俳句ポスト365結果発表

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  3. 菠薐草

第212回 2019年1月10日週の兼題

菠薐草

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

東雲の空気はきれい菠薐草
玉庭マサアキ
菠薐草好きを人柱に選ぶ
玉庭マサアキ
猫の耳透けてはうれん草の紅
樫の木
ファルファッレは蝶のかたちぞ菠薐草
樫の木@ファルファッレはイタリアのショートパスタの一つ。
菠薐草水より出せば水明かく
一阿蘇鷲二
菠薐草上総の雨はきれいなり
一阿蘇鷲二
菠薐草十把さるぼぼ百柱
蟻馬次朗
菠薐草折れて青空悲しさう
蟻馬次朗
まだ産める子宮であるや菠薐草
青海也緒
ほうれん草夫の育休一日目
青海也緒
砲弾は菠薐草と決りけり
内藤羊皐
薐草浸せし水を猫嘗めり
内藤羊皐
菠薐草かたく絞りて身ごもれる
比々き
菠薐草洗へば溜る千葉の砂
比々き
弱すぎる肯定は罪はうれんさう
福蔵
はうれんさう茹でて淋しくなりにけり
福蔵
じやんけんに負けたほうれん草食べた
ほろろ。
東京のみづに茹でたる菠薐草
ほろろ。
聞き流す自慢ほうれん草カレー
伊予吟会 宵嵐
薄給は禁句ホウレンソウ届く
伊予吟会 宵嵐
嫂にきつく搾られ菠薐草
久我恒子
はつ恋はうすくれなゐやはうれんさう
久我恒子
鉄を喰うわけにはいかず菠薐草
城内幸江
菠薐草脳は緑を欲しがりぬ
城内幸江
シンクに曇りホウレン草に薄紅
桃猫雪子
菠薐草の味噌汁 十の社訓読む
桃猫雪子
わしやわしやとなるかはうれんさうと星
柊 月子
菠薐草魔女のスープはこんな色
柊 月子
女より男さびしくほうれん草
きゅうもん@木ノ芽
菠薐草のしづけさをしづかに食べる
きゅうもん@木ノ芽
菠薐草食ひて夜勤の灯りかな
ぎんやんま
青空へ力預けて菠薐草
ぎんやんま
菠薐草茹でる三月十一日
可笑式
ほうれん草ぼくのポパイはもういない
可笑式
菠薐草僧衣の如くはためけり
仁和田 永
茹汁のほの明きかな菠薐草
仁和田 永
菠薐草たまごを握るやさしさで
平林檸檬
金星のまだ明るくて菠薐草
平林檸檬
ラヂヲから悩み相談はうれん草
野々りんどう
紅色の鉄の匂ひや菠薐草
野々りんどう
菠薐草に混じって母の軍手来た
くさ
よいこならにがくないはず菠薐草
くさ
ほうれん草グリコのポーズとってみる
瓦すずめ
青空を否定しきれずほうれん草
瓦すずめ
ママの前かごは菠薐草だけだ
司啓
菠薐草親父は神を信じない
司啓
菠薐草硬いと母が あの母が
西川由野
菠薐草乳首の記憶甘やかに
西川由野
菠薐草のさみしき紅を切つ飛ばす
牟礼あおい
ばべるばべるとはうれんさうを刻むなり
牟礼あおい
富士山が見える畑のほうれん草
朶美子(えみこ)
岩塩パラパラほうれん草茹だる
朶美子(えみこ)
茹で水の濁りて平和はうれんさう
GARU
はうれんさう国にや大鍋あつたげな
GARU
しばらくは菠薐草が続きます
Kかれん
もつれ合ふ菠薐草を引き離す
Kかれん
働いてまた働いて菠薐草
syuusyuu
鉄(くろがね)の心持たばや菠薐草
syuusyuu
情けない初恋だつた菠薐草
あいだほ
ほうれん草絞る勧誘やり過ごす
あいだほ
菠薐草天地のあくを茹で零す
あまぶー
ぴんぴんころり爺の遺したはうれん草
あまぶー
弁当に山の色あり菠薐草
あるきしちはる
菠薐草きゅむりきゅむりとしぼりけり
あるきしちはる
菠薐草簡単なのでいいと言うな
いさな歌鈴
平成に幕ほうれん草の茎赤し
いさな歌鈴
家庭科から千回目の菠薐草炒め
いしい美髯
漢とは灰汁抜く前の菠薐草
いしい美髯
菠薐草無職と書くか主婦と書くか
えむさい
子の小さき嘘よはうれん草ひろぐ
えむさい
菠薐草洗ふ土塊現るる
お気楽草紙
鬱蒼と菠薐草の積まれをり
お気楽草紙
傷口もきずなも青い菠薐草
かもん丸茶
菠薐草ざくりと雨は関東風
かもん丸茶
仕留めたる野うさぎのごと菠薐草
キッカワテツヤ
筆のごと絞りたる茹で菠薐草
キッカワテツヤ
弁当にほうれん草のおまじない
きなこもち
横綱は菠薐草が嫌いです
きなこもち
ほうれん草も食べております母上様
ギボウシ金森
湯気の中なだめ押し込む菠薐草
ギボウシ金森
噂とほうれん草を交換するおかん
首揃えて待つ菠薐草の狂気かな
菠薐草山と食わせて山と産む
けーい○
菠薐草茹でるばあやの政治力
けーい○
敗退の日の歯ごたへや菠薐草
こじ
経歴書白し菠薐草甘し
こじ
法蓮草湯掻けばひらがなの匂ひ
ことまと
定年退職はうれんさう茹でる
ことまと
菠薐草分けてあの世へ一里塚
こま
何ひとつ母に及ばず菠薐草
こま
菠薐草食べて喧嘩が弱くなり
ささき良月
信号の青より青し菠薐草
ささき良月
味しみるほうれんそうのぼやきかな
さとうくにお
はうれん草洗へば家鴨鳴く如し
さとけん
ほうれん草今日こそはグーで勝つ
さとけん
鍵盤と同じ冷たさ菠薐草
さるぼぼ@チーム天地夢遥
小さき葉のはや尖りをり菠薐草
さるぼぼ@チーム天地夢遥
はうれんさう養護施設のバザー会
じゃすみん
畑土の赤き動脈はうれん草
じゃすみん
一握の精毟りたる法蓮草
しゃれこうべの妻
ぶきぶきと太きを喰らう法蓮草
しゃれこうべの妻
菠薐草今日の失敗計6つ
シュリ
花ちゃんは吠えない犬や菠薐草
シュリ
三人のラジオ体操はうれんさう
すりいぴい
割引弁当はうれんさうの味噌汁
すりいぴい
菠薐草間引く地球の陰は夜
せり坊
菠薐草茹でる三面記事を読む
せり坊
なんちゃら税とかてなんやのほうれん草
つぎがい
菠薐草わしゃわしゃ束のはち切れん
つぎがい
菠薐草をんなの熱に草臥れぬ
トポル
菠薐草カレーに並ぶ少年僧
トポル
菠薐草土の匂いする祖父でした
なみはやらんる
家訓一「菠薐草ハ之ヲ食ス」
にゃん
離乳とは人への一歩ほうれん草
にゃん
ほうれん草煮ても焼いても食えぬ妻
ねむり猫
ほうれん草甘い根っこの嘘くささ
ねむり猫
気の弱いをんなはいない菠薐草
のつり
菠薐草二歳児渾身の拳
のつり
はうれん草茹でてすなほになつてゐる
ヒカリゴケ
根こそぎのはうれん草は火のかたち
ヒカリゴケ
みっちゃんちのとこまでずっとほうれん草
ひなた
押し合い育ちへし合い茹りほうれん草
ひなた
土壁の藁の臭ひや菠薐草
ひねもす
逆立ちのツァラトゥストラや菠薐草
ひねもす
弱虫ってもう言わせない菠薐草
ほしの有紀
クラス一大きな声や菠薐草
ほしの有紀
これはこれは血筋宜しき菠薐草
まるちゃん2323
塩振りて菠薐草のひとゆらぎ
まるちゃん2323
菠薐草ざぶざぶ暁烏の紫紺
めいおう星
菠薐草明日を迎へに行くための
めいおう星
すり傷を洗う痛みや菠薐草
めぐみの樹
鉄棒など無くなっちまえ菠薐草
めぐみの樹
世界で最初の緑色なるほうれん草
都心まで来て菠薐草食べるのも
はうれんさう晩婚の吾のたなごころ
よしおくん
胸張つてやもめ十年菠薐草
よしおくん
建築の美しさ説くほうれん草
よだか
ほうれん草ましまし誠意少なめで
よだか
気力だけで生きております菠薐草
ラーラ
恐ろしきは死よりも痛み 菠薐草
ラーラ
法蓮草ゆで夕刊のとどく音
ららやにほ
鳳蓮草幾羽の去りし空ならん
ららやにほ
菠薐草バベルの塔の供物なり
りんたろう
顔が無いほうれん草カレー混ぜる我
りんたろう
菠薐草王さんの店失せにけり
る・こんと
砂粒を噛めばひとりや菠薐草
る・こんと
老年の危機はひたひたほうれん草
るるの父
ほうれん草アジアの果ての我が畑に
るるの父
戸籍より抜けるほうれん草湯がく
ローストビーフ
ほうれん草浮気をするならばれるな
ローストビーフ
男なら泣いて帰るな菠薐草
哀顏騎士
菠薐草男も強くなれますように
哀顏騎士
はうれんさう野生化したぞ除染終わらず
育由
空海の喰は二回や菠薐草
育由
菜箸にぷはりまつはる菠薐草
遠音
菠薐草の赤見ぬふりのベッドシーン
遠音
菠薐草ほうほうとして甘き土
温湿布
土あまし太陽うまし菠薐草
温湿布
菠薐草えぐ味ぎしりと不穏な夜
加賀もずく
菠薐草猫におかかをちょっと分け
加賀もずく
はうれん草ひと皿足して夜の温し
花南天anne
ほうれん草の食べ方君の愛し方
花南天anne
ひらがなのはうがうまさうはうれんさう
悪妻とふ妻はなかりきほうれん草
ほうれん草茹でたら損をしたやうな
軌一
ほうれん草土のにほひがちょっと好き
軌一
はうれん草茹でて清しきミサの朝
亀田荒太
母そはの墳墓南無妙法蓮草
亀田荒太
菠薐草金の太陽銀の月
久蔵久蔵
菠薐草妻といふ名の修羅を抱く
久蔵久蔵
菠薐草ゆがけばゆたかなる夕日
月の道馨子
菠薐草洗えば光る鳥のこえ
月の道馨子
手順二ははうれん草の音を聞け
古瀬まさあき
菠薐草茹でて三拍目に香る
古瀬まさあき
ほうれん草魔女の親指みどり色
古都ぎんう
菠薐草嫌いで世の中も嫌い
古都ぎんう
目には目を歯には菠薐草の刑
広瀬 康
絶望は希望ほうれん草ゆでる
広瀬 康
菠薐草にがし羊の舌にがし
綱長井ハツオ
首筋をのぼる血はやし菠薐草
綱長井ハツオ
鼻歌が出るほど元気ほうれん草
香野さとみZ
雑食のすてきな身体ほうれん草
香野さとみZ
フェルメールの青ほうれん草のあお
高野由多
菠薐草恥じらうてゐる根を齧る
高野由多
よき妻のふりして何年菠薐草
砂山恵子
菠薐草茹づと古城の香りせり
砂山恵子
南日本新聞に巻くほうれん草
彩楓(さいふう)
星あかり菠薐草を甘くせり
彩楓(さいふう)
顛末書ほうれん草は土の味
山香ばし
序二段のほうれん草を引きちぎり
山香ばし
はうれんさうの脈かよふ水甘からむ
枯丸
はうれんさうのあくぬくあわの玻璃のごと
枯丸
親しい人が2人だけの母 菠薐草
酒井おかわり
泣きすぎて菠薐草は青い闇
酒井おかわり
アパートにコーラン聞こゆ菠薐草
純音
やむ雨に匂ふ新聞はうれん草
純音
太陽の色を根に溜め菠薐草
小市
ほうれん草入れる甘えん坊の玉子焼
小市
思い出は思い出として菠薐草が甘い
小川めぐる
喜馬拉耶の塩ほの紅く菠薐草
小川めぐる@喜馬拉耶=ヒマラヤ
前籠のほうれん草後輪の吾子
小桃
南無相伴いたす法蓮草の穴
小桃
西方の土のゑぐみや菠薐草
神山刻
八雲たつ菠薐草へ花かつを
神山刻
三毛猫が菠薐草を敵とする
星埜黴円
母ひとり子ひとり楽し菠薐草
星埜黴円
菠薐草食べてアトムは月に立つ
清波
菠薐草姿勢正しく畑の隅
清波
日照雨とも菠薐草の匂ひとも
倉木はじめ
はうれんさう夫を義母から取り戻す
倉木はじめ
はうれん草何畝分を食うただらう
村上 無有
砂や茎のこみあふところ法蓮草
村上 無有
倦怠期茹でれば柔きはうれん草
多々良海月
はうれん草煮すぎて妻の死を思ふ
多々良海月
はうれん草色深ければ雲ぷかり
大雅
さつきまで菠薐草のゐし湯かな
大雅
数式美し菠薐草の茎の美し
沢田朱里
ほうれん草赤きは僧の懸想かな
沢田朱里
菠薐草茹でて変わらぬ半生記
田中耕泉
菠薐草やわな夫の坊泊
田中耕泉
菠薐草己がみどりに輝く日
登りびと
怒りなど過ぐ菠薐草みづみづし
登りびと
菠薐草いつもかたへにゐて無言
板柿せっか
食べてもらへぬ菠薐草をすりつぶす
板柿せっか
菠薐草大人のふりをするオトナ
富山の露玉
離乳食の小さきすりこぎ菠薐草
富山の露玉
菠薐草出づ羽根のやうなる双葉より
武井かま猫
3くみのまりちゃんほうれんそうたべた
武井かま猫
熱ピタの取れてお皿にほうれん草
風華
じゃんけんが下手で居残りほうれん草
風華
胎動の土の匂ひや菠薐草
蜂里ななつ
はうれんさうおほきねつこがおとうさん
蜂里ななつ
けつかんはなんであをいのはうれんさう
堀口房水
茹でこぼす湯にばかぢから菠薐草
堀口房水
此畜生簀巻に絞る菠薐草
凡鑽
はうれん草スープ母の明日を確かにす
凡鑽
独り暮らし江戸間に慣れて菠薐草
柳児
蜜月の小さきケンカや菠薐草
柳児
ほうれん草茹でて吉本新喜劇
油揚げ多喰身
偏食を続けて四十菠薐草
油揚げ多喰身
堆くJA千葉の菠薐草
有瀬こうこ
菠薐草男やもめに泥付きを
有瀬こうこ
はうれんさう朝定食はガード下
竜胆
菠薐草錆びた太陽浴びた味
竜胆
はうれんさう実存主義の色したる
隣安
はうれんさう父に無言の咀嚼音
隣安
持て余すほど正直で菠薐草
露砂
嘘ついた口に菠薐草やさし
露砂
菠薐草吾子掴みたる風甘し
蓼科川奈
湯に踊り菠薐草の目覚めたる
蓼科川奈
菠薐草ゆがく合間の絶縁状
中山月波
恋語る前にほうれん草食べよ
利平
菠薐草日の丸吸つたやうな赤
岩のじ
風呂掃除終わらぬ土曜菠薐草
海老名吟
鼻歌は昔のアニメ菠薐草
夏柿
食べ方の悶着ありてほうれん草
月々
少しだけ愚痴もこぼれてほうれん草
月々
菠薐草まんまんと葉を光らせて
桂奈
あおあおと大地豊祝く菠薐草
斎乃雪
土曜日の心のかたち鳳蓮草
次郎の飼い主
刈り残す菠薐草の立ちて雨
七瀬ゆきこ
ほうれんそう紅く懐は軽し
春日のぽんぽこぴーな
菠薐草茹でるよ火の神おいでませおいでませ
真繍
ハウスから青空すこし菠薐草
水夢
ほうれん草揃える揃える母は揃える
千恵
一筆は母体を案ず菠薐草
妻の座に妻居づにして菠薐草
村上優貴
夕刊に抱かれし臭ひ菠薐草
多事
十五歳尖る赤根の菠薐草
池田郁英
日燦燦南無菠薐草菠薐草
中岡秀次
菠薐草ペルシャの風は孔雀色
冬のおこじょ
菠薐草けふ二つほど嫌なこと
藤井祐喜
フェロモンの尽きたる夜半のほうれんそう
藤鷹圓哉
菠薐草いろしてる菠薐草のナン
白居千夜
鳥籠に眠るをんなに菠薐草
薄荷光
きんと水わさわさもさと菠薐草
豊田すばる
大法螺を吹ける昭和や菠薐草
末尾波世遠
菠薐草食えよあの海渡んだろ
綿井びょう
ほうれんそう茹でて息つく介護休
門前町光乃
流水へほどく菠薐草のあを
野地垂木
ビロードの蒼き茂みや菠薐草
遊飛
菠薐草母は必死に詰めたがる
蘭丸結動
菠薐草根本に薄き怒りあり
龍田山門
スポーツ新聞よりぴんぴん菠薐草
緑の手
菠薐草茹で太陽の切れっ端
24516
菠薐草抜いて畑の拡がりぬ
28あずきち
房総の菠薐草の常盤色
28ひろきち
水飛沫ほうれん草の紅眩し
99カリン
菠薐草を喰うただ孕むために喰う
be
若者に叛骨有りや菠薐草
GONZA
先つちよを夕陽に噛まるほうれん草
あー無精
塗り椀の赤ほうれん草は畏まり
あいみのり
飲み込んだ言葉を絞る菠薐草
あお
したたかな月光をこそ菠薐草
あつちやん
菠薐草のぎざぎざ心ぐさぐさ
あつむら恵女
湧水の洗い場占めるほうれん草
あまぐり
菠薐草大人になって解ること
あみま
菠薐草虫喰い穴はかく語る
あわの花水木
一粒の砂無き不気味菠薐草
いいよかん
ほうれん草畑で育ってゆでられた
いおりん5才
虫食いのどこか許せるほうれん草
いごぼうら
菠薐草売り切りボスの缶コーヒー
イサポン
ポタージュに一色乗せてほうれん草
いつか
菠薐草母はとことん楽天家
いつき組福岡リスナー班/由美子
さばさばと何時しか疎遠はうれんさう
いまいやすのり
ごぼごぼと用水豊か菠薐草
うさぎまんじゅう
柴犬はしゃぎほうれん草わっさわっさ
うしうし
大鍋に花束ほどの菠薐草
うづら
光年を紅くとどめて菠薐草
ウロ
菠薐草うね割る楔となりにけり
エイシェン
菠薐草間引く赤根の愛惜しや
えらぶゆり
まず片をつけたる朝の菠薐草
えんどうけいこ
食堂(じきどう)の膳鮮やかやほうれん草
オアズマン
菠薐草茹でているんだ近寄るな
おくにち木実
軽トラの轍ほうれん草点々
かつたろー。
しんと夜気吸ひて甘やか菠薐草
かのたま
お小言ではじまる朝やほうれん草
かまど
昨日より一日大人ほうれん草
かをり
ほうれん草すなが入った口の中
がんばるけいご8才
娘の逝きし日も菠薐草を茹でにけり
きのと
汚れた手ほうれんそうに感謝やで
きびだんご
金星と菠薐草を刻む宵
くま鶉
菜箸の美しき手際や菠薐草
くりでん
菠薐草ブーケが如き是を買わん
ゲン
擂粉木の染まる菠薐草の青
ことりのおやこ
菠薐草赤城の風をゆでこぼす
コナラ
子には子の言い訳のあり菠薐草
こはまじゆんこ
十七歳と戦いほうれん草茹でる
こまどり
菠薐草微妙に舌が拗ねている
さくやこのはな
ほうれん草くったりこんな日もあるさ
さとうりつこ
牛舎裏ほうれんそうのずんぐりと
さとう菓子
あるはずだ緑の風も菠薐草
サトシワタナベ
あいことばフラフラまんげつほうれんそう
さな(7才)
菠薐草茹でて素直になりにけり
さぶり
ほうれん草菜箸に身を任せおり
しー子
ほうれん草沈めて祈るなどしてみる
しお
蛇口よりまろびる雫菠薐草
しかもり
交換の菠薐草や船溜まり
しげる
茹で過ぎの菠薐草を救済す
しみみ
ほうれん草湯上がりの指しわしわだ
しゅうちゃん@5さい
嫌われてほうれん草の色の美し
しろ
地熱ごとほうれん草を引き抜きぬ
ず☆我夢@木ノ芽
親心てふは煩し菠薐草
すかんぽ
長男はやればできる子はうれん草
たいぞう
ほうれんそう茹でた泣きながら茹でた
だいふく
菠薐草不発爆弾今日も出る
だけわらび
きりん組ほうれん草を完食し
たま蛙
忌の日にて正油をぽつり菠薐草
たろり
褒めらるる空と人情はうれん草
たんじぇりん金子
還暦や菠薐草のわしづかみ
ちびつぶぶどう
女房の乳の出よろし菠薐草
ちゃうりん
土も陽も掌につかみをりホウレンソウ
ちょろたこいんさん
日暮しの菠薐草とは寂しい
ツカビッチ
青くさき夢のみなもと菠薐草
でこはち
菠薐草の艶へ当てたる線量計
テツコ@第二まる安
はうれん草したたるやうに罵つて
とおと
はうれん草伸びて太陽から逃げて
どかてい
分厚く空押す菠薐草を引く
ときこ
襁褓解く菠薐草のあの緑
としなり
菠薐草甘し新妻たくまし
としまる
星白し輪郭白し菠薐草
ともかわすてむ
暁も菠薐草ももぐ農夫
どろん
ほうれん草は婆ちゃんの皺が生む
なおばら
退屈やほうれん草の葉の形
なつぽよ
おひさまや菠薐草のお味噌汁
ぬらりひょん
あやまれば負けほうれん草くたくた
はなまる
摘みとりし菠薐草のブーケめく
はむ
白田にぶきぶき育つ菠薐草
ひでやん
爪割れる菠薐草は青々す
ふくろう悠々
ほうれん草昔のままの雑貨店
ふさこ
この足袋に借りる力や菠薐草
ふっこ
葉脈の谷深くして菠薐草
ペコちゃん
ほうれん草買えば褒められる気がする
ペトロア
広東語上達もせぬ菠薐草
ぼたんのむら
菠薐草親に計れぬ子の器
ほろよい
異国のほうれん草の苦みや手ごわし
ほんぎすと
N極にくっつきそうな菠蔆草
ぽんたちん
菠薐草説教好きに違いない
ぽんのじょう
目にあおく鼻にもあおき菠薐草
まぐのりあ
はうれん草の赤に微量の嫉妬あり
ましろなぎさ
ドレミファソかいだんみたいほうれんそう
まりな(4歳)
葉脈の意志のあるらん菠薐草
みかりん
鬱然と妻を恋ひたる菠薐草
みくにく
井戸水に差す陽で洗ふ菠薐草
みくらまる
菠薐草ぎうと手に聴く茹で加減
みこ
菠薐草話の下手な人が好き
みやこわすれ
菠薐草風に薹立て咲きたかろ
みゆき
JAのテープにぎゅっとほうれん草
むったん
菠薐草野菜しりとり次はうど
むらさき(6さい)
忘れまじ菠薐草の花ここに
もせきのこ
先生ほうれん草のこしたらだめで
モッツァレラえのくし
菠薐草うわさ話は聞くだけに
ももたもも
菠薐草食べる悪夢ごと食べる
やまなみ
鍋底にほうれんそうの土静か
ヤマボー
鍋に菠薐草ストレスに休暇
やよえ
じゃあつぎはやさいチームやほうれんそう
ゆいのすけ4さい
この土地は海まで2キロ菠薐草
ゆすらご
菠薐草僕の話を聞いてママ
ゆみづき
黒々と空に葉開くほうれん草
ようざん
ほうれん草亡母の粥匙まだありて
らびっと
しょなしょなと口には苦さほうれんそう
ラリロリラリラリラ
田舎道広くみゆるやほうれん草
るみ
時に倦んで菠薐草の花高し
るりいろ紫蘭
法蓮草長老御座す貸農園
れい
束になり掛かつてこいや菠薐草
わらび一斗
菠薐草滴り落ちる水の無垢
亜音洲
淋しいと思わず生きる菠薐草
安芸ゆきこ
退職や菠薐草を盛る火鍋
安溶二
上司なし部下なし洗ふ菠薐草
杏と優
ほうれん草色鮮やかな自愛なり
伊藤はな
喪の母のまことに小さしはうれんさう
伊奈川富真乃
包帯の利き手朝餉の菠蔆草
伊予吟会 玉嵐
ほうれん草赤根苦き日母の在り
位相朗
美人にはめっぽう弱し菠薐草
一斤染乃
菠薐草夕日射し込む子規の庭
一人静
菠薐草放たれ水のみどりかな
一走人
早々に犬の介護やほうれん草
宇多女
ロールシャッハこの世の側は菠薐草
羽沖
多摩川沿無法に育ち菠薐草
卯MOON
ほうれんそう闇の吐息のふりそそぎ
卯年のふみ
恋すてふほうれん草の茎の赤
栄魚
もう固さうな青空市の菠薐草
塩の司厨長
ほうれん草日向のにほひ残りをり
夏珠子
菠薐草洗ひあぐ近松の女
花屋
癖のある人だと言われほうれん草
花伝
菠薐草匂うても思い出せない
花紋
原発事故群馬の菠薐草は無料(ただ)だった
茄子紺
「こんちきしょう」菠薐草の水絞る
茄子美
薄墨の村の大地の菠薐草
雅喜
ほうれん草南部鉄器の湯のまろし
海葡萄
サリー着て菠薐草を刻む店
灰色狼
菠薐草良妻賢母は弁が立つ
灰田《蜻蛉切》兵庫
ほうれん草少しの嘘もつけぬ色
甘党
母の背は丸く菠薐草歯にきしむ
缶野餡子
一人はうれんさうの根を食うて居る
閑茶
鶏糞置くほうれんそうの茎紅し
岸 れん
ほうれんそう食べてやさしきスナイパー
幾恋良石
菠薐草代金箱は竹の筒
虚実子
声明や菠薐草の根の紫
京野さち@「声明」の読みは「しょうみょう」。僧侶が法要儀式で経文や真言に旋律抑揚を付けて唱える仏教声楽曲。
日のあたる鉄棒の匂ひ菠薐草
玉木たまね
菠薐草選る主婦業に代はりなし
金子加行
ほうれん草白き花咲き再婚す
金治宜子
捨ておかれ暴と茂れる菠薐草
銀命堂
菠薐草の紅い部分に呪われる
空蝉
菠薐草茹でつつ菜箸で指揮
桑島 幹
畑に出てついと菠薐草囓る
渓湖
粉挽きの水車回るよほうれん草
蛍川
若妻の摘むほうれん草茎染むる
月の砂漠★★
袋に名ほうれん草は田中さん
月影ミウ
病む母へブーケのやうな菠薐草
月見柑
水絞る手の形のままほうれん草
賢精
陽と雨と虫を加へて菠薐草
古田秀
菠薐草私くたくただったのね
鯉太郎
阿寒のほとり牛舎に迫る法蓮草
公毅
はうれん草土門が撮りし昭和の子
好雄
子どもの歯二本ぬけそうほうれん草
幸の実(9才)
菠薐草厨の窓は茜色
江戸川青風
いま母の声が聞きたし菠薐草
江津子
一万歩超へた日もある菠薐草
江里口泰然
菠薐草今宵は丁寧に暮らす
香羊
はうれん草熊野の青き風匂ふ
香壺
寮長のふくよかな手や菠薐草
高橋寅次
「ほうれんそう」と名札を立てて一番星
高橋無垢
菠薐草だんだん土の味したり
国代鶏侍
ほうれん草明るい未来ならば食ふ
根子屋彦六
菜箸の返す重さよ法蓮草
佐川寿々@チーム天地夢遥
菠薐草ホースでざぶざぶと洗ふ
斎藤秀雄
スーパーのほうれん草の土わずか
細谷細清
愛執は無縁刻むは菠薐草
桜桃の里
濃緑に一揆の記憶ほうれん草
三重丸
悪友や茹でてはうれん草軽し
三島ちとせ
シャー国王晩餐会の菠薐草
三毳
菠薐草祖母の匂ひは「マダムジュジュ」
山口とねりこ
土の香を愛しと摘みし菠薐草
山裾 都
母になるとははうれん草を食はすこと
山田喜則
キヨ婆ァの破顔一笑はうれんさう
山内彩月
ほうれん草嘘とおかかをてんこ盛り
山脈(やまなみ)
相談もなしに切られたほうれん草
山野ゆうり
もうケンカ嫌ホウレン草がシブいシブい
山陽兵
菠薐草しやんしやんしやんと水を切る
珊瑚
菠薐草連敗の土払いけり
四丁目
英語の発音で 書く菠薐草
始の子
往時より女は強しはうれん草
志保川有
稜線の窪み優しや菠薐草
紫音
龍とヒトどつちが強い菠薐草
紫檀豆蔵
ラマダンの月輝きて菠薐草
慈温
産声よ菠薐草の根の赤よ
実多しゅうか
初恋の男の作る菠薐草
篠田ピンク
はうれん草急所は赤く匂ふなり
斜楽
金婚の朝の彩菠薐草
守安 雄介
菠薐草ハンデ貰って腕相撲
朱夏A
茹ですぎの菠薐草のやうな戀
朱河
はうれん草土漠の土をふふみたる
朱契
平成に未練は無けれほうれん草
珠桜女あすか
早風呂ですます菠薐草ゆでる
樹朋
ほうれん草天に手を突き泣く赤子
周次郎
人のせいにして菠薐草の臭し
渋茶雷魚
ほうれん草くるむ紙面に有馬記念
塾志
ほうれん草箸急がせて放流す
春野いちご
ほうれん草ガキ大将であった俺
順女
最後の恋菠薐草の根の真っ赤
小鞠
ほうれん草食べて生活指導かな
小春
歯は舌に余所余所しきや菠薐草
小泉ミネルヴァ岩魚
菠薐草かたみとおもふ火傷かな
小倉じゅんまき
ざぶざぶ菠薐草その砂を吐け
小田寺登女
見え見えの妻の魂胆菠薐草
小木さん
虫垂炎散らして平癒はうれん草
昇華
薄紅の土の甘さよ菠薐草
昌子
菠薐草の青さよ十三歳の青さよ
松浦麗久
アパートはカレー日和やはうれん草
松山めゐ
ほうれん草ひざっ小僧に絆創膏
笑松
つり2円新聞まとうほうれん草
常陸人
病弱な子の強がりやほうれん草
慎吾
星屑を数へて苦し菠薐草
森田まなみ
ほうれん草老いし腱は錆びてをり
真心素秋
菠薐草吾子らカチャカチャ溶くたまご
真優航千の母
重たくて泣くお使いや菠薐草
神山やすこ
どうせまた祖母の畑の菠薐草
逗留舎なお
主夫初日はうれん草をぶら下げて
数鉄砲
しやきしやきのはうれん草の青し青し
杉本とらを
ほうれん草拉薩の市場の埃臭
雀虫
「あれ」「それ」で通じる夫婦菠薐草
是空
ふかふかと茎温かし菠薐草
青伽
菠薐草洗へば水のやはらかき
青柿
仔牛はや鳴かぬを覚えほうれん草
青萄
菠薐草凛と喰われる覚悟
青木健一
災害の地に青々と菠薐草
石井茶爺
菠薐草に地球の血液の味
石原守人
菠薐草食べた今夜の腕枕
石川焦点
老嫗に相談ひとつ菠薐草
赤馬福助
ほうれん草炒めつつ聴く落語かな
折戸洋
菠薐草土良し水良し手入れ良し
倉形さらさ
菠薐草は甘し吾が戀は懐かし
草本洋子
愛人の座に甘んじて菠薐草
蒼井雅月
ひもすがら主婦はかしまし菠薐草
蒼鳩
鬼ごっこ声は天までホウレン草
霜月
ほうれん草ざつくり切りつ聴くバッハ
村上瑠璃甫
波斯国の夜明けの色やほうれん草
泰然@波斯(はし)・波斯国(はしこく)はペルシャのことだそうです。
高原に等高線や菠薐草
鯛 風
菠薐草洗い場で聞く明けの六つ
大井河薪
灰汁強き菠薐草を優しゅうす
大谷如水
粗金の土とこしなへはうれんさう
大塚迷路
君に渡す法蓮草の謎を解け
達哉
人とひと苦くて甘い菠薐草
谷口詠美
菠薐草少し尖ってみたりして
谷山みつこ
喧嘩してほうれん草を置き去りに
短夜の月
怪獣の如く頬張る菠薐草
池田和正
菠薐草を刻むリズムにて歩む
竹人
避難区に張りつく雨の菠薐草
竹内
ほうれん草ゆでて平成終りけり
竹林
ひきぬけば土の香あまし菠薐草
中西柚子
誰も居ぬ賢治の畑やほうれん草
宙のふう
食むごとに不老の香せり菠薐草
宙蝉(そらせみ)
いくぢなしはうれんさうを食べたのに
直木葉子
「わだばポパイに」男貪る菠薐草
津軽ちゃう
段畑の天に届ける菠薐草
津軽まつ
間引く手を西に東に菠薐草
天晴鈍ぞ孤
えぐみ吐きだすカラカラと菠薐草
天野姫城
ほうれん草能書きを言う母でした
田中ようちゃん
菠薐草と書きたいだけの試し書き
渡辺みゆき
菠薐草ぷちりぶちぶちぶちざくり
渡野しえん太
一家言ある夫湯掻くほうれん草
都乃あざみ
菠薐草情婦のやうにしなびゐる
土井デボン探花
殊勝なる菠薐草や不義の夜
冬戸梅雨
ほうれん草嫌な女になりそう
冬菫
釜茹でに青さ貫く菠薐草
東西 南北
父茹でた菠薐草今日色きれい
東洋らいらん
活力を我に南無妙法蓮草
桃八
ホウレン草残さず食べて五歳かな
藤郷源一朗
ほうれん草が眺む関東ローム層
藤咲大地
修羅は去り菠薐草の咖喱煮る
藤色葉菜
強がりも茹でてお終い菠薐草
藤田康子
どれ買うの?ぼくははひふへほうれん草
豆闌
茎太しほうれん草の露地ずくり
那須いずみ
元気よくしなだれてゐてほうれん草
凪野たいら
菠蔆草飛騨高山を覆ひたり
楢山孝明
菠薐草青しもんじゅの五キロ圏
南風の記憶
濃き濃き濃き草冠るや菠薐草
尼島里志
菠薐草の花咲く庭や妻逝けり
日出時計
血族の地平はるかに菠薐草
日田路
ボブ・ディラン歌うほうれん草も食う
猫ふぐ
はうれんさう夫は第三反抗期
猫愛すクリーム
ほうれんそう「きみこせんせい、おげんきですか?」
播磨陽子
菠薐草思いやりでも嘘は嘘
波の音
ほうれん草食べれば力つくと嘘
背馬
廃校の風に菠薐草歌ふ
梅笠
トランプはほうれんそうがきらいそう
白傘
似たやうな暮しはうれん草茹でる
白鳥国男
胡麻よごしよごしてあをし菠薐草
麦吉
ここにいて故郷の匂いほうれん草
畑 詩音
母遠し菠薐草の玉子とぢ
八幡風花
みどりより濃き緑ならば菠薐草
飯村祐知子
束ほどく菠薐草のふつさりと
彼方ひらく
菠薐草三日目終に白子和へ
比良山
雄鶏の突きの速さやほうれん草
尾上真理
菠薐草ゆで過ぎたりかた過ぎたり
枇杷子
包丁でざくりと楽しほうれん草
美月
菠薐草放っておけば鳩になる
稗田鈴二郎
毎日悪夢悪霊退散菠薐草
姫山りんご
単調な事が好きです菠薐草
百合乃
箸で読む湯掻きの加減菠薐草
百草千樹Z
葉脈のどくどく流るほうれん草
風花
月光にほうれん草も濡れにけり
風間 昭彦
菠薐草汁に入ると大人しい
風舎哲坊
月の裏ほうれん草の大農場
風峰
ひらがなのお使いメモやはうれん草
福花
ほうれんそう森がはじまる前の前
福良ちどり
手の内はすべて見せます菠蔆草
穂積天玲
大鍋の菠薐草や男子寮
文月さな女
柴田黒江王長島菠薐草
北村 崇雄
朝日から雫に見やる菠薐草
堀アンナ
菠薐草洗うスカート開くごと
本上聖子
母が蒔き妣に供える菠薐草
妹のりこ
特売のほうれん草を花束に
未補
銀色に打つはほうれん草の波
蜜華
お日さまや菠薐草の伸びる音
眠る烏龍茶
おちよぼぐちほどの一品はうれん草
椋本望生
地雷除去その地ほうれん草のもの
明惟久里
夢を見た菠薐草を湯がく夢
明子小町
三輪山を臨む一反菠薐草
茂る
元気です菠薐草に伝えます
網野れいこ
源泉でちゃっと湯がきて菠薐草
木田余ふぢこ
ほうれん草食卓にある正しさよ
野ばら
菠薐草に酌めばほろりと山頭火
野々原ラピ
正座めける菠薐草やまず一つ
野良古
白寿の恋菠薐草の根の紅し
悠遊子ーY
くたびれたほうれんそうが同情す
夕波
滾る湯に海草めくやはうれんさう
与志魚
鍬をうつ福耳ぷるぷるほうれん草
誉茂子
唇腫れて法蓮草には愛されず
洋壬
ほうれん草はいや学校は大好き
葉るみ
温室の上は青空ほうれん草
遥明
血の色のもどる指先ほうれん草
欲句歩
ほうれんそう常夜鍋にしてもひとり
雷紋
寄り切りのように解決ほうれん草
李子
菠薐草自炊生活九日目
立志
日の差せば緑ひしめく菠薐草
留野ばあば
ほうれん草甘き根っ子に砂を噛む
瑠璃
嬬恋の菠薐草へむつのはな
鈴木麗門
ほうれん草向う三軒独り者
老人日記
水のごと相手に沿うや菠薐草
戌の箸置
雪平に菠薐草ののの字かな
洒落神戸
菠薐草名義変更できぬ畑
渕野陽鳥
白き鍋買う菠薐草茹でる鍋
游真
菠薐草いつまでたっても脇役
祺埜 箕來
父のいて電子煙草と菠薐草
籠居子
大河ドラマもう三話目か菠薐草
脩平
菠薐草食へば男子を産めさうな
芍薬
玻璃の如震へる空や菠薐草
茫々
飛鳥路の濃緑そよぐ菠薐草
萬代草舟
いつからか早寝早起菠薐草
靫草子
文鳥死す菠薐草をゆがく昼
chiro
はうれん草骨折線をつまびきぬ
Y雨日
関取に箸の小さきよ法蓮草
あいむ李景
ふじこちゃんほうれん草が苦手らし
あけみ
臨月の菠薐草あましあまし
ぐでたまご
癖のある女となりぬ菠薐草
くによ
結石の経過観察ほうれん草
くめ仙人
引退の朝や小鉢の菠薐草
ふるてい
ほうれんそう仕事の話やめてくれ
ゆう4○才
菠薐草妻との距離が遠くなる
梶  鴻風
サイレンや菠薐草を茹でており
湖雪
ほうれん草スープ一口飲めた母
香舟
青臭きほうれん草や苦き恋
山野はな
今度こそ逆上がりする菠薐草
宗本智之
菠薐草わりを食ふ人食はぬ人
小山晃
菠薐草文句言うならやってみろ
新藤柑子
ペルシアの寡黙な女ほうれん草
世良日守
菠薐草洗ふ革命のエチュードを聴き
清一
ほうれん草水に放てば無重力
雪すずめ
ほうれん草食べられた日は星三つ
竹春エリザベス
ほうれん草ポパイは老いて船降りた
猫楽
惜敗の夕餉ほうれん草苦し
風由花
菠薐草くらふ息子の上腕二頭筋
望月ゆう
給食帽の糊の匂いやホウレン草
万斛

並

ほうれんそうたべたらみどりになるんだもん
うたうた
ほうれんそうなまでたべたらまずかった
がんばるたくみ5才
ほうれん草おとなになったらおいしいの?
座敷わらしなつき(7才)
菠薐草使わぬままの夫婦箸
花咲明日香
ほうれん草収穫後に吹く風よ
夢旅作家
ほうれん草赤城おろしでチジメけり
14橘 貞山
菠薐草ハウスの裾を開きけり
⑦パパ
ほうれん草列より食み出それもよし
aya
己には嘘つかずきた菠薐草
HGDT
いちいちと告口はせず菠薐草
KAZU
鉾に似しはうれん草の緑かな
KAZUピー
土つきし地産地消のほうれん草
kkk
学食の棚の安堵や菠薐草
Mコスモ
手造りの手土産うれしほうれん草
PON
陽と水と大地芳し菠薐草
sakura a.
生真面目な人の湯がきし菠薐草
sol
ひび割れの風呂椅子喜寿の菠薐草
Vn 花のん
強引と知りつすすめるほうれん草
yoko
菠薐草ハウスに風の吹き抜ける
あい女
胎児への贈り物たりほうれん草
あおい
鍋の中味付け増加ほうれん草
アオキシゲル
もらったよ鍋をはみ出る菠薐草
アガニョーク
小さき歯を舌先なぞる菠薐草
あざみ
ほうれん草七品並ぶ夕餉かな
あさり
ひとり居の鍋をはみ出す菠薐草
あさ奏
菠薐草判つてはいる愛のやう
あじこ
巻きずしにホウレン草や母の味
あすなろ
食むごとにほのかに苦いほうれん草
あてまろ
薄紅の根元はにかむ菠薐草
あべべ
新聞より土こぼれたる菠薐草
アマリリスと夢
ほうれん草えぐみ加減で祖母憶う
あら さなえ
宅配の菓子と入りたるほうれん草
いくらちゃん
かき分けてまたかき分けてほうれん草
いだくすい
午後二時のドクンと菠薐草の茎
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
ほうれん草歳食って知る母心
いつの間にアラカン
茹で上げし菠薐草の嵩わずか
いと茶
菠薐草が嫌いといふ豚児
いなほせどり
悪戯を祖母に諭され菠薐草
いもがらぼくと
茹で汁で野原描けそな菠薐草
うぅりゃりゃ柚季
畑に陽ちから溜めたる菠薐草
うどんこつよし
葉脈の描く道筋ほうれん草
うに子
ほうれん草は根元に差し色効かせおり
うま子
菠薐草痛風の敵知りもせず
オイラー
ほうれん草束を飛び出す緑かな
おがたま
はうれん草水に沈んだ余所の泥
オキザリス
ほうれん草ポパイに巨人玉子焼き
おけら
黒土のほうれん草のかがやく日
おさんぽタケシ
ほうれん草茹でて冷凍離乳食
おたまじゃくし
収穫のホウレン草の葉に光
おんちゃん。
泥つけて百円無人販売ほうれん草
カオス
ほうれん草沢水ながる里遥か
かざばな
乃木坂の曲聞き茹でる菠薐草
かずポン
母の手の菠薐草か移り香よ
かすみ草
朝食の小鉢ごまの香ほうれん草
かたな
ほうれんそう根元揃えし指も染め
かつら子
ほうれん草茹でて赤子のやうな先
かぬまっこ
作り手の顔も束ねて菠薐草
ギコ
菠薐草アニメに託す好き嫌い
きさらぎ
朝市の菠薐草の緑濃く
きっちゃん
今朝の冷えほうれん草の滋味増して
キヨ
妻の留守ふきこぼれたりほうれん草
きょうや
ほうれん草胡麻でよごして美味となり
キョンちゃん
菠薐草食べてけろとお裾分け
きんえんくん
天目指す人もありなむ菠薐草
くう
水入りやほうれん草の茹であがり
くさぐき
ほうれん草ちらす玉子とベーコンと
ぐずみ
菠薐草紅色濃きを褒めらるる
クラウド坂の上
段畑のほうれん草に夕日差す
クレイジイソルト
いじめっこ対峙しているホウレン草
グレけい
葉は夫へ茎は妻が菠薐草
くれまてぃす恵子
ホウレン草八百屋のあんちゃん独り者
ぐれむりん
味噌汁にほうれん草が毎日毎日
くろべぇ
ほうれん草背すじ伸ばして整列し
クロまま
茹で方は終ぞ変えずに菠薐草
けら
菠薐草犬の鼻先光りけり
こあ
菠薐草茹であがる頃靴の音
こうや こう
負け犬に菠薐草を食べさせる
コタロー
鍋ものと一線画しはうれん草
こつき
ほうれん草好きになる頃ひげも生え
こてつ川
おひたしの紅を譲つてほうれん草
こぶこ
ポタージュに菠薐草の香の立てり
ごぼうの花
菜箸でぎゅっと沈める菠薐草
これでいいのだ
給食に出されべそかく菠薐草
ころん
植えたより生えたようなる菠薐草
ざうこ
帰省して土の匂いや菠薐草
さきの咲野
仕送りの菠薐草の萎れたり
さくみ
菠薐草ハープ奏者の力こぶ
さだとみゆみこ
遅まきの菠薐草や間引き待つ
さばいばあ
青々と誇りて甘し菠薐草
さゆみ
ほうれん草纏う衣を悩みおり
しおうらゆうこ
ジジババがおだてて食べるほうれん草
しおかぜ
緑濃く根は淡紅のほうれん草
しげ爺
力持ちになると食べた日ほうれん草
しづ女
ふるさとの赤土の色菠薐草
シニアモモ
菠蔆草明日の萌ゆるを根に込めて
ジミーあゆみ
桟敷席初口上とほうれん草
ジャンボの勝ち
菠薐草紅い根っこのノスタルジー
じゅりあん山本
ほうれん草子はポパイ見て育ちたり
しゅんらん
菜箸に沸き立ち絡む菠薐草
じょいふるとしちゃん
菠薐草触れてはならぬ紅の色
シラクサ
菠薐草我が身一部となりにけり
シリウス
政治家よほうれん草すら値知らぬ
しんぎ
A型と記載の名札菠薐草
しんしん
菠薐草弁当箱の隙間埋め
しんせい
菠薐草茹でて馴染んでゆく家族
すえよし
ほうれん草初いキッチンの愉快かな
すずき忍すけ
菠薐草嫌いで好きな緑色
スタルカ
土食みて血潮の赤き菠蔆草
すみっこ忘牛
己惚れも卑下もなき菠薐草
すみれ色の涙
ほうれん草寡黙に浸かるサラダボール
スローライフ
おひたしの作る喜びほうれんそう
せつよ
菠薐草育つ畑の顔締まり
せり花
はうれん草思ひ出さする母の愛
せんえい
ほうれん草見事に消化吾子の便
せんべい
夜は朝に菠薐草はおひたしに
そめいゆ
キミとボク菠薐草と弱虫だ
それぞれのしあわせ
ほうれん草空を見上げる夜勤明け
たいき
ちから瘤出し夫笑ろうほうれん草
たか祥
弁当の隅で主張す法蓮草
たけうち晴美
ほうれん草食めば園児は強くなり
たけし
伸びすぎて売るにためらうほうれん草
たけ爺
菠薐草洗う手荒れし母の手や
タック
ビタミンと叫ぶ顔なる菠薐草
たま
すり鉢の胡麻弾けしやほうれんそう
たむらせつこ
父逝きてほうれん草も半束に
ダリア
御浸しは赤根に限る菠薐草
たんと
ほうれん草根元紅色つつましく
たん造
ほうれん草食べつつ産まれる子を想ふ
ちづるこ
もきゅもきゅと音して食べる菠薐草
ちま(4さい)
ざらつきも旨しと思う菠薐草
ちらり
菠薐草饒舌の話終りけり
ツーちゃんの恋人
朝日差すミルクスープのほうれん草
つつ井つつ
貧血の我の血となれ菠薐草
つつ井つつ夫
後書きを読み終へ菠薐草ゆがく
つばさ
味薄くほうれん草子の弁当に
つぶみ
蓋あけて緑目をうつほうれん草
つわきの嫁
アク抜けた菠薐草の茎赤し
ティーダ
菠薐草茹でし湯に鳴る流し台
てまり
涙まだ流さぬ決意菠薐草
でらっくま
灰汁抜けて清し緑のほうれん草
ときこの母よしこ
三彩の九谷大皿菠薐草
ときめき人
海苔を巻き夫の十八番の菠薐草
とこちゃん
作務衣着て尼僧もてなすほうれん草
とし子
ほうれん草新たな時代生まれけり
とだまゆ実
君おもうホウレン草の根の甘み
とのじ
弁当に一箸足さむ菠薐草
どみそ
菠薐草ポパイに憧れ食べる孫
とめぞう
カップ麺ほうれん草で星三つ
ドラタンリュウジ
すり鉢に丸みたるかな菠薐草
とりまる
高島の湧水清しほうれん草
ドレッシング
新しきレシピサラダの法蓮草
とんとん
地方紙に包まれ菠薐草届く
とんぼ@包まれ=くるまれ
作り手の似顔絵ついたほうれん草
なおこ
取れたてのほうれん草や道の駅
なかがわ 聖一
根の赤み何を照れるかほうれん草
なかの花梨
菠薐草肥えて里より帰りけり
なご
庫裏に湯気ほうれん草に胡麻香立ち
なごやいろり
菠薐草しゃきしゃきがりり父の鍋
ナタデココ
ご自愛を祈ると裏にほうれん草
なづな
母湯がく少し固めの菠薐草
なつめモコ
ほうれん草根元の赤にみなぎる生
なにわっこ
洗い水に虫浮く義母の菠薐草
なみは
ほうれん草噛みしめては血となれよ
なめろう
土を抱き縮めば甘き菠薐草
にたいも
プランターほうれんそうの草見っけ
にゃんみー
卓袱台に笑顔が馳走菠薐草
ぬけまいり
土臭く灰汁強く立て菠薐草
ねぎみそ
血管の青々しくて菠薐草
ねもじ
ほうれん草食べて食べてと光ってる
のぎくちゃん
薐草夜毎和尚は一人鍋
のぶ子
無人直売所百円菠蓮草
のぼ子
土臭い菠薐草とやんちゃズボン
のもとみな
菠薐草食うて寝ろとの処方箋
のら
クタクタや水から茹でた菠薐草
のりた
肉うどん副える緑は菠薐草
バーバラ
ほうれん草何を和えよか花サラダ
ばあ哉
ほうれん草根元が赤いの買ってきて
ハイジ
おひたしの菠薐草の尻つまむ
パオ
小さき吾に赤根菜の根を茹でし母
はしびろこう
みそ汁に入れて真青やほうれん草
はずきめいこ
エグ味避け夕採りおひたしほうれん草
はすみん
端正な庭に一畝ほうれん草
パッキンマン
土臭き紅き根息吹ほうれん草
はなあかり
灰汁抜いていよいよ青し菠薐草
はなだんな
半月を仰ぐ畑やほうれん草
ははろ
菠薐草まずは赤根を食いにけり
はまのはの
一鍬を入れて色増す菠薐草
はら美華子
ほうれんそうよくまちがえるこまつなと
はるか7さい
菠薐草身守る甘さ閉じこめて
ハルノ花柊
菠薐草男の貌に男の皺
はるや
好まれる研究にして菠薐草
ばんしょう
おもてなしに菠薐草のキッシュかな
ピーター
中華鍋カカンと叩き菠薐草
ひだ岩魚
艶めくや茎の紅色菠薐草
ひなたか小春
ほうれん草点睛と画し弁当箱
ひな子桃青
菠薐草給食ならば食べられる
ひねこ@母の代理投句です@渡野しえん太
ほうれん草ネズミは赤いとこが好き
ひよはるばば
ほうれん草さっと茹で上げ緑濃き
ひろ
としくんの畑やはりほうれんそうもある
ひろくん11さいのママ
ほうれんそう見たら視力が上がるのか
ひろしげ11さい
ほうれん草入院中のお御馳走
ひろのじょう
終電の鞄に覗く菠薐草
ひろろ
母見舞ふ菠薐草の胡麻よごし
ひろ志
何はなくとも花鰹はうれん草
ピンクソルト
豚舎脇ほうれん草のごっそりと
ふうせんかずら
明日から学級閉鎖菠薐草
ふくろう
晩餐のほうれん草の茹で加減
ふじこ
雨後の青ほうれん草の碧燦々
ふたあい
ほうれん草会わずとも合うかつお節
ぶたころ
菠薐草の上のポーチドエッグになる
プチマダム
肩凝りや菠薐草の根の甘し
ふみ
菠薐草昭和をくるむ新聞紙
ふみゑ
両の手に余るほうれん草土産とす
ふりる@木の芽
ぶつぶつ呟く茹で汁ほうれん草
ふわり子
はこべらも混じりて育つほうれんそ
ヘリンボーン富樽
ミスをした戒めに食うほうれん草
ペンギンおじさん
ほうれん草自慢の一つ阿波育ち
ほうれん草
いさぎよく菠薐草や緑濃し
ぼたんぴ
湯の緑ほうれん草と土の香よ
ポン
ほうれん草食べて「ポパイ」になつた夢
ポンタロウ
マンマ茹でるパスタはほうれん草入り
マオ
道の駅苗字書かれしほうれん草
まこち
ボヘミアンぶって動けぬ菠薐草
まさこ
蒸し器吹く一番青い菠薐草
まめ小路まめ子
菠薐草ポパイ如く成れもせず
マユミ
君と食べるほうれんそうとラピュタパン
まゆりんご
ほうれん草秘伝の出汁をかけにけり
まりい@木ノ芽
菠薐草白き水滴化粧する
まり姫
赤絵鉢に菠薐草の緑濃い
まるひるま
法蓮草むしゃくしゃボストンテリア
みえ
ほうれん草食べてもやっぱり草食系
みずほ
茎紅し露地菠薐草甘み増す
ミセス水玉
朝採れの菠薐草を湯に放つ
みそまめ
菠薐草噛みしめるとき異邦の香
みちる
婆くれし菠薐草の孤独かな
みどりがめ
ほうれん草も日常も失くなるな
みなつ
褒められて喰う菠薐草の根元
みなと
菠薐草スーパームーンもそのせいか
みのる
ほうれん草恥じらう年頃赤き茎
みもざ
隣人の残す土の香菠薐草
みやかわけい子
力こぶ跳ねていきます菠薐草
みよしい
はうれんそう赤き根が好き魯山人
み藻砂
菠薐草灰汁を抜かれし評論家
むじーじ
一瞬のピン球捕らえ菠薐草
むべ
平穏な一日なりし菠蔆草
むらたふみ
すき嫌いほうれん草の茹で具合
めしめし
ほうれん草ふわりスカートはいてみよう
めりっさ
横綱へ祈る奇跡やほうれん草
もちえちゃん
軽トラの荷台に菠薐草と祖父
モラトリアム
菠薐草祖母直伝の野良の味
もりお
学級崩壊てふ試練もありや菠薐草
もりたきみ
菠薐草新天地では胡麻和えに
やえ子
CMの間に菠薐草を茹でる
ヤッチー
バーコードスキャナを通る菠薐草
ヤヒロ
失恋の痛みをともにほうれん草
やぶつばき
まな板の傷あぶり出し菠薐草
やまぶき
包丁の切り傷残るほうれん草
ゆうが
ほうれん草母の小言の二三言
ユウタ14歳
ほうれん草苦さ懐かし給食よ
ユク
サプリより君の育てしほうれん草
ゆづき裕月
サッと茹でシャキッと口に菠薐草
ゆるりさんぽ
ほうれん草あえもの上にジャコの白
よしきた
ほうれんそう「食べた」と吾子の笑顔かな
よつ葉
胡麻和えの菠薐草二百円
よぶこどり
灰汁抜けて老いても青し菠薐草
よよ
桃色の根つこの甘きほうれん草
らくさい
独り食む法蓮草の紅いくつ
らごん
給料日二把を許せりほうれん草
ラッキーの母
ジェット機の音遠のきぬほうれん草
ららら句
ホウレンソウ市場の姐の威勢よし
ラング蘭@「姐」は「ねい」と読みます。
ほうれん草みどりの扇あでやかに
りぃらっくま
スーパームーン耳を立てをるほうれん草
りう女
コンビニの一人前の菠薐草
りこ
湯を浴びし菠薐草のみどりかな
リバティーさん
孫にエールセンター試験ほうれん草
りんごのほっぺ
肉厚の菠薐草や蓋が浮き
るびちゅ
法蓮草根っこ分け合う三姉妹
れっどべりー
菠薐草きめ細やかに深緑
れんげ畑
缶詰の菠薐草の強さかな
ロクヨン
菠薐草根元の紅ぞ色香なり
ろん
ほうれん草の葉しなやかに常夜鍋
わかこ
いい女ホウレンソウの茎の紅
わたさん
ほうれん草油を敷いて投げ入れて
わらべ詩
ほうれん草何はともあれバター炒め
わわ
菠薐草ポパイがヒーローの時代
阿波豊
菠薐草子供が子供を産む時代
葵 新吾
ほうれん草ポパイを真似て力瘤
安田信洲
離れ知るやはり大和のはうれん草
伊藤欣次
誉め言葉添えて嬉や菠薐草
伊藤善隆
菠薐草こっそりかじる根元かな
伊豆子
気高しや良心市の菠薐草
伊予吟会 心嵐
雨にも負けず法蓮草の新品種
位子
カリカリのベーコンと食む菠薐草
依糸
雷神の声に似たるや菠薐草
為一暢道
子の舌先にほうれん草一匙
井久
母の手を真似てしぼるや菠薐草
井田みち
鳥を呼ぶ赤い靴下ほうれん草
一衣
三十路にて知る菠薐草や茎甘し
一海
ほうれん草ポパイ気分で家長の座
一宮寅五郎
食卓の名脇役や菠薐草
一碁一会
大人舌ほのかな甘みほうれん草
一純。
脇役のひかる舞台や菠薐草
一生のふさく
はうれん草くるむ紫袴宮司めく
一茶お
バンダナの媼が篭のホウレン草
一呆堂
軒下に母の採りたる菠薐草
一六四
ほうれんそう白く縮みて畑の朝
稲垣加代子
菠薐草和えてからつの魯山人
芋徹三
ほうれん草ざくりと入る刃先かな
雨霧彦@木ノ芽
仕送りの菠薐草は根が甘い
雨夜猫
形見鉢苦い菠薐草を盛る
卯辰
湧き水のほうれん草に指赤し
瓜中不眠
茹ですぎたほうれん草が初料理
荏田龍生
回復を急きて愚直に菠薐草
永想
ほうれん草根元しがみて卒寿なり
英子
ほうれん草茹で汁沁みる荒れし手に
詠子
アニメ観て母にねだりし菠薐草
詠野孔球
南無ほうれんそう片付けて肉を切る
越佐ふみを
茹で具合ほうれん草の味決める
越仙
茹で上がる菠薐草の青さかな
かのむかし力夢見た菠薐草
遠きいち
菠薐草胎児のように畳まれり
塩谷人秀(旧塩豆)
老いた今欲しくなるかなほうれん草
横じいじ
胡麻和えを一鉢残し祖母逝きぬ
横山薫子
平成のペルシャは遠し菠薐草
乙子女
製氷器稚児待つ八つの菠薐草
音羽
菠薐草蒼さが沁みる残雪に
音澤 煙管
ほうれん草茹でて緑の血を絞り
佳月
寒締に緑やわらか菠薐草
佳山
お侵しの踊るおかかやほうれん草
加和 志真
種蒔くが難しいかなほうれん草
暇親爺
ほうれんそう草食男子の力こぶ
花河童
子は嫁ぎ一人茹で上ぐほうれん草
目の前の菠薐草に姿勢正す
華らんまま
露地へ陽の菠薐草や畝高し
我省
菠薐草根切り揃える爪紅し
蛾触
遭遇や菠薐草の一皿に
雅な童
13回忌黙して食すはうれん草
雅雅丸
ほうれん草初めて母に褒められし
雅鬼
茹で上がったほうれん草をしぼる祖母
雅京一
さつと湯に菠薐草の嵩減りて
雅由
ほろ酔いにほうれん草の甘さかな
突き出しにママのお浸し菠薐草
海風山本
菠薐草ひたしにできる水の国
海野しりとり
おひたしのほうれん草や旬とさく
芥川光正
菠薐草摘むや大地の乳のごと
街麦
ほうれん草母の真白き割烹着
垣内孝雄
新卒の先生カゴに菠薐草
笠原 理香
ほうれんそう羹のごと漆椀
寒案山子
菠薐草洗ふ母の背母の指
幹弘
菠薐草まだかりそめの根の赤さ
甘泉
寡婦の庭菠薐草の青々と
甘平
ただいまと厨の母へ菠薐草
関屋 札六
赤き根をはじき叱られほうれん草
岩品正子
日曜市ほうれん草の売り切れる
喜多輝女
菠薐草うそぶく大人の味がせり
気のまま風
空仰ぎ雨滴待つ待つほうれん草
輝峰亭
菠薐草ジャリジャリするや男飯!!
輝棒
本復の友の一握菠薐草
菊子
売物にならぬか同じ菠薐草
菊池洋勝
抽苔も花も幻ホウレン草
吉 や
手土産は父の手作り菠薐草
桔梗
山登り腰に下げたる菠薐草
桔梗松山
ほうれん草今日もトントン刻み食
丘 るみこ
地面はう甘さましまし法蓮草
久衛(ひさえ)
はうれん草旬の旨さに血も躍る
久仁重
アクが抜け好々爺なり菠薐草
宮坂変哲
朝日浴び菠薐草の甘さ増す
宮写楽
ほうれん草涙で味付け母の味
宮島ひでき
家訓では茎から茹でる菠薐草
宮武桜子
灰汁のある役者少なし菠薐草
宮﨑紅清
だだこねる人は嫌いよ菠薐草
弓女
菠薐草おひたし受験日のファイト
京あられ
青い葉っぱどこまでも青ホウレン草
京のみやび
菠薐草赤根を洗う指白し
京丸
脇役もかがやくために菠薐草
京子
胃に落ちる鳳蓮草やメランコリー
鏡葉
白和えに歯ごたえ残す菠蔆草
匂いあるこれぞ本当のほうれん草
琴女
女を見送り菠薐草の香残る
筋トレ俳人
妹の手のひんやりとはうれん草
近澤有孝
ほうれん草のポタージュのみどりメンザかな
金太郎
良薬は歯に挟まりぬほうれん草
銀蜻亭
ほうれん草しぼる母と同じ手になる
駒鳥ロビン
緑色眼と食べて良しほうれん草
間引かれて根元ほの紅ほうれん草
空 春翔
吾子笑ふほうれん草を歯に挟み
熊乃福助
菠薐草今日も一日無事終わる
熊縫まゆベア
空遠し生き急ぐなと菠薐草
栗子
黒土にくい込む紅根ほうれん草
栗田もとえ
はうれん草ちょいと採り来て朝餉かな
君島笑夢
菠薐草漢字のごときしわ寄せて
群楽太郎
ほうれん草弁当作り終わりの日
啓泉
とりあえず菠薐草を選ぶ帰路
圭右
田舎より元気に育てとほうれん草
恵美子
井戸水にほうれん草の青深し
桂坂
ひかりめくボーンチャイナのほうれん草
月のうさぎ
ざくと切る菠薐草の根の深き
月城花風
山羊小屋に母が供えしホウレン草
犬井山羊
ほかほかの土にまみれしほうれん草
元喜@木ノ芽
朝日差すラップのままの菠薐草
弦流
ほうれん草掴むパキリと折れぬよう
古都鈴(ことり)
彩りと祈り背負いてほうれん草
胡桃夏未
菠薐草残せる友の目の赤し
五月野敬子
常温できゆつとやりたし菠薐草
光本弥観
光る土朝日に濡れしほうれん草
菠薐草空見上ぐるは吾がひとり
康公
井戸の端母の手に光るほうれん草
弘雲
ラーメンにちょこんと鎮座ほうれん草
弘美
黒き苦味ごとすりつぶす菠薐草
江口小春
間引きせよ菠薐草も欲望も
紅さやか
菠薐草喰う野の鳥のひもじさよ
紅茶一杯
はうれん草小さな赤が自己主張
高橋冬扇
一人飯みどりが嬉し菠薐草
高月藤村
ほうれんそう湯掻いて切って胡麻和えて
高村優雨花
目配せは女将の奢り菠薐草
克巳
きざはしのはだける足くび赤根草
黒子
ほうれん草食べればその日フルマラソン
今井佳香
ホウレン草口べたなれど意志固し
今井昭徳
鎌で刈る菠薐草の赤い舌
根曲がり
夫婦して押す猫車はうれん草
根本葉音
あくなくば旨味もなくて菠薐草
佐々木のはら
この「みどり」人の為なの菠薐草
佐々木温美@ハートランド
小(ち)さき子よポパイと食べよほうれん草
佐山夕子
持ってけと父の作りし菠薐草
佐藤
菠薐草今日も厨房に我立てり
佐藤こはる
ほうれんそう湯がきし母の御手のしろ
彩然
古里のほうれん草や茎太し
細木さちこ
ほうれん草多く食べれる白和えで
菜種梅雨
ゆがきたるほうれんそうにひとくふう
咲耶とこ野@木ノ芽
別離告げられ砂を噛むほうれんさう
桜姫5
有名歌人蛙のようだとほうれん草のおひたし
桜木れい子
赤い根の甘い秘密やほうれん草
桜夜月子@木ノ芽
旧友のほうれん草買う道の駅
笹弓
ほうれん草子役のひょいと大人びる
笹風ゼット
午前様しまう小鉢のホウレン草
雑草おばさん
初めての調理実習ほうれん草
三児の母
ほうれん草乳房のごとき赤き根や
三寺ひろみ
ほうれん草洗い方から教わるる
三重野とりとり
菠薐草恥じらい隠しピンク色
三水低@第二まる安
新しい命を得たり菠薐草
三大夜景
野良帽のおばあの手には菠薐草
三田玄蘇
師に捧ぐはうれん草の姫小鉢
三輪佳子
居間の声気にす末子や菠薐草
山ノ内 ドカ
菠薐草仙の心地に湯気を呑む
山樫梢
生で喰うほうれん草の口青し
山口雀昭
ほうれんそうづくめだった日は遥か
山吹美羽@木ノ芽
妻の愛一品追加ほうれん草
山茶花静
菠薐草拡がる畑へ青き空
山本 力
泥つきの菠薐草や道の駅
山本嘉子
上司に叱られ食べるほうれん草
山本先生
居酒屋のホウレン草手に事故現場
紙威
ほうれん草パスタは父の十八番
紙魚
法蓮草の赤き雁首揃へ売る
菠薐草根よりも紅き絞る指
紫雲英
ちょぼ口の紅にも見ゆる菠薐草
紫鋼
緑濃く縮れて一級菠薐草
紫香
冷水に指先赤し菠薐草
紫紺
お揃いの赤い長靴菠薐草
紫蘭
孤食時にほうれん草の味噌汁さ
詩楽麿
くたくたのほうれん草や皆無口
試行錯誤
音は無き甘やかな雨ほうれんそう
時雨
菠薐草 父のためにと茹でし母
治(はる)
ほうれん草織豊時代の置土産
治もがり笛
ほうれん草一夜見ぬまに長けにける
耳飾り
ほうれん草はおひたしよりもキッシュ派
七四
ちぢみ葉をポパイ驚く菠薐草
七生姫
夢の父日々食べをりと菠薐草
柴原明人
砂利砂利と大地のかほりほうれん草
捨愛大佐
絶賛の菠薐草の根は赤し
紗々
真つ青な空縮れたる菠薐草
紗千子
菠薐草や玉子溶く手の皺を見る
若樹あい
ほうれん草これ何?匂い嗅ぐ仔犬
若澤杏子
をさな妻菠薐草の茹で加減
朱久瑠
菠薐草赤き根ぴしり出荷待ち
樹梢(木ノ芽)
菠薐草目にも馳走の青み食う
秀堂
颪受く菠薐草やチョモランマ
秋月
訳アリの鍋をはみ出すほうれん草
秋月なおと
母寝込み頑固オヤジが菠薐草
秋月流音@木ノ芽
菠薐草の紅き根元の力こぶ
秋桜
水兵のごと農夫をり菠薐草
秋津州はじめ
一人囲碁妻が炒めるほうれん草
秋籠る
父の祖父開墾の地や菠薐草
重翁
湯に放ち土の香立つやほうれん草
出石珠子
茹でるほど碧きに深き菠薐草
春果
しなそばと言いし頃あり菠薐草
春川一彦
威張らずに深きみどりの菠薐草
春爺
ほうれん草新婚の友もてなす日
春蘭素心
北国の甘き性根やほうれん草
順三
菠薐草紅根揃ゑて道の駅
勝山
御嶽入山ほうれん草の底力
宵待草
やまぬ熱根元苦しやほうれん草
小橋春鳥
菠薐草湯がき加減ぞその決め手
小熊伸子
妻の味菠薐草の胡麻合えか
小熊利雄
菠薐草くせ毛の面影漂へり
小山路子
菠薐草ゆでてしまひし残汁
小杉健一
畝三筋つかずはなれず菠薐草
小雀
店頭の強気の色やほうれん草
小石日和
恥ぢらふや根元の赤き菠薐草
小千住
突き抜ける茎から花のほうれん草
小川都雪
ホウレン草子育てママの上腕筋
小倉あんこ
菠薐草優等生の悩みかな
小町
菠薐草収穫泥に虫の骸
小塚 蒼野
道の駅あの人の名の菠薐草
小梅
人盛りほうれん草の特売日
小野みっちゃん
お弁当ほうれん草よ煮しめかな
昭則
独身や菠薐草のごま和え食す
松浦勇樹
茹で汁は淡き緑や菠薐草
松永裕歩
菠薐草茹でて訃報聞きにけり
松原羽衣@ノエル
鰹節の薄き細きと菠薐草
松山
離乳食に滋養になれとほうれん草
松山女
ほうれん草鉄棒つかむ手に血潮
松山帖句
さわさわと大地の音す菠薐草
松茶 巴@プレバト木ノ芽
茹でこぼす湯気も緑や法蓮草
松田てぃ
腕振るう娘ほうれん草の根 落す
松風女
ほうれん草寮毎食の即席麺
松野英昌
ほうれん草戦後は昭和の昔かな
湘輝
菠薐草紅い根元の甘さ増し
照波
ほうれん草 茹でて介護の支度をし
章@ノエル勉強会
陽を浴びてほうれん草は果物に
笑子
菠薐草食らいて増強恋力
笑々
根の太きホウレン草の届きけり
笑酔
鍛錬の支へは何時でも菠薐草
上治敏雄
煮浸しに鰹ぶしはねほうれん草
植木照美
艶紙の柄コストコの法蓮草
寝たきりオヤジ
ほうれん草畝畝沿いて前にならい
新田 淑
地場産のあの名探してほうれん草
森の水車
絞りたる母の手残る菠薐草
森一平
力持ち皆の味方菠薐草
森田千絵
青極めミルク煮の中菠薐草
深山 紫
真剣勝負菠薐草の茹るまで
深草あやめ
虫食いの法蓮草の甘さかな
ほうれん草ゆがいて何をつくろかな
真紀子
乳飲み子のみどりのうんち菠薐草
真宮マミ
夢遙か異国のホウレンソウ苦し
真紅ゆうこ
菠薐草爪先の紅なまめかし
真咲子
義母撒きし菠薐草や青々と
真林
菠薐草ザクリさて何こしらえる
芯棒
菠薐草根っこしゃぶらむ祖父のかほ
仁葉
微塵切り菠薐草が隠れんぼ
壬生紋鬼
不揃いの小鉢が五つ菠薐草
粋田化石
菠薐草妣の定番ごまよごし
翠穂
苦かりし菠薐草や昭和去る
酔芙蓉
ほうれん草美味し風間の赤根っこ
杉浦夏甫
厳しさの越えし旨味や菠薐草
杉尾芭蕉
菠薐草トラックの音出荷待つ
杉尾芭蕉の妻
菠薐草土付く赤き根水凍みて
瀬戸海波
ほうれんそう根元のピンクにほひけり
瀬々葱坊主
夕景に間引き忘れし菠薐草
瀬波秋鮭
青空や土手より眺むほうれん草
星海
青き空ほうれん草の緑あり
星降松
茹で汁の緑燦々菠薐草
星野碧
祖母の手をほうれんそうで思い出し
晴海南風@木ノ芽
いつも父まず赤根からほうれん草
晴好 雨独
赤き根やほうれん草の血が滲む
晴日和
李白見ゆ菠薐草を摘みし胡姫
清ら
菠薐草きりりと藁で束ねられ
西山哲彦
産直や友の名ありしほうれん草
西川あきや
井戸水を弾きて光る菠薐草
西泉アモ
ペダル蹴るカゴのほうれん草跳ねる
西田武
孫泣いて中々止まぬほうれん草
西尾桃太郎
色眼鏡かけた教師めほうれん草
西尾婆翔
ほうれんそう強い大人になり損ね
誠馬
晴れるひも曇る日もあり菠薐草
青い月
我が妻にレシピ少なし菠薐草
青玄
垣根の穴からホーレン草のお裾分け
青泉
匂い立つ菠薐草の朝陽かな
青柘榴
噛みしめる菠薐草の根の赤み
青木豊実
改元の年や艶めく菠薐草
青嵐
緑濃きほうれん草の朝餉かな
斉藤ふみえ
貧血の我今日も又ほうれん草
石井せんすい
虫喰を選つて購ひたる菠薐草
赤橋渡
のどの奥ホウレンソウの苦みかな
折末丸
アニメ観る昭和の子等や菠れん草
雪ノ下
ほうれん草わさわさ浮く鍋の蓋
雪幕ともり
バスに乗り母と菠薐草の着く
千の葉
菠薐草私のポパイは今白髪
千葉睦女
ペルシアのレシピは知らぬ菠薐草
千里一歩
朝礼の話は長し菠薐草
占新戸
ほうれん草料理や子ら夕の道駆け抜けて
川口みち
伸び上がれまず膝を曲げほうれん草
川崎の黒猫きょん
ほうれん草父の手になる胡麻汚し
川島欣也
泥の手にしたり顔なり菠薐草
川島湖西
ほうれん草子供は洋に母は和に
川畑彩
ほうれん草カゴにずしりとビタミンC
浅河祥子
煮え滾る鍋に鮮やか菠薐草
浅見弓楽
ほうれん草びつくり水に生き返り
船岡遊子
ホウレンソウ友の笑顔のシールかな
善句太郎
濡葉色それは菠薐草の色
善多丸
在りし日の親父の諭し菠薐草
祖乞
はうれん草あかい根つこに甘み有り
双月(そうげつ)
せせらぎのホウレン草を洗いけり
倉の人
食卓に並ぶ緑に箸進む
爽渓之岩魚
灰汁に見る菠薐草の逞しき
想予
溶けかけのほうれん草のあるカレー
相沢はつみ
西つ国風の巡りて菠薐草
草青
立ち話菠薐草か小松菜か
荘介
嬰児が舌で追い出す菠薐草
蒼い朱鷺
生産者自信の値札菠薐草
蒼香
菠薐草赤根は父の歯の音に
蒼奏
くまモンのホウレン草は買いにけり
蔵木よしか
清貧な祖母のウインク菠薐草
村松 縁
菠薐草強風波浪注意報
多聞仙
血の出るか菠薐草の根を落とす
太一
里山に光返すや鳳蓮草
太子
ホウレン草孫と一緒に乳母車
大三郎
鵯が喰う菠薐草の甘きこと
大町山川
虫食いをむしろ自慢の菠薐草
大槻税悦
確かめる菠薐草の葉の厚み
第二まる安のテン
カゴの中なぜか右すみほうれん草
第二まる安の矢的
青磁皿ほうれん草の格を上げ
只暎
ざくざく切りしやくしやく食ぶる菠薐草
谷川の蛍子
畝二つ形見となりしほうれんそう
谷田藪辛子
幼子の体によいと菠薐草
胆造 (たんぞう)
ほうれん草あっという間にぐったりす
知音
夕暮れの畑で摘み取る法蓮草
知子
ドック終え 師曰く菠薐草食せ
地球人
恥じらいを根元に集めはうれんさう
池田香
欠ける陽やほうれん草の虫の穴
池之端モルト
菠薐草こっそり裏へぬける道
竹 夢月
吾の畝は菠薐草も瑞々し
竹の子
道の駅菠薐草と親の顔
竹内うめ
キラキラとほうれんそうや徹夜明け
竹福
手で捥ぐや葉芯くるくる菠薐草
菠薐草ただ生醤油をかけしのみ
中井清心
菠薐草抜きおれば来る雀かな
中山白蘭
菠薐草まだまだ敬語が崩せない
中村 邑
ほうれんそう去り行く紅はほろ苦く
中村水音
菠薐草のソテーや街は黄昏
中村遥季
菠薐草土の中にて威張ってる
中野久子
酒ぬいた夜緑濃きほうれん草
虫めがねん
カンツォーネ掛けて菠薐草茹でん
衷子
部屋に着くほうれん草の鉢覗く
樗物
菠薐草色どりだけじゃ無いんだよ
朝ぼらけ
メモにぎり初のお使いほうれん草
朝桜咲花
「サラダ用」苦きホウレンソウ炒めたり
朝日子
たおやかに菠薐草の鎖骨食む
潮ベルト
宿坊の金継小鉢菠薐草
長谷川 ひろし
菠薐草や動脈を灰汁巡るやう
長田写々
籠目より菠薐草の朱が窺く
直樹里
ほうれん草ポパイになれと母は言う
津葦
味噌汁に娑婆の象徴菠薐草
津軽わさお
鍋沸かす音も青青はうれん草
椎の木くるみ
やわらかき陽の匂ひかむ菠薐草
辻が花
茹で上げて菠薐草の色が増し
鶴田梅勝
朝採りの根も手も紅いほうれん草
定規
法連草指あと強く絞る夜
定吉
菠薐草や土のソムリエのごと
泥酔亭曜々
菠薐草茹でる背中が丸味おび
哲也
舌の上ほうれんそうも乳歯待つ
天宮歩奏
菠薐草やいのやいのと言わないの
天津飯
マタニティ愛の一草菠薐草
天乃貴月
菠薐草白磁の中に色深む
天野 河
菠薐草信じて今も力こぶ
天野 若
収穫の菠薐草は束じゃない
澱凡
九谷良し菠薐草の卵とじ
田村美穂
「ごめんなさい」は菠薐草の卵とじ
田中勲
十五歳菠薐草の命食う
田付一苗
ほうれん草むき出しの根の赤きこと
田辺 ふみ
菠薐草の土や誰かの指の土
田名あみ子
ほうれん草朝日に向かい背伸びする
田邉真舟
菠薐草ぱりりサラダの男振り
斗三木童
やわらかきほうれん草の茹でこぼし
渡り鳥 初音
菠薐草青きえぐみを懐しむ
渡部 小凛
ホーレン草地べた張り付くモンスター
都花
菠薐草の紅き根元の甘きこと
都忘れ
月明かり見つけておくれホウレン草
土王
軽く茹でカロテン封じ菠薐草
土屋 木漏れ日
菠薐草もらひ銭置く無人店
土屋虹魚
菠薐草根に付く土の香のほのか
東山
菠薐草魁夷の「みち」の青浮かぶ
桃泉
ほうれん草母の手によるかつお節
桃桃
あっけらかん根のあかあかと菠薐草
桃福
菠薐草を方舟よと鍋へ誘い
桃葉琴乃
幼子の箸の行方やほうれん草
棟志朗
菠薐草鋸の葉の干戈かな
燈穂
A君もB君も好きほうれんそう
当卯
噛むほどに苦くて甘いほうれん草
藤すみ
ほうれん草灰汁のないのも善し悪し
藤原 訓子
菠薐草根元に小さき命あり
藤田真純
離乳食ほうれん草で大きくなれ
藤田由美子
ほうれん草下肥担う父遠し
陶然
巻き寿司に菠薐草や母の寿司
君のゐたほうれん草の季節かな
瞳子
道の駅菠薐草はあと三把
ごま和えの菠薐草は独り占め
徳永 北道
父の畑菠薐草の炎立つ
徳本あつ
菠薐草葉は天を捕らえんと行く
栃木のあーたん
菠薐草喰ふジグソーピースはまりけり
敦子
泣いてる子どこが痛いの菠薐草
豚ごりら
菠薐草助つ人野球選手めく
奈緒女
新婚や熱きキッシュのほうれん草
奈良香里
朝採りのほうれん草や手の濡れし
那須の田舎者
菠薐草昔はまめに茹でました
南雲風花
ほうれん草洗う祖母の手たくましき
南行
ほうれん草庭隅育て自我自讃
南風
ほうれん草の茎を十字に切り懺悔
南風紫蘭@木ノ芽
腕相撲三日前から菠薐草
二上松風
ひとつずつワタクシ捨てり菠薐草
日記
萎れたホウレン草 手塩の多き
日々歩
菠薐草根元赤きは甘味増す
日本酒
ほうれん草岩庇からの洗礼
入口弘徳
オリーブの強き味方は菠薐草
忍冬
菠薐草畠の土喰む農夫をり
猫渓
根まで濃き法蓮草のごと母よ
猫舌扁平足
五目麺青きを放つほうれん草
乃良
「ほうれんそう」なくば世界は成り立たず
馬場東風(とうふう)
ほうれん草定期検診異常なし
馬場馬子
時過ぎて畝を花壇とほうれん草
馬門宗太
菠薐草茹でられ上手茎の赤
俳ビギ名
美味しくも種の棘あり菠薐草
俳菜裕子
ホウレンソウ緑のライン果てまで
梅雨
母持たす土産のなかのほうれん草
白井百合子
「反対」の赤文字太しほうれん草
白樺みかん
ほうれん草茹でる凍らすとりあえず
白丘山人(893人)
母作る菠薐草の卵焼き
白銀
おひたしは食わず嫌いのほうれん草
白山
ほうれん草ポパイの缶詰めしゃがれ声
白順
たっぷりのお湯ゆったりとほうれん草
ほうれん草おべんと箱の角がいい
半熟赤茄子
菠薐草のソテーやカフェテラスの風
飯田うと
茎紅きものを探せど菠薐草
比らり(ひらり改め)
菠薐草お国訛りの味がして
比保倉亭酢
無人レジ笊に百円ほうれん草
比呂子
菠薐草湯気に映る亡き祖母の笑み
美宏
菠薐草耐えて蓄えしゃきっとす
美山
軍配に見える菠薐草勝者なり
美翠
子供達菠薐草を好まない
美泉
妻留守の昼は畑より菠薐草
美年
根元こそ母の勧めるほうれん草
柊風
ほうれん草の力に頼る余生かな
富樫 幹
差し色の紅艶やかに菠薐草
布杏多
ほうれん草茹でて着物着付けかな
敷しま
菠薐草きっとポパイになってやる
風摩亜
菠薐草見比べてゐる道の駅
風紋
クリームのスープに沈むほうれん草
風来
シャケ弁に映えし自家産菠薐草
風林亭
ほうれん草のおひたしで晩酌す
風鈴
菠薐草オリーブ飛びつく力こぶ
服部 守
朝日浴ぶ野良普しや菠薐草
服部 勝枝@普し→あまねし/
美しき色に湯がいて菠薐草
文女
義母介護ほうれんさうを擂り潰す
文房具茶釜
菠薐草届きて匂ふ畑の土
聞岳
耳に残るテーマソングやホウレンソウ
平康
弁当の真ん中どんと菠薐草
平松 洋子
小夜嵐明けてあさげの法蓮草
平松智華
ほうれん草我が家の人気は赤いとこ
平塚雪月花
ほうれんそう常備してある冷蔵庫
勉邪明
畑の灯に泥すすぎおり菠薐草
穂 真白
よそ言葉あふれる棚のほうれんそう
峰岡名負人
ほうれん草青しエプロン脱ぐ夕
峰子
玄関に入るや三和土に菠薐草
峰泉しょうこ
皺深く縮んで旬か菠薐草
朋知
魔法の菜魔法の言葉菠薐草
法典
菠薐草野菜の肉と母言いし
ほうれん草包まれ紅のかたまりに
重力を否定し凛とほうれん草
暴朴
ご当地バイトほうれん草の袋詰め
北あかり
夜勤明け膳上おひたしほうれん草
北村 鯨子
摘み取りしはうれん草を雨洗ふ
凡々人
明日こそ一位になるぞ菠薐草
麻呂助
ギシギシとほうれん草や常夜鍋
末摘花
大鍋の菠薐草やなよよかに
満る
3mmにして子の口へほうれん草
未知
線量を気にした頃や菠薐草
未々
君は葉を吾は根の好きなホウレン草
岬りこ
ほうれん草いつの頃から好物に
妙光@木の芽
ほうれん草葉先は母へ取り分ける
眠 睡花
ほうれん草ぽっちゃり系が好みだよ
夢見亭笑楽
モノクロのポパイ朝市のほうれん草
夢芝居よしみ
菠薐草洗うや蛇口全開に
夢堂
生き延びてみんとほうれん草を買う
夢野
ほうれん草またぐ蹄の大と小
霧子
不機嫌の罪つぐないの菠薐草
明恵
初収穫手のひらほどのほうれんそう
明爽
君の手や湯気に挿し込む菠薐草
明明
ほうれん草母直伝の茹で時間
妄 児
トントンと今朝の味噌汁ほうれん草
木花
夢の中モスクと丘と菠薐草
木橋
はうれん草切り整ふは母に負く
木人
菠薐草灰汁もみどりに染めてをり
木村ひむか
ほうれん草ジュースや朝まだ暗し
木槿
菠薐草茹でるかたはら鼻歌す
紋舞蘭
耳鳴りやむしくい穴の菠薐草
也和
朝帰り菠薐草を刻む影
野純
かの人もほうれん草はいける口
野倉夕緋
噛むほどに菠薐草の青や得る
野中泰風
茹でもせで菠薐草を刻む夫
野々ゆか
菠薐草方向音痴は遺伝です
矢的@第二まる安
サラダ用ほうれん草ってちょっと無理
柳 春子
余裕とは良いもんだよと菠薐草
薮久美子
雨あがりほうれん草の背伸びかな
薮内椿
ほうれん草きちんと揃え手切れ金
唯我独善
夜の蝶ホウレンソウを買って行き
優純bow
ほうれん草赤軸食べた女の子
有田みかん
うろ抜きの度に紅増すほうれん草
由坊
ほうれん草無人店舗に一把きり
遊泉
ぐつぐつと色の主役は菠薐草
余熱
ほぅれん草戦時の味か兄弾く
与六
実習の三角巾縫う菠薐草
洋々
店頭のほうれん草やや萎れをり
葉月けゐ
病みしまま菠薐草の季節の来
葉子 A
菠薐草経を唱へず喰ふべからず
葉室緑子
血の味の内頬に沁む菠薐草
藍時 湘
採り忘れほうれん草に花が来た
藍植生
お浸しのほのかな苦味母の指
藍椎亭
肉塊や菠薐草の隠れ蓑
里之照日日
ほうれん草岬の畑の風の声
里甫
頬染めた頃懐かしや菠薐草
立石神流
美しき菠薐草の紅き根や
立歩
ほうれん草しぼる加減の難しさ
流川ゆきはな
菠薐草西から東と駆け巡れ
夫唱婦随引き立て役の菠薐草
琉璃
空見上げほうれん草の力こぶ
龍秀樹
会社でも家でも朝はホウレンソウ
涼慶
明かり見ゆ生きるが大事ほうれん草
林 和寿
菠薐草美味しいとだけ言はれたい
蓮水
ハウス育淑女の様な法蓮草
露風
繰り言を断ってほうれん草茹でる
老海鼠子
ほうれん草今日も元気をありがとう
六々庵
子宮とりほうれんそうに励まされ
虫喰いの菠薐草は旨かろう
巫女
峻嶺や歩荷のてっぺん菠薐草
橄欖子
姪っ子の乳歯に柔くほうれん草
橙夏海
生産者の優しき顔やほうれん草
淺野紫桜
経つ子聞く灰汁の抜き方ほうれん草
嵐寛
背の丸き母の背負い籠菠薐草
聰子
茹で過ぎの菠薐草や母のメランコリィ
蓼蟲
その紅はマチスの仕業か菠薐草
蘂六
銀世界に青の点描ほうれん草
藪椿@木ノ芽
極夜にて重きからだへ菠薐草
邯鄲
ほうれん草ひたしてつまむ左利き
酩酊堂
葉脈は命の跡ぞ菠薐草
闍夢
菠薐草の束荷台から落ちる落ちる
霖之助
朝市や緑滴るほうれん草
掛け過ぎた醤油のからし菠薐草
髙田仁和加
離婚届秘して夕餉の菠薐草
陽気姫

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