俳句ポスト365結果発表

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  3. 竜田姫

第225回 2019年7月25日週の兼題

竜田姫

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

山びこのすこし幼したつたひめ
さとけん
竜田姫山は腹式呼吸して
さとけん
山の目玉ひとぬぐひして竜田姫
いしはまらんる
山の脈我が脈とならむ竜田姫
いしはまらんる
竜田姫千年杉に触れでゆく
にゃん
竜田姫中千本を過ぎにけり
にゃん
琴の音の仄かにあかし竜田姫
ほろろ。
竜田姫我くれなゐの影を這ふ
ほろろ。
竜田姫古布の弓巻きはらと落つ
さるぼぼ@チーム天地夢遥ぼぼ
琴爪の柔き白さよ竜田姫
さるぼぼ@チーム天地夢遥
竜田姫眠り金星戻りけり
玉庭マサアキ
竜田姫よき陽よき風よき山河
玉庭マサアキ
竜田姫となる神木のなんと無謀
AQ
竜田姫覚む東天の水の底
AQ
竜田姫空は果てなき方がいい
M・李子
焼き上がる陶は金彩竜田姫
M・李子
竜田姫草木はどこまでも一途
あいだほ
廃村の豊かに朽ちて竜田姫
あいだほ
竜田姫子飼の竜が彩を吐く
あまぶー
赤鬼を産みしは竜田姫ならむ
あまぶー
銅鏡を納めし杜に竜田姫
いもがらぼくと
陵に古き星の名竜田姫
いもがらぼくと
踝に正絹ひやり龍田姫
かのたま
龍田姫耳にふるへるアメジスト
かのたま
龍田姫に極上のほくろふたつかな
きゅうもん@木ノ芽
龍田姫一糸解るることもなし
きゅうもん@木ノ芽
紅を風に預けて竜田姫
ぎんやんま
丹念に馬を洗うて竜田姫
ぎんやんま
竜田姫そらがすとんと落ちて風
くさ
竜田姫風はたわわにあまやかに
くさ
竜田姫とくとくと木に水の音
くすん
竜田姫流人匿ふ里の洞
くすん
竜田姫いまみちのくの端を踏む
くりでん
竜田姫恋は千年甘からむ
くりでん
燦々と山軽くせる竜田姫
ことまと
竜田姫金の夕日をかんざしに
ことまと
竜田姫裾を上げればこむら見ゆ
ざくろくん
回廊に火を放ちけり竜田姫
ざくろくん
金色の裸足の走る竜田姫
じゃすみん
鏡の欠片撒きつつ竜田姫来る
じゃすみん
竜田姫靴を濡らして跳ぶ礁
すりいぴい
首輪して豚は清潔竜田姫
すりいぴい
遠国を暮れ残しけり竜田姫
ツカビッチ
夜気を吸ふ水面の厚し竜田姫
ツカビッチ
竜田姫嘆きを川へ夢を野へ
つぎがい
結ひあげて息のかぐはし竜田姫
つぎがい
竜田姫湖に静かに狂ふ色
トポル@みすゞ
残照や金の和毛の竜田姫
トポル@みすゞ
触るるものみな透きとほる竜田姫
ヒカリゴケ
法螺貝の余韻に暮るる竜田姫
ヒカリゴケ
火の鳥の尾をかざしけり竜田姫
ひねもす
たつたひめ楢のやなまみよごれなし
ひねもす
首筋に朱雀のタトゥー竜田姫
ふみゑ
縒りたるはひととせの糸竜田姫
ふみゑ
竜田姫おるかにピザ窯の業火
ふるてい
竜田姫ジャムになるものみな豊か
ふるてい
龍田姫金糸銀糸の足袋履いて
ぽおや
竜田姫日ノ本の山一万八千
ぽおや
山河より風を結んで竜田姫
まこちふる
竜田姫長き睫毛に溜まる雨
まこちふる
金雲となる竜田姫の言葉みな
ましろなぎさ
竜田姫が大笑ひしたらたいへん
ましろなぎさ
竜田姫こだま応へしところまで
みかりん
雨ならば花札をして竜田姫
みかりん
龍田姫山襞澄めば佇めり
みなと
日輪の匂ひしてをり竜田姫
みなと
脇息の紫檀の木目竜田姫
ももたもも
文香にしのばせる髪竜田姫
ももたもも
竜田姫夢二にふつと伽羅の息
よしおくん
若冲の余白に仮寝竜田姫
よしおくん
竜田姫青毛の駒に乗りたもふ
わらび一斗
水あればなべて鏡に竜田姫
わらび一斗
全山のしずかな呼吸竜田姫
或人
雲が夜を攫うや竜田姫清ら
或人
風吹かば愁ひを里へ竜田姫
伊奈川富真乃
置文の墨の香ほのと竜田姫
伊奈川富真乃
竜田姫儚きは美し老いは美し
温湿布
竜田姫紅殻色の眠りかな
温湿布
この川に悲しみの色竜田姫
夏柿
いにしへの白き鸚鵡や竜田姫
夏柿
竜田姫裾野に雲を傅かせ
花伝
竜田姫袖を大きく振つて風
花伝
刺繍糸選り分け難し竜田姫
海野しりとり
空の端雲あかるかり竜田姫
海野しりとり
竜田姫裳裾の火山灰を吹き払ふ
樫の木
金色の鯉の背に乗り竜田姫
樫の木
竜田姫雨を地の葉はしんと吸う
紀友梨
竜田姫土曜は木曽におわしませ
紀友梨
竜田姫烏の黒の艶めくを
久蔵久蔵
湖風や竜田姫様麾下となり
久蔵久蔵
小さき川まだ渡らずや竜田姫
玉響雷子
三合目まで下りたまふ竜田姫
玉響雷子
龍田姫夜へ真直ぐに裁ち鋏
古瀬まさあき
金星は西に豊かや龍田姫
古瀬まさあき
竜田姫野は鶏の血を吸うて
古田秀
竜田姫野だたらの火の猛りたる
古田秀
東京はふた撫でと云ふ竜田姫
香野さとみZ
瞬けば空の高さや竜田姫
香野さとみZ
竜田姫が目を見開いたような空
三重野とりとり
弓なりにたわむ列島竜田姫
三重野とりとり
とろろんと銃声こだま竜田姫
山香ばし
竜田姫地球は心持ち重く
山香ばし
梳るたびの暖色竜田姫
山田喜則
東京を小さく過ぎて竜田姫
山田喜則
竜田姫山の瘡蓋剥がしに来
山名凌霄
白檀の吐息か竜田姫来るか
山名凌霄
竜田姫平城京へちょっと見得
司啓
竜田姫の縫うもののひとつに波
司啓
うそごとのひとつなきいろ竜田姫
純音
地の訛り風の訛りや竜田姫
純音
竜田姫みづにその炎を遊ばせて
神山刻
あしぎぬを四界に展げ竜田姫
神山刻
龍田姫葬る櫛の水の色
世良日守
竜田姫微笑む度に森が死ぬ
世良日守@木ノ芽
鬱々と円き火の山龍田姫
星埜黴円
火の山は海より聳ゆ龍田姫
星埜黴円
水路橋帯留めにして竜田姫
西川由野
竜田姫の風帯金糸銀糸かな
西川由野
竜田姫だつたのだらう波紋あり
西藤智
影ゆれる竜田姫もう泣かないで
西藤智
竜田姫様の下請け千年目
青海也緒
あの辺は竜田姫の子の仕業やな
青海也緒
針山の中は御髪や竜田姫
倉形さらさ
真珠には笑窪のありて竜田姫
倉形さらさ
竜田姫の吐息にゆふもやの立ちぬ
倉木はじめ
竜田姫の痛みにくれなゐの川面
倉木はじめ
星影の影をひと匙竜田姫
蒼奏
陽と月の金糸銀糸や竜田姫
蒼奏
万物の酔ひ竜田姫の息吹かな
谷口詠美
風神の背ナ馬にして竜田姫
谷口詠美@竜田姫が祀られている奈良県生駒郡龍田大社は、風神さまが祀ってあるといいます。 とするならば、竜田姫は、風神さまに乗って下界に降りてくるのでせうか。
竜田姫解くや金紗の旅衣
短夜の月
竜田姫の内腿までを濡らす雨
短夜の月
竜田姫勾玉のよな国土かな
地に根ざし陽に伸びる
竜田姫日本はまだ美しいですか
地に根ざし陽に伸びる
三日月の竪琴を弾く竜田姫
中岡秀次
竜田姫金の扇のおこす風
中岡秀次
竜田姫のおはす大樹や風ゆたか
中野こと子
星一つ齧りて一人竜田姫
中野こと子
沖を吹く風の話や竜田姫
天玲
白き鳥に現し(うつし)竜田姫は山へ
天玲
空をゆく竜田姫を捕まえた
田村美穂
横に立つ竜田姫が影を縫う
田村美穂
高千穂は鬼のゆりかご竜田姫
田中耕泉
人さらい途中の雲に龍田姫
田中耕泉
竜田姫もたぶんペガサスも右利き
渡野しえん太
竜田姫清し地下水脈清し
渡野しえん太
禁教の天地へ鋏たつたひめ
登りびと
ゆふぐれの樹液眠たし竜田姫
登りびと
竜田姫去りて十津川濁りけり
都乃あざみ
香具山を焚き付けたのは竜田姫
都乃あざみ
脇差の鍔の緋色や竜田姫
冬のおこじょ
風吹かば焔は楽し竜田姫
冬のおこじょ
水の如き酒を召しませ竜田姫
桃猫雪子
青空へ繭の吐けそう竜田姫
桃猫雪子
咆哮は形見の如く竜田姫
内藤羊皐
遺髪からつくる装飾竜田姫
内藤羊皐
竜田姫ラヴェルの管弦楽のごと
楢山孝明
竜田姫色とはここに始まれり
楢山孝明
龍田姫近江の地酒紅匂ふ
百合乃
小夜風に踝晒し龍田姫
百合乃
大和湖の竜の鱗や竜田姫
福良ちどり
竜田姫ふっくら錆びる送電塔
福良ちどり
黄昏の林は醴し竜田姫
北野きのこ
竜田姫なみだを注ぐ水琴窟
北野きのこ
琴爪のひときは白し竜田姫
堀口房水
竜田姫の項と思ふ小川かな
堀口房水
西陣のあたり明るし竜田姫
緑の手
月光を帯とするなり竜田姫
緑の手
竜田姫人の寂しき方へ方へ
露砂
寂しさという夜具を干す竜田姫
露砂
竜田姫日差しなよらか雨の後
蜥蜴の尻尾
ゆうたりとパドックつつむ竜田姫
蜥蜴の尻尾
竜田姫の笑みの数だけたわわなる
武井かま猫
老龍の鱗落つるや竜田姫
クラウド坂の上
いみじくも磐座摩せり竜田姫
ウェンズデー正人
三度目の恋文破る竜田姫
28あずきち
うさぎさんとまいごまいごのたつたひめ
28しんきち
せせらぎに竜田姫の緋零れけり
⑦パパ
高嶺風紅絹振つてをり龍田姫
99カリン
竜田姫愁ひを帯びてゆく木々よ
be
せせらぎをひとまたぎして竜田姫
Dr.でぶ
逍遙の供は風神竜田姫
GARU
ここいらが竜田の姫の膝枕
GONZA
竜田姫のくるぶしに酔ふ男山
Kかれん
竜田姫に磨かれてゆく山の水
Mコスモ
竜田姫来よと胡弓の鳴りだせり
RUSTY
かそけくも雨は降るなり竜田姫
syuusyuu
井戸に浮く甘き星々竜田姫
TAKO焼子
「月光」を聴きつつ夜の竜田姫
wolf626
沈む陽をなほ被るかな竜田姫
yoko
竜田姫実はおもろい神やった
アーモンドの目
とっくり湖にとっくり吊橋竜田姫
あいみのり
竜田姫の裾が触れたか照葉峡
あきのひなた
オカリナに耳傾けて竜田姫
あつむら恵女
竜田姫吐息は琥珀になりにけり
あまぐり
太陽が嘘ついてるよ竜田姫
あまの太郎
鳥かごへしまふ竜田姫のかけら
あるきしちはる
塔頭に陽のゆきわたる竜田姫
いかちゃん
笛の音に流るる雲や竜田姫
いくらちゃん
水鏡に波紋あそべや竜田姫
いさな歌鈴
目隠しの鬼抱きしめん竜田姫
いしい美髯
竜田姫空が小さくなって来し
いつか
寄り道の触るる一枝竜田姫
いまいやすのり
竜田姫のみ許されし色のあり
うさぎまんじゅう
坑口は深き黒なり竜田姫
うしうし
龍田姫と酌めば一山づつの紅
ウロ
鬱々と何もせぬ日や竜田姫
おうれん
竜田姫古墳の主を知りにけり
おがたま
山の色は移りにけりな竜田姫
おたまじゃくし
能面の奥の吐息や竜田姫
オリヒロ
野へ山へ香る息はく竜田姫
かざばな
龍田姫波美しき写経かな
かつたろー。
機関車へ迫る西山竜田姫
かぬまっこ
笑ふ鳥も泣く鳥もいて竜田姫
かもん丸茶
竜田姫合わせ鏡の髪飾
キッカワテツヤ
親指のささくれ深し竜田姫
きなこもち
竜田姫露草色の空に立つ
きのした小町
龍田姫のあとを追ひける山颪
きのと
竜田姫祖谷の流れに躓きぬ
ギボウシ金森
龍神の雲の内なる竜田姫
竜田姫従者手にする村田銃
ぐずみ
竜田姫さま、葉をそんな色に塗っては
ぐでたまご
あしぎぬの鳴り響みけむ竜田姫
くま鶉
心中の誓いを反古に竜田姫
くれまてぃす恵子
竜田姫龍の寝床を赤く紅く
けーい○
見返れば竜田姫空を明るうす
こうや こう
山城に涸れぬ水あり竜田姫
こじ
竜田姫?白帝さんちのじゃじゃ馬か
こま
竜田姫圃場の追風乾きたる
こんじゃのよしこ@追風(おいて)
機織のリズム竜田姫の鼓動
ざうこ
導くや星を近くに竜田姫
さくやこのはな
竜田姫色は光の受苦となる
さだとみゆみこ
灯光をふさぐ袂や竜田姫
さとう菓子
察するに些か年増竜田姫
さぶり
龍田姫の仕業であったか実を集む
ジミーあゆみ
あやとりの橋つなげゆく竜田姫
しみみ
竜田姫の触れた木の葉疲れ色
シモーナ
夕づつを髪へ灯して竜田姫
しゃれこうべの妻
竜田姫そよぐ白髪きらきらだ
しゅうちゃん@5さい
竜田姫百済の歌を口遊む
シュリ
暁鶏を聞くや袖降る竜田姫
シュルツ
竜田姫明日の木霊をセットして
ず☆我夢@木ノ芽
閨房に紅さす竜田姫の山
すえよし
竜田姫案内人は黒き猫
スローライフ
送電線はあやとりの川竜田姫
せり坊
竜田姫むらさきの糸手繰りをり
そめいゆ
氏神も幼なじみや龍田姫
だけわらび
都跡なんと美し竜田姫
たるみ
逆鱗を撫づる風とも竜田姫
たんじぇりん金子
龍田姫へ謁見に混むいろは坂
テツコ@第二まる安
翆黛に色を落とせる竜田姫
でぷちゃん
オルゴール止まるしじまを竜田姫
でらっくま
星を摘み今日は近くに竜田姫
テン@第2まる安
鹿寄せのホルン幽し竜田姫
としなり
飛ぶ鳥の姿を借りし竜田姫
とりまる
狼と仲よしだつた竜田姫
とんぼ
竜田姫に赦されくぐる樹洞温し
にたいも
くれなゐに濡ればむ峰を竜田姫
のつり
龍田姫禊の滝に衣忘る
ははろ
竜田姫の声でありたる祖母の歌
はるや
竜田姫郷に風力発電機
ピサロ昆布
竜田姫の奏づる琴か真夜の風
ひだ岩魚
竜田姫の御髪や細き雨の日は
ひでやん
竜田姫夕べの畦に降り立ちぬ
ひろ
竜田姫堕ちたる先に柘榴石
ふあり光
さびしさもまたうつくしき竜田姫
ふくろう
折鶴のそろわぬ折目竜田姫
ふくろう悠々
移ろひをかく華やかに竜田姫
ふじこ
竜田姫の眷属といふ村の人
ふたあい
さよさよと幽けき葉擦れ竜田姫
ふっこ
飛倉の行方を追うて竜田姫
ふわり子
裳裾には白きつまさき竜田姫
ほしのあお
兄が為にひと葉手折れや竜田姫
ほのぼぉの@せがために
衣擦れは川のさざなみ竜田姫
ほろよい
竜田姫片乳流す白き川
ぽんぽこぴーな
山姥は遠い親戚竜田姫
まどん
竜田姫風に目ん玉尾っぽあり
まりい@木ノ芽
風音を操りてをり竜田姫
みくにく
竜田姫の息吹メソポタミアに沁む
ミズカラス
月琴のふるえる空や竜田姫
みやこわすれ
蝦夷地にぞはや袖振るや竜田姫
み藻砂
竜田姫たべたくなるほどやまふわり
むらさき(7さい)
まんてんへしとしてねむるたつた姫
めいおう星
円墳を風は巡りて竜田姫
めぐみの樹
相聞の糸はひらぎぬ竜田姫
モッツァレラえのくし
竜田姫今朝小屋閉めの便り来ぬ
もりたきみ
竜田姫まほうのじゅうたんはこちらです
ゆうら(3さい)
竜田姫うわさ話の絶えない葉
ゆりたん
みちのくの夕日は早し竜田姫
ラーラ
幣ちらせ送りの辞儀の竜田姫
ららやにほ
竜田姫子供の目にはよく映る
ラリロリラリラ
たつたひめのすわるおいすをつくります
りすだいすき(3才)
竜田姫迎えの馬車は山麓に
リバティーさん
竜田姫この茸はあの優男
りんたろう
竜田姫ポケットに持ち帰る風
ルビー
竜田姫よる歌ふ鳥みえぬ鳥
るびちゅ
竜田姫染めし衣は不言色
るるの父@不言色:いわぬいろ
木々さんざめく竜田姫未だ来ず
れい
爪先は玉虫色や竜田姫
わこまま
竜田姫逢瀬のあとの微熱かな
ワンダフルもずく
手鏡に映る稜線竜田姫
亜久琵
竜田姫靴に葉音を遊ばせる
阿波豊
竜田姫祭のあとの寝屋のこと
葵 新吾
竜田姫麓の酒の腹に沁む
安田信洲
風に酔ひ風を酔はせて竜田姫
杏と優
竜田姫生駒の里に仮寝して
伊藤はな
竜田姫千と三百年の注連
伊予吟会 宵嵐
竜田姫手伸ばす先の夕籬
伊予吟会 心嵐
竜田姫これは山肌削いだ色
衣玖
竜田姫天動説は嘘じゃない
育由
鏡中に別の顔あり竜田姫
一の介
竜田姫リュートを撫づるやうに風
一斤染乃
奔放に雲を脱ぎ捨て竜田姫
一人静
風吹かば風従えて竜田姫
一走人
竜田姫森の浮心へ降り来たる
一茶お
金のホルンめける竜田姫の声
宇田建
龍田姫荒ぶる山を従えて
烏兎
ながめせし間もたった千年竜田姫
羽沖
西風にその名を問えば龍田姫
雨霧彦@木ノ芽
法隆寺煙る錦や竜田姫
英ちゃん
千年を緋なり金なり龍田姫
英子
髪ゆるく編みて立ちけり竜田姫
遠音
後れ毛が寂し夢二の竜田姫
塩の司厨長
竜田姫かなしき時ぞこひすべき
塩谷人秀
アカペラは色に変わりて竜田姫
奥野悦穂
山の香の文よこすらむ立田姫
横ちゃん
山裾の黄あれは竜田姫の髪
乙子女
神官に岡惚れされて竜田姫
加賀もずく
その袖に鳥を遊ばせ竜田姫
可笑式
竜田姫の吐息 ページをめくる夕
夏湖
竜田姫夜風にうなじ洗はれる
花南天anne
銀色の龍に乗り行く竜田姫
雅な童
竜田姫をはす中行く一両車
雅喜
ざざざざざ龍田姫来る触れの音
楽花生
竜田姫ゆるした時の片えくぼ
銅鏡を磨けよ竜田姫のため
瓦すずめ
竜田姫ダム湖の縁の深呼吸
幹弘
衣ずれの音やさびしき竜田姫
甘平
一角はそで触れもせで竜田姫
閑茶
竜田姫渓谷一つ忘れをり
岸 れん
竜田姫修験の山に出でませリ
幾恋良石
面持ちの艶やかならん竜田姫
輝 龍明
竜田姫手をつく岩のほんのりと
亀田荒太
竜田姫寂しさの芯吹き残す
蟻馬次朗
竜田姫みづはきらきら満たされて
久我恒子
金と緋の裳裾曳き来る竜田姫
虚実子
竜田姫や骸を抱いて還りけり
漁港
吐息にも移ろふ木々や竜田姫
鏡葉
沈む日に赤の溶けるや竜田姫
玉井 瑞月
万華鏡めく産土や竜田姫
玉木たまね
まち針の先錆びにけり竜田姫
玉和
古希色も重ね重ねぬ竜田姫
金治宜子
竜田姫指先の波紋に逃ぐる
銀長だぬき
竜田姫オーガンジーのごとき風
熊縫まゆベア
竜田姫竪琴の童謡聞こえ
桑島幹
竜田姫山は秘密の宝箱
君島笑夢
きんいろの山香しく竜田姫
桂奈
竜田姫祈りのようにやってきた
渓湖
先触れに嵐遣わし竜田姫
畦のすみれ
竜田姫腰をかけたる河童いて
蛍川
那須岳に雲海ほどく竜田姫
月の砂漠★★
この田いま踊り抜けたり竜田姫
月の道馨子
竜田姫螺鈿の風に照る葉叢
月見柑
竜田姫その声笙のごとくかな
嫌佐久@佐保姫の声は鈴振るごとくかな 岡崎桂子(対岸) の東に対抗して西から一句。
鍋たぎる山の恵みよ竜田姫
犬散歩人
金色の野に降り立つや竜田姫
古都 鈴
水鏡へ色をこぼして竜田姫
古都ぎんう
鏡割る空の純度や竜田姫
枯丸
青と蒼と碧の違いや竜田姫
五月闇
うつとりと刺す朝水や竜田姫
口岩健一
竜田姫律義に今日の色衣
好文木
どこまでもどこまでも鏡竜田姫
巧海
みづひかりかぜを身籠る竜田姫
広瀬 康
鏡面の墨池香細し竜田姫
江口小春
竜田姫訪ふや西域絲綢之路
江里口泰然
竜田姫は来ません僕がいるうちは
綱長井ハツオ
吾子に降る葉の音のやさし竜田姫
香羊
淵蠢くとき竜田姫歌ふとき
高橋寅次
やはらかくみづふくむ肌竜田姫
高橋無垢
番鳥匿ふ竜田姫の枝
高田祥聖
鉄塔のあえかに遠し竜田姫
克巳@いつき組
竜田姫太鼓の音の鳴るほうへ
国代鶏侍
竜田姫風はてれぴん油のにほひ
黒子
全山の色羽織りけり竜田姫
佐東亜阿介@チーム天地夢遥
幣と散る死は甘やかに竜田姫
佐藤儒艮
山を縫ひ野を繕ひて竜田姫
砂山恵子
竜田姫太古の地層顕れる
彩楓(さいふう)
果樹の心臓はちきれんかな竜田姫
斎藤秀雄
竜田姫いるらし山に電波塔
斎乃雪
龍田姫余五将軍を見染めたる
桜姫5@余五将軍=平維茂=紅葉狩に行って鬼女を退治
竜田姫恋の相手は法師か源氏か
桜木レイ
鉄塔の簪めいて竜田姫
三重丸
磨かれし床に映りし龍田姫
山茶花静
染め上げてあと月気欲し竜田姫
山踏朝朗
みちのくの山をゆらりと竜田姫
山野はな
義秀が紅蓮の炎竜田姫
志保川有@芥川「地獄変」
竜田姫靡く白髪み朱くみえ
紙威
いろは坂ちりぬるを道たつた姫
慈温
ただならぬ水脈のにほいへ竜田姫
七瀬ゆきこ
十和田湖の鏡青める龍田姫
篠田ピンク
竜田姫物憂き夜は墨を磨る
斜楽
手水舎にかかる光や竜田姫
朱夏A
大河にて拓かるる野や竜田姫
朱契
倒木の葉に触れてゆく竜田姫
宗本智之
蜘蛛の糸がついときらめき竜田姫
出石珠子
たつたひめむかしはようけ人もおり
潤目の鰯
竜田姫浅間の火口は真ん丸ね
小エビ
竜田姫神馬の頸に金の鈴
小川めぐる
犬笛を帯に隠せり竜田姫
小野更紗
街道に空愁ひなき竜田姫
庄司直也
竜田姫笛吹く夜の葉擦れかな
昇華
竜田姫白い夢から覚めたあと
松浦麗久
竜田姫緋色は衣の留めの色
笑酔
なびなびと夜にしづみたり竜田姫
上倉すず女
黒髪の流るるけはい竜田姫
城内幸江
竜田姫束ねる螺鈿の髪留め
森陽子
天空に風の音織る竜田姫
神山やすこ
竜田姫峽の窯元見に行かむ
神田央子
千禽の発つ緋の風を竜田姫
仁和田 永
山小屋を震わせにけり竜田姫
逗留舎なお
竜田姫月の鏡で紅を引き
水夢
富士五湖へ翔んで来てゐる竜田姫
杉村翔破
竜田姫寝返り打って緋が零れ
雀狼蘭
湖に映る吾が身に見とれ竜田姫
是空
吊橋を揺らし竜田姫何処へ
晴好 雨独
竜田姫空の芥を掃きにけり
正木羽後子
夜のみなも鏡に使ふ竜田姫
清水祥月
竜田姫湖に連ねる色美し
清波
夢二見た夢の亡骸竜田姫
清白真冬@竹久夢二は、榛名湖畔に設立を夢見ていた「榛名山美術研究所」に、自分が描いた理想の女性である「竜田姫」を展示する事に強いこだわりを持っていたと知り詠みました。
万華鏡つぎの刹那に竜田姫
西の海牛
衣のすそ濡らさず座せり竜田姫
西村 小市
色の名を幾千覚え竜田姫
西田武
大和路はをみなばかりや竜田姫
西尾婆翔
沖波の白き光や竜田姫
青柿
風の子に緋色を貰ふ竜田姫
赤馬福助
栞とす銀朱のひと葉竜田姫
雪うさぎ
簪の金色撓る竜田姫
川越 のしょび
竜田姫木皮と蔓で編む箕かな
双月(そうげつ)
龍田姫紅の絵の具を進ぜませう
蒼鳩 薫
竜田姫鉈を磨きし風のこゑ
村上優貴
竜田姫の愛撫に村の三人は
多喰身・デラックス
竜田姫霧の繭にて眠るなり
多々良海月
北国の白無垢纏う竜田姫
泰然
神舞の篝火の影竜田姫
鯛 風
竜田姫鳥居へ風を許したる
大雅
龍田姫裾より袖の濡れ具合
大塚迷路
竜田姫首へ形見のトパーズを
大槻税悦
地は金へ森は真紅へ竜田姫
鷹星
竜田姫裳裾にのぞく足匂ふ
達哉
竜田姫に皇子と噂になりし過去
池之端モルト
重ねたる齢華やぐ竜田姫
中根由起子
金色の雲の行方や龍田姫
中山月波
竜田姫宗谷へと織る錦の弧
中村 香堂
闇ついて匂う沈香竜田姫
中村 邑
磐船を北に待たせて龍田姫
中村笙平
狐の嫁入り竜田姫は手を引いて
宙のふう
竜田姫太古の海の音を聴く
昼行燈
竜田姫この葉は愛染明王へ
聴松
竜田姫のさては残り香いろは坂
長田写々
一夜にていろはにほへり竜田姫
直樹里
梢差し竜田姫の剣は垂る
直雪
蝦夷地より都に上る龍田姫
津葦
年取らぬ老の眼裏竜田姫
津軽わさお
草指輪契り見守る竜田姫
椎の木くるみ
竜田姫終の一葉にくれなひを
定吉
竜田姫天地を別つ焔かな
泥酔亭曜々
熊にも勝ったし竜田姫も見た
天水郷
山洗う今宵の風や竜田姫
天満
竜田姫今宵の酒は青くさい
斗三木童
竜田姫の羽の秘色よ未だ熱し
土井デボン探花
山の端の蕩けたる暮れ竜田姫
島崎伊介
龍田姫古刹に小さき井戸のあり
東山
竜田姫すだま黙して澄みわたり
桃和
退屈な夢二のポーズ竜田姫
藤井祐喜
立田姫こんなにもさびしい耳目
藤田康子
刺繍する手は風のごと竜田姫
豆田こまめ
ラヴェルのボレロ竜田姫の跫音
透史
校庭で竜巻遊び竜田姫
陶然
竜田姫オーボエからのソナタかな
溜息は甘美でありぬ竜田姫
奈緒女
夢で逢ふ虫垂れ衣の竜田姫
南風
静かなる地球儀の海竜田姫
南風の記憶
あやとりは解けてしまい竜田姫
南風紫蘭@木ノ芽
竜田姫のひと吹きざあとポプラ降る
楠青庵
竜田姫聖徳太子育つ庭
二上松風
竜田姫黄昏までのクロッキー
日下まひろ
ファド響く葡萄酒昏く龍田姫
日午
龍田姫葉先にほつと付け火して
日出時計
紅を点すこころが少し竜田姫
日田路
独り身のテレビ壊れる竜田姫
日々太宗
銅版画の麒麟踏みつけ竜田姫
入口弘徳
オリオンを誘ふ微笑み竜田姫
梅雨
鈴おとは竜田姫らの笑う声
梅木若葉
竜田姫の御業夕空に金刺繍
白傘
竜田姫雲の曲線のやはらか
白瀬いりこ
水面行く鳥の引き波竜田姫
麦吉
織る錦波に阿る竜田姫
畑山六十二
竜田姫の懐より飛ぶ天狗
八幡風花
竜田姫愈々高き朝の空
半熟赤茄子
コバルトの羽ばたき去りて竜田姫
板柿せっか
子兎を遊ばする裾竜田姫
彼方ひらく
獸臭き一夜夫抱く竜田姫
比々き
竜田姫絵に残すゆゑ留まれよ
比良山
耳鳴りの空が回るよ竜田姫
尾上真理
ドボルザーク聴き竜田姫の来訪待つ
美翠
竜田姫吾に風の果て凪の果て
柊 月子
川面眩し竜田姫いま漕ぎ行けば
富山の露玉
別れ路に野をざやめくや竜田姫
風慈音
龍田姫実は各地に情夫いたり
服部勝枝
竜田姫口笛遠く届きけり
福蔵
綴織の帯は夕色竜田姫
文月さな女
竜田姫錦繍綾羅毘古退散
平野水麦
墜ちるならあの裾野まで龍田姫
碧西里
竜田姫わが愛猫と気が合いそう
勉邪明
竜田姫化粧(けはひ)重ぬる水鏡
峰泉しょうこ
「塗り難し」竜田姫ぼやく東京
朋知
竜田姫小袖に砂糖菓子ふたつ
染め残す影に潜めり竜田姫
蜂里ななつ
豊穣の匂いはこれぞ竜田姫
豊田すばる
日暮時丹の穂を鳴らす龍田姫
龍田姫奈良の色温度は緋色
北村 崇雄
登りきればまた有る竜田姫の坂
抹茶金魚
亀石はうなづいてをる竜田姫
末尾波世遠
龍田姫より私をとは言へず
未貫
竜田姫天窓のまぶしさ痛い
未補
吊橋にすれ違いたる竜田姫
夢堂
竜田姫へと昏き水流れ込む
牟礼あおい
銅山の無縁墓抱き立田姫
霧子
竜田姫黄泉か火宅か正夢か
椋本望生
楽人の楽器すたるる竜田姫
明惟久里
大和飛鳥と言ひし昔や竜田姫
明石焼穴子
血を膿を清らに雪ぎ竜田姫
綿井びょう
金の斧投げ込んだのは竜田姫
網野れいこ
発火せよ汝が視神経竜田姫
木喉
竜田姫来たりて盆地の息深し
門前町光乃
寂しゅうて一人あやとり竜田姫
野うるし
竜田姫千年の塔濡れそぼつ
野ばら
ひと葉のみ触れし杖先竜田姫
野地垂木
金の砂すこしふりかけ竜田姫
野々りんどう
飛行船を抜いて竜田姫がゆく
柳児
源流のかすかなりけり竜田姫
有瀬こうこ
触媒は恋か憂いか竜田姫
柚木みゆき
竜田姫夕雲に乗り来たりけり
遥風
竜田姫笑みて十日の見頃なり
羅馬巴里
竜田姫ゆきあひの水回しけり
蘭丸結動
竜田姫昨日の色はなかりけり
蘭子
竜田姫を怒らせるな吊り橋ぞ
利平
先触れに御山洗わす竜田姫
里甫@「御山洗」と言う富士山麓地方の言葉に出会いました。富士閉山のころ、現在では八月下旬に降る雨の事「富士の山洗」とも言われている。
先づ空に雲をひと刷毛竜田姫
留野ばあば
一の尾根渡りたりけり竜田姫
竜胆
残照に竜田姫燃えあがりけり
龍田山門
み素足の化粧はまだか竜田姫
良日
子が呼びて山の聲聴く竜田姫
林 和寿
箱根山越ゆれば都竜田姫
鈴木麗門
竜田姫まします山は闇深し
麗し
竜田姫シテに相舞ふ篝かな
凰來賀
奥入瀬に木の葉の舟や竜田姫
巫女
腰骨の寂しいかたち竜田姫
竜田姫ゆつくり村をはなれけり
朶美子(えみこ)
細雨舞う湿るを拭う竜田姫
泗水
竜田姫山の命のあえかなる
洒落神戸
竜田姫振袖の柄は水車
獺八
竜田姫いう事聞かぬ山幾つ
祺埜 箕來
竜田姫辰子姫(たつこ)も知らぬ色もちぬ
笙女
ほやほやの熊糞怖し竜田姫
筬葉
あの戦なんだつたのか竜田姫
脩斎@105さい
天蚕の咀嚼の音や竜田姫
脩平
竜田姫の吐息湖面のさざなみ
芍薬
ほうほうと峰に谺す竜田姫
茫々
ダム湖は蒼し竜田姫は起きぬか
蓼蟲
先触れの彩雲静か竜田姫
蘂六
ひんやりと白し竜田姫のかひな
靫草子
ならば燃える瀑布つくれ竜田姫
颯(はやて)
放射能残る山河や龍田姫
髙橋冬扇
万葉の透けし岩水竜田姫
いごぼうら
石走る水の冷たさ竜田姫
笑々
噴火レベル2なり眼下に竜田姫
マオ
染料の黄熟紅熟竜田姫
播磨陽子@黄熟、紅熟は草木や果実に用いる言葉ですが、染料の会社の色見本などもこの時期、秋の色に変えているようです。@いつき組花野句会
竜田姫鳥居の残る湖の底
野の花誉茂子
竜田姫鋼の心持つてゐる
羊山羊

並

竜田姫のしとパラリとす山路行き
万斛
神頼み命感じる竜田姫
14橘貞山
山の香を集めかずらの竜田姫
28ひろきち
葉脈をしづかに〆て竜田姫
301句会・幹人
白雲の山駆け下りる竜田姫
aya
立田姫懐深く轍往く
Benじい
竜田姫つつと湖畔を逍遥す
chiro
流れゆく恋文追つて竜田姫
KAZUピー
竜田姫一気にかけおり色染めし
KKK
背表紙の抜けてゆく柄に竜田姫
Lu
龍田姫今年も染まる竜田川
PON
竜田姫わが庭に来よ目覚めさせ
sakura a.
金色の穂を抱き竜田姫米寿
sol
鬼怒の川木の葉しだれて竜田姫
アーナンダ
竜田姫隠れて山の端に夕日
あい女
頬染める竜田の姫の恋心
あおか
朝刊に見入ってしまう竜田姫
アオキシゲル
たつたひめ道の一葉をしおりとす
アガニョーク
竜田姫ひゅるりはらりと裾揺れて
あけび二号
山風をはらりと纏ふ竜田姫
あけみ
一列に紙垂揺れていく竜田姫
あざみ
老僧の鐘打つ村の竜田姫
あさり
かわべりもしかと染め上ぐ竜田姫
あさ奏
竜田姫錦の打掛山にかけ
あすなろ
陰暦のかかるデスクや竜田姫
あつちやん
竜田姫通り過ぎたる道の美し
あみま
夢二さえ惑わす程の立田姫
あやたか
吐く息に紅まぜており竜田姫
あやの
竜田姫の褥静かに上下して
あら サナエ
だらり帯夢二の里に竜田姫
アリマノミコ
竜田姫一献さらに色づきぬ
あわの花水木
襟合わせ水面に映す竜田姫
いかすみ
俯いた歩みすら織る竜田姫
いく葉
ヤンチャ親父明日また来よと竜田姫
イサポン
空の緋は夢二の夢ぞ竜田姫
いざわ
不本意な転勤先に竜田姫
いたまきし
吊り橋に手招きをする竜田姫
イチロー
竜田姫雨を掻き分け駆け落ちす
いつき組福岡リスナー班/由美子
伏せて見る彼方の紫峰龍田姫
いつの間にアラカン
竜田姫村のすみずみ彩りぬ
いと茶
千年を夢二に目覚む竜田姫
いなだ君二年生
二上山滝田姫訪れらしく
いなほせどり
三美人卑弥呼小町に龍田姫
いわきり かつじ
竜田姫の裳裾に遊ぶ小鳥かな
うづら
赤紙はしづかに湖へ竜田姫
うに子
特養の小さき庭にも竜田姫
うま子
谷あいを曙の衣竜田姫
うめがさそう
黄昏に我をも染めよ竜田姫
うらら恵子
竜田姫たつた一つの役務なり
エイシェン
大和路や竜田姫舞ふ朱の衣
えらぶゆり
お遍路に紅注ぐ竜田姫
オイラー
風に揺らぐスカーレットの竜田姫
オキザリス
竜田姫母屋に母の指定席
おけら
端布寄せキルト縫う母竜田姫
おやま文枝
鈍色の空指差すや竜田姫
おんちゃん。
竜田姫語尾に力の入りをり
お気楽草紙
木々をぬけ古都へくる雲竜田姫
ガオガオ
竜田姫本当は怖い深き紅
カオス
西の山紅戻せ竜田姫
かげろう
振袖の紅の裾曳く竜田姫
かこ
嫉妬とは自信の無さよ竜田姫
かさご
竜田姫いづこ異常気象長し
かずポン
山つなみ紅涙絞る竜田姫
かたちゃん
幾千の朝夕見守り竜田姫
カタツムリ
水切りの波紋が五つ竜田姫
かたな
竜田姫その袖振らば染まりゆく
かつら子
竜田姫染めて振舞う山の幸
カヅラ梅
千年の眠り陵墓に竜田姫
かまど
トンネルに続くトンネル竜田姫
かをり
いつの日か会えたらいいね竜田姫
キーヨ
竜田姫貴船の川をゆらゆらと
ギコ
竜田姫錦の帯を敷き詰めて
きさらぎ
竜田姫門限少しずつ縮む
きたもっち
竜田姫息するように紅(あか)く染め
きっちゃん
伊賀赤目隠れきれずに竜田姫
キャサリンまさこ(まさこ改め)
お参りが日課となれり竜田姫
キヨ
知床の尾根をひと掃き竜田姫
キョンちゃん
竜田姫恋みだるるや今日の枝
ぐうたらてい
竜田姫そのはげしさが吾にあり
くによ
放課後に履歴書清書竜田姫
くめ仙人
木曜の開錠係や竜田姫
ぐりえぶらん
快晴は色深めつつ竜田姫
ぐれむりん
竜田姫秘めし蹴出しの緋縮緬
くろべぇ
竜田姫来るらし庭の盆栽にも
クロまま
葉の裏に御座す小さな竜田姫
けら
竜田姫も坂を登ったのだろうか
コーラ味の水
竜田姫ころがりのぼる風の彩
ココダン
竜田姫裾のほころび過疎の村
こじ丸
インスタ映え山の景色よ竜田姫
こだままる
寂しさや夜を恐るる竜田姫
コタロー
業平か菅家か迷う竜田姫
こてつ川
六甲より有馬へ下るる竜田姫
こはぎ
竜田姫缶ドロップの赤が好き
こはまじゆんこ
赤と黄の色操つて竜田姫
こぶこ
竜田姫朱やら黄やらを織り交ぜり
こふじ
老翁の絵筆の映す竜田姫
さくみ
竜田姫に誘われるままけもの道
さこ
御簾越しのあはれ感じぬ竜田姫
ささき良月
あら此処も竜田姫様来てるような
さとう
龍田姫踊れ踊れ豊年踊り
さとうくにお
竜田姫無垢な葉色も散りばめて
さの風里
竜田姫計算ずくの恋なれど
さゆみ
大仏の肩触れ来るは竜田姫
しー子
竜田姫赤金を溶く果てしなく
しかもり
狭庭にて龍田姫待つ老い二人
しげる
相続をされぬ山家やたつた姫
ししまる
キャンバスが群青の海竜田姫
シニアモモ
我が地でもかくれんぼせり竜田姫
しもさん
竜田姫分身術の遣い時
しゅw
葉一枚さきがけ選ぶ竜田姫
しゅうふう
竜田姫おすべらかしが染まりゆく
じゅりあん山本
山の辺の道へそろそろ龍田姫
しゅんらん
山頂よりケーブル揺らす竜田姫
じょいふるとしちゃん
吊り橋や揺れる中央竜田姫
シラクサ
ハイキング妻とわたしと竜田姫
シロクマ太郎
下馬石の大戸のむこう龍田姫
しんしん
竜田姫山も里も庭も鉢も
すじこ
魅せられし色の魔術師竜田姫
すずりん
竜田姫鈍行で行く只見線
せいち
竜田姫従姉妹もいます奥入瀬に
せんべい
色深く時の流れか竜田姫
それぞれのしあわせ
逆さ富士昼の水面を竜田姫
たいき
木に風や大和路線に竜田姫
たいぞう
竜田姫足取り残す木々の赤
たけうち晴美
手を振って送る煙や竜田姫
たけおり
デコイチの道の駅には竜田姫
タック
竜田姫タクト激しや令和の朱
たま
竜田姫レールは徐々に細くなり
たま蛙
湯治場でかくれんぼせし竜田姫
たま走哉
黄昏の湖上を渡る竜田姫
たむらせつこ
赤ワイン頬染める夜の竜田姫
ダリア
我が庵も染めてくれぬか竜田姫
たん造
病床の窓辺染めゆく竜田姫
ちか丸
竜田姫自転車漕ぎし古都の道
ちばくん
あをによし奈良蒼くして竜田姫
ちびつぶぶどう
竜田姫ママはんぶんこしたくない
ちま(5さい)
奈良へゆく山頂トンネル竜田姫
ちょろたこいん
逢えるのは今日か明日かと竜田姫
ツーちゃんの恋人
竜田姫夢二も紅くなりにけり
つちのこ
西陣の機織のおと竜田姫
つつ井つつ
紅に染まる夕空竜田姫
つつ井つつ夫
夕闇に翳りゆきたる竜田姫
つわきの嫁
裾裏の朱色薄れて竜田姫
ティーダ
次の山行きの風待つ竜田姫
てまり
竜田姫の過ぎ行く風や旅の朝
でんでん太鼓
振つちやつた朝は竜田姫の紅
どかてい
稜線はフリーハンドに竜田姫
ときこ
生駒の山並み降り立つは竜田姫
ときこの母よしこ
くれなゐの袖振りかゑし竜田姫
ときめき人
業平も懸想するかな竜田姫
どくだみ茶
母の庭伸びて天井竜田姫
とことこ
借景の山裾豊か竜田姫
としまる
暮れ染めてシュトラウスきく竜田姫
とのじ
染めつつ更に深く竜田姫たるや
ともかわすてむ
竜田姫日向の葉より染めにけり
とりこ
龍田姫日本列島迷いけり
とんとん
陽光に透かし見るなり竜田姫
なかがわ 聖一
針仕事指傷こさえる竜田姫
なかしまともこ
龍田姫からくれないに山を染め
なかの花梨
山びこも賑やかなるや竜田姫
ナタデココ
竜田姫まぶたの色を変えてみる
なつぽよ
俯いてだらりの帯や竜田姫
なつめ
車窓よりお見かけしたは竜田姫
なつめモコ
紅絹色(もみいろ)の羽衣まとう竜田姫
なにわっこ
竜田姫の裳裾の名残いろは坂
なみは
竜田姫川より出づる大蛇かな
なめろう
竜田姫追いかけ有休申請す
なよろ
竜田姫生駒を駆ける笑い風
にゃんみー
くくり染解けばたちまち竜田姫
ぬけまいり
竜田姫紅絹の裳裾を渓流へ
ぬらりひょん
ラジエーターかんかん鳴らし竜田姫
ねぎみそ
竜田姫優しく包む葉のクベース
ネコ目
底知れぬ眠気いざなう竜田姫
ねむり猫
竜田姫襲の色を思い馳せ
のぶ子
切り通し源氏や薄暮竜田姫
のもとみな
竜田姫袖振る山の減りしかな
のら
借景の庭で寛ぐ竜田姫
のりた
竜田姫初告白の渡月橋
のりりん
湖に竜田姫来たり錦織る
ノルウェーの森人
湖と空を一つに竜田姫
パーネ・メローネ
栂池の湿原急ぐ竜田姫
バーバラ
竜田姫よあなたの魔法私にも
はいさいひろこ
竜田姫の衣空より色付いて
ハイジ
竜田姫千年先の再会を
パオ
竜田姫今年も染める過疎の里
はごろも
こだわりの一葉だろう竜田姫
バシ
竜田姫の今年選びし#e60012番
はしびろこう@#e60012番=丸の内線レッド
ししおどし露地の樹々呼ぶ竜田姫
はじめ
竜田姫降り立つ尾根は紅竜のごと
ハチ太郎
つづら折り牛歩のごとく竜田姫
パッキンマン
血潮めく葉脈流るる竜田姫
はなあかり
竜田姫衣の裾は水に濡れ
はなだんな
吾の裾を踏むのはたれぢや竜田姫
はなまる
玉唇にカフェラテの泡竜田姫
はまのはの
ヤッホーと思わず竜田姫の谷
はむ
臨月の朝をきりりと竜田姫
はらたけこ
遠山をくっきり赫く竜田姫
はら美華子
たつたひめもみじを赤くするんだよ
はるか7才
筆動く紅葉描いて竜田姫
ばんしょう
此の節は力仕事と竜田姫
ばんじょうし
雉猫の背骨擦りて竜田姫
ひいらぎ
醜草の朽葉に錦竜田姫
ひいろみ
かざす手の爪も葉も赤竜田姫
ひなたか小春
打ち掛けを纏うて女優竜田姫
ひな子桃青
竜田姫修養会のバスの中
ひろくん12さいのママ
近鉄の色も染めよう竜田姫
ひろしげ12さい
初投稿古稀の手習い竜田姫
ひろちゃん
竜田姫色づく木々のあはれさよ
ひろのじょう
竜田姫なんの果物好きでせう
ひろり
透き通る黒髪風に竜田姫
ひろ史
竜田姫広く大きく舞ひはじむ
ひろ志
竜田姫哲学の道舞いをりぬ
ふうせんかずら
祖谷渓をゆうらゆうらと竜田姫
ふさこ
竜田姫錦の風や降臨す
ふみ
竜田姫の山の恵みに感謝して
ふみちゃん
嫁ぎゆく子の背彩る竜田姫
ふみみ
竜田姫木立せせらぎ雲描く
ペコちゃん
竜田姫もう少しだけここにいて
ぺち
緋に紅に大和路赤に竜田姫
ペトロア
紅の美裾ひきをり竜田姫
ヘルシーアイランド
焼野原見て立ち尽くす竜田姫
ペンギンおじさん
龍田姫マジック棒はどんなもの
ほうすい
練り切りの美しき細工や竜田姫
ほしの有紀
ゴシックのうぬぼれ鏡竜田姫
ぼたんのむら
峡谷や追いかけられし竜田姫
ぼたんぴ
竜田姫常温の水買いにけり
ぽんたちん
さて今年いづこで逢はん竜田姫
ぽんのじょう
千年の恋置き去りに竜田姫
まぐのりあ
竜田姫山の美にぎる錦織着て
マツイミキロウ8191
行き先は風に聞きたし竜田姫
まつだまゆ
竜田姫の気配や午後のサボタージュ
まつのつとむ
竜田姫黄金いろした髪とかし
まにあ
竜田姫ひと雨ごとに艶やかに
まぬう
竜田姫の寝ころぶところ茜雲
まほろ
竜田姫お祈りメールはもういらぬ
まみのすけ
竜田姫金糸銀糸のタペストリー
マユミ
竜田姫の口づけ木々を赤らめる
まゆりんご
灰色の影長くして竜田姫
まるちゃん2323
竜田姫5合目まではバス旅行
まるまる
運針の絹擦れゆかし竜田姫
まんぷく
くれなゐの小袖の裏や竜田姫
みぃすてぃ
竜田姫朝日を抱き山駆ける
みえ
竜田姫一雨ごとに筋雲へ
みかん
竜田姫水面漂う黄色帽
ミセウ愛
浅間山雨で鎮めし竜田姫
ミセス水玉
酒肴はや尽きてをり竜田姫
みどりがめ
狼と山を染めゆく竜田姫
みどりちゃん
竜田姫選ばれた人間の価値
みなつ
気もそぞろ仙人も留守竜田姫
みのる
蝦夷の地へはや旅立ちぬ竜田姫
みやかわけい子
竜田姫色艶やかに散らしたる
みよしい
竜田姫行きつ留まりつ比古を恋う
むげつ
竜田姫染めし枝持つやなぎ腰
むじーじ
絵手紙の色あざやかに竜田姫
むったん
竜田姫北から黄金色の旅
むにむにちゃん
竜田姫写生の子見る樹間かな
むべ
琵琶の音に合わせて踊る竜田姫
むらたふみ
竜田姫来たり清かな朝の庭
むらぴ
山間に呼べば振り向く竜田姫
めしめし
もう一枚着るか着ないか竜田姫
めりっさ
落ち行く日を抱ひてくれぬか竜田姫
もせきのこ
鈍行で鈍く色増す竜田姫
もちえちゃん
晴れ着毎映ゆる模様や竜田姫
もりお
竜田姫強行軍もまた一興
ヤッチー
屏風絵の紅染む行灯龍田姫
ヤヒロ
竜田姫湖に衣を脱ぎ捨てよ
やぶつばき
爪に塗る竜田姫のグラデーション
やまなみ
待たすより待つこと選び竜田姫
やまぶき
縁側の盆栽棚の竜田姫
ヤマボー
竜田姫しなやかに風渡りけり
やよえ
竜田姫サボテンだって撫でられる
竜田姫袖ひとふりで紅をまく
ゆぃ
妹のほほ赤々と竜田姫
ゆうが
そなたの名聞きなれないな竜田姫
ゆーし
移りゆき音に竜田姫目をさます
ゆきまち
竜田姫下町の庭にぽつりぽつり
ゆこげん
竜田姫今年の二色決めにけり
ゆすらご
竜田姫刺繍の裏を見つめてる
ゆみづき
たつた姫日本一のかけあしで
よあけの晩
借景の山を彩る竜田姫
ようざん
竜田姫今年はどんな色にする?
よし いくえ
いにしえの奈良に思いを竜田姫
よつ葉
夢見るや十頭身の龍田姫
よひら
竜田姫長屋王墓染めおりぬ
よぶこどり
夕暮れの雲に遊ぶか竜田姫
らくさい
厳島機織り染むや竜田姫
ラスク岩田
竜田姫明るく染めてご指名よ
ラランジャ
車窓の風龍田姫と寝入る吾子と
りう女
まほろばの里に麗し竜田姫
りこ
時移り髪振りほどき竜田姫
りんごのほっぺ
ジャポニカの百科事典や竜田姫
る・こんと
竜田姫紅や黄に山染めあぐや
るみ
鳰の海に水尾引く長く竜田姫
るりぼうし
たつたひめ花さきみだれうつくしい
れい子
竜田姫昨日来たらし面河渓
れんげ畑
御機嫌な段だら縞や竜田姫
ロクヨン
強風に竜田姫の紅絹ひるがえり
ろびんちょ
鴇色を紅濃くせんと竜田姫
ろん
竜田姫風の足跡枯れ蓮葉
わかこ
ホスピスの窓より愛でる竜田姫
わわ
まつさきに誘つてみたき竜田姫
ゐちらう
老舟に裳裾濡らせし竜田姫
亜音洲
竜田姫のご機嫌を伺へり
阿万女@ノエル
竜田姫山には山の愁いあり
哀顏騎士
色付けの仕事が早い竜田姫
両国のやんちゃな風と竜田姫
安溶二
竜田姫葉脈の一滴さえも
伊佐ササ
シャッターチャンス竜田姫降臨す
伊沢華純
里山に龍田姫御の薄けはひ
伊藤欣次
竜田姫染まる草木を風撫でる
伊藤善隆
それぞれの竜田姫来て窓開ける
伊豆子
竜田姫二十年後のパネルおもふ
伊予吟会 玉嵐@二十年:はたとせ
山赤赤や竜田姫ご機嫌らしく
位子
竜田姫裾染め落とすかくれ滝
位相朗
龍田姫の染めし樹海や果ていづこ
依田 篤
香嵐渓川面も統べる竜田姫
為一暢道
おにぎりを食む傍らに竜田姫
井久
遠足の一足先を竜田姫
井田みち
竜田姫映る景色は業平か
一井蝸牛
住む山も消え砧打つ竜田姫
一音乃 遥
竜田姫乙姫かぐや姫仲間
一碁一会
湯に入れば佐保の龍田となりにけり
一樹二葉
竜田山空まで染めて竜田姫
一周
山風に錦の刺繍竜田姫
一純。
愛ずる君は彼方にありて竜田姫
一呆堂
焦がす身は嫉妬か恋か竜田姫
壱太
竜田姫空も色づく茜色
稲垣由貴
竜田姫渦巻く川に赤々と
宇宙生物ぷりちーぴ
竜田姫や武装するかの厚化粧
羽光
凪空に朱に染む頬の竜田姫
雨音
道前の穂波につられ竜田姫
卯年のふみ
竜田姫縫合跡はまだ赤い
映千
風そよぎ衣擦れ清か竜田姫
栄魚
駆け巡る瞼の中の竜田姫
永想
夕暮れの側に寄り添う竜田姫
詠野孔球
竜田姫訪ね野山駆け回り
越仙
樹々揺らぐ竜田姫の裳裾に触れて
越智空子
龍田姫ため息一つ色をなす
たおやかな指ふっくらと竜田姫
遠野 かなみ
長居せず侘び寂び残し竜田姫
横じいじ
山下り竜田姫は地に渦巻いて
音澤 煙管
竜田姫ビルの谷間の宮の杜
下村ひじり
竜田姫鬼女ならずして山染めし
佳月
竹箒のしなやかな朝竜田姫
佳山
竜田姫言の葉青くせせらぎぬ
加能あさふろ
竜田姫棚田かき混ぜ風濡れる
夏雨ちや
百済観音いずれ現し身竜田姫
花屋
中空へ千の石段竜田姫
花咲明日香
竜田姫十八色のサインペン
花節湖
竜田姫扇あおげばみな染まる
花紋
塗り変えし空の青濃し竜田姫
茄子紺
竜田姫手を休めては木の葉に隠れけり
華らんまま
ドローンで広がる尾根や竜田姫
我省
竜田姫白浜に立つ松くぐり
蛾触
令和元年未だ隠れし竜田姫
雅鬼
山々に染め覆うかな竜田姫
雅由
針で突く指の血の色竜田姫
海月漂
竜田姫風の言葉を聞き分ける
海葡萄
竜田姫並木を走り庭に立つ
海風山本
千年の赤き衣や竜田姫
海老名吟
シルクロード経由竜田姫行き風吹きぬ
灰色狼
大和にも衣広ぐる竜田姫
垣内孝雄
竜田姫大雪山に早降臨
笠原 理香
沐浴の裸身見られし竜田姫
梶  鴻風
機嫌よくお過ごしなされ竜田姫
勘太郎
色彩をひとり指示する竜田姫
寛知光
木戸押して土間吹き抜ける竜田姫
甘泉
竜田姫穂高の裾野駆け登る
丸山志保
竜田姫名字変はるは五度目なり
丸山隆子
朝雨が降っていたらし竜田姫
岩のじ
袖振りて山を染むるや竜田姫
喜多輝女
竜田姫今宵は何処褥入り
喜多野羆
竜田姫令和平城山河あり
希平
裾野焼く焔となりぬ竜田姫
希林
ひと山に衣掛けたり竜田姫
気のまま風
龍田姫や山守す息子守らへて
季よしこの夜
うつしみの国染めゆきぬ竜田姫
季凛
竜田姫見守る吉野一目千
紀杏里
夢二は描く赤よ赫よと竜田姫
貴桜李
恋ひ焦がれ夢二の想ひは竜田姫
輝峰亭
空割れて時が止まりし竜田姫
輝棒
父から毛布さえ奪い竜田姫
鬼井羅餃
茜燃ゆ頂きに知る竜田姫
亀の
金剛山夜夜にこくなる竜田姫
吉 や
この先はカムイミンタラ竜田姫
吉村よし生@「カムイミンタラ」とは、アイヌ語で「キムンカムイ(ひぐま)の庭」。
稜線を撫でて里へと竜田姫
吉野川
駆け上がる山河うねりて竜田姫
桔梗
竜田姫この城山に見え隠れ
丘 るみこ
竜田姫気まぐれ染の渓谷美
久衛(ひさえ)
竜田姫令和二年の五輪色
久坂晶啓
麓まで思ふがままの竜田姫
久仁重
山染めて裾織りなして竜田姫
宮みやび
誰がために粧ふ朝や竜田姫
宮坂変哲
尾瀬ヶ原霧晴れた先竜田姫
宮写楽
赤黄を大和に織り込む竜田姫
宮島秀樹
南半球より戻りし頃か竜田姫
宮﨑紅清
竜田媛返し文待つ雨の宿
弓弦葉
真青なる空に負けじと竜田姫
弓女
口説かむば竜田姫より始めむと
魚狐
竜田姫山に紅差し人招く
京丸
竜田姫見返り美人になれるかな
京子
竜田姫山がなくなるものだとは
会いにゆく竜田の姫に今年また
玉井令子
霊峰や歩を早めしは竜田姫
玉京
暗がりが早まり来たか竜田姫
玉城
竜田姫川底に秘め緋の跡形
桐亜
折鶴を一羽舞い上げ龍田姫
琴女
機嫌よく一山染めし竜田姫
金子加行
龍田姫に息をのみ立ちつくすかな
金太郎
主基の田も穂を黄金色竜田姫
吟  梵
山下る竜田の姫の裾さばき
銀命堂
あけごろも業平見惚るる竜田姫
銀蜻亭
竜田姫風変わるとき舞散る葉
句詩呼
遠い日の野山の遊び竜田姫
竜田姫タクシー停める指先に
空遊雲
竜田姫ベンガラ色の破風の色
薫夏
竜田姫歳積みてこそ錦あれ
薫風
迎賓館几帳の陰に竜田姫
渓翠@青東高
紅燃えて静かにたたづむ竜田姫
蛍子
竜田姫絵筆片手に山へ入り
月城 花風
葉は土へ戻る決心竜田姫
犬井山羊
シャンソンを古都に聴きいる竜田姫
元喜@木ノ芽
逆光の墓石祖母の背に竜田姫か
元木まだら
差し色はラピスのベルト竜田姫
五月野敬子
竜田姫だまし絵のごと染め上げる
光風
三輪山の雲の白さや竜田姫
光本弥観
竜田姫常に移ろふ恋の色
光友
青き空アトラス柄の竜田姫
公毅
竜田姫くの字をなぞる予報円
工藤浩之
山肌に絵筆走らす竜田姫
月暦剥ぎ竜田姫引き寄する
江戸人
誰そ彼のV字峡谷竜田姫
江戸川青風
竜田姫衣擦れの河岸段丘
江藤薫
1000年のまほらいろどる竜田姫
甲山
機織りの音の響きや竜田姫
紅さやか
竜田姫画板しょう子の歩幅かな
紅塩寝子
錦木も色ずく庭に龍田姫
荒磯魚々
竜田姫紅染める三室山
香栄
錦絵のことにも紅の竜田姫
香壺
天国はこんな所だね竜田姫
高橋笑子
竜田姫パッチワークの衣着て
高田 仁和加
竜田姫夢二でさえも落とせまい
黒うさ狐
一面に魔法の兆し竜田姫
今井佳香
柔肌の蒼き静脈竜田姫
今田無明
鳥の音にあくび誘われ竜田姫
今野夏珠子
トロッコの風の匂ひや竜田姫
根本葉音
あの角にちらと竜田姫の裳裾
佐々木のはら
竜田姫吾が衣を染め川も染め
佐山夕子
竜田姫錦の衣で誰を待つ
佐藤こはる
斑鳩にますらをぶりの竜田姫
佐藤文旦
竜田姫ゆるりと山を染めにけり
左門
竜田姫生駒嶺を訪ふ父母参り
沙無
竜田姫すそ野から来る風清し
細木さちこ
振り向けばそこにおわすか龍田姫
咲耶とこ野
地酒より御朱印巡り竜田姫
桜桃侍
竜田姫裾をからげて山駈ける
桜夜月子@木ノ芽
その膝を貸してください竜田姫
札六(関屋@和祝句会)
竜田姫造花供える墓石かな
雑草おばさん
竜田姫30足の白き靴
皿檸檬
竜田姫夢二の紅を羽織る山
三子
嵐山高山アルプス竜田姫
三寺ひろみ
砂目に入り竜田姫みれぬまま
三水低@第二まる安
竜田姫渡月橋まで裾を曳き
三木庭
筑波山金波銀波の竜田姫
三毳
山赤し竜田姫をや娶りけむ
山下高
竜田姫夜空の星と水鏡
山口雀昭
舟べりに踊る飛沫や竜田姫
山口富子@Mamaly House俳句道場
竜田姫着物の柄をかえにけり
山吹美羽@木ノ芽
山寺の鐘聴く里の龍田姫
山裾 都
豪農の屋根高々と竜田姫
山内彩月
早々に裾野駆け下る竜田姫
山部 ビブリ
涸沢からゆっくり下りて竜田姫
山部コルチ子
滑床の磐に降り立つ竜田姫
山部の大野
竜田姫織り成す山の十重二十重
山本 力
取り仕切る任の幾年竜田姫
山本嘉子
竜田姫カバン引っ張り出して明日
山本先生
川辺まで襲の色目竜田姫
山野ゆうり
夢二描くをんなのにほひ竜田姫
山陽兵
遠き峰の何処おはすや竜田姫
散土
竜田姫バッカスと酌み交わす酒
珊瑚
苔塚を越えてはるかに竜田姫
始の子
竜田姫連なる山の淡きかな
糸慌@木ノ芽
ひとり寝や床の寂しき竜田姫
紫雲英
浄土より黄金田眺む竜田姫
紫鋼
山辺路色彩重ね竜田姫
紫香菫
竜田姫行楽日和連れてくる
紫紺
きあんちゃんの佳き日はいつぞ竜田姫
紫檀豆蔵
竜田姫伽藍は黒く空紅く
紫紋
靄立てば紅の袖振る竜田姫
紫蘭
竜田姫の遅刻女将の憂鬱
試行錯誤
竜田姫もちっとしてるもの食べに
時子
口割の乙矢ひとすじ竜田姫
次郎の飼い主
山滅び川は流れし竜田姫
治もがり笛
この国の模様織り成す竜田姫
竜田姫急いでここへ山静か
七生姫
嫉妬ゆゑ塗りたくる紅竜田姫
柴原明人
夕暮れに振袖羽織る竜田姫
縞午
禁色の赤に染め上げ竜田姫
紗千子
竜田姫父をさらって風が吹く
紗智
切りたての髪夕映えて竜田姫
若葉猫
龍田姫我を恋うたり茜空
守安 雄介
竜田姫お出まして朱の記しかな
珠桜女絢未来
キラキラの名前羨む龍田姫
珠凪夕波
染色も風神の余技竜田姫
樹朋
はいいろの迷子放送竜田姫
愁愁
山里の染布工房竜田姫
秋月
陽の跡の褪せし子の背や竜田姫
秋月馨
明転に奏者入れ替え竜田姫
秋月流音@木ノ芽
竜田姫の髪の毛河にただよいて
秋桜
山くくり水くくりたる竜田姫
秋色あじさい
竜田姫腰くねくねといろは坂
秋津州はじめ
ホームラン竜田姫に向かいけり
秋籠る
服飾家目指せし日あり竜田姫
重翁
絵手紙の毬渋き渋き竜田姫
塾志
山の端へいざる夕日や竜田姫
春と夏子
竜田姫大和三山駆け巡り
春果
満天星の道染め上げて竜田姫
春日春都
竜田姫湖面鏡に紅を差す
春爺
染布を晒すせせらぎ竜田姫
春野いちご
竜田姫衣替えたる楓かな
春来燕
竜田姫朝日吸い込み立ち上がる
春蘭素心
竜田姫北から南山へ野へ
准壹
竜田姫の吐息ぞ山を染めにける
淳 絵樹
軽々と野山を駆けて竜田姫
順女
袖振りて魔法をかけむ竜田姫
小鞠
水鏡紅差し覗く龍田姫
小橋春鳥
欅並木ザワと過ぎ行く竜田姫
小熊伸子
遠山の色変わりゆく竜田姫
小熊利雄
山々がきりりと冴える竜田姫
小山晃
巻紙をすらりと流し竜田姫
小春
奥山に熾火散り敷き竜田姫
小石日和
竜田姫山ふところの高速道
小川都雪
懸造飛ばば竜田姫の御胸
小泉ミネルヴァ岩魚
竜田姫の衣擦れの香や嘘涙
小倉あんこ
竜田姫わたしが産んだのは昨日
小倉じゅんまき
竜田姫艶の出てくる旅鞄
小鳥ひすい
龍田姫黄の羽衣で石をけり
小塚 蒼野
くれなゐに山しづめたり龍田姫
小殿原 あきえ
聖職は天職たるや竜田姫
小梅
竜田姫宿し藍師や?梳く
小椋チル
紅さしてこれが恋かと竜田姫
小野みっちゃん
山下る錦の裾や竜田姫
承穂
寝坊の竜田姫ばらばらの色づき
松永裕歩
「平蜘蛛」を隠し続ける竜田姫
松山
竜田姫槇の葉空へ揺れる朝
松山のとまと
竜田姫姉は優しきものですか
松山めゐ
彩りをあやつる杖持て竜田姫
松山女
竜田姫湖面に映す空の青
松子
肌襦袢真っ赤に染めて竜田姫
松茶 巴@プレバト木ノ芽
青年の無口に見上ぐ竜田姫
松田てぃ
山鳥の如く遊べり竜田姫
松田文子
着付けする鏡の前や竜田姫
湘輝
竜田姫色濃き薄き山に似て
焼津昌彦庵
竜田姫北からゆるり降り立ちぬ
照波
理は切れ長の目に竜田姫
笑松
麓より錦を織るや竜田姫
上江洲 むつみ
まなうらの我が血管と竜田姫
上市まさ
街灯を横糸に竜田姫の夕
上峰子
窓の外色づく葉音竜田姫
城山のぱく
竜田姫夜半波打つ鯨幕
常光龍BCAD
駅弁や笑顔ぶらぶら竜田姫
常陸人
竜田姫袖振り降りて山染める
植木照美
谷川に椎の実落つる竜田姫
色合いを変えた山野に竜田姫
寝たきりオヤジ
竜田姫地球の水はこぼれない
寝不足のラムネ
清流に裳裾を濡らす竜田姫
慎吾
瀬戸内の島へと渡る竜田姫
新開ちえ
たつた姫紫紅に染まるくすりゆび
新田 淑
造成地に埋まったズック竜田姫
新藤柑子
竜田姫川辺にたれる葉をゆらす
新米笛
駈けおりて名乗りておりぬ竜田姫
森 青萄
竜田姫夜の帳に慄きて
森の水車
配色の構想を練る竜田姫
森一平
まちわびる神社にひとり竜田姫
森田鞠子
居りまする我が家にゴッホ竜田姫
深山 紫
竜田姫今年は黄のまさるかな
深草あやめ
いにしへの生まれなりけり竜田姫
吹き寄せの干菓子懐紙へ竜田姫
真宮マミ
竜田姫の気紛れ山は抽象画
真咲子
頬撫でる風にひそみし竜田姫
真珠星倫世(スピカリンセ)
山小屋を閉ぢて追ひゆく竜田姫
真繍
竜田姫かほを見せぬは醜女かな
真心素秋
助手席に消えぬ残り香竜田姫
真妃
竜田姫降り立つ里山香り立つ
真林
竜田姫人はまだ来ず紅を差す
神宮くみち
立田姫あまねくいのち繋げたる
仁葉
山猿も手を止めたらし竜田姫
水間澱凡
黒髪の竜田姫衣の紅し
水城
竜田姫誰より赤を匂わせる
水鳥
狐火揺る竜田姫様忍ぶ恋
水木 華
竜田姫利根の流れとゆるり来る
粋田化石
米櫃の寂しき底や竜田姫
酔いどれ防人
竜田姫十二単の裾模様
酔芙蓉
雲水の睦ぶる女人竜田姫
数鉄砲
風をよみ色重ねるや竜田姫
杉浦夏甫
ミスしてもお腹は減るよ竜田姫
杉山 千歳
姿見の衣裳合わせや竜田姫
杉尾芭蕉
竜田姫まずは自分に紅をさす
杉本とらを
裏木戸を開く竜田姫招くべく
雀虫
極楽はこの世にもあり竜田姫
澄海
竜田姫戯れに差す真紅かな
瀬波秋鮭
天平の木立は幾つ竜田姫
星降松
吹き抜ける山の吐息や竜田姫
星野美咲
竜田姫仁徳陵へ降り立ちぬ
晴海南風@木ノ芽
竜田姫秘湯の岩に気配して
清水仙人掌
竜田姫錦織りなす機の音
西山哲彦
緋縅の騎馬行列や竜田姫
誠馬
やはらかく山を織りなす竜田姫
青玄
竜田姫人の心は変はれども
青山あじこ
流れ来る一葉の姿竜田姫
青修
洗顔の水冷たくなりぬ竜田姫
青泉
奈良山へ角を奉納龍田姫
青柘榴
振り向けば竜田越えたる竜田姫
青萄
窓枠超えてひとりを飾る竜田姫
青木健一
収穫の手に土薫る竜田姫
青木豊実
竜田姫の染めたる一葉栞とす
青嵐
大和路へさしこむ陽射し竜田姫
静香
ひそひそと獣ささやき竜田姫
斉藤ふみえ
竜田姫湖ーうみーを鏡として化粧ふ
石井せんすい
竜田姫宵の明星山頂に
石井茶爺
イタリアに無い色竜田姫の紅(あか)
石岡女依
竜田姫の衣縫ふかに登山バス
摂津の嫗
竜田姫池の限りを染め尽くし
千の葉
竜田姫忘れられない恋ひとつ
千賀子
初産の予定日竜田姫おわす
千恵
竜田姫金糸雀色の振り袖よ
千日小鈴
竜田姫もみじの挿頭(かざし)金襴地
千葉睦女
ばっさりと髪の毛切りて竜田姫
千里一歩
し損なう心中でした竜田姫
千仗千紘
竜田姫YOSHIKIのピアノソロに見る
占新戸
竜田姫良媒連れて川下る
川越雷鳴@「紅葉良媒」という中国の故事に、川に流れる紅葉に書きつけた詩が縁となって男女が結ばれたという話がございます。
竜田姫山伏の踏むけもの道
川岸輪子
週末の天気は快晴竜田姫
川口みち
ショーケースブラウス染めし竜田姫
川瀬稔尚
龍田姫自慢の衣見せとくれ
浅河祥子
竜田姫紅さし急ぐ廃村に
船岡遊子
染め領巾の披露ひらひら竜田姫
善多丸
竜田姫我が心にもくれなゐを
禅十郎
竜田姫白虎ともども見るや我
祖乞
夕暮れの西空朱い竜田姫
倉の人
潮騒の島の社も竜田姫
相模の仙人
十七で逝く友のけふ竜田姫
草青
オゾン消え金髪の竜田姫
蒼い朱鷺
どの辺り今朝は居られし龍田姫
蒼香
龍田姫風静かなり国境
霜月
竜田姫朱き川面のしぶき射す
村崎 雫
今朝竜田姫来ぬ楓一枚緋
村上 無有
竜田姫拾ひし蝶に北の地名
多事
枝振りを吟味している竜田姫
多聞仙
天地の風合わさりて竜田姫
太子
磐梯を早足で漕ぐ竜田姫
駄口竹流
赤と黄の移ろふ湖や竜田姫
大井河薪
竜田姫道に迷いし風来坊
大三郎
今日一層遥か晴るかす竜田姫
大山正木
大雨や樹木もろとも竜田姫
大村真仙
天平の広野を駆くる竜田姫
大谷如水
ふれた葉にそっと紅さすや竜田姫
大坪 美智子
竜田姫尼僧伝へる許すこと
大和田美信
法起寺は未だ過ぎずや竜田姫
沢田朱里
龍田姫山を恐れず棲みにけり
谷 きよし
山風の吹きおさまりて竜田姫
谷川の蛍子
斑鳩に錦纏いて竜田姫
谷田藪辛子
竜田姫山鳥坂の野やがて湖
地球人
白無垢を笑顔で染める竜田姫
池と堀
里山に裾の垂れくる竜田姫
池田郁英
竜田姫静かな夜を駆け降りる
池田香
滝の音星降る音か竜田姫
竹 夢月
おいくつになられましたか竜田姫
竹さ
街路樹を通り過ぎゆく竜田姫
竹の子
志功なら丸きほつぺに龍田姫
竹庵
竜田姫駆け抜けし朝母は逝く
竹春エリザベス
竜田姫夕風抜ける身八口
竹村マイ
道分け入りて我のみの竜田姫
竹内うめ
寝たふりの枕元には竜田姫
竹内みんて
竜田姫朝の雫のそれぞれに
竹内桂翠
山頂の松が見送る竜田姫
竹福
神業の染色おはり竜田姫
竹林
竜田姫緋色に染めし平城京
いりあいの鐘の音響く竜田姫
茶々
全山を紅葉で飾り竜田姫
中井清心
吊り橋のやさしき揺れや竜田姫
中西柚子
竜田姫佐保姫に勝つ着飾って
中野久子
竜田姫また来るよ肩に落ちし葉
衷子
妖艶に夢二描くや竜田姫
朝ぼらけ
風さえも染まる夕暮れ竜田姫
朝桜咲花
赫絨毯はしゃぐ子の傍竜田姫
朝日
腰掛けの岩の白さや竜田姫
潮ベルト
竜田姫掛ける花入野点傘
長谷川 ひろし
山裾も恋ひ渡りけり竜田姫
竜田姫裳裾からげて水鏡
直木葉子
白神の神へ頬染め竜田姫
津軽ちゃう
竜田姫名付けし親よ日の本よ
津軽まつ
懐に山彦抱く竜田姫
辻が花
竜田姫湖面に映し晴れ姿
鶴田梅勝
魂鎮め賜へ伏見へ竜田姫
泥塗れのポスト
遠吠えに人恋しきは竜田姫
哲也
竜田姫富士山麓でひとやすみ
鉄道員
バス旅行悩む日程竜田姫
典華
機織りは未だ終はらず竜田姫
天晴鈍ぞ孤
竜田姫里の笛の音澄みし宵
貼女(ちょうじょ)
竜田姫染めるケベック気球五機
田中ピロミン
縫い上がる服が楽しみ竜田姫
田中ようちゃん
車窓から影直角に竜田姫
田中勲
竜田姫ケーブルカーを登り行く
田辺 ふみ
竜田姫抗う子らをなだめつつ
田名あみ子
竜田姫に抱かれて里も色付きぬ
田邉真舟
神々の酒宴の主役竜田姫
渡邉くるり
維新の夜袖濡らし舞う竜田姫
都をどる
薬師寺の写経も染めて龍田姫
都花
やまびこの声は幼き竜田姫
土屋木漏れ日
竜田姫帯揚げの色決まらぬ日
冬菫
奈良の宵杯を染めけり龍田姫
東西 南北
竜田姫仕事終わりに美酒注ぐ
東西線イフリート
竜田姫赤き裳裾のひるがえり
桃香
龍田姫白鯨浮かぶ朝の空
桃泉
目も綾に流す友禅龍田姫
桃福
竜田姫葡萄酒含み君に笑む
桃葉琴乃
分け入ればうるわし斑鳩竜田姫
桃里
竜田姫我蒼穹の空を忌む
湯呑
里山に届きし竜田姫の舞
灯路奈
長安の西は土漠ぞ龍田姫
燈穂
自転車と追ひつ追はれつ竜田姫
当卯
竜田姫あなたのパレット鮮やかだ
藤すみ
手毬唄鎮守の森に龍田姫
藤郷源一朗
山々の紅竜田姫の面を染め
藤原訓子
子の刻や竜田姫鳥居をくぐり
藤色葉菜
竜田姫古刹見上ぐる飛騨の川
藤川さくら
みんな集まれ川面よろこぶ竜田姫
藤鷹圓哉
キルトラグはためく空や竜田姫
藤田真純
世の中は虚実ありゃこそ竜田姫
豆闌
竜田姫陽にも劣らぬ紅眩し
陶豪
妻我の心を染める竜田姫
堂林心太
龍田姫山に糸かけ風に織る
裾ひるがえし駆けおりくるは竜田姫
瞳子
嵐山ひとさし舞いし竜田姫
童好
古を偲び散策龍田姫
徳英
朝靄を竜田姫乗せ逃避行
豚ごりら
竜田姫一枚の舞ひ込む車中
奈良の大仏
湖を染め抜く風の龍田姫
那須の田舎者
サイト繰る深夜の指や竜田姫
凪ひと葉
竜田姫手向けに降らす紅黄色
南雲風花
竜田姫映る湖面へ落ち着く葉
南城馬天
熟女らの声の木霊や竜田姫
二葉
竜田姫風の下から白き絹
尼島里志
伝説に竜田姫舞ふ生駒の社
日本酒
竜田姫色とりどりの葉を繋なぎ
寧女
小さい秋を口ずさむ竜田姫
猫ふぐ
竜田姫海まで続く千枚田
猫楽
二千段登りし宮や竜田姫
猫渓
竜田姫舟にゆらるる綿帽子
波音
日が沈む影が飲み込む龍田姫
馬場東風(とうふう)
ライトアップの奈良見に来よと立田姫
馬場馬子
鳥の群れ明日は晴れるか竜田姫
馬門宗太
我も住む大和の森に竜田姫
俳菜裕子
龍田姫雨雲に身を任せけり
梅嶋 紫
龍田姫裁縫箱に書く名前
白井百合子
竜田姫彼の心も染めてくれ
白居千夜
竜田姫ともに一献やりましょや
白銀のシリウス
竜田姫吾妻峡に風送る
白山
竜田姫後腐れなく寄る辺なく
庭先に招待したり竜田姫
箱根空木
筆の先から紅染みる竜田姫
畑 詩音
竜田姫白き深淵へ吾を招く
飯村祐知子
竜田姫口に似合わぬ裾裁き
比呂
錦秋を湖にも染めし竜田姫
比呂子
竜田姫の宮なり真白きパレット
緋路
神宮や遠くに思う竜田姫
飛露唯
あの雲もこの雲も呑み竜田姫
美年
ちりちりと舞うは己か竜田姫
美浜美幸
皆はこう呼んだ、西家の竜田姫
稗田鈴二郎
ビラ配る影の長さや竜田姫
百草千樹Z
竜田山いつから染めむ竜田姫
富樫 幹
泪拭きまさをの海へ竜田姫
浮游子
竜田姫裾をからげて宴かな
風らん
野山への言祝ぎを手に竜田姫
風花まゆみ
山朱し恋を見守る滝田姫
風間昭彦
風の子をのせてそろりと竜田姫
風峰
舞い降りて恋もしてみむ竜田姫
風紋
湖面の影かき乱される竜田姫
風由花
龍田姫ポロックのごと筆捌き
風来松
竜田姫五行思想の因果かな
風林亭
国立昭和記念公園に棲む竜田姫
風鈴
風になり恵み運びて竜田姫
文月栞
奥入瀬の水くくるかな竜田姫
聞岳
大いなる雲に隠るる龍田姫
平康
竜田姫一気呵成に大倭
平本魚水
竜田姫訪れ躊躇の温暖化
碧三五
竜田姫風に逆らうこともなく
片栗子
竜田姫羽を休める池の暮れ
弁女
竜田姫ひと息ごとに湖畔染め
峰江
舞い降りる竜田姫かな茜雲
方寸
竜田姫みづからの血で葉を染めり
竜田姫百間滝のしぶく先
芳海
車窓から木々映り行く龍田姫
芳海子
母よりの荷は果実の香竜田姫
望月ゆう
慰霊登山時忘れたり竜田姫
北村 鯨子
活火山のマグマ鎮めよ竜田姫
睦月くらげ
駆け足でお出であそばせ龍田姫
凡々人
蒼天に彩ましゆくや竜田姫
摩莉杏
尼寺の門を隠せり竜田姫
麻呂助
黒髪や竜田姫染める目元
枕木
木漏れ日や龍田姫舞うクリオネのごと
末摘花
篠笛の音よ翔りゆけ竜田姫
満る
竜田姫風操りて染め上げる
妙光@木の芽
紅をひく竜田姫里はなやげり
眠 睡花
野点には手捏の茶碗竜田姫
眠る烏龍茶
竜田姫お出まし成らぬ温暖化
無無
琴の音に袖震わすや龍田姫
明爽
龍神へ先ず詣でたる竜田姫
茂る
竜田姫黄桜飲みて紅くなり
網代
竜田姫つまびく風は葉へ色を
木森
夕されば異界となりぬ竜田姫
木村ひむか
竜田姫白滝の衣仕立てけり
木乃伊
空を紅掛けて遊ぶや竜田姫
木塚夏実
龍田姫紅で織りなす野山かな
紋舞蘭
中空の白き碍子や竜田姫
也和
紅き葉のまこと麗し竜田姫
野うさぎ
竜田姫見下ろす隅の喫煙所
野倉夕緋
星々や吾が眼に映る竜田姫
野中泰風
伸びをしてボチボチ行こか竜田姫
野々ゆか
龍の尾の一振り散らす龍田姫
野々原ラピ
竜田姫傘やぶれたのかもしれぬ
野良古
竜田姫無精髭でも剃りましよか?
矢的@第二まる安
草木染帖に思案投首竜田姫
薮久美子
青空やレンズの先に龍田姫
薮内椿
曼陀羅を紡いで速し竜田姫
有田みかん
竜田姫そこの山野も染めました
柚月
湖の七分を染めて竜田姫
柚和
盆栽の一葉紅くす竜田姫
由空
艶ならぬ年もありけり龍田姫
遊亀
嵐山ヘ裳裾ひろげし龍田姫
遊山人
三山の色を統べるや龍田姫
遊泉
談山に蹴鞠高々竜田姫
遊飛
風鐸を自在操る竜田姫
余熱
竜田姫見下ろす盆地人はたらく
与志魚
渓谷を錦繍に織る竜田姫
与六
夕空と山々赤く竜田姫
葉っぱのようこ
竜田姫湖の錦に風しづか
葉るみ
竜田姫袖振りたれば綾錦
葉月けゐ
竜田姫あたまのなかを感嘆符
葉月のりりん
竜田姫幣(ぬさ)は木の葉の透影よ
葉室緑子
竜田姫いずこに地平線まで野
遥明
谷底に伸びゆく影や竜田姫
陽気姫
眼前に遠景に舎利竜田姫
欲句歩
奈良山を緋色に染める竜田姫
羅風音
頬染めば山も色づく竜田姫
雷紋
金剛山を一気に駆け抜け竜田姫
落葉勝山
Twitterにも訪れる竜田姫
藍時 湘
龍田姫大和三山引き連れて
藍植生
半襟に金糸の刺繍竜田姫
立石神流
お目覚めの竜田姫かな西の照れ
立髪
ちはやふるならい鎮めむ竜田姫
流雨
森ふるる古潭の声か竜田姫
流星倉庫
竜田姫銚子大滝轟きて
流鏑馬
竜田姫褥染めたり阿弥陀堂
琉璃
明遅し目覚はまだか竜田姫
隆松
温暖化なかなか逢えぬ竜田姫
龍生
金の打掛け神橋に龍田姫
林 岳子
山頂で孫と遊びし竜田姫
令雅
竜田姫まっすぐ月に向かい合い
蓮の実
竜田姫織りなす模様あぐねをり
露草
龍田姫と大吟醸を酌み交わす
老人日記
果物が喉清めゆく竜田姫
六日菖蒲
老いらくの道行き包め竜田姫
六々庵
竜田姫数歩の波紋つくりをり
和伊子
童橋供連れらしき竜田姫
和鹿島
竜田姫浜辺のライター踏みつけゆく
和池
竜田姫生駒山背にほほえんで
脇田冬波
こんもりと竜田姫来る小盆栽
いつのまにこの山触れた竜田姫
國本秀山
竜田姫月の使者など要りませぬ
戌の箸置
竜田姫一気に翔けり緋色なり
淺野紫桜
龍田姫災害の地をいたはりぬ
綉綉
寝化粧を水面に映し竜田姫
聰子
師の悲報庭木にふれる竜田姫
萬代草舟
琴の音の撫でゆく樹々や竜田姫
蓼科川奈
竜田姫の裳裾も長き通天橋
邯鄲
竜田姫の消えゆく影はセピア色
霖之助
脳味噌の皴の短き龍田姫
腹胃壮(伊勢史郎)

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