俳句ポスト365結果発表

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第207回 2018年10月18日週の兼題

重ね着

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の正しい表記とは
重ね着て 紅茶をすする フランソワ カトレア
重ね着を 重ねど重ねど 寂し我 それぞれのしあわせ
庫裏のなか 重ね着の僧 歩きけり ビッグマム
転倒す やや滲む血 重ね着の功 みちのみち
書き初めに 厚着の指も 重からん ももとせゆきこ
雨台風 つめ跡残し 知らぬ顔 りょうこ
空開く 手鏡みたいな 月一輪 奇洲
そばの花 月光降りて 大海原 山の漉し餡
細マッチョ 極薄素材 重ね着る 紫鋼
重ね着や 空き席多き 鈍行へ 春日
あぁ寒い はばかり近し 重ね着し 勝山
重ね着や コーデするやら しないやら 小林番茶
わた入れを かさね笑むかや 東山 新井堅行
小包の 重ね着と小言に 母の恩 真美
幾千年の 重ね着見守る 伊勢の神 生き残った凡人
重ね着で 平成最後の 菊花展 相模の仙人
重ね着の 爺の彼方に 海女の声 駄犬
重ね着の 中でまどろむ 赤子かな 大坪美智子
冬デート 薄きインナー 重ね着て 桃葉 琴乃
重ね着の 子等がのこった はっけよい 猫になにわ節
秋の薔薇 そこはかとなく 咲いてをり 廃空
重ね着を 脱ぎて飛騨路の かけ流し 美智子
重ね着し はえずたてずで 泣く子かな 美魔女
重ね着に 真綿はわせり 母の手よ 抱水
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
重ね着やおしゃれに決めて貼るカイロ ピーター
重ね着た服ペチカ前整列す あん
重ね着をたくさん着ても寒いぞう いなまさ
寒くなり冬来たりて重ね着を かずちゃん
重ね着におしゃれもしばし冬眠す ふみこ
重ね着と年末準備重ねつつ モナーク
着ぶくれるほどオリオンに近くなる 咲楽
空青し重ね着脱いで大根抜く 山野はな
重ね着の毛玉セーター糸は瘠せ 馬場東風(とうふう)
重ね着をみのむし極むかぜに揺れ 白桜
独り身に重ね着しても隙間風 利根川こむら
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

◆兼題の考え方
春秋越えて友の訪れ雁帰る 鈴蘭
袖捲る紺セーターを君知らず たか祥
首もとの隙間なくなり冬近し にっけん
鈍色の町さりて今蒼天下 与六
山ガール案山子と書いて辞書に無く 定規
三回忌父の丹前羽織る宵 雪客
●兼題って、入れないといけない物なのですね…。そんな所から学ばせていただきます。 /西田武
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、12月12日24時締切の「鮃」です。ご投句お待ちしてます♪

◆季語深耕
●重ね着で作る俳句ははやぼったい感じになりそうです。/ふくろう
●重ね着と聞くと、私にとってはオシャレの象徴の言葉。 防寒よりも、いかにオシャレに見せるか、そういう視点で二句詠みました。/北葛城 達生
●重ね着に明るいイメージを持つ例句が多く驚きました。/細清
●冬の女性の生活に密着し、細かい想像が容易な言葉なので、いかに句に品格を持たせるかがポイントのようです。/榊裕江子
●重ね着は個人的に色で青さをイメージさせます。冬の青。また、外は向かう活動力、空元気、活発さ、何としてでも行きたいという、ある意味情熱的な事も連想します。/司 龍之介
●重ね着、重ね着、どこで誰にさせたものやら。季語の成分としては連想力、触覚が強いかしら。何か音と取り合わせたい。ドラマも作りやすいかも。身近な行為なので、どうオリジナリティを出すか考え物です。/播磨陽子
●4文字の兼題は、まず上五で「や」と切ってみようと決めていたのですが、どうもこの季語ではうまくいきませんでした。具体的な「重ね着」をしている場所や人を加えてみて、少しイメージが沸きました。/る・こんと
●重ね着、これまでチャレンジしてきた季語の中でダントツで難しかったです。 セーターとかコートとか、具体的な衣類からはイメージが膨らむのですが「重ね着」という状態を映像化するのが難しくて……。シチュエーションや、他の小道具で工夫するしか策がありませんでした……。 /街麦
●重ね着と言う季語は、着ている衣服そのものを指したり、着ている人物や重ね着るという動作にも使用することができました。重ね着にも、各々の順序やジンクスにも似た決まり事があって、それを句にできないかと考え投句しました。/古瀬まさあき
○どんな人が「重ね着」しているのか。自分自身が「重ね着」をしてるか。まずはそこからやね。

●大人も子供も最近はあまり着ぶくれした姿を見かけなくなりました。作り過ぎず現実味のある様子として表現するのが難しいと思いました。/朋知
●重ね着をすることが、ほとんどなくなったように思う。 幼少時の冬、特に田舎の農家では重ね着が当たり前であった。茨城の田舎は、冬場とてもとても寒かった。家のつくりそのものが防寒を意識していなかったのか、古かったのか、隙間風を感じながら暮らしていた。炬燵に入り暖をとるも、背中は寒い。ついつい重ね着となる。 そんな田舎暮らしでの寒さ、冷たさは、起床時に素足で歩く廊下がピーク、未だに忘れられない感覚を足裏で味わっていた。その後、盛岡での下宿生活は充分過ぎる暖かさと感じる別世界となりました。北国の暮らしは防寒が充分で、暖かいものであることをそこで知ったのです。 [重ね着]からそんなことを思い出しました。/天晴鈍ぞ孤
●季節の移り変わりが極端になりがちだったり、冷暖房が完備され外と中の温度の差が大きくなりがちだったり、そんな環境に対応するには重ね着ファッションはかかせませんね。暑ければ脱ぐ、寒ければ羽織る、がっつりセーターを着るよりカーディガンやベストで合わせる方がラク。素肌に直接ニット、とゆー着こなしはおそろしくてできないです。UNIQLOのおかげで着ぶくれない重ね着も可能になってありがたいです。/古都鈴(ことり)
○昔ほどの「重ね着」を見ることが少なくなった。自分自身も薄着になってきた。UNIQLOなどの素材の開発によって、季語も変化していきます。

●歳時記に 着ぶくれの副季語に 重ね着 厚着と 載っていて 中々の曲者と思ったりして 今回も楽しく苦戦しました/句詩呼
●今回の 兼題季語は 重ね着より 着ぶくれの方が 詠むやすいと思いましたが 言葉の響きは 重ね着が 今の季節の移り変わりに 相応しい季語だと思いました /句詩呼
●重ね着が季語の場合、厚着とか着ぶくれとかで詠むのはアウトですか?/花河童
●重ね着、着ぶくれ、厚着…知らないと時候の季語(冬とか寒しとか)などと共に使いそうなコワイ季語ですね。/為一暢道
●この兼題が発表されて暫く、「重ね着」と「着ぶくれ」と、全く関係無い「季重なり」が脳内でミックスされていた時期がありました(前二つについては、他にも同じ方がいらっしゃると思いたいです…)。まずは、「重ね着」から「着ぶくれ」の要素を取り除いて詠んでみようと心がけました。/次郎の飼い主
●重ね着と同じ意味の着ぶくれを季語につかうこともできるのでしょうか?/年相応
●重ね着と着膨れは歳時記により独立の季語として扱っているものもあり、重ね着あるいは着膨れの傍題となっているものもあります。なるべく出された季題と思いましたが、着膨れも敢えて採用させていただきました。 /忍冬
●「重ね着」と「着ぶくれ」は、歳時記には同じ冬の季語ながら隣同士に項を別にしている。作例を見比べても似通っていてどうも違いがわからぬ。「重ね着」は、俳句的、「着ぶくれ」は川柳的。?「重ね着」が静的ならば、「着ぶくれ」は、動的。??「重ね着」にして成因的表現ならば、「着ぶくれ」で結果的表現。???/ どうで、早く結果を出せ、と上司は言う。ウゴカヌ取り合わせを、と組長はおっしゃる。弱った。困ったデス。嬉しい悲鳴、です。…ですが? /   〈重ね着やベルトの穴のひとつ分〉 /ウロ
●歳時記によって、「着膨れ」を「重ね着」の傍題として扱っていたり、そうでなかったりで、ややこしさを感じました。 今回は「着膨れ」は別物の兼題として捉え作句することにしましたが…そうなると季語が動かないように作らないといけないので、なかなか苦労させられました(間違いなく、今年の兼題で最も苦戦しました)。/多々良海月
●私の手持ちの歳時記には[着ぶくれ]が主要季題で、副題として[重ね着]が掲載されていました。着ぶくれはどこかユーモラスなイメージがあり、重ね着は生活感があります。なので同じくくりにしてあることが意外でした。/海野しりとり
○歳時記によって、何を主たる季語とするか、何を傍題とするか。考え方が違っています。幾つかの歳時記を調べてみる必要がありそうです。

●着ぶくれと重ね着はどうちがうのですか。/ゆうが
○ゆうが君からの率直な質問。カンタンに答えると、「着ぶくれ」はその姿そのものであり、「重ね着」は重ね着ている洋服でありつつ、重ね着るという行為ではないかと、考えます。以下のレポートも参照してね♪

●今回の兼題は「重ね着」です。私の手持ちの歳時記の表記も「重ね着」ですが、正しい表記は「重ね著」だそうです。現代では衣服などを身につける漢字は「着」という表記が広く認識されていますが、「着」は俗字(世間では通用しているが正格ではない字形のこと)であり「著」が正字であると漢和辞典には記されています。「著」という漢字は目立つようにあらわすという意味と衣服を身につけるという二つの意味を持っていましたが、この二つの意味合いが少々離れているため時代の流れの中で衣服を身につける場合は本字である「著」が変化してできた「着」という漢字を当てるようになり、「著」という漢字は目立つようにあらわすという意味だけに使われるようになったと考えられます。時と共に言葉は変化していきますが、この「重ね著」という季語も時と共に変化していく一つ例ではないでしょうか。
 さて、季語としての「重ね着」(俗字ですが以降は重ね着で表記させていただきます)について考えてみます。「重ね着」と聞いてまず思い浮かべる景は着ぶくれた姿ですが、「着ぶくれ」は「重ね着」とは別題の季語となります。この二つの季語はどちらとは言えませんが主題、傍題の関係にあっても良いように思いますが、どうして別題となっているのでしょう?その理由について考えてみました。「重ね着」についての説明を詠んでみると「重ね着をすると暖かいが、重ね着することで動きがにくくなったり、肩がこったりするので、重ね着を脱いでほっとしたい気もする」という記述がありました。この記述から導き出されることは、重ね着をして着ぶくれる風景は「着ぶくれ」という季語に譲って、「重ね着」は先ほどの説明にあった暖かい、ほっとするなどの人の感情を受け持つ季語ではないかと考えます。また、先ほどの季語の説明にある「重ね着をして暖かくなる」がでも「重ね着を脱いでほっとしたい」という、相反する感情を含む少々やっかいな季語のように思えます。/いもがらぼくと
●「冬服」「冬着」(冬に着る和服を指すことが多いとのこと)等の別季語がありますが、これらは「服そのもの」。「重ね着」は行為・状態。また、季重なりに注意したい季語に、雪(関連)、北風、凩、冬晴れ、冷たし、寒し、風邪、咳、くさめ(くしゃみ)、水洟、息白し、マスク、毛皮、コート、セーター、湯ざめ、手袋、毛糸、などがあります。 重ね着の主体が誰かわかるようにという点も注意かなあ。(句として、ペットを重ね着させることは含まないと思われますが、どうでしょうね。一枚は着せても重ね着はさせないか・・。ペットは服を嫌がっているらしいですし)。 ちなみに案外、(内容ではなく)発想のヒントとして「羅」句とかが逆発想のヒントになったりするのかなあ(例えば「羅におくれて動くからだかな」 正木浩一とか)。身体感覚の着目として。あと「重ね」という字面やイメージを活かすという発想もあるかも知れませんね。/すりいぴい
●重ね着(生活、三冬、傍題:厚着)。「寒さを防ぐために、シャツや着物を数枚、重ねて着ることをいう。重ね着する、厚着する、と動詞にも使われる」(「カラー図説日本大歳時記 冬」講談社、安藤五百枝)。同書にはこれ以上の記述はありません。まあ、特にこれ以上の説明は歳時記としてはいらないのかも知れません。 同歳時記では「着ぶくれ」は別の単独の季語扱いでした。そちらには「寒気を防ぐために、衣服を何枚も重ねて着ると、体がふくれて見える。これを着ぶくれという。このため満員バスや電車など、さらに窮屈になったりする(上記歳時記、安藤五百枝)・・。これをよむかぎり、重ね着るがふくらんでいるか、否かの違い・・か。大泉書店の「俳句小歳時記」(水原秋櫻子)では、「着ぶくれ」が挙げられて「重ね着」は傍題扱いでした。
「着ぶくれ」という言葉自体や語感には滑稽さを感じ、例句にもそのような句が見られますが、あえて逆のイメージと対比させた句が見られます(着ぶくれて子が可愛いといふ病 中村草田男。この句もどこか皮肉な可笑しみを感じるともいえますが)。 羅(うすもの)という、夏の季語がありますが「着物」という季語はありません(たぶん・・)。そもそも着物とは洋服に対する和服を意味するが「現在一般に着物という場合は,和服のなかでも羽織,襦袢(じゆばん),コートなどをのぞく,いわゆる長着(ながぎ)をさすことが多い。これは布地,紋様,染色に関係なく,前でかき合わせて1本の帯で留める一部式(ワンピース)のスタイルのもの」(某辞書より)。 平安時代などの十二単とかを「重ね着」といってよいのか否か。防寒のための重ね着であり、「重ね着」がいつ頃から季語となったかと関係があるかも知れませんが、調べ切れませんでした・・。難しいなあ。類想に特に陥りやすい季語の感じもします。防寒ということ、生活分類季語であることに留意したいと思います。/すりいぴい

◆季語雑学部
●季語雑学部  ギネス記録には重ね着に関する記録もいろいろとあるようですね。たとえばTシャツの重ね着という記録は韓国のアイドルグループのZE:Aのグァンヒさんによる252枚を着たことが記録のようです。また、靴下の重ね履きはニュージーランド人が打ち立てた74枚、パンツの重ね穿きはアメリカ人少年が作った215枚というのが記録だそうです。それから30秒でパンツを何枚穿けるかという記録では、イタリア人男性によって、13枚という記録があるそうです。/山香ばし
○人間というのは、飽くなきチャレンジをしたい生き物なんだなあ~(笑)。

●以前アリゾナに住んでいましたが、冬でも暖かいアリゾナは全米でも有名な避寒地です。しかし砂漠なので、冬の間気温は3度から25度くらいまで動きます。一日中外出する場合は、薄いシャツの上にカーディガンを着て、その上からレザーなどのジャケットを着ます。日が上るにつれて一枚ずつ脱いでいき、日が傾いたらまた一枚ずつ着ていきます。気温の変化が激しいアリゾナの冬は日本以上に重ね着の必要があるわけです。/峰江
○ははは!すごいな、アリゾナ!

◆俳句文法研究部
●「稗」の週の「匂いす」質問について、「色鳥」の週に返答をいただきありがとうございました。何気ない疑問だったのですが、まさかの迷宮の入り口でびっくりしました。解釈があれば文法的に理解はできる表現、ということと受け止めました。使用は要注意というところでしょうか。回答文を読ませていただいているうちに思い出したのですが、そもそも表現したいことが「匂ふ」ではなく「匂ひのす」だったな、ということです。私の中で両者はイコールではありませんでした。「匂ふ」はそこにある匂いが漂ってくるイメージなのですが、「匂ひのす」は同じ意味の他に、匂いが今立ち上るような、匂いを感じる瞬間を言い表すような感覚がありました。感覚の話なので文法的なことは分かりませんが、同じ表現ではない以上ニュアンスにも違いがあるのではないかと個人的には思います。/渋茶雷魚@抹茶金魚改め

●ああ、締切りまで時間が・・・・ ということで、簡単に形容詞の活用を。 形容詞の活用には、二種類あります。「ク活用」と「シク活用」などと呼ばれます。 ク活用の例(連用形が「く」となるので「ク活用」) 白し・・・(未然形)から/(連用形)く、かり/(終止形)し/(連体形)き、かる/(已然形)けれ/(命令形)かれ シク活用の例(連用形が「しく」となるので「シク活用」) 美し(はし)・・・(未然形)しから/(連用形)しく、しかり/(終止形)し/(連体形)しき、しかる/(已然形)しけれ/(命令形)しかれ 形容詞の活用の特徴として、連用形と連体形に二種類ずつ活用形があります。それぞれ、後に続く言葉がほぼ決まっています。 連用形の「く」、「しく」は、文章を中止したり用言につながります。「白く咲く」「美しくあり」 連用形の「かり」、「しかり」は、助動詞「き」「けり」「つ」「ぬ」「けむ」がつながる時の形です。「白かりき」「美しかりけり」 連体形の「き」、「しき」は、体言につながります。「白きこと」「美しきもの」 連体形の「かる」「しかる」は、助動詞「べし」「まし」「まじ」「らむ」「めり」につながります。「白かるべし」「美しかるらむ」 いろいろ端折って書いていますが、だいたいのところをご理解いただけたら幸いです。/ひでやん
○品詞分解をしていくと、意味が自ずと分かってくる時、ささやかな感動をおぼえます。(笑)

◆こんなお便り、質問届いてます!
●重ね着が季語だということに、まず驚きました。いろいろな季語があるんですねぇ。/俳慶
●「重ね着」季語だったとは・・。重ね着そのものに具体性を持たそうとするとうっかり季重なりになってしまいそうですね。/蜂里ななつ
●重ね着・・今の時代、せいぜい冬のコートしかない。 日常生活になじまないので苦労した。/風間昭彦
●どうもベタな発想しか中々浮かびませんでした。難しかったです。/まさひろ
●はじめ全くイメージができず苦労しました。/駿童
●重ね着と言う季語は、面白いです。自分の姿を想像しました。/藤田由美子
●兼題「重ね着」。「炬燵」に続いてこれまた生活に密着した季語です。普段は詩の材料として意識したことがないものをあえて取り出して詩情を投入することの面白さ。これもまた俳句の醍醐味なんでしょうね。/尼島里志
●重ね着は空気の層で暖かさを確保してくれます。「着ぶくれ」でない「重ね着」らしい句にするため「仕事の場面」や「脱ぎ着できるフレキシブルさ」「お洒落感」を詠みたいけれど17音になりません。/うに子
● はっとしたのですが季語は厚着。重ね着なんですよね。で着物の時代、やはり重ね着・・人のことはいえない。半襦袢にネル着て、羽織着てという私、そのうえちゃんちゃんこなら完全に重ね着 /砂山恵子
●重ね着といってもファッショ雑誌のコーナーしか浮かびませんでした。ただ傍題の厚着、これに変えられるか、この重ね着を厚着としてもいいかと、考えたうえに作句しています。重ね着で でなくて重ね着て、とこれは活用するんですね。それと、厚着してと重ね着て、これを変えられるかどうかを考えています。 昔の話だから、重ね着といっても、洋服だけでなくて、着物の重ね着もあったのでしょうか?/砂山恵子
●季語「重ね着」は、冬の寒い時に何枚も衣服を重ねて着るという意味では、「着膨れ」に近い。「重ね着」を調べてみようと検索してみると、「重ね着のコーディネート」に関する記事が殆どであった。そういえば、平安時代も十二単に代表されるように、色の配合を重視した重ね着をしてコーディネートする時代であり、今も昔も変わらない。/重翁
●夏井先生 正人さま いつも有難うございます 兼題(重ね着)昔からモコモコと着込むイメージでしたが最近は新素材が出回り薄くて暖かい品物が 沢山出回り助かっております 寒さに負けず背筋を伸ばし冬の街へと出かけたいと思っています 水夢/水夢
●重ね着=暖かい。あるいは重い。トップページに「重ね着した衣服を脱いだ時の身軽さは爽快である」とありまして、その目線で詠んだら面白そうでしたが、なかなか難しく断念。脱いだ軽さを表した句は選ばれてるかなー?勉強させてもらいます。/泥酔亭曜々
●重ね着というと、職場の老人ホームで過ごす入居者の、何枚も重ね着している姿を思います。部屋が温まっても簡単には脱いでくれません。不安なことから身を守るように着ぶくれしているようで。少しでも穏やかに過ごせるようにお世話したいと思って仕事しています。/香羊
●「重ね着」とは、私の感覚では、または育った環境では、同じ(種類の)衣服を重ねて着ること、という感じがします。例えば、肌着を2枚着る、靴下を2枚はくといったように。ですから、肌着を着て、シャツを着て、(セーターを着て、)ジャケットを着て、コートを着るというのは普通の着方で重ね着とは少し意味が異なるような気がします。でも、季語の「重ね着」とは、季語の説明にあるように「何枚も衣服を重ねて着ること」なのですかね?/泰然
●時々、「寒いのと暑いのとではどちらが良いか?」と言う話題が聞かれますが「夏は服を脱いでも暑いが、冬は重ね着をすれば暖かくなる」とも言われていますね。ところが、夏もポロシャツなどの下に吸水性の良い肌シャツを着れば、どんどん出てくる汗を吸いとってくれて上手く体温が抑えられるそうです。私は夏はTシャツ一枚で過ごしていましたが、これからは夏も重ね着、冬は更に重ね着で過ごしてみようと思っています。 /塩の司厨長
●重ね着と聞いてまず思い出したのは白居易の『小閤重衾不怕寒』(しょうかくふすまをかさねてさむきをおそれず)。布団というのは着るでよいのか?と思いつつ寝込んだ際の句などを構想。 実生活では冬でもバイクに乗るためかなりの重ね着をしますが、重ねていくうちに身動きが取れなくなり着衣が本体ではないかと思うようなことも。 身近な題材になりがちでしたので、自然分野から山と太陽に出張ってきてもらいなんとか構図をつくりました。/とのじ
●今回は「重ね着」の中に潜むドラマを考えることが作句に役だった気がします。たとえば、見せる重ね着をするお洒落さん。それとは反対にただとにかく暖を取るためだけに重ね着をする人。早く遊びに出掛けたい子供にもう一枚と重ね着させる母親。雪国に初めて来た沖縄の人などなど。これが成功しているかどうかはわかりませんが、今までで一番数多く投句させていただきました。自分でも「これは凡人」と思える句も含みますが…。/高橋寅次
○長い日本列島。「重ね着」の概念も、違って当然ですよね。

●温暖化による季語と季節のずれを如何に考えたら良いのでしょうか?/抹香鯨
●今回なぜか旅行やマラソンがらみの実体験ばかり頭に浮かぶのですが、質問があります。 例えばモンゴルのような北国、もしくは標高2000m超の高原へ旅行した場合、真夏の夜であっても重ね着を着たりストーブ炊いたりといった状況があろうかと思います。 その場合、普通に詠むと季重なりもしくは季違いになってしまう気がするのですが、そこはやはり 片方を弱めるという手段をとるのでしょうか。 いずれにせよ初心者が手を出すようなものでは無いということですね /池之端モルト
○ズレもまた季語の本意の要素だと考えております。また、海外詠における季重なりは、むしろその地の特徴と捉えてもよいのではないかと思います。

●火曜日の俳句道場のコーナなのですが、俳句の正しい表記~季語深耕~俳句文法研究部というのが毎週の流れだと思うのですが、それに加えて初心者向けの毎週違うテーマに絞った(例 切れ字のや)コーナーが欲しいです。 あと季語深耕について皆さま色々調べられて凄く参考にはなるのですが、結果発表の週では手遅れという感じがしないでもないです。 3行程度でも結構ですから現在募集されている或いは次週の兼題のヒント等を頂けるとありがたいです。/けーい○
○実際に作ってみてから、季語深耕を読んで、学ぶ。それが本サイトの考え方です。

●火曜日「今週のお便り&俳句道場」の表記の注意についてですが、「◆俳句の正しい表記とは」に続けて、三つに区切られた俳句の実例が並べられています。 これではこの区切られた表記が正しいと誤解する人も多いのでは? 「◆俳句の正しい表記では途中にスペースを入れません」とはっきり書いた上で、悪しき例をあげた方が良いのではないでしょうか? ご検討いただければと思います。/仁和田 永
○参考にさせていただきます。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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