俳句ポスト365結果発表

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  3. 落葉

第230回 2019年10月17日週の兼題

落葉

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

落葉如きに軋むな君は屋台骨
ぽおや
落葉だ落葉だ団子虫わらわらわら
ぽおや
おちばおちば今日の給食まずかった
りんたろう
落葉散る作者の意図を答えなさい
りんたろう
糖衣錠のねむたき白さ落葉ふる
ほろろ。
腥き月へ落葉はうきたがる
ほろろ。
鯉の口ポコッと落葉吐き出した
シュリ
ミイラって軽いのかしら落葉掻き
シュリ
わたくしの膝を落葉の終点に
にゃん
湯帰りの落葉ふりこむ射的場
にゃん
ふつくらと落葉や星は発酵す
一阿蘇鷲二
蒼白の日輪落葉ぼろぼろに
一阿蘇鷲二
日曜のテレビが嫌い落葉踏む
桃猫雪子
落葉尽くことなく明日も仕事かな
桃猫雪子
死の色の落葉に尾行されにけり
酒井おかわり
退屈な順番に葉は落ちにけり
酒井おかわり
風あれば落葉ふたたび落葉かな
京野さち
公園の昼の便所を落葉かな
京野さち
一枚の落葉の固さ詩編置く
Mコスモ
もどかしき翻訳の溝落葉降る
Mコスモ
ここに落葉千畳敷いて基地とする
あかしの小桃
落ち葉かかえてどうにもならぬ吾子
あかしの小桃
樹海の水底鉄紺となる落葉
あきのひなた@水底(みなそこ)
落葉ふかふか二万年後の地層ふむ
あきのひなた
落葉舞ふとほくの星のひとつ消ゆ
あまの太郎
落葉踏む天狗は山でさびしいか
あまの太郎
落葉となる自由はじまる
いかちゃん
落葉鳴る地の温もりに触るるとき
いかちゃん
シーラカンスのあくび日だまりの落葉
いさな歌鈴
落葉して樹の芯は水たたえをり
いさな歌鈴
夕暮れはみんな善いひと落葉風
いしはまらんる
落葉つと今木星を通過せり
いしはまらんる
落ち葉は裸だ そうしたひとりだ
ウロ
落葉降るみんな安心している日
ウロ
落葉せし空の軽さよ革靴よ
えむさい
吾子に靴買へば落葉のきらきらす
えむさい
落葉踏みしめ地面より少し浮く
かのたま
化石になりたい落葉の下で息を止め
かのたま
落葉掃いて太極拳がどうぞどうぞ
かもん丸茶
猫が嗅ぐ猫の骨つぼ落葉風
かもん丸茶
ふくよかに土薫る日の落葉かな
キッカワテツヤ
落葉焚その青空は開けたり
キッカワテツヤ
落葉とは星がミイラになつただけ
きゅうもん@木ノ芽
落葉から恐竜の尾の見へてゐる
きゅうもん@木ノ芽
あたたかき雨に落葉のゆたかなり
ぎんやんま
日溜りの風に触れたる落葉かな
ぎんやんま
たましひを噴いて落葉の焚かれたる
ぬくぬくと落葉に人でありし記憶
八分の五の旋律で落葉降る
くさ
引力や着くまでは落葉の自由
くさ
お前のレアカード俺の落葉と交換な
ぐでたまご
ランドセルいっぱいの落葉 弟もか
ぐでたまご
校舎裏硬球と古賀君と落葉
けーい〇
埋蔵金あるかに積まれたる落葉
けーい〇
登山道ヴィブラムソール咬む落葉
ざうこ
カレー煮る明日がまだある落葉ふる
ざうこ
去る猫に濡れし落葉の立ち上がる
さとけん
朝日さす落葉に犬ほどの窪み
さとけん
カラメルの焦げたる匂ひ落葉風
じゃすみん
堰堤の落葉やこころつんのめる
じゃすみん
おちばさんまいおにぎりひとつくださいな
しゃれこうべの妻
落葉踏むキハーダの音の震ふ震ふ
しゃれこうべの妻
落葉はくゆたかにひびくバイオリン
すずね(7才)@チームC
落葉とぶ風が生まれるカレンダー
すずね(7才)@チームC
落葉へと白骨のよな笛を吹く
せり坊
駆け落ちの姉は落葉の闇をゆく
せり坊
ツィゴイネルワイゼン落葉はじまりぬ
ちゃうりん
図書室は落葉持ち込み禁止です
ちゃうりん
真ん中は神の道なり落葉散る
としまる
落葉して故郷に戻る頃合いか
としまる
落とし主落葉の中に突っ立ちぬ
トポル@みすゞ
新鮮な落葉踏むたび乾く風
トポル@みすゞ
落葉潰せばあの人の煙草の臭い
トマト使いめりるりら@チームC
手紙は来ぬが落葉なら来るポスト
トマト使いめりるりら@チームC
おはようの声をもらって落葉掃く
のら
落葉ふる赤バイエルにまた挫折
のら
落葉踏む母の掌踏むやうに
はまのはの
二杯目の珈琲甘し街落葉
はまのはの
仕留めたる獣の臭する落葉
ひでやん
意味もなく転んで笑ふ落葉かな
ひでやん
一陣のかならず余す落葉かな
ひねもす
少年はガメラ好きなり落葉焚
ひねもす
しなやかに青める上海の落葉
ふるてい
ポケットを探れば壊れゆく落葉
ふるてい
つぎつぎに詩人生まれる落葉かな
ほしのあお
落葉掃く八の段なら言えたのに
ほしのあお
落葉累々トリケラトプスの仮眠
まお実
長靴で戻る避難所にも落葉
まお実
ていねいに食われて落葉の透けてゆく
まこちふる
落葉ふる光の波は音がする
まこちふる
泣き虫を撫でて降り積む落葉かな
まんぷく
落ち葉掃くきちんと明日が来るやうに
まんぷく
掌の落葉の重さ星の音
みやこわすれ
落葉踏む音チェンバロの風の音
みやこわすれ
ヒクイドリぐわしと踏みしむ落葉かな
めぐみの樹
お隣の朝湯の匂い落葉掃く
めぐみの樹
どぶ川の匂いの隅の落葉哉
ヤヒロ
プロパンを外す空家の落葉かな
ヤヒロ
落葉ざくり軋むピロシキ噛んだなら
よだか
きみの言う永遠ぼくの踏む落葉
よだか
泥へ落葉泥へ落葉生きてゆく
ラッキーの母
神々の黄昏はけふ落葉の日
ラッキーの母
ポケットにないしょばなしとおちばかな
りすだいすき(3才)
おちばふむトラックぼくはしにたくない
りすだいすき(3才)
落葉掃く男小指の爪長し
或人
葬送や落葉の獣道越えて
或人
手始めに落葉を払ふ遠忌かな
伊奈川富真乃
淋しさに火をつけてみる落葉かな
伊奈川富真乃
うつくしい落葉どうでもいい噂
一斤染乃
当たりつつ破れつつ謝しつつ落葉
一斤染乃
ひゆりひゆると落葉十七歳の鬚
遠音
虫食ひの向かふはきのふ落葉避(よ)く
遠音
ぬれぬれと落葉の底の猫の墓
夏雨ちや
ハローワークの帰路、落葉は虫喰
夏雨ちや
犬引いて駐在の来る落葉焚
夏柿
一葉の落葉光を裏返し
夏柿
落葉降る眉ペンシルのまさに折れ
夏湖
落葉踏む音に身構え一人かな
夏湖
しんがりは落葉マーチングバンドゆく
花南天anne
この川の氾濫あるか落葉掃く
花南天anne
きれいなおちばみつけるまではかえれない
花紋
謝ろう落葉を拾い集めたら
花紋
恋人は壁をみてゐる落葉雨
瓦すずめ
落葉踏み象のお墓への小径
瓦すずめ
一枚の落葉やたらと楽しさう
岩のじ
柔らかく落葉に寄り添ひぬ落葉
岩のじ
葬式は明るきが良し朴落葉
亀田荒太
ふぐりより沈んでゆきし落葉の湯
亀田荒太
抱きあぐる犬に湿りや落葉道
蟻馬次朗
落葉掃く梲ましろき美濃の朝
蟻馬次朗
落葉きくひやりと薄き猫の耳
虚実子
のど飴の紙カサカサと落葉掻
虚実子
星一つ虫に与えし落葉かな
玉庭マサアキ
落葉して凡そ土に還らない
玉庭マサアキ
築十年やうやく落葉焚ける量
金子加行
哲学者ならぬ独りや落葉踏む
金子加行
身の丈に合つた教育ララ落葉
月の道馨子
直立の巡査へ吹き溜まる落葉
月の道馨子
狛犬の嚔しさうなほど落葉
古田秀
白杖の幾度も落葉叩きけり
古田秀
嘘のない声落葉踏む落葉降る
香野さとみZ
落葉踏み落葉の中の君へ駆く
香野さとみZ
おはやうも言はで落葉を掃いてをり
高橋寅次
掬ひたる落葉逃がすや朝の風呂
高橋寅次
逆上がりできず 落葉囃す囃す
高田祥聖
散らば皆落葉死なば皆屍
高田祥聖
フクシマの九度目の落葉掃いてゐる
佐藤儒艮
落葉踏むぐにゃりと歪むものも踏む
佐藤儒艮
落葉悠々休日の官庁街
斎乃雪
落葉降る豊かな海の黒きこと
斎乃雪
石窟に鎮もる銀の落葉かな
三重丸
落葉踏むために園児は行進す
三重丸
落葉踏めたので病室に戻ろう
山香ばし
どの落葉めくっても日記佳境
山香ばし
落葉ともなれずふるへてゐるばかり
山田喜則
落葉から安保の頃の話へと
山田喜則
佳き出汁の取れそな落葉掃きにけり
山名凌霄
森は神落葉は水となる千歳
山名凌霄
みなちがふやうで落葉のみな朽ちる
山陽兵
なぜ九九のノートに挟まれし落葉
山陽兵
落葉隠せよ叱られた僕の壕を
司啓
死者送る仕事が暇で落葉掃く
司啓
死んだおれの噂してやがる落葉道
志保川有
癌の死や水害の死や落葉降る
志保川有
この恋の色とも違う落葉かな
次郎の飼い主
焼場への途美しき落葉踏む
次郎の飼い主
落葉強かまた騙されさうだった
七瀬ゆきこ
落葉いく地に着くまでを永遠と言ふ
七瀬ゆきこ
落葉降るギターケースの中は紅
純音
アイリッシュコーヒー再会の夕落葉
純音
日の出づる国よ落葉のうつくしく
小川めぐる
ふんだりけったり落葉あたまにかぶったり
小川めぐる
落葉降る昼夜の脈に遅速あり
昇華
火葬場の落葉握れば崩れけり
昇華
一袋の落葉にけふの日のほとぼり
上倉すず女
落葉踏む機械仕掛けの戀人と
上倉すず女
落葉にはとても好かれている私
城内幸江
絶筆の今書けさうな落葉かな
城内幸江
落葉時サルトルめくる喫茶店
昼休みの滑り台落葉も滑る
一等賞はこの虫食ひのこの落葉
仁和田 永
猫洗う日を思い出す落葉かな
仁和田 永
また落葉来てゐる路地の安酒場
酔下弦
なに人かわからぬ人も落葉掃く
酔下弦
土曜日を堆くして落葉かな
世良日守@木ノ芽
落葉踏む十年連続不合格
世良日守@木ノ芽
水神の銅葺の錆落葉雨
星埜黴円
堆しどれが落葉か円墳か
星埜黴円
スイミーの友は無名や落葉籠
西川由野
詩あるかに子らは落葉を裏返す
西川由野
初潮受け入れて落葉の道走る
青海也緒
落葉おちば飢えてはいない不幸せ
青海也緒
夕餉まで半日分の落葉掃く
青柘榴
喜怒哀楽落葉それぞれにそれぞれの
青柘榴
黄昏や落葉を踏んで何か来る
雪うさぎ
落葉して万平ホテル昼灯し
雪うさぎ
ショパン弾くシューベルト弾く落葉降る
蒼鳩 薫
温かき落葉の海へ手を浸す
蒼鳩 薫
落葉道ゆく初恋の次の恋
村上優貴
捨つる詩の覚悟はいかに落葉焚
村上優貴
あずさ号落葉とともに乗車せり
多喰身・デラックス
落葉して派遣社員は三年目
多喰身・デラックス
木は絶頂してゐる落葉降らすとき
多々良海月
恋終わる音か落葉の降る音か
多々良海月
ある国の暗号として落葉
大雅
明るさの寿ぎとして落葉踏む
大雅
いつまでも落葉を踏んでおりました
谷口詠美
三ヶ森に落葉のへこみ龍の床
谷口詠美
山頭火に会いたき落葉時雨かな
短夜の月
しけた落葉だ肩書なんて上辺だけ
短夜の月
落葉溜まり森は明るくなりました
池之端モルト
海知らぬ仔犬落葉の海走る
池之端モルト
風といふ水なき川の落葉かな
中岡秀次
水面の裏にはりつく落葉かな
中岡秀次
うず高く積まれ落葉の失語症
中村 邑
わたくしの余白に落葉降り積もる
中村 邑
落葉おちば空はひっかき傷だらけ
宙のふう
落葉風ららるうららるう廃墟行く
宙のふう
アスファルトの落葉も還る場所はある
渡野しえん太
落葉掃く選挙公報はモノクロ
渡野しえん太
地の底は燃ゆるか落葉帰らむか
登りびと
駐輪場の落葉に揉める町内会
登りびと
鬼が人を愛する絵本夜の落葉
土井デボン探花
鬱の字のほどけるやうに落葉かな
土井デボン探花
成り行きでパリの落葉となりにけり
冬のおこじょ
月光が痛い落葉は濡れてゐる
冬のおこじょ
水香る恩賜庭園落葉籠
内藤羊皐
技芸像翳らせてゐる落葉かな
内藤羊皐
放射線治療の帰路は落葉の香
南風の記憶
落ち葉踏む「愛」といふ穢れた言葉
南風の記憶
書を閉ぢよ落葉ささやくことしきり
日出時計
水底の落葉かへして鯉ゆけり
日出時計
落葉 へ重なりて静けさの淀み
猫ふぐ
落ちそうで落ちない落葉落ちるまで
猫ふぐ
落葉ふはふは地球のすこし上歩く
板柿せっか
一枚の落葉に波紋いくへにも
板柿せっか
陽だまりへ追ひつめられてゐる落葉
比々き
キズモノの落葉ばかりが着く河口
比々き
落葉足りません傷だらけの道に
稗田鈴二郎
それぞれの落葉に水の旅了る
稗田鈴二郎
露天湯に掬う落葉のやはらかし
武井かま猫
やまのかみしうびをひらくらくえふき
武井かま猫
落葉散る日本の真ん中わかんない
風峰
吾の影半歩遅れて踏む落葉
風峰
落葉踏むひとりになれば音高し
福蔵
落葉掃き終へし箒を元の場所
福蔵
落葉匂ふそろそろ雨が来るだらう
平本魚水
働いてけふの落葉を賜りぬ
平本魚水
カフェオレと落葉の共通点みっつ
碧西里
希望は摘むもの落葉は放つもの
碧西里
「日本一だった吊り橋」落葉山
蜂里ななつ
風に爪立てて刻刻落葉散る
蜂里ななつ@刻刻:ぎざぎざ
空青し落葉のかずの穴を接ぎ
抹茶金魚
落葉ぬくし切り落としたる爪固し
抹茶金魚
眼をつむり月の落葉を見てをりぬ
椋本望生
お隣の重くてならぬ落葉掃く
椋本望生
落葉踏まない核心に迫らない
木江
葉の落つる位置悉く外れけり
木江
人の眼は哀し落葉の形して
龍田山門
落葉舞ふ街で失恋などしたし
龍田山門
落葉の中の椅子モナリザのゐるやうな
緑の手
おちばふかふかくみあぐるサーカス小屋
緑の手
アディダスに踏まれて落葉最後の日
鈴木麗門
元町の落葉はジャズに乗つてくる
鈴木麗門
ゆふぐれの街に落葉といふ涙
蓼科川奈
虫食いの落葉淋しくなんかない
蓼科川奈
鬱と診断落葉がどこまでも沈む
ウェンズデー正人
落葉に寝 頬に虫登るに任す
ウェンズデー正人
八方に敵あり円く落葉鳴る
江口小春
黄昏や落葉の裏がざらつける
綱長井ハツオ
落葉この賞味期限を拾いけり
ときこ
落葉落葉時間は毒をもつてゐる
あいだほ
盲ひたる象の優しく落葉踏む
古都ぎんう
落葉して秒針はきびきび進む
高橋無垢
東京の大気の歪みへと落葉
小泉ミネルヴァ岩魚
濡落葉有害指定図書ぽつん
すりいぴい
いづくよりきたる銀座の落葉かな
可笑式
レコードに針置くや落葉の匂ひ
可不可
月明や落葉こり固まる闇よ
99カリン
落葉舞ふ風に階段ある如く
GONZA
水底に沈む落葉の重さかな
KAZUピー
ざぶんと子ポケットの中までおちばおちば
M・李子
くちびるにふるきまじなひ落葉ふむ
RUSTY
靴ずれのかかと落葉に預けたり
TAKO焼子
落葉の軌跡さえ覚えていたし
あいみのり
何もかも上手くいかずに踏む落葉
あおか
落葉苦しそれでも音は鳴らないよ
あじこ
奥山の落葉掻き分け墓じまい
あつむら恵女
空も地も喝采溢るる落ち葉かな
あとりとまひわ
あえかなる緑ありたる落葉かな
あまぶー
からうじて落葉のままである落葉
あみま
ボックスの受話器は重し落葉舞う
いいよかん
おるすばんおちばひらひら水たまり
いおりん6才
落葉降る降る俺たち朽ちる朽ちる
いしい美髯
列島の歪落葉で埋められる
いつせ
いろはにほへとちりぬるを焚く落葉
いなだはまち
発掘の現地説明落葉かな
いなほせどり
故郷はいつも落葉の中にあり
いまいやすのり
足元の落葉東京競馬場
いもちゃん
キャンパスのチャペル落葉を放ちけり
うさぎまんじゅう
癖のある鍵や落葉の包む家
うしうし
天の窓誰の上にも落葉降る
うづら
落葉や啜りて熱き玄米茶
うま子
落葉焚く開放病棟は自由
おんちゃん。@白吟句会
からからと落葉の先に天守あり
かこ
落葉降る姿勢正しき大樹かな
かざばな
臥して雲地より湧きたる落葉焚き
カタツムリ
夕暮の東京湾へ落葉かな
かぬまっこ
ポケットに懸賞はがき落葉踏む
かまど
補助輪を外し子の来る落葉道
かをり
落葉落葉臓器は縮み固くなり
カンガルーのしっぽ
めくはせもなどか無からむ落葉駆く
きくゑ
落葉散る書き残すべきこと多き
くによ
致死量の引力の儘葉を落とし
くめ仙人
落葉踏む今日は進路の決定日
クラウド坂の上
落葉に遊べ子は青臭きままに
くりでん
グレートピレニーズのヨダレが吊り上げる落葉
くれあしおん
落ち葉舞い車窓は軽油の匂いする
ケスウヨ1101
落ち葉鳴る山の音すべてその中に
こうちゃんおくさん
両の手の落葉ほかほか子へ返す
こじ
後ろから落葉踏む音誰も居ず
コタロー
息ひとつ吐きて落葉の散るところ
ことまと
その中のひときわ赤き落ち葉かな
こはまじゆんこ
落葉よ私も潔くありたい
こま
落葉鳴る気配金星に向かう
こんじゃのよしこ
つまみたる落葉ぴしりと罅鳴くや
サイコロ帝釈天
指先の赤き痛みよ落葉散る
さくやこのはな
引力はひき合う孤独夕落ち葉
さだとみゆみこ
独身を通す友あり落葉焚く
さぶり
落葉よシアターに行こう晴れたから
さゆみ
落葉踏む足のみ見ゆる立ち呑み屋
さるぼぼ@チーム天地夢遥
落葉舞う公民館は恋の唄
しー子
余生とは謎かけでなし落葉踏む
しげる
虫食ひの落葉よ白そこひの犬よ
ししまる
ぐじゅと踏む落葉匂い立つ雨
しっぽタヌキ
落葉吹き溜まるこの家子だくさん
しみみ
おちば山からぴょっこり猫のしっぽかな
しゅうちゃん@5さい
悟るまで終わらぬらしい落葉掻き
しゅうふう
あの人の名前知らせる液晶に落葉
じゅんじゅん
落葉降るまにまに光る吾子の声
せしん
あした踏む落葉よけふは何処の空
そめいゆ
結願の杖の先なる落葉かな
たむらせつこ
落葉浴ぶ交響曲を浴ぶるかに
たんじぇりん金子
堆積す落葉ふかりと死の匂い
ちょろたこいん
落葉降る吾も何か失ふやうな
ツカビッチ
落葉の音骨つまむ音と似たりけり
つぎがい
聞き取れぬ子猫の会話落葉掃く
ツユマメ
術前の説明長し落葉降る
ティーダ
落葉踏むもぬけの殻の豚舎まで
テツコ@第二まる安
堆き落葉へ吾子を放りけり
てまり
遠き灯は河童棲む村落葉舞ふ
でらっくま
ゆっくりと落葉を踏みてミサの朝
でんでん琴女
落葉は高みに戻る風を待つ
とある首席
ポンポン山落葉明るく堆く
ときこの母よしこ
落葉踏みしだく嘘泣きバレぬよう
どみそ
車椅子の膝に置かれし落葉かな
とんぼ
落葉に追ひ越されても口惜しくない
なご
サイフォンに耳澄ましたる落葉かな
なつめ
担がるゝ骸の二肢に散る落葉
なにわの銀次
踏んでみる落葉の声を聞くために
ねぎみそ
落柿舎の落葉の音を聞きに行く
ねもじ
落葉鳴る防風林の空透けて
ハチ太郎
掃き寄せし落葉の山は火の誘ひ
ははろ
貝塚や古よりの落葉積む
はら美華子
落葉踏む音匂ひたつ散歩かな
ひだ岩魚
落葉よみなやはらかな土となれ
ひともじ
風に向かい呼べば寅さんは落葉
ひな子桃青
夕暮れの田舎駅舎に落葉鳴る
ひろしげ12さい
落葉やがしゃぱりがしゃぱり踏まれゆく
ふあり光
億年を眠る落葉を舐めてみる
ふあんた
座して三人袖の落葉を払い合ひ
ふっこ
阿部定の公判記録夕落葉
ふわり子
ポケットより虫やら土やら落葉やら
ほしの有紀
言い訳のみつよつこぼれ落葉掃く
まぐのりあ
百通目の手紙おち葉のなかにあり
ましろなぎさ
落葉踏むもうだまされてやらうかな
まつだまゆ
水底のひかる落葉のなほ紅く
まどん
手うずめる落葉の山はひんやりと
まぬう
射撃訓練の音は絶えずに落葉山
まゆりんご
落葉積む元の命に戻りたく
まりい@木ノ芽
この落葉いづれ誰かの貌となる
みかりん
落葉踏む私の音の始まれり
みくにく
ランタンの影ふんわりと踏む落葉
みくらまる
落葉ください落日を切り取つて
みこ
黒山羊の顔に似た艶ある落葉
ミズカラス
街道の落葉や異国人の吾
みつれしずく
シスターの掃く落葉なお生きており
みどりがめ
落ち葉散る音になりそびれたる音
みのる
落葉踏み能楽堂へ入る靴
みやかわけい子
落葉風調子はずれの口笛に
み藻砂
落葉焚掻き集めるは憂ひなり
むげつ空
落葉籠虫の捩れてぶら下がる
むじーじ
銭洗ふ笊の落葉を掃ひけり
むったん
美術館のカフェまで寄る日落葉静か
むらぴ
落葉道真っ直ぐ行けば縁切寺
めしめし
落葉は黒有刺鉄線がある空き家
めりっさ
落葉して珈琲の香のたまきわる
モッツァレラえのくし
恋文のやうな落葉を探しけり
ヤマボー
落葉踏む近道すれば出逢う人
やよえ
走り出せすべて落葉になる前に
よあけの晩
山頭火に風は骨まで落葉道
よしおくん
夫と行く古本市や落葉風
ラーラ
日のあはひ月のあはひを落葉かな
らくさい
拳ほど臓器失せたり落葉踏む
ローストビーフ
伸びしろはあると褒められ落葉踏む
ロクヨン
落葉落葉神と話せる喫茶店
或人
新橋や夜の眼に似た落葉踏む
安宅麻由子
落葉の遊園地から出られない
安溶二
初孫の軽くて重く落葉道
杏と優
落葉掃く人は居らねど子爵邸
伊予吟会 宵嵐
仰向けにはてうつ伏せに暮れ落葉
位相朗
木星に降り立つように落葉踏む
育由
落葉舞ふヘリコプターの音遠く
一井蝸牛
落葉敷き明日は屍となる身置く
一人静
青空の隙間こじ開け落葉来る
壱太
落葉に沈み込む百キロの歩兵
宇田建
肉親を数えきる時散る落葉
羽沖
落葉や吊り橋の直下の潮騒
雨霧彦@木ノ芽
あのへんが明日の落葉乳母車
雲水逢心
落葉聴く太古の獣めきし耳
英子
新宿のをんなに触れた手で落葉をば
遠石
落葉掻く吾子のミニカー発掘す
塩の司厨長
いやぁ良い人生でした落葉積む
奥野悦穂
落葉にも灰落として長き説教や
横ちゃん
夕暮れの落葉挟みし探険記
乙子女
貸本を落葉の頃に読み終わる
温湿布
落葉おちば落ち来るはさぞ怖かろう
佳山
髪を切るメルアドを消す落葉焚く
加賀もずく
落葉散る地球の軌道眩みたり
加能あさふろ
身の丈の空を残せる落葉かな
火炎猿
乾きをる落葉の性に湿りあり
花屋
手品師は次の町へと落葉舞ふ
花伝
針飛びのカーペンターズ落葉降る
茄子美
見えぬ恋落葉の葉脈は赤い
海葡萄
落葉掃く誰にも嫌われたくない
海老名吟
成人誌販売禁止落葉踏む
灰色狼
落葉焚き二つの山を揃えたり
街麦
落葉掃くたぶん死ぬまで働かん
笠原 理香
屍の分だけ落葉盛り上がる
樫の木
落葉踏み香林坊からバスに乗る
涙出る呆れるほどに落葉降る
幹弘
落葉掃く人にも落葉降りかかる
軌一
風神の袋のたわみ落葉飛ぶ
輝 龍明
雨の音痛き落葉や夜の街
亀の
落葉して豚足用のカラシ皿
亀山酔田
母と子と同じ頬杖落葉期
久我恒子
落葉や昔々の優しジャズ
久蔵久蔵
一筋の光の射抜く落葉かな
弓女
落葉やシのシャープが赤を鮮明に
漁港
落葉を集めて喜び作りたし
京水
落葉色となるひとつひとつの傷
桑島幹
一枚の落葉化石になりしかな
君島笑夢
夫の傘落葉一枚明日は晴れ
蛍子
ベンチに降る落葉は君への泪
月の砂漠★★
落葉掃く竹の箒の反り豊か
月見柑
錆び付いたわたしの中の落葉かな
元喜@木ノ芽
寅さんと云ふ名の落葉ありそうな
幻月
老犬の後足遅れ踏む落葉
古都 鈴
畳む都度レジャーシートに落葉かな
戸部紅屑(とべべにくず)
タックルはお互ひ怖し落葉蹴る
光友
旅人の足跡遺跡めく落葉
広瀬 康
落葉する喪中葉書もついてくる
江里口泰然
落葉して空広くなれ高くなれ
荒磯魚々
水筒にはコーヒー落葉の森を踏む
香羊
掃かれゆく寂しき音へ落葉降る
香壺
穴あきの落葉こそ愛しかりけり
高橋冬扇
落葉踏むカリカリカリと花林糖
高田 仁和加
落葉溜まりはおひさまの夢をみる
克巳@夜のサングラス
落葉朽つゆりかごゆらすはやさにて
黒子
おい落葉兄貴死んだら樹木葬
今田無明
落葉道音する方へ会釈して
今野夏珠子
手回しのオルガン嬢へ落葉散る
根無し草
着ぐるみの足に貼り付く落葉かな
佐東亜阿介@ありす句会
落葉より落葉へ炎染みわたる
佐藤直哉
見えねども人をる町や落葉道
砂山恵子
落葉してすっからかんの木であるよ
彩楓(さいふう)
刃毀れの刃先蠢く落葉ぬち
斎藤秀雄
肉野菜お金もすべて落葉製
三水低@第二まる安
落葉踏み公会堂から望む海
三大夜景
落葉や辞表投函して帰る
三島ちとせ
落葉焚く女の首の赤き傷
山下高
落葉降るストラディバリの森は晴
山踏朝朗
本読みの膝に乗りたる落葉かな
山乃火穂
落葉掃く明日は家主の見回り日
山本嘉子
落葉てんてんアベベ・円谷・ヒートリー
四丁目
神域のことのはとなる落葉かな
始の子
もう消せぬ嘘は忘れて踏む落葉
志乃
落葉さて栞以外の使ひ道
落葉掻く手先にほのか恐竜の歯
篠田ピンク
人類が滅びしのちの落葉かな
紗千子
落葉踏む文士の町の旧居かな
朱夏A
落葉ころころ不規則動詞暗唱し
朱契
落葉掃く ペット保険の写真撮る
珠桜女絢未来
落葉や他殺を視野に入れませう
珠凪夕波
物乞ひの婆と目の合ふ落葉かな
宗本智之
路上ライブギターケースの落葉かな
春野いちご
砂浜や朽ちた小舟に落葉溜め
小エビ
落葉降る読経の長き墓仕舞
小鞠
場外の落葉直撃ホームラン
小笹いのり
御堂筋の足を捉ふる落葉かな
小春
そこここにたまる落葉よ若者よ
小鳥ひすい
落葉がさがさ今夜はカレーライスにしやう
小田寺登女
落葉踏み今日二回目の散歩かな
小梅
落葉掃き犬じゃれついて星ひとつ
小野みっちゃん
恋人の落葉残して帰りけり
小野更紗
落葉踏む認知症薬3ヶ月
松井くろ
跳ぶことを決めてあしたの落葉かな
松山めゐ
いさかいの起因は細事おちば掃く
松野菜々花
ゆつくりと降ろす視線の先落葉
笑松
今まさに落葉となりし落葉かな
常幸龍BCAD
落葉踏む木霊は山に帰りけり
深山 紫
分かれ道落葉の多き方へゆく
深草あやめ
落ち葉時いい人ばかり辞めてゆく
真宮マミ
象までは届かず鮮やかに落葉
真繍
落葉です地図をつくっているのです
神山刻
吊り橋や落葉のみ込む龍の淵
水夢
虫食いの落葉通して君を見ぬ
粋田化石
落葉降る障子閉めねば淋しくて
杉浦夏甫
コーヒー豆買ひて落葉の釣もらふ
雀虫
一歩より日の匂ひ立つ落葉かな
清波
風のゆく先を落葉の音たてて
西山哲彦
落葉達の内緒話を聞いている
西村 小市
巡礼の往くたび落葉砕けたり
西藤智
側溝の落葉の集く歌舞伎町
西尾婆翔
風吹いて空が空くほど落葉降る
青い月
まだ誰も踏み入れをらぬ落葉道
青柿
絵手紙の落ち葉の音でありしかな
青鷹
いやだったらおちなくていいんだよ 落葉
青木健一
落葉掃く尼僧の英語透きとほり
石田将仁
落葉踏む海底火山噴火する
赤い彗星の捨楽
落葉踏む誰かお喋りしませんか
赤橋渡
落葉踏む在りし日のフェアレディZ
赤馬福助
歌ふよに廃車をしづめたる落葉
雪華きなこ
お弁当箱落葉と包まれ帰宅せり
千恵
落葉の山泣きあかし裸婦の腰
川越のしょび
裏がわのかほり仄かに落葉かな
禅十郎
落葉たち螺旋階段駆け上る
祖乞
学校は嫌ひ落葉とシケモクと
倉木はじめ
薄様のごと落葉げに軽かりけり
爽草明
氏神に恐縮ですと落葉搔き
相模の仙人
ロンドンの夕焼けに似た落葉かな
草萌
水占にゆだね貴船や落葉時
村上無有@貴船神社の水占(みずうら)は恋占いです。
くやしくて踏むうれしくて踏む落葉
駄口竹流
体温を地べたに還す落葉かな
大塚迷路
ダックスの足短くて落ち葉かな
大坪美智子
天も落葉も生まれ変わっている途中
鷹星
晴天の如き看護師落葉踏む
沢田朱里
寺落葉しの字にしなふ竹ぼうき
谷川の蛍子
コマーシャル明けて落葉を逃げてゆく
知己(ともき)
ベランダに出所不明の柿落葉
知子
落葉やや窪みの続く獣道
地球人
探しても同じ落葉のないはずを
竹内うめ
揺り椅子や落葉は時をけすごとく
中山月波
落葉押し返すぽっぺんに息吹く
衷子
落葉掃くモンパルナスの似顔絵師
長谷川ひろし
あのひともきつと落葉をひろふだらう
直樹里
軽やかや顔良き落葉潰す音
直雪
落葉踏むビー玉ほどのわだかまり
直木葉子
戻らぬと決めし学校落葉降る
津軽ちゃう
落ちし葉の見上ぐる天を落ち来る葉
津軽まつ
落葉降るゆばり長しや老いた牛
辻が花
落葉は手に石ころはポケットに
天晴鈍ぞ孤
乾ききるまでは生きてる落ち葉かな
天玲
青空に落葉を撒いて怒られる
田村美穂
子等の踏む落葉は子等の音立てて
田中ようちゃん
薄氷のように少女の落葉踏む
田中勲
あな尊落葉ほど神さぶる祖母
田内 千晴
それ程に捻くれなくても良し落葉
田名あみ子
うづたかき落葉に消えてゆく尻尾
杜若
清掃の馬券に混じる落葉かな
都乃あざみ
恐竜の鼻先に落葉石と化す
冬菊
落葉掃く親子二代の町中華
東山
うるさいほど赤いときもあった落葉
藤鷹圓哉
疾風来て空際望む落ち葉かな
藤田ゆきまち
さびしけれ落葉も街も水の灯も
藤田康子
父の墓あったかそうに落葉満つ
藤田真純
良い音の落葉を選び踏む朝
豆田こまめ
二十年ぶりのサックス落葉舞う
豆闌
ビル風に湧きし落葉のイ短調
日午
落葉雨母はネアンデルタール人
日田路
落葉散る黒酢の壺の発酵音
猫渓
麻痺の足重し落葉の音長し
播磨陽子@いつき組花野句会
伊達屋敷通七竈落葉
俳菜裕子
落葉踏む私はろくでなしである
背馬
陽光を絡めておもき落葉かな
梅路みね
晩婚の未来占う落葉道
白井百合子
壊れやすきもの搔きよせる落葉、肩
白居千夜
落葉捌けてランナーの迅し迅し
白傘
湖面ゆく落葉の船はもどかしく
畑 詩音
ランタンの灯落とせば落葉の落ちる音
半熟赤茄子
白紙の日緋色の落葉挟みけり
帆風
落葉のやうな土土のやうな落葉
彼方 ひらく
濡れ落ち葉人肌尿瓶心地良き
比呂
落葉一枚ぶらり一人の有給休暇
枇杷子
おちばおちば一人で生きるといふ病ひ
柊 月子
盗掘の孔まで五尺落葉焚
百草千樹Z
未だ誰も踏まぬ落葉の反り返る
富山の露玉
風と走る落葉と走る走者かな
風花まゆみ
拾ひたる落葉はジョバンニの切符
風慈音
ひと枝に仕えた落葉床の間へ
福良ちどり
落葉や削れば折れる色鉛筆
文月さな女
落葉溜むビルの谷間の稲荷かな
聞岳
虫食ひの穴に日の射す落葉かな
平松洋子
禁酒して検診痛飲して落葉
平野水麦
握り潰す落葉の音色カキクケコ
方寸
落葉掃き箒に君の癖見つけ
汚くて時間を食らう落葉かな
北原 早春
落葉や駅へ同期を送るなり
北村 崇雄
落葉の滞空時間被疑者死亡
北野きのこ
立ち去らん次の落葉が裏ならば
堀口房水
ブランコに二十歳落葉は地に着かず
枕木
半地下のカフェへ落葉を鳴らしつつ
万喜ミツル
三叉路へ落葉の拐かす日暮れ
未補
不揃いに積む不揃いの落葉かな
眠る烏龍茶
風の朝くるぶしまでの落葉かな
明惟久里
落葉掃く音土曜日の二度寝かな
明世
落葉掻く母いまごろは全き土
綿井びょう
我が影の落葉踏む音先に行く
木寺 仙游
落葉はらはら猫のお骨の軽きこと
木森
踏んで良い落葉しゃくしゃくうすあかり
木綿
母の服捨てて落葉のにほふかな
木塚夏水
山道の足音遠き落葉かな
紋舞蘭
切っ先はナイフの痛み落葉挿す
門前町光乃
落葉掃く駅長帽子落ちさうに
野ばら
根の國は湿り落葉を踏み逃げる
野純
外苑の落葉ふるふる金の雨
野々りんどう
落葉踏む白神に神音白し
野々原ラピ
一緒に歩こうよ落葉が輝くよ
野良古
落葉とは光のむくろ降りしきる
野棕櫚
落葉落葉軸には未だ湿りあり
矢的@第二まる安
落葉降る巻き道不意に獣臭
柳児
鎌倉に鎌倉の影落葉掃く
有瀬こうこ
落葉踏む音で惑星ひとつ減る
有無谷六次元
死の音はどれもおんなじ落葉踏む
柚木みゆき
蜘蛛の巣の捕らえし落葉みずみずし
遊飛
落葉踏む孤食のごとき音をたて
夕虹くすん
死ぬに間あり落葉に足をすべらせて
与志魚
種火には夕陽のかけら落葉焚き
葉子 A
落葉喰う虫極彩の夢を見る
雷紋
裏方の集めてゐたる落葉かな
蘭丸結動
犬の鼻と同じ湿りの落葉かな
離松
二円足らず手紙もどってきし落葉
立石神流
思い出に埋もれぬように落葉掃く
琉璃
身じろぎもせず落葉の檻のライオンは
竜胆
すれ違ふひとと違ふ落葉を踏みにけり
良子
落葉降る地球は眠り始めてる
露砂
落葉焚いて落葉の匂い嗅ぎにけり
老人日記
落葉して余熱に眠る獣たち
攝津の嫗
パンダの眼は恐し落ち葉踏む
六芒星
落葉道けふのパンダは正午から
朶美子(えみこ)
だんだんと音の無くなる落葉踏む
祺埜 箕來
タンゴ鳴る脳(なづき)の中の落葉かな
茫々
億万年声を化石に落葉かな
蜥蜴の尻尾
落葉に沈むランタンの世界傾ぐ
靫草子
廃校の落葉の下のマンホール
wolf626
さりさりと踏める落葉の百段目
としなり
落葉掃くバクは半分寝ています
ゆすらご
図書館へ続く落葉の百メートル
渓湖
あまやかに落葉重なる夕まぐれ
三重野とりとり
落葉掘る犬の尻尾の旗のごと
山内彩月
排気口より空へ落葉の十五秒
善多丸
落葉踏み玄関までは六十歩
素直庵
落ち葉踏み母と登るや丘の墓
創一郎がゆく
匂ひ立つ落葉飯盒とスウプ
村松 縁
落葉とは凹んでいる方が表
田辺 ふみ
一面の落葉のここか落し穴
末尾波世遠
落葉落つ報道しない自由とは
脩斎@105さい
聞かないという暴力のあり落葉
あるきしちはる@インターネットで様々な論争を見ていると、相手の訴えを聞こうとしない、知ろうともしない態度は暴力と同じだと、自戒をこめて思う今日この頃です。

並

まっきいろわたしのうえに落葉まう
野の花さな
ほらここに風がおります落葉舞う
籠居子
ひろすぎるわたしの地球に落葉貼る
鐵牛
報道せぬ自由といふ欺瞞や落葉期
脩平
姿なく落葉が動く音も無く
14橘貞山
たからもの落葉の中に隠したる
なつめモコ
降る落葉子らには子らの宝物
野地垂木
落ち葉より早く落つるは涙かな
なめろう
瑠璃色の地球隠れし落葉かな
モロッコの月
落葉時喧嘩の終わる涙声
りんきょう
料亭の屋号残れる落葉かな
る・こんと
月はいふ落葉を敷いて通りゃんせ
楽花生
黄落葉茶落葉赤落葉ガサガサ
喜多野羆
落葉掃く夫の袖にも落葉かな
玉響雷子
箸墓のほと突く姫や落葉散る
吟  梵
落葉を払って解く蝶結び
紫陽花 涼音
紅色に染まりたかろ落葉とて
紫蘭
昏睡を終へて落葉になりにけり
斜楽
倅来る酒は辛口落葉かな
紗々
このはだもしわもおちばのやうでよし
潤目の鰯
触察図指先にある落葉かな
28あずきち
伽羅色の出羽三山の落葉かな
28ひろきち
一枚の落葉に波紋うごく池
⑦パパ
掻き寄せてまた掻き寄せる落葉かな
aya
ザラザラの心へ落葉やはらかく
be
不二の山落葉時雨と吾がバイク
Benじい
ヴェネツィアのゴンドラの櫂落葉揉む
Dr.でぶ
落葉してけして終止符にはあらず
GARU
落葉舞い骨董市の本の上
KKK
落葉踏みきしむ葉音に朝の声
kuri
吹く風におよいで見せる落葉かな
Kuruma@中津からあげ句会
しやきしやきと踏めば応へる落葉かな
Kかれん
一陣の風に落葉の滝の中
PON
ひたすらに落葉掃くこと祈ること
skm
落葉踏むささやき声のよき軽さ
sol
重なりて暖かさうな落葉かな
syuusyuu
天狗風を誘導するように落葉
Vn 花のん
病む地球手当てするよに降る落葉
yoko
参道や大山元帥の落葉ふむ
アーナンダ
幼子の一つくれたる落葉かな
あー無精
山道を行く「こんにちは」落葉踏む
あい女
落ち葉踏む音やさらさら透き通る
アヴィス
塵取りを滑り舞いでる落葉かな
アオキシゲル
森を行く落葉ふむ音道づれに
アガニョーク
この人もあの子もきらい落葉踏む
あけみ
通学路落ち葉掃きつつ会議かな
あさり
寺裏の黙へかさりと朴落葉
あさ奏
乙女像落葉の中で今日も舞う
あすなろ
武蔵野は落葉つくして夕日抱く
あつちやん
ロッカーの奥から赤き落葉降る
あまぐり
足早に去りゆく落葉寂しき音
アマリリスと夢
落葉よりけやけき姿態出でにけり
あめふらし
落葉焚くけぶるかなたにガンダーラ
アラ
風を切り追い抜いて行く落葉かな
あわの花水木
落ち葉舞う右に左にケセラセラ
いかすみ
分け入れば足音高き落葉かな
いくらちゃん
吾子ら跳ね落ち葉踏み来るカシャリシャリ
いく葉
残り葉を仰ぎて今日の落葉掃く
いごぼうら
ヘップバーン気取るローマや落葉踏む
イサポン
ありふれた昭和の庭の落ち葉焚き
いたまきし
落葉して尚悠々の古木かな
いちな
廃村の参道埋める落葉かな
イチロー
肩竦め僧侶掃きおる落葉かな
いつか
舞う落葉我が人生は道半ば
いつの間にアラカン
掃き寄せる落葉西風もち上げり
いと茶
落葉して少女漫画に埋もる夜
うどんこつよし
留年や落葉のラボの水銀灯
うに子
落葉焚は飛行機雲への挑戦
うめがさそう
園庭の落葉の山へすべりこみ
うらら恵子
落葉踏むハイブリッド車の音迫る
うるるうるる
落葉舞うブルーシートや墓仕舞
えいぎょ
落葉ふむ男映画を話しけり
エイシェン
落ち葉あり儚きこととよけてゆく
えのくしひかめく へやま
山道や落葉の温み靴の底
えらぶゆり
窓越しに積る落葉や幾星霜
オアズマン
幹に触れお疲れさまと落葉掻き
オイラー
幼子にわが手の落ち葉欲しがられ
おうちの花
病窓に落葉数えて午睡かな
おうれん
アーケード落葉連なり駆け抜ける
おがたま
おみやげはあかやきいろのおちばかな
おがわ弥恵
ゴッホ見た七色の落葉の中に
オキザリス
沼の縁覆う落葉は土と化す
おたまじゃくし
御所の落ち葉掃かれて大路牛車の列
おばあばあ
薄日差す三和土に草履と落葉かな
おやま文枝
きざはしの隅に重なる落葉かな
落葉かさかさハンドクリーム買いに行く
かえる
赤・黄・緑・ならべて落葉グラデーション
カオス
手帳には拾いし落ち葉思い出での
かささぎ
グリーン上に落葉かさかさ舞ふ夕べ
かずポン
落葉踏みため息隠す模試帰り
かたちゃん
区画線と落葉で滑る自転車
かつたろー。
落葉掃く庭師の肩に降る陽ざし
かつら子
ロープウェイ落葉分け入る未亡人
カヅラ梅
るり姫の滝にはらりと落葉かな
からすちゃん
つむじ風舞い散る落葉何処へやら
キーヨ
さびしんぼう励ますように降る落ち葉
キイロイトリ
子守唄地球にそっと落葉かな
ギコ
身を隠す落ち葉布団もっこりと
きさらぎ
落葉(らくよう)や腐土なる前の暖かさ
きっちゃん
しゃかしゃかと落葉踏みしむピンヒール
きなこもち
落葉風吐息微かに色付きて
きのした小町
踏みしめる落ち葉の嵩に日の匂ひ
きのと
芳しき腐葉土となる良き落葉
ギボウシ金森
落葉して風美しくして沼の黙
キャサリンまさこ(まさこ改め)
一の谷落葉降り敷く千年も
キョンちゃん
はやぶさが去って溜まる落葉かな
きんえんくん
初恋のなまえ落葉になぞりけり
キングofド凡人
放逸の風を遊子の落葉かな
ぐずみ
埋みたる言の葉続きたる落葉
くま鶉
落ち急ぐもの落ち渋るもの落葉
ぐりえぶらん
落葉掃き又落葉掃き落葉掃く
くれまてぃす恵子
亡き父の本にしをりの落葉かな
ぐれむりん
窓際にへばりつくかや枯れ落葉
くろべぇ
落葉ゆるりパリジェンヌ闊歩する街
クロまま
繰り返すミスに逡巡して落葉
げそ猫
暗号や落葉三枚くぬぎの実
コアラ@ご無沙汰してます
落葉すら無き歩道をカラカラカラ
こうせん
この径のうぐいす張りに落葉鳴る
こじ丸
落葉無く無聊をかこつ熊手かな
こてつ川
駅前は雨ふるふると落葉肥ゆ
こなねこ
日は天に光蹴り落葉踏み行く
コナラ
遅刻して非常にまずい落葉かな
こぶこ
葉のつゆの落つる刹那や落葉す
さきのすけ
落葉掻くからからかろき命かな
さくみ
落葉へと叶わぬ恋を吐き出せり
さくら ゆりこ
教科書に落ち葉一枚はさむ恋
さこ
強風に落葉くるくる街路かな
さとうくにお
診断の結果を胸に落葉ふむ
さとう菓子
落葉拾う個人情報筒抜ける
しいたん
超新星生まれ欠片は落葉たり
しかもり
あずさ2号落葉蹴散らす無人駅
しつじのMay
古書店の閉店セール落葉雨
シニアモモ
蹴飛ばせば落ち葉の温し道一人
ジミーあゆみ
一本の木の下に黄の落ち葉の輪
シモーナ
落葉炊き童謡浮かぶ里の家
しもさん
物憂げに集めし落葉や生乾き
シュルツ
落葉して空の広さを思ひけり
しゅんらん
自転車の蛇行の跡へ落葉かな
じょいふるとしちゃん
神社にて落葉どんぐり子と集む
しょうこ
龍のごと車巻き上げ落葉かな
シラクサ
落葉掃き月に一度の氏神様
シロクマ太郎
大きく又小さく掃く落葉かな
しんしん
落葉ごと地面踏み抜くハイヒール
ず☆我夢@木ノ芽
両手より落葉を投ぐる孫の写真
すえよし
羊蹄の腐葉土もいつかの落葉
すじこ
墓誌裏の落葉残さず拾いけり
スローライフ
命の元積もった落ち葉の下と知る
せんべい
父微笑うセピアの中で落葉散る
そまり
落葉踏む慣れぬ都会の交差点
たいき
さらさらと枕の下を落葉かな
たいぞう
落葉に雨染みる路続く路
たけうち晴美
落葉焚き今年の憂さも焼き捨てリ
だけわらび
落葉あぶ華やぎ突と身の内に
たま
山深し落ち葉渡りし座頭虫
たま蛙
落葉つくボールそろりと投げ返し
たま走哉
落葉蹴り蹴り嬉々と歩きし母卒寿
ダリア
あの落葉はタヌキこの落葉はキツネへ
たるみ
濡れ落葉内助の功に罠のあり
たんくろう
落葉して地面はくれなひの八塩
ダンサーU-KI
落葉して山の背丈は縮みけり
たん造
掃く落葉ざわめく心かき集め
ちぃ
自動車に乗り込むそこに落葉かな
ちか丸
落葉する雑木林の暖かさ
ちばくん
合格祈願岩津の森の落葉かな
ちびつぶぶどう
声あげてゆらりゆらりと落葉かな
ツーちゃんの恋人
木漏れ日の参道清め落葉かき
つかさ
落葉よし段ボールよし秘密基地
つちのこ
面長の辻の地蔵や落葉ふる
つつ井つつ
ゆうくりと風に誘われ落葉降る
つつ井つつ夫
ボサノバのリズムに合わせ落葉踏む
つわきの嫁
脳みその襞も豊かに落ち葉掃く
でぷちゃん
続かない恋ばかりして落葉雨
どかてい
山肌に落葉散るなり芭蕉庵
ときめき人
落葉踏む遠い昔の父と僕
どくだみ茶
厳かにおすべらかしや落葉雨
とし子
ピンと立つポチの耳落葉踏んだ音
とみことみ
落葉や真白な煙追い抜かれ
ともかわすてむ
駆け抜けるキミの手に落葉のシャワー
ともぞー
幾十の鴉吐く山夕落葉
とも子
縄文の石碑に積もる落葉かな
とりこ
唯一のボランティアなり落葉掃く
とんとん
夕照の我の影なり落葉みち
なかがわ 聖一
落葉して弥勒菩薩の微笑かな
なかの花梨
散りかたはみんな違うの落ち葉掃く
なごやいろり
落葉掃く母のますます小さきかな
ナタデココ
落葉蹴る見上げ新たな生命知る
なちこ
落葉さえ黒く染まるよ嫉妬心
なつぽよ
だんごむし落葉布団のかくれんぼ
にゃんみー
父臥して湯治の里の落葉かな
ぬけまいり
夕陽沈む落葉の色の暖かく
ぬらりひょん
足音と落葉巻き上げハイヒール
ねこじゃらし
縁石と落葉へ辿る冒険譚
ネコ目
濡れ落葉体幹ゆるくしなりけり
ねむり猫
落葉掃くゴンの通らぬ石畳
のつり
先に逝く身につまされし夕紅葉
のぶ子
旅立つ日太平洋へ渠の落葉
のもとみな
宮さんの落葉集めてお楽しみ
のりた
コンテスタント誰が勝つ落葉を本に
のりりん
ベランダの落ち葉何見聞きして辿り着く
はごろも
落葉降る俺の出番と竹箒
はじめ
首元に落葉付けたる猫帰還
はずきめいこ
維持装置踏むことなしの庭落葉
パッキンマン
落葉舞ふ「おいでおいで」に又落葉
はなあかり
れんが道落葉音符のごと並ぶ
はなだんな
亀のベッド吾子と集めし落ち葉にて
はなちゃちゃ
背泳ぎをまねる落葉のプールかな
はむ
まあだだよ落葉を集め潜り込む
はるく
走る吾の足首に落葉絡まる
ハルノさん
落ち葉散る箪笥の中身全部出す
はるまき
さっきから竹ぼうきの音落葉時
ばんじょうし
舞落葉演出家風舞台道
ばんどうまーぴー
ガサガサと子供みたいだ落葉踏み
ピーナッツ
芽吹く跡枝に残して散る落葉
ひいろみ
落葉掻く明日の予報も風強し
ひで坊
雨上がり掃除泣かせの落葉かな
ひろ
落葉や店の日めくりカレンダー
ひろくん12さいのママ
舞う落葉追う子犬追う児散歩道
ひろちゃん
土になり根の糧となる落葉かな
ひろむままん
どんな音立てるかそつと落葉踏む
ひろ史
そっと置く父の帽子に落葉かな
ふうせんかずら
落葉掻く上に落葉がまた降らむ
ふくろう悠々
そよ風とひつつきてゆく落葉かな
ふさこ
口笛のリュック落葉を踏み分けて
ふじこ
空朱しヒロインは手に落葉抱く
ふたあい
落葉焚ひとりふたりと輪となりぬ
ふみ
立ち止まり風の向きみる落ち葉かな
ほうすい
毎日を同じ空見て落葉掃く
ぼたんぴ
落葉蹴るつま先に陽の低く差し
ほのぼぉの
失恋を過去の良き日の落葉かな
ポラリス幸★
祖母の背の夕日の匂ひ落葉焚
ほろよい
落葉掻く三日と持たぬ部屋の整
ぽんたちん
縄電車落ち葉の切符ポケットに
ポンタロウ
バケットを小脇のパリジャン街落葉
マオ
落葉散る木戸懐かしや母の影
マツイミキロウ8191
あれほどの落ち葉いつたい何処へ消へ
まにあ
ちひさき手落葉運びて母の床
まほろ
きょうだいで遺品を燃やす落ち葉焚き
まみのすけ
杖の先絡まる落ち葉片隅に
マユミ
旅行地図落葉を栞と化せり
まるかじり
くつくつと落葉踏むなり笑ふなり
まるちゃん2323
がさがさと歩いて2キロ落葉かな
まるまる
五線譜に並ぶ落葉や夜想曲
みぃすてぃ
落葉や動物型のパン三つ
みえ
走り込む車両に落ち葉ついて来て
みずの風華
置き去りの自転車かごに落葉かな
ミセウ愛
パンク自転車車輪に絡む落葉かな
ミセス水玉
子供等をくるくるまはす落葉かな
みどりちゃん
夫の匂ひ追ひかけ来る墓地落葉
みなと
金色に輝く落ち葉みんまの日
みんみん
郷学の櫂の落葉天気雨
むさかず
前かごに落葉溢るる駐車場
むにむにちゃん
取って置き虫食い落葉いとおしく
むべ
赴任先異国の落葉踏みしめて
むらたふみ
濡れ落葉光りて見ゆる空は深く
もこ
落葉の雨碁は寄せに入り負け戦
もせきのこ
落ち葉踏む夕日の下山の靴の音
もちえちゃん
鎖場の鎖錆びをり落葉時
ももたもも
寂しさを色で慰む落葉かな
もりお
落葉食む鹿に糠雨荷茶屋
もりたきみ
落葉踏む色と音色のハーモニー
ヤッチー
夕明かり女を抉る落葉かな
やぶつばき
けふからは栞となりし落葉かな
やまぶき
図書館の本にはさんだ落葉かな
ゆぃ
ろじうらにこっそりたまる落ち葉かな
ゆうが
ひんやりと五感を澄ませ落葉か
ゆーし
煩雑の街の落葉は咲くように
ユウタ
ビル街の陽だまりに吾子落葉踏む
ゆこげん
吹き溜まり土に還れぬ落葉かな
ゆみづき
排水溝埋め尽くすほど落ち葉かな
よしざね弓
飛行機ぐも落葉の上に寝ころがり
よつ葉
ランナーを追い越し落葉まろびゆく
よひら
粗朶折て道標とし落葉かな
よぶこどり
沙汰詫びる葉書に一葉落葉貼り
よりみち
落葉して景を借りたる美術館
らびっと
歳時記に見つける去年の落ち葉かな
りう女
黒猫や落葉小路に佇みて
りこ
今年また会いに来たよと落葉掃く
リバティーさん
落葉焚き昭和の匂い昔日や
りんごのほっぺ
横溢のライブのあとの落葉かな
るびちゅ
赤いくつ炎のごとく落葉踏む
るみ
落葉踏み豆腐と田楽味噌を買ふ
るりぼうし
落葉にも悪しき落葉と善き落葉
るるの父
落ち葉して黄金のバリアほどけゆく
れい
落葉舞うこのキャンパスも後少し
れんげ畑
風と舞い子どもと遊ぶ落ち葉かな
わかこ
ドラム缶に燃える落ち葉や無人駅
わこたんのまま
足弱の弥山(みせん)に惜しむ落葉かな
わこまま
モザイクとなるまで分けて落葉かな
わらび一斗
カラカラと落葉一枚爪先に
わわ
落葉ふむまだ三桁の歩数計
ワンダフルもずく
乗り過ごし見知らぬ駅の落葉かな
亜久琵
待ち人の足音響く落葉道
亜蘭
吾子ジャンプ積もる落葉のベッドへと
阿波豊
葉脈が朱く伸びる落ち葉かな
茜空子
晴天に落葉も心も掃き集め
茜峯
落葉をわざとざっくり踏みしめる
返本に落葉の栞ひらひらと
伊沢華純
落葉踏む音とかたらふ人の声
伊藤欣次
街路樹の落葉衣や尼法師
伊藤善隆
風巻きて隅に集ふは子と落葉
伊豆子
暮れてなを人待つ庭や落葉掃く
伊予吟会 心嵐
母校の落葉風に煽られ乱舞
位子
清掃員落葉と歌う朝の道
為一暢道
落葉踏むで悲しみのこと思ふ否
異国の詩人
落日にタンゴの似合う落葉かな
井久
落葉焚く煙の先の吾子の影
一音乃 遥
落葉降り山の姿もくっきりと
一周
かろやかに地に溶けゆく落葉かな
一純。
坂駆け上がる浄土寺の落葉
一走人
落葉や踏みて割れるは哀しみか
一律
誰か来る落ち葉踏む音急ぎ足
右田俊郎
はらはらと落ち葉をはらう坊主かな
宇宙生物ぷりちーぴ
並木道落葉蹴立ててゆく少女
烏兎
瓦礫の横落ち葉見つめるボランティア
羽光
この先を決めずふらふらゆく落ち葉
雨霧
落葉降る涙を吸った両の手に
卯年のふみ
街路樹の落ち葉を踏まぬ飛び歩き
映千
真っ直ぐな巨木の下の落葉踏む
永想
落葉手に放浪の画家そこにいる
英ちゃん
落葉や我が秘め事の丸裸
詠子
老いてなお急流滑る落ち葉かな
詠野孔球
をちこちに落葉広がり小山なる
雨後の路パッチワークの落ち葉かな
横じいじ
落ち葉降る音のみの庭ふたりをり
横縞
落葉流し競う子らの声高し
岡田玲凛
落葉踏みて若き日の夢棚卸し
下村ひじり
落葉踏むひとりぼっちのスニーカー
佳月
車いす押す母の肩に銀杏落葉(落ち葉)降る
加容
野仏のお頭にさらり落葉かな
加和 志真
一人ゆく日は傾きぬ落葉踏み
嘉藤次
潔く老いてゆくこと落葉掃く
花咲明日香
落ち葉落ち葉ぴょんぴょん跳ねる三歳児
花子
縁石の脇を重なり合ふ落葉
花節湖
癒し来た我ふるさとは落葉降り
花田しづこ
落葉積もる何だか蟲がいるような
茄子紺
舞い踊る落葉ダンスに口ずさむ
華らんまま
傘ささず歩き落葉は積もりゆく
雅な童
落葉見て平安朝の我が身見る
雅鬼
野良猫や落葉の温み吹き寄りし
海風山本
耳に良しサリサリと落葉の乾きたる
海野しりとり
跡も無くはらりパラリと落葉去る
灰田《蜻蛉切》兵庫
落葉グルルン秘かに待つ人来ず
絵十
守れない約束一つ落葉道
葛谷猫日和
撥ね返す微かな気骨落葉踏む
釜眞手打ち蕎麦
転生を信じる落葉有りにけり
勘太郎
落ち葉蹴り駆け抜けてゆく箱根まで
干珠
踏む落葉新しき音古き音
甘泉
落葉舞い一向終らぬ寺仕事
甘平
ゴミ拾ふボランティア落葉拾はず
閑茶
落葉踏み鬱忘れたき月曜日
丸山志保
落葉踏む命の殻の音がする
丸山隆子
落葉踏む軍靴にあらず三三五五
岸 れん
我が子らがふみふみ帰る落ち葉道
岩城佳水
雨あがり下駄きゆるきゆると落葉道
喜多川翠香
落葉吹雪舞台は公道ケセラセラ
希平
八合目道迷わせし落葉踏む
希林
見守りの朝のあいさつ落葉掃き
幾恋良石
名も知らぬ虫集めたり落ち葉裏
気儘
ちょい焦げのパンの焼き色落葉色
季よしこの夜
皺だらけにも生まれたてにも落ち葉降る
季凛
朴落葉高尾の山にひびきけり
紀杏里
落葉追う風は音なく走りけり
貴桜李
奥宮へ続く参道落葉踏む
輝峰亭
夜にまぎれ賽銭箱に落葉のみ
輝棒
車椅子付ける落葉で分かる道
菊池洋勝
鈍色の落葉に別れ文を置く
吉 や
落葉焚く禊の雨を降らすため
吉行直人
落葉飛ぶイヴ・モンタンの後ろ影
吉村よし生
抑えたるブルーシートの落葉かな
吉野川
落葉季校門前の文具店
桔梗
古畳遊ぶ落葉に猫じゃれる
桔梗松山
独り来てまた独り行く落葉道
橘右近
街路樹の落葉踏みて子供がえり
丘 るみこ
くずはきの集めし山に紅落葉
久衛(ひさえ)
輪廻はある静かに語る落葉樹
久坂晶啓
終わり無き落葉を踏みて一人旅
久仁重
穴開けて落葉に隠す暗号文
宮坂変哲
散歩道落葉踏みつけリズムとり
宮写楽
土匂ひ落葉湿れり山の道
宮田一代
踏みしめる落葉の底の小宇宙
宮島ひでき
落葉掻黒鍵のみのピアノ弾く
宮﨑紅清
願書出す朝落葉拾いて進む
京あられ
落葉掃く永遠に続くかのよう
京丸
嵐山水雨の落葉屋形舟
京子
口付けと不純な赤の落ち葉かな
鏡葉
吹く風に抗うでもなく落葉舞う
曲狸
掃き寄せてまた掃き寄せて落葉かな
玉井 瑞月
我が車庫は他所の落葉の吹き溜まり
玉井令子
ストックは櫟の落葉二枚刺し
玉悦
霊峰の落葉も友に土産とす
玉京
子ら走る横断歩道に舞う落葉
玉治
この落葉亡き人からの手紙なら
玉和
三國志ファンの落葉は洛陽
筋トレ俳人
父母の庭に声無し落ち葉ふる
金治宜子
しづけさやひねもす落葉ふりやまず
金太郎
枯葉踏むそっと踏みなば高き音
銀命堂
遠からず土に返らむ落葉かな
愚老
落葉掃き腕立て伏せの日課かな
湯船にて安倍山を恋う落葉坂
空姫@中津からあげ句会
落葉なく朝餉のかほり鄙の宿
空木清
トレンチのポケットに手を落葉降る
熊縫まゆベア
大会の落葉のワルツ見惚れたり
栗田もとえ
野良猫が去りて落葉の舞う公園
栗田杯閃
戦場の街に最後の落葉かな
薫風
落葉時おもわぬ人の笑顔かな
敬之
落葉ほろほろ母と喧嘩をした後に
桂奈
落葉焚く明日の希望も混ぜて焚く
渓翠@青東高
落ち葉には落ち葉の意地や雨上がり
畦のすみれ
幼子やこの木何の木落葉路
月野ひとみ
手の落葉神社の物と返されし
嫌佐久
足音がさらさらさらと落葉かな
犬散歩人
♯C9582C色の落葉かな
研知句詩@有機的な落葉が、無機的な色に変換されてしまう味気無さを詠みました。
土着性とは踏まるる落葉降る落葉
元々まき
足元の落葉に思い書いてみる
元木まだら
落葉掃くゴンはこの道通らない
湖雪
落葉踏む来世は蝶にとぞ願う
虎寝子
クラムボンの正体しゅるしゅると落葉
五月闇
埋もれたき落葉の山を見つけたり
五月野敬子
吹き溜まる月命日の落ち葉履き
光観
難民キャンプ落葉敷き詰め二畳半
公毅
踏み惑ふ日に燦燦の落ち葉かな
好文木
口上は「ガマの油」や落ち葉散る
触れ残りとろりと飛べり落葉かな
江戸川
落葉掃く人にやさしき光あり
江戸川青風
髪に落葉君と迷い込む小道
江藤薫
もうかげる落葉の指をかざしいて
江戸川
落葉舞いひとり佇む今朝の庭
甲山
子の拾ふ落葉の色のあたたかき
紅さやか
落葉時ねこぶら下がる外出着
紅塩寝子
落葉踏み古本市に通ふひと
香栄
落葉舞うしゃわらららーんしゃわらんと
高橋笑子
アップルパイ焼くや落葉の道かえり
合歓
十年はひと昔なり落葉踏む
国代鶏侍
濡れ落葉死時にまた輝きて
黒うさ狐
一枚が大ごみとなる落葉かな
今井佳香
「まあいいさ」再婚の君落葉焚く
根なし草
刑務所の塀の高さや落葉降る
根本葉音
欠席のはがき投函落葉踏む
佐々木のはら
山道の落葉に埋まる恐さかな
佐々木温美
落葉踏むコリーの足の軽やかさ
佐山夕子
ラストシーン百万人に降る落葉
佐藤らんど
裏山に落葉敷き詰め直滑降
佐藤志祐
一枚の落葉と我のかそけさよ
細木さちこ
生け垣の居心地苦し落葉地に
榊裕江子
君を待つ場所を落ち葉が飾るなり
咲耶とこ野@木ノ芽
帰り道タイヤ滑らす落葉かな
桜桃侍
ダム風に落つことならず舞ふおちば
桜姫5
散歩道落ち葉と噂話しする
桜木レイ
陽を誘ひ地を温める落葉かな
桜夜月子@木ノ芽
落葉のマットや観音様の懐へ
札六(関屋@和祝句会)
誰いれた落葉一葉のエレベーター
雑草おばさん
落葉するて風の行方の声となる
晒し魚
落葉掃く百四歳の叔母眠る
三子
発掘の地層に落葉奈良時代
三毳
気の弱さそれが落葉のせいかしら
山口雀昭
赤い靴落葉蹴散らし消えにけり
山口富子@Mamaly House俳句道場
眠り姫のごと落葉に埋もる教え子よ
山川真誠
ひらひらと落葉に祖父を重ねおり
山茶花静
人の世の落葉となりて山覆う
山部 ビブリ
幼子の落ち葉踏む音シャンシャラ
山部コルチ子
皆降りて後部座席に落葉あり
山部の大野
街路樹の落葉に埋もる朝戸開
山辺道子
終活の卒寿の爺や落葉焚く
山本 力
落ち葉踏む音の聞こえる山路かな
山野はな
落葉掃く紅き二三を残しつつ
珊瑚
吾子愉し落ち葉踏み行く音や佳し
珊瑚月
歳取りて実もつけぬまま落葉す
士王
落葉焚き回りの子らにとうりゃんせ
子牧
外つ国の人も遍路や落葉踏む
糸慌@木ノ芽
廃屋や落葉の中に沈み行き
糸川ラッコ
掌の落葉蠢く七不思議
紙威
落葉してなほ美しき欅かな
紫苑
山門の借景たらむ落葉山
紫鋼
母思ふモノクロ色の落葉散る
紫香菫
今日も過ぐ落葉降る夜の二人酒
試行錯誤
リハビリの小さき歩幅や落葉道
慈温
ゴッホの自画像に見ゆる落葉かな
時化田白金
踏む落葉ドレミ奏でる子どもたち
治もがり笛
落葉踏み虚空に音が吸い込まれ
鹿柴
ジグザグに落葉踏みゆく通学路
鹿歩
ボンネットに重なる落葉実を数え
七生姫
風の川落葉くの字に流れゆく
柴原明人
青空の翳(かげ)に螺旋の落葉揺れ
縞午
側溝の水堰き止めてゐる落葉
若葉猫
万葉の足柄峠落葉踏み
州芳
落葉巻く砂場の脇のその笑窪
秋月なおと
タイヤに落葉免許返上父の朝
秋月流音@木ノ芽
一々の落葉を踏んで帰りけり
秋鮭
雨あがり濡れし落葉の光あり
住吉 敦子
若き日に読みし蔵書にある落葉
重翁
門口に寿詞伝えんがごと落葉降つ
塾志
水底に積もる落葉の幾歳月
俊夫
齢(よわい)聞く落葉重ねて見る月に
春果
落葉焚くほか何もなきひと日かな
春生
もやもやをくしゃくしゃにして落葉かな
春日春都
落葉が地球の最後見届ける
春爺
風音に混じる落葉の積もる音や
春来 燕
放流すダム湖に残る落葉かな
春蘭素心
飛んでゆく車窓にぴたり落葉かな
准壹
落葉踏む音と鳥語と飛行機と
順女
木造の校舎出で入る落葉かな
小橋春鳥
浮く落葉分けて餌に集る(よる)鯉の群
小熊伸子
風吹いて落葉集る車庫の隅
小熊利雄
傷心や落葉の里のホーム降り
小山晃
踏み行けば幽けし和音落葉道
小石日和
韻を踏みラッパー歌ふ落葉舞ふ
小川 都
帝釈天の正午の鐘や落葉焚
小倉あんこ
落葉籠嵐去るまで虫の籠
小塚 蒼野
落葉の律は小フーガト短調
小殿原 あきえ
山川の眠り促す落葉かな
小島神泉@山川は「さんせん」と読んでください
落葉と成りて脈の深きに通ふもの
小椋チル
落葉の穴で見渡す星空よ
小林俳晟
時のいろ落葉成熟して集ふ
庄司直也
落葉踏めばシャンソン生る並木道
承穂
すっぽりと落葉に埋まる廃墟かな
松っちゃん
泥付きし落葉の重み掃きにけり
松永裕歩
褐色の落葉デジカメ越しは紅
松山
手を繋ぎ子の話し行く落葉かな
松山のとまと
モネもゴッホも見しかパリの落葉
松山女
落葉かなシャンソン口にするベンチ
松田てぃ
落葉踏む古刹に敏の虚子の句碑
松田文子
飛び跳ねる子供らシャワーの落葉かな
松野勉
木漏れ日に落葉舞い散る万華鏡
湘輝
蜘蛛の糸に引かれぶらり落葉かな
照波
風吹きて落葉の里へ飾り立て
笑々
顔見知り日課となりし落葉掻
上江洲 睦
夕闇を落葉斜めに切り裂いた
上峰子
落ち葉とて気ままに踊る楽しさを
常陸人
煙ゆく喪服の人等落葉ふみ
植木照美
お社の側に小さな落葉川
寝たきりオヤジ
憂さ晴れて軽やかに踏む落葉かな
慎吾
落葉筏うつる季節を運びおり
新田 淑
老夫婦と落葉ホームに無人駅
新藤柑子
濡れ落葉男一人の四国旅
新米笛
何度でもやり直せるよな落葉かな
森の水車
落葉してなほ悲しみのふた七日
森一平
落葉どっさりアスファルトに擬態
森永久実
落葉の葉脈に沿い国境
森青萄
重なりて土に眠れる落葉かな
森澤佳乃
落葉踏むイヤホンからはニルヴァーナ
真紀
獲物追ひ落葉蹴散らし猫走る
真咲子
高く低く落葉踊らす風の歌
真珠星倫世(スピカリンセ)
踏め踏めと吾子の歩み褒め紅葉
真妃
夕暮に夫と二人で落葉焚く
真林
色さまざま古式思はす落葉かな
神山やすこ
子等にもう追い付けぬ足落葉道
神田央子
落葉踏む義足確かに歩きけり
逗留舎なお
はたはたはた落葉の屋根はブルーシート
水間澱凡
風からの郵便赤い落ち葉かな
水玉
落つる葉や瞬きで脳裏に刻印
水玉香子
古城から下る山路落葉風
水城
落葉時雨母の手握るぎゆつとぎゆつと
水木 華
落葉して滝現れり道の奥
睡柳
落葉放る吾子の手赤く空に映え
瑞穂
縄文の血の目覚めけり落葉の夕
数鉄砲
落葉鳴る作業着のポケットの底
杉尾芭蕉
からからと降りて踏まるる落葉かな
杉本とらを
渦を巻く那由他の落葉踏む虚無僧
澄海
一枚の落葉挟んで終へる手記
是空
石畳笑い転げる落ち葉かな
星降松
裏表葉脈ながる落葉かな
星野美咲
落葉焚く祖父を想いて落葉焚く
晴海南風@木ノ芽
どの獣落葉踏む音みな違い
晴日和
焚付にとて山門の落葉掻
正子@いつき組
巣籠もりの獣の踏みし落ち葉かな
正木羽後子
落葉一夜にして消えて都会かな
清永ゆうこ
人気無きぶらんこ止まり落葉舞う
清香
試合待つメガホン脇に掻く落葉
清水祥月
山盛りの重さうたかた落葉籠
清白真冬
落葉や舌にモノでき無味終日
西の海牛
舞う落葉空は五線紙ワルツかな
西川あきや
抱っこするとポケットに落ち葉ぎゅうぎゅうに
西田武
仏壇の奥に張り付く落葉かな
誠馬
雨風に女心の落葉かな
青玄
音楽にまた胸震ふ落葉かな
青山あじこ
休戚の流れし時の落葉かな
青修
水底にまだ鮮やかな落葉あり
青泉
石庭の川に落葉の二、三枚
青木豊実
今熊野ひくき読経に舞う落葉
青嵐
踏みしめる落葉の色で占う日
静香
ガラス窓貼りつく落葉手でなぞり
斉藤ふみえ
坪畑へ埋むる落葉浚ひけり
石井せんすい
耳澄ます落葉降る音聞こゆるか
石井茶爺
通学路昨日と違う落葉かな
石岡女依
落葉ごとに落葉の丈の露ためる
石川 聡
五指開き落葉重ねし父と吾子
石炭(いわき)碧海
落葉踏む泳ぐ足裏おぼれけり
石野上路無
自転車を押す父の背の落葉かな
雪加
願いあり落葉響く足跡や
雪雀
山脈の日ごと凜凜しく落葉焚く
千の葉
落葉よ宇宙に放してやろうか
千条之御息所
並走の落葉ころころ河川敷
千日小鈴
教室に落葉持ち込み叱られて
千波
境内の帚目清し落葉焚き
千葉睦女
故郷と踏む音違う落葉かな
千里一歩
拾っても拾っても落葉泣かないで
千仗千紘
色形踏みごたえ良しこの落葉
占新戸
また一枚会議室窓に落葉
川口みち
吹き抜ける関所破りの落葉かな
川島 欣也
街角の落ち葉が隠す嫉妬心
浅河祥子
落葉履く箒に石の悟りかな
双月(そうげつ)
落葉踏み歩みの遅き父を待つ
相沢 雨
まほろばとおちばは相似櫨落葉
草人
きつと落葉手提げ金庫の底にあり
草青
風の譜に落葉輪舞のシャッター街
息上がる落葉掃きし竹ぼうき
蒼い朱鷺
陽当たりの良ければ先に落葉かな
蒼空蒼子
ふわふわに積もる落葉に足取られ
蒼香
切符拝見落葉差し出す縄電車
蒼奏
ビル風乗りこなす生まれたての落葉
村崎 雫
落葉かさかさ風に散る無人の駅
村松信子
石鎚山二尺の鎖落ち葉照る
村上yamada
茶室へと火を踏み続く落葉かな
多事
落葉の本堂前の修行僧
多聞仙
竹箒汝の音を呼ぶ落ち葉かな
太架子
落葉から命飛び立つ雀かな
太子
落葉薄墨色を恋ふ黄土かな
待宵文乃
庭掃除朽ち葉蹴散らし猫二匹
泰樹
妄己利他最澄も見た落葉哉
泰然
天空の古城の跡の落葉焚
鯛 風
色のまま文庫に挟む落葉かな
台所のキフジン
想い出を湖底に抱いて落葉浮く
大橋 民子
塩の道落葉に先を越されをり
大崎知足
美術館帰りムンクと共に落葉踏む
大三郎
根に割るる歩道で落葉よく動く
大山正木
落葉焚く風がつれきし落葉かな
大村真仙
落葉して空の広ぐる狭庭かな
大谷如水
辞表受理された日の落葉 散歩道
大津の緊張丸眼鏡男
夕落葉一人徹夜で並ぶフェス
大槻税悦
それぞれの五十路落葉を掃かぬまま
大和田美信
庭を這ふ落葉の音の様々に
達哉
境内にモザイクタイル落葉かな
谷田藪辛子
白杖の落葉掻き分け遊歩道
しばらくは庭に預けて彩落葉
知足
日々の録積み重ねたる落ち葉かな
地に根ざし陽に伸びる
狐めが残して行きし朴落葉
智雪
落葉して雨の雫やシャンデリア
池と堀
ひらひらと浄土よろこぶ落葉かな
池田郁英
石段に落葉積りて段消ゆる
池田香
読みかけにそっと落葉のしおりかな
竹 夢月
落葉どきハンドオカリナ褒められる
竹さ
絵本読む落葉の中の車いす
竹の子
砂紋へと落葉ひとひら龍安寺
竹庵
落葉を踏み一人行く妻籠宿
竹春エリザベス
ポッケから落葉あふれつママあのね
竹村マイ
ポケットを探ればライターと落葉
竹内みんて
先行車落葉湧かせて吸い寄せて
竹福
がらくた市売らぬ徳利に落葉貼り
竹林
時過ぎし泥にまみれる落葉かな
落葉追ふ吾子両の手や暮れなずむ
茶々
足跡が落葉に残り街の道
茶碗酒一癈
この町を出て行く朝も落葉掃く
中根由起子
淋しさを抱きて眠る落葉かな
中山白蘭
森の闇落葉の動くけはひ有り
中西柚子
落葉踏み風と一緒に森駆ける
中村 山叶
悲しみを捨てにいく旅落葉舞う
中村笙平
晴れた日に貼り絵をしている落ち葉かな
中野久子
落葉踏む肩に食い込む重さかな
朝ぼらけ
骨折の吾子の並べる落葉かな
朝桜咲花
夜に青き麒麟の駆ける落葉街
潮ベルト
朝靄に落葉の香り湿りたり
町の案山子
闇独り臥して明日への落葉焚
長ズボンおじさん
落葉へ日のすべる朝二番線
長田写々
雨上がりやわき落葉は音を吸ひ
鳥越暁
落葉のミルフィーユ中のだんご虫
鳥好き
嫁ぐ日や落葉つぶやき泪湧く
津葦
じょんがらの仕舞い落葉はらり掻く
津軽わさお
巻揚ぐる風の姿や落葉掃く
津田弘幸
風吹きて落葉と屋台帰り道
鶴田梅勝
落ち葉踏む足を取られて奥の院
定規(じょうぎ)
落葉の乱排水口埋め湖と成す
定吉
生きてゐる木の葉なれども生きてゐる
泥酔亭曜々
モーゼの如落葉掻き分ける白杖
泥塗れのポスト
落葉の重なりしづか遊園具
哲太
落葉散り絵本散らかる小児棟
哲也
公園に彼女と歩く落葉かな
鉄オタJ@中津からあげ句会
落葉のマンション管理人の背中
天津飯
落葉の葉脈越しに見る世界
天辺
落葉踏む音する方へ遠回り
天陽
落葉皆戯れまろび楽しかり
貼女
落葉舞い雲に乗りたく勇み立ち
貼女(ちょうじょ)
段ボール落葉の谷のそり滑り
田邉真舟
青きまま落葉となるは何故ぞ
徒然のひろ
逆さまの地図差向ひ落葉踏む
斗三木童
眠れぬ夜詩集のしおり緋の落葉
渡邉くるり
命ある落葉けり投げ証し得る
都花
落ち葉とて色も残すか散歩道
都貴子
木は天使舞う落葉は白き羽根
土王
この雨に音で答える落ち葉かな
土屋 木漏れ日
ピノキオと落葉の皿でおままごと
土田耕平
落葉掃く二人乗りして立たされて
嶋田奈緒
落葉掃き次の日は又落葉かな
東児
サイレンや垂れる落ち葉のアヴィロード
東西線イフリート
日記には赤き落ち葉を挟みたし
桃香
ひと吹きの風のつくりし落葉波
桃泉
落葉時窯で溶けゆく色釉
桃福
かさりかさり落ち葉も家族と語らふか
桃葉琴乃
落葉の雨聞けりブルーシート屋根
桃和
脇道のけものの気配落葉かな
燈穂
千年を落葉重ねて水眠る
当卯
虫喰われなき落葉無く上を向く
藤すみ
落葉や踏み入る杣の朱に酔ふ
藤郷源一朗
行き先は風のみぞ知る落葉かな
藤原訓子
やはらかき珈琲色の落ち葉かな
藤色葉菜
落葉のシャワー飽かぬおさなに夕日さし
藤野 茜
落葉や我儘昂じきたる母
陶然
落葉踏む音消すように落葉降る
瞳子
ダイブする落葉ふとんのにほい嗅ぐ
童好
白髪染め止めて仕舞おう落葉時
落葉道獣散歩か音微か
独星
信号待ちメットに落葉張り付いて
豚ごりら
アスファルトに色溶け出さん濡れ落葉
那津
落葉のみかえり阿弥陀人の波
内田 節子
洛北へきて踏みしめる落葉かな
楢山孝明
蜘蛛の巣で時の固まる落葉かな
南城馬天
改札に切符と落葉無人駅
南風紫蘭@木ノ芽
落葉踏む掬っては撒く空めがけ
楠青庵
にわか雨落葉集めて竜田川
二上松風
落葉や陽が燦燦とふりそそぐ
二葉ミノル
電球の切れかけた街灯に落葉
二國七海
自動ドア復路の落葉挟みけり
尼島里志
拾はれて落葉かすかに瞬きぬ
虹魚
赤錆と落葉まみれの引き込み線
日下まひろ
道の辺に傾ぐ石仏落葉かな
日記
落ち葉の日やはり地球は青かった
日比太宗
経典に落葉はさみし鏧一打
日本酒@先にこの句を送りましたが、きん(?)が?になっています。 輪を大きくした寺院様のものです。
くちづけの間もあはただし落葉かな
忍冬
廃屋のシャッター街に落葉寄る
寧女
落葉踏む弔いの鐘山に消え
猫楽
ハザードマップ広げる夜や柿落葉
猫舌扁平足
無縁墓に青き落葉の遺志見えり
馬祥
玄関にきのうのやまの濡れ落ち葉
馬場東風(とうふう)
空の青落葉貼り絵の色探し
馬門宗太
重心を探し風待つ落葉かな
梅木若葉
園庭で食器に変わる落葉かな
白山
落葉や残り一枚あと一枚
白瀬いりこ
逝くならば落葉の候と氏神に
麦吉
底抜けに青き空より落葉かな
八転笑
引越の荷台に紛る落葉かな
八幡風花
百色を盛るやおもけれ落葉籠
斑山羊
街灯もなき近道に落葉踏む
飯村祐知子
不当たりや裏書きの無き落葉降る
比良山
濡れ落葉嵐の夜は過ぎにけり
尾上真理
ごみあさる野良猫二匹踏む落葉
尾張の黒うさぎ@チームC
落葉踏むタップダンスの帰り道
美翠
離婚届だしそれぞれの道の落葉
美年
宵の空古本焚べる落ち葉焚き
百合香
落葉踏む浄瑠璃寺にぞ風立ちぬ
百合乃
梁みあげ足とられるやぬれ落葉
不利尾
望郷や足にやさしき落葉道
富樫 幹
高尾嶺の落葉を掃くて雨の中
浮遊の海
絨毯を敷いたか落葉蹴ってみる
負勝
庭掃除風に小山の落葉舞う
風らん
見晴らせどどこも色ない落葉かな
風間昭彦
五時起きにいちにさんし落ち葉掃き
風知草
吹き溜まる露地の落葉の日の匂い
風紋
落葉や埋め尽くす道眠る道
風由花
四拍子朝の五時から落ち葉掃き
風林亭
秘境の湯へ譲り合う幅落葉道
服部勝枝
深呼吸ラストダンスの落葉かな
碧三五
落葉に沈む両足かるがるし
勉邪明
落葉掻猫走り来る飛び退る
弁女
落葉舞う長い街路はセピア色
峰江
降り続く雨の重たき落葉径
峰泉しょうこ
重なりて膝に優しく落葉かな
病室の窓ほとほとと落葉かな
芳信子牧
濡れ落葉重なり重なりてコラージュ
朝の鏡に小皺が増えて落葉掃く
望月ゆう
落葉と夕陽を見つめ缶コーヒー
北山義章
落ち葉一蹴り少年の走り去り
北摂美美
里山や菩提寺水屋に降る落葉
北村 鯨子
足元にこの葉の落つること奇跡
睦月くらげ
シャンソンの殊にわびしき落葉かな
凡手
水溜り落葉のパズルできそうな
満る
落葉行く電波塔へと突き刺され
未知
吾にかがみし君銀髪に落葉散る
岬りこ
ポコポコと落葉の下に隠れ蓑
妙光@木の芽
石畳はりつく落葉雨あがり
眠 睡花
一本の救命ロープ落葉舞う
夢堂
落葉して風の吹きいる山の湯屋
明石焼穴子
落葉積む柔らかき森やさし音
明明
落葉焚く古老や独り忠魂碑
妄 児
梵鐘のオシにふるえる落葉かな
網代
黙々と落葉掃く父朝の風
網野れいこ
ていねいに封切るはさみ落葉時
木花しずく
振り向いた少女の顔に落葉舞ふ
木人
廃校の備品競売落葉雨
木村ひむか
落葉掻く人無き辻の道祖神
木乃伊
落葉くだけ御影の踏面匂いけり
也和
過去を知る落葉や凛とした栞
野うるし
落葉道病児保育へ急ぐ朝
野の花誉茂子
風使う名人である落葉かな
野中泰風
天守よりとてとてと猫落葉舞う
野辺よし女
幸せの黄色い落葉ポッケットへ
野々ゆか
落葉のシャワーをトレイル・ランニング
薮内椿@トレイル・ランニング=山道を走る競技
日曜日家族総出の落ち葉狩り
有田みかん
まだ青きものを残して落葉かな
由づる
坂道を落葉と共に駆け登る
由空
風猛り地上の落葉飛び尽す
遊亀子
柵は落葉なりけり高瀬川
遊山人
この先はきっと黄泉なり落葉路
遊泉
落葉降る石段数え羽黒山
余熱
降る落葉ピアノの音も同調す
与六
いっせいに落葉転がりぽんと跳ね
容女
小さき靴隠して弾む落葉かな
葉るみ
気がつけば仔犬眠れる落葉かな
葉月のりりん
降り生まれ落葉なれども生き放つ
葉路
曇りなき空足元に落葉かな
遥風
目で挨拶かはす落ち葉の朝の道
遥明
とめどなく落葉降り積む骸かな
陽気姫
副木より細い記念樹初落葉
欲句歩
かえりたい手帳に落葉挿みし日
羅馬巴里
手水舎に落葉いちまい小舟かな
羅風音
死にたくない死にたくない落葉す
藍時 湘
落葉踏む後ろ姿は主人公
利平
永平寺甍を走る落葉かな
落葉降る兜太の句碑の筆太に
理翠
皇居の落葉マントル抜けて溺れ死ぬ
里之照日日
防空壕隠すが如く落葉積む
里甫
茶色に混ざる青い落葉一番星
立髪
肥やしとてかき集めたる落葉かな
立歩
落葉積みて花御堂めく祠かな
留野ばあば
御朱印帳真白き頁に落葉乗せ
旅夢作家
落葉のごとくに友の昨日逝く
良日
旅立ちの肩に落葉の寄り添ひぬ
林 和寿
墓守の落葉の温み掃ききらず
令ちゃん@埼玉
掃き集めた落葉に時を取られけり
令雅
落葉やクレマにそつと砂糖乗せ
鈴木之之
単独行落葉踏む音ばかりかな
麗し
光降りくる落ち葉に変わる掃きまくる
蓮花麻耶(れんかまや)
ふきだまる落葉見たのはいつだっけ
露草
落葉軽し二口食べて飽きた菓子
六日菖蒲
テラス席隣の椅子に落ち葉載り
六々庵
踏むたびに水滲み出づる落葉みち
和鹿島
カフェラテの注文増えて落葉舞う
丼上秋葵
落葉踏むCTの結果まだ出ない
薄日さすしづけき町や落葉掃
凰來賀
さようなら安寧祈る落ち葉かな
國本秀山
雨染むる落葉の色の侘しさよ
巫女
落葉積もる道を掃く人無言なり
戌の箸置
踏まれては笑う落葉の夢遠く
枯れ落葉戻らぬは髪切りし事
泗水
待ち人の来ぬ銅像や落葉時
洒落神戸
ライオンの尻尾くすぐる落葉かな
涅槃girl
けふの落葉あすの落葉を待ち倦む
淺野紫桜
シャンソンをふと口遊む落葉かな
煌宙@あの曲は…「枯葉」でしたね♪
落葉も動物園の匂ひかな
獺八(うそはち)
落葉かき箒の先に癖ありて
笙女
落葉踏む山の向こうは発電所
筬葉
走る子を風が追ひかけ落ち葉道
聰子
四つ足の蹴散らす夕陽落葉かな
芍薬
落葉やそれぞれの傷知らぬ間に
茉莉花
下町の落葉逃げ込む猫の道
萬太郎
楽しかり落葉踏む音帰り道
萬代草舟
夕落葉眠るが如く死ぬ如く
蓼蟲
仕舞た屋の瓦に嵩む落葉かな
蘂六
園庭と境内わかつ落葉掃く
邯鄲
落葉や書類のミスの後始末
霖之助
ころがる落葉タップダンスのリズムかな
颯(はやて)
大師堂屋根に色積む落葉かな
打粉叩く刀身木の落葉かな
灯路奈
案件は月末神社落葉掻
不知火
緒方貞子落葉となりて踏まれゆく
綉綉

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