俳句ポスト365結果発表

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  3. 無月

第202回 2018年8月9日週の兼題

無月

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

猫又のよろこぶ無月ぬるき息
COSMOS
自販機に礼を言はれて無月なり
COSMOS
石鹸の貼りつくトレイ月の雲
あるきしちはる
オルゴールに風の音して無月かな
あるきしちはる
術前の父に付き添ふ無月かな
あまぶー
無月へと子飼の龍を遣はさん
あまぶー
逆茂木の森や無月の鈍き黒
ウェンズデー正人
龍去りき沢の無月よせせらぎよ
ウェンズデー正人
マンドラゴラ無月にのびる根は深く
うしうし
合わぬ枕無月の街の安ホテル
うしうし
一足は見知らぬ下駄の土間無月
ウロ
ゆるゆると無月へおのれ放尿す
ウロ
リュート響く無月や弦の野放しに
かもん丸茶
無月なり道一本の地図に砂
かもん丸茶
無月なり骨壷うすく光りをり
かをり
正義の味方助けに来ない無月かな
かをり
無月の匂ひに烟る阿蘇その他
きゅうもん
うつくしく手足をそろへ蛸無月
きゅうもん
無月なり豚舎に初乳の匂ひたち
さるぼぼ@チーム天地夢遥
無月なり豚みな犬歯もて生まる
さるぼぼ@チーム天地夢遥
無月かな母の形見の孔雀貝
じゃすみん
無月かな豊かに蛇行する大河
じゃすみん
無月かな天津飯の餡光る
シュリ
無月なりビールケースに座り呑む
シュリ
無月なり外灯がとても大きい
しょうき
杣路行く無月の風のかさかさと
しょうき
濡れそぼつ和紙かさねたる無月かな
たんじぇりん金子
無月なり龍頭重き舟舫ひ
たんじぇりん金子
無月だしこわしたゆびわかくしたよ
ちま(4さい)
無月には部屋に大きな鮫来そう
ちま(4さい)
入り口は無月のシャッター街にある
ちゃうりん
鎌倉の無月の海のうねりかな
ちゃうりん
無月無月関西弁の柔らかく
てん点
熟田津の空淑やかに月の雲
てん点
産め産めと言はれはしないけど無月
どかてい
蕎麦猪口を湯呑に使ふ無月かな
どかてい
溶けるやうに退化す海の底無月
トポル
豚骨を匂はせ屋台引く無月
トポル
少納言今宵無月を語りませう
にゃん
盲ひたる猫と無月の軒へ出づ
にゃん
親知らず疼く無月の静寂よ
ヒカリゴケ
越後屋が狙はれてゐる無月かな
ヒカリゴケ
かりかりと無月をとがる猫の爪
ほろよい
らつぱのみ無月の一升壜の底
ほろよい
無月かな身ほとりに浮く1ペンス
めいおう星
無月らし母乳は紐と迸り
めいおう星
ハリネズミフードの臭い立ち無月
よだか
無月とは返事の来ない三時間
よだか
無月なる笛の音聞ゆ美しき
らくさい
遙か来し湖北無月となりにけり
らくさい
始末書を書き終はりたる無月かな
葦たかし
海士小屋の睦言無月の潮の香
葦たかし
寂しさや無月の空は閉じておる
或人
無月無月みんなといるからさみしい
或人
リア王の退屈背徳の無月
伊予吟会 宵嵐
県庁所在地の秘密けふ無月
伊予吟会 宵嵐
無月なり雲に儒艮の群れ泳ぐ
育由
耳小骨揺れよ無月の聲を聴け
育由
ジンベエザメの口ぬばたまの無月かな
一阿蘇鷲二
水注げば毬藻ころがる無月かな
一阿蘇鷲二
ブルースの部屋満たしゆく無月かな
一走人
ぬばたまの髪の湿りの無月かな
一走人
七宝の箔翅に置く無月かな
卯MOON
無月の餐チャイナドレスの足しずか
卯MOON
もと光る竹のありなむ無月なり
遠音
金継ぎに這はす親指月の雲
遠音
背を上げて無月の窓の千羽鶴
夏柿
隠り沼に河童ぬぽんと無月かな
夏柿
海亀の卵眠れる無月かな
霞山旅
無月にて影絵の獣逃げ易し
霞山旅
艦艇の逝きたる海の無月かな
灰色狼
鞭声粛々夜川渡無月
灰色狼
アルミ戸の鈍色匂ふ無月かな
街麦
無月かな胎児まだ目を閉じている
街麦
無人の灯廻る無月の観覧車
樫の木
カザルスのチェロの音積もる部屋無月
樫の木
言葉持つことの悲しき無月かな
輝 龍明
歌舞伎町の袋小路の無月かな
輝 龍明
寝袋に女を思ひ出す無月
亀田荒太
無月なら雲に歌うや恋の唄
亀田荒太
じやがりこを無月の空へ鳴らしけり
蟻馬次朗
シーソーは悲しい遊び月の雲
蟻馬次朗
骨壺に指輪返して無月かな
久我恒子
無月かな銃口の飢ゑ匂ふほど
久我恒子
六甲は無月ナイター五回裏
京野さち
白味噌の餡の匂うて無月かな
京野さち
無月なる三面鏡の蒼さかな
玉木たまね
臨月の腹あたゝかき無月かな
玉木たまね
本日はスープ完売につき無月
空蝉
無月なり屋台は観光客ばかり
空蝉
故郷の酒持ち寄りて無月なる
古都ぎんう
邂逅や無月の下に帯を解く
古都ぎんう
しゆくしゆくと物捨ててゆく無月かな
香野さとみ
無月かな床をかがやくまで磨き
香野さとみ
能面のごとき無月の湖であり
高尾彩
ひととこに群れ合うて寝る無月かな
高尾彩
雄弁な無月と寡黙なる風と
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
金のことばかりを思ひつつ無月
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
酒瓶の残る無月のケルンかな
佐藤直哉
イグアナの鱗息づく無月かな
佐藤直哉
ネパールの無月テイクアウトのカレー
彩楓(さいふう)
無月なり同じ絵本を繰り返し
彩楓(さいふう)
ラプンツェルの髪たなびきて無月かな
斎乃雪
ため息は空に重なり無月かな
斎乃雪
オブラート苦き無月の喉仏
司啓
ショッカーへの転身無月の決意
司啓
潮の香のやおら強まる無月かな
志保川有
駆落をしきりに唆す無月
志保川有
胸熱きシネマ帰りの無月かな
試行錯誤
パトカーや無月の町を疾駆する
試行錯誤
筆置きを少し汚して無月かな
時雨
燗はこぶ無月の廊下きしみをり
時雨
失礼の見本と飲みあかそう無月
酒井おかわり
静かなる拒絶無月は寂しき喪
春日のぽんぽこぴーな
ナマケモノ無月の哲学を説く
春日のぽんぽこぴーな
無月かな黒き匂ひの輪転機
純音
につぽんの唄をうたひて無月かな
純音
無月なり京より届く詔
小市
緞帳の錦糸ほのかに無月かな
小市
無月なる駅は深海魚の頭蓋
小泉岩魚
湯に咲かす死海の塩や無月なる
小泉岩魚
眠りたい眠りたい無月の東京
城内幸江
じれったい日本にいる無月かな
城内幸江
町内は無月おさかな焼く匂い
星埜黴円@ほしのかびまる 57さい。
轟々と飛ぶや無月のモノレール
星埜黴円
既知の海うねりてをるかいま無月
西川由野
無月また排卵痛といふ夢幻
西川由野
無月かなマクドナルドに祖母迎へ
静里秋希
水槽の泡音みちてゆく無月
静里秋希
筆洗のゑのぐ匂へる無月かな
倉木はじめ
忘れ水匂ひ立ちたる無月かな
倉木はじめ
爆音の余韻の長き無月かな
蒼鳩
無月なる三年坂を登りけり
蒼鳩
無月なる海に点すは煙草かな
村上優貴
火を焚いて無月の浜を揺らしたり
村上優貴
無月かな犬歯あたりのむず痒さ
多事
芋ようかん明日へ取り置く無月かな
多事
地下鉄が地上を走る月の雲
中岡秀次
ワニ園のワニの目光る無月かな
中岡秀次
月の雲偽薬が喉をすべり落つ
中山月波
無月の窓声を失くしたカナリアは
中山月波
無月なり在所太鼓のしだら打ち
直木葉子@しだらとは修多羅(しゅたら)。袈裟の上に垂らす装飾用の組紐。
整然と並ぶ無月の黒酢壺
直木葉子
無月かな砂鉄のような王の笑み
登りびと
猫あげます無月に枯れた段ボール
登りびと
満州の鉄路を伸ばし無月かな
桃猫雪子
無月とは君の耳石を振るごとし
桃猫雪子
無月かな山に百とせ湧く清水
桃福
酒買うてゐたり無月のすべり台
桃福
無月とやギター激しく転調す
藤井祐喜
べら棒に広き夜空となる無月
藤井祐喜
燐光の腐葉土匂ふ無月かな
内藤羊皐
触角の琥珀を疼く無月の夜
内藤羊皐
東京の一人に慣れて無月かな
凪野たいら
無月かな東京タワーの灯にはあと
凪野たいら
風の端を汐の香過ぐる無月かな
楠えり子
無月かな踵に重き浜の砂
楠えり子
無月なり古本のパラフィン紙剥ぐ
猫愛すクリーム
豚まんの匂ふ車輌にゐて無月
猫愛すクリーム
街灯の羽ばたきさうな無月かな
薄荷光
水底で息しているような無月
薄荷光
本に読む卑弥呼暗殺説無月
比々き
夢を乗せたわむ無月の枕かな
比々き
もの饐える香も我が家なり外は無月
武井かま猫
耳に無月音といふ音やはらかし
武井かま猫
真白なる引菓子抓む無月かな
蜂喰擬
少しだけ怖い絵本にする無月
蜂喰擬
エコーには子が漠然とおり無月
北野きのこ
無月なる国より君へFAXす
北野きのこ
無月にはお巡りさんの影が来る
末尾波世遠
何故といふ言葉を仕舞ひ無月かな
末尾波世遠
無月の夜駱駝の顔を見ずに描く
野地垂木
無月更く今のはもしや鵺の声
野地垂木
貫入の音やはらかき無月かな
有瀬こうこ
裏庭に知らぬ実のなる無月かな
有瀬こうこ
無月にて仁王の口のひらきさう
緑の手
水底の房事のまうへなる無月
緑の手
ハイボールに泡を追ふ泡あゝ無月
隣安
チャーシューは最後に食べる主義無月
隣安
チグリスのるこんるこんと無月かな
土井デボン探花
匂ふかに無月の石のましろかな
24516
カンパネラ奏づ無月の指先は
☆彡ましろなぎさ
米軍の飛び交う沖縄の無月
28あずきち
闇を吸ふ無月の潦の音
99カリン
トラック来る無月国道六号線
AQ
看板にウサギの笑っていて無月
GONZA
恐竜の骨を弔ふ無月の夜
Mコスモ
無月無言スポンジを欲しがる躰
Y雨日
無月かなこの膝に鉄或る不思議
あいだほ
無月かな人差し指で弾くピアノ
あいむ李景
無月かな近うて遠き夫の声
あい女
無月の庭水底めいて虫の声
アガニョーク
楼閣の灯を遠くして無月なり
あけび庵
無月なり夫の降り来る最終便
あさり
笛の音の珠と広がる無月かな
あつちやん
無月なりブイは静かに上下する
あまぐり
綿菓子の棒無力なる無月かな
あみま
車椅子無月の庭に置かれおり
アリマノミコ
星一つ雲を零るる無月かな
いごぼうら
カンダタの糸の端光る無月かな
うづら
無月の日に生まれた僕はかっこいい
うどまじゅ
無月の夜下巻にレシートの栞
オキザリス
白湯一杯しづかに注ぐ無月かな
お気楽草紙
中秋の無月近所に救急車
かつたろー。
カウンターに胡座無月のジンライム
かのたま
留守電に知らぬ声ある無月かな
かまど
頬腫らし口に血糊やきょう無月
かんな
冷凍のホットケーキや月の雲
がんばるけいご7才
おおきくてくろいさそりへむげつかな
がんばるたくみ5才
転職の履歴書たたみ無月の酒
きな粉のおはぎ
庭園は無月やはらかな雨の黙
かろころとふたつ無月のドロップス
クズウジュンイチ
スカイツリーに登り無月の帝都かな
ぐずみ
ベランダの灰皿あふれ無月かな
くろべぇ
目の前の尻の丸くて無月かな
けら
海風にエンジン冷ます無月かな
こじ
恐竜の臭ひはじめて無月なり
ことまと
雲竜の檻より逃げて無月かな
こま
無月かな体のどこかにある心
ざうこ
通天閣に息ひとつ吐く無月かな
さきのジジ
釜の蓋少しずれたる無月かな
さとうりつこ
湧水に笹舟残る無月かな
しいちゃん
無月なり形見の小引き出しは空
しかもり
膝崩す艶書合はせや月の雲
しゃれこうべの妻
猿橋の影たわみたる無月の夜
しろ
呪いのよく効きそうな無月かな
ず☆我夢@木ノ芽
浦人の声筒抜けに無月なる
すずめ
無月なり遺品整理の部屋狭し
すみっこ忘牛
子のあるを悲しと思ふ無月かな
すりいぴい
寄席を出て根岸に至る無月かな
だいふく
金粉は盃の底なり無月なり
たま
顔見たきラヂオの声や無月の夜
たんと
北上川洋々として無月かな
たん造
だんだらに漏れてゐる無月の吐息
ツカビッチ
ほんのりと雲ぬくもれる無月かな
つぎがい
無月なり贔屓の選手でぬ勝利
でこはち
無月らし空の綻びから匂ふ
テツコ@第二まる安
登り窯波打つ先の無月かな
てまり
無月かな回送となるバスを降る
でらっくま
おにおばけここはむげつのこわいくに
とうい(3さい)@代筆:登りびと
やはらかに濁る無月の湯をつかふ
とおと
漱石を読み耽りゐる無月かな
とかき星
行きつけの無月の椅子の親しけれ
ときこ
ビル灯りにょきにょき生えて無月かな
としまる
破れては面皰浸みたる無月かな
どろん
寄席はねて無月の街を地下鉄に
とんぼ
道化師の化粧落として無月かな
なおこ
サイレンのノイズを拾う無月かな
なかおち
ビリケンの足の裏掻く無月かな
なかの花梨
籠目籠目つぶやく虚空無月なり
なみはやらんる
カラオケの十八番かぶってた無月
はずきめいこ
無月なり月はしずかに羽化をする
はまのはの
無月の枕木にまた少女の血だ
はやて
得体の知れぬコロッケを割る無月
ひぃこ
作業員等眠る福一は無月
ひいらぎ@福島第一原発
溶液の紙に吸はれてゆく無月
ひでやん
缶の底光るドロップ月の雲
ひねもす
無月の森むらさき色を深呼吸
ふじこ
無月の灯失せし指輪の在り処
ふっこ
無月行く艏帆になるだまし舟
プリマス妙
インターフォンに蒼白き顔ある無月
ふるてい
逢ふよりも待つとき甘き無月かな
ほしの有紀
咆哮に返す咆哮無月なり
ぼたんのむら
我が里は無月に唄う鬼の居て
ぽんのじょう
重鎮次々と無月の密談
マオ
しろがねのお骨かさなりあふ無月
まどん
隠れ家の蕎麦をつまみに無月かな
まなたか
無月なり夢二の宿の杉障子
まるちゃん2323
自治会の集金に来ぬ月の雲
みかりん
自販機の声のはなやか無月かな
みくにく
ぬかるみを八艘飛びの無月かな
みちる
山深く草木根の張る夜は無月
みどりがめ
髙島屋のロゴはロケット月の雲
みどりちゃん
猫の目の青き無月の駐車場
みやこわすれ
ビーバーのぺたりしっぽの無月かな
むらさき(6さい)
無月の帰路を今日からは同じ道
ももたもも
無月の道イヤホン伝ふ息遣ひ
やまぶき
抜けた歯を投ぐる無月の屋根向かう
ヤマボー
むげつのよぶどうはくらいいろやなあ
ゆいのすけ3さい
飲み込みの練習続く無月かな
ゆすらご
典具紙を重ね無月の闇となる
ゆづき裕月
新宿は無月焼肉臭き袖
よあけの晩
無月なる光集めて半跏思惟
よしおくん
無月かな何故か男も淋しき日
よぶこどり
少し開ける湯殿の窓やけふ無月
ラーラ
仏像の白毫光る無月かな
ラーラ
大きなる饅頭もりて無月かな
らごん
片恋や無月の縁にくずす脚
ラッキーの母
暗渠へとくだる水音無月かな
ららやにほ
無月なるデッキにひとり踏むタップ
る・こんと
垣間見る無月の奈落怪奇譚
るびちゅ
靴裏にガムの粘つく無月かな
ローストビーフ
いつか子を宿す体よ月の雲
わらび一斗
横隔膜さげて湿りをかぐ無月
安達りんだう
母からの野菜無月の四畳半
伊介
もたれたる欄干細き無月かな
伊織
扁額の墨痕淡き無月かな
伊奈川富真乃
街の灯の光芒を研ぐ無月かな
位相朗
廃船の木っ端赤々無月かな
一宮寅五郎
頭痛薬ゆるゆる効いてきて無月
一斤染乃
二百回忌の虚無僧寺なり約束の無月
羽沖
さりさりと夜鎌を研ぐ無月かな
瓜中不眠
カーラジオ連れて無月の帰り道
塩の司厨長
無月らしICUに在る私
可笑式
ぬばたまの鵺が吐き出す無月かな
歌新(うたら)
産み終えて生暖かき無月かな
歌鈴
無月なり父の形見の香合仏
花屋
嬰児の寝息やわらか無月かな
花咲明日香
無月なり夜色のゼリーを掬ふ
花伝
無月かな背に赤子の頬の熱
花南天anne
無月かな憲法九条のポスター
花紋
ほろ酔いの無月や猫は集会す
茄子紺
蓮池に余滴が響く無月かな
蛾触
ザビエルのメガネ明るき無月かな
雅喜
無月ゆえ妻の乳房の暖かき
灰汁
美しき字の絵馬や無月の廃神社
灰田《蜻蛉切》兵庫
嗚呼無月結果が出ないとだめらしい
笠原 理香
遠吠えの声交差せる無月かな
梶  鴻風
無月から逃げて新宿地下街へ
うどん踏む母ほがらかな無月かな
瓦すずめ
子に聞かす魔法の話無月かな
甘泉
いろいろの老い受けいれて無月かな
閑茶
無月かなステージ4と言われし日
岸 れん
無月なり口惜しさうに妻わらふ
軌一
断橋の無月の村のショベルカー
吉 や
嘘つきと無月の街とソリ合うや
吉良水里
無月なるひかりの影と響き合ふ
桔梗
君ありや無月の中を匂い立ち
久蔵
絹の道旅した瑠璃や無月午夜
玉庭
象が人見る無月の動物園
筋トレ俳人
臨月の妻うつくしき無月かな
芹沢雄太郎
酒カップごとり自販機まだ無月
金子加行
手術前書類揃えし無月かな
金治宜子
この無月江戸の男の裏勝り
吟  梵
欄干に蜘蛛の繭揺る無月かな
駒鳥ロビン
前を行く煙草の残り香追う無月
空 春翔
海底に艦船いまだ無月かな
君島笑夢
肉球の膨らみ優し無月かな
桂奈
兄嫁の乳房豊かな湯や無月
渓湖
女優M無月の町で逢引す
鶏侍
伽羅香のふゆりと消ゆる無月かな
鯨木ヤスカ
天国があけっぱなしなので無月
月の道
仕舞湯を柔らかく揺る無月かな
月見柑
紙飛行機のすと消え入りぬ無月
元喜@木ノ芽
ゲラ刷りをにらみ無月の刻更ける
光乃
中秋無月風を振り切る男鹿半島
公毅
櫂こげば無月の湖の底匂ふ
広瀬 康
無月にて片目の猫を撫でまわす
江口小春
海底に鯨鳴き合ふ無月かな
江津子
妻の留守食器洗ひに呟く無月
江里口泰然
無月なり天守の鯱の影幽か
紅さやか
ハイデガーの黒いノートと無月かな
行里
空薫の香の染み渡る無月かな
香舟
今日は独り米炊き立ての無月かな
香羊
ぷつぷつと無月の京の醤油蔵
香壺
すっぽんの首伸び伸びと無月かな
高橋寅次
無月なるマイムマイムは手から手へ
高野由多
山際に無月ゆうるり発酵す
克巳
無月かな花田木綿の空の色
砂山恵子色
無月かな風がだんだん吹いてきた
座敷わらしなつき(7才)
長椅子の隅無月のウヰスキー
彩然
街なべて無月に甘し愛以外
斎藤秀雄
好い人で終わる無月のネオン街
桜川俵船
一杯の酒を無月に傾けし
桜桃の里
アースの缶蹴る音響く無月かな
皿檸檬
無月なり芭蕉はばせう曾良はそら
三重丸
三毳山麓の田深く無月かな
三毳
星ひとつ裾にこぼれし無月かな
山香ばし
水底に耳を澄ませる無月かな
山内彩月
原子炉の夜の警備や月の雲
山本 力
琴の音や無月の空の底光り
山本嘉子
竜骨の幽かに軋む無月かな
山野ゆうり
カップ酒干す無月のB寝台
四丁目
兵も見し無月の野辺の掩体壕
四方駄
わが骨の軽やかに鳴る無月かな
次郎の飼い主
獣みな駱駝の目をし無月の夜
七瀬ゆきこ
神ゐるに無月姉弟(きやうだい)諍ふや
柴原明人
無月の夜きのふを捨てにゆくところ
朱河
無月なり喫水線に機関音
朱契
無月かな昭和酒場の魚拓の目
春川一彦
拾ひ来し小枝を注連に無月かな
春木未空
各々方無月のやうなすかしっぺ
春爺
バンドネオン漏れ来る街の無月なる
春野いちご
テレビ灯無月の空の羅針盤
勝山
真珠貝すこしさみしき無月かな
小川めぐる
たたら浜のゴジラ足跡むむ無月
小倉あんこ
ギタア少し指に泣かせてゐて無月
小倉じゅんまき
無月のどうぶつえん河馬のスキップ
小田寺登女
古伊万里の鉢もてあます無月かな
小梅
ハンドルに歌うよ無月なればこそ
小野更紗
ベランダに書斎に君のいる無月
松山めゐ
翼竜の骨横たわる無月かな
松田てぃ
棄農決め老父杖立つ無月かな
松野英昌
剣劇の音す無月の演舞場
笑松
無月なり電話相手も無月らし
森一平
無月の窓寝返りできぬ腹の傷
真宮マミ
無月おろおろ空の畝耕さる
神山刻
漂着のくじら無月の雨となる
水夢
無月の屋根かたこと猫走りさる
睡花
馬刺し食う濃墨ぶちまけたる無月
酔いどれ防人
母豚の寝息やすらか無月なり
雀虫
見送りの人の輪散りて無月かな
瀬波秋鮭
無月なる船バーテンダーの無口
少しだけ優しくされて無月かな
清水仙人掌
蛇口より百滴目落ち無月なり
清清檸檬
池の鯉かたまりをりし無月かな
清波
贋作を飾る菩提寺無月かな
西尾婆翔
さまよえるみずうみ楼蘭は無月
青萄
頬骨の影きわ立ちて無月かな
赤い彗星の捨楽
月読の何を鬱ぎ込みて無月
雪うさぎ
郷遙か無月の山に子をあやす
千の葉
晴明の式紙放つ無月かな
千賀子
昏睡の父の髭剃る無月かな
千恵
山背負う南部曲り家無月なり
千葉睦女
足元の白線濁る無月かな
相沢はつみ
鬼平も出張る気配の無月かな
草央
少しだけ重そうな雲月の雲
蒼子
くりかへし無月に聞かすわらべ唄
蒼奏
点滴のしずく無月の夜を刻む
村松 縁
無月かな母乳色ともピエタ像
村上 無有
べルギーといふ国もいま無月かな
村上瑠璃甫
アナウンスの機長無月を惜しみたる
多々良海月
池の主首のびきっており無月
太子
レコードで聴くサラ・ボーン空無月
駄口竹流
無月なれば無月の支度して迎ふ
大塚迷路
無月の海駆け引きの嘘ついてみる
大槻税悦
遠汽笛子牛生まれる無月かな
大福ママ
無月を嘆く占部婦人の細き眉
沢田朱里
龍王の吐く水光る無月かな
谷口詠美
宴会の幹事無月を詫びにけり
谷川の蛍子
パンクした自転車連れて無月かな
竹 夢月
無月の夜遺影写真が決まらない
竹さ
青沼に河童消えゆく無月かな
竹春エリザベス
ビール瓶鈍く透けたる無月かな
中西柚子
湖は静か山は波立つ無月かな
中村水音
月の雲すり抜けてゆく一行詩
宙のふう
無月なる森のテントに透ける灯よ
朝桜咲花
ネオン管の如き電車去り無月
長田写々
家畜舎に眠りの降りて無月かな
直樹里
無月なりいよよ影増す石舞台
津軽まつ
十二万人超の戦災孤児の無月の闇
津軽わさお
大仏の肩柔らかし無月なり
辻が花
旅終えし単車の汚れ無月かな
天晴鈍ぞ孤
上半期課題送信せり無月
田山恵里子
命日に無月の庭の好きな花
田村美穂
無月なり犬の爪でも切ってみる
田付一苗
無口にもほどが有るなり無月なり
都乃あざみ
空爆の音なく眠る無月なり
土屋 木漏れ日
チューニング合わぬラジオや月の雲
冬のおこじょ
通夜の灯の夜通し消へぬ無月かな
東岡千佳
「月の光」本堂で聴く無月かな
東尋坊
箏の音のトレモロ湿る無月かな
桃泉
無月なり仁王の独鈷猛々し
新田 淑
蟠る黒雲の音無月かな
藤郷源一朗
約束は人咲かす花無月かな
藤田康子
風はざわざわ無月のマザーグース
豆田こまめ
広告の裏に孝の筆跡今宵無月
豆闌
蹲の水の溢るる無月かな
ゆっくりと落ちる点滴無月かな
堀に白鷺影として舞う無月
凪ひと葉
差し当たり酒は困らぬ無月かな
楢山玄冬
海抜ゼロ無月の底に沈みけり
尼島里志
太陽の塔無月の空を支えけり
日記
無月ほら誰かオカリナ吹いている
日出時計
無月かな卵黄つんと盛り上がる
日田路
月の雲喫茶ビオロンの焼跡
播磨陽子
神杉の墨色纏ふ無月かな
波琴
無月だと嘆いてばかりいるピエロ
背馬
無月なり握りしめたる手の力
白井百合子
肥後は無月や城垣の武者返し
八幡風花
無月なりなみなみと注ぐ水透明
飯村祐知子
水面蹴り飛竜無月の天へ消ゆ
尾上真理
助手席のくぼを湿らす無月かな
尾内以太
無月の夜跳ねぬうさぎを抱き寄せる
美年
猫の眼や無月に翡翠放ちたる
柊 月子
無月や妊娠検査薬は陰性
姫山りんご
「でわまた」と虚しく耳に無月かな
百合乃
懐のペン染み青き無月かな
百草千樹
主なき椅子や無月の窓開けて
富山の露玉
影の中影走り出す無月かな
風峰
ゆつくりと無月の夜の逆上がり
福蔵
人形の目はガラス玉無月かな
文女
貨物車の地平へ続く無月かな
聞岳
穏やかに生き生きと逝く月の雲
平康
うなゐ髪風に遊ばす無月かな
峰泉しょうこ
「すぐ消えるペン」で告白書く無月
蜂里ななつ
折鶴の広げぬ翼無月かな
堀アンナ
鐙確と鬼平急ぐ無月かな
堀口房水@鬼平=長谷川平蔵、『鬼平犯科帳』(池波正太郎)
母映す手鏡磨く無月かな
本上聖子
ずろずろと今宵無月の雲呑麺
凡鑽
窓開けて無月の街の匂い聞く
麻呂助
渋滞の車内の濁るごと無月
抹茶金魚
無月かな月の欠片を手に入れて
未貫
紅のこる吸殻ひとつ無月かな
岬りこ
当たり牌淡々と待つ無月かな
夢堂
無月なり孵らぬ卵サラダにし
牟礼あおい
無月かな半球睡眠のイルカ
霧子
鯱を過る無月の雲迅し
椋本望生
月読のいざなう蒼の無月かな
娘ニ非ズ
海亀と睦ぶ無月の溺れ谷
明惟久里
語らひも尽きて無月の細き肩
明夏
無月の夜影集まりて森歩く
明爽
病院へアクセルを踏む無月の高速
也和
合歓の木も眠ってしまふ月の雲
野々りんどう
みちのくの無月の波はいま優し
野々原ラピ
台湾茶の優しく苦き無月かな
野良古
バリューム飲む検査前夜の無月かな
柳児
野良猫に何故か好かれる無月かな
油揚げ匠己
運慶仏玉眼昏き無月かな
与志魚
一人茶を焙じて仰ぐ無月かな
葉るみ
針に糸通す無月のボタン付け
葉月けゐ
誰かこの赤鬼黙らせて無月
葉菜
人として粥喰ひ終はる無月かな
蘭丸結動
ラジオゾンデに線量刺さる無月かな
利尻
霧笛のみ聞こゆ無月の港町
利平
月の雲油粘土の色の海
立志
らふそくのほのほ無月を匂ひくる
立川六珈
無月なり鉄路不通の海の町
竜胆
吾にまだ友あるを知る無月かな
龍田山門
見覚えはあれど黙つてゐる無月
鈴木牛後
「よいとまけ」唄ひ山谷の無月なる
鈴木麗門
風紋や無月の駱駝齝めり
蓮華寺@齝む・・にれかむ 反芻すること
濡縁に土くれほろと無月かな
蓮水
無月なりビルの隙間はいつも闇
露砂
里芋の皮つるりんと無月かな
老人日記
酒下ぐる友づかづかと無月かな
巫女
若人にまぎれ無月のスペイン坂
朶美子(えみこ)
月の雲とぅるるんてんと爪弾けり
洒落神戸
連れ合ひの髪のかぐはし無月の夜
珈琲斎
始まりの世界の言葉月の雲
祺埜 箕來
墨色に七彩ありと無月かな
聰子
無月には声を潜ます几帳かな
艫の夏
無月の木手生え足生え向かい来る
芍薬
軍靴の音かすかに響く無月かな
髙橋冬扇
無月なのによくもこんなに酔つ払ひ
Kかれん
さびしさは無月の湖に溢れ落つ
いつき組福岡リスナー班/ 由美子
饅頭を買うて無月をそぞろ行く
いまいやすのり
溶接のさざれ火流れゐる無月
いもがらぼくと
べつかふ飴冷ます無月を葉擦れの音
このはる紗耶
明日は雨無月の電光掲示板
こはまじゆんこ
車庫に入るバス怪物のごと無月
さとう菓子
パイプ椅子湿り始める無月かな
ななえ
サーカスの獣寝付けぬ無月かな
なみは
アイロンの熱やわらいで無月の夜
まるひるま
真夜中の無月アフリカ象の涙
みえ
松島のホテルロビー無月のドビュッシー
月のうさぎ
白ねこの空き家を行き来する無月
幸の実(9才)
白銀の猫抱き上ぐる無月かな
三重野とりとり
ガレのランプの橙色や無月の窓
珊瑚
ヨーヨーマの名盤探す無月かな
新藤柑子
メーテルと無月の駅へ降りました
石川焦点
黒猫のぴんと耳立つ無月かな
田辺 ふみ
明るき方指差し合ふも無月なり
杜の緑子
ICU無月と告げて息二つ
彼方ひらく
茶わん蒸しの海老の明るき無月かな
福花

並

紺鼠の雲銀閣へ無月かな
28ひろきち
高枕静かに無月幕を引き
3temple
リリーバーサヨナラ負けの無月かな
⑦パパ
街の灯に急く人無月気付かずに
aya
やはらかく手をもとめあふ無月かな
be
エレクトリカルパレード過ぎてなお無月
chiro
あてもなくなきひとと酌む無月かな
GARU
亡き父と同じ齢の無月かな
HGDT
無月漂ふ黒ひょうの三白眼
k.julia
団子置き待てど待てども無月かな
KAZUピー
ぼんやりと無月夜歩く二人影
kkk
先ず一杯い古き良き友無月かな
kuri
無月の浜波の音聞きつ星探す
M多孫(タマゴ)
無月愛で菜転げ落ち手酌酒
n・桂月
金剛の山並み淡し無月かな
PON
LEDの灯寂しき無月かな
sakura a.
無月の夜留守番猫の目の光
sol
ひととおり話し終えれば無月なり
sunao
胸元の柔き真珠や無月の書
TAKO焼子
ハイヒ-ルの音やはらかになる無月かな
yoko
無月の電話口には君の声
あー無精
雲変じ無月の静寂看取りおり
あいみのり
言葉飲む横顔見えぬ無月かな
あい琶
無月とはあなたを想う詩の吐息
あおい月影
灯せども想い届かぬ無月かな
あきおかば
無月かな陶器のような頬白し
あざみ
ぼんやりと二人寄り添う無月かな
あしだかな
寝そびれし犬を連れだす無月かな
あすなろ
無月にて小さき鼓動捕らえたり
あつむら恵女
無月になり人工衛星出現す
あら さなえ
餡しっとり雲さらさらと無月かな
あわの花水木
雲上の宴よろしき無月かな
いくらちゃん
坂道をカタカタ下駄が鳴る無月
いけのはら
無月の夜雲の暖簾をかき分けて
いしだもよ
無月の書窓に蛍光灯の影
いつ女
無月かな街灯ぽつりと虫寄せる
いなべきよみ
病む夫の寝息静かに無月かな
いろり
ひとり居をひとり遊びぬ無月かな
いわさき楊子
無月かな噂話も聞き飽きて
うさぎまんじゅう
席次表作り終え無月まばゆし
ウルトラのはとこ
幾たびも暖簾めくれる無月かな
エイシェン
UFOの気配漂う無月かな
えび天
腹の子の名を書き連ね無月かな
えむさい
無月待つキラギラ海の工場群
オアズマン
待ちわびて団子ほうばる無月かな
オイラー
カーテンを5センチ開けて寝る無月
おおやぶちょ
湯上りや脛に無月のしろき風
おがたま
手酌にて問はず語りの無月かな
おくにち木実
真心も襖一重の月かな
おけら
戸のすきま羽音が聞こえ無月かな
およしこ
バイト後に燻らす紫煙月の雲
おんこう
無月とて円撃殺法閃きぬ
おんちゃん。
酔うた吾に犬も背ける無月かな
カオス
捨てきれぬ遺品の始末無月かな
かざばな
まとめ髪ほどけたあとの無月かな
かすみ草
無月なり100メートルのハイビーム
かたな
肩ふるる腕の温もり無月かな
かぬまっこ
無月なりラクダと歩く砂重き
ギコ
無月の宵交す杯午前様
きさらぎ
握りくる手のやはらかき無月かな
キッカワテツヤ
故郷や無月の家路いじ悪し
きっちゃん
ポケットの携帯震える無月かな
きなこもち
捨て猫を抱いて帰りし無月かな
きのと
無月とて部屋に満たそうコルトレーン
ギボウシ金森
無月なり今宵は家族揃ひをり
きみこば
祝儀出せず返事できない日の無月
きゆうかんちよう
便り待つ思い届かぬ無月かな
キヨ
あそぶ子の遅き帰りを待つ無月
きょうや
ペルセウス身震いをする無月かな
キョンちゃん
ビルの灯の消えて無月の風痛し
ぎんやんま
小さき孵化無月の砂が隠しけり
くさ
無月とや娘に礼を言われる日
くさぐき
雪舟の破墨のやうな無月かな
ぐでたまご
泥大島下ろす甲斐なし無月なり
くま鶉
帰る子の足音響く無月かな
くむ
無月の夜網戸の穴にガムテープ
くめ仙人
お好焼みごとに焼けて無月かな
くらげを
産声や無月の闇の明け始む
くりでん
母の視線さまよう先の無月かな
ぐりんぴーす
一人飯紫葉漬けぽりと無月かな
くるみだんご
仲秋無月みな独身の同期会
クレイジイソルト
焼玉エンジンひびく無月や辺野古黙
ぐれむりん@翁長知事追悼
無月なりジョギング一人音は無し
クロまま
旅客機の昇る無月の雲厚し
けーい○
VRの満月空し無月かな
コーラ味の水
下心無月に隠れ絡み合い
コケ刑事
無月くたし姦しき異人の声の丘
ココダン
休けい中無月の夜のうさぎさん
ここな
寄り添うて歩く無月の坂の町
こてつ川
無月遥か異国のメール待ち侘びて
ことり
古き松無月の雲の降りし枝
コナラ
出番まえ鏡に笑う無月の夜
こぶこ
背中に聞く清し寝息や月の雲
さくみ
便箋の余白明るし無月かな
さくやこのはな
能楽堂怪談話無月かな
さくら由美子
無月にて防犯カメラ作動中
ささき良月
無月よ濡羽色の羽根降つて来て
さとけん
白内障手術明朝無月かな
さぶり
チェロを弾く賢治あらはる無月かな
じあん
無月かな若い巡査は猿を追い
しー子
背でことん無月の散歩100歩目で
しおうらゆうこ
二人連れ細道を行く無月かな
しおかぜ
瀬戸内の無月舞台に網を引く
しげる
家猫とカーテン覗く無月かな
シニアモモ
ハイヒールの音吸い込まれゆく無月
しみみ
猫捜す灯り小さく無月かな
じゅりあん山本
無月なり嗚呼!杯は一つのみ
しんぎ
新世界へ売られし船出無月なり
しんしん
まろやかな三味線(しゃみ)の音色や月の雲
すえよし
別れぎわ囁き続く無月かな
スタルカ
祝福の声むずかゆき無月かな
スピカ
あてもなく帰りたくない日の無月
すま
湖舟にて無月にうかぶ山の城
すみれ草
魂を無月の先へ放しけり
スローライフ
瀬戸内の島の灯浮かぶ無月かな
せいち
無月とや一人降りたる無人駅
せつこ
ジョキングの人声多し無月かな
せり花
墓参り父母の声聞く無月かな
ぜんりゅう
透きとほる酒の似合はぬ無月かな
そめいゆ
救急のサイレン高き無月かな
そめやまさみ
煢然と終バス揺れる無月かな
たいき
月と雲寄り添い渡る空の橋
だけわらび
迷い犬張り紙破れ無月空
タック
ごたごたと盆栽並べ無月かな!
ちびつぶぶどう
無月あるく農機具小屋にコンバイン
ちょろたこいん
白装束の母斎場の無月
ちるちるみちる
過疎の邑無月の路の狭かりし
ツーちゃんの恋人
無月とて友とつどいて池の波
つつ井つつ
木も虫もしーんしーんと無月かな
つつ井つつ夫
ほろ酔いの足取り軽く無月かな
つわきの嫁
煌々と無月の空に刺さるビル
テン@第二まる安
月無くて只お団子の白きかな
ときこの母よしこ
無月かな幽霊塔の蝋の面
ときめき人
膝の猫無月は知らず夢の中
とし
飛火野にキャンドル千五百揺る無月
としなり@なら燈花会(とうかえ)の景
ただ無月思い馳せれぬその姿
ともかわすてむ
湖畔の湯白い石鹸無月かな
ドラタンリュウジ
スマホ持ち無月の下で膝抱え
とりぺい
無月かな白きオカリナたなごころ
ドレッシング
無灯火の土手突き進む無月かな
なご
膝の猫ぬっくりまったり無月かな
ナタデココ
まどろみの吾子ほの照らす無月かな
ナッツ亭カシューナッツ
寄せ返す無月の海の波の音
なないろ
彼方より風の音する無月かな
ぬらりひょん
無月なれども屋久島で見し大綱引
ぬるっば
外は奇声無月の窓に顔ひかる
ねひと
畝高く足跡残す無月かな
ねもじ
ままごとの母役久し月の雲
のぶ子
独り言多くなりたる無月かな
のぼ子
無月なり魔女の忘れし庭帚
のら
芭蕉の月求めて今宵は無月
のりた
臥す父と東京タワーと無月と
のりりん
徳島途中下車して出る無月なり
バーバラ
ああ無月重ねん命口つぐむ
ばあ哉
街路灯ジイジイわめく無月かな
パオ
家出せり無月がうれし土肥港
はしびろこう
雲の縁仄かに照らす無月の光
はすみん
時差超えて無月に祈るきみの無事
はつお
月の雲田毎の墓に火が点る
パッキンマン
雲の帯一枚二枚と無月かな
はっぱ
指でなぞる稜線あかき無月かな
ははろ
無月模様追い風よ吹け道照らせ
ハマさん
まくらには無月と決めて楽屋入る
はまゆう
息細く吐き向かひあふ月の雲
はむ
終列車窓辺に優し月の雲
はら美華子
失敗は成功の元無月かな
ばんしょう
昼間見た子トカゲ無事か無月路
ビーエム小僧
鳴き砂の音や無月の琴ヶ浜
ピーター
はしご酒無月にはずむともがらの声
ひなた
街灯の下でケンパー無月かな
ひなた県一之進
鬱々と薬飲む日や無月なり
ひな子桃青
縁を行く蜘蛛になりたき無月かな
ひよこ豆
望遠鏡地に向く無月かな
ひよとり
亡き父の我が胸に生く無月かな
ひよはるばば
目を閉じて君の香探す無月かな
ひろ
決勝戦終わって向かう無月かな
ひろくん11さいのママ
月曜日いかりとなみだ無月かな
ひろしげ11さい
ポートタワー無月の波に映りけり
ヒロタケ
無月かな久能の山に灯がともる
ひろのじょう
目瞑れば煌々とある無月かな
ひろろ
無月の夜ランプの宿に酒を酌む
ひろ史
地下鉄を降りて無月の街あかり
ひろ志
柄握り両者の呼吸無月かな
びんちょー
最果ての岬に立ちて無月かな
ふうせんかずら
停車線首屈め観る無月かな
ぶぅちゃん
絶交はこれで三度目無月なり
ふくろう悠々
ラジカセの笙の音しみる無月かな
ふさこ
かぐや姫の香る空き家と月の雲
ふたあい
最終を待つタクシーの列無月
ふわり子
古妻の無月を愛でる竹床几
ペコちゃん
無月待つアンドロメダの密か事
ペトロア
呆けたる義母と無月の堤かな
ヘリンボーン富樽
無月の灯海に雫を落としけり
ぽろたま
言ひ訳も愚痴も呑み込む無月かな
ぽんず
ワンセグの電波途切れし無月かな
ぽんたちん
酒呑むに異論なき友無月必ず
ポンタロウ
更年期ヨガのポーズす無月の夜
ほんゆみ
やや抱きて無月の天に子守唄
まさこ
波音を深く吸ひ上ぐ無月かな
まさよっち
さういへば口づけもせし無月かな
マダムキミコ
石段へスマホを翳す無月かな
まち眞知子
掌をピクリとあてる無月かな
まの
ラヂヲから月光流るる無月かな
まゆ実
漆黒の山迫りくる無月かな
ミィ
無月なり永代供養想測る
みかん
道案内白き手を取り無月かな
みくらまる
無月の夜岡山天体観測所
みさき@天文学者を生業としています。
無月でもロマンチックな夜もある
みずほ
犯人はたぶんあの人無月かな
ミセウ愛
荷風センセと無月の空を眺めているよ
ミセス・ロードムービー
命日に白檀香る無月かな
ミセス水玉
深夜ラジオと無月のような素顔
みなつ
時折りに潮の匂ひの無月かな
みなと
無月かな今日も君は既読スルー
みなも
舗道行く白杖の聴く無月かな
みのる
嗚呼無月蠢く影は赤子抱き
みみせん
無月かな観測会も中止なり
みよしい
電柱にたずね犬見ゆ無月かな
み藻砂
小きかな無月の浜の岬灯
むじーじ
拍子木の音落としゆく無月の路
むたき八八
野天風呂ひと影ゆらり無月かな
むったん
店を出て前後不覚に無月かな
むにむにちゃん
草むらの猫の目とあう無月かな
むべ
無月の夜野外ライブの音高し
むらたふみ
耳裏に川音騒ぐ無月かな
めぐみの樹
無月なり稚児の頬に団子かな
め組ひょうたん
逃げるかの尾灯の鉄路無月かな
もせきのこ
無月なりJAXAに後喜の灯あり
もちえちゃん
無月なる悶える雲のオブラート
モッツァレラえのくし
自販機のどすんと響く無月の夜
もりお
無月無月経無神経無欲か
やえ子
酒臭き男衆仰ぐ無月かな
ヤッチー
フォルテシモ奏でる前の無月かな
やぶつばき
そこに猫無月の庭に目の光る
やまぐち
無月なり盃上げて会いたいよ
ゆぃ
雲の端を切り取り無月匂い立つ
ゆうほ
警笛に眩み線路にすくむ無月や
ゆみ
横丁や無月を仰ぐ千鳥足
ゆみづき
遊郭の灯り恋しき無月かな
ようざん
無月の夜ほお撫づ光に母おもふ
よしとも
伊月庵無月静かに雲流れ
よりみち
コンサート終る雑踏無月かな
ららら句
御簾越しに奥ゆかしきは無月かな
りぃらっくま
街路灯滲む北京の無月かな
りう女
神木のくすの木あをし無月かな
リバティーさん
幾たびも眺めど無月なほ無月
りんご
憂鬱な気分で家路無月かな
りんごのほっぺ
無月なり骸くるりと反転す
るるの父
むげつよるあかりぼんやりうつくしい
れい子
無月かな波寄す能登の宿に来て
れっどべりー
団子供えて空を見上げる無月かな
れんげ畑
無月なり酒でも呑んで寝ちまうか
ロクヨン
はりはりと沢庵齧る無月かな
わたさん
手を繋ぎあぜ道二人無月なり
わらべ詩
急逝の叔母を偲びて無月かな
わわ
透析の痕や無月の帰路遠し
亜音洲
船覆ふ六甲の影無月かな
哀顏騎士
無月でも明かり探せし六十路の夜
茜峯
老犬の立てなくなりし無月かな
安田 信洲
高層階ひとり無月と酒を酌む
杏と優
レコードの音の恋しき無月かな
伊藤欣次
ペットボトル起こす無月の台所
伊予吟会 りひこ
航跡や復路は無月A甲板
伊予吟会 玉嵐
どんどびや無月に探す波の際
伊予吟会 福嵐@今治のどんどび交差点は、昔川と海の境でした 今は道路ですが!
寄り添へる人なく影もなく無月
伊予吟会心嵐
うとうととつけペン落とす無月かな
位子
待ち望む青き杉玉無月かな
為一暢道
八つ手の葉打つ雨を聴く無月かな
井上喜代子
昨年の月語り合う無月かな
井田みち
街の灯の遠くに見ゆる無月かな
郁李
無月には無月の魅力語り合う
一咲ふゆか
無月ゆゑつながる手と手赤き頬
一心
静静と子の降りてきし無月かな
一人静
無月なるを快しと思ふものあり
一茶お
賢しらに世を論ずれば無月かな
一呆堂
キューケースの歩む渋谷は無月かな
茨城のポキヨシ
亡き母の遺影を仰ぎ無月酒
茨城俳人
無月の夜狼王の命尽く
右川かみな
満願の満ちるを待てる無月かな
羽 真美佐
山香町吸収されて無月かな
羽光
影ありや在りやなしやの無月の夜
羽藤武彦
終電の音の遠のく無月かな
雨霧彦@木ノ芽
バイエルのおんぷ乱れて無月かな
卯年のふみ
亡き母に似た人と会う無月かな
永井桂
月の雲軽くひっかけ立ち話
永想
幕間のざわめき響く無月かな
詠野孔球
航空機灯りチラチラ無月かな
ハイヒールため息一つ無月かな
苑菖
窓外は無月や出刃を研ぐ老婆
塩谷
無月には無月の愉悦耳をかせ
塩豆
電車降り家路に急ぐ無月かな
横じいじ
亡夫探しさまよう女に無月かな
横山薫子
無月にはどぶろくくらい笑いましょ
温湿布
無月の夜風に漂う煙管の煙
音澤 煙管
無月なり釣人しずかに糸垂らす
佳月
室内の月光の曲無月かな
加藤賢二左右衛門
一度目のくちづけの日は無月なり
夏風遊々
子の心見たき無月の丸みかな
花 節湖
二つ三つ無月の庭に泥団子
花河童
冷えきった唐揚げの皿無月かな
花柊
待ち人や哀しき帰路の無月の音
花氷の君
庵より香の仄かに無月の夜
それでよい女たるもの無月の如く
華らんまま
妻笑う無月の意固地わが意固地
雅雅丸
結婚の二文字無月で延期とす
雅鬼
思いはせ書いた恋文無月夜
介タマ母
独酌や影を肴の無月かな
海月@大阪
街灯の次は遠くに無月かな
海風山本
無月なり銚子一本ひょいと空く
海野しりとり
カーテンを無月の風の撫づる音
垣内孝雄
道祖神〔さいのかみ)窪みし頬の無月かな
楽@木ノ芽
操車場貨車の入れ換え無月かな
葛谷猫日和
ほのあをし無月の月のあるあたり
釜眞手打ち蕎麦
門灯の遠くに見ゆる無月かな
勘太郎
半額のおはぎ買ひたる無月かな
幹弘
無月かな天岩戸の如き雲
岩のじ
無月かな畑に獣の目が光る
岩魚
雲白く輝いている無月かな
喜多輝女
垣根越し行水の音無月なり
希林
はにかみて無月に渡す指輪かな
幾恋良石
小心の大望抱く無月かな
気まぐれ 稔久
うたた寝に胎児の記憶探る無月
気球乗り
其処にゐるとは知りたれど無月なり
季田
重ぬるは盃ばかり無月かな
輝峰亭
一徹のバットが唸る無月かな
輝棒
甘噛みす犬侍らせて無月かな
鬼怒
河川敷ゆるりと走る無月かな
義桂
常灯の慣れる眼に無月かな
菊池洋勝
親がかり無月を知らず寝たっきり
吉田育実
明らめた空に探すや無月かな
丘 るみこ
帰り道孫とみるそら無月なり
久衛(ひさえ)
無月なる道ひたすらに白脚絆
久仁重
黙々とアイロン掛ける無月かな
宮坂変哲
テント張り機材揃えて無月かな
宮写楽
許される無月の逢瀬君は影
宮島ひでき
一年余やみてくさらぬ無月かな
宮武 桜子
復興の兆し明るき無月の地
宮﨑紅清
語り部のはなし尽きない無月かな
弓女
製油所の灯の煌々と無月かな
虚実子
がんばれのラインなぞるや無月かな
京あられ
今宵は無月の空に語るかな
京のみやび
カツカツと無月の道を急ぐ音
京丸
無月かな語らぬ夜に秘めこころ
句詩呼
帰り道無月のあかりにじみけり
握る指無月の里を案内す
空翠
閉め出され無月の空に涸るる声
熊耳
昼からの心配当たる無月かな
熊縫まゆ
水上る堤は凪よ無月かな
栗田もとえ
ジャズ流れグラス叩きて無月かな
桑島 幹
教えてよ無月似たる胸のうち
無月なれど待つは楽しき歩道橋
群馬の凡人
縁台の団子は減れど無月かな
啓泉
黒々と無月の森に鳴くカラス
恵風
和箪笥の開け閉め忙し無月かな
線香のけむり供えて無月かな
蛍子
無月の上は燦燦大気圏
蛍川
告白は無月の闇に吸い込まる
月の砂漠★★
深々と満々と呑む無月かな
月々
いさかひもいつともわかず無月なり
月城花風
麻痺腕は手放したかな無月まで
剣八
無月でも天地で交わす笙の演
嫌佐久
釣り人も張らず弛まず無月かな
犬井山羊
紫の雲浮き立ちて無月かな
犬散歩人
潮騒の音を頼りの無月浜
研山
客帰り無月の卓のすき間かな
原田一行
無月かな絹擦る音の桃源郷
弦流
母恋し砂丘の彼方は無月なり
己心
妖しさや雲をはべらす無月の夜
戸田健二
馴れ靴を半足欠いて無月かな
枯丸
かぐや姫留めおくかの無月なり
五月
この在をひと巡りして無月かな
向日葵
やけくその酒また旨し無月かな
好伴
競走馬無月の夜に草をはむ
工藤浩之
石仏の目尻下がりて無月かな
ふりむけば手を振る母の影無月
江久保亜月
無月なる街の灯やはらかし
江戸川青風
臨月を撫でる細き手無月かな
江美子
静寂の無月モスクに厳かなるアザーン
紅の子
旅支度手を止め見やる無月かな
香月
くちづけの場所を探して無月かな
高村七子
無月なる路地缶コーヒーの凹溜り
高村優雨花
望まぬと見上げた夜空無月かな
高野 浩 たかの こう@『極上の孤独』という本の「他人には期待しないという」言葉が自分の心をなぜか軽くしてくれた。
喧嘩してトボトボ歩く無月の夜
黒うさアリス(35歳)
稲荷社の門くぐりたる無月かな
今井佳香
無月なる海道の橋うつすらと
今治・しゅんかん
世の中は物溢れたる無月かな
根本葉音
『大丈夫』無月の宵も君は明るき
佐山夕子
坂道と先祖供養の無月かな
佐藤邦夫
無月なる都会に満ちる電子音
歳三
街じゅうが無月に光る自撮りの手
榊勇吉
光求め精子窓口置く無月
榊裕江子
ひたすらに淡き想いの無月なり
咲耶とこ野
一夜限りの人と見る無月かな
桜小路
無月の宴上戸ばかりが残りたる
桜姫5
恋のよにままならぬこと無月かな
桜木れい子
待ちわびて空っぽの皿無月かな
桜夜月子@木ノ芽
あきらめて無月の寝どこ目をとじる
札六
遠吠えや病舎の窓に無月の寂
雑草おばさん
白昼の叱咤今宵も無月かな
三羽異治
母に似た背にすれちがう無月かな
三子
無月だと知って釣り人竿を出し
三水低@第二まるやす
たしかめる母の寝息を無月かな
三大夜景
花魁のうなじの如き無月かな
三池宏
風の無月角曲がれば焼きたてシュー
三島はぐしー
夢二絵の山荘に来て無月かな
三輪佳子
一人部屋フロイド聴いて無月かな
山下修三
尺八の音融け込みて無月なり
山樫梢
通夜の席いくつか空いて無月かな
山口富子
入道も仁王も睡る無月なり
山西琴和浦
その方に盃翳す無月かな
山川咲
無月の夜寺の梵鐘遠く聴く
山都屋
行く末を案じて無月に君想う
山野はな
悪人らベンツ降り来る夜は無月
山陽兵
泡盛に酔ひ島唄に酔ふ無月かな
残月
笛のしらべ確かに聴こえし無月かな
史月
無月とてかすかに光る蜘蛛の糸
四季園楽@木ノ芽
繁華街坩堝と化して無月かな
四葉
技はあれど心に無月あればよい
士王
鴨川も鄙の厠も無月かな
始の子
傍らの無灯の液晶無月かな
枝温李
殺気刹那空斬る刃鳴り無月散る
紙威
非常灯明滅す無月の宿に
紙魚
無月なり風切る尻尾が出迎えし
紫雲英
父母の面影揺れる無月の夜
紫香
負ぶわれて父の背越しの月の雲
紫檀豆蔵
手探りの人生地獄無月なり
詩楽麿
影絵から飛び出す一疋無月かな
治もがり笛
名の川を注ぐ無月の海もがな
耳目
国家試験再度実らず無月の夜
七生姫
殉教の無月の島に十字切る
篠田ピンク
信心の無き身に似合う無月かな
写俳亭みの
初孫のエコー写真や無月かな
紗々
流るるや濃墨薄墨の雲無月
若澤杏子
爪弾きの三味の音かすれ無月かな
朱夏A
漁火の疎らなる海無月なり
樹朋
寂しさのなほ増さりたる無月かな
宗本智之
無月こそ酒の肴ぞ猩猩講
修生
自力V消ゆる無月のスタジアム
秋月
供え物下げつつ仰ぐ無月かな
秋月なおと
無月なり黒千代香の中もまた無月
秋月流音@木ノ芽
無月なる夜空みあげる鬱な闇
秋光
中秋の無月雲間より光もれ
秋桜
転院を切り出すタイミング無月
秋色あじさい
刻々と変はる無月の空を愛づ
重翁
ぶらぶらと夜の銀座の無月かな
無月かな合格発表待つ如し
春果
かげふたつ裏浅草は無月かな
春日
野良猫のすり寄る露地の無月かな
春蘭
千の窓に千の灯ありて無月かな
順女
色くすむ雨の街灯無月かな
勝太郎
無月とは知らずに君の指輪買ふ
宵待草
傍に夫確かにそこに在る無月
小鞠
水明かり鷺の飛び来し無月かな
小橋春鳥
ハーモニカ童謡吹きし無月かな
小熊利雄
高波の浜辺に消へし無月かな
小原 護
ほろ酔ひの醒めし無月の旧友(とも)二人
小山晃
退院の杯たしなまん無月とて
小石日和
箸取らぬ夕餉の残り無月かな
小千住
琴糸を押す半音の無月かな
小川 都雪
山寺の金音さびし無月かな
小塚 蒼野
意欲すら削ぎ落とされし無月かな
小田慶喜
無月よりまたよろこびの始まりぬ
小田和子
無月の夜ニ時方向に笛太鼓
小明子
街道を抜ける風の音無月かな
松永裕歩
AIに認識させぬ無月かな
松山
雨匂う通夜の帰りの無月かな
松山女
過ぎた日はセピア色なる無月かな
松茶
踏まずともよきをまた踏む無月かな
松茶 巴(プレバト研究会木の芽会員)
無月にも狸ばやしの證誠寺
松楠
澄む声のドア押し開ける無月かな
松風子
縁側で幾度も見上ぐ無月かな
湘輝
釣舟や無月の沖に浮かびをり
照波
京の旅果たせず夫無月かな
笑子
無月かな夫と手をつないで歩く
笑酔
サッジーン金紙折るる無月かな
常夏松子@サッジーンとはタイの華僑の中元節(お盆)
平成の最後の御言葉無月かな
植木照美
企画書に託す社運も無月なり
寝たきりオヤジ
語りつつ駅へ見送る無月かな
慎吾
冷蔵庫にチョコミントある無月かな
新野見 墨花
亡き夫の逢いに来さうな無月かな
深山 紫
無月なる浜へ朽ちたる漂流船
深草あやめ
天あおぎ無月の孤独瞼閉じ
真紀子
海無月船底の荷は龍の玉
真繍
隠れんぼ母さんと叫ぶ 無月かな
真蛭
無月や吾ひとり喰らうチョコムース
真優航千の母
忘れてる赤いミニカー無月かな
真林
七回忌過ぎて無月や吾子を抱く
神山やすこ
灯火果つやがて無月の雲明かく
仁和田 永
待ち合わせ無月に冴えるワンピース
水間澱凡
黄金に雲縁取る無月かな
水水水澄
車道の灯(ひ)頼りに走る無月かな
粋宣
無月なれ君を送りし細道なれば
粋篤
愛犬の目に灯の無月かな
粋流
ひとり居のいくたび仰ぐ無月かな
翠穂
忘却の吾妹の白き無月かな
酔楓
最終のバスの遅るる無月かな
杉本とらを
七曲り無月の道を進みたり
菅谷 糸
沢庵をかじり茶を飲む無月かな
澄海
街の灯の潤む無月の湾岸道
瀬々葱坊主
多摩川の無月に押され繋ぎし手
星海
宴閉め人は去りてもこの無月
星海(せいかい)
無月なり唐変木の雲浮かび
星降松
無月夜半家路と違ふ道を行く
晴好 雨独
むささびか無月の森の空気裂く
晴日和
無月の空底明かりしか伊吹嶺よ
正木児童
笛の音の無月の闇に沈みけり
清一
母の愚痴まだ続く帰路無月かな
清水 町子
晴れを待つ縁先に馳走無月の夜
聖右
無月なる砂丘の海の波の音
西山哲彦
着信を心待ちして無月かな
西川あきや
バロックを口遊み聴く無月かな
誠馬
曲がり角ひとつ違えて無月かな
青い月
蓼科の山々重く無月かな
青伽
小さき者あへて無月に生まれけり
青柿
コンビニの灯あかあかと無月かな
青玄
水面には星のみ写る無月かな
青泉
君は発つ無月の駅へペダル踏む
青楓也緒
居らずとも遠くを思ふ無月かな
青木豊実
風呂あがり無月の風に身をさらし
斉藤ふみえ
稜線の仄かに見えて無月かな
石井せんすい
黄土平坂迷子になりし無月かな
石井美髯
お別れを無月の向こう側へ投ぐ
石川 聡
月恋へど哀し無月の神楽笛
石爽子
手品師の布切れ摘まむ無月かな
石野上路無
無月の袋小路に琴の音
赤好庵
旧型の玩具蠢く無月かな
赤馬福助
海もまた闇に静まり無月かな
雪花
無月の公園幼虫這い出せり
千鳥
雲の上如何に眩しき無月かな
千波
交番は一隅照らす無月こそ
千里一歩
臨月の胎児のこづき無月かな
占新戸
雨の音鮮明に聞こゆ無月の夜
川畑彩
逢引にこの闇うれし無月かな
浅見 弓楽
無月の喪天眼通で見やがれよ
祖乞
仰げども心は晴れぬ無月かな
倉の人
携帯の着信ひかり無月かな
倉形さらさ
玉音に耳傾けし無月哉
想予
孫あやし煮物の匂い無月かな
草人
徘徊を追っかけている無月かな
荘介
宿の下駄鳴らし無月の街闊歩
蒼香
母遺す聖書を繰れば無月かな
霜月
お供へを盛りて縁先無月かな
村上研一
指差して今はあの辺無月かな
多聞仙
絹ごしの無月の闇のなめらかさ
太一
書く術のない水面なる無月かな
太架子
街の灯をやんわり研ぎし無月かな
泰然
隠れても残り香のあり無月の夜
鯛 風
ふとももの無月に白く浮き出でり
台所のキフジン
溶かしバター重ねたような無月かな
大井河薪
何も持たず進む道ある無月かな
大蚊里伊織
帰省した無月の町に避難指示
大岸歩美
下駄の音こだまとなりぬ無月かな
大谷如水
無月や壊れたカメラのせいにする
大弐の康夫
気がつくと海に入る間も無く無月なり
大迫 啓正
無月の夜脆くなりゆく靴の底
大富孝子
寄る波のそよともせずの無月かな
只暎
盃重ね無月となりし京泊り
達哉
なにをするにせよ間の良き無月かな
谷元央人
サイレンが無月の街を駆け抜ける
短夜の月
帯締めてうすく紅ひく無月の夜
池田香
街灯の灯りを頼りに無月かな
池田和正
片足を吊りて見上ぐる窓無月
竹の子
桃青を追うて鹿島は無月かな
竹庵
無月なる初恋の娘のひかりかな
竹伍
布施ヶ坂しばし無月の里灯り
竹福
しみじみと自問自答も夢月かな
竹林
一毫の光取り入る無月の夜
力込め捏ねるそば粉や無月時
中村トマト
スタタタと無月の道を走りけり
中田氏
影薄い父と歩きし無月かな
中野久子
行灯の奮い立つ日や無月かな
仲七
人の名を思い出せずの無月かな
昼行燈
音冴ゆる無月やしろき花の脈
衷子
無月夜に少し遠出の宵の膳
朝ぼらけ
街の灯の隣は闇で月の雲
潮ベルト
花嫁の父を務めし無月かな
長谷川ひろし
御簾翳し訪れを待つ無月かな
津葦
無月の夜酌めば明日は定年日
津軽ちゃう
ふらふらとほろ酔い帰り無月かな
鶴田梅勝
水琴窟静寂閑雅の無月かな
貞山
親逝きて行く故郷もなき無月
定吉
待ちぼうけ風は吹けども無月かな
泥酔亭曜々
無月なり語り尽くせず回り道
哲也
無月とはほろ苦いともまろみとも
天野姫城
庵静か無月の庭に琴の音
田中 恵美子
離婚届無月の夜にひっそりと
田中ようちゃん
地下鉄の一駅歩く無月かな
田中勲
無月なる玻璃に雨滴の文崩れ
田中耕泉
はやぶさの電波届きて無月かな
田邉真舟
養生せし窓は年中無月なり
塗り猫にゃん
水平線すすむ帆船無月かな
杜志
森閑たり和尚も侘し無月かな
渡野しえん太
畦道や無月の帰路の冒険心
渡来不二人
ベランダの祖父は紫煙と無月かな
土井小文
此の道の無月のままに続くらむ
土屋虹魚
地図になき枝道伸びて無月の野
東山
無月なり妻の話は止めどなく
東西南北
一獲千金は秘めたまま無月
桃八
子を連れて友と語る夜無月かな
藤すみ
口喧嘩ふたり無月の遊歩道
藤井眞おん
縁遠い自分嫌い無月嫌い
藤鷹圓哉
呱呱の声吸い込まれ行く無月かな
藤娘なつ
無月の空うわさ囁く女たち
藤野あき
横笛の聞こえそうなる無月かな
陶然
ぬくもりを離れて感ず無月かな
瞳子
眼を閉じる吾が無月か灯りつく
銅鑼の音
火星みる空は無常の無月かな
徳永 北道
無月に一人卵かけご飯を食べる
徳本あつ
帰り道無月の人の歩は前に
栃木のあーたん
無月にてあざとく見つめる横顔
豚ごりら
自販機の音だけ響く無月かな
奈緒女
無月かな心の闇の深くして
南雲風花
引退のゴング数える無月かな
南亭 骨太
縁先で酒酌み交わす無月かな
南風
オペラ座の魔笛を覆う無月かな
南風紫蘭
酌む酒の物足りなさの無月かな
二宮 奎
静けさや無月の森に闇の音
二上松風
堀に魚音だけ跳ねる無月かな
肉野州民菜
仏前の経文ふせし無月かな
日本酒
終戦の無月の荒地の静けさよ
如月
木戸通る無賃の客も無月かな
忍冬
病院脇の坂立ち漕ぎいそぐ無月かな
寧菜
漁火の横一線に無月かな
猫楽
無月にてレモンドロップ翳し見る
猫渓
雲速し無月の窓の供え物
猫舌扁平足
晩成の人生信じ無月かな
波の音
自転車の無月の土手の帰り道
馬場東風
駅前の居酒屋に居る無月かな
馬場馬子
無月なり時には地球見ぬも好し
俳ビギ名
むらさきの空の束の間無月かな
俳菜裕子(はいさいひろこ)
雲間から尾灯が動く無月かな
背番号17
お供えを飛び越えあおぐ猫無月
梅笠
小さき灯点し機は発つ月の雲
白丘山人(893人)
無月かな散歩で聞こゆ夫婦喧嘩
白銀むさし
食卓のパン盗み食い無月の夜
白虎
夢断たれ無月の窓に揺れる松
白山
野良猫の喚く廃墟の無月かな
白瀬いりこ
予定日を過ぎて吾子待つ無月かな
麦吉
待ち人の約束遠く無月かな
畑 詩音
老犬の咳外に出れば無月
八作
妖しさや雲を手玉に無月の舞
八次しおん
布袋腹三つ無月を鼾睡す
半熟赤茄子
迷い子が無月の沢で翁待ち
比保倉亭酢
独り居の無月の宴の真闇かな
比良山
菩提寺の枯れてセピアの無月かな
枇杷子
吐瀉物のまみれる町の無月かな
美紀子
ばあちゃんとかぐやひめでもよむ無月
美人晩成
群青の雲海無月みやびなり
美翠
無月かな元気あたえる薄明かり
美泉
もれ出ずる光の清か無月かな
布杏多
早瀬橋流る日々の無月かな
風らん
読みさしの本紐解くや無月の夜
風花
アルバムの整理終わらぬ無月かな
風華
無月なる雲に僅かに混じる金
風間昭彦
背きし子の貌顕ち来る無月かな
風紋
フラスコに灯り映りて無月かな
風由花
透かし見るオンザロックの無月かな
風来
クレヨンの孫の月みて無月の夜
服部 勝枝
新しき水子の位牌抱く無月
服部睦月
湊かなえ手にし無月の窓際へ
福良ちどり
李白の杯を傾ける無月
物心
遮断機を待つ一分や月の雲
文月さな女
無月にて人形遊びする子かな
平松洋子
無月の夜摩天楼さえ寂しげで
平塚雪月花
酔い覚めて独り辿れる無月の坂
碧井びわこ
喜望峰波しづかなり無月かな
穂の美
無月の夜雲の晴るを祈るかな
母里 龍之介
雲の端照らし型取る無月かな
峰江
無月の日逢えぬ女を思い寝る
泡水
ざわついた森の匂いを無月かな
豊田すばる
無月なる黙の震音向月台
電話待つ我が身が嫌ひ無月かな
望月ゆう
無月かな浜に流れる人の波
北村 鯨子
月の雲検針の手も休むかな
北村 崇雄
積み上がる自己啓発の本無月
北大路京介
まちまちて無月の空や時過ぎし
本銅守
無人駅無月に香る千枚田
末摘花
灯を細む窓辺の宴や嗚呼無月
万 橄欖子
命日の夜の冷酒に無月かな
万斛
包丁のリズム知る我知る無月
未知
酔ひ惜しみ無月の土手を下りけり
未々
無月にて酔い覚め帰路のぬるい風
蜜華
ひびわれし母のオパール無月かな
眠る烏龍茶
大漁を胸に秘めたる無月かな
夢一紋
人狼の人の顔して無月なる
夢見亭笑楽
無月何処雨のネオンの小さき空
夢芝居よしみ
波間には漁火跳ねる無月かな
綿井びょう
包み飲む薬の苦さ無月なり
茂る
無月ならほうきに乗ってひとっ飛び
網野れいこ
一炊の夢見るごとき無月かな
木人
ジャズライブ寺煌々と無月かな
木村ひむか
街燈がやけに眩しい無月かな
紋舞蘭
スカイツリー無月の空にそそり立つ
野ばら
神通力無月あおぎて試す母
野志蒔子
三次会無月の雲がとぐろ巻き
野純
エコバッグ提げて無月の空仰ぐ
野倉夕緋
貴女への詩歌綴りたる無月かな
野中泰風
つつかけのままさまよへば無月かな
野津理恵
老いひとり無月のあかり夫(つま)想ふ
野木瓜
無口だが無月のやうな夫と居り
野々ゆか
無月裂く汽笛の後にレール音
薬師丸ひで樹
あなたのそれはさながら無月
柳﨑草花
テレビ塔三基の影や無月なる
薮久美子
一茶めき吾子の重さを知る無月
唯我独善
事切れし海鳥抱く無月かな
優純bow
プロポーズ受けて眠れぬ無月かな
友里
待つ人は来ぬかも知れぬ無月かな
有田みかん
四番打者無月の空にホームラン
由坊
黒々と送電鉄塔峰無月
余熱
無月には人魚が泡になる話
誉茂子
さわのべの篠の音遠く無月かな
洋壬
百戦の白猫が行く無月かな
洋々
纏ふのはジャズの旋律無月かな
葉月のりりん
フランスの無月音にせしドビュッシー
葉子
帳面の収支整ひ無月かな
葉子 A
平伏し這う石竜子無月かな
葉室緑子
険山を超える無月の避難民
遥明
ほろ酔いの窓に風待つ無月かな
陽気姫
お忍びの声すれ違う無月かな
欲句歩
開かずの間話し掛けるも無月かな
雷紋
こども時代無月のごとき光なり
藍玉
無月ならいつそ雨月が良きものを
藍植生
義姉逝く無月ほの白き星ひとつ
李子
不惑とはよく言ったもの無月かな
理子
尾根に立ち群雲なれど無月よし
里之照日日
入り船の舫い綱引く無月かな
里甫
イカロスの蝋数滴の無月かな
立石神流
灯台の灯り一条無月かな
立歩
里山の仕事終ひの無月かな
流川ゆきはな
利き酒に丁度良いかと無月の夜
琉璃
月隠れ漁火の路舟通る
龍秀樹
亡き男の泣き顔揺らぎ無月かな
林 和寿
稜線に滲むことなし無月かな
林也
立ち飲みの暖簾くぐりて無月かな
玲風
豊水のひと切れ眺む無月の夜
鈴木一尽
無月の夜遠く聴こえる救急車
老海鼠子
食洗機のうねる昼間や無月の日
蝋梅とちる
枕辺に足音を聞く無月かな
六々庵
仲直りした食卓に無月の眼
和佳子
父恋し墓地まで走る無月かな
池に棲み藻を掻き分ける無月かな
無月なる湖に言霊ただよへり
淺野紫桜
供えたる物もてあそぶ無月かな
游真
和平のパレスチナ願う無月の夜
翔吾
呼吸器と二百のベッド無月かな
脩平
狼になりそこねたる無月かな
菫魚
無人駅紫煙ひとすじ無月かな
萬代草舟
暗がりに見えぬ横顔無月かな
蓼科川奈
ぬばたまの無月と言へど酒旨し
蓼蟲
大阪湾を腕(かいな)に抱く無月かな
藪椿@木ノ芽
せっかちもおっとりも居て無月かな
邯鄲
山小屋の親父のカレー月の雲
釋 証真
ほとほととをそ戸を叩く無月哉
靫草子
無月かな無月こそよし月見酒
驢人
尺八の音の境内に無月かな
無月とや借りたノートも開けぬまま
髙田仁和加
音もなく無月の廊下渡るおと
風来松
側溝へ疑惑の指輪無月なり
青柘榴
巨星墜つ美ら海見守る無月かな
気のまま風
無月では終わらせぬ北よトランプよ
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
パパさすり胎児かくれん無月かな
かずポン
無月なり吊り橋照らす星あかり
はなにら
ブラキオサウルスガノミコンダ無月
阿波のオードリー
電球の交換終えて無月かな
霖之助
雲井より堕つるは痛かろう無月
草翡

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