俳句ポスト365結果発表

  1. TOP >
  2. 結果発表 >
  3. 鰯雲

第200回 2018年7月12日週の兼題

鰯雲

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句

今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の正しい表記とは
ベッドより 外の空気だ いわし雲 イサポン
日常に 倦むエゴイズム 鰯雲  いつ女 いつ女
鰯雲 湿る口中 卑しくも  かたすみ
船頭の 櫓に壊されし 鰯雲 カトレア
鰯雲 母のため息 思い出す カルニボラ
鱗雲 暴れし龍の 通り道 こうこば
うろこ雲 波の数だけ しみじみと それぞれのしあわせ
飛行機と 一緒に泳げ 鰯雲 ため息
泥掻きす 深呼吸嗚呼 いわしぐも とめぞう
いわしぐも焼く 日照 風待ちぬ にしみなみし
いわし雲 海と空では どちらが多い まおリーナ
ビールには 噛んでちぎって いわし雲 めしめし
弦の音が 鐘にとけるや 鰯雲 ももとせゆきこ
豪雨跡にも 風月(ふげつ)戻りて 鰯雲 一丘(だでかんわ改め)
暮れ泥む 稚魚のやうに 鰯雲 一碁一会
DHA ご飯の友や 鰯雲 筋トレ俳人
ベランダの空 白いシーツと いわし雲 空
鰯雲 全部数える 初デート 向日葵
平穏や となりの紫煙 鰯雲 彩然
鰯雲 流るるを追う 猫目線 菜奈
鰯雲 借景にして 言い訳す 小林番茶
日の出前、暑さ緩むか鰯雲 昭則
屋根越しに スカイツリーや 鰯雲 相模の仙人
英霊の 届かぬ詩や 鰯雲 大坪 美智子
いわし雲優し 忘れた過去を抱く 波奈
鰯雲 列車の音も 軽やかに 白晃
千里きて 万里も行くか 鰯雲 美智子
海の底 大漁なるか 鰯雲 抱水
路地裏を 歩き疲れて 鰯雲 鈴蘭
いわし雲 みすずの詩(うた)に 止まる箸 和歌山悦
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
鰯雲雷どもを追払い しおかぜ
大豆蒔き見上げた峰に鰯雲 ヒマな主夫
稲刈りに見上げた空は鰯雲 介タマ母
空高し移ろう季節や鰯雲 海月@大阪
秋空になびく稲田に鰯雲 京子
夕焼けやほどよく焼けた鰯雲 小野田栄一
鰯雲明日は雨かと運動会 深川リンの父
野分き?の真澄に覆う鰯雲 天神
暑さ去るを期待させる鰯雲 母里
夏終わり近ずく秋の鰯雲 緑芳
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

◆兼題の考え方
夏の雲 沈む太陽 線香花火 けめ
白川の 青田あおぞら ようようと ヒュー・ジャックマン
レジ通す さけるチーズに 踊り抱きつく娘 まつおか
シオカラや 蓮のつぼみに 塩分補給 廃空
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、9月5日24時締切の「無花果」です。ご投句お待ちしてます♪

鰯曇三婆の通いし幼稚園 笑酔
○「鰯雲」の変換ミスかなあ?「鰯曇」を季語としてる歳時記もあるのだろうか。もしあるのなら、また教えて下さい。

◆季語深耕
●澄み切った青空にわきあがる鰯雲…小さな塊の集合体ゆえか人間くさい例句が多い気がします。/うに子
●作りやすいように見えて、競争率が高そうな季語ですね。詩情がある程度出てしまっているので、そこをはぐらかすのは難しいように感じました。/大雅
●鰯雲は青空の亀裂のように見えませんか?/貴芭蕉
●群れ、鱗、斑紋に例える雲の様は観察する事の多様性を浮き彫りにしていますね。/翔破
●鰯雲は青空高くにあるさわやかなものか、その透け感で不安をかきたてるものとして、受け取ればいいのか、あるいはそのどちらでもないのか。分からずにいます。/ゆみ
●秋の空に広がる鰯雲には心惹かれるものがあります。 明るい捉え方でいいのでしょうか?/深山 紫
●鰯雲は日常のほんのちょっとしたことからマイナスの重いことまで爽やかに受け止めてくれる懐の広い季語のように思いました。/青楓也緒
○おっしゃる通りですね。地味だけど、その分、懐が深い季語だと思います。

●鰯雲は空の青と雲の白のコントラストが美しく、明るく、透明感があるという視覚印象があります。 「鰯雲人に告ぐべきことならず 加藤楸邨」 「妻がゐて子がゐて孤独鰯雲 安住敦」 といった「内面に寄った措辞」をぶつけた名句が出たせいでしょうか、「憂い」「孤独」「寂しさ」といったものを句材にした句が多い気がします。 /中岡秀次
●「鰯雲人に告ぐべきことならず」(加藤楸邨)はとても好きな句であり、モチーフが引っ張られそうになることに苦戦しました。この季語の本意というものを消化できていないかもしれませんが、箒で掃いたあとのような図像と前掲句から、「心残り」「意図しない残滓」「引っかかって取れないもの」のようなイメージを想起しています。/る・こんと
●鰯雲と言えば、すぐに浮かぶのは、 加藤楸邨の 鰯雲人に告ぐべきことならず です。 この句に初めて出会ったのはもう30年ほど前です。当時は訳の分からない句としか思っていませんでした。 でも単なる鑑賞者から創作者になり、この句の持つ緊張感が感じられるようになってきました。 /豆闌
○兼題「鰯雲」に立ち向かう時、この名句が立ちはだかります。豆蘭さんの述べておられるように、自分の中に俳句に対する理解が増えていくにつれて、鑑賞できる句が広がり鑑賞の深さも変わってきます。俳句の読み方は、長く関わっていけばいくほど、確実に身についていきます。

●鰯雲(三秋、天文、傍題:鱗雲。講談社「カラー図説日本大歳時記 秋」では「鯖雲」は別季語となっている) 秋空に集まる白雲の塊り、または濃淡がほとんどないような雲の白片が集まっているのをいう。段々とした波のような白斑は、鰯が群れているようなので鰯雲という。鯖の背の斑紋のように点々と並んでいるので鯖雲ともいい、また鱗雲ともいう。学名は巻積雲。雨の前兆とされ、鰯大漁があるともいわれる。文化五年の季寄せに収録されているらしいけれど、季語として意識されだしたのはもう少し前とのこと(上記歳時記)。 世界気象機関によれば、学術的には雲の種類は10種。巻積雲はそのひとつ。気象庁の「気象観測の手引き」によれば、「小さい白色の片が群れをなし、うろこ状またはさざ波状の形をなした雲で、陰影はなく一般に白色に見える場合が多い」。「巻」の字が付くと上空もっとも高い所にできることを表し、また、「積」の字が付くと塊状で上にぼこぼことした感じの雲を表すとのこと(某サイトより)。 同じ巻積雲であるが別季語扱い(上記歳時記)の「鯖雲」は、「鰯雲と同じ気象状況から生まれる巻積雲で、形状が鯖の斑紋を思わせるところからこの名がある」「漁師の生活から生まれた言葉」とある。詠み分けることは難しく、「鯖」「鰯」の字面、または音(おん)の響きが影響する程度の違いか・・?似たような雲に「羊雲」があるけれど、俳句としてもそれ以外としても違いはよくわからない。
一応「鰯雲」は意味としても見た目としても他の雲と違いはあり、風と異なり、景はそれ自体が持っている。形も色もあり、「秋の色」「菊日和」「秋思」のような気配のことではない。しかし上記歳時記のいうように「しみじみ秋の到来を感じさせる」言葉。詠み分けに注意したい季語に、上記の他「秋の空」「秋高し」(天高し、空高し)「秋の雲」(天文)、「秋澄む」「秋気」「爽か」「秋麗」「秋の日」(時候)等がある。しかしいつものごとくどう詠み分けるかはわからない・・。 また、明るい夜であれば夜間でも発生・目視できるのだろうか?/すりいぴい
●今回の兼題は鰯雲で秋の季語です。兼題の説明にもありますが、鰯雲と呼ばれるものは巻積雲で高度5000メートルから13000メートルのところに浮かんでいます。鰯雲に似たものに羊雲があります。羊雲は鰯雲よりやや低い高度3000メートルから7000メートルに浮かんでいる高積雲で、鰯雲と同じ秋によく見られる雲です。但し、羊雲は季語にはなっていないようです。いままでこういう違いを知らずにいたので鰯雲も羊雲も一緒くたにしていました。ただ、こういう違いを知っても見かけが似ていて、大きな違いと言えば浮かんでいる高さだけなのでやはり見分けるのは少々難しそうです。ウェザーニュースに羊雲と鰯雲の簡単な見分け方を紹介していますので、興味のある方はアクセスしてみてください。(https://weathernews.jp/s/topics/201709/140195/)
 さて、季語としての鰯雲について見てみたいと思います。歳時記を開いて見て気になったのは鯖雲、うろこ雲という魚に関する季語が傍題に挙がっていたことです。鰯雲は雲の季語なので魚には直接関係ないと思いますが、なぜか傍題には魚関係だけ、先程話題に挙げた羊雲も秋によく見られる雲なので傍題として挙がっていても良さそうなのになぜ羊雲は無いのだろう?鰯雲がとのような経緯で季語として定着したのか調べきれませんでしたが、この季語は漁師や漁労関係の人々の中から生まれたのではないだろうかと考えています。
 次に鰯雲を季語として詠むことについて述べたいと思います。皆さんも経験されたことがあると思いますが、雲は少し目を離すとその形が変わってしまい、先ほど見ていた雲がどれだったかわからないほど形を変えていることもあります。鰯雲もその例に漏れず、なんとかの心と秋の空というように、あっという間に縞模様が崩れて鰯雲とは別物の雲になってしまいます。このすぐに崩れてしまうはかなさと秋というもの悲しさのある季節感が季語としての鰯雲の本質の一つではないかとなのかと思います。雲は触れることも、食べることもできませんし、雲自身が音を出すこともありません。風景以外はなんとも捉えがたい季語に思えます。まさに句作りは雲を掴むようなものとなりそうです。/いもがらぼくと
○お二人とも、いつも季語についての詳しい解説をありがとう。漁師さんたちは、天候を読むことが死活問題でしたから、雲や風にさまざまな名前をつけて、生きるための教訓としていたのですね。その地の漁師さんたちだけに通用する隠れた季語も、まだまだあるのではないかと思います。

◆季語雑学部
●「鰯雲」……大漁の予兆であると同時に、天候が崩れる予兆の雲でもあるそうです。この「鰯雲」の画像をネットで調べてみると、鱗形・波形・不規則・小間切れの雲が集まった物・大きめの雲が集まった物・一様に散らばっている物・濃淡のある物など、様々な形の物があって非常に興味深い。が、よくよく調べてみると、「鰯雲/鱗雲/鯖雲/ひつじ雲」という似たような雲がたくさんあり……大まかに言うと、順番に「小間切れの雲が集まった物/鱗形(中型の雲が不規則に並んだ物)/波形・筋状の雲/大きめの雲が集まった物」だそうです。全く気付かずに句を書き始めてしまい、書いた句のいくつかがまずい事になってしまった……ちゃんと精査しておくべきだった(*o*)/灰田《蜻蛉切》兵庫
●巻積雲の一種で、細かい氷の粒からなっており、五千メートルから一万三千メートルまでの高い空に浮かぶそうです。細かい氷の粒と言うのがロマンッチックです。/田村美穂
●季語雑学部  いわし雲やうろこ雲の定義として、天空上の見かけの大きさが視角度の1度より小さいものを巻積雲とするとされているそう。それをわかりやすくすると、自分の手を空に向けて伸ばし、小指の先にひとつの雲が隠れるサイズであれば、いわし雲、うろこ雲になるのだとか。小指以上に大きいものは、まだら雲、ひつじ雲、むら雲として、分類上は高積雲となるそうです。/山香ばし
○なるほど、自分の指の大きさで分かるのか! 覚えとこう♪

●一概に雲といっても様々な数え方があるのですね。一片、一筋、一点、一座、一抹、などなど。今年から俳句の投稿を始めましたが、自分の思い浮かべている雲にはどの数え方が相応しいのかかなり悩みました。これからも俳句作りに精進します。/つながいハツオ
○へえ~「一座」「一抹」という数え方は知りませんでした。俳句的には全く印象が変わりますね。これまた覚えてこう♪

●鰯雲の綺麗なさざ波紋がどのように出来るのか調べてみました。鰯雲は、巻積雲の一種で比較的上空の高度5?15㎞程度に、秋の台風や移動性低気圧が多く近づく時に特に多く見られる。水平線から30度以上の上空で雲の塊(氷または過冷却水滴)の大きさは視角で1度以下である(それでも100mはある)。この雲は帯状の雲の上辺が放射冷却によって一様に冷却されることを示すベナール対流の産物(雲の塊が上昇気流、青空の部分が下降気流)である。ベナール対流は、表面で温度が下がった味噌汁が下に沈み、下から暖かい味噌汁が湧きあがる時にできる綺麗に並んだ蜂の巣のような模様を例に説明されている。/重翁
○味噌汁!? こんなところに鰯雲の秘密があるとは!

●処変われば6.天候 鰯雲はSchafchenwolken小さい羊雲(仔羊ではなく)となり「鰯の群れ」ではなく「羊の群れ」になります。ドイツは北に行けば北海とバルト海に面し、南に行けばアルプスとボーデン湖。気温は沿岸では内陸ほど暑くも寒くもなりません。冬は南に行けば寒くなり、北のハンブルグなどは結構マイルドな気候で内陸のようにマイナス20度にはなりません。但しハンブルグは往々にして昏い日が多いと。私が冬にベルリンで「寒が緩んで低気圧が来れば雪が降る」、という言い方をすれば、北海道の内陸部や長野県などの方々には良く理解していただけると思います。ヨーロッパの北東に高気圧が張り出しスカンジナビアやロシアから寒気が流れ込めばガチガチに寒くなり雪などは降りません。一番寒い時期にカーニバル(謝肉祭)があり、キリスト教以前よりの冬を追い出す儀式の継承でもありますが、ケルンとかマインツ等のライン川沿いが有名ですが、大きな川沿いもそれほど寒くはなりません。ドイツで一番暖かい地域はライン川上流フライブルグ辺りでワインも佳いですね。 /ぐれむりん
○ドイツの鰯雲事情、ありがとう。「羊の群れ」は確かに北の気分だなあ。

●季語雑学部  兼題「海の日」の季語雑学部にて、クズのことを書きましたが、コメントでクズは外来種だったのかとおっしゃられていましたが、こちらの言葉足らずによる齟齬がありました。クズはれっきとした日本産の植物です。日本がアメリカの万博にクズを出品した後、それがきっかけのひとつとなって、アメリカ国内ではびこり、アメリカでの外来種(いわゆる日本からの帰化植物ということになる)となった訳です。ややこしい書き方をして惑わしてしまい、申し訳ございませんでした。脳内書き換えの程、よろしくお願いいたします。/山香ばし
○了解です! 季語雑学部部長の山香ばしクン、いつもありがとう♪

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部 古文の四段活用は、だいたい現代文の五段活用と対応しているようで、 例えば「詠む」 五段活用 よま(ない)/よみ(ます)/よむ/よむ(とき)/よめ(ば)/よめ/よも(う) 四段活用 よま(ず)/よみ(たり)/よむ/よむ(とき)/よめ(ば)/よめ
 ちなみに、五段活用は、未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形があって、オの段の「よも・う」のような意思を表す形は、未然形に含まれています。 また、四段活用では、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形があって、オの段を使う形がありませんが、これは、「よま・む」のように意思を表す助動詞が付いたら未然形になるなど既に出てきた活用形の中に含まれるためのようです。アの段~エの段の4段を使うので「四段」活用ということです。 /ひでやん
○動詞の活用を丁寧に学ぶことは、重要です。

●1句目の「集まりて何を逃れむ鰯雲」についての質問です。 中七を守るため「何から」でなく「何を」とした点、また「む」は推量の助動詞で「だろう」意味であり、「だろうか」とするためには「逃れむか」とすべきなのかが疑問です。共に中七を守るためのことで、句としては意味が大体分かればそれでいいのか(中七厳守を優先)、あるいは用法や文法上の正しさを優先すべきなのか、良く悩む問題ですがどうすべきでしょうか?/東西 南北
○俳句文法研究部の皆さん、解説してあげて下さい。そして、一読者である皆さんも、是非、俳句文法研究部員となって、考えてみて下さい。

◆こんなお便り、質問届いてます!
● 7-18〈海の日〉「今週のお便り俳句道場」で、白瀬いりこさんの寄せられた記事に「季語+一切」という兼題に当惑したとありました。わたしも知らなかったのでネットで調べてみました / ●「兼題冬期一切」全伯俳句大会(ブラジル日本福祉協会主催) ●「兼題新年一切」西東京稲門会主催 ●兼題「祭一切」「週刊金曜日」公式サイト / などいろいろありました / 「祭一切」を覗いてみると、「…祭一切とは、祭に関係するすべての副題を使ってもよいという意味です。具体的には、「祭獅子」「祭太鼓」「祭髪」「夜宮」「山車」「神輿」「渡御」「祭舟」など多数にわたります。…以上原文のまま引用」 / なお、引用文中に「副題」という単語がありますが、おそらく「傍題」のアヤマリではないかと思います /
「一切」の読み方は現代では「イッサイ」ですが、昔の読み方では「イッセツ」だそうです。もともとは仏教用語なので熟語は仏教関係ばかりです。俳句界では古い読み方イッセツではないでしょうか。/ 白瀬いりこさんありがとうございました。勉強になりました。自律神経の乱れにお困りとか、一日もはやく元気になられるようお祈りいたします。 /ウロ
○私も俳句始めた頃、「当季雑詠」の意味すら分からなかったもんなあ。少しずつ用語も覚えていきましょう。

●数年前に、絹のような雲が千切れて鰯雲になるのをずうっと見ていたことを思い出しました。/こま
●合気道部の道場は学生会館の六階にありそこから鰯雲がみられました。唯それを俳句にしても面白味が少ないので苦労しました。/安田亮一
○雲を見てるだけで退屈しないのが、俳句を始めてからの現象。

●猛暑というか酷暑の中、何度あきらめたかわからないイワシ雲です。今回はパスしようか、出さまいかと思うくらい体調が悪かったのですが、なんとか夏の一番熱いとき、どうやって涼しいイワシ雲を出そうかばかり考えていました。/砂山恵子
●鰯雲夏とてもいいです。/高谷邦子
●まだ俳句を始めたばかりで、季語は楽しい!/寺田流水
●兼題を見て遠い記憶が蘇りました 映画『鰯雲』のシナリオ本の表紙を父が描いていて 幼い私がその雲の絵を「これ何?」と聞き「鰯雲という雲だよ」と教わった時の事です 句にできる技量が欲しい!/定吉
●鰯雲は大好きです。特に陽が西に傾いた時の鰯雲は一つ一つが立体的で宙のおりなす造形に感動すら覚えます。俳句として下5でしっかりと結ぶことができるのも好きです。/力蔵
●台風の影響で明日雨のしるしで 兼題季語の 鰯雲を見ました。鱗雲と よく私は言ってました。 毎回 兼題季語で 悩みますが 勉強になります。乏しい知識に 1つ2つと知識が増えて楽しいです。/句詩呼
○俳句を続けると、さまざまな知識が入ってくる。学ぶことの楽しさが人生の楽しさになる。

●「鰯雲」が兼題の場合、たとえば「鯖雲」や「鱗雲」で詠んでも構わないのでしょうか?/村上瑠璃甫
○ダメとはいいませんが、「鰯雲」に挑戦した上で、傍題である「鯖雲」「鱗雲」にも挑戦するというスタンスで。本サイトは、皆で兼題に挑むことで、その本意を理解しようということを目的としております。

●鰯雲には鱗雲や鯖雲のような傍題がありますが、語順を変えて「雲は鰯」と比喩にしても季語になるでしょうか。魚としての鰯は季語にならないが、雲を形容する言葉となる事で「鰯の群れのように見える」点を強調し季語たらしめるのではないかと思い一句詠んでみました。/京野さち
○「雲は鰯」とすると、ただの比喩になります。

●おもしろいと思って鰯雲を学名のシーロキュムラスにしました。この場合季語として機能しないと思います。前提となるんですが、兼題って形を変えてもいいんですか?/渡来不二人
○「シーロキュムラス」と言われても、分からない人が大多数でしょう。どうしてもその読み方をしたい場合、「鰯雲」と書いて「シーロキュムラス」とルビをふるという奥の手がありはしますが、ひとまずは「鰯雲」と正面から勝負してみましょう。

●近況:兼題「海の日」の投句を添削いただきました。脈絡もなく浮かんだ句を良しとして投句いたしました(今見ると散文で漫然とした「句?」)が、添削によりイメージしたTPOが画然と具象化、まさに一瞬にしてという感じでした。海辺を歩く度にこの時の感じとこの句が浮かんでくると思います。大事な句になりました、ありがとうございました。 「句の道は一字が万事銘すべし」 /位相朗

●旅と雲は定番なので逆に難しいので注意点を教えてください。/茨城俳人
○特別の注意点はありません。類想をどう回避するか。これは俳句の永遠の命題です。

●夏井先生、(1)関係のない季語をボンと出して締める、(2)季語と関係があるようにつくる。(1)が大変難しいです。/くによ
●季語で5文字を使うと、残りの12文字でなかなか思いを詠むのが上手くできません。/宗元
○俳句は、慣れです。とにかく沢山作って沢山捨てる。これを「多作多捨」といいます。筋トレだと思って、続けて下さい。続ける人は必ずある程度のところまではいけます。

●初心者の私は「季重なり」を一番恐れていますが、兼題「海の日」の人選に上位常連の「一阿蘇二鷲三ピーマン」さんの「静やかに月曳く海の日のタンカー」という句が選ばれました。私は月は秋の季語と認識していましたがこの場合はどう考えればよいのでしょうか?ますます分からなくなります。 以前他のネットで調べた時は”巨匠”になれば「季重なりの名句」も有りだ、なんてことがありました。そういうことなのでしょうか? 確かに「月」といえば蕪村翁の「菜の花や月は東に日は西に」という菜の花と月が混在する名句があります。 どういうルールがあってどこまで許されるのでしょうか?初心者過ぎる質問かもしれませんが考えれば考えるほど分からなくなってしまいます。 何かヒントがあればお聞きしたいです。よろしくお願いします。/くさ
○秋の季語「月」は、三大季語「雪」「月」「花」の一つ。「雪」「花」との違いは、一年中存在するということです。「月」は、他の季語との共存が最もうまくいく季語。懐の深い季語なのです。

●「季語」は、どのような手順で誕生するのでしょうか? 認定する団体とか俳人がいるのでしょうか/風間昭彦
●運動会が夏の時期に開催される学校がふえてますが、やはり旧態依然として秋の季語でしょうか?/たけし
○季語を認定する団体や俳人はいません。長年の共通理解の中で熟成されていきます。さらに、季語は生ものですから、時代と共に認識が変化していきます。私は、それを追い続けるという意味で、『絶滅寸前季語辞典』という本を十年に一度書き換えるという仕事をライフワークの一つのしています。今、ちょっと忙しいので、手をつけられてないのですが、書き換えの作業をする時、「運動会」という季語についても考察しようと思っています。

●「あかね」とは、季語に気をつけて使うものでしょうか? 年中通して、夕方の染まる様を 表現するにはどのような使い方があるのでしょうか? /め組ひょうたん
○ご質問の意味が明確に分からないのですが、夕暮れの様子を「茜空」と表現してもよいですよ。ただ、ありがちな表現ではあるので、それ以外の部分のオリジナリティは工夫したいですね。

●こんにちは、夏井先生&スタッフの皆様 質問です。先日、某俳句特別講座に参加しました。事前投句とはいえ、初めての句会でした。結論からいえば、わたしの句は選外でしたが、その理由が「句の中に句を読み込んでいる」「句で句を詠んではいけない」というご指摘を複数の先生より頂きました。日頃、夏井先生の「やっていけないことはない」を信条にまた心強く感じていただけに、心外でありました。また、虚子の句に「秋風や眼中のもの皆俳句」というのもあります。もし、ご意見いただけるようでしたら、ご教示ください。/みかりん
○「句で句を詠んではいけない」とは、どういう意味でしょう? 本歌取りのような句であったということですか? それがどんな句であったのかが分からないので、明確にお答えすることは出来ません。本歌取りはうっかりするとパクリのような句になってしまいますので、選者の皆さんはそれを指摘しているのかもしれません。

●以前にも申し上げましたが、私には「歴史的仮名遣い」が不得意ですので、現代仮名遣いでの俳句づくりを希望しております。どうぞ宜しくご了解のほどお願い致します。それについては,不都合でしたらその旨ご指導をお願い致します。/山都屋
○「歴史的仮名遣い」を選ぶか「現代仮名遣い」を選ぶかは、作者自身が選択すればよいことです。文体についても同じで、「文語」を選ぶか「口語」を選ぶかも、作者が決めることです。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

ページの先頭