俳句ポスト365結果発表

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  3. 色鳥

第204回 2018年9月6日週の兼題

色鳥

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

調律するには色鳥が足りない
一阿蘇鷲二
色鳥やきれいに瓶が割れました
一阿蘇鷲二
横文字のやうに色鳥飛んでくる
一阿蘇鷲二
色鳥のどれならば良き味だらう
ローストビーフ
どこもかしこも色鳥の咲きゐたる
ローストビーフ
色鳥は色が八割鳥二割
蟻馬次朗
色鳥よ壺酒まわし飲む村よ
蟻馬次朗
色鳥や小町の雨のしめやかに
神山刻
色鳥のだうやら虹のなりそこね
神山刻
色鳥よ地球の真ん中においで
城内幸江
色鳥やずれているマスキングテープ
城内幸江
色鳥やパパと見たんとちゃうやつや
司啓
色鳥と言い張る母が敵でした
司啓
色鳥の足らざる色を愛しけり
可笑式
手術日やけふの色鳥青弱し
可笑式
色鳥や震災遺構となる校舎
Mrs.Roadmovie
色鳥や祖父の遺品に抑留記
Mrs.Roadmovie
色鳥や光の中の絵具箱
あつちやん
色鳥やみゆき通に洋菓子店
あつちやん
玲々と橅の心音色鳥来
あまぶー@木へんに無の?
色鳥や父母つつがなく惚けてゆく
あまぶー
色鳥のラピスラズリを喰うた青
あみま
色鳥やルソーの夢を脱け出して
あみま
色鳥や狐の牙にある温み
ウェンズデー正人
養命酒色の色鳥まろしまろし
ウェンズデー正人
色鳥や余白を埋める笑い声
かつたろー。
色鳥や自由画の本当の意味
かつたろー。
色鳥来て風のやうなる梵字かな
かもん丸茶
色鳥や風がのの字で転がり来
かもん丸茶
色鳥来水占ひは吉と出る
かをり
行方不明の青色鳥になりたるよ
かをり
色鳥のあやなす空よ吾は死にます
色鳥の舌ころころと岐路の風
色鳥をぱらりと撒いて島に陰
クズウジュンイチ
色鳥の一斉に向く眼が硝子
クズウジュンイチ
色鳥や母と分け合う金平糖
ぐずみ
色鳥や切手七枚貼る封書
ぐずみ
色鳥や足環に読めぬ簡体字
クラウド坂の上
色鳥の水の記憶を辿り来る
クラウド坂の上
色鳥や壁画の王のトルコ石
くるみだんご
色鳥や祈り捧げる砂の国
くるみだんご
色鳥や廃スタンドのシェルマーク
こじ
払暁や色鳥いろをとりもどす
こじ
色鳥のひかひか貯金箱壊す
さとけん
筆記体のやうに色鳥飛んで来る
さとけん
好日や躁の色なる色鳥来
さぶり
尼寺の回廊清し色鳥来
さぶり
色鳥やキャラメル包みの贈り物
さるぼぼ@チーム天地夢遥
色鳥や祖母のなまえの美容室
さるぼぼ@チーム天地夢遥
襁褓きらきら色鳥きらきら
しかもり
色鳥や修理に出すは父の靴
しかもり
色鳥や所帯道具のおもちゃめく
じゃすみん
色鳥やオールの弾く空の青
じゃすみん
色鳥やクロワッサンがサックサク
シュリ
色鳥や刺繍の糸が絡まった
シュリ
色鳥や開閉橋は跳ねている
しょうき
色鳥や松本城の野面積
しょうき
色鳥のあまねく濡れて尖りけり
すりいぴい
色鳥のひとつをぼくは見殺しに
すりいぴい
色鳥や温室は指認証す
せり坊
色鳥や指へ幼き風からめ
せり坊
瀬をはやみ色鳥の色下り行く
ちびつぶぶどう
色鳥や石門心学の会輔
ちびつぶぶどう
朗読はヨハネ三章色鳥来
ちゃうりん
色鳥やキャンバスはまず白く塗る
ちゃうりん
内緒だよ色鳥生む木見つけたよ
テツコ@第二まる安
花嫁衣裳掛けて色鳥来る座敷
テツコ@第二まる安
色鳥やフルート磨く黒き布
としまる
色鳥や赤はミの音青はソ・ラ
としまる
あの店は無くなりました色鳥よ
なみはやらんる
色鳥よ吉と啼かねば石の実を
なみはやらんる
色鳥や見目よき姉は寡婦となり
にゃん
色鳥や土蔵に対の備前焼
にゃん
色鳥や風の渡りて五色沼
はむ
色鳥やトパーズ婚の日の動悸
はむ
色鳥やその木で母子が首吊った
はやて
空破り色鳥はやってきたのだ
はやて
トラピストクッキーほろと色鳥来
ふじこ
色鳥やカザルスを聴く山毛欅の椅子
ふじこ
花織の機音かるし色鳥来
プリマス妙
色鳥や飲用許可の水を汲む
プリマス妙
色鳥に捨て行く影のありにけり
まるちゃん2323
色鳥の片恋ほどの軽さかな
まるちゃん2323
色鳥の朝やちひろの美術館
みやこわすれ
朝風に色鳥の空二長調
みやこわすれ
色鳥や静かな一日賜りぬ
めいおう星
色鳥や天地の勾配大海へ
めいおう星
色鳥や組体操のホイッスル
よしおくん
色鳥や海の匂ひの流人墓
よしおくん
色鳥で恋占ひをしているの
ラーラ
水に溶けさうな色鳥どこへ行く
ラーラ
色鳥が星の欠片を食つてゐる
葦たかし
色鳥や壁に水位の跡黒し
葦たかし
色鳥の一羽に暮の華やげる
伊藤欣次
色鳥の掠めて午後は恙なく
伊藤欣次
色鳥や同じ話を聴く孝行
一斤染乃
色鳥来母の記憶の褪せぬやう
一斤染乃
色鳥の嘴は風突き破る嘴
卯MOON
色鳥よこれでも傷ついちまってる
卯MOON
色鳥の影と確信してをりぬ
塩豆
色鳥も疲れた顔をするのだな
塩豆
色鳥や木星の爆発のこと
夏柿
色鳥や文を運んでゐる仕事
夏柿
色鳥やバックパッカー拾いました
歌鈴
色鳥よここに木霊はもういない
歌鈴
色鳥の消へし林へ名を与ふ
花南天anne
色鳥の降りて熊舎の賑はひて
花南天anne
色鳥の嘴より光るもの零る
樫の木
色鳥や甍の赤き安芸の国
樫の木
色鳥や古墳を作るコツは腰
瓦すずめ
色鳥やタキ婆さんが恋をした
瓦すずめ
色鳥になるなら死ぬも悪くない
亀田荒太
色鳥の色から先に飛びにけり
亀田荒太
色鳥やサンドイッチは具沢山
鶏侍
色鳥やきらきら落つる阿蘇の雨
公毅
色鳥やセレベス島を置きて飛ぶ
公毅
色鳥が盗んだ色を足す仕事
広瀬 康
色鳥へ木管四重奏の渦
広瀬 康
色鳥や空の深さの定まり来
江戸人
色鳥やAで始まるコンサート
江戸人
色鳥や空をちぎって森へ入る
高野由多
色鳥や黒クレヨンの背はたかい
高野由多
色鳥の散らすルノワールの木漏れ日
佐藤直哉
色鳥や錆びたる海嘯の聖像
佐藤直哉
色鳥の肯ふほどの樹となりぬ
斎藤秀雄
しののめの夢の裏面へ色鳥来
斎藤秀雄
砂時計の砂のみづいろ色鳥来
朱河
タロットの金貨のカード色鳥来
朱河
色鳥の羽根に痛そな日の匂い
酒井おかわり
片恋へ色鳥と半音ずれて
酒井おかわり
星の一生色鳥の羽の中
小市
色鳥や宝石商の木の鞄
小市
色鳥や晴れ晴れとして樹木葬
小川めぐる
色鳥の来て真珠婚式の朝
小川めぐる
色鳥や凸凹しているのも私
松浦麗久
色鳥が生きろと鳴いたので生きる
松浦麗久
沈みゆく火星色鳥眠る刻
星埜黴円
色鳥や妻に隠れて吸う煙草
星埜黴円
色鳥の発ちて世界の動き出す
色鳥やなんでもない日おめでとう
色鳥のだれにも見えていない色
青萄
色鳥や絶滅したる人類史
青萄
色鳥は空の青い理由を知っている
赤馬福助
色鳥や製作中の丸太小屋
赤馬福助
色鳥の口ばしいつも正直で
倉形さらさ
色鳥の憂鬱ソファの真紅より
倉形さらさ
色鳥のにこげ夕日の落とし物
宙のふう
点字読む指小さくて色鳥来
宙のふう
色鳥や天狗の子らは悪戯で
冬のおこじょ
寅次郎の啖呵色鳥の賛歌
冬のおこじょ
よく眠り食べ又眠り色鳥来
藤井祐喜
色鳥や卓布眩しく広げらる
藤井祐喜
色鳥や天正遣欧使節団
日出時計
色鳥と軽く会釈を交はしける
日出時計
色鳥やシタールいづこより聞こゆ
猫愛すクリーム
色鳥や母は三寸縮みしも
猫愛すクリーム
色鳥や仕込み始まる屋台村
比々き
色鳥や観音なべて弥生顔
比々き
色鳥や水美しくオフェーリア
富山の露玉
キッチンで過ごす一日色鳥来
富山の露玉
色鳥の見えてくけ台撓みたる
武井かま猫
色鳥や二キロひとりの通学路
武井かま猫
誰からも好かれて独り色鳥来
福蔵
疲れたる人に色鳥寄りやすし
福蔵
色鳥来空は静かに狂いだす
福良ちどり
色鳥や青い地図には道がない
福良ちどり
色鳥のみな罪の子や森の鬱
蜂喰擬
色鳥の去りて山猫軒の門
蜂喰擬
色鳥の来てまたこころ動き出す
蜂里ななつ
色鳥や朝陽練り込むパンの白
蜂里ななつ
色鳥のかるしかるしと枝揺れる
豊田すばる
色鳥やテントの端の等級旗
豊田すばる
色鳥や火起こしうまくいかぬ声
北野きのこ
色鳥やテントひっくり返し干す
北野きのこ
色鳥ちょちょちょちょちょマフィンふぁふぁふぁふぁふぁ
堀口房水
色鳥の尾こそ無邪気と言ふべけれ
堀口房水
色鳥の集う梢になりたしと
本上聖子
トウシューズ履き色鳥の啼くをきく
本上聖子
色鳥や昼餉は軽く書を開く
抹茶金魚
色鳥の当たりし窓の薄き玻璃
抹茶金魚
星の水もて色鳥を冷まさねば
牟礼あおい
色鳥を迎へて山の死に支度
牟礼あおい
色鳥やうたの絵本のソノシート
野ばら
色鳥や淋しきことも歌にして
野ばら
色鳥やショパンの金のオルゴール
有瀬こうこ
留守宅の色鳥を見て帰りけり
有瀬こうこ
色鳥の歌はソとラの音がして
李子
教会に琥珀の朝陽色鳥来
李子
色鳥やまだ廃校じゃありません
理子
色鳥を見し日枕の柔らかし
理子
色鳥や玩具の兵隊行く先は
竜胆
捉ふれば色失ふや秋小鳥
竜胆
色鳥や錆穴多きトタン屋根
露砂
色鳥や病衣きっちりたたむ朝
露砂
色鳥や日取りよろしく告期の儀
朶美子(えみこ)
色鳥や草書でなぞる万葉集
朶美子(えみこ)
色鳥やタイの僧侶の細き足
芍薬
色鳥も池に漂いたいのです
芍薬
好き好きに撮る色鳥の雨宿
どかてい
頑張るのやめた色鳥寄つてきた
どかてい
色鳥の糞にも色のありそうな
小泉岩魚
楽譜読めます色鳥指に止まります
小泉岩魚
色鳥やけふはどのジャム塗ろうかな
あいだほ
色鳥や那須の湖水で溶く絵具
とかき星
色鳥の飛び立ちどこか火の匂ひ
24516
色鳥来腕時計を外してより
☆彡ましろなぎさ
色鳥やオセロの一つ足りぬ午後
28あずきち
色鳥や帝国ホテルの思色
28ひろきち
色鳥や刀のやうな木漏れ日に
⑦パパ
色鳥の瑠璃の礫と化せる澤
99カリン
大空の隙間を抜けて色鳥来
COSMOS
夜の明ける庭はもう色鳥のもの
GONZA
色鳥や城の石垣崩れをり
KAZUピー
色鳥に騙されさうな夫をもち
Kかれん
色鳥や想ひ想ひのおもちや箱
Mコスモ
この水は地球のにほひ色鳥来
あいむ李景
玻璃に色曳き色鳥の飛び立てり
あい女
色鳥のちらりと紅を畳みたり
あけび庵
色鳥や切株に置くダムカレー
アダー女
色鳥やさぱらさぱらと棺のうへ
あめふらし
色鳥が野原をつつき景色揺れ
あら さなえ
色鳥や箸の持ち方子に教へ
あるきしちはる
色鳥にオロシャの風を訊いてみる
いごぼうら
色鳥を遊ばせてゐる昼の月
いつき組福岡リスナー班/由美子
くわんおんの面差しやさし色鳥来
いまいやすのり
色鳥や河原を掘って露天風呂
いもがらぼくと
色鳥や就活わりとむずかしい
うさぎまんじゅう
色鳥や坂東太郎輝けり
うしうし
色鳥やうぬぼれやすき水鏡
うに子
色鳥やガラスの箱に父を飼ふ
ウロ
色鳥や菓子缶に仕舞はれしネガ
えむさい
色鳥のあの木が切られてしまったよ
オオサンショウウオ
色鳥や人のみ知らぬ風の色
おおやぶちょ
束ねたる香の煙や色鳥来
お気楽草紙
災いも色鳥も来てこの世かな
カオス
色鳥来余震の後の庭明り
かざばな
色鳥や千手ヶ浜に煮炊き跡
かぬまっこ
色鳥の死ある新宿南口
かのたま
色鳥やチーズ工房左折です
かまど
こうえんでほねほねごっこいろどりに
がんばるたくみ5才
色鳥の来て独り言多くなり
ギボウシ金森
楠の樹齢千年色鳥来
きみこば
色鳥や乳の露わな大弁天
きゅうもん@木ノ芽
白樺に色鳥のきて朝餉かな
キョンちゃん
色鳥の群れに遅るる一羽かな
ぎんやんま
金星に色鳥ころがりながら消え
くさ
色鳥やジャカルタ勤務最終日
ぐでたまご
色鳥に兄の恋路を探らせむ
くにたち君
色鳥来て一行だけの日記かな
くによ
色鳥や薬指軽やかな朝
くま鶉
色鳥や良い運勢の朝が来た
くめ仙人
箸墓に卑弥呼の匂ひ色鳥来
くりでん
色鳥やバス停は人の縄張り
けーい○
色鳥や吾が新墓地に来て遊べ
ことまと
色鳥やゆるりと空へヨガの脚
このはる紗耶
色鳥やモデルハウスに万国旗
こはまじゆんこ
色鳥や歓声上がる万国旗
こぶこ
色鳥を迎えんと湖粧ひぬ
こま
色鳥や野点の席の帯を選る
ざうこ
軒下の色鳥ピピてふ名を得たり
さくみ
色鳥やちひろの切手のエアメール
さだとみゆみこ
色鳥に啄まれると云う最期
さとうりつこ
色鳥や斎場の窓曇りなし
さとう菓子
色鳥来計算カードめくる朝
さな(6才)
色鳥や食事制限あと二日
さゆみ
奪いとる恋などは無し色鳥来
じあん
色鳥や今この地球傷だらけ
しー子
色鳥や点字ブロックのふちに待つ
じとえもん
色鳥の羽根あてどなき風の舟
シニアモモ
色鳥や天を捉える舞扇
しみみ
色鳥の群れ青空の万華鏡
しゃれこうべの妻
色鳥よ世継ぎは誰がよかろうか
ジャンボの勝ち
色鳥を集め糺ノ森は夜
しろ
名を知らぬゆゑ色鳥と記しけり
すえよし
色鳥も双子も乗せる乳母車
すずめ
色鳥の空は水深百メートル
すみっこ忘牛
跳び箱の三段外し色鳥来
すみれ色の涙
色鳥や一日遊びし神の杜
せつこ
色鳥やアゲダの空に描く傘
タナティーカ@ポルトガルの自然に囲まれた豊かな町・アゲダでは、毎年7月~9月に町中の空が色とりどりの傘で覆い尽くされる『アゲダの傘祭り』が行われます。
色鳥や夕陽の沈む空に似て
たん造
色鳥や海のむこうに海がある
ちま(4さい)
色鳥やしかけ絵本の大きな樹
ちゃうりん
色鳥よあれは魂焼く煙
ツカビッチ
色鳥や子あらぬなりのよき暮らし
つぎがい
色鳥の瞳無数の濡れし色
つきひ星
色鳥や懐紙にこぼす金平糖
つつ井つつ
カリヨンにかすかな余韻色鳥来
でこはち
色鳥や見分けのつかぬ摩崖仏
てまり
色鳥や籤を引けば末小吉
でらっくま
平凡は母に似たらし色鳥来
てん点
いろどりやくがつうまれのそらだから
とうい(4さい)
色鳥を待つ大仏のたなごころ
ときこ
色鳥や双眼鏡を手に賢治
ときめき人
ジェリービーンズ弾くかに色鳥来
としなり
色鳥や洗濯日和唄日和
とだまゆ実
文字薄れ句碑は石くれ色鳥来
トポル
色鳥と空の混ざりて山深み
なおこ
色鳥や自転車の風徒歩の風
なご
色鳥や留守番メモに妻のカオ
ナタデココ
色鳥の色は静かに雨の森
なないろ
色鳥や旅の終わりのアスファルト
なみは
色鳥を見てました叔母さんは99才
はずきめいこ
真白なる軽き棺や色鳥来
はまのはの
色鳥の眼に海の夕陽凪ぐ
はまゆう
色鳥や茶盌をつつむ古代裂
ハマユウ
色鳥やダム湖の下の本籍地
ひいらぎ
色鳥や小さき泡吐く角砂糖
ヒカリゴケ
色鳥や水場奪ひし重機ども
ひでやん
色鳥や蛇口の錆びる展示室
ひな子桃青
色鳥や渡廊下に会釈せり
ひねもす
色鳥に道祖神また糞まみれ
ひろろ
色鳥や図鑑を贈る誕生日
ひろ史
色鳥に見知らぬ貌のありにけり
ひろ志
色鳥や制服雑に着て帰る
ふくろう
色鳥やエコーの胎児男前
ふさこ
色鳥や「ちん」と抜きゆく三輪車
ふっこ
小窓ある納骨堂や色鳥来
ふみゑ
この色鳥0時にサファイアへ戻らん
ふるてい
色鳥や古地図示す遊郭跡
ふわり子
色鳥やむかし小町の姉は喜寿
ヘリンボーン富樽
色鳥や金銀真砂散る色紙
ぼたんのむら
色鳥やおもちゃ箱から万華鏡
ほろよい
色鳥や木霊しさうなシャッター音
ぽんたちん
恋と色鳥は突如に現れて
マオ
色鳥や濃墨の尾根の畝りたる
まこち
不言色あくまで美しき色鳥来
まさこ
色鳥や戦語りし昼の闇
まさみち
色鳥やピアノの音も赤黄色
まさよっち
色鳥や胸の空洞異常なし
まどん
色鳥の寄する盥に水を足す
まゆ美
病床の母色鳥にならざりき
みかりん
色鳥や甚雨の瓦礫撤去跡
みさき
色鳥や下ろし立てなるフライパン
みさきまる
教会の玻璃色鳥の煌めけり
みつこ
色鳥や原爆ドームの屋根碧し
みどりがめ
色鳥や廻してみたる月球儀
みなと
色鳥や屏風に入りて長居せり
むじーじ
色鳥や後ろの座席あやとりす
むべ
色鳥やさかあがり台の端をけり
むらさき(6さい)
色鳥のラララ地球のチューニング
モッツァレラえのくし
色鳥や黒色のない千羽鶴
ももたもも
色鳥や声にも彩のあるごとし
もりお
色鳥の色を水面と分かちけり
やまぶき
いろどりやぱたぱたおかあちゃんにとまるで
ゆいのすけ3さい
色鳥来赤子は餅のごと眠る
ゆすらご
燦々と白寿の母も色鳥も
ゆづき裕月
色鳥や初めて出会う異人の目
ゆめこ
色鳥や嵯峨野匠のやたら折
よぶこどり
色鳥の来しこと手話で伝へけり
らくさい
色鳥や空より碧き布を買ふ
らごん
色鳥や両手に受くる日の名残り
ラッキーの母
すつぽりと森となりをり色鳥は
ららやにほ
色鳥や玄白ここに眠るてふ
る・こんと
四阿のブランチ楽し色鳥来
ロクヨン
色鳥の去る一里塚竹軋む
わかこ
燠はぜて今日の色鳥夢に見た
わたさん
色鳥の一羽は声のなき個体
わらび一斗
色鳥や別れの言葉も美し
阿波豊
色鳥や道場の床拭かされる
哀顏騎士
色鳥やデッサンの手に少し熱
或人
色鳥や関東ローム層平ら
安達りんだう
色鳥のほしぞら本屋準備中
伊介
色鳥やラジオ体操日本晴れ
伊藤善隆
色鳥や忍野の池の水清ら
伊奈川富真乃
色鳥やパティオに集ふ車椅子
伊予吟会 宵嵐
色鳥が平行四辺形に止まってる
位子
色鳥や京の小径は通り雨
為一暢道
色鳥や我が子を抱く元ゲリラ
胃痛
色鳥や村の人口百余人
育由
今庭に色鳥居たと思いしが
一咲ふゆか
色鳥や悲しきときは母想う
一走人
色鳥が関東平野を飛び行きぬ
茨城のポキヨシ
色鳥や鏡の中の枝に啼く
瓜中不眠
色鳥や肩書もなく生きてをり
永想
菓子箱に小石のあまた色鳥来
遠音
色鳥やガアドレイルに在る供花
塩の司厨長
色鳥やひとつポケットあけておこ
温湿布
色鳥や壁一面の家族写真
花 節湖
色鳥来佛足石のこそばゆし
花屋
色鳥来風は異国の味がする
花伝
色鳥をかりてお見舞い申し上げる
花紋
色鳥や姥捨山は雨まじり
色鳥や夢は解さぬままで良し
海風山本
色鳥を孕む曇天拡がり来
街麦
色鳥の歌ふ根岸の子規忌かな
山々のそわそわ里に色鳥来
幹弘
色鳥も朝日も庭の過客とて
患子
錆びた加農砲曇天を色鳥
輝 龍明@加農砲=カノン砲:火砲の一種。
色鳥やアールグレイを濃く入れる
鬼怒
色鳥や射的キャラメルばかり当つ
久我恒子
色鳥や空はどこから空ですか
宮坂変哲
色鳥や農村歌舞伎首を振り
宮写楽
色鳥や木漏れ日に彩挿してをり
宮﨑紅清
色鳥や寂しきひとを訪ふなり
弓女
色鳥や缶から振り出すドロップス
虚実子
色鳥の一羽は死んだあの子かな
京野さち
八岐大蛇に捧ぐ色鳥あと二色
玉庭
色鳥や綺麗な瓶に毒入れて
玉木たまね
色鳥を掴まへに来る光かな
桐吉里松葉
色鳥や光を噛みし風噛みし
金子加行
色鳥や氏子ら羽織るひとつ紋
吟  梵
色鳥や横文字の菓子並ぶ街
熊縫まゆ
色鳥やキトラ古墳の天文図
桑島 幹
色鳥や言葉に出してありがたう
君島笑夢
色鳥や小道具係の旗百枚
桂奈
色鳥や羽にゆたかな名を持ちて
渓湖
色鳥や生前葬の客となり
月の砂漠★★
色鳥や祖母の取りおく包装紙
月見柑
色鳥や浮き玉に陽のいろあまた
元喜@木ノ芽
海を吸ひコバルトの色鳥の息
古瀬まさあき
色鳥やマカロン持って里帰り
古都ぎんう
色鳥や麓賑わう骨董市
色鳥や告知を受けた午後も艶やか
弘美
色鳥や林は風の通り道
江戸川青風
色鳥の羽軸に呪文彫りつける
江口小春
色鳥や校庭に張る万国旗
江津子
色鳥や辛子の利いたハムサンド
江里口泰然
色鳥や墓地へ供えるハイライト
香羊
色鳥や梶取岬にのろし痕
香壺@梶取岬=かんとりざき
色鳥の来てきらきらと枯山水
香壺
色鳥や巨木の下の太極拳
高橋寅次
色鳥や窓全開の閲覧室
高島すかんぽ
色鳥や玄武の岩に朱の兜巾
克巳
色鳥や給油所跡の毛糸店
根子屋彦六
色鳥やぽしやと落ちたる角砂糖
根本葉音
色こぼす色鳥の影年忌明
佐々木温美@浜田
色鳥の野へ葬送の列の黙
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
色鳥や付箋紙つけし古語辞典
砂山恵子
色鳥は虹かけるように飛んでくる
座敷わらしなつき(7才)
色鳥や葉っぱの皿に小石二個
彩楓(さいふう)
外つ国の光を隠し色鳥来
斎乃雪
色鳥や何も無き日の星マーク
菜々の花
色鳥や廓格子を風抜くる
三重丸
点滴の果てる色鳥枝を去る
山香ばし
色鳥や湧水尽きぬ奥の院
山西琴和浦
色鳥や古希渾身の第一球
山茶花静
色鳥や艸は榛色に暮れ
山内彩月
秋小鳥喉の奥より黒き声
山本嘉子
色鳥やクロワッサンは歯に楽し
山野ゆうり
色鳥や君と会うためペダル漕ぐ
史詠
色鳥や尾つぽから舐む飴細工
四丁目
色鳥の色濃く琳派好みかな
四方駄馬@木ノ芽
首かしぐ色鳥に知恵者の貌
志保川有
色鳥発ちて湧く水紋の無限かな
紙威
色鳥や古典繙く老紳士
紙魚
柔軟剤の香のふんはりと色鳥来
色鳥や画板はみ出す塔の先
紫檀豆蔵
色鳥よ失くしたサファイア探してよ
試行錯誤
色鳥や蔵書のゆくえなど思ふ
時雨
色鳥や小花刺繍の余り糸
時計子(とけこ)
色鳥やベスパ跨る尼僧服
次郎の飼い主
ページ繰るごと色鳥の瞬ける
耳目
色鳥の好きな木もある樹木葬
七瀬ゆきこ
色鳥や地震で消えし杜いくつ
柴原明人
色鳥や娘は母の紅貰ひ
斜楽
色鳥や手帳に付けたハートあり
朱夏A
色鳥は拐かされし父と母
朱契
色鳥や観音水の濁らざる
樹朋
色鳥や乙女は百の恋をする
宗本智之
色鳥やすべり台から雲梯へ
秋月なおと
色鳥やジャワ珈琲を淹れる朝
春川一彦
色鳥の花束ぴちくぱちくさにつらう
春日のぽんぽこぴーな
色鳥の嘴を研ぎをる水際かな
春野いちご
色鳥や村に二人の転校生
春蘭素心
ひざよりもひくいでんしゃだ色鳥来
純音
振り袖を振れば色鳥出でにけり
小原 旅風
色鳥やベランダ越しに聴くカノン
小石川小石
色鳥の鳴きて吾子の掌空つかむ
小倉あんこ
ぴりりぴりり雨やんで色鳥だらう
小倉じゅんまき
色鳥の過ぎゆくここは魔女の家
小走りの烏賊
色鳥や対価に金のひとにぎり
小田寺登女
色鳥や窓枠まるい山の宿
小梅
色鳥や箒目のたつ路地の朝
松田てぃ
色鳥や素焼き終へたる窯の音
松尾寒蝉
色鳥やペン先替えて書く葉書
湘輝
色鳥や帽子に並ぶピンバッジ
笑松
色鳥よ純度100パーセントの光
上市まさ
色鳥来外つ国わたる旅支度
新田 淑
色鳥や次男が我の助言を聞いた
新藤柑子
色鳥や湯浴み幾たび山の音
森一平
色鳥やシャンソン好きの集ふカフェ
深草あやめ
色鳥や湧き水のある赴任先
真宮マミ
色鳥やバザーの始まり告げる鐘
真繍
色鳥やふるさとは変わり続ける
神山やすこ
まほろばの風色鳥に出逢うころ
仁葉
色鳥の群れたる大樹竜眠る
仁和田 永
色どりや大縄跳びは五十回
水間澱凡
色鳥や村の竜神深眠り
水夢
色鳥や翼の裏のつづまやか
粋田化石
色鳥やランプの傘の塵を拭く
酔いどれ防人
色鳥やランチに添へる白ワイン
杉本とらを
色鳥や登校拒否の子は静か
澄海
色鳥や盛付け美しき朝の膳
瀬々葱坊主
色鳥や窓辺に移すお茶セット
晴日和
土星の輪潜る色鳥一羽二羽
正則  (いつき組リスナー班)
付箋紙に明日のことなど色鳥来
清清檸檬
色鳥やブランコの靴宙を蹴り
清波
色鳥や稚児墓山に三角点
西山哲彦
色鳥ぽ撥ぽぽぽぽぽマリンバの
西川由野
色鳥の色を盗んで織る紬
西尾婆翔
色鳥が呪文の如くいる鉄塔
西野モカ
美しい秘密を胸に色鳥来
青伽
色鳥に朝餉の箸を止めにけり
青柿
色鳥の群青色を絞り出す
青柘榴
色鳥のぴよつと消えをり苔の枝
青楓也緒
色鳥が国鳥僕のユートピア
石川焦点
色鳥や朝一杯のレモンティ
石爽子
色鳥やこの帯はもう似合わない
雪うさぎ
色鳥や櫓三基の戦あと
千の葉
色鳥や鈍色の妻口閉ざす
善多丸
色鳥やないしよばなしをひとつづつ
倉木はじめ
色鳥や天狗遊びて風の庭
想予
色鳥や襖を覗いちゃいけません
相沢はつみ
色鳥の声の交差や水脈あまた
草人
色鳥や校長室の航空写真
蒼子
色鳥や絵の具はたった十二色
蒼鳩
たまゆらのさえずり残る色鳥てふ
霜月
色鳥や乳歯が抜けるまでの空
村上海斗
色鳥や森の奥より水の韻
村上優貴
吹き抜けし比叡の風や色鳥来
村上瑠璃甫
色鳥や瑠璃の川面へ打つ毛鉤
多事
空一片剥離して色鳥となる
多々良海月
しばらくは棺に色鳥とどまれり
太子
色鳥よ君も恐竜だったのか
駄口竹流
色鳥は促音に似て水曜日
大雅
色鳥を母に見せむと手鏡を
大谷如水
色鳥来後姿の自惚れて
大塚迷路
色鳥や丁石綴る遍路道
大槻税悦
色鳥や色は匂へど散り散りに
達哉
色鳥のマティスの絵より盗む青
短夜の月
色鳥やチャイナドレスに色こぼす
池田香
色鳥や翅に色あり古色あり
色鳥や銅雀台の青い空
中岡秀次@銅雀台(どうじゃくだい)、3世紀に魏の武帝がいまの河北省邯鄲市に造営した宮殿。
色鳥の色は夕日に盗まれた
中山月波
色鳥やまた裏山が崩れたか
中西柚子
光琳の筆に瑠璃色色鳥来
長谷川 ひろし
木洩れ日の中で色鳥てふてふてふ
直樹里
色鳥やニコライ堂の弥撒の鐘
直木葉子
色鳥を招いて父の七回忌
槌山明@浜田
色鳥や耳ふくよかな涅槃像
辻が花
色鳥の色失ひつ空に消ゆ
定吉
色鳥や御陵の堀の藍深し
天満の葉子
色鳥やひと文ひと筆ひとり言
田中耕泉
色鳥よ旅は序章か終章か
渡野しえん太
色鳥や風のやさしき戦災地
登りびと
色鳥はきつと星にはなれぬだろ
都乃あざみ
色鳥や越後に黒き狼煙また
土井デボン探花
その虫を食べて色鳥その色か
土井小文
色鳥や絵本飛び出す小人たち
東尋坊
色鳥の夢モノクロでありにけり
東洋らいらん
色鳥や冷めし紅茶をぐいと飲む
桃泉
色鳥や東へ群れて水匂ふ
桃猫
色鳥や両手で作る望遠鏡
桃猫雪子
村挙げて祝ふ嫁入り色鳥来
桃八
よどむ森からりと晴れて秋小鳥
桃福
色鳥は雨の日の部室の匂い
藤色葉菜
初恋忘れかね色鳥くすみつつ
藤鷹圓哉
秋津島色鳥を呼ぶ神がいる
藤田康子
色鳥や千代紙交換はじめましょ
藤野あき
駅で傘貸す町色鳥還る町
豆闌
色鳥や偶に銀茶の紬着て
さぼろうと色鳥言うがうなずけぬ
豚ごりら
色鳥や「4B」五六本削る
奈緒女
色鳥の乳呑子の家の高音かな
内藤羊皐
色鳥の来てをり眉を描いてをり
凪野たいら
色鳥の啼けば世界の発色す
楢山玄冬
色鳥や月命日のかすていら
楠えり子
色鳥やレシート裏のなぐり書き
尼島里志
再婚の報せ一行色鳥来
日田路
街のねずみは色鳥になりたいのです
播磨陽子
色鳥の中でもおれはあの子かな
背馬
色鳥や枝降りかねて尾のすずろ
白虎
青空の何に怯ゆる色鳥よ
白鳥国男
色鳥や橋に取り残される夢
薄荷光
色鳥のこゑひしひしと坊舎址
八幡風花
色鳥や大吉引きし帰路の風
半熟赤茄子
園内の脚立八脚色鳥来
板柿せっか
色鳥や外でパン食う文化祭
尾上真理
色鳥のまだ濡れている音色かな
尾内以太
色鳥に風の甘さを聞く朝日
柊 月子
色鳥やつるんつるんの茹で卵
姫山りんご
おんころころ色鳥の来て朝の幸
百合乃
色鳥や郡上八幡水匂ふ
風来
色鳥や隕石降りしのちの村
福花
色鳥や鎮守の杜をさやぐ風
福寿番
国境は戦争の街色鳥来
文月さな女
色鳥の来て溜息の縺れあひ
文女
色鳥の色無き声に惑ひけり
聞岳
色鳥に色を残して老いばかり
平康
色鳥に遊ばれながら行く山野
平松洋子
色鳥や大阪にいつきてはるん
弁女
色鳥や婆ちゃんのゲートボールスティックの光る
望月ゆう
色鳥や自薦他薦は問いません
北村 崇雄
恋文にゴジラの切手色鳥来
北大路京介
色鳥や泥吹き出して地震の街
凡鑽
色鳥を数えて歳を忘れたの
磨湧
色鳥や四等賞の青き玉
末尾波世遠
私を色鳥にして君の手へ
未貫
色鳥や涙うつくしくする朝
未空
色鳥やタルトタタンを買い占める
未補
色鳥や喪服の似合う義姉である
岬りこ
色鳥や岸から岸へ万国旗
夢堂
色鳥や逆光に立つ魚霊塔
霧子
隠沼の底へ色鳥消えにけり
椋本望生
色鳥や羅漢のからだ抜ける風
免疫力アップUP
色鳥や話しことばで書く手紙
綿井びょう
花嫁のブーケは色鳥になりて
茂る
色鳥や紅白の荷の空青し
木村ひむか
モリス画の壁を飛び出す色鳥や
門前町光乃@モリスは19世紀に活躍したイギリスのデザイナー。「いちご泥棒」など鳥をあしらった絵柄や植物のモチーフで知られる。
色鳥や見つけて薫る硯箱
也和
色鳥や双子の王は大食漢
野地垂木
チッちゃんと名乗る色鳥けふもをり
野々ゆか
色鳥やからくり時計はもう三時
野々りんどう
縄文の六本柱色鳥来
野々原ラピ
色鳥のかわいいなぞと言わせぬ黄
野良古
色鳥や今度齧るはフランス語
薬師丸ひで樹
色鳥や妻の焼きたるパンいびつ
柳児
色鳥や3000円のイカフライ
油揚げ匠己
色鳥や空の高さに驚きぬ
唯我独善
色鳥の足にも螺子のような爪
色鳥の胸毛ひときわ朝日かな
余熱
色鳥や今朝はどのジャム開けようか
与志魚
色鳥や朝日を歩く老夫婦
葉るみ
色鳥や羽にバイカル湖の匂ひ
葉月のりりん
色鳥や朝をあぢはふレモンジャム
葉子 A
合掌の結いの葺き替え色鳥来
欲句歩
色鳥や二度目の父の皿を置く
蘭丸結動
色鳥や久しく行かぬテーラード
利平
色鳥やアタリマエじゃない青空
立石神流
空っぽの胸に色鳥一羽いた
竜田山門
珊珊と海や色鳥のいきづかひ
緑の手
色鳥やガンマなんとか値はセーフ
隣安
色鳥や油圧器きしむ町工場
鈴木麗門
機嫌よく野球欄読む色鳥来
老人日記
色鳥も綺麗な紙で包みます
色鳥や御朱印帳の美しき文字
洒落神戸
夕暮れや色鳥の色剥がれ落つ
淺野紫桜
平服の十七回忌色鳥来
游真
密談や色鳥の声多武峰
萬代草舟
色鳥や明るさの化身の如し
蓼科川奈
レンズのなか色鳥といふ温度あり
靫草子
色鳥や空に刹那の万華鏡
髙田仁和加
色鳥やあるいは人をにくみゐて
くらげを
色鳥やギチと高鳴くねじまき鳥
ぐれむりん
色鳥や紅茶に添えて母子手帳
ぐわ
色鳥やクッキージャーは空のまま
たんじぇりん金子
手品師の庭に呼びしか色鳥来
たんと
色鳥やパレット洗う水の音
もりたきみ
色鳥と派手に装ふ老人と
ヤッチー
色鳥やアイラトゥシュカの家はここ
月の道
色鳥やあのスナックはつぶれるよ
犬井山羊
キッチンを磨ける朝や色鳥来
枯丸
色鳥や筆洗の澱揺らぎけり
雀虫
逆光に色鳥の影クロワッサン
星降松
色鳥や給水の列遅々として
瀧まさこ
色鳥やバケツに摘みし野辺の花
猫渓
色鳥群がるハーレーダビッドソン
彼方ひらく
色鳥やクレヨンの黒長いまま
雷紋

並

色鳥やひとりの旅を飛鳥路
茫々
穂芒に軽さ預けて色鳥よ
留野ばあば
色鳥や一樹の中の雨やどり
aya
色鳥や枝揺れている揺れている
chiro
還暦や色鳥追いしウォーキング
H-bird
色鳥や人工物のペラッペラ
HGDT
色鳥やブラスバンドの管楽器
k.julia
夕暮れに飛びかう色鳥群れとなり
kkk
旅の香を風に乗せくる色鳥よ
Mミータ
色鳥や昨日はるけき今日はここ
PON
色鳥の青幸せの来る予感
sakura a.
雨宿り二羽の色鳥二羽の暖
sol
魚跳ねる真澄の湖や色鳥来
syuusyuu
色鳥や樹齢百年なる樹蔭
TAKO焼子
色鳥や二つの祖国空ひとつ
yoko
色鳥と脆き岬を撮りにけり
Y雨日
はぐれしや一羽で遊ぶ色鳥か
アーナンダ
色鳥か又三郎か葉の揺るる
あいみのり
母に聞きし色鳥の名を夫に告ぐ
アガニョーク
色鳥やここで咲いてる宿根草
あけび二号
色鳥や今年も無事にたどり着く
アケビ二号
色鳥や夜勤明けの子出迎えぬ
あさり
色鳥や釈迦の御手から放たれし
あすなろ
色鳥や漆黒の目の瞬きて
あつむら恵女
木の葉朽ち広がる空に色鳥来
あまぐり
会うたびに垢抜ける娘や色鳥来
アマリリスヒロ子
泥水の傾く家と色鳥と
ありしげ
色鳥やアオザイ纏いホーチミン
アリマノミコ
色鳥や葦をゆらして飛び立ちぬ
あわの花水木
縁日の古刹の森に色鳥来
いくらちゃん
いろどりをシャッターチャンス後少し
イサポン
色鳥の小群れ我が身を啄みて
いしだもよ
鬼瓦に色鳥風よむ尾羽
いなべきよみ
色鳥や芝で転がり笑う子等
いろり
色鳥のまなこの中の碧さかな
うずまきタルト
色鳥来老人会の麻雀部
うづら
色鳥や新曲うたう6時半
うどんこつよし
色鳥を前に小声で人を呼び
エイシェン
撮るあひだ色鳥の微動だにせず
エース古賀
色鳥やFOUJITAの白に映えそうな
えび天
小枝揺れ色鳥の彩見つけたり
えらぶゆり
色鳥や飛び去る窓に父の影
オアズマン
被災地に色鳥来たり元気湧く
オイラー
色鳥はおもねず生きる樹木希林
おがたま
色鳥や故郷の空を口遊む
オキザリス
色鳥を待つひとときはマイセンで
おくにち木実
分け入れば道案内の色鳥も
おけら
色鳥の朱色輝く里の道
おさんぽタケシ
色鳥や友と喚ばれし千駄ヶ谷
おやっさん
色鳥の色合計は幾つだろ
おんちゃん。
色鳥や祖母と散歩の昼下がり
お鈴
午後の水辺色鳥そっと茶化す子よ
かずポン
枝残しこの実に集え色鳥よ
かすみ草
色鳥や傷つき里に惑い舞う
かつら子
色鳥と新幹線の見える店
がんばるけいご7才
色鳥や幸せくわえ風渡る
ギコ
色鳥や森の学校のタクト振る
きさらぎ
色鳥の羽ばたく際の風の色
キッカワテツヤ
色鳥を撮れず三脚つえ代わり
きっちゃん
色鳥やスワンボートの黒き染み
きなこもち
色鳥や臙脂のカーディガンが欲し
きな粉のおはぎ
米洗ふ色鳥庭に来る日も
きのと
色鳥が狭庭に来たりて息凝らす
キヨ
色鳥や雲影光るビオトープ
きらら
色鳥よお前の糞も白なのね
きんえんくん
色鳥や気どって第九口ずさむ
くさぐき
色鳥の故郷被災し宿さがす
くむ
色鳥や果樹を遠巻き吾も動けじ
くりすけ
色鳥や窓の大きなネットカフェ
くれいじいそると
色鳥や停電の街森と化す
くれまてぃす恵子
色鳥や抜きつ抜かれつ鬼の里
くろべぇ
空に映えて色鳥威風堂々と
クロまま
色鳥よ元気でいるかならば善し
けめ&たけ
色鳥の色を見ずして言い当てる
けら
色鳥や群れで飛びいく勇姿かな。
ケンタ
幸福の色鳥さがし床につく
コケデカ
色鳥や老女の手引くピアスの漢
ココダン
色鳥や湯屋帰りのほつれ髪
こてつ川
色鳥や砂場に吾子と日暮れまで
ことり
赤い実と色鳥の入る望遠鏡
コナラ
色鳥の瀬音と混じる声を継ぐ
こはぎ
色鳥や少女のスカート翻る
これでいいのだ
しょざいなき予後のあしもと色鳥来
ころころぼっくる
色鳥来徒歩にて行かん金亀城
ころん
天龍寺くつろぐそばを色鳥が
さかまろ@第二まる安
色鳥の骸までもが光をり
さくやこのはな
色鳥の落として行きし羽根一つ
さくら・由美子
色鳥や十二単の女官をり
ささき良月
色鳥や葬の衣々曳きて来よ
さちよ
色鳥や自然合唄セレナーデ
さとうくにお
色鳥や織るは金襴緞子帯
さとみ
屋根上で石打つごとく色鳥よ
しいちゃん
色鳥の赤は大陸青は海
しおうらゆうこ
招き猫置いて色鳥来よと待つ
しげる
色鳥や顔彩選ぶ筆愉し
しまりす
色鳥来る羽根に白斑名はジョウビタキ
ジミーあゆみ
色鳥や双子姉妹の行き違い
じゅりあん山本
留守家とおもひ色鳥ちょこちょこと
しゅんらん
色鳥やスマホ画面がぶれまくる
じょいふるとしちゃん
通勤を朝の色鳥応援す
しょう
色鳥やうどんの出汁のかおりたつ
しんしん
色鳥やビー玉握り寝る子ども
ず☆我夢@木ノ芽
色鳥や枯山水を戸惑わす
スタルカ
色鳥やズキンと痛む親不知
スローライフ
幸いはこの地に棲むか色鳥よ
せん
色鳥が摘まむオリーブ鐘の音
せんえい
色鳥や気儘の化身としていま
そめいゆ
露天風呂朝の光と色鳥と
たいき
色鳥の声にも山の色映す
たけし
色鳥や草食む牛の蠅を追い
だけわらび
浜風に乗りて色鳥渡り来む
たけ爺
色鳥やあこがれのころも纏い来る
たづ
色鳥や原色に塗られし園の壁
タック
色鳥や森のホテルのチャリティーコンサート
たま
色鳥や母と歩きし歴史道
たま蛙
色鳥や仏に似たる艶やかさ
ちひろ
色鳥や尼僧はいつも黒のまま
ツーちゃんの恋人
色鳥や土手はカメラの砲列に
つつ井つつ夫
庭先の色鳥集う青い空
つわきの嫁
色鳥も羽を伸ばせや有馬みち
てつ
色鳥や黄金の穂をついばむ朝
てる
色鳥を描く絵筆の舐める水
テン@第2まる安
色鳥来ぽんぽん山と狭庭にも
ときこの母よしこ
色鳥や気儘に遊べこの郷で
とし
飛来して色鳥忙し餌をあさる
とし子
炊きたてのごはんや庭の色鳥や
どっこいしょ
色鳥や卆寿の母の服選ぶ
とねりこ
読み耽てふと色鳥のしずかなる
とのじ
色鳥や色鉛筆をねだる孫
とめぞう
色鳥や赤いウエアの孫テニス
ドラタンリュウジ
色鳥や母の墓参に一人行き
とんとん
色鳥やウェデイングベルの音に立つ
とんぼ
水墨の庭に色鳥まよい鳴き
なお
色鳥を撮らんと根気よき漢
なかおち
色鳥やシャッター音のさわがしさ
なかがわ聖一
色鳥や野点の席に風渡る
なかの花梨
今生は色鳥土俵は女人禁制
ながら
色鳥来かの人の去り朽ちた椅子
ナミユ
色鳥よ窓からそっと誘ってね
にゃんみー
色鳥の声する朝や厭離穢土
ぬらりひょん
朝まだき拾う色鳥高架下
ぬるっば
色鳥は川辺の夜燈に鎮まれり
ねもじ
色鳥や赤を親しむ齢なり
のつり
色鳥や残されし者凛と生く
のぶ子
色鳥や愛を時々見失う
のぼ子
金の羽銀の羽色鳥の来し
のら
色鳥の創作ダンスハイポーズ
のりた
色鳥や湾口前の喫茶店
バーバラ
草も葉も色鳥讃え川流る
ばあ哉
孫叩くバイエルの音や色鳥や
パオ
色鳥や起雲閣の庭飾り
はしびろこう
色鳥に残して喰わす沼酸塊
はすみん@沼酸塊(ヌマスグリ)=ブルーベリー
色鳥の一羽根残す鳥黐や
パッキンマン
色鳥の来してふ噂カメラ呼ぶ
ははろ
色鳥の光を散らす水しぶき
はら美華子
色鳥やアコーディオンのミスタッチ
ハルノ花柊
色鳥を祝いの記念幸あれと
ばんしょう
色鳥やさまよう薄暮わが姿
ビーエム小僧
坂多き港の町や色鳥来
ピーター
色鳥の絡み巡りて木末かな
ひなこ
色鳥の瞳に映る異国かな
ひなた
色鳥来父の白髪切る庭に
ひよこ豆
色鳥や枯れ松に華戻りたる
ひよはるばば
ふるさとの色鳥どこへ移りけり
ひろ
色鳥やつもる話を今夜また
ひろくん11さいのママ
色鳥の岩陰の巣に共におり
ひろのじょう
橋くぐりゆく色鳥に横の風
ふうせんかずら
色鳥や彩り豊か彩の国
ぶぅちゃん
色鳥や通信教育挫折する
ふくろう悠々
色鳥の黒い目に見るバイカル湖
ふたあい
色鳥の目や半年の無沙汰詫び
ペコちゃん
スクラップ待ちのワイパーに色鳥
ペトロア
色鳥や余白の多き旅日記
ほしの有紀
色鳥や恋を探して命がけ
ぼたんぴ
色鳥や御籤を結ひし社叢揺れ
ぽろたま
色鳥はふる里二つ棲み分けて
ポンタロウ
色鳥に生まれ変わりて友来たる
ぽんのじょう
色鳥や我還暦に染まる宴
ほんゆみ
色鳥やホライズンてふ止り木に
マダム・キムコ
色鳥や垂水うしろに二羽三羽
まち眞知子
色鳥の中にをらぬか青い鳥
まつだまゆ
色鳥の色うばわれる茜空
まつぼっくり3号
色鳥や弾む遠方客の茶話
まつもん
色鳥が母の盆栽品定め
まの
色鳥や夕映の色欠けて飛ぶ
まめ小路まめ子
色鳥の背に乗りて来ぬ逝きし友
マユミ
色鳥やあかい栞の空の本
まるひるま
ショーウィンドウを覗く色鳥と我
みえ
木もれ日の額に納まる色鳥や
みかん
吉報の待つ朝庭に色鳥来
みくらまる
色鳥や富士山麓で汝は鳴くか
みこ
澄み渡る第八ケルンに色鳥や
みずほ
丸窓を覗く色鳥エルグレコ
ミセウ愛
色鳥やそっとポッペン吹く薄暮
ミセス水玉
色鳥の鳴くや正調秋津島
みちる
奇跡とは想像の中の色鳥
みなつ
色鳥を写しとどめしカービング
みよしい
色鳥よ一枚ください羽根ペンに
み藻砂
さらさらと一人で昼餉色鳥や
むすびめし
柴色の氾濫の地に色鳥来
むったん@ふしいろ=古代色
色鳥や一色で描く父の顔
むにむにちゃん
サロベツの雲流れ去り色鳥来
むらたふみ
色鳥や安否確認完了す
めしめし
色鳥やみんな空見る法被の子
もせきのこ
色鳥や木の間隠れの一張羅
もちえちゃん
褒め言葉聴き飽きた色鳥は去る
やえ子
色鳥や建設中のダムの中
ヤヒロ
色鳥の色溢しつつ谷わたる
やぶつばき
静寂モノクローム色鳥立つ
やまたにえん
静止画の吾と色鳥と木漏れ日と
ヤマボー
色鳥の羽を一本髪飾り
ゆぃ
色鳥や町の光の見えかくれ
ゆうが
色鳥や水面を乱さぬように触れ
ゆうほ
色鳥や足りない色を探してる
ゆみづき
色鳥の飛び立つ派手に喧嘩する
よあけの晩
震災風景いろどりも戸惑う
ようざん
色鳥の歌ごえ糸雨へと溶けにけり
よしとも
色鳥や終の住処を求めたり
よつ葉
色鳥や姿ほど声然に非ず
よりみち
色鳥や馬頭観音静かなり
らびっと
色鳥の羽に掴まり見ぬ街へ
りぃらっくま
色鳥や西国の寺に御朱印帳
リバティーさん
色鳥や一瞬見えたり空遥か
りんごのほっぺ
色鳥をおへば天使のはしご出づ
るびちゅ
縁側のむかしばなしや色鳥来
るりこ
色鳥やゲノムで辿る古代かな
るるの父
色鳥や兵士異国の地に眠り
れっどべりー
色鳥の次から次へ向山
れんげ畑
色鳥や柘植の垣根の祖母の家
ワタリ
色鳥や私の心に添えてくれ
わらべ詩
色鳥や災害恐れ遅延かな
わわ
色鳥やカメラ抱きて連れ帰る
阿波のオードリー
草花や色鳥かくもなぜ美なり
愛棄丸
色鳥や水面走る欄干に立つ
茜峯
色鳥や我が家に来たる花嫁御
安泰自然
色鳥や老犬ついに力尽く
安田 信洲
色鳥の解像度増す映画あと
安溶二
色鳥の啄ばむ先の地球かな
庵原
色鳥の荘厳(しょうごん)したる比叡かな
杏と優
着任の朝色鳥の羽繕い
伊予吟会 玉嵐
色鳥や暦年誰を連れてくる
伊予吟会 福嵐
色鳥といえども黒き眼かな
伊予吟会心嵐
色鳥や木漏れ日弾く七八羽
位相朗
砂丘に色鳥の影たゆたひぬ
井上喜代子
一瞬の色鳥そらを残しゆく
井田みち
色鳥に道後の朝の華やげり
郁李
色鳥やお洒落を気取る男どち
一の介
色鳥の色を写して水面かな
一宮寅五郎
色鳥や窓ひろき新生児室
一人静
色鳥やひとり旅する身の軽さ
一茶お
色鳥を見んとて深山わけいりて
一呆堂
色鳥ら新宿の森にいた記憶
羽 真美佐
写生会一色足りぬ色鳥や
羽光
色鳥の去りし林の枝の風
羽藤武彦
色鳥や露天に煙る雨しずく
雨霧彦@木ノ芽
色鳥の招待状はレンガ色
卯年のふみ
色鳥や七十歳で恋に落ち
栄魚
色鳥や嵐に消えし仮の宿
詠野孔球
日暮れて色鳥立ち寄る気配かな
越智 田文
色鳥の羽が一枚降つてきた
全色許諾色鳥法典第一条
園壺
色鳥や迷子の風船遊園地
苑菖
色鳥の飛び立つ渓も色深し
横山お薫子
色鳥の告白を聞くシベリア語
岡二
色鳥の鳴きて認知の妻の黙
佳月
色鳥の鳴き声も良い芝居かな
加藤賢二左右衛門
色鳥や野点に映える黄八丈
夏甫
クレヨンの空に色鳥遊びをり
花咲明日香
色鳥のはばたき微か朝の空
花氷の君
石畳にぱらり色鳥熊野古道
茄子紺
隠れても隠れてもなお色鳥かな
華らんまま
色鳥や崩れし山に佇みて
蛾触
樹々の間の色鳥と陽の七変化
雅雅丸
色鳥の胸橙に飛び立てり
雅喜
湖畔にて淋しさ吹き飛ぶ色鳥の群れ
介タマ母
落つる実を寄せし小庭に色鳥来
海野しりとり
色鳥や明けざる夜は無いらしい
灰色狼
色鳥を空に蒔きたるビッグベン
灰田《蜻蛉切》兵庫
色鳥に梢をわたる風こぼる
垣内孝雄
色鳥や誰が不倫をしてるとか
笠原 理香
色鳥来全力使ひし羽の色
梶 鴻風
街路樹に色鳥潜り込む日暮れ
葛谷猫日和
色鳥を見たく今年も実を残す
甘泉
自転車のベルと色鳥田舎道
甘平
ベランダに色鳥刹那目の合いし
閑茶
一陣の風か色鳥掠め飛ぶ
岸 れん
追憶や色鳥告ぐる三回忌
岩のじ
色鳥や母校の庭の大欅
岩魚
色鳥の羽のあおさや空の青
喜多輝女
ステンドグラス動く影絵や色鳥来
幾恋良石
色鳥の群れ来てまき餌掠め取り
帰帆の仔
色鳥は残像残し飛び去りぬ
気のまま風
色鳥や小町の紅の香しき
気まぐれ 稔久
色鳥や妙齢の娘は頬染めて
気球乗り
色鳥や御籤を結ぶ女子高生
貴芭蕉
色鳥の来してふ池を見に行かん
軌一
古希過ぎて色鳥の彩今は夢
輝峰亭
色鳥や知らぬ顔だと首かしげ
輝棒
色鳥やちょと来いと求愛す
義桂
色鳥や友と色数比べたる
菊池洋勝
色鳥や去年とはちがふ隠沼に
吉 や
レンズ越しの色鳥 白髪のあなた
吉田丸
色鳥の日の鮮やかに暮れにけり
吉野川
色鳥や紅白競う鬨(とき)の声
吉良水里
色鳥や豆皿にある品揃え
桔梗
色鳥や病に伏してガラス越し
橘 貞山
たくましき地球を遊ぶ色鳥よ
丘 るみこ
餌を求め来るか色鳥狭庭にも
久衛(ひさえ)
ブナの檻林冠に穴色鳥よ
久喜吉圀
色鳥に主役とらるる大落暉
久仁重
色鳥や夢と現の皮膜ゆく
久蔵
色鳥の色とりどりの個性かな
宮みやび
哀しさはその色鳥の彩(いろ)にある
宮島ひでき
色鳥の彩り増すや今朝の空
京あられ
色鳥に授け下さり山の神
京のみやび
色鳥や飛び立ち残すさざれ波
京丸
ピッコロの音や色鳥の首傾げ
玉ゆき
色鳥やカメラ嫌ひのミスクイーン
琴女
泥流に色鳥はらりと色を撒き
近澤有孝
色鳥やプリズム光集め居り
金治宜子
色鳥とピアフの唄よ賛歌ナリ
句詩呼
色鳥を撮らんとすれば枝揺れる
駒子
来ては去る色鳥を追ふカメラマン
色鳥や旅立つ朝のさんざめき
空 春翔
着々と架橋工事や色鳥来
空山
色鳥やみんな浄土へ行けるはず
空蝉
嵐去り倒木に色鳥遊ぶ
熊耳
餌くわえ色鳥渡る木漏れ日を
栗田もとえ
派手な友きっと前世は色鳥よ
色鳥や小さき恋の弾き語り
群馬の凡人
庭に来し色鳥追うはスマホ越し
啓泉
名も知らぬ色鳥飛来また一羽
恵美子
葦原に隠れし色鳥の波紋
恵風
母の居し庭を色鳥通り過ぎ
敬子
色鳥や僕に足りない物は何
経理課市原
色鳥の競い合う羽根風抜ける
蛍子
色鳥やスワンボートの幾艘も
蛍川
色鳥や千枚漬けをお茶請けに
月のうさぎ
色鳥に背を向け今朝の碧き空
月々
色鳥の道案内に迷わされ
月城花風
色鳥の通ふを知りて通ふ窓
嫌佐久
色鳥や時の移ろい声で知る
犬散歩人
鮮やかな色鳥みせる湖沼かな
研山
航空ショー色鳥の群れ参加希望
原田一行
尻尾立て発つ色鳥を追う瞳
古都鈴(ことり)
色鳥やベトナム絹の帯を締め
湖雪
老け役の似合う女優や色鳥来
鯉太郎
色鳥や山まだ青き高尾山
工藤浩之
色鳥の池に映して二羽三羽
康公(やすくに)
色鳥が飛び立つ庭の色抜けて
江久保亜月
色鳥やピッコロ奏曲ハ長調
紅さやか
色鳥や光溢るる苔の森
紅の子
ウラジオストクの剣道強し色鳥来
綱長井ハツオ
色鳥やパリジェンヌ食ぶエクレール
香舟
色鳥や淡くたゆたふもつれ雲
香門
図鑑繰る色鳥のこころは知れず
高村優雨花
色鳥来今日の気分によく似合う
高野 浩 たかの こう
色鳥や蝦夷も地震に見舞われし
今治・しゅんかん
看板に色鳥並ぶ観光地
佐々木良月
色鳥よ迦陵頻伽の元へ飛べ
佐山夕子
ひるがえるあれは色鳥だったのか
佐川寿々@チーム天地夢遥
色鳥来われを句作へ誘いけり
佐藤叡子
色鳥に幸せを呼ぶ鳥のいて
佐藤未穂
色鳥に心と釣果奪われて
最章
色鳥や太古の地球めく羽毛
歳三
落日へ色鳥を溶く木曜日
細清
色鳥や帽子忘れて女鳥羽川
坂本 英 さかもと はな
色鳥やシステムキッチンなべおたま
榊裕江子
色鳥やボルドーのベレー選ぶ朝
咲楽
色鳥は遠巻き雀の餌場には
咲也
色鳥のいろとりどりのいろに酔い
咲耶とこ野
色鳥や寂しいと吐く鳥もいて
桜桃の里
色鳥や玉虫色を放ちゆく
桜姫5
色鳥や目と目が合えば一歩出る
桜夜月子@木ノ芽
色鳥や魂捨て残し啼き惑ふ
札六
色鳥や湖畔のベンチ朽ち果てし
雑草おばさん
色鳥がまた来ぬものか米こぼし
皿檸檬
色鳥の発ちてますますあおあおと
三羽異治
色鳥やこの付け下げも派手すぎる
三子
色鳥がカメラの枠におさまらぬ
三重野とりとり
色鳥の色に照れるか鬼瓦
三水低@第二まるやす
色鳥や刺繍の手を止め仰ぐ空
三大夜景
色鳥や姉の歩幅のおとなびて
三輪えつし
色鳥や虚無僧湖畔にたたずめり
三輪佳子
色鳥や海峡渡る船の中
三毳
色鳥過ぐ帯となり衣となりて
山の中のオクラ(Okra)
色鳥や窓辺に耽る旅プラン
山樫梢
色鳥を待ちて墨の香鐘の声
山裾 都
陸奥湾を越えて色鳥また来る
山本 力
見え隠れ色鳥山を案内する(あないする)
山野はな
色鳥を今年も抱き眠る橅
珊瑚
色鳥の羽根を拾ひしかがひの山
残月
さびれたる寺を色鳥横切れり
史月
色鳥も客人(まろうど)も呼ぶ我が狭庭
四季園楽@木ノ芽
色鳥やマザーツリーの幹折れて
四葉
色鳥や読経の調子外れおり
始の子
色鳥や廃分校の破れ窓
子猫陶太
風に乗り色鳥渡る棚田かな
紫雲英
色鳥や静かに湖面に見惚れたる
紫香
妻の霊背負う色鳥我にこい
詩楽麿
色鳥や砂漠に雨の降りしこと
寺尾当卯
色鳥の体内GPS狂いなし
治もがり笛
大空のキャンバス描く色鳥ぞ
七色渚
色鳥やまずは目で食べ吹き寄せ煮
七生姫
母なるブナ折られ白神色鳥去ぬ
篠田ピンク
色鳥や輪行の風香る朝
紗々
色鳥よ雲居の父は健在か
若澤杏子
色鳥の啼く声悲し風の中
朱久瑠
色鳥に裸画論ず乳摘まむ是非
珠桜女あすか
野天風呂いろ鳥一羽ひるがえり
酒井千歌女
色鳥のつぐむ調べに歩を進め
宗元
色鳥や水玉かぼちゃ待つ港
秋月
色鳥や止まり木失くした北の空
秋月流音@木ノ芽
色鳥の今日も又来て羽根落とす
秋桜
色鳥と教えられたる朝餉かな
秋津州はじめ
母子手帳曇天の色鳥の頃
秋乃智春
色鳥の彩り我は笑われり
十十
色鳥の家族三代二十五羽
重翁
色鳥の色当て楽し夫婦(みょうと)かな
春果
神さまのよくぞ創られし色鳥
春爺
色鳥やきれいな服を買ひに行く
順女
色鳥や昼の一時羽の舞
勝る
石手寺の折り鶴数多色鳥来
小鞠
色鳥の飛び立つ羽根やあらはる黄
小橋春鳥
色鳥を帽子に止めて歩きたや
小熊利雄
色鳥や大師の杖で創られり
小山晃
色鳥の不意に目の前山路かな
小石日和
色鳥の声溢るるや大欅
小千住
色鳥や行方不明の父帰還
小川都雪
頓宮の水面に映る色鳥よ
小町
朝の雲乱気流と色鳥と
小塚 蒼野
色鳥よあんた何遍恋してん
小野みっちゃん
色鳥の巣はスーパーの裏の木ぞ
松永裕歩
色鳥や女の如く装えり
松岡哲彦
色鳥のデッサン多色芯で塗る
松山
色取の来るこの国に生きて行く
松山女
色鳥の群れなる予が狭庭
松茶 巴
色鳥や水浴びの羽根虹飛沫
松楠
色鳥や派手に装ふ翁ゆく
松野英昌
色鳥の天守閣より眺めをり
照波
色鳥やそれは記念樹十三才
笑子
色鳥の一声鳴くや置手紙
笑々
色鳥やお父(どう)出稼ぎ猪口二つ
常陸人
独り居の色鳥を待つ狭庭かな
植田 宗一
木のあいま姿美しく色鳥の
植木照美
色鳥の脚先のいろ鳩羽鼠
色葉二穂
色鳥に鐘も静かな比叡かな
寝たきりオヤジ
色鳥や木立の奥の絵画館
慎吾
色鳥のげにもくすしき色のこと
深山 紫
色鳥の蹲踞の顔覗き込み
深川リンの父
赤黄のベスト色鳥胸を張る
真紀子
崩れたる山に色鳥円舞曲
真優航千の母
色鳥や異国の風を運び来ぬ
真林
色鳥や色とりどりのブラーノ島
神熊
色鳥の羽に見とれて歩み止め
粋宣
色鳥や通天閣の屋根の下
粋流
色鳥の遊び戻るや日は落ちぬ
翠穂
枝揺れて色鳥の声天に消ゆ
酔楓
色鳥や啼かず懐かず群れ成さず
数鉄砲
色鳥や水面を揺らす柳瀬川
杉浦貴子
色鳥やアウター選びの嘆く妻
杉尾芭蕉
堀の内色鳥るると渡りたり
瀬波秋鮭
色鳥や空へさえずる籠の鳥
星海
船上に見る色鳥の飛来かな
晴海
色鳥や文に切手を舐めて貼る
晴好 雨独
校庭に色鳥の来る日曜日
正宮崎
色鳥やパッチワークの教室へ
正木児童
色鳥も太古の遺伝子受け継ぎぬ
清ら(ちゅら)
鳰の海色鳥の来て色こぼす
清一
絢爛の山色鳥が運び来る
清水仙人掌
初見した色鳥調べに図鑑買ふ
聖右
色鳥や気まぐれに来て午後の庭
西川あきや
色鳥や旅行の案内届く昼
西尾桃太郎
色鳥や今日の実入りは額多し
誠馬
色鳥や美(は)しきものには刺がある
青い月
色鳥や井戸端会議長引いて
青玄
色鳥のひらり降り立つ苔の上
青泉
色鳥や樹木の影のサプライズ
青木豊実
一枚の絵から飛び立つ色鳥や
静香
色鳥の隠れ居る樹や色染まる
斉藤ふみえ
ここだけの噂話しや色鳥来
石井美髯
色鳥の断崖に立つ巡る夢
石野上路無
色鳥やサクマドロップスからころと
赤い彗星の捨楽
改修工事足場の朝に色鳥来
赤橋渡
色鳥の枝にかそけき色残し
赤好庵
色鳥や美しきものとどまらず
雪花
色鳥やひとり起業の古民家に
雪子
羽ばたきて色鳥風を変えにけり
千波
色鳥や声を残して飛び去りぬ
千葉睦女
色鳥やおとぎの国の遣いかな
千里一歩
色鳥や号砲鳴るを襷待つ
占新戸
色鳥やもの思わざる日々愛し
川崎の黒猫きょん
色鳥が色を付けたる野に山に
川畑彩
色鳥や這う初孫の目にとまり
浅海なな緒
色鳥の渡り来し山暮れにけり
浅見 弓楽
色鳥の羽を染めたる異国の陽
浅田チコ
色鳥も巡礼なるか百済寺
船岡遊子
色鳥や墨絵の里を驚かし
祖乞
色鳥の姿隠すや里の山
倉の人
色鳥で占っている今日の運
草央
色鳥や橋詰めの度地は淀み
草翡
色鳥やゆっくり回す万華鏡
荘介
色鳥や転校生は無口なり
色鳥来目を合わさぬ様にパンを撒き
蒼香
色鳥の律儀なるかな今年また
蒼水
ふんわりと陽だまり包めば色鳥
蒼奏
色鳥のこの世の色と思はざる
村上 無有
色鳥の渡るや列島天一碧
村上研一
色鳥や被災地の池集いたる
多聞仙
色鳥の鳴く声細く空遠く
太一
色鳥や帽子の華を較べをり
鯛 風
色鳥や空に湧き出る声の色
台所のキフジン
色鳥や姉の頰ばるしゃけにぎり
大井河薪
色鳥やテキスタイルに丸さまざま
大蚊里伊織
色鳥の歌は届かじ受験生
大岸歩美
色鳥は海水温を肌で読み
大三郎
色鳥の名前集めて吾の図鑑
大弐の康夫
色鳥の絵の具ひと塗り香り立つ
大富 孝子
雨上がり色鳥せわし枝揺れる
大洋遊子
色鳥の去り赤き実の残るのみ
沢田朱里
色鳥の去りし小枝の揺れてをり
只暎
色鳥や今朝のコーヒーちょっと苦
谷あやの
色鳥よ来な葬送の列なれば
谷元央人
いちはやき色鳥の声人恋し
谷口詠美
色鳥や天気を褒めるバスガイド
谷川の蛍子
腰越の色鳥に言寄す文哀し
谷田藪辛子
色鳥も羽休めけりカフェテラス
知音
色鳥や息止めて見る窓の外
池と堀
漆黒の希望乗せてく色鳥や
池田和正
色鳥や異国と庭を結びけり
池之端モルト
色鳥や今日より母は浄土入り
竹さ
色鳥の街路樹に来る一万羽
竹の子
シベリアの真珠持てこよ色鳥よ
竹庵
色鳥や細くなりゆく母の咳
竹春エリザベス
色鳥や武蔵御嶽に朝参り
竹福
色鳥や田舎芝居の幕上がる
竹林
ふるさとの峡色鳥の満ち溢れ
中井清心
突風に枝の色鳥慌て散る
中村水音
色鳥や琵琶湖にそそぐシルエット
中田氏
色鳥や入賞の名を見つけたる
中嶋範子
色鳥や水にうつりし姿変え
中野久子
色鳥の震え鳴くあし仏沼
仲七
色鳥やあれやこれやの初デート
昼行燈
色鳥と公園の錆雨に濃し
衷子
色鳥を待ちてそぞろに餌をまく
朝ぼらけ
色鳥や息荒くなるかくれんぼ
朝桜咲花
色鳥や此処の祭で育つたか
潮ベルト
色鳥や孤高の杜氏行く空に
長田写々
絵手紙の紅が生き生き色鳥来
津葦
色鳥の色は絵金の絵中色
津軽ちゃう
色鳥や瀬戸内海の三千島
津軽まつ
色鳥や戦災孤児の色無き絵
津軽わさお
色鳥や今日も来ている古墳跡
鶴田梅勝
色鳥を愛でる齢になりにけり
泥酔亭曜々
何の鳥色鳥不思議何の鳥
哲也
色鳥やバゲット少し残しおき
典明
色鳥や滲む絵手紙切手舐め
天晴鈍ぞ孤
色鳥が飛べば黄砂も光りゆく
天津飯
色鳥のついばむ木の実酸っぱそう
田村美穂
色鳥やなにか佳きことありそうな
田中ようちゃん
ピキピキと色鳥踊る瓦礫かな
田中勲
アスファルトにはねる色鳥朝の道
田付一苗
色鳥や同窓会の晴れ着買う
田辺 ふみ
かはたれに色取り戻す色鳥や
田辺 ふみ
色鳥や頭巾の欲しい里の爺
田邉真舟
色鳥の胸毛は赤し枝灯り
塗り猫にゃん
紅掛の空をたゆたう色鳥や
渡辺みゆき
色鳥や客人芸妓野球拳
都花
色鳥のその鮮やかさ子か孫か
土屋 木漏れ日
色鳥や川面に映える都橋
東山
色鳥も色なき鳥も来る浜辺
東西南北
色鳥や時間ですよと長の旅
桃桃
色鳥の水を浴みたり水の色
燈穂
色鳥とティッシュまみれの洗濯物
藤すみ
色鳥の色無き花と並びけり
藤井眞おん
色鳥や祭り仕度に明け暮れて
藤郷源一朗
色鳥の小枝小枝と目走らす
藤原閑坐
色鳥よクラスに意中の人ありし
陶然
色鳥や羽ひるがえし色残す
瞳子
色鳥や金平糖が砕け散る
あさぼらけ色鳥鳴く声透き通り
徳永 北道
色鳥は現れ消える時の風
徳本あつ
雨の粒色鳥の羽艶かに
栃木のあーたん
色鳥や水面に色を滲ませて
南雲風花
色鳥を庭木に認め安堵せり
南風
色鳥や絵本の中で夢を見る
南風紫蘭@木ノ芽
色鳥や孫宮参り砂利の音
二上松風
色鳥もひたぶる過去から逃げている
肉野州民菜
色鳥や国籍問はぬ古都の寺
日記
色鳥や枝間に一羽風さけし
日本酒
色鳥に並ぶ少女の髪の色
入口弘徳
色鳥や来たれ被災の安芸深山
如月士朗
色鳥やケンカ後の水切り遊び
寧菜
色鳥やこんな処に料理店
猫ふぐ
色鳥や厨に朝餉の火を起こす
猫楽
色鳥や日暮れの早き峡の木々
猫舌扁平足
色鳥やブランコでママを待つ夕べ
波音
雲天や色鳥の青潔し
波奈
色鳥が実や葉に彩を移しおり
馬場東風(とうふう)
餌撒いて色鳥を呼ぶ誕生日
馬場馬子
色鳥をぴったり嵌める野の模様
俳ビギ名
色鳥や遠くかすむは若草山
俳菜裕子
色鳥やかすむアルプス手招きす
梅笠
色鳥に来てと作りし餌付台
白井百合子
古書店の床に色鳥の羽一片
白丘山人(893人)
色鳥の羽ばたき盛ん異国の風
白山
色鳥の声落ち空の明らみて
白瀬いりこ
色鳥や生まれし姓に戻る朝
麦吉
色鳥や絵本飛び出し傍らに
畑 詩音
色鳥や子ら日光へ修学旅行
半夏生(竹村)
色鳥来たしか覚えし名某
飯村祐知子
色鳥や入江の浜に羽根のこす
比洩
色鳥が羽根をふるわせショーダンス
比保倉亭酢
色鳥来縁側の下駄揃へをり
比良山
物忘れ母色鳥と戯れん
枇杷子
ピントすうっと引き締めて色鳥や
美紀子
色鳥や万国旗揺れ高き空
美山
色鳥や水面切る一瞬の青
美人晩成
色鳥がモンローウォークで闊歩する
美翠
色鳥や朝早くから何の用
美泉
色鳥の乗る広き肩西郷象
美年
色鳥の羽ばたきふたつ水面打つ
百合園ゆみ
秋小鳥としのころなら十五歳
百草千樹
電線に色鳥映ゆる夕陽かな
富樫 幹
色鳥の好みし里の里の山
浮見亭湖風
色鳥の老いたる髪に羽根をさす
風りん
色鳥のコバルト映えし水辺かな
風花
色鳥や揺れる鐙に乗馬の子
風間昭彦
色鳥を待つや三時の振り子時計
風舎哲坊
色鳥の群れに天敵忍び寄る
風声
色鳥や無声映画のやうに鳴く
風峰
色鳥の切手選びて綴る夜
風紋
色鳥や始発の窓の冷たさよ
風由花
色鳥の林を抜けて鎖場へ
風来松
縁側や色鳥追う目絵本伏せ
服部 勝枝
この空を行くや戻るや色鳥よ
服部睦月
色鳥のなってみたきはセピア色
穂の美
色鳥や揺れては光るイヤリング
暮井戸
色鳥の声や人待つ高台寺
峰泉しょうこ
倒木の桧皮葺つついて色鳥が
抱水
色鳥の集まる森と来ぬ森と
芳香
色鳥の羽根と柿色のスカート
蜂 蜜子
色鳥へ秣わずかな台地貸す
色鳥や園庭で待つ帰りの会
北村 鯨子
色鳥の声ちりばめし峡の朝
麻呂助
色鳥や四分休符で踊りおり
末摘花
色鳥や砂場で遊ぶ幼児帽
未々
色鳥を包む草むら陽のかほり
蜜華
色鳥来る大徳寺には大樹の空
眠る烏龍茶
片恋の色鳥小首かしげたる
夢見昼顔
色鳥来ひとさし指にふさぐ口
夢見亭笑楽
早朝の静寂色鳥の賑わい
夢芝居よしみ
色鳥よここはふるさと眠れや食べや
夢野
朝練の自転車置場に色鳥集う
娘ニ非ズ
焼きあがるマカロン八種秋小鳥
明惟久里
色鳥や何が可笑しか哀しいか
明夏
色鳥や片道切符と知りながら
明子小町
色鳥の群れ一陣の風のかたちに
明爽
色鳥を探せ舞台は大歌舞伎
網野れいこ
色鳥を迎える野山震災禍
木一路
色鳥の卵も色のあるらしき
木人
色鳥や待てど待てどと日が暮れる
紋舞蘭
色鳥の見つめる今は何色か
野倉夕緋
色鳥や碧き星での息吹見る
野中泰風
色鳥や境界線の赤き鋲
薮久美子
色鳥来笑顔の母が歩を速め
薮内椿
色鳥や音符のように海渡る
優純bow
一昨年の色鳥の青思ふ朝
友里
色鳥や着て行く服が決まらない
有田みかん
色鳥の色に似合はぬ声のする
湧雲文月
色鳥や生徒下校の校庭に
由坊
城濠や並ぶレンズへ色鳥来
誉茂子
色鳥来剪定下手のカクレミノ
洋々
色鳥や路端囀ずり波の音
葉っぱのようこ
色鳥の花嫁衣装のごと光り
葉月けゐ
色鳥の雨に羽休め木間の宿
葉室緑子
色鳥や定年の夫と行く山路
陽気姫
色鳥のシャッターチャンスまた逃し
落葉勝山
色鳥やスケッチブック脇に置き
藍植生
色鳥や音色も合わせ極彩色
里之照日日
よろしくと色鳥留まる枝の先
里甫
連弾の跳ぬるワルツや秋小鳥
立志
四方に鳴く色鳥見ゆる朝かな
立歩
色鳥を呼んでゐるらし吾子の指
流川ゆきはな
色鳥や主人無き庭覚えおり
琉璃
色鳥の声無きままに枝移り
隆星
色鳥や水辺におりて餌食す
龍秀樹
色鳥や尾のぴんとしてすばしこし
力蔵
色鳥や窓のカンバス行き交いし
林 和寿
色鳥や異国の色を鏤めて
林也
色鳥や見合いの席はジーパンで
玲風
色鳥や橇の溝跡ヒョイと跳び
蓮華寺
色鳥を恋うて飛沫の大水車
蓮石
色鳥や古衣干したる庭の先
老海鼠子
色鳥や墨磨る音の規則性
蝋梅とちる
色鳥や飛行機雲は真西へと
六々庵
色鳥の見しこと飽きぬ高梢
鷲巣
色鳥や人声消ゆる巾着田
巫女
色鳥や退院するとLINE来る
戌の箸置
色鳥や東下の舞妓列車待ち
橄欖子
あらためて画布に色鳥おさめけり
珈琲斎
色鳥やジャズのチャンネル朝流し
祺埜 箕來
色鳥の翔る一閃まなうらへ
脩平
色鳥の水を染めたる頭かな
藪椿@木ノ芽
朽ちゆける大樹見取るか色鳥来
邯鄲
色鳥やイラクの朝を光る声
鋏と定規
漆黒の沼に光る色鳥一羽
霖之助
モノクロの夢に色鳥群れて飛ぶ
驢人
色鳥や旅愁に浸るみちづれに
色鳥の指定席なる姫りんご
髙橋冬扇
色鳥や母の化粧は曼荼羅華
蓼蟲
色鳥の羽をも映さん澄んだ空
歌新
赤い実のじっさい色鳥のおこぼれ
羽沖

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