俳句ポスト365結果発表

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第195回 2018年5月3日週の兼題

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

ざわつける渋谷にだつて虹はある
牛石
虹その他実家に置いたままである
牛石
卑弥呼から届けられたる虹一反
牛石
虹を見るとか言つて妻里帰り
牛石
真珠てふ虹の卵を海に還す
一阿蘇二鷲三ピーマン
忘却の友の名いくつ虹きれい
一阿蘇二鷲三ピーマン
やぎの乳繁吹き眼下は虹の谷
一阿蘇二鷲三ピーマン
触診す虹に触れにし龍の子を
一阿蘇二鷲三ピーマン
虹立ちてより隣席の親しさよ
香野さとみ
虹見えぬいまこの町は虹のなか
香野さとみ
百生きて愉快に死んで虹もでて
香野さとみ
虹裏へ父は蒸発したのです
司啓
永遠を信じる俺や海の虹
司啓
ブラックを虹の何番目に挿すか
司啓
ぎゆうぎゆうの電話ボックス虹の下
純音
虹立ちてまことに美しき汚染水
純音
夕虹や珈琲色のマニラ湾
純音
ビート板柔く息つぎごとに虹
神山刻
虹のある側へ傾ぎぬロープウェー
神山刻
塗りのこしないか塗りむらないか虹
神山刻
夕虹や胸に十字を切る農婦
楠えり子
洗はるる牛の漆黒二重虹
楠えり子
たいくつな島ですよ虹ばつかりで
楠えり子
国産みの雫に虹も産まれけり
薄荷光
側溝の重油めきたる虹の影
薄荷光
難儀して虹を渡るはあゝ妣だ
薄荷光
海だけが知つてる虹の下半身
比々き
除光液のにほひの中に虹架かる
比々き
噴き上がる筋肉質の水や虹
比々き
虹起つやマクドナルドに居たくない
理酔
また虹が夜明を破壊して海峡
理酔
虐殺の大地だろうが虹は虹
理酔
新品のコンパスが指す虹の街
24516
大虹の根元に憩ふ農夫かな
24516
どうしても虹の始点をしりたくて
k.julia
谷にをる人から虹を渡されて
k.julia
東京湾・虹・噛むことも疲れるね
Y雨日
夕虹や爪のこぼれてゆく広場
Y雨日
背中伸ばしてまだ虹が出てるから
あつむら恵女
呆気なく外輪山を越えたか虹よ
あつむら恵女
虹喰うてしもたか龍の生臭き
あまぶー
東京の糞っみたいな朝に虹
あまぶー
生臭き虹に惹かれてあの頃は
いごぼうら
夕虹をくぐり農夫の影絵ゆく
いごぼうら
白イ虹朕ハ白馬ニマタガッテ
ウロ
片虹や片足ずっぽり牟田のなか
ウロ
町中の音をうばつて虹立てり
かまど
虹消えてマーマレードの苦みかな
かまど
OPENの札をなほして夕の虹
かもん丸茶
献上の南国の鳥逃げて虹
かもん丸茶
海峡の虹は塗りたて船過ぐる
クラウド坂上
虹いつも120度で切れにけり
クラウド坂上
朝の虹鋭し労働に出たくなし
くらげを
虹を吐く山腹ちやうど鳶の域
くらげを
虹見えたのか恍惚と笑いをり
くりでん
七色となれずに虹は消えにけり
くりでん
虹消えて麒麟の首の長きかな
ことまと
虹清しまた意地悪をしてしまふ
ことまと
朝の虹卵をひとつ割足して
こなぎ
遠虹や干すべき物を干し終えて
こなぎ
水を踏み虹の記憶を楽しめり
シニアモモ
夕虹や仮住の猫の柔らかき
シニアモモ
片足を湖に浸して夜の虹
じゃすみん
ガラス壜に飼ふ白日夢と虹と
じゃすみん
奥州の街道に虹滴りて
しろ
歯医者の寝椅子傾きて虹が立つ
しろ
夕虹や売らるる豚の振る尻尾
すりいぴい
虹立ちて獏は見てゐる獏の夢
すりいぴい
六尺の向こうに虹を子規は見たか
だいふく
虹淡し「のぼさん眼玉を貸し給え」
だいふく
詩集編む砂漠に虹の立つ匂ひ
たんじぇりん金子
労働歌明るしイーハトヴに虹
たんじぇりん金子
さらし首虹何色であるべきか
ツカビッチ
峡谷や轟轟と吹荒ぶ虹
ツカビッチ
虹出ると段々畑の拡声器
つつ井つつ
水平線虹のしっぽが生えている
つつ井つつ夫
夕虹や明日はいじめられないかも
テツコ@第二まる安
沖に虹立ちて大地震かもしれぬ
テツコ@第二まる安
木道の風ふつくらと虹の橋
てん点
レモンティーの零れる匂ひ虹二重
てん点
外側はぴりりと辛し虹の梁
どかてい
朝虹や手水を飲みに来る土鳩
どかてい
雨上がり山羊ぱりぱりと虹を食む
ときこ
教室の窓の虹へ飛ばす輪ゴム
ときこ
あの玻璃のビル建ちてより虹多し
ニット
分校におんなせんせい虹と来る
ニット
虹立つや麒麟は遠く西を見る
にゃん
アクセルは全開虹の足許へ
にゃん
月虹や猫の瞳は糸月に
ぬらりひょん
青天へ虹は裸身を惜しげなく
ぬらりひょん
雨の奥虹の蕾はひらきかけ
はむ
待ち人は虹の彼方になどおらぬ
はむ
あめ玉をまた噛みくだいちゃって虹
ふるてい
カルピスの原液ゆたり注ぎ虹
ふるてい
虹越ゆるもくぐるも鳥の自由かな
ヘリンボーン富樽
立つ虹の片脚海に溶けている
ヘリンボーン富樽
ヴェネチアの虹の雫の媚薬かな
ぼたんのむら
密命は虹の隙間に挟み込む
ぼたんのむら
虹立つやロバイヌネコの上の鶏
ほろよい
虹立つやサバンナをゆく象の群
ほろよい
虹果ててこれより狐日和かな
まるちゃん2323
何はともあれ新品の虹である
まるちゃん2323
享年5才猫のマサムネ渡る虹
めいおう星
虹懸くや天穹は透くことに倦み
めいおう星
夕虹や比良輪郭を取り戻す
ラッキーの母
あまたなる墓碑銘爆心地の虹
ラッキーの母
虹立ちぬヘビノゴトクサトクアレ
りう女
行きたしや虹の根に立つてふ幸福の市へ
りう女
虹の根のどれも綺麗な毒草よ
ローストビーフ
虹立つや留置場めく喫煙所
ローストビーフ
空に虹『風の歌を聴け』に栞
或人
いつまでも虹の立つ空サザエさん
或人
虹を射る形に少女弓を引く
伊奈川富真乃
駅裏の飲み屋饐えたり朝の虹
伊奈川富真乃
傘折れて虹はつなぎめのない円
卯MOON
子が翔んだブランコ虹へはねあげて
卯MOON
むらさきが言えぬ一歳半の虹
塩の司厨長
虹の色忘れた祖父は帰還兵
塩の司厨長
ひび割れたCDの虹空に虹
塩豆
君曰く虹の根本にいる私
塩豆
落とし穴忘れて帰る5時の虹
温湿布
さんざんと泣いた後には虹キレイ
温湿布
死にぎはの麒麟と虹を見てをりぬ
可笑式
虹ノ色二ノ十六乗分ノ七
可笑式
35億年前虹は立ったか明日も立つか
歌鈴
虹の立つかすかな音へ猫の耳
歌鈴
虹消える大人は泣いちゃいけません
花伝
雨あがり薄荷の味と虹の円
花伝
妹が虹の映った水掬う
海月漂
弟は虹の映った池を蹴る
海月漂
和紙を漉く早さで虹の濃くなりぬ
街麦
夕虹が千切れて映るオフィスビル
街麦
虹たちて戦禍のラジオニュースかな
樫の木
理学部棟飛んで医学部棟へ虹
樫の木
宿題は虹の半径測ること
葛谷猫日和
縺れた虹は路線図になるらしい
葛谷猫日和
その笑みが嘘だとしても虹が立つ
瓦すずめ
ロボットの国の静けさ虹立てり
瓦すずめ
虹めざすおもひおもひの風に鳥
亀田荒太
虹の空薄紫をほどきたり
亀田荒太
虹うすれ生まれなかつたものの声
久我恒子
屠られし群の一頭虹鮮烈
久我恒子
けざやかに虹たてばなほ命惜し
渓湖
かくれんぼしていて虹のこと言えず
渓湖
光秀が見たといふ虹かもしれぬ
鶏侍
歯磨きはミント味なり今朝の虹
鶏侍
内緒だよ虹のうろこを拾ったの
古都ぎんう
あの子つく嘘から虹は生まれでる
古都ぎんう
まりちゃんが虹を渡ってゐた昭和
江戸人
試合再開山の端に残る虹
江戸人
フーテンの寅虹へ去るエンディング
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
山々を綴じよ虹てふ蝶番
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
虹消える夕潮騒の真ん中に
砂山恵子
朝虹や予後知る父の体拭き
砂山恵子
きっと虹は金平糖になるのです
彩楓(さいふう)
曳き売りの魚屋虹の輪より来る
彩楓(さいふう)
姉嫁ぐひがしへ虹の香のなかへ
斎藤秀雄
腕時計忘れて虹の音の濡れて
斎藤秀雄
押上一丁目1の2あたりに虹たちぬ
三重丸
虹屋はん一反置いていきはつた
三重丸
虹の消ゆインストゥルメンタルの不穏
山香ばし
二十八階あたりにて虹切らる
山香ばし
虹伸びて竜の階整ひぬ
山内彩月
病室に砂を噛む日の白き虹
山内彩月
ソは青い空シは幸せの虹
七瀬ゆきこ
眩しさに空破水して甘い虹
七瀬ゆきこ
木の上の虹あかるくて眠たくて
酒井おかわり
猫になる欠伸を少し虹の窓
酒井おかわり
好きですと言われた時のような虹
秋津州はじめ
渋滞はこの虹のせいか
秋津洲はじめ
にじせつかくですのでいつぽんどうぞ
春日のぽんぽこぴーな
巻き爪軽やかに虹を飛び越える
春日のぽんぽこぴーな
ト音記号虹の先っぽ書き入れる
春爺
虹が出た赤のところに母がいる
春爺
子に呼ばれ虹の破片は見えました
城内幸江
携帯は虹の言葉で満杯だ
城内幸江
朝虹や途中入部の文芸部
水野大雅
夕虹やレギュラー呆気なく渡す
水野大雅
沖の虹犬吠埼は海へ果つ
星埜黴円
演習場に幼き虹の伸びはじむ
星埜黴円
電卓を仕舞い定時の空に虹
清水仙人掌
西陣にかかる夕虹織る工場
清水仙人掌
虹あはし猫捨てもどる母の嘘
静里秋希
けさ虹を見そびれ兄のあめ盗む
静里秋希
にぎたつに虹立つ朝の天守閣
石川焦点
嫁入りのキツネ鳴いたか虹立ちぬ
石川焦点
虹の脚が電波塔に刺さってゐる
雪うさぎ
その翅に虹持つ虫の名を知らず
雪うさぎ
虹めがけ羽ばたく鳥よ渇きたるか
蒼鳩
虹立ちぬ妻を迎へに美容院
蒼鳩
夕虹や甥が喧嘩をしたうわさ
村上海斗
亡骸を焼けば夕虹立つにおい
村上海斗
翼竜のまどかな虹をくぐりけり
谷口詠美
朝の虹夢を書けよと言はれても
谷口詠美
フランスの硝子めく空そして虹
中岡秀次
突厥の草原蒼くぬれて虹
中岡秀次
すっぴんのたましいを干す虹の橋
宙のふう
妊れぬ花の白くて夜の虹
宙のふう
地球には把手があったそれは虹
泥酔亭曜々
俯いていない私は虹を見た
泥酔亭曜々
虹崩る三篇の詩と舟を得る
土井デボン探花
犯人は虹に向かつて逃げました
土井デボン探花
探し物は何です虹ならそこに
冬のおこじょ
硫酸の匂ひのせし虹の根元
冬のおこじょ
江戸の虹斑鳩の虹縄文の虹
藤鷹圓哉
購買のコッペパン虹は挟めません
藤鷹圓哉
悉く虹の匂ひに眠りをり
内藤羊皐
虹毀ち鱗は海を懐かしむ
内藤羊皐
すべり台虹がおしりについちゃった
虹子(6才)
虹のゼリー空にかかってどんな味
虹子(6才)
虹という漂流物を立てかける
日田路
虹立つて空の半分生乾き
日田路
虹の橋のふもとに青き猫二匹
猫愛すクリーム
片虹や詩篇閉ぢたる午後の窓
猫愛すクリーム
いたいのとんでけお空は虹色に膿んで
牟礼あおい
ぐわらぐわらと羅馬の虹は消ゆるとや
牟礼あおい@羅馬=ローマ
夕虹やまだ運つかうときでなく
野久多杏
あしたとは虹の薄片かもしれず
野久多杏
「本船は虹立つ街へ帰港せり」
有瀬こうこ
夕虹や補欠のバット空を切る
有瀬こうこ
ももいろの虹見つけたら麓で待つ
李子
赤がちの虹暮れなずむ人の墓地
李子
下半分の虹は今頃ブラジルに
立志
虹から虹までスッポリと四丁目
立志
ビー玉は虹のしづくの匂ひして
立川六珈
音叉とも虹のかけらの響きとも
立川六珈
初めての虹を見ている児よ母よ
留野ばあば
金網のなかはアメリカ虹かかる
留野ばあば
虹きれいひろき廃炉の西のまど
緑の手
虹生まる真珠目覚むるところより
緑の手
虹崩る諦めたのか飽きたのか
隣安
虹ふたへ鞄を濡らす旅にゐて
隣安
点滴の長きチューブや虹の窓
洒落神戸
ガントリークレーンぶら下げている虹の梁
洒落神戸
虹立ちてストローで吸う酸つぱい黄
福良ちどり
虹の居る空が始まる船尾かな
福良ちどり
夕虹の脚より褪めて青年期
とおと
夢殿に薬師祈祷師水に虹
ウェンズデー正人
朝虹や焼き上がりたるミケの骨
葦たかし
あをぞらに虹たてかけて旅立てり
☆彡ましろなぎさ
夕虹や南大門へホルンの音
28ひろきち
虹消えて神社に三つ力石
COSMOS
虹を出す小石机の片隅に
GONZA
街あいに端切れのやうな虹貼られ
kanna
虹二重二つ返事で結婚へ
Kかれん
朝虹に摑まれてゐる匂ひして
Mコスモ
水色の絵の具を買はん虹立ちぬ
S.A.Y.
夕虹の湾岸ギアをローにして
あいだほ
牛も犬も屋根もセピアよ虹の脚
あいむ李景
虹立ちぬパラシュートの男くぐらせて
あさり
さざ波の海には虹は降りぬから
アビス
乳飲み子のゲップ出た出た虹も出た
あまの
子のスケッチ土から生える太き虹
あまらんさす
黒瓦のんちゃんの家に虹生まる
あまぐり
虹立ちて北と南の定まれり
アリマノミコ
虹の朝いるかの耳石拾ひけり
あるきしちはる
彼は知るや虹立ちのぼる家なりと
いいよかん
恋人と手をつないでも虹の裏
いち瑠
虹の根にまた逃げられた五歳かな
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
雨垂れはほのあたたかく夕の虹
いもがらぼくと
居合わせた人と誉めあう虹の出来
うさぎまんじゅう
虹立ちてむくんむくんと喉へ水
うしうし
虹ふたつ今夜謝ろうと決める
うづら
虹二重同心円に緋の炉心
うに子
虹立ちて行方を記す海図室k
おうちゃん
夕虹や音を吸いたる山の邑
おがたま
虹の日の出逢ひを忘る君とゐる
おにぎりと水筒と切符
ツァラリラン虹の袂にふるえる野
おんちゃん。
虹消えて後部座席へ戻りけり
かぬまっこ
夕虹や凪て鯨は唄ひけり
かのたま
虹を生む眼に虹は壊される
かよ
約束は虹が出てから消えるまで
カリン
じてん車のれんしゅうしててにじ出たよ
がんばれけいご7才
オウゴンオニクワガタのおもちゃをもってにじをみる
がんばれたくみ5才
社交家の母らしき斎場の虹
キッカワテツヤ
虹かかる天空よぎるプテラノドン
ギボウシ金森
虹立つも無音消ゆるも無音かな
きみこば
虹の下家賃が払えなくて泣いた
きゆうかんちよう
消えぬ間に櫓に登り虹掴む
きんえんくん
発つ朝ややけにでっかい虹が居り
くさ
老聾のわれに瞽女唄立てる虹
ぐずみ
虹も世もたつた七つなわけがない
ぐでたまご
虹連れて野を行く人や万華鏡
ぐべの実
父米寿母傘寿なり二重虹
くま鶉
虹立ちぬ正清の井戸こんこんと
くるみだんご
虹消えぬ改憲といふ文字黒し
ぐれむりん
虹見るや育児休暇もあと少し
けら
虹消えてだんまり丘の巨石群
こじ
サーカスの来る日帰る日虹や立つ
こま
宝掘るために虹の根を折りぬ
ざうこ
夕虹に少し近づく肩車
さきのジジ
雷神の架けたる虹の橋堅し
さくみ
虹降りて遠つ淡海泡立ちぬ
さくやこのはな
持ってないものばっか虹なんか出ない
さとうりつこ
虹掴む我ぎゅるるんと空に入る
さとう菓子
虹のうたレインスティックなりおわる
さな(6才)@「レインスティック」を知らない祖母に「雨の音がする楽器よ」と教えてくれました。(祖母・誉茂子より)
はて何か買い忘れたか虹を見て
さぶり
何も無い時ばかり見事な虹よ
さゆみ
虹立つや草食竜の群遥か
さるぼぼ@チーム天地夢遥
消えてゆく虹の続きを描きけり
しいちゃん
夕暮れのグランド均し虹の立つ
しー子
円虹や機首は南へ降下中
しげる
でいだらぼっちのつまみたるかに虹立ちぬ
しゃれこうべの妻
片虹や自転車拭いてスーパーへ
シュリ
虹捕食せり大都会の騒音
しょうき
虹はウートラマンのビーム
しょうちゃん3歳
朝の虹地球の夢のこぼれたる
すえよし
雲梯の雨の雫に透けて虹
すみっこ忘牛
ポケットに虹の半分入れて行く
せいち
虹の果て波に散らばる鱗かな
せり花
円虹や魚の居ないメダカ鉢
タケ
隣県に跨ぐ虹の輪濃かりけり
たなかれいこ
鍾乳洞入口の空虹懸かる
たん造
還暦や虹に向かいて放尿す
ちびつぶぶどう
虹の音集めています天使です
ちゃうりん
三色の虹初めてのミントガム
つぎがい
二重虹辞表しずかに受理されて
でこはち
虹立つや突如ひと鳴き孔雀小屋
てまり
太陽と虹の間にいる僕ら
テン@第二まる安
「虹無限発生装置」賢治作
ときめき人
虹の橋足りないものに銀の犬
としなり
セルロイド人形動く虹の町
としまる
望郷やレンズの虹が濡れてゐる
トポル
納骨堂虹架かりまた架かりまた
ともかわすてむ
虹の駅イヤホンは絡まる気持ち
どろん
白壁に虹仮留める午後の窓
ながら
虹よICUの妻今も美し
ナタデココ
学校に行けぬ子よ虹ほどけゆく
なないろ
くぐろうと追う虹けらけらと笑う
なにわのらんる
大きめの長靴の音夕の虹
ねこじゃらし
ゆめゆめ疑うなかれ虹の真下
のら
虹飾る保育室静か午後六時
はぐしー
万人に虹は大きな門となる
はぐれ雲
虹のたつたび星ひとつきえている
ハチワレ
湿気た畳窓に嵌まった空と虹
はっぱ
解剖学実習終わる空に虹
はまのはの
求人の張り紙ガラス窓に虹
はまゆう
東のてっぺん塞いで虹二つ
はら美華子
虹が染み込んでゆく空真珠色
ぴいす
亀仰ぐ虹にアダムの知らぬ赤
ヒカリゴケ
カラーコピー百枚窓の外の虹
ひでやん
虹に買ひ足すコンビニの充電器
ひねもす
虹立ちて子の無き背中軽きかな
ひよこ豆
あの足が俺の家から虹は怖い
ひよとり
虹色の入場門をくぐろうよ
ひろしげ10さい
虹立つや朝のホースのよく暴れ
ひろろ
コキ10000虹が導く廃線路
ふくろう悠々@コキ10000は、廃車になった貨物列車。
透明に虹ドロップのレモン味
ふじこ
虹立つや定年をまた先延ばす
ふわり子
虹に気付くとき受話器に君の声
ほしの有紀
虹消へて万葉に降る雫なる
ぽろたま
夕虹やお礼にひとつガムを買ひ
ぽんたちん
鉄塔の錆のかさぶた虹の空
マーフィー
マカロンのとけゆく虹の甘さかな
マオ
号泣の眼にぐにゃぐにゃと虹のたつ
まさこ
虹消えて空がまた空らしくなる
まどん
虹割って金平糖の生まれけり
まゆ熊
虹を越え時速6キロ車椅子
まゆ実
虹はお空のカチューシャ
ミーちゃん4歳
再会や虹の向かうを見つめをる
みぞはる
夕虹の端から崩れ落ちて海
みつこ
虹の中数多の絵馬の漂ひて
むじーじ
あめ細工ぐにゅっと伸びて虹立ちて
むったん
虹だ虹ぼくの失くしたプリズムだ
もせきのこ
虹の果て鴉の翅は白かった
モッツァレラえのくし
虹立つやさりさりと裁つレース生地
ももたもも
虹の輪の大縄跳びや宇宙(そら)を駈く
もりお
大マジック空に仕掛けた虹使い
やぶつばき
夕虹を正しく映せり隅田川
やまぶき
夕虹や赤のあたりは甘かろう
ヤマボー
虹のむらさきが見えたら外行こう
地球でも洗ってやろう朝の虹
ゆうほ
二時西に来し二児の見し虹の遺志
ゆうり
右脚の少し欠けたる虹の橋
ゆすらご
長崎や虹の真下に天主堂
よしおくん
ガラガラと点滴引きて虹と逢ふ
ラーラ
虹を告ぐ人居なければ色淡し
ららら句
虹伝説鬼の食らった今朝の虹
リライフ
見上げる空はパノラマの虹が良い
りんごのほっぺ
朝虹や昨日は少し言い過ぎた
る・こんと
虹だとよしかも二重ときやがつた
ららやにほ
朝の虹眼を瞑るとき少女なる
阿部 胤友
放心のリハビリ室の窓の虹
哀顏騎士
虹の根に宝あるらむさもありなむ
わたさん
虹の色数える指の平和かな
伊介
虹消ゆる相手あるやに独り言
伊藤はな
剥がれかけの選挙ポスター虹立ちぬ
伊予吟会 宵嵐
大きな虹我家の屋根に届いてた
位子
遠山の虹立つあたり皆の待つ
位相朗
朝虹を少し溶かしてパレットへ
育由
二駅を過ぎても虹は山に居り
一宮寅五郎
太陽の塔の昭和の呼気が虹
一斤染乃
虹の端掴んだ筈と思ったが
一咲ふゆか
ドロップは虹を溶かしてできてるの
一心
山二つ三歩で渡る虹の橋
一人静
虹の脚かくして山の静かなり
一走人
秘密だよ夜明けに虹を見たことは
一呆堂
金平糖ころころころげ虹おぼろ
卯年のふみ
とおりゃんせ道の向こうに虹あかり
瓜中不眠
七十で恋患いや山の虹
栄魚
虹立ちて父の延命絶つ決意
永想
ヨガの呼気虹の呼気いついつまでや
遠音
両手上げ手のひらから虹が出る
音澤 煙管
神田川汚れちまった虹消える
佳月
虹立つや八坂の門を綿帽子
夏柿
戦闘機残す轟音虹二重
火野平正
少年の一筆書きや島の虹
花 節湖
陽がなぶる雨の羽衣虹架かる
花屋
虹立ちて丸い地球に立つ私
花咲明日香
虹立つやふと寄り道の古書の街
花南天anne
晩ごはん何がいい?虹送ります
花紋
空色のビン透かしてみる異郷の虹
茄子紺
段々と虹近くなる齢かな
霞山旅
やはらかき虹を刺したる電波塔
我夢
夕虹を挿しほろ酔いの色へ海
海田
天跨ぐ蛇の抜け殻砕け虹
海風山本
着水す救難飛行艇や虹
灰色狼
ポケットの外れ馬券を掴み虹
皆見元喜
バジリカに虹の架かりて娘逝く
蛙声(あせい)
虹きれいひとりでもさびしくないよ
笠原 理香
虹が立つ生える歯磨いて居た所
葛城裸時
ふるさとの訛りはるけし夕の虹
住んでいたところまで虹のびる朝
閑茶
にわたずみ虹の漣生まれけり
岩渕伊織
虹たてば足の小指の爪を切る
岐阜の鮎
虹色のとかげ百匹虹色が産む
幾恋良石
彼方にあらずや美しき虹の根つこ
輝 龍明
あわ粥の底光りする虹の朝
蟻馬次朗
豆柴の鼻ももいろや朝の虹
菊川和奏
出稽古の固い回しや虹の朝
菊池洋勝
夕虹や土中の死骨から立ちぬ
吉や
夕虹や指認証の入退社
吉良水里
黒板の方程式や虹とける
宮下 倖
ばあちゃんの畑あたりに虹が立つ
宮坂変哲
真正面の虹へ加速の滑走路
宮﨑紅清
植物園にじにはなにがさくでせう
京野さち
あの山もいつかは虹の巣とならむ
玉木たまね
夕虹やこうもり山をひとまたぎ
琴女
夕虹を確かめ納屋に火をはなち
近澤有孝
未完なる虹に向ひて離陸せし
金子加行
虹の根を追へばトントン道成寺
吟  梵
大虹の声上ぐ前に消えにけり
銀命堂
虹淡し通夜の席への小さき旅
空 春翔
婆渡ろ爺もいっしょに渡ろ虹
熊耳
虹消えて少しお腹も空きにけり
桑島 幹
君が描く空にはいつも虹かかる
啓泉
石鹸のにほひ残るや虹遥か
桂奈
虹の橋出かけたくない反抗期
月のうさぎ
指の先虹は甘いと吾子の言ふ
月の砂漠★★
一色が欠けたかに故郷の虹は
月の道
吾子の背の広きを知りて虹の空
月々
虹立つやハズレは白のドロップス
月見柑
山羊鳴けば虹が答える荒地かな
犬井山羊
虹のいろ数ふる齢は過ぎにけり
玄冬庵
ハイヒール水溜まりの虹をふみ
己心
ぽぽぽぽぽアルペジオで消ゆ昼の虹
戸田うぐら
レフトスタンド売り子が虹を背負ってきし
鯉太郎
牛乳は噛んで飲むもの虹立てり
幸久
虹を噴く地球幼年期の最中
広瀬 康
虹架かる花一匁あのコがほしい
更紗 ゆふ
メインは月の石アントルメに虹
江口小春
虹たてり術後の夫眠りしまま
紅さやか
夕虹やイージス艦の鉛色
紅の子
ぼた山の哀しきかなや虹の梁
香壺
虹の橋小字七つを跨ぎけり
高原三峯
朝の虹食べて元気になれるかな
高村七子
ビルの虹魔除けにオレは就活へ
克巳
虹のあとこの世の影のよみがへる
根子屋彦六
虹消えてドリルの音のまた立ちて
根本葉音
端っこの虹を一口食べてみる
佐々木信天翁
弾語り楽譜をめくる虹の風
佐川寿々@チーム天地夢遥
虹濁る透明すぎる十四歳
佐藤直哉
虹の白は昔天馬に食べられた
座敷わらしなつき(6才)
満員のゴンドラ虹の端に消え
斎乃雪
虹はないうつむいた君の瞳に
札六
龍雲走り行き虹の来る予感
三子
病室のつめたき手すり虹淡し
三重野とりとり
水平をはみ出して虹にほひけり
三輪えつし
道の駅はるかな虹を負ひにけり
三輪佳子
片虹や豚の子五匹生まれけり
山西琴和浦
城壁に千の窪みや虹しづか
山田松雲
糸でんわ黄泉でも虹が見えますか
四丁目
虹立つや天照神(あまてるかみ)が美(は)し乳房
志保川有
虹の果て帆をあげ見つむボトルシップ
紙威
公団の屋上に虹誰もいない
紙魚
さする手にぐにゅり胎動二重虹
紫檀豆蔵
ドロップの缶開けて虹匂ひけり
紫蝶
虹吐いて山の窪みのやはらかし
次郎の飼い主
朝虹の立てかけてある黒部ダム
耳目
虹立つや岬に遊ぶ寒立馬
篠田ピンク
まうかりまっかへえいまそこで虹みたし
柴原明人
空は虹しとしと点滴の吾子よ
柴咲はじめ
校庭にちと短めの虹かかる
柴紫
この夜の何処かに虹のゐるらしく
若林哲哉
燥ぐ子のこゑ虹の輪を膨らます
朱河
乾きゆく方舟振り返れば虹
春野いちご
虹立ちて青の洞窟漕ぎ出でし
小橋春鳥
独り居の日記一行虹立てり
小石日和
来ぬ人に色失ひゆく空の虹
小千住
リュウグウノツカイは虹になりたくて
小川めぐる
朝虹の鶏舎の匂いどっと窓
小泉岩魚
虹消えそう君に折檻し足りない
小倉じゅんまき
虹の音を受信しているテレビ塔
小田寺登女
夕虹や物干し竿を売る車
小野更紗
見えるのはせいぜい三つの色の虹
松浦麗久
転飜の声ひからせてひらく虹
松山めゐ@転飜(てんぽん)とは、ジャバラ折りのお経をぱらぱらして読んだことにすること。
虹立ちて朝餉前なる牛の世話
松野英昌
あしたには虹の匂いも忘れおり
上市まさ
虹立ちぬ些か重きマグカップ
城進也
完璧な虹最後の家族写真
新藤柑子
ファベーラへ虹撒く指やキリスト像
森なゆた
虹の日にネギ買って来てチャリを漕ぐ
森健司
夕虹や背にあたたかき子の重み
深草あやめ
虹からと硬きプリズム小さき手へ
真繍
虹たちて国造りがはじまらん
睡花
牛の背に小さき虹を拵えけり
粋田化石
ちょんまげのようにお山に虹が生え
澄海
虹の端異国の子には届かぬか
晴好 雨独
消えかけし虹の再生ボタン押す
清清檸檬
虹清ら老舗本日廃業す
聖子
虹の元いつかは行くが今はいい
聖部家圓弾
千枚田一枚毎の虹の影
西山哲彦
虹たちて愛で始まるあいうゑを
西尾婆翔
泡沫の虹に抱かれる酔い心地
誠馬
異国の地火の鳴る大地夜の虹
青い月
虹の裏であひませうといはれけり
青柿
夕虹やお小言一つ持ち帰る
青柘榴
鉄紺の海に突込み虹の端
青萄
虹のこれり道頓堀の夜まだき
青嵐
瞬けば虹の跡さへ見失う
石井せんすい
虹立ちぬ金蛇の札を買ひにけり
赤馬福助
虹が出るこの世まんざら悪くない
雪花
天竜の水吸い上げて虹の青
千の葉
土耳古赤瑠璃色檸檬夜の虹
千恵
夕虹や葺き替え決まるトタン屋根
千種
虹架かるジグソーパズル嵌まりけり
占新戸
虹立ちてここまで全部フィクションです
倉木はじめ
夕虹や5年前から咲く造花
相沢はつみ
南やら北やらあつて僕は虹
モナリザの背中より虹の足跡見てみたい
蒼奏
虹立ちぬほのかに空の笑むように
霜月
虹仰ぐ顎の角度の同じうす
村上 無有
鳩翔つや虹の片脚ついばみに
村上優貴
虹立つや画材道具を売りに行く
多々良海月
枕辺の手鏡に見ゆ虹半分
駄口竹流
三色を売り渡したる虹の立つ
大井河薪
虹なな色ひと色ごとが毒林檎
大西主計
命日や掌ほどの虹の欲し
大塚迷路
ソプラノの空を溢るる虹ひとつ
大槻税悦
夕虹や父の遺産のハーモニカ
大福ママ
アクセルを踏むや虹まで行って泣こう
瀧まさこ
日本丸入港虹を曳いて来し
谷川の蛍子
予約本入荷の知らせ夕の虹
竹さ
虹立つはまことか黒い雨刺さる
竹伍
しまんとの送電線や虹の弦
竹吹く
虹半分神もご多用なのでしょう
中山月波
補助輪を外しこぎ出す空に虹
中西柚子
晴れて虹はれておなかのすきにけり
中嶋浄土
白亜紀の火星に虹の空ありや
昼行燈
天狗の煽ぐ風八王子の虹
衷子
虹消えて恋の初めの丁寧語
鳥坂
虹仰ぐピテカントロプスのやうに
直樹里
♂♀のむつまやかなり今朝の虹
直木葉子
じょんがらを弾く岩木嶺虹二重
津軽ちゃう
虹消えて今から僕は元患者
津軽まつ
虹立ちぬ二人で挟む叔母の骨
辻が花
虹を追うカヌーの滑り迷い無し
哲也
地球の裏も虹はんぶんこの虹
天野姫城
サイゴンの残響渡る虹の涯
田中耕泉
虹作る実験教室明日開催
杜の緑子
虹といふ溺れし龍の爪の跡
登るひと
猫の眼に虹立つ日和友来る
登美子
虹の端を受け止めて立つ信濃富士
都雪
虹立つや明日よりパリは夏時間
都乃あざみ
売上を達成せりと虹仰ぐ
東山
片足をビルに差し込み虹立てり
東尋坊
自販機よりぽとりおみくじ虹立ちぬ
桃泉
虹立つやシベリアルート上昇中
桃猫雪子
天と地と繋がる虹のファンファーレ
桃八
泥跳ねる上げたこぶしが虹に触れ
桃福
ちょうだいを覚えし吾子や虹ふたつ
湯川美香月
旅終り復路は虹に乗り換へて
藤井祐喜
虹映し壺中の天を開きけり
藤郷源一朗
フルートの楽譜開きぬ虹の窓
藤薫
虹立つやキャンディー缶の穴の中
藤野あき
鳥たちの溺れる場所や虹の立つ
豆田こまめ
夕虹へ自転車アンダンテのミソラ
豆闌
虹の下須恵器の欠片掘り当てし
陶然
夕虹をひとり小声で褒めてやる
南亭 骨太
虹が出た三人目の子男子かな
二上松風
虹消えてしまえばもとの寂しんぼ
日出時計
虹立つや海の昏さの古社宅
日暮
葉のしずく虹をこぼしてしまいけり
猫舌扁平足
ようこそと両手ひろげた湾の虹
年相応
虹よ僕はさすらへるスナフキンに
播磨陽子
虹立ちて中年カルピスを好み
背馬
天気図に虹のマークがあるといい
博光
丸ごとの虹が見たくて上へ走る
白丘山人(893人)
虹の根にマンモスの骨埋まれる
白鳥国男
濡れるだけ濡れてベンチと吾と虹
麦吉
ヒロシマや焼き付いたモノクロの虹
半熟赤茄子
虹消える私たちの眼差しだけを集めて
彼方ひらく
雨上がり狐の嫁が虹を踏み
比保倉亭酢
虹の橋水守る大蛇渡りけり
比良山
バック転の子らつま先は虹をなぞる
尾上真理
虹立つよ宇宙戦士を名乗る豎子
尾内以太
虹立つやジャングルジムに掛ける傘
柊 月子
虹立てり植木鋏の研ぎ直し
百草千樹
虹睨むあかんたれやと分かってる
富久まる
夕虹の消えゆくまでの無言かな
富山の露玉
虹の色一つもらつてマニキュアに
布杏多
虹へ過ぐ下校のサドル高くして
武井かま猫
動物の飼はれて鳴いて夕虹よ
舞華
虹架かるアプガー指数4の吾子
楓也緒
走り走り虹の外側捕まへる
風花
虹去りぬ声変わりしたる少年
福花
土曜日の恋人ネオン色の虹
腹胃壮
虹の根のあたりに住んでゐて孤独
物心
だんまりの破瓜期はいけず虹二重
文月さな女
虹いつも青空に殺されている
暮井戸
頭上より虹のしぶきを浴びにけり
峰泉しょうこ
虹立ちて島の狐が嫁ぎけり
蜂喰擬
二重虹古書街の僕にフラの君に
蜂里ななつ
工場の汚れしタオル虹に干す
望月ゆう
夕虹や飲まずに語る幸福論
堀口房水
虹出づと告げ牛丼はつゆだくで
凡鑽
羨めば虹に背骨のあるごとく
抹茶金魚
病み上がり虹肉眼に突き刺さる
未知
虹横たふ龍神さまの機嫌良し
眠る烏龍茶
ダイバーの海の底より仰ぐ虹
夢堂
虹消えて潜水艦の永久の黙
霧子
指めがね虹の向かうに声がして
椋本望生
彫駒に柾目の盤や夕の虹
明惟久里
虹消えて鎮痛剤の薄れゆく
明星@肺に穴があいて(肺気胸)絶賛鎮痛剤ヘビーユーザーとなりました。
大黒の一振りや八重の虹出づ
茂る
定置網網揚げの船虹負ひて
木人
倭国を持つて逃げそな虹架かる
木村ひむか
柵越える山羊仔山羊山羊虹の立つ
木田余ふぢこ
虹の端を吸い込む峠の堀切
木槿
泥と虹礼をして去るインターハイ
野純
虹を指す足場の鳶の若き声
野地垂木
夕虹や介護終えたる帰路覆う
野中泰風
虹消えて定理証明できました
野良古
虹の弦つま弾く空のピチカート
柳児
条里制の名残なりけり二重虹
薮久美子
一湾を渡り切ったる二重虹
遊泉
滑走路縮み海背に越える虹
夕望
坂道や虹立つ丘の天主堂
与一
虹淡し老いたる我を母知らず
与志魚
真ん中の山が霊峰夕の虹
誉茂子
旅の虹眼裏深く立つ日あり
洋々
ららららら大変虹の消えかかる
羊山羊
石を蹴る少年一人虹知らず
葉るみ
虹ふたつ龍が来たると誰そ云ふ
葉月けゐ
親友と虹を見ていた15歳
葉月のりりん
夕虹や皿に残りし薬五個
葉子 A
夫といふ人と見るべきものは虹
葉室緑子
後継ぎを拐う幻想里の虹
欲句歩
佳き人の渡り来るらし虹の橋
藍植生
三年も過ぎれば虹に辿り着く
蘭丸結動
嘘つきの君に虹見る資格なし
利平
虹立つや母に二十歳の日ありけり
理子
虹消えて写真に記す匂いかな
流川ゆきはな
背に揺るる熊避け鈴や尾根に虹
竜胆
善きことをせし人あらむ虹かかる
龍田山門
ずぶ濡れのサドル疾走虹の帰路
鈴木あむ
ナナハンの二人乗りして虹の果
鈴木麗門
毛布のにおい部屋暗く窓に虹
蓮石
ペダル漕ぐ少年虹に背を向けて
露砂
虹を見たあの日この子を身籠りぬ
老人日記
山を跨ぎ海に踏ん張るおらが虹
六々庵
川止めの終わる合図か朝の虹
兀兀
北校舎君がちぎった半分の虹
巡礼の鉄の十字架虹の中
巫女
虹二重天馬嘶き尿(ばり)したる
彌超
盗みたきほど美しき虹なりき
朶美子(えみこ)
ハモニカの飛び出す音は虹の中
淺野紫桜
聞き澄ます虹立つ音と消ゆる音
珈琲斎
刺青はマオリの誇り島の虹
聰子
夕虹や花園町の占師
蓼蟲
虹の弧はいろは坂へと続きけり
霖之助
虹あれて太鼓橋ゆく人の声
朝虹に今日の作業の決まりけり
髙橋冬扇
虹二重吾子の指差す郵便車
28あずきち
模試終わる市電のレールに続く虹
93kgのプッコラ
フェリー降り君住む町や朝の虹
HGDT
閉店の駄菓子屋の前虹仰ぐ
いなべきよみ
坂の町上がる振り返れば虹
くろべぇ
虹つかみジャングルジムを上る子ら
クロまま
沖離くる背鰭トラック島へ虹
このはる紗耶
神様のホントにいそうな虹の立つ
しゃれこうべの妻
虹の橋濡れて山なす献花台
たてしな昇平
雨去りて虹よ虹よと鳥に告げ
ときこの母よしこ
まだ泣いている途中なの虹なんて
はずきめいこ
虹消ゆるまでをひとりの時間とす
ふきょう和音
アメリカの大きな虹を車窓より
ふさこ
ネジ1000個納期を告げる空に虹
みのる
虹の先生まれし家はまだそこに
むすめ
中断の五回裏なり虹よ出よ
伊予吟会 玉嵐
トラックに積み込む荷物虹掛かる
雲野もくもく
地下道を出でて大きな虹に会ふ
岩魚
虹立ちて彼女に電話する理由
玉ゆき
放流のサイレン近き虹の橋
群馬の凡人
母逝きて海の端から虹になる
蛍川
夕虹やキャッチボールの放物線
玄鳥
虹二重物売りの声サンチアゴ
公毅
手のひらにバウムクーヘンひと切れの虹
佐藤玉女
夕虹やパチンコ店の駐車場
寿々子
週末の酒とギターと君と虹
善多丸
アクセルを噴かして虹の真中へ
中本勝美
雨の香の失せぬ大地に虹かかる
朝ぼらけ
ゴジラ岩火を噴くやうに虹立ちぬ
天晴鈍ぞ孤
夕虹やくぐりて帰る船一艘
瞳子
二重虹訓練ヘリの横切りぬ
眉山ケイ
車窓には夕の虹立つ旅終わる
由坊
土すくう球児や夕の虹やさし
裕月
白虹や蒼き湖面へ沈む村
夕月
ホテルから虹見えるかと浜のきみ
葉子
ごめんねを吐き出す勇気朝の虹
游真

並

西の空指で撫でては消ゆる虹
あわの花水木
いちどだけ虹を渡つて行かうかな
ツーちゃんの恋人
虹消えて早くお迎え来ないかな
平康
青空に遠く消えてく虹の橋
971
果てに立つあなた恋しや月の虹
2255
滝しぶきマイナスイオン光る虹
「ひなた県」一之進
原爆ドーム二重の虹の架かりけり
⑦パパ
虹消える何もなかったかに歩く
99カリン
指カンバスはめ込んでみる虹の橋
aya
稜線に現われ虹の見届ける
chiro
虹溶ける神が硝子焼き七秒間
Elise
琵琶湖より出づるや空へ虹の帯
KAZUピー
雨上がり緑輝き空に虹
KKK
病室の窓いっぱいの二重虹
kokoro
にじにじとママの手を引き指をさす
kuri
スカイダイブの喜寿が飛び込む虹の輪へ
M多孫(タマゴ)
虹立てば見知らぬ人に教えたく
n・桂月
虹かかり山裾の町抱かれいる
PON
高速道虹越えたくて越えたくて
sakura a.
崩れゆく虹のアーチと僕と君
sol
二河白道いかにとやせん虹の橋
yoko
写そかな虹の下にて並ぶ猫
Yuno
始まりは見えねども天上には虹
あい女
虹へ向かひ子はペダルこぐはつらつと
あい琶
機内より遥かに望む虹の河
アオキシゲル
夕空や家路のむこうに虹がまつ
アガニョーク
マリンライナー虹に向かいてひた走る
あすなろ
ふらふらの自転車よ追いかけるは虹
あなぐま
虹たちぬ水溜まり踏み空仰ぐ
いくらちゃん
びしょ濡れの皆と分け合う虹の笑み
いけのはら
朝虹にレモングラスのそよぐ風
いつき組福岡リスナー班/由美子
隙間からやっと見つけた虹の跡
いつの間にアラカン
虹の橋渡って嬉しいその先に
いなまさ
消えてゆく虹を追ひかけ都電行く
いまいやすのり
夕虹やわが子の歌に落つ涙
うずまきタルト
バス停の妊婦と三児虹の下
えび天
散乱し青君愛す虹の空
オイラー
つまづいて見上げた先に虹ほろり
オキザリス
空昇るあの子に虹の橋架かる
おくにち木実
虹仰ぎ指差す人の瞳にも
おけら
虹立ちて空の広さに気づきをり
お気楽草紙
あの虹を渡れば祖国父母の声
かざばな
露天風呂虹きゆるまで浸かりけり
かずポン
台所ほつたらかして走る虹
かつこ
泣き顔の予防接種や虹かかる
かつたろー。
虹立ちて不思議さうに見上げる児
かまくら
橋の上老女二人に虹が立つ
ギコ
子らのプリズムの課題や虹かかる
きさらぎ
虹立ちて雨後の雲間に光る空
きっちゃん
虹の橋日々新しくなる私
きなこもち
米寿なり手術の決断窓に虹
きな粉のおはぎ
高速を行けどくぐれぬ虹の橋
きのと
二重虹ほらほらあの絵中世の
キョンちゃん
朝虹を背に來迎の使者立ちぬ
くさぐき
虹の濃くありて夕刻しずもれり
くじやく女
虹の輪が名も無き山を抱きしめて
くめ仙人
バンクーバーで二重虹撮る日本時間
くりすけ
プロポーズ小さきダイヤに虹映る
グリンピース
二重虹スマホゲームの課金ガチャ
けーい○
傘の群れ色とりどりに虹のよう
げげ
虹とけゆく空や灰色を忘れ
コーラ味の水
夢でみた虹色世界別世界
コケデカ
にじの色一人一人のこせいかな
ここな
虹の下くぐりたくてもくぐれない
こた
虹掴む男で居たいいつまでも
こてつ川
水平線へ掛かる虹ならほっとこ
こはぎ
夕虹やピカタ目当ての人来たり
こぶこ
虹の色七色の国五色の国
こふみ
傘は閉じ虹のたもとへ走り出す
ごま
退院の朝陽に虹のかかりたる
これでいいのだ
雨あがり虹のふもとで光る海
ゴンタ
あの虹は何色ですか二色です
さかまろ@第二まる安
べた凪に映る島並虹渡る
しおかぜ
原城に四郎の骸虹の橋
しかもり
虹の橋瀬戸の島々結びをり
しげ爺
空翳すボトルシップに虹の色
シナモンティー
ひと時を共有しており虹の下
しみみ
画用紙に金平糖でつくる虹
じゅりあん山本
虹なんぞどこ吹く風だ野良猫よ
じゅんじい
友と描く大きカンバス虹の橋
じゅんじゅんヴェルファイア
肩車なんでどうして空に虹
しょうゆ
片手撮りスマホ画面に落ちた虹
しょもパンダ
さっちゃんの魔法でつくる小さき虹
しんしん
渡り終え振り向く仔らの透ける虹
スタルカ
夕虹やワンと吠えられ手を繋ぎ
スローライフ
虹を追い自転車かける直ぐな道
せいじ
人も虹なみだのあとの笑顔咲く
たいき
虹直下コウモリ眠る屋根瓦
タカミユ
虹たちて姥のかたらふ故郷は
たけし
ため息のこぼれる後に虹の立つ
たけ爺
自転車の子帰るころなり虹が出る
タック
虹仰ぐ親子虹柔らかく消ゆ
たま
人の上に立つことはなし虹は虹
たまもくろす
大虹の出でて喧嘩の仲直り
たんと
わあ虹だ忘れたくない幼心
ちひろ
虹浮かぶ華厳の滝の朝陽かな
つばさ
虹の橋飛び越えたるや水鏡
つわきの嫁
虹立つや虹の味するドロップス
でらっくま
虹色の匂いかぎたし手をのばす
てる
虹立ちて端に行けぬや尾瀬池塘
とこちゃん
ハイウェイ届かぬ虹を追い北へ
ドラタンリュウジ
仰ぎ見てくつひも結べば虹は消え
ドリルマン
虹立ちぬ病室の友に知らせたし
ドレッシング
大西洋虹の中行く旅客船
とんぼ
虹一つ七色数え薄れゆく
なおこ
虹消えて元の都会となりにけり
なかおち
虹立ちてジョギングシューズの赤き紐
なかの花梨
一切れの虹に片寄る車中かな
なご
虹追って自転車漕げば弾む胸
ななこ
虹架かり目に入る色ぞ心色
なみは
虹に会うその瞬間に神に問う
にゃんみー
渓谷をぬってバスの窓からの虹
ねもじ
走れども虹の足下行き着けず
のぶ子
路線バスときどき虹を覗かせる
のぼ子
虹の色いつも七色見つからず
のりりん
車窓よりはみ出す虹を横目見る
パオ
住込の子いるあたり虹が立つ
パッキンマン
虹の橋惜しむ船出のテープかな
はな
近づけば虹の橋脚わが家なり
はなにら
立つ虹の由来蛇とはただならぬ
ははろ
陽と雨と見上げる方向虹一つ
ハマさん
あめあがりくもはながれてにじがでる
はるか6さい
家族愛幸せ求め虹の色
ばんしょう
吾子が指す夕暮れ空におぼろ虹
ビーエム小僧
母といるようなる夕に虹立ちぬ
ピーター
びしょ濡れのシャツ忘れさる夕の虹
ひでざね
夕虹やグレーの空に溶け行きぬ
ひよはるばば
虹のそば過ぎる飛行機色残す
ひろ
ママおいでもうすぐ虹が出発だ
ひろくん10さいのママ
虚子の虹心の内で立ち消える
ひろのじょう
恋ふ人の吐息の甘し月の虹
ひろ史
夕虹やあしたも良きよきことありさうな
ひろ志
多様性虹と並べて自然かな
ひろ之介
夕空に二重の虹やアロハオエ
ふうせんかずら
虹の帯カチューシャはめてお洒落空
ぶぅちゃん
夕虹や校歌が鼓舞し五十年
ふっこ
焼菓子の焼きを重ねて夕の虹
ペコちゃん
競うドロップ並べ薄れゆく虹
ぺとろあ
就活の空ビルからビルに虹
ぺぱあみんと
虹の麓会心の句を埋めに行こ
へるしんか
ひたむきにかけた仕事に見えた虹
ほしけん
九十九折り木の間がくれの虹の帯
まこと
御所の池石から石へ二重虹
まち眞知子
帰り道おちょこの傘に虹がのる
まの
虹かける南洋は碧供養塔
まめ小路まめ子
泉水の虹なめるかの仔犬かな
まやこや
雨上がり虹現れし瞳にも
マユミ
雨あがる機窓に見ゆる円の虹
みぃすてぃ
虹ふたつ神様のご機嫌よろし
みえ
ちょこと居る猫とシーサー虹かかる
みかりん
虹架かる緑山越ゆる竜のごと
みかん
父母も夫も逝きたり朝の虹
みくにく
虹に背を押されひとまず今日を行く
みこ
虹が出た続いて一番星も出た
みずほ
根っこどこ虹を見上げて問ふ子供
ミセウ愛
花びらの雫に映る小さき虹
ミセス水玉
虹のたもと探し延々走らせる
みっちゃん@第2まる安
湖に虹や旅の続きを願う子ら
みつを
をちこちの島を抱えし瀬戸の虹
みどりがめ
虹立ちて千住の君へ会いに行く
みどりちゃん
去り行く友と分かち合ふ朝の虹
みなと
虹生る地球岬のあのあたり
みやこわすれ
メールにて知らさる虹の消へかかる
むにむにちゃん
中仙道傘の一列虹出るや
むべ
虹立ちて古墳静かに風わたり
むらたふみ
小船行くオペラハウスに虹かかる
もちえちゃん
虹でたしチャーハンうまいさて寝るか
やえ子
散骨や波濤鎮まり虹立ちぬ
やっちゃん
退院を聞きたる夕べ虹たてり
やよい
雨上がり二本の指でなぞる虹
ゆぃ
虹架かるあの子もきっと泣き止んだ
ゆみづき
はち切れてチャイナタウンに虹の足
よあけの晩
さらさらと君の髪どめ虹に映ゆ
よぶこどり
天からの賓客なりや二重虹
ライブラリー
塾の子らかたまつてゐし虹の橋
らくさい
小さき頬小さき涙に小さき虹
らごん
幸せの降り注ぐ町二重虹
リキュール
虹立つや久しき友と交わす杯
リバティーさん
虹の根へ駆ける子どもに追ひつけず
るびちゅ
虹立ちぬ上総下総跨ぐかな
るりこ
欄干にもたれて見入る虹の橋
れっどべりー
カフェテラス二人で出れば街に虹
れんげ畑
こいつ変夜の虹観にハワイ行き
ロクヨン
虹立てば空は二つに街もまた
わらび一斗
泣き顔や虹が弾けてキャンディーに
わらべ詩
ホースから虹出したのは私です
ゐるす
鳥となりくぐってみたし虹の下
亜音洲
一番は赤から虹の数え歌
阿波豊
虹見上げ前行くキミの手を握り
葦笛
窓に虹青信号のクラクション
綾夏
車窓にて君の住む街虹架かり
安芸ゆきこ
虹立や愛犬と行く田んぼ道
安田 信洲
楽園の一輪宙に挿せば虹
伊藤欣次
朝虹や今日は早く帰ろかな
伊予吟会 福嵐
声はずむ雨のち虹の帰り道
伊予吟会心嵐
交差するOneForAll虹の街
胃痛
いっせいに駆けてく子らの先に虹
井田みち
野球子のボールの先に虹の立つ
郁李
昼下がりぼやける虹はセピア色
一律
虹の色と色に境は無いのにね
羽尾理紀
溶岩の鼻先触るる虹の立つ
雨利々朱
逆さ虹天橋立股覗き
雲母
虹立ちて白いアーチのティショット
詠野孔球
一日の永さを思ふ朝の虹
越佐ふみを
山一つ跨いで淡く虹かかる
虹渡る赤い首輪よ安らかに
苑菖
吉兆と言われしだけの二重虹
横じいじ
満月のはにかむごとく夜の虹
屋上エデン
幼少時虹を見るたび摩訶不思議
暇親爺
虹に手の届きたるまで走りたし
花はな
ヘリコプター虹突つ切つて雲の中
神様が空にかけたよ虹の橋
華らん11
ビルの間に見え隠れする虹パズル
華らんまま
黄金のスペクトル虹変化
蝦名 瑠緋
虹去りて曲芸飛行戦闘機
蛾触
昼下がり砂場の孫に笑みし虹
雅雅丸
虹立ちて走って帰る通学路
雅喜
虹立つや滴払いて傘の杖
雅由
雨空に虹を期待し心晴らす
介タマ母
虹生まれ初恋のごと消えにけり
大空に虹が奏づる海の歌
海女
覚悟ならそれなりにあり虹に足
灰汁
海底の玄鳥帰る虹の下
灰田《蜻蛉切》兵庫
翔つ鳥のいづくへゆかん虹の橋
垣内孝雄
五線譜の虹に並べし四分音符
ベランダで虹に重ねる水の虹
笠静謐
南京の城壁に立つ虹の橋
梶  鴻風
西東虹の根元の如何にあり
勘太郎
共に虹見し人と今日結ばれん
幹弘
じゃんけんに負けて音無く消える虹
甘泉
天空の丸さ留めて虹の橋
岸 れん
雨上り虹踏み走る5時の鐘
岩のじ
鉄砲雨富士の原野に虹立てり
喜一郎
水平線海を飲み干す巨大虹
希林
虹の橋たもとで奴が待っている
気のまま風
夕虹に車の速度落としけり
貴芭蕉
立つ虹の足を消しゆく街あかり
軌一
とりあえず掃く手休めて虹の空
鬼怒
滲む虹赤橙黄緑青乱視
吉野川
夕虹や車列は急ぐ東へと
桔梗
五重の塔金色虹を突き刺して
桔梗松山
地に届く手に届くごと虹が立つ
久衛(ひさえ)
虹の夢たしかに見えしななつ色
久仁重
雨上がり富士山つつみ虹の輪に
宮写楽
囚人(めしうど)の虹は無限に広がりぬ
宮島ひでき
紙飛行機飛ばせ飛ばせよ虹の空
弓女
天離る虹の架け橋山跨ぐ
牛歩
バス待ちの隣人と見る虹ありて
京あられ
虹の中白装束の母を見る
京のみやび
虹が立つ父の逝く日の花道か
京丸
二重虹いい事あるか待っている
京子
夕虹やぐいと引かれし吠えもせず
京人参
二重虹神との誓い確信す
玉子
涙消え一筋の虹手繰り寄す
金治宜子
湿原に七色の一筋の虹
句詩呼
虹に手を伸ばしてつかむ虚無の風
空清
乳匂い泣き泣き笑い虹笑い
空翆
暴虐や約束の神凛と虹
栗田もとえ
虹立つや一部始終を見てをりぬ
君島笑夢
聖国へとつなぐ大きな虹の橋
恵美子
虹の朝淡い揺らめき土の香よ
結城里部
人知れずロッククライマー虹掴む
月城花風
手を合わす虹の向こうは被災地なり
犬散歩人
虹見つけ母に見せんと床起こす
原田天納
届かない虹に背を向けペダル踏む
古都鈴(ことり)
赤がいて青もいてこそ虹光る
五月
陽を受けて空に溶けだし消える虹
娯李音
薄れ行く虹に寂しき宮雀
夕虹の法事の後の美しさ
江戸川青風
我先にSNSにのせる虹
江美子
下刈りや杉の若木に淡き虹
江里口泰然
ペダル止め指さす君と二重虹
香月
夕虹に屈折率を語る君
香舟
たすけて虹キャッチボールはエンドレス
香羊
報道を語らぬ街に虹渡る
高し
虹や差す指につられて右左
高橋寅次
旅人の煙草のけむり虹二重
高村優雨花
信じよう虹のかなたの青い鳥
高田 仁和加
虹見つけ7つあるかと数えみる
黒姫
山の手線引き連れ走る二重虹
今井佳香
虹と青噴火警報ハワイ島
今坂 功
虹立つや二の次でいい勝敗は
今治・しゅんかん
山と山龍の架けたる虹の橋
今日はアッシー
虹出現戦意喪失草野球
根曲がり
虹色や天空光あふる瞬間(とき)
佐山夕子
おはようと山の向こうに虹かかる
佐藤邦夫
旅疲れ山並みの虹癒しけり
左門
隧道を抜けて隧道虹消ゆる
歳三
振り向けば母の返事は小さき虹
菜々の花
虹の脚立ち行く先は誰ぞ知る
菜奈恵
恋は虹人生は天気のごと
堺の攝子
駆け抜けよ虹よ希望よフクシマを
咲斗
龍反りて虹となりしかあの世この世
桜桃の里
逆光のカメラの中に美しき虹
桜姫5
神様が渡るから虹アーチ橋
桜木レイ改め桜木レモン
白き虹五機舞うブルーインパルス
雑草おばさん
虹立ちてマーライオンの獅子吼える
三毳
ハッブルはエウロパの虹いまだみず
山の中のオクラ
虹架かるなるようになり生きている
山姥
友逝きて駆け昇る空虹の徑
山崎点眼
アルプスの裾立つ虹の半弧かな
山吹美羽
虹立ちて素通る風の吾胸中
山川咲
二重虹外へ出ようと理科教師
山田ノムオー
雨後の窓雫残るも虹を観る
山都屋
泣きじゃくり澱む眼に虹一閃
山歩き
夕虹や熊野古道の茶屋の跡
山本 力
ヘリの音宙には虹のうすれゆく
山本嘉子
ふうわりと虹が跨ぎし東京湾
山本夏石
若い頃虹の続きの夢をみて
惨風1
虹の上歩くあなた私を見て
惨風3
雨の香のむんとして虹生まれける
珊瑚
描こうか空のキャンパス虹の絵を
賛歌郎
海に立つ虹の中より船帰る
残月
虹の輪にこげどこげども近付けず
四葉
虹立ちて遠回りかな帰り道
紫香
いつの日か渡る時代よ虹の橋
詩楽麿
虚と実と仮想通貨と虹と空
試行錯誤
虹立ちて奴頭を撫でてやる
時雨
女性用虹エレベーター閉まります
時計子(とけこ)
君恋しポニーテールにかかる虹
七色美月
何年と虹も見ません車椅子
七生姫
虹色は女ごころは良く似たり
舎人
滑り台届かぬ虹へ手を伸ばす
紗々
虹と海宇宙の口を描きをり
朱夏
君待ちて虹先消ゆる想い越え
珠稀
蒼と碧虹分かつ空青二つ
樹朋
運転中振り返りたし虹一つ
宗貞
虹立ちて携帯電話落っことす
宗本智之
虹立つや雨よけ閉じる土産店
秋月
荒磯や飛沫に出でて消える虹
秋月なおと
そちらから見えはしませぬ虹の橋
秋光
眼球の涙にも立つ夕虹かな
秋桜
雲ゆきて視野いっぱいの虹さやか
秋色あじさい
やじろべえ右へ左へ虹も揺れ
秋乃さくら
病室の窓虹を待つ千羽鶴
秋乃智春
同じなら嬉しいのにな虹の色
十十
瀬戸内の島を結んで虹の橋
重翁
随分とひねもす虹のない世界
春と夏子
片想いあなたの虹が消えるまで
春果
虹立ちて指呼に誘ふ摩天楼
春川一彦
子ら叫ぶ内戦の地の虹高し
春蘭
虹立つやプレスリーを聞く時は
順女
虹消えて気怠く匂ふジャズの夜
小鞠
サヨナラと虹に呟きペダル踏む
小山晃
幽霊船二重の虹の真中から
小市
自由など無きビルの群虹の足
小青(こしょう)(句ゼミ)
虹をみて一瞬の間に祈る夢
小塚 蒼野
あと五分一緒にいたい虹の下
小梅
ドロップで虹蹴れウォータースライダー
松の瀬
君があと虹のしつぽを握りしめ
松蔭 眞由美
虹追いて飛行機雲が落ちて行く
松永裕歩
昇華する雨の匂いやかかる虹
松山
結納終え高速道にかかる虹
松山女
信貴山の羅生門天や虹たてり
松茶 巴
占いの扉出で望郷の虹
松田てぃ
ティンクルのゐるかも知れぬ虹の中
松田文女
朝の虹剃り残したる髭を撫づ
松尾寒蝉
虹かかる国境警備隊の空
松林孝夫
朝虹や洗濯やめし空蒼く
湘輝
夕暮れの虹のかなたに母在りし
照波
雨の日の雲間にかかる虹の橋
笑々
ハワイの虹や別れを知らずテラスのときめき
笑酔
朝虹に幟はためく旅一座
常陸人
逆さ虹二重になりて空青き
植木照美
朝虹や贅も極まる登別
寝たきりオヤジ
波濤より二重虹たつ五能線
新田 淑
虹色はワンセットでしか売りません
森一平
虹立つや産声赤を創り出す
真宮マミ
故郷の時刻を告げる虹の出て
真珠
ユーミンのやさしき歌よ虹の立つ
真茶子
虹立つや初めてスキップできた道
真林
手術日の祈る車窓や虹かなた
神山やすこ
吾妻山見下ろす虹へ声が沸く
水間澱凡
海原を一気に跨ぐ太き虹
水夢
満員の電車の外ににじかかる
水野結雅
プロポーズ虹消えぬうち君に告ぐ
粋笑
渓流の飛沫(しぶき)の鏡映る虹
粋仙
来し方と行くてに渡る淡き虹
粋篤
斑鳩の虹儚さの二千年
粋流
虹発ちて知らせる夫の弾む声
翠穂
通り雨落とす手毬の虹となり
酔楓
鉄骨を縫ひ鳶の声虹立てり
数鉄砲
水溜まり虹を飛び越え空青し
杉浦貴子
虹の端掴みて放す赤子かな
杉本とらを
忽ちに虹からめとる観覧車
雀虫
今朝の虹生まれたてなる歓喜なり
瀬紀 眉
虹立ちて通勤電車なごみけり
瀬々葱坊主
最果ての街をまたぎて虹の橋
瀬波秋風
真下から虹が立つなり那智の峰
星降松
高い声枝越しの虹渡る鳥
晴日和
ハルカスや虹の帯締め凛として
正子
パンドラの箱の底より虹立てり
正則(いつき組リスナー班)
伊月庵虹のよこたふ松山に
正木児童
虹橋を渡つて来たと云ふピエロ
清一
にわか雨彼方の空に虹見ゆる
聖右
金賞の子の虹画紙をはみだして
西川あきや
人垣は銀座の虹のひと刷毛へ
西川由野
タロウの目今日も虹を住まわせり
青加
夕虹や酒と光に酔ひしれて
青玄
若者の髪虹色や空も虹
斉藤ふみえ
故郷の県境に入り虹大き
石野上路無
虹の橋駆けよ少年消えぬ間に
千倉寸鉄
フレームに収まり切らぬ近き虹
千波
水神の操りし虹里覆う
千葉睦女
地下鉄を虹の如くに乗りついで
千里一歩
虹見えぬ空か群青色になる
川崎の黒猫きょん
谷川を増水させし山の虹
川西勝久
歩を止めて見知らぬ人と虹あおぐ
川島むう
吾が望み虹ほどでかく消えやすく
泉水
虹橋のふもとに遊ぶ逝きし犬
浅見弓楽
ビルの群四角き虹の消える時
浅田チコ
門を開け匂い飛び込む虹の色
祖乞
雨あがり傘仕舞う間に虹は消ゆ
倉の人
まっすぐに虹を見つめん学徒哉
想予
許されぬ二人旅の先虹立ちぬ
草翡
インスタの虹を集めし病む窓辺
蒼い朱鷺
行きずりの人と暫しの虹見とれ
蒼香
虹立つや切れぬ縁ではないけれど
多事
せつないと虹に呟く片思い
太一
うっすらと紅を残して朝の虹
太子
間違いをも紡ぐ楽しさ虹がたつ
鯛 風
虹かけてわびるようにも今日の空
台所のキフジン
虹渡る人を見てゐる雨上がり
大蚊里伊織
虹かかるごとくふくらめガラス玉
大橋弘典
一大事ニ重の虹見母連れ出す
大三郎
借景の虹を惜しみて旅終へる
大谷如水
湾に立つ二重の虹やバースP
大島涼波
空重し虚子の愛せし虹いづこ
大弐の康夫
虹立ちて葬儀の列に加わりぬ
沢田朱里
わが夢の虹を追いかけ明日も旅立つ
とびきりの虹の上にも虹出でて
谷あやの
虹の根の溶けて我が家も日常に
谷元央人
高速の渋滞虹へ走り出す
谷山みつこ
虹眺む極楽坂の門衛と
丹波在くう
きみと目が合った日の虹愛おしむ
短夜の月
草葉満ち手水鉢より虹たちぬ
端池
虹だよ!友のメールに映りし笑み
知津
虹消へて龍の細胞降りて来る
池田香
一歳児瞼に映し虹光
池田和正
半円の虹の中心へと鉄路
竹庵
分度器をあててみたいな虹の橋
竹春エリザベス
虹を背に出店準備や明日は晴れ
竹林
ぽこぽことドリップ香る虹の泡
中村水音
立ち椅子のメッキはがれし虹の街
中田氏
恋叶ふ虹の雫よ手に届け
朝桜咲花
夕虹やマドンナいない同期会
長谷川ひろし
朝虹に晴れし心で雨支度
鳥好き
規制線張るや崩るる虹の橋
直躬
夕虹やお色直しはドレスを着
津葦
馬車馬の知らぬ空あり時に虹
津軽わさお
虹渡り逃避行をいたしましょう
津田燕子花
バスの旅ミラーに映るビルと虹
鶴田梅勝
納骨の君逝く道や虹の橋
定吉
河口から左岸右岸に虹の橋
鉄道員
南国の虹や振り向かんと走る
田山恵里子
黒猫の瞳にうつる丸い虹
田村美穂
病棟の窓に夕虹子を案じ
田中ようちゃん
虹消えてふたたび野菜刻む音
田邊えり
数秒は映画の世界虹の町
田邉真舟
昨日見し虹を手本に家を塗る
塗り猫にゃん
朝の虹スマホひらけば消えそうで
渡邉いつき
雨上がり犬に急かされ虹を見る
都忘れ
あの樹から生える伸びるよそらへ虹
土井小文
虹追いて駆けし日の我愛おしや
土屋 木漏れ日
アルバムに母と眺めたかの虹や
土耳古猫
たまむしの羽にも見たり虹の色
東風
虹を待つ老女ふたりの昼下がり
桃花
雨上がり指さすあいだに消える虹
藤すみ
指先をたどれば虹の二重なり
藤井眞おん
クレヨンで描かれし虹の温かし
藤田康子
虹の橋ハワイの海にかけてみる
藤田由美子
迷い道虹の掛かりし方に行く
藤娘なつ
夜の虹描けば星の滑り台
あの山へ虹の端探し走り出す
里山を円く縁取り虹の立つ
徳永 北道
虹笑う仔犬が踏みし水溜まり
徳本あつ
窓に虹明日は点滴取れるかな
栃木のあーたん
虹混ぜて濁らぬ笑顔おままごと
凪ひと葉
夕虹の消えては主婦に戻りけり
凪野たいら
七人の小人持ち寄る虹の色
南雲風花
石橋の円弧の重なる虹の橋
南風
水たまり一歩でまたぐ夕の虹
南風紫蘭
マレーシヤ虹に寄り添ふツイン・ビル
日本酒
虹消えて同行ニ人消えにけり
忍冬
虹の橋渡りし猫や息災か
猫楽
忘れまじ塹壕で見し虹の彩
猫渓
虹いでて滴きらめく傘振りぬ
猫楠
残業を終えて車窓や虹の橋
波音
虹立つや二十億年前も空
波世遠
虹仰ぎクイズの答え投函す
馬場馬子
好奇心ただまっしぐらに虹裏へ
俳ビギ名
いにしへの平城宮跡虹立てり
俳菜裕子
虹の橋渡れる人は誰とだれ
白晃
弓矢かな虹を突き刺すスカイツリー
白山
新天地車窓の虹の二重かな
白瀬いりこ
虹立つや小学生の指先に
白蘭
虹の橋追えども届かぬ娘のごとし
八総市郎
虹消ゆる虹の真下に達す頃
八幡風花
「出張中に撮ったよ」成層圏の虹
半夏生(竹村)
虹立ちぬ叶わざる夢ただ一つ
半石
箸舐めて虹の架け橋摘みたき
半田市矢浦詠正
虹指数7今日は遠道の帰路
飯村祐知子
寂寞の駅に迎への虹かかり
秘境駅に佇むダルマ
百年後この空に立つ虹の色
美紀子
虹ってね幸せの香りするんだよ
美翠
履きかけた靴カタカタと走る虹へ
美年
虹立つや看護士目指す友は母
柊の花
虹が出た外へ見に行く課長かな
姫山りんご
消えてなお虹の明るさ胸の奥
百合乃
朝虹やビニールかぶされし新聞
百筍
山頂や天の賜物虹の橋
富樫 幹
虹いつも遠くにたちて天気雨
布津健二
空駆ける竜の如きの虹架かる
風峰
子ら躍る東の空に虹二重
風摩亜
虹の橋渡ろう君は頷いた
風紋
虹描いて色の旋律高い空
風由花
川越えて苦界の町へ虹架かる
風来
授業中彼女の視線追って虹
風来松
虹の橋ふもとに僕の家がある
福郎
虹二重巨象の遠き鼻の先
夕の虹帰り支度の遅れけり
文女 M
虹の立つあのあたりなり吾の生家
聞岳
虹きれい窓に頬っぺをうんと付け
平松洋子
久々の虹は悪夢を連れてきた
平塚雪月花
虹の味きつとトロピカルな味だ
碧女
海原の天使の梯子虹顕てり
片平なにお
高架下虹の欠片の散らばりぬ
穂の美
母のため空を飾るか虹の帯
峰江
母見舞う海馬よ虹も多景島も
方寸
虹かなた桃源郷のあるといふ
分度器にあわせた虹は百十度
虹出づる南南西に舵を切れ
望の月
辿り着く終着よりの虹遠く
北村 鯨子
虹架けん三角過ぎの勝負所
北村 崇雄
ピノキオとじいさんの影夜の虹
北大路京介
トリアージ泥に塗れて虹の町
北野きのこ
虹の根や杖の如くに地に刺さる
麻依弥
命日に掴んだ詩集虹になる
麻礼
虹消えて野麦峠の石碑読む
麻呂助
虹たちぬ「虹でたよお」と空耳す
万斛
右に切り岬の虹を追い越して
未貫
亡き妻を語る男へ朝の虹
未々
虹震う君吹くペットきららかに
岬りこ
じゃ、またね東の山に架かる虹
稔 久
指先から七色の虹生まれけり
夢ひとすじ
チャーペルに誓う二人をつつむ虹
夢見亭笑楽
虹ひとつ母よ眠れや吾は生きる
夢野
夕立の虹に重なる母の声
娘ニ非ズ
虹色や調和整ふ児らの声
明女
出迎えの駅舎にかかる虹の橋
免疫力アップUP
虹一つ答えのあった例なし
綿井びょう
夕虹や琵琶湖に浮かぶ竹生島
茂人
虹が立つ向ひの島に渡ろかな
紋舞蘭
虹を見てごらんと母からの電話
野ばら
朝虹や五十日振り髪を刈る
野水
虹光る実習生の目の奥に
野倉夕緋
虹の色テストに出た日虹が消え
野々ゆか
透析の時間は長し虹刹那
野々りんどう
海峡は船の揺り籠虹の橋
野々原ラピ
糞し終へし子を待ちて虹消えにけり
野々村
一息で虹超えて跳ぶ水たまり
野良
スプリンクラー白き畑へ描く虹
矢的@第二まる安
虹の色七に分かつは人の業
薬師丸ひで樹
諏訪の虹湖面抱きて丸になり
優純bow
彼方へといざなう虹に母思う
勇進丸さき
子等はしゃぐ校舎に架かる二重虹
有田みかん
あの色を虹だと知った雨がある
吾の目に子の瞳に虹をスマホにも
由喜
ターナー展半径描く虹彼方
葉っぱのようこ
虹へ虹へ行く先変える散歩かな
陽気姫
夕虹や縄跳び入ろ指切りね
雷紋
愛犬よ頼む渡るな虹の橋
藍玉
まぼろしか峡谷で虹まちぼうけ
里之照日日
青空にグラスを捧げ虹を呑む
里甫
虹の青いつもしらふの幹事かな
立石神流
虹賛辞余事護持録司七児かな
立歩
朝虹に一瞬聞こえし亡母の声
琉璃
憔悴の母子ひかりはゆがみ虹
涼木習
虹を見たそれだけなのに喜ばん
諒誠老
白球の消えたホールに虹わらう
瑠璃
摩天楼包むが如く虹の立つ
玲風
兄を連れ海に沈んだ島の虹
鈴蘭
竜の眼が貫く空に虹かかる
蓮の実
音階を見しやニュートン虹の中
蓮華寺
蒼穹に虹のリボンをかけてゆけ
老海鼠子
虹出でて消えまた出でし京都線
蝋梅とちる
消えそうに青空に虹浮かびおり
六花
虹たちて場の黙を取り払ひたり
和音
黒雨去り虹の彼方の明日かな
和気
熊野道苔むす王子虹あたる
和田東方
見晴かす琵琶湖を跨ぐ天の虹
澪つくし
その願い叶えてやろうと虹注ぐ
祺埜 箕來
病躯線病室四角虹ちゅろり
脩平
虹ってね若かりし日の馬鹿な恋
芍薬
虹出てるメールする間に薄れゆく
萬代草舟
笑ってよ虹から励まされている
蓼科川奈
虹の先白い月あり塔高く
螢子
オフィスビル十六階に虹を抱く
靫草子
砂浜用車椅子押し二重虹
髙松遊絲
本日はスコールのち虹コナ珈琲
夢芝居よしみ

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