俳句ポスト365結果発表

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  3. 柏落葉

第214回 2019年2月7日週の兼題

柏落葉

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

濡れ柏落葉に少し足沈む
ときこ
柏落葉この大阪府のかたち
ときこ
虫食いの穴ひかひかと柏散る
いさな歌鈴
柏散れひかりがそっぽむくまえに
いさな歌鈴
骨壺へ柏落葉の降りかかる
ことまと
柏落葉や火葬の骨にあるチタン
ことまと
柏落葉ひろへばけふの星わらふ
ほろろ。
柏散る指環は砂の中にある
ほろろ。
柏散り母は淋しくなりました
蟻馬次朗
株券はないが柏落葉ならある
蟻馬次朗
柏落葉光吸うたり弾いたり
玉庭マサアキ
柏落葉アイヌ語でアイヌは人間
玉庭マサアキ
柏落葉より大きい顔の大工さん
むらさき(6さい)
柏落葉最初にタッチされて鬼
むらさき(6さい)
怖きものやすらふ柏落葉かな
GARU
柏落葉にはセロのピチカート
GARU
柏落葉ぼろぞうきんよりそれらしく
HGDT
柏落葉生は光を透過する
HGDT
柏落葉おばあちゃん家の匂い好き
あいだほ
柏落葉なつかしさうに落ちてゐる
あいだほ
柏落葉ひたひたと夜を呼ぶ
あつむら恵女
柏落葉引退犬の散歩道
あつむら恵女
乾いて乾いて柏落葉てふ死
あまぶー
柏落葉古紙回収は日曜日
あまぶー
風やんで柏落葉が鎮まりぬ
いまいやすのり
掃き清む柏落葉の山二つ
いまいやすのり
豪農や柏落葉に塚ありき
ウェンズデー正人
柏落葉お針子ココの鼻歌は
ウェンズデー正人
星遠く柏落葉のふりつもる
うしうし
吹かぬとき柏落葉のもどかしき
うしうし
自らを捨てる日柏落葉して
ウロ
柏おちばつちのこ形のふんの上
ウロ
村長は四期目柏落葉掃く
かのたま
あをぞらが柏落葉の在りし跡
かのたま
8番ライト柏落葉の偶に来る
かもん丸茶
復元の臼歯の摩耗柏散る
かもん丸茶
わが手よりつめたき柏落葉かな
きゅうもん@木ノ芽
柏落葉の下と思しき活断層
きゅうもん@木ノ芽
掃くほどに柏落葉の音ゆたか
ぎんやんま
飴色の廊下に柏落葉かな
ぎんやんま
柏落葉群がりそうな色してさ
くさ
柏落葉の下をもこもこ何が来た
くさ
だるまちゃんと天狗ちゃんに柏落葉拾いけり
クラウド坂の上
柏落葉の道に第三の男
クラウド坂の上
フクシマの帰村を柏落葉かな
じゃすみん
柏落葉電柱は焦げる匂ひ
じゃすみん
柏落葉へ午下の天泣吸わせをり
しゃれこうべの妻
柏落葉かんたんなのに他人なら
しゃれこうべの妻
沈む沈む柏落葉へ犬の鼻
すりいぴい
キリル文字めく柏落葉かな
すりいぴい
柏落葉やほじょうってなにするとこ
ちま(4さい)
穴あけて柏落葉のお面です
ちま(4さい)
柏落葉跨ぎて姥を捨てに山
ふるてい
柏落葉翁之死刑廃止論
ふるてい
柏落葉の蹄鉄熱き馬屋かな
まこち
托鉢の茶碗の柏落葉かな
まこち
影よりも重たき柏落葉かな
まるちゃん2323
柏落葉透けてゆくなり空密度
まるちゃん2323
明日への道柏落葉の上歩く
みかりん
柏落葉なるほど空は広きかな
みかりん
柏落葉昔語りを滝の如
ゆすらご
子の髭を剃りて柏の落葉かな
ゆすらご
千年の柏落葉や森は水
よしおくん
柏落葉や風に酔ふ山頭火
よしおくん
無医村の薬師祈祷師柏落葉
ラーラ
この世から近きあの世や柏落葉
ラーラ
兜太駆く青空柏落葉かな
ラッキーの母
柏散る明治はるかに見やりつつ
ラッキーの母
柏落葉石に鑿打つ音豊か
一阿蘇鷲二
柏落葉豊か禁煙やめやうか
一阿蘇鷲二
柏落葉になりたくて山頭火
一斤染乃
羽ばたきの一つは柏落葉かな
一斤染乃
掬い揚げかざして柏落葉かな
一走人
柏落葉空は光の匂いして
一走人
柏落葉よもつひらさかから誰か
瓦すずめ
柏落葉銃弾弾きさうな空
瓦すずめ
柏落葉よき日溜まりを選びたり
亀田荒太
十代は十年かぎり柏散る
亀田荒太
柏落葉日輪暈を被りをり
吉野三子
柏落葉狐の嫁入り通りけり
吉野三子
柏散るこの度家族を持ちました
久蔵久蔵
浄瑠璃や柏落葉に雨匂ふ
久蔵久蔵
青き夜を吸ひたる柏落葉かな
古瀬まさあき
暗号は柏落葉にけものへん
古瀬まさあき
道場の柏落葉のなんと野卑
古田秀
柏落葉拾ひては持て余したり
古田秀
柏落葉はらはら犬毛抜けかわり
古都鈴(ことり)
柏落葉ばりんかばりん子らの靴
古都鈴(ことり)
履歴書に一つ嘘あり柏落葉
国代鶏侍
柏落葉恐竜展が始まりぬ
国代鶏侍
柏落葉石狩湾はやがて凪
砂山恵子
新しき水脈の音空に柏落葉
砂山恵子
柏散るごとに光のオホーツク
三重丸
忘れつぽいカムイの散らす柏かな
三重丸
柏落葉昭和の靴の働きぬ
山香ばし
柏落葉父の遺伝に雨男
山香ばし
柏落葉拾うて柏みあぐ空
雫なき涙があらば柏落葉
次郎の飼い主
柏落葉たしかに神は通り過ぎ
次郎の飼い主
柏落葉そういう家が重たくて
七瀬ゆきこ
柏落葉早すぎる遺産分割証明書
七瀬ゆきこ
柏散る爪噛む癖を思いだす
朱夏A
恋歌は詠み人知らず柏散る
朱夏A
柏落葉から生暖かい息が少し
酒井おかわり
人生の休み時間へ柏落葉
酒井おかわり
死神の風柏散る柏散る
秋月真
柏落葉や寝たきりの蒼き空
秋月真
アパートにパトカー柏落葉かな
純音
柏落葉柩の色を相談す
純音
柏落葉ならべて森にしたり雲にしたり
小川めぐる
あの家は柏落葉も立派だな
小川めぐる
ひとりでも遊べる柏落葉かな
城内幸江
柏散る何度も夜を受け入れて
城内幸江
柏散るはてどの空が欠けたのか
神山刻
柏散る不思議法師のまじなへば
神山刻@不思議法師…千葉県鴨川市の清澄寺を開山した僧侶。柏の木を彫って寺の菩薩像とした。
柏落葉吹き溜まりたるペンギン舎
星埜黴円
錆色の空錆色の柏散る
星埜黴円
アダージョで降り積む柏落葉かな
青伽
柏落葉ひかり集めて着地せり
青伽
長生きをしそうな柏落葉かな
青海也緒
五人めも安産でした柏散る
青海也緒
柏落葉撞木の木霊乾きたる
蒼鳩
柏落葉インクの匂ふ聖書かな
蒼鳩
柏落葉享年若き墓ばかり
村上優貴
忽然と死や柏落葉柏落葉
村上優貴
柏散る子ども減りゆく国に散る
中岡秀次
柏落葉一枚拾ひ持てあます
中岡秀次
柏散る空の昏さに泣きながら
宙のふう
柏落葉チェロのG線張り替える
宙のふう
柏落葉涸れる湖底の停留所
天晴鈍ぞ孤
柏落葉土偶に刻す正中線
天晴鈍ぞ孤
捨て犬のやうとも柏落葉とも
登りびと
柏落葉腐る青空のせいで
登りびと
嚔して柏落葉の不思議かな
冬のおこじょ
柏落葉かさりほら起きなよ森
冬のおこじょ
柏落葉今から泣くと宣言す
桃猫雪子
保健室の怖い写真や柏落葉
桃猫雪子
遺骨めく柏落葉を賜れり
内藤羊皐
暁闇の柏落葉の一揆かな
内藤羊皐
モカ色は悲しい色やね柏落葉
南雲風花
ざっぶんざっぶんと涙柏散る
南雲風花
一村の昃る柏落葉かな
楠えり子
音たてて柏落葉に日照雨かな
楠えり子
柏落葉やふるさとは蔵のまち
猫愛すクリーム
やはらかき午後の睡りや柏落つ
猫愛すクリーム
柏落葉いつもたつぷり空のある
福蔵
柏落葉心に積もる日なりけり
福蔵
遅れ来る手紙のやうに柏散る
平林檸檬
かふかふと柏落葉の道ゆけり
平林檸檬
アリアめく重さの柏落葉なり
豊田すばる
雨雲の剥げ落ち柏落葉めく
豊田すばる
慰霊碑の柏落葉ははや掃かれ
北野きのこ
花街の柏落葉の産毛かな
北野きのこ
影錆びて剥がれて柏落葉かな
抹茶金魚@渋茶雷魚改め
影ばかり見る日の柏落葉かな
抹茶金魚@渋茶雷魚改め
柏落葉よ学校やめることにした
綿井びょう
真新しい音だ柏落葉蹴る
綿井びょう
柏落葉・・・・・・・左様なら
野々りんどう
柏落葉メトロノームの時限かな
野々りんどう
不登校柏落葉の立ち話
芍薬
柏落葉小雨のごとく犬の尿(しと)
芍薬
連弾の音色に柏落葉かな
蓼科川奈
学舎の美しき音色や柏散る
蓼科川奈
瘡蓋の硬さに柏落葉あり
比々き
不味さうな色して柏落葉あり
比々き
日輪の柏落葉となりにけり
有瀬こうこ
柏散る知らぬ家紋の喪服着て
有瀬こうこ
丸善の跡にコンビニ柏落葉
凡鑽
柏落葉優しい人は無口な人
めいおう星
柏落葉をゆっくりにするショパン
あかしの小桃
平成の雲の脱皮し柏散る
綱長井ハツオ
柏落葉と学説の屑しづか
さとけん
柏落葉二転三転して舞はず
てまり
夜の空に槲落葉の落ちてゆく
茫々
足あとが柏おちばに消えていく
さな(7才)
柏落葉の一枚が重いのだ
ひでやん
死んだふりに疲れましたか柏散る
雪うさぎ
銃声や柏落葉を跳ぶ獣
28あずきち
柏落葉水を抱へて光りけり
99カリン
いにしえの皿に使うや柏落葉
aya
柏落葉そらはこんなにとほいのか
be
柏落葉前頭葉の似てゐたり
Mコスモ
巫女の声けだるき柏落葉かな
RUSTY
柏落葉この累々の時の中
sakura a.
哀しからずや柏落葉に碧い空
syuusyuu
エンディングノートは100均柏散る
Vn 花のん
哀しみに膨らむ泪柏散り
yoko
校庭に柏落ち葉のひこうきか
アーナンダ
四阿の指切り夕暮れ柏散る
あいみのり
二百年かしわ落ち葉のつもる庭
アガニョーク
リハビリの父逝く柏落ち葉かな
あざむ
役員交代柏落葉に夕陽浸む
あまぐり
柏落葉の音は二拍子がっこうへ
いかちゃん
柏散る山の目覚めの聲聴かむ
いくらちゃん
敗勢を確かむ胸に柏散る
いごぼうら
柏落葉おれら団塊世代です
いしい美髯
まおちゃんはかしわおちばのクッキーね
いとか(3才)
柏落葉部室に空いた席二つ
いもがらぼくと
溜息を合図に柏落葉かな
うさぎまんじゅう
社員証外れて柏落葉かな
うづら
柏落葉有志を募る回覧板
えむさい
山道や柏落葉で水を汲む
えらぶゆり
よき日なり柏落葉の独り言
オキザリス
お食い初め柏落葉が積もる頃
おたまじゃくし
風毎に柏落葉の古木あらは
かざばな
柏落葉踏む音や名人戦前夜
かたな
誰も来ぬ校庭柏落葉かな
かつたろー。
慶事とは柏落葉の檜皮色
かぬまっこ
アルバムを繰るやう柏散る柏散る
かまど
出土せる遮光器土偶柏落葉
かをり
甘雨きて柏落葉を盃とせむ
二の丸に馬鹿ほど柏落葉撮る
ぐずみ
柏落葉かさかさティラノサウルスの呼吸
ぐでたまご
柏落葉小鬼冠待ちゐたる
くま鶉
亜麻色は柏落葉へ射す光
くりでん
家系図などある訳ないよ柏落葉
クレイジイソルト
柏落葉ひらり演歌の節まわし
クロまま
失業や柏落葉を風の波
けーい○
潮の香を踏む踏む柏落葉踏む
こじ
しんがりは柏落葉に夢中なり
コタロー
准看試験全員合格柏散る
こつき
柏落葉ばしばし踏むよ一年生
こはまじゆんこ
放蕩の限り尽くせり柏落葉
こま
上書きし落とす電源柏落葉
ざうこ
納骨す柏落葉の昼下がり
さきの咲野
天狗の字柏落葉にメモ見つけ
ささき良月
星屑のうぶごえ柏落葉かな
さだとみゆみこ
柏落葉ちちふくませる子のまなこ
さつまおごじょ
吉日や柏落葉の舟のごと
さとう菓子
柏落葉終わる初恋見届ける
さゆみ
柏落葉ぬいぐるみの手今朝もげた
さるぼぼ@チーム天地夢遥
柏落葉爆音撒いてヘリ高く
しー子
子の前歯柏落葉のやうに落つ
しおうらゆうこ
吾子十三キロ柏落葉へさくさくさく
ししまる
柏の葉影柏落葉に落つる
シモーナ
柏散る冬のかさぶた剥けるごと
しゅうちゃん@5さい
柏落葉櫛目正しき白髪かな
シュリ
柏落葉丸き空へ濁点うち
ず☆我夢@木ノ芽
柏落葉地球の素肌やわらかき
すみっこ忘牛
柏落葉のころの恋はさみどり
すみれ色の涙
柏落葉拝見しますと車掌の子
せり坊
放置自転車柏落葉に沈む
そめいゆ
農継がぬ子のゐて柏落葉かな
たいぞう
柏落ちる小説が紙だった頃
だいふく
積もるほど柏落葉の声沈む
たけし
柏散り子は「負の数」を習いけり
たま蛙
狛犬の口ゆるびたり柏落葉
たむらせつこ
柏散る棚に虫食い本ばかり
たん造
柏落葉はらりとりかちゃん人形捨てる
ちびつぶぶどう
あゝ柏落葉よ住民票の除票
ツカビッチ
どの店も人工知能柏散る
テツコ
年忌にてかむさぶ柏落葉かな
でらっくま
ポケットの柏落葉の物語
テン@第2まる安
陽を受けて柏落葉は子の匂い
ときこの母よしこ
柏落葉彫りのかぼそき磨崖仏
としなり
柏落葉寝るには少し固そうで
としまる
暖かく遺言書いて柏落葉
とのじ
柏落葉にカタカナの恋の傷
トポル
恩師逝く柏落葉よ太陽よ
どみそ
翠雨かな柏落葉の地に帰る
とんぼ
柏落葉ななめに生えた親不知
なおこ
御一新柏落葉は累々と
なみは
柏落葉十五代目はうつけとや
にゃん
柏落葉静か活断層静か
にゃん
柏落葉降るや看取りを経験す
ねぎみそ
柏落葉引力は腕力
ねむり猫
なほ雨を歌うて柏落葉かな
のつり
廃家の庭日暮れて柏落葉鳴る
ハチ太郎
柏落葉踏む小さき足大き足
はなまる
柏落葉引力はスローワルツ
はむ
柏落葉五人目の孫生まれました
ハルノ花柊
柏散る脱藩のごと友が行く
ひいらぎ
柏落葉なんとあたたかな錆色
ヒカリゴケ
化け猫の柏落葉ふむ肉球
ひなた
千年の旅へ柏の落葉す
ひな子桃青
引用は青空文庫柏散る
ひねもす
金文字の墓石に柏落葉かな
ひろ史
山籟や柏落葉のおとこ坂
ピンクソルト
眩しさや柏落葉を泣きに行く
ふじこ
柏落葉くすり袋を開くる黙
ふっこ
とき満ちて柏落葉の山しめり
ふみ
フルムーンは地獄めぐり柏落葉
ふわり子
ひと葉ひと葉重さ違えて柏散る
ヘリンボーン富樽
柏落葉ふたつの足音我に添う
ほしのあお
あと五人産めますやうに柏落葉
ほしの有紀
柏落葉ためらひながら散りにけり
ぼたんぴ
満ち満ちて柏落葉へ乳母車
ほろよい
火山弾丸し柏落葉の岩手山
マオ
柏落葉真直ぐな光当たるとこ
まぐのりあ
柏落葉友だちゐないけどいいや
ましろなぎさ
宗旨問はぬ墓場に柏落葉かな
まどか
柏落葉天狗の羽に触れにけり
まどん
かぜがピューとなってかしわおちばかな
まりな(4歳)
神あそぶ柏落葉の石舞台
みくにく
若医師へ預ける老や柏落葉
みやかわけい子
病院の柏落葉や星の音
みやこわすれ
柏おちば琥珀の残すDNA
むったん
柏落葉手紙を焼きし一斗缶
めぐみの樹
柏落葉蔵の刀の鞘に錆び
めしめし
空の撚り柏落葉の陽のしこり
モッツァレラえのくし
さかさまに行かぬ年月柏落葉
ももたもも
柏落葉や産土の鈴緒の朱
もりたきみ
丸い地球柏落葉の下にあり
ヤヒロ
吾子はたち柏落葉の朝ひかる
ゆづき裕月
抜けた歯をはさんで帰る柏落葉
よしこ
発掘に柏落葉の混ざりけり
よぶこどり
長官の示す元号柏散る
ららやにほ
時巡りて柏落葉は森になる
りぃらっくま
破壊した破壊した柏落葉を影鬼が
りんたろう
恋も悔いも重ねて柏落葉かな
る・こんと
陽だまりの柏落ち葉の深さかな
るみ
陽のおもみ集めて柏落葉かな
るりぼうし
柏落葉薬で散らす病かな
ローストビーフ
「かさ」と答う柏落ち葉や七回忌
わかこ
幾人の隠れて柏落葉かな
わらび一斗
老犬や柏落葉の道選ぶ
亜音洲
柏落葉三人の子の柱きず
阿波豊
尻もちの多き生涯柏落葉
哀顏騎士
柏落葉俺は要らないんじゃないか
或人
柏落葉攫う象舎に嫁が来る
安溶二
柏落葉グラフは右へ右へ伸ぶ
伊予吟会 宵嵐
柏落葉断層抱いて山碧む
育由
柏落葉黄泉と根の国別れ際
一茶お
誰か来る柏落葉を踏みながら
右田俊郎
掌には掌を添わせて柏落葉
羽沖
養子縁組柏落葉が舞い上がる
羽光
露天風呂のびのび柏落葉かな
雨霧彦@木ノ芽
柏落葉十億年後の臍の緒
卯MOON
柏落葉や通学鞄の闇
卯年のふみ
柏落葉ふはり生家のがらんどう
英子
柏散るバンコクへ越す父の機か
英茉
柏落葉冬のにほひを思い出せぬ
遠音
柏落葉に攻め入る吾子の三輪車
塩の司厨長
一面の柏落葉はさゞなみか
乙子女
嘘匂う柏落葉を踏む背中
温湿布
柏落葉へ柏落葉や日明るし
可笑式
かんらかんらかしはおちばのおとかんら
夏柿
柏落葉むべ母の手に相似たり
花屋
柏落葉日ざしの記憶抱きて落つ
花伝
過去帳の「出奔」「客死」柏散る
花南天anne
スニーカー真白く柏落葉かな
茄子美
柏落葉手にさわさわと崩れゆく
柏落葉掃き集めれば山陰り
蛾触
柏落葉若者来たり町工場
雅雅丸
我が柏落葉が最長不倒なり
雅鬼
でくのぼう柏落葉に耳澄ます
海風山本
心根の良い人でした柏落葉
海老名吟
無医村の役場に柏落葉かな
灰色狼
犬も猫も多産なんです柏散る
樫の木
憑き物が柏落葉のごとく落つ
勘太郎
神様の時間柏散る時間
幹弘
柏落葉枝に明日の光あり
甘泉
柏散る忘れたふりの下手なこと
甘党
柏落葉すこしもらすよ七十歳
閑茶
旅立ちや柏落葉を舟にして
丸山隆子
ざらざらり柏落葉やまだねむい
幾恋良石
彼方の原子炉柏落葉の丘
輝 龍明
柏散るちるちる粗挽き胡椒振る
吉野川
柏散る骨の時々泣くやうに
久我恒子
ダビットソンの車輪に柏落葉かな
久仁重
柏落葉校門傾ぐ津波痕
宮﨑紅清
柏落葉光に押され地となりぬ
弓女
柏落葉賽銭箱に入りにけり
虚実子
暦二枚ぺりぺり柏落葉の日
京野さち
失恋の癒える早さや柏散る
鏡葉
脱ぎ捨てる制服を柏落葉追う
玉響雷子@本上聖子改め
花嫁の来し日の柏落葉かな
金子加行
青年の背丈まぶしや柏散る
金治宜子
柏落葉かるく幌打つベビーカー
吟  梵
しづかにしづかに墓場に柏落葉
空蝉
ティンパニの柏落葉や波の空
栗田もとえ
柏落葉きっとここには戻らない
桑島 幹
柏落葉見上ぐる幹の余白かな
君島笑夢
門の錆豊かに柏落葉かな
桂奈
柏落葉甥つ子は横須賀の空へ
月の砂漠★★
アルパカの脚のりゅうりゅう柏落葉
月の道馨子
柏落葉ははやぎはもういない
犬井山羊
柏落葉五百年(ももとせ)の石材屋
元喜@木ノ芽
ローン署名柏落葉を拾う帰路
元元
柏落葉蹴り蹴り昼の予備校へ
古森てんこ
眼差しの深き師でした柏散る
古都ぎんう
ほんたうの母はあなたか柏落葉
枯丸
柏落葉ラディゲの如く生きたらば
後藤
柏落葉これより大地包みけり
鯉太郎
柏散る金塊眠る牛舎裏
公毅
♭よ溢れよ柏落葉より
広瀬 康
借金を柏落葉で完済す
江口小春
柏落葉する山科鳥類研究所
江里口泰然
柏葉を沈めプールの死にゆける
高い金
青空を剥がれる柏落葉かな
高橋寅次
魂てふ柏落葉にたまる水
高橋無垢
柏落葉青鬼はひとり消ゆ
高田祥聖
強さうな柏落葉へ息ひとつ
高野由多
柏落葉わが青春の紙の辞書
根子屋彦六
内海のあを深深と柏落葉
佐々木温美@ハートランド
定年の家路へ柏落葉蹴る
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
柏落葉今度は虫の隠れ家だ
座敷わらしなつき(7才)
柏落葉地下シェルターの入口か
彩楓(さいふう)
つまづけば柏落葉の風、破線
斎藤秀雄
Uターン就職柏落葉踏む
斎乃雪
柏散る抗鬱剤の要らぬ夜
桜川俵船
日本中柏落葉の吹きだまり
桜姫5
良きこともあったんだよなぁ柏落葉
三木庭
柏落葉葉守の神の鱗かな
三毳
柏落葉メランコリイを撮る夕べ
山樫梢
柏落葉退職三日の爪を切る
山口富子@Mamaly House俳句道場
柏散るおくるみを編むたのしさに
山田喜則
掘れば我が骸出でたり柏落葉
山内彩月
柏落葉探す気のなきイヤリング
山本夏石
むかさりや柏落ち葉は骨ばって
山野ゆうり
柏落葉まだ太陽を吸っている
山陽兵
キオスクのおばさんのこと柏落葉
珊瑚
仰向けの父の視野かな柏落葉
司啓
仕送りに甘えた日々や柏散る
四丁目
柏落葉や終末時計は歪なり
始の子
遺言書自筆押印柏落葉
志保川有
天狗駆け柏落葉や風の道
紙威
古時計鳴る夜へ柏落葉かな
紙魚
柏落葉財なき父の遺言状
慈温
妖折の詩人柏の散るばかり
篠田ピンク
柏散る父の大きなたなごころ
斜楽
被災地の柏落葉の閑かかな
朱久瑠@木の芽
青空をすとんと落ちてくる柏
朱契
骨上げの擦れ合う音や柏落葉
樹梢@木ノ葉
ねぐら跡柏落葉の豊かなる
樹朋
柏落葉掃き音つづく晩年まで
秋桜
柏散る人形埴輪の弓が鳴り
春日のぽんぽこぴーな
柏落葉ランドセルはまだ箱の中
潤目の鰯
柏落葉ゆっくり落つる点滴よ
小鞠
柏落葉崇高に散る木偶の坊
小川都雪
柏落葉踏み踏み白亜なる特養
小泉ミネルヴァ岩魚
柏落葉この心臓に豚の弁
小倉じゅんまき
抱えみる大黒柱柏散る
小田寺登女
柏落葉われのさびしさ知っている
小木さん
柏散るおむつはずしも近々に
昇華
満願へ柏落葉や切幡寺
松山
柏落葉に三国志読み終へぬ
松山めゐ
柏落葉リハビリの歩を追い越して
松山女
柏散る生涯現役と決めて
松山帖句
児に貰う柏落葉のレターかな
松茶 巴@プレバト木ノ芽
柏落葉ひかり研ぎ出す空の青
松田てぃ
柏落葉踏めば大地の音もあり
笑子
柏落葉いまも受け継がるる寮歌
笑松
天狗飛ぶ屋根に羽音や柏落ち葉
常陸人
蒼白の猿にばらばら柏散る
寝たきりオヤジ
空青し柏落葉に杜の影
新米笛
踏ん張れる暮らし戻りぬ柏落葉
森の水車
柏落葉や夫はつねに先を行き
深草あやめ
柏落葉の水面に汽笛浮くように
臨月を歩け歩けと柏散る
真宮マミ
柏落葉百箇日にて泣き納む
真繍
みなぞこに水面に柏おちばかな
仁和田 永
柏落葉めくり箴言集編む
逗留舎なお
「ずつとともだち」と書いた写真柏散る
世良日守@木ノ芽
影を追ふ柏落葉となりにけり
正木羽後子
空落ちて柏落葉も鳴り止まり
清ら
柏落葉白鳥濠は豊かなり
西川由野
裏紙の遺言柏落葉かな
西村楊子
まぼろしの猫ごと掴む柏落葉
青萄
後悔の募りて柏落葉かな
石井茶爺
神経戦を柏落葉の制したり
石川 聡
手いっぱいの柏落葉はパンの匂い
赤橋渡
柏落葉やぼくはもう諦めた
赤馬福助
柏落葉くしゅんくしゅん地へひらり
赤木
御柱継ぐ子に柏落葉降る
千の葉
亡父の居る空から柏落葉かな
千恵
柏落葉や父の止め字を貰ひたる
倉形さらさ
かさかさと柏落葉の韻ふむ路
子殺しの獣に柏落葉かな
蒼井雅月
東京へ人送りけり柏落葉
霜月
神様の落し物のごと柏散る
村上 無有
柏落葉湖はふやけて暮れ急ぐ
村上海斗
柏落葉エゴン・シーレは恋しない
多事
優しさうな吾子の恋人柏散る
多々良海月
降る音の鳴り鳴り積もる柏落葉
太子
風吹きて乾きて堅き柏の落葉
泰然
鍵替えし学生寮や柏落葉
大槻税悦
エリックのかたちに凹む柏落葉
短夜の月
柏落葉地球の回る音がした
池田郁英
刑務所の柏落葉は裏返る
竹の子
家系図の文字に寛永柏散る
竹庵
柏落葉今も生家につるべ井戸
竹林
眼を瞑るおんどり柏落葉降る
中根由起子
許されて大地へかへる柏落葉
中山月波
柏落葉や鬱陶しくなる日暮れ
中村遥季
恐竜の干からびた皮膚柏落葉
衷子
飛行機のきみ柏落葉踏むわれ
朝桜咲花
柏落葉天のふみがら堆し
直木葉子
大陸と離れ列島柏散る
津軽ちゃう
柏落葉働き詰めは緩くない
津軽まつ
柏落葉龍の鱗が生え変わる
津軽わさお
頂が柏落葉に迫り来る
哲也
柏落葉は生乾きのにおいだ
鉄鰈
柏落葉濁音はほろ苦き音
天玲
病院の窓から柏落葉いく
田村美穂
柏落葉性悪説へ傾れたる
田中耕泉
恐竜の足跡に柏落葉かな
田名あみ子
柏落葉母校の門に電子錠
渡野しえん太
踏みしだく柏落葉の微分音
土井デボン探花
柏落葉甲斐三代の墓参り
桃泉
柏落葉ゆっくり時を授かりて
桃八
柏落葉も星を数えし夜ありて
桃葉琴乃
柏落葉やっと乳歯が抜けました
藤すみ
柏落葉師の退き際の言やよし
藤井祐喜
海風や錆びて葉落とす柏かな
藤郷源一朗
縁とは出逢ふ順番柏落葉
藤色葉菜
柏落葉おもひのおはるときしづか
藤田康子
どこからが延命だろう柏散る
藤田真純
襲名や柏落葉の累々と
豆闌
空に飽き鳥にも飽きて柏落葉
柏落葉紙のテキストありません
奈緒女
柏落葉いずれは月も落ちてくる
凪野たいら
見てはならぬ柏落葉の葉の裏を
楢山孝明
柏落葉だけ見ていたい日の抑鬱
南風の記憶
悪銭の柏落葉に埋もれたる
南風紫蘭@木ノ芽
柏落葉翁面めく眼窩あり
楠青庵
空の青飽きし頃かと柏落葉
尼島里志
柏落葉次代瑞々しき朝
猫舌扁平足
柏落葉色褪せてゆく千羽鶴
播磨陽子
柏落葉遠投距離をのばしつつ
柏落葉
動きだす大地の匂ひ柏散る
白樺みかん
三歳の一生かけて集めてる柏落ち葉と光
白居千夜
柏落葉狡猾に足音乾く
薄荷光
柏落葉過保護な母と言はば言へ
麦吉
柏落葉やさしく螺旋はづれけり
板柿せっか
「明日があるさ」柏落葉に包まれて
比良山
柏散る真白の風が貫ける今朝
比呂
踏みたれば濁音柏落葉かな
比呂子
陽光が射貫くか柏落葉せり
尾上真理
きつね色響いて柏落葉かな
柊 月子
柏落葉めくれば故郷はずかしく
稗田鈴二郎
柏落葉はじめて履いた靴は赤
姫山りんご
柏落葉掃けば新し土の息
百合乃
柏落葉幹事学年てふ電話
富山の露玉
柏落葉は掌を寄せ合ひて
武井かま猫
臍の尾か柏落葉の維管束
風峰
柏落葉かりそめの恋やも嗚呼
風紋
岸に着く柏落葉の箱舟が
風来松
母の手は握り返さず柏散る
服部 勝枝
陽のあふるる新生児室柏散る
福花
過去帳に名足す菩提寺柏散る
福良ちどり
りすの蔵(くら)柏落葉の下の隅
平康
幼子や柏落葉を空に撒き
碧風
雄風や柏落葉に鳥転ぶ
朋知
ふるさとへ柏落葉を投函す
蜂喰擬
柏散る星の林にさがす友
蜂里ななつ
泥渡る一艘の柏落葉かな
暴朴
陽の当たる発表掲示柏落葉
北村 鯨子
逆縁の墓に散りたる柏かな
堀口房水
君すでに柏落葉といふ寓話
未貫
柏落葉踏む裏切りの匂い立つ
岬りこ
金泥の柏落葉つづくつづく
眠 睡花
柏落葉雨だれに読む智恵子抄
眠る烏龍茶
百歳や柏落葉を踏む力
夢堂
土の飢ゑ柏落葉の赤深く
牟礼あおい
捨身とは例へば柏落葉かな
椋本望生
柏落葉ておひの龍の鱗片か
明惟久里
柏散るいつしかからだかるくなる
紋舞蘭
累累と柏落ち葉の還る森
門前町光乃
姥捨ての山に降るらん柏落ち葉
門前町光乃
飯炊ぐ火は尽き柏落葉かな
也和
柏落葉らし風の便りの立ちどころ
野地垂木
北の地の柏落葉や核の痕
野中泰風
ぢやぐりぢやぐり柏落葉に陽の当たる
野良古
柏駅降りれば柏落葉かな
油揚げ多喰身
柏落葉しゃらしゃら祖母の骨拾い
遊飛
庄屋跡大樹青空柏落葉
余熱
柏落葉ひらと彼岸へ樹木希林
与志魚
柏落葉掃けば光を持て余し
葉子 A
やはらかき子の匂ひして柏落葉
葉室緑子
柏落ち葉よ故郷と縁断つ君よ
遥明
柏散る香る骸の記憶かな
雷紋
柏落葉村の掟を切り替へる
蘭丸結動
柏落葉ぼうず今年は五歳とな
利平
とんからこんひがな一日柏落葉
李子
柏散る左右の癖のある軍手
立志
柏落葉や父よりも長き影
流川ゆきはな
柏落ち葉亡母の小紋を四つ身にす
琉璃
柏落葉めくればなんぞ蠢めけり
隆松
分校は柏落葉の軽き音
竜胆
柏落葉日焼けの日誌散らばれり
龍田山門
柏落葉おほきな風の生まれ出づ
緑の手
自分史の付箋に柏落葉かな
鈴木麗門
もう誰も握らぬ手なり柏散る
露砂
柏落葉枝の息吹に恍惚
巫女
霊場の天狗に柏落葉かな
朶美子(えみこ)
柏落葉勤労をここに讃えます
洒落神戸
柏落葉感覚戻る傷口
祺埜 箕來
柏落葉記憶を探す昼の夢
齋藤文十郎
柏落葉ひとつ席順動きます
籠居子
去年から柏落葉が降ってきた
脩平
柏落葉よ守る神無き子らよ
邯鄲
海けぶる雨に柏の落葉かな
靫草子
木霊ゆく柏落葉は風の家
あい女
後輪に柏落ち葉の絡みたる
あさり
柏散る最終講義の高き窓
あつちやん
柏落葉踏むやトイプードルの鈴
あみま
カサカサとは哭かぬ柏落葉かな
いつき組リスナー班・旧重信のタイガース
柏落葉踏みて煩悩取り戻す
いつき組福岡リスナー班/由美子
柏落葉や山頂に有る祠
いなほせどり
柏落葉相続のこと書き終えぬ
おがたま
新宿の手相見に散る柏かな
ぐれむりん
特殊清掃士柏落葉を如何にせん
すま
柏落葉辞表の日付空けており
みどりがめ
柏落葉机の中に眠る石
岩品正子
フルートや柏落葉の積むベンチ
熊縫まゆベア
かしわおちば猫の水飲む水たまり
高村優雨花
柏落葉水を弾きて浮かびをり
今井佳香
マタギ見る柏落葉に熊の痕
山口雀昭
坂の上の柏落葉の積れる家
紗千子
柏落葉突き動かして金の鯉
重翁
柏落葉ダンブルドアの杖持つ手
新藤柑子
篠突くや柏落葉の撓むほど
青柿
柏落葉散りゆく音の明るさよ
青泉
柏落葉掃いて神主迎えけり
青柘榴
墓石の向こうに柏落葉かな
青木豊実
こめかみに柏落葉のひびきけり
村上瑠璃甫
吹き溜まり柏落葉の基地ならん
多聞仙
つくづくと柏落葉に思ふこと
達哉
黒門や柏落葉の溜まり踏む
谷口詠美
雨を得て柏落葉の平らかに
谷川の蛍子
ベンチには柏落葉と先生と
直樹里
屋敷神柏落葉に鎮座して
辻が花
お兄ちゃんそれかて柏落葉やで
東洋らいらん
また一枚柏落葉にそらが空く
藤咲大地
柏落葉五右衛門風呂の窓高し
猫渓
柏落葉を跳ねて郵便馬車行けり
百草千樹Z
柏落葉けふ定年の鞄持て
風舎哲坊
なんとまあ柏落葉の軽きこと
聞岳
毛の国の官衙遺跡や柏落葉
峰泉しょうこ
退所日の終業ベルや柏落葉
北大路京介
山寺に天狗の影か柏落葉
麻呂助
箒目へからりと柏落葉かな
留野ばあば
柏散る百二十四歳の朝
隣安

並

にじむ緑去年の始まり柏落葉
亀の
柏落葉の黄金や我は残機1
冬戸梅雨
柏落葉きみ去りてより泣き始む
24516
空青し柏落葉の笑い声
14橘 貞山
石狩の柏落葉の煎茶色
28ひろきち
せせらぎに柏落葉と木漏れ日と
⑦パパ
柏落葉ほじょりんはずしこぐペダル
chiro
瘡蓋の色して柏落葉かな
GONZA
太鼓鳴り柏落葉の多賀大社
KAZUピー
どこ行こう柏落葉や風まかせ
KKK
柏散る一葉散れば降るやうに
Kかれん
翁笑う柏落葉の独り言
sol
柏落葉あかい風船とゆれし
あおい
明日には犬小屋カバー柏落葉
アオキシゲル
ひと足を告げて柏落葉ちる
あけび庵
柏落葉に風リフト山城へ
あざみ
月日経て柏落葉と丸い妻
あさもわ
聞きなれぬ柏落葉か寛解か
あじこ
跡取りや柏落葉を掃く役目
あすなろ
柏落葉ムーミン谷へ魔女乗せて
アダー女
柏落葉悲喜こもごもの一世なり
アマリリスと夢
役終えし柏落葉のしとど濡れ
アマンバ
さつくりと柏落葉のわけを聞く
あやの
柏落葉相続準備済みて舞う
あら さなえ!
遺伝子の器に過ぎぬ柏散る
あらあらた
伊勢参り茶店に柏落葉かな
アリマノミコ
うじがみにつもりつもるや柏落葉
あわの花水木
柏落葉母作る餅何度でも
イサポン
ことごとく柏落葉の模様替え
いさよ
柏落葉リュックを下ろし握り飯
いつか
やっと散る柏落葉を労われり
いつの間にアラカン
柏落葉守り葉宿し幹離る
いと茶
柏落葉ひらり羽織の忘れ物
いもちゃん
みとどけて柏落葉のうずたかく
うに子
柏落葉右に左に魔羅傾ぐ
エイシェン
吹きだまる柏落葉に潜る子ら
オイラー
柏落葉隠居の父の存在感
おおやぶちょ
百までも生きよと柏落葉かな
おくにち木実
分け入れば柏落葉の大広間
おけら
ときめきを柏落葉に数へけり
おにぎりと水筒と切符
柏落葉端午の危機を乗り越えて
おやっさん
まちぼうけ柏落葉を濡らす雨
オリヒロ
柏落葉そろそろ隠居したいわと
お気楽草紙
決断はいつも孤独柏落ち葉
カオス
自転車へパン香ばしや柏落葉
かずポン
濡れ手粟柏落葉の一夜夢
かすみ草
柏落葉おあとがよろしいようで
かつら子
平成は我が青春や柏散る
ガラマイヤ
柏落葉蹴った甥御の雄叫びや
かわいぬ
柏落葉土に蓋する音立てて
ギコ
柏落葉放浪日記のページ増す
きさらぎ
蒼き香を残して柏落葉かな
キッカワテツヤ
柏落葉や踏みて新芽を見上げたり
きっちゃん
柏落葉袖にチョークの白き粉
きなこもち
峠道柏落葉の裏返る
きのと
温かい柏落葉でグッスリさ
きびだんご
散る時は今と定めて柏落葉
ギボウシ金森
しばれフェス柏落葉は優勝者
ぎまんち
柏落葉命まるごと引きつぎて
キャサリンまさこ(まさこ改め)
柏落ち葉踏めば乾いた音のして
キヨ
やり残すことあり柏落葉かな
キョンちゃん
産土の柏落葉の栞かな
くによ
朝茶会柏落葉の在る老舗
くめ仙人
復職のすするみそ汁柏落葉
くるみだんご
柏落葉は燻し銀の恋愛
くれまてぃす恵子
ニーチェ説く回帰は柏落葉かな
こうや こう
柏落葉老墓守の読経かな
こてつ川
柏落葉天袋から古手紙
コナラ
散り急ぐ柏落葉やけふ別れ
こはぎ
家族写真増えても柏落葉かな
こぶこ
燦燦と死は復活に柏散る
これでいいのだ
柏落葉くねる隘路を隠しけり
ころん
子のために無形資産を柏落葉
さかまろ@第二まる安
発つ背中に手を振り柏落葉かな
さくみ
居心地を柏落葉に問いかける
さくやこのはな
役目終え柏落葉の明るさよ
さとうりつこ
黙考す柏落葉や何急ぐ
さばいばあ
風丸し柏落葉の転がりぬ
さぶり
甘やかなお散歩柏落ち葉の音
しお
ふかふかに寝そべり浮かぶ柏落葉かな
しおかぜ
柏落葉ジェット機去りしのちの風
しかもり
老犬はパンの耳好き柏落葉
しげる
柏落葉散りて世代を代わりけり
しげ爺
柏落葉下の畑の影法師
シニアモモ
「粘りなさい」柏落葉が言ったのか
ジミーあゆみ
タイムカプセル埋めし校庭柏散る
しみみ
犬駆けて児を追う柏落葉かな
じゅりあん山本
柏落葉いのちの宿り見届けて
しゅんらん
過ぎて知る柏落葉の甘き音
しょうき
柏散りクレーン立つや熊本城
しろ
柏落葉の如し人は二度死ぬ
しんぎ
手水鉢あふるる水や柏散る
しんしん
放射能呑みし芽の出で柏散る
すえよし
柏落葉老馬歩様の確かさよ
すずき忍すけ
柏落葉けんばんたたく幼児の手
じょいふるとしちゃん
老犬眠る柏落葉と眠る
スローライフ
柏落ち葉こそりと飛んで星銀河
せり花
柏落葉去にし子を呼ぶ猿の声
せんえい
鐘が鳴る鳴れど留まる柏落ち葉
それぞれのしあわせ
三拍子柏落葉にタクト振る
たいき
定年や柏落葉が光る襟
たけうち晴美
待ち人は柏落葉と共に来し
だけわらび
正門の別れの道や柏落ち葉
タック
我が狭庭ふるさとつまり柏落葉
たま
公園の柏落葉を掃く月曜
ダリア
鎮魂や剥げし碑文字と柏落葉
だるま
散りて知る柏落葉と我が身の丈
たるみ
三代目生まれて柏落葉かな
たんと
雨近しふかふか柏落葉踏む
ちゃうりん
しめやかに柏落葉や通し土間
ツーちゃんの恋人
柏落葉や先祖の勇士語り継ぐ
つつ井つつ
柏落葉や醤油工場孫が継ぐ
つつ井つつ夫
柏落葉いつの頃より背丈こす
つわきの嫁
楽日や柏落葉留まれり
ティーダ
なつかしの歌手来るホール柏散る
でこはち
書き付けは母の字柏散る朝
どかてい
幾万の柏落葉や円空仏
ときめき人
平成の元号愛しむや柏散る
とし子
柏落葉やほろりとす朝の道
とめぞう
嗤い嗤い堀ませう柏落葉
ともかわすてむ
人工の芝を掃きたり柏落葉
とりまる
柏落葉耐えて丸くなりにけり
なおばら
柏落葉平成の御代惜しむらく
なかがわ 聖一
風の音柏落葉の揺れる音
なかの花梨
柏落葉宴果て膳にのる入れ歯
なごやいろり
補助輪を外して柏落葉かな
ナタデココ
愛犬を埋めし川沿い柏落葉
なづな
頬杖や柏落葉の散るせつな
なつぽよ
カシャガシャと柏落葉の茶色かな
なつめモコ
次世代へバトン渡して柏落葉
なにわっこ
葉を守る神天上に柏散る
なみはやらんる
柏落葉めくりあげれば小宇宙
なめろう
踏まないで柏落葉は願文
にゃんみー
柏落葉や退職を決めた朝
ぬけまいり
ままごとのお膳へ柏落葉かな
ぬらりひょん
風と去りなお集いたる柏落葉
ノエル@天馬
背で語る柏落葉の思い遣り
のぶこ
柏落葉石狩砂丘荒ぶ鷲
のもとみな
柏落葉やあっけらかんのお葬式
のら
引退の門出を祝う柏落葉
のりた
相談所柏落葉と幼い手
のりりん
柏落葉良く勤めを果たしたり
ノルウェーの森人
柏落葉跳ねし雨音アルペジオ
パオ
柏落ち葉潔い人また退社
はずきめいこ
遅霜に柏落葉地緩め
はすみん
柏落葉地盤看板譲りけり
パッキンマン
親の恩柏落葉に学びけり
はなだんな
柏落葉枯れに枯れたり音もなく
ははろ
柏落葉建立五百年祭祀
はまのはの
竪穴や柏落葉の溜まり易
はら美華子
年老いて粘り続ける柏落葉
ばんしょう
ガサゴソと柏落葉のけもの道
ひよはるばば
かしわおちば授業参観五分前
ひろくん11さいのママ
かしわおちば宮沢賢治の雪わたり
ひろしげ11さい
柏散る真心一つ拾ひけり
ひろのじょう
廃校に踏む柏落葉踏む
ひろろ
吹き溜まる柏落葉に風少し
ひろ志
オンとオフ使い分けるや柏落葉
ふうせんかずら
柏落葉こころ通わぬ父と居る
ふくろう悠々
すくい上ぐ柏落葉の香りかな
ふさこ
市電降り柏落葉を踏みに行く
ふたあい
柏落葉や仮屋を発つる時のきて
ふみゑ
柏落葉光の空へ神昇る
ペコちゃん
秘密基地柏落葉に埋もれけり
ペトロア
柏落葉ばついちの独身証明
ぼたんのむら
手を振りやめぬ娘暮刻の柏落葉
ほの 真白
背のびの芽柏落葉をはねあげる
ほのぼぉの
柏散る追憶の父の肩車
ポン
柏落葉襷渡して押す背中
ぽんたちん
引き際を悟りて柏落葉かな
ポン太
じんわりとあしもとぬらすかしわおちば
まいう?
柏落ち葉なんもなんもと去る季節
まう
山に入る三角帽子に柏落葉
まめ小路まめ子@三角帽子(さんかくぼうし、Tricorne,トリコーン)とは、18世紀にヨーロッパやアメリカで流行した帽子である。最盛期には、軍人のみならず、民間人もかぶっていた。
柏落葉や今日会社を後にす
マユミ
柏落葉甍に落とす深き色
まりい@木ノ芽
寄り添いて柏落葉に君を恋ふ
まり姫
風強く柏落葉はまた硬く
まるひるま
柏落葉背中押されて発つ遍路
まんぷく
二千枚の柏落葉に降る朝陽
みえ
柏落葉黒子になれぬ母ひとり
みこ
曾孫見て柏落葉の如く逝く
ミセウ愛
葬儀場の煙空へと柏落葉
ミセス水玉
手に掬ふ柏落葉のセピア色
みそまめ
風に乗り柏落ち葉が旅に出る
みち草
今日の日を迎えて柏落葉かな
みどりちゃん
万葉仮名ごとくに柏落葉かな
みなと
柏落葉イルカの歌のよな甘さ
みのる
終活をゆるりと柏落葉かな
みゆき
子らかける柏落葉の脇の道
みよしい
柏落葉葉守の神しばし待て
み藻砂
病室のモニター音や柏落葉
むじーじ
柏落葉上着を腰に歩きゆく
むすびめ
満を持す柏落葉のタイムラグ
むにむにちゃん
柏落葉枯れ枯れもなほ艶やかに
むべ
古本の中に一葉柏落葉
むらたふみ
父勇退引き摺る足に柏落ち葉
めがふぇっぷす
子の手引く夕日の影や柏散る
もせきのこ
柏落葉やぶれ穴から漏る光
もりお
かしわおちばあの子手の中こわごわ
やえ子
柏落葉象の形の滑り台
ヤッチー
柏落葉握りつぶせばはや土に
やぶつばき
しずこころひとひらかしわおちばまふ
やまのあなた
碧空に後を託して柏散る
やまぶき
注射針歯茎にみしり柏散る
ヤマボー
伝説の柏落葉となりにけり
やよえ
シャリと鳴る柏落葉に背を押され
ゆぃ
まだ落ちぬ柏落葉の代替わり
ゆみづき
柏散るかつてコンビニだった塾
よあけの晩
柏落葉舞う深夜の鞍馬山
ようざん
柏落葉踏みしめ子らの登下校
よつ葉
風さそひ柏落葉の声ぞきく
よひら
柏落葉下に群がるだんご虫
よりみち
柏落葉踏みしめる音薄煎餅
ライブラリー
野の羅漢頭上に柏落葉かな
らくさい
とおりゃんせ柏落葉の宵の道
ラング蘭
山道へ迷いハラハラ柏落葉
りこ
老兵のごと柏落葉去る
リバティーさん
柏落葉頑固通すや風の中
りんごのほっぺ
柏落葉や百年牧場ここにあり
りんどう
君と踏む柏落葉や以心伝心
るびちゅ
終活に舵を切りたり柏落ち葉
れい
柏落葉や我が人生に悔い多し
れんげ畑
柏落葉芝生の上を滑走す
ロクヨン
柏落葉絨毯の端持ち帰る
ろん
柏落葉吾子の産声聞こえたり
わわ
公園の柏落葉や復職す
ゐるす
山中に山中節や柏散る
葵 新吾
昼下がり柏落葉に鴉の会話
握り飯太郎
山城や富士真向いに柏落葉
安田 信洲
失ふは得たる証しや柏落葉
杏と優
武蔵野に柏落葉の風の道
伊藤はな
朽ちるまで柏落葉や角張れり
伊藤欣次
見届けて柏落葉や極楽へ
伊藤善隆
あきらめよ柏落葉よこの恋よ
伊豆子
うづたかき柏落葉や兵馬俑
伊奈川富真乃
雨降るや柏落葉のぬらぬらと
伊予吟会 心嵐
二九七号線柏落葉のハラハラと
位子
柏落葉良くも悪くものちのこと
位相朗
校庭の柏落葉や逆上がり
井久
車椅子柏落葉を母とゆく
井田みち
気がつけば柏落葉か是非もなし
一純。
柏落葉のせ深夜特急シベリアへ
一人静
溝さらう鋤簾や軽し柏落葉
一六四
段ボール運びて嬉し柏落葉
烏龍
一面の柏落ち葉を褥とす
瓜中不眠
鳥葬の岩に禿鷹柏落ち葉
栄魚
柏散るしがみつくのはもうやめた
永想
承継の時知る柏落葉かな
詠野孔球
柏落葉やり残したることばかり
越佐ふみを
公園の柏落葉や命継ぐ
越仙
神が宿りし柏落葉かな
細菌の輪廻の気軽柏落葉
塩谷人秀
心地よし柏落葉の踏みし音
横じいじ
古や柏落葉の降りしきる
横ちゃん
柏落葉赤子目を開け天を見る
佳月
柏落葉相続放棄された家
佳山
酔漢や柏落葉を枕とし
加賀もずく
わが命柏落葉となりにけり
暇親爺
柏落葉この選択に悔いは無し
花咲明日香
柏落葉義母一度だけ笑わせた
花紋
柏落ち葉描く六十の手習い
茄子紺
思いしあの子校門を背に柏落葉かな
華らんまま
母子手帳ひらけば柏落葉かな
我省
じじ様は柏落葉のやうに逝き
雅喜
緩やかに色添ふかな柏落葉
雅由
廃校の柏落葉に風むせぶ
我急ぐ柏落葉やひらひらと
海葡萄
子は育ち清々柏落葉かな
海野しりとり
いつか来た柏落葉やどん詰り
垣内孝雄
柏落葉や愛なのか執着か
笠原 理香
駅裏のふるさと公園柏落葉
梶  鴻風
手前味噌柏落葉を皿として
むしゃくしゃは柏落葉の中で舞い
甘平
祖母にお茶ふくむ柏葉窓を落つ
関屋 札六
年輪を一つ刻みて柏落葉
空へ抜け柏落葉の高さかな
岸 れん
ひろふひろふ柏落葉だけひろふ
岩のじ
平成の最後の柏落葉哉
喜多輝女
柏落葉襷をつなぎ地に伏せぬ
気のまま風
意固地なる柏落葉のやっと散り
軌一
身を託し土に返るや柏落葉
輝峰亭
ベロ藍の柏落葉や落款無
輝棒
柏落葉家はもうすぐ足に豆
鬼怒改め中村 邑
松戸から柏落葉の常磐口
菊華堂
免許証返納の日や柏散る
菊池洋勝
老醜を顕に晒し柏散る
吉 や
顔に似た断面柏落葉かな
吉村 よし生
吹き留まる柏落葉にある湿り
桔梗
柏落葉土に帰りしふかふかと
丘 るみこ
負うた子に背負われ柏落葉かな
宮坂変哲
地蔵さま柏落葉にお菓子のせ
宮写楽
重ねあう柏落葉とわが人生
宮島ひでき
見届けし柏落葉は母なるや
京あられ
柏落葉急いで落ちるひらひらと
京のみやび
合掌す柏落葉のこの辺り
京丸
昨年の訃報を知らず柏落葉
玉木たまね
捨て猫の付き来る朝や柏落葉
琴女
ガンは癒え柏落葉よありがとう
筋トレ俳人
手のひらを柏落葉にかさねみる
金太郎
日を浴びて柏落葉の威厳かな
銀命堂
柏落葉我が子と葉守る木霊唄
銀蜻亭@葉守る=『ハモる』
手に拾う柏落ち葉を感じ取る
句詩呼
子供等が柏落葉を踏み歩く
幾度かの危機越へし父柏落葉
熊乃福助
柏落葉君が命と並び見る
栗子
朝もやに柏落葉を掃く調べ
啓泉
柏落葉若芽に安堵するごとく
恵美子
柏落葉娘の病室に向かう朝
恵風
落つるまで走馬灯見るか柏葉よ
登山口柏落葉で導けり
桂坂
次の御代佳かれと柏落葉かな
渓湖
柏落葉風に吹かれてun deux trois (アン ドウ トロア)
蛍子
ギリギリまで返事は待つわ柏落葉
蛍川
柏の葉散り行く先にイーハトーゥォ
鶏心
柏散る髪結新三の菊之助
月のうさぎ@歌舞伎の名家「音羽屋」の家紋が「重ね扇に抱き柏」ということを起点に作句。
早旦の柏落葉を踏む門出
月影ミウ
柏落葉乳歯を放る瓦屋根
月見柑
色変わりして柏落葉かな
嫌佐久
落ちそうで柏落葉の頑固者
犬散歩人
三線の譜面に柏落葉かな
湖雪
鞄より昨夜の柏落葉かな
光本弥観
定年や柏落葉を肩に受け
光友
乾く音の踏めば軋むや柏落葉
柏落葉の執念もここまでか
江久保亜月
柏落葉生ひ出づ気配地に充ちる
江戸人
城山に城は無かりし柏落葉
江戸川青風
老残も今日を限り柏落葉
江藤薫
土づくり柏落葉の時を待ち
甲賀忍者
重なれる柏落葉のぬくみかな
紅さやか
柏落葉義父毎朝の8000歩
香羊
柏散る父子相伝の人形師
香壺
包むには大きすぎるや柏落葉
高橋冬扇
祖父の手は柏落葉にさも似たり
高月藤村
柏落葉祖父と祖母とのように立ち
高田 仁和加
舎利礼文にかなひて柏落葉
高梅 仁
先代は柏落葉の社屋掃く
克巳
最期まで父は父なり柏散る
黒子
幹に聴く昇る水音柏落葉
今野夏珠子
定年や柏落葉の濡れ具合
根曲がり
代替わりしたる隣家や柏散る
根本葉音
道しるべ柏落葉の贈り物
柏落葉振り捨つやうに別れけり
佐々木のはら
社会面柏落葉の吹きだまり
佐山夕子
サクサクと柏落葉や空青し
佐藤 めぐみ
青空に白雲走り柏落ち葉
佐藤こはる
柏落葉牛も喜ぶ寝床かな
佐藤邦夫
千年の荒野の柏落葉かな
歳三
柏落葉踏みあいつがやって来る
細谷細清
柏落葉深山の音が宇宙(そら)へとぶ
細木さちこ
柏落葉香辿り着く子無き身に
榊裕江子
柏葉の落ちゆくさまに身を重ね
咲耶とこ野@木ノ芽
背ぼんこの吾の背に乗るや柏落葉
桜桃の里
柏落葉引き篭もり人バイトする
桜木れい子
手を振りてあとは頼むと柏落葉
桜夜月子@木ノ芽
磨岩仏柏落葉の笠の下
雑草おばさん
久々の実家の庭に柏落葉
皿檸檬
柏落葉孫を抱けずに黄泉の国
三大夜景
柏落葉たむろしてゐし子等の声
三輪えつし
ふるさとは柏落葉のつもる村
三輪佳子
ままごとは柏落葉の皿二枚
山口とねりこ
親離れしたがる娘柏散る
山吹 美羽
掃く音の軽きリズムや柏落葉
山裾 都
古里の友と語るや柏落葉
山茶花静
切れ目無き柏落葉や宿る神
山本 力
降り泥む柏落葉の露天風呂
山本嘉子
煌めかん柏落葉の託す未来
山本先生
森揺らす風雨に凛と柏落葉
山野はな
木漏れ陽やかさりかさりと柏落葉
史月
柏落葉風とあらそふ竹箒
紫雲英
岬守り柏落葉よ役目成し
紫鋼
音立てて風を受け取る柏落葉
紫紺
柏散る乳歯抜けたる子の笑顔
紫檀豆蔵
天よりの柏落ち葉で便りかな
詩楽麿
お役御免柏落葉と上靴や
詩遊
長旅を終へる日となり柏散る
時雨
たすき受け柏落葉で時を告ぐ
治もがり笛
そよ風に柏落葉は愛され
七転八倒
死ねぬ家伝書譲るまで柏落葉
柴原明人
丘に立つ柏落葉は風待ちて
芝蘭
KOのゴング響くや柏散る
捨愛 大佐
年号の変わり目柏落ち葉かな
紗々
末仰ぐ柏落葉や父もまた
若澤杏子
定年や柏落葉に杖を曳く
守安 雄介
柏散る野心なき身をもて余し
朱河
積りたる悩みどさっと柏落葉
宗本智之
柏落葉出迎え役は大女将
秋月
まだいたの柏落葉の様な人
秋月なおと
木漏れ日落つる柏落葉にやはらかに
秋色あじさい
しがらみを落とせぬ柏落葉かな
秋津州はじめ
無人駅柏落ち葉と彼女待つ
秋籠る
夢にきく柏落葉のつもる音
十夏光
濡れたまま柏落ち葉の朽ちる道
十川弘平@医者に見捨てられました。それでも自力で生きたいと歩いています。
柏落葉バキリバキリを膝で聞く
塾志
指先に柏落葉の香残れり
出石珠子
鉄扉閉づる大聖堂や柏散る
春川一彦
はしゃぐ子ら柏落葉よ風が追う
春日瞳
根性で寄らば大樹の柏落葉
春爺
柏落葉カフェとなりたる老舗菓舗
春野いちご
柏落葉ニングル探す吾子の手よ
春蘭素心
加齢てふ病名のあり柏落葉
順三
言ひ残したことがあるかも柏散る
順女
柏落葉芽吹くを待ちて離れゆく
勝山
谷下ろし柏落葉や波立ちぬ
小橋春鳥
柏落葉小川に浮かべ船遊び
小熊伸子
柏落葉新芽に託し散り落ちて
小熊利雄
突き抜くる空に背きて柏散る
小山晃
往生は大儀ですか柏落葉
小市
読み聞かす絵本に柏落葉かな
小春
自転車の補助輪取れて柏落葉
小石日和
柏落葉おりょう縁の寺近く
小倉あんこ
カラカラと柏落葉の戯れ言
小町
柏落葉新芽に命乗り換えて
小塚 蒼野
柏落ち葉次の異動の話かな
小梅
くもり空柏落葉に湿りゆく
小野みっちゃん
柏落葉母の匂いを運び來る
松井慶幹
道祖神巡りて柏落葉の坂
松永裕歩
一人行く柏落葉のけもの道
松岡 哲彦
いのちの旅の始まりや柏散る
松風女
柏落葉森の精たち眠り覚む
松野英昌
柏落葉餡をたっぷり串団子
湘輝
耐へてきた柏落葉の弁柄色
照波
柏落葉や園庭を盗み見る猫
笑酔
柏落葉我は我だと独りごち
城ヶ崎由岐子
父の逝く柏落葉に新芽あれ
植田早苗
音立てて転がる柏落葉かな
慎吾
柏おちば冥途の路の隠れおり
新田 淑
天を捨て柏落葉は地を抱けり
森一平
我が家系長寿多しや柏落葉
深山 紫
足弾むふかふか柏落葉なり
真紀子
柏落葉いのちをゆずり地へ帰る
真咲子
風に舞う柏落葉は我が身かな
真珠星倫世(スピカリンセ)
柏落葉風は静かに通り抜け
真心素秋
ままごとの主役を飾る柏落葉
真妃
はしゃぐ声柏落葉の中にあり
真林
重き世を生き抜けたり柏落葉
神山やすこ
柏落葉木洩れ日浴びる快楽かな
神田央子
柏落葉や鎧のごとく立つる
仁葉
煌めきに踏み出す一歩の柏落葉
壬生紋鬼
ここからは神域なりと柏落葉
水夢
どんよりと柏落葉の憐れなり
翠穂
足ではく柏落葉や片ひなた
瑞月
大和路や大気乱さず柏散る
数鉄砲
柏落葉真青な空や明日もあれ
杉浦夏甫
柏落葉踏みて塾の子転びけり
杉本とらを
ももとせを柏落葉はまめに生き
澄海
店たたむ柏落葉の舞う餅屋
是空
屋根伝う柏落葉が逃避行
星降松
姪っ子よ柏落葉を舞い歩く
星乃
父逝きて柏落ち葉の音ひびく
晴海南風@木ノ芽
飛ぶ帽子柏落葉に拐われて
晴日和
柏落葉俯瞰の長さ無為ならず
清波
孫の問い答えられぬは柏落葉
西の海牛
県境の柏落葉の峠かな
西山哲彦
産声や柏落葉のごと強く
西川あきや
岩しみず柏落葉を洗いけり
西泉アモ
舞い上がる柏落ち葉やみそら色
西田武
登山道に柏落葉や青き空
西尾桃太郎
燃え尽きて地に黙の栓柏落葉
西尾婆翔
千の手の己れをまもる柏散る
誠馬
柏落葉黒いスーツの実習生
青い月
知らぬはひとばかりなり柏落葉
青玄
平成は柏落葉となりてゆく
青山あじ子
柏落葉第二ボタンを付けたまま
青木健一
成就さる絵馬のごとき柏落葉
青嵐
所在なく幹に凭れて柏落葉
斉藤ふみえ
柏落葉独り住まひの家屋敷
石井せんすい
夕暮の柏落葉に日の淡し
石井茶爺
子を追うて媼山降る柏落葉
石野上路無
うつむきて柏落葉のかさかさと
折戸洋
児の靴に柏落葉のやや笑ふ
千波
山神は柏落葉を見届ける
千葉睦女
いざさらば残心無用柏散る
千里一歩
柏落葉暖簾守りし七代目
占新戸
襲名の歳迎えたり柏若葉
川越雷鳴
柏落葉洩る屋敷売出し中
川口みち
信号機のない道柏落葉よ
川崎の黒猫きょん
古希笑うまだまだ若い柏枯葉
川西勝久
蒼天や柏落ち葉の音「かさり」
浅河祥子
光満つ見上げる空や柏散る
浅見弓楽
もののふはかくあれかしと柏散る
船岡遊子
柏落葉蹴り少年へワープする
善多丸
学び舎は柏落葉のその先へ
祖乞
検診を待てる柏落葉かな
素秀
廃校の時計が止まる柏落葉
倉の人
豎子起こす柏落葉の森の陽よ
想予
虫食いの柏落ち葉とピアス穴
相沢はつみ
掃き溜めや柏落葉のマスゲーム
相模
さくさくと柏落葉の混じるらむ
草青
甲子園柏落葉に青い空
荘介
世代継ぐ柏落葉の小径行く
蒼香
柏落葉ぷつぷつと誰か糸を切る
蒼奏
陽高く柏落葉のバトンパス
蒼馬
母逝きて見上ぐ柏落葉かな
多可木@ノエル
柏落葉風に運ばれ始発駅
太一
平成の柏落葉や御代を継ぐ
鯛 風
朝参り浄化されたる柏散る
大井河薪
紫に濡れた細道柏散る
大園節生
夜勤果つ柏落葉の明るさよ
大雅
柏落葉踏みしめ思うマグマの地
大三郎
朽ちんとす柏落葉に生気あり
大谷如水
柏おちばごとでかくなりたが吾は小さき
大津の緊張 丸メガネ
生命線透かして見ゐる柏落ち葉
大富孝子
産声を聞き終えるかに柏散る
鷹星
柏落葉甘き匂いの孫を抱く
沢田朱里
うず高く柏落葉の色模様
只暎
微温き雨ミイラのごとく柏落葉
谷田藪辛子
柏落葉や止まったままの祖母の時計
知音
いみじくもそぼのてん寿のかしわおちば
地球人
子離れの時は来にけり柏落葉
智蝶
青空や柏落葉の日の匂ひ
池田香
雨の音病余を印す柏落葉
池田和正
玉砂利に柏落葉やしゃりジャリしゃり
池之端モルト
夜勤明け柏落葉の下り坂
竹さ
特攻機たてり柏落葉まえり
竹春エリザベス
柏落葉森の天狗も身繕い
竹青
見回して断捨離あせる柏落葉
竹村マイ
菩提寺の柏落葉や調べ聴く
竹内うめ
病み上がり柏落葉と露天風呂
竹福
寂び色の柏落葉を栞りにす
振りかえる落柏葉の着がえやも
茶々
無住寺や柏落葉の堆し
中井笙石
柏落葉芽吹きて散るや光の地
中山白蘭
柏落葉ひとつ砂場に置かれをり
中西柚子
ラスベガスの夜や柏落葉舞う
仲七
定年の次の日の朝柏落つ
昼行燈
音立てて柏落葉の吹かれけり
朝ぼらけ
風立てどややにと柏落葉かな
潮ベルト
柏落葉ご披露しますニューフェイス
長谷川ひろし
百パーセント柏落葉の質の儘
長田写々
柏落葉長子相伝小鹿田焼
津葦
雨音や柏落葉の滲む道
椎の木くるみ
大池の柏落葉や鯉の宿
鶴田梅勝
城山の柏落葉やさらさらと
定規
柏落葉ゆくや我に先駆けて
定吉
柏落葉や旧姓に照れる日々
泥酔亭曜々
柏落葉よドナー適合祈り
泥塗れのポスト@池江璃花子選手の事を思い詠んだ句です。
柏落葉踏んで制服採寸へ
天満の葉子
年経ずば芽出づる前に柏散る
天野河
軽トラの荷台にひとや柏落葉
天野姫城
柏落葉や子ら弾き語るビートルズ
澱凡
柏落葉親逝きて知る親心
田中ようちゃん
濡れそぼる柏落葉に光さし
田島千鶴子
柏落葉のねたましからん逝きし君
田付一苗
柏落葉いつも静かに笑う夫
田辺 ふみ
柏落葉免許返納恙なし
田邉真舟
北国の息吹き青青柏散る
斗三木童
落ちそびれ柏葉の夢天空へ
杜志
舞う風に柏落葉を囁きぬ
渡り鳥 初音
昏き森柏落葉を掃く少女
渡邉くるり
柏散るどんと構えて世相見る
都花
柏落葉髭の園長は二代目
都乃あざみ
産土の柏落葉や同期会
土井小文
物言わぬ柏落葉が転生す
土王
登山道二つに分かれ柏落葉
土屋 木漏れ日
幕替えや柏落葉の落つる時
冬菫
柏落葉固く締めるや生家の戸
東山
厳しさを耐え抜き果ての柏落葉
東西 南北
葉守神許せし柏落葉かな
燈穂
潔くなくとも柏落葉かな
当卯
柏落葉墓終いして迎え待つ
藤原 訓子
柏落葉絞りの町に落ち給う
藤川さくら
柏落葉と声あり応えもなく
藤鷹圓哉
吾子しらず柏落葉や母逝きぬ
透音
柏落葉神宿るらしゆらゆらと
陶然
葉が落ちて広がる空や柏落葉
瞳子
葉守りし柏落葉や新葉出る
童好
柏散り襲名したる五歳かな
柏落葉や逆走の人のをり
徳永 北道
柏落葉妊婦集いし散歩道
徳本あつ
ハーレーの行く道柏落ち葉かな
豚ごりら
境内に柏落葉とランドセル
奈良香里
舞い上がる柏落葉の鳥まがい
那須いずみ
青空に似合ってほしい柏落葉
那須の田舎者
朝ぼらけ柏落葉を踏みてゆく
南行
今は亡き柏落葉のような母
二上松風
モンスターペアレント去りかしわ散る
日記
鬼が来て柏落葉を踏み散らす
日田路
柏落葉や敷き詰める紀伊の山
日本酒
柏落葉にここよここよと手招きし
入口弘徳
柏落葉であおげあおげと附子の舞
猫になにわ節
柏落葉石狩砂丘に風しまく
猫楽
履歴書に書く年齢や柏落葉
波の音
柏落葉死あれば生の御代かわり
馬場東風(とうふう)
右に左に風を呼ぶ柏落葉
馬場馬子
柏落葉時過ぎてなお君想う
馬門宗太
柏落葉子ら育みて風に舞う
俳ビギ名
柏散る友は静かに逝きにけり
俳菜裕子
摩訶迦葉柏落葉をみて悟る
背馬
亡骸を土に還す柏落葉
梅雨
手焼きせんべいの如き柏落葉かな
梅笠
風に乗り太平洋や柏落葉
白井百合子
ステッキに柏落葉の突き刺さる
白丘山人(893人)
日沈みゆく柏落葉のたわむれよ
白銀のシリウス
柏落葉伸びた脇毛を剃りし晩
白傘
夕星や柏落葉の山を蹴る
白瀬いりこ
虚も実も柏落葉にくるまれて
柏落葉仲間の声をさがしをり
畑 詩音
それぞれに色持つ柏落葉かな
八幡風花
柏落葉小雨の夜へ世迷い言
半熟赤茄子
安曇野の庄屋に柏落葉かな
飯村祐知子
過保護なる柏落葉の親心
比らり
還暦に柏落葉の静心
比保倉亭酢
烏突く仔猫の骸柏落葉
枇杷子
柏落葉置き去れし吾子のパジャマかな
美宏
少女の髪柏落葉に色めいて
美翠
柏落葉や孵化し転がる殻のごと
美年
柏落葉バーベキューのたねびかな
姫山雷鳥
もういいかい柏落葉の一人鬼
百合根
永年勤続感謝状柏落葉
百草@ノエル
柏落葉はらりはらりと後ろ髪
富樫 幹
余命聞く柏落ち葉の見える窓
布杏多
柏落葉や着付けし子らの自慢顔
敷しま@ノエル
逞しや柏落葉を持ち帰る
風らん
ピエロの家の柏落葉かな
風華
舞い上がる柏落葉の気ままかな
風間昭彦
新しき命祝うや柏散る
風摩亜
朝練の柏落葉を踏みしめる
風由花
校章の三つ葉柏の落葉して
風来
散策し柏落葉や昼の山
風鈴
樹木医の手のひら柏落葉す
文月さな女
柏落葉町は静かに陽だまりて
文女
せせらぎを止める振りして柏落葉
平松洋子
柏落葉散り際悪くて何が悪い
平塚雪月花
柏落葉新芽見届け力尽き
峰江
爺ちゃんに音きかせたし柏落葉かな
望月ゆう
柏落葉土方眠る五稜郭
北村 崇雄
憂きことは柏落葉で焚きにけり
凡々人
すね者のような柏の落ち葉かな
抹 香
こんな世に疲れ柏落葉する
抹香鯨
病室でまた齢を食い柏落葉
末摘花
何もかも済ませて柏落葉かな
末尾波世遠
予備校へ柏落葉の並木道
万斛
七色に柏落葉の走り去り
未知
両腕じゃまだ足りなくて柏散る
未補
さあ逝くか柏落葉のうらおもて
未々
柏落ち来たる陽射しに目を細め
妙光@木の芽
柏散るやうやう知りし親心
夢見亭笑楽
柏落葉ふかふかもういいよの声
夢芝居よしみ
引きこもるI(アイ)ターンの子柏散る
霧子
卒寿の日かしわ落葉といざ逝かん
娘ニ非ズ
柏落葉踏んで息子の初歩き
明爽
初恋や柏落葉の未練かな
明明
歩くたび踝沈む柏落葉
茂る
柏落葉確と渡す襷かな
網野れいこ
柏落葉踏めば煎餅かじる音
木人
柏落葉踏んで離郷の朝餉かな
木村ひむか
再任し4年5年と柏落葉
木槿
柏落葉ほくほく沈むスニーカー
野ばら
滑り台柏落葉の乗車券
野純
親離れ柏落葉を踏む夜明け
野倉夕緋
仔猫らへ昔話か柏落葉
野々ゆか
連綿と柏落葉の女系の血
野々原ラピ
柏落葉や家紋は並び扇
矢的@第二まる安
陽の中に柏落葉の濡れ足に
柳 春子
十三代途切れぬ店主柏散る
柳児
柏落葉やクロワッサンは天然酵母
薮久美子
妹の喪服の襟や柏落葉
薮内椿
柏葉の落つるがごとし百五歳
唯我独善
柏落葉や車列の先の税務署へ
優純bow
着古した柏落葉よ雨に濡れ
優夜
柏散り新しき御代はじまらむ
悠久
丸まりて柏落葉の吹かれゆく
由坊
菩提寺の柏落葉を拾う孫
遊佐小月
城山の柏落葉の鬼の面
誉茂子
柏落葉木道塞ぐ雨あがり
葉るみ
落人の里に口伝の柏落葉や
葉月のりりん
柏落葉の下やいのちの背くらべ
陽気姫
柏落葉おろしに移る登り窯
欲句歩
柏落葉木洩れ日遊ぶ木のベンチ
落葉 勝山
大一番負けて柏落葉かな
嵐寛
大鳥居かしわおちばを踏み分けて
藍植生
口への字柏落葉を踏みつけり
利泊
柏落葉真夜の病棟ざわめきて
里甫
柏落葉訃報聞くこと生きること
立石神流
光差す柏落葉やてふのごと
林 和寿
通学の黄帽に柏落葉かな
令子
柏落葉踏む人の背の広さかな
老海鼠子
旅立ちに柏落葉の降りしきる
老人日記
柏落葉化粧水また合わぬよう
六日菖蒲
柏落ち葉はれて退く朝陽は温く
六々庵
空開く大樹柏の落葉かな
國本秀山
薬指柏落葉の眠り姫
柏落葉土に還りて命継ぐ
戌の箸置
ほのと紅留めて柏落葉かな
渕野陽鳥
叶わぬとわかつているさ柏落葉
淺野紫桜
新芽抱き散るを急がぬ柏の葉
聰子
客待ちの庭に一枚柏落葉
萬代草舟
老木の競ひて落つる柏かな
蓼蟲
柏落葉森は脈々と続く
蘂六
柏落葉裏に動かぬ蝶の骸(むくろ)
藪椿
柏落葉「頑張ったね」と差し出す手
蜥蜴の尻尾
君を待つ柏落葉を踏み鳴らし
闍夢
柏落葉カセットテープの古い音
霖之助
さくさくと柏落葉と杖の歌
柏落葉自販機の下探る日々
どろん
かしわおちば唱えてからの水溜り
みなつ
いみじくも祖母の長寿の柏落葉
地球人
柏落葉の葉先つむじを穿ちけり
藍時 湘
柏散る暖簾の奥に老夫婦
とんとん
暖をとる柏落葉の静かな夜
チョコママ
柏落葉の神保町やキーマカレー
腹胃壮(伊勢史郎)

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