俳句ポスト365結果発表

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  3. 鰯雲

第200回 2018年7月12日週の兼題

鰯雲

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

毒ガスの美しき金色鰯雲
一阿蘇二鷲三ピーマン
雲梯の果てより鰯雲つかむ
一阿蘇二鷲三ピーマン
結納儀終へつくづくと鰯雲
きゅうもん
鰯雲の高さを持って他界とす
きゅうもん
鰯雲文字に汚れてゆく葉書
樫の木
倦じ顔の太陽の塔鰯雲
樫の木@倦じ顔(うんじがお):いやになったような顔つき
千年の街のうどん屋鰯雲
瓦すずめ
安物の指輪が宝いわしぐも
瓦すずめ
病む刻の爪噛む遊び鰯雲
酒井おかわり
大脳の水位へ鰯雲ぽかり
酒井おかわり
どの馬も仕上がりてをり鰯雲
小川めぐる
アステカの笛べうべうと鰯雲
小川めぐる
いわしぐも画板の紐が長すぎて
小泉岩魚
鼻孔より管下げ鰯雲遠し遠し
小泉岩魚@管(くだ)
急行が通過する駅いわし雲
中岡秀次
百円の判つき離婚いわし雲
中岡秀次
鰯雲テキ屋の稼ぎ時は今
冬のおこじょ
鰯雲風力タービンは静か
冬のおこじょ
殺されて並ぶ標本いわし雲
比々き
月ごとに棄てる卵子や鰯雲
比々き
百円のシャーペンが好きいわし雲
あいだほ
地球てふみんなの御墓いわし雲
あいだほ
返球の草の匂ひや鰯雲
いまいやすのり
いわしぐも原爆ドーム通り過ぐ
いまいやすのり
鰯雲追うなりギルガメシュ叙事詩
ウェンズデー正人
鰯雲せんせいの手がぼくを打つ
ウェンズデー正人
君の背のひなたの匂い鰯雲
うしうし
貼紙の猫かもしれぬいわし雲
うしうし
うつくしきはこの処方箋鰯雲
ウロ
鰯雲所帯もってたかもきみと
ウロ
鰯雲吾子の水疱瘡治る
かつたろー。
欠席で出した葉書や鰯雲
かつたろー。
トラックに積まるる遺品鰯雲
かまど
PKの助走短し鰯雲
かまど
鰯雲に免じてこれっきりだぞチッ
くさ
恐竜もおかんも見とれた鰯雲
くさ
癌細胞増えるばかりや鰯雲
ことまと
うろこ雲洗い忘れる顎の下
ことまと
お砂場のお山くずれていわし雲
さとうりつこ
鉄棒の影の淋しさ鰯雲
さとうりつこ
ペガサスの肩甲骨へ鰯雲
じゃすみん
鰯雲原子炉だんだん錆びてゆく
じゃすみん
鰯雲十分前が待ち合わせ
シュリ
鰯雲醤油が重い特売日
シュリ
鰯雲美し洗剤の特売日
或人
住民税非課税世帯鰯雲
或人
鰯雲の間を一列に死者の群れ
しろ
鰯雲端からもつれまた混ざり
しろ
墓地の上基地の上なる鰯雲
すりいぴい
夜はもう来そうになくて鰯雲
すりいぴい
鰯雲空に摩擦はあったのか
ツカビッチ
飯盒のやらかしてをる鰯雲
ツカビッチ
鉛筆の先丸まりぬ鰯雲
つぎがい
拉麺屋にをんなはひとり鰯雲
つぎがい
あっけなく終はる散骨いわし雲
トポル
洋上を手旗ばさばさ鰯雲
トポル
ママチャリで何処でも行ける鰯雲
にゃん
三歳の雲梯デビュー鰯雲
にゃん
鰯雲声の大きい人が勝つ
はまのはの
キリンの子もぉと啼きけり鰯雲
はまのはの
鰯雲来世は猫に生まれます
ヒカリゴケ
溜息をひとつ鰯雲に加ふ
ヒカリゴケ
鰯雲二階の女が気にかかる
まるちゃん2323
鰯雲吊らるるもののなかりけり
まるちゃん2323
はちみつのしみた食パン鰯雲
むらさき(6さい)
はじめてのめがねをかけた鰯雲
むらさき(6さい)
鰯雲あふるるを待つ言葉たち
めいおう星
鰯雲吃水びつしり貝の夢
めいおう星
ぴんころの小さき段差や鰯雲
ももたもも
耐油紙のコロッケの染み鰯雲
ももたもも
火葬場の煙一本鰯雲
やまぶき
がま口の鈴に猫来ぬ鰯雲
やまぶき
乗り換えの駅間違えた鰯雲
ラーラ
母へ買ふ仙台駄菓子いわし雲
ラーラ
口の端に夢は上がらず鰯雲
ローストビーフ
質問に返す質問いわし雲
ローストビーフ
キャラメルをはんぶんこして鰯雲
温湿布
申し送り多きカルテや鰯雲
温湿布
鰯雲ウソつけるようになりました
歌鈴
五回目の閉店セール鰯雲
歌鈴
鰯雲空の浅瀬の波頭
花伝
発熱に口が渇きて鰯雲
花伝
鰯雲より降りてくる窓磨き
霞山旅
紅白帽の顎紐しょっぱし鰯雲
霞山旅
鰯雲いつもどこかが痛んでる
鬼怒
走ってるつもりなんだよ鰯雲
鬼怒
鳥たちの空といふ檻鰯雲
亀田荒太
観覧車昇ればおりる鰯雲
亀田荒太
うかうかとプロポーズ受くうろこ雲
久我恒子
王妃は十四国境に鱗雲
久我恒子
切り売りのふるさとの地や鰯雲
金子加行
アルプスの峰鰯雲発生器
金子加行
鰯雲エースは首を横に振り
鶏侍
鰯雲メロスの怒りふつふつと
鶏侍
いわし雲やわらかく打つ指点字
月の道
えんえんと酒臭きファド鰯雲
月の道
鰯雲信濃路はみな塩の道
根子屋彦六
ザイル結びし友よひとり鰯雲を逝くか
根子屋彦六
煙草屋の赤電話消ゆ鰯雲
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
みづうみのやうな人逝く鱗雲
次郎の飼い主@加藤剛さん追悼句。
片肺に燻るマルボロ鰯雲
次郎の飼い主
鰯雲好きな頁に置く栞
朱夏A
さっきまで好きじゃなかった鰯雲
朱夏A
三十五年ローン完済鰯雲
朱契
屈葬の顔上向きに鰯雲
朱契
標準語ばかりの街や鰯雲
純音
ロボットの犬にも寿命鰯雲
純音
鰯雲仮設住宅てふ墓場
小野更紗@憤りの句
犬小屋に犬無き朝鰯雲
小野更紗
弾け飛ぶバンジョーの音鰯雲
笑松
帆を充たす風や行く手に鰯雲
笑松
革靴に微かな湿り鰯雲
城内幸江
鰯雲そら不真面目なことになる
城内幸江
何ものの荼毘の煙ぞ鰯雲
真繍
山肌は笹のざわめき鰯雲
真繍
トーストに黒蜜いわし雲添えて
神山刻
東京発安達太良行の鰯雲
神山刻
与那国の先の台湾鰯雲
星埜黴円
屋上は病衣干し場やいわし雲
星埜黴円
鰯雲コールド敗けのデビュー戦
西川由野
夫とは一番他人鰯雲
西川由野
筆ペンの走る熨斗紙鰯雲
西尾婆翔
鰯雲お化け煙突五本見え
西尾婆翔
犬神の絶えてちりぢり鰯雲
青萄
すべり台の途中いわし雲焼ける
青萄
歩けぬを知らぬ母なり鰯雲
青楓也緒
麻痺のある脳は自由ぞ鰯雲
青楓也緒
鰯雲一文なしで去る都
石川焦点
再入部歓迎されて鰯雲
石川焦点
迷ひ子は喰われちまつたよ鰯雲
赤い彗星の捨楽
悪阻でも鰯雲なら食へさうだ
赤い彗星の捨楽
子はすでに旧姓二つ鰯雲
倉木はじめ
鰯雲われに用ある人の無し
倉木はじめ
いわしぐもあの日手をつなぎたかつた
村上 無有
鰯雲雲取山を源流に
村上 無有@くもとりやま
虎太郎と命名し了へ鰯雲
大雅
荒駒は岬に向かひ鰯雲
大雅
犬吠埼ここより先は鰯雲
直樹里
鎌倉や螺髪が鰯雲の中
直樹里
只の雲¥100鰯雲¥1,000
登りびと
鰯雲について語る小休止
登りびと
虫の浮く秘湯動かぬ鰯雲
都乃あざみ
父母の父母その父母の父母鰯雲
都乃あざみ
赤ちゃんになりたい二歳鰯雲
桃泉
いわし雲十八歳の大人たち
桃泉
勾玉の欠けて麗し鰯雲
桃猫雪子
コンパスの支点は孤独いわし雲
桃猫雪子
新宿は遍く鰯雲の下
藤井祐喜
こぼれ球ねじ込みゴール鰯雲
藤井祐喜
鰯雲ホントはあの人が嫌ひ
奈緒女
鰯雲あしたが来なきゃいいのにな
奈緒女
ゆふづつのまさりつつあるいわし雲
楠えり子
うろこ雲仕事とあらば受けましよう
楠えり子
卓上の新聞の香や鰯雲
俳菜裕子(はいさいひろこ)
戦争を知らない大人鰯雲
俳菜裕子(はいさいひろこ)
鰯雲白球打ち上げて終わる
背馬
生き方につまずく空に鰯雲
背馬
鰯雲天鈿女命の陰隠せ
薄荷光@天鈿女命=アメノウズメ 陰=ほと
さあジンタが聴こえてくるぞ鰯雲
薄荷光
リヤカーに子供の五人鰯雲
聞岳
鉋屑匂ふ棟上げ鰯雲
聞岳
涅槃仏の千輻輪相いわし雲
蜂里ななつ
台本の折れ癖まろし鰯雲
蜂里ななつ
続柄に知人と書きぬ鰯雲
凡鑽
鰯雲へひりびりばり山頭火
凡鑽@へひり=屁放
サキソフォン吹いて引き寄す鰯雲
椋本望生
鯖雲に首を突つ込む一角獣
椋本望生
おろしたての靴をりゆつりゆつ鰯雲
緑の手
鰯雲満ちてびんぼふ暮らしかな
緑の手
嘔吐して脳のからつぽ鰯雲
脇々
足洗ふ蛇口出しつぱ鰯雲
脇々
楽器ケースの留金がばか鰯雲
クズウジュンイチ
まづ鰯雲が出雲へ向かひけり
さるぼぼ@チーム天地夢遥
いわし雲影柔らかきべこ乳房
としなり
吟行について来るかい鰯雲
藤鷹圓哉
鰯雲の間にひとつ星潤む
清清檸檬
鰯雲一等賞のふくらはぎ
江戸人
東京が好き人が好き鰯雲
江戸川青風
手賀沼の空沈金の鰯雲
江里口泰然
石室の舟紋様や鰯雲
紅さやか
鰯雲今日こちらから切る通話
香野さとみ
鰯雲結婚しないてふ音楽
24516
風紋の上に風紋鰯雲
⑦パパ
綿菓子の棒をタクトに鰯雲
93kgのプッコラ
いわし雲洗い終えたる鋤二本
99カリン
ぽこぽこと雑巾縫って鰯雲
chiro
百段の始めの一歩鰯雲
COSMOS
大陸は移動中なり鰯雲
GONZA
鰯雲マグロの住まぬ海を継ぐ
HGDT
敗戦のトンボかけるや鰯雲
j
本当は涙は甘い鰯雲
k.julia
鰯雲全ての書誌に獄の印
KAZU
鰯雲塩つぱき雨の降りさうな
Kかれん
鰯雲打ち上げられしコルク栓
Mコスモ
いわし雲ごめ鳴く海はごめの色
n・桂月
塵取にねぢれてゐるは鰯雲
Y雨日
改札のカード幾万鰯雲
あさり
鰯雲夫七回忌近づきぬ
あすなろ
この町で所帯を持たう鰯雲
あつちやん
自転車の補助輪取った鰯雲
あつむら恵女
振り上げた子象の鼻から鰯雲
あまぐり
いわし雲は朱に修道院の鐘まろまろ
あまぶー
サロベツのまっすぐな道鰯雲
あみま
野良猫の寿命は四年鰯雲
あるきしちはる
鰯雲離れつつある一、二匹
いしかわかざん
黄金を穂へ分け与ふ鰯雲
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
退屈は死ぬほど怖い鰯雲
いつき組福岡リスナー班/由美子
鰯雲二枚続きの処方箋
いろり
鰯雲一片山に置き忘れ
うさぎまんじゅう
鰯雲タイムカプセル開けたくない
うづら
鰯雲並んで待とう給水車
うりずん好き
鰯雲海より深き空であり
おけら
山羊の仔の肥えて初乳や鰯雲
かざばな
夜道明るし酔ひ覚めの鰯雲
かたな
鰯雲祖母に貰ひしニッキ飴
かぬまっこ
さざめきし波はももいろ鰯雲
かのたま
まだ消えぬタイヤのチョーク鰯雲
かもん丸茶
余命宣告受けし帰路なり鰯雲
かをり
E7スーパーこまちいわし雲
がんばるけいご7才@E7(イーセブン)。新幹線大好き長男が、秋空に合う新幹線を選びました。(あるきしちはる代送)
いわしぐもティラノサウルスかりしてる
がんばるたくみ5才
いわしぐもはじめて九九をおぼえた日
きなこもち
海は空に憧れている鰯雲
ギボウシ金森
友の名をひとり忘れて鰯雲
きゆうかんちよう
二駅の小さな家出鰯雲
ぎんやんま
鰯雲挟み航海日誌閉づ
鰯雲机に∞を刻む午後
くさ
鰯雲惚けを装いたくなる日
くさぐき
鰯雲だあるまさんがこおろんだ
ぐずみ
散骨の粒のざらざらいわし雲
ぐべの実
小説の如き遺言鰯雲
クラウド坂上
ダム湖には無数の鰯雲がいた
くりでん
鰯雲転職エージェントの一笑
コーラ味の水
吹奏楽部のばらばらな音鰯雲
こじ
鰯雲知らぬ記載のある戸籍
このはる紗耶
夫から婆さん呼ばわりいわし雲
こぶこ
平方根広がりゆきぬ鰯雲
こま
しばらくは棘そのままに鰯雲
こまち月
老猫の背骨尖るや鰯雲
さきの咲野
鰯雲行き先決めず一万歩
さくやこのはな
鰯雲菓子甘過ぎて笑いたる
さとう菓子
先週の模試D判定鰯雲
しかもり
久々の櫓臍の鳴きや鰯雲
しげる
リハビリの五十歩の旅鰯雲
シニアモモ
この街に住むと決めた日いわし雲
しみみ
いわし雲いわし雲空からこぼれさう
しゃれこうべの妻
せんべいを分けて下校や鰯雲
じゅりあん山本
いわし雲地震に土偶は砕かれて
しゅんらん
鰯雲高し競り声どす黒し
しょうき
麦飯と梅干しひとつ鰯雲
しょもパンダ
竿いっぱいオムツ膨らむいわし雲
ず☆我夢
鰯雲女子プロレスがやって来る
スズキチ
校庭の掛け声緋色の鰯雲
スピカ
タオル干す仮設住宅いわし雲
すみっこ忘牛
鰯雲やカルキの残り香の五限
だいふく
大空にちぎり絵誰だ鰯雲
たんかい
手を腰に飲む水まろし鰯雲
たんじぇりん金子
いもうとにおしりかまれた鰯雲
ちま(4さい)
山頂にまでこびり付く鰯雲
つながいハツオ
鰯雲今日もギターの稽古なり
つわきの嫁
終着駅降りて鰯雲に乗る
テツコ
鰯雲かつて吾が家に人の声
てん点
いわしぐもくまもんのとけいなんてきらい
とうい(3さい)@代筆:登りびと
逢ふときのあはき鬱屈いわし雲
とおと
ひらきひらきたたいていわしぐもできた
どかてい
いわし雲キリンは舌で耳掃除
ときこ
入場の団旗高々鰯雲
としまる
休学の病む胸いわしぐも長し
どろん
鰯雲君と分け合うチョコボール
とんぼ
学校へ行く理由問われ鰯雲
なないろ
チベットの匂いする鰯雲
ねもじ
鰯雲夫焼く干物やや焦げし
のぶ子
人文字の我は濁点鰯雲
のぼ子
鰯雲猫のよだれがとまらない
ばあ哉
銀色をつぶやく夜の鰯雲
はまゆう
青空の缶詰あけて鰯雲
はむ
いわし雲退職の日も歩きをり
ひいらぎ
整列せよ整列せよ鰯雲
ひでやん
ペディキュアのなき足冷たし鰯雲
ひよこ豆
鰯雲俺のすくった破れあり
ひよとり
鰯雲お腹グーグー歌います
ひろしげ11さい
鰯雲自転車で来る豆腐売り
ひろ志
百メートル十秒ちょっと鰯雲
ふくろう悠々
鰯雲活断層を踏みつける
ふさこ
だばだばともっぷ洗ふや鰯雲
ふっこ
掲げ持つリンゲル輸液鰯雲
プリマス妙
鰯雲失恋に嗚呼生きている
ふるてい
逆上がりのたび遠のく鰯雲
ふわり子
詰襟の夢の高さや鰯雲
ペコちゃん
いわし雲故郷の兄と口喧嘩
ヘリンボーン富樽
町田のビル群を鯖雲の赤し
ポキヨシ
言伝を恃む人なし鰯雲
ぽろたま
母の歩にあわす潮風鰯雲
ほろよい
いわし雲放浪癖が再発する
ポンタロウ
オールドブラックジョー歌うB組いわし雲
マオ
古地図手に拭ふ額やいわし雲
まこと
鰯雲十秒後の君が好き
まさこ
いわし雲初恋の空今もあり
まなたか
鰯雲ハイジのパンが焼けました
まめ小路まめ子
鰯雲小さな町の文具店
みえ
弁当を父に届けて鰯雲
みかりん
駅を出て人に紛るる鰯雲
みくにく
鰯雲塾へ行く子とすれ違ふ
みくにく
鰯雲いつも約束破る友
みやこわすれ
鰯雲群れはぐれ来し電波塔
み藻砂
独り身の絵本を買つて鰯雲
むたき八八
鰯雲誕生石はトルマリン
むらたふみ
さるぼぼの四肢のびやかに鰯雲
めぐみの樹
村落の濁流跡やいわし雲
もりお
鰯雲バケツの水に飼はれをり
ヤッチー
鰯雲ごと百階の窓拭きぬ
ヤマボー
エアホーン鰯雲が逃げたじゃないか
とらっくがごはんたべとるいわしぐも
ゆいのすけ3さい
鰯雲転校生の名はディエゴ
ゆうり
いわし雲看板はずれし海の小屋
ゆづき裕月
テント出てピエロ一服いわし雲
よしおくん
初孫に幸子と名付け鰯雲
よぶこどり
話しゐて友ふと遠しいわし雲
らくさい
金鯱の尾に乱れたり鰯雲
ららら句
吾には大きい父のグローブいわし雲
らん造
いわし雲さおだけ屋の声遠ざかる
りう女
太陽の塔が指揮するごとき鰯雲
リバティーさん
イマジンのとぎれとぎれや鰯雲
る・こんと
ふり仰ぐビルのかじった鰯雲
るりいろ紫蘭
鰯雲西へ飛行機雲北へ
れんげ畑
母の名を付けし船出す鰯雲
わらび一斗
籠二つボール磨いて鰯雲
亜音洲
鰯雲浮かぶ 水槽は空っぽだ
哀顏騎士
鰯雲をのこふたりの初おむつ
葦たかし
荷台に遺品詰めて未来や鰯雲
安達竜胆
朝駆けの荒るるダートや鰯雲
伊奈川富真乃
痛み止効かぬ窓から鰯雲
伊予吟会 玉嵐
鰯雲旗振れば手に応へけり
伊予吟会 宵嵐
塩パンを買うため並ぶ鰯雲
育由
鰯雲本音を何処に隠しをく
一の介
鍵っ子の従えて行く鰯雲
一斤染乃
一族に男児の増えて鰯雲
一咲ふゆか
鰯雲ほうきに凭れたばこ吸う
一泉
ぞろぞろと人来る気配いわし雲
一走人
がたぴしと格安軋む鰯雲
一茶お
決壊の町泥渇きたり鰯雲
一呆堂
鰯雲郵便受けのエアメール
宇多女@プレバト俳句勉強会ノエル
つぎつぎとトドの咆哮鰯雲
卯MOON
鰯雲錆びて道路工事終わる
瓜生
父はなく鰯雲飛ぶ野辺なりき
瓜中不眠
鰯雲昭和も耳も遠くなり
永想
鰯雲九十六席配膳す
遠音
肩車それ鰯雲までとどけ
塩の司厨長
サーカスの仕舞ひのラッパ鰯雲
可笑式
鰯雲ネクタイと吾をとりもどす
花屋
五十年前の指切り鰯雲
花南天anne
空の上行進するのは鰯雲
華らん11
缶けりの鬼ばかりなりいわし雲
雅喜
鰯雲かくれんぼの子どこ行った
海月漂
病棟の廊下長きや鰯雲
海風山本
鰯雲全額自費の治療受く
灰色狼
大地(おおどこ)に爪痕のある鰯雲
皆見元喜
鱗雲恐竜滅んで人栄え
笠原 理香
臨時認知機能検査ぞ鰯雲
梶  鴻風
焼場より父子帰り来ぬ鰯雲
あと何年余命数えて鰯雲
気のまま風
ポンコツの愛車と遠出鰯雲
気球乗り
鰯雲三度つかまる鬼ごっこ
貴芭蕉
洋上の大きなあくび鰯雲
輝 龍明
トーストの焦げ目麗し鰯雲
蟻馬次朗
肺癌の疑ひありき鰯雲
菊池洋勝
いつからかあの猫を見ず鰯雲
吉良水里
鰯雲去年は父と仰ぎけり
虚実子
鰯雲炊飯スイッチ忘れたり
京あられ
たてがみの茜に光り鰯雲
玉ゆき
骨貝の一つまじりし鰯雲
玉木たまね
川音や全天鰯雲となり
桐吉里松葉
鰯雲失業保険手続きす
琴女
いわし雲空一枚のうすさかな
近澤有孝
鰯雲妹作の服似合う
金治宜子
鳥山のくずれて青し鰯雲
吟  梵
海神の鳥居は白し鰯雲
駒鳥ロビン
鰯雲フリマそろそろ店仕舞い
空 春翔
鰯雲離婚届はぺらぺらで
空蝉
君ん家へ急く坂朱き鰯雲
熊耳
鰯雲弥生遺跡の煙跡
桑島 幹
鰯雲富士を仰いで漕ぐペダル
啓泉
絵手紙は掠れて鰯雲来さう
桂奈
予約図書十五人待ち鰯雲
渓湖
アコーディオンの広がる和音鰯雲
月見柑
七階を鰯雲へと抜けるドア
剣持すな恵
白球を机上に置きて鰯雲
研山
大陸へ星は消へたり鰯雲
古瀬まさあき
浄暗に月を孕むや鱗雲
古都ぎんう
鰯雲あなたのそらはきっとある
己心
鰯雲山谷の炊出しワイワイ
公毅
鰯雲空も賢い芸をする
向日葵太郎
バナナおに負けてばっかりいわし雲
幸の実(9才)@バナナおには、おににタッチされると両手を上にあげて手を合わせます。仲間にタッチされるとまたにげることができます。昼休みにみんなでやることがあります。とっても楽しいです。
転職を墓前に告ぐる鰯雲
香羊
鰯雲の尻尾のあたり古墳群
香壺
マーチングバンド清しや鰯雲
高橋寅次
ロボットと暮らす世界や鰯雲
高村七子
メロンパンに歯形いわし雲に風
高村優雨花
いわし雲あしあとを追う兄を追う
高野由多
鰯雲肥の香甘く混じりけり
克巳
死に目には間に合わぬバス鰯雲
根曲がり
鰯雲太鼓持つ背の反り返る
根本葉音
ザラザラと身体の芯へ鰯雲
佐川寿々@チーム天地夢遥
鬼籍なる昭和のスターいわし雲
砂山恵子
ドババババ海から飛び出し鰯雲
座敷わらしなつき(6才)
いつよりか涙もろくて鰯雲
彩楓(さいふう)
熔銑のおもさ鰯雲のひろさ
斎藤秀雄
補助輪は金属ゴミへ鰯雲
斎乃雪
もう海女もいない村なり鰯雲
桜桃の里
餞の花束軽し鰯雲
札六
鰯雲口笛似合う人でした
三子
人攫ひ出さうな茜いわし雲
三重丸
おとうとと降りるバス停いわし雲
三重野とりとり
鰯雲利根川渡船賃要らぬ
三毳
いわし雲七の段まで九九暗記
山香ばし
キャロットケーキ焼く休日の鰯雲
珊瑚
鰯雲薄ら人魚のあばら骨
司啓
被災地をやはらかになほ鰯雲
四季園楽
逆撫でや時の凹凸鰯雲
四丁目
通学の5分の渡船鰯雲
四葉
鉄棒の細き腓や鰯雲
始の子
弁冴へし若きマルクス鰯雲
志保川有
庭先の母の散髪いわし雲
紙魚
鰯雲転校生がやって来た
試行錯誤
欄干は握れぬ太さ鰯雲
時雨
鰯雲自由が混んでゐる日暮れ
耳目
鰯雲PEACEの文字が白すぎる
七瀬ゆきこ
肋骨の隙間に痒し鰯雲
写々
ばあちゃんの四十九日の鰯雲
紗々
返却口に洋書落として鰯雲
紗蘭
しょうもないこと云わはるわ鰯雲
朱河
鰯雲無農薬野菜だけ食べる
舟御前@プレバト俳句勉強会ノエル
鰯雲北朝鮮と疎になりぬ
春果
鉄棒の順手逆手や鰯雲
春川一彦
鰯雲うだつの町の藍のれん
春野いちご
鰯雲裂けんばかりの大漁旗
勝山
煙草やめ歩く速さよ鰯雲
匠己
鰯雲もう引きずらないと決めた
小鞠
鰯雲墓地に広ごる三回忌
小橋春鳥
時ならぬ人事異動や鱗雲
小市
鰯雲サンドウィッチは頂上で
小石川小石
仲良しの家族解散鰯雲
小千住
うろこ雲牛舎に雌んたの声渡る
小川 都雪
躓きの小さき段差や鰯雲
順女
鰯雲ぼくが負わせた火傷痕
小倉じゅんまき
再婚の知らせ一行いわし雲
小田寺登女
予告なき異動辞令や鰯雲
小梅
鰯雲父の柩にカラオケマイク
松原真由美@プレバト俳句勉強会ノエル
下巻買えば下巻出てくる鰯雲
松山めゐ
給食袋ほうり投げたらいわし雲
松山女
鰯雲他人だらけの交差点
松尾寒蝉
鱗雲牛追い牛に引き摺られ
松野英昌
鰯雲五人の辞令伝え終え
新藤柑子
いわし雲崩れリレーの決着す
水夢
同僚へ驕る煮カツや鰯雲
酔いどれ防人
秘宝館出て一面の鰯雲
雀虫
農機具の実演販売鰯雲
晴海
立ち漕ぎにシャツ膨らませ鰯雲
晴美
明日から仕事復帰や鰯雲
清水仙人掌
ほころびし小銭入れより鰯雲
西村楊子
好き嫌い嫌い好きああ鰯雲
青い月
青年に語り場のあり鰯雲
青伽
窪みたる洗濯板や鰯雲
青柿
ビートルズにはじまる授業いわし雲
静里秋希
鰯雲都会はなれて五十年
斉藤ふみえ
鰯雲来る山彦を携えて
石井美髭
粛々と進む解体いわし雲
千の葉
生涯で家は持てぬか鰯雲
雪花
七台のハーレーが行く鰯雲
千恵
宿題は無し鰯雲へ道草
善多丸
鰯雲空空空空空自分
祖乞
進路調査票記す教室鰯雲
倉形さらさ
鰯雲焼けて夕飯決まる露地
想予
回覧を届ける道や鰯雲
草央
コンビニへ行くだけなのよ鰯雲
草翡
鰯雲郷に残した父と母
空き缶残し鬼を連れ去る鰯雲
蒼奏
鰯雲三平方の定理説く
蒼鳩
わたつみに風切る船や鰯雲
霜月
いわし雲ガソリンは空っぽのまま
村上海斗
初恋はいつも遠景いわし雲
村上優貴
親友に譲りし恋や鰯雲
多々良海月
鱗雲この国何処へ流れ行く
太一
鰯雲地球ぐらりと潮頭
太子
旧制の校歌流るる鰯雲
大井河薪
赴任地は選べず暁の鰯雲
大塚迷路
鰯雲ケンカの科白声に出し
瀧まさこ
いわしぐもあだなはいわしよわむしいわし
沢田朱里
鰯雲一万回の登頂者
谷あやの
鰯雲ここは海なき平城京
谷元央人
歯の治療寝かされて待つ鰯雲
谷川の蛍子
鰯雲父母よりも死に近し
短夜の月
鰯雲ぼんやり足湯風の中
竹 夢月
碁敵より挑発メール鰯雲
竹さ
鰯雲グランドすみのライン引き
竹の子
ジェットコースターは今頂点へ鰯雲
竹庵
鰯雲吐ききってから吸う空気
中山月波
老猫が覗く水面の鰯雲
仲七
鰯雲縄文土偶の目のぽかん
宙のふう
湯浴みさす父の肋や鰯雲
昼行燈
ヒヨコ即左右の箱や鰯雲
衷子
病室の午前の情交いわし雲
朝桜咲花
鰯雲あの店はもうやってない
潮ベルト
大いなる鰯雲愛で昼の酒
直井照男
俳号の郵便届くいわし雲
直木葉子
山に涯海に涯あり鰯雲
津軽ちゃう
龍宮城出れば岩木嶺鰯雲
津軽まつ
鰯雲甲斐二部にして塩の道
辻が花
朝なんか来なきゃいいのに鰯雲
泥酔亭曜々
縄文の土偶造りや鰯雲
田中ようちゃん
鰯雲ざら紙のパンの匂いかな
田中勲
鰯雲潮路はるけき硫黄島
田中耕泉
亡き人は良き人となる鰯雲
田辺 ふみ
いわしぐも君は水溶性の嘘
土井デボン探花
半ライスお願いします鰯雲
土井小文
泣きたし泣きたし泣きたし鰯雲
桃八
鰯雲帰りたくなかつた故郷
藤田康子
補助輪を外せば早し鰯雲
藤娘なつ
無住寺に風入れにきて鰯雲
陶然
鰯雲ガムはとつくに味の失せ
鰯雲へ歯固石を抛られよ
内藤羊皐
鰯雲アルプホルンを牛と聞く
凪野たいら
鰯雲ダッグアウトで聴く校歌
南風紫蘭
いわし雲妣の錠剤砕きけり
尼島 里志
鰯雲山の彼方に山暮るる
日田路
高千穂の神々こひし鰯雲
寧菜
ふるさとは鶴のかたちや鰯雲
猫愛すクリーム@群馬県は「鶴舞う形」をしています。
鰯雲吾のため息も加えませう
猫舌扁平足
釜めしを待つ列ながし鰯雲
波音
頼朝の鞍掛松や鰯雲
馬場馬子
鰯雲連勤明けを揺蕩いて
梅雨葵
稜線に人影いわし雲動く
白山
三年後の吾のあるなし鰯雲
白鳥国男
鰯雲黒板消し階下に落つ
伴あずさ
鰯雲出汁の香近くなりにけり
飯村祐知子
猫屋敷の屋根はひねもすいわし雲
彼方ひらく
肋骨は十二本ですか鰯雲
比保倉亭酢
浸水の寄せ書き浮くや鱗雲
比良山
鰯雲息の仕方が分からない
姫山りんご
地図買いに旭屋書店鰯雲
百合乃
夕映えに縄文の記憶いわし雲
布杏多
凋落を見てゐたはずの鰯雲
浮見亭湖風
爆風に耐へて鰯雲は遠い
舞華
鰯雲死後の難儀の遺産分け
風間 昭彦
鰯雲巡航速度十ノツト
風峰
だまし舟の帆のふくらみぬ鰯雲
福花
鰯雲棒高跳びの棒止まる
福蔵
ハモニカを吹く吹く吹く吸う鰯雲
福良ちどり
健康なわたしが嫌い鰯雲
物心
鰯雲うごくうごく足元はいいか
平康
繋がらぬ電話の先に鰯雲
平松洋子
鰯雲二人暮らしもいいものだ
碧女
近すぎる君の前髪鰯雲
穂の美
鰯雲干すカーテンの不言色
蜂喰擬
三度目を読みかえしおり鰯雲
本上聖子
大文字送りて朝の鰯雲
万 橄欖子
六段に挑む跳び箱鰯雲
夢堂
鰯雲吹き溜まる下獅子繋ぐ
牟礼あおい
いわしぐもあたしともだちいらないし
綿井びょう
言い出せぬ留学志望鰯雲
野地垂木
鰯雲娘が描いた家族の絵
矢的@第二まる安
鰯雲おうむ返しの母と居て
柳児
加速して鰯雲へと三輪車
有瀬こうこ
鰯雲とほくなりゆく教師の日
与志魚
鰯雲古き臨書の料紙額
洋々
自撮りしたきみが見切れていわし曇
葉菜
鰯雲尻を濡らしつ靴洗う
葉子
鰯雲無職の頃に戻る顔
蘭丸結動
鋸挽かば杜の香りや鰯雲
利尻
鰯雲天ぷらうどんでは足りぬ
利平
鰯雲ひとりの恋を捕りに行く
李子
だるまさんがころんでおきていわしぐも
李子
文通を知らぬ子どもや鰯雲
理子
鰯雲そして仮病の発症す
立志
野良猫に数多名のあり鰯雲
立石神流
いもうとへ詫びることあり鰯雲
立川六珈
魚眼レンズに歪むビル群いわし雲
留野ばあば
いわし雲今日の給食コッペパン
隆之介11歳
河馬大欠伸して鰯雲来たる
竜胆
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ鰯雲
龍田山門
B型を言い訳にして鰯雲
隣安
千年を目覚めて鰯雲の昼
鈴木牛後
虫眼鏡の逆さの都心いわし雲
鈴木麗門
いわし雲喪服のときは早歩き
露砂
鰯雲海のむこうは雨ですか
老海鼠子
同窓会不参加とせり鰯雲
蝋梅とちる
祈ってみた鰯雲ポカリ
朱鷺色の日がもれてゐる鰯雲
巫女
いわし雲銀座で迷子になるなんて
朶美子(えみこ)
もう1日生きてみようと鰯雲
檸檬
鰯雲「次は家庭裁判所前」
洒落神戸
二度目なる犬の命日鰯雲
淺野紫桜
胆嚢の無き余生かな鰯雲
游真
数行で終はる生涯いわし雲
珈琲斎
病床の鉄柵高し鰯雲
脩平
足指を開いて自由鰯雲
蓼科川奈
鰯雲途切れたピアノの旋律
霖之助
葬列の無言なりけり鰯雲
たんと
焼きたてのバゲットの音鰯雲
ちゃうりん
予定なき日曜の朝鰯雲
どっこいしょ
逆上がり教える兄や鰯雲
なおこ
消印は一月も前いわし雲
はかた百合
モンブランの甘きうずまき鰯雲
伊予吟会心嵐
ガレ場越え三角点や鰯雲
栄魚
京大の立て看板や鰯雲
貴船貞女
臨月の女の仰ぐ鰯雲
四方駄
下墨(さげすみ)に頷く大工鰯雲
樹朋
離島への赴任の機窓いわし雲
秋月
じゃんけんぽんグリコのおまけ鰯雲
杉本とらを
行間を読めぬ手紙や鰯雲
晴好 雨独
高跳びのバー揺れ落ちて鰯雲
折紙
鰯雲手書きの地図に迷ひけり
赤馬福助
巴里へ飛ぶ出発ゲート鰯雲
長谷川ひろし
石ころのような生き方鰯雲
豆田こまめ
豆腐屋の朝が明けるや鰯雲
問診や産むの一言鰯雲
播磨陽子
蓄えの出来ぬ暮しや鰯雲
羊山羊
鰯雲排他水域巡視船
余熱
鰯雲王家の古墳しずかなり
誉茂子

並

総裁選美しくあれ鰯雲
大谷如水
母が呼ぶ声に急かされ鰯雲
年相応
鰯雲舟の舳先に銀鱗が
「ひなた県」一之進
炭水化物ばかりの昼餉うろこ雲
☆彡ましろなぎさ
鰯雲一刀両断する素振
28あずきち
海風やローソク岩へ鰯雲
28ひろきち
いわしぐも竜宮城へエスコート
A・I 1990
ガンジーの背についてゆく鰯雲
AQ
地平線茜に染まる鰯雲
aya
心ざわめく一面の鰯雲
be
いわし雲天上の子がゆく歩道
Elise
切り取りて鶴折りたしや鰯雲
hiromi
手のひらに鰯雲受け父母へ
KAZUピー
幼き日母の背から鰯雲
kkk
鰯雲隙間隙間は海の色
kuri
うきこともほっと息つく鰯雲
PON
何処よりフルートの音や鰯雲
sakura a.
野良猫を追って路地裏鰯雲
sol
啄木のローマ字ぶれていわし雲
TAKO焼子
鰯雲ドロップの缶空っぽに
yoko
鰯雲立ち漕ぎの娘の胸リボン
あいみのり
芝生打つ敗者の拳鰯雲
あいむ李景
天使の梯子いわし雲より海へ伸ぶ
あい女
胸に響くトレインの彼方鰯雲
アオキシゲル
さざなみの続くがごとき鰯雲
アガニョーク
鰯雲焦がして少し腹の足し
あきおかば
鰯雲母の歩調でみる世界
あきこやまーる
鰯雲ちょっと小風の情けかな
あけび庵
鰯雲はレースのように陽を通し
あら さなえ
鰯雲のした羊の肉を焼く
アリマノミコ
橋脚に流木集め鰯雲
あわの花水木
鰯雲のひろさだけある砂丘かな
アントワネット@プレバト俳句勉強会ノエル
大空に勢揃いかな鰯雲
いくらちゃん
鰯雲青ジャージらが駆けていく
いけのはら
自転車の空気もいっぱい鰯雲
いごぼうら
村はみなけだるい昼餉鰯雲
いち瑠
鰯雲宿題だけがまだ残る
いつの間にアラカン
ナロゲージカタカタ吊り輪鰯雲
いなべきよみ
高飛びの横木揺らつく鰯雲
いもがらぼくと
いわし雲呪文をかける杖になる
いわし雲呪文をかける杖になる
鰯雲先頭どこだと探す君
うずまきタルト
鰯雲あぜ道走るパピヨンと
うどんこつよし
泣きながら喰らふおにぎり鰯雲
うに子
鰯雲あちら大陸むこう島
エイシェン
新品の眼鏡はどうか鰯雲
えび天
鰯雲サビキ揺らしてうとうとと
オイラー
鰯雲ボタンを連打また連打
おおやぶちょ
はぐれても見守るばかり鰯雲
おがたま
海に独り波の果てには鰯雲
オキザリス
鰯雲恨むことより赦すこと
おくにち木実
薄桃の鰯雲わたあめの儚さ
おんちゃん。
鰯雲かさぶた一つ剥がしをり
お気楽草紙
鰯雲飛行機雲にたじろかず
カオス
一人暮らし五時広島の鰯雲
かずポン
白昼夢いわし雲へと網を掛け
かなた
鰯雲の下の五輪なりにけり
カンジュ
投石や池に映りし鰯雲
ギコ
鰯雲や二色で描く大漁旗
きさらぎ
旅先に道問はれをり鰯雲
キッカワテツヤ
予選負け仰ぎてにじむ鰯雲
きっちゃん
鰯雲旅のリュックの重きこと
きのと
斑鳩の三塔凛と鰯雲
きみこば
見るうちに大魚となりぬいわし雲
きょうや
鰯雲水害の町やるせなく
キョンちゃん
鰯雲片側四車線道路
きりえ
森の間に一筋一匹鰯雲
きんえんくん
黒板に問2うっすら鱗雲
ぐでたまご
鰯雲誰待つとなく門開ける
くによ
鰯雲しまい忘れの猫の舌
くま鶉
手品師の指が紡ぎし鰯雲
くめ仙人
屋上がオアシスたりき鰯雲
くらげを
日体大の「集団行動」鰯雲
くるみだんご
吊り橋を揺らしてゆらす鰯雲
くれいじいそると
掉尾なき鱗ばかりの鰯雲
ぐれむりん
鰯雲パラグライダー三っつ四っつ五つつ
くろべぇ
ぬりえ塗る不自由な手の父鰯雲
クロまま
弔電の透けし押し花鰯雲
ぐわ
営業へ出る自動ドア鰯雲
けーい○
鰯雲記憶の母の手は柔し
けら
魚呼ぶ川面にうつる鰯雲
コケデカ
ゆらゆらと湖の二人やいわし雲
ココダン
別れには鰯雲が良く似合う
こてつ川
板塀へ猫跳躍す鰯雲
コナラ
鰯雲古民家カフェはけふ開店
こはまじゅんこ
夕映えの水平線や鰯雲
ごぼうの花
鰯雲上司も部下も阿附迎合
こやまーる
風吹かば尾ひれも揺れていわし雲
これでいいのだ
猫見入る揺れる水面に鰯雲
コン
愛犬と走る坂道鰯雲
ゴンタ
夕空へ靴蹴り上げし鰯雲
こんどう ちひろ
鰯雲橙色のオーケストラ
さかまろ@第二まる安
母親に小さき嘘つき鰯雲
さきのジジ
黄昏や君の返事は鰯雲
さきのすけ
あの日見た群かもしれぬ鰯雲
さくみ
鰯雲大潮楽し太公望
さとうくにお
乱数か擬似乱数か鰯雲
さとけん
銀翼の波立て行けり鰯雲
さとち
夕方の海美しく見せる鰯雲
サファイア
鰯雲レフト見送る大飛球
さぶり
鰯雲ポン菓子とキス火傷した
さゆみ
鰯雲缶蹴りながら帰る道
しいちゃん
鰯雲タオルの名には森酒屋
しー子
鰯雲枯れてしまった母の脛
しおうらゆうこ
鰯雲海より湧き出る水平線
しげ爺
鰯雲ホームに帰る車椅子
しんしん
鰯雲足場の中の熊本城
すえよし
鰯雲胸弾ませて都落ち
スタルカ
ブラインドより囚われの鰯雲
すま
綿飴をちぎったみたいな鰯雲
せいじ
鰯雲響く三三七拍子
せいち
波音や空の広さを鰯雲
せつよ
鰯雲水面穏やか魚跳ねる
ぜんりゅう
山頂へ一本道や鰯雲
そめやまさみ
鰯雲見あぐあくびの朝帰り
たいき
噴煙にせかされてをり鰯雲
たけし
復旧のシャベルの先に鰯雲
だけわらび
鰯雲文化が壊す自然界
たけ爺
錆びつきし我が刀身に鰯雲
だじゃれ
そらそらと熊手掻きたし鰯雲
タック
鰯雲エンディングノートかき始じむ
たま
新幹線目指すは故郷鰯雲
たん造
鰯雲句会のあとは飲み過ぎて
ちびつぶぶどう
鰯雲今年は鰯高いとか
ツーちゃんの恋人
考がいた妣もいた町いわし雲
つつ井つつ
街路樹の飛び出す鳥やいわし雲
つつ井つつ夫
鰯雲吾のみ厚き鉋屑
でこはち
銀幕のラストシーンや鰯雲
てまり
子の描く空の冥色鰯雲
でらっくま
鰯雲立ちこぎ急ぐ学生服
てる
藁の上グラデーションの鰯雲
テン@第二まる安
稜線の遥か上なる鰯雲
ときこの母よしこ
円空の鉈の寂光鰯雲
ときめき人
群れ二つ潮風進む鰯雲
どさんこ
束の間の空に延びきるいわし雲
とし子
鰯雲透かし見る底街の暮れ
とのじ
天風に散り散りなりて鰯雲
ともかわすてむ
露天風呂両手で掬う鰯雲
ドラタンリュウジ
鰯雲ゴールの見えない迷路かな
とりぺい
決勝の余韻に浮かぶいわし雲
ドリルマン
PK戦固唾を呑むや鰯雲
ドレッシング
じいちゃんの煙よとどけいわし雲
なお
豆腐屋のラッパの記憶鰯雲
なかおち
七階の空一杯の鰯雲
なかの花梨
この道もローマに続くや鰯雲
ながら
そばかすの鼻先丸し鰯雲
なご
石蹴りの石きらきらと鰯雲
ナタデココ
鰯雲ほぐれて独り吹く青さ
なな氏
鰯雲そらみつ地球のわたぼこり
なにわのらんる
紅白帽鰯雲隠す土けむり
なべか
ペダルこぐ褪せたTシャツ鰯雲
なみは
鰯雲輝く波に天守閣
にゃんみー
乗換の立喰蕎麦や鰯雲
ぬらりひょん
鰯雲今夜のおかず決めました
ぬるっば
鰯雲一人降り立つ無人駅
ねこじゃらし
言わせたい女心にいわしぐも
のもとみな
人波に溜る溜息鰯雲
のら
前方の養殖筏鰯雲
のりた
いわし雲あだ名よびあう一年生
のりりん
夕食の献立迷ふ鰯雲
パオ
鰯雲下校の我らハモりつつ
はぐしー
腰手拭い煙草くゆらせ鰯雲
はしびろこう
鰯雲恋人繋ぎの指に似て
はずきめいこ
入道の崩れて連なる鰯雲
はすみん
鰯雲卒業写真顔に×
パッキンマン
天涯に祖母の声して鰯雲
ははろ
鰯雲独り見上げるならいかな
ぱむだ木下
鰯雲仰ぐ上司の喉仏
はやて
鰯雲一片づつは見ておらず
はら美華子
吾子が訊く背びれはどこと鰯雲
ビーエム小僧
立山を朝の光や鰯雲
ピーター
教室の息苦しくて鰯雲
ひなたか小春
約束のある身仕度や鰯雲
ひな子桃青
鰯雲大きく手と手振りにけり
ひねもす
「また降るよ」爺さんの言い鰯雲
ひよはるばば
ルアー投ぐ鰯雲にも届くほど
ひらいみつる
大漁願い手合わす鰯雲
ひろ
鰯雲何マイルでも鰯雲
ひろくん11さいのママ
鰯雲ベッドでめくる予定帳
ヒロタケ
滅び行く分家の身なり鰯雲
ひろろ
故郷へ機首上げたるや鰯雲
ひろ史
海底の魚影きときと鰯雲
ふじこ
鰯雲吾子の指さしどこまでも
ペトロア
いわし雲我一枚の鱗なり
ぺぱあみんと
審判の強き「アウト」や鰯雲
ほしの有紀
鰯雲脳の栄養足りません
ぼたんのむら
鰯雲ビルから漏れた夢の跡
ボブ
ため息をついて明日は鰯雲
ぽんたちん
揉みくちゃにまみれてみたい鰯雲
ぽんのじょう
ジョギングの帰りは歩き鰯雲
ほんゆみ
水切りし返信待つや鰯雲
まさよっち
いわし雲独りの訳はうふふふふ
マダムキミコ
山際より山際までや鰯雲
まち眞知子
徒競走見上げた空の鰯雲
まつぼっくり3号
いわし雲意地の張り合ひ疲れたる
まどん
鰯雲故郷の友は健やかか
マユミ
思い切り泣いて笑つて鰯雲
まゆ実
繰り言はもうやめようね鰯雲
まるひるま
嗚呼と言う父指差すは鰯雲
ミィ
海越えてとどけ我が声いわし雲
みぃすてぃ
鰯雲夕餉のサラダは温野菜
みいたん
鰯雲大漁旗が翻る
みかん
鰯雲マジックアワーの色をつけ
みくらまる
体操の隊形に開けいわし雲
みこ
散歩道夕陽に染まる鰯雲
みずほ
鰯雲ワインレッドのシュシュを買い
ミセウ愛
松葉杖駅まで遠し鰯雲
ミセス水玉
空に響くみすゞの声や鰮雲
みなと
苔と藻のプールに浮かぶ鰯雲
みのる
七輪の煙上がりて鰯雲
みよしい
鱗雲トレモロ聞こゆ音楽堂
むじーじ
金比羅や段段数へ鰯雲
むすびめ
いわし雲カモメ山なす浄土ヶ浜
むったん
ポケットに重たき小銭鰯雲
むにむにちゃん
いわし雲寺に襖の「大漁」あり
むべ@京都清水寺の襖絵 中島潔画伯の「大漁」 金子みすずの詩より
輸出待つ車埠頭の鰯雲
めぐ一郎
黒髪の慕情断つ鋏鰯雲
める
鰯雲にぎわい遠き浜の砂
め組ひょうたん
浮子ぴくり黙の釣堀鰯雲
もせきのこ
知床のヒグマと見上げるいわし雲
もちえちゃん
背伸びした我にさよなら鰯雲
モッツァレラえのくし
眠そうな鰯雲から落ちた使者
やえ子
鰯雲洗濯板の野良着かな
やぶつばき
空かなた竜宮あるや鰯雲
やまぐち
初孫の知らせ万才鰯雲
ゆぃ
いわし雲ジグソーパズルちらばりぬ
ゆうが
鰯雲龍の翼で飛び立たん
ゆうほ
入院の手続き終えて鰯雲
ゆすらご
鰯雲信号変わるまでの青い空
ゆみ
少年に背丈を越され鰯雲
ゆみづき
いわし雲温泉街のロックフェス
よあけの晩
水面鏡どこまでも続く鰯雲
ようろうの滝
夕映えの名残ほんのり鰯雲
よしとも
いわし雲生姜の煮つけ母の味
よつ葉
鰯雲天が食す綿飴か
ライブラリー
いわし雲ま下は碧き海にして
らごん
鰯雲地平あまたの嗚咽かな
ららやにほ
緑児の黒目に映る鰯雲
りぃらっくま
鰯雲誘う(いざなう)ようや旅路へと
りんごのほっぺ
鰯雲天使ゐぬかとさがします
るびちゅ
そらみあげおどっているよいわしぐも
れい子
清清し両手ひろげるいわし雲
ロクヨン
鰯雲合間に見ゆる土砂のあと
わたさん
怖いかな一人で帰る鰯雲
わらべ詩
塀の猫見上げてあくび鰯雲
亜月
わが町の盆地いっぱいいわし雲
阿波のオードリー
球追って飛びこむ球児鰯雲
阿波豊
鰯雲猫尾を立てて空見あぐ
愛棄丸
鰯雲片々と流る三瓶山(みかめやま)
茜峯
鰯雲鳥葬の列遠ざかる
カリグラフィーのリズムかろやか鰯雲
綾夏
鰯雲生き急ぐなと祖母の言う
安芸ゆきこ
速歩して腹凹みたり鰯雲
安田 信州
旗旗の銚子港なり鰯雲
安田亮一
波静か百尺竿頭鰯雲
安里屋
故郷とていつしか他郷いわし雲
杏と優
宙を掻く嬰児の手や鰯雲
伊介
待ち合わす東京駅の鰯雲
伊織
コロッセオの獅子の睨みや鰯雲
伊藤はな
地の人は別の名でよぶ鰯雲
伊藤欣次
高野切臨書つけペン置けば鰯雲
位子
滋賀の海舳先が分かつ鰯雲
位相朗
賀茂川で別れ話や鰯雲
井出剛
鉄棒をくるりふたたび鰯雲
井田みち
高原の草はむ羊鰯雲
郁李
吾の祖の祖アフリカに起つ鰯雲
故郷の真上あたりか鰯雲
一宮寅五郎
クールビズ終わる日近し鰯雲
一心
編入の緊張ほぐれ鰯雲
一人静
鰯雲還暦過ぎのぶらり旅
茨城俳人
鰯雲ツリーマンの手触れてみる
右川かみな@「ツリーマン症候群」という奇病があります。肌が樹木のように硬質化していく病気です。
ふんばりて綱を引きあふ鰯雲
羽 真美佐
焼きたらぬ肌の淋しむ鰯雲
羽沖
ギター投げ捨てぼやけて見える鰯雲
羽光
来し方行く末託する鱗雲
羽毛田 泰志
ベランダにシャツの乾きて鰯雲
雨霧彦
屋上で答案ちぎり鰯雲
卯年のふみ
赴任地のパパ恋う車窓鰯雲
永 七子
飛び立てず機外に映る鰯雲
詠野孔球
マニキュアの色のとりどり鰯雲
父の押すシャッター音や鰯雲
円想
鯖雲やまだ八つ目の一里塚
塩豆
空青し良き前兆と鰯雲
横じいじ
野生馬駆ける岬や鰯雲
横山薫子
ばあちゃんの訃報を聞きて鰯雲
黄鶴
御免なさい赤点取って鰯雲
音澤 煙管
惜別の唄で送るか鰯雲
佳月
魚釣り縁起良すぎる鰯雲
加藤賢二左右衛門
鰯雲ともにほおばるいわしサンド
惜敗のオウンゴールや鰯雲
夏柿
濁流に呑まれし町よ鰯雲
夏風遊々
毎日の小さな暮らし鰯雲
花 節湖
父の居ぬビニールハウスよ鰯雲
花影
いわし雲優しき言葉のかけもせで
花河童
触れたくて背伸びする朝鰯雲
花咲 香
逆上がり廻れ青空鰯雲
花咲明日香
姑の声聞き流す鰯雲
花柊
鱗雲先輩抜きで乗るヨット
花紋
父と僕と白い天守と鰯雲
茄子紺
九十九里浜は総出や鰯雲
鰯雲電信柱が突き刺さる
華らんまま
鰯雲陽を追い落とす島の間に
蛾触
40日間さあ終わりだと鰯雲
雅雅丸
黄金波一面覆ういわし雲
雅由
面接を終えてためいき鰯雲
待人をしばし忘れて鰯雲
海野しりとり
鰯雲追いつ追われつ追い抜かず
灰田《蜻蛉切》兵庫
鰯雲明日はぶらりとバス旅行
垣内孝雄
鰯雲とわたしと地球巡る旅
山の端に鯱の群れ出づ鰯雲
葛谷猫日和
鰯雲見渡す限り人見へず
勘太郎
求職者減り職安の窓鰯雲
甘泉
卵焼き噛み締め眺める鰯雲
甘平
堆き災害ゴミや鰯雲
缶斗梨舞礼
退職届封したる午後いわしぐも
閑茶
天辺の窓観覧車鰯雲
鉄塔の尖端空へ鰯雲
岸 れん
赤点の補習終わりの鰯雲
岩のじ
鰯雲茜に染まる大御空
喜多輝女
始発バス鰯雲まで客として
岐阜屋根の草
野良猫の瞳の青き鰯雲
希林
大志いだく北の大地や鰯雲
幾恋良石
鰯雲群れの西はし焦げはじめ
軌一
鰯雲闘志漲る漁師顔
輝峰亭
いわし雲途切れたレール目処たたず
輝棒
鰯雲ブルーシートの家の黙
吉 や
ロヒンギャの右往左往や鰯雲
吉田悠二郎
心配性だったのになぁ鰯雲
吉野川
陶器市コーヒー碗探す鰯雲
丘 るみこ
山並みの果てより生まる鰯雲
久衛(ひさえ)
母の着た小紋に似たる鰯雲
久仁重
ふるさとを逃げだすやうに鰯雲
宮坂変哲
尾瀬ヶ原木道つつむ鰯雲
宮写楽
鰯雲先に見えるは地平線のみ
宮島ひでき
鎖踏む自由の女神鰯雲
宮﨑紅清
鰯雲そらのあをさを競つてる
弓女
昔見た鰯雲かな今日の空
京のみやび
恋終わる潮風匂う鰯雲
京丸
第百回大会の跡鰯雲
京野さち
バトンパス悔やむ家路にいわし雲
膝痛を受け入れぬ朝鰯雲
玉庭
天軍のひしめく母衣や鰯雲
琴菊
紅白のはちまきを追う鰯雲
銀牡丹
思惑やこころコロコロ鰯雲
句詩呼
歩行器で夫の一歩や鰯雲
転勤の内示の出た日鰯雲
熊縫まゆ
主人亡きボンボン時計鰯雲
栗田もとえ
西行も越えし峠や鰯雲
君島笑夢
鰯雲語り明かせし朝の空
群馬の凡人
ビルの窓昇るごとくや鰯雲
恵々
空の海遊泳する如鰯雲
恵美子
教科書の隅パラパラ漫画鰯雲
鰯雲率いてゆくのはどれかしら
蛍川
お隣は今夜もカレー鰯雲
結城里部
鰯雲布団を叩く四畳半
月のうさぎ
無線より鰯雲だと弾む声
月の砂漠★★
母さんと呼んで独りの鰯雲
月々
海上を沖へ沖へと鰯雲
月城 花風
広大に描き賜ひけり鰯雲
嫌佐久
鰯雲吐露した胸の軽さかな
犬井山羊
逆上がり高く見えたよ鰯雲
犬散歩人
眠れずに弦を巻く朝鰯雲
弦流
いわし雲ネコ大あくび駐車場
古都鈴(ことり)
鰯雲南緯6度の空までも
五月
鰯雲キヨスクへ引き返さねば
鯉太郎
シンフォニー鳴る大空や鰯雲
光乃
鰯雲流れるな捕って食うから
光風
いわし雲パリへの赴任見送れり
向日葵
涙のかず数えて遠し鰯雲
孝子(夢ひとすじ)
いわし雲山に向かいて野辺送り
地球から五十光年鰯雲
幸久
石切場跡の黙やいわし雲
広瀬 康
若冲展窓を食み出す鰯雲
江口小春
人生は一人に一度鰯雲
江津子
わが村の五十戸一里鰯雲
港区
いわしぐも尾根の果てまで夕づきぬ
紅の子
取れないよジャングルジムで鰯雲
香舟
裏風の群れおよぐ映す鰯雲
高谷邦子
鰯雲雲梯にして逢いに行く
高田 仁和加
果てのなきサインポールや鰯雲
高尾彩
いつもとは違ふ道なり鰯雲
今井佳香
海道や渡り渡れど鰯雲
今治・しゅんかん
日本海抱えんとして鱗雲
佐々木温美
こだわりを捨てて軽やか鰯雲
佐々木信天翁
姿なき轟音の空鰯雲
佐々木良月
柴犬を呼びて駆けゆく鰯雲
佐山夕子
隔離明けの中庭凪し鰯雲
佐清藤
秩父の馬よく嘶きて鰯雲
佐藤直哉
父なくし母をもなくし鰯雲
佐藤未穂
黒光る爺の笑顔や鰯雲
左門
晴れ願い祈る空には鰯雲
最章
鰯雲パステル擦る指白し
彩葉
鰯雲ジャンボジェットの消えた空
歳三
泣く子の背にカスタネットのいわし雲
菜々の花
鰯雲流るる先の彼岸かな
咲耶とこ野
ゴッホ描くタッチのような鰯雲
桜田れもん
鰯雲昨日のことを引き摺って
桜姫5
鰯雲あばらを上げて前進む
桜夜月子
鰯雲白き飛沫の黒部ダム
雑草おばさん
鰯雲黒し辞表を忍ばせり
三羽異治
つま弾いた音揺れて消え鰯雲
三水低
鰯雲夢の中ではまさにそこ
三大夜景
ためらひを見せず一筆鰯雲
三輪佳子
鰯雲敷き詰めるさき菩薩の手
山の中のオクラ
その実は仲悪きかな鰯雲
山ノ内ドカ
安否不明のまま鰯雲流る
山口富子
地震来て家出する猫鰯雲
山吹美羽
げんこつをひらいて掴め鰯雲
山西琴和浦
喧騒に廻し引き締め鰯雲
山茶花静
晴天を律義に装う鰯雲
山都屋
鰯雲あなたの空へけんけんで
山内彩月
牛を飼ふ阿蘇の牧場や鰯雲
山本 力
友逝きて仰ぐ五度目の鰯雲
山本ひなた
鰯雲指切る子らの「また明日」
山本嘉子
古稀過ぎて山谷越えて鰯雲
山野はな
旅支度西には西の鰯雲
山椒法師
コーランの流るる朝鰯雲
残月
鰯雲かすかにマーチの音聞こゆ
史月
困民党蜂起の峠鰯雲
子猫陶太
鰯雲 千の猫を下界に見る
市松
さざ波の水面にたゆたう鰯雲
枝温李
明星と寄り添う鰯雲の群れ
獅子扉
鰯雲コッペパンを頬張って
紙威
碧の空ちぎり絵にする鰯雲
紫香
ブーケトス指かすめゆく鰯雲
紫檀豆蔵
行者橋日暮れ冷んやり鱗雲
紫蘭
突き抜けて神風と散りし鰯雲
詩楽麿
亡き妻を想う涙に鰯雲
寺田流水
清一色(チンイーソー)索子(ソーズ)で揃え鰯雲
時計子(とけこ)
大魚旗港に還る鰯雲
治もがり笛
鰯雲全天絵画遠きひと
七生姫
鰯雲銀の鱗が地に一枚
実 穂
行進に雨の匂いや鰯雲
篠田ピンク
いわし雲鳥はいずこへ逃げたやら
柴原明人
鱗雲数え終えても陽は高し
舎人
鰯雲いろはにほへと数え歌
朱久瑠
白虎の毛を紡いで鱗雲
珠桜女あすか
犬のフン踏む鰯雲の夕暮れ
寿々子
いざ決戦汗と涙といわし雲
宗元
鰯雲汚し続ける排気ガス
宗本智之
昼寄席と天ぷら蕎麦と鰯雲
秋月なおと@昼寄席:ひるせき
坊主なる今日大漁の鰯雲
秋光
諍ひてプチ家出ちう鰯雲
秋好子
前向きに無理せず生きたい鰯雲
秋桜
なにごともなかつたやうに鰯雲
秋色あじさい
鰯雲空の果にて海に入る
重翁
鰯雲逃げる巨人の足跡か
春と夏子
対岸で見る形如何に鰯雲
春草夢
病名を告知する医師鰯雲
春日
いわし雲終の住処に行き着きぬ
春日のツバメ
ようやくと独り立ちゆく鰯雲
春日のぽんぽこぴーな
鰯雲仰いだ晩にたたき食ふ
春爺
城跡や野点は無風いわし雲
春蘭
鰯雲背負いて静か遠き山
小熊 利雄
カンバスの空の青さや鰯雲
小原 護
祝開店のぼりは五色鰯雲
小山晃
鰯雲土嚢袋は山となり
小青(こしょう)(句ゼミ)
鰯雲所狭しのセール札
小石日和
中東へ赴任の娘嗚呼鰯雲
小倉あんこ
掃除機で吸いこみたくなる鰯雲
小走りの烏賊
鰯雲東京湾の鯨かな
小塚 蒼野
鰯雲肴に山の水ごくり
小田慶喜
ユーターン組にやさしく鰯雲
小田和子
箕面探検へ浪漫と野望いわし雲
小野みっちゃん
故郷の海に帰るや鰯雲
松浦麗久
自転車押し喋る二人や鰯雲
松永裕歩
四万十に映ゆるトロッコ鰯雲
松山
鰯雲あがらぬ脚のラインダンス
松茶 巴
いわし雲言葉少なに振る手かな
松田てぃ
仰向けば足の先まで鰯雲
松風子
競り終えて帰路の車窓や鰯雲
湘輝
鰯雲湯の町ゆらり下駄の音
照波
鰯雲大雁塔は遥かなり
祥文亮
哲女らの笑声響く鰯雲
笑々
鰯雲吸い込めば流れゆきたり
上市まさ
蓼科や鰯雲にもこんにちは
常陸人
騎馬戦の声援飛んで鰯雲
植木照美
知り合へば別れがたきや鰯雲
慎吾
いわし雲寂しさ倍の日暮れどき
新田 淑
ウトウトと羊の群れや鰯雲
新野見墨花
鰯雲鱗数へし日もありき
森一平
小旅行嫗ばかりや鰯雲
深山 紫
鰯雲けふはひとりの帰り道
深草あやめ
大漁だ空に広がる鰯雲
真紀子
洞窟を船と抜ければ鰯雲
真宮マミ
マーチングバンド行進鰯雲
真珠
給水車参上手合わす母の背鰯雲
真優航千の母
思い出を流す濁流鰯雲
真林
饅頭をほうばる旅や鰯雲
神山やすこ
鰯雲地平線まで馬車で往く
仁葉
母の背の愚図る子あやす鰯雲
水間澱凡
鰯雲そらに投網を投げたいな
水水水澄
網うてばきっと大漁鰯雲
睡花
輪を描いて鳶は切り取る鰯雲
粋田化石
碧空(そら)ごと取って屋根に葺きたし鰯雲
粋篤
いわし雲仰ぎつ今日もはじまりぬ
翠穂
イワシ雲モネと園児の描き比べ
酔楓
愚は易く大愚は難し鰯雲
数鉄砲
鰯雲心の襞が動く瞬間(とき)
杉浦貴子
鰯雲めがけ猫の手空を切る
澄海
詰襟のほつれ隠すや鰯雲
星降松
電線の網すり抜けて鰯雲
鰯雲祖母気に入りの紬織
晴海南風
逆上り一人居残り鰯雲
晴日和
鰯雲これから海を泳ぐとこ
正則 (いつき組リスナー班)
鰯雲鉛筆書きの郷書来し
正木児童
泣きたいなら泣けば良いのよ鰯雲
清一
竹トンボ削る縁側いわし雲
清水仁
鰯雲群れなき我を嘲笑い
聖部家圓弾
鰯雲苺色して暮れゆけり
西山哲彦
スケッチの手を止め背伸び鰯雲
西川あきや
鰯雲紅白ポール持つ測量
西尾桃太郎
鰯雲農薬ヘリのホバリング
誠馬
大空をキャンバスにして鰯雲
青玄
バス停の草も紅くなり鰯雲
青泉
鰯雲自転車の子に追いつかれ
青波
収穫の手に土薫る鰯雲
青木豊実
事件あり取材ヘリ飛ぶ鰯雲
青嵐
青と白織りなす波や鰯雲
静香
母と子の笑ふ声ゆく鰯雲
石爽子
日時計の影長く伸ぶ鰯雲
石野上路無
抜け路地に肉焼く匂ひ鰯雲
赤橋渡
いわし雲心のささくれくれないの
雪雀
寝そべれば身に降りかかる鰯雲
千歌女
びりけつのバトン鰯雲高し
千種
平成とここまで来たか鰯雲
千風
鰯雲見張りの水夫与太話
千葉睦女
鰯雲渋滞終わる由比ヶ浜
占新戸
一人立つ靴さき空は鰯雲
川崎の黒猫きょん
鰯雲古希過ぎ行きて疎らなり
浅見 弓楽
掲げたる褪せたグローブ鰯雲
浅村春昌
新しき靴とスカーフ鰯雲
浅田チコ
鱗雲陽も傾きて夕日のみ
青空にはみ出しそうな鰯雲
倉の人
鰯雲絡まる遊園地跡地
相沢はつみ
国後よ国境なんて鰯雲
草人
鰯雲秘境の駅に何処までも
蒼香
鰯雲水禍の跡の癒えぬまま
蒼水
魚影群海から空へ鰯雲
村上研一
また明日声遠のくや鰯雲
村上瑠璃甫
鰯雲たぶん店主は知つていた
多事
夕飯を何にしようか鰯雲
多聞仙
鰯雲外出許可が下りし夕
駄口竹流
海沿いに伊予を旅して鰯雲
鯛 風
十七の初めての恋鰯雲
台所のキフジン
いわしぐもわれもいわしのいっぴきよ
大蚊里伊織
ささくれも遠目に見たし鰯雲
大阪楽乱
災害を嘲笑いしや鰯雲
大三郎
被災地と呼ばれし郷や鰯雲
大福ママ
一病は老いの勲章鰯雲
達哉
龍の目をひとつ落とせり鰯雲
谷口詠美
同窓会出席します鰯雲
谷山みつこ
鰯雲息子の梅煮好きな嫁
池と堀
画廊出で銀座の空の鰯雲
池田香
鰯雲わたあめ一つくださいな
池田和正
マドラーは応援団旗鰯雲
竹伍
宿題もすべて終わるや鰯雲
竹春エリザベス
坂越えて戻す視界や鰯雲
竹福
コミセンの棟上げ良き日鰯雲
竹林
鰯雲掴んでみたし車椅子
恐竜のいそうな原野いわし雲
中西柚子
鰯雲しあわせ過ぎる哀しみよ
中村水音
キューバンのサルサ踊るや鰯雲
中嶋範子
鰯雲涙に似てる二筋や
中野久子
宿題出来ず始業式鰯雲
暢道
和菓子喰う湖面に揺れる鰯雲
朝ぼらけ
缶コーヒー無糖が好み鰯雲
津葦
自己規定するな若人鰯雲
津軽わさお
気まま旅風にまかせて鰯雲
鶴田梅勝
鰯雲新造船でまっしぐら
貞山
鰯雲遠き母校は廃校に
定吉
鰯雲娘(こ)の三つ指に目を背け
哲也
五手詰めの手を探しおり鰯雲
典明
筑波嶺に収束するや鰯雲
天晴鈍ぞ孤
沖釣りや空の生簀は鰯雲
天津飯
今生の二百海里の鰯雲
天馬@プレバト俳句勉強会ノエル
鰯雲離ればなれの父母の墓
天野順子@プレバト俳句勉強会ノエル
てふの翅ちぎりたるかに鰯雲
天野姫城
鰯雲ちぶさなき身の影ふたつ
田山恵里子
路地裏で子供石蹴る鰯雲
田村美穂
鯖雲や朱のそらと空従へり
田付一苗
鰯雲産卵場所は北の空
田邉真舟
昔日の空にもあった鰯雲 兎
白ペンキの鰯雲壁に現る
塗り猫にゃん
ジェット機に乗っかる白きいわし雲
渡来不二人
いわし雲幼き日々をなぜ重ねる
都花
鰯雲責める言葉は封印し
都忘れ
棚引くはダムの湖面に鰯雲
土屋 木漏れ日
鰯雲庇の裏の鬼の面
土谷純
婚姻を届けたる日や鰯雲
東山
タワーマンション隙より仰ぐ鰯雲
東尋坊
沖釣りの当たり遠退くや鰯雲
東西 南北
夕風に錫色なりし鰯雲
桃花
山上の池にゆったり鰯雲
桃桃
鰯雲南の空へ飛んで行かぁ
桃福
いわし雲山猫軒への地図広げ
湯川美香月
良い肴あるよと店主鰯雲
燈穂
古き屋根直す大工や鰯雲
藤すみ
魚釣りの空に亡父と鱗雲
藤井眞おん
鰯雲夜には酒を温めて
藤郷源一朗
鰯雲流れて世界回遊中
藤田由美子
鰯雲子らの第九の声高く
藤野あき
張込みや鰯雲のみに告ぐうそ
豆闌
濁流の爪痕あまた鰯雲
瞳子
昔日は海と空とに鰯雲
銅鑼の音
鰯雲飲みつつ回る観覧車
徳永 北道
鰯雲数えながらの待ちぼうけ
徳本あつ
鰯雲この鳥居潜ったかもね
栃木のあーたん
打つ前に鰯雲を見て一呼吸
豚ごりら
鰯雲はりりと割るる雲丹の殻
凪ひと葉
脳味噌の皺を数えて鰯雲
楢山玄冬
鰯雲届けとばかり靴飛ばす
南雲風花
鰯雲眺めて今宵は早寝せり
南風
奥山の池に泳ぐか鰯雲
二上松風
干したシーツの小さきを今日の鰯雲
肉野州民菜
鰯雲校歌一節口ずさみ
日記
鰯雲今日は佳き日と決まりけり
日向ナツ子
ロブあげて喰らうスマッシュ鰯雲
日出時計
土砂をかきスコップ休む鰯雲
日本酒
鰯雲天竺の空続きをり
入口弘徳
鰯雲ひと息ついてペダル漕ぐ
猫楽
校庭に流る大漁節や鰯雲
猫渓
子育ては後悔ばかり鰯雲
波の音
鰯雲まちはきれいにきざまれて
波世遠
藁束に座して一服いわし雲
馬場東風(とうふう)
鰯雲万国旗八方でなびき
俳ビギ名
時津港娘見送りいわし雲
梅亀亭@長崎県の時津港(とぎつこう)
いわし雲わたしのインコ見なかった?
伯方ゆうな
大木も模様替えかな鰯雲
柏屋ちひと
魚の絵干物あります鰯雲
白井百合子
竜宮の空に流るる鰯雲
白丘山人(893人)
鰯雲金のうろこに似て跳ねて
白桜
いちにさん影を送りて鰯雲
白瀬いりこ
鰯雲里の空家を包み込み
白蘭
自転車も草むらへ寝て鰯雲
麦吉
友へ一筆墨はしる鰯雲
畑 詩音
鰯雲香ばしいにおいする帰り道
八荷そういち郎
無人駅に二時間君といわし雲
八作
バーすれすれに背面飛びや鰯雲
八幡風花
空色の剥がれし如き鰯雲
半熟赤茄子
鰯雲世界の終わり緋に染まる
飛米
島猫のひげがぴくぴく鰯雲
尾上真理
千年を漂っている鰯雲
尾内以太
秘密基地解散茜の鰯雲
枇杷子
鰯雲ひとつひとつ数える家出
美紀子
団結のはちまきが舞う鰯雲
美人教師
改札を抜け朱にひかる鰯雲
美人晩成
大空にモールス信号鰯雲
美翠
質もよく大漁うれし鰯雲
美泉
成田行き車窓をうめる鰯雲
美年
鰯雲らせん階段から落ちる
柊 月子
太陽の塔の洗滌鰯雲
百草千樹
鰯雲水に戯るる童らの
百卓@プレバト俳句勉強会ノエル
小宇宙群れて遡上の鰯雲
富樫 幹
異人館の遠き汽笛や鰯雲
富久まる
鰯雲鼻歌まじり口ずさむ
風らん
鱗雲一枚剥がしポケットへ
風花
後ろ手で右手を振りて鰯雲
風紋
競う子ら校庭駆けて鰯雲
風由花
鰯雲今朝もいりこの御御御付け
風来
キャッチャーフライ見上げた空に鰯雲
風来松
鰯曇機内食空き空青し
服部 勝枝
鰯雲今年は遠し車椅子
服部 睦月
鼓笛隊指揮する少女鰯雲
文月さな女
モルタルの外壁多し鰯雲は
文女
大空をぐんぐん進む鰯雲
平塚雪月花
白球の消えゆく先の鰯雲
米澤拓希@プレバト俳句勉強会ノエル
累々と倭人のまぶた鰯雲
暮井戸
鰯雲号砲鳴るや子らの声
峰江
鰯雲連れて戻りぬ観覧車
峰泉しょうこ
鰯雲うちの魚肉はソーセージ
泡水
部活三つグランド共に鰯雲
スマホやめ見上げる空に鰯雲
芳陽
海岸のハングル文字や鰯雲
豊田すばる
囚われる投網のごとき鰯雲
猫あくび物干し台に鰯雲
望の月
七つの湯巡り疲れて鰯曇
望月ゆう
鰯雲飛び込め満員ケーブルカー
北村 鯨子
骸骨の頭何処や鰯雲
北村 崇雄
鰯雲目立つところにフェルマータ
北大路京介
大盛りのアラビアータや鰯雲
北野きのこ
鰯雲母の呟き聞かぬふり
堀アンナ
鰯雲五百羅漢を看取るかに
堀口房水
覚えたりイタリア語にも鰯雲
麻依弥
鰯雲いつもより長く走りけり
麻純
メロンパン欲しかった日の鰯雲
麻呂助
大漁の兆しなりけり鰯雲
抹香鯨
帰る場所あるやうにゆく鰯雲
抹茶金魚
いわし雲「大売り出し」の幟立つ
万斛
一片の鰯雲とて君に付き
未貫
鰯雲ガム噛めば被災地の声
未知
四条へと下る鴨川鰯雲
未々
削除する名も言い訳も鰯雲
岬りこ
カッターを漕ぎ出す声よ鰯雲
眠る烏龍茶
画用紙の青の隙間に鰯雲
夢見亭笑楽
惜敗す小さき水面の鰯雲
夢芝居よしみ
鰯雲都会の孤独を生きており
夢野
街並み影絵に鰯雲朱色に
夢路
碧落の海淵に沈む鰯雲
娘ニ非ズ
豪雨去り夕暮れ見れば鰯雲
名無しの権兵衛3307
粉チーズピザの仕上げやいわし雲
明惟久里
棄てきれぬ指輪翳した鰯雲
明夏
ふるさとの家を手放す鰯雲
明神
父と振る竿先かすめ鰯雲
明爽
弁当を囲む靴の輪鰯雲
免疫力アップUP
シュプレヒコールの渦彼の日の鰯雲
茂る
いわし雲急回転の群れの跡
網野れいこ
鰯雲線路の果ても鰯雲
木人
鰯雲ちから抜けよとしなやかに
木村さとみ
禅僧の描く砂紋へ鰯雲
木村ひむか
いちにっさんパオと鼻上げ鰯雲
木田余ふぢこ
水面揺れ泳ぎ出しそな鰯雲
木槿
鰯雲野球の音が聞こえたり
紋舞蘭
スタンドの応援部員鰯雲
野ばら
病にて自宅の窓から鰯雲
野球バカ
バスセンターカレーと君と鰯雲
野純
グラウンドに人間の塔鰯雲
野水
隣り合う腕温かし鰯雲
野倉夕緋
介護終え帰路の空には鰯雲
野中泰風
ちと家出鰯雲屋の舟に乗る
野々ゆか
鰯雲ミラノの夜は更けなくて
野々りんどう
薫子は見目麗しく鰯雲
野々原ラピ
青空に網打ち捕らう鰯雲
野良
鰯雲あと一年で切れる任期
野良古
屋根の猫その目の先の鰯雲
薬師丸ひで樹
初機織のクッションぎゅっと鰯雲
靖子
鰯雲道後平野を最終便
薮久美子
釣れぬ朝もうひとまわり鰯雲
薮内椿
擦りむきて鰯雲待つゴールへと
唯我独善
鰯雲モンゴルに知る地の丸さ
優純bow
鰯雲瀞峡進むジェット船
有田みかん
三川を覆ひ尽くして鰯雲
遊泉
遠ざかる引っ越しの日の鰯雲
葉っぱのようこ
鰯雲足湯で決める次の山
葉るみ
一枚を羽織し朝いわし雲
葉月
諍ひはきのふのことよ鰯雲
葉月けゐ
絵本展窓いっぱいに鰯雲
葉月のりりん
鰯雲前ゆく夫の長い影
葉子 A
鰯雲好みの場所のあるごとし
葉室緑子
旅土産詰まりしリュック鰯雲
陽気姫
鯨には鯨の理窟いわし雲
欲句歩
鰯雲縄文土器のひとかけら
雷紋
鰯雲佐田の岬にさす茜色
藍植生
鰯雲鱗が落ちるゾーリンゲン
里之照日日
鰯雲いろはの文字探しをり
里甫
鰯雲明日は北へと旅に出づ
立歩
いわし雲状差しに携帯電話
流川ゆきはな
歯噛みして作る笑顔や鰯曇
琉璃
相輪を仰げば高し鰯雲
隆星
砂浜にサンダル1つ鰯雲
涼慶
万葉の空の耳朶なり鰯雲
力蔵
上棟の振る舞ひ酒や鰯雲
玲風
鱗雲暫し忘れる家事育児
鈴月
亡妻の髪型遠き鰯雲
蓮華寺
赤ん坊もつと泣け泣け鰯雲
蓮水
鰯雲四時の空完璧な朝
露伴
サーファーにまた来年と鰯雲
浪漫
蹴上がりの空蹴る先や鰯雲
老人日記
鰯雲ぽつりと浮かぶ笹の船
六々庵
鰯雲千々に乱れる軌跡かな
和田東方
朝礼で蹴散らす砂の鰯雲
いわし雲聞こえはじめるコンバイン
鰯雲大地にビルのうねり立つ
祺埜 箕來
火口湖の水面に溢るる鰯雲
翔破
何処より来し流木かいわし雲
聰子
鰯雲ヌーのごときの真面目さよ
芍薬
鰯雲郵便配達過ぎゆきぬ
菫魚
鰯雲内緒話も聞かれさう
菁波
風に読経がれきの山に鰯雲
萬代草舟
僧を待つ五十年忌や鰯雲
蓼蟲
鰯雲銀の翼を傾けり
藪椿
3776メートル溶岩道に鰯雲
螢子
鰯雲宇宙の端に触れてをり
靫草子
鰯雲川面に歌うみすずの詩
信長の天主の上の鰯雲
邯鄲
いわし雲滅びて二歳児の魔法
あめふらし

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