俳句ポスト365結果発表

  1. TOP >
  2. 結果発表 >
  3. 夏草

第198回 2018年6月14日週の兼題

夏草

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句

今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の正しい表記とは
夏草や 刈っても刈っても みかん山 イサポン
なつくさや 道にみなぎる 同窓会 いだく水
夏草に 分け入る子らの はしゃぐ声 カトレア
吹いたんよ 夏草のプー 澄み渡り じろうちゃん
黎明の 夏草宿す 天の露 すいすいみずすまし
夏草が 破り茂った アスファルト ため息
夏草か ああ夏草や 生きる今 にしみなみし
夏草と 路地裏の猫 ふざけ合う ヒュードロ
夏草や ここまでおいで 鬼こちら マユミ
夏草と 抜きつ抜かれつ 柱きず やまたにえん
夏草や 虫の音聞きし 終の家 一碁一会
夏草を 張り倒してや ローカル線 乙宮田郎
空仰ぐ 刈るはあはれか 夏草よ 巻寿司
夏草の 押し花帳残して 母逝きぬ 吉田ヨシア
幼子と 夏草輪にし 一つ星 紫蘭
夏草を 蹴散らし泳ぐ 犬と子ら 種本 朔
夏草の 爺のすご腕 丸刈りや 小林 番茶
夏草の 草いきれ吸い 起き上がる 須路鵜人
夏草や 家康三成 陣屋跡 相模の仙人
夏草の 雫でなぞらん 夢の夢 大坪 美智子
夏草や 崇められたる 蛇の衣 美智子
寝ころんで 夏草の青 胸に満つ 平部洋子
夏草や 遠き汽笛に 風いっそう 黙照
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
夏草の青とねこじゃらしの金と みくらまる
夏草に似た方が直すサングラス 亜月
夏草も少し涼しげ通り雨 最章
夏草や葉っぱの上に青蛙 松村直子
雲早み夏草騒ぐ夏至南風 松本洋雲
枯れ色の夏草惜しむ梅雨の明け 藍風
梅雨晴れ間夏草青々と立ち上がる 鈴蘭
夏草は蛇の隠れ家さあ叩け! 蓮水
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

◆兼題の考え方
ここはどこ 虫を追いかけ 夏木立 eri
雨露が 光輝く 青草よ yuki
エジンベア アッサラーム アリアハン ポカパマズ
ちょんちょんす?っ 楽し骨抜き 美味し鮎 姶良
静かな夜 なけぬ蛍は 命燃え 若草
山紫陽花 しおれ互ひを ながめ合ひ 廃空
草深き庭まど塞ぐ栗の花 ほっとむぎちゃ
さくさくと足取り軽く草いきれ ユク
真夏日の木立のベンチ妻笑う 今坂 功
水温し足りぬ酸素の金魚鉢 蒼溟すばる
霊迎え平和祈りて盆踊り 田中 恵美子
紫陽花を支える葉っぱ元気なり 蛭子
横浜(ハマ)の海菊の御紋の船に沸く 藍玉
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、8月8日24時締切の「稗」です。ご投句お待ちしてます♪

夏草や庭師の免許生かされて ローズマリーの花が満開 加藤賢二左右衛門
○これは、確かに「夏草」とあるが、ひょっとすると短歌なのかもしれない・・・さて、どうしたものか。

◆季語深耕
●夏草を歳時記で調べると、夏に生い茂る雑草のこと、と。俳句って詩ですよね。詩のテーマが雑草って俳句以外でもあるんでしょうか。と。悩みました。その上、歳時記の例に松尾芭蕉の「夏草や兵共がゆめの跡」という名句があり。正直今までこの句の良さがよくわからなかったのですが夏草に注目してその後の光景を思い浮かべるとその凄さをはじめて実感しました。俳句怖い、松尾芭蕉怖い、そんな二週間でした。/暢道
●夏草や兵どもが夢のあと あの芭蕉翁の名句が頭から離れませんでした。聞き慣れない兼題も苦労しますが、ポピュラー過ぎてもしんどいものですね。/アガニョーク
●芭蕉の有名な「兵ども」の句の世界観がつきまといました。「草」から距離のある取り合せは自分には難しかったです。/高橋寅次
●「夏草や」と始めては、「つはものどもの・・・」という音の連なりから離れがたく、その枠組みからどのようにして自由になるかを悩んだ兼題でした。正直に言えば、まったく自由にはなれなかったのですが。/る・こんと
●夏草と聞くと芭蕉の有名な句「夏草や兵共がゆめの跡」という句が邪魔して発想がそれにこだわり難しかったです。仕方ないので自分の経験を句に詠んで見ました。/安田亮一
●どうしても芭蕉に引っ張られるのでしょうね。お、夏草引く?/こま
●作句している間、どうしても頭の隅に、芭蕉の「兵共」の句が浮かんでしまいました。 有名すぎる句が存在するゆえ、そっちに引っ張られてしまう可能性があるという、今までにない難しさを感じた、兼題「夏草」です。/多々良海月
●夏草という季語は松尾芭蕉によって有名になった と言えるかも知れません。 そのわりには、私の出会った夏草の句はあまり多くありません。私自身今回始めて創りました。 /村上優貴
●組長!今回の兼題には、ほとほと困らせられました(涙)芭蕉の句が脳内を駆け巡りまくり、結果、イメージが固定されました(笑)一旦それを振り払ってからは次々と句が出てきたので、間違いなく全ボツでしょうがwww 次回も頭を抱えることでしょう(* ̄∇ ̄*)/おんちゃん。
○私たちは芭蕉を超えられるのか?!(笑)

●芭蕉の句の影響で今は無き過去の栄華を回顧するイメージがありますが、夏草の逞しさからは、夢は果てても今をしっかり生きている、そんな印象を受ける季語だと感じました。/やまぶき
●夏草は、生命力に満ち溢れた力強い季語でありながら、どこか翳りを感じます。絶頂期に見えるけれど、実は既に衰退が始まっているような。そんな「終わり」を内包した句が作りたいと思いました。/さとうりつこ
●夏草の勢いよく茂る姿は強すぎて少し恐怖を感じます。命を吸いとってしまいそうな生命力。また、枯れかかって命が消えていく様が生々しく心苦しくなるような。私は夏は水があるところの方が好きです。本能なのかもしれません。/青楓也緒
●むっとした暑さの中、半端ない繁殖力で広がる夏草…勢いある季語ですが例句をみると哀しいニュアンスの句が多いようです。/うに子
●『夏草』自体に勢いがあるとか、計り知れないといった意味が含まれてしまっているので、この強さを持った言葉をどの様に句の中に慣らしていくかが難しかったです。 /今井毎日
●夏草は女より男に似合う気がする。/こま
●「夏草」……夏草そのものは夏になったらどこにでも生えているような物であり、目新しくも何ともない。それ故に色々と潰しの利く季語である反面、この季語そのものにインパクトを持たせるのはなかなか難しいかも。「一面の緑・生の躍動・隆盛・若々しさ・密集・底力」というキーワードがある反面、単に「雑草の集まり」と捉えると「図太い・うざったい・始末に負えない」というキーワードも出てくる。「雑草という名の草はない」などという言葉もあるから、ちょっと失礼な読みかも知れないが……(-_-;)/灰田《蜻蛉切》兵庫
○以下、丁寧に調べてくれてる人たちもいます。参考にして下さい。

●今回の兼題は「夏草」です。夏草と言えばどなたも学校で必ず習うであろう松尾芭蕉の「夏草や兵どもが 夢の跡」がすぐに思い浮かぶと思います。私もその一人です。この句から私は夏草というものは平家物語 主題である盛者必衰の無常観を意味する季語であると思い込み、つい最近までそう思い続けていました。 高校生の頃は古典が大嫌いで欠点と追試の常連であったその当時の私は季語や松尾芭蕉についてまともに 向き合うことも調べることもありませんでした。しかし、俳句を始めて歳時記に書かれていることを読ん でみると夏草とは「野山に生命力豊かに生い茂っている草のことを言う」と書かれています。この説明を そのまま解釈すれば私の考えていた夏草の解釈とはかなり違うということに気付きました。そして改めて 夏草という季語、松尾芭蕉について調べてみました。すると松尾芭蕉が俳聖といわれる所以の一つに、そ れまで青々として生命力溢れることについて詠まれていた「夏草」に今は生命力に溢れ、力強い夏草も秋 が来ればしおれて枯れて行くとういう解釈を付け加えたからだということを知りました。松尾芭蕉のこの 句は学生の頃に古典をないがしろにしていた私が季語の理解を深めるためには改めて古典も学び直さなけ ればと思い知らされるきっかけとなりました。/いもがらぼくと
●夏草(植物、三夏。傍題:夏の草、青草) 投句頁に「一面を覆う草も、一本一本の草も、生命力がみなぎり~」とあるように、「夏草」という場合、雑多な草そのものを指す場合と、そのような様・景全体を指す場合がある季語と感じました。「地理」季語ではなく、あくまで「植物」季語なんですよね。 「カラー図説日本大歳時記 夏」(講談社)には、類似の季語(夏)がたくさんあります。草茂る、草いきれ、青芝(傍題:夏芝)、万緑、新緑(傍題:緑)、茂、青葉、若葉、新樹(以上「植物」)。夏野(地理)が単独季語として掲載されています。 「青芝」は区別できます(人の手を介したものか否か。長さも?)。歳時記を読むかぎり「若葉」は主に立木それぞれの緑の美しさについて。「若葉とだけ言ったのは木の若葉のことで、『草若葉』は春だと、はっきり区別するようになった」と歳時記にあります。「青葉」はそれが集まって生い茂った感じで、文字通り「葉」に焦点が? 「立木」か「草」かという違いにより、おそらく「若葉」「青葉」「新樹」は区別できそうな。「万緑」「新緑」は木も草も区別しない感じです。「新緑」は「初夏の目覚めるような若葉のみどりをいう」。みどり色に焦点か。全部みどりはみどりなんですけども・・。「草いきれ」は「生い茂った夏草の叢が、炎日に灼かれて、むせるような匂いと湿気を発するのを言う」「『いきれ』とは、蒸されるような熱気である」と書かれていました。 「茂」は「夏の木の枝葉が鬱蒼と重なり合って生い出たさま」とありますが「草にも言うことがある。『茂』とは場所いっぱいを占めて、密に生え伸びていることだ」とも。「草茂る」は「夏の雑草が生い茂る姿」・・。もうわけが分からない。 「夏野」は地理の季語で「百草生い茂り、緑も深く、日光の直射がきびしくなり、草いきれのたつ夏の野原である」。これまたややこしい。ただこれは昼間についていわれる季語の感じはしましたが。どこまで厳密にするかは問題なのですが、「生命力」「力強さ」は頭のどこかに置きたいと思います。 季重なりしそうなのは、動物季語、「日射病」「日焼」「昼寝」「汗」「裸」「はだし」「草笛」「花火」「草刈り」「草取」「ハンモック」「半ズボン」(以上、生活)。「夕焼」「朝焼」「雷」「夕立」(以上、天文)。「暑し」(時候)などか。/すりいぴい
○季重なり予想までしてるのが、可笑しいというか面白いというか親切というか~(笑)

◆季語雑学部
●夏草と言えば、芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」がすぐ浮かんでくるが、芭蕉と今の時代では夏草のイメージが違っているようである。身近に育ち俳句によく詠まれる帰化植物として、オオイヌフグリ(ヨーロッパより明治に。原種の淡桃紫色のイヌフグリは山地に)、黄色いマツヨイグサ(本来は白花に限られた一種)やセイタカアワダチソウ、セイヨウタンポポ、ムギクサ、セイヨウヒルガオ等が有名であるが、明治維新での開国、昭和、平成でのグローバル化と都市の拡大や開発で、大都市の野草の80%は帰化植物のようだ。ブタクサやヒメジョオン、オオイヌノフグリ等は輸入物資と共に種子が運ばれ帰化したようであるが、ムラサキツユクサ、オオマツヨイグサ、コバンソウ、キショウブ等は観賞用、薬用等の植物が野生化したようである。一方、海外に進出した野草として、虎杖、葛、忍冬、野茨、蕗、茅、芒等がある(「緑の侵入者たちー帰化植物のはなし」の超訳)。/重翁
●●松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢のあと」があまりにも有名ですが「兵どもが夢のあと」が「名所旧跡、史跡、遺跡」といった俳句では多用される素材を悉く「類想の沼」に放り込む。寺社仏閣を読めば「平安貴族の夢のあと」「鎌倉武士の夢のあと」となるのですから。大変難しい季語でした。 ●「夏草」という言葉は万葉集の登場する古い日本語ですが、いまの「雑草」のようなイメージがあります。山野、人里だけでなく都市の街路樹の下や駐車場、アスファルトの隙間などに旺盛な生命力で繁茂している草花も「夏草」ではないかと思い作ってみました。 ●現在、雑草と呼ばれる野草の多くが外来種で、芭蕉の見た風景とは「夏草」の様相は大きく様変わりしているようです。また雑草になるイネ科、ユリ科、キク科、キキョウ科、オオバコ科、カタバミ科など種に偏りがあるようです。/中岡秀次
●季語雑学部  夏草と言えば、今の日本では日本原産の植物を見つける方が困難とさえ言われるほど、海外各地から渡来し野生かした帰化植物が幅を利かせている状態です。しかし、その帰化植物ばかりを集めた稀有な植物園が東京にあります。ちょうど、松尾芭蕉ゆかりの芭蕉庵があった場所(現在の芭蕉稲荷神社)から南東に2kmちょっとの所にある、都立木場公園内の都市緑化植物園帰化植物見本園です。こじんまりとした植物園ですが、馴染みのものから、希少?とも言えるものまで、整然と帰化植物で埋め尽くされています。今ではもはや季語にまでなっている植物も多数ありますので、吟行に使ってみるのも面白いかもしれませんよ。/山香ばし
○そうか!外来種、帰化植物が現在の「夏草」の本流になっているとはビックリ!

●処変われば4.ベルリンの「夏草や夢の跡」 友達を招いてのホームパーティーやスモールトークでの鉄則は宗教と政治のテーマは避ける、というマナーがあります。10年前ほどのバーベキューパーティーで喧嘩ごしになった討論にこの「夏草」の是非があります。統一後ベルリンには3つ飛行場があり、歴史的にも有名なテンペルホーフ空港の閉鎖に伴う議論です。この飛行場はマルレーネ・ディートリッヒや多々のハリウッドのスターがベルリン映画祭に訪れ、また1948年のソビエトによるベルリン封鎖では3分おきに米軍の輸送飛行機が西ベルリンに石炭、医療品、ミルク等の全ての食糧を1年間にわたり輸送した飛行場として有名です。この飛行場を防音の為閉鎖し、跡地には現在建っている建築物以外何も建てない、という政治的決定です。閉鎖賛成派の意見は、この空港敷地内の雑草を駆らない、こういう駆除しない雑草帯は鳥、昆虫類などの自然にとって欠かせないもの。閉鎖反対派は、現在空港として機能しているものを敢えて閉鎖とは、議論にならない、という事でした。結果は閉鎖になり夏草が生い茂っています。ベルリン市(州)民投票の結果は、旧西ベルリン地区の住民はこの空港持続、旧東ベルリン地区住民は空港閉鎖とはっきりと現れ、東西は色々な意味で分断のままかもしれません。この件に関しての個人的な見解は、血圧が揚がるので控えておきます。 /ぐれむりん
○ベルリンにも夏草の夢の跡があったとは! この場所で夏草百句が詠めそうですね、ぐれむりんさん♪

● 夏草の思い出と言えば、かなり昔の話ですが、私がとある植物観察会に参加した際、講師の方の言葉が印象的でした。「もし名もない草があったら、すぐに知らせてください。早急に学会で発表しますから」と冗談を言っていたのです。そう、今の日本には名前の付いていない植物は皆無と言っていいほど、全ての植物になんらかの名前が付いているそうです。もちろん覚え切れませんが、名前の由来をひとつでも知ることで、夏草の印象も大きくか変わるのではと感じます。/山香ばし
○なるほどね、そうだよね。一つ一つの名を愛おしいものとして、知りたいと思うのが俳人たちでしょうか。

◆俳句文法研究部
●馴染みがあるけど 奥が深く毎度苦戦してます。俳句の文法の本で勉強して歳時記 季寄せで 発想してます。 /句詩呼
○俳句ってのは、実作しながら学ぶもの。苦戦を楽しみましょう♪

●俳句文法研究部  「虹」の週に、洒落神戸さんが、プレバトの中田喜子さんの句の中七「きゃらぶき弁当」の字余りについて、「弁当」の「弁」に「ん」の音が入っているので字余りが気にならないことを考察されていたかと思います。
 中田さんの句の場合、組長の言われる「きゃ」の拗音や洒落神戸さんの言われる「ん」による効果だとは思うのですが、もう一つの考え方として、「弁当」の場合「べんと」と読むことが可能だからというのがあるのではないかと考えました。「おべんと、おべんと♪」の歌のように本来は「う」がついているのに、伸ばさずに「おべんと」と言うことがあります。また、「本当」を「ほんと」ということがよくありますよね。それとおなじかなあと。ただ、「きゃらぶきべんと」と読むと句の趣が変わってしまうということはあるかと思います。/ひでやん
○音と拍の関係は、まだまだ奥が深いようです。研究する意味がありそうです。

●すみません教えて下さい。 てふてふは蝶々のことですが、林檎てふ、と上五を五文字におさめたとき、ふりがなを打つとしたら、りんごという、でも構いませんか?それとも、りんごちょう、になるのですか?口に出して読むときもそれですか?/吉良水里
●文法について 「生きる」の古語として「生く」という動詞を使おうと思って調べてみましたら、これは元々五段動詞だったのですね。その後に上二段活用が発生し(更に現在の上一段活用に)、他動詞としての下二段活用(こちらは下一段活用「生ける」に)が更に発生した。この様な動詞だと殊更文法を間違えやすそうです。慣れないうちは口語にした方が良さそうですね。/京野さち
○質問も来てますが、俳句文法研究部の皆さん。答えてあげて下さい。今日は、ちと時間がギリギリ。更新に間に合いそうもありません。(汗@夏井)

◆こんなお便り、質問届いてます!
●雑草の生命力の強さときたら!放っておくとものすごい茎が太くなってぐんぐん背も高くなる。そしてばらばら種がこぼれたりすると…腹が立ちます。野菜や花の苗の根に比べ草達の根のたくましく太いこと!あーやれやれ。あちこちそんな風で草むしりエンドレス。/古都鈴(ことり)
●夏草。簡単そうで実に難しい。懸命に想像力を膨らませてみました。/峰江
●夏草は山口誓子のものをはじめ、多数名句があるために、すぐ類想になりそうで。ちょっといろいろ工夫してみました。/田中勲
●「夏草」兼題、いけそうな感じでいて?(単なる錯覚)いえいえ類想等々やはりとても難しく、刈ってしまっては夏草にあらず?など、結果的になんだかグズグズになってしまった感じがあります。投句させていただき始めて一年程経ちましたが、投句することだけは怠らずになんとか踏ん張っております。今回カタチにできなかった俳句の種ちゃんは、それでも見捨てずに取っておこうと思います(笑)。/蜂里ななつ
●夏草という季語ほどイメージが分かれる季語はないなぁと思いました。迷惑感、生命感、鬱蒼から来る閉塞感。なので、いろんな思いが頭をぐるぐると回ってしまいました。でも、楽しかったです!/花影
●夏草、キレイな季語ですね。幸せな気分にさせてくれます。/まめ小路まめ子
●夏井先生スタッフの皆様いつもありがとうございます いつも見慣れている夏草!しかし席題となるとなかなか手強い! ふと阿蘇の草千里へ出かけた折りのあか牛を思い出しました。 栄養豊かな牧草と夏草ではちょっと違うかもと思いましたが子牛の間は 牧草と野草【夏草】が中心だとか!ちょっと安心しました(笑)/水夢
●同じ花でも季語が違うものがあるんですね、例えばアザミは晩春、富士アザミは晩秋のように、、、しっかり勉強をしないと、、、と思いました/由喜
○調べるって楽しい♪

●原発事故からなかなか立ち直ることができない!夏になると、特にお盆休みから故郷に帰省しても、本当の実家には立ち寄れない!国民には忘れないでほしい!/寺田流水
○その思いを、俳句作品として表現してはどうでしょうか。

●俳句を作るのは今回の投稿が初めてですが、季語から俳句を作るのは、季語のイメージをより深めようという作業になるので面白かったです。/渡来不二人
●先日オリジナリティを点検する方法は?などと質問した者です。最近俳句の基礎から勉強していて知ったのですが、今までは漠然と季節に合わせての兼題だと思っていました。そもそも俳句は当季を詠むというのが原則なんですね。今までは想像任せにそれぞれの四季を詠んで自己満足していました。想像が過ぎたからオリジナリティが薄く感じていたんですね。/尼島 里志
●私が句を詠むと説明文になってしまいます。助詞の使い方を勉強いたいです。過去にあった事を思い出して作るという事の難しさを感じております。/いさよ
○一つ一つゆっくりと学んでまいりましょう。一生かけて学べるのが、俳句だと思います。

●夏の草で2句読みましたが、夏草として読むときに下の句で夏草をいれたい場合に悩みました。 どのように整えればよかったでしょうか。/さきのすけ
●夏の草として使っても季語となるのでしょうか?/さなえ
●応募作は “夏草” では収まりが悪いので“草茂る”にしました これは 兼題の許容範ちゅうと考えていいのでしょうか?/定吉
○季語深耕にも解説されています。「草茂る」は別物の季語と考えるべきでしょう。「夏の草」は、「夏」が季語になると考えるべきかもしれませんが、これも作品の内容によっての判断かなあ・・。

●夏草が季題の俳句に 「チョーク画の蛸」という言葉を 詠み込んだのですが、 絵に描かれた蛸という表現は 夏草と季重なりになりますか?/脩平
○季重なりではありません。

●サッカーワールドカップを見ています。サッカーは冬の季語だと理解していましたが、季語でないという記述も見かけました。どちらでしょうか?/しかもり
○冬の季語としている歳時記もありますが、別の季節の季語と取り合わせて表現することも十分できます。

●家の庭に映えている草を夏草としてもいいのでしょうか/由紀
○句の内容によって、判断するしかありません。

●夏草と墓の組み合わせは良いと思いますか?/貴芭蕉
○取り合わせることに問題はありません。凡人的な句にならぬよう、工夫して下さい。

●夏井先生、質問です。 先日のプレバトで吉本実憂さんが詠まれた句で出た季語『夕立晴れ』。 俳句的かな遣いでいうと『夕立晴』ですが添削で指摘がなかったので友人と議論になりました。 中七が二時間待ちと漢字が続いて句切が分かりにくくなるからという友人。 夕立の後に晴、時間の前に二がきて句切を見失うことがあるのか?と私。 やはり全体のバランスで残されたのでしょうか?/白瀬いりこ
○「夕立晴れ」の、送り仮名についての質問ですね。俳句では慣用的に送り仮名を省略する場合が多いです。ただ、俳人それぞれの主義主張によって、送り仮名を省略しない立場をとる人もいます。それらは、強制するべきものではありません。
 表記の上で、送り仮名を残しておいたほうがいいかな、と思う場合もあります。基本的には作者の意志で決めるべきことです。

●初心者の私見ですが申し上げます。生意気な;とお考えでしたらご意見ください。 「俳句」の表記方法の事ですが、私には文語の「歴史的仮名づかい」又は「現代仮名づかい」と分けた場合、どうしても「旧」が馴染めず苦悩しています、(てふてふ・ふはふはなど代表とした?ゐル・なうむ・ゆふべ・てう・思ふ・・・など等)昭和時代農家教育で培われた習性は簡単に直せないのです、そこで夏井先生の仰る「やっていけないことはない」とのお言葉に甘えて・現代言葉遣いでの俳句づくりを許容されたいのですが如何でしょうか。確かに過去何れの名句も「旧かな」です。詩情が胸に伝わ仁り尊敬の念で拝読しますが、私ごときには・・・今後「現代風」での作句を許して頂ければ幸いです… どうぞ、ご意見をお聞かせください。勉強不足を否定するのではありませんが、表現方法を充分研鑽の上今後を「現代調」でいきたい」想いでいっぱいであります。          阿由葉年雄(山都屋) /山都屋
○俳句における表記、つまり現代仮名遣いで書くか、歴史的仮名遣いで書くか。それは、作者自身が選び取るべき問題です。
 念のため申し添えますが、「歴史的仮名遣い」「現代仮名遣い」は表記の違い、「文語」「口語」は文体の違いです。まずは、そこを理解する必要があります。

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

ページの先頭