俳句ポスト365結果発表

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第206回 2018年10月4日週の兼題

炬燵

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

四方より床の集まる炬燵かな
一阿蘇鷲二
炬燵あるところを部屋の真中と思ふ
一阿蘇鷲二
炬燵かな鶴に折りたる薬包紙
一阿蘇鷲二
海鳴りや炬燵に父の赤鉛筆
さるぼぼ@チーム天地夢遥
堀炬燵「かちかち山」は佳境なり
さるぼぼ@チーム天地夢遥
人に憑くもののひとつに炬燵かな
さるぼぼ@チーム天地夢遥
少女達炬燵で創る同人誌
温湿布
数万の仮設の炬燵立ちあがり
温湿布
突っ伏した炬燵の角は崖っぷち
温湿布
用務員室の炬燵の醤油染み
星埜黴円
家族揃う炬燵テレビの郷ひろみ
星埜黴円
炬燵点ける原始女性は太陽で
星埜黴円
ながながと炬燵に喰はれ死ぬかたち
すりいぴい
炬燵開く静かなるあさま山荘
すりいぴい
僧の来て父母の四恩を説く炬燵
きゅうもん@木ノ芽
真ん前に福耳坐りたる炬燵
きゅうもん@木ノ芽
炬燵居や一行ズレてる解答欄
シュリ
炬燵居や隣のカレー焦げている
シュリ
炬燵なんか無ければ遅刻しないのに
くさ
独逸から炬燵に直行する夜かな
くさ
呑む炬燵または定理を解く炬燵
ときこ
郷愁に似せて炬燵の四畳半
ときこ
昼下がり古き炬燵の呆けたる
なご
尼寺の婀娜なる炬燵布団かな
なご@婀娜=「あだ」
雨を来し足を炬燵に放ちけり
ヒカリゴケ
炬燵出ずとも生きらるる品揃
ヒカリゴケ
女性となりしカズくんの横に入る炬燵
歌鈴
折り目深き座布団二枚炬燵かな
歌鈴
少年としずかなり炬燵の長女
古瀬まさあき
なんとなくかたむいてゐるこたつかな
古瀬まさあき
ハライソに火燵を置いて愚者になる
次郎の飼い主
祖母の来て炬燵に入るまでは他人
次郎の飼い主
屁古垂れる炬燵の赤の痛いほど
中山月波
魂をこたつに売りし寝顔かな
中山月波
風怒鳴る炬燵に熱きライスカレー
油揚げ匠己
炬燵寝や女の裸が見たいです
油揚げ匠己
思春期の君を炬燵は怒らざる
24516
炬燵寝の記憶ジュリーと八代亜紀
24516
富士額は一途と聞くが掘炬燵
あいだほ
掘炬燵おもちゃ屋の広告へ〇
あいだほ
まつ毛濡れ寝入る子つつむ炬燵かな
あまぐり
嫁の愚痴こたつは静かに聞いてをり
あまぐり
自らもあたたまつてる炬燵かな
あまぶー
ひとり酌むいいのおこたがあるのだから
あまぶー
遊学を語る炬燵や子規真之
あめふらし
炬燵して押さえる臨月の恥骨
あめふらし
新妻の脚崩しゐる炬燵かな
いもがらぼくと
良き話良き夢となる炬燵かな
いもがらぼくと
炬燵にて清書の文字のゆるみをり
うさぎまんじゅう
よそ宅の炬燵に拒む気配あり
うさぎまんじゅう
置ごたつ存外せまき写真の空
かもん丸茶
床下に百鬼あつまる炬燵かな
かもん丸茶
恋敵すっと割り込む炬燵かな
ぎんやんま
海鳴りの一夜となりぬ置炬燵
ぎんやんま
レーニンと毛沢東と炬燵かな
ぐずみ
指定席空けて炬燵の喪中かな
ぐずみ
炬燵寝やテレビショッピングの青汁
けーい○
犬と吾の順列決まる炬燵かな
けーい○
シャモニーの青空めくる夜の炬燵
こじ
炬燵に覚めて秒針と風の音
こじ
踏みたるは竜の尻尾か炬燵の端
ことまと
ぬふぬふと睡魔の沼となる炬燵
ことまと
私の時間燃やし炬燵は赤々と
さとうりつこ
炬燵の中には羊が詰まってる
さとうりつこ
炬燵に足いま灰色の息を吐く
さとけん
但し炬燵は、夜八時までとする。
さとけん
置き炬燵家人の帰る風の道
シニアモモ
鬱々とフローリングに炬燵かな
シニアモモ
紙おむつの母は上座や置炬燵
じゃすみん
夕星やこたつへ帰る家出の子
じゃすみん
置炬燵けふの夕餉はなんとせう
しゃれこうべの妻
一辺に夫と収まる置炬燵
しゃれこうべの妻
置炬燵禅問答のおとし処
しょうき
海鳴の背中に聞こゆ置炬燵
しょうき
ヌード嬢ステージ衣装のまま炬燵
すえよし
来年の夏へと鶴を折る炬燵
すえよし
月の熱炬燵に飼つてうたた寝す
せり坊
一身上の都合でこたつ占拠する
せり坊
ウヴァの香や炬燵に拡ぐ航海図
トポル
ゆふべのこと無かつたやうに炬燵冷ゆ
トポル
炬燵してグアムの挙式の話など
にゃん
炬燵見の青学過ぎる権太坂
にゃん
こたつの無い1Kの広さポッカリ
ふたあい
君のいる炬燵のある部屋が欲しい
ふたあい
子規に似た頭炬燵に転寝す
プリマス妙
膝入れる炬燵義妹は寝そべって
プリマス妙
もう飲むのやめた薬がある炬燵
ふるてい
遥か遥かに洗面所ある炬燵かな
ふるてい
避妊手術終え炬燵でふて寝の猫
ふわり子
ぐい呑みに鶴の折り紙置炬燵
ふわり子
炬燵の夫企業戦士はやめるらし
ほしの有紀
炬燵船ガイドの英語なまりけり
みくにく
金輪際出ませんよ炬燵に眠る
みくにく
家内安全日日のさゞ波聞く炬燵
めいおう星
一歳児炬燵のへりをめぐるめぐる
めいおう星
掘り炬燵わけあって父酔っぱらう
モッツァレラえのくし
広告をゴミ箱に折る炬燵かな
モッツァレラえのくし
おきごたつねむたいかおはしたらあかん
ゆいのすけ3さい
おきごたつまだでんでおさかなやから
ゆいのすけ3さい
酔い覚めの水美味き夜や置炬燵
ラーラ
ふんわりと膝進めたり置炬燵
ラーラ
炬燵寝の楽土に酒を酌みにけり
伊奈川富真乃
兄嫁の足に触れたる炬燵かな
伊奈川富真乃
リュウグウへ三億キロと聞く炬燵
一斤染乃
炬燵うるうる反省をしてしまふ
一斤染乃
炬燵の灯アナログ放送終了す
茨城之ポキヨシ
まちゃ君を炬燵に閉じ込め泣かれたり
茨城之ポキヨシ
石ひとつくすねし碁笥のありし炬燵
遠音
掘炬燵奈落に垂るる足の増ゆ
遠音
雨音は激し炬燵のコップ酒
夏柿
うとうとと獏の来る夜の炬燵かな
夏柿
炬燵入りまずは瞼をあたためる
花伝
足つつく相手の去りて炬燵かな
花伝
心中は炬燵の炭の消へてから
虎の尾を踏んでしまひし炬燵かな
馴れ初めをひ孫に語る炬燵かな
岩魚
栃若をラジオに聞いて炬燵かな
岩魚
出しっぱなし炬燵そろそろ本気出す
宮坂変哲
埃焼く初日の焦げ臭い炬燵
宮坂変哲
交番の奥の炬燵にいたあの子
玉木たまね
足に枷嵌めるごと入る炬燵かな
玉木たまね
軽トラに炬燵を載せて家出する
元喜@木ノ芽
フランスの旅のプランを掘炬燵
元喜@木ノ芽
炬燵にてまぐわう昼や雲白し
枯丸
ビートルズ聴くや町屋の掘り炬燵
枯丸
炬燵へとまた持って来るぐりとぐら
江戸人
炬燵に顔乗せて涙の七の段
江戸人
映画まで五分炬燵の陣地取り
高野由多
繕いの針を預ける炬燵蒲団
高野由多
綻びを縫う人は亡し炬燵掛
克巳
上の句で蝉丸飛んで来て炬燵
克巳
炬燵出ていつたあの子は又三郎
佐藤直哉
しんしんと庭の暮れゆく炬燵かな
佐藤直哉
乙女らの八人寝たる炬燵かな
砂山恵子
街医者の待合にある炬燵かな
砂山恵子
おそろしく陰茎固し置炬燵
斎藤秀雄
たゆとうて炬燵に君のおほき乳
斎藤秀雄
停電の炬燵に硬き蹠かな
斎乃雪
胎児ごと暖めてゐる炬燵かな
斎乃雪
相棒も昭和生まれの炬燵かな
山香ばし
古炬燵富士に大沢崩れあり
山香ばし
あゝ炬燵孤独はぬるいままでいい
山陽兵
掘り火燵底無しならばおそろしい
山陽兵
炬燵のコード果ては砂漠の父でした
司啓
拝啓春まで炬燵で暮らします
司啓
炬燵の夜貨物列車の音長く
朱契
炬燵にて炬燵の起源論尽きず
朱契
二軒目の記憶は皆無置炬燵
酒井おかわり
この土地を出ることはない置炬燵
酒井おかわり
炬燵居の背のしんしんと錆びて真夜
渋茶雷魚
核戦争起こす炬燵を囲む仲
渋茶雷魚
ラヂオからひばりの声や掘炬燵
春野いちご
何度目の恋占ひや置炬燵
春野いちご
氷点を告ぐる軋みや炬燵の間
純音
くうくうと流氷の哭く炬燵かな
純音
「凛として」などと詠みゐて掘炬燵
小川めぐる
炬燵ぽかぽか養命酒とろんとろん
小川めぐる
明日を拒み炬燵に受胎さるるごと
小倉じゅんまき
私かて夫くらい在る炬燵有る
小倉じゅんまき
炬燵出し部屋はどつぷり重くなる
城内幸江
炬燵から始まった朝はしんどい
城内幸江
炬燵居や煮っころがしは慎重に
神山刻
炬燵居の春泥を這ふ心地かな
神山刻
立て掛けて拷問具めく炬燵かな
仁和田 永
無為安閑怠惰自堕落炬燵かな
仁和田 永
曽祖父は日露の勇士掘炬燵
雀虫
パーマ屋の火薬の臭いする炬燵
雀虫
喉渇ききるまで鍵つ子の炬燵
西川由野
炬燵や炬燵金蓮の足ほぐれゆく
西川由野@纏足された足の美称
炬燵なか鉛の如く沈まりて
青い月
使わざる母の部屋にも炬燵おく
青い月
部屋は炬燵と愛だけになったから
青海也緒
終いには炬燵投げたる痴話喧嘩
青海也緒
柑橘は炬燵の属性であるや否や
石井美髯
炬燵なら焦げ跡は邯鄲の夢
石井美髯
炬燵出て今はISSにゐる
雪うさぎ@ISS 宇宙ステーション
炬燵から一生出ないつもりか猫
雪うさぎ
炬燵寝やこれを至福と言はずして
船岡遊子
箸弓手肘枕馬手炬燵守
船岡遊子
化粧する人を見てゐる炬燵かな
倉木はじめ
出棺の朝まで遠き炬燵かな
倉木はじめ
一人身の炬燵バニラの甘さかな
蒼子
知らぬ香の炬燵や向かい合うは義父
蒼子
炬燵置く牛舎の仔牛生まれけり
蒼鳩
置炬燵おのずと席の決まりけり
蒼鳩
母けふも怒つてゐたる炬燵かな
多々良海月
睡魔自身が眠つてしまふ炬燵かな
多々良海月
広告の折り鶴転ぶ置炬燵
大雅
煮魚の骨整へる炬燵かな
大雅
倖せかと問われ頷く炬燵かな
短夜の月
噛み合わぬ会話にとどめさし炬燵
短夜の月
炬燵ある部屋で鸚哥は眠りをり
中岡秀次
リア王は炬燵にまどろんでゐるよ
中岡秀次
置炬燵星の震える音のする
宙のふう
山の啾くしんしんと啾く切り炬燵
宙のふう
炬燵組む不思議な螺子の余りけり
登りびと
炬燵入る欲しき余暇とは此の横臥
登りびと
パン、サーカス、こたつ、膿みゆく空の有り
土井デボン探花
炬燵とは娼婦と思ふ鳥のこゑ
土井デボン探花
力なく垂れゆくふぐり炬燵入る
冬のおこじょ
炬燵という金縛りをほどくには
冬のおこじょ
雨音の夜のやわらかし置炬燵
東洋らいらん
暴走族遠ざかりゆく置炬燵
東洋らいらん
山頭火にならぬ炬燵に死ぬと決め
桃猫雪子
炬燵にはノート、ウクレレ、メランコリィ
桃猫雪子
チェーンソーの営み遠く昼炬燵
豆闌
漱石を膝に落として昼炬燵
豆闌
置炬燵しつぽの長き新人類
猫愛すクリーム
衣笠も輪島も逝きし炬燵かな
猫愛すクリーム
マルチーズのしっぽ生やしているこたつ
播磨陽子
前栽を雨なよびかや炬燵の間
播磨陽子
切炬燵解雇通知も燃やせます
薄荷光
炬燵は宇宙だつてよだかが燃えてゐる
薄荷光
いつか去ぬる足あかあかと炬燵かな
比々き
清拭の着替入れをく炬燵かな
比々き
掘炬燵共に入棺せし如く
比良山
炬燵して隣の読経洩れ聞いて
比良山
硬き身を陽色に入れてああ炬燵
百合乃
さりげなく婚期の話掘炬燵
百合乃
炬燵上げて失せしものなど出できたる
武井かま猫
仕事辞めたよそうか炬燵にふたり
武井かま猫
ベガスより戻り炬燵の人となる
福蔵
妹の嫁ぎし夜の炬燵かな
福蔵
炬燵出し我が家の景の定まりぬ
聞岳
炬燵寝の潮騒遠くなりにけり
聞岳
初炬燵猫背の似合ふ男かな
平林檸檬
寸劇の炬燵ひっくり返りをり
平林檸檬
子を宿す私を宿すこたつかな
夭折の才なきを知る炬燵かな
秒針はやけにのろまで置炬燵
未補
どこかってどこと問う人置炬燵
未補
炬燵ぶとん踏まねばゆけぬ四畳半
椋本望生
炬燵して十も齢をとりにけり
椋本望生
船頭の前職を聞く炬燵船
野ばら
リハーサル終へて炬燵のある楽屋
野ばら
志ん生を聴いて炬燵の愉悦かな
柳児
やり手婆うとうと炬燵止まぬ雨
柳児
炬燵寝の神戸地震の朝でした
有瀬こうこ
アメリカのテロを炬燵で知りにけり
有瀬こうこ
北風と太陽炬燵はどうなる
葉室緑子
人は皆炬燵に入ればひらがなに
葉室緑子
我は溶け炬燵の猫は沼に沈む
雷紋
炬燵から抜け出せぬからまた明日
雷紋
三人のせめて炬燵の熱き通夜
利尻
みちのくを巡る炬燵と一座かな
利尻
厨ごとの合間炬燵に膝浅く
留野ばあば
夕障子青し炬燵に目覚むれば
留野ばあば
メリーさん炬燵にながい足はじやま
緑の手
掘炬燵がつちり生家の心臓部
緑の手
スカイプの母は炬燵に独りなり
露砂
ポーカーを父に教はる夜炬燵
露砂
ケアハウス個室の電気炬燵かな
朶美子(えみこ)
雨の日の「のど自慢」観る炬燵かな
朶美子(えみこ)
みっちゃん家炬燵を捨てて出て行った
竜田山門
棄てられた炬燵の骨が濡れている
竜田山門
夕さりの電車にゆれる炬燵かな
西尾婆翔
先輩の炬燵引継ぐ吉田寮
西尾婆翔
ありあはせの家族となりぬ置炬燵
一辺を我がものとする炬燵かな
あー無精
天国の隣おこたでうたたねす
風来松
六畳とコタツ含めて君が好き
大塚迷路
子規は下戸道後の湯宿古炬燵
それぞれにゲーム機持ちて炬燵かな
都乃あざみ
くまさんも炬燵に入るといっている
むらさき(6さい)
いもうとの炬燵のうえのせいざかな
ちま(4さい)
じじの膝に乗って炬燵の船長だ
座敷わらしなつき(7才)
還暦の足を集める炬燵かな
28あずきち
這い出せぬ五秒後炬燵になるやもしれぬ
be
やわらかく天板しずむ炬燵拭く
chiro
炬燵寝の翅の無防備子守歌
Mコスモ
ハーブティーこたつに填まりカミュを読む
TAKO焼子
暮れ暮れて明日をまさぐる炬燵かな
あいみのり
攻めるなら石垣の此処炬燵舟
アダー女
サーカスの象の絵本や置炬燵
あつちやん
千代紙の鶴を数へる炬燵かな
あらあらた
掘炬燵から何人出てくるのやら
あるきしちはる
台形の設問解けぬ炬燵かな
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
てにをはをテレビに習ふ炬燵かな
いまいやすのり
時宗なる僧の炬燵の足ぬめる
ウェンズデー正人
ミネソタの義母とむきあふ炬燵かな
うに子
目の前に息臭き猫置き炬燵
ウロ
炬燵たす万年床の間取りかな
エイシェン
座して待つ炬燵のヤレバデキル俺
えむさい
炬燵の上ついに生まれる子の名前
おおやぶちょ
招かれた炬燵に恐る恐る入る
お気楽草紙
炬燵出て考え直す第九条
カオス
漁師らの酒なみなみと昼炬燵
かまど
幸せを逃さぬように出る炬燵
カリメロ
二人には大きな炬燵となりにけり
ギボウシ金森
悶着のありて炬燵の用意さる
きみこば
妻と居て戦争は嫌おきごたつ
きょうや
掘炬燵熾火は白く夜更けかな
キョンちゃん
百年の重心として掘炬燵
クズウジュンイチ
初炬燵次男はプーさんとふて寝
ぐでたまご
一頻り終活語る炬燵かな
くめ仙人
当直の医局にずっとある炬燵
クラウド坂の上
篤姫も物思いけむ置炬燵
くる
先輩が酒と炬燵を担ぎ来る
ぐわ
炬燵寝のいつも昔の夢を見る
けら
十二月八日の朝も炬燵あり
こてつ川
小さき母統べる一間の置炬燵
こはまじゆんこ
炬燵温し亀と目があう日曜日
こまどり
炬燵寝のもう朝は来ぬかも知れぬ
ざうこ
恐竜のたまご温め炬燵かな
さくやこのはな
トランプの切り札隠す炬燵かな
さとう菓子
けんかしてこたつにもぐりおちついた
さな(6才)
落人の裔ばかりなりこの炬燵
しいちゃん
朝の陽の炬燵の中のカルタのほ
しー子
ワガハイはあるじの代わり炬燵入る
しかもり
なんだかな炬燵にもぐり人となる
しみみ
チョロQやこたつの台地駆け抜ける
しゅうちゃん@5さい
二千年人類だけが炬燵つけ
しょもパンダ
炬燵にて兄ら遺産を分けをへり
しろ
炬燵の上の進学校のパンフレット
しんぼう
人間を引きずっている炬燵かな
ず☆我夢@木ノ芽
炬燵背負い受験も卒業論文も
すみ
一年の出費計上炬燵にて
すみれ色の涙
軍鶏かじり残り火わずか置炬燵
すみっこ忘牛
涙跡こたつに眠る睫毛濃し
せつ華
炬燵にて眺むる何処かの大統領
せんえい
炬燵板これは八つのときの傷
だいふく
地球儀のチベットなぞる炬燵かな
たむらせつこ
姑の炬燵正しく四角なり
ちゃうりん
こたつ号うみやまそらへひとっとび
ちょろたこいん
炬燵ちょっと熱いな今日は来ないなあ
つぎがい
ぎゆうぎゆうの炬燵ひとりは乳兄弟
どかてい
孫の絵の夫が笑うて炬燵前
ときこの母よしこ
置火燵借金重む山頭火
ときめき人
置炬燵十二回目の七並べ
としまる
背に迫る地層の刃紋こたつ船
どろん
置炬燵半月前の週刊誌
なおこ
通夜の日の冷えた炬燵や星ひとつ
なないろ
そこばあちゃんの席だったよね昼炬燵
なみはやらんる
炬燵寝の妻や暗夜を鐘の声
ぬらりひょん
向かいにも横にも部長こたつ船
ぬるっぱ
宮古島訛りを授く炬燵かな
のつり
炬燵で聞く西村辞めるんだってさ
のぶ子
炬燵寝や風邪を引くよと妣の声
ははろ
食って寝て学んで打って炬燵かな
はまのはの
炬燵にて火星の土地を買ふ話
はむ
風水の良き方向に置く炬燵
ひでやん
堀炬燵兄の言葉も暖かい
ふぉかっちゃ
括られて捨てられていたこたつかな
ふくろう
晴天に干す炬燵布団病臭
ペトロア
炬燵寄せ布団をのべる下宿かな
ぼたんのむら
掘り炬燵重き弾帯掛け戻す
ほろよい
チラと見た炬燵で眠る屋敷神
ぽんのじょう
古炬燵わい談挟む囲碁の音
まこち
なにもかもいかがはしくて炬燵なか
ましろなぎさ
よく笑う四人目が入り置炬燵
まほろ
炬燵には赤鬼の住む窟がある
まめ小路まめ子
こたつでみるうちゅうみたいなあかいいし
まりな(4歳)
双子にも縄張りのある炬燵かな
まるちゃん2323
子ら交へ会議始むる炬燵かな
みかりん
里帰り足湯のごとき掘炬燵
みかん
炬燵寝や星の生まれる小さき音
みやこわすれ
ふるさとの文よりふわり炬燵の香
めぐみの樹
夜鳥鳴く母の留守なる炬燵かな
もせきのこ
子の手札見えないふりをする炬燵
ももたもも
炬燵の子「けんかしちゃったゆきちゃんと」
もりたきみ
プロポーズ炬燵の外の膝頭
やまぶき
長崎の坂炬燵へと続く坂
よしおくん
こたつ出しましたか腰はどうですか
よだか
寂しくて寂しくて炬燵に潜る
よぶこどり
オリオンの話となりし炬燵かな
らくさい
置炬燵覚めて深夜の肩の先
らごん
一問に一答の出ぬ炬燵かな
る・こんと
炬燵居にあいだみつおの湯呑みかな
るるの父
文句あっか今日は炬燵に根を生やす
わたさん
外つ国の葉書をまはす炬燵かな
わらび一斗
モモンガの暗き鳴き声掘り炬燵
哀顏騎士
邯鄲の枕を借りる炬燵かな
葦たかし
宝物出てくる出てくる掘り炬燵
庵原
今日の日を脚に確かむ炬燵かな
位相朗
大の字で入る炬燵の淋しさよ
一心
空間のネジをゆるめる炬燵かな
一刀斎嘉平
堀りごたつ回り将棋のつよき甥
羽沖
説教の語尾の伸びたる炬燵かな
塩豆
昼炬燵にポンと人間失格
佳月
掘炬燵五人目の来て一人寄る
可笑式
トランプと北朝鮮を観る炬燵
花仮面@ノエル
昭和とは火の匂ひする堀炬燵
花咲明日香
しりとりの「みかん」で終はる炬燵かな
花南天anne
炬燵の位置また曲がってる眠ってる
花紋
耳に良きお国なまりや据炬燵
海月漂
明くる朝おれが炬燵に死んで居た
灰色狼
炬燵に入っていれば何とかなる
灰田《蜻蛉切》兵庫
大黒柱に背を預けて炬燵かな
樫の木
詩人にはなれず炬燵にもぐりこむ
瓦すずめ
火の音の混ざる炬燵に朝餉かな
患子
ひらがなをぜんぶおぼえたほりごたつ
閑茶
去勢考える猫と炬燵で丸くなる
鬼怒
カフカ来てゐるまどろみの炬燵かな
久我恒子
「大観」を一幅掛けて堀炬燵
京羅坊
炬燵出で火星はゆふべより近し
玉庭
炬燵板狭きや家の祝い事
金子加行
正座して履歴書睨む炬燵かな
桑島 幹
修羅のドラマ囲む食後の炬燵かな
桂奈
炬燵なぞ横着もんの箱じゃぁと
渓湖
わたくしの韓流ドラマ用こたつ
鶏子@ノエル
炬燵の間子に書き順を教へられ
鶏侍
幸せを炬燵に数ふ見栄つぱり
月の砂漠★★
腹這の炬燵ラクダが月曳き来
月の道
見も知らぬ貘が炬燵の中にゐる
古都ぎんう
玻璃越しの沖を見てゐる堀炬燵
江戸川青風
小さき手で小さき鶴折る炬燵かな
江口小春
女房の位置から決まる炬燵かな
江里口泰然
地球は青かつた炬燵の中は赤かつた
綱長井ハツオ
しばらくは首を竦めてゐる炬燵
香野さとみ
父の座を残し炬燵の家族かな
香壺
あやとりの指先白き炬燵かな
根本葉音
予備校と炬燵の行き来だけの日々
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
宝子の着替え一式炬燵より
彩楓(さいふう)@佐賀では男の子の事をお宝坊ちゃんと呼んで、大切に育てます。
終点へこたつ列車が入ります
札六
ほつれたる炬燵コードの臙脂色
三重丸
志望校決めかねている炬燵かな
三重野とりとり
離れ屋に雨音つづく炬燵かな
三輪佳子
奥山の平家の里の切火燵
三毳
泥中の貝のごとくに炬燵人
山樫梢
炬燵して膝のありかを確かむる
山口富子@Mamaly House俳句道場
鬱々と布団重たき炬燵かな
山内彩月
さち婆のおとぎ噺や聴く炬燵
山本 力
山小屋の炬燵から満天の星
山野はな
炬燵出て何をするかを決めて出る
山椒法師
冥府から音も立てずに炬燵舟
四方駄馬@木ノ芽
堀炬燵長押に並ぶ孝妣かな
四葉
切炬燵「午後の紅茶」のレモン味
志保川有
赤々と脚蠢いて炬燵かな
紙魚
朝刊の来しより炬燵磁気おびし
スペードのキングの下の掘炬燵
耳目
ばあちゃんは炬燵で小さくなってゆく
七瀬ゆきこ
木村屋の団子は名代昼炬燵
篠田ピンク
炬燵とは得体の知れぬ雛の巣
手銭涼月
ほの暗き昭和灯して炬燵かな
朱夏A
三辺は無傷の木枠炬燵かな
樹朋
目標へ五千歩残し炬燵かな
秋月
仕舞屋のつつがなし哉掘り炬燵
秋月なおと
炬燵の端でいいのです私など
春日のぽんぽこぴーな
ゆるびゆく老いの気骨や置炬燵
順三
観賞は炬燵寝に限る映画かな
宵待草
どちらかと言えば炬燵は爬虫類
小市
平成の十大ニュースや炬燵守
小川都雪
炬燵居の足の優しく腐りゆく
小泉岩魚
賽振りて人生ゲーム負け炬燵
小倉あんこ
ワンルームの主に炬燵のなりるれろ
小田寺登女
炬燵にて一年分の写真見る
小梅
炬燵にて開く人体解剖図
小野更紗
折り紙のごみ箱使ふ炬燵かな
昇華
十七枚続く捨牌炬燵かな
松山
正直な一日終へて炬燵入る
松尾寒蝉
志士集ふ品川宿の炬燵かな
松野英昌
炬燵酒夫に言われし皺の数
湘輝
日の出から日の入までの炬燵守
照波
炬燵ごと溶けてバターになりました
笑松
嫁として在所のこたつちょっと楽
新藤柑子
熱力学第六法則か炬燵
真繍@熱力学には第1~3法則までの3個あります(大前提を第0法則とする場合もあります)。それで炬燵の熱も物理学的には説明されます。第六法則は炬燵に浸かって第六感によって発見される?詩人の領域です。
あんぱんのへそは花びら堀炬燵
水夢
折紙のピアノ弾く子よ置炬燵
杉本とらを
クリスチャンディオール製の炬燵かな
晴海南風@木ノ芽
宿題は炬燵の上に限るなり
晴好 雨独
結婚はまだしないのか炬燵張る
清水仙人掌
海鳴りの遠く炬燵に火を入れる
清波
堀炬燵豊かに匂ふ三世代
西の凡人
兄ちゃんのバカと炬燵の裏に書き
青伽
炬燵あり酒肴あり何話さうか
青柿
原子炉の略図を折りぬ炬燵の上
青萄
震災のあと風の吹く掘炬燵
雪子
七並べ端を重ねる炬燵かな
占新戸
駅伝に母校正座の炬燵かな
善多丸
雨の日は雨と語らう炬燵かな
全自動ひょうたん機
あれこれの名詞で済ます置炬燵
故郷訛り違ふ四人や置炬燵
蒼水
戦の音遠くにありて炬燵かな
村上優貴@アフガニスタンにロシアが攻め込んで来た時に、この地に私はいました。そしてアフガンに日本と同じ掘炬燵があり始めは驚きました。外ではよくAK47の銃声が聞こえていました。
炬燵とはがらんだうなり老二人
多事
炬燵抜け沖に船出す骨の音
太子
アベシンゾウ良からぬ動き切炬燵
鯛 風
火の匂いさせて炬燵へ集う候は
台所のキフジン
四方から誰の足だとひもじい日
大三郎
鍵つ子の入る炬燵の冷たさや
大谷如水
膝をつき筆滑らかな炬燵の子
大槻税悦
炬燵には居らぬ人へと千羽鶴
沢田朱里
将来の家族も入りし堀炬燵
達哉
炬燵とはかくあるべきや足触れて
谷元央人
炬燵出てタカラジェンヌに逢ひに行く
谷口詠美
炬燵にてたまの最後を見届ける
池田和正
夕陽差す六畳二人寝の炬燵
池之端モルト
置炬燵今日は連ドラ最終回
竹さ
錆び付いたからだ炬燵で確かめる
竹の子
ジャンケンもアミダも強い炬燵守
竹福
炬燵には枕返しの棲みよるけ
衷子
煮詰まって魔王が笑う炬燵かな
長田写々
投げつけし言葉のゆくへ炬燵抱く
直樹里
友来たり炬燵に燃ゆる青春論
津軽ちゃう
炬燵の耳をラジオ劈く栃若戦
津軽わさお
胸に穴空くほど一人堀炬燵
辻が花
書き損じ履歴書温む炬燵かな
天満の葉子
火をたたえ麒麟のごとき炬燵かな
田村美穂
地獄図と炬燵の中は同じ色
渡野しえん太
父といふ玉座をまもる炬燵かな
土屋虹魚
恋文の長くなりたり置き炬燵
東山
炬燵から出て折り入つてする話
藤井祐喜
炬燵出て自由炬燵入り自由
藤色葉菜
ご縁のあってご一緒いただき炬燵
藤鷹圓哉
菊慈童織りたる炬燵布団かな
内藤羊皐
方言もわかる気になる掘炬燵
楢山玄冬
さよならへ炬燵ごと答ふ
尼島里志
さみしさや炬燵にひとりゐて笑ふ
日出時計
骨のなき男炬燵に入れておく
日田路
ずぶずぶと炬燵の罠にはまりけり
猫ふぐ
寂しさは炬燵布団の中にあり
猫渓
炬燵猫蹴とばして古い恋嗤う
猫御前
星空の下で炬燵が捨てられし
背馬
腰巻の背骨の青し置炬燵
白樺みかん
一人暮らし炬燵の隅に座る癖
白傘
炬燵の罠やばあちゃんの硬き爪
白瀬いりこ
パワーショベルの壊す家ごと炬燵ごと
麦吉
はじめまして膝ほんのりと置炬燵
畑 詩音
ビー玉へあと数cm掘り炬燵
半夏生(竹村)
最終回だけ見て泣いてゐる炬燵
板柿せっか
ずずずずずすつぽり埋まる炬燵かな
飯村祐知子
セーラーを着崩すあたしたち炬燵
美紀子
目覚めれば一人に戻る炬燵かな
美濃のん
始まりの雨を炬燵で聴く夜深
柊 月子
掘りごたつ足がぶつかるたび笑う
百合園ゆみ
初七日や母と夕寝の円こたつ
百田玲
四角なのにまるい炬燵
富山の露玉
給料日炬燵で試すアイシャドー
風華
話す読む終に炬燵寝良き昭和
風間昭彦
仄暗き炬燵の中に誰かいる
風峰
炬燵寝の夫や眉間の深き皺
文月さな女
炬燵の中の銀河鉄道の夜
文女
定位置のにはかに決まる炬燵かな
文彦
母と子とよそものひとり置き炬燵
峰岡名負人
おはやうも言はず炬燵に入る娘
蜂喰擬
この家と朽ちる速さや置炬燵
豊田すばる
まるはだか炬燵の主要構造部
北村 崇雄
十代が赤く充満する炬燵
北野きのこ
ハワイ何ぞグアム何ぞと炬燵かな
堀口房水
設える炬燵に畳香りけり
本上聖子
知恵歯抜く如く子を抜く炬燵かな
凡鑽
置炬燵頭だけ出し読む川端
末摘花
それらしき何か母置く炬燵かな
末尾波世遠
泥となる夜勤の明けの炬燵かな
満る
星団の名を覚えけり古炬燵
眠る烏龍茶
適量の酒適温の炬燵かな
夢堂
かあさんと山しか見えぬ炬燵かな
牟礼あおい
歯を抜きし犬の上目や昼炬燵
霧子
泥酔吾に一途な炬燵かな
明夏
下の名で初めて呼んだ置炬燵
明子小町
寄せ箸を叱るものなき炬燵かな
綿井びょう
炬燵から富士見る母の背中かな
網野れいこ
独居老人と記され丸まる炬燵かな
門前町光乃
来るべき空飛ぶ炬燵進化論
野地垂木
薫子の一部始終は炬燵に訊け
野々原ラピ
もう炬燵出そうよ宿題とかするし
野良古
掘炬燵地球深部のあたたかさ
唯我独善
結婚はしない炬燵に猫とゐる
湧雲文月
座る位置おのずと決まる炬燵かな
余熱
鍼灸院待合室の置炬燵
洋壬
掘炬燵弟と折る奴さん
葉るみ
炬燵布団母の形のままの朝
葉月けゐ
祖父が写す梁塵秘抄や掘り炬燵
遥明
じわじわと孵化が始まる炬燵かな
陽気姫
技師目指す寮の炬燵の国訛り
欲句歩
地球儀の生国を差す炬燵かな
蘭丸結動
堀炬燵ちゅんちゅん歌う南部鉄
李子
ここでしか使わぬ訛り掘炬燵
理子
炬燵なる神を迎える四畳半
立志
写真相手にひとり呑む炬燵かな
立石神流
うたた寝のあとの寂しき炬燵かな
立歩
一辺に子等を詰込む掘炬燵
流川ゆきはな
掘り炬燵亡国遊びじゃらじゃらと
琉璃
強がりを黙ってゆるす炬燵かな
良子
あの頃は子供部屋など無く炬燵
隣安
うつらうつら炬燵は温くチェロ低く
六々庵
三匹と炬燵取り合い全敗す
引っ越しの点睛のごと炬燵据え
橄欖子
別れたら炬燵は俺が貰ってく
洒落神戸
貸した金思ひ出したる炬燵かな
渕野陽鳥
電灯の紐炬燵まで下がりをり
淺野紫桜
ジャック・ザ・リッパー炬燵でリラックス
祺埜 箕來
嘲笑の声めく余震炬燵冷ゆ
脩平
夕映の差して炬燵の小鍋かな
蓼蟲
炬燵窓に寄す夜空さざめきたる
邯鄲
拭く水は冷たし 火燵開きの日
闍夢
炬燵の罠自力脱出の目処立たず
霖之助
鈴なりの雀かぞふる炬燵かな
靫草子
炬燵からピアス私のものでない
香羊
子の進路問ひ質す夜の炬燵かな
高橋寅次
バイエルとチェルニーのあるこたつかな
百草@ノエル
ランプ点く渡合の宿の炬燵かな
28ひろきち
炬燵布団二辺ばかりが草臥れて
あいむ李景
さがしものすべて炬燵にありにけり
こま
仏壇の前が定席炬燵守
たけし
電気ブランすすり炬燵の夜を一人
たんじぇりん金子
炬燵からそこの眼鏡と乞ふ御仁
たんと
炬燵出す豊洲移転に興味なし
ちびつぶぶどう
一辺を犬に取らるる炬燵かな
ツカビッチ
あざらしの潜つてさうな炬燵かな
とかき星
炬燵にて執筆猫となる先生
どかてい
炬燵猫いつもわたしの左位置
ひろ志
酸欠の猫ほうり出す掘炬燵
ふうせんかずら
帰宅して火山のごとき炬燵かな
ぽんたちん
モノクロの炬燵に丸き笠智衆
マーフィー
さんすうドリル開かれ炬燵より寝息
みさき
赤本とラジオ暫し炬燵がすみかなり
ゆづき裕月
薬袋をひょいと投げおく炬燵かな
蝋梅とちる
女子寮の三号室の炬燵かな
花 節湖
積分値求め直すや夜のこたつ
古田秀
炬燵板しまい忘れたババ一枚
古都鈴(ことり)
濁り目の祖父へ向き合ふ炬燵かな
酔いどれ防人
プードルに足噛まれたる炬燵かな
紫鋼
五右衛門風呂の入り方聞く堀炬燵
千恵
出ればすぐ用言いつかる炬燵かな
東尋坊
何度でも炬燵で勝てた七並べ
豚ごりら
七人の敵を逃れて炬燵かな
白鳥国男
歳時記を閉じて炬燵に眠りたり
亀田荒太
歳時記を置いて炬燵に根を張つて
未貫

並

おきごたつ勉強してるけいごだよ
がんばるけいご7才
こたつのなかでねっころがっているのはたくみだよ
がんばるたくみ5才@我が家には炬燵はないので、ローテーブルに毛布をかけて疑似体験をしたのですが、子供の性なのでしょうか。中に潜って遊び始めました。笑(あるきしちはる代送)
停電の炬燵のやうなクラス会
桃八
悲喜こもごも書きつらねる炬燵版
14橘 貞山
新妻に炬燵の中で合図する
⑦パパ
パス2回炬燵の7は40度
93kgのプッコラ
炬燵寝の息柔らかく我もまた
99カリン
酔いつぶれ炬燵にいつもの高鼾
aya
濁酒や炬燵に津軽三味を聴く
COSMOS
まだカオスにはなつてない炬燵下
GARU
自堕落な我に炬燵の神優し
GONZA
大皿に百個の餃子炬燵かな
HGDT
うたた寝の妊婦寝返る炬燵かな
KAZUピー
炬燵寝の上手な母も今は亡き
kkk
何もかも届く範囲の置炬燵
kuri
結婚を許され彼は炬燵入る
Kかれん
ポカポカなホッとした場所こたつかな
nina
独り居の炬燵は睡魔ひそみいる
PON
宅配のピッツァ置かるる炬燵かな
sakura a.
ふっくらと炬燵布団の母の背
sol
アルバムにみな顔寄せて炬燵かな
syuusyuu
炬燵へと助け乞うよに滑り込む
yoko
膕や小樽の菓子を炬燵に食ふ
Y雨日
炬燵なか足に余すは若者か
アーナンダ
四畳半猫と分け合ふ炬燵かな
あい女
膵臓がん妹に痛みなし掘り炬燵
アオキシゲル
嫁ぎ来てはじめてあたる炬燵かな
アガニョーク
掘炬燵まっかな炭に灰を寄せ
あけび庵
炬燵中ふと触れ合いて絡み合う
あけび二号
母老いてコタツのコード見つからず
アサマル
炬燵のなか足に噛みつくひっつき虫
あざみ
ぬくい足炬燵に入る冷えた足
あさもわ
父逝く日炬燵で泣いた六歳児
あさり
埋火にむかし話もある炬燵
あすなろ
初めての炬燵新婚三ヶ月
あつむら恵女
終電の帰宅炬燵の置き手紙
あみま
わたくしの喜怒哀楽を知る炬燵
あや
炬燵ふとん捲れば真っ赤な異空間
あら さなえ!
上海の土産せましと炬燵かな
アリマノミコ
一場の温もり炬燵半畳へ
あわの花水木
吾が夫の河馬になりたる炬燵かな
アントワネット@ノエル
突っ伏して泣いた日もある炬燵棄つ
いいよかん
地震来しに犬も炬燵に潜り込み
いくらちゃん
うたた寝に妻の声降る炬燵かな
いごぼうら
外は雨炬燵うたた寝腕まくら
イサポン
秘め事も恨みも炬燵に押し込めて
いしだもよ
ハリーポッターの杖に空飛ぶ炬燵かな
いつき組福岡リスナー班/由美子
炬燵にて一家団欒懐かしき
いつの間にアラカン
豆炭炬燵亡き祖母の耳遠し
いつもの花影
マニキュアのツンと匂う紅炬燵の灯
いなべきよみ
躰に附いた嘘はぎ棄てて炬燵かな
いなほせどり
いさかいて炬燵でボロを切り裂きぬ
いろり
掘り炬燵足先触れて引きにけり
いわし女
汗かいて夢から覚める炬燵かな
うずまきタルト
テスト期間は本なお楽し炬燵の夜
うたうた
炬燵来て家族のかたち整いぬ
うづら
山小屋のぽつんと立ち尽くす炬燵
うどまじゅ
うちの犬炬燵の中で眠くなる
えび天
地の底の岩の軋みか掘り炬燵
えらぶゆり
丸まつて赦されてゐる炬燵かな
えんどうけいこ
堀こたつ集う家族とブラウン管
オアズマン
炬燵寝をそっと見守り皿洗い
オイラー
トランプを炬燵に眺む裏表
おがたま
動じるな動じるな我こたつ入る
オキザリス
七並べ炬燵の下の恋模様
おくにち木実
底なしの炬燵に君も気をつけろ
おけら
仕事終え二人で入る炬燵のぬくもり
おさんぽタケシ
人眠り猫も眠りてこたつかな
およしこ
怖々と足入れてみる掘炬燵
おるか
若き日のばあちゃんと居る掘炬燵
おんちゃん。
誰よりもわが家の歴史知る炬燵
かずえ
姉ちゃんと奪う炬燵の特等席
かずポン
炬燵ナウ肩を寄せ合いLINE打つ
かすみ草
探し物覗く炬燵の中にあり
かたつむり
こっぽりと入る炬燵の寝顔かな
かつたろー。
お持たせで語り明かさん炬燵据え
かつら子
つま先に猫の頭や敷炬燵
かぬまっこ
炬燵から抜け出せるまで昼寝する
かむちゃっか
炬燵出し国語辞典と対話する
ギコ
鬼遊び炬燵の中が指定席
きさらぎ
母の里もぐさ匂いし掘り炬燵
きっちゃん
炬燵切るもう一杯だけレモネード
きなこもち
丸くなり炬燵に母も猫も吾も
きのと
停電で冷えにも負けず置炬燵
きびだんご
炬燵洞窟は靴下の巣窟
きゆうかんちよう
孫が来てかるたで遊ぶ炬燵かな
キヨ
炬燵から冷えた布団に直り寝る
きんえんくん
炬燵てふひきこもり派の指定席
くさぐき
朝雨や炬燵に暗記ペンのあと
くにたち太郎
かぎ編みのこたつカバーの目の乱れ
くま鶉
一人では寂しく寒い炬燵かな
くむ
うす闇の炬燵宇宙をひとりきり
くらげを
炬燵入る背に年輪の現れし
くりでん
武勇伝三度目となる炬燵かな
くるみだんご
布団なき足の細さよ置炬燵
クレイジイソルト
炬燵には魂喰ひが住むと云ふ
くれまてぃす恵子
炬燵ごと売りし実家や雲過ぎる
ぐれむりん
皆の脚押さえ込みて炬燵勝ち
クロまま
ビートルズ流れる午後の炬燵かな
けい子
声湧いて炬燵の中の足睦ぶ
こうや こう
ありがとう人のぬくもり炬燵かな
こけデカ
炬燵寝や部屋ごと宙を漂よへり
コナラ
思い人かと足蹴に返す炬燵中
こはぎ
寝転んでも口は動かす炬燵かな
こぶこ
炬燵にてうつらうつらのノルウェー人
これでいいのだ
冷えた吾を迎える相棒コタツかな
ゴンタ
ジャラジャラと炬燵を囲みぐだぐだと
さかまろ@第二まる安
巨漢の寝返に呼吸する炬燵
さくみ
菓子袋炬燵の周り円描き
ささき良月
炬燵板ひっくり返し七並べ
さだとみゆみこ
万能と絆の炬燵座敷かな
さとうくにお
これからはテレビと炬燵それっきり
サトシワタナベ
案の定この子に笑顔炬燵開く
さぶり
全身を炬燵に埋めて亀になる
さゆみ
齢取っただんだん早く炬燵出し
しおかぜ
定位置を孫に譲りし炬燵かな
しげる
人生論口から泡の炬燵かな
しげ爺
松之丞のごと新聞を打つ炬燵かな
ジャンボの勝ち
体操着炬燵でぬくめ地区予選
じゅりあん山本
衣乾く匂いほのかに炬燵下
じょいふるとしちゃん
卒論の筆の進まぬ炬燵かな
しょう
堀炬燵忘るる孫の古玩具
シラクサ
決心の鈍る炬燵の思案かな
しんしん
こたつ温しするめ焼く父声遠く
すずき忍すけ
ぽつねんと日の当たりたる置炬燵
すずめ
炬燵出せ老猫の指示声高く
スタルカ
鴨川の岸で炬燵や赤ら顔
スローライフ
寝転がり木目数えし炬燵かな
ズンバンバ
牌を積む明日は旅立つ炬燵かな
せいじ
炬燵日和ゆったり過ぎた昭和の日
せり花
つまらないを善きものにする炬燵かな
せん
茶箪笥もあればなほ佳き炬燵かな
そめいゆ
子ら来る先に席立つ炬燵かな
そめやまさみ
叱られて急げ炬燵の隠れ家に
たいき
行間も読めるアナログ切炬燵
だけわらび
猟の宿炬燵にお茶と漬物と
たけ爺
忘るまじ炬燵に向いて猫申す
たづ
堀り炬燵つま先つつき大家族
タック
炬燵寝や微かにチャイム如何にせむ
たま
切炬燵潜りて幼な子異次元へ
たま蛙
触れたれば肌やわらかく炬燵ぬくし
たん造
不貞寝する五臓六腑や堀炬燵
ツーちゃんの恋人
欄間より漏れる灯や掘炬燵
つつ井つつ
顔わらひ指はけんかのこたつ中
つつ井つつ夫
真夜中のラジオ流るる炬燵かな
つわきの嫁
初めての顔も饒舌掘炬燵
でこはち
今朝もまた炬燵に寝入る愚息かな
てまり
炬燵越し目合うて誰の足と知る
でらっくま
酔い覚めて冷えた炬燵に我をみる
テン@第二まる安
一人炬燵一人麻雀安静や
とこちゃん
紅白を欠かさず見たる炬燵かな
とし
ひもじさの眠れる鍵っ子よ炬燵
としなり
はらからと古語りの炬燵かな
とし子
丸まってかくかくしかじか炬燵かな
とだまゆ実
オレンジ色の妖しい世界炬燵かな
とみことみ
足触れて会話途切れる炬燵かな
とめぞう
四畳半炬燵で友と語る夜
ドラタンリュウジ
残業の子を待つ熱き炬燵かな
とんぼ
炬燵出す忠実な夫の休日
なかおち
友きたり炬燵に入るや高いびき
なかがわ聖一
赤色を纏ひて猫の炬燵出る
なかの花梨
晩酌も君と一緒の炬燵かな
ナタデココ
廃寮やついに炬燵は捨て置かれ
なみは
こたつむり今年も来たよ還暦だ
にゃんみー
催促をする猫の声炬燵つけ
ねぇもじ
リビングの北欧柄の置炬燵
ねぎみそ
3日分食料調達炬燵上
ねむり猫
シュッポッポコタツの灯乗せリアス撫で
のもとみな
堀炬燵抜けた乳歯は縁の下
のら
掘り炬燵踏み入ればここ皆家族
バーバラ
主抜け穴目立ちたる炬燵かな
パオ
赤鬼が居ると覗きし炬燵かな
はしびろこう
メルカリの炬燵丸くて800円
はずきめいこ
設えて一番乗りの炬燵猫
はすみん
愚痴で始まり惚気て炬燵出る娘
パッキンマン
団欒の主役今年も炬燵出す
はなだんな
炬燵びと冷たき足を絡ませて
ハナヅキアキ
服伝う温もり炬燵一歩出る
ハマさん
同棲を解消し入る炬燵かな
はまゆう
骨にまで染みゐる炬燵のぬくもり
はやて
長煙管祖父の燻らす炬燵かな
はら美華子
追懐や炬燵でひとりコップ酒
ハルノ花柊
足腰のほかほか炬燵薬かな
ばんしょう
押入れに捨てたつもりの炬燵かな
ピーター
初ごたつ後厄の年無事に過ぐ
ひいらぎ
定員は∞(無限大)かな炬燵の子
ひなこ
孫去りて炬燵に残るヒトデかな
ひなた
火を落とす炬燵や母の仕舞い風呂
ひな子桃青
一辺は相談窓口なり炬燵
ひねもす
立つときを逃し炬燵に暮らしをり
ひよこ豆
初恋や炬燵で触れし足竦め
ひよはるばば
テスト前うたた寝誘う炬燵かな
ひろ
うたた寝の猫に添われし炬燵かな
ひろきう
そういえば息子知らない炬燵かな
ひろくん11さいのママ
高野山炬燵の中で夢占い
ひろのじょう
老残の三辺空きし炬燵かな
ひろろ
在りし日の座の決まりたる堀炬燵
ひろ史
靴下が網に噛まれて掘り炬燵
ぶぅちゃん
大ばあちゃん隣家の炬燵で大往生
ふくろう悠々
告白の文を一気に夜の炬燵
ふさこ
麻雀を知らぬ一家の炬燵かな
ふじこ
炬燵から満月眺めはひふへほ
ふたご座
置炬燵初つ端しばし丸き背中
ふっこ
一人居に炬燵時間てふ福ありて
ふみゑ
猫の伸び小さくなりて炬燵出す
ペコちゃん
堀炬燵足をからませ長い夜
ぼたんぴ
外つ国に炬燵はないという恐怖
ぽろたま
こたつ出しテレビ背にして笑ふ母
まーやん
たたたたた炬燵居に屋根裏の怪
マオ
喧嘩後の空洞の秘事こたつかな
まさこ
二重なる炬燵布団やかくれんぼ
まち眞知子
炬燵より出で来て猫のすまし顔
まつだまゆ
炬燵の中ポジションさがす足八本
まつぼっくり3号
人類の進化を戻す炬燵かな
まつもん
生活は腕の長さや置炬燵
まどん
突然に異世界つくる炬燵かな
まの
まどろみて我を感じる炬燵かな
マユミ
家族皆炬燵に集う四畳半
まりも
真ん中の炬燵の放つ磁力線
まるひるま
香箱を真似て動かぬ昼炬燵
まんぷく
すきな子のうちのこたつで足ずもう
ミィ
夜中まで星を数えて置き炬燵
みえ
向かひ合い足で語らふ炬燵かな
みくらまる
朝まだき炬燵へしまうズボン下
みこ
おぼろげな故郷の炬燵のたたずまい
みずほ
歩数計数字進まぬ炬燵かな
ミセウ愛
舟唄を酒の肴に炬燵舟
ミセス水玉
掘炬燵ガケのような背が飯を炊く
みつ木
半径一米炬燵の築く全世界
みどりがめ
斯うしては居れぬと炬燵より出づる
みなと
夜夜中染むる白髪や掘り炬燵
みのる
炬燵とは袂分ちて25年
みよしい
風呂たきの炭炬燵に入れし昭和かな
み藻砂
日本には炬燵と言ふ馳走あり
むじーじ
炬燵寝の喉の渇くや日の明くる
むすびめ
炬燵寝や卍のごとに生え居たり
むったん
戯れる炬燵の中の足五本
むにむにちゃん
初対面正座くずせず炬燵かな
むべ
良き友と良き茶の香り置炬燵
むらたふみ
ケンカして仲直りする炬燵かな
めしめし
置炬燵ガラスの靴の夢見どこ
もちえちゃん
老猫と老年夫婦の炬燵の間
モナーク
今日のこと隠し通せず炬燵かな
もはは
醤油さし置きっぱなしや置き炬燵
もりお
世話物の睦む二人の炬燵かな
ヤッチー
独り身の席は変らぬ炬燵かな
ヤヒロ
成績も家計も夢も知る炬燵
やぶつばき
祖母の背のなほ遠くなる切炬燵
ヤマボー
団欒の炬燵冷たく死兆星
炬燵の子布団肩まで海苔巻きに
ゆぃ
こたつから父の親指見えにけり
ゆうが
築百年の家ぎゅうぎゅうの炬燵
ゆうほ
ひとり寝の炬燵の中の足寂し
ユク
置炬燵砂漠の薔薇の夢醒めて
ゆすらご
リモコンと競馬新聞炬燵かな
ゆみづき
また同じページで眠る炬燵かな
ゆるりさんぽ
百年の炬燵の臭気まとふ猫
よあけの晩
東京の一人恋しき炬燵かな
ようざん
足が触れ揉めていた子ら古炬燵
よさなしけ
炬燵列車人生乗せてポカポカと
よつ葉
うたた寝の足ぶつかりて置き炬燵
よりみち
何故か潜る怪しや炬燵の赤外線
ライブラリー
猫巻貝炬燵の中より発掘す
らくだ
炬燵置くけふより季節改まり
ラッキーの母
風見をる炬燵新興住宅地
ららやにほ
掘り炬燵無くした物はソコにある
りぃらっくま
幾度の引っ越し経しや古炬燵
りう女
おばあちゃん今日も炬燵で話そうね
りさ
ただいまを炬燵めくりて猫に言い
リバティーさん
長酒や炬燵で一人出るは愚痴
りんごのほっぺ
転居の夜家族十の字の炬燵かな
るびちゅ
クロスワード解けず炬燵の不貞寝かな
るりこ
布つなぎ母の遺せし炬燵かけ
れい
すみいこすやぐらこたつでおうさわぎ
れい子
宿題も財布も煎餅も炬燵の上
れっどべりー
足当たり猫に噛まれる炬燵かな
れんげ畑
炬燵から出るから宝くじ当たれ
ローストビーフ
暖まり口数少な夜の炬燵
ロクヨン
払暁に船宿の炬燵賑わヘリ
わかこ
子の足へ触れん我が足初炬燵
わどらー
掘り炬燵父のあぐらが指定席
わらべ詩
炭おこし炬燵作りし母恋し
わわ
祖母残す小さき炬燵やワンルーム
亜音洲
見つかりしメガネは形見炬燵かな
阿波豊
父さんの自慢の魚拓炬燵かな
阿万女@ノエル
暖求め一家団欒炬燵かな
茜峯
チーポンと牌の行き交う炬燵かな
安田信洲
晴空の生家や炬燵解体す
安溶二
寝て起きて食べて哲学する炬燵
杏と優
僕の目は祖父譲りとか掘炬燵
伊介
日常が骨董と化す炬燵かな
伊藤欣次
炬燵出したか遠くの空を思う母
伊豆子
あらかたは手の届きたる置き炬燵
伊予吟会 玉嵐
家事全般委ね炬燵に司令塔
伊予吟会 宵嵐
炬燵寝の夜はゆらゆらと更けにけり
伊予吟会 心嵐
父が留守でも炬燵の席は空けておく
位子
生あくび日曜午後の炬燵かな
為一暢道
炬燵の灯消えて私は永遠に
胃痛
こたつなか無愛想な児としたしめり
井上喜代子
失恋を温めよ炬燵こころをも
井田みち
五感の緩く崩れるや置炬燵
育由
重宝に小物置きたる炬燵かな
郁李
読みかけの本が数冊置炬燵
一の介
温もれば昭和の話置炬燵
一宮寅五郎
炬燵中触れ合う足に齧る猫
一碁一会
新築も中心成るや堀炬燵
一咲ふゆか
真夜中のジグソーパズル炬燵かな
一人静
置炬燵つかまり立ちの子の遊ぶ
一走人
波音なく竹竿撓む炬燵舟
一茶お
炬燵まで後三百歩湯の帰り
一呆堂
竹藪の中に捨てらる炬燵かな
一律
スマホ手に大の字に寝る炬燵かな
羽衣使
新聞配達炬燵で癒やす左膝
羽光
今宵また雀鬼の住処炬燵かな
雨霧彦@木ノ芽
炬燵てふ四角四面の人たらし
卯MOON
磁石のごと人をあつめし炬燵かな
卯年のふみ
掘り炬燵深夜放送浅き夢
瓜中不眠
子の四人十文字に寝る炬燵かな
栄魚
とりあへず覗いてしまふ掘炬燵
永想
飛び込むと猫飛び出たる炬燵かな
詠野孔球
炬燵仲良くひと眠りねこと我
越智田文
肘枕してはうとうと炬燵守
野ざらしの炬燵の主の丸さかな
園壺
口広げ極楽誘う炬燵かな
苑菖
静寂や誰も来ぬ夜の掘り炬燵
遠きいち
底無しのやうに思えた掘炬燵
塩の司厨長
足当たる炬燵の中の陣地取り
横じいじ
炬燵出し疲れた足の家族かな
横溝麻志穂
居心地を猫と取り合う炬燵かな
横山薫子
母の里もぐさ匂いし掘り炬燵
きっちゃん
炬燵切るもう一杯だけレモネード
きなこもち
丸くなり炬燵に母も猫も吾も
きのと
停電で冷えにも負けず置炬燵
きびだんご
炬燵洞窟は靴下の巣窟
きゆうかんちよう
孫が来てかるたで遊ぶ炬燵かな
キヨ
炬燵から冷えた布団に直り寝る
きんえんくん
炬燵てふひきこもり派の指定席
くさぐき
朝雨や炬燵に暗記ペンのあと
くにたち太郎
かぎ編みのこたつカバーの目の乱れ
くま鶉
一人では寂しく寒い炬燵かな
くむ
うす闇の炬燵宇宙をひとりきり
くらげを
炬燵入る背に年輪の現れし
くりでん
武勇伝三度目となる炬燵かな
くるみだんご
布団なき足の細さよ置炬燵
クレイジイソルト
炬燵には魂喰ひが住むと云ふ
くれまてぃす恵子
炬燵ごと売りし実家や雲過ぎる
ぐれむりん
皆の脚押さえ込みて炬燵勝ち
クロまま
ビートルズ流れる午後の炬燵かな
けい子
声湧いて炬燵の中の足睦ぶ
こうや こう
ありがとう人のぬくもり炬燵かな
こけデカ
炬燵寝や部屋ごと宙を漂よへり
コナラ
思い人かと足蹴に返す炬燵中
こはぎ
寝転んでも口は動かす炬燵かな
こぶこ
炬燵にてうつらうつらのノルウェー人
これでいいのだ
冷えた吾を迎える相棒コタツかな
ゴンタ
ジャラジャラと炬燵を囲みぐだぐだと
さかまろ@第二まる安
巨漢の寝返に呼吸する炬燵
さくみ
菓子袋炬燵の周り円描き
ささき良月
炬燵板ひっくり返し七並べ
さだとみゆみこ
万能と絆の炬燵座敷かな
さとうくにお
これからはテレビと炬燵それっきり
サトシワタナベ
案の定この子に笑顔炬燵開く
さぶり
全身を炬燵に埋めて亀になる
さゆみ
齢取っただんだん早く炬燵出し
しおかぜ
定位置を孫に譲りし炬燵かな
しげる
人生論口から泡の炬燵かな
しげ爺
松之丞のごと新聞を打つ炬燵かな
ジャンボの勝ち
体操着炬燵でぬくめ地区予選
じゅりあん山本
衣乾く匂いほのかに炬燵下
じょいふるとしちゃん
卒論の筆の進まぬ炬燵かな
しょう
堀炬燵忘るる孫の古玩具
シラクサ
決心の鈍る炬燵の思案かな
しんしん
こたつ温しするめ焼く父声遠く
すずき忍すけ
ぽつねんと日の当たりたる置炬燵
すずめ
炬燵出せ老猫の指示声高く
スタルカ
鴨川の岸で炬燵や赤ら顔
スローライフ
寝転がり木目数えし炬燵かな
ズンバンバ
牌を積む明日は旅立つ炬燵かな
せいじ
炬燵日和ゆったり過ぎた昭和の日
せり花
つまらないを善きものにする炬燵かな
せん
茶箪笥もあればなほ佳き炬燵かな
そめいゆ
子ら来る先に席立つ炬燵かな
そめやまさみ
叱られて急げ炬燵の隠れ家に
たいき
行間も読めるアナログ切炬燵
だけわらび
猟の宿炬燵にお茶と漬物と
たけ爺
忘るまじ炬燵に向いて猫申す
たづ
堀り炬燵つま先つつき大家族
タック
炬燵寝や微かにチャイム如何にせむ
たま
切炬燵潜りて幼な子異次元へ
たま蛙
触れたれば肌やわらかく炬燵ぬくし
たん造
不貞寝する五臓六腑や堀炬燵
ツーちゃんの恋人
欄間より漏れる灯や掘炬燵
つつ井つつ
顔わらひ指はけんかのこたつ中
つつ井つつ夫
真夜中のラジオ流るる炬燵かな
つわきの嫁
初めての顔も饒舌掘炬燵
でこはち
今朝もまた炬燵に寝入る愚息かな
てまり
炬燵越し目合うて誰の足と知る
でらっくま
酔い覚めて冷えた炬燵に我をみる
テン@第二まる安
一人炬燵一人麻雀安静や
とこちゃん
紅白を欠かさず見たる炬燵かな
とし
ひもじさの眠れる鍵っ子よ炬燵
としなり
はらからと古語りの炬燵かな
とし子
丸まってかくかくしかじか炬燵かな
とだまゆ実
オレンジ色の妖しい世界炬燵かな
とみことみ
足触れて会話途切れる炬燵かな
とめぞう
四畳半炬燵で友と語る夜
ドラタンリュウジ
残業の子を待つ熱き炬燵かな
とんぼ
炬燵出す忠実な夫の休日
なかおち
友きたり炬燵に入るや高いびき
なかがわ聖一
赤色を纏ひて猫の炬燵出る
なかの花梨
晩酌も君と一緒の炬燵かな
ナタデココ
廃寮やついに炬燵は捨て置かれ
なみは
こたつむり今年も来たよ還暦だ
にゃんみー
催促をする猫の声炬燵つけ
ねぇもじ
リビングの北欧柄の置炬燵
ねぎみそ
3日分食料調達炬燵上
ねむり猫
シュッポッポコタツの灯乗せリアス撫で
のもとみな
堀炬燵抜けた乳歯は縁の下
のら
掘り炬燵踏み入ればここ皆家族
バーバラ
主抜け穴目立ちたる炬燵かな
パオ
赤鬼が居ると覗きし炬燵かな
はしびろこう
メルカリの炬燵丸くて800円
はずきめいこ
設えて一番乗りの炬燵猫
はすみん
愚痴で始まり惚気て炬燵出る娘
パッキンマン
団欒の主役今年も炬燵出す
はなだんな
炬燵びと冷たき足を絡ませて
ハナヅキアキ
服伝う温もり炬燵一歩出る
ハマさん
同棲を解消し入る炬燵かな
はまゆう
骨にまで染みゐる炬燵のぬくもり
はやて
長煙管祖父の燻らす炬燵かな
はら美華子
追懐や炬燵でひとりコップ酒
ハルノ花柊
足腰のほかほか炬燵薬かな
ばんしょう
押入れに捨てたつもりの炬燵かな
ピーター
初ごたつ後厄の年無事に過ぐ
ひいらぎ
定員は∞(無限大)かな炬燵の子
ひなこ
孫去りて炬燵に残るヒトデかな
ひなた
火を落とす炬燵や母の仕舞い風呂
ひな子桃青
一辺は相談窓口なり炬燵
ひねもす
立つときを逃し炬燵に暮らしをり
ひよこ豆
初恋や炬燵で触れし足竦め
ひよはるばば
テスト前うたた寝誘う炬燵かな
ひろ
うたた寝の猫に添われし炬燵かな
ひろきう
そういえば息子知らない炬燵かな
ひろくん11さいのママ
高野山炬燵の中で夢占い
ひろのじょう
老残の三辺空きし炬燵かな
ひろろ
在りし日の座の決まりたる堀炬燵
ひろ史
靴下が網に噛まれて掘り炬燵
ぶぅちゃん
大ばあちゃん隣家の炬燵で大往生
ふくろう悠々
告白の文を一気に夜の炬燵
ふさこ
麻雀を知らぬ一家の炬燵かな
ふじこ
炬燵から満月眺めはひふへほ
ふたご座
置炬燵初つ端しばし丸き背中
ふっこ
一人居に炬燵時間てふ福ありて
ふみゑ
猫の伸び小さくなりて炬燵出す
ペコちゃん
堀炬燵足をからませ長い夜
ぼたんぴ
外つ国に炬燵はないという恐怖
ぽろたま
こたつ出しテレビ背にして笑ふ母
まーやん
たたたたた炬燵居に屋根裏の怪
マオ
喧嘩後の空洞の秘事こたつかな
まさこ
二重なる炬燵布団やかくれんぼ
まち眞知子
炬燵より出で来て猫のすまし顔
まつだまゆ
炬燵の中ポジションさがす足八本
まつぼっくり3号
人類の進化を戻す炬燵かな
まつもん
生活は腕の長さや置炬燵
まどん
突然に異世界つくる炬燵かな
まの
まどろみて我を感じる炬燵かな
マユミ
家族皆炬燵に集う四畳半
まりも
真ん中の炬燵の放つ磁力線
まるひるま
香箱を真似て動かぬ昼炬燵
まんぷく
すきな子のうちのこたつで足ずもう
ミィ
夜中まで星を数えて置き炬燵
みえ
向かひ合い足で語らふ炬燵かな
みくらまる
朝まだき炬燵へしまうズボン下
みこ
おぼろげな故郷の炬燵のたたずまい
みずほ
歩数計数字進まぬ炬燵かな
ミセウ愛
舟唄を酒の肴に炬燵舟
ミセス水玉
掘炬燵ガケのような背が飯を炊く
みつ木
半径一米炬燵の築く全世界
みどりがめ
斯うしては居れぬと炬燵より出づる
みなと
夜夜中染むる白髪や掘り炬燵
みのる
炬燵とは袂分ちて25年
みよしい
風呂たきの炭炬燵に入れし昭和かな
み藻砂
日本には炬燵と言ふ馳走あり
むじーじ
炬燵寝の喉の渇くや日の明くる
むすびめ
炬燵寝や卍のごとに生え居たり
むったん
戯れる炬燵の中の足五本
むにむにちゃん
初対面正座くずせず炬燵かな
むべ
良き友と良き茶の香り置炬燵
むらたふみ
ケンカして仲直りする炬燵かな
めしめし
置炬燵ガラスの靴の夢見どこ
もちえちゃん
老猫と老年夫婦の炬燵の間
モナーク
今日のこと隠し通せず炬燵かな
もはは
醤油さし置きっぱなしや置き炬燵
もりお
世話物の睦む二人の炬燵かな
ヤッチー
独り身の席は変らぬ炬燵かな
ヤヒロ
成績も家計も夢も知る炬燵
やぶつばき
祖母の背のなほ遠くなる切炬燵
ヤマボー
団欒の炬燵冷たく死兆星
炬燵の子布団肩まで海苔巻きに
ゆぃ
こたつから父の親指見えにけり
ゆうが
築百年の家ぎゅうぎゅうの炬燵
ゆうほ
ひとり寝の炬燵の中の足寂し
ユク
置炬燵砂漠の薔薇の夢醒めて
ゆすらご
リモコンと競馬新聞炬燵かな
ゆみづき
また同じページで眠る炬燵かな
ゆるりさんぽ
百年の炬燵の臭気まとふ猫
よあけの晩
東京の一人恋しき炬燵かな
ようざん
足が触れ揉めていた子ら古炬燵
よさなしけ
炬燵列車人生乗せてポカポカと
よつ葉
うたた寝の足ぶつかりて置き炬燵
よりみち
何故か潜る怪しや炬燵の赤外線
ライブラリー
猫巻貝炬燵の中より発掘す
らくだ
炬燵置くけふより季節改まり
ラッキーの母
風見をる炬燵新興住宅地
ららやにほ
掘り炬燵無くした物はソコにある
りぃらっくま
幾度の引っ越し経しや古炬燵
りう女
おばあちゃん今日も炬燵で話そうね
りさ
ただいまを炬燵めくりて猫に言い
リバティーさん
長酒や炬燵で一人出るは愚痴
りんごのほっぺ
転居の夜家族十の字の炬燵かな
るびちゅ
クロスワード解けず炬燵の不貞寝かな
るりこ
布つなぎ母の遺せし炬燵かけ
れい
すみいこすやぐらこたつでおうさわぎ
れい子
宿題も財布も煎餅も炬燵の上
れっどべりー
足当たり猫に噛まれる炬燵かな
れんげ畑
炬燵から出るから宝くじ当たれ
ローストビーフ
暖まり口数少な夜の炬燵
ロクヨン
払暁に船宿の炬燵賑わヘリ
わかこ
子の足へ触れん我が足初炬燵
わどらー
掘り炬燵父のあぐらが指定席
わらべ詩
炭おこし炬燵作りし母恋し
わわ
祖母残す小さき炬燵やワンルーム
亜音洲
見つかりしメガネは形見炬燵かな
阿波豊
父さんの自慢の魚拓炬燵かな
阿万女@ノエル
暖求め一家団欒炬燵かな
茜峯
チーポンと牌の行き交う炬燵かな
安田信洲
晴空の生家や炬燵解体す
安溶二
寝て起きて食べて哲学する炬燵
杏と優
僕の目は祖父譲りとか掘炬燵
伊介
日常が骨董と化す炬燵かな
伊藤欣次
炬燵出したか遠くの空を思う母
伊豆子
あらかたは手の届きたる置き炬燵
伊予吟会 玉嵐
家事全般委ね炬燵に司令塔
伊予吟会 宵嵐
炬燵寝の夜はゆらゆらと更けにけり
伊予吟会 心嵐
父が留守でも炬燵の席は空けておく
位子
生あくび日曜午後の炬燵かな
為一暢道
炬燵の灯消えて私は永遠に
胃痛
こたつなか無愛想な児としたしめり
井上喜代子
失恋を温めよ炬燵こころをも
井田みち
五感の緩く崩れるや置炬燵
育由
重宝に小物置きたる炬燵かな
郁李
読みかけの本が数冊置炬燵
一の介
温もれば昭和の話置炬燵
一宮寅五郎
炬燵中触れ合う足に齧る猫
一碁一会
新築も中心成るや堀炬燵
一咲ふゆか
真夜中のジグソーパズル炬燵かな
一人静
置炬燵つかまり立ちの子の遊ぶ
一走人
波音なく竹竿撓む炬燵舟
一茶お
炬燵まで後三百歩湯の帰り
一呆堂
竹藪の中に捨てらる炬燵かな
一律
スマホ手に大の字に寝る炬燵かな
羽衣使
新聞配達炬燵で癒やす左膝
羽光
今宵また雀鬼の住処炬燵かな
雨霧彦@木ノ芽
炬燵てふ四角四面の人たらし
卯MOON
磁石のごと人をあつめし炬燵かな
卯年のふみ
掘り炬燵深夜放送浅き夢
瓜中不眠
子の四人十文字に寝る炬燵かな
栄魚
とりあへず覗いてしまふ掘炬燵
永想
飛び込むと猫飛び出たる炬燵かな
詠野孔球
炬燵仲良くひと眠りねこと我
越智田文
肘枕してはうとうと炬燵守
野ざらしの炬燵の主の丸さかな
園壺
口広げ極楽誘う炬燵かな
苑菖
静寂や誰も来ぬ夜の掘り炬燵
遠きいち
底無しのやうに思えた掘炬燵
塩の司厨長
足当たる炬燵の中の陣地取り
横じいじ
炬燵出し疲れた足の家族かな
横溝麻志穂
居心地を猫と取り合う炬燵かな
横山薫子
足が冷え炬燵の世話でよく眠り
加藤賢二左右衛門
古書見付け逸る気持の炬燵かな
夏甫
笑顔でも中で蹴りあう炬燵かな
暇親爺
ほんわりと洗濯の香の夕炬燵
花みるく
大工小柄でみそとせ浅き堀炬燵
花屋
星静か鬼も炬燵にあたる夜
茄子紺
制服を炬燵の中であたためる
華らん12
橙を囲みて黙る炬燵かな
華らんまま
手の届く範囲で暮らす炬燵人
蛾触
大戦争炬燵の中に三世代
雅雅丸
母留守のラーメンすする炬燵かな
雅喜
タンコロリン炬燵恋しや篭の中
雅京一@「タンコロリン」は宮城県などに伝わる柿木の妖怪です。
転寝の夢心地なる炬燵かな
雅由
宇宙飛行士も炬燵を抱いて寝るか
海風山本
炬燵からはみ出す十五歳の足
海野しりとり
試験前ポテチ止まらぬ置炬燵
海老名っこ
麻雀卓仕舞いて炬燵開きけり
街麦
テレビ見るほど良き床に置炬燵
垣内孝雄
再放送二人炬燵で見たドラマ
笠原 理香
炬燵など無き三畳に住み学生終ゆ
梶 鴻風
1Kに介護ベッドと炬燵かな
葛谷猫日和
炬燵掛けばさっと上げて叱られる
勘太郎
部屋はほぼ炬燵と同じ狭さかな
幹弘
こたつ寝の母は幾度も「はい」と云い
幹人
太き梁仰ぐ広間や大炬燵
柑斗梨舞礼
良き日和誰も入らぬ炬燵切る
甘泉
炬燵にて君の横顔ケチつける
甘平
叱られた出るに出れない炬燵かな
閑坐
マージャンも挟み将棋も炬燵の上
岸 れん
一夜城こたつの下の勢力図
岩のじ
農家民宿出会いて感嘆切炬燵
喜一郎
団欒や父の造りし堀炬燵
希林
不甲斐なく炬燵に乗られフォールさる
幾恋良石
最愛の炬燵は妻に追われけり
気のまま風
炬燵城漫画積み上げ鉄壁
稀勢の山
愛犬の気配感じる置炬燵
紀子
不満気に炬燵の向う妻無言
軌一
雨の往還の宿屋の炬燵かな
輝 龍明
思春期の息子あご置く炬燵かな
輝久
豆炭臭思い起こすや足炬燵
輝峰亭
炬燵入り再放送の時代劇
輝棒
こたつかな空はほんとに何もない
蟻馬次朗
ヒーローになりきって跳ぶ炬燵かな
菊池洋勝
整ひし仏間の炬燵誰か待つ
吉 や
動かない脚に猫達のる炬燵
吉田育実
コタツからベッドまでの距離40,000キロ
吉田丸
あの世へが祖母の口癖置き炬燵
吉野川
天板に落涙するも炬燵かな
吉良水里
父の読む百人一首夜の炬燵
桔梗
長炬燵笑顔が揃うのを待つ夜
丘 るみこ
孫たちの頭かぞえる炬燵かな
久衛(ひさえ)
掘り炬燵こころに穴同士の馴れ合い
久喜吉圀
宿炬燵膝ふれ合いて人の妻
久仁重
炬燵かな郷の天狗の跋扈する
久蔵
知らぬふり蹴りあう子らの炬燵かな
久村 由美子
古老たち炬燵談義は盛り上がり
宮写楽
母の香の余り毛糸のコタツ掛け
宮島ひでき
集まれば見せる炬燵のやけど跡
宮武桜子
生活は炬燵廻りに並びをり
宮﨑紅清
炬燵入る猫と同居のみそつかす
弓女
温もりを猫と分け合ふ炬燵かな
虚実子
模試終わる娘炬燵で丸くなる
京あられ
去年まで炬燵の中に母の足
京のみやび
怠惰と安堵なつかしき堀炬燵
京丸
炬燵中今日は大の字一人じめ
京子
電気炬燵は白黒の記憶へと
京野さち
かくれんぼ鬼を盗み見掘り炬燵
恭芹
裏返す炬燵の板や七並べ
琴女
麻雀の点棒探す炬燵かな
芹沢 雄太郎
ぬくうてもおかんの居らぬ炬燵かな
近澤有孝
あの頃のマルクスニーチェや炬燵上
金治宜子
炬燵蒲団やぐらにたたみ掃除かな
金太郎
炬燵寝の夜は夢声の武蔵聴く
吟  梵
ぬる炬燵柱時計のひとつ鳴り
銀命堂
眠気をや誘う炬燵や舟をコグ
句詩呼
留守番も有難きかな昼炬燵
駒子
故郷に平凡に置く炬燵かな
炬燵板に去年の輪染み消えずあり
空 春翔
炬燵の暗闇空振りの両足
熊縫まゆ
脚伸びる炬燵の上は食の跡
栗田もとえ
売家には切炬燵あり南の間
君島笑夢
手が触れる炬燵に無言の男ども
群楽太郎
工場の夜景巡るや炬燵酒
群馬の凡人
雨音も遠のいて行く炬燵かな
啓泉
堀炬燵足の間に猫が寝る
恵寿
父遅し母とトランプ掘り炬燵
恵美子
はらにのせちさきふくあむこたつかな
恵風
銘仙の祖母の着物の炬燵掛け
蛍子
屁ひって深く溜息炬燵かな
月のうさぎ
炬燵なか足があたりし誰の足
月影ミウ
静かなり誰恋ふことも無き炬燵
月々
恋人と一辺に居る炬燵かな
月見柑
正座しているを忘るる炬燵かな
月城花風
ばんとこが温もってるか見て来ての
嫌佐久
酔うほどに顏近づきて炬燵の間
犬散歩人
電気消え炬燵の上に置き手紙
己心
紋次郎の真似して水郷炬燵舟
湖雪
先輩の置き土産なる炬燵かな
鯉太郎
切炬燵いつか馴染んだネオン街
公毅
置炬燵ギプスの足に足4本
工藤浩之
掘り炬燵ちんまり埋まる母の顔
ねこカフェのこたつめくればねこいっぱい
幸の実(9才)
炬燵の子ハワイのチョコを噛み砕き
広瀬 康
赤い?炬燵の中で足が触れ
江久保亜月
逢ふ人のなき日曜の炬燵かな
江津子
足裏に猫がもたれる炬燵かな
江田島平八
炬燵居に前頭葉の居眠りす
紅さやか
堀炬燵鴨居の遺影それぞれや
紅の子
山蔓炬燵で雑魚寝白馬かな
荒磯魚々
柳川の船頭歌や炬燵舟
香舟
掘炬燵もそっと詰めてここどうぞ
香門
リモコンをまた間違える炬燵かな
高村七子
しあわせのたねを持ち寄る炬燵かな
高村優雨花
無防備な腕出でたる炬燵かな
高尾彩
いつの間に指定席ある炬燵かな
今井佳香
米寿のこと炬燵挟んで相談す
今井昭徳
炬燵冷え計画停電思い出し
今坂 功
コーヒーと独り炬燵とテレビかな
今治・しゅんかん
天窓の月の明かりの炬燵かな
根子屋彦六
プラグ焼けただの布きれ置炬燵
佐々木 青斗
深海の炬燵の中に潜り込む
佐々木信天翁
炬燵出て夜明けを駆けよオートバイ
佐山夕子
いつの間に足の集まる炬燵かな
佐川寿々@チーム天地夢遥
布ほつれ目立つ出したて炬燵かな
佐藤 美聖
駅伝を飽かず眺める炬燵かな
彩ひかり
薄れ行く初恋の香に置く炬燵
細清
押し入れの湿り嗅ぎつつ炬燵抱く
菜々の花
炬燵蹴り爆ぜる子の脛粉をふき
菜虫
お母さんお昼炬燵で寝ちゃ駄目よ
咲也
炬燵出し家族団らん一人欠け
咲耶とこ野@木ノ芽
炬燵寝の夫はいつでも額に本
桜桃の里
炬燵持ち舞台うろうろ松嶋屋
桜姫5
炬燵には家族をまとめる力あり
桜木れい子
ふるさとはちちははの待つ炬燵部屋
桜夜月子@木ノ芽
炬燵寝や通夜のか細き声やまず
雑草おばさん
隠れんぼ染まる頬寄せ炬燵中
皿檸檬
豊作や炬燵に丸き父子実る
三羽異治
皆が居て父だけ居ない炬燵かな
三子
亡き父と語り明かした炬燵かな
三大夜景
足裏の邪悪ながむる炬燵の炎(ひ)
山の中のオクラ(Okra)
省エネは頭寒足熱炬燵から
山研
口止めは足を合図の炬燵かな
山口とねりこ
サブちゃんと五木ひろしの炬燵かな
山坂リュウ@ノエル
炬燵抱き紙屋治兵衛の艶やかさ
山裾 都
炬燵ほこ笑顔ほこほこ喋りほこ
山西琴和浦
炬燵にも新聞にも茶の零れ跡
山田ノムオー
炬燵には億劫根性現るる
山都屋
ど真ん中無精箱なる炬燵かな
山本嘉子
ストッキング脱ぐ間も惜しい炬燵炬燵
山野ゆうり
「さて」と言いつつ動かれぬ炬燵かな
珊瑚
炬燵居や孫ひざに読む「人魚姫」
残月
目覚めると前後不覚の炬燵かな
史詠
熱帯の太陽気取る炬燵かな
史月
ハチマキが睡魔に負ける炬燵かな
四丁目
父母は亡く我頭下ぐ古炬燵
士王
泣き腫らす炬燵と酒と離縁状
紙威
炬燵の罠はまりて一人抜け出れず
紫雲英
もういいよ掘りごたつから呼ばう声
紫香
幽霊と視線ぶつかる堀炬燵
紫檀豆蔵
掘り炬燵赤本枕に一眠り
紫蘭
添い寝する炬燵も猫の褥かな
詩楽麿
安らぎと億劫の棲む炬燵かな
詩織
炬燵なり不眠を知らぬ頃のこと
試行錯誤
父の席空けて家族のいる炬燵
寺田流水
保険証と診察券と堀炬燵
時雨
手を温めそれから入る掘炬燵
治もがり笛
居間の炬燵の出る頃に母逝けり
七生姫
夕寒むに納戸をさがす初炬燵
漆崎泥眼
タイムカード押し炬燵へと一目散
実多しゅうか
今去りし君の香をかぐ炬燵かな
柴原明人
老いらくの恋の手紙にコタツアリ
斜楽
算数のドリル進まぬ掘り炬燵
紗々
上京し我が城静かな炬燵のみ
若澤杏子
母の年越えて夜なべの炬燵かな
朱河
友からの誘いのメール炬燵にて
朱久瑠
炬燵にて漢字百文字卒寿かな
珠桜女あすか
風の子に炬燵取られて湯呑み抱き
酒井千歌女
今日もまた炬燵の魔力に凝固す
宗元
離席して炬燵に我の形かな
宗本智之
亡き母が向こうに浮かぶ炬燵かな
秋月流音@木ノ芽
何もかも炬燵の近くがうれしくて
秋桜
早朝のこたつ布団の奥にねこ
秋色あじさい
うちとこはAI付きの炬燵かな
舟御前@ノエル
帰省子と炬燵囲みてトランプす
住吉 敦子
黒猫や炬燵上にて伸びをする
十十
江戸っ子は亥月亥の日にする炬燵
重翁
炬燵から声だけ聞こえる夜更けかな
重波
小さき手文を書きたし炬燵にて
春の海
うたた寝は猫にも負けじ掘り炬燵
春果
足裏に猫一匹の炬燵守
春猫
母と祖母積もる話しや掘り炬燵
春蘭素心
思い出の遺物となりて炬燵かな
順女
宅配のモニターホンや置炬燵
勝る
目を細めあたりし猫のこたつかな
小だいふく
昼炬燵夢の中へ夢の中へ
小鞠
束の間や家族揃いし炬燵の間
小橋春鳥
電気炬燵覗けば中はスケルトン
小熊伸子
炬燵にて猫の僕となりにけり
小熊猫
夜更けて炬燵の上に便箋(かみ)とペン
小熊利雄
十九の夜炬燵で2人風止まぬ
小山晃
炬燵居やポーカーフェイスを貫きて
小春
差し入れし手をすり合はす炬燵かな
小石日和
蹴りたがる足の仲裁炬燵の母
小千住
堀炬燵足と足とが絡み合う。
小倉 嘉治
踏み入れば骨の髄まで炬燵沼
小町
電気炬燵猫の隣で丸くなり
小塚 蒼野
炬燵には蜜柑の籠が載るものぞ
小椋晶之
病室を退き真っ先に入る炬燵
小漣世
ばあちゃんは炬燵に餡の素入れる
松浦麗久
柔らかき脚触れびくり炬燵かな
松永裕歩
王様が我が家の炬燵に来て入り
松原羽衣
四人そろふ炬燵天板うらがへす
松山めゐ
背伸びして串刺しになる炬燵かな
松山女
うたた寝に月を旅する炬燵かな
松茶
三陸や炬燵列車の一人旅
松茶 巴@プレバト木ノ芽
ナマケモノきちんと育つ炬燵かな
松田てぃ
掘炬燵木炭白しモルゲンロート
松風女
四畳半ひとりじめする炬燵なり
笑安
まどろみて亡き夫さがすこたつかな
笑子
ぬくぬくとぬくくなるなる炬燵かな
笑々
三婆の愚痴ぐだぐだと炬燵かな
笑酔
行く雲が茜ましてく炬燵かな
植木照美
荒波や宿に炬燵の奥能登路
寝たきりオヤジ
孫の手とリモコンを置く炬燵かな
慎吾
炬燵寝や邯鄲の夢いくたびも
森一平
独り居の大き過ぎたる炬燵かな
深山 紫
押しのけて犬も炬燵で丸くなる
深川リンの父
炬燵して引き揚げ話聞く夜更け
深草あやめ
エコー吸い吸い読書するのは炬燵かな
置炬燵招待状を鍋敷きに
真宮マミ
時々は帰らぬ夫こたつかな
真砂女@ノエル
子に隠れ指からめあう炬燵袖
真中北辰
湯気絶えし紅茶二客炬燵はしずか
真白
金座布団炬燵に入れ待つ月命日の朝
真妃
炬燵でうたた寝祖父仁王立ちはね起きぬ
真優航千の母
ミステリートリック見抜けず炬燵出す
真林
こんなにも平和なるかな炬燵部屋
神山やすこ
掘り炬燵まるまりをりぬ英国人
仁葉
老猫と老夫婦付き古炬燵
逗留舎なお
仲良しもそうでないのも長炬燵
水間澱凡
投げ出した露わ炬燵の足4本
水口よしよし
大食漢足食う猫食う炬燵かな
水田なぐ
ビデオ借り一人にやけて炬燵かな
粋田化石
足だけと首まで潜る置き炬燵
粋篤
牌囲む部活仲間の掘り炬燵
翠穂
昭和の子志ん生耳に置き炬燵
数鉄砲
かくれんぼ炬燵に潜り声潜め
杉浦貴子
女房の船を漕ぎだす炬燵かな
杉尾芭蕉
お入りよあの日の炬燵祖母の声
菅谷 糸
根が生えて大仏になる炬燵かな
澄海
床に残されし炬燵の跡微か
世良日守
猫そつとずらし寝そべる炬燵かな
瀬々葱坊主
郷愁や都会暮らしに無き炬燵
星海
団塊のだんらん造る炬燵かな
星降松
東京の兄貴にあげたい炬燵かな
星児
とろとろと炬燵挟んで老犬と
晴日和
単身赴任家族写真のある炬燵
正宮崎
老眼鏡掛けて居眠る炬燵かな
正子
堀炬燵足の合図の寝床かな
正木児童
炬燵麻雀みなに教わるちぃさき手
清ら
堀炬燵猫の背な避け足を置く
清一
あくびして切りを入りにす炬燵かな
清介
亡き祖母の炭積む姿切炬燵
盛岡市
四つ脚の獣になれぬ置炬燵
聖右
壁を背に炬燵引き寄せ独り酒
西山哲彦
炬燵へと誘ってみたきひとありて
西川あきや
将来を話すごろ寝の炬燵かな
誠馬
木目調買つて炬燵はインテリア
青玄
夜勤あけ寝床と化した炬燵かな
青泉
カレンダー残二枚や炬燵出す
青柘榴
赤い網炬燵の中でボコボコに
青木豊実
絡む足なき空間の炬燵かな
斉藤ふみえ
掘炬燵足をのばせばいつも猫
石井せんすい
皆えがお炬燵のなかは嘘だらけ
石川 聡
役満のよく出る友の炬燵かな
石川焦点
祖母の座の炬燵に迎ふる一周忌
石田将仁
掘炬燵はぐれば顔と繋がらず
石野上路無
嫁と母揃い麻雀炬燵の夜
赤橋渡
掘炬燵かくれんぼせし夕餉かな
赤好庵
亡き父の笑ひ話や炬燵の夜
赤馬福助
鳴き主やいづこにかあらむ炬燵守り
雪客
夫と足ゆずりふれつつ昼炬燵
千の葉
炬燵より這い出た畳の冷たさ
千波
参考書温まるページ炬燵にて
千葉睦女
うたた寝のしとねの炬燵佳日なり
川崎の黒猫きょん
我が娘掘り炬燵でも正座して
川畑彩
父と娘挟む炬燵と居間の黙
浅河祥子
広辞苑いつか枕の炬燵かな
浅見 弓楽
パッチワーク炬燵に掛ける日はいつぞ
浅田チコ
紅白のナマス映ゆるよ初炬燵
染め路
和合とは過ぎ去りし日の掘り炬燵
祖乞
北国の炬燵談議に匂う恋
倉の人
亡き父の座布団かこむ炬燵かな
倉形さらさ
里帰り親父と交わす炬燵酒
爽渓之岩魚
相槌のひとつ消えたる炬燵哉
想予
炬燵から動かぬ大黒柱かな
相沢はつみ
浪人が睡魔に敗れる炬燵かな
草央
ケセラセラ炬燵の中の足のこと
草人
主無き炬燵閑や祖母の居間
草翡
蟻地獄出るに出れない炬燵かな
荘介
歳毎に炬燵出す日の早まりて
蒼香
炬燵寝の頬に不意打ち帰宅の手
蒼奏
置炬燵くすくす笑うかくれんぼ
走る子狸
炬燵出す明るく響く母の声
霜月
くやしさもさみしさもこたつで溶かす
村上 無有
温まりて出るに出られぬ炬燵かな
村上研一
通帳三冊並べて掘りごたつ
多可木@ノエル
ラインでは釣りしていると炬燵守
多聞仙
炬燵とは家族がひとつになれる場所
太一
青春の吸い殻嵩む炬燵かな
泰然
掘炬燵潜り昭和に戻りけり
大井河薪
炬燵には猫が要ります手酌酒
大蚊里伊織
置炬燵腫れたリンパをさすりつつ
大弐の康夫
故郷にわが身置きたる堀炬燵
大富孝子
「ただいま」に炬燵に潜む子の笑い
大和屋
至福なり炬燵午睡の夢半ば
只暎
一辺はテレビの為にある炬燵
谷山みつこ
停電の電気炬燵や老夫婦
谷川の蛍子
心地よく尻に根が生え炬燵守り
谷田藪辛子
炬燵からひそひそ声の子が二人
知音
炬燵はOFF「ロッキーのテーマ」の朝
知己(ともき)
掘り炬燵したのは火傷いま電気
知澪
炬燵には三十年後の我が姿
池と堀
子の家族去りたる後の炬燵かな
池田 功
じんわりと冷えの解けゆく置炬燵
池田香
「買い物」と妻のメモある切炬燵
竹庵
炬燵買う単身赴任始まれり
竹春エリザベス
置き炬燵家長出番の鍋奉行
竹林
足触れしジョーカー引くや堀炬燵
炬燵して人に言えない事をして
茶爺
炬燵出すふと圓楽の「短命」を
中井笙石
猫めける丸き祖母の背おきごたつ
中西柚子
切炬燵つくろう母の背も丸く
中村水音
寄り添いて一家団らん炬燵笑む
中村晴季
会合の炬燵の中の恋心
中嶋範子@MamalyHouse俳句道場
今日もまた炬燵の上で豆遊ぶ
中野久子
還暦や堀炬燵の火傷痕
仲七
トランプの七並べせし炬燵かな
仲川光風
猫とじいっと会話(はな)す夜炬燵
宙蝉(そらせみ)
炬燵出す失せたる駒を見つけたり
昼行燈
炬燵組む足りぬ景色の器かな
朝ぼらけ
吾と吾子ら一辺三人ミニ炬燵
朝桜咲花
灯の赤き炬燵の中の宇宙論
潮ベルト
初炬燵日めくり薄くなりにけり
長谷川 ひろし
こんな夜は茨木のり子と堀炬燵
直木葉子
炬燵出す亥の日の部屋の陽射しかな
津葦
炬燵だけ使わば津軽震え来る
津軽まつ
敷炬燵終わらぬ課題夢の中
釣介
家族会炬燵のなかでサイン出し
鶴田梅勝
子ら巣立ち一人炬燵を隅に寄せ
定吉
まどろみて炬燵を背負い亀の夢
泥酔亭曜々
ただいまも言わず身震う掘り炬燵
哲也
リヤカーは炬燵夜積みの下宿先
天晴鈍ぞ孤
掘り炬燵達磨になった妻と居る
天馬@ノエル
しみひとつぷかりぽかりとこたつかな
天野姫城
子らの足こたつの中でせめぎ合い
田中さっちゃん
炬燵出すノートパソコン鎮座せり
田中ようちゃん
最初はグー炬燵出るのはあなたです
田中勲
カタコトの英語日本語炬燵舟
田中耕泉
子の帰宅計って炬燵あたためる
田付一苗
国境へ足が押し入る炬燵かな
田辺 ふみ
昼も夜も炬燵で暮らす下宿生
田邉真舟
こたつ中半分泣いていいですか
斗萌@ノエル
炬燵から世界へとびだす名作
杜志
母老いて炬燵布団を出しにけり
渡り鳥
萬索筒炬燵より見る朝日かな
土井小文
この炬燵我が家の歴史知り尽くす
土屋 木漏れ日
万年の炬燵に火入れ独り酒
東西南北
あのふたり炬燵とりもつ縁という
桃泉
読みかけた本が枕に炬燵かな
桃桃
窓たたく風に目覚める炬燵かな
桃福
たれそれの膝にふれたる炬燵かな
燈穂
トイレ行きたい炬燵から出たくない
藤すみ
切炬燵朝ウォーキング半時間
藤よし
幾本の足のやすらぐ炬燵かな
藤井眞おん
堕落とは心地良きかな炬燵の日
藤郷源一朗
置炬燵波打つ飲み水地震かな
藤咲大地
家族の一員のやうな炬燵かな
藤田康子
どっこいしょ炬燵梃子でも動かぬ気
陶然
裏山のパシリてふ音炬燵かな
卓上に並ぶもの増す炬燵かな
瞳子
風の子や炬燵干しなる体操着
駒探す炬燵ぶとんを持ち上げて
徳永 北道
堀炬燵未来の孫を空想す
徳本あつ
戻りたや母の懐掘り炬燵
栃木のあーたん
さまざまな匂ひありたる炬燵かな
奈緒女
三次会我が家の炬燵へなだれ込む
凪野たいら
炬燵買ひ家族ゲームを始めよう
南雲風花
大の字の腹さわりたしこたつ猫
南川カリン
晩酌や炬燵で戴く天下様
南風
二児の各駅停車は炬燵三炬(さんきょ)
南風の記憶
炬燵てふ基地より挑む家事戦争
南風紫蘭@木ノ芽
眠りこむ炬燵蒲団の花の中
楠えり子
炬燵にはあなたと私猫二匹
二上松風
猫も子も旦那も懐く炬燵かな
肉野州民菜
若き日の祖父のロマンス聴く炬燵
日記
炬燵から頭を上げて酒交はす
日本酒
炬燵出し受験生の文机
入口弘徳
教材でこたつ占拠す娘かな
如月士朗
顔だけを炬燵から出す指図かな
忍冬
炬燵出し座椅子一つの領土なり
猫楽
五番目の鴨居の遺影こたつ部屋
猫舌扁平足
旧友と腹割り飲みし置炬燵
波音
炬燵つけ曇るガラスの内で鍋
馬場東風(とうふう)
年寄の炬燵に合わす猫背かな
馬場馬子
今昔も人よせ要炬燵なり
俳ビギ名
在りし日の父母兄弟と炬燵かな
俳菜裕子
布団上げ点棒拾うこたつ下
背番号17
母の匂ひこぼるる炬燵ぬくもりと
梅笠
衣焼き吾子殺したる炬燵の火
梅野ゆみ子
父の席母座らない炬燵かな
白井百合子
向き合ひて尻こそばゆし昼炬燵
白丘山人(893人)
置き炬燵足寄せ合いし戦後の夜
白山
「炬燵だ」「炬燵だ」帰宅の第一声
八幡風花
初節句までお役目と北こたつ
帆波
十八のころのことなど掘炬燵
飯田 青
新婚は炬燵の足で会話する
比保倉亭酢
ぐいと飲み手を打って出る炬燵かな
尾上真理
長辺に並びてドラマ見る炬燵
美人教師
埃焼け炬燵の香り嬉しくて
美翠
夕食後おしゃべり楽し炬燵かな
美泉
コーヒーと文庫の炬燵ゆるむ午後
美年
炬燵にて?赤くして顔近し
美濃ちゃん
幼子や祖母と寝ているおきごたつ
柊風
炬燵に飛ぶ搾乳の乳あちこちに
姫山りんご
ピアノ譜ののっかている堀こたつ
百草@ノエル
スリラーをうしろから読む炬燵かな
百草千樹
大広間炬燵とやかん昭和かな
富樫 幹
着物着てこたつの店に侍りけり
敷しま@ノエル
よたよたと炬燵に入る老犬も
風らん
姉欲しとねだる子のあり炬燵切る
風花
星空の止まつたやうな炬燵かな
風舎哲坊
掘りごたつ覗いて嗅いで炭の赤
風声
湯上がりの火照りしままに掘り炬燵
風紋
しがみつく未練たらしい炬燵かな
風由花
新妻の炬燵の中の脚絡む
風来
飼い犬や電気炬燵の高いびき
風来坊
競りみたい手と手を交わす炬燵中
服部 勝枝
揚げパンの粉糖白くなる炬燵
福花
微睡の中を炬燵と漂えり
福良ちどり
西の風きょうは亥の日か炬燵出す
平康
停電も寄り添い暖とる炬燵かな
平松智華
一族の似たる声飛ぶ炬燵中
平松洋子
真ん中に炬燵が鎮座のワンルーム
平塚雪月花
アレとつて出ずに出られぬ炬燵かな
平野由美
野球帽グローブのあるこたつかな
米澤百鶏@ノエル
コタツ会議個人事業か法人か
弁女
炬燵見て小遣いくれた祖母偲ぶ
母里 龍之介
赤き火を闇に潜めし掘り炬燵
峰江
掘炬燵子の奪ひ合ふ父の膝
峰泉しょうこ
炬燵布団家族の香ここにあり
抱水
掘り炬燵拗ねもぐりしも頬熱し
朋知
足触れて緊張はしる置炬燵
ヒールレスシューズ物憂げなる炬燵
蜂里ななつ@レディー・ガガ着用の厚底靴/舘鼻則孝氏デザイン
話のタネ溜め置くとこよ切炬燵
ワンルーム滑り込む先炬燵あり
望月ゆう
掘り炬燵触れあう脚に温もりて
北海道人
憂き世より逃げ込む巣窟炬燵かな
北村 鯨子
雨男の八本の足掘炬燵
北大路京介
堀炬燵老母の午後をもてあそぶ
麻呂助
猫と私の炬燵で吠えた五歳
枕木
孤独死やつけっぱなしの置炬燵
未々
家計簿を睨む夜半の炬燵かな
朝起きて猫と取り合う炬燵かな
妙光@木ノ芽
重い傘また振り払い炬燵恋し
炬燵据へ円周上にもののあり
夢見昼顔
大地震の来て見て居たり掘炬燵
夢見亭笑楽
電話待つ猫とこたつ寝夜明け前
夢芝居よしみ
碁盤までぬくぬくしをる炬燵かな
明惟久里
長電話娘は一人炬燵の中
明爽
試験前炬燵で読みにしジャンクリストフ
明天田夫
重なりて住まう炬燵の賑やかさ
明明(めいめい)
好きな駒向こう側置く炬燵台
免疫力アップUP
言はずとも温もり伝ふ炬燵かな
茂る
掘炬燵火種穿る技長くる
木人
もう炬燵出したと母の電話あり
木村ひむか
景品の暦に炬燵出す印
木槿
いつまでもゲームにはまる炬燵かな
紋舞蘭
それぞれの炬燵のありし塔の窓
也和
麻雀や炬燵は常に緑色
野純
懐かしき疎遠の友と掘炬燵
野倉夕緋
炬燵の中や銀河での小銀河
野中泰風
昼寝にはコツが要ります掘炬燵
野々ゆか
家計簿は赤字続きや炬燵寝る
野々りんどう
赤顏の母に抓られ炬燵かな
弥観
一言をぐっと堪えて炬燵出る
矢的@第二まる安
五十路より炬燵いらず返上かな
薬師丸ひで樹
炬燵無き暮らし会話も無きくらし
薮久美子
とろりんと進まぬ頁炬燵かな
優彩(ゆあ)さとみ
丸い背に湯?み一つの炬燵ぼこ
優純bow
置き手紙ぬくもり微か置き炬燵
有田みかん
挨拶の次に話題となる炬燵
柚季
当らんと炬燵捲れば猫の足
由坊
炬燵して万年床の四年間
遊泉
炬燵据えしばらく庭を見てをりぬ
与志魚
古こたつ軋む音に亡き母偲ぶ
与六
縫い針にあたまの油置炬燵
誉茂子
耽読や炬燵に背なの丸くして
洋々
炬燵優しテスト百点取つた夜
羊山羊
集まれば人生ゲームの炬燵かな
葉月のりりん
街灯の間隔長し堀炬燵
葉子 A
短冊と半紙揃ゑて置炬燵
落葉勝山
電気こたつ創りし人は神の次
藍植生
少しだけ妻に近づく炬燵かな
利平
薄れゆく炬燵の中や桃源郷
里之照日日
切り炬燵一枚はおる徹夜かな
里甫
守護霊と一緒に入る掘り炬燵
竜子@ノエル
鷹揚に義父のすすめる切炬燵
竜胆
角打ちや足元冷えて炬燵恋し
龍秀樹
居酒屋は酒が暖なり掘り炬燵
林 和寿
亡き母のにおいが残る炬燵かな
林一夫
炬燵出て月島もんじやストリート
鈴木麗門
大家族炬燵の中は足バトル
鈴蘭
炬燵買うあの日は四畳半一間
零芳
大家族誰か寝て居る置炬燵
蓮華寺
人の来て先ず炬燵にと誘うなり
路風
うとうとと彼岸此岸へ置炬燵
老人日記
籠城の準備ととのひ炬燵かな
巫女
炬燵買ふ自分の時間取り戻す
戌の箸置
満員のこたつ列車や北リアス
游真
百畳の真中にぽつり置炬燵
珈琲斎
外出の夫を送るも炬燵中
聰子
炬燵布団猫肉球の匂いかな
芍薬
定年をはるかに過ぎて置炬燵
茫々
友寄て炬燵マージャン夜が明ける
萬代草舟
編み物と炬燵と母の待つ家路
蓼科川奈
ミステリの謎解けぬまま堀炬燵
蘂六
三連休の頁をめくる炬燵かな
藪椿
一部屋を陣取る家長となる炬燵
掘炬燵足で物言ふ二人かな
髙橋冬扇
積年の悲喜零れ出す炬燵かな
髙田 仁和加
晩酌を楽しむ父の置炬燵
垣内孝雄
灯りつけ□(しかく)四面の炬燵かな
常陸人
切炬燵鬼の骸のふたつみつ
新田 淑
遠からず鴨居に上がり置炬燵
石爽子
サイレンや我は炬燵で採点す
半熟赤茄子
暗黒の地下都市へ落つ炬燵かな
枇杷子
丹山隠者空の空炬燵かな
法典
空徳利爪先強請る炬燵裏
駿童
炬燵より蜜柑転がり出て昭和
未知
名残りの月の冴えて今宵から炬燵
夢野

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