俳句ポスト365結果発表

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第223回 2019年6月27日週の兼題

轡虫

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
街の夕 聞こえて見えぬ 轡虫 フレア
轡虫 喧噪のごと 篳篥か まつゆう
さっくりと 香るバターに 轡虫 みかん
轡虫 そばだつ我の 手にお猪口 みやもち
もらい風呂 暗き土手沿い くつわむし モトコ
檜風呂 木霊掻き消す 轡虫 るかわせな
宿題の 邪魔し喜ぶ 轡虫 悟念
売り手の苦 篭のがちゃがちゃ 最後まで 荒巻沙奈
ひとり酒 耳の肴に くつわむし 司馬隆
くつわ虫 万葉の世にも 草を食み 小林番茶
轡虫 過ぎし一年 走る土手 松明
くつわ虫 夕陽沈むを 急かす声 森澤佳乃
がちゃがちゃと 鎧の擦れて 軍靴かな 相模の仙人
鳴き声と 童謡重ねし 轡虫 中村 真紀
酔い覚めに あやまり続ける 轡虫 旅砂
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
踊りの輪はなれて灯もなしくつわむし カトレア
がちゃがちゃや昼寝する子のこもりうた さつまおごじょ
がちゃがちゃや案山子と今宵座談会 みえ
轡虫手本通りの初鳴きか 轡虫手本通りの初鳴きか
轡虫知恵の輪くぐり夏詣で 小山波子
ゲリラ雨やみて涼風轡虫 飯島まゆみ
滲む汗や木魚掻き消す轡虫 和舟
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

◆兼題の考え方
観蓮節へと早るテールライト ほっこ
隻腕に綾なす影よ桐一葉 眞木孝厚
●秋の夕暮れに縁側に座っていると、昔のことが思い出されます。戦中に父と私の無事を祈って植えられた桐の葉を透かした影が綾なすのを見て、亡くした友のことなどを思うわたしの感傷です。/眞木孝厚
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。

鳴き騒ぎ夜を元気付け人癒す 春来燕
○「轡虫」をテーマとして作った句かとは思いますが、兼題として出題される場合は、その季語が入る必要があります。

子供楽しガチャガチャポンだ店の先 信牧子
●そのまんまです。大人もガチャポンやりました。/信牧子
○「がちゃがちゃ」は「轡虫」の傍題ではありますが、この句の「ガチャガチャ」は、残念ながら虫のことではないですね。
 今募集中の兼題は、9月4日24時締切の「重陽」です。うわー!こりゃ難しいな(苦笑)。とはいえ、ご投句こころよりお待ちしてます♪

◆季語深耕
●直翅(ちょくし)目キリギリス科の昆虫。体は緑色 または褐色で、翅(はね)は幅広い。雄はガチャガチャと鳴く。日本特産で、関東以南から 九州まで分布。がちゃがちゃといいます/砂山恵子
●轡虫、生息域は関東以南なのだそうです。となると、東北住まいの自分が、幼き日に轡虫と認識して見ていたものは何だったのでしょうか…/赤い彗星の捨楽
○私も、轡虫だと思ってたものが、どうも馬追だったような気がしてきたよ(苦笑)。

●轡虫(くつわむし、初秋、動物、傍題:がちゃがちゃ)。直翅目の昆虫。雌は茶褐色、雄は緑色で、脚が長く、体も大きく、そして触角も体より長く、声が大きい。ガチャガチャと轡が鳴るように鳴く。この鳴く音を秋の夜の草叢できいたときなどは、ドラ声気風のよい若者に出会ったような気持ちになったりするものだ」(「カラー図説日本大歳時記 秋」金子とうた、講談社、1991年、金子兜太)。「大型で、八月中旬から現われる。鳴声も大きく、鳴声から<がちゃがちゃ>とも言われる。やかましいというより、野趣があると言うべきだろう」(「新俳句歳時記」全五巻 秋の部」増補改訂、光文社、1964年、山本健吉)。水原秋櫻子の「俳句小歳時記」(大泉書店)には記載なしでした。
★ バッタ目(直翅目)、キリギリス亜目、キリギリス科、クツワムシ。別名:管巻(くだまき)学名:Mecopoda nipponensis、英名:なし。各種サイトを総合すると、日本の固有種らしく、関東以南から九州まで分布(関東以北にはいない?)。7月下旬から鳴き始めます。
★ 体高が高く横幅もあり、他の鳴く虫と比して大きいが、草食(異色だとか。クズが主食)でけっこう鈍重。他、日本にいるのは、タイワンクツワムシ(台湾轡虫。やはり伊豆半島以南生息)。鳴き声が違うようです。ギィィギィィと前奏します。「轡虫」は鳴き声に特色がありますが、秋の虫の多くは鳴きます。やはり近い季語を意識した方がよさそうです。秋の鳴く虫は、全般としての「虫」「蟋蟀・ころころ」「螻蛄鳴く」(三秋)、「鈴虫」「松虫」「草雲雀」「鉦叩」「螽斯」「馬追・すいっちょ」(初秋)など。姿で言えば、「かまどうま」「飛蝗」「蝗」(三秋)があります。声を強調すれば解説になりがち、姿は強調しにくい。大きい、横幅がある、体高が高いという点はありますが。近時、個体数が減り、絶滅が危惧されているとか。
★ 他の鳴く虫類が秋の風情・情緒・儚さ・涼しさを感じさせますが、「轡虫」はどこか異なるように思われます。歳時記にあるように、どこか野趣、荒々しさを感じます。人間でいえば十代のような熱さと言いますか。ワイルドなんです。鳴き声もあらためて聞きましたが、長時間聞いているとうっとうしくなるような感じ。他方、鈍重なところが愛おしくもあり・・。詠み分けを意識し過ぎず、なんとか雰囲気を掴んでシンプルに詠みたいです。/すりいぴい
○すりいぴい君、作句のアドバイスまで書き込んでくれてます。有り難いなあ!

●田舎育ちの自分にとっては、親しみのあった轡虫。家の周りでガチャガチャとたくさん鳴いていた。しかし、実家を離れてからはあまり目にしたことが無い。岩手県では聞いたことが無い。 今回あらためて調べてみたら、なんと絶滅危惧種に指定されているという! ネット情報によると、轡虫が鳴くには最適な温度があるらしい。その気温は「24~26℃」で、より長時間の発音活動を可能にする。この発音活動が雌をひきつける時間を長くすることになるので、轡虫にとっての「出会いの気温」とのこと。酷暑(地球温暖化)続きで、命のリレーが途切れてしまいつつあるということか! 人にも「出会いの環境」なんてあるのかしら? /天晴鈍ぞ孤
○温暖化は、季語の世界にも様々な変化をもたらします。私たち俳人は、季語を通して注意深く見守っていくべきですね。

◆季語雑学部
●季語雑学部  俳優の千葉雄大さんが主演の天装戦隊ゴセイジャーの劇場版「天装戦隊ゴセイジャーエピックON THE ムービー」において、宇宙虐滅軍団ウォースターの最高幹部に超新星のギョーテンオーと呼ばれる敵役が登場します。このモチーフがクツワムシだそうで、グリーン主体のちょっと刺々しい風貌をしています。ちなみに敵役でありながら、細かな設定があり、趣味も持っているらしく、伝説や神話を調べることが趣味という高尚さをお持ちのようです。そして、同じ敵役のモチーフにツノゼミやフンコロガシ、コオロギ、カメムシ、ヘビトンボ、スズメバチなどをモチーフにした役もいるそうでう。/山香ばし
○ははは! 子どもたちが食いつきそうな設定ですなあ。轡虫も、内面はちょっと高尚なんだろうか(笑)。

●いかつい体と長い脚を持つ轡虫ですが、その体格ゆえに、脱皮中の転倒・落下が多く、それによって脱皮に失敗し死んでしまう個体が多いようです。 また、環境の変化に非常に弱く、一度住処が破壊されると立ち所に姿を消し、環境が回復してもなかなか戻ってこないようです。それ為、各地で数の減少、地域個体の絶滅が進んでいるようです。 轡虫は、いかつい見かけによらず、繊細かつ脆弱な虫なんですね。/多々良海月
○へえ~そういうことなのか。この間、伊月庵の椿の木の近くで脱皮途中の蝉が落下して、半身出したまま死んでいるのを見たんだけど、轡虫もあんな感じになることがあるんだろうねえ。

●先の投句時の情報で、雌をひきつける発音活動なることを記しましたが、更なるネット情報です。 虫の発声を「鳴く」と表現しているが、「音を出している」が正しい表現であること。 秋の虫たちは、鳥やセミのような特別な器官をもたず、翅と翅をすり合わせて音を出している。 その理由が三つ。①オス同士の位置確認やコミュニケーション 1匹で鳴くので「ひとり鳴き」、それが「連れ鳴き」という合唱になる場合もある ②メスを呼び寄せるための「さそい鳴き」 ③1匹のメスを巡って複数のオスで争うときの「おどし鳴き」 だそうです。 音の出しかたを区別していること、聞き分けができたら、すごい!ですね。 /天晴鈍ぞ孤
●よく日本は虫の声を愛でる文化・風習があり、鳴き声を風流・儚いと感じると言われますが、西洋人には虫の声は雑音ととらえているとか。ただドイツは例外のようです。面白いですね。真偽はわかりませんがものの本によれば、日本では虫の鳴き声を本格的に(飼育して)愛でる人は限られているとのことですが、中国は虫を飼う文化が古くからあり、今も盛んだそうです。虫を飼う道具もたくさんあります。中には蟋蟀を戦わせるものもあるらしいです。心元ないですが、この辺りは日本とは違うと思われます(あるのかな?)。 ★ところで、いくつかの本を総合すると、付け焼刃ですがいくつか驚いたことがあります。鳴く虫はもちろん声帯で鳴くのではなく、翅はバイオリン等の音の仕組みに似ているらしいのです。翅の構造は左右非対称で、一方はザラザラしたヤスリ状(バイオリンでいえば弦)であり、他方は摩擦器あるいはコスリ器と呼ばれる器官(バイオリンでいうと弓)があると。これを擦り合わせて音を出します。昆虫界で左右非対称の翅をもつものは珍しいとか。しかし鳴く虫の句で「バイオリン」というのもなんだしなあ・・。「螽斯」みたいだし・・。/すりいぴい
○虫の世界も『575でカガク!』挑戦してみたくなりますね!

◆俳句文法研究部
●植物の季語に「~植う」というのがたくさんあります。季節的には春、夏が多いかとは思いますが。「植う」は「うう」と読みますが、「植う」はワ行下二段活用動詞なので、少なくとも二番目の「う」はワ行の「う」ということになります。「ゑ、ゑ、う、うる、うれ、ゑよ」と活用します。/ひでやん
○これはよく間違える仮名遣いの一つですね。

●轡は歴史的仮名遣でも「くつは」ではなく「くつわ」なのですね。語頭以外で「わ」と発音する言葉なので「は」と表記するものと思っていましたが、調べたところ、轡はもともと「口輪」、「口+輪」なので「輪」は語頭、よって「くつわ」と書くということでした。/やまぶき
○このての歴史的仮名遣いの表記は、全部覚えるなんて無理。その都度、必ず辞書で確認する習慣をつけるとよいですね。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●鈴虫でもコオロギでもなく、何故に轡虫!見たことも聞いたこともない!!/藤郷源一朗
●夜に鳴くあの虫の正体、轡虫だと今回初めて知りました。/あやたか
●姿をじかに見たことがたぶんない。この秋は注意して草むらを観察してみよう。/いしはまらんる
●くつわ虫、実は見た事ない現代人です。YouTubeで調べました笑最近こんなのばっかで季節感がわからなくなってますね…/カヅラ梅
●これが轡虫だと、はっきり認識して見たことはないです。 声だけは聞いたこと・・あるんでしょうね多分? 鳴き声をユーチューブで確認したり、アップの画像を検索するのは、食事前は何となく嫌だけど、食後も気がすすまないですねぇ。/有瀬こうこ
●いい歳をしながら、この兼題に出会うまで、くつわ虫の鳴き声を意識したことがありませんでした。YouTubeで調べて初めて知りました。この秋は、気をつけて生の鳴き声を聴いてみたいと思います。音源を聴いて、こんなふつうの音を鳴き声と意識した古人、そしてそこから名前がついたというくつわ虫に親しみを感じました。まだまだ知らないことがいっぱいで、俳句はほんとうに人生を豊かにしてくれます。/ばんじょうし
○季語と出会うというのは、まさにこのような学びです。一つ一つ季語を知っていく楽しさ。これもまた俳句の魅力です。

●轡虫むずかしいです。 虫系は苦手です。/なつぽよ
●轡虫って綺麗な鳴き声ですか?/コタロー
●どれがガチャガチャ?/こま
●命名が失礼かと。/こま
●「轡虫」と「がちゃがちゃ」という字面は別物のよう!地味でやかましいイメージで損してる虫です。/うに子
●轡虫の鳴き声が「がちゃがちゃ」って、誰が決めたんでしょうかね…。/さとけん
●難聴気味の私には、音のある兼題は苦手でした。しかし いい勉強になりました。有難うございました。/マツイミキロウ8191
●ウマオイと轡虫、鳴いてみないと区別しにくいとか。/わこたんのまま
●轡虫って、秋の虫の中で、最も声がやかましくて、 デリカシーのなさそうな感じが楽しくて、俳句が浮かんできました。/紫蘭
●轡虫を実際見たことやその鳴き声を聞いたことはありませんがガチャガチャと鳴くことや煩いということは知っています。どうにかそれから離れることを心がけました。/寝たきりオヤジ
●夏井先生 正人さま スタッフの皆様いつもありがとうございます  今回の兼題 (轡虫)涼やかな虫の鳴き声に割って入るガチャガチャ!!  何故か懐かしいです  水夢 /水夢
●轡虫は鳴く虫なので読み手によって有害か無害かが変わってくる予感です/漁港
●轡虫の鳴き声を擬音で表すとすれば、異称でもあるガチャガチャ以外にはないのでしょうか。/京野さち
●轡虫は保護色で身を守ってるわりに、あんなに大きな音を出すのが面白い。/玉庭マサアキ
●最近 あまり虫の声を聞かなくなった 以前は うるさく 蛙の声との合唱で 車の騒音より激しかった頃を思い出して詠みました。/句詩呼
●轡虫で作るかがちゃがちゃで作るか…悩ましい。がちゃがちゃっていわゆる“ガチャポン”のイメージもあって。でもガチャポンを詠むと轡虫は主役になんなくて。うーん。今回も大苦戦(^^;/古都 鈴
●「がちゃがちゃ」ってかわいい季語ですね。「がちゃがちゃ」って言いたいだけやんっていう俳句が量産されそう。/板柿せっか
○ははは! その予言は当たっていたよ(苦笑)

●轡虫、とても難しかったです。初めてみる季語だったので、動画や写真で轡虫研究からはじめました。鳴き声を聞くと、「あ、これ聴いたことがある!」と思い、この鳴き声が轡虫だったのかと合点がいきました。 /日午
●轡虫の声を聞いて、派手だなあ、と感心しました。ほかの虫の鳴き声なら、しっとりとか、可愛いとかなんですが。この派手な印象だけを頼りに何かシーンを作れないものかと苦心惨憺。/播磨陽子@花野句会
●轡虫、がちゃがちゃと鳴くのは知っていましたが実際の音はわからずネットで検索。うちの裏で毎年夏に聞こえている音でした。蒸し暑く寝苦しい夜をイメージします。 コオロギやキリギリスは印象に残るのに、轡虫は今まで知らずに過ごしてきました。今年は虫の音を聞き分けしたいなと思います。 /香羊
●轡虫は、童謡では、歌っていましたが北国には、居ない虫です。図鑑でしらべました 。/みなと
●轡虫をググったところ「日本固有種」と知りました 「うるさいだけの美しく無い虫」と思っていましたが、途端に愛おしく感じられます /玉井 瑞月
●轡虫の食草が葛とは…!/アガニョーク
○へえ~そうなのか。葛のある場所へ行けば、轡虫の音が聞ける可能性が高いってことやね。

●轡虫というと、やはり「あれ松虫が鳴いているー」という歌とデュークエーセスを真っ先に思い浮かべます。というより、彼らの笑顔しか浮かばず、ちがうっ!轡虫のほうを考えるんだっ!と自分に言い聞かせました。/ふくろう悠々
●あれ、松虫が~♪という歌がエンドレスに響いていた、今回の兼題でした。改めて、素晴らしい歌詞だと感心しました。/かつら子
● 轡虫、がちゃがちゃは、童謡に在りました。 懐かしく、小声で歌いました。 「きりきりきりきり こおろぎや がちゃがちゃ がちゃがちゃ くつわ虫 あとから馬おい おいついて ちょんちょんちょんちょん すいっちょん 秋の夜長を 鳴き通す ああおもしろい 虫のこえ「」 /風間昭彦
●姉との会話 私「ガチャガチャガチャガチャ轡虫♪だよね!」 姉「そう!みんなガチャガチャって言うんだけど、YouTubeで クツワムシ 鳴き声 で聴いたらジー―――!ジー―――!、スローモーションでガチャガチャガチャガチャだったよ。」 私「えー、なんでスローモーションでガチャガチャになるの?昔この歌を作詞した人はスローモーションで聴ける耳を持ってたの?」/淳 絵樹
●轡虫…文部省唱歌「虫の声」の中の「がちゃがちゃがちゃがちゃくつわむし」って歌詞で名前だけはかろうじて知っている、的な知り方。もちろん“轡”って字も初めてお目にかかりました。/古都 鈴
●鈴虫というと、縁側で「あら、もうすっかり秋ね。鈴虫が鳴いてる」などと言いながら、仲の良い家族が談笑している景色が浮かぶのだけれど、轡虫となるとどうも勝手が違ってきて、もうつきあって何年にもなる半同棲のカップルが、ああだこうだと言い争いをしている景色が浮かぶのはなぜでしょう。(ワタクシがおかしいのか?)そうなってくると、その男女の会話がもうそのまま俳句になってしまうということに。すまぬ、轡虫。/平本魚水
○かなりの妄想使いやな、魚水くん。例えば松虫なら、どんなカップルになるのかね(笑)。

●轡虫は5音なので句は作りやすいのですが、作っても作っても陳腐な句になってしまいます。/けーい○
●最初に見たときは、簡単に作れそうな季語と思いましたが、いやはやだいぶ苦戦しております。聴覚への訴求が強い季語ですので、他の五感をどのように組み合わせるべきかを悩んでいるところです。/る・こんと
●轡虫の鳴き声を秋の風流な声と捉えるか、それとも騒音的なイメージで捉えるかで、句の方向性がだいぶ変わってくるような気がします。 後者の句を多く送ったのですが、類想になっていないか心配しています。/安溶二
●轡虫の鳴き声をどう映像にするかが難しかったです。/乙子女
●がちゃがちゃのインパクトに比べて轡虫の響きの大人しいこと。他の秋の虫ではなく、「轡」出なければならないところがこの季語の難しさだと思いました/霞山旅
●「轡虫」と「蟋蟀」「鈴虫」など他の秋の虫との違いは何なのだろう・・悩みました(笑)う~ん、「虫時雨」というのもあるし・・/みやこわすれ
●轡虫、難しいです。鈴虫や松虫、こうろぎやきりぎりすとの違いをどう俳句に詠み込むかが、今回の大きな課題ですよね… ></日午
●轡虫の字は口開けてるみたいで可愛いです。/浅河祥子
●轡という漢字、改めて見ると、糸で車を繋いで口にはめる?一つの漢字に、ものすごい情報量です。 /海野しりとり
●轡虫を生で見たことはないですが、画像を見てみるととても大きな虫ですね。 その割に肉食性ではないとのことで、よく見てみるとちょっと可愛いような気もしてきます。/海老名吟
●夜になると外の茂みでギーギーと鳴いているのが轡虫だろうか、と思って調べてみましたが、轡虫が鳴き始めるのは8月くらいからなんですね。今の時期(7月上旬)に鳴いているのはキリギリスになるのでしょうか。/天水郷
●轡虫、よーく知ってます。しかし、こんなに轡虫をしげしげと眺めたのは初めてでしょう。やはり、鳴き声、音がポイントかと思いましたが、他にも鳴く虫との区別をつけなければならず、なかなか難しい兼題でした。がちゃがちゃとうるさく鳴くことや、その体躯の様子がうまく表現できたか、悩ましいところです。/古瀬まさあき
●「轡虫」=鳴き声がうるさい。これはたぶん多くの人が獲得する情報だと思います。問題はここからどう展開させるかでしょうか。うるささからは、やかましさ、イライラ、避けたい、嫌悪感、恐怖、不安、といった負の方向がまずは考えられると思います。それから、良し悪しや好き嫌いという方向ではなくて、個性なんだから構わないだろうという方向性でも考えられるかなと思いました。私には思いもよらない発想、違った観点から詠まれた句も出てくるかなと思います。金曜日が楽しみ。/高橋寅次
○木曜日、金曜日に向けて、私ももう少し「轡虫」について調べてみます!

●まだ、私の周り(田畑がある田舎ですが)虫の音はまだ聞こえません。/風間昭彦
●クツワムシというと藪に多くいるイメージなのだが、最近はあまり声を聞かなくなった。藪の種類も変化してきているのかもしれない。/とのじ
●揚梅の兼題の時、揚梅は小学校の裏庭にあったなあという記憶しかありませんでした。でも、結果発表の頃近くの街路樹で発見、見事に木いっぱいに実が熟し、道路を赤く染めていました。結果発表に会わせての兼題なんですね。さすがです。 轡虫の発表の頃、本物の轡虫の鳴き声が聞けるかなと楽しみです。/なかの花梨
●今回の兼題の轡虫。東北出身の私にとってはあまり身近にいる虫ではなくて、馴染みのない虫だったので、すごく難しかったです。 轡虫とのファーストコンタクトは進学で京都に出てきた時。第一印象は聞きなれない騒がしい奴。 その印象が、今回先ず調べてたり、見たり、聴いたりするうちに、非モテ要素満載の残念な奴(ずんぐりしたフォルム、鈍間、草食系、垢抜けない、騒がしい喧しい…etc)になりました。 ところが、俳句に取り組むうちに、あら不思議!最終的に気持ちに変化が!!非モテ要素はオセロの裏表のように!!! その声を聴くと、色は茶かな緑かなぁと気になり。ずんぐりとしたフォルムは、愛らしい・安定感・存在感があっていいなぁと思うようになり。鈍間なところや草食系で環境変化に弱いところは放ってはおけない気持ちになり。騒がしいと思っていた鳴き声も聴いてるうちに、にぎやかでいいな。他の虫に混じるとちょっとオモロいやつ。これ目立つしオイシイやん。う?ん待て待て此奴がいるから鈴虫やコオロギの鳴き声に奥行きができてるのかもしれないなぁと思ったり。 俳句を通して、自分の気持ちが変化していくことや、視点が変わること。そして、轡虫が多くの先人に詠まれてきた理由が少し理解できました。 轡虫くんに恋したような2週間でした。 楽しかったなぁ?/梅木若葉
●クツワムシ も、大変に減少傾向にありますね。原因の1つは、人間、特に日本人がキレイ好き過ぎて草むらを刈り尽くしてしまうから。その気持ちも理解しますが、草むらはクツワムシ など草の中で生きている生き物たちもいるので、そこへの思いやりを持てる余裕のある社会になったらなぁと思います。/のもとみな
●クツワムシというと、祖父母の家を思い出します。山奥で農業をしていた祖父母を手伝いに、両親たちと毎週末帰っていました。稲刈りに汗を流した夜、外から聞こえる「ガチャガチャ」。大勢で囲む食卓。とても懐かしい思い出です。/めりっさ
○季語というのは、過去の記憶を引っ張り出す力も持っているのだなといつも思います。

●プレバト を見ていて、5月から俳句を始めたばかりの超、超初心者です。 季語は、歳時記で調べられますが、季語以外の語彙力が無くて困っています。 言いまわしや、言葉など、語彙を増やすには、どうしたらいいでしょうか…/亜久琵
○暇な時に、歳時記の例句を一句一句鑑賞してみるのも楽しい修行ですが、気長に俳句を続けていれば、あなたが欲しているものは自然に蓄積していきます。一生をかけて気長に楽しむ。その心がけを保ち続けて下さい。

●秋薔薇(あきばら)を「あきそうび」と詠んでもいいでしょうか。 ご指導ください。/露草
○よいですよ。

●以前、たむけ草は季語としてとらえて良いのかを質問しましたウェンズディさんからたむけ草は初耳とのご返答頂きました その後自分でも再度調べてみました図書館で昭和48年初版で出された古い俳句大歳時記春角川書店版では桜の棒題として記述ありましたが例文は有りませんでした 昭和57年初版で出されたカラー図説日本大歳時記春講談社版には載ってませんでしたこれ以降の歳時記で見たことはありません たむけ草の意味として神仏へのお供え物ということがほとんどですが広辞苑では桜、松、菫花の異称ともあり、この異称名から昭和48年には桜の棒題とされてたのかなと推測しました桜の時期は旅立ちの季節でもありますし、そのような場面の手向ける花とも考えられていたのでしょうか 最近の歳時記には見当たりませんが古い歳時記には載っているのであれば季語として使用しても良いのでしょうか?それとも現在では削除されたものとして季語としての活用は出来ないのでしょうか? お答え宜しくお願いします 棒題として/斗三木童
○使うのは作者の自由です。ただ、それを季語として認識しない人が多いと、その句は伝わらないということにもなります。私は、美しい季語、面白い季語が人々の記憶から消えていくことが勿体ないと思い、『絶滅寸前季語辞典』という本を書きました。もし、あなたが、その季語を残したいと思うのであれば、まずは名句を作って世に問いかければよいのです。

●考えたのですが、伝統俳句にも、現代俳句にも、いいところはあるので、両輪でいくことにしました。 違う俳号で、今日作った連作です。実験的に、句読点も使ってみました。ご報告まで。 「蘭鋳」 死ととなりあわせに座る春日傘 致死量の毒を盛る手のほたるかな 若葉みち丁度好いから死神に 緑陰の中にきえゆく昭和かな 夏至ひとり言呟いて森こわい 七夕の衛星めいたランデブー 夏帽子くしやくしやになる世論かな 蛾の中にまたうらがえつてゆく思想 蚊にそつと唆すかも裏切れと 世の中の惰性でうごくメロン、かな 巷の夜這ひ這ひ回遊する金魚 夢なんか見たから螻蛄になりました 遠花火しつかと握る秘密かな 燃えさうにロンドの果てし七月尽 八月の日の丸痺れるやう濁る /中原秋波子
○私は、伝統とか前衛とか決めつけると表現者としての幅を狭くしてくのではないかと、考える立場におります。お互いに、頑張りましょう。

●空蝉の投稿で(カンロ飴)と商品名を書いてしまいましたので削除してください。お願いします。/篠 悦子
○商品名を使ってはいけない、というルールはありません。私も沢山、作ってます。ご安心を。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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