俳句ポスト365結果発表

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第224回 2019年7月11日週の兼題

秋薔薇

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
秋薔薇に なりつつ戻る 逝った父 なおこ
秋薔薇は 母の背よりも 高くなり 玖美子
秋薔薇の 揺れるガーデン 帰り道 悟念
世話ひかえ ほとんど野生 秋のバラ 小林番茶
秋薔薇や 薄れた恋も 苦笑い 星夢 光風
公園に 人だかりして 秋の薔薇 相模の仙人
ママ友と 選挙の話 秋の薔薇 泰山木
ルドゥーテの 秋薔薇咲くや 宮廷 中村 真紀
秋バラの 揺れて優しき 風を知る 白晃
喧嘩して アールグレイと秋の薔薇 鳩女
秋薔薇の 心唄う 演歌かな 百鶏@ノエル
秋薔薇の 園世話する人の 影はなく 旅砂
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
秋薔薇はみつばち想いかおり咲く はるの 紅葉
木犀のかほりほのかに秋の薔薇 ひよとり
運動会の音に踊るか秋の薔薇 ろびんちょ
薔薇の咲く港の見える丘秋の夕 越仙
秋薔薇のアーチに佇む蝶の精 空
少女らの秋薔薇を摘む影涼し 赤羽コウ
秋の薔薇よくぞ冷夏を乗り越えた 馬場東風(とうふう)
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

●季重なりですが句を表現するのに各々必要な言葉と思い、あえて重ねました。ダメでしょうか? 霜が降りる頃まで頑張って咲き続ける秋薔薇ですが、木枯らしは冬の到来が近いしるし。木枯らし吹く時きっと秋薔薇はあのポカポカの暖かい春の日差しを焦がれ春になったらとびきり大輪の美しい花を咲かせたいと願うであろう薔薇の気持ちを歌ってみたいと思いこの句を作りました。 また最後は「秋薔薇や」の方が良いですか?/淳 絵樹
○お便りと投句は、切り離された形で私のところに届きますので、このお便りだけで、句の是非は判断できません。ただ、季重なりはかなり難しい技法ですから、最初は一句一季語からの練習をおすすめします。

◆兼題の考え方
長引く梅雨 アニメーターが 殺される だい
梅雨あけて 居酒屋の虎 閉ざし観る もりたけ
燦々とくつわむしのは色褪せて 顎の顎
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、9月18日24時締切の「茸」です。ご投句お待ちしてます♪

◆季語深耕
●所狭しと咲き乱れる春の薔薇、生の高揚を感じる夏の薔薇と違い、秋の薔薇は乾いた感じ、一本で凛と立つイメージがあります。どの季節も美しいのは流石薔薇!といった感じですね。/霞山旅
●ただの薔薇ではない、秋薔薇らしさを詠むのが難しい兼題だと思いました。/海老名吟
●少し涼しくなった頃の秋薔薇は、小ぶりではあるが元気に咲くと聞きました。秋の一文字で、少し寂しそうな印象を受けていたため、これは悩みました。/古瀬まさあき
●「秋」の一字をどう捉えるか、とても難しかったです。/古田秀
●秋の薔薇は派手さより上品さというか、華やかさより清らかさというか。大輪の花ではなく小ぶりな楚楚とした感じがします。/古都 鈴
●五月の華麗な「薔薇」に比べ、ひっそり慎ましやかなイメージの「秋薔薇」。アキバラよりアキノバラの響きの方が綺麗でつい「の」を入れたくなります。/うに子
●単独だと夏の季語となる「薔薇」との読み分けが鍵になると思いました。大雑把に言ってしまえば秋のイメージをどう詠み込むか。それから、今回は次の句がおおいに参考になりました。「秋薔薇や彩を尽くして艶ならず 松根東洋城」。「彩」と「艶」が対になっています。「彩」(「色」)は具体的な色の描写に使え、「艶」で発想を飛ばす。私の東洋城の句の解釈が見当違いだと破綻しますが…。いずれにしても、秋薔薇を意識して観察したことがないので、ネットを参考にしながらいろいろ想像して詠ませていただきました。/高橋寅次
●今回の兼題は秋薔薇(あきばら)です。歳時記によっては「あきそうび」と記されているものもあります。薔薇は春を除く夏、秋、冬の季語ととして取り上げられています。やはり、人気のある花なので多くの句が詠まれ、その季節ごとの季語として定着していったのではないかと推察されます。秋薔薇というと夏の匂い立つ大輪の花と色褪せて芳香も弱い冬の薔薇の中間に当たります。個人的には秋薔薇は強い季語である薔薇と冬薔薇の間で中途半端な印象がぬぐえなかったのですが、例句を見てゆくと秋の風景や季節感と取り合わせた趣深い作品がたくさん見つかりました。私もこれらの例を参考に夏から冬へ移ろう季節の風景、情景と取り合わせた句を詠んでみたいと思います。/いもがらぼくと
○「秋」の一字の効果をどう表現するか。チャレンジのしがいのある季語だといえそうですね。

●秋薔薇についてネットで調べていたところ、あるサイトにて坪内稔典先生の解説を見つけました。 初夏の薔薇を「青春のはなやぎそのもの」と表しているのに対し、秋の薔薇を「中年以降の人の内にひめた気品を連想させる」と解説しています。 「ことに、ぬけるように高くて広い秋空を背景にした薔薇には、端正でつつましい気品さえ感じられる」とも書かれていました。 確かに、初夏のものよりもポツポツ咲く代わりに、色や香りが濃いという秋薔薇には、「中年」というキーワードが似合う気がします。 この解説をもとに句作するとすれば、実際に句の中に中年の人物を登場させるか、人生経験を詠み込むかの2点がベターでしょうか。/多々良海月
○この擬人化の解説は、ちょっと面白いね。ただ、沢山の人がこれでやりだすと、そこに類想類句が生まれ始める。そこが、俳句の難しくて面白いところです。以下、すりいぴい君の、季語まとめレポート♪

●秋薔薇(あきばら、仲秋、植物、傍題:秋の薔薇、秋そうび。句によっては「秋薔薇」であきそうび と読ませるものあり)。「秋に咲く薔薇。薔薇はほとんどが四季咲きで、蔓バラと蔓にならないブッシュ・ローズに大別されるが、栽培方法で花期をずらすことが出来る。二季・四季咲きは、数は乏しいが秋にも花をつける。心持ち小振りの感じがする」(「カラー図説日本大歳時記 秋」講談社、1981年、森 澄雄)。
★ 俳句においてまず「薔薇」(夏)はなんと言われているか。「薔薇」(ばら、初夏、植物)、「晩春から咲くが、初夏を盛期とし、初秋まで続く」(上記歳時記の「夏」飯田龍太より)。「花がひらくのは初夏が一番だが、秋や冬にも花が咲く」「温室で育てると四季咲きのばらは冬でも美しく咲き~」(「新歳時記 夏」河出文庫、1989年、平井照敏)とあります。
★ 俳句以外のいくつかのサイトを参照すれば、薔薇はおおむね春に咲き、次に秋に咲くとするものが多いです。もちろん(かなりざっくり言うと)新暦旧暦の差と言えるでしょうが・・。俳句以外のサイトの解説における「春の薔薇」はおおむね夏の季語である「薔薇」にあたるような気がします。また、ある年2回目に咲く薔薇は花数が少なく、大きさも小振りとするサイトが多い。つまり、ある年の最初の薔薇が俳句の言う「薔薇」で、同じ鉢(樹)から二回目に咲く薔薇を「秋薔薇」と言うのかな、と。本サイトのトップ部分でも「盛夏を過ごした後、秋涼しくなって再び咲いたものを「秋薔薇」という。2度目の開花であるため~」とあるように。しかし、2番薔薇は紫陽花の頃、と書いているところもあり、また、園芸・俳句とも「秋」が一致していてよくわからない(9~10月とする園芸サイトが多い)。
★ 「現在の四季咲きのバラは、温度に関係なく、咲かせようと思えば一年中開花させることが可能」などとするサイトが多くあるように、園芸種が豊富かつポピュラーな花、四季咲きの花を俳句で詠むのは難しいです・・。しかしそれでもやはり一番力強く咲く時期、ある年の最初に咲くという意味において、4~5月に咲く薔薇を季語として「薔薇」とするのでしょう。/すりいぴい
●そもそも薔薇は、バラ目バラ科バラ属(Rosa)の総称。先に述べたように園芸種が多いです。私の家でも「朝雲」という日本産の園芸種を中心に四鉢あります。これを書いている7月はほとんど咲きません。真冬と真夏以外は咲いていたりするので、単に「薔薇」と言って個人的には季節感が薄い印象ではあります。
★ 四季のいずれかが、例えば「秋」が付く季語は他に「秋薊」「秋団扇」「秋風」「秋鰹」「秋草」「秋時雨」「秋簾」「秋蝶」「秋燕」「秋虹」「秋の海」「秋の蚊」「秋の雲」「秋の蝉」「秋の湖」「秋の雷」などたくさん。これらの中から「夏薊」と「秋薊」、「夏の蝶」と「秋の蝶」などの例句比べをしてみるのも、感じをつかむ参考になるかも知れません。
★ 「秋薔薇」には「薔薇」にはない何かがあるのでしょう。季語以外がまったく同じ十二音があり、そこに「秋薔薇」や「薔薇」を足すと「秋薔薇」句は秋らしくなり、「薔薇」句は夏らしくなるのか、と問えばどこか違う気がします。全ての季語についてではありませんが、この季語については、「秋薔薇」以外の部分に「秋」と呼応する何かがあり、「薔薇」以外の部分に「夏」と呼応する成分が含まれているのかも知れません。これが「夏A」「秋A」というような季語のやっかいな(でも挑戦しがいがある)点なのかも。他方、季感を感じさせない措辞が季語により一気に立ち上がるということもあるでしょうけれど・・。こんなこと句歴が長い方には当たり前、なのかも知れませんが。さていかに・・。/すりいぴい

◆季語雑学部
●季語雑学部  バラは本来初夏の一季咲きが主でしたが、19世紀に中国産の四季咲き性のバラを交配に用いて現在の四季咲き種、いわゆる秋咲きのバラが作られるようになりました。その後、この大元となったバラは1902年にアイルランド人のアグスティンヘンリーによって中国の湖北省で原種であるロサ・キネンシス・スポンタネア(後に学名が付いた)が発見されたものの、その後の中国国内の情勢不安により、80年以上そのバラの消息が不明となっていたそうです。そして1983年に日本の植物学者の荻巣樹徳氏が中国で再発見に到っているそうです。このバラも本来は一季咲きの性質だそうですが、突然変異によって四季咲き性のものが出現し、これが秋にも咲くバラの大元になったといわれています。ちなみに日本ではコウシンバラといい、中国では月の季節の花と書いて月季花というそうです。それからこのバラは、バラの数ある品種に真紅の色彩を与えたバラのひとつとしても知られています。/山香ばし
○へえ~! 一口に薔薇といっても、こんな歴史があるのですねえ。吃驚。

●処変われば(14)バラの産地 2010年のアイスランドの火山エイヤフィヤトラヨークトル(そういう名前でニュースのアナウンサーは大変でした)の噴火による空路交通麻痺に伴い「バラ」の輸入が滞りスーパーにバラの花が無い、という現象が報道され、その折初めてバラはケニア高地などのプラント栽培品がドイツのスーパーで売られている事がわかりました。10本の小ぶりのバラが2ユーロ以下で売られているのでこれは「園芸」ではなく「産業」とは思っていましたが、バラはオランダ産を除き空路輸入品。日本でも国産品が少なくなる秋から冬はやはりインド、ケニアからの輸入のようです。丁度この兼題を頂いた6月下旬はガーデニングに嗜みのある者なら「秋薔薇」の為にバラに肥料をやる時期です。毎年6月24日はヨハネス聖人の生誕祭ですが、ドイツの園芸のプロはこの日をメドに肥料をやる、と習うそうです。冬の終わりから6月までパワーを出し切ったバラの苗を少し剪定して秋に向けて肥料をやる、という訳で、手入れをしてあげれば「秋薔薇」「冬薔薇」として応えてもくれます。 /ぐれむりん
○ドイツ在住ぐれむりん君の「処変われば」シリーズ、楽しみにしています♪

◆俳句文法研究部
秋薔薇のかほりをポーチに詰めこんで 桃葉琴乃
○「かほり」と表記していた時代(藤原定家の頃)もあったそうですが、基本的には「かをり」ですね。

老いとゐふ美しさかな秋薔薇 二葉
○「言う」を歴史的仮名遣いで書くと「いふ」ですね。仮名遣いは、いちいち辞書を引き、時間をかけて覚えていくのが、結局のところ近道だなと思います。

●「空蝉」回にて、切れ字の「や」と「よ」に関するご質問のお便りがきていました。基本的なスタンスとして、なるべく「よ」よりも「や」を使うべき、ということは決してありません。「よ」が良いこともあるし、「や」が良いこともあります。ここから先は素人私見ですが、「よ」を見かけることが少ないのは、「や」よりも自分(詠み手)の存在・主体性が前に出てしまうからではないかと思います。「よ」は呼びかけの言葉、すなわち実際その場に作者がいる、そうでなくとも少なくとも句の世界の中に作者がいる、という印象を受けるわけです。この性質が俳句において成功しづらいのではないかと。逆に言えば、作者の存在があることで句の味わいが深くなる場合は、「よ」が効くことも十分あるでしょう。「や」と「よ」の違いはこれだけではないですが、この点が大きいのではないかと、個人的には思います。「よ」の例句をいくつか。
一杓に湯気の白さよ風炉名残 井沢正江
老人の日よ晩学の書架貧し 馬場移山子
啄木鳥よ汝も垂直登攀者 福田蓼汀
温もらぬ胡桃よ旅の掌中に 鷲谷七菜子
「よ」によって、作者の優しいまなざし、季語への親しみ・愛情がよく表れていると思います。それが読者の共有できるものになっていることが大切です。/いかちゃん

●俳句文法研究部 「空蝉」の週のいかちゃん様に補足。 サ行変格活用(せ・し・す・する・すれ・せよ又はぜ・じ・ず・ずる・ずれ・ぜよ)となる動詞は、基本は「す」と「おはす」の二つだけです。ただし、「愛す」「講ず」のように「す」と複合して、「~する」の意味にとなる複合語が無数にあります。それらの複合語もサ行変格活用になります。逆に言えば、サ行変格活用でない「~す」という動詞は、「す」と複合した動詞ではない、とも言えると思います。/ひでやん

◆こんなお便り、質問届いてます!
●「いつき組○○」と名乗っていらっしゃる方が多いのですが、名乗るには許可や免許皆伝的な資格を与えられて名乗るのでしょうか?ただ「夏井いつき先生のファン」なら誰でも名乗って良いのでしょうか?/⑦パパ
○「いつき組」とは、広場のようなものです。俳句って楽しい!と思う人は、誰でも「いつき組」を名乗って下さい。そして、組員を名乗るついでに身近な人への「俳句の種蒔き」、手伝って下さい♪ 今日から⑦パパも組員だね。

●空蝉や最後と決めし山登り 山登りが夏の季語とは!恥ずかしいばかりです。まだまだ勉強が足りないようです。 /いつか
●季語には植物もいっぱいあるので、少しでも多く覚えたいと思います。/コタロー
●俳句そのものをはじめてまだ数カ月というところですが、作句をするにあたり今まで以上に深く季節感を感じるようになったり、言葉の大切さを感じるようになりました。 俳句も少しずつ理解して楽しめるようになりました。/なしえ
●薔薇の気持ちになって、俳句作ってみました。 ようやく歳時記を購入しました。俳句に深く入り込んだ気になります。楽しくて毎日読んでいます。 /丘 るみこ
○歳時記は眺めてるだけでも楽しいよね。

●鬱陶しい梅雨に 秋の季語 毎度楽しく苦戦して詠みました。/句詩呼
●薔薇という花が苦手です。私のようなボンクラでも美しいと思う、最初から詩のようなものをどのように表現できるのか。薔薇特有の詩情を殺さずにできる気がしません。/とのじ
●秋薔薇…シンプルなようで難しいです。締切ぎりぎりになりましたが投句します。/とりまる
●秋となるだけで、薔薇が華やかだけでは無いところを、どういうふうに詠むかを考えてみました。/藤郷源一朗
●夏の薔薇とどう使い分けるのが効果的なのでしょうか。自分なりに悩みながら詠みました。/緋路
●秋薔薇という季語はあくまで個人的な見解ですが実物を見てなくとも字面だけでどんなものかが何となくイメージでき、普通の薔薇との相違点もはっきりしているため、俳句初心者にとっても比較的句を作りやすい季語なのではないかと思います。今回は「咲いている数が少ない」という情報をもとに久々に複数の句を作ってみました。/ミズカラス
●秋らしさ、どこ?/こま
●お母さんに画像見せてもらって、このような色も好きだったから、考えてみました。/ここな
●薔薇でも、秋薔薇があり意味が微妙に違ってくる、日本人の感性に驚かされます。/コタロー
●秋の薔薇は春の薔薇と違い、色も薫りも濃いような気がします。 特に黒薔薇のパパメイアンが好きです。 /どくだみ茶
●「無月」のときに、なんて素敵なことばなのだろうと感動しましたが、「秋薔薇」も素晴らしい季語ですね。季語自体が匂い立ってくるようです。ひとが作った言葉から自然の美を逆に見直している感じです。「股のぞき」は、正しくない「自然に対する応接」とは思うのですが、新鮮な感動を受けるのも確かなことで、コトバから触発されて生じるなにか紡ぎたいという衝動に身をゆだねることもひとつの方法かなと思います。/ウロ
●「秋薔薇寂し」は、独り暮らしの母が寂しく感じているときを詠みました。擬人化でしょうか?/かずポン
●秋薔薇はなんとなく暗いイメージでそういう句を多く作ってしまいました。/けーい○
●秋薔薇は、夏の薔薇との違い愁いを感じます。/やまぶき
●バラ園の経営者の方も春より秋薔薇の方がいいと言っていたのを思い出して とりあえず思い付いたままに…/りこ
●秋薔薇と普通の薔薇、「秋」が入る分切れやすいなのでよりインパクトを強めないといけませんね/漁港
●夏の薔薇ばかり印象にありますが、秋にもしっかり薔薇は咲くんですよね。素晴らしい兼題をありがとうございます!/橋
●秋薔薇は、比較的花が小さめだけれど長く楽しめるそうですね。地道に我が道をコツコツ進んみ、派手さはなくても確実に生きるイメージを持ちました。/夏湖
●秋薔薇は寂しいイメージが先にきますが、同時に儚さも強さももっています。そんな俳句を詠めるためにもまだまだ修行しなきゃと思いました。/紫蘭
●薔薇と聞くと一瞬初夏かなぁと思いましたが秋にも咲くことを知りました。薔薇園も四月頃から十二月頃まで咲いているそうです。/寝たきりオヤジ
●絵に描いた餅。屏風に描いた紅葉。は季語と見做さない。と聞きますが、氷と書いた旗はどうなんでしょうか。/摂津の嫗
●私にとって薔薇という花には、触れるのも畏れ多いという印象を受けます。女性に贈る花束の定番というイメージがあるからだと思います。秋薔薇というのは初めて知りました。小ぶりに咲くことが多いとのことで、少し親近感が湧いてきたような気がします。/天水郷
●秋薔薇は、春に咲かせたあと、ちゃんと世話しないと綺麗に咲かないということが書いてありました。今回はそんな様子を読み込めたらいいなと思いました。 /日午
●春/夏に比べ、秋/冬の薔薇は棘がより強く、ウッカリすると指先が血まみれになります この厳しい棘の状況を表現したいのですが、独り相撲になってしまい上手く詠めません/玉井 瑞月
●「秋薔薇」と書いて「あきそうび」とも読むことを今回の兼題に挑んで初めて知りました。 五音で下五に置けるため作句の幅が広がりましたが、逆に言えば「あきばら」とどう使い分けるかも重要なポイントになりますね。 春の薔薇よりも少し寂しいイメージがあるので、そういった光景を取り合わせました。/安溶二
●季語に引っ張られるということを、これまでで一番感じました。/る・こんと
○来年の秋の句作のために、今年の「秋薔薇」を観に行きましょう。それが季語を五感でストックするという修行です。

●秋薔薇は4文字です。そこで、秋の薔薇と5文字にすることは可能ですか。 切字を用いるのが正しいのでしょうか。/英ちゃん
●4文字使うのがまた難しい/漁港
●チ~ム裾野としては、まず俳句の種ありきで、後から季語を付けるというやり方からスタートしているので、どうしても兼題にひっぱられて、なかなか発想を飛ばすことが出来ない。/香栄
○「秋薔薇=あきばら」は4文字ではなく、4音です。「秋薔薇=あきそうび」と読むと5音ですね。

●すみません。私の歳時記には秋薔薇はあきそうびと読ませていました。主婦の友社のものですが、傍題でしょうか?/横ちゃん
●秋薔薇(あきばら)、秋薔薇(あきさうび)。同じ漢字だけど音によって受けとるイメージが違いますね。/でらっくま
●秋薔薇は「あきばら」でも良いが、「あきそうび」という読み方もあるそうですね。 あきそうびの方が秋薔薇の雰囲気が出ていそうな気もしました。 いずれにしても春の薔薇との違いが勘所ということでしょうか。/池之端モルト
●薔薇を古くは「そうび」と呼んだ、そうびの方が美しい感じがする、と幼い頃母から聞いたのを思い出しました。でも、「あきそうび」と読むとなんだか音から像が結べませんね。「ふゆそうび」ならすんなりとれるのに、不思議です。というか薔薇ってわりと年中咲いているのですね。/聴松
○響きの違いは、韻文である俳句にとって重要ですね。

●季語帳に載っていない「秋薔薇」ネットで要約見つけました。 季語帳にも電子辞書にも載っていない季語が何故ネットに出でいるのか不思議です。 「秋薔薇」は新しく認定された季語なのですか? ご教示下されれば幸いです。/山口雀昭
●私の持っている歳時記には「秋薔薇」はありませんでした。歳時記によってやはり違いがあるのですね。/木森
○季語は、季語を認定する機関があるのではありません。歳時記は編者の考え方によって編まれますので、多少の差異があります。さらにネットは誰でもカンタンに季寄せのようなものが作れるので、偏った考えで書かれているものもあるので注意が必要です。何冊か歳時記を比較すると、その違いが分かります。

●今まで全く覚える気にならなかった薔薇という漢字を、作句しながらたくさん書いて楽しく覚えられました。草冠、十、人人、一、回。書き順もばっちりです。 /香羊
○ははは!こんな効用もありますね、俳句~♪

●ハイブリッドティーローズという種類の薔薇の香は紅茶に例えられるので、今回紅茶の香=薔薇の香のイメージで使ってみました。/大佛清
●「秋薔薇」といえば、源氏物語のお話の中で、内親王であり、宮様といえばご結婚されないのが慣例でありながら、柏木、夕霧と二度結婚され、運命に翻弄されながら、最後は夕霧と藤の典侍との間に生まれた六の君を養育しながら穏やかに過ごされたという「落葉の宮様」を連想します。/伊沢華純
●秋薔薇…と聞いてまず思い浮かんだのは『赤毛のアン』のワンシーン。 コンサートに朗読で出演することになったアンを親友ダイアナがコーディネート。白のシフォンのドレス、マシュウから贈られた真珠のネックレス、まとめた髪にダイアナは庭に咲いていた白薔薇を飾る。「似合うと思って小さく咲いていたのをとっておいたのよ。どう?上品でしょう?」と。 グリーンゲイブルズ(アンの自宅)では上品な淑女と誉められ意気揚々と会場入りするアンだが他の出演者達や観客の垢抜けた装いやダイヤモンド、温室咲きの大輪の花に圧倒されすっかり気後れしてしまう。それでも立派に朗読を披露し拍手喝采を浴びる。 アニメでも見たので映像としても印象的ですが、アンの赤い髪に小さな白い薔薇が楚楚として本当に上品な感じでした。コンサートは秋か冬に行われたものと思われます。このイメージでまず数句が浮かびました。/古都 鈴
○『赤毛のアン』懐かしいなあ。再読したくなりました♪

●俳句は作るものか授かるものかいつき先生はどう思いますか。私は授かるものだと信じ多作を心掛けています。/達哉
○作ると考えるにしても、授かると感じるにしても、多作多捨は俳句修行の基本です。秋になりました、「月百句」に挑戦されてはいかがですか。「月百句」は、立秋から立冬の前夜までに、月の句を一人で百句作る修行です。是非、ご一緒にどうぞ♪

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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