俳句ポスト365結果発表

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第202回 2018年8月9日週の兼題

無月

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よしあきくん一期一会の一句!

 「いで湯と城と文学のまち・松山」を応援するのが、それがしの務め。本サイトを応援することも我が喜びにござる。そして、我が座右の銘は「一期一会」。我が心に怒濤の感動を呼び起こす一期一会の一句、今週もドドドーン!とご紹介いたしますぞ!
 以下、●が皆さんからの投稿。○が拙者のコメントでござる。

●陰暦8月15日、つまり今年の9月24日の空の動きを調べました。松山での月の出は午後5時時53分だそうです。日の入りが午後6時4分ですので、夕方の満月、あるいは夕日の無月が拝めるかもしれません。翌25日(火曜日「俳句道場」の日)は日の入り後の月の出となりますので、ぜひ24日の夕空を見上げて見てください(笑)/伊介
○よしあきくんで、ございまする。本日は中秋の名月でございまする。伊介殿、かたじけのう存じまする。

◆よしあきベストセレクション

第5位
愛人のうなじの如き無月かな 片岡充
○片岡充殿、さようでございまするか。拙者にはなかなか分からないのでございまするが、どのようなうなじなのでございましょうか。

弄ぶ雲や無月のチラリズム 天津飯
●見えそうで見えない様子を詠いました。/天津飯
○天津飯殿、俳号が食欲をそそるのでございまするが、チラリズムも拙者、興味がわくのでございまする。

源氏名の○○ムーンなく無月 蒼
○蒼殿、さようでございまするか。○○は気になりまする。

無月ごと駄々こねる君が大好き 秋津州はじめ
○秋津州はじめ殿、こちらも気になりまする。どんな君なのでございましょうか。

キス深きふたり甘美な無月かな なお
○なお殿、なんとなんと、ますます気になりまする。

チラリズム愛しさ募る無月かな A.I 1990
○A.I 1990殿、拙者は気になって気になって、困るのでございまする。

第4位
無月の縁眠れる夫の歯の音かな 白傘
●はじめて投句します。 叙情的になろうとすると大概オチがついてまわります。/白傘
○白傘殿、歯ぎしりなのでございまするな。拙者は歯ぎしりはしないのでございまするが、いや、拙者自身で聞いたことはないのでございまするが。

0点に透けてみえるは無月かな のもとみな
●とあるテストでとった0点。 無月は、雲しかないようで奥には、 中秋の名月があるように、 0点の中にも内容があって、 その内容の中になにか光るものが隠されているやもしれない。 0点の、「0」の丸と、まんまるお月様の丸とを重ねてみました。/のもとみな
○のもとみな殿、0点にも感じる可能性でございましょうか。拙者もそうありたいのでございまする。

セーラームーン無月の休みお仕置きX イサポン
●娘が子供の頃、夢中になった思い出でとして書いてみました。/イサポン
○イサポン殿、さようでございまするか。セーラームーンどのは、どんなお仕置きでございまするか。拙者も気になりまする。

かぐや姫いかがと問うべき無月に しょう
●同じような句ですが、細かいところを変えてみました。無月にかぐや姫を思う句です。/しょう
○しょう殿、さようでございまするとも。かぐや姫殿もご思案でございまする。

第3位
スーパーもブルーも見えぬ無月かな 蜂 蜜子
●昨今話題の「スーパームーン」や「ブルームーン」。 SNS映えばっちりですが、あまり見えない。そんなときもあるさ、あったほうがいいな、と思い作りました。 「ストロベリームーン」は春とのことなのでやめました。/蜂 蜜子
○蜂 蜜子殿、さようでございまするな。今年は、いろんな月殿があるのでございまするな。拙者も月殿をながめるのでございまする。

盗人にひと品勢む無月かな 数鉄砲
○数鉄砲殿、 なんと、でございまする。盗人殿にも優しいのでございまするか。驚きでございまする。

遠吠えに鼠尻ごみ詠む無月  常陸人
●この鼠小僧、昼は俳句の宗匠として悪徳商人の屋敷を物色し、夜は怪盗働きをしますが、この夜は犬の遠吠えにはっと我に返りこれだけ明るくては仕事が出来ぬと詠んだかも・・・/常陸人
○常陸人殿、さようでございまするか。鼠小僧殿も月殿には悩むのでございまするか。

親と子の団子を賭けた無月探し さかまろ@第二まる安
○さかまろ殿、拙者も団子は好きでございまする。参加したいのでございまする。

第2位
ひたひたとひそひそわさわさああ無月 野良
●できた―!!と叫んだら、何言っとるのよ!! と叱られました。 この一句無月にできた我が愛児/野良
○野良殿、うーん、拙者にはまたまた難しいのでございまする。どうなされたのでございましょうか。

遥彼方りゅうぐう見つけ無月感じる 大三郎
●宇宙時代に「いとかわ」や「りゅうぐう」を見つけに遥か彼方まで行く時代、昔満月を詩に読む時代から進んだものです。遥彼方は自作造語かな?/大三郎
○大三郎殿、それはそれは、彼方なのでございまするな。遙か遙かなのでございまするな。

豪雨から夜空気になりああ無月 疾風(はやて)
●7月豪雨災害から特に天気に敏感になってます。 星や月をゆっくり眺めたいのに、また雲に隠れていて残念。という気持ちを詠みました。/疾風(はやて)
○疾風殿、豪雨はたいへんでございまする。お見舞い申し上げるのでございまする。月殿も悲しみの無月殿でございまする。

第1位
無月のうさぎアポロ探査機見て跳ねよ 入口弘徳
○入口弘徳殿、うさぎ殿もさぞかし驚かれたのでございまするな。アポロ探査機殿も驚かれたのでございまするな。

無月を駆ける子ら夜空ノムコウへ 川崎の黒猫きょん
○川崎の黒猫きょん殿、なんかなんか、♪~?なのでございまする。拙者も歌うのでございまする。

◆掲示板

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

◆「ギャ句」に挑戦!
 古今東西の名句を1音変えてみると、愕然と意味が変わる?!「最小の音変換による最大の意味変換」を狙う知的遊びであります。

ランボーと無月の家路辿るなり いつき組福岡リスナー班/ 由美子
●どうだ先生に捧げるギャ句@トホホギス。原句は「ぬうぼうと無月の家路辿るなり/ 高澤 良一」 /いつき組福岡リスナー班/ 由美子
○由美子くん、いやどうもどうもどうだです。いやいいじゃあ内科小児科肛門科。今週はいきなりのランボー、も、の、いや、いいじゃあないか、うほん。

月の雲とつてくれろと泣く子かな かぬまっこ
●ギャグ句です。元句は 名月をとってくれろと泣く子かな  小林一茶 /かぬまっこ
○かぬまっこくん、おお、まあ、ギャ句としては変換文字数がおおいのじゃが、意味はよくわく分かるのう。よろしいよろしい、うほん。

無月とやくしゃみが定めの翁口 くさぐき
●ギャ句 原句「無月とや笑むが定めの翁面」 桂信子 五段階評価の方が、分かりやすいかと?/くさぐき
○くさぐきくん、五段階評価?なんじゃ、通知表というやつか。まあ、笑ってごまかしておこう、うほん。

捩る口無月の軒に転ぶなよ にゃん
●ギャ句 元句「躙口無月の軒に転ぶなよ」平畑静塔/にゃん
儲かつてさもしき夫の無月かな にゃん
●ギャ句こ 元句「藻を刈つて淋しき沼の無月かな」村上鬼城/にゃん
おのづから皿に目をやる無月かな にゃん
●ギャ句 元句「おのづから空に目をやる無月かな」森澄雄/にゃん
喰つてをり無月に続く朝の飴 にゃん
●ギャ句 元句「降つてをり無月に続く朝の雨」村山故郷/にゃん
○にゃんくん、おお、なかなかガンバったじゃあ内科小児科肛門科。「儲かつて」は面白い。その調子で、転ばんようにのう、うほん。

「ギャ句に挑戦!」夢幻とてこの静かさを迎へけり ひろ志
●原句は「無月とてこの静かさを迎へけり/羽村野石」 /ひろ志
○ひろ志くん、なるほどほどほど。まあのう、この世は夢幻じゃからのう。静けさが染み渡るのう、うほん。

旧友と臨月ながらに酌み交はす 卯MOON
●ギャ句です。原句は 旧友と無月ながらに酌み交はす 津田喜美様です。/卯MOON
大仏に花丸書かせたき無月 卯MOON
●ギャ句です。原句は 大仏に花束抱かせたき無月 成田清子様です。/卯MOON
人の世の仲秋無月芋食いてえ 卯MOON
●ギャ句です。原句は 人の世の仲秋無月芋食ひて 山口青邨様です。/卯MOON
日ハム、雨、無月と書いて日記閉づ 卯MOON
●ギャ句です。原句は 日曜、雨、無月と書いて日記閉づ 安住敦様です。/卯MOON
○卯MOONくん、ほほう、「芋食いてえ」はいいじゃあ内科小児科肛門科。変関数もそこそこ、なかなかじゃ。よろしいよろしい、うほん。

どん底の無月並選たたく膝 塩の司厨長
●ギャ句です。原句は「舟底を無月の波のたたく音」 (木村蕪城) 今の私の心境です。奈落の底に落ちたくない一心です。/塩の司厨長
○塩の司厨長くん、並選も佳作も時の運不運。ふーんと言って済ますのが、大人者からのう、うほん。

結婚も離婚も皆雨にして 海月@大阪
●ギャ句です。元句:名月も十六夜も皆雨にして /正岡子規 雨空のような結婚、雨空のような離婚。結婚生活は常に雨空の続くような毎日だった。そもそも結婚が雨空のようだったときに、この結婚は失敗だったのだと気づけよ、自分! /海月@大阪
酒一升机における無月かな 海月@大阪
●ギャ句です。元句:柿一つ机に置ける無月かな /加藤秋邨 名月でも無月でも雨月でも、どんな月でも肴になるのです。ま、月が無くても呑むのですが。 /海月@大阪
○海月くん、そうかそうか草加せんべい。気持ちは分かるぞ。そんなときは、飲んで飲んで飲み疲れて眠るのじゃ。そのうち、いいギャ句も出来る、うほん。

おもしろうてやがてかなしき無月かな 甘泉
●ギャグ句   元句 おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな 芭蕉/甘泉
○甘泉くん、そうじゃのう。人生は無月じゃ。無毛じゃないからのう、うほん。

「ギャ句」最下位の乳と侮蔑の血は煮たつ 亀田荒太
●(元句)「徘徊の父と無月の庭に立つ/柴田千晶」何かよくわかりませんが「乳」を比べたら最下位だと侮蔑されて血が煮立ったという句です。無月で月がないなあと考えているうちに季語のない無季の句になってしまいました。/亀田荒太
○亀田荒太くん、おいおい、なんとなんと南都銀行。そりゃあちょっと、イカンガーじゃ。災害にあわんようにのう、うほん。

カワセミは無月の水の高さかな 山香ばし
●ギャ句 元句は「川上は無月の水の高さかな/村上鬼城」/山香ばし
幽霊呑むゲッツ!と言ひて月見酒 山香ばし
●ギャ句 元句は「恒例の無月と言ひて月見酒/百合山羽公」/山香ばし
外套丸首借りし無月かな 山香ばし
●ギャ句 元句は「街灯の丸く光りし無月かな/宗廣貞芳」/山香ばし
Youが親遂に無月の夢ノート 山香ばし
●ギャ句 元句は「夕顔や遂に無月の雨の音/杉田久女」/山香ばし
いくたびか無月なのにワニ出でにけり 山香ばし
●ギャ句 元句は「いくたびか無月の庭に出でにけり/富安風生」/山香ばし
無月成田市に悲しきテロリスト 山香ばし
●ギャ句 元句は「無月なり西に悲しきテロリスト/内田利之」/山香ばし
○山香ばしくん、うーん、なんじゃもんじゃの木。これは、その、アバンギャルドというやつじゃあ内科小児科肛門科。ついでに泌尿器科。「夢ノート」は気に入っておるがのう。幽霊は飲まんほうがよかろう。秋も深まるのじゃ。お大事に、うほん。

饅頭の無月の客に踏まれけり 山内彩月
"●ギャ句です。元句「曼珠沙華無月の客に踏まれけり /前田普羅」/山内彩月
○山内彩月くん、なんとなんと南都銀行。こちらも無常じゃのう、まんじゅう怖いのう、うほん。

婿殿を惚と見て過ぐ無月かな 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句シリーズ@原句は《夢殿を惚と見て過ぐ無月かな/関戸靖子》/小市
月も見えず大きな耳の立つことよ 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句シリーズ@原句は《月も見えず大きな波の立つことよ/正岡子規》/小市
蕃登を見て心足りたる無月かな 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句シリーズ@原句は《ほとけ見て心足りたる無月かな/角川春樹》/小市
もの言へぬ真白き皿の無月かな 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句シリーズ@原句は《喪の家の真白き皿の無月かな/吉野義子》/小市
先代の気のありやうの無月かな 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句シリーズ@原句は《せんだんの木のありやうの無月かな/下村槐太》/小市
手綱とる手のあたゝかき無月かな 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句シリーズ@原句は《たづさふる手のあたゝかき無月かな/日野草城》/小市
○小市くん、いやどうもどうもどうだです。今週のギャ句は手堅いじゃあ内科小児科肛門科。おまけに、耳鼻咽喉科。しかしじゃ、どんな婿殿なのじゃ。「真白き皿」は秋の茫漠たる様を読んで見事じゃ。「手綱」も秋のぬくもりじゃのう、うほん。

かまたりもあひるもねむる無月かな 小川めぐる
●ギャ句です。元句「かたまりてあひるのねむる無月かな/久保田万太郎」/小川めぐる
○小川めぐるくん、いやそうじゃ、抽象の具象ということがある。ガンバってもらいたい、うほん。

からまん棒出ても無月の空ばかり 星埜黴円
●元句: 子等何度出ても無月の空ばかり  川本征矢/星埜黴円
無毛にて禿げゆくままの残置髪 星埜黴円
●元句: 無月にて更けゆくままの残置灯  宮内甲一路/星埜黴円
カス青き無月のくらげ鍋底に 星埜黴円
●元句: 瓦斯青き無月のくらき鍋底に  有馬ひろこ/星埜黴円
無援なり風の渦より痩犬現れ 星埜黴円
●元句: 無月なり風の渦より痩犬現れ  金子篤子 情景を想像すると、まるで忍犬のようでござるな。/星埜黴円
待つ人も遂に来ず老け無月かな 星埜黴円
●元句: 待つ人も遂に来ず更け無月かな  松永鬼子坊/星埜黴円
会議終ふ議決の椅子のさまざまに 星埜黴円
●元句: 会議終ふ無月の椅子のさまざまに  鴇田日出夫/星埜黴円
一麦酒に仲秋無月なるもよし  西島麦酒 星埜黴円
●元句: 一壺酒に仲秋無月なるもよし  西島麦南 この句は、俳号も含めてギャ句とさせてくださいまし。/星埜黴円
たづさふる手のあたゝゝゝあちょー  星埜黴円
●元句: たづさふる手のあたゝかき無月かな  日野草城/星埜黴円
舟底を無月の鮫のたたく音  星埜黴円
●元句: 舟底を無月の波のたたく音  木村蕪城/星埜黴円
曼珠沙華無粋の客に踏まれけり 星埜黴円
●元句: 曼珠沙華無月の客に踏まれけり  前田普羅/星埜黴円
禿むらのうす髪見ゆる無月かな 星埜黴円
●元句: 萩むらのうす霧見ゆる無月かな  石原舟月/星埜黴円
ねうねうと魚引く猫の無月かな 星埜黴円
●元句: べうべうと汐引く川の無月かな  飯田龍太/星埜黴円
一人行く無月の道のくろカラス 星埜黴円
●元句: 一人行く無月の道のくらからず  皿井旭川/星埜黴円
うづくまる猫の良いね! も受けずかな 星埜黴円
●元句: うづくまる猫の宵寝も無月かな  松本たかし/星埜黴円
いくたびか無実の廷に出でにけり 星埜黴円
●元句: いくたびか無月の庭に出でにけり  富安風生/星埜黴円
籠城の七八人の無謀かな 星埜黴円
●元句: 楼上の七八人の無月かな  野村喜舟/星埜黴円
無精かな三助のごときひとが欲し 星埜黴円
●元句: 無月かな佐助のごときひとが欲し  津森延世/星埜黴円
五六度脚ひき攣るる無月かな 星埜黴円
●元句: 五六疋牛ひきつるる無月かな  村上鬼城/星埜黴円
月かくす雲こそ二四五一六 星埜黴円
●元句: 月かくす雲こそ二九四(にくし)十五日  一炊 この、二九四の語呂合わせを見た瞬間、浮かびました。24516さん、俳号を勝手に使って、すみません。/星埜黴円
しろがねと鮫乗りかはす無月かな 星埜黴円
●元句: しろがねの鮫反りかはす無月かな  石 寒太 JR八戸線、八戸を出て五駅目が、「白銀(しろがね)駅」その次が「鮫駅」です。何年間か、月1-2回、出張に行ってました。/星埜黴円
○星埜黴円くん、なんとなんと南都銀行。ガンバっておるのう。いや、敬服頓服。いやあ、人生、努力じゃのう。「からまん棒」「無援なり」「待つ人」も、寂々たる景じゃあ内科小児科肛門科。おまけに、内視鏡内科。24516くんも喜んでおるじゃろう。いや、よろしいよろしい、うほん。

儲かつて淋しき今の無月かな 赤い彗星の捨楽
●ギャ句です。原句は「藻を刈つて淋しき沼の無月かな」村上鬼城。お金ばかりあっても幸せには…/赤い彗星の捨楽
デスノートやさしく来たる無月かな 赤い彗星の捨楽
●ギャ句です。原句は「靴の音やさしく来たる無月かな」日野草城。ひっそりと名前が書かれているホラー。/赤い彗星の捨楽
○赤い彗星の捨楽くん、まあ、キミも儲かっておるのか。人生、利を追うことだけではイカンガーじゃ。ひとつ、よろしく哀愁!うほん。

牡蠣一つ付く柄に苔る無月かな 比良山
●ギャ句です。;元句;柿一つ机に置ける無月かな;加藤秋邨/比良山
無月の日漏るる小言の服屋かな 比良山
●ギャ句です。;元句;無月の灯漏るる田毎の伏屋かな;木村蕪城/比良山
烏来し飴にとびつく無月かな 比良山
●ギャ句です。;元句;ガラス越し雨にとびつく無月かな;阿波野青畝/比良山
古詩をもて無月の句碑を読まんとす 比良山
●ギャ句です。;元句;五指をもて無月の句碑を読まんとす;古舘曹人/比良山
○比良山くん、おお、なかなかのたたずまいじゃ。よろしいよろしい。「古詩」の風情はなかなかのもんじゃ焼き。これからもひとつ、よろしく哀愁!うほんげほん。

敷金へと無月のヤミをわたりけり 末尾波世遠
●ギャ句 原句「子規忌へと無月の海をわたりけり/高浜虚子」 /末尾波世遠
ませガキに投機気が差す無月かな 末尾波世遠
●ギャ句 原句「ませ垣に遠き灯のさす無月かな /日野草城」 簡単に株取引とか出来ますから。/末尾波世遠
枝豆を喰へば無月の菜酒あり 末尾波世遠
●ギャ句 原句「枝豆を喰へば無月の情あり/ 高浜虚子」/末尾波世遠
○末尾波世遠くん、なるほどほどほど。「敷金」は好きじゃ。変換音数の点も、なかなかよろしい。秋が深まるのう、うほん。

にぎはしき花月の客となりゆけり 万斛
●原句 にぎはしき無月の客となりゆけり 鷹羽狩行 なんば花月の客は、にぎわしい、というよりも、かしましいい、という方がふさわしいかも。かしましき花月の客となりゆけり 万斛 /万斛
宿直の人畳に吐く無月かな 山口青邨 万斛
●原句 宿直の人畳掃く無月かな 山口青邨 宿直室で泥酔して吐いてるのですな。いやあ、昔は良かった。「しょうがねーな、まったく」ですむ程度のことですよ、これは。/万斛
○万斛くん、いや、花月はよくヤッターマンじゃ。これは、いただきたい。してもじゃが、宿直で吐くのはちょっとのう、うほん。

米炊けば火のうつくしき無月かな 油揚げ匠己
●ギャ句初挑戦です。原句は 火を焚けば火のうつくしき無月かな 栗生純夫/油揚げ匠己
牛喰ふや無月を好む牛のサガリ 油揚げ匠己
●ギャ句初挑戦です。原句は 牛追ふや無月を好む牛の性 村上鬼城/油揚げ匠己
○油揚げ匠己くん、うん、まあ、そうじゃがバター。ワシもサガリは旨いと思うのじゃがのう、うほん。

舟底を無月の鮫のたたく音 隣安
●どうだ先生に捧げるギャ句@トホホギス。原句は「舟底を無月の波のたたく音/木村蕪城」/隣安
生え際のどこか明るき無月かな 隣安
●どうだ先生に捧げるギャ句@トホホギス。原句は「湖のどこか明るき無月かな/倉田紘文」/隣安
○隣安くん、なんとなんと南都銀行。ギャ句類想は宿命じゃ。そんなときは、生え際でも見つめながら、無月を楽しむのじゃ、うほん。

◆今週の「聞き做し季語」?!
 兼題の季語が、耳にどう聞こえるか?……というクダラナイ試み。

無欠・無限・Moon ゲッツ!! さとう菓子
●「聞き倣し季語」…いらぬ方向へ。スミマセン。(泣)/さとう菓子
○いや、よろしいよろしい。ゲッツ!は行くんじゃからのう、ううほん。

「聞き倣し季語」無欠 雨月(秋) 襁褓 ひろ志
○そうじゃのう。「無欠」の人となるのじゃのう、うほん。

「聞き做し季語」無血(むけつ) 亀田荒太
●「血も涙もおじゃりませぬどすなあ」の漢語表現「無血無涙」が、時代とともに短縮されて「無涙」が欠落しました。/亀田荒太
「聞き做し季語」有欠(うけつ) 亀田荒太
●死ぬまでに読んでみたい本のタイトルのひとつ「不完全有欠」。誰も書いてくれないなら、自分で書こうかなあ。/亀田荒太
○そうじゃ、無血もあったのう、うほん。

◆今週の「なんちゃって回文」

捨て子猫無月名付けむゴネ子です ウロ
● 回文俳句です。 すてこねこむげつなづけむごねこです / 「三匹(さんびき)」いるのですが、その「機敏さ(きびんさ)」といったら…… /ウロ
似非告げむ人権幻視無月背に ウロ
●回文俳句です。 にせつげむじんけんげんしむげつせに / 人権尊重はまぼろしか。さあ、もっと声を挙げよう、無月を肩に受けながら…… /ウロ
白く川無月や告げむ墓昏し ウロ
●回文俳句です。  しろくかはむげつやつげむはかくろし / 無月。川面はしらじらと光っている。報告しようと訪れた墓ばかりが暗かった。/ 「白く川」は「白き川」ではなく、「川白く」の倒置強調のつもりです。 /ウロ
訃を背にし無月や継げむ老舗終ふ ウロ
●回文俳句です。 ふをせにしむげつやつげむしにせをふ / 十五夜なのに無月。先代が亡くなった。同時に、継ぐはずの老舗も時代の波に抗しきれずに倒産してしまった。/「無月」の反対「つげむ」のバリエーションはたくさんありますね。 /ウロ
○ウロくん、いやどうもどうもどうだです。なかなかいいんじゃあないか。やはり、兼題「無月」のおかげで、格調もあるのじゃのう。「老舗」「墓昏し」はなかなかのもんじゃ焼き。「ゴネ子」はちょっと好きじゃがバター、うほん。

知り名と無月お告げ無となりし さとう菓子
●「なんちゃって回文」しりなとむげつおつげむとなりし/さとう菓子
○さとう菓子くん、なるほどほどほど。労作じゃあ内科小児科肛門科。その調子で、ガンバってもらいたい、うほん。

暫し待つ無月を告げむ妻暫し たん造
●回文です しばしまつむげつをつげむつましばし 名月を楽しもうと月の前を流れ行く雲の切れ間を暫らく待ったが なかなか顔を出さない。不満顔の妻に「無月もいいもんだよ、もうしばらく待ちなよ」と言っている句なんですがね? /たん造
○たん造くん、お、ちょっといいじゃあ内科小児科肛門科。「暫し」が技じゃのう。奥さんにも、ひとつ、よろしく哀愁!うほん。

思索なき告げむや無月きなくさし 遠音
●回文俳句。しさくなきつげむやむげつきなくさし/大佐、大佐!ついに目撃しました!たった今、ワラズが帰宅、右手には一尺四方の風呂敷包みを下げておりましたっ。千種色のその包みからは、燻したような匂いが強く速やかに漂いだしておったので、間違いないかと思われます!ご指示をっ。(む。ついに、来たか。中秋無月のまじないは、かけた者にしか解けぬ。が、そのきな臭きものを奪還し、ヨシで蒸して拭えば、或いは…)大佐っ仲秋は只中どうかご指示を!(む…奪還後の作戦が、ないとは、吾輩の口からはとても云えな)大佐ッッッ!月の縁が、反りだしておりますっどうかどうか(うわああ軍曹のくせにクソッ解体方法がブラックボックスなんだよもう知るかよほらよっこれでい)はっ、只今!(あ…/遠音
○遠音くん、おお、そうかそうか草加せんべい。「きなくさし」が良いのう。連想も広がる。よろしいよろしい、うほん。

夜家か無月を告げ迎え入るよ 塩の司厨長
●(よるいえかむげつをつげむかえいるよ) 回文俳句です。何とか意味を持たせようと必死です。(苦笑)/塩の司厨長
○塩の司厨長くん、いやそうじゃそうじゃ。しかし、「夜家」がガンバったのう。そんなときもアールデコ、うほん。

無月の道の果は後蓑つけむ 星埜黴円
●回文です。 むげつのみちのはてはのちみのつけむ/星埜黴円
里家に今日葉漬無月は更けにけり 星埜黴円
●回文です。 りけにけふはづけむげつはふけにけり/星埜黴円
月の雲寒村村下黙退きつ 星埜黴円
●つきのくもかんそんそんかもくのきつ/星埜黴円
中点けむ山門の苫屋無月かな 星埜黴円
●回文です。 なかつけむやまとのとまやむげつかな/星埜黴円
告げ忌める黙祷と曇る名月 星埜黴円
●回文です。 つげいめるもくとうとくもるめいげつ/星埜黴円
○星埜黴円くん、いやあ、労作労作。しかし、よくガンバるもんじゃ焼き。まあ、回文俳句は出来んときは出来ん。出来るときは出来る。当たり前ジャガイモ。そんなこともアール、うほん。

そはそはり無月立つ煙は側ぞ 西川由野
●回文です。「そはそはりむげつたつけむりはそばぞ」野次馬根性は「だめ嫁だ」なんちって/西川由野
無月さ妹背川風もいざ告げむ 西川由野
●回文です。「むげつさいもせかわかぜもいざつげむ」告白の返事は「好きよキス」なんちって/西川由野
○西川由野くん、まあ、そんなにそわそわするのものう。恋する秋なのかのう、うほん。

すでにもう無月を告げむ重荷です 猫舌扁平足
●回文です「すでにもおむげつをつげむおもにです」 気象予報士は、今日の満月を見られるのかどうかギリギリまで天を仰いでいたが、とうとう無月を発表した。いや、待てよ・・・。/猫舌扁平足
○猫舌扁平足くん、あんまりガンバらんでもいいじゃあ内科小児科肛門科。出るときは出る、出んときは出ん。なんのこっちゃの、うほんげほん。

神官は無月と告げむ盤桓し 白丘山人(893人)
●回文です。「しんかんはムゲツとつげむばんかんし」/無月と断じて良いのかどうか微妙な夜、尋ねられて昔の神官も迷ったことでしょう。盤桓:あちらこちら歩きまわること。 /白丘山人(893人)
○白丘山人くん、そうじゃそうじゃ。誰の目にも月は出る。無月はある。うほん。

 

※『俳句ポスト365』の文字が小さすぎる?
 この問題に関しては「それぞれのパソコンの個性によって見え方が違ってくるので、統一して同じ大きさにするのが難しい」のだそうです。次の方法でひとまず対処して下さい。
 「CTRL(コントロール)」のキーを押さえておいて「+(プラス)」のキーを押すと、自動的に文字が拡大されます。同じ方法で「-(マイナス)」のキーを押すと小さくなります。一度この方法を試してみて下さい。

よしあきくん

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