俳句ポスト365結果発表

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第199回 2018年6月28日週の兼題

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

踊る妻見てをりヤキソバ二つ持ち
トポル
たましひの踊る梵字のごとき影
トポル
島民のまつただ中に踊かな
きゅうもん
父さんがやおら踊の輪に入る
きゅうもん
耳の芯ぼんわり踊る踊る踊る
ヒカリゴケ
張りぼてのやうな心を吹く踊
ヒカリゴケ
四つ踏めば背骨が思い出す踊
よだか
町長の踊つて広報課にピース
よだか
木曽谷の木の香の底に踊りけり
樫の木
踊り果てさます手のひらてふほむら
樫の木
盆踊り話できそな猫二匹
酒井おかわり
眼を閉じていても明るい踊かな
酒井おかわり
雲梯につなぐ番犬盆踊
比々き
ドラえもん音頭や基地の盆踊
比々き
踊の輪雨の匂ひにほぐれけり
凡鑽
下駄ぬげば畳やはらか踊の夜
凡鑽
踊下駄脱ぎて畳の柔らかく
しゃれこうべの妻
妖と約束すまじ踊の輪
しゃれこうべの妻
下駄脱いで畳柔らか盆踊
シュリ
盆踊人でないもの付いて来る
シュリ
巡るたび影の濃くなる踊りかな
かまど
月白く熱を帯びゆく踊りかな
かまど
お菓子券にぎり飛び込む踊の輪
かもん丸茶
あごの麻酔効いたまま阿波踊かな
かもん丸茶
来る風を指が流して踊かな
クズウジュンイチ
踊の輪冥王星の位置にゐる
クズウジュンイチ
踊り果つ神社の裏に黄泉の風
クラウド坂上
流木で組し櫓や盆踊り
クラウド坂上
河童の眼静かに澄める踊かな
さとうりつこ
団体賞は発泡酒なり盆踊
さとうりつこ
駐在所の御新造交じる踊かな
すりいぴい
踊の輪トランプ撒いたように星
すりいぴい
うらがへす手もて奉げる踊かな
ひねもす
丈高き女を見仰ぐ盆踊
ひねもす
踊果てて金銀の星瞬かす
めいおう星
盆踊明日歌合戦もあると言ふ
めいおう星
人間の手のひらうすし盆踊
一阿蘇二鷲三ピーマン
タイ人の一家を踊りつつ招く
一阿蘇二鷲三ピーマン
後れ毛の濃き踊子の顔を見ず
遠音
しざりては生者に触るる踊かな
遠音
たましひのしなり放ちし踊かな
可笑式
土砂降りや踊率いし新市長
可笑式
踊の果てて月光の湿りゆく
歌鈴
月をかすかに引き寄せている盆踊
歌鈴
信号を待ちつつ踊る扇子かな
霞山旅
月よりも海を見おろす盆踊
霞山旅
星空や踊の後の別れ道
亀田荒太
君のゐる方が正面踊の輪
亀田荒太
婆さんの踊だんだん透きとおり
空蝉
踊の日公民館が膨らんで
空蝉
アセチレンランプの臭ひまだ踊る
古瀬まさあき
バイク屋の倅と知るや踊り下駄
古瀬まさあき
踊りけり己の影に操られ
広瀬 康
踊から踊へ魚の如き風
広瀬 康
踊子の皆おほきくは笑はざる
香野さとみ
踊子の折り目正しく進みけり
香野さとみ
踊り子の輪に混じりたるマルチーズ
高村七子
踊りだす炭坑節になるたびに
高村七子
佳きひとは踊の外へ連れ去られ
三重丸
踊る子のまたも兵児帯なほされて
三重丸
鉄棒に待つ雑種犬盆踊り
山香ばし
踊の輪東京組の武勇伝
山香ばし
風の盆踊りの街は坂ばかり
残月
故郷の星を集めて踊りの輪
残月
幾つかの顔を避けつつ踊りの輪
小泉岩魚
踊る踊る娘らの肘ひかめきて
小泉岩魚
踊る輪へ加わらぬまま帰る市議
石川焦点
盆唄の歌詞のとおりの町に住み
石川焦点
踊子のひたと指さすとき怖し
雪うさぎ
踊笠外せし母に抱きつけり
雪うさぎ
盆踊夜肌をすべる山気かな
倉木はじめ
どの家にいくつの密事踊唄
倉木はじめ
炭坑の月を担いで踊るかな
草人
校庭に村中の顔踊りの輪
草人
佐恵ちやんにスルメをもらふ踊りの夜
大西主計
段積みのおにぎり旨し踊り終へ
大西主計
闇を飼ひ馴らし女は踊りをり
中山月波
尋ね人らしき貌あり踊りの輪
中山月波
魂の危うき儘に踊りけり
登るひと
変てこな音だが愉しさうに踊る
登るひと
今は昔おとこありけり踊りたり
桃猫雪子
痩せ犬の木に繋がれて盆踊
桃猫雪子
あかあかと踊るひとひとのつぺらぼう
薄荷光
母じやない踊つてるのは知らぬ女
薄荷光
よく笑ふカヨちゃんの出鱈目踊り
蜂喰擬
本陣のタケさんほんに踊下手
蜂喰擬
久々に嵌める指輪や盆踊
北野きのこ
胃のありし辺りへ踊太鼓かな
北野きのこ
尾の生えて来さうに踊る男かな
堀口房水
寡夫三人(みたり)寡婦に呼ばるる踊の輪
堀口房水
結び目の緩く広がる踊の輪
牟礼あおい
やがて火になるのねあの踊子たちは
牟礼あおい
踊唄口ずさみたる警備員
有瀬こうこ
踊子の吉弥結びの乱れかな
有瀬こうこ
地獄絵にふたたび迫る踊りかな
蘭丸結動
踊子に迎への車近づきぬ
蘭丸結動
一町先の踊太鼓に弾む脚
立志
踊見の振りの一拍遅れかな
立志
走り根に少し歪みて踊の輪
留野ばあば
ひた踊る妻亡くせしといふ男
留野ばあば
踊の灯ふおろふおろ踊の輪たゆたゆ
緑の手
たましひのあはき傾ぎの踊かな
緑の手
足首に蜘蛛のタトゥーや阿波踊
鈴木麗門
帰らぬと決めたふるさと踊唄
鈴木麗門
見よがしの根付揺らせる踊りかな
蓮華寺
盆唄や山河ほかに無かりせば
蓮華寺
キンカンの匂いのうなじ盆踊り
芍薬
キンチョーの団扇背中に盆踊り
芍薬
踊の輪のほどけ足もと暗みゆく
さくみ
夜よ潮よ踊櫓へまろび来よ
ウェンズデー正人
踊に君なし鼻緒の指痛し
ほしの有紀
池袋のビル風熱し盆踊
24516
下駄響く小さき在所の踊かな
28あずきち
ワンテンポ遅れて踊る子がわが子
⑦パパ
貸切の貼り紙スナックあけみ踊過ぐ
chiro
影を踏み影を踏まれて盆踊
COSMOS
湯上がりの火照りを秘める踊かな
GONZA
踊り終え富士全景のシルエット
HGDT
少し酒呑ませて夫を踊らせる
Kかれん
名士らのいつしか消えて踊りの輪
Mコスモ
甘き指舐めつつ続く踊りの輪
TAKO焼子
青年の踊の笛のよく澄める
あつちやん
盆唄の口説きに遠吠えするコテツ
あつむら恵女
路地をゆく踊りのあとに風すこし
いち瑠
盆踊り影絵のやうにまはりたる
いつき組リスナー班/由美子
繰返す昭和歌謡の踊かな
いまいやすのり
祭服の神父飛び入り盆踊
いもがらぼくと
着崩れを闇にあづけて踊りけり
うに子
贄として文鳥の死を踊りける
ウロ@人柱伝説。盆踊りは文鳥の供養に。
かがり火に女人禁止の盆踊り
おうちゃん
櫓だけ新調されて踊りをり
おんちゃん。
ひやかしもやがて踊の輪の中へ
お気楽草紙
踊りの輪ひとまわりして孫が来る
カオス
萎みてはまた膨れるや踊の輪
かなた
輪のなかで誰にも触れず盆踊り
かよ
踊り手の肩甲骨や獣めき
かんな
故郷の顔なじみ無き盆踊り
きさらぎ
やはらかきもの描きたる踊かな
キッカワテツヤ
三線と指笛響く踊かな
きなこもち
青チャートペン止めたるは踊の音
きな粉のおはぎ
病室の大きな窓に踊の灯
ぎんやんま
光乞う踊り一糸も纏わざる
くさぐき
声変はりした子まだの子踊唄
ぐでたまご
音太きさんさ踊の連連と
くま鶉
若き父に似し影を見し踊の輪
くりすけ
指先の揃わぬ締めの踊かな
くるみだんご
髪の色豊かに跳ねて盆踊り
クロまま
妣の名で呼ばれはづるる踊かな
このはる紗耶
撫で肩は母親譲り盆踊
こはまじゅんこ
踊の輪伸びつ縮みつ闇に消ゆ
こま
賑やかに踊り始めて寂しきや
さくやこのはな
下駄白く砂まみれたる踊かな
さとう菓子
ウルトラマン帯に挟みて踊りをり
さるぼぼ@チーム天地夢遥
烏賊を焼く電球の色盆踊り
しいちゃん
右回り大きく歪む踊りの輪
しー子
星の夜の指の綺麗な踊かな
じゃすみん
夕闇に足音揃う踊りかな
スタルカ
盆踊うしろは一昨年死んだ人
だいふく
病室の固きベッドや踊唄
たてしな昇平
乗り継ぎて郷の踊の輪へかへる
たんじぇりん金子
いぬごひききにつながれておどりのわ
ちま(4さい)
ふところの深き山々盆踊
ちゃうりん
踊終へ灯の冥冥と存ふる
ツカビッチ
踊子の鼻緒ってのはすぐ切れる
つながいハツオ
授乳して妻はもどりし踊の輪
でこはち
踊の輪入れば一曲終はりけり
でらっくま
薄闇に土の匂へる踊の輪
てん点
踊子の足は常世の雲を分け
とおと
エッシャーの絵のごと終はりなく踊る
どかてい
まへを踊る指先はらりはらふ星
ときこ
庭先の裸電球盆踊
としまる
踊る叔母遠く見つめていたりけり
どっこいしょ
半年の田舎暮らしの踊りの輪
ドレッシング
たばこ屋の花形となる踊かな
なご
盆踊の音の微かに夜風かな
なないろ
左手はもう上がらねど踊り入る
なみは
さっちゃんは初恋の人盆踊
にゃん
初恋も片恋もゐて踊の輪
ぬらりひょん
踊場は緊急事態避難場所
のら
バニヤンの木やふるさとの踊りの灯
はまのはの
合いの手の踊にをきし一呼吸
はまゆう
踊の輪地獄の釜の縁まわる
はむ
真夜中の驟雨の後も踊りけり
ピーター
居酒屋のテレビは故郷の阿波踊り
ひいらぎ
たをたをと郡上をどりの十重二十重
ひでやん
炭坑節皆んな踊れて踊り出す
ひな子桃青
蹴り上ぐる脛のきらきら阿波踊
ふさこ
盆踊り背中のおとこの息遣ひ
ふっこ
いか焼きの串持つたまま踊りけり
ふるてい
五十年もダム計画地盆踊
ふわり子
下駄の歯は水音立てて踊かな
ペコちゃん
千人の合いの手は波踊かな
ポキヨシ
踊りの輪神楽の大蛇煙吐く
ぼたんのむら
父の背に揺られ遠のく盆踊
ぽんたちん
真っさらな下駄で土ける盆踊
まさこ
ぐんじやうの蛇腹のごとき踊の輪
まどん@群青と群生の読みが同じ
軽やかに手先踊りて車椅子
まゆ実
踊りの輪母の紛れてゐたりけり
まるちゃん2323
尻尾のある影も加わる踊かな
ミセス・ロードムービー
踊子のどの手もきれい火灯しごろ
みちる
真円崩れまた真円と成る盆踊り
みどりがめ
ラジカセのテープの延びし盆踊
みどりちゃん
木蓮のごとく手は咲き盆踊
みやこわすれ
ふえのおとしずかなおどりほしひとつ
むらさき(6さい)
踊子のひざに調子を合わしけり
モッツァレラ2号
藤吉さんの唄う踊をはやしけり
モッツァレラえのくし
提灯へいれる孫の名盆踊
ももたもも
片恋の影を踏みつつ踊りの輪
やぶつばき
椅子の祖母手は嫋やかに盆踊
ゆうほ
狐面斜に構えて踊りけり
ゆみづき
娘婿ほほ硬くして踊りけり
よしおくん
酒蔵に櫓を立てて踊かな
よしたかし
踊り唄遠くに聞ゆ癌病棟
らくさい
踊りの輪櫓の熱に脈打ちつ
ラッキーの母
足裏の地面たいらや盆踊
ららやにほ
当直の婦長のおらぬ踊かな
る・こんと
真っ暗な田を渡りけり踊唄
れっどべりー
教頭のくちびる赤し盆踊り
綾夏
平成は終わりつつあり盆踊
或人
奥美濃や徹夜踊りの下駄の音
安田 信洲
千人の河原踊に土埃
安田亮一
踊下駄ゆれて櫓の高さかな
伊介
盆踊ポスター夜雨に濡れそぼつ
伊藤欣次
丸刈りの五人並びて踊りけり
伊予吟会 宵嵐
踊の輪透きし所に飛び込みぬ
郁李
どの人も半分は陰踊の輪
一斤染乃
故郷の地を蹴り踊りなお続く
一咲ふゆか
踊りの輪あのへたくそが我がワイフ
羽 真美佐
子の下駄の親指まろし盆踊
卯MOON
山裾のおぼろなるとこ踊りかな
卯年のふみ
盆踊り無声映画のカタカタと
瓜中不眠
輪に一人キレ良き踊太り肉
永井桂
盆踊ソンソン星の見る阿呆
永想
ふるさとや叔父の作りし踊り歌
円想
補聴器で拾う踊り太鼓の気
塩の司厨長
踊子に終わりを告げる拡声器
塩谷
盆踊ちよつくら作務衣着たるまま
塩豆
下駄音の高き郡上の踊かな
夏柿
消防士待機してゐる盆踊
花 節湖
踊唄あれは千代さんええ声じや
ねえさまのおどりをまねる影法師
海月漂
阿波踊白き脛など見えにけり
皆見元喜
踊明け境内に陽が溜まりゆく
街麦
盆踊り君とよく似たお母さん
笠原 理香
踊の輪噂の嫁御村デビュー
葛谷猫日和
盆踊翳を帯びゐし姉の顔
草原にただひとつある踊りの輪
瓦すずめ
三周で思ひ出したる踊りかな
幹弘
踊笠まぶかに君はとおりすぐ
閑茶
松葉杖かつかつ鳴らし盆踊り
貴芭蕉
やさ男さっと踊りてさっと去る
軌一
看護婦の私服で混る踊かな
菊池洋勝
夜の頬ゆたかにくづし踊るかな
久我恒子
踊りの輪真中に子らの遊びをり
弓女
広東語徹夜踊りの輪に聞こゆ
虚実子
踊唄にぴたりとあひし誘導棒
玉木たまね
月掴む土掘る手なり踊の輪
金子加行
かがり火をめぐり寡黙に踊りたる
金太郎
流木の残る広場の盆踊り
吟  梵
天扇ぐ千の手赤き盆踊り
駒鳥ロビン
踊果てただの広場に戻る朝
空 春翔
病室のたぶん最後の盆踊
鯨木ヤスカ
父さんの手の大げさなをどりかな
結雅
阿波踊り黒猫嗤う裏通り
月のうさぎ
踊の輪たぬき一匹いたような
月の道
二百余の骨が忘れぬ踊かな
古都ぎんう
父はずっとここにいたはず踊の音
五月
盆踊り日の入りが早うなりました
向日葵太郎
要介護1遅れがちなる踊の手
江戸人
三周もすれば手拍子合う踊
江口小春
土地土地の神も交りて踊の輪
江美子
鉦の音に爪先そろふ阿波踊
香舟
ふと灯ふと踊唄ふっと笑み
高村優雨花
やわらかき闇ゆすりたる踊りかな
高尾彩
たましひをいれるうつはの踊かな
根子屋彦六
揉めたるは踊の振りの二つ三つ
根本葉音
踊りの輪一周したら君に会う
佐々木信天翁
踊りの輪一人入りて一人消ゆ
佐山夕子
だんだんと踊りに身体任せをり
佐川寿々@チーム天地夢遥
あの人よだって踊が上手いもの
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
金網のチラシ乾いて踊の日
佐藤エヨ子
銀河系地球二丁目盆踊
佐藤直哉
踊果つ来た畦径を戻りけり
沙羅
暗闇の端浮かびたる踊の輪
砂山恵子
踊の輪座敷わらしも入りたい
座敷わらしなつき(6才)
米軍基地御一行様踊りけり
彩楓(さいふう)
踊浴衣町の名太く書かれけり
斎乃雪
天変地異みそとせ分の踊りかな
桜川俵船
少年の指うつくしき踊かな
三重野とりとり
踊りの輪しかと手足の几帳面
三輪えつし
闇よりも人の影濃き踊かな
三輪佳子
佳き声の男やもめや盆踊り
山口富子
花笠の列のうねりが波の如
山都屋
踊の輪交はる豊前訛かな
三羽異治
飛び入りのおじさん鞄を下げ踊る
山内彩月
音頭取三日三晩の大欠伸
山本 力
丑三つの天神橋筋踊りけり
司啓
独り寝へはるかな踊太鼓の音
志保川有
バスタブに凭れて遠く踊り唄
紙魚
教え子が櫓の守りす盆踊り
時雨
踊り唄かるく土喰む下駄の音
時計子(とけこ)
やや遅れつつ踊りたり他校の子
次郎の飼い主
灯の中に踊櫓といふ地軸
耳目
人嫌ひの母に黙って踊りの輪
七瀬ゆきこ
ひよつとことおかめはずれり踊の輪
柴原明人
漣の如く踊りの影揃ふ
朱河
出遅れて拍子怪しき踊かな
宗本智之
道に出て踊の列となりにけり
秀薫
風を切る右手ひだり手踊笠
春川一彦
踊り子は戦後生まれの円の中
春日のぽんぽこぴーな
カーボンの匂うがごとき盆踊
春爺
一番の手練は八百屋盆踊り
春野いちご
美しきキツネのをりぬ踊の輪
純音
太鼓打つ男の背の踊りけり
順女
盆踊終え薄暗い橋戻る
小鞠
鼻梁の影手の影揺れて踊りをり
小市
顔のない女踊りの手の白き
小千住
姉の目のほの濡れてゐる踊かな
小川めぐる
踊る手の手の手の招く星あまた
小野更紗
踊るなり腰の印籠跳ね上げて
松永裕歩
襟足の濡れ光りたる踊かな
松田てぃ
廻るたび人探したる踊かな
笑松
真ん中はひんやりとして盆踊
城内幸江
手の合つて足の揃はぬ踊かな
慎吾
友の手つきをぬすみつつ行く踊かな
神山やすこ
ひとっ風呂浴びやっとこさ踊れる身
神山刻
二藍の娘踊りの袖の風
酔楓@岡山県の白石島に伝わる白石踊りは実に優雅な盆踊りで、特に薄二藍の衣装を着た娘踊りは、振袖が風にとても美しい。
神木の根方を跨ぐ踊かな
杉本とらを
ホレホレ節踊浴衣の青海波
雀虫@ホレホレ節=ハワイ日系移民の労働歌
寒村の昆布干場の踊かな
星埜黴円
踊り歌途切れて裾を直しけり
晴好 雨独
踊りの輪逆らふ小さき法被かな
正丸
千枚の踊浴衣をどんと置く
清清檸檬
アセチレンガスの匂いや盆踊
西山哲彦
末の子が鍵取りに来る踊かな
西川由野
合の手がひょっこりこぼれ盆踊
西尾婆翔
砂浜にちさき踊の灯をめざす
青伽
幼子の転びて解くる踊の輪
青柿
踊る前小さく踊つて確かむる
青楓也緒
阿波の夜をかきまぜ万の踊の手
小田寺登女
眉山より光の帯や阿波踊
石野上路無
踊りの手重たき夜気を斬つてゆく
赤い彗星の捨楽
町内費未払いのまま盆踊り
赤馬福助
踊り終われば朝がくる昼がくる
雪花
輪に風のたちて月夜の踊かな
雪猫
頑固爺江州音頭だけ踊る
千恵
踊の輪うすれて人の影の濃き
浅海なな緒
公園の半分で足る踊りの輪
祖乞
村長は合併反対盆踊り
相沢はつみ
踊の輪もまれ出でたる子供かな
草野 道也
村踊り酒屋の嫁は大学出
草翡
がま口の鈴が前行く踊りの輪
蒼奏
輪の中に真顔なる踊子のをり
村上 無有
星々を踊太鼓の降らしたり
村上優貴
二本煙突今でも高し盆踊
多事
盆踊十年前の流行歌
多々良海月
手に足が上手についてく盆踊
駄口竹流
つま先を立てて踊りの夜に浮く
台所のキフジン
通り雨踊浴衣のうなじかな
大井河薪
踊子や光集むる指の先
大阪楽乱
思ふより大きくなりぬ踊の輪
大塚迷路
踊る吾の計算尽くのリンスの香
大槻税悦
町会長腕にギプスの踊かな
沢田朱里
三日三晩踊り三日目佳き顔に
谷元央人
新盆を踊るいもうといつまでも
谷口詠美
盆をどり術後の胸を庇ひつヽ
短夜の月
盆踊終わる間際に輪に入りぬ
池と堀
盆踊り迷子世話するテント内
池田香
縄文の風に無音の踊りかな
竹春エリザベス@青森県の三内丸山遺跡には祭祀に使われたという巨大なやぐらがあります。
一斉に向きを変へゆく踊笠
中岡秀次
盆踊親子と覚ゆ形あり
衷子
〆切の前夜の耳に踊りの音
朝桜咲花
平成は最後というて踊りけり
潮ベルト
戦闘機二機の轟音盆踊り
長田写々
踊子のこぞりて桴の舞ふを待つ
直樹里
跳ぬるたび大きく歪む踊の輪
直木葉子
踊唄津軽底抜けどだればち
津軽まつ
じょんがらの撥を持ち替え踊唄
津軽わさお
踊る手が揃わぬものや裏表
哲也
盆踊り酒屋三代太鼓打ち
典明
電球にカナブンあたる踊り唄
田村美穂
デカンショを時計回りに踊りけり
田辺 ふみ
踊子を替え連綿と輪の廻る
渡来不二人
踊とは別の手足で帰りけり
土井デボン探花
照れながら踊り出したる神父かな
土谷純
地を打ちてささらの撓る鹿踊
冬のおこじょ
早太鼓たつぷり叩く阿波踊り
藤井祐喜
他郷なり炭鉱節の無きをどり
藤田康子
知り合ひのやうな気がする盆踊
藤娘なつ
踊る腕綺麗なタトゥーが見え隠れ
豚ごりら
踊子の小豆のやうな色の爪
奈緒女
哄笑の俄かに起る踊かな
内藤羊皐
ラジカセやいとも小さき盆踊り
南亭 骨太
あめつちを撫づりて島の踊かな
楠えり子
迫り来る踊のうねり阿波の空
二上松風
踊唄ざらつく韻を拾ひをり
尼島 里志
ネクタイの男のすなる踊笛
日田路
幾周り地球を巡り踊りの輪
忍冬
渋滞の車窓や踊唄聞こゆ
猫愛すクリーム
故郷ヨイトコ踊に入れぬままの吾
播磨陽子
真顔にて踊るオバQ音頭かな
波世遠
一心に踊りてこの世から失せし
背馬
をどりの輪止めて迷子のお知らせです
麦吉
盆踊り太鼓は今年も乾物屋
八作
鳩集ふ昼間の踊櫓かな
八幡風花
盆踊つねよりきつき貝の口
飯村祐知子
腥きものぶら下げて踊りけり
彼方ひらく
老人会ナースの横で踊りたる
比保倉亭酢
くろがねの音を蹴上げる踊かな
尾内以太
キンチョウの香りがすれば盆踊り
美翠
盆踊り名入り提灯数えをり
柊の花
盆踊り科よき人の後につき
百合乃
菅笠をとんと麦屋の踊りかな
富山の露玉
鉄棒に腰掛けてをり盆踊
武井かま猫
鳥の来てゐたる盆踊の夜かな
舞華
踊り終え君の衣も柔らかに
風由花
猫の尾の拍子取るなり盆踊り
文月さな女
警備係小さく踊り町の角
踊唄の隣町より重なる夜
蜂里ななつ
少しずつ沈む人影盆踊
豊田すばる
みっちゃんも来ると言ってた踊の輪
望月ゆう
踊子の頬に黒子の二つ三つ
磨湧
校長に酒の香ありて踊の夜
麻呂助
ふるさとの訛り減りゆくなか踊る
抹茶金魚
脛(はぎ)にほくろ男踊りの姉貴行く
岬りこ
百葉箱に同期集うや盆踊り
眠る烏龍茶
生国は訊かぬ語らぬ盆をどり
椋本望生
校庭にどつぴどつぴと踊かな
明惟久里
踊りたる母も人妻かと思ふ
明星
踊り果て水風船の五つ六つ
茂る
踊る輪の提灯一つ消えてをり
木村ひむか
道産子のシャンコシャンコと踊けむ
野地垂木
思ひきり踊るキミ輪の外のボク
野々ゆか
盆踊金一封に書く屋号
野々りんどう
見る者が見られて踊佳境なる
野々原ラピ
前の人のずれたるままの踊かな
野良古
車椅子やがて輪に入る盆踊
薮久美子
母の名で呼び止められる踊りかな
夕月
峠越ゆ浦の太鼓の踊りかな
余熱
無より来て無へ帰る身の踊かな
与志魚
踊の輪歌丸さんに似たひとと
誉茂子
手拍子の揃わぬ踊おらが町
陽気姫
仇討に代わり色物踊り歌
欲句歩
ギターケース置きて踊りの輪に入る
利尻
浜風に踊るおばあや猫の島
李子
返す手の甲のふくよかなる踊り
理子
波音の時に加はる踊かな
立川六珈
婆たちのカラス踊りや艶めかし
立歩@北信越地域には「カラス踊り」という踊りあり。お祖母ちゃんたちの踊りがまた艶っぽい。
やはらかき髪を結ひ上げ踊笠
流川ゆきはな
踊り子の脚の大地を探るやう
隣安
格子戸に野花一輪風の盆
玲風
踊る手や踊浴衣を脱いでなほ
鈴木牛後
鉄棒の匂ひ残る手盆踊り
露砂
夜の底踊りの熱の消え残り
老海鼠子
踊櫓の灯に照らされて車両行く
蝋梅とちる
手話のごと踊の指の影うごく
脇々
佃煮の香る小島や盆踊
洒落神戸
夜の更けて萬の神が踊りたり
淺野紫桜
踊更け地口いよいよ艶げなり
游真
ときたまに月をまるめし踊の手
珈琲斎
ふるさとの沼の風来る踊りの輪
聰子
一献の尽きる早さや盆踊
脩平
豆腐屋のおやじの美声盆踊
蓼科川奈
輪が出来ぬ踊の前の暗みかな
蓼蟲
踊唄浜の小舟は朽ちてをり
靫草子
踊り果て月に余韻の家路かな
いごぼうら
自転車の金魚静かな盆踊
ツカビッチ
みな踊りけり半眼の月の下
ヒカリゴケ
月を呼び雲を払うや踊の手
ほろよい
踊りつつ夜露と溶けていくつもり
鬼怒
踊の輪月かたぶきて細りけり
香壺
踊果て月の解きし櫓かな
村上優貴
煙突に月のかかり来盆踊り
太子
虫とりの男子踊りの外はしり
大蚊里伊織
踊りの輪抜ければ岬星の降る
宙のふう
踊り子のはらう素足の下駄の砂
田村美穂
ひとしきり蝉狂ひ鳴く踊の灯
抹茶金魚
朝まだき徹夜踊の下駄の音
28ひろきち
まだ髪の濡れたままなり盆踊
n・桂月
踊りつゝ闇にまぎれる笠二つ
あい女
紅差して踊るは二丁目婦人会
おくにち木実
あの人と暮らした町の盆踊
コナラ
踊らざる的屋のをんな囃子唄
としなり
踊り行く影また影の交差して
ふじこ
踊る下駄に小石挟まっても踊る
ゆうり
黙祷の列の崩れて踊り初む
わらび一斗
にわか雨来てちりぢりの踊りかな
伊織
踊りの輪ぬけ行く二人風甘し
鬼怒
組み終へし踊櫓に夜の孤独
寿々子
踊子の上気せし頬仰ぐ星
福花
鉦係り酔えば踊りの速度増す
福良ちどり

並

昼前に踊を披露小学生
とこちゃん
絵日記に必ずありし踊りかな
みかりん
兵子帯の揺れるリズムや盆踊
のぼ子
五十年最後の踊とうそぶく
やえ子
踊子や日焼の項見てをりぬ
ロクヨン
こごむ男女ますぐの阿波おどり
始の子
ハーフなる従兄弟に説ける盆踊り
秋光
恋人がひときは光る盆踊り
大三郎
嗚呼田舎踊婚活煮物味
竹伍
月あげて和む宴の手話踊
とし子
帰省子の一人見つむる盆踊り
夢見亭笑楽
盆踊り河内音頭で踏むジルバ
南風紫蘭
踊り終え下駄音寂し夜天光
あいみのり
路地裏の踊り疲れた下駄の音
えび天
踊下駄奥のほうから小さくなり
ぐべの実
踊下駄音高々と阿波の星
甘泉
下駄鳴らし踊子ゆくや阿波の夜
KAZUピー
祖母の下駄直し踊るや郡上節
岩のじ
つぎつぎと人まき込みて踊の輪
☆彡ましろなぎさ
塾急ぐ背中に響く踊の音
A.I 1990
盆踊り振り上げすすむ小さな手
aya
踊の音耳をふさぎし十五歳
be
踊の輪太鼓に息をさす魔法
Elise
踊りの輪声かけられし旧姓で
kkk
馴染なき曲に踊の輪の乱れ
kokoro
曽祖父の夜のしじまに踊唄
kuri
車椅子が芝生踏みしめ踊りおり
M多孫(タマゴ)
郷に入り踊る河内のリズム踏む
PON
望郷や東京で観る阿波踊り
sakura a.
まばらなる輪の淋しさよ盆踊り
sol
いつの間に渦真ん中に踊りおり
yoko
踊り子の項を撫づるやう踊る
あいだほ
踊子の足袋にくいこむ緋の鼻緒
あいむ李景
別人のように踊るレジのおばちゃん
あい琶
大雨の無人の広場おどりの日
アガニョーク
どろのように踊りたや逝き母むかえ
あきおかば
踊るごと鼻緒なじみて足拍子
あさり
移民した異国の大地盆踊り
あすなろ
抱く吾子や踊り来る兄見つけたり
あべ蘭
踊の輪屋台の方へ崩れゆく
あまぐり
踊り終へ灯りなき家へもどる下駄
あまぶー
跳ね上ぐる脚踊り子のまとう粋
あみま
遺児たちの百花繚乱盆踊
あめふらし
留守番の猫の手をとり盆踊り
アリマノミコ
古里と同じ振付ある踊り
あるきしちはる
灯明に踊り太鼓のひびきかな
あわの花水木
三陸の海に届けと踊りの輪
いいよかん
踊る子にもう帰ろうと袖を引き
いくらちゃん
荒神の鎮魂込める暮夜おどり
いけのはら
盆踊り昔の広場今はなき
いつの間にアラカン
水の街徹夜踊りの異国人
いなべきよみ
下駄や手や打ち和す踊り明けに止む
いろり
水害の町に響けや踊り唄
うさぎまんじゅう
踊子の中指の先ふれた時
うさの
戻りては進む踊や夜更けゆく
うしうし
おいでなせ揃いの法被盆踊り
うずまきタルト
曽祖母祖母母も教えし踊りを我も
うたうた
うりざねもひげもおかめも盆踊り
うづら
島人の肩叩きあふ踊り終へ
エイシェン
亡き友と同窓会の盆踊
オイラー
ダンサーの横目そわつく踊かな
おおやぶちょ
盆踊り大地を撫でる足袋の先
おがたま
亡父の衣抱きしめ濡らす盆踊り
オキザリス
阿波踊り波に阿る人の列
おけら
幼名の呼び交ふ里の盆踊
かざばな
吾子を背に踊の帰り星ひとつ
かずポン
先頭で踊る着物の婆二人
かつたろー。
いざ行かん シャカもダルマも下駄踊り
カトレア
踊唄三尺帯の跳ねる宵
かぬまっこ
狂い踊る怒涛の大漁節尽きず
かのたま
休憩もせずに踊るや婦人会
かをり
川筋をミゼットで行く盆踊り
ギコ
踊ろうよイヤホンつけて浴衣着て
きっちゃん
踊りの輪踊り上手の作り初め
きのと
盆踊日の高きより太鼓の音
きみこば
夜汽車から母の故郷の盆踊り
きゆうかんちよう
二上りのシャミの音弾む盆踊り
キョンちゃん
赤々と踊の熱を張る夜空
踊り終え呼気一瞬のしじまかな
くさ
オリンピックの音頭忘れず踊りけり
ぐずみ
災害に負けるな踊れ郡上の輪
くむ
太鼓打つ稽古を重ね盆踊り
くめ仙人
冠水の跡にをどりの櫓立つ
ぐれむりん
波音にあわせ進むや踊り衆
ぐわ
大きめのリュックおろして盆踊り
けーい○
窓開けて音のみ聞ける踊りかな
けら
半分は湯屋の下駄なり踊の輪
こじ
風の盆初恋のひと孫連れて
こてつ川
輪にをどる人皆同じ貌になり
ことまと
男気の後ろ姿の盆踊
こはぎ
雨あがり裾たくしあげ盆踊
こぶこ
月の出の八尾八坂を踊り来る
こり野
ドンカッカ友と並んで盆踊
ゴンタ
踊り終へ櫓を崩す五六人
さきのジジ
盆踊り母に負われて踊る吾
さくら・由美子
踊出すまほうのとびらひらけごま
さな(6才)
亡き姉の紛れてゐさう盆踊
さぶり
待ちわびる得意な踊り一つだけ
さゆみ
町の子も碧眼の子も盆踊り
さらさ
踊りの輪抱かれて回る子の素足
しおうらゆうこ
子の顔を忘れし母の盆踊り
しかのかよこ
親を見て指先伸ばす子の踊
しかもり
遠来の友と並びて踊の輪
しげる
過疎の村小さくなりけり踊りの輪
しげ爺
踊りの輪二重になりて夜の来る
シナモンティー
あと三日踊浴衣の袖を縫う
しみみ
甚平の足ムチムチと踊りの輪
じゅりあん山本
遺伝子のごとく踊の輪の二重
しろ
蛇口には踊浴衣の襷落つ
しんしん
踊りの輪広がるたびに児の泣けり
ず☆我夢
手弱女の踊る指先美しく
すいすいみずすまし
行きもせで遠くに聞くや踊唄
すえよし
輪の中の友に憧れ観る踊り
すま
海老腰のおじいおらんか踊笠
すみっこ忘牛
指先の白き先まで踊りけり
スローライフ
踊の輪覚えの悪き吾が手足
せいち
盆踊り兵児帯の腰粋に見え
せり花
父の肩せがむ娘の盆踊り
たいき
編み笠のりりしく揃ふ風の盆
たけし
旅立ちの涙滲みて盆踊り
だけわらび
手をかざし影を踏みつつ踊りの輪
たけ爺
踊る輪の影も揃いて踊りたる
タック
夜行バスとんぼ返りの踊りかな
たま
宙を突き大地を踏んで盆踊
たんと
踊る輪の主探す犬控えをり
たん造
お面持ち孫歩き出す踊りかな
ちびつぶぶどう
見るあほう命ときめく阿波踊り
ちゅうちゃん
夕映えの浜に影なる踊かな
つぎがい
踊り果つ下駄に残れし土ぼこり
つくつく法師
臓に響く太鼓や阿波踊
つつ井つつ
人の世とあの世をつなぐ盆踊
つつ井つつ夫
遠笛や踊りし帰路の裾みだれ
つわきの嫁
留学生のすこし遅れし踊かな
テツコ@第二まる安
校庭に戦時の記憶盆踊
てまり
踏み鳴らす鼻緒のリズム踊かな
テン@第二まる安
いもうとがないてるじゃないおどろうか
とうい(3さい)
ばあちゃんを真似て幼子盆踊り
ときこの母よしこ
あの世から亡き人盗み踊りけり
ときめき人
ぎごちなき所作の漢や踊の輪
とし子
皆の衆盆の踊りだ笑み栄ゆ
ともかわすてむ
踊りの輪微笑む君の初舞台
ドラタンリュウジ
窓を開け踊の音に空見上げ
とりぺい
盆踊り廃校に明かり蘇る
ドリルマン
君の来ぬ踊櫓の蓑の内
どろん
胡弓の音の踊唄聞くふるさとに
とんぼ
普段着の行きどころなき盆踊
なおこ
踊子の今宵限りの面構え
なかおち
盆踊母と連れ立つ金魚帯
なかの花梨
三巡りで三度祖母の名踊笠
ながら
踊る輪に下駄の歯音の軽きかな
ナタデココ
風の盆ひとあしごとのいのちかな
なにわのらんる
共に生れ共にさすらへ踊の輪
なむる
掛け声に見よう見まねの踊連
にゃんみー
ごみ拾いしつつ見守る踊りの輪
ぬるっば
花笠の揃ふ踊や襷掛け
ねもじ
はるかなる時過ぐる闇踊り歌
のぶ子
踊とは祈ることなり、音リズムの祖
のもとみな
薄明かり踊やぐらと水たまり
のりりん
輪の中へ体入り込み踊りけり
バーバラ
鳴り物に耳奪われし阿波踊り
パオ
灯の下に童の顔の婆踊り
はぐしー
子沢山風呂を済ませて盆踊り
はずきめいこ
兵児帯と形見の浴衣で盆踊り
はすみん
初めての金券使う盆踊り
パッキンマン
櫓見て傾げて踊る吾子の帯
はっしー
踊の音残業上がりの逸る下駄
はっぱ
広場へと踊太鼓に合わす足
ははろ
踊りの輪友が手招く遠くから
はら美華子
踊りつつ立ち見の友の袖を引き
ビーエム小僧
輪踊りや現を捨てて足も手も
ピノノワール
すげ笠の哀歌漂う踊り子は
ヒマな主夫
知らぬ地の知らぬ路地から踊り唄
ひよこ豆
踊りと言えば女女将(おんなおかみ)のこと思う
ひよとり
踊り狂う今年の婆婆はまだ元気
ひらいみつる
旅先で見よう見まねの盆踊り
ひろ
県道のかすかに漏れし踊の音
ヒロタケ
踊子の手のひら返し躍動す
ひろのじょう
飛び入りの旅の途中の踊かな
ひろろ
盆踊炭坑節の振り真似て
ひろ史
旧姓にかへるふる里をどりの輪
ひろ志
盆踊り園児に混じる卒園児
ふうせんかずら
二次元の影がゆらゆら盆踊
ぶぅちゃん
まへうしろ誰とも知らず踊るなり
ふきょう和音
考となり妣となりけり盆踊
ふくろう悠々
かるくおもく踊れば心つながれり
ぺときち
踊の輪手拍子揃う三周目
ペトロア
吾子の背を押して分け入る踊りの輪
ぺぱあみんと
もろ手挙げ夜の旅路へ阿波踊
ヘリンボーン富樽
夜更かしをする口実の踊かな
ほしけん
祖母の目に遥かな父の踊かな
ボブ
踊唄グラウンド中割れ響く
ぽろたま
踊りの輪夜更けとなりて小さくなり
ポンタロウ
いまいちど手振りさらって踊りの輪
ぽんのじょう
竿先を夜空へ示す踊かな
まち眞知子
鉢巻き立て踊る浴衣の濃い化粧
まなたか
笛の音で締まる踊の指の先
まの
哀音や編笠風に踊り行く
マユミ
精霊を繰り返し呼ぶ踊りの手
まるひるま
踊太鼓や八千人の鼓動
みえ
県展や踊る私の写真あり
みかん
運動場若きら咲きたる踊の輪
みこ
冷めやらぬ空気をまとい盆踊り
みずほ
踊傘顔は見えねど手でわかる
ミセウ愛
多国籍六本木の夜の盆踊り
ミセス水玉
絆創膏踊り疲れし祖母の下駄
みち草
川に組む櫓揺らして盆踊り
みつこ
先頭は金子兜太ぞ踊笠
みなと
雨後の闇踊り太鼓の引き剥がす
みのる
円の外ゆらり広がる踊る影
みよしい
老いた母手拍子だけの踊りかな
み藻砂
風の盆女踊りに胡弓の音
むじーじ
赤紐の顎の妖艶夜の踊
むすびめ
濃紅やわたしにあらぬかほ踊る
むたき八八
踊り子の母を偲びつ船を曳く
むったん
幾重にも河内音頭の踊の輪
むにむにちゃん
盆踊りビルの屋上練習す
むべ
阿波踊り終へて余韻の鐘の音
むらたふみ
轟音や胎児の鼓動盆踊り
メル
バスを降り唄に誘われ踊る足
もいお
掘って押す子らの踊は炭坑節
もせきのこ
恐山死者も生者も盆踊り
もちえちゃん
日の沈み提灯の浮く踊りの輪
もりお
繋がつて円にならざる踊の輪
ヤッチー
盆踊り五輪音頭の待ち遠し
やまぐち
舞い上がる踊浴衣の袖美しき
やまとたいが
異国の子故郷の踊混じりをり
やまぶき
回り道踊太鼓にいざなわれ
ヤマボー
月あかり母もいるよな踊りの輪
ゆぃ
父母の夕餉整え踊の輪
ゆすらご
ばっちゃんと踊りし郷やダム蒼し
ゆづき裕月
老境のカセットテープ盆踊
よあけの晩
ふる里の父おくる踊り無言なり
よつ葉
極楽も地獄もともに盆踊り
よぶこどり
盆踊り腹に沁みるは孫の枹
よりみち
盆踊りレコード掛けた懐かしさ
ライブラリー
油絵具しぼり出るごと練る踊
らごん
盆踊り衣擦れ隠す囃子かな
りぃらっくま
叱らるる耳に踊りの太鼓かな
りう女
遠路来て飛び入り参加で踊る子ら
りすぶん
灯りつけ縁側で待つ盆踊り
リバティーさん
風の盆浄土に向けし手振りかな
りら
風に乗ってお囃子聞こえ盆踊り
りんごのほっぺ
踊子はモナリザの笑み風の盆
るびちゅ
初恋の人は子を連れ踊の輪
るりこ
ぼんおどりみんなとびはねにぎやかだ
れい子
初恋の人を目で追う踊の輪
れんげ畑
名を呼ばれ踊り抜け出し暗き隅
わたさん
子供会踊り練習はずかしや
わらべ詩
紅ひいて初踊なり小さき笠
阿波豊
俯きし幼心や踊りの夜
哀顏騎士
踊りの輪老若男女すまし顏
茜峯
鼻緒切れ踊浴衣の夜尽きて
伊藤はな
おらが町の銀座寂しや盆踊
伊奈川富真乃
踊り子や祈念する田は街に無し
伊予吟会 福嵐
小さき手を出して叩いて盆踊り
伊予吟会心嵐
踊見も背の児も温し里帰り
位相朗
踊りの輪小さき草履も一歩二歩
井田みち
郡上踊やせせらぎを友として
育由
踊り終え裸電球風にゆれ
一宮寅五郎
暮れなずみ踊り稽古へ急ぐ帰路
一心
半幅を男結びに踊りけり
一人静
炭坑節踊り続けて半世紀
一走人
四つ角の盆踊り四方より見ヘリ
一茶お
踊櫓の赤い灯足元の闇
一苗
かのひとを待ち待ちて入る踊りの輪
一呆堂
提灯が姿照らすや人魂の
右川かみな
町もまた生きかはりして踊りの輪
羽沖
踊る祖母影踏み遊ぶ吾子の声
羽光
踊る連地獄八景そこ退けと
羽藤武彦
父親の肩の高さの盆踊
雨霧彦
踊りの輪校庭跡はダム底に
雨利々朱
輪の中の亡父(ちち)のゲタの音3拍子
雲峰伊美
背に赤子下駄をつっかけ踊りかな
栄魚
白足袋や桟敷に跳ねる阿波踊り
詠野孔球
浴衣着の乱れ直して盆をどり
犬猫も踊りだしそな盆踊り
横じいじ
雨の後踊太鼓の響きたる
温湿布
盆踊つられて先祖も輪の中に
佳月
盆踊り郡上八幡盛んなり
加藤賢二左右衛門
母のごとただ笑ふだけ踊るだけ
夏風遊々
思い出は下駄に浴衣に笛太鼓
暇親爺
ビルの間を揺らす踊りや宙煙る
花影
九字十字知らず切るらし盆踊り
花屋
赤提灯踊る手のひらあおぐ風
花咲香
夜の果て眠れず巡る踊唄
花咲明日香
踊りから逃げて一人の夜の道
花伝
腕とられ長靴のまま踊りの輪
花南天anne
遠くから男踊りのお母さん
花紋
気がつけば踊り終わって山の中
茄子紺
次こそは輪に入るぞと踊り眺め
華らんまま
山越える踊の太鼓雨上がり
蛾触
異国語が飛び交う村の盆踊り
雅雅丸
新盆の家々巡る獅子踊
雅喜
子を帰しさあ本番の盆踊り
雅鬼
盆踊り見よう見まねで輪に入る
介タマ母
陸奥の闇揺るがせて鹿踊り
海風山本
テレビ消し踊り太鼓を遠く聞く
海野しりとり
大空襲に焼かれし街の盆踊り
灰色狼
踊る人あまねく妣の姿して
灰田《蜻蛉切》兵庫
マドンナも赤シャツもゐる踊の輪
垣内孝雄i
微酔の僧法衣のままに入る踊
梶 鴻風
提灯の最中真ん中踊り出す
葛城裸時
踊の輪溶け込む間合ひ計りけり
勘太郎
踊りの輪はじめの一歩だせぬまま
閑茶
訪ね来て探しあぐねて盆踊り
岸 れん
遠き家路ホームで踊り囃子聞く
喜一郎
大師像かこむ踊の輪の二重
喜多 輝女
迫り来る数多の連や阿波踊り
希林
幻肢の足踊り忘れぬ車椅子
幾恋良石
聞き分けよ踊ってもよい笛の音を
気のまま風
旅先で祖母居たような盆踊り
気球乗り
鼻歌で厨の母の踊り足
季凛
踊の輪紛れて踊る割烹着
輝 龍明
ぽつぽつと踊る鼻緒の輪が乱れ
輝棒
がに股にはだけて踊る益荒男
蟻馬次朗
風の盆ぬしと一夜の踊りせん
吉田悠二郎
輪踊りの我に戻りてひとり
吉野川
日本の無敵の二拍阿波踊り
吉良水里
ひとり聞く踊太鼓の川向こふ
桔梗
郡上ナァー徹夜踊りや汗しとど
久仁重
県民の血に火を点けて阿波踊り
宮坂変哲
踊り足袋父の思い出太鼓打ち
宮写楽
踊り終えオープンカフェに星浮かぶ
宮川松子
胸が鳴る約束の夜踊の輪
宮島ひでき
練り踊り振る舞ひ酒をひっかけて
宮﨑紅清
天神の踊太鼓や波打ちて
京あられ
櫓囲み踊る娘の裾さばき
京のみやび
踊るほどあなたに逢いたい阿波の夜
京丸
盆踊り江州音頭で花ひらく
京子
煩悩を転がすやうに盆踊
京野さち
踊太鼓や湯気立ち昇る夜空
玉ゆき
おかめ頬笑ひ給へや足踊り
玉木史
宵踊り少女の手さき艶めきて
琴菊
下駄と雪駄の寄り添ゐる盆踊り
近藤ちひろ
風吹かれ盆唄どこやら聞こえけり
金治宜子
踊り往く下駄の花緒の真新し
銀牡丹
踊りゆく手のひらかへし輪のごとく
句詩呼
普段着で孫に押されし盆踊り
廃業の屋号灯の点く盆踊り
空翠
盆踊りふわり先祖の笑う声
熊耳
子供らは通学靴で踊りたる
熊縫まゆ
かる太鼓雨吹き飛ぶや踊の輪
栗田もとえ
踊の先に変わり無き眉山かな
桑島 幹
三崎端に来て見てゐたり踊りの輪
君島笑夢
御巣鷹の空の祈りや盆踊り
群馬の凡人
遠雷のごとし太鼓よ踊りの夜
啓泉
幾晩も子にねだられ行く盆踊り
帯解きて火照りを冷ます踊りかな
桂奈
芸者衆踊る櫓や宵の口
渓湖
灯がともり祥も翔太も踊りの輪
蛍子
風に背むきおわら踊の音流る
蛍川
家族みな踊り疲れて無口なり
鶏侍
盆踊り一里先にも太鼓の音
月の砂漠★★
夫の背を追って嬉しい踊りの輪
月々
濡縁に夜風幽かな踊唄
月見柑
在りし日の影追ひ回る盆踊
月城花風
踊る人少なくなりて郷の夜
権蛇邦子
限界の村に掟の踊かな
犬井山羊
盆太鼓遠くになりて眠りつく
犬散歩人
風に乗る踊り太鼓に重ね杯
研山
踊り終え居間に転がる寝顔かな
原田一行
盆踊握る小銭の手が開き
弦流
水たまり踊浴衣に泥はねて
古都鈴(ことり)
踊場のまん中で猫大あくび
己心
あかあかと湖面に揺るる踊の灯
鯉太郎
天変の町鎮めるや踊唄
光乃
一人行く二駅先の盆踊り
公毅
稚児を抱き踊る主の背には面
向日葵
夜の更けていよいよ出番踊唄
江戸川青風
胡弓の音案山子踊りに夜も白み
江里口泰然
珍しき人を見つけた踊りの輪
甲斐 山彦
踊果て少女らの声艶めける
紅さやか
櫓の灯やをら消ゆる念仏踊
紅の子
何度でも私のために踊りけり
香宇 千春
踊の輪入れと祖母の遠き声
香月
踊りの輪へこむ兵児帯くるくるり
香羊
くわくしゃくと老いの音頭や高櫓
香壺
杖を手に見上げる踊櫓かな
高橋寅次
挿げ替えた鼻緒で踊る郡上の夜
高田 仁和加
遠き囃子に庭で始まる踊りかな
高野由多
袖の香に母を纏いて踊りおり
克巳
誰彼も知らぬ振りして盆踊
今井佳香
踊の輪抜けて男の子ら鬼ごっこ
今井淑子
駆けっこや踊櫓の影をふみ
今井毎日
在りし日を集わせる地の踊りかな
今治・しゅんかん
炭住の風呂が朝開く踊りの日
根曲がり
踊り連一糸乱れぬ手指下駄
佐々木 芳雅
痩せ腕のここぞとばかり踊りけり
佐清藤
踊得て迎入れられ村民に
佐藤未穂
鳴る太鼓駆け込み飯の盆踊り
左門
月あかり君がささやく踊唄
座敷笑い
送りたくなき人想い踊る盆
最章
ぎこちなくイヤホン無音盆踊り
歳三
踊子ら球抱くやうにいつせいに
斎藤秀雄
今年こそあなたと踊る櫓下
咲耶とこ野
身も心も夜叉になりゆく踊かな
桜桃の里
踊ひろば祖母祀られて人のれつ
桜姫5
言葉など通じなくとも盆踊り
桜木れもん
鼻緒擦れ隠し今宵も踊かな
札六
日が暮れて踊る袂をひく子かな
雑草おばさん
爪のさき黒き飯場の盆踊り
三子
盆踊り母校の庭で再会す
三寺ひろみ
盆踊り後ろ姿で恋に落ち
三水低
踊り子の年に一度の厚化粧
三大夜景
秩父路や受ける縁談盆踊り
三毳
盆踊り狂気の縁をまわりけり
山の中のオクラ
丸き背を伸ばす魔法の踊かな
山ノ内ドカ
後家の庭数件踊る今は昔
山姥
街中を汗流し過ぎ盆踊
山湖ひかり
リハビリ中の米寿しなやかに踊りけり
山吹美羽
日を跨ぎ言問ひ橋迄踊り狂ふ
山西琴和浦
夜も更けしどっと大人の躍りの輪
山川咲
雨止みて川に映るや踊りの灯
山本ひなた
惜しむ夜の徐々に縮まる踊の輪
山本嘉子
甲に鼻緒の痕赤き踊の夜
珊瑚
下駄ならし踊りに急ぐ14の娘
史月
年ごとに踊輪狭まる過疎の村
四季園楽
笠戸丸踊も海を渡けり
四丁目
踊子や間の手入れて息合わす
四葉
母たちの踊る姿が場を清む
士王
Uターンの息子踊りの太鼓打つ
子猫陶太
ドア開く最終電車に踊唄
紙威
思い出の踊り浴衣に頬ずりかな
紫香
立つ犬の上がる前脚踊の輪
紫檀豆蔵
踊る手で夜空擦って父偲び
紫蘭
震災に耐えて踊りし遺族の手
詩楽麿
サイレンや踊太鼓が千切れけり
試行錯誤
反抗期太鼓たたいて踊かな
治もがり笛
亡霊も混じって踊る村境内
自由美子
笠下ろし一列に行く盆踊
篠田ピンク
踊り子の後ろ姿に魅せられる
舎人
過疎村や若き踊に力付く
紗々
湯上がりや踊り浴衣の足さばき
朱夏A
踊太鼓やんちゃな兄貴凛々しくて
珠桜女あすか
少子化もどこ吹く風や盆踊り
寿山
阿波踊とがりし笠の上に指
樹朋
ふるさとの祭うろおぼえの踊
秋月
盆踊り太鼓打つ手の力こぶ
秋月なおと
踊りの輪移民の子孫椰子ゆれる
秋好子
盆踊り太鼓の音に家事急ぐ
秋桜
踊りに行くと言って戻って来ない
秋津州はじめ
踊る阿呆俳句始める我が身かな
住吉 敦子
亡き父の仕草を真似て盆踊
重翁
櫓の灯踊の鼻緒宵くくる
春と夏子
隣人の手付き真似真似踊りかな
春果
川面にも眉山の木霊踊り歌
春草夢
園庭や祖母の伝える村踊
春蘭
ベビーカー子の掌の踊かな
匠己
踊り手の膝でおどるや阿波踊り
小橋春鳥
盆踊り太鼓叩く者居らず
小熊 利雄
膝腰痛で連整わずえらこっちゃ
小熊利雄
踊る顔郷愁誘ふ泣き笑ひ
小山晃
城下町野球野球と踊りけり
小青(こしょう)(句ゼミ)
踊り見の輪の踊りだす音頭かな
小石日和
盆踊り揃い法被の町広場
小川 都雪
踊の音夕餉を急かす孫二人
小倉あんこ
後れ毛のはらり何度も結ふ踊
小倉じゅんまき
ほろ酔いで踊りの輪に入る兄妹
小塚 蒼野
すれ違い手と手届かぬ踊りの輪
小梅
みちのくへ三日三晩の踊唄
松浦麗久
引換券握りつぶして盆踊り
松山
踊やぐら祖母の生家の庭に立つ
松山めゐ
太鼓打つ締めの地踊り夜も更けぬ
松山女
郡上踊り指にくい込む鼻緒かな
松茶 巴(プレバト研究会木の芽会員)
踊り子や揃ひの下駄の音も揃ひ
松尾寒蝉
盆踊輪の常連の敬老会
松野英昌
踊り子や被りも帯も母譲り
湘輝
園庭の小さき輪の中稚児踊る
照波
友逝きて淡き記憶か盆踊り
祥文亮
わが踊り形にならず笑われる
笑子
去年よりも踊り手少なし神の宮
笑々
踊る子ら両手が翼長き帯
常陸人
提灯が照らす踊りのかげぼうし
植木照美
踊りへと急ぐ女の下駄の音
織田めい
盆踊り懐かしの顔追うばかり
新田 淑
風にのり踊りの音は割れており
新藤柑子
母と子が同じ手振りの盆踊り
森一平
じゃんがらの念仏来たりて盆踊り
深川リンの父
知らぬ町知らぬ踊の輪へ入りぬ
深草あやめ
指を吸う吾子の見つめる盆踊り
真宮マミ
奪還したお地蔵様や盆踊り
真珠
踊櫓あまた立ちたる六本木
真繍
踊り子や手に絡ませし遅れ髪
望郷の父と手踊り真室川
仁葉
盆踊り留守を頼みて三十分
水間澱凡
肩越しにふるさとの山盆踊
水夢
踊りの手さしだす闇にあの人が
睡花
ひさびさに友と集いて踊りかな
粋宣
丁字路の左の角で踊かな
粋田化石
観るうちに踊の渦に巻き込まれ
粋篤
夜は更ける踊りは佳境輪に耽る
粋流
踊りあかす郷愁の音と坂の道
翠穂
踊笠殊に目深に妣の霊
数鉄砲
盆踊り万華鏡のごと回りけり
杉浦貴子
青い目も茶髪も集う盆踊り
澄海
外の輪の外のひととき盆踊
瀬々葱坊主
横断す二百本足の踊
成馬
踊追ふスマホ持つ手も列なして
星野碧
酒精の匂いに踊うつらうつら
踊りの輪半被の犬が紛れおり
晴日和
一人から広がつてゆく踊りの輪
正則 (いつき組リスナー班)
盆踊りお腹の孫も輪の中へ
正木児童
風揺れて人影揺れて踊の輪
清一
大人びた浴衣姿の踊る影
清水羽衣
盆踊り両手塞がれ輪を眺む
清水仁
通勤路も躍りの熱に浮かされて
清水仙人掌
越中おわら踊りの列や影長し
清水夕陽(せきよう)
酒樽と捩じり鉢巻き和の踊り
聖右
踊の輪足の有る無し見るは野暮
聖部家圓弾
風にのりとぎれとぎれの踊唄
西川あきや
踊子の背より中指まで反りぬ
西村楊子
編笠に笑顔隠せる踊り女よ
西尾桃太郎
旅先や俄仕込みの盆踊り
誠馬
赤張りの提灯揺れて盆踊り
青い月
車いす両手のびのび盆踊り
青玄
踊りの輪旧友見つけて走り寄る
青泉
灯の支度踊見つけし旅の街
青木豊実
浴衣揃い手捌きみだる盆踊り
青木茂
盆踊り出雲阿国そこかしこ
斉藤ふみえ
肩の子も手を踊らせておけさ節
石爽子
踊より櫓の上をせがむ子ら
赤橋渡
踊りより浴衣着友を探す娘ら
雪雀
見物も緩く回るや踊の輪
千の葉
盆唄は従兄弟の十八番朗々と
千葉睦女
根無し草開き直って盆踊り
千里一歩
踊の輪同じ浴衣で三世代
占新戸
よく生きた祖母の踊りを真似てみる
川畑彩
連組みていなせに踊る商店街
浅見 弓楽
閑古鳥鳴いて向かへり盆踊
浅村春昌
家族四人今年も来たり踊の夜
浅田チコ
外つ国の研修生も輪に踊る
善多丸
廃線に静寂たもつ踊かな
倉の人
影法師ひとり増えおり盆踊り
想予
手を引けど踊らぬ子であり道の端
帰る子も無くて小さき踊り輪
蒼香
泥にほふ手甲脚絆盆踊
蒼鳩
ゆらゆらと帯も弾むや盆踊
村上瑠璃
松山の踊って競う野球拳
多聞仙
踊り子の前髪張り付くおでこかな
太一
盆踊り炭鉱節の又ほって
太子
踊らずも河内音頭を口ずさむ
鯛 風
男子らは踊りの輪には入らずに
大蚊里伊織
手と足の先づ動きたるをどりかな
大雅
腰掛けて手だけで踊る老女かな
大岸歩美
父逝きて母のあとゆく踊の輪
大谷如水
復興の涙乾いて盆踊り
大福ママ
果てしなく踊る拍子が身から湧く
瀧まさこ
踊り込む急ごしらへの連連ね
達哉
踊り手や河内音頭にふくらむ輪
谷あやの
下駄履いて自転車に乗る踊の夜
谷川の蛍子
笛の音や念仏踊り風に乗り
池田和正
仏前に庭の花添え盆踊り
竹 夢月
ああ見えて踊らばオーラ半端ない
竹さ
汝は指で吾は足運ぶ阿波踊り
竹の子
右ひだり爪先立ちの踊下駄
竹庵
山里や賑わいひと時盆踊り
竹福
人の世の憂い胡弓と踊りゆく
竹林
桃蹴出し揃ふ歯音の踊り下駄
母に手を引かれ踊りの輪の中に
中井笙石
母の背を真似て踊りし子も母に
中村水音
仮装して踊り狂うや下駄の音
中田氏
踊りなら炭坑節か春駒で
中野久子
貫禄の男踊りに恋をした
宙のふう
口遊む祭りのあとや踊唄
昼行燈
踊りの輪赤い浴衣の指す隣
暢道
踊はね下駄音漫ろ帰り道
朝ぼらけ
新任地見様見真似の盆踊り
長谷川ひろし
夕風に踊唄聞く里帰り
直井照男
藍袖の石鹸纏い踊かな
直直子
踊太鼓吊るす提灯リズム取る
津葦
踊笠揺れて襟足影法師
津軽ちゃう
姥ヶ岳山裾揺れる盆踊
辻が花
手踊りの浴衣姿と母の顔
鶴田梅勝
盆踊り孫に連れられ舞納め
貞山
新作は孫を見習ふ盆踊り
定吉
アセチレン香立つ踊は遠くなり
泥酔亭曜々
康成の後をなぞって踊る今日
鉄鰈
泣きじゃくるおんぶの子連れ踊の輪
天晴鈍ぞ孤
踊る輪のひとつとなった百の星
天野姫城
流し踊遠く近くに鳴子の音
田中ようちゃん
踊子や手の漆黒に消えにけり
田中勲
盆踊りもぬけの殻の団地窓
田中耕泉
被災せし地にあらまほし踊唄
田付一苗
門護る飛翔狛犬盆踊
田邉真舟
洗えども残りしペンキ踊の手
塗り猫にゃん
何度でも天気聞く父をどりの日
杜の緑子
編笠に残る熱気や踊果つ
都乃あざみ
池袋の小さき公園に踊りの輪
都忘れ
月極の車両皆消え踊の夜
土井小文
踊りの輪幼児の鼻は白化粧
土屋 木洩れ日
松山港夕日の波に踊りの音
土耳古猫
盆踊割れし桐下駄おろしたて
東山
踊の輪広ごり彼の遠くなり
東尋坊
盆踊り十分眺め輪の中へ
桃泉
宵やみの仏間にとどく炭坑節
桃桃
西伊豆の暮れて聞こゆる浜踊
桃八
おもひでは手毬に子守り踊唄
桃福
荒踊り父の形見を着古りたる
湯川美香月
緋の帯に列なる御霊盆踊
燈穂
踊の輪見よう見まねの子どもたち
藤すみ
幼き日お囃子寂し盆踊り
藤井眞おん
輪の解けて名残を惜しむ踊りかな
藤郷源一朗
目を凝らせば団扇を腰に踊る孫
藤鷹圓哉
盆踊り自然に手足動き出す
藤田由美子
輪に入りて爪の先まで踊りけり
藤野あき
ちはやふる神代のをどり風と黙
豆闌
盆踊り足のさばきで嫁となり
陶然
踊り終えおかめひょつとこ帰宅かな
裾はしょり男踊りの父は亡き
瞳子
踊り子は赤き顎紐きつく締め
盆踊り木霊が中に入りをり
徳永 北道
いとおしや貝殻節を踊る里
徳本あつ
盆踊り留守居となりて早5年
栃木のあーたん
それでも墓へ夕暮れ踊りの前
踊りたるDNAと音と火と
凪ひと葉
死者生者二重となりて踊かな
凪野たいら
夜も更けて踊り手のまたひとり抜け
楢山玄冬
踊りの輪また一人欠け一人欠け
南雲風花
病床の父よ踊の音は遠し
肉野州民菜
踊太鼓に骨壺の蓋震へをり
日出時計
夕陽落つ踊り音頭も遠のけり
日本酒
踊りの輪かざす手の先妣の影
猫楽
踊る輪に亡妻(つま)の手見むと眼を瞑る
猫渓
フィリピンの娘ら吹き出しつ踊りきる
猫舌扁平足
湯浴びして紅緒の下駄の盆踊り
年相応
手に響く太鼓の音や盆踊
波音
踊り手が下駄を鳴らして消える闇
馬場東風(とうふう)
八十の先仲間を増やす盆踊
馬場馬子
過疎村や愛犬も輪に盆踊り
俳ビギ名
片下駄を落とし欠伸や踊の子
俳菜裕子(はいさいひろこ)
踊る輪に照れて入れぬ幼子よ
梅雨葵
ヤットサーひと声聞けば阿波踊り
白井百合子
僕の目が君だけ追った盆踊
白丘山人(893人)
下駄の音公園近し盆踊り
白山
夕暮の櫓の吾子の踊太鼓
白瀬いりこ
盆踊り鳴子片手に竜馬行く
白蘭
踊りの夜同じ歩幅で巡り行く
畑 詩音
旅先の踊左右の人真似る
半夏生(竹村)
提灯の照らせぬ涙踊の輪
半熟赤茄子
盆踊音頭取る漢車中泊
比良山
踊りの輪割って横切る犬の鼻
尾上真理
盆祭り暗がり抜けて踊りの輪
美山
踊る子ら手足の動き宙に浮く
美泉
空に手を一粒の雨盆踊
美年
踊終ふ鼻緒の赤の薄濁り
柊 月子
富士額きりりと結わへ踊へと
姫山りんご
路地裏の長屋よ小さき踊の輪
百草千樹
盆踊祖母の背筋の伸びており
百田玲
飛入りの一人遅れる踊りかな
富樫 幹
編笠の白肌隠すをどりかな
富久まる
踊り草櫓太鼓に白い足袋
風らん
踊待つおわらの道や人静か
風花
キョンシーが最前列の踊りの輪
風峰
踊りの輪散らしてしまふ通り雨
風紋
笛太鼓呼ばれ腰伸ぶ盆踊
風来
線香あげ八木節踊り繰り出す夜
服部 勝枝
銀の森手踊りしては深く入る
赤襦袢透けて艶やか踊りの輪
文女@石川県の小松安宅住吉神社の例大祭では、娘たちは赤襦袢と島田髷で踊ります。
終バスや踊太鼓の遠くなり
聞岳
ただ一度亡姉(あね)と郡上で旅おどり
平康
母の背に手振りの旨き踊り子よ
平松洋子
盆踊りキツネも化けてお楽しみ
平塚雪月花
踊りの輪反対側に光る君
穂の美
阿波踊り全て踊りの渦と化す
暮井戸
ゆかた着て皆と仲よく踊るかな
母里
ジーンズに団扇抱えて盆踊り
峰江
踊の輪そつと抜け出す二人かな
峰泉しょうこ
デロレンの近江の踊り今宵燃ゆ
方寸
盆踊り和を持つ老若男女なる
法典
手ぶれする踊り睫毛の長きこと
芳明
炭坑節えんえん踊るニュータウン
北村 鯨子
盆踊りや一つの曲で四十年
北村 崇雄
はにかんで踊浴衣の採寸に
堀アンナ
ぎこちなく踊り覚えし優等生
本上聖子
退屈な欠伸飲み込む踊りかな
麻依弥
拍子手の響き残して踊果つ
麻中蓬子
盆踊り明けし櫓の白々と
万 橄欖子
遠き灯や彼岸の人の踊りおる
万斛
踊の輪すつと入ればすっと出て
未貫
爪先のペディキュアは紅盆踊
未々
子ら踊り帯ゆれ湿ったハッカの香
夢芝居よしみ
提灯を揺らす夜風や盆踊
夢堂
踊りの輪くぐる雉猫尾は二つ
霧子
踊り娘の甘き匂ひの乱れ髪
娘ニ非ズ
暗闇に躍り疲れた背が並び
明夏
マネキンの細き指先盆踊り
明女
踊りの輪見え隠れする白い顔
明爽
姉まねる赤い鼻緒や初踊り
免疫力アップUP
酒酔ひて江州音頭踊りけり
茂人
すり足の砂ぼこりたつ盆踊り
網野れいこ
五十年前の踊りの子やいかに
木人
踊の手覚えて土地の人となり
木田余ふぢこ
はにかんで袖振る子らの踊りの輪
木槿
盆踊あの娘がそばにいるようで
紋舞蘭
よそ者の顔したままで踊の輪
野ばら
花笠の踊るあの子へ片想い
野純
盆踊果てて夜風の心地よし
野水
汗ばみし白きうなじや盆踊り
野瀬よしお
突然の雨に途切れる踊の輪
野倉夕緋
総踊り廃止の札や阿波踊
野中泰風
踊りの輪浴衣の袖が触れあいて
野良
豪雨死者救ふ踊りならいくらでも
薬師丸ひで樹
夜の底犇めき静か踊人
柳田孤星
祖母母とうなじ連ねし踊の夜
優純bow
踊る手に引き寄せられて輪の中へ
有田みかん
ゆるゆると輪の解けゆく盆踊り
由坊
兵(つはもの)の御霊(みたま)安かれ火おんどり
遊泉@愛知県新城市の設楽が原古戦場では今でも盆に大たいまつを乱舞させて討死した兵の霊を慰めております。「火おんどり」と呼んでいます。武田、徳川、織田の三軍です。
下駄先の揃ひて進む踊りかな
洋々
大会の踊る亀岡前夜祭
葉っぱのようこ
にわか雨濡れる鼻緒で踊の輪
葉るみ
踊り手は去りても残る祭囃子
葉結(はゆ)
九十歳のこれが最後と踊りの輪
葉月
踊の夜笠を取る手の白きこと
葉月けゐ
盆踊り揃いの柄と曲がり腰
葉子
川風にうなじの匂ふ盆踊り
葉子 A
盆踊り腹鼓打つ子よ孫よ
葉室緑子
蝉笛に隠れた哀や踊唄
踊唄
りんご飴遠くの踊り入れずに
雷紋
父母を思い描きつ盆踊
藍植生
お下がりの着物短き子の踊
利平
留学生よさこい踊り集ふなり
里甫
渦潮に洗われ香る踊りかな
立石神流
櫓立ち運動場は踊り待つ
琉璃
街人を一つにつなぐ盆踊り
隆星
生家より遠く離れて盆踊
竜胆
踊果て裸櫓の影法師
龍田山門
大漁旗リズムかなでる盆踊り
涼慶
リオ踊路に原色の風一陣
鈴木一尽
月明かり躍る手先の美しき
鈴蘭
風呂の床泡越しに盆踊り耳に
蓮石
口説き上手踊り上手に更ける夜
老人日記
踊りの輪やぐら挟んで見つめ合い
六々庵
踊る君釣り銭渡し盗み見る
缶酎ハイ片手に踊る下駄に砂利
阿波おどり百面相のおもしろや
巫女
独身寮狸踊りで土埃
盆踊り地蔵通りは禁煙です
朶美子(えみこ)
踊る向こう子の手をひくは君の背か
檸檬
薄灯り百鬼夜行の踊の輪
祺埜 箕來
夕空に笛の音だけの踊かな
霖之助
太鼓のね夜風呼ぶなり盆踊
踊ゐる最中は憂さも忘れけり
髙橋冬扇
暮れなずみ踊り稽古へ急ぐ帰路
一心
ペール缶カルピス冷やす盆踊
akiko
踊のあとの浅い水溜まりをください
Y雨日
ダンサーの横目そわつく踊かな
おおやぶちょ
たましひと戯るる踊りひらひらり
サバンナの宝玉たち
巡り会う帯の記憶の踊かな
テン@第二まる安
君と言ふ舞台で踊る片思い
ほたる
踊子のオストリッチの財布かな
山本祥雄
鼓動どこどこ踊太鼓に呼応して
村上 無有
サイコロを振って踊の灯の方へ
村上海斗
袂より石鹸纏う踊かな
直直子
踊り子へ小さく声の男の子かな
忍冬
混ざりあう踊太鼓や核の傘
胃痛
踊り過ぎ月の老樹に割れお面
シニアモモ
盆踊握る小銭の手が開き
弦流
ぎこちなくイヤホン無音盆踊り
歳三
お茶請けはつぶ餡が好し踊笠
伊予吟会 玉嵐

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