俳句ポスト365結果発表

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第227回 2019年9月5日週の兼題

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
叔父の来て 籠の茸を 自慢せり 泰山木
キノコはね ほんとは森の子 林の子 照手
きのこ山 菓子の名になり 人気もの 小林番茶
立ち果つる アースベイダー 一夜茸 鶏肋
つきよだけ にても食すな ヒラタケと 広島の虫キチ
校舎裏 昨夜無かりし 白茸 蛍室
みつけたよ つまむ松茸に 透ける顔 浩章
痰つぼを 腐らせ悪さ 考える くそう
茸狩りや 一滴の水 音響く 足跡新太
葉を返す 懸巣の後に 茸の子 茅鼠夜鷹
木の葉隠す 山道 秘宝のごとき松茸 ナゾラブ
雨よやめ 千葉の台風 茸の傘 あみだじじい
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
秋の店きのこが売れし山ほどに きのの(8才)
秋の山道茸に出会う嬉しさよ 京子
朝夕の寒暖差なり秋の茸 みかん
素麺茸オリーブ油でイタリアン 柳 春子
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

◆兼題の考え方
夏の日 友の声する シーツ替え 三雄
夕暮れに猶も緋を増す赤蜻蛉 谷川芙蓉
山のあなたの穴にわたしの秋愁を 沙羅粗伊
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、10月30日24時締切の「落葉」です。ご投句お待ちしてます♪

◆類句の壁
●今回のそっくりさん
   きのこのこのこのきのききのこ     あきおかば
   きききのこきのこのこのこきききのこ  ゆうら(3才)
   じいちゃんときのこのこのこきのこがり 花紋
●類想もまた……
   パ行めく茸や笑ふために狩る  福良ちどり
   茸もぐパ行の音のかろきもて  靫草子
○俳句はたった十七音しかないので、このような類想類句が生まれるのは宿命です。ほんの三音分、五音分のオリジナリティを探すのは、言葉のパズルのような作業。それを楽しみながら、麻南部いくのが俳句なのです。とはいえ……

警報はくさびら軍のサイバーテロ ミズカラス
●キノコは雷が落ちたところによく生えるという情報を元に発想を飛ばしました。インターネット上のサイバーテロは実はパソコンにキノコが侵入していることによって引き起こされているのではないか、という句です。物々しさを出すために上五に警報という単語を置き、くさびら軍という強引な日本語をあえて使用することによってテロらしさを押し出すといった工夫を凝らしました。/ミズカラス
○オリジナリティを追求し過ぎると、(作者の自解を聞かないと)読者には意味が伝わらない、という結果になります。読者に届いてこその文学作品ですから、そのあたりの匙加減を学んでまいりましょう。

◆季語深耕
◆季語の分類について考える
○今回の兼題「茸」は、植物の季語です。そもそも季語は、6つのジャンルに分類されます。【時候・天文・地理・人事・動物・植物】の6つです。
 季寄せや歳時記の編者の考え方によって、採録されている季語や分類の仕方が違います。本サイトは、ひとまず講談社『カラー図説新日本大歳時記』を底本として、参加者の皆さんと共に、季語について考える作業を続けています。
 今回の投句には、よき例となるものが多数ありましたので、以下、整理をしておきます。

●「茸狩」は人事
君の名は図鑑広げる茸狩 朝桜咲花
前輪を茸にとられつ茸狩り 駄口竹流
茸狩終へて莚の宴かな 大谷如水
きのこ狩りカラマツ林よ遠い日よ 藪椿@木ノ芽
土踏みて茸狩りたる空の青さよ 遊梨子
発見のたびに膝打つ茸狩り 葉月のりりん
在り場所は祖母より秘伝茸狩り 藍植生
熊除けの鈴を鳴らして茸採り 聰子
振り向けば後に人無き茸狩り 茂る
キノコ狩犬と遊びて日が暮れる 比呂子
釣人のびくよそにして茸狩 直木葉子
白い歯は最後の男茸狩り 鉄道員
三日間禁煙試練茸狩 瀬々葱坊主
キノコ狩り葱でも買って帰ろうか 青泉1
先考の取柄は一つ茸狩 翠穂
先達の見え隠れして茸狩 数鉄砲
昔はと話し尽きない茸狩 紗智
赤松や持ちつ持たれつ茸狩り 准壹
茸狩り毒も笑いも籠の中 小熊伸子
もう三日戻らぬマロン茸狩 紫檀豆蔵
茸狩りや横目で過ぎし造成地 紫鋼
今年又さんにん消えてキノコ狩 桜姫5
茸狩り友呼ぶ声を道しるべ 佐咲 妙星
茸狩り獣道には孫の声 佐山夕子
叱られず褒められもせぬ茸狩り 高田 仁和加
茸狩り昨夜の喧嘩引きずりて 京丸
きのこ狩り笛の音遠し森深し 気のまま風
茸狩り不安と期待ありにけり 横じいじ
結婚記念日茸狩りして茸飯 位子
茸狩り古代の知恵を教えられ リバティーさん
眼球は泳ぎ回るや茸狩 バーバラ
茸がり最新のGPSさげて ひよとり
きのこがりたくさんとるぞ竹かごに のぶのぶ9才
昔見たそれを頼りに茸狩り そまり
ハングルのラジオ響かせきのこ狩り とんとん
婚活の茸狩りにて良き出合い アオキシゲル
きのこ狩りこの先はもう獣道 おくにち木実
赤松を仰ぎて深山茸狩り キョンちゃん
得意気の父についてくきのこ狩り しゅんらん
きのこがり小人にあへるかも知れぬ かこ
識なくて無駄な茸狩り山歩き GG人
●兼題の件で疑問が・・・「茸」は植物の項に「茸狩」は生活の項に載っています。今回の兼題は「茸」ですが「茸狩」で一句作リました。ルール違反でしょうか?ご指導ください。 /露草
●「茸狩」、人事の季語になるのですね!沢山詠んでしまいました></日午
○ページの少ない季寄せ等では、「茸」の傍題として「茸狩」を載せているものもあるかと思いますが、基本的には「茸狩」は人事の季語考えるべきです。

●「しめじ」「舞茸」「松茸」「椎茸」など特定の種類の茸
松茸や場所を伝へず祖父他界 田邉真舟
松の下ダイヤモンドかマツタケか 陶豪
松茸や庶民の口には異国産 南風
腰下ろし下見る我を眺む松茸 彦四郎
土瓶蒸し松茸さがす旅の宿 鵯
母作る茶碗蒸しの松茸甘くて 長谷川京水
揚々と胸張るような松茸や 松山のとまと
なに食わぬ顔して食らう松茸や 千里一歩
松茸や食い意地の果ての胃腸薬 谷田藪辛子
土産店当地松茸ど真ん中 いと茶
松茸の一子相伝あの筋へ こんじゃのよしこ
すきやきと松茸かえてしめじかな さとうくにお
松茸ぞ髪をまとめて台所 はじめ
折り詰めの松茸飯や五等分 さとう
松茸や石づきに揺れる包丁 為一暢道
竹強く松茸山は飛んで行き 詠初人
窓は露炭火に松茸香り立つ 嘉藤次
松茸が香りて父の土瓶蒸し 岸田朋香
松茸の籠を横目でカート押す 舎人
未練たらたら一塊のえのき茸 堤 文月@ありす句会
ぶなしめじなしのにおいがこいうすい 6組のしゅうた
ぶなしめじ生のにおいはすきじゃない 6組のジョニー
舞茸や娘の作る加薬飯 花子
舞茸は馬鹿正直に笑ゐをる 珠凪夕波
まな板の椎茸軸の太きかな 中邑巨牛
吾子もまた柄から噛みつく椎茸よ 湊吾子
椎茸に垂らす醤油のいぢらしさ 朽昏滄
椎茸や好きだからこそ一途です 敬之
椎茸のホダギ朽ちはて限界集落 まぐのりあ
天下一父が作りし生椎茸 よりみち
椎茸のヒダはタイヤホイールだ 5組のプレミアムバズーカー
店先に並ぶ椎茸の主張 小柳ちこ
椎茸や種駒の音空へ行く セイケン
椎茸と切っても切れない筋繊維 ネコ目
椎茸や並ぶ高野と碗の中 大三郎
椎茸の重さ釉薬のたれ具合 小青
椎茸や大政小政旅姿 星降松
どんこ茸拘り三代山暮らし 陶然
きくらげや出逢いふれあい笑い合い 童好
わたし観賞用ですので月夜茸 さかな かな
月夜茸紛れて闇に光る籠 ハチ太郎
月夜茸心に灯ること幾夜 函
河川敷を行くラジコンや煙茸 泡
誰が座る堂々たるや猿茸 小太郎
笑い茸近所の嫌な人と会ふ 杉山ちとせ
楢茸や前髪を茶におしゃれ染め 清水祥月
曽祖母に抱かれる吾子や椚茸 かおマンガイ
香茸やJeepお出まし信濃路へ 希平
制服に残る血痕ユダの耳 梅干船体
●ユダの耳とは木耳の異名です。キリストを裏切ったイスカリオテのユダがニワトコの木に首を吊って自殺した後、その木から木耳が生えてきたという言い伝えがあるそうです。ユダの自殺から学校でのいじめを発想して詠みました。なお、木耳は夏の季語ですがユダの耳という単語は歳時記には載っていないと思います。私としてはこれが夏の俳句でも無季の俳句でもどちらでも構わないと思っています。/梅干船体
●お題はは茸ですが 占地には茸という字が入りません 占地はお題のキノコに入りますか? /木花しずく
●歳時記によっては椎茸を茸の派生に入れたり、別物になっていたりと見られます。どう扱えば適切なのでしょうか?/るかわせな
●椎茸は茸の傍題として載っていましたが、占地や松茸は別の季語なんですね。/春日春都
●松茸や椎茸、笑い茸、毒きのこ等々、独立した季語ということを知り、驚きです。/小笹いのり
●今日投稿した二句のような卵茸・火焔茸も茸の季語として良いのでしょうか 松茸・椎茸などは茸とは別の季語となっていますが、教えて下さい。 今回は茸の季語として投稿しました。/蜥蜴の尻尾
○「松茸」「しめじ」「舞茸」「椎茸」など特定の種類の茸は、それぞれが独立した季語だと考えたい。「茸」と総称する季語と、種類を特定する季語との違いを表現するのが、今回の兼題の大事な学びです。

闇鍋に浮かぶエノキのようなもの 渓翠@青東高
○これは、「エノキ(茸)」の句ではなく「闇鍋」の句ですな。

松茸の香り味わう永谷園 はるや
●松茸を食べてみたいと母に言ったらインスタントのすまし汁を出してくれました。美味しかったですが本物をいつか食べてみたいです。/はるや
○これは、「松茸」の句というよりは「永谷園」のお吸い物の句か(笑)。

●茸の種類をどこまで詠み込めるのか、どこまでが「茸」という兼題が包括しているのかは疑問に思いながら作っておりました。/大雅
●「茸」の傍題として「茸汁」がある。一方で、「茸飯」は「松茸飯」の傍題で、茸汁が晩秋で、茸飯が仲秋とはっきり区別している。「松茸」という季語は晩秋なので「茸飯」の仲秋は誤りではなかろうか。/ 「俳句歳時記・第五版」(角川書店)調べ。/ 同書には他にも矛盾するところがあって、例えば、「晩春」という季語が「仲春」に区分されている(1ページ)。季節に初・仲・晩の3区分が示されているのは実作者にとって便利だが、戸惑いを生じる記述である。/ウロ
●角川の『俳句歳時記』を眺めていたら、第四版増補までは収録されていなかった『茸汁』が、第五版では『茸』の傍題として収録されていました。『茸飯』は「生活」に区分されているのに、なぜ『茸汁』は「生活」に区分されていないのでしょうか。/楢山孝明
●今回悩んだのは、傍題をどこまで許容するのか?ということでした。「茸狩」は明らかに違うだろう。では「茸飯」や「茸汁」は?これも違うっぽい?それなら「毒茸」は?この中には「月夜茸」とか「笑茸」なんかもある。複数の歳時記を調べるうちに余計にわからなくなりました。そこでまずは分類を「植物」に限定しようと決めました。その中で「松茸」や「椎茸」クラスになれば別の季語として扱うべきという判断をし、毒茸一般は傍題として私は許容してみました。この判断がどうでるか…。/高橋寅次
○ウロさん、楢山孝明さんが確認して下さってるように、歳時記編者の考え方によってブレがあります。寅次くんの把握が、ノーマルな考え方ではないでしょうか。ひとまず今回の選句では以下のような基準をもって選びました。
・「初茸」も本来は別季語なので、積極的には選んでいません。
・「茸飯」は大歳時記の「茸」の傍題になっているのでOKとしました。
・「茸汁」は本来は独自の季語のようですが、「茸飯」が有りとなれば、ぎりセーフとして選をしました。

●「茸」で詠もうとすると漠然としてしまい、個別傍題で詠みたくなってしまいます。総体としての「茸」の季語の本意はどういったものでしょうか。/京野さち
●今回の兼題は茸です。以前にはシメジ、舞茸という茸が取り上げられていましたが、今回は茸の種類を限定せず、大きなくくりでの茸となっています。茸と言えば先ほど取り上げた以外にも松茸、椎茸などがありますが、これらは茸と別題として取り上げられている歳時記が多いように思います。今回は茸という対象に限らず、茸が生えている風景や茸から連想される心象も含めて考えていきたいと思います。また、茸の傍題として毒茸を取り上げている歳時記もあります。茸が生えている暗く、じめっとした場所で毒茸である月夜茸を見かけたときのおどろおどろしさや暗がりに赤い紅テング茸を見つけてはっとした気持ちを句にすれば何か面白いものができそうな気がします。茸といえば食用の茸をまず思い浮かべますが、茸はもっと広い視野で考えるべき季語ではないかと思うしだいです。/いもがらぼくと
●毎年兼題にでる茸シリーズの総括「茸」…秋の味覚としてより、山での妖しげな姿を詠むほうがキノコらしさが出るような…/うに子
○敢えて「茸」である必然性を考えていくと、野山に生えている茸にたどり着いていく。その気持ち、よく分かります。

●今回「茸」ということで考えているうちに、そういえば以前「舞茸」があったなーと。Twitterでつぶやいたら「湿地茸」も「猿の腰掛」も以前あったよと。なるほどそれをふまえての「茸」とは、ということだなあと考えているうち、南海放送ラジオの一句一遊に「ホットドリンクス」という兼題があったのを思い出しました。具体的なホットワインなどの句も素敵でしたが、集合体を表す季語そのものを使った、確か天玲さんの「ホットドリンクス猫星空の共通点」という句(間違っていたらごめんなさい!)がとっても素敵だったことを思い出しました。で、そうかそうかそこを目指して作ればと思ったわけですが・・・うーむムズカシイ。/月の道馨子
○偉いぞ、月の道! そこを目指してレッツゴーだ~(笑)。以下は、すりいぴい君のレポートです。

●茸(きのこ、植物、晩秋、傍題:茸飯、くさびら、茸山(たけやま)、茸番、茸売)。 まとめると、晩秋、落葉の積もった山林の湿地や朽木などに生える。風味があり、焼いたり煮たりあるいは汁に茸飯にする。茸類を昔は「かたびら」と言った。きのこのうち、茸の字は笠のないものを言い、菌の字は笠のあるものに言う。和名で「きのこ」と言うことは、木の下に生ずる子のようなもの、からきた。椎の下にできれば椎茸、榎の下にできれば「榎茸」という(改正月令博物筌)。「カラー図説日本大歳時記 秋」講談社、1981年、山本健吉)。椎の下に云々というのは今日ではあやしいですが、上記本(改正月令~)にはそう書いてあるようです。★ 上記講談社歳時記によれば、「松茸」「湿地茸」(しめじ。以前に兼題に)、「初茸」「栗茸」「椎茸」「舞茸」(以前に兼題に)、「岩茸」「楢茸」「桜茸」「初滑子」(はつなめこ)「毒茸」「天狗茸」「月夜茸」「紅茸」「猿の腰掛」は別の単独季語扱い(植物)。「茸狩」(たけがり)「菌狩(きのこがり)「茸籠」「茸採り」は「生活」分類の別の季語。「茸飯」は「茸」傍題にあるが、「茸飯」(松茸飯)は「生活」に分類されているという・・。★ 例句には「菌山」「茸山」を(きのこやま)と読ませるものあり。「いちばんわかりやすい俳句歳時記 秋冬新年」(主婦の友社、2017年、辻桃子=安部元気)では、茸(傍題:菌(きのこ)、木茸、滑子、椎茸、湿地茸、舞茸、猿の腰掛)となっていて、「松茸」「毒茸」は別季語扱い(固有の毒茸は「毒茸」傍題扱い)。この本でも「茸飯」「茸狩」(たけがり。傍題:茸狩(きのこがり)、菌狩、茸籠)は「生活」分類の別の季語として掲載。 「新俳句歳時記 秋の部増補改訂」(光文社、1964年、山本健吉)は上記講談社とほぼ同じ。やはり「茸狩」「湿地茸」「椎茸」「松茸」「舞茸」「毒茸」「初茸」を別の単独季語として挙げる。★ 注意したいのは秋以外の茸。「梅雨茸」(つゆだけ)「梅雨菌」(つゆきのこ)は夏の植物季語で、この頃に生える茸の総称。あまり食用とは考えられず異様な感じがする(「新歳時記 夏」河出文庫、平井照敏)。木耳(きくらげ)も別の単独季語(夏)。「榎茸」「雪割茸」「滑子」(なめこ、なめたけ)「寒茸」は講談社歳時記では冬の季語。/すりいぴい
●そもそもきのこは特定の菌類(Fungi)のうちで、比較的大型でしばしば突起した子実体(Fruiting body)、あるいは担子器果そのものをいう俗称。キノコという言葉は特定の菌類の総称として扱われるが、本来は上述の通り構造物であり、菌類の分類のことではない。子実体を作らない菌類はカビであり、植物とは明確に異なる(wiki)。厳密には「菌」(きん)類・・。植物でない訳はざっくり言うと、葉緑素を持っていないからです(ブルーバックス「中学理科の教科書第2分野」)。食用茸全体について言えることですが、流通している栽培モノと山林に自生するモノは、同じ種でも態様が大きく異なります。★ 類似季語について、その1. 植物分類と生活分類。例えば「蕨狩」(以前の兼題)と「蕨」、「探梅」(以前の兼題)と「梅」が違う季語であるように、「植物」と「生活」分類は詠ま分けないといけない点。これら以前兼題の火曜日を読む限り、やはり今回も「茸狩」(生活)ではなく「茸」(植物)で詠むという点。「舞茸」(植物)の時も狩る様子を詠んだ句は木金曜句には少なかったです。不確かなネットや小さな歳時記では一緒にしているものもあるかも知れませんが、「茸」と「茸狩」は分けたい。厳密には「茸狩」と「茸採り」も違うのでしょうね。★ その2. 「茸」と固有種の季語「舞茸」「湿地茸」(以前の兼題)、「松茸」「椎茸」等の違い。「松茸」は香り・高価が強調され、「毒茸」は毒・危険が強調され、「舞茸」は希少性・形が強調されるよう思われ。「湿地茸」「舞茸」の火曜記事と木曜金曜句を読み直しました。明らかに、例えば「これは松茸句だなあ」という感じでなければ・・少なくともはっきり「松茸や~」と詠みこまなければいいのか(?)と。「茸」で詠むというのは「淡水魚」(この季語はありませんが)で一句というようなもの・・? ひとつ上の概念である、植物のようで植物でない特殊な形と生態を備えた不思議な存在そのものを詠むのか。理屈上茸の中で「季語が動く」はあまり気にしないことにしました。それよりも「茸」らしさを・・。あと「茸」「菌」「きのこ」「木の子」使い分けは内容により、字面により、かも知れません。★ その3. 植物・動物季語にある食用性。「狩」ではなく、食卓・調理を詠んだ例句が多いこと。やはり秋の味覚のひとつですから。これは「狩」とやや異なりOKかと思われます(よく考えれば不思議ですが)。★ 「茸」そのものについてはあまりに不思議で書き切れず、みなさんの記述に委ねます。以上あれこれ理屈を書きましたが提示に留まり、答えはわかりません(笑)。こんな点も楽しみながら、理に落ちずなんとか「茸」らしい句を。可愛くもあり、ファンシー(死語)であり。妖しくもあり。不思議であり、シュールであり、不条理であり、食材であり、貪欲・邪悪でもあり・・。狩らない「茸」真っ向勝負といきたいです。/すりいぴい

◆季語雑学部
●季語雑学部  以前に某市で開催された植物観察会に参加した際、解説の先生から、「皆さんは名も無き花なんてことを申しますが、もしあったら私に教えてください、学会で発表しますから」と、おっしゃったことがありました。国内にあるほぼ全ての植物には和名、学名ともに付けられているそうです。しかし、きのこの仲間は、日本国内では和名、学名ともに付いているきのこが2000~3000種あり、一切名前の付いていないきのこの方が3~5倍も多いのだそうです。この中で食用に適するきのこが約200種ほどあり、おいしくいただけるきのこは70種ほど。毒きのこも同様に200種ほどが知られており、間違えて中毒を起こす毒キノコはせいぜい10数種に絞られるそうです。それ以外のきのこはほぼ食毒不明のものばかりだそうで、未知の猛毒きのこもあるかもしれないので、間違っても知らないきのこは食べないようにしたいものです。/山香ばし
○自分で取ってきて食べる勇気はないわ~(苦笑)。

●雷が多く鳴る年は茸がたくさん採れるらしい。しからば今年は…。/いしはまらんる
●キノコは雷が落ちるところによく生えるそうですよ。なんでも落雷によってできた木に傷ができキノコが侵入しやすくなっているのが原因なんだとか。何はともあれ今回はこの情報を元に発想を飛ばした、はいいんですが語順ですっごい悩みまして…。語順って本当に大事だなとつくづく感じさせられた兼題です。/ミズカラス
○これも生活の知恵というやつですね。

●南河内では茸山の入れ札(いれふだ)が行われます。1シーズン「茸を採る権利」を買うのです。運良く落札しても収穫は当たり外れがあると聞きます。/としなり
○そういえば、入れ札の句も幾つかあったな!

●茸、とでも身近な食材となっているが、奥が深い。 ネット情報を調べてみると、自分たち(人間)の食物連鎖に茸(菌類)が大きく関わっている! 地球上で、植物や動物の死骸を最終的に分解できるのは、菌類だけ!菌類が死骸を分解し栄養豊富な土に還ることで植物がいのちの芽を出すことができるというのだ。役目を終えた生物を茸が分解することで生命のサイクルが回っている。 キノコは木の根と菌糸は地中で共生関係にある。お互いに栄養のやりとりをしている!そんなことを良く知らずに生きてきました。(反省) 水と二酸化炭素を原料に太陽光を使ってデンプンをつくり出す植物同様、茸類に感謝です。/天晴鈍ぞ孤
●兼題「茸」そのものについて調べるとワクワクすることばかりでした。これまで興味すらなかった茸の世界でしたが、少し調べはじめただけでもサバイバルの貪欲さや、淡々と生きている(かどうかは不明ですが)その涼しさ・慎ましやかな姿勢、エロスとアガペー(?)色んな局面が垣間見え、SF・科学・地球の現状や未来のことなど色々と感じるところがありました。食べたり採ったりして楽しむキノコとは話が違ってしまいますが、蟻をゾンビ化して生きる「タイワンアリタケ」という菌類が存在するそうです。また、数年前にアマゾン(熱帯雨林)でポリウレタンを栄養源とする菌類がみつかったという未来への希望のような話もネットですが知りました。他にもチェルノブイリの事故があった所で、放射能を好み繁殖している菌類も見つかっているとか…自分だけが知らなかったことかも知れませんが驚くことばかりで楽しかったです。自然サイクルの分解者である茸が生きている環境を、減らさず増やす方向へ進むと良いです。余談ですが確か漫画からアニメ化された「蟲師」という作品が依然あったのですが、今回の兼題「茸」で、その中に出てくる生命の根源のような地中の流れ「光脈」の世界観を感じました。長くなってしまうので割愛しますがご興味のある方はお調べ頂ければ幸いです。/蜂里ななつ
○「茸」という生き物も、実に奥深くて知らないことばかり! 以下は、外国ネタの雑学です♪

●ロシアには「雨後の茸」という諺があるそうです。意味は、日本の「雨後の筍」と同じ。ロシア人はきのこ狩りが大好き。広大な大地、豊かな森が羨ましい…/アガニョーク
●処変われば(15)なんといっても「アンズダケ」Pfifferling トリュフではなく、ドイツ人大好き茸はアンズダケ。丁度毎年エリカ(ハイデ)の花が咲く時期、8月より出回ります1キロ15ユーロ位で売るので、安い食料品ではありません。シイタケやマッシュルームと違い栽培できないので森に入り茸狩りをしなければならないので、労力がいります。アンズダケの産地はウクライナなどで、ドイツ産というのはお目にかかりません。以前夏にスエーデンを旅行した折、ポーランドの国のナンバーの車が何台か森に止まっていて、なんといくつものバケツ山盛りの野生のブルーベリーを担いでいて、こういう出稼ぎもあるのか、と思いました。彼らは野生のブルーベリーをタダで採取して、どこかの街の市場ででも売るのでしょう。こういう茸の売り方もみかけますが、茸は危なくて、ちゃんとした店で買いましょう。私のお勧めはクリームソースではなく、みじん切りのオニオンとspeck(厚切りベーコン)をオリーブオイルで炒めそれにアンズダケを加えて炒め、それに茹でたパスタを混ぜ、塩コショウとその上からまたちょっとオリーブオイルで混ぜるだけ。美味しくて簡単でレシピというほどの手間もかかりません。他の茸でもオーケーです。冒頭 でトリュフにふれましたが、私の観察するところドイツ人は実際はトリュフの食べ方も良さも分かっていないと踏んでいます。フランスやイタリアのレストランで給仕から勧められてちょっとセレブ気分になってるだけでは。勿論自分のことは棚に上げてのコメントでしたが。 /ぐれむりん
●英国ミステリーが好きでBBCのドラマをよく見るのですが、イギリスの人も茸が好きなのか、森へ茸狩りへ行くシーンがよく出てきます。ただ、英国ミステリーで茸狩りに行くと、その人は死体を発見するか、死体になります。(おかげで不穏な俳句ばかり、思い浮かびました(苦笑)) /ほしのあお
●アメリカの地ノースウェストでは松茸などキノコが沢山採れます。でも茸採りの一番人気はシャントレルという名の茸。この時期、社交辞令で「週末は何するの?」の会話に幾人かは茸採りに行くよと答えます。ジムへ行く代わりに茸目指してアウトドア。ヘルシーです! /淳絵樹
●アメリカオレゴン州に在住ですが、今茸とりが結構ブームなんですよ。日本では貴重な松茸もアメリカの地ノースウェストでは結構沢山採れます。でも茸採りの一番人気はシャントレルという名の茸。この時期、社交辞令で「週末は何するの?」の会話に幾人かは茸採りに行くよと答えます。私もシャントレール、食べるの大好きです。塩胡椒してバター炒め超美味しいです。 /淳絵樹
○う、うまそう~!

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部(ミニ) 過去の助動詞「き」の連体形「し」を「~している」の意味に使っている(読みし本、飛びし空etc.)のを見かけることがあります。「き」という助動詞には過去の意味しかなく、物事の継続の意味はありません。口語で言うと「た」に相当する助動詞です。ただ、辞書をみると、過去の意味のほかに、二つ目の意味として「前に起こったことの結果が今なおあることをいう」というのがあります。この場合「~ている」「~てある」と訳すようになっていますから、継続のようなニュアンスはあるようにも思えるのですが、あくまで過去の結果が今も残っているという過去がメインのニュアンスであって、過去から継続してきて今があるという継続のニュアンスではないのではないか、だからこそ、過去の「き」には過去の意味しかないと言われているのではないかと考えた次第です。 「き」は口語で言うと「た」だと申しましたが、厳密にいうと、「た」は「明日来た人に話す」のように未来の事態を表すときにも使いますが、平安時代ころまでの「き」はそのような使い方はなかったということです。/ひでやん
○「し」の問題は、様々な見解があるようで面倒くさいのですが、基本的には、ひでやんの書いてくれてることが正しいと、私は考えます。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●実在しない兼題「竜田姫」は難しいな、と思いましたが、普通に見かける兼題「茸」もありふれているだけに発想を絞り込む事ができず、駄句ばかり浮かんできて難しかったです。毎回良い頭の体操になっています。/清白真冬
●キノコって、木から生えてるのを見るとちょっと気持ち悪いけど、なぜか見入ってしまう魅力がある。/なつぽよ
●キノコの胞子が雲の中で核になって雨を降らせる説。/こま
●茸といえばスーパーですが 雨が続くと公園の片隅でたまに見かけます 昔は家の裏山で椎茸を作っていたのですが 生活から離れていってしまった気がします/雲水逢心
●茸は身近な食品で、今回は楽しく考えました。年中安価に出回るありがたい存在ですが、田舎住まいの私には、湿ったところに生えるところから、陰鬱な感じがします。時期を逃すとすぐ腐りますし。 田舎では一時期にどっと採れるので、半ば無理やり食べることもあり、また落ち葉だらけのものが近所から届き、夜中まで掃除せざるを得ない厄介者でもあります。 食材としては使い道が広くて便利なんですけどね。/夏湖
●美味しそう!に全振りするか、あの魔訶不可思議な形に酔うか楽しい兼題です、茸。/霞山旅
●作ってみると茸はなかなか難しかったです。漠然とし過ぎて、傘のある茸、さるのこしかけのような茸、かたちや色も様々です。/浅河祥子
●茸の季語を調べると、菌のような漠然としたものや、猪茸、天狗茸などの具体的な種類も出てきました。随分幅の広いものだなと思いました。松茸や椎茸は別の扱いのようなので少し迷いました。/浅河祥子
●「松茸」や「茸飯」とせずに、純粋に「茸」を読むというところが今回難しかったです。特に、歳時記によって茸の傍題とされている場合と、別の季語として立項されている場合とがあるものを迷いました。/多喰身・デラックス
●名句を調べたところ、茸の生えている様子や生えている頃が多かったのですが、食べる様子や料理の茸はなぜ少ないのでしょう。季語のニュアンスはやはり、食べる方ではなく、生えている季節感の方なのでしょうか。/季凛
●オガクズと米糠で作った円柱状の菌床に、茸の種菌を植えて栽培する。業者用と家庭用がある。/新米笛
●茸の句と言えば、味や香りに焦点をあてるべきかなとも思ったのですが、代表格の松茸など食することもなともない小生にとっては未消化のまま出てくる彼等のイメージが強く、真に無粋な句となってしまいました。/隆松
●茸も難しかったです。胞子で増えるとか植物とも動物とも違う第三の生物であるとか面白い要素はあったのですがそれを俳句に昇華することはできませんでした。その辺を俳句にした人たちの句を鑑賞してみたいですね(^^)//常幸龍BCAD
○どんな句が木・金に残ってくるか。参考にして下さい。

●山菜採りよりもキノコ採りは高いスキルが必要。せっかく山に住んでいるのに、怖くて何も採ってこれません。。/海野しりとり
●茸博士の叔父さんと山に入った事があります。綺麗な茸を見つけた時は、やった~とおもいます。叔父さんに聞いたら、毒キノコだよっていわれました。兼題の俳句作っているうちに、いろんな経験してきたことに、喜びを感じてます。/丘 るみこ
●茸で野生の茸になんと何度も遭遇する不思議な夏でした。(たまーにうちの庭にも生えます)どうして生えるのだろう‥食用えもなく、なぜ、生命の不思議といえばともかく、宇宙との交信も思うことがあります。また茸がいっぱい生えている走り根などはサンゴ礁のようなんです。/砂山恵子
●小学生のころ、5歳年上の兄に連れられて、近くの山で茸狩りをしたことがあります。 この一度の経験以外は、「茸」を食べるだけのものでした. /風間昭彦
●以前、岡山の後楽園を訪れた時のことです。駐車場から入口に向かう途中、あちらこちらに妖しく白い茸が生えていました。榎茸のような色。松茸のような外見。結構大きいモノもあり、目が離せませんでした。あれはなんという茸だったのでしょう? 茸は不思議。/平本魚水
○茸という生き物は、見ていて飽きないですね。

●もう 食べる事しか 詠めない 兼題季語です。秋らしいですけど。/句詩呼
●茸という言葉は、秋の代表のようですがあまり意識はしていませんでした。でも、ひとたび「茸」と口にすると、ぱあっと鍋やら皿やら秋の料理が浮かんできますね。食べ物ってすごい。/榊裕江子
●色んなきのこ料理が浮かんできて、食べたくなりました (笑)/若葉猫
●茸は貧乏だった時に茸のスパゲティ(今ならパスタですが)とか茸の炊き込みご飯とか色々と助けられました。結婚の祝いにと京料理店を営む親戚から天然の松茸を十数本頂いたのですがやはり天然物には味も香りもかないませんね。/寝たきりオヤジ
●茸という季語はどういう風に料理したらよいのか迷います。食べるときのことか、料理のことか、採集することかなど色々あるような感じですが、淡々とそのことを句にすればよいのでしょうか。感情や気持ちの部分はどうなんでしょうか。/安笑
●茸狩りを終えてバーベキューをするために茸を水につけていた時のことです。普段は優しそうな友人の奥様がなぜか突然怒り始めました。曰く「茸はキッチンペーパーで丁寧に汚れを落とすだけでいいのに、水洗いしたらせっかくの香りが台無しじゃない」とのこと。確かに家庭科の授業で私もそう習いましたが、天然のキノコには虫が湧いていることがあるので虫出しをした方が無難なのです。試しにバケツの中の虫を見てもらったところ、女性陣の大半が悲鳴をあげ、バーベキューの網に茸をのせることすら許してくれませんでした。まあ、そのおかげでしばらく家で茸三昧だったので良しとしておきましょう(笑) ちなみに【虫出し】は春の雷という意味の季語でもあるそうなのでお気をつけください。/島崎伊介
●好きな順、牛肉>>魚>野菜>茸。茸そんなに旨いか?/としなり
○ははは! 確かに。私も、この順位に賛成やな~(笑)

●豊臣秀吉が松茸狩りをする逸話があります。/汐
●ディズニー映画の茸って、毒茸っぽい。/こま
●キノコの生命力、フォルム、古来不気味かつ愛すべきイキモノだったのでしょう。狂言「くさびら」の動画を見て、ディズニーのファンタジアの元ネタだったのかなと思いました。古名の「くさびら」は「箘」とも書くんですね。/わこたんのまま
●毒茸について描写しようとすると何故かカタカナ表記にしてしまう。どうしてなんだろう?茸よりきのこよりキノコの方がよりトリッキーというか危険な香りがしてくる。ほら、だんだん疑心暗鬼になる、キノコ全部が危険に見えてくる。/古都 鈴
●日本では毎年、秋になると毒茸で騒がれますが笑茸などでしょう。適切なやり方でなく、トライして間違えて死ぬことがあります。近年この方面の研究が進んでいます、毒にも薬にもなるので、確かなデーターを知ることが大切だと思います。/村上優貴
●きのこが怖い。なぜがコミカルに扱われているけれど、山の中や家のじめじめしたところで茸に遭遇すると恐くてたまりません。/青山あじこ
○怖いけど、面白い。面白いけど、うっかりは食わない!

●♪きのこのこのこ元気の子~♪(歌詞はうろ覚えですが)この兼題を考えてるとこの歌が耳から離れない~(^^;/古都 鈴
●子どもたちが幼い頃によく聞いたきのこの歌が、何度も何度も頭の中で流れ・・・いえ、時には口ずさみながら、考えました。CMでも使われていた歌なので、同じような方が他にもきっといると思います。/めりっさ
●友人に、キノコの山で俳句は作れないかと言われたのですが、キノコそのものではなくなるからアウトなのかな…?と思うのです。キノコの山、使えるのでしょうか?/つみっきー
○作れるか作れないかと問われれば「作れる」です。が、それがお菓子の「キノコの山」だとすれば、季語としての力はないですね。

●残暑の中、句材を求めて、散歩してます。家の中で作れないもので。/コタロー
●どうやったら、家の中で俳句が詠めますか?/コタロー
○『おうちde俳句』を読んでみて下さい。家の中での俳句のタネの探し方、書いております。

●9月12日放送の中田喜子さんの句の下五、「秋夕焼色」について質問があります。以前先生は桜色や虹色など、季語プラス色という表現をすると、それは季語でなくなるというお話をされたと記憶しています。 中田さんの句は、無季の句ということになるのでしょうか。それとも秋夕焼が季語になるのでしょうか。/ふくろう悠々
○比喩になると、季語ではなくなったり、鮮度が落ちたり、ということはあります。が、これも常にケースバイケース。一句一句を丁寧に分析する必要があります。

●茸(きのこ)を茸(たけ)と読んだ句を作りました 色々と調べて大丈夫だろうと思い俳句を作ったのですが、 季語の漢字の読みについては何を参考にするべきなのか疑問に思いました /岨川
●◇句中において、「茸」という字を単独で「たけ」と読ませてよいものか迷いました。漢字を見ない限り「竹」と混同してしまいそうだからです。字数の都合でそうしたのですが、「たけ」と読ませて大丈夫でしょうか。 /石田将仁
○これもケースバイケースです。

●いつも、声を拾ってもらっていますが、また、新たな挑戦をしてみました。今度は自由律俳句です。 負け犬のやう嚔(くさめ) 秋波子/中原秋波子(なみこ)
○自由律は難しいですね。

●日本語の、特に助詞の難しさに悩んでいます。和歌や俳句は鑑賞するのは言葉の美しさを楽しむだけでよかったのですが、いざ自分で俳句を作るとなると…いっそ日本語検定の勉強をしようかなと思い始めています。/木森
●旧仮名遣いで俳句を詠みたいと思っています。 辞書に載っている単語(例えば「思う」)は調べれば(「思ふ」だと)分かりますが、活用形というのでしょうか、変化した単語が分かりません。 高校時代の古文を思い出して、活用形を勉強するしか方法はないのでしょうか。 ご教授くださいませ。/藤原訓子
●組長様♪ 大分、秋めいて参りましたね。35℃などという異常な暑さは、もう御免こうむりたいものです。 さて、俳句関係の本がかなり増えたので、本棚の整理をしておりましたら、数年前に買った百人一首の本(百人一首今昔散歩 中経の文庫)が出てきました。 高校生の頃、百人一首が大好きだったのですよ。それで、また勉強し直そうと買って一度読んで、そのまま本棚の肥やしになってしまってました。 何気なくパラパラとめくっていて、ふとある事に気づきました。 「百人一首って、歴史的仮名遣いの勉強になるじゃないの?」 しかも、私の持っている本は、文法まで書き込んでくれている! いやぁ、こんな良い教材があるのに、今まで気づかずにいたとは…。灯台下暗しとは、まさにこの事です。 宝の持ち腐れにならぬよう、しっかり活用したしましょう。 では、しばし百人一首の世界に浸ってまいりまする。/葉月けゐ
○旧仮名遣いの教材として、百人一首というのは、よいアイデアです。教本も沢山でてますしね。俳句で実際に使う用法は案外限られているので、実用的な勉強になるかと思います。

●秋薔薇の回で、薔薇を「そうび」と読む場合、「ふゆそうび」はしっくりくるけど「あきそうび」はうまく像を結べない、と書いたのですが、先日の発表で皆さんの句をたくさん読むうちに「あきそうび」読みにも慣れてきました。単純に私の経験値不足でした。失礼しました。/離松
○こういう経験はよくあります。私は、初学の頃、「黄落」で「こうらく」と読むのが、耳にひっかかっていました。行楽みたいな音に聞こえて。でも今は、とても美しい日本語だと感じています。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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