俳句ポスト365結果発表

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第197回 2018年5月31日週の兼題

海の日

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

漁師にも歌手にもなれず海の日
きゅうもん
海の日の地球を少し傾ける
きゅうもん
海の日のひかりといろを壜詰めに
きゅうもん
廃校のオルガン海の日の星ヘ
静里秋希
海の日や目を病む猫のお留守番
静里秋希
ゆく雲や海の日のバッティングネット
静里秋希
FMのノイズ尖つて海の日へ
よだか
海の日や海見ずハムスターは死ぬ
よだか
海の日や膝蹴つ飛ばしあふ真昼
よだか
手びさしに見る海の日の海の色
神山刻
海の日の海へ男が二人乗り
神山刻
海の日や和皿に白地広きこと
神山刻
滂沱たる雫や海の日の水門
一阿蘇二鷲三ピーマン
静やかに月曳く海の日のタンカー
一阿蘇二鷲三ピーマン
海の日や闇かぐわしき塩の蔵
一阿蘇二鷲三ピーマン
耳にまだ海の日のひみつの話
村上海斗
シケモクを揃えて海の日もおわり
村上海斗
海の日や恋を三日目まで戻す
村上海斗
海の日を遠く伊那谷晴れ渡る
トポル
砂に雨浸む海の日の海の家
トポル
海の日の里にタイルの水汲み場
蟻馬次朗
焦げくさいゴリラと海の日の夕べ
蟻馬次朗
はやくうごくくも海の日のるすばん
むらさき(6さい)
海の日のアスレチックの落とし穴
むらさき(6さい)
海の日の打楽器の張り確かなる
ぐわ
海の日に紋章授くならば羽根
ぐわ
海の日の櫂をおほきく漕ぎゆけり
すりいぴい
海の日やボルトを締むる一捻り
すりいぴい
肉キムチに酢をかけ海の日を喰らう
つぎがい
シリアルに弾ける海の日のミルク
つぎがい
海の日や蹠に熱きアスファルト
塩の司厨長
海の日に立つ山頂に曇り無し
塩の司厨長
海の日の足裏あまた天を蹴り
霞山旅
海の日やオルゴールへとしまふ風
霞山旅
海の日のサービスゆでたまごいつこ
亀田荒太
海の日や視線はレイバンに隠し
亀田荒太
鋭角の日差し海の日の鈍角
24516
海の日へ壊れたロボット歩きだす
24516
海の日や俺は焼きそば大盛りで
あまぶー
海の日やオジイの作る島豆腐
あまぶー
海の日や青鮫いろの日本晴れ
ウロ
海の日やビキニ水爆名はブラボー
ウロ
海の日や更衣室の棚のにおい
エヨ子
海の日や地面を掴む足の指
エヨ子
海の日や防波堤より碧へ跳ぶ
かのたま
海の日や吾てふこどもの扉ひらく
かのたま
海の日を掴んで投げて草野球
海の日や特攻隊の遺書展示
海の日の追憶ローマ字の宛名
こじ
山頂やたつぷりと海の日の海
こじ
口笛を吹いて鳥呼ぶ海の日よ
ことまと
海の日や洋子てふ名で大らかで
ことまと
海の日や防災無線は間延びして
さとうりつこ
海の日やスカートは風孕める帆
さとうりつこ
海の日やカニコロッケは暴発す
シュリ
海の日や旗がたなびくオムライス
シュリ
海の日やボトルに帆船の船出
しょうき
海の日や黒々と空母の射影
しょうき
国引きの浜辺海の日なほ光る
しろ
海の日のまんなか自転車にて下る
しろ
海の日のジオラマに置く海賊船
たんじぇりん金子
海の日や七つ白蝶貝釦
たんじぇりん金子
海の日や砂に胡座のかけうどん
ちびつぶぶどう
海の日や大観峰に雲はなく
ちびつぶぶどう
晴れ女だらけの海の日の祭り
ちゃうりん
海の日や孫はクジラを飼う話
ちゃうりん
海の日を三つ折り白き封筒に
どかてい
海の日や中華街まで歩かうか
どかてい
海の日の潮の香深き祝詞かな
はむ
海ノ日ノ横須賀晴レテ波静カ
はむ
海の日や求婚の手旗信号
ぼたんのむら
海の日の三十センチのリーゼント
ぼたんのむら
サンセット予約しますか海の日に
まるちゃん2323
海の日やペンギン空を捨てた理由
まるちゃん2323
海の日や国旗の降納速やかに
みなと
海の日や太く打ちたるティンパニ-
みなと
分校の海の日海はすみれいろ
みやこわすれ
海の日や風をつまびく観覧車
みやこわすれ
海の日や青七色のモザイク画
やまぶき
海の日や崖は決まつて向かひ風
やまぶき
海の日や太陽に銃打ちし島
阿部 胤友
瓦礫積み終はりて海の日の少女
阿部 胤友
海の日の鳥海山の木霊かな
葦たかし
あはうみはやまとのほとようみのひよ
葦たかし
海の日や浜昼顔の産卵地
一茶お
海の日の地球の呼吸カンタビレ
一茶お
海の日や日陰の猫の息ひそか
街麦
海の日や蕎麦屋のレジの音高し
街麦
海の日や妻の日記の日誌めき
樫の木
海の日に丸太は舟になりました
樫の木
海の日の禿きらららと漫才師
瓦すずめ
海の日や蔵に錆びたる火縄銃
瓦すずめ
海の日の少女に香るココナッツ
久我恒子
シャベル挿す音も海の日砂の家
久我恒子
海の日よ獅子を夢みる老漁夫よ
桐吉里松葉
海の日の人工島の慶事かな
桐吉里松葉
海の日の海向くカフェの佳き紅茶
金子加行
海の日や病みし色ある波を見し
金子加行
海の日の有精卵の目玉焼
桂奈
海の日のカクテル勿忘草色
鶏侍
海の日や男ばかりの祝勝会
鶏侍
海の日や珊瑚は島を放卵す
古都ぎんう
満艦飾きらめく海の日の真青
古都ぎんう
海の日や乳歯は烏賊墨にまみれ
広瀬 康
海の日の初恋オルドビス紀展
広瀬 康
海の日や辺野古に座り込むおばあ
香舟
海の日やネイビーの詰襟眩し
香舟
海の日の母へと急ぐ谷の水
根子屋彦六
駄々つ子である海の日の信玄像
根子屋彦六
海の日のヒロシマとなる前の空
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
海の日のまだ無名なるエノラ・ゲイ
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
海の日や話を聞かぬ雲ばかり
山香ばし
海の日や末広がりの万国旗
山香ばし
海の日や甲羅干しする尻五つ
山西琴和浦
海の日や臍を列べて雲に礼
山西琴和浦
海の日の押入れケースの浮輪かな
山内彩月
海の日や図鑑は少し赤茶けて
山内彩月
海の日へロイター板を思い切り
紙魚
海の日の初戦敗退のファミレス
紙魚
海の日や散骨代行四万円
七瀬ゆきこ
海の日や波被っては起きる旗
七瀬ゆきこ
海の日の美脚へ波として戯れる
酒井おかわり
海の日へ擦り減ってゆく河馬の影
酒井おかわり
海の日の海を掻き分けタグボート
小市
海の日やメリケン亭のハイボール
小市
海の日や帽子真白き鼓笛隊
小川めぐる
海の日や貝殻きれいな音立てて
小川めぐる
海の日の生簀に我に似たる顔
小泉岩魚
海の日の伯父は自伝を書くという
小泉岩魚
海の日の地球儀の赤き日本よ
星埜黴円
海の日の木陰に暗き子午儀室
星埜黴円
海の日や自称「元船乗り」のA氏
清清檸檬
ハモニカ吸ふ海の日のサナトリウム
清清檸檬
海の日の青の真中へフリスビー
西川由野
海の日のガラナや午後も三教科
西川由野
海の日や駅のトイレの砂まみれ
西尾婆翔
海の日や店の焼きそば肉疎ら
西尾婆翔
海の日の海のどこかに降る小雨
青柿
海の日やラーメン小屋の列長し
青泉
海の日やヨットの並ぶ通信簿
石川焦点
海の日の山が案外混んでいる
石川焦点
海の日や珊瑚も骨も美しき白
雪うさぎ
この下にTOKYO眠る海の日の墓標
雪うさぎ
海の日やボスッと海鳥突っ込みぬ
蒼鳩
海の日や母の羊水塩っぱくて
蒼鳩
海の日や眼下に竜のごとき雲
大西主計
海の日の大和平野に雲湧きぬ
大西主計
どわどわと海の日無視の生理かな
大槻税悦
海の日や活色の旗並走す
大槻税悦
海の日やユニクロでシャツ二着買ふ
中岡秀次
海の日の夜に沈みゆくうみへび座
中岡秀次
海の日や二人机の境界線
中山月波
ミサイルなき正しき空よ海の日よ
中山月波
滾るものあり海の日の水平線
宙のふう
海の日の定番甘口マンゴーカレー
宙のふう
海の日や水平線の端探す
田中耕泉
海の日に一番遠い星拾ふ
田中耕泉
海の日のシーサー睨むF15
都乃あざみ
海の日はタイに性転換手術
都乃あざみ
海の日のトドのやさしく撃たれける
土井デボン探花
海の日のうつとり開くぼくの鰓
土井デボン探花
海の日に弔ひの日の匂ひ亦
東岡 千佳
海の日や妹はオール五を貰ふ
東岡 千佳
海の日やめくる頁は黎明篇
桃猫雪子
海の日や豪快に割るカレールー
桃猫雪子
海の日の雲奔放な息吐ける
内藤羊皐
海の日の臥所を唸る搾乳器
内藤羊皐
耳裏に寄す海の日の波しづか
猫愛すクリーム
海の日や石勾玉をつくりたり
猫愛すクリーム
海の日の砂掘れば出る「宝物」
比々き
海の日の船に乗り込む黒烏帽子
比々き
海の日や国後島に夕餉の灯
北野きのこ
海の日をコンテナに込め神戸港
北野きのこ
海の日のねだり上手な臍である
堀口房水
海の日や東征の水夫たりし祖
堀口房水@水夫=かこ、祖=おや
海の日やざんぶと湯船溢れさせ
凡鑽
海の日や海は母とも棺とも
凡鑽
海の日や定時に開かぬ喫茶店
抹茶金魚
ビル街のそこ海の日の空遠し
抹茶金魚
海の日やトムヤンクンの海老の殻
眠る烏龍茶
イヤホンからABBAきらめくや海の日に
眠る烏龍茶
海の日やラマの睫毛へ甘い風
木田余ふぢこ
リンさんのキムチが人気海の日よ
木田余ふぢこ
海の日や日時計のごと観覧車
野ばら
海の日や波の唄ふは鎮魂歌
野ばら
海の日やタヒチの貝は陽に白し
洋々
海の日やコンテナ船は積み木色
洋々
海の日のイルカ愚直の芸をして
龍田山門
海の日や外人墓地は海遠し
龍田山門
海の日や貝の受話器を耳に当て
珈琲斎
海の日や特異日のごとカレー食ぶ
珈琲斎
海の日や蛭子のごときマリンスノー
ひねもす
海の日や記念切手の糊の味
ひねもす
海の日の記念切手は潮の味
竹春エリザベス
指につくフィナンシェ海の日のテラス
あるきしちはる
海の日や珊瑚の島を発つセスナ
28あずきち
海の日やポニーテールの塩素臭
28ひろきち
海の日や飛び出す絵本の風少し
93kgのプッコラ
海の日は眩しすぎて正しすぎて
be
海の日の海を眼下に窓を拭く
chiro
海の日のポッケから出す万国旗
COSMOS
切りすぎた前髪に海の日の風
だいふく
海の日にジャンプとおくにみえた海
ちま(4さい)
海の日や海馬の底に母の脈
卯MOON
球儀をなぞり海の日大航海
柳児
海の日や海を思へば海匂ふ
Kかれん
海の日や此処もふるさと埋め立て地
Mコスモ
海の日は写真の君にビール注ぐ
sol
海の日やデニムのほつれ脛に跳ぬ
TAKO焼子
海の日やクッキー缶へ夢入れよ
あいだほ
海の日の胴に湿らすパスポート
あいむ李景
海の日を放つ白球雲に入る
あい女
海の日の星の雫に濡れそぼつ
あつちやん
海の日の上空着陸許可を待つ
あつむら恵女
海の日やそら色の海うみ色の空
あまぐり
海の日にドラゴンボール読破せり
あめふらし
海の日や上海便に初乗りす
アリマノミコ
海の日や兄と並んで股のぞき
いくらちゃん
海の日や鬢付け油香る駅
いなべきよみ
海の日やだあれもゐない美容院
いまいやすのり
海の日や海驢のあくび長きこと
いもがらぼくと
海の日やパクチー餃子の行列へ
うさぎまんじゅう
カイゼル髭受く海の日の向い風
うしうし
おしゃべりでふくよかな海の日の海
うづら
海の日や帆船風と遊びをり
おうちゃん
海の日や蔓といふ蔓空探る
おがたま
海の日や眼洗う子らの濡れる影
オキザリス
海の日や国境を見たことがない
お気楽草紙
海の日や朝の雲間に宇和島城
かずポン
海の日や右が得意な靴飛ばし
かつたろー。
海の日の海は列島支へをり
かまど
海の日や潮騒は右脳に棲めり
武井かま猫
海の日や地雷撤去のクモの這う
かもん丸茶
海の日や祖母の芭蕉布広げたる
かをり
海の日やじいちゃんちまでじてん車で
がんばるけいご7才
うみのひにうみからかおをだすんだよ
がんばるたくみ5才
傷口を洗ふ海の日の益荒男
キッカワテツヤ
海の日や朝刊潮の香はせぬか
ギボウシ金森
海の日や漂着物は国を超ゆ
きみこば
海の日のエナジードリンク風静か
きゆうかんちよう
海の日の鴨居に金の魚拓かな
ぎんやんま
海の日の番屋に匂ふ祝酒
ぎんやんま
海の日の石を売る人影買ふ人
クズウジュンイチ
海の日の空果て無くて赤レンガ
くすぐり人
海の日やappassionatoに二重線
ぐでたまご
海の日やすぐ泣く人と桟橋に
ぐべの実
海の日や室外機全力稼働
くま鶉
海の日や求人票をめくる日々
くめ仙人
熊よけのラジオ海の日告げてをり
くりでん
海の日やたゆたうラメのネイル瓶
くるみだんご
海の日やシャツにソースの飛び散りて
けーい○
海の日を待たずに青い空を描く
けら
海の日の補習7+16は素数
コーラ味の水
海の日や風読む指をぴんと立て
こなぎ
海の日やハワイにつながる海が好き
こぶこ
海の日や室内プールの水の味
こふみ
ひとり子の絵本読みふける海の日
さくみ
海の日や並べる膳の数合はぬ
さとう菓子
海の日やカレーマツプで店選び
さぶり
海の日や故人の杯に酒を注ぐ
さゆみ
海の日や胎児に鰓のやうなもの
さるぼぼ@チーム天地夢遥
海の日や木造電車ゆるゆると
しいちゃん
海の日や車列最後でたばこ吸う
しー子
海の日やジャリと電車の白い砂
しおうらゆうこ
海の日に紙いっぱいの海描く
シナモンティー
海の日よ琉球グラスの波静か
しみみ
海の日や砂の始祖鳥恋をして
じゃすみん
海の日や登檣礼てふ美しき鳥
しゃれこうべの妻
海の日のあっけらかんの眩しさよ
スタルカ
海の日や子の膝裏に砂白し
ステルス愛
海の日や帆布に知多の砂の粒
すみっこ忘牛
海の日や黒服で待つ迎車待つ
スローライフ
デヴィット・ボウイの紫の吐息海の日
せり坊
海の日のカンバス青の走る走る
たてしな昇平
ホイッスル白し海の日へ駆け出す
ツカビッチ
海の日や氷見から届くゆうパック
つつ井つつ夫
海の日の日記に始まる冒険譚
テツコ@第二まる安
海の日や島に真水のさらさらと
てん点
海の日のそこひをしづかなる玉座
とおと
海の日やフジツボはひしひし脱皮
ときこ
海の日に蝶寄るように帆を立てて
ときこの母よしこ
海の日の機嫌は鳥に聞けばいい
としまる
海の日や老婆がひとり転ぶ道
どろん
海の日や祖父の書斎の「種の起源」
ナガ
海の日よ未来予想図砂に描く
なかおち
海の日やサバ缶開ける猫と僕
ナタデココ
海の日や祖父のウクレレ爪弾いて
なないろ
海の日やラピスラズリの成層圏
なにわのらんる
海の日や千里浜がまた痩せてゐる
にゃん@千里浜(ちりはま)=石川県にある日本で唯一波打ち際を車で走ることが出来る砂浜。
海の日や水平線を惜しみなく
ぬらりひょん
海の子に生まれ海の日海を見ず
のぼ子
海の日のたてよこ斜めなる雑魚寝
のら
海の日の北の明星昇りゆく
はっぱ
海の日やいえでのつれはさんりんしゃ
はまのはの
海の日やイカリソースをかけて喰ぶ
はまゆう
海の日の自動改札突破せよ
ヒカリゴケ
鎮魂の海域海の日の右舷
ひでやん
海の日や立ち乗りすれば額に風
ひよこ豆
海の日のテレビ電話の顔黒し
ひよはるばば
海の日はオレと武田の誕生日
ひろしげ10さい
海の日やうおんうおんと雲のゆく
ふきょう和音
海の日やトルコライスを大盛に
ふじこ
海の日や雀は畝で土浴びす
ふっこ
海の日や屍のせる離岸流
ふみの
海の日や南の空へ斉唱す
ペコちゃん
アメフラシの雨はむらさき海の日よ
ヘリンボーン富樽
海の日やダメージジーンズはためかせ
ほしの有紀
海の日や茶房の玻璃に景歪む
ぽろたま
海の日の考の手帳の暦戦記
ほろよい
海の日や草の匂いの明治丸
ぽんたちん
海の日や宙船(そらふね)七つの海の上
まいるど
海の日は天色瑠璃色覗色
まさこ
海の日や角のとれたる碧硝子
まどん
海の日の空と交信してる貝
みえ
海の日や鳥騒ぎたる裏高尾
みくにく
海の日や迫る青は海か憂いか
みこ
海の日を愛するややこしい漢
みちる
海の日や飛沫の隙間埋める空
みつこ
海の日や骨を軋ませ東郷ターン
みどりちゃん
海の日や明日の会議にドリンク剤
み藻砂
海の日や総展帆の綱に乗り
むじーじ
海の日や鉄もPETボトルも船
むたき八八
海の日を来てキラキラと靴に砂
めいおう星
石段尽き無音の海よ海の日よ
もせきのこ
俎板に寝そべっている海の日の僕
モッツァレラえのくし
海の日や家から出ずにジャムを煮る
ももたもも
海の日はいらない犬も子もいない
やえ子
海の日に日輪を受く豊の国
やぶつばき
上履きを洗って海の日を駆ける
ヤマボー
海の日は甘栗の釜よく回る
ゆうり
海の日に埼玉県は膨張す
よあけの晩
海の日や漁師の金の髪に風
よしおくん
海の日や卓球台のある旅館
ラーラ
海の日の有人駅となりし駅
らくさい
海の日や海図にたどる喜望峰
らごん
海の日や指すり抜ける明日の想い出
ラジャーナイン
海の日を地球のうへに胡座して
ららやにほ
海の日や雲のしっぽにハイタッチ
りぃらっくま
海の日やズックの底の薄き棘
る・こんと
海の日やまつげの先の水平線
るびちゅ
海の日やクレヨンの絵捨てられず
るりこ
ペットボトルの目高貰ひぬ海の日に
れっどべりー
海の日の石を拾つてから捨つる
ローストビーフ
海の日や水平線を掴む孫
綾夏
海の日の丘をゆくヤクルトレディ
或人
海の日のさらさら言えぬ歳となり
安芸ゆきこ
海の日や新生代の貝を掘る
伊介
海の日や暫しいとこの肌まぶし
伊藤欣次
海底の錆びし大和よ海の日よ
伊奈川富真乃
海の日や登檣礼は来ぬひとへ
伊予吟会 玉嵐@登檣礼(とうしょうれい):帆船において最高の礼。
海の日や西へひたすら哨戒機
伊予吟会 宵嵐
海の日のやさしき硝子子と拾う
位相朗
海の日のミネストローネ波の音
胃痛
海の日を肺呼吸する闊歩する
一斤染乃
海の日や母艦見下ろす坂の町
一人静
海の日の樟脳くさき国旗かな
一走人
蛸唐草に包めば海の日の宝
羽沖
水色の海の日来たる沖は朝
瓜中不眠
海の日や旅のしおりを作る午後
雲野もくもく
海の日やぐるっと丸い熊野灘
栄魚
海の日の小室山より富士と海
永想
梅の日や海の空気は塩辛ひ
海の日の本はためいて眠るひと
遠音
海の日の肩を窄むる校舎かな
塩豆
海の日のケーキに置いた白い船
温湿布
海の日や認知の妻の髪を梳く
佳月
海の日や地球に沿ひて往く漁船
可笑式
海の日の焼きそばパンの出来上がり
夏柿
海の日の海馬はここに捨てませう
花 節湖
海の日や胎内満つる波の音
花咲明日香
海の日や割れそうにない強い空
花伝
海の日や河川清掃奉仕団
花南天anne
海の日だから焼そば十袋買う
花紋
貴人来たりて海の日の中華街
茄子紺
海の日や爺さんバンド空に吠え
海の日を海に帰れぬ日としたり
我夢
海の日や父の形見の革カバン
雅喜
海の日や水平線の先に明日
海月漂
海の日や両手に消えぬ肉刺数多
灰色狼
海の日や日付を一つ戻す船
灰田《蜻蛉切》兵庫
子供部屋にでっかい海の日があった
皆見元喜
海の日やばば様海へ手をあはせ
梶  鴻風
海の日のボトルシップの中は雨
海の日や父のカレーの大き芋
幹弘
海の日やおじさんおでん煮はじめる
閑茶
海の日と聞きなんとなく若返り
気のまま風
海の日と聞いてバイクを飛ばしたよ
輝 龍明
海の日の柱に掛かるラジオかな
菊池洋勝
海の日や青鮫深く潜り逝く
宮﨑紅清
海の日や模試受ける子に手弁当
京あられ
海の日よ乗鞍岳を発つ川よ
京野さち
海の日や藍はためいて紺屋町
玉ゆき
海の日や海底(うなぞこ)へ子をひく人魚
玉木たまね
糠味噌の材なし海の日にひとり
玉木史
水平線たわみてあるや海の日に
近澤有孝
なぶら立つ海の海の日カレー煮る
吟  梵
海の日や足の裏から砂逃げる
空 春翔
海の日の旋律と成り得るノイズ
空蝉
海の日の海底を行く鯨百
熊縫まゆ
二十年目の海の日も運転手
桑島 幹
海の日やするめ銜へて見る夕日
群馬の凡人
海の日や王女一途な恋をして
渓湖
海の日のらくだの口のよく動く
月の道
海の日や青空を指す羅針盤
月見柑
海の日やナースが通り消毒臭
犬散歩人
海の日や満床の新生児室
古瀬まさあき
海の日や血の滴りし肉食べる
己心
海の日の麻布に猫が待ってをり
鯉太郎
初雪を踏む様に入る海の日や
向日葵太郎
海の日にネコザメぬるぬる海の風
幸の実(9才)
海の日やボタンダウンの襟の先
幸久
海の日の手話は波打つかたちどり
更紗ゆふ
海の日や雨の亀山社中跡
江津
海の日やインコの好きな僕の肩
江里口泰然
海の日や愚弟と同い年だとは
香宇 千春
海の日や横浜にゐて若かつた
香野さとみ
海の日や篠笛の続かぬ音色
香羊
海の日の荒磯に竿の撓りけり
香壺
海の日やわだつみのこへ集まる帆
高橋寅次
海の日の群青は葉書に滲む
高村優雨花
海の日も招かざるもの流れ来る
今治・しゅんかん
海の日やロックに混じる波の音
佐山夕子
化粧のり良くて海の日日和かな
佐川寿々@チーム天地夢遥
海の日や海に数多の爆心地
佐藤直哉
ぽつねんと日の丸の竿海の日に
砂山恵子
海の日の貝殻七個拾ったよ
座敷わらしなつき(6才)
海の日の歪みを胎みのどぼとけ
斎藤秀雄
海の日や電話ボックスあった場所
菜々の花
地図の海の恐ろしき青海の日だ
桜電子
海の日をそよぐ国旗と下駄の音
雑草おばさん
海の日の地球儀お父さんはここ
三重丸
海の日やおもちゃの船が風呂をゆく
三重野とりとり
海の日の銀鱗跳ねる月夜かな
三大夜景
海の日の百目鬼岩に女神坐す
三毳
海の日やしんと珊瑚の大産卵
珊瑚
被災地の浜の砂鳴く海の日なり
残月
尾びれ取れかけ海の日の終わりかけ
司啓
海の日や丸めた指の双眼鏡
始の子
海の日や少年己が陰毛(け)に見入る
志保川有
海の日を知らぬ墓前に菓子添えて
紙威
海の日やドックフードも荷のひとつ
海の日に駐禁切符切られけり
紫蝶
豊饒の太陽昇りて今日は海の日ぞ
試行錯誤
海の日に額の傷のわけを聞き
時雨
海の日の蛇口勢いよくひねる
時計子(とけこ)
海の日を横切ってゆくフリスビー
次郎の飼い主
ガソリンの満ちゆく海の日の朝
耳目
海の日や水を探しに行く宇宙
篠田ピンク
海の日や胎児のように漂うて
柴咲はじめ
海の日や目線の合はぬ干し魚
寿々子
海の日や造船工の胸にバラ
樹朋
海の日や骨壺は石ころだらけ
宗本智之
海の日や少年団の指のマメ
秋月なおと
海の日は母が指輪を外した日
春日のぽんぽこぴーな
海の日や忠敬歩きし一万里
春野いちご
海の日やバイクは車より速い
純音
海の日や骨まで食ぶる炙りもの
小橋春鳥
海の日やいりこの島のバイク坂
小山 晃
江ノ電や窓から海の日の夕日
小石日和
海の日の海辺の町に海見えず
小千住
海の日のビーチボールのかるはずみ
小田寺登女
海の日を色の落ちたる月の海
松田てぃ
海の日やをなごに与ふ産みの賛歌
松野英昌
海の日や大桟橋でレモネード
湘輝
海の日や東京かつて海の底
笑松
海の日の始まる青と終わる白
城内幸江
海の日や老舗かふぇのレモンティー
新田 淑
海の日の青をそよぐや万国旗
深草あやめ
海の日のアンダーライン浮き浮きと
神山やすこ
海の日の国境越えてカジノかな
水夢
海の日の船をかかえて銭湯へ
睡花
海の日や水平線に興亜雲
粋流
海の日のひと波ごとの落暉かな
瀬々葱坊主
定期考査のトンネル抜け海の日
海の日や足長き女のポスター
晴好 雨独
海の日や日暮れの浜にイヤリング
正木児童
海の日や脱走牛を連れ戻す
清水仁
海の日の地球七割のたりかな
誠馬
海の日や吾子がおすわり覚えし日
青楓也緒
海の日の暮れ黒電話の沈黙
赤丸へび
海の日の少女手を振れ船渡れ
赤好庵
海の日やガス欠のアメ車に君と
赤馬福助
海の日や湾に連なる白き峰
千の葉
海の日や遠征試合のバスの列
千恵
海の日や網なおす祖父塩辛声
千葉睦女
海の日やマスト広げるちからこぶ
占新戸
海の日の夜や配管を水の音
倉木はじめ
海の日やクラムボンなる謎を解く
相沢はつみ
潮騒も恋も遠くなる海の日
蒼奏
海の日や波が凸なら浜は凹
村上 無有
海の日や戦火の止まぬ水の星
村上優貴
海の日や鯨の背骨発掘す
多々良海月
海の日や風は海から生まれ来る
太一
海の日や海抜零の文字の浮く
駄口竹流
海の日や汐風軽き水牛車
大井河薪
海の日や浜に晒せる蒙古班
大雅
海の日や離島の高き濤を釣る
大橋弘典
海の日や国後島は吾が故郷
大谷如水
海の日の潜望鏡が向き変える
大塚迷路
海の日やアリアたゆたふG線上
沢田朱里
海の日や三者面談十五件
谷口詠美
海の日の潮風抜ける銀座かな
短夜の月
海の日や百人集ふバーベキュー
池田香
透き通る点滴の液海の日も
竹の子
海の日やサハラ石竜子が夢を見る
昼行燈
海の日や灯台の愚直な光
衷子
描きかけの設計図うみの日の午後
朝桜咲花
河口へと鮫は去り海の日の夜
潮ベルト
海の日や鯨に眠る骨盤痕
直樹里
海の日の三味の潮染むじょんがらよ
津軽ちゃう
海の日や瓦礫の海はいま平ら
津軽まつ
海の日の龍の往き交う地と天と
津軽わさお
海の日や新艇を漕ぐ四期生
辻が花
逆上がりヘソで海の日まわしけり
泥酔亭曜々
告白はたしか海の日だったよね
鉄カレイ
海の日や登檣礼に直立し
天晴鈍ぞ孤
海の日めでたいやらなにもないやら
天野姫城
海の日や昔はもっと広かった
田邉真舟
海の日や基礎合奏の音畝る
杜の緑子
柔らかに海の日を折る身体かな
登るひと
海の日の山籟に聴く波の音
都雪
海の日や海はもう見るだけのもの
東尋坊
海の日や伯母の大きな握り飯
桃泉
海の日や手旗は靡く少年団
桃八
産声かき消す海の日の祝砲
桃福
海の日の夜呼び声も灯も遠い
藤鷹圓哉
海の日や結界のやうに海岸線
藤田康子
海の日や子と握りたる塩むすび
藤娘なつ
海の日や胎児を宿す重き腹
藤野あき
海の日や海の0.5%は涙
豆田こまめ
階段をケンケンで海の日のぼる
豆闌
海の日の今日もぬか床かき混ぜて
海の日や北方の島見えて晴れ
徳永 北道
海の日やペッパー君のうなだれて
奈緒女
海の日や受胎告知を疑はず
楢山玄冬
海の日やフラの動きは無限大
南雲風花
海の日や軍艦島のあまたある
南亭 骨太
海の日や覚えたてなる我が手旗
日出時計
海の日や津波避難路工事中
猫渓
海の日や車六千台の船
猫舌扁平足
海の日や樽で決めたる県境
波世遠
海の日や我等ちいさな島に生く
俳句一本勝負の悠
海の日や舟から拝む三浦富士
白山
海の日の蒼き光の廃校舎
薄荷光
点滴の輸液や海の日のニュース
麦吉
海の日や褪せた塩ビのシャチ売れる
彼方ひらく
海の日や皇子上陸地へ突風
尾内以太
海の日や砂と目玉が溢れそう
柊 月子
海の日や図書館にいるギプスの子
姫山りんご
海の日や銀波荘なる宿泊まり
百合乃
海の日やぱんと振りける洗ひもの
百草千樹
海の日や青は哀しい色だけど
富山の露玉
海の日の尾骨へみづの至りけり
舞華
海の日やシーラカンスのらんでぶう
風峰
海の日や一日ノルマ八千歩
風来
海の日や連れて残照なるヨット
福花
海の日を少し滅びる国ツバル
福良ちどり
海の日や並ぶ虚ろな顔ばかり
福郎
海の日の父の海の絵黄昏れて
海の日に恐竜の歯を貰いけり
文女
海の日に「われは海の子」戦争の子
平康
海の日や真空色した海鵜の眼
蜂喰擬
磔刑の如き海の日の流木
蜂里ななつ
海の日の客船白し今日は晴れ
豊田すばる
海の日やカーテン裏に雨の音
望の月
海の日や軍艦造る帰還兵
北村 崇雄
海の日の海の味するカラダかな
北大路京介
海の日やColaと読めりシーグラス
本上聖子
海の日は静かに他人の妻となる
磨湧
海の日やアマンの腕の太きこと
未貫
海の日や彼の膝には貝の傷
未々
海の日や三笠は小さき小さき艦(ふね)
岬りこ
海の日やブリキのゼンマイねじを巻き
稔久
海の日のポスターに人だけ居らず
牟礼あおい
海の日や朝いつぱいのお粥さん
椋本望生
海の日にフンコロガシの一兵卒
娘ニ非ズ
晴晴とてつぺんに立つ海の日よ
明惟久里
海の日や「社会」の本の肖像画
免疫力アップUP
海の日もがさがさの防災無線
綿井びょう
海の日や洗濯物がごわごわと
網野れいこ
海の日を祝う汽笛の海揺する
木人
海の日に書く六通のファンレター
野倉夕緋
海の日や一番星に帆を上げる
野々りんどう
星座表買って海の日更けにけり
野々村
青空痛し海の日の出勤路
野良古
小手面脱ぎ今日海の日と知りにけり
薬師丸ひで樹
海の日のB級グルメフェスティバル
有瀬こうこ
トンネルを抜け海の日を終えにけり
海の日に坐を正し鳴る止静鐘
夕月
海の日や稜線に落つ尾流雲
夕望
海の日やレースの卓布渚なす
与志魚
海の日や試乗の子らに走る雨
葉子 A
デッキチェアー二つあれば海の日なり
葉室緑子
海の日や断層地質調査隊
藍衣
海の日やありたけの木と待ち合はす
蘭丸結動
点滴や海の日の声風に聞く
李子
海の日や弾みをつけて巻く卵
理子
もぎたての海の日搾り空の青
立志
海の日の足裏に血の滲む朝
立石神流
海の日の海の向かふへ行く切符
立川六珈
海の日はアランドロンを観たきかな
流川ゆきはな
川べりを歩く海の日も変わらず
流川透明
海の日の今おほとりとなる帆船
留野ばあば
海の日や直線続く蝦夷の道
竜胆
海の日やえにつきのはじまりはここ
緑の手
海の日やロボットの双眼青く
隣安
海の日や電車を汽車に乗り換へて
鈴木牛後
海の日と知らず白馬の夕明り
鈴木麗門
海の日や独りに戻るキャミソール
蓮華寺
海の日の潮風切ってホームラン
露砂
海の日の空のドックの波の音
老海鼠子
海の日や帽子の似合う父でをり
老人日記
海の日や打ち寄す波の立ち止まらず
和音
海の日の浜へ鳥の足がさいしょ
脇々
海の日の雨音きざむオルゴール
朶美子(えみこ)
海の日の外人バーの紫煙かな
洒落神戸
海の日の浮き輪無人駅に小雨
芍薬
海の日や海面揺るぎなき青さ
蓼科川奈
海の日や赤ふんどし対黒ふんどし
蓼蟲
「豪華客船」めくり海の日静か
靫草子
海の日やアスタリスクは指から落ち
Y雨日
海の日の群青色といふ漢字
いち瑠
海の日や悪たれ波は神の駄々
くさ
しんかい6500海の日の浮上
くらげを@三十年ほど前に研究生として乗せてもらいました。いまも現役の潜水艇「しんかい6500」。
海の日や書斎の窓をゆく鴎
ふるてい
火祭を了え海の日の海は凪
めくみの樹
海の日の雲大漁の兆しあり
もりお
海の日の横須賀海軍カレーかな
古都鈴(ことり)
海の日のカレーライスの銀の匙
小梅
海の日の匙音高きカレーかな
楠えり子
海の日やカレーライスの膜に匙
飯田 青
海の日のランチカレーに旗の立つ
野地垂木
海の日や風が伝える信号旗
杉浦貴子
海の日や朝の空気は屈伸す
大阪楽乱
海の日や外車の並ぶ丘の家
中西柚子
海の日や渇水の朝天青し
木槿
海の日は五×三の塩むすび
葉るみ
海の日やロシア船からビートルズ
利尻

並

海の日の新婚旅行古る写真
くれいじいそると
海の日や父は海の句詠まず逝き
シニアモモ
海の日や日本列島海の上
れんげ畑
海の日や日本列島浮き上がる
清一
海の日やだまし舟を折ってる子
歌鈴
海の日やフードコートの勉強会
綱長井春一
海の日や段々畑に鍬ふるう
桜桃の里
海の日が誕生日の父逝く
清流
七年かまだ七年だ海の日に
聖部家圓弾
海の日や河口富士の男前
多事
海の日や負けじと四股を踏む娘
竹伍
海の日や奄美娘の丸き頬
長谷川ひろし
海の日やフリマの隅の片眼鏡
直木葉子
海の日や昔はみんな子沢山
田中ようちゃん
海の日や父を越えたる背の高さ
日田路
海の日は海が生まれた日と吾の子
白瀬いりこ
海の日の口開く草履昭和の子
比良山
海の日や三笠の山に古歌の月
尾上真理
海の日や平らかなりて次の世へ
北村 鯨子
海の日や家まで揺らすランドセル
麻純
海の日やサービスエリアの蕎麦の味
海の日や古希を迎へしネオン街
巫女
海の日やバイク満タンにして発つ
☆彡ましろなぎさ
海の日のやんちゃ時代の写真あり
⑦パパ
海の日の手旗信号「ありがとう」
99カリン
そういえばそんな気がする海の日や
A.I 1990
海の日のさばく魚のはね上がり
aya
海の日だけは海で泣かせてほしい
Elise
海の日や水平線の奥も海
GONZA
海の日や色の褪せたる手漕ぎ船
HGDT
海の日やアクアマリンの耳飾り
hiromi
海の日や貝殻耳に波を聴く
KAZUピー
海の日や船にて帰着歴史道
kkk
海の日に君と出会って抱きしめて
Koke
海の日の沖へと父の背に乗りて
kokoro
海の日の総帆展帆意気たかし
kuri
海の日や網曳舟の音重し
M多孫(タマゴ)
海の日や万年筆の文字滲み
n・桂月
山にいき花を見つつも海の日
PON
海の日に海なき里の子の憂ひ
sakura a.
海の日や車輌漲る子らの声
yoko
海の日か仕事しながらふともらす
Yuno
海の日や石狩浜のしづかなり
yuny
海の日や国道フェリー2便待ち
あい琶
かもめ飛びゆく海の日の男鹿島(たんがじま)
アガニョーク
海の日にバゲット差して山登る
あきしろ
海の日や参道が入る浦ノ内
あけび庵
海の日の村に国旗の一軒家
あさり
海の日や唱歌が口をついて出る
あすなろ
海の日やテスト対策夜始め
あゆか
海の日や明治は史書となりにけり
あわの花水木
海の日に尾根のラインをひた走る
いごぼうら
海の日の無きまほろばの山と川
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
海の日のエディット・ピアフを弾き語り
いつき組福岡リスナー班/由美子
海の日や潮の流れと父の顔
いろり
海の日に祈りを込めて遠投す
うずまきタルト
海の日の海をけとばす赤い靴
うに子
タクトずいっ動き始めて今日海の日
エイシェン
海の日やアンパンマンに会いに行く
えび天
海の日にしまなみ走る親子哉
オイラー
暦には赤いクレヨン海の日に
おくにち木実
海の日や若大将に母ありき
おけら
海の日を行く幻の海軍船
おんちゃん。
山の子の砂絵海の日の波に欠く
かざばな
海の日や猫の詰め寄る港町
かぬまっこ
靴が鳴る今日は海の日電車来る
きーりょん
海の日も漁港で雑魚をトロ箱で
ギコ
海の日サーフィン楽し犬も乗り
きさらぎ
帆を張りてこの海の日に祈りたる
きっちゃん
海の日やクレヨンのあおだけが減る
きなこもち
風孕む帆船入港海の日に
きのと
砂山や海の日遠く孫もまた
キョンちゃん
海の日や年に一度の甲羅干し
きんえんくん
海の日や秘境の浜の露天風呂
くさぐき
海の日や子等の風船青空に
くじやく女
海の日や第五福竜丸を訪う
ぐずみ
点滴に生かさるる身よ海の日よ
ぐりんぴーす
海の日のざる蕎麦のつゆ濃く深く
ぐれむりん
海の日や波待つ人はシルエット
くろべぇ
海の日に生まれし吾子の声高し
クロまま
海の日にささやく君はラムコーク
コケデカ
海の日や水漬くは彼我の屍かな
こてつ川
海の日や身体の奥に残る波
ことり
月に目覚め遥かに海の日の地球
このはる紗耶
海の日や父の眼遠き島の日々
ごぼうの花
海の日に山行きたがる莫迦をんな
こま
貝殻に唄を聴かせる海の日に
これでいいのだ
海の日や八重の潮風もここちよく
ゴンタ
海の日や雲の赤きは波を染め
さきのジジ
海の日や耕人鍬を置き香る
さくやこのはな
海の日に絆深める水遊び
さとうくにお
亡き叔父と砂遊びした海の日
サファイア
海の日や静かの海の晴れ渡る
しお
海の日やノートの端に帆かけ舟
しかもり
海の日や回天の碑の文字掠れ
しげる
海の日や青きを競ふ空と海
しげ爺
海の日や子の足零る光る砂
ジュミー
海の日や貝殻透かす少女をり
じゅりあん山本
海の日やボクサー走る夕の浜
しゅんらん
海の日に海岸清掃文句たれ
しょう
海の日や宿の主は元漁師
ショウヘイコタニ
海の日や琉球ガラス色青し
しんしん
海の日や川棚特攻殉国碑
すえよし
対岸を見つむ海の日の織姫
スピカ
海の日にはじける子等のまぶしきや
すみれ草
海の日に腕を枕に寝転びて
せいじ
海の日の多島海への地図の旅
せいち
海の日や岬のラーメン旗なびく
せり花
海の日や青春の波さざめかん
たいき
海の日の立山連峰氷見海岸
たけし
海の日や太古より波寄せ返す
たけ爺
海の日に朝から食する塩むすび
だじゃれ
海の日に青き愛車の広きミラー
タック
海の日やプールリハビリ一千歩
たま
海の日の山に生きたる旗日かな
たんと
海の日や水平線に緋の帷
たん造
海の日や昔の浜のにおい無く
ツーちゃんの恋人
甲板のバージンロード海の日に
つつ井つつ
海の日や無数のボード漕ぎ出せり
つばさ
海の日の暦焼肉記す我が家
つわきの嫁
海の日のラジオの潮騒に眠る
でこはち
海の日や明石大橋巨船は西へ
てつ
海の日の海の男の祈りかな
てまり
海の日の海のすましてゐるばかり
でらっくま
梅の日やよちよち裸足におむつ揺れ
てんこ
海の日や帆波帆波帆波帆波
ときめき人
船積み書類出港ずらす海の日や
とこちゃん
海の日のアッツは晴れて揚陸艇
としなり
海の日や救命ボート指確認
ともかわすてむ
海の日にその日に君は旅立ちぬ
ドラタンリュウジ
海の日を指差し孫の顔浮かぶ
とりぺい
海の日やラジオ体操始まりぬ
ドレッシング
海の日の日本丸の白帆かな
とんぼ
海の日や鎖重たき氷川丸
なおこ
海の日に海の色なるシャツ纏ふ
なかの花梨
海の日や十年過ぐるパスポート
ながら
海の日やバスも弾める田舎道
なご
海の日に手を振る君を写メる民
なみは
海の日と輝く笑顔響く声
にゃんみー
海の日や朝まで魚信待つ親娘
ぬるっば
海の日や昭和生まれは少数派
ねこじゃらし
海の日や今日からさあ何しよう
ねもじ
海の日の幾年振りの汐の香や
のぶ子
海の日や遺骨の一部波にまく
のりりん
北九州へ龍馬来たる日海の日
バーバラ
海の日の清掃作業晴れやかに
パオ
肘伝うアイスの香甘き海の日
はぐしー
海の日に埼玉からのバス旅行
はずきめいこ
海の日の人跡浚う浜に満つ潮
はすみん
父身罷る漁船手放す海の日に
パッキンマン
吾子かかぐ小鯵銀鱗海の日とす
はなにら
海の日の浜が記す児の高揚
はやて
魚たたく伯母の手料理海の日や
はら美華子
海の日にあらため知るか汚れ浜
ビーエム小僧
海の日や水族館は無料なり
ピーター
砂焼けて白い雨降る海の日よ
ひでざね
海の日や祝詞の声に空も晴れ
ひろ
海の日に生まれた息子11才
ひろしげ10さいのママ
海の日の祭典に出づ祝辞かな
ひろのじょう
海の日や日本丸は帆を張りて
ひろ史
海の日や水上バスの波しぶき
ひろ志
海の日や猫の小道に茶寮あり
ふうせんかずら
ヒトは皆どこから来たの海の日や
ふくろう悠々
海の日の朝香り立つ煮干し汁
ふさこ
探し出した飼育ケースや海の日
ふわり子
海の日やマストに歓声明治丸
ペトロア
海の日や我海のない県に住み
ぺぱあみんと
海の日や港に響くブラスバンド
ほしけん
「海の日」を訝る母は海育ち
ぽんのじょう
海の日や息子二人と夜釣り旅
マーガレット
海の日に海の守り人夢叶へ
まあちゃん
あきつしま白き船体海の日や
マオ
海の日よでかい休みの入口よ
まち眞知子
海の日に独身寮のカップラーメン
まなたか
海の日や土間に散らばるスニーカー
まの
海の日の灯台照らす神戸の灯
まゆぞう
海の日に浜のお城は崩れ去る
マユミ
海の日に海ゆく我も海育ち
まゆ実
海の日や塩田跡に佇めり
みかりん
海の日や碧に囲まれ建つ日本
みかん
海の日や航海思ふ明治丸
ミセウ愛
海の日に子らに「スイミー」読み聞かせ
ミセス水玉
海の日に街へ繰り出す陸サーファー
みっちゃん@第2まる安
海の日も朝三粒の餌をやり
みどりがめ
海の日の喧噪わだつみの挽歌
みのる
海の日に眺む沖島青い影
みよしい
海の日や国境線は引かれない
むすこ
漣のごと野菜の花や海の日の
むすびめ
海の日や玄海灘をひと泳ぎ
むすめ
海の日や丸薬胸に祖父征きし
むったん
海の日や汽笛一声上げにけり
むにむにちゃん
海の日や菊粘りの土つややかに
むべ
海の日や子らの歌声空高く
むらたふみ
海の日は一日だけのベジタリアン
もちえちゃん
海の日や合宿先にたどり着く
もち麩ふ
海の日を行く中央自動車道
ヤッチー
煙草屋のあいつも海の日青い空
Tシャツで我が海の日はごろ寝かな
ゆぃ
海の日や混んだ浜辺を見わたしぬ
ゆうが
海の日の光宿してシーグラス
ゆうほ
海の日やそこから先は足つかぬ
ゆすらご
海の日や国境線はどこですか
ゆみづき
海の日に潜っていた日手繰り寄せ
ゆるりさんぼ
海の日や地球の○を全身に
ようろうの滝
海の日や子らの歓声校庭に
よりみち
海の日に侘しさ増すよ我が住まい
ライブラリー
海の日や大陸棚といふ領土
ラッキーの母
海の日果つ雲間に宵星出づ
りう女
海の日に銛を捧げし鯨墓
リバティーさん
海の日や地球岬に見る日の出
リライフ
海の日や安寿厨子王偲ぶ埼
りりるる
水難事故無きよう祈る海の日や
りんごのほっぺ
海の日や海峡も町も眼下なり
るりいろしらん
海の日という祝日に山登る
ロクヨン
若き父とふざけし海の日の写真
わたさん
海の日の床いつぱいの文字の墨
わらび一斗
海の日や由来も知らずのんびりす
わらべ詩
海の日やデッキシューズで歩く街
亜音洲
海の日や荷物点検して親子
阿波豊
海の日の波に引かれし日記帳
哀顏騎士
海の日や笊一杯のおろしそば
安田 信洲
海の日や名前潮(うしお)も誇らしき
安田亮一
海の日の海は休まず波打てり
杏と優
吾子と練る明日海の日の予定かな
伊織
海の日の猫や気だるき大あくび
伊予吟会心嵐
海の日や海なし県の川泳ぐ
位子
海の日や『われはうみのこ』爺と孫
井田みち
海の日や人工鰭の海豚いて
育由
海の日も馴染みの家に魚売女
郁李
海の日も昨日と同じ海へ漕ぐ
一宮寅五郎
海の日や泳ぎ覚えた父の背よ
一咲ふゆか
海の日の野球観戦辛き汗
一心
海の日や海のむこうを夢みた頃
一炊
マスト登る白き靴くつ海の日や
一呆堂
畳の上果汁まみれの海の日や
羽光
海の日やペディキュアの青濃く重ね
雨利々朱
海の日や風受ける帆の高らかに
卯年のふみ
海の日やカモメと遊ぶ里帰り
詠野孔球
海の日や水練校へ日参し
加藤賢二左右衛門
ながらえて海の日おもう南島
暇親爺
海の日や船乗り波乗り網に乗り
花影
海の日や行ききりの足跡消さむ
花屋
たわむれた父の足元海の日に
華らんまま
海の日の波浴びる肌青白く
蛾触
海の日かひび割れ腹に手を添える
雅雅丸
海の日に大漁旗なびかせ漁にでる
介タマ母
海の日や黒潮関の土俵入り
海風山本
海の日や実習船の寝間狭し
海野しりとり
海の日に釣糸たるる防波堤
垣内孝雄
海の日の水底鎮む古船かな
海の日に旅行しようよいつかいつか
笠原 理香
海の日に塩を吹いた魔人形
葛城裸時
海の日や核廃棄船護衛中
葛谷猫日和
海の日や病院で見るカレンダー
勘太郎
鮪基地サモアで祝う海の日を
甘泉
海の日を孫とじいさん笑ひをり
閑茶
海の日やチタン瓦の色黒し
岩のじ
海の日や潮は地球を駆け巡る
岩渕和信
海の日や波打ち際の異国瓶
喜一郎
海の日や天気晴朗なれども波高し
喜多輝女
海の日や赤い靴の子横浜へ
希林
絶海の孤島海の日も波高し
幾恋良石
悪阻去り空に一息海の日か
気球乗り
海の日や竜宮城はどのあたり
貴船貞女
海の日やテトラポッドに登る子ら
貴芭蕉
海の日のニュースは水の事故のこと
軌一
海の日や泳いでいいのと犬が問ふ
鬼怒
海の日来防潮堤の危機管理
吉 や
海の日や盆地に生まれ逝きし祖母
吉野川
海の日の海猫(ごめ)の親しく舟に舞ふ
吉良水里
よせる波孫とジャンプす海の日を
久衛(ひさえ)
子らと来て親がはしゃいだ海の日よ
久仁重
海の日のカモメもさして変わりなし
宮下 倖
海の日のデートちゃりんこ二人乗り
宮坂変哲
海の日や高間櫓で目が光り
宮写楽
海の日の朝またもどる少年へ
宮島ひでき
海の日のいつもと同じ波の音
弓女
日本には海の日ありて幸ありて
京のみやび
海の日や謂れも知らずただ休む
京丸
海の日や帰れぬとだけ伝え切る
京人参
海の日に戻りしカモメ人見知り
琴女
海の日や声の走りて砂の浜
金治宜子
海の日や海といふ羊水われ恋し
金太郎
海の日や赤子抱えて乗るフェリー
駒野千理子
青春の夢やぶれたり海の日婚
海の日に脱ぎ捨つ赤いハイヒール
空清
海の日にサブマリナーはハッチ閉め
熊耳
海の日や光る目の鯛道の駅
栗田もとえ
海の日やふいに色づく鉢野菜
啓泉
津波来て辛い「海の日」波静か
恵寿
海の日や岸辺変われど海広し
恵美子
海の日や雲立ち昇りペダル踏む
月のうさぎ
胃潰瘍ひとつ消ゆころは海の日
月の砂漠★★
海の日や共に祝ひて誕生日
権蛇邦子
海の日や離婚届けは青インク
犬井山羊
海の日の夜いつまでも寝ない子等
原田一己
海の日や世の人々の和を願う
玄鳥
海の日や野山も川も皆笑ひ
玄悠
海の日や椰子の葉そよぐディスプレイ
古椿
海の日や原子空母来東京湾
君島笑夢
海の日に子とはしゃぐなり水しぶき
袴塚麻子
丸つけし海の日今日も励みとす
五月
海の日の売り出し告げる浜の市
光乃
海の日や会津の海に復る幸
光風
海の日の日輪海へ落ちにけり
公毅
海の日や波の逆巻く岩祠
海の日やマンションの建つ房の国
江戸川青風
海の日を入浴剤のマリンブルー
江口小春
海の日や老いて女子会日帰り湯
江美子
海の日や日の丸掲ぐ巡視船
紅さやか
海の日や雲なき空を満船飾
紅の子
海の日にソファーでめくる旅雑誌
香月
海の日やブローチは珊瑚の死骸
高村七子
海の日や母シミーズで泳ぎけり
高田 仁和加
海の日の写真するするスクロール
高尾彩
海の日や刺身の盛りは満艦飾
克巳
晴れ着裁ちあつらうもんぺ海の日よ
黒うさアリス
思い出が今日から始まる海の日や
黒曜石
海の日や山より眺む日本海
今井佳香
海の日の朝からはやる父子(おやこ)かな
今日はアッシー改め多聞仙
貝殻を描く画帳閉じ海の日へ
根曲がり
海の日や植樹の森の草を刈る
根本葉音
海の日の手旗信号の実演
佐々木信天翁
海の日の潜水艦は宇宙船
砂東元気@チーム天地夢遥
海の日や飛行機雲は彼方まで
彩お茶子
海の日の一時帰宅の母と海
彩楓(さいふう)
海の日やまんぼうのごと漂ひて
斎乃雪
ヒトカラで加山雄三海の日や
堺の攝子
海の日に母と約束小旅行
咲耶とこ野
海の日も海行かば四方顧みる
桜川俵船
海の日のカーテンに影波打ちて
桜姫5
海の日を決めたのは誰名も知らず
桜木れもん
海の日も列車短き北リアス
札六
海の日やリハビリ良きに向ひつつ
三輪えつし
海の日や背を向けて聴く波の声
三輪佳子
天地分つ板子一枚海の日や
山の中のオクラ
海の日や畑仕事もせわしなし
山姥
海の日の朝海の日と知る紙面
山田ノムオー
海の日に海洋国の沽券負ふ
山都屋
病窓の恋い焦がれて海の日よ
山歩き
海の日や昼寝ざんまい父と猫
山本 ふじ子
海の日や天皇乗りし明治丸
山本 力
空に帆を立て風を待つ海の日や
山本ひなた
源流の一滴海の記念日に
山本嘉子
海の日だから宿題早く終わらせる
惨風3
海の日や風を頬張る日本丸
四丁目
海の日や円月島の箱眼鏡
四葉
海の日や傘さし水辺走る吾子
紫香
海の日の寝そべる馬の尻屋崎
紫檀豆蔵
海の日に歴史の蹉跌潜みたり
詩楽麿
海の日に願う環境百年後
治もがり笛
海の日や空つながるも遠い伊予
自遊人・宗
海の日や往きも帰りも慢慢的
七生姫
海の日やチリもカナダもお隣さん
柴原明人
海の日に生駒山上遊園地
紗々
爆音の空に残像海の日よ
朱夏
海の日や建設現場の錆赤し
朱河
海の日の難しそうな祖父の顔
朱久瑠
キラキラと海の日重ね子は育つ
珠稀
義理立てる見合い三度目海の日よ
珠桜女あすか
海の日と言えども八つ内陸県
趣味園楽
深き底妻と上がりたる海の日
寿山
海の日も楽しからずや蟹持つ手
宗貞
海の日の日差しに溶ける猜疑心
秋雲
海の日や手旗信号ハニホヘト
秋光
海の日や海の幸なるえび食す
秋桜
海の日やサバ缶の冷汁とせよ
秋津州はじめ
海の日知らぬ海底の船影よ
秋乃さくら
海の日やわだつみに耳傾けん
重翁
海の日に届いた訃報波絶えず
春と夏子
海の日や掛け声だけで波高し
春果
海の日の灯台ことに眩しめり
春川一彦
海の日も波穏やかにターナー島
春草夢
海の日や父の掲げし日章旗
春日のツバメ
補習終えペダル立ち漕ぐ海の日や
春蘭
海の日や沖縄の海三陸の海
順女
海の日や子育て終えてサーフイン
勝子
海の日の霞ヶ浦やいまむかし
小浦竹尋
海の日の満艦飾や旗に風
小鞠
海の日や長男ひとつ歳をとり
小青(こしょう)(句ゼミ)
海の日や二時間先に待つ出所
小倉じゅんまき
海の日も忘れた母の日のワンピース
小袖
海の日にポセイドーンと逢える日よ
小塚 蒼野
海の日や子らの声のせぷかぷかぷか
小野みっちゃん
海の日や魚見の丘の碑を磨く
松浦麗久
海の日の西日が照らす写真立
松永裕歩
海の日や上り列車に座る司書
松山
海の日や小さき扇形の出島
松山めゐ
海の日やまだ色白き監視員
松山女
海の日や慶良間の海に遣唐使
松尾寒蝉
海の日や四国三郎迎え入れ
照波
サンダルの中に海の日爪の砂
上市まさ
海の碧写しとる空海の日や
植木照美
大漁旗海の日の空揚々と
織田めい
海の日やブルーベリーは丘の上
信好
海の日やみなと未来の人の波
慎吾
海の日や世界は未だ一つづつ
森一平
海の日や母の手製のワンピース
真宮マミ
海の日や海見てからの普茶料理
真珠
海の日や砂にポトリと小さき歯
真繍
川の字なる父娘海の日の夕べ
真優航千の母
海の日や赤いマニキュア塗り直す
真林
海の日や二泊の帰途の湘南道路
水間澱凡
海の日や子らと戯れ時忘る
粋宣
海の日や若き海自のシャツ眩し
粋田化石
海の日の指折り数え試着かな
翠穂
海の日や水漬く屍の幾柱
数鉄砲
海の日や水漬く屍は底の底
澄海
海の日や船の調理師だった祖父
杉本とらを
テトラポッド刻める海の日の影
雀虫
海の日の遠き島影歌流れ
星降松
髪光る海の日浴びる祓い汐
晴日和
海の日の思い出蟹と白き貝
清水仙人掌
海の日や海に向き合う海神社
西山哲彦
海の日や旧海軍の父想い
西川あきや
海の日や大の字になる青畳
西村楊子
海の日や妊婦はメバチ食べ過ぎず
西尾良二
海の日に二十リットル給油する
青い月
空の色すこんと変わる海の日や
青加
海の日や水平線が丸くなり
青玄
海の日や「苦海浄土」の湿りゆく
青萄
吹く潮が見えず見え済み海の日や
青木茂
海の日や波の感触そらの色
斉藤ふみえ
海の日や電車開けば磯の香が
雪花
海の日や少し遠出をしてみるか
千里一歩
海の日にスナガニの巣を踏みにけり
浅見 弓楽
海の日の仕事帰りの青い花
浅田チコ
海の日や元素気泡の弾け飛ぶ
善多丸
海の日やいろくずの魂満ちて青
祖乞
海の日の波穏やかなプールかな
倉の人」
生殺の波に祈りて海の日よ
想予
海の日や子無き家(や)の十三回忌
草翡
海の日やE判定の通知表
海の日と縁無きここは川遊び
蒼香
海の日の街はモノクロ時を止め
村上瑠璃
海の日やハーブの匂う足湯かな
太子
トーストのこんがり焼けた海の日や
鯛 風
子供らは海へ行こうと海の日か
大ツム
海の日やいしるを買うて能登めぐり
大蚊里伊織
崖底に海の日祝う珊瑚虫
大三郎
海の日や所謂英霊の肩章
大島涼波
海の日や森に植林する漁師
大弐の康夫
海の日や坂を上れば君の家
瀧まさこ
海の日や津波に消えし子等戻れ
達哉
海の日や海に死す友五年生
谷あやの
海の日や瀬戸に水軍の関所ある
谷元央人
海の日のひととき護衛艦の中
谷川の蛍子
海の日に醒めたハートを滾らせ て
池田和正
海の日やマーマレードの蓋かたく
竹 夢月
海の日や瓶に異国のメッセージ
竹庵
海の日や冷める助手席白き砂
竹福
海の日や太陽族よ今いずこ
竹林
海の日や波にさらわる砂の橋
海の日や海の底より海の声
中井笙石
引き潮に君の名消えゆく海の日や
中村水音
海の日や火バサミ提げて山登る
中田氏
海の日におにぎり一つしそきざみ
中野久子
海の日のデパートに波海無し県
暢道
海の日のパラソル似合ふ浜辺かな
朝ぼらけ
海の日や松林いつか防潮堤
長田写々
海の日やハワイを撫でる世界地図
津葦
海の日や筏舟出しスタート待ち
鶴田梅勝
海の日にヨット百艘又百艘
貞山
海の日や津波も凪もふところに
定吉
海の日の波に捨てたき事多し
哲也
海の日よ島国を生きていきます
田山恵里子
父の背と潮の香りと海の日と
田村実穂
海の日に叫ぶ反戦ママ友と
田村美穂
海の日や図書館の塵無窮なり
田中勲
海の日や授乳の後の乳いじり
登美子
海の日や孫と浅瀬で腰のばす
都花
海の日や厨にて鰯手開きす
都忘れ
海の日やフクイチ忘れ国は行く
土井小文
海の日や潮のにがみ遠き日に
土屋 木洩れ日
海の日や下駄の音響く子供会
土耳古猫
人命救助講習受く海の日
冬のおこじょ
海の日や一滴以の穏やかを
冬菫
海の日や大型空母影深し
東山
海の日や車列なす敦賀道
東風
ジョギングの浜風優し海の日よ
桃花
存分に砂にまみれて海の日や
桃青
海の日や目をキラキラと通信簿
桃桃
海の日や臍だし娘走る走る
湯川美香月
海の日や抽斗に有る星の砂
藤ちどり
海の日は退屈どこか連れてつて
藤井祐喜
海の日に子等の声あり遠くあり
藤井眞おん
海の日や拾い集めた宝物
藤郷源一朗
海の日や植樹の山に大漁旗
陶然
海の日や皿に広がる青絵の具
瞳子
海の日や片言の嫁迎えたる
神田川海の日知らず魚の群れ
徳本あつ
海の日や回る笑顔とたらい舟
栃木のあーたん
悲しさはなき海の日の青さかな
海の日や父逝きし海のあをあを
敦子
海の日の航路にもある交差点
凪野たいら
海の日は遠き昭和の思い出に
南風
海の日や海軍兵の鼻高し
南風紫蘭
右左歓声が湧く海の日や
二上松風
背番号無いままの海の日の夕
尼島 里志
乗客の数に海の日覚えけり
日暮
海の日にまだかまだかと車中の子
入口弘徳
海の日や山国出づることもなく
忍冬
海の日や大和眠れる坊の岬
猫楽
海の日や引揚船の祖父と骨
播磨陽子
海の日の我が影うすし孫ら待つ
波音
海の日や永久にあひ見む空と海
馬場馬子
海の日に浜辺に歌ふ若人よ
俳菜裕子(はいさいひろこ)
海の日や子供ら拾ふ浜の缶
白井百合子
海の日やエレキギターの大音量
白丘山人(893人)
海の日が今年は孫の誕生日
白晃
海の日や波に古木の遠ざかる
白桜
海の日やカレンダーに丸囲む
白石 美月
セピア色海の日かざす貝殻や
畑 詩音
海の日や師のくせ強き板書文字
八幡風花
小三となり「うみの日」も「海の日」に
半夏生(竹村)
海の日の潮の香残る君の髪
半熟赤茄子
海の日の大教室や波の音
飯村祐知子
海の日は異国と化する浜辺かな
磐空
海の日や歌ひてヒロインの気分
美紀子
海の日や香る鰭酒なみなみと
美山
波の音海の日越えて優しさ増す
美翠
海の日は海の幸でのご馳走だ
美泉
海の日や水平線は青を切る
美年
海の日や地球儀回す孫の顔
富樫 幹
海の日のポスターを背に一人飯
富久まる
海の日や倉庫に眠る羅針盤
浮見亭湖風
遊ぶ父浮輪沈めて海の日の
風らん
どの子にも海の日のあり昭和かな
風花
海の日や母逝きし日の空の色
風紋
海の日に山登り来て潮風を
服部 勝枝
海の日の赤を励みに人混みを
福熊猫
海の日や内陸県へゆく列車
文月さな女
海の日や機影見送る薩摩富士
聞岳
海の日や句は拐われて波の上
平松洋子
海の日を持て余しつつ夢うつつ
平塚雪月花
海の日や水族館に小さき海
碧女
海の日の宮さまのこと語る父
穂の美
海の日の塩ラーメンの鳴戸巻
暮井戸
海の日や紺碧色のすがすがし
母里
海の日や家族の喚声遠くなり
峰江
海の日や波恋ひ波をこはがる児
峰泉しょうこ
海の日や白線一つ空の海
海の日や靴底へらし外回り
望月ゆう
海の日のゴミ清掃員清々し
堀アンナ
海の日やデッキに揺れる白き服
麻呂助
海の日は水漬く屍へ手向け草
万 橄欖子
海の日の絵の具の匂い青を濃く
万斛
海の日や東北へ船の汽笛
未知
海の日が来るまで付ける×印
蜜華
夕方になって晴れたり海の日や
群青に透けて人生海の日よ
夢ひとすじ
海の日や宇宙より見やる地球の青
夢見亭笑楽
千年樹に鳥居再建海の日に
夢芝居よしみ
海の日や亀はひそかに浜を去る
夢堂
海の日や飛行機雲のとく消ゆる
霧子
海の日やパソコン傍に亜熱帯
明女
海の日や陸上トラックのにほい
明星
海の日やグランドはつくづく広し
茂る
海の日の坂道の背に汽笛鳴る
木村ひむか
海の日に山へ山へと走り出す
紋舞蘭
海の日はヒール両手に波またぐ
野純
美(ちゆ)ら海を無惨に壊す海の日も
野水
海の日に海に抱かれる子供かな
野中泰風
水俣の海の日語る元漁師
野々ゆか
海の日や海進ありし縄文期
野々原ラピ
海の日に水兵帽でヨーソロー
野良
海の日や紅に引き青に満つ
優純bow
海の日や厳しさ優しさ父母想起
湧水
海の日の遠き汽笛や島の宿
裕月
天と地の境何処や海の日に
余熱
海の日やオフィス街の青き空
誉茂子
寄せ付けぬ荒波来る海の日よ
羊山羊
海の日や友と溺れた伊勢ヶ浜
葉っぱのようこ
海の日や海女の盥の干されをり
葉月けゐ
海の日や今朝の歯磨き道の駅
葉月のりりん
海の日の祈りよとどけ遠洋に
葉子
海の日の絵手紙青は念入りに
陽気姫
海の日や旧軍属の時計鳴く
欲句歩
海の日や氷のうの熱震える手
雷紋
海の日の都会の波に我漂流
藍玉
海の日の手持無沙汰や山育ち
藍植生
大漁旗掲げて海の日を祝ふ
利平
サーフィンはネットで海の日の近し
璃紗
海の日の鎮魂の供花海の塵
里甫
海の日や荒ぶる神の騒ぎをり
立歩
海の日や折り目正しき自衛官
琉璃
海の日や昔泳ぎし浜失せて
隆星
海の日や球児の声と砂ぼこり
玲風
海の日や契りて二十五年なり
蝋梅とちる
海の日に想ひ一瓶流したり
六々庵
海の日や南アルプス三時間
和気
海の日や沖縄の海藍深く
和田東方
潮溜まりはしゃぐ子らの海の日や
海の日の若さのはねる目を細め
沐あ
あの海の日の白紙なる絵日記は
淺野紫桜
海の日に舟となりぬる松葉かな
祺埜 箕來
海の日や月の沙漠の駱駝像
聰子
海の日や風雲をゆく明治丸
萬代草舟
海の日や小さなバケツの忘れ物
藪椿
海の日や吾子泣く父の居ないから
鋏と定規
船着場キセルの香る海の日よ
霖之助
海の日や豪華客船停泊す
海の日や珊瑚礁埋めるやまとんちゆ
髙橋冬扇
海の日や月の満ち干にゆられけり
ひよとり
平成の残り僅かや海記念日
とし子

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