俳句ポスト365結果発表

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  3. 赤潮

第196回 2018年5月17日週の兼題

赤潮

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

出張の赤潮野次馬の気分
一阿蘇二鷲三ピーマン
赤潮やぼやいてるらし広東語
一阿蘇二鷲三ピーマン
赤潮へひかひか集く鬼海星
あまぶー
赤潮や月の歪に欠けた昼
あまぶー
赤潮やここに住まうなてふ石碑
あいだほ
釘舐めて大赤潮の年のこと
あいだほ
逆打ちの岬を赤潮の戦ぐ
ウェンズデー正人
生肉を潰して赤潮の幾日
ウェンズデー正人
赤潮や我らはらわた持ちて生き
うしうし
赤潮のサイレン昼餉の湯気残し
うしうし
赤潮や乳房に確かむるしこり
ことまと
赤潮の夜は赤子のよく泣きて
ことまと
赤潮やでらでら大群の海星
じゃすみん
赤潮の空は焦げたり無人島
じゃすみん
赤潮や抗ガン剤で痺れる手
シュリ
赤潮や月経の熱身に籠る
シュリ
赤潮に洗はれてゐる兇器かな
すりいぴい
赤潮や少女に黒き昼のあり
すりいぴい
赤潮やこそげて溶かす月の裏
トポル
赤潮の龍の嘔吐の臭ひかな
トポル
押し寄せる赤潮痛む親知らず
はまゆう
赤潮や漢にもある更年期
はまゆう
三箇所の赤潮採取のち白衣
ヒカリゴケ
死んでゆく匂ひ赤潮の空は
ヒカリゴケ
赤潮や捻挫の足はまだ癒えぬ
ふくろう悠々
赤潮発工場行の路線バス
ふくろう悠々
うつぶせの赤潮が迫ってくるよ
モッツァレラえのくし
赤潮の二泊三日となりにけり
モッツァレラえのくし
赤潮や枕の合わぬ夜の薬
よだか
赤潮が臭わないなど嘘だらう
よだか
性病のごと赤潮のひろがりゐ
ローストビーフ
苦笑されつつ赤潮を見に行かむ
ローストビーフ
赤潮の真中に舳並べけり
伊予吟会 宵嵐
くされ潮皺々の組合長の貌
伊予吟会 宵嵐
赤潮や赤はいつから錆になる
卯MOON
赤潮も髄を抜く歯も生臭し
卯MOON
赤潮や五基目の生簀沈下せり
歌鈴
赤潮や火星の波長乱れおり
歌鈴
赤潮に探すものあるごとく触れ
霞山旅
赤潮や徐々にうつろとなる祝詞
霞山旅
赤潮や日照りのときはおろおろと
亀田荒太
青春やいろいろあつて赤潮で
亀田荒太
赤潮や岬の先に教会あり
玄冬庵
赤潮やオラショ唱ゆる切支丹
玄冬庵
赤潮やスケベ話も尽きて昼
三重丸
赤潮より揚げしもの赤潮へ捨つ
三重丸
鶏締めて戻る夕やくされ潮
志保川有
医者のみな吾より若しくされ潮
志保川有
赤潮や定期検査の針の痕
春野いちご
海神の妾の不軌やも赤潮は
春野いちご
赤潮や犬を殺めて喰う文化
純音
赤潮やハングル文字のポリ容器
純音
赤潮や漁協の融資限度額
小市
赤潮に四角い太陽沈みゆく
小市
赤潮や世界は螺旋で出来てゐる
小川めぐる
赤潮や踏めば病気の分かる石
小川めぐる
赤潮や合わせ鏡にある歪み
笑松
赤潮を見んと旋回ヘリ傾ぐ
笑松
赤潮やキリコの絵めく防波堤
雀虫
赤潮に浮きたし塗りたての舟で
雀虫
赤潮の岸に昭和の砦かな
西川由野
赤潮に銅鑼の音鈍き定期船
西川由野
赤潮やひろひし石を売る父子
青萄
赤潮の一日五十時間ある
青萄
赤潮や子が爪たてし乳の傷
青楓也緒
赤潮や人の不幸を願ふとは
青楓也緒
赤潮ふつふつ心中の川淀む
雪うさぎ
赤潮に溺れてをりぬ烏帽子岩
雪うさぎ
いづくより来し赤潮のいづくへと
村上 無有
赤潮の殯の水のにほひかな
村上 無有@殯=もがり。本葬前に棺に死体を納めて仮に祭る事。またその場所。(広辞苑より)
赤潮の窓や食堂がらんだう
多々良海月
赤潮が翁の顔で嗤ひをる
多々良海月
赤潮や坦坦麺ののびきつて
大雅
赤潮やだらりと垂れし犬の舌
大雅
吐き尽くす嘘赤潮の目にしみる
田中耕泉
赤潮の黙に樹海の白き骨
田中耕泉
赤潮や人間失格二冊買ふ
桃猫雪子
赤潮の小瓶ぞんがい澄みにけり
桃猫雪子
赤潮や外れ馬券を数ふる夜
猫愛すクリーム
赤潮やすべなき昼のワンカップ
猫愛すクリーム
赤潮を裂くは船首の女神ヘラ
福良ちどり
十五個の子宮筋腫やくされ潮
福良ちどり
赤潮や午後三時より野辺送り
文月さな女
赤潮やモーゼの杖で混ぜてやる
文月さな女
赤潮や海中(わたなか)ひらく花の奇(く)し
蜂里ななつ
赤潮やガラモは怪獣に非ず
蜂里ななつ
船底を舐る赤潮兄発ちぬ
北野きのこ
赤潮や生傷を舐る継母
北野きのこ
赤潮の空はピーカン煙草に火
凡鑽
赤潮や他家の汚れを祝ふ朝
凡鑽
えびせんの袋浮かべしくされ潮
有瀬こうこ
赤潮や祖母のスリッパ流されて
有瀬こうこ
赤潮やゲバルト棒とヘルメット
立志
赤潮の渚を飾る骸かな
立志
赤潮に顔あり吾を見据へけり
龍田山門
赤潮や伴天連つひに棄教せず
龍田山門
赤潮やわたつみはけふも退屈
緑の手
赤潮を計測船の旗真白
緑の手
赤潮のよりにもよつて真鯛色
てまり
赤潮に軽トラ集ふ埠頭かな
てまり
赤潮や木星大きく見える朝
HGDT
赤潮へ漕ぎ出でて木星きれい
テツコ
赤潮や終着駅のアンタレス
テン@第二まる安
赤潮のうねりよ傷口の疼きよ
輝 龍明
開戦の知らせめく赤潮ばかり
24516
赤潮の底は夜の底ぐらぐらす
久我恒子
天国と謳はるる浜赤潮来
広瀬 康
赤潮や情死の吹かれ着く国は
小泉岩魚
電柱は海へ続けりくされ潮
星埜黴円
赤潮来母が兄者を飼い殺す
村松縁
赤潮のこゑ赤潮にかき消さる
牟礼あおい
赤潮やそれは青春捨てた色
てん点
臨界の瞼へ赤潮の迫る
とおと
赤潮の孕みたる星胎動す
都乃あざみ
赤潮の呉もワシらの呉じゃけえ
ぐでたまご
赤潮やときに心も錆びつきぬ
☆彡ましろなぎさ
赤潮や離島の小さきプロペラ機
28あずきち
突き立てるサーフボードを赤潮に
99カリン
赤潮やきのうの嘘に輪をかける
COSMOS
赤潮や公民館へ集ふ海士
Kかれん
赤潮やモルタルの壁剥がれをり
Mコスモ
打ち寄せる赤潮ぬるき息を吐く
sol
赤潮やクルス彫られし墓碑へ風
TAKO焼子
赤潮やあした私はパリに居る
yoko
赤潮やずつとちぎれてゐる会話
Y雨日
船の陰いま赤潮の曳く何か
あい女
赤潮に夜空の気配のしかかる
アオキシゲル
赤潮や今日も男に酒飲ませ
あさり
赤潮の男波女波へ月の影
あつちやん
草薙剣眠りし赤潮に
あつむら恵女
湧く雲の下に撓める赤潮や
あまぐり
赤潮や爆ぜ散る203高地
あめふらし
単冠真珠湾へと大赤潮
いごぼうら
赤潮を見た者だけにある印
いつき組福岡リスナー班/由美子
赤潮や大動脈の呻きあり
いまいやすのり
赤潮や嘘をつく子をだきしめぬ
いろり
赤潮の来た夜長女を身籠れり
うさぎまんじゅう
赤潮の風にシャツ干しカップ麺
うづら
赤潮に陽の傷みあり網洗ふ
ウロ
赤潮や地図に落ちるは雨の粒
お気楽草紙
赤潮や水蛭子の胞衣の還りくる
かのたま(@あかしおやひるこのえなのかえりくる)
赤潮にただよふあれはうつろ舟
かまど
赤潮のどろろと絵金祭りの灯
かもん丸茶
喧嘩して赤潮の海見てゐたる
かをり
赤潮や賭場に入りたる知らぬ顔
キッカワテツヤ
赤潮に水脈なき朝の長さかな
ぎんやんま
赤潮や二軒隣は放火された
赤潮の寄せて不休の製鉄所
クズウジュンイチ
赤潮来ぬ褌の祖父トラック島
ぐれむりん
赤潮や自分も他人だつたとは
ぐわ
その下に赤潮何を掻き抱く
けら
赤潮や逃亡犯の顔を貼る
こじ
乾びゆく赤潮憊臥の夜の帽子
このはる紗耶
憎しみのごとく赤潮寄せ来る
こま
赤潮や犬歯抜きたる夜のあり
ざうこ
赤潮に我のにほひの混じりけり
さきのジジ
赤潮やシアワセスギテコワイノヨ
さくみ
赤潮や腥き牛頭龍の息
さとうりつこ@牛頭龍=ごずりゅう。かこさとし作「あわびとりのおさとちゃん」に出てくる海に棲む魔物。
あかしおやジンベイザメはつよくない
さな(6才)
赤潮やアクエリアスを一気飲み
さぶり
赤潮の下を那由多の魚の目
さるぼぼ@チーム天地夢遥
赤潮や愛犬逝きて星あまた
しいちゃん
赤潮や今日決まるらし手術日が
しー子
陽が落ちて赤潮ぐわりと脈を打つ
しお
赤潮や母の遺品の整理どき
じゅりあん山本
ぬんめりと赤潮の波丸く丸く
しょうき
赤潮にまみれて月のましろなる
しろ
赤潮や猫跨ぎゆく耶蘇の門
すみっこ忘牛
赤潮の中へ鯨を放しけり
スローライフ
赤潮のニュース途切れ途切れノイズ
だいふく
エレジーを悲歌とぞ訳す赤潮来
たんじぇりん金子
小舟行く赤潮の面(つら)叩きつつ
たん造
赤潮や浸水式の瓶割れる
ちびつぶぶどう
赤潮やばくはつするぞそらにげろ
ちま(4さい)
赤潮の来ていて父の帰らぬ夜
ちゃうりん
だくだくと死の絡まつて赤潮来
ツカビッチ
赤潮やなまあたたかき夜の煙
つぎがい
赤潮やMRI の磁気の音
つつ井つつ
生簀曳く漁夫の眼赤しくされ潮
でこはち
あかしほは鳳凰の形からくづれ
どかてい
赤潮がしろながすくぢらを呑んだ
ときこ
赤潮や膿を押し出す爪白し
としまる
赤潮へ神童の下駄放りし日
どろん
マトイツクナマガワキノ毛ニ赤潮
ながら
赤潮の村や真昼のトタン屋根
なにわのらんる
赤潮の殖える夜灯す和ろうそく
なみは
赤潮や苦情電話の百二件
にゃん
赤潮の水底を這ふものの群れ
ぬらりひょん
海茫々赤潮流れ黄昏む
のぶ子
網繕うラジオより赤潮の報
のぼ子
赤潮や地球はむかし青かった
のら
警笛は電鐘式や赤潮来
バーバラ
赤潮や無数の傷が拍動す
はぐしー
赤潮や左手で縫う花布巾
はずきめいこ
赤潮の浜静かなり静かなり
はまのはの
赤潮やテーマパークの声遠し
ひぐらし
顔伏せて赤潮おおう帰郷かな
ひでざね
赤潮や十キロ奥の水源池
ひでやん
赤潮は口紅拭ふときの味
ひねもす
人でなき気配す今朝は赤潮や
ひよこ豆
赤潮の流れが速い急行だ
ひろしげ10さい
赤潮や岩場に乾ぶ雑魚の骨
ひろ志
赤潮の浜を盲導犬とゆく
ふるてい
ワンカップで掬う赤潮の海かな
ふわり子
赤潮や東京湾は死の器
ヘリンボーン富樽
赤潮やデッキのジャズの音歪む
ほしの有紀
赤潮赤紙赤嘘赤嫌い
ぼたんのむら
赤潮や海をたぎらせタグボート
ほろよい
赤潮や家出娘が見てをりぬ
マーフィー
キューポラの窓より岬くされ潮
まどん
赤潮を汲みし底抜け柄杓かな
まるちゃん2323
赤潮や龍神めきし雲早し
みくにく
江ノ電に風生臭き赤潮か
ミセス水玉
湾の口止めてギロチンの赤潮
みつこ
赤潮やモルヒネで生く癌末期
みどりがめ
引揚げ船殉難ぬっと赤潮出づ
みなと
赤潮や丑三つ時の猫会議
みやこわすれ
赤潮や浮かぶ海鳥胸白し
むじーじ
赤潮や墓標のごとき砂の山
むにむにちゃん
赤潮やうみがおこっているんだね
むらさき(5さい)
赤潮や副作用ごと飲む薬
ももたもも
善きことを積み赤潮を出でにけり
ヤマボー
赤潮や皆といるのになぜ苦し
赤潮や風に呼吸を浅くする
ゆうほ
酒くさきため息赤潮じゃけんのう
ゆうり
赤潮やざわざわ来たる尾の辺り
ゆすらご
羊羹は重し赤潮歪む街
よあけの晩
赤潮や銀座は遠き異国なり
よしおくん
赤潮や船の落ち込む水平線
よぶこどり
赤潮の夜の忌み小屋の眠りかな
ラーラ
赤潮や水脈黒々と息吐けり
ラッキーの母
赤潮を撮る轟音の機上より
ららやにほ
赤潮をながむ漁夫の手の吸い殻
りう女
赤潮や選挙ポスターめくれおり
る・こんと
赤潮や臨海の不夜城の闇
るびちゅ
赤潮や千の屍は水底に
亜音洲
赤潮や五人目の子を身籠れり
葦たかし
赤潮や銀紙噛んで残る味
綾夏
ズタボロのハモニカどろりと赤潮
或人
スクリューを追う赤潮の触手かな
伊介
廃船を寝そべる猫やくされ潮
伊奈川富真乃
荷役終へ喫水や赤潮に溶け
伊予吟会 玉嵐
赤潮や舟屋に満つる薄煙
伊予吟会心嵐
食って寝て糞する連鎖赤潮よ
育由
赤潮にヤマタノオロチまだ臭ふ
一斤染乃
赤潮や一人暮らしも慣れました
一人静
漁師空よりも赤潮の広がりを愁えるを
一炊
赤潮に鴎の舞わぬ夕まずめ
一呆堂
赤潮の遠きを走る朱印船
羽沖
赤潮や櫛また桃を投げしこと
遠音
銀座まで忍び寄る赤潮の風
塩の司厨長
赤潮や地球幼き頃の色
可笑式
赤潮や山には泣いた鬼の岩
夏柿
月経の疼きのやうに赤潮は
花 節湖
赤潮や微塵となりしイーカロス
花みるく
赤潮や前世か後世か今生か
花屋
赤潮やウミヘビはここで死んだか
花伝
赤潮みててバス乗り遅れました
花紋
牛鬼出ずるのは赤潮の夜也
茄子紺
赤潮の浜に迎えの妻もなく
我夢
赤潮や月に静かの海があり
海月漂
生殖欲とは熱病に似て赤潮も
海田
赤潮や血しぶき立たぬ時代劇
海風山本
赤潮やCT画像に我が腎臓
灰色狼
累々と夜の赤潮燃えにけり
灰田《蜻蛉切》兵庫
赤潮や野良猫の眼は脈打ちて
街麦
赤潮や東京にヒトは集まる
笠原 理香
赤潮や女衒の舌のよく回り
樫の木
赤潮や反戦もまた血の痛み
葛谷猫日和
赤潮の口伝呟く嫗かな
戸を開けぬオタツ婆さん赤潮来
瓦すずめ
赤潮の揺蕩う波も故郷なる
甘泉
赤潮やファウストを読む老漁師
閑茶
赤潮や日給制の職につく
蟻馬次朗
海猫鳴いて大赤潮にひるがえり
吉良水里
赤潮の赤の喩えが見つからず
宮下 倖
赤潮やとても良くない夢を見る
牛石
赤潮の安芸に朱なる鳥居かな
京野さち
赤潮や一角獣座のばら星雲
玉木たまね
うろくずのたまこそあらめくされ潮
近澤有孝
赤潮や交渉前のペンひとつ
金治宜子
赤潮や寄せて破船に死魚を積む
吟  梵
赤潮の湾に作りし魔法陣
空 春翔
砕け引く赤潮重く一つ星
栗田もとえ
辺り一面赤潮の余生かな
桑島 幹
赤潮や女は血など恐れません
君島笑夢
赤潮やみるみる鰓は怒張して
桂奈
赤潮や祖母空襲の夜を語る
渓湖
赤潮の匂い縒れたる赤い月
月の道
赤潮やコンクリートが擦過傷
犬井山羊
赤潮や葵の門の錆び赤く
犬散歩人
赤潮や風ねつとりと沈む街
古瀬まさあき
赤潮や海は干満怠らず
江戸川青風
赤潮やなほじくじくと痛む傷
江津子
赤潮の淀む入江や猛き雲
高橋寅次
青空や赤潮に縄は濡れゆく
高村優雨花
赤潮に漁師稲荷へ登りけり
高田 仁和加
赤潮のにほふ環境未来館
高尾彩@環境未来館=四日市公害と環境未来館@三重県四日市市
赤き潮テトラポッドの陰を舐む
克巳@「陰」は「ほと」
赤潮の凪ぎ黒板に爪立てて
根子屋彦六
赤潮となるわだつみの顰みかな
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
オスプレイ来る赤潮の太りゆく
佐藤直哉
赤潮も我らも生きてゐるのだが
砂山恵子
赤潮は夕日の涙ぽろんぽろん
座敷わらしなつき(6歳)
赤潮に足洗わるる月命日
彩乃
赤潮や赤子の熱はすぐ上がる
彩楓(さいふう)
赤潮や阿古屋抱く涙の形
斎乃雪
赤潮や船首ぶつかり合う漁港
三重野とりとり
赤潮や多喜二の筆のたぎるたぎる
山香ばし
赤潮のコール月齢二日の夜
山田ノムオー
ぬけぬけと赤潮あかくありにけり
山田松雲
美(は)しき四肢もて乙女らは赤潮超ゆ
山内彩月
赤潮や車列に連休の余韻
四丁目
赤潮も卑弥呼鬼道と老婆云ひ
始の子
赤潮や吾も地球の一欠片
枝温李
赤潮を切り裂き逝くは鉄棺
紙威
赤潮や駅に喪服の老夫婦
紙魚
赤潮に龍雲呆気のこゑ漏らす
微動する赤潮の帯鴉発つ
試行錯誤
赤潮の熟れゆく昼の埋立地
耳目
アイツ居なくなったのも赤潮だった
七瀬ゆきこ
水道を与太者が行くくされ潮
篠田ピンク
腐れ潮欠けた月輪映しをり
朱河
赤潮の先へ戦争つくられて
酒井おかわり
赤潮に放る日記とペンダント
寿々子
赤潮や水脈一筋に海の色
樹朋
赤潮や目玉の浮かぶ鬼ヶ島
宗本智之
赤潮にかつての父を沈めたの
春日のぽんぽこぴーな
大阪湾流れるジャズと赤潮と
春蘭
赤潮や介護八年終え静寂
小鞠
赤潮やなみなみと注ぐ枡の酒
小橋春鳥
赤潮や嘘を重ねる旅行録
小青
ハイヒール沈む赤潮の真昼
小倉じゅんまき
赤潮や湾周遊のバスの旅
小谷翔平
赤潮や赤銅色の膚枯るる
小田寺登女
赤潮の海を弔ふ煙草かな
小野更紗
赤潮や億年前の放散虫
松山
刺す雨や赤潮薄め散せたまふ
松山女
苦潮の瀬音月夜の嫁迎へ
松尾寒蝉
赤潮やお面のやうな海となり
城内幸江
赤潮や空に入道厳島
常陸人
赤潮の七里ガ浜に太刀浄める
新田 淑
赤潮やなゐは来るやら来ないやら
森一平
赤潮や爪を噛む癖なほらざり
深草あやめ
赤潮や右の卵巣腫れたまま
真宮マミ
赤潮の駿河湾血のナイル川
真珠
赤潮来るペン先走る野鳥哭く
真優航千の母
陰嚢を息吹く命やくされ潮
神山刻
赤潮や弁財天のひっそりと
水夢
赤潮やカミュの彼の書を再読す
数鉄砲
赤潮や浦の苫屋でテレビ漬け
澄海
赤潮のニュース見ながら寿司を食ふ
晴好 雨独
赤潮や妊娠五ヶ月逆子とや
正則 (いつき組リスナー班)
赤潮やをんな集まる特売日
正木児童
赤潮や空襲警報の残響
清清檸檬
赤潮や姑の鏡掛長し
西村楊子
赤潮やコンビニ前に屯する
西尾婆翔
赤潮を灯台蒼く舐めにけり
青柿
赤潮やいろんなことがある地球
斉藤ふみえ
赤潮や無駄な抵抗やめました
石川焦点
赤潮や場長とトイレにふたり
赤馬福助
赤潮を鯨千頭吸うてくれ
雪花
初懐妊の知らせあり赤潮の夜
千恵
赤潮の去りぬ夜明けの火打石
浅田チコ
赤潮や舌に残れる爪の滓
倉木はじめ
赤潮や海の天秤傾きぬ
想予
赤潮やぶにぶにふよふよぴしゃんぴしゃ
相沢はつみ
赤潮や濁りに跳ねるサーフボード
蒼奏
赤潮やコンビナートは煙揚ぐ
蒼鳩
朝刊の本社ヘリより赤潮見る
霜月
枕木に雨赤潮についた嘘
村上海斗
赤潮や昂ってくるサルサの音
村上優貴@カリブ海の島キューバにて
赤潮や赤鬼ゆくり平泳ぎ
太一
赤潮や龍のしっぽぐいぐい来
太子
苦しゅうてお前の声に赤潮や沸く
台所のキフジン
赤潮や体液澱む青魚
大井河薪
赤潮や海にむくろの夥し
大蚊里伊織
赤潮の浜や赤子は乳を欲る
大西主計
赤潮の真中を調査船止まる
大塚迷路
赤潮は海の産道かもしれぬ
大槻税悦
赤潮や静かに煙る水の底
大福ママ
赤潮の軌跡円周率は3じゃない
沢田朱里
赤潮は女神が胸の矢傷より
短夜の月
海神のゆまる赤潮しどろなり
竹庵
赤潮の遊び厭きたるゴミ拾う
竹福
赤潮や漁村の寺の鯨幕
中岡秀次
赤潮や子象売られてサーカスへ
中山月波
赤潮やことばはすでに赤錆て
宙のふう
赤潮や鬱病格差成果主義
昼行燈
赤潮のにおい部屋干し四畳半
衷子
赤潮や分娩室の酸素マスク
朝桜咲花
群れ羽ばたかず赤潮が揺れている
潮ベルト
赤潮や熊手の爪に浮いた錆
長谷川ひろし
赤潮に無い筈の歯の疼きをり
長田写々
赤潮を追ふ船を追ふ目の痒し
直木葉子
赤潮や報道ヘリの影写し
津葦
漁師町の酒場陰気やくされ潮
津軽ちゃう
赤潮のし吹く絵金の絵中かな
津軽まつ
赤潮やザトウクジラの廃油臭
辻が花
嘘を吐く赤潮空の盲目
天野姫城
赤潮や入江の崖の紡錘虫
田中勲
御五神島去る朝の赤潮や
杜の緑子
島育ちの赤潮越えた後日談
登るひと
赤潮の潮を嘗めてゐる蜑家
登美子
赤潮よ貝殻山をざくざくと
都花
赤潮を嗅ぐや五つ子産む野犬
土井デボン探花
赤潮や皺に沈みし眼の静か
東岡千佳
赤潮や満ちて大気の重くなり
東山
赤潮に遠く山家の筧かな
桃青
赤潮や妹きのう過呼吸に
桃泉
赤潮の描く歪んだモンドリアン
桃八
赤潮や足出て足を洗いたる
桃福
赤潮の出てゐる海で遊んだの
藤井祐喜
赤潮の朝がぐだぐだうずくまる
藤鷹圓哉
赤潮やあの子の毒は遅効性
藤野あき
赤潮の朝飛び立った戦闘機
藤澤大門
赤潮や海人の子守の空は蒼
豆闌
赤潮を潮見の柵に肘かけて
陶然
赤潮や御籤は見ずに結びけり
赤潮や海の涙は美しき色
赤潮やひ孫に紙の舟を折る
徳本あつ
肋骨に赤潮の飛沫浴びにゆく
内藤羊皐
赤潮や脂質異常の診断書
南亭 骨太
赤潮や南洋に夢ありし頃
楠えり子
水切りのはねて赤潮越ゆるまで
日出時計
赤潮や己の見えぬ遠眼鏡
日田路
赤潮の赤さに脈を覚えけり
日暮
赤潮の風に育ちて気のながし
猫舌扁平足
赤潮や首をのたくる毛ひとすじ
播磨陽子
赤潮の出でて禿山静かなり
波世遠
赤潮や貴船神社の千社札
博光
赤潮にぐづぐづ沈めゆく葛籠
薄荷光
みをつくし越えてどぷどぷと赤潮
麦吉
赤潮や塾を掛持つ漁師の児
八幡風花
米を研ぐ耳へ赤潮注意報
比々き
赤潮に浮くマネキンの首ふたつ
尾上真理
赤潮や女だらけの漁師町
尾内以太
赤潮やあーあーと急く消防車
美年
赤潮や児の薬の甘苦き
柊 月子
赤潮や人を生ききるまでのこと
姫山りんご
赤潮に利休鼠の雲の垂れ
百合乃
赤潮や勝手に弱くなりし母
富久まる
赤潮や島の港の雨温し
富山の露玉
「赤潮」とのみ箸持つ手にて汁呷る
武井かま猫
赤潮に沈む泥舟たぬき舟
風峰
赤潮や発作を起こすやうに赤
福花
赤潮やハーメルンには笛吹きが
福郎
赤潮に噎せて採水器の三つ
物心
赤潮が来るよ大きな龍来るよ
文女 M
赤潮やニンゲンはちと増えすぎた
蜂喰擬
赤潮や深き酒より醒めし朝
本上聖子(聖子改め)
赤潮来てふつつかな姉嫁に入る
磨湧
漁婦の髪ちぢれて赤潮に波頭
妹のりこ
無精髭白くあしたのくされ潮
霧子
赤潮を見てから妻の誕生会
椋本望生
赤潮やたばこ莨と書く作家
明惟久里
渦巻く赤潮捨てられぬ赤本
綿井びょう
赤潮の岬の果ての赤い月
木人
眼裏の赤潮の赤剥がせずに
野地垂木
月小屋にじとつく雨よくされ潮
野々りんどう@月小屋とはかつて月経の期間中、女性が家族から離れて別居生活をした小屋。出血は穢れとされ、同じ火で煮炊きをしたものを食べると穢れが移るといって別火生活をさせてそうです。
赤潮の果てにあぶくのひとつかな
野良古
ずんずんと疼く深爪くされ潮
柳児
赤潮や噛んで飲み込むバファリン錠
柳児
赤潮や月の岩場に蒼く散り
優純bow
海の傷跡より赤潮の滲む
夕望
船が切る赤潮の傷すぐ癒える
与志魚
赤潮や岩場に淀む錆び暗し
洋々
魚喰ふ箸赤潮の記事を追ひ
葉月けゐ
赤潮やスカートの下腹疼く
陽気姫
赤潮や鯨に捧ぐ鎮魂歌
雷紋
赤潮や使ひどころのなき銅貨
蘭丸結動
赤潮や海神だれぞ怒らせり
利平
天動説赤潮帯とかたよりぬ
李子
赤潮蹴散らす亡霊の舟こそ撃て
理酔
赤潮や見納む火星往きの船
立石神流
缶コーヒー飲む赤潮のまだ退かぬ
立川六珈
赤潮や忘れた頃に診断書
流川ゆきはな
赤潮や旅籠の手摺傾きて
竜胆
赤潮を見てきたやうに云ふ男
隣安
墓じまいして赤潮と睨み合ふ
露砂
赤潮や象ゆつくりと逝く瞼
脇々
赤潮や深手負うたかポセイドン
朶美子(えみこ)
赤潮や銭屋五兵衞の北前船
淺野紫桜
唐獅子一匹寄せ返す赤潮の上
祺埜 箕來
赤潮の臭い電車を追って来る
靫草子
赤潮や饐えた匂いの海女の小屋
28ひろきち
ドローンの撮る赤潮の長々し
aya
赤潮の湾や打っ裂きいでて船
chiro@打っ裂く=勢いよく裂く
赤潮やどの潮目にも交わらず
GONZA
赤潮の臭い床屋は定休日
あるきしちはる
赤潮を真一文字に連絡船
いもがらぼくと
赤潮のひたひた迫る生簀かな
うに子
赤潮に血の匂ひしてペリリュー島
おくにち木実
くされ潮錆び付く海の浮かぶ澱
おんちゃん。
赤潮の死魚積む船や風饐る
かざばな
赤潮や組合長の長電話
かぬまっこ
赤潮を断ち割りてゆく巡視船
ふきょう和音
漁師等は赤潮の時床屋行く
むすびめ
赤潮や干されて匂ふ漁の網
らくさい
洞門に透る赤潮あさみどり
らごん
胸苦し赤潮迫る養殖場
安田 信洲
赤潮を青く切り裂く内航船
伊予吟会 福嵐
赤潮や雨叩きたる魚の腹
位相朗
赤潮や煙草もみ消す漁師の手
皆見元喜
赤潮の無線放送声弱し
勘太郎
赤潮や海は病みをり爛れをり
軌一
赤潮というには不思議過ぎる色
鯉太郎
赤潮三日闇生臭き舟屋
江戸人
警報や浜に赤潮吾に頭痛
紅さやか
くされ潮入り込む青の洞窟へ
香舟
赤潮に爛れて波の吐く骸
香野さとみ
ハネムーンの車窓赤潮に見入りて
珊瑚
赤潮に餌なしカモメ鳴きやまず
詩楽麿
赤潮や夕日の丘の養老院
瀬々葱坊主
流れえぬ赤潮の膜海狭し
瀬波秋鮭
赤潮や三日漁なくニュース聴く
青泉
赤潮と言うほど赤くなかりけり
千葉睦女
赤潮のなか大学の調査船
谷川の蛍子
赤潮に漁協の明かり消えぬ夜
竹春エリザベス
赤潮にタンカーの影溶ける朝
麻呂助
赤潮や先の見えない資金繰
未々
赤潮の港にけふは猫をらず
理子

並

赤しおってひろがるのそのままなのどっちなの
がんばれけいご7才
赤潮や立ち漕ぎをする通学路
ぽんたちん
赤潮とぎつとぎつとの青い空
みかりん
赤潮や妻は娘の出産へ
まち眞知子
赤潮や瑪瑙の中に小宇宙
ふうせんかずら
飽食の修羅が為せるやくされ潮
赤潮や仙境に似た丸亀市
全自動ひょうたん機
赤潮や大正女の死出の旅
丹波在くう
網棚に置き去る白黒の赤潮
児爺半
赤潮や癌宣告を友と聴き
桜木レイ改め桜木れもん
赤潮やバイオバッグに子守唄
次郎の飼い主@バイオバッグ…人工子宮
赤潮やファムファタールの福音書
朱夏@ファムファタール… 愛した男性ばかりでなく、自らも破滅してしまう女性。
赤潮やレッドノイズの無菌室
瓜生
赤潮や海中の川ドクドクと
瓜中不眠
赤潮や美しきものには裏表
幹弘
ジリジリと照りつけるのみ赤潮に
山都屋
赤潮のあれは制帽飛ばしっこ
赤潮と白い恋人個包装
暮井戸
赤潮や山梨名物鮪とふ
猫渓
赤潮や乳幼児抱く海女ゐたり
文女
赤潮やトランペットに映る顔
北大路京介
苦潮や男の五十路難しき
堀口房水
赤潮やとなりの客はよくわらふ
稔久
赤潮に浮き多島美を抜ける船
⑦パパ
赤潮にカブで爆走組合長
93kgのプッコラ
赤潮や今日にかぎって日本晴れ
be
赤潮と「死のうか」と嘯く君と
Elise
赤潮や海も怪我する時のあり
k.julia
赤潮の襲い来る波頭白し
KAZUピー
峡に住み赤潮のいろ想像す
kokoro
赤潮や浜に茜の大筏
n・桂月
赤潮や魔手さながらに迫る波
PON
赤潮や怪しき海の姿かな
sakura a.
赤潮や迷子だらけのプランクトン
あい琶
赤潮や浮かぶ魚の白き腹
アガニョーク
赤潮の知らせ飛びたり漁師町
あけび庵
赤潮や去年は浅蜊を採りし浜
あすなろ
赤潮や海山彦の古戦場
アリマノミコ
赤潮のハングルのビン浮き沈み
あわの花水木
浮き雲や赤潮帯びて将棋さす
いくらちゃん
赤潮は黒潮のそば大人しく
いしかわかざん
赤潮や遠回りして登校す
いち瑠
赤潮や漁師の苦労嘲笑う
いつの間にアラカン
赤潮や割って帆かけの船煽る
いなべきよみ
瀬戸内に赤潮漂い襟正す
オイラー
赤潮の波を転がる真珠貝
おうちゃん
赤潮や細胞腐れゆく怖れ
おがたま
青白き兵士の泪赤潮よ
オキザリス
赤潮の海に戦士の道の如
おけら
赤潮や押し黙る人笑ふ人
おにぎりと水筒と切符
赤潮の帯ほどき夜青を産む
カクテル
権力の放つ赤潮目の前に
かずポン
赤潮や今日でカレーは九日目
かつたろー。
うらうらと赤潮来たり松の浦
かなた
赤潮や厄介ものにわけのあり
かんな
あかしおのなかにくらげがいたなんでかな
がんばれたくみ5才
赤潮や風のみ受けて散歩する
ギコ
赤潮や海原へ帯広げをり
きさらぎ
赤潮に汚れし海の下は澄み
きっちゃん
赤潮のなき頃遠し鴨どち
きのと
出口のない悔恨抱え赤潮や
ギボウシ金森
赤潮を誘う気配の熱き風
キョンちゃん
赤潮や金星力士のインタビュー
きんえんくん
赤潮や森の吐き出したる血反吐
くさ
赤潮や霞が関の上の空
くさぐき
赤潮や砂丘登れば日本海
くじやく女
赤潮や相生の松揺るがざる
ぐずみ
赤潮の磯路に思ふ危機日本
くによ
赤潮の海に棄てたるラブレター
ぐべの実
赤潮に打つ術も無き歯がゆさよ
くめ仙人
赤潮の寄りきて恋を捨てられぬ
くらげを
赤潮や下克上の矛先はヒト
くりすけ
赤潮や風の形を写しをり
くるみだんご
赤潮や我に責任無きにしも
くろべぇ
赤潮とて漁民の日常ひたすらに
クロまま
目をこすり赤潮見ながら竿投げる
こた
赤潮に青べか出せば鳥さわぐ
こてつ川
赤潮は人魚の吐息かもしれぬ
こなぎ
赤潮や嫁三人とカラオケす
こぶこ
赤潮や海の炎か血の色か
これでいいのだ
赤潮を切りさき進む青き船
ゴンタ
赤潮をつくる十人十色かな
さかまろ@第二まる安
赤潮はわるいかよいかわからない
楓果 8歳 @さくやこのはな孫
地球から赤潮こぼれ夕の先
さくやこのはな
船面を赤潮なめて魚の腹
さとう菓子
赤潮と果ての紺青海ひとつ
さゆみ
赤潮に浮かぶ廃品人の世か
しおかぜ
赤潮やテトラポットの角白し
しかもり
赤潮や花園の如点在す
しげる
赤潮と言ふ血を吐きたる地球かな
しげ爺
赤潮や鳴く水鳥の無人駅
シナモンティー
赤潮に囚われ魚の目に御空
シニアモモ
赤潮やネクタイの色気に入らぬ
しみみ
赤潮のみづうみ今は葦そよぎ
しゃれこうべの妻
赤潮やマグマの猛るキラウエア
しゅんらん
赤潮や危篤の鰓に電報す
しょもパンダ
赤潮や行き交う船に吠えてをり
しんしん
地球儀の赤潮分布夢大学
すえよし
赤潮に浮かぶ艦船灰色ぞ
すかっこ
赤潮に奪われし青温き海
スタルカ
竜神の流す涙ぞ赤潮は
せり花
赤潮や天女の姿描き出し
ぜんりゅう
赤潮や海から血かと幼少期
たいき
赤潮の無言の帯に絡む船
たけし
赤潮の汐留の堰たゆとうす
たけ爺
近寄らぬ海鳥たちも赤潮に
だじゃれ
赤潮のやうやう白く魚死す
たちこ
赤潮や海の戦さのありし場所
タック
赤潮やまた濃く我に重き疲れ
たま
赤潮やハマチ養殖引田の池
つつ井つつ夫
赤潮に身をよじらせる魚かな
つわきの嫁
赤潮や今や昔の茅渟の海
デコ坊
赤潮のさらって数多海の幸
ときこの母よしこ
とむらいの黒き赤なり赤潮ぞ
ときめき人
赤潮やコストコに買う海ブドウ
どくだみ
赤潮去漁船進水海荒れて
とこちゃん
砂蹴って寄する波音腐れ潮
とし子
赤潮へ投げたる石の沈みけり
とつかあ太
赤潮よ殺したか否死んだのか
ともかわすてむ
豊饒に赤潮散らせ長良川
ドラタンリュウジ
もののふの壇ノ浦いまは赤潮
ドリルマン
赤潮や小舟たゆたい夜も更けぬ
ドレッシング
瑠璃色に揺れる赤潮月光下
とんぼ
捕まらず魚逃げ切れ赤潮に
なおこ
赤潮に漕ぎ出す小舟老漁師
なかの花梨
赤潮や赤銅色の親父の背
ナタデココ
赤潮や母の重き愛の呪縛
なないろ
赤潮に夕日混ざりて不穏なり
なみは
赤潮の浮標に海鳥の一羽
ニット
赤潮と聞きたくないと沖にらむ
にゃんみー
赤潮やあくびしている底魚
ぬるっば
赤潮や水平線は真青なり
ねこじゃらし
赤潮の調査依頼に重き足
ねもじ
赤潮やひょうたん島のゆうゆうと
のりりん
赤潮や経済成長の匂い
パオ
星満天赤潮うねる夜が明けり
はしびろこう
赤潮に話煮詰まる縄暖簾
パッキンマン
赤潮や死の波の香遠く迫る
はっぱ
パジャマ脱げず今日も終わった五時赤潮
はなたれ
雨上がり艪に映る月赤潮と
はなにら
赤潮や休漁旗も憎きあか
ははろ
赤潮に果てて命の漂へり
はむ
赤潮や渚の風を寄せつけず
はら美華子
赤潮というは宇宙のはなし山の子ら
パンナ
舟跡が夕日赤潮揺らし切る
ビーエム小僧
赤潮に怯えた過日須磨の海
ピーター
赤潮や紅海にも在るらしき
ひよとり
不条理を吸うて何処行く赤潮よ
ひよはるばば
赤潮で日がな繕う網目かな
ひろ
ゴミゼロデー空き缶ガラス赤潮も
ひろくん10さいのママ
赤潮に船を浮かべて合掌す
ひろのじょう
赤潮の滅びの色の如しかな
ひろろ
赤潮や湾に描ける抽象画
ひろろ
赤潮の夜半に光の帯となる
ひろ史
赤潮は海の星河となりにけり
ぶぅちゃん
赤潮に溺るる夢や今朝の夢
ふさこ
赤潮の陰に憤怒の蛸入道
ふじこ
赤潮や塩辛肴の朝つぱら
ふっこ
赤潮や夜中の影の息遣い
ペコちゃん
赤潮やSNSは炎上中
ほしけん
赤潮の帯膨らみつ細まりつ
ぽろたま
赤潮の帯広がり来音は無し
ぽんのじょう
赤潮を漁師見る背は丸く
ほん山
赤潮や海洋学者のポリバケツ
マオ
赤潮やしらじら明けし青葉城
まこと
赤潮や北斎描く逆さ富士
まさこ
赤潮のうまれる海に豪華船
まなたか
赤潮やたくさんの船乗せており
まの
新入りの船赤潮の中へ中へ
まめ小路まめ子
この朱(あか)がニュースで聞いた赤潮か
まゆ熊
赤潮や涙を流す海の色
みぃすてぃ
赤潮やどこからともなく笛の音
みえ
赤潮や風の臭いと島の人
みかん
赤潮で海はいちんち夕方か
みこ
赤潮を切り裂き進めパドリング
みずほ
海神の怒り赤潮迫り来る
ミセウ愛
赤潮に揺られてをれば酔ひにけり
みちる
赤潮と青潮せめぐ東京湾
みっちゃん@第2まる安
赤潮や異常とうまれゆく命
みどりちゃん
赤潮やボトルメイルのただぷかり
みのる
水淀み赤潮と聞く風の声
みゃんみー
浜の先水上バスは赤潮へ
みよしい
赤潮や野良猫に愚痴三つ四つ
み藻砂
赤潮や陸に錆色船の墓
むすめ
赤潮や仏頂面の地引き網
むったん
赤潮や雲に飛行機吸い込まれ
むべ
赤潮や夢の中まで押し寄せる
むらたふみ
無勢の貝口閉ず赤潮の海
もせきのこ
赤潮に宵の浜辺はさんざめく
もちえちゃん
赤潮を眼下に龍馬猛る赤
もち麩ふ
赤潮の音なく襲ふ伊勢港
もりお
赤潮や死ぬなら青を選べ君
やえ子
赤潮を眺めてをりぬ白き鷺
ヤッチー
赤潮や解けし帯の長くあり
やぶつばき
赤潮やバベルの塔の在りし場所
やまぶき
赤潮に自然の恨み透けて見え
ゆぃ
赤潮や足の上までせまりたる
ゆうが
海の底湧き出づる竜赤潮
ようざん
赤潮や観音像は伏目がち
よしえ
赤潮や海を呑み込む紅き龍
りぃらっくま
赤潮や村上水軍あらわれり
リバティーさん
満員の会場赤潮の海底
リライフ
紙染めや染料流し赤潮や
りんごのほっぺ
赤潮やもったり寄する波に泡
れっどべりー
鎌倉の海岸染めて赤潮来
れんげ畑
赤潮や知識も皺もふかくなり
ロクヨン
赤潮の切れ目求めてもがきおり
わたさん
赤潮や夜中に舟の捨つるもの
わらび一斗
赤潮の怖き流れに震えたり
わらべ詩
赤潮や地球から出る注意報
阿波豊
赤潮や狼煙遠退くインディアン
阿部 胤友
赤潮に寝ねがての夜養殖場
哀顏騎士
赤潮や足踏み入れば君に落つ
葦笛
赤潮に呑まれしものの哀れなる
安芸ゆきこ
赤潮に死する魚鳥の声まだら
安達竜胆
赤潮を吸ひて海の男なり
杏と優
赤潮にのりサーファーの立ち上がり
伊織
赤潮や風のかたちの縞模様
伊藤はな
赤潮や通勤自転車さびにけり
伊藤欣次
午前二時赤潮抜けて南洋へ
位子
赤潮や海の色とは青と知る
井田みち
赤潮や魔物のごとく迫りたる
郁李
赤潮の潮目大蛇のうねりかな
一宮寅五郎
赤潮の海を眺める翁あり
一咲ふゆか
温暖化海のシグナル赤き潮
一心
赤潮の試練に耐ふる珊瑚虫
一生のふさく
赤潮や叫べぬ海の鎮魂歌
一走人
赤潮や漁師を脱いで深呼吸
茨城俳人
曇り空赤潮睨む竿虚し
羽光
赤潮やシャーレの細胞増殖し
卯年のふみ
赤潮を柄杓で掬う夜明けかな
栄魚
赤潮の照柿色に染まりけり
永想
赤潮や食の連鎖のミスマッチ
詠野孔球
赤潮へパールルアーを投げてみよ
越佐ふみを
赤潮の昼赤く染め闇に青
赤潮や今日もレーダーこの角度
塩豆
赤潮に凶事の匂い曇り空
横じいじ
赤潮に釣り針蒼く錆びにけり
岡 莞弥
赤潮やもて成す膳にもやい解く
乙宮田郎
ひたひたと来る赤潮と痛みかな
温湿布
赤潮や認知の妻の頭埋む
佳月
赤潮の色に惑われ今日祈る
加藤賢二左右衞門
その昔熱海沖にも赤潮が
暇親爺
打ち付ける赤潮白き波頭
花はな
赤潮や海の亡骸漂へり
花咲明日香
赤潮をかき混ぜ父母の伝馬船
花南天anne
赤潮の厄を払いて手を合わす
華らんまま
赤潮や揺れる筏に立ちつくす
蛾触
赤潮を背に初船出いかり肩
雅雅丸
宙からも赤潮つかえあふれさう
雅喜
赤潮の被害懸念し漁をする
介タマ母
紅に染まる夏潮漁師泣く
芥川光正
赤潮やこぞる浦人黙示しをり
垣内孝雄
赤潮の大蛇運河へ横たはわる
梶  鴻風
赤潮や夜光ること期待して
釜眞手打ち蕎麦
赤潮の梅干食わぬ験担ぎ
岩のじ
赤潮や海の遥かの市街戦
岩渕和信
海中の動脈切れる赤潮よ
喜多輝女
赤潮や青く輝く夜もあり
希林
怨念のごとき赤潮よせる浜
幾恋良石
赤潮は地獄の釜の燃ゆる色
貴船貞女
赤潮の国境線を憎みをり
貴芭蕉
赤潮や乙姫様は気鬱気味
鬼怒
散骨の海に生まれる腐れ潮
菊池洋勝
動く藻のことごとく赤潮と化す
吉や
赤潮に顔赤らめし青二才
吉野川
赤潮の命ゆらゆら神の意志
久仁重
赤潮や灰汁の浮いたる潮汁
宮坂変哲
赤潮や生け簀見つめる父の顔
宮写楽
赤潮は太古の怒りと海は言う
宮島ひでき
赤潮や娘十五のお赤飯
宮﨑紅清
赤潮を眼下に北の故郷へ
弓女
自由なる赤潮に漁夫腕組みて
京あられ
空からは真っ赤な赤潮太い帯
京のみやび
赤潮に直線引いて漁船行く
京丸
赤潮の海の魚よどこへ行く
京子
波を打つ赤潮警めの如く
京人参
赤潮の蒼き宝よ夜を待つ
玉ゆき
我もまた赤潮と成り子苦しくす
玉子
真青なる空と赤潮猛る海
桐吉里松葉
赤潮の話題の尽きぬ床屋かな
琴女
赤潮へ一滴の血をしたたらす
芹沢 雄太郎
赤潮や胸に点ずる事多し
金亀 子
赤潮の対策本部未だ灯り
金子加行
息たへし魚赤潮にただよへる
金太郎
赤潮や海怒る帯押し迫る
句詩呼
海峡の赤潮の底眠る鯛
熊耳
赤潮や司の澱み世の澱み
薫子
赤潮や波を切りたる船黒し
群馬の凡人
曇天を写して怪しき赤潮よ
啓泉
赤潮や工業地帯湾の朝
圭右
赤潮に青息吐息白い雲
蛍子
赤潮や東京湾にゴリラ来る
蛍川
赤潮や月水金はリハビリ日
鶏侍
赤潮や陸で溺れた日の匂い
鯨木ヤスカ
赤潮の赤切り裂くは飛鳥II
結城里部
赤潮の浜で煙管の白く立つ
月あかり
鎌倉の赤潮盛者必衰の薄暮
月のうさぎ
穏やかな湾に赤潮赤まみれ
月の砂漠★★
赤潮やぬるりと臭ふ魚の腹
月見柑
赤潮や行く手開けつつ船囲み
月城花風
赤潮や湾に一筋丘の上
権蛇邦子
赤潮の波に漕ぎ出す白き舟
玄鳥
赤潮を見つむる父の影の伸ぶ
古都ぎんう
赤潮や術後の不安綴る友
古都鈴(ことり)
赤潮を見つめる目付き鬼宿る
己心
午後の陽は赤潮浄化するごとく
五月
赤潮に溺れて吐くも我の生
光風
赤潮や小島巡りの瀬戸の海
公毅
河口より赤潮川を逆流す
更紗ゆふ
赤潮は海のたてがみ渦を巻く
江口小春
赤潮や海辺の店のカレーパン
江里口泰然
留まる赤潮震うマナティーの仔
紅の子
赤潮や学生ボランティア百人
綱長井春一
三階までは来まい赤潮いつもなら
香宇 千春
赤潮や銀河のごとく漂えり
香月
朝日受く赤潮の浜かたぐるま
香羊
モルディブの赤潮憎し夜を光る
香壺
赤潮に出会ふ杣らの旅じまひ
高原三峯
赤潮やむかう三日は雨の予報
高島すかんぽ
赤潮の海のかなたにヨットの帆
今坂 功
赤潮の凶を転じて明日と為す
今治・しゅんかん
赤潮や真珠筏に押し寄せて
今日はアッシー
海錆びて赤潮の凪ギイギイと
根曲がり
赤潮や波に背を向く浜のをさ
根本葉音
赤潮や心の留守に銀の鍵
佐々木信天翁
赤潮や電車もにおう旅の空
佐山夕子
赤潮の貝の口開く浜辺かな
佐川寿々@チーム天地夢遥
碧き空錆びたる海のもの哀し
佐藤玉女
赤潮にみずうみ怪し逆さ富士
佐藤邦夫
赤潮や熱血指導する教師
砂東元気@チーム天地夢遥
赤潮や錆び付く船と死の匂ひ
歳三
赤潮をひらく櫂もて寄すあした
斎藤秀雄
赤潮や野辺の送りの重い足
菜々の花
夜半の灯赤潮蠢く魂や
榊裕江子
赤潮のその色の蓋然性
桜電子
赤潮の海の色消し太く流る
桜桃の里
赤潮と黒潮沖で鬩ぎあふ
桜姫5
赤潮の帯解かれたる灘の闇
桜夜月子
赤潮のま紛ることなく進みけり
札六
羽衣のごとき赤潮播磨灘
雑草おばさん
赤潮や嘘と誠の境目は
三子
赤潮や憎き女に変はりゆく
三輪えつし
赤潮の途や手甲たてむすび
三輪佳子
赤潮や防災無線独占す
三毳
連鎖たつ赤潮の乱みなほふる
山の中のオクラ
温暖化の所為冷笑の赤潮
山ノ内ドカ
赤潮や山頂きにゐる海男
山西琴和浦
赤潮や苦海浄土の跡(しるし)なり
山歩き
赤潮や環境局の広報車
山本 力
赤潮の宵青白き波に酔ふ
山本ひなた
お台場の浜は寂しきくされ潮
山本嘉子
赤潮や夕べ妖しき青光り
残月
赤潮や赤土色した漁師の手
四葉
赤潮の帯に揉まれる魚影かな
紫香
赤潮やぬべぬべ光る沖テトラ
紫檀豆蔵
汀まで来る赤潮は死の便り
紫蝶
赤潮や癌細胞を焼き尽くせ
時の実
赤潮に負けじと生け簀引き揚げる
耳飾り
赤潮のそこだけ海のただならず
柴原明人
赤潮や震える画家の袖の赤
柴咲はじめ
赤潮に生き抜く魚の海深し
柴紫
赤潮に自然の摂理怖くもあり
若ごぼう
赤潮の地元のニュース全国へ
珠桜女あすか
赤潮や唐紅の微かなる
秋月なおと
赤潮の干潟なりけり瀬戸内は
秋光
赤潮やかきわけ進み出漁す
秋桜
赤潮の「叫び」のようなマーブリング
秋津州はじめ
赤潮や混んでて萎ゆるヌード展
重翁
赤潮や錆びれた海の波白し
春と夏子
赤潮や海の神仏怒れりと
春果
赤潮や白砂青松いづくなる
春川一彦
赤潮やネオンブルーへ闇を待つ
春日のツバメ
赤潮や漁師の顔を青くせり
春爺
赤潮の一刷毛の朱や胸騒ぎ
順女
赤潮や仕事に行くのいやだなあ
赤潮に魚も漁夫も青ざめし
小山晃
赤潮の光の帯や足洗ふ
小千住
赤潮の留まり海辺鳥もいず
小塚 蒼野
寄せる波青息吐息赤潮に
小梅
赤潮の波止場KEEPOUTくぐる
小鳩
翼竜よ琵琶湖の赤潮呑んでくれ
小野みっちゃん
赤潮や真珠は月の涙らし
松浦麗久
赤潮や墓所まで続く黒き列
松永裕歩
赤潮の真下息づく魚あり
松茶 巴(プレバト研究会木の芽会員)
はびこれる赤潮の黙割る汽笛
松田てぃ
光射す湾の赤潮変化せり
松野英昌
赤潮や無音の波ににほう風
湘輝
赤潮にも太陽光の輝けり
照波
赤潮や漁師つるんで真昼酒
笑酔
赤潮の帯が流れて染まりいく
植木照美
赤潮やクレーム電話例の人
新藤柑子
赤潮や此は楽園の海の裾
森なゆた
赤潮や海も一回脱皮する
森健司
赤潮の光り始めや逢魔時
真繍
赤潮や見つめる父の背動かず
真林
天憂い赤潮となりたる涙
神山やすこ
赤潮や半鐘叩く顔が泣く
水間澱凡
赤潮や日暮れの海を光らせて
粋仙
赤潮や犬渋渋と従いぬ
粋田化石
古里へ急ぐ車窓に赤潮の海
粋篤
赤潮や海の裳裾を染め抜くや
粋流
赤潮に戦火の叫び重ね観る
翠穂
赤潮や地獄の炎滲み出づ
酔楓
赤潮や一泊伸ばす瀬戸の旅
杉本とらを
赤潮に行きかう船の遅さかな
星降る松
赤潮や真昼の夕日浮かぶ沖
晴日和
赤潮や養殖筏引く二隻
正丸
赤潮や火星の赤い海の貌
清一
赤潮も夜は煌めけり由比ヶ浜
清水仙人掌
赤潮の迫る生簀の移動かな
西山哲彦
赤潮や潮目阻みて波しぶき
西川あきや
影を曳き赤潮を見る防波堤
赤潮の波に揺蕩ふ藻屑かな
誠馬@揺蕩ふ(たゆたう)
赤潮やただ今酸素五リットル
青い月
赤潮は神の仕業か海赤く
青玄
赤潮や水上スキーの赤飛沫
青木豊実
赤潮の泥む岸壁ほゆる犬
青嵐
衣食住満ちたる吾の赤潮や
青珈
赤潮やマリンブルーの北斎画
石野上路無
赤潮のうねりや三毛猫の渋面
赤丸へび
赤潮や人の歩かぬ港町
赤好庵
赤潮に漕艇ブイの紛れけり
千の葉
赤潮に喜んでいた幼き日
千波
赤潮や渦巻く闇の魔方陣
占新戸
赤潮や陸地の如く浮かび出て
川西勝久
赤潮に幼子尋ぬる海はどこ
川島むう
青海に悪魔の吐息赤潮禍
泉水
赤潮や護岸工事を恨むべし
浅見 弓楽
赤潮の掠む生け簀に立つ主
善多丸
わたつみの吐くは血反吐か赤潮か
祖乞
赤潮の夕陽の如く染めにけり
倉の人
赤潮の意味語る友父の顔
草翡
赤潮や舟屋主の青き息
赤潮に環境破壊教えられ
蒼香
赤潮や邂ひて了ひし泣きなが原
多事
赤潮や漁師小脇にスポーツ紙
駄口竹流
赤潮の湧く海風のホームラン
大口屋 助六
すくい取る赤潮続く水平線
大三郎
赤潮に舳先を変へる漁師かな
大谷如水
赤潮来死魚のブーケを捧ぐうみ
大島涼波
赤潮や瀬戸内海の空蒼し
大弐の康夫
赤潮を見る人の肩尖りけり
瀧まさこ
赤潮に魚も吾もおたおたす
谷あやの
赤潮の帯の結び目十重二十重
谷元央人
赤潮やショパンは訃報連れてくる
谷口詠美
赤潮や船の水脈追ふ鷗五羽
池田香
赤潮の中で蠢くクジラかな
池田和正
赤潮の夕波さわぎ闇ふかむ
竹 夢月
赤潮やみな人間の仕業です
竹さ
再生の予感赤潮広がりぬ
竹の子
赤潮や地獄の鍋の灰汁すくふ
竹伍
赤潮やペタル重いぞ今日の朝
竹林
赤潮に戻る船先跳ねる魚
赤潮やこの星はいま崖つぷち
中井笙石
赤潮や網引く漁夫の肌赤し
中西柚子
赤潮静かに白き腹の二つ
中嶋浄土
赤潮の海の病や早よ癒えよ
朝ぼらけ
赤潮や広がりゆくケチャップの染み
長峯千有
赤潮や死魚の眼に青き空
鳥坂
赤潮の乳母車無き渚かな
直樹里
晴海埠頭赤潮を来る巨大船
直躬
赤潮やドローン飛ばし行方追う
鶴田梅勝
赤潮やアフロディーテがそこここに
泥酔亭曜々
赤潮や澱みに溜まる人の性
哲也
赤潮は神の涙と巫女の夢
鉄道員
浜に立ち赤潮迫る漸近線
天晴鈍ぞ孤
赤潮や幾兆の鼓動残骸
田山恵里子
赤銅の首に汗する赤潮か
田村美穂
赤潮に流され喘ぐ魚の群れ
田中 恵美子
赤潮のその色何を語りしか
田中ようちゃん
昼日中赤潮匂う銀座かな
田辺 ふみ
赤潮や辺野古の海にジュゴン棲む
田邉真舟
赤潮やトタンの錆を削る音
塗り猫にゃん
赤潮や鍋の草木に染まる糸
都雪
空の蒼海の蒼冴え赤潮や
都忘れ
赤潮よ腹痛は過ぎたるミルク
土井小文
赤潮の大きなうねり命あり
土屋 木もれ日
赤潮や貧果の漁師酒呷る
土耳古猫
赤潮視察先生の帽子は黄
冬のおこじょ
蒼穹を統べて赤潮世を創る
東尋坊
赤潮や海の呻きが波となる
東風
赤潮や少年の漕ぐ櫂赤し
湯川美香月
赤潮の波光りては崩れては
燈穂
赤潮のしらせやにじむ指の傷
藤すみ
赤潮や消えて爪痕残す浜
藤郷源一朗
赤潮のあかのかなしき岬かな
藤田康子
赤潮に負けるな漁師海の男
藤田由美子
赤潮や地球の悲鳴聞こえ来ぬ
藤娘なつ
あかしおを問う船上の初孫よ
豆山麦子
赤潮や湖面を流れ行く腐臭
豆田こまめ
赤潮のとどまりて我磯に立つ
瞳子
赤潮に魚の腹見る白白と
徳永 北道
湾内に未明のサイレンくされ潮
徳英
赤潮に白くのけ反る万の魚
栃木のあーたん
赤潮の粘るレールやドック前
凪ひと葉
観測のさて赤潮へドローンかな
凪野たいら
赤潮や警告の色滲ませて
南雲風花
釣果なく赤潮恨む釣り天狗
南風
赤潮は宇宙の微塵となりしもの
南風紫蘭
驚きて赤潮帯に迷ふ魚
日本酒
赤潮や水軍の末眠る島
猫楽
赤潮をくぐれば青き世界かな
馬場馬子
赤潮や海も時折赤欲しき
俳ビギ名
魚跳ねて酸素吸いたるくされ潮
俳菜裕子
赤潮や少年四国を一周す
背馬
赤潮や大海原の垢溜まり
白丘山人(893人)
赤潮の打ち寄す浜に染み残し
白晃
赤潮に漕ぐ櫓のきしみゴムボート
白桜
赤潮に首絞めらるる人魚姫
白瀬いりこ
赤潮に鳥鳴き止まぬ瀬戸の海
白蘭
赤潮に命渦まく不条理か
畑 詩音
朝刊の紙赤し赤潮の町
八八
赤潮や転覆した魚そこかしこ
半夏生(竹村)
赤潮の波柵へ驀地
半熟赤茄子
赤潮や鬼の赤ふん燧灘
半石
赤潮や鈍色の魞日蔭りて
飯村祐知子@“日蔭りて”は、本来別字にしたかったのですが、漢字が入力できませんでした。本来は、“日+仄”を使いたかった。
赤潮や白き波間を染めゆかん
比保倉亭酢
赤潮に飲んだくれ爺ふて寝かな
比良山
赤潮に海も魚も人も泣き
秘境駅に佇むダルマ
赤潮や心の澱も知らぬ間に
美山
赤潮の夜の姿はサファイアか
美翠
赤潮や路上の猫の血の滲み
柊の花
赤潮や青白く闇に光れる
百草千樹
赤潮や海の涙の波重し
富樫 幹
赤潮や病める地球の血の涙
布杏多
赤潮や船の組み上げられゆくを
舞華
赤潮やかもめさわげど耐える漁夫
風らん
龍泣きて赤潮となる日暮れかな
風花
赤潮のごぽごぽ打ち寄せ白昼夢
風紋
赤潮を被る黒鉄呉の船
風由花
赤潮や空は真青に広がりぬ
風来
赤潮や渦鞭毛虫目ウズオビムシ
風来松
島国の天変地異の赤潮や
服部 勝枝
警報も三度目赤潮も三度
福熊猫
赤潮や地球のゆるり錆び始む
聞岳
わたしには関係ないよ赤潮なんて
平康
星屑の降りて赤潮朝に満つ
平松洋子
別れやう赤潮のやうになるまゑに
碧女
赤潮や船底染める錆びた海
穂の美
赤潮の血の色漁師の涙色
峰江
赤潮や金子兜太の叫び声
峰泉しょうこ
赤潮や鉢植えとまと熟れし頃
赤潮や海老チリ突く痔もち漁夫
青空に垂らす釣り糸赤潮や
望の月
赤潮の行方を追うて魚見台
望月ゆう
赤潮や潮風小径岬でる
北村 鯨子
赤潮や地震の年の播磨灘
北村 崇雄
赤潮や廃船の影岸へ伸ぶ
睦恵
赤潮の波ゆるゆると迫りくる
堀アンナ
赤潮や月曜朝の人いきれ
麻純
赤潮に海の暮らしを奪わるる
抹香鯨
いとなみに飼ふ竜が吐く赤潮を
抹茶金魚
赤潮の断崖に靴草ゆれる
万斛
青と白海終わらせる赤潮か
未知
赤潮に噛みつかれたと夏子泣く
岬りこ
赤潮の間富士のパズルピース浮かぶ
蜜華
赤潮をじっと見つめる背の丸し
赤潮や晴天高く月淡く
眠る烏龍茶
赤潮や野兎の耳よく動く
夢ひとすじ
赤潮に喰ひ尽くされし夜の臭ひ
夢見亭笑楽
赤潮や記憶の固執ダリの海
夢芝居よしみ
赤潮や組合長の髭白く
夢堂
大漁の期待裏切る赤潮や
無し
赤潮を解かれし帯とたれぞ知る
娘ニ非ズ
赤潮や造影写真の血管
明女
赤潮を割りて地球は息をせし
茂る
赤潮に旅路の空を見上ぐるや
茂人
赤潮や指で混ぜたる酒に酔ふ
木村ひむか
赤潮に聞く草食か肉食か
木村青石
赤潮や湾一周の海賊船
木田余ふぢこ
赤潮や洞門に射す光青し
木槿
赤潮や怒りの如き波が立つ
紋舞蘭
赤潮や手加減無きに立ち尽くす
野ばら
車窓から赤潮見つめ終わりかな
野純
赤潮を避け戻りけり大漁旗
野水
赤潮を創る小さき命かな
野倉夕緋
赤潮や火星近付く碧き星
野中泰風
縄文の海に赤潮ありとせば
野々原ラピ
赤潮や文庫一冊読みて過ぐ
野々村
夕空が赤潮映し明日は晴れ
野良
流血の海赤潮てふ警告
矢的@第二まる安
赤潮やバランスシートの文字の色
薬師丸ひで樹
赤潮や洞窟蒼によどみけり
薮久美子
赤潮や帰ろうぜの声竿たたむ
油井
赤潮や和尚ぷんぷん怒ってる
柚みるく
赤潮やジャンヌダルクの火刑場
湧雲文月
赤潮のニュースに曇る漁夫の眉
由坊
赤潮や人間のアクぼわんぼわん
裕月
赤潮やキンと呼ばれて絶えた鳥
夕月
赤潮や曝気の飛沫大空へ
余熱
赤潮の記事の包みを開けて読む
与一
赤潮や黒井戸さんは課長補佐
誉茂子
赤潮や津々浦々に出没す
葉っぱのようこ
赤潮や電車の窓に指差す子
葉るみ
赤潮や猫の集会今日休み
葉月のりりん
夕暮れや白雲に映る赤潮
葉子 A
天憂ふ赤潮の赤何処より
葉室緑子
赤潮や自棄に烏鳴く夕陽
欲句歩
赤潮と聞けば身の毛のよだつ程
藍植生
赤潮や故郷の湖にもありしとか
蘭之介
伊邪那岐や血痕一滴赤潮ぞ
里之照日日
赤潮も深層水も海の水
里甫
赤潮や仏頂面の日もありて
立歩
赤潮の境目うねる毎に撮り
流川透明
赤潮の報聞きながら魚焼く
琉璃
赤潮やナルシス赦さざる呻き
涼木習
倉庫行きバスは赤潮予報バス
力蔵
赤潮や噴火の如く海燃ゆる
玲風
赤潮の帯湧き立つる温い海
鈴木一尽
義経の呪詛や赤潮由比ヶ浜
鈴木麗門
釣れずとも赤潮体に纏いつつ
鈴蘭
赤潮へ悲憤の草履空を蹴り
蓮華寺
赤潮や打ち捨てられし破れ網
老海鼠子
赤潮や瀬戸にたゆとふ牡蠣筏
老人日記
赤潮や髪染めた君は目をふせ
蝋梅とちる
君に赤潮を語りて待つ火鍋
六日菖蒲
赤潮は海の怒りと君の言ふ
六々庵
押し寄せし芥もくたよ赤潮よ
和音
赤潮や火星にもありと子供いう
和田東方
駿河湾航路を閉ざすくされ潮
兀兀
赤潮や波ごとに血溢るるがごとし
赤潮の真つ只中や調査船
巫女
赤潮や海賊王の頬に傷
洒落神戸
赤潮やねまりて過ごす浜の昼
珈琲斎
赤潮の夜は青なす由比が浜
聰子
赤潮の浜の児跟ける影二つ
脩平
赤潮や遠き戦場空蒼し
芍薬
赤潮の臭にぬたうつさしもの龍
津軽わさお
夕日さすゴツ太の手と赤潮と
萬代草舟
陽に煮詰められしいのちや赤潮は
蓼科川奈
赤潮や死亡魚処理と言ふ政治
蓼蟲
赤潮の寄せて無人の小舟あり
藪椿
死を知らぬ魚の眠る赤潮よ
霖之助
赤潮や贅を尽くせし果てなるか
髙橋冬扇

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