俳句ポスト365結果発表

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第229回 2019年10月3日週の兼題

初冬

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
千曲川 初冬に氾濫 温暖化 あみだじじい
初冬や 待つ布団の圧 毛塊 ちゃいママ
初冬の 揺れるコスモス くもり空 ひぎけま
虹かかる 初冬の曇天 舞うカラス わかば
初冬の 湯船にひとり 熱いお湯 花仮面@ノエル
初冬や 林檎は不作税上がる 柿葡萄
渡り鳥 絆で越える V隊列 浩章
給湯器の 部品をなくす 冬はじめ 紅子@ノエル
初冬や ゆるいだけでは もの足りん 小林番茶
初冬や 路上ライブの 譜面台 聖児@ノエル
初冬や タイヤ交換 終えにけり 泰山木@ノエル
初冬の 朽ちた庭垣 父偲ぶ 桃白
初冬の 猿の夫婦と 思いけり 百鶏@ノエル
初冬や 河原へ伸びる 影と影 矢野公輝
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
初冬に一枚増える毛布かな ぺち
かじかむ手待つ時間こそ初冬かな ゆーし
初冬に卵鞘残し蟷螂や 紫峰
白鳥の飛来棚引く初冬の 藍風
はつ冬や冷えるハンドル散りゆく葉 和葉
初冬よ今年の布団も平和です 夏目天鷹
初冬の晴れて木綿の布団干し 鵯
ストーヴと灯油点検冬に入る 梶  鴻風
初冬の姿こそよし青蜜柑 八鶴(はっかく)
初冬や並ぶみかんに早生と書き 丘 るみこ
●実は初めての俳句です。季語が重なっちゃだめなんですかね?/ツユマメ
●第二句目の下の句は「蒲団干し」としましたが、やはり季重なりで避けた方が良かったでしょうか。/遊山人
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

芋干され大根漬けて初冬来 鵬
初冬や切り干し縁を攻めきりぬ 杜志
●切り干しといえば干し芋、今は大根も含まれましょう。 商売にしている干し芋屋の縁側に筵の上に重ならぬように広げて干していました。/杜志
○「切り干し大根」も季語ですねえ。

初冬や天動説か白きシャツ 和泉穣
● 初冬にはコートはいらない。鮮やかな白でも、他のカラーでも、シャツが目につく。お洒落はシャツを中心に回る。まるで、天動説だ。/和泉穣
○「白シャツ」は夏の季語ではあるが……゜

初冬やバナナとイチゴつまみつつ ともかわすてむ
●あと20年くらいしたら、無季俳句でないとふさわしくない時代になっているかもしれないですね(;^_^A/ともかわすてむ
○地球が暑くなれば、そのような季語の句ができますし、寒くなってくればまたそのような季語の句ができます。無季俳句は、考え方そのものが違うモノだと考えています。

● 薬に季語はあるのでしょうか。タミフルやリレンザ、新薬のゾフルーザは基本的に冬?春先くらいにしか処方されないので季語になるのかなぁと思った次第です。もし季語なら完全に季重なりになりますね…/カヅラ梅
○うーむ、風邪薬ぐらいかな。季語になってる薬は……

●初めたばかりで分からないことだらけなんですが、兼題が「初冬」の場合、作る時に「初の冬」という風に変えても大丈夫なんでしょうか? また、もし兼題が「時雨」の場合、作る時に「朝時雨」や「小夜時雨」、「蝉時雨」として使うのはだめでしょうか?/北山義章
○始めたばかりの皆さんは、ひとまず兼題そのものを詠んでみましょう。主たる季語一つ一つを覚えていくことからのスタートです。

◆兼題の考え方
初冬や菜花首たれ朝日まつ いと茶
お宮さん枯れ葉どんぐり子と拾い しょうこ
小春風ウールのジャケットはおり銀座 じょにー
山茶花の花芽の多し空高し むさかず
長袖にタンスの匂い鼻を吸う 杏樹
猪鍋や憎し畑荒らしを噛む 古都のマリリン
嵐去り人で溢れる小春かな 独星
少女像瞳の先の小春かな 明明
初霜に踏み跡残す孫三歳 白晃
神無月雨に流れし日比谷野音 棕櫚の影
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、11月27日24時締切の「雪女」です。ご投句お待ちしてます♪

音の階段降りて来て冬はじまる 加能あさふろ
初めての木戸銭たもとに冬の寄席 大坪美智子
●近くの町に出前寄席が来るからちょっと行ってみないかと誘われ、初めて落語を見物した。思ったより面白くて日本にもこんなに素晴らしい芸能があるのだと、改めて感動した。/大坪美智子
○これらは「冬」という季語だと考えるべきかもしれません。

◆季語深耕
●「初冬」は先日発表のあった「重陽」と同じく、映像を持たない時候の季語ですが、今回は時期の幅があるという所もありますね。/京野さち
●まるまる1ヶ月ほどもある期間の長い季語なので、連想されるイメージが多く、どんな措辞にもそれなりに合ってしまうところが難しいです。天地の句がどうなるのか、想像もできません。/古田秀
●「初冬」は映像を持たない時候の季語だから他で映像を確保する。プレバトでよく耳にする教えを守って作句しました。また、冬を三期に分けた(初冬、仲冬、晩冬)最初ということで、秋から冬への移り変わりも意識しました。豊かな秋に対する名残り、来たる冬本番への覚悟。時候の季語ってつかみどころがないというか、その季節を全体的に把握していないと詠みにくくて、私にはハードルの高い兼題でした。/高橋寅次
●今回の兼題は初冬です。初冬は現在の暦では11月初旬ごろをさします。初冬は歳時記の分類では時候となります。時候の季語は基本的に視覚や聴覚などの五感を持たないため、五感に関することと取り合わせるのが一般です。11月初旬で五感で感じるものを思い浮かべると色を失いつつある葉が風に揺らされる音、徐々に力を失ってゆく陽の光などがあります。しかし、これら五感に訴える事象の多くは使い古されたものが多く、新たな発見は難しいものがあります。しかし、自分の句作りは五感に訴えるものを季語と取り合わる形なので、やはり使い古された表現であってもそこに一つ工夫をして自分の型で句作りをしていきたいと思います。/いもがらぼくと
○時候の季語を使う時のポイントの一つは、映像や音、匂いなどの具体的な情報を入れること。分かってはいるが、そこが難しいのだよね。

●冬は寒くて嫌いですが、はつふゆは冬なのに暖かみのある言葉ですね。/春日春都
●小春の頃が初冬でしょうか?「はつふゆ」と口に出すとウ音が多いので自分の息を感じ、ほっこりした気持ちになります。/うに子
●秋が絵画ならば、冬は音楽だと思います。冬はかすかな音ではじまると思いませんか。/加能あさふろ
●透明感ある。/こま
○この感覚的な把握は、季語の理解に役立ちそうですね♪

●初冬、難しいですね。あ~冬がきたな~と思うようななにか。立冬でもなくて、初冬。うーん(+_+)/日午
●結構難物です。立冬とか冬立つならともかく。苦戦しています。立冬とか冬たちぬは、それだけでかなり大きな気持ちを持っている季語、初冬は難しいです。措辞で秋と冬の微妙な感覚を読まないといけないし。映像化しないといけないし。/砂山恵子
○季語「初冬」の難しさを考える時、「立冬」と比較してみるのも一手ですね。

●「冬はじめ」は初冬の傍題に出ていない歳時記もあるようですが、傍題の場合も、「冬始め」「冬初め」どちらもOKなんでしょうか?/みつれしずく
●初冬と冬はじめ、同じと考えてよいのでしょうか?四文字季語はつい“+切れ字”で扱いがち。いいのかこれで!?。冬はじめなら五文字でよいのですが…/古都 鈴
●初冬(はつふゆ、初冬、時候、傍題:上冬(じょうとう)・孟冬(もうとう)・冬の始め・初冬(しょとう))。兼題メインページに大書されているように・・「冬を三期、つまり初冬・仲冬・晩冬に分けた始めの冬を言う。ただし、俳句では「しょとう」として用いられる場合はほとんどなく「初冬」として作られているから、季語としては「はつふゆ」として挙げておく。陰暦十月の異名でもある。気象的には東京を中心に言うと十一月下旬から十二月初旬ごろをさすが、気象上のことだからその年によって多少のちがいはある。また俳句の実作上では立冬の傍題として用いられる「冬に入る」「冬来る」などもこの「初冬」と同じように考えられていいであろう」(「カラー図説日本大歳時記 冬」講談社、1981年、石原八束)。 「いちばんわかりやすい俳句歳時記 秋冬新年」(主婦の友社、2017年、辻桃子=安部元気)では、「初冬・仲冬・晩冬に分けた初めの冬」とだけ。 ★似た印象の単独の別の季語に「十一月」「神無月」「立冬」(傍題:冬立つ・冬に入る・冬来る・今朝の冬)「冬浅し」(浅き冬)「冬めく」(いずれも「時候」初冬)などがある。 「十一月」と言えばそれは30日の幅のどこか、あるいは幅そのものと言えないこともない。しかし上記のように、同じように考えてよい、と言われてもやはり「立冬」との詠み分けは出来ればしたいところ。「立冬」は暦上のその日そのものであり、「初冬」といえば(時候でありながら)体感・直感・主観的な感じが少しするような。/すりいぴい
○そうですね、時期としては同じでも、季語としての違いは考えるべきだと私も思います。歳時記は編者の考え方によって、解説も例句も変わってきます。自分なりに一つ一つの季語を体験的に把握していくことが、俳句の気長な修行です。

●組長の著書を参考に、季語の六角成分図を作成してみたところ、初冬は紅葉、雪、枯野などの視覚、凩や落葉の聴覚、風の冷たさなどの触覚のイメージを内包していました。ただし、五感は実際にあるわけではなく、連想力からもたらされるもので、具体的な映像を足す必要があります。その場合、季重なりになりやすくて悩ましいです。例句を見ていても季重なりの句がかなり多く、やや許容範囲が広いのかなと考え敢えて季重なりに挑戦してみました。火曜日覚悟です。 また、「冬浅し」や「立冬」との違いも悩ましいところで、時間的幅を持つこと、秋の名残が意識されること、「初」の喜ばしいイメージがあること、辺りが鍵なのかな~と思いつつ、やっぱりうまく整理できていません。 /碧西里
○よく考えて分析できていると思いますよ。これらの分析のもとに、さてどんな句とするか。そこが思案のしどころです♪

◆季語雑学部
●季語雑学部  初冬といえば冬の入り口。二十四節気で言えば立冬の辺りからの時期を指す訳ですが、実際の季節感と必ずしも合っているとは言えません。なので、初冬が初冬らしい場所はどこかを探してみた所、やはり雪が降るか、霜が下りる場所ではないでしょうか。そこで各地方気象台の初雪、初霜の平年値のデータを見てみたところ、初雪が立冬(11月7~8日)辺りに降る地域を探すと、北海道の帯広で11月7日、青森で11月6日、盛岡で11月8日となり、この辺りのラインに初冬らしい季節感が合致するのかなと感じます。また、初霜では、宇都宮で11月2日、水戸で11月6日、福島で11月9日となり、白河の関辺りに初冬らしい境界線があるのかなと感じます。/山香ばし
○長い日本列島をこんな目で見てみるのも面白い把握ですね。さすがは、季語雑学部部長ですな、山香ばしクン。

●処変われば(17)冬のはじまり 秋も深まり朝晩めっきり寒くなり、というハナシではなく、毎年「冬時間」というのは10月の最終の日曜日に突然やってきます。正確には最終の土曜日から日曜午前3時に時計の針を1時間戻すわけで、この日は一時間一日が長くなります。と、糠喜びしているとリベンジが3月最終の日曜日に、今度は一時間一日が短くなるという「夏時間」になります。一時間というのは、冬時間になると夕方がある時まるで幕が降り、カーテンを閉めたようにかっきりと夜になり、まさに「夜長」を身に染みて感じます。これでエネルギーが節約できるとは何の証拠も統計もないので、もうこんな事はやめよう、とEUで審議の結果アンケートを取り、4百万件の回答のうち3百万ほどドイツからの回答で圧倒的に廃止賛成の回答でした。では何時から廃止かといった時点であやふやになり、将来的には各国が独自で判断できるように、という事ですが未だに何時廃止になるか私としては認識できていない現状です。たかが一時間でつべこべ、と思われるかもしれませんが、特に春の夏時間になる時が睡眠不足で体に応えます。これは私個人の意見ではなく、特に赤ちゃんの授乳、牛の搾乳、家畜、飼育動物のエサの時間で適応の混乱が起こる場合もあるそうです。庶民にはEU 自体タンカーですから「面舵/取舵一杯」と言った時、舵を3年位クルクル回しているだけで方向等全く変わらない印象です。英国のEU離脱も時には分からなくもないけれど、やはりこれは別問題。 /ぐれむりん
○ヨーロッパに住む人たちには、こんな事情があったとは!

●初冬とはいつ頃の時期を指すのか、ぼんやりとしか知らなかったので、この機会に歳時記やネットで調べてみたのですが、ムーアやCデムはじめ、JRAの短期免許で外国人騎手が乗りに来る頃と判明。成程成程(笑)。今年はデットーリも来ますね♪スミヨンもこの締切の数日後に来るみたいですが、スミヨンの来日は晩秋、で合ってますか?/次郎の飼い主
○いやいや、知らんがな~(笑)

◆俳句文法研究部
●先日、とある句会で間違ったまま投句してしまったので自戒を込めて… 「眺む」(マ行下二段活用)なが・め/め/む/むる/むれ/めよ 連体形は「眺むる」なのに、終止形のままにしていた。連体形と終止形が同じなのは、四段活用。 /ひでやん

●「初冬」の例句を調べていたところ、蕪村の句に、歳時記よって表記の違うものがありました。 ○初冬や訪はんとおもふ人来り「講談社版カラー図説日本大歳時記冬(監修 山本健吉・水原秋櫻子・加藤楸邨)」「文藝春秋社版鑑賞俳句歳時記冬・新年(山本健吉編)」 ○初冬や訪んとおもふ人来り「平凡社版俳句歳時記(全五巻)冬の部(編集委員 山口青邨・山本健吉・編集代表富安風生)」 ○初冬や訪はんと思ふ人来ます「角川学芸出版 角川俳句大歳時記冬」 「訪はん」と「訪ん」、「おもふ」と「思ふ」、「来り」と「来ます」の違いです。この句は蕪村の「落日庵句集」からとられているらしいのですが、「訪ん」という表記の句には出典が「新五子稿」とあります。面白いのは、角川版だけが「来ます」と口語体のような表記になっていることです。江戸時代中期の俳人である蕪村の句の表記としては、違和感も感じるのですが、やはりちゃんとした理由があるのでしょうね。 果たして蕪村はどんな表記で残したのか、タイムトラベルして、蕪村に聞いてみたくなりました。/根本葉音
○俳句文法研究部に提案する問題ではないかもしれませんが、一体なぜここまで表記が揺れているのか。余力のある人、調べてみて。教えて欲しいよなあ。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●季語については、今度はどんなのかなと楽しみにしています。/花田しづこ
●季節感のない季語例えば現在一年中ある野菜、果物、花などは季語とせず一般名詞にすべきではないかと思うが皆さんいかがですか?/達哉
●普段は川柳を詠んでいます。 月光やあなたの井戸に石を放る  というように、サラリーマン川柳などとは一線を画した文芸としての川柳、人の気配のより色濃い十七音字の短詩です。 俳川の境目はどの辺りにあるのだろう、と思いつつ、川柳人としての十七音字を発信して行くことがどう受け止めていただけるか、楽しみです。/繊月しをり
●57577も投稿したい/ももち浜二才
○57577は短歌です。募集はしておりません。

●初心者です。季語には「意味」がある。それすらよく分からないのです。初冬も歳時記読んでみたんですが突破口を見いだせず自らの感性のみで投稿させていただいております。こういう事って作り続けて行けば分かる様になりますか?/まお実
○俳句は続けていれば、必ず突破口が見いだせます。必ず上手になっていきます。そういう意味で、筋トレみたいなものです。

●最近まで暑い日が続いていたので、もう「初冬」を読む季節が来たのですね。 /丘るみこ
●初冬…温かい飲み物食べ物が恋しくなる時期かなーと、ホットドリンクやホットスナックの句が浮かびました。/古都 鈴
●初冬や、と上五にあって後に否定的な表現がくる季語だとな思い、あえて元気な内容の句を一つ作りました。/わこたんのまま
●初冬に寒さの意味はかかっているのかで/ナゾラブ
●冬の初めらしさは日差しからも感じられるなと思いました。低く差し込む角度や明るくても暖かくない感じは、美しい鉱物標本や理科室の風情が似合うのではないでしょうか。 /離松
●寒くなってきたので、10月ですが初冬の雰囲気を味わって詠めました。寒さが実感できて良かったです。 これは、プレバトでよく聞く「映像を持たない季語」なのでしょうか?/浅河祥子
●今回の季語は結句には使いにくい季語のような気がしますが、結句に使うにはどうする手があるのでしょうか?/斑山羊
● 「初冬」の兼題。先生が、プレバトで「映像を持たない時候の季語」とおっしゃっておりますが、初冬は映像を持った季語が全て含まれているような気がしました。以外と手強い季語だなぁと思いました。/里甫
●「初冬」の兼題で、「初冬」の字を入れながら、中心において空を詠めば「冬の空」の句、雲を詠めば「冬の雲」の句、「晴」を詠めば「冬晴」の句、月を詠めば「冬の月」の句、星を詠めば「冬の星」の句、風を詠めば「冬の風」の句、雨を詠めば「冬の雨」の句、雪を詠めば「初雪」の句、雷を詠めば「冬の雷」の句、虹を詠めば「冬の虹」の句、山を詠めば「冬の山」の句、野を詠めば「冬野」の句、田を詠めば「冬田」の句、川を詠めば「冬の川」の句、波を詠めば「冬の波」の句、海を詠めば「冬の海」の句に実質それぞれそうなってしまうのではないかと感じたり(これはあたらないのかもしれず、詠みようなのかも知れないけれど)。これらのいろいろ例句を読むかぎり、やはりはっきり中心にこれらを置いた句は少なめな印象でした。 また、初冬・仲冬・晩冬の詠み分けも。やはり理屈として、感覚として「初」「仲」「晩」の持つ語感・印象の違いかと。さて最近の兼題「重陽」「茸」「檸檬」とはやや異なり、句はある程度の数出てきたけど、これぞ「初冬」の句か否か、自選がいつもより難しい季語でした。「十一月」でもなく「立冬」でもない「初冬」の句。マイナー(?)季語より難しい・・。/すりいぴい
●講談社の新日本大歳時記愛蔵版には、「初冬、仲冬、晩冬と冬を三期に分けた、初めの冬のことで、陰暦十月の異名のひとつである。」とあります。角川俳句大歳時記の電子辞書版には、「十一月八日頃の立冬から十二月六日頃、大雪の前日までをいう。」とありました。この十一月八日と十二月六日は、陽暦であり、陰暦では、十月十二日、十一月十日になります。俳句を始めてから、陽暦と陰暦の季節感の違いに翻弄されている私です。/根本葉音
●10月の出来事は初冬ではありませんが、初冬の季語神無月を使って新暦の10月表現をしてもよいのでしょうか。/棕櫚の影
○どんなふうに表現するのか? むしろそれが分からん……??

廃原子炉の丘の明るき初冬かな 星埜黴円
●原子炉って、意外と身近にあるものですね。 家の近所、横浜市と川崎市の市境あたりにも、二つの原子炉があります。住宅地に囲まれた、丘陵地帯にあります。事業用ではなく、研究用の小さなものです。すでに廃炉になっております。 ひとつは、日立製作所の原子炉です。 日立製作所のホームページによりますと、教育訓練用原子炉で、1962年~1975年のあいだ、稼働していました。1975年廃炉後、2005(平成17)年10月に保管していた全ての使用済み燃料を搬出したとのことです。Wikipedia先生によると、出力は100kWです。いわゆる原発は330万kWだそうで、それに比べたら、3万分の1くらいの出力だそうです。 もうひとつは、そこに隣接してある、東京都市大学原子力研究所です。 東京都市大学原子力研究所のホームページによりますと、1960年(昭和35年)に開設。1963年に研究用原子炉の初回臨界を達成。1989年12月に炉心タンクからの冷却水漏れにより、運転を停止。2003年5月に原子炉廃止、2006年には使用済燃料を米国に返還したそうです。出力は、こちらも100kWです いずれの施設も、放射性物質はすでに搬出されているようですが、構造物は残っているそうです。 当地とは、離れていますが、羽田空港に隣接する川崎市川崎区浮島町の東芝の原子力技術研究所にも、原子炉があったそうです。最大200Wということですので、ほんとうに実験のみの規模で、発電するほどではなかったようですね。これも、現在は稼働していないそうです。/星埜黴円
●初冬というとステキな感じですが、北国は冬の準備に恐々とする季節です。初雪が嬉しかったのは10才までだったかなあ。/海野しりとり
●初冬のただ一つの空ジョンレノン忌 / Above us only sky(イマジンより)12/8私のイメージは初冬のNYでした。訳せば「空だけがある」となりますが、彼が撃たれたあの空はただ一つ。/としなり
●はじめて覚えた中国語が「初冬」でした。秋口から始まったNHKラジオ講座は、発音が難しくて第一課から難産、たいへんなことを始めたと後悔したものです。意外にいま、俳句の底辺知識として役立っているので、世の中何が幸いするかわからないものだと思い返しているところです。しかし、はじめたころの薄暗いイメージは残りトラウマとなって中国語の色はと問われれば、いまだに「初冬色」です。おお、そうだ。一番のトラウマ解消法は俳句だ。一句よんでみるか。/ウロ
○あれもこれも詠んでみる。それが楽しいね♪

●最近、頭の中は俳句に支配されています。 俳句はやはり日本語でしかできない詩ですね。外国には外国なりの詩があると思いますが、 俳句は世界の中で見ても大変特殊です。未来永劫、俳人が栄えるように俳句が後世に伝えられなければならないと思います。これは、現代に生きる日本人の絶対的義務だと思います。自分もそこに一役買います。/のもとみな
●俳句ポストの関係者の皆様ご苦労様です。 俳句に興味を持って日は浅いのですが、俳句は絵画のようですね。抽象画から写実主義まで幅広く俳句とラップしてみえます。/楽花生
●こんにちは。お世話になっております。 「初冬」というとなんだか新しい歳の明るいイメージがありましたが、冬の始まりで本格的な寒さの到来を意味してたんですね。 年老いた母を強引とも思われる姿で連れて、叔母のお見舞いに時々出掛けます 母の頑張って歩く姿を見るのが叔母への一番のお見舞いになっているのではとの独りよがりの行動ではありますが……。 寒がる母をなだめ支え、今年中にもう数回さ見舞いたいと思っています。 俳句にするのは欲張りすぎるのか、頭が固いのか上手く表せなかったです。 11月の彦根の句会に伺います。 早く並からの脱皮を夢見て楽しみにしております。 よろしくお願いいたします。/方寸
○コツコツ続けてまいりましょう。

●脳内吟行に励んでいますが俳句には動詞はいくつまでいいのですか?基本的なことすら分からず敢えて動詞が一つもない句にチャレンジしてみました。名句には動詞が二つあるものもあります。句会ライブや一句一遊虎の巻でお教えいただければ幸いです。/寝たきりオヤジ
○幾つまでいい、という法則があるわけではありません。動詞がなくても成立しますし、内容によっては敢えて動詞を多用する句もあります。いつも言うことですが、俳句でやっていけないことはないのです。やりたいことを、どう上手く実現させるか。そこが工夫のしどころです。

●歴史的仮名遣いで作句を続けておりますが、カタカナを使いたいとき、いつも表記に迷います。 個人的に、カタカナを歴史的仮名遣いで表記すると、とても違和感を感じてしまいます。「ョ」「ュ」のような小さいカタカナは特に…。 カタカナ表記の場合も、歴史的仮名遣いにすべきなのでしょうか…。/多々良海月
○カタカナの場合は、小さい「ョ」「ュ」は許容されています。もちろん、敢えて大きく表記したいと意図する句もあるでしょう。表記も表現の一部です。意思を持って自分で選択すべきです。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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