俳句ポスト365結果発表

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第212回 2019年1月10日週の兼題

菠薐草

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
ロシアより 想いはせるや ホウレン草 カトレア
ほうれん草 卵で巻かれ 野あそびし シモーナ
かつおぶし ホウレン草が ダンスフロア ちゃんこフォンデュ
わずらって 卵の巣籠もり ほうれん草 ノルウェーの森人
弁当の 中でドヤ顔や ほうれん草 ビッグマム
菠薐草 手をとめ仰ぐ 高架橋 ほのぼぉの
体ごと 伸ばし浴びる陽 ほうれん草 まいちゃん
ポパイより 長く生きけり ほうれん草 ももとせゆきこ
乾き畑 児らに踏まれし ほうれん草 ろく七
小松菜と 競うごとくの ホウレン草 駒世
菠薐草 カタコト荷台 市場へと 紅淮
畑では 農家と仲良し ほうれん草 山内 茉緒
廃棄処理さる 売れ残る ほうれん草 射手矢 緑華
湯がく人 オリーブそっくり ほうれん草 小林番茶
呼び鈴で 菠薐草 食べそこね 雪炎 董斎
ちからこぶ誇示す ホウレン草の食後 雪原
独居して ほうれんそうと 対峙せん 相模の仙人
たんと喰へや むりじいの母 ほうれん草 大坪美智子
祖母の味 花芽生えてる ほうれんそう 竹織
夜明け前 菠薐草や 霜纏い 渡邉 佐智子
政宗公も 食べし菠薐草を 食う 猫になにわ節
悩む夕 手にとる緑 菠薐草 白玉 あん子
食べ終えし 膳にぽつりと ほうれん草 美魔女
絵手紙に 夫の育てし ほうれん草  野の花
お弁当 ほうれん草で 力(りき)つける 葉匂 いろは
裏木戸に ほうれん草の 置かれおり 呂九呂九
菠薐草 枯れる頃には 子が育ち 檸柑
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
北風と たわむれる葉っぱ ほうれん草 まおリーナ
●作句十年結社にも入ったが季重なりを否定する確固とした根拠はない。初心者にもそろそろ季重なりを禁ずる教育はやめたらどうかと思うのだが諸兄の見解や如何?/達哉
○いつも言っていることですが、季重なりはタブーではありません。が、初心のうちは、季語を覚えるという意味で、どれが季語なのかを押さえていくことは有効な勉強方法です。
例えば、次の句。

霜柱やホーレン草の根をうかし  貼女 (ちょうじょ)
●特に畑などに霜柱が立った寒い信州での想い出です。
○「霜柱」と「ホーレン草」の季重なりですが、場面として成立する句です。ただ、どちらが主たる季語かというと、「霜柱」が主役で「ホーレン草」が脇役になってますね。そのようなことを考えていくことも大切な勉強です。
 複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習していきましょう。

◆兼題の考え方
初春の鈴鹿銀嶺凧あがる さとこ
夕日のルート4初荷の豚がゆく 子兎
冬に居間 アイボの音が 響くだけ 五代目 眼脂
夢の中母の声は日却伸ぶ 尚蘭
山肌に芽吹きのウドや青々と 今坂 功
剪定に出向きし夫山笑う 八千代
彩雲船 平成のせて 大晦日 撫子児 (ナデシコ)
春光や 鬱の人らが 作る菓子 ダンサーU-KI
●ダンサーに転向する前までは、障害者就労支援A 型(比較的軽めの人たち)の作業所で指導員をしてました。そこで野菜やケーキ・クッキーを製造・販売してましたが、美味しいものでした。色々な壁に当たりながらも、経験を積む姿に感動したり、願いを込めるのを「春光」という言葉に託しました/ダンサーU-KI
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、3月6日24時締切の「サイネリア」です。ご投句お待ちしてます♪

朝活は 仕出しで会議 ホウ・レン・ソウ みつこ
●朝活では英会話やヨガをしてみたいのに、朝ごはんを兼ねた会議に向かわなければならない心情です/みつこ
●俳句を始めたばかりということもあり、「季語」にまだピンと来きません。今回も、もちろん「ほうれん草」は知っていますが、「季語としてのほうれん草」がどんなものか、と考えると難しいと思いました。 初心者という武器を振りかざして、考えすぎずに1句だけようやく作りました。 「報・連・相」はほうれん草じゃないのに、俳句に混ぜ込んでしまっていいのかな、そもそもだれもこの句から「報・連・相」って察しないよな、と疑問や不安を残してたままなのに、投稿ボタンを押します。/折末丸
○確かに「ホウ・レン・ソウ」という言葉が入ってますが、季語として機能しているとは言い難い。季語として、というところを押さえて下さい。

畑から 缶詰めされて 渡日す やっ茶
●ポバイが食べるパワーアップの源に懐かしさを(そまそもほうれん草の缶詰め会社のCMとしりましたけど!)/やっ茶
○これは「菠薐草」をテーマに作っている句。兼題「菠薐草」という場合は、この季語が入っていることが約束となります。

◆季語深耕
●本来の旬は11~1月2月とするサイトが多く、また、ほうれん草は(ビニールハウスのものか)年中ある印象です。しかしその時期時期で多く出回る産地、品種、味わいは微妙に異なるのかも知れません。春の季語というとやや?なのですが、いわれてみれば春野菜という感じもします。初春の季語だからといって、東洋種だけを詠む(西洋種は春蒔き)というのは難しいし、固く考え過ぎかな、とは思います。 春野菜というと、菜の花(晩春)、春菊(三春)などがあります。しかし「菜の花」は以前の兼題にあり、食材・油としてではなく、広義の花(畑)としての性格を持つとされていたように記憶しています。「春菊」は個性がありますが、以前の兼題時の入選句を読むと食材として詠んでいる句が多かったですね。「ほうれん草」はどうか。食材(おひたしなど)として作句する可否はどうか。供給を前提に植えられるもの、食を前提としたものは「生活」季語分類の側面もあるのかなあ。 また、別季語として「春菜」(はるな、三春)があり「ほうれん草」も歳時記によれば含まれています。嫁菜、萵苣、鶯菜、壬生菜、芥菜、水菜などはこれに含まれ、かつ単独季語としてあります。水菜、みつばは特徴が違いますこれとの詠み分けをどうするか。「小松菜」は冬の季語で、「野沢菜」「油菜」とともに「冬菜」傍題としている歳時記もあり。ならでは、の句は難しいですねえ。/すりいぴい
●菠薐草(はうれんさう、初春、植物、傍題なし):ナデシコ目、ヒユ科、アカザ亜科、ホウレンソウ属、ホウレンソウ(学名:Spinacia oleracea、英名:Spinach。スピネチ、みたいに聞こえます)。 早春の青菜の代表的なもので、葉は緑濃く柔らかで根元は赤い。ビタミン・鉄分を含み滋養に富んでいる。秋に種を蒔き、早いものは冬のうちから採取される。風味よく、浸しもの、和えものとして食膳にのぼる。最近は改良品種が多く、葉の大きい西洋種など、春以外の季節にも市場に出回っているが、在来のいわゆる日本菠薐草の風味には到底及ばない(青柳志解樹、「カラー図説日本大歳時記 春」講談社)。「俳句歳時記春第四版増補版」(角川文庫)には、西アジアが原産とされるアカザ科の位置・二年草、在来種は江戸時代に(シルクロードを経由し)中国から伝わった(東洋種。江戸時代)。明治以降に伝わった春蒔きの西洋種もある、とのこと(括弧は私)。 産地・調理法・栄養価はみなさんにおまかせしますが、俳句での表記としては漢字、はうれんさう、はうれん草、ほうれんそう、の4種があります。漢字には数種の表記あり。各種サイトによれば、かつて出回っていたものは東洋種で、葉肉が薄く、アクが少ない、そして西洋種は、葉が丸く、肉厚、アクが東洋種よりは多いとのこと。料理により使い分けるそうですね。また、現在は交雑種が多いということが書かれています。混じり具合は様々。寒じめちぢみほうれん草、赤軸ほうれん草、サラダほうれん草と呼ばれているものもあり。ペルシャ(イラン)、トルコあたりが原産地と書かれている文献が多く、意外でした。/すりいぴい
●ほうれん草はペルシャ由来の食べ物だそうです。そこからシルクロードを通り中国を経て日本へ来たタイプと、西洋へ渡ったタイプがいるそうです。かぼちゃなど、他の野菜でもそうですが、なかなかの長旅をしていまこの日本で栽培されているんですね。食べ物、と思うとそういう見方に縛られそうですが、旅してきたものと思えばぐっと発想が広がると思いました。/播磨陽子
●菠薐草、西洋種と東洋種。元々、日本では東洋種が伝わり主流でしたが、育て易さと味で西洋種と東洋種の混合種が主流に。最近では東洋種の品質の良さも見直されているとか。/世良日守
●菠薐草:起源はアフガニスタン、トルコ、イランなどの西アジア地域でそこから東西に広まり、中国方面に伝わったものは「東洋種」、ヨーロッパへ渡ったものは「西洋種」となり、日本には中国より東洋種が江戸時代の初期頃渡って来たとか。主に第二次大戦後以降、昭和の中頃から需要が飛躍的に増えたとのこと。季語としては初春の植物。(最近はハウス栽培で通年みられる)特に初霜が降りるといわれている11月から3月ころが一番の旬の時期である、等々。。。勝手なイメージで、もっと古くからご先祖様が親しんできた野菜かと思っていた為、昭和中期から正にポパイの筋肉の如くモリモリ、人々の暮らしと共に栄えて来たということが新鮮でした。/蜂里ななつ
●菠薐草、西洋種と東洋種。元々、日本では東洋種が伝わり主流でしたが、育て易さと味で西洋種と東洋種の混合種が主流に。最近では東洋種の品質の良さも見直されているとか。/世良日守
●菠薐草の菠薐(ほうれん)とは、原産地のペルシャの唐宋音(漢字の音読みの仕方)で「菠薐(ポーリン・ホリン)国」から入ってきたことから「(菠薐菜)ポーリンツァイ」と呼ばれ、日本で転訛され「ホウレン」となった説が有力である。ほうれん草の本来の旬は11月~3月頃の寒い時期で、この時期に収穫されたものは糖度や栄養価が高くなります。 中国だけで全体の90%以上の菠薐草を生産し、2位のアメリカ、3位の日本を大きく引き離しています。原産国のペルシャは、現在では50位にも入っていない。日本では、千葉県、埼玉県、群馬県の順に菠薐草の生産量が多い。因みに、日本人の野菜の摂取量は、大根、たまねぎ、キャベツ、白菜、にんじん、ほうれん草の順である。 /重翁
○さまざまな菠薐草情報、ありがとう! 「(菠薐菜)ポーリンツァイ」とは知りませんでした♪

◆季語雑学部
●季語雑学部  アメリカのウースター工科大学の研究によりますと、ほうれん草の葉には5本の葉脈が走り、水分と栄養分を植物細胞に届ける役割を担うことから、それが人間の心臓の血管の役割によく似ていることを突き止め、ほうれん草の葉脈から植物細胞を取り除いて、セルロースだけを残すプロセスを経て、心臓の血管網を再現することに成功したそうです。実用化まではまだ長い道のりのようですが、ほうれん草から心臓の組織が作れるとはびっくりですね。また、マサチューセッツ工科大学では、土壌に含まれた爆発性物質を土に根ざしたほうれん草を人為的に光らせることによって発見し、地雷探知に役立たせようとの試みも行われているそうです。意外な分野でほうれん草は人類の役に立とうとしているようですね。/山香ばし
○「ほうれん草から心臓の組織が作れる」?に吃驚!

●16世紀にフランス王アンリ2世に嫁いだイタリアフィレンツェの財閥メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシスは、とても野菜好きでイタリアから料理人を連れてきて料理を作らせたそうです。現在フランス語でフィレンツェを意味するフローレンス風と名前の付く料理にほうれん草が使われているのはその為だそうです。/24516
○へえ~季語雑学も細部におよびますなあ!

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部 菠薐草の旧仮名遣いは「はうれんさう」。他に、現代仮名遣いの「ほう」が旧仮名遣いで「はう」になるのを見てみると、方、包、邦、芳、抱、放、泡、訪など。「包」の字が入っている「ホウ」と読む漢字はほぼ「はう」である。「ほう」のままなのも、報、鳳、保、宝、奉などがある。「法」は、仏教に関する言葉のときは「ほふ」となり、仏教関係以外のときは「はふ」となるという特殊な書き方をする。これは仏教系の言葉が呉音という漢字の読み方になっているのと関係しているようだ。そうなると、菠薐草を法連草と書いたときはよみがなとしては「ほふれんさう」になるような気がする。 「さう」の方も調べてみると、草を始め、双、爪、早、壮、争、相、荘、倉、桑、曹、葬、創、想、喪、操、霜、騒、藻などほとんどが「さう」。「そう」なのは、挿と僧くらいでした。 旧仮名遣いで詠むときになんらかの参考になるでしょうか。 この違いがどこから来るかを音韻学的に見たら面白いとは思いますが、俳句と関係なくなるのでここまでにします。/ひでやん
○仮名遣いは、自分で判断するの危険だなあと思って、いちいち辞書を引くことにしてます。何度も同じ語を引いては、「そろそろ覚えろよッ!」と自分で突っ込み入れること頻り。(苦笑)

◆こんなお便り、質問届いてます!
●今回の兼題は、私には凄く難しかったです。 季語を学ぶことは時間旅行をしているようです。 /村上優貴
●「菠薐草」この漢字はお恥ずかしながら初めて見ました。「法蓮草」を使うことが多いですね。/まめ小路まめ子
●ほうれん草が好きです。句を読んだ方がほうれん草を食べたいと思ってくださるように心がけようと思いました。あと、ほうれん草は漢字にするか、ひらがなにするかでかなり雰囲気が変わってしまう季語だと気づきました。/ちらり
●俳句初心者です。俳句投稿も初めてです。「菠薐草」の漢字も初めてのような気がします。とても素敵で日本文字の美しさに感動しました。「ほうれん草」「法蓮草」「法連草」「ホウレンソウ」といろいろありますが、俳句に「菠薐草」が一番適していますか。/まり姫
●菠蔆草の漢字が変換出来ず、苦労しました。/めりっさ
●最大の難関は、普通の変換では「法蓮草」になってしまい、「菠薐草」が出てこないことでした。 これでも季語にはなると思われましたが、兼題通りにしたく、コピー&ペーストで事なきを得ました。/亜音洲
●ほうれんそう…“法蓮草”となら変換できるんですが、手持ちのスマホではお題の漢字に変換できず。“菠”はなんとか見つかりましたが。実際初めて見る漢字でした!/古都鈴(ことり)
●「菠薐草」の漢字が、パソコンで変換できず焦りました。現代では「法蓮草」と書くほうが多いのかな。 なんとか見つけ出して入力できましたが。普段使わない漢字、勉強になります。/香羊
●いやはや難しい季語でした。何とかかんとかやっつけ仕事の感が拭えません。勉強不足ですね。/遠きいち
●ほうれん草が法蓮草以外に変換できない。仕方なく法蓮草としてみたが。果たして。/真
●ほうれん草の漢字変換が出来ませんでした。どうして…かな?/杉浦夏甫
●敬愛なる伊月先生 毎日の俳句の種蒔きと、ご指導をありがとうございます! パソコンが苦手で目下勉強中ですが、どうしても「ほうれんそう」の「草冠のに波」の字と「草冠に稜」の字が探し出せませんでした。申し訳ございません。 季語と、その傍題を使って句作をする!と自ら課しているのですが、今回は失敗に終わりました・・・。 パソコンは難しいです・・・。 /村上 無有
●ほうれん草の漢字変換できず、苦労した(このパソコンで)/富樫 幹
●「ほうれんそう」で打っても「菠薐草」の変換ができず焦りました。(汗)「ほう」と「れん」でも無理で単漢字の「は」と「ろう」で無事変換。これも勉強ですね。/あまぶー
●菠薐草の漢字覚えました。ハ・ロウ・クサで出てきます。/純音
○なるほど、そうやれば漢字が出てくるのか~!

●菠薐草という字について、記憶違いか法蓮草だと思っていたのですが、この字を使うと間違いでしょうか? /朝日子
●菠薐草という漢字を初めて知りました。ペルシャと結びついていることに驚きました。 ほうれん草を味わって食べながら詠んでいます。 ほうれん草の漢字としては、[法蓮草]が頭に浮かびます。小さい時からなぜか南無妙法蓮華経と音がかぶっております。日蓮宗の檀信徒ではありませんが、漢字のイメージで結びついているようです。/天晴鈍ぞ孤
●ほうれん草、菠薐草、法蓮草、ホウレンソウ いろいろな表記がありますが、それぞれ句によって合う字合わない字があるような気がします。 日本語は難しくて面白いですね。/池之端モルト
○どの表記を選ぶかも、表現行為ですね。

●菠薐草というと食事に関連する句を考えてしまいました 世の中には季語が溢れていて全ての季語を丹念に把握するのは難しいのですが違った面から捉えたりする見方や方法は有るのでしょうか?/斗三木童
○ご質問の主旨とは違うかもしれませんが、季語の現場に立って季語を体験することを、コツコツ積み重ねていくしかありません。

●植物はどうも、、。/末尾波世遠
●赤い茎の部分に着目すると類想類句となりそうなので、それ以外のどの辺りから着想するかを迷いました。毎回感じますが、身近過ぎる兼題も難しいものです。/る・こんと
●年代的にポパイはどうしても出てきます/藤郷源一朗
●季語の本意に「ポパイ」は無いですよねぇ。/高橋寅次
●兼題「菠薐草」難しいです。菠薐草といって真っ先に外さなければならない発想がポパイだと思いますが、自分はそこからなかなか離れられず苦労しています(泣) なんとかポパイの句は3句だけに抑える事が出来ましたが・・・・/けーい○
●中々法蓮草というとポパイとかお浸しなど発想の転換に困りました。自分なりに工夫してみたのですがどうでしょう?/寝たきりオヤジ
●「ほうれん草」の漢字表記を兼題で初めて知りましたが呼び出せず平仮名で失礼します。ポパイのエネルギー源でもある鮮やかな緑は生命力にあふれています。/うに子
●ほうれん草といえば、お浸し胡麻和えベーコン炒めとまずは頭を駆け巡り唾を飲んだことはいうまでもありませんが、次に浮んだのはやはりあの伝説のカートーン、ポパイでありました。(確か小学生だか中学生の頃再放送を見た記憶があります。デュビデュバッバデュデュデュビ~♪とポパイが鼻歌で登場してましたが、あーありゃスキャットだったのかと改めて認識致しました)そういやあの頃、声真似なんぞを披露していたことがあって、ポパイもその一つで、ポパイはちょい擦れ声で「オリーブ~」で、オリーブは裏声で「ポーパーイたすけて~」で、ブルートはサッチモばりのガナリ声で「ポオ~パア~イ」と言えばそれなりに一人ポパイのできあがり。他に、目玉おやじ、およげたいやきの子門真人、ルチ将軍など真似ておりましたってなんの話なんでしょうね。 それにしても・・あーいいなあ、詩心のある方々はあ。「私の俳句技法」純音「僕は僕の俳句をこつこつ作ります」裏日本大歳時記「春」p268より/純音
○そうですね、自分の句をコツコツ作りましょう。ポパイという言葉を入れたかったら入れていい。その上でのオリジナリティを手に入れる必要がありますが(笑)。

●ほうれん草は春の季語とは知らなんだ。 それ故に句を詠むのに四苦八苦しますね。/山口雀昭
●夏井先生、スタッフの皆様 菠薐草が春の季語とは知りませんでした。 寒い冬に、栄養をしっかり蓄えるから、 力のある野菜なのかな、と感じました。 季語を知っていくのも楽しいですね。 また、ゆっくりですが投句をしたいと思います。/うどんこつよし
●冬に作っているから、春らしくならない、という苦悩。もう少しアタマを春にしてきます。(途中経過)/でらっくま
●春の印象が全くなかったのでまず驚いた。葉がこごみ、根が赤くなる雪の季節が本懐かと考えたが、古い感覚なのかもしれぬ。/とのじ
●食材としての菠薐草を詠むか、植物として菠薐草を詠むかで悩みました。/海老名吟
●「菠薐草(ほうれんそう)」……栄養価の高い野菜ではあるが、私の中では春菊と並んで大嫌いな野菜の1つであり、出されてかなりガッカリした気分になった兼題(失礼(^_^;))。「良い歳をして好き嫌いなど」とは思うが、菠薐草の季語としてのイメージが今一つ掴めずに非常に苦戦。やむなく「575筆まか勢」で例句を読んでイメージをインストールしようとしたが、それでもなかなか上手くいかずに途方に暮れる。 / 結局、「さんざんな日の食卓にほうれん草 高澤良一」「好き嫌ひ直らぬ齢はうれん草 高澤良一」という「菠薐草=食べにくい、嫌い」などという事をネタにした句があり、自身でもイメージしやすかったので、それに絞って書く事に。このイメージ設定に問題があった場合、今回は全没覚悟(-_-;)/灰田《蜻蛉切》兵庫
●今回の兼題は菠薐草です。菠薐草が春の季語と書かれているのを見て少々驚きました。菠薐草から浮かぶ風景はあく抜きで湯にさらした菠薐草を笊にとって、その菠薐草を冷たい水道水で洗う母の手がみるみる真っ赤になっていくのを思い出します。また、昔の菠薐草の根っ子の色は現在流通しているものより赤かったように思います。これは、栽培が難しい東洋種から現在は西洋種に主流が移ってしまった影響かもしれません。さて、菠薐草という季語にはどのような感情、感覚が含まれているのか歳時記の例句から読み取ってみると、しみじみとした、慈愛に満ちた、そういうものを感じました。これは、深みのある緑と暖かみのある根っ子の赤と関係しているように思います。今回はこの色、特に赤を主題の一つとして句を作ってゆきたいと考えています。/いもがらぼくと
●角川大歳時記(電子辞書)には新年としてありますが、春としている歳時記が多いような気がします。/天野 河
●組長、菠薐草ギブアップです。今日が締切です。旬は冬だと思うんですが、何故春の季語なんでしょうね。/猫愛すクリーム
○露地物だと春なんでしょうね。新年?に入ってるというのは、初めて聞きました。

●ほうれん草は食べると歯がギシギシするので、あまり好きではない野菜だったので好意的に感じられず、想像するのに苦労しました。/浅河祥子
●ほうれん草の変換、兼題の通りにはなかなか出てきませんが、中国語ではこの菠薐を使い、菠薐菜あるいは菠菜と書きます。てっきり冬の季語かと思っていましたが、春なんですねえ。よく小松菜と比較されますが、小松菜が下茹でなしでOK、ほうれん草はシュウ酸が体内でカルシウムとくっつくと結石しやすいので、下茹でしたほうがいいと教えられました。/播磨陽子
●ほうれんそうと小松菜を見間違えるので、二つを並べて観察した時に、 緑の青さが違う事に気付き、再発見しました。/白銀
○違いを観察するのも、季語との付き合い方。

●実はほうれん草を出荷している農家です。よく調理もしますしやはり見知らぬ季語よりはイメージしやすいかも。とは言え簡単なわけではなく…俳句道は険し(^^; /古都鈴(ことり)
●妻が畑で作り、収穫は一度に多いので、隣近所へ分けています。 なじみの野菜ですが、俳句は難しい。 畑での写生か、台所での写生か・・・どちらにしても難しかった。/風間昭彦
●私は家庭菜園で長年ほうれん草等の野菜を栽培しておりましたが、ほうれん草が春の季語とは知りますんでした。今は何時でもスーパーで買えますからね。 で・・・俳句を詠むとなると、何にも浮かばないし浮かんでも五七五にならない。 ま、いいか・・・位で投稿致しましたが非常に難儀した兼題でした。 もう一点、菠薐草と漢字で書いてありますがカタカナやひらがなでも良いのでしょうか。パソコンでは手書きで無いと出て来ませんが・・・ /山口雀昭
●田舎で作っているほうれん草は、霜が降りて凍りつき、収穫ができなかった。きっと甘いことなんだろうと思い俳句にしたかったのですが、季重になり、その句は読めませんでした。 /丘 るみこ
●謹賀新年 今年も 兼題季語さん 楽しく苦戦考察よろしくです 体験不足で 食べる事と ありがちな昔のアニメしか思い詠む事しか出来ませんでした。/句詩呼
●今菠薐草を見るとほんんどがビニールの梱包ですね。 少し前までは小さな針金とか、小さなシールで縛っていたのです。実際の菠薐草は畑ではタンポポの葉のように大きく開きます。そのままでは出荷できないので、それを摘み、根を取り、それから冷蔵し、水洗いして、そして細目にシールとか針金などで、歯を傷めないように、巻いて、ある程度細めてから出荷します。その作業も昔は手でした。 昔の菠薐草は黒ずんで、傷もあったので、取るにも不便でした。 しかし今はビニールハウスで丈をある程度調節して、それを摘み、まとめてベルトコンベアに入れて、その機械が袋(スーパーなどで売っている花束のようになる袋)に詰めて、開かないようにして売ります。そのほうが黒ずまないし、手間がかからないし。緑がきれいだから。売れるからといいます。 その2   /砂山恵子
●ロゼット型のほうれん草が売られていました。色が濃くて肉厚で美味しかったです。/眠 睡花
○季語の現場として、畑やスーパーに出向いていく! これも大事な情報収集です。

●ポパイの菠薐草はやっぱりオリーブオイルソテーなのでしょうか。私はバター派です。さっと煮てから炒めます。/こま
●食べ物の季語は調べながら作っているうちに、句がレシピになってしまいます。菠薐草も台所の句がたくさんできましたが、なかなか菠薐草が旨そうにならず、悩みました。菠薐草に込められた緑のエネルギーを受け止め、溌剌とした句にしたつもりです。/古瀬まさあき
●菠薐草、大好きな野菜の一つです。 とりあえずこれを食べておけば安心、というような信頼感があります。 新鮮な野菜を丁寧に洗ってざるに並べると、とても美しくて料理をする意欲がぐんぐん湧いてきます。/香羊
●今度も現場主義なので菠薐草の生えているところを観察したり煮たり、いろいろしてみます。2週間ほど菠薐草ばかり食卓に並ぶと思います。/砂山恵子
● ほうれん草と言えば、おひたしが好きで、特に茎元のほんのりと赤い部分が大好きです。ほのかに甘く、ほりほりとした食感が最高ですね。葉の方は、ベーコンとバターで炒めたものや、牡蠣と一緒にグラタンにしたものなどが好きです。食べ物季語は想像しやすいのですが、今回のほうれん草の兼題はけっこう苦戦しています。/山香ばし
●ほうれん草、美味しくて大好きですが、えぐみの強さがたまにキズです。アク抜きをしても、食べ過ぎるとなんだか口の中がぎちぎち?もそもそしてきてひぇ?、となります。/とりまる
●地元、福岡県宗像市では給食にほうれん草ムースが出ます。白を混ぜた黄緑色ですが、ほうれん草の味は全くしません。/みこ
●処変われば(11)ドイツでのホウレン草の食べ方 当然ホウレン草のおひたしは無いので、ドイツ人は一般的にどう食べるか?誰でもが食べるのはクリーム漬けの細かく刻んだ冷凍のホウレン草で、これが一番普通。これを解凍し温めて、そのべちょべちょのホウレン草に茹でじゃがと目玉焼きが定番。だいたいホウレン草の葉を生で買うのはトルコ人と私だけではないかな。ゆがいてバター焼きとかは日本風。ピザのトッピングにしろ、ホウレン草はやはり暖かい国の産物でこちらではあまりバリエーションがありませんね。赤かぶとなれば色々あるんですけど。 /ぐれむりん
●横浜家系(いえけい)ラーメンは、標準的な具として、なぜかほうれん草が乗っています。/星埜黴円
●私の生活実感に一番近い菠薐草は、横浜発祥の「家系ラーメン」です。長い付き合いなのですが、もちろんこれをご存知ない方も多くいらっしゃることでしょう。そんな方々にも魅力を伝えつつ、俳句として成立させるにはまだまだ力不足と改めて実感しました。/油揚げ多喰身
○「横浜家系(いえけい)ラーメン」ちょっと興味をそそられます。

●菠薐草はなじみ深いけれども字数がとられて難しかったです/慈温
●菠薐草は「ほうれんそう」で季語だけで6音になってしまいますが、下5に納めたい場合はどうすればいいのでしょうか。語順を上手く自由に変えられるようになり、表現の幅を広げられるようにしたいです。/ポン
●今回のほうれん草のように5音以上の季語の場合、上五を字余りにして俳句を作るほうがいいのか上五中七にかけて句またがりで俳句を作るほうがいいのかアドバイスお願い申し上げます。/川口みち
●「菠薐草」は6文字で上五、下五では字余りですが、問題ないのですか? 季語であれば字余りでも問題ないと考えるのですか?/川島湖西
●菠薐草は六音。上五、下五に使っても差し支えないのでしょうか?/荏田龍生
●ほうれんそう、ホーレンソー…六音だと重々承知しているのですが!脳では五音感覚です…えぇ、言い訳です(笑)。/泥酔亭曜々
○上五においてもよいですね。下五においてもあまり違和感がないので、長音を含んでいるからだと考えます。

●俳句って自分の経験から詠まないとダメですか?タブーではなくても原則的にはナシ?短歌だとわりと虚構を楽しむというか、百人一首でも僧が乙女になりきって詠んだりホトトギスが珍しいものとして詠んだりするじゃないですか。でも俳句って吟行とかあるし、写実を重んじますよね。でも虚構の方が時に自分の心情がありありとする気がするのは単に私の経験不足でしょうか。 例句として、今回の投稿句なのですが、 忌の日にて正油をぽつり菠薐草 というのを挙げておきます。 先月祖母が亡くなり、自分の心情ももちろんですが、ふと片翼の君在りし日の温かな夕餉を思い出してしまうであろう祖父の背中を拝借して詠んだ一句です。自分の心情として表現するよりも、祖父の心情として描写した方がよりハッキリと祖母への喪失感が際立つ気がしたので。しかも祖父の方が先に亡くなっているので、このシチュエーションは完全に虚構なんです。想像上の祖父の夕餉のシチュエーションを詠みました。 もう一つ例句、前回の兼題でこちらは未投稿ですが うらうらとやまはろばろと君が嫁ぐ というのがあって、 こちらは高畑勲監督のかぐや姫の物語にインスパイアされて翁の気持ちになって詠んだ、嫁ぐ娘を持つ男親の心情を詠んだ句で、直接体験は皆無です。実父は私の結婚式に寝癖で仕事PC持参で来た冷血人間なのでこのような心情とは無縁ですし。でもかぐや姫の物語で、翁の涙に、同じく冷血人間の血を引く私がボロボロともらい泣きしたのは本当です。私の感じた感動の感覚がどんなものだったのか、なんで涙が出たのか、それを人と共有するために風景として写実したかった。そしてその感動を保存したかった。この句を読むと、かぐや姫が月の楽団に連れられて天に昇る様が心に浮かんで再び涙が出ます。俳句はなんて端的で優れたアーカイブなのか。 私のウェットでバーチャルな気質はカラリと諧謔的な俳句より短歌に向いてるのかもしれません。でも短歌は短歌で長いし、枕詞とかで結局字数を無駄に使うし、個人的には世間的には認められなくても携帯の画面に一行で済むウェットな俳句が詠みたいです。私は歌を自分から発するものとしてよりも、自分を知るために詠みたい。不惑に手をかけてまだ確たる個が無いのかも。私のこの感動は一体なんなのか、内なるものを外に取り出して眺めたい。心を詠みたい。そしてその感動を人と共有したい。それには誰かに成り代わって詠む方が今は上手くできる。たとえ話のようなものだろうか。でもそれって俳句の本質でないような気がして。 でも短歌も俳句もそれぞれの成立時期に原則が縛られているので、この平成とその次の時代に合ったニュータイプの俳句があっても良いのではないかな、と個人的には思います。我々の世代は絶対的に実体験が少ないです。これからの世代はさらなり。そんな我々の世代の感覚と、江戸時代の空気を残した俳句とは、齟齬があるような気はしています。ぜひ流行らせたい我々バーチャル世代の虚構で感動をシェアするニュー俳句…ウェット俳句…エモ(ーショナル)俳句…創作俳句…エア俳句…ツイッター俳句…どれがピッタリくるかな。プレバトの村上のポエミー俳句は虚構ではないのかな?あれはあれで一つの道と先日の放送で夏井先生が認めていらっしゃって嬉しかったです。 長くてしかも分かりにくくてすみません。虚構の句がおそらくナシなのは分かっているのですが、俳句を深く理解している方の肌感覚はどのようなものなのか知りたいです。なにより心の師夏井先生は虚構の句についてはどう思ってるのかな、と。憶測でも構わないので夏井先生のお考えを知れたら幸せです。/たろり
○いつも言っていることですが、俳句でやってはいけないことは一つもありません。できあがったものが詩になっているか否か。そこが肝要です。理屈を先立てるのではなく、まずは実作で鍛えることが、己の地力になると信じております。

●夏井先生はご自身で俳句を思い付いたときに、直ぐにどこかへメモされてるのでしょうか? それが知りたいです。 私はスマホにその都度書いています。/桃葉琴乃
○句帳に書きます。

●千歳(せんざい)で作句しようと思うのですが、本によっては冬の季語という位置づけになっていたり、 また別の歳時記では記載が全くありません。 季語ではないのでしょうか? いろいろ調べてみましたが、明確な手ごたえがありません。。 今回の兼題とは違う質問で、申し訳ないのですが、ご教示ください。 よろしくおねがいいたします。 /林 和寿
○「千歳(せんざい)」という言葉が季語になっているという歳時記に出会ったことはないです。が、歳時記は編者の考えによって編まれていますので、なんとも言い難いですね。

●春の印象が薄い野菜。季語の季節は誰がどうやって決めるのでしょう。/海野しりとり
●夏井いつき先生、新しい季語というものは、増えているのでしょうか?歳時記を買い直した方がいいのでしょうか?/コタロー
●「3.11」は季語に成りますでしょうか?/雪原
○海野さん、季語の認定組織があるわけではありません。歳時記は、沢山の俳人が使っている、伝統的な意味と価値をもっている等を鑑みて編者の考えで編まれるものです。コタローさん、季語が数年でコロコロ変わるものではありませんので、歳時記を買い直す必要はありません。雪原さん、次代の歳時記では季語として採録されるかもしれません。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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