由美子
老鴬や港に帰る小型船
藤娘なつ
深碧の森に老鶯鳴きにけり
藤野あき
老鶯や三週続け男カレー
豆闌
老鶯や厩を抜けて笹の道
陶然
老鶯や響き合うのは駒の音
瞳子
老鶯や母の法事に良く響き
徳永 北道
頑張れと隣の若木で老鶯が
徳英
老鶯や新し友と去年の街
老鶯の高み延命治療拒否
凪野たいら
老鶯や最終章のまだ序盤
南雲風花
老鶯やヒルクライムで力増す
二上松風
紀伊の谷老鶯一声渓越へし
日本酒
老鶯にメトロノームの止まりけり
忍冬
杖休めパンをちぎりし老鶯
波音
老鶯やロープを捨てて下山せり
馬勝
老鶯の声借りしばし歌いけり
俳ビギ名
老鶯やみどりの山の膨らみて
俳菜裕子
山行や老鶯にわれ励まされ
背馬
老鶯や解けし靴紐結ひ直す
梅田 のりえ
老鴬のひと啼き混浴露天風呂
白丘山人(893人)
峰低く老鶯の声高し
白晃
老鶯や人影探す双葉町
白山
老鶯や音外れたる口笛と
白瀬いりこ
老鶯や里山恋し母恋し
白蘭
山寺へ老鶯の道標
老鶯や四阿へ押す車椅子
八幡風花
老鶯の一声無人駅を発つ
半夏生(竹村)
先輩の酒席の活よ老鶯よ
半熟赤茄子
老鶯の伴奏や子等輪唱す
比良山
木漏れ日の揺れ老鶯の羽音降る
尾上真理
老鶯は風のすき間へ潜みこむ
尾内以太
老鶯五臓に響く夜叉の面
美山
我ここに六甲の主人老鶯なり
美翠
老い鶯群葉の陰へ青き空
美年
老鶯や樹木医助く巨樹古木
柊の花
老鶯や母の足また止まりをり
姫山りんご
老鶯や風なき摂氏二十五度
百草千樹
老鶯や今を盛りと今朝もまた
富樫 幹
老鶯に口笛で返事上と下
布津 健二
反射炉の高さを老鶯かな
舞華
老鶯の声や待合列車来ず
楓也緒
老鶯や我は老いたり大歩危路
風らん
老鶯や鳴きてしじまの長きこと
風峰
老鶯のひと啼きふた啼き峡を裂く
風紋
老鶯や山はトンネル工事中
風来
老鶯や体振るわせ恋奏で
老鶯や西郷(せご)どん自刃の城の山
聞岳
老鶯にふと顔上げぬ樹木葬
平賀乃由
老鶯の縄張り変わる散歩道
平康
老鶯は声の気迫を競うごと
平松洋子
老鶯の凛々しさ叔母の寂しさや
平塚雪月花
妙喜庵茶室待庵夏鶯
暮井戸
老鶯の声満つ峠を一人旅
母里
老鶯も声違えるか異国の地
峰江
潜み待つ邂逅の刻老鶯の
方寸
老鶯の誘いに乗って野点かな
萌久
谺借る老鶯の声山々に
禁忌なる見るなの宿や老鶯
北村 崇雄
老鴬へ挨拶弾む祖母の声
北大路京介
老鶯湖面をゆらす青き風
麻呂助
老鶯の鳴きたる刹那鉄火散る
万斛
老鶯や子も幻の里帰り
未知
老鶯やつがひつがひの吉備の里
未々
老鶯や縁切寺の門の前
岬りこ
老鶯やさようさようと谷越えて
稔 久
老鶯や澄んだあおへと鳴き交わし
老鶯の澄みて私は生きていく
夢ひとすじ
喜多院へ夏鶯の来たりけり
夢見亭笑楽
恋ばなし合の手いれる老鶯や
夢芝居よしみ
老鶯や手彫りの痕の生々し
夢堂
峡雨すぎ夏鶯とカルテット
明 惟久里
老鶯や催事撤去の役員来
明女
老鶯や西行庵の軒低し
明星
老鶯や祈るうなじを撫でるあり
綿井びょう
老鶯や大峰山の修験道
茂人
老鶯やにぎり頬張る山仕事
木人
老鶯や古民家カフェはIターン
木村ひむか
老鶯や渡る人無き沈下橋
木田余ふぢこ
老鶯の声ただ響く日和かな
木槿
老鶯や小言聴くのもぼらんてぃあ
勿忘草
老鶯のこゑも谷間にこだまする
紋舞蘭
老鶯の声展望所より高く
野ばら
老鶯が下にいるよと岩手山
野純
老鶯声せる方へ歩を弾む
野水
老鶯の声を励みに山歩き
野倉夕緋
老鶯や羽を振るいて山戻る
野中泰風
口笛の吾子と老鶯二重奏
野々ゆか
老鶯や生まれて消える池の波紋
野々村
山上や老鶯のクレシェンド
野良古
老鶯や母と過ごした峠やど
薮内椿
老鶯や樹下に憩いし母老いし
優純bow
老鶯の天突き破る相聞歌
老鶯やかつて峠の釜めしや
由喜
老鶯にバス待つ人等ざわめきぬ
由坊
老鶯や呼ぶは木霊の言霊か
裕月
老鶯に原野商法憾みけり
遊泉
老鶯や千の石段奥の院
余熱
老鶯の木霊消えたる静寂かな
与一
老鶯や金賞祝ふ地酒蔵
与志魚
棚雲の晴れて霊峰老鶯よ
誉茂子
老鶯の清浄の音の響く明け
洋々
老鶯や小さき山城聳えをり
羊山羊
老鶯や早起きに聴く朝の勤
葉っぱのようこ
老鶯や膝軽やかに下山道
葉るみ
笹薮の老鶯の色いたやうな
葉月けゐ
老鶯や森林浴の美術館
葉月のりりん
老鶯のけきょけきょ数え昼寝する
葉子
緑海やどこぞで恋の老鶯なり
葉室 緑子
老鶯や走るを休むガラスペン
欲句歩
らうらうと唄いて飛べよ老鴬よ
藍玉
夏鶯ひと渓越えて艶やかに
藍植生
老鶯や素材を変へぬ土産菓子
蘭丸結動
老鶯や山道を駆るレンタカー
理子
老鶯や頬紅の濃き未亡人
立石神流
老鶯に誘はれ来たる峠かな
立歩
装飾音つけて老鶯啼き誇る
留野ばあば
老鶯やぬばたまの碁石の震え
涼木習
老鶯や見まほし待たむ寂れ宿
力蔵
老鶯や秘湯宿にて酌み交わす
玲風
老鶯や草陰の石柱に伊賀
鈴木あむ
老鶯や山門の鐘響かせり
蓮の実
老鶯や檜原村のモノレール
蓮華寺
老鶯や人にもひとつ得意技
老人日記
老鶯や公園からアエイウエオアオ
蝋梅とちる
元気出せ老鶯や飛び回る
六花
老鶯よ山に行きたや休みたや
六日菖蒲
老鶯の恋翔けめぐる槍穂高
六々庵
御岳山あえぎ登るや老鶯なく
和田東方
老鶯や越えて奥山方広寺
兀兀
誰を待ち老鶯鳴くか遠く遠く
老鶯の長嘨しては一休み
徘徊人
老鶯の枝濃き所選びけり
洒落神戸
ひと垂れの滴や枝の老鴬に
祺埜 箕來
老鶯や熊野古道の王子跡
聰子
老鶯や喘鳴やみて風甘し
脩平
竹林うねり老鶯狼狽える
芍薬
晴嵐ぞ破りし老鶯のうつつ
萬代草舟
盛んなる夏鶯や納骨式
蓼蟲
水潤む深山の木霊老鶯よ
螢子
老鶯やFMラジオの響く午後
霖之助
老鶯や小手倉無線中継所
靫草子
老鶯や御朱印受けて声高し
夏鶯やオキの耳トマの耳
髙松遊絲
老鶯に登山疲れを癒されり
南風
待島の老鶯も待つ子の巣立ち
士王

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