俳句ポスト365結果発表

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第230回 2019年10月17日週の兼題

落葉

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よしあきくん一期一会の一句!

 「いで湯と城と文学のまち・松山」を応援するのが、それがしの務め。本サイトを応援することも我が喜びにござる。そして、我が座右の銘は「一期一会」。我が心に怒濤の感動を呼び起こす一期一会の一句、今週もドドドーン!とご紹介いたしますぞ!
 以下、●が皆さんからの投稿。○が拙者のコメントでござる。

◆よしあきベストセレクション
第10位
月末はお札に見えし落葉かな ささき良月
○ささき良月殿、よしあきくんでございまする。さようでございまするな。確かに、月末には落葉殿が、なんだか、違うモノに見えてまいりまする。拙者のお城山にも落葉殿がたくさんおいででございまする。

掃き貯めた落葉紙幣に変身せよ 葉月けゐ
○葉月けゐ殿、さようでございまするとも。拙者もそうのように願うのでございまする。

この落葉大判だったらいいのにな ぐうすかぴい
○ぐうすかぴい殿、拙者の望みと同じでございまする。大きいのが嬉しいのでございまする。

ノーベル賞落葉の数の賞金か 秋桜
●落葉の頃に発表されるノーベル賞。どの賞も苦労のすえの受賞だけれど、メダルとともに落葉の数くらいの賞金もついてくる。ああうらやましい。/秋桜
○秋桜殿、ノーベル賞殿でございまするか。拙者もノーベル賞殿とは仲良くしていただきたいと思っておりまする。

色違い美の基本だよ落ち葉かな ばんしょう
●冬は落ち葉の色違いが多いものでる、美術の基本といえよう。早く落ちた葉もあり遅くまでおちない葉もありそのため落ち葉の色が違うからである。/ばんしょう
○ばんしょう殿、さようでございまするな。落葉殿も色々でございまする。拙者も落葉殿のいろいろをお城山で楽しませていただいておりまする。

落葉は奥から土鍋出すサイン ぺち
○ぺち殿、さようでございまするか。土鍋殿の登場でございまするか。拙者もそろそろ、土鍋殿にお出ましいただきたいのでございまする。

ままごとに唐揚げ見立て落葉盛る 陽句琉簾
○陽句琉簾殿、落葉殿も唐揚げ殿になられるのでございまするな。拙者は唐揚げ殿ともお友達でございまする。

去年より今年の団子落葉焚き きりきり
○きりきり殿、団子殿でございまするか。拙者、団子殿とも仲良しでございまする。嬉しいのでございまする。

公園で弁当開き落葉かな 美泉
●公園で色取りどりの落ち葉の上で弁当開きをすると気持ちよく話しもはずみとても美味しい。/美泉
○美泉殿、さようでございまするな。拙者も落葉殿とお弁当を広げるのは、楽しいのでございまする。

第9位
車の下にばかり溜まる落葉帰ってから小言を喰らう てらだラテ
●初めて作りました。TVの夏井先生のお蔭です。ありがとうございます。 出掛けて戻ると、いつも義母から嫌味を言われました。「私が掃いている」と。運転の出来ない義母の嫉妬?はたまた私も連れて行けという意味か!?亡くなって2年経ちます。/てらだラテ
○てらだラテ殿、さようでございまするか。義母殿はきっと落葉殿とも仲良くしておいででしたでしょうな。落葉殿の季節でございまするな。

落ち葉舞う下で箒持ち吾も舞う 浩章
●下はもとと読みます。道、庭等いろいろ考えましたが、下が一番しっくり感じましたので採用しました。この時期、掃いても掃いても、きりなく掃除しているのは、落ち葉に舞わされているようです。/浩章
○浩章殿、落葉殿も舞う舞うでございまする。浩章殿も舞う舞うでございまするな。

落葉おずおず重力様が通られる 天水郷
○天水郷殿、落葉殿に重力殿でございまするか。重力殿はお強いのでございまするな。

我が庭の隣家の落葉どんだけよ 新開ちえ
○新開ちえ殿、どんだけ殿でございまするか。落葉殿もどんだけ殿でございまするか。

雨上がり掃除悩ます落ち葉たち 越仙
○越仙殿、さようでございまするな。落葉殿も雨殿とごいっしょでは、なかなか、難しいのでございまする。

他所からは来るなと叫び落葉掃く 隆松
●何故か、我家の玄関先には向こう三軒両隣の庭木の落葉が溜まる。うちには何も木はないのに落葉掃きしなければならない。/隆松
○隆松殿、落葉殿と仲良しなのでございまするな。落葉殿は、隆松殿がお好きなのでございまするな。

落葉一片残す野郎隣りびと ひよとり
●全くいっやな奴。 道理で独り者か。/ひよとり
○ひよとり殿、お隣り殿も、ひよとり殿に落葉殿と仲良くしていただきたいのでございまする。落葉殿も楽しいのでございまする。

ピンク劇場の落葉履く始業前 chiro
○chiro殿、さようでございまするか。ピンク劇場殿にも落葉殿でございまするか。拙者も落葉殿を掃きにうかがいたいのでございまする。

落葉掃き了へてベルトの穴探る 幸久
○幸久殿、熱心に落葉殿を掃いておいででございまするか。拙者も熱心に落葉殿を掃くと少しは、ベルトの穴が縮まるのでございまするか。

何だこれクンクン落葉陽の香り てつろう(犬)
○てつろう(犬)殿、さようでございまするな。クンクン。落葉殿は良い香りでございまするな、クンクン。

落葉はき燃やし人老い小山成長す 夏ラブ
●実家で落葉をはき集めた後は、庭の隅に重ねていって、ある程度の量になったら父が燃やしていたのですが、父が高齢となり作業がおっくうになってきて、なかなか燃やしてくれなくなり、落葉の山が高くなりつつある様子をよんでみました。/夏ラブ
○夏ラブ殿、お父上が落葉殿を燃やしておられたのでございまするな。落葉殿が小山殿になるとは壮観でございまする。

第8位
Gゴルフ落葉吹き出しホールイン ひろのじょう
●Gゴルフ:ジーゴルフ(グラウンドゴルフ)/ひろのじょう
○ひろのじょう殿、冬も元気にGゴルフでございまするな。ホールインを落葉殿も喜んでおいででございまするな。

濡れ落ち葉運転くらいは出来るでしょう 一碁一会
○一碁一会殿、さようでございまするか。運転はくれぐれもお気を付けくださいませ。拙者も、安全運転安全運転でございまする。

絵画如く落葉ひろいよミレー? 句詩呼
○句詩呼殿、ミレー殿でございまするか。ミレー殿はいろいろとひろっておいででございまするか。拙者もお城下の美化には努めておりまする。

第7位
君待ちの足首太し落葉かな 竹織
●待つ時間はいつもナーバス。/竹織
○竹織殿、待つのもたいへんでございまする。拙者は、足首以外も十分に太いのでございまする。

落葉舞う喧嘩ばかりの恋だった 松茶 巴@プレバト木ノ芽
●落葉を見ると、初めは一目惚れから付き合ったが性格が似ているのかことごとくぶつかり、 喧嘩ばかりしていたあの日を思い出す。/松茶 巴@プレバト木ノ芽
○松茶 巴@プレバト木ノ芽殿、遠きひのことでございましょうか。近き日のことでございましょうか。拙者はそのようなことは、とんとございませぬが。

終恋かおれの涙かぬれ落ち葉 今田 梨
●これでおれの恋もおわりか?イチョウのぬれ落ち葉は、俺の涙の気持ちをわかってくれるのか。/今田 梨
○今田 梨殿、さようでございまするか。何事にも終わりはあると申しまする。拙者は、まだ、始まりを知りませぬ、グスン。

落葉や山が禿げるし木も禿げる 白銀のシリウス
○白銀のシリウス殿、なんだか寂しいのでございまする。禿げるのでございまするか。どうだ先生に、申し上げておきまする。

君偲び落葉ふる里一人旅 徳英
○徳英殿、さようでございまするか。故郷殿への旅なのでございまするな。どうぞ、拙者のお城下にもお越しくださいませ。

車椅子落葉のしおり老イチョウ 由芽
○由芽殿、車椅子殿を押しての読書でございまするな。銀杏殿もいとおしく読書中でございまするな。

人の世のあらおぞましき濡れ落葉 陶豪
○陶豪殿、さようでございまするか。人の世殿は、たんへんでございまする。拙者も人の世殿にはお世話になっておりまする。

落葉やつぎはなににぞエネルギー 和泉穣
●輪廻転生です。/和泉穣
○和泉穣殿、なんでございましょうか。次のエネルギーでございまするか。拙者は、ご飯大盛りでございまするが。

第6位
風一陣落ち葉かけっこ通学路 パーネ・メローネ
○パーネ・メローネ殿、さようでございまするな。この時期は学校に行くのも帰るのも、風の中を元気にかけっこでございまするな。

甥からの写メ落葉の先に◯ とび太
●甥から魚のような土竜のような絵が描かれた落ち葉の写メールが送られてきました。文字が一文字もなかったことから、僕と喋ることが目的ではなく、写メールを送りたかっただけなのだろうと推測できました。それが寂しくもあり、可愛くもあると感じました。/とび太
○とび太殿、可愛いのでございまする。拙者も可愛い写メが欲しいのでございまする。

校庭の落葉を集めて燃料に 典華
●私が小学生の頃山間の学校ではストーブの燃料の着火剤に落ち葉を集めていました。すでに木造だった校舎はなくなり生徒も減って廃校寸前で悲しくなります/典華
○典華殿、さようでございまするな。落葉殿は燃料にもなるのでございまするな。落葉殿はあちこちでお役に立っているのでございまするな。

実も熟れて色鮮やかに柿落葉 こまち婆
○こまち婆殿、柿落葉殿もまだ実を残しておいででございまするか。熟柿殿もおいででございまするか。

落葉協奏曲もみじさくらにくりかしわ 末摘花
○末摘花殿、さようでございまするとも。落葉殿もたくさんたくさん、おいででございまする。たくさんたくさん、楽しいのでございまする。

濡れ落葉フロントガラスにへばりつく 蘭子
○蘭子殿、今度は、落葉殿は車にお乗りでございまするか。フロントガラスから飛ばされないように、落葉殿、ガンバっておられるのでございまするな。

第5位
ハダニの白き落葉や忙殺の日々 茄子の花
●あんまりにも忙しくて、庭の手入れをしないでいたら、庭木にハダニがついで白くなってしまいました。忙しいと言っていたらあっという間に落葉の季節となって、白くなった葉を見る度にこれではいけないと反省してます/茄子の花
○茄子の花殿、ハダニ殿もおいででございまするか。落葉殿のためにも、ハダニ殿はご遠慮いただくようにお願いするのでございまする。

落葉にも暖と団欒団子虫 銀蜻亭
●寄り添い合い生きる命の尊さから温もりを感じます。/銀蜻亭
○銀蜻亭殿、さようでございまするな。落葉殿もみなさまと寄り添っておられるのでございまするな。だんだん。

使命持つ落葉再び地へ還る 夏目天鷹
●落葉は役目を終えて落ちていくのではなく、これからまた木々の新しい養分となる使命を持って落葉となり、それは永劫繰り返していく。/夏目天鷹
○夏目天鷹殿、さようでございまするとも。落葉殿も繰り返し繰り返し、みなさまのお役に立っておいででございまする。

第4位
ゆらゆらと踊る落ち葉に嫉妬する みわ坊
○みわ坊殿、どうされたのでございまするか。嫉妬でございまするか。拙者が落葉殿にお話してさしあげまするが。

カラコロと心はずませ落葉かな ろん
○ろん殿、さようでございまするな。落葉殿は心弾ませながら落ちて来られるのでございまするな。拙者も、心弾ませながら、歩くのでございまする。

おちばさんバイバイと振る生きている ゆりたん
○ゆりたん殿、さようでございまするとも。落葉殿ともバイバイしても、みなさま生きているのでございまする。

濡れ落ち葉足踏み入れて尻餅かな 紫香
○紫香殿、それはたいへんでございまする。すってんころりんでございまするか。拙者のお尻では、落葉殿に申し訳ございませぬ。

落葉摘み浮く先妣似のハンドベイン 葉尻
●落葉を拾った手に浮かんだ血管のぼこぼこが母とおんなじ所に出来てる気がして、しんみりしました。血管のぼこぼこをなんと呼べばいいのか悩みました。/葉尻
○葉尻殿、さようでございまするか。お母上殿と同じなのでございまするか。痛みとお付き合いいただくのもお母上殿を思うことでございまするな。

馬の刻落葉集めて腹が鳴る 月ノ輪熊
●ある昼下がりの午後、落葉を掃除してかき集めている途中、さつまいもの事が頭に浮かび食べたいなぁと思っていると小腹が鳴った。/月ノ輪熊
○月ノ輪熊殿、さようでございまするか。拙者の大腹もグーグーでございまする。

第3位
落葉掃く掃く掃くサイコパスの微笑 よずんば
○よずんば殿、なんか拙者には分かりませんが、なんか、怖いような気がいたしまする。なんか、怖いような・・・。

落葉が口に驚き顔で飲む 齊藤 拓也
●林道を話しながら歩いていたら、風が吹き、喋っている口の中に落ち葉が入り込んでしまった。 驚いた瞬間に息を呑んでしまい、そのまま落ち葉を飲んでしまった時の句です。/齊藤 拓也
○齊藤 拓也殿、それはたいへんでございまする。落葉殿もさぞかし、驚かれたことでございましょう。

おちばのふとん山神様のおねしょかな 枯丸
●なんとなく作りました。/枯丸
○枯丸殿、さようでございまするか。落葉殿のふとんでございまするか。山神様殿も時々は、いろんなことをなさるのでございまするな。

第2位
ジムニーのオイルは漏れる背に落葉 鈴廣
●初心者です。 今回初投稿させていただきました。よろしくお願いします/鈴廣
○鈴廣殿、ジムニー殿でございまするか。ジムニー殿も時々は、いろんなことをなさるのでございまするな。ジムニー殿もたいへんでございまするな。

第1位
嫁に戻る落葉の箱に蓋をして 紙鍵盤
○紙鍵盤殿、戻られるのでございまするか?さて、どう、お戻りでございましょうか。その前は、なんでございましょうか?

◆掲示板

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

◆「ギャ句」に挑戦!
 古今東西の名句を1音変えてみると、愕然と意味が変わる?!「最小の音変換による最大の意味変換」を狙う知的遊びであります。

【ギャ句】吐くほどは風邪がくれたるおち葉かな いさな歌鈴
●【元句】焚くほどは風がくれたるおち葉かな 小林一茶/いさな歌鈴
【ギャ句】おち葉してけろりと立ちし鰌かな いさな歌鈴
●【元句】おち葉してけろりと立ちし土蔵かな 小林一茶/いさな歌鈴
【ギャ句】虹吹けば日陰にたまるンな馬鹿な いさな歌鈴
●【元句】西吹けば東にたまる落葉かな 与謝蕪村/いさな歌鈴
○いさな歌鈴くん、いやどうもどうもどうだです。おお、そうかそうか草加せんべい。風邪か。まあ、ワシにはよく分からんが、鰌でも煎じてのう。まあ、分からんがのう、うほん。

夜火掛けられてふりかへつたが落葉林 じゃすみん
●ギャ句です。 元句「よびかけられてふりかへつたが落葉林  種田山頭火」/じゃすみん
一枚の落葉となりて懸垂す じゃすみん
●ギャ句です。 元句「一枚の落葉となりて昏睡す  野見山朱鳥」/じゃすみん
○じゃすみんくん、なんじゃなんじゃなんじゃもんじゃの木。どうしたどうした竹下景子。まあ、懸垂でもして考えることにしよう、うほん。

いつきへも門の落葉を同じほど にゃん
●ギャ句 元句「いつきても門の落葉の同じほど」波多野爽波/にゃん
その佐賀の音嵯峨の色落葉ふむ にゃん
●ギャ句 元句「その性の音性の色落葉ふむ」日置草崖/にゃん
けさはけさの落葉はじまる石田組 にゃん
●ギャ句 元句「けさはけさの落葉はじまる石畳」下村ひろし/にゃん
この落葉ドコモで行かば神隠し にゃん
●ギャ句 元句「この落葉どこまで行かば神隠し」神崎忠/にゃん
さかんなる落葉に喘ぐ小峠氏 にゃん
●ギャ句 元句「さかんなる落葉にあへることうれし」山口青邨/にゃん
本当の落葉のいろの電車来る にゃん
●ギャ句 元句「本郷の落葉のいろの電車来る」伝田愛子/にゃん
寂寞を健ちゃんと見る落葉かな にゃん
●ギャ句 元句「寂寞を絢爛と見る落葉かな」松根東洋城/にゃん
ポチの葉の落ちたる土にうらがへる にゃん
●ギャ句 元句「もちの葉の落ちたる土にうらがへる」高野素十/にゃん
○にゃんくん、ほう、なるほどほどほど。いや、よくガンバッたもんじゃ焼き。夏井くんにも言っておこう。しかし、石田組は新しい組か?いつき組に対抗しておるのかのう。「ドコモ」も面白い。ところで、健ちゃんはお元気か。まあ、ひとつ、よろしく哀愁!うほん。

「ギャ句」人は落ち犬舎に墓に凍えをる 亀田荒太
●(元句)「一葉落ち犬舎にはかに声おこる/小倉涌史」何とか季語を入れようと「声おこる」を無理やり「凍へをる」にしたのですが、「凍る」は季語なのに「凍える」は季語ではないって本当ですか?/亀田荒太
○亀田荒太くん、いや、ご苦労ご苦労ご苦労さんじゃのう。確かに、凍えるは難しい問題じゃ。そのうち、考えておこう、うほんげほん。ごほごほ。

ギャ句“:引籠家は落葉にうもれけり 吉村よし生
●原句:冬籠家は落葉にうもれけり/正岡子規1522 /吉村よし生
ギャ句“:熊の胆に落ちて久しき木の葉かな 吉村よし生
●原句:蛛の圍に落ちて久しき木の葉かな/正岡子規12217 /吉村よし生
ギャ句“:いや、さうだ!首ふる風の落葉哉 吉村よし生
●原句:いやさうに首ふる風の落葉哉/正岡子規1548 /吉村よし生
○吉村よし生くん、おお、子規さんでガンバってくれたか。よろしいよろしい。しかし、引き籠もりも心配じゃ。まあ、外に出て、枯葉と戯れるのも一興じゃ。待ってオール5。うほん。

ギャ句 落葉踏む子ども栗鼠越しあたたまる 黒子
●元句「落葉踏むこの森すこしあたたまる」津田このみ/黒子
ギャ句 落葉掃く放棄のくせをなだめつつ 黒子
●元句「落葉掃く箒のくせをなだめつつ」三輪慶子/黒子
ギャ句 ビスケット焼けど紳士に橡落葉 黒子
●元句「クリケット焼けの紳士に橡落葉」村上光子/黒子
ギャ句 駅ごとに落葉舞ひこむありません 黒子
●元句「駅ごとに落葉舞ひこむ有馬線」中尾廣美/黒子
ギャ句 いろいろの落葉を踏んで足袋果つる 黒子
●元句「いろいろの落葉を踏んで旅果つる」橋本佐智/黒子
○黒子くん、うん、まあ、ちと分からんこともあるが。森の栗鼠さんも良いじゃロウ、アルじゃロウ。しかし、「ありません」はちょっと好きじゃ、うほん。

漫才に鋭く飛びしオチがあり 根本葉音
●ギャ句です。元句「盆栽に鋭く飛びし落葉あり/波多野爽波」/根本葉音
アンダンテ流しに落葉のゴミ含み 根本葉音
●ギャ句です。元句「アンダンテ長し落葉の声ふくみ/志城柏/根本葉音
臨終のアーメンひびきあふ落葉かな 根本葉音
●ギャ句です。元句「林中の雨ひびきあふ落葉かな/村山古郷」/根本葉音
手紙得て父が落葉の山歩く 根本葉音
●ギャ句です。元句「手が見えて父が落葉の山歩く/飯田龍太」/根本葉音
It’s my OH 千葉! 隣で昏睡す 根本葉音
●ギャ句です。元句「一枚の落葉となりて昏睡す/野見山朱鳥 千葉県始め、今回の大雨被害に遭われたみなさまが、早くゆっくりと眠れる日が来ますように。/根本葉音
○根本葉音くん、いやあ、考えたのう。よろしいよろしい。「手紙得て」も区切り変換をよく見た。そして、千葉のみなさんへのお心遣いもありがたい。ひとつ、これからも、よろしく哀愁!うほん。

吐く酔の無かれもう寒き落葉哉 山香ばし
●ギャ句 元句は「白水のながれも寒き落葉哉/直江木導」/山香ばし
落葉敷き巫女情に落る涙かな 山香ばし
●ギャ句 元句は「落葉敷て古城に落る泪かな/樗良」/山香ばし
街鳩の足音遠き落葉かな 山香ばし
●ギャ句 元句は「待人の足音遠き落葉哉/与謝蕪村」/山香ばし
葉透かしの森になりたる落葉かな 山香ばし
●ギャ句 元句は「恥ずかしの森になりたる落葉かな/中川乙由」/山香ばし
とおとさん想へ落葉の破布 山香ばし
●ギャ句 元句は「尊さをおもへ落葉の破布/中川乙由」 とおと様、勝手にお名前使わせたいただきましてすみません。/山香ばし
蚊は棲むや落葉の上の見過ごすん? 山香ばし
●ギャ句 元句は「川澄や落葉の上の水五寸/炭太祇」/山香ばし
隠れ蓑心庭先落葉かな 山香ばし
●ギャ句 元句は「かくれ家の心に浅き落葉かな/佐藤晩得」/山香ばし
秘湯遠し落葉のくぼむ森の道 山香ばし
●ギャ句 元句は「人疎し落葉のくぼむ森の道/炭太祇」/山香ばし
○山香ばしくん、おお、なかなかのもんじゃ焼き。いや、ご苦労ご苦労ご苦労さんじゃ。「見過ごすん?」はちと、好きじゃ。そして、とおとくんにも、伝えておこう。いや、よろしいよろしい。うほんごほん。

行き止まる落葉や町の吹きだまり 山内彩月
●ギャ句です。元句「吹きたまる落葉や町の行き止まり/正岡子規」  似て非なるもの。 /山内彩月
むさしののそら正男なる卒塔婆かな 山内彩月
●ギャ句です。元句「むさしのの空真青なる落葉かな/水原秋櫻子」   南無阿弥陀仏。/山内彩月
初冬の大とちりにとちり少し 山内彩月
●ギャ句です。元句「初冬の大塵取に塵少し/阿部みどり女」  大きくても小さくても、とちっております(^_^;)/山内彩月
○山内彩月くん、うん、なるほどほどほど。まあ、そんなひねり方もアルじゃロウ。正男くんも、ご愁傷様じゃ。そしてじゃが、とちりは初冬までにしてもらいたい。以上、よろしく哀愁!うほん。

かさと衣服脱ぎ落葉に山日和 星埜黴円
●元句: かさといふくぬぎ落葉に山日和  長谷川素逝 /先日、同じ元句で「笠と衣服脱ぎ落葉に山日和」なるギャ句゛を投句しました。推敲しました。「笠」->「かさ」としただけですが、こちらのほうでお願いします。/星埜黴円
宇宙遊泳みて一壺の汚物吐く 星埜黴円
●元句: 宇宙遊泳みて一坪の落葉掃く  岡崎ゆき子/星埜黴円
わが恋は乳部を寄せるしぐさより 星埜黴円
●元句: わが老いは落葉を寄せるしぐさより  鈴木京子/星埜黴円
小仏の落葉に埋もるおくさまと 星埜黴円
●元句: 小仏の落葉に埋もるいくさ跡  松原石青/星埜黴円
刃を合わすこと出来ぬまま斬られけり 星埜黴円
●元句: 葉を落とすこと出来ぬまま伐られけり  井上純子 /「出合え、出合えー!」っていわれて、出合ってみたら正義の味方(吉宗とか必殺なんたら人の人とか)に出逢った家臣の人たち、かわいそうですね。/星埜黴円
霊媒に落葉踏む音遅れて憑く 星埜黴円
●元句: 礼拝に落葉踏む音遅れて着く  津田清子/星埜黴円
"アンパンマン強し落葉の肥ふくみ " 星埜黴円
●元句: アンダンテ長し落葉の声ふくみ  志城 柏/星埜黴円
栃木葉音ひるがへると艶めけり 星埜黴円
●元句: 栃落葉ひるがへると艶めけり  皆川盤水 /某組員のスカートがヒラヒラした光景、とでも思ってください。ぐへぐへ。/星埜黴円
確かに完璧落葉のときは落葉のなか 星埜黴円
●元句: 確かな岩壁落葉のときは落葉のなか  金子兜太/星埜黴円
一つづつ落葉に裏のついてるし 星埜黴円
●元句: 一つづつ落葉に裏のついてゐし  後藤比奈夫/星埜黴円
一枚の落葉となりて泥酔す 星埜黴円
●元句: 一枚の落葉となりて昏睡す  野見山朱鳥 /まるでオー・ヘンリーの小説の逆のようですな。/星埜黴円
蘭蘭と康康の眼に降る落葉 星埜黴円
●元句: 爛々と虎の眼に降る落葉  富澤赤黄男 /星埜黴円
"落葉してむらむらふかく咲くの恋 " 星埜黴円
●元句: 落葉してむらさきふかき佐久の鯉  篠田悌二郎/星埜黴円
落下してかそくどふかきザクの故意 星埜黴円
●元句: 落葉してむらさきふかき佐久の鯉  篠田悌二郎 /自由落下というやつは、言葉で言うほど自由ではないのでな。/星埜黴円
入歯してがらりと若き一樹かな 星埜黴円
●元句: 落葉してからりと高き一樹かな  河野静雲 /沢村一樹さんのこと、とでも思ってください。入歯しているのか、不明ですが。/星埜黴円
落葉れれれお出かけですかとたゞ掃きぬ 星埜黴円
●元句: 落葉掃かれある子の墓をたゞ掃きぬ  及川貞/むちゃくちゃですが、「レレレのおじさん」は欠かせませんでした。/星埜黴円
白目は我が霊なりし落葉かな 星埜黴円
●元句: 白日は我が霊なりし落葉かな  渡辺水巴/星埜黴円
すずしげ落葉ドロンパと赤くハゲ青く 星埜黴円
●元句: すずかけ落葉ネオンパと赤くパと青く  富安風生 オバQは毛が三本しかありませんが、ドロンパってハゲですよねぇ。/星埜黴円
祇王寺の今日は吐かれし落葉かな 星埜黴円
●元句:祇王寺の今日は掃かれし落葉かな  野村泊月/星埜黴円
白猫は我がタマなりし落葉かな 星埜黴円
●元句: 白日は我が霊なりし落葉かな  渡辺水巴/星埜黴円
○星埜黴円くん、なんとなんと南都銀行。なるほどほどほど。いやあ、ガンバったじゃあ内科小児科肛門科。おまけに、リューマチ科。そのじゃ、ワシの句まで取り上げてもらったのは嬉しいが、その、なんじゃなんじゃなんじゃもんじゃの木。また、ハゲとか、そのなんじゃ、ハゲがどうした。まあ、よろしい。好きにやんなさい、うほんごほほん。

芸術の上野の山に降る落葉 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《平日の上野の山に降る落葉/高澤良一》/西村 小市
いくとせも落葉を踏まず痛み分け 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《いくとせも落葉を踏まずかたみわけ/長谷川双魚》/西村 小市
いちじくの大き落葉が腹を打つ 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《いちじくの大き落葉が墓を打つ/中嶋秀子》/西村 小市
肩抱いて落葉の泛ける共同湯 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《いただいて落葉の泛ける共同湯/高澤良一》/西村 小市
からからと落葉走り出すこと運勢 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《からからと落葉走り出すこと賛成/長谷川秋子》/西村 小市
かさこそと或はコトリと垣落葉 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《かさこそと或は小鳥や垣落葉/西山泊雲》/西村 小市
この枯木この落葉いま故郷無し 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《この枯木この落葉いま波郷亡し/石塚友二》/西村 小市
けさはけさの落葉はじまる医師黙る 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《けさはけさの落葉はじまる石畳/下村ひろし》/西村 小市
一つづつ落葉に憂さのついてゐし 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《一つづつ落葉に裏のついてゐし/後藤比奈夫》/西村 小市
一つづつ落葉に面のついてゐし 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《一つづつ落葉に裏のついてゐし/後藤比奈夫》/西村 小市
一枚の落葉となりてコンサイス 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《一枚の落葉となりて昏睡す/野見山朱鳥》/西村 小市
一つづつ落葉に唄のついてゐし 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《一つづつ落葉に裏のついてゐし/後藤比奈夫》/西村 小市
確かな紺碧落葉のときは落葉のなか 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《確かな岩壁落葉のときは落葉のなか/金子兜太》/西村 小市
ボール投げあげ投げあげ帰る子落葉ふる 西村 小市
●どうだ先生に捧げるギャ句゛シリーズ@原句は《帽子投げあげ投げあげ帰る子落葉ふる/金子兜太》/西村 小市
○西村 小市くん、いやどうもどうもどうだです。いや、いいじゃあ内科小児科肛門科。比奈夫さんシリーズは、なかなかのもんじゃ焼き。「唄の」は、ギャ句にしておくのは、もったいないくらいじゃから、ギャ句にしておこう。いや、心が洗われるのう。ひとつ、この調子で、よろしく哀愁!うほんうほほん。

◆今週の「聞き做し季語」?!
 兼題の季語が、耳にどう聞こえるか?……というクダラナイ試み。

「聞き做し季語」置き場 竹織
●よしあき殿が、置き場に困るものって何ですか?/竹織
○竹織くん、いやどうもどうもどうだです。なんじゃと、まあ、それは、よしあきくんか、チコちゃんに聞いてもらおう、うほん。

落つバー・打つバー(バー=棒)・おぉ!千葉! さとう菓子
●「聞き做し季語」/さとう菓子
○さとう菓子くん、そうじゃのう、バーバー言っておるのう。鬼バーもおるのじゃが、うほん。

ききなし季語 はずきめいこ
●落葉(おちば) 落ちは?、こちら、市場、小千葉、 持ち場、落ち歯、ゴディバ 落葉(らくよう) 楽よう!、乱用、宅用、陸用、白葉、幕用、 /はずきめいこ
○はずきめいこくん、おお、なかなかのもんじゃ焼き。落葉活用法じゃのう。訓読みと音読み両方で、ガンバったじゃあ内科小児科肛門科。よろしいよろしい。うほん。

墓地葉、ゴディバ、乙葉、押し葉。 星埜黴円
●聞き做し季語です。/星埜黴円
落ちた、叔父だ、お痔だ、お千葉、落ち穂、市場、おチビ 星埜黴円
●聞き做し季語です。/星埜黴円
○星埜黴円くん、あのな、そのなんじゃ、たまには、ゴディバでも持ってきなさい。待ってオール5。うほんうほん。

叔父は千葉 大塚迷路
●聞き倣し季語です。 このたびの災害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。/大塚迷路
○大塚迷路くん、いや、よろしいよろしい。叔父さんはご無事か。その心がけが大事じゃ。ワシからも、ひとつ、よろしく哀愁!うほんごほん。

「聞き做し季語」落ちは? 亀田荒太
●毎回落ちをどうするか考えて投稿しているのですが、今回ばかりは落ちがないですわ。/亀田荒太
○亀田荒太くん、まあそうじゃのう。落ちはなくてもよろしい。そんなもんじゃ焼きじゃ。うほん。

◆今週の「なんちゃって回文」
モンマルトルに落葉の堆積急いた農世暗に流撮るマンモ sakura a.
●回文です。 (もんまるとるにらくようのたいせきせいたのうよくらにるとるまんも)農→農民 モンマルトルに葡萄畑があるらしいです。      世暗に流→暗い時の流れの意      マンモ→マンモグラフィー      /sakura a.
濡れし黄の落葉に滑るベスに罰雄の木知れぬ sakura a.
● 回文です。 (ぬれしきのおちばにすべるべすにばちおのきしれぬ)   ベス→英語の女性の名の愛称    /sakura a.
栞の落葉を挟む然は尾羽雉を糊をし sakura a.
● 回文です。 (しおりのおちばをはさむさはおばちをのりをし)    然は→さは、そのように    雉→チ(きじ)/sakura a.
○sakura aくん、いやどうもどうもどうだです。なんじゃ、ご苦労をかけたようじゃのう。まあ、そんな回もあるもんじゃ焼き。これからも、がんばってもらいたいもんじゃ焼き、うほんごほん。

クマバチ帯びたいい子いい旅落葉撒く あつちやん
●なんちゃって回文 くまばちおびたいいこいいたびおちばまく/あつちやん
○あつちやんくん、おお、なかなかいいじゃあ内科小児科肛門科。しかし、クマバチといっしょでは、たいへんじゃのう。まあ、ひとつ、よろしく哀愁!ふほほん。

ラ刑事落葉して犯人果てし蜂岡寺 ウロ
●回文俳句です。 らでかおちばしてはんにんはてしはちおかでら / ライス刑事は広隆寺まで犯人を追い詰めたが、ホシは落ち葉の中に死んだ。というハードボイルドの句。 ラ刑事(らでか):ライス刑事。 蜂岡寺(はちおかでら):広隆寺の古称。/ 旧仮名で正しくは、はちをかでら。八御佳寺と造語すればパスでしょうが… /ウロ
二都落葉太棹さどふ撥音に ウロ
●回文俳句です。 にとおちばふとざをさどふばちおとに / 二都(にと):二都といえば倫敦と巴里ですね。そうです。ディケンズの《二都物語》、禁断の恋ゆえに悲劇となった舞台です。♪霧たちこめるロンドンのルーシー哀れ…♪太棹も湿りがちなバチ音に、心を動かされたか、はらはらと落ち葉が降りかかります。/ 太棹(ふとざお):義太夫節の三味線。 さどふ(さどう):【動詞】ハ四段。愛に溺れる。迷う。/ 連歌・俳諧の第三の式目のひとつ、「に留め」にしました。したがって、この句は第三の句格です。 /ウロ
○ウロくん、いやあ、キミにもご苦労をかけたようじゃ。よろしいよろしい。詳細な説明もありがとさんじゃのう。ラ刑事か。いやどうもどうもどうだです。うほん。

馬路逢魔ひらひらひらひ舞ふ落葉 くろべぇ
●なんちゃって回文 ばぢおうまひらひらひらひまうおちば 秋の夕暮れは早うございます。夕闇迫る逢魔が時、荷馬車に揺られ家路を急いでおりまする。なんちゃって/くろべぇ
今は知恩院満員落葉舞い くろべぇ
●なんちゃって回文 いまはちおんいんまんいんおちばまい/くろべぇ
半ば地を被ふやう大落葉かな くろべぇ
●なんちゃって回文 なかばちをおおうようおおをちばかな/くろべぇ
○くろべぇくん、いや、なかなかのもんじゃ焼き。出来てオール5。回文俳句は、呼んで分かることが大事じゃ。その姿勢で、ガンバってもらいたい、うほん。

風退く落葉に撥置く農夫 さとう菓子
●「なんちゃって回文」ふうのくおちばにばちおくのうふ/さとう菓子
○さとう菓子くん、おおそうかそうか草加せんべい。シンプルが良い。よろしいよろしい。その調子で、よろしく哀愁!うほんごほん。

妻ぞ落葉拾ふ風呂火鉢お粗末 西川由野
●回文です「つまぞおちばひろふふろひばちおそまつ」季重りですが/西川由野
配り音落葉よ蔵通り掃く 西川由野
●回文です「くばりおとらくようよくらどおりはく」朝刊~/西川由野
○西川由野くん、おお、なかなかのもんじゃ焼き。「お粗末」ちと、好きじゃ。いや、回文もいいじゃあ内科小児科肛門科。うほん。

恥を知り頭はまだありし落葉 星埜黴円
●回文です。 はぢをしりあたまはまだありしおちば/星埜黴円
相模の地右翼落葉血の御笠 星埜黴円
●回文です。 さがみのちうよくらくようちのみかさ/星埜黴円
さあ瀧は落葉の蜂を掃きた朝 星埜黴円
●回文です。 さあたきはおちばのはちをはきたあさ/星埜黴円
○星埜黴円くん、そうなのか。「恥を知り」か。まあ、その気持ちは分からんでもないが、分からんが。ところで、瀧くんは、お元気か。良く掃き掃きしてもらいなさい、うほんげほん。

熊蜂落とさぬに幣と落葉撒く 遠音
●回文俳句。くまばちおとさぬにぬさとおちばまく/雨漏りが、始まった。風もひどいようだったが、それよりもたった今、この居場所を犯し続ける水というものに、背筋を見えぬものが這い上がっていく。逃げなければ。とっさに掴んだのは、熊蜂の骸だった。糸で吊られ、もはや脅威ではなくなったその姿を、毎夜毎夜しみじみと眺めて過ごした。獰猛さそのもののような姿が凍りついている様が、心に余地を与えずに居座り続けた。最初に持ち出す財産といえば、そんなものだけだった。駆け出す。籠を蹴飛ばしてしまい、中の落葉が、一拍遅れてもぞもぞりと広がっていく。籠に巻かれた注連縄もずり落ち、幣も千切れ飛んだ。おばば様の遺言だった。形見なんてものではない。山門の手前で集めた落葉のみが、焚付をゆるされていた。だから、必死に山門の周りの落葉を拾い、ため続けた。でも、もうそれどころではない。関係ない。おばば様はもういないのだ。ふいに気づく。今手のうちにある熊蜂の骸も、死である。もう動き出すこともないという点では、死んだおばば様と変わらないのだ。でも、違った。これは、私の胸裏に焼印を押されてしまったのだ。この死のかたちが。駆け出す。死んでもこの手の内にいる。おばば様はいない。落葉を守る必要もなくなった。私は、自由なのだ。体が軽くなる。/遠音
○遠音くん、おお、なかなかのもんじゃ焼き。いい回文じゃ。よろしいよろしい。おばば様がのう。そうかそうか草加せんべい、うほんごほん。

句の罰を詠めよや詠めよ落葉の句 純音
●回文俳句。くのばちをよめよやよめよおちばのく/野桃摩耶。21歳。江戸川区の公民館で行われた小句会にて、憧れの大羽田優弦くんと初めて言葉を交わし、向こうも自分に気が付いていたことを知って、ささやかな希望に胸膨らませるうら若き俳句女子である。 公民館での小句会は、最初こそ優弦の登場に、特に女性陣の落ち着きのなさが感じられたが、いざ句会となるとそこは俳人、お互いの句に点数を入れ、熱き鑑賞がなされ、思わぬ作者とその真意に驚いたり笑ったりの楽しくも充実した時が流れた。「そろそろお開きにしましょうか。ところでこの後の皆さんの御予定は?」両子の言葉にみな顔を見合わせた。実は、両子と摩耶の勤める会社では、年に一度の印刷機のメンテナンスのため明日は臨時休業となっていた。「ねえ、時間がある人、よかったら久し振りにカラオケでも行かない?」何人かが手を挙げた。「・・優弦くんは・・?」一斉に彼へと視線が注がれた。「いいですよ。明日は出勤も午後からだし、たまには僕も歌いたいです。」さらに何人かが手を挙げた。もちろんみな女性である。結局、今回の参加者の女性陣、それに、あしたのジョー句さん、デュー句トウゴウさんも加わり、駅前の8階建てのカラオケ店へと移動した。 実は摩耶にとっても久々のカラオケ店だった。故郷の高知では、よく家族で歌いに行った。なので上手い下手はさておき、歌うことは決して嫌いではなかった。 まずは、あしたのジョー句さんが口火を切った。曲はもちろん「あしたのジョー」の主題歌だ。「叩け、叩け、叩けえ~」。摩耶としては初っ端こんな曲で盛り上がるのかと思ったが、ことのほかマダム達には大受けだった。「いつ聴いてもいいわ~ジョー句さんの歌、最後の(あしたはどっちだー)がなんか泣けるのよねえ。」 続いて、定子さんの「悲しい酒」、両子さんの「少女A」、俳児さんの「The Beginning」、デュー句さんの「グレゴリオ聖歌」と順番が回り、いよいよ優弦くんの番となった。曲はアコースティックなしっとりとした英語の歌だった。「これ・・クラプトンね!Tears in Heaven、ステキー!やっぱりブルースよね、ブルース!」両子さん他マダム一同それはそれは大変な燥ぎっぷりであった。 続いて摩耶の番となった。こんな落ち着いた大人の、しかも英語の歌なんぞ歌われて下手な選曲はできないと思ったが、実は摩耶の持ち歌のほとんどはアニメソングか(ももクロ)で、十八番は、ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」と「走れ!」であった。高知では、いつも摩耶が最後にこの2曲を歌い、途中で祖父も参唱し大いに盛り上がってお開きとなるのが常であった。しかしさすがに、そのエリック・クラムボンとかいうチアーズ・イン・ヘブンとかいう曲のあとに(ももクロ)はまずいと感じた。(ブルース・・?ブルースって言ってたっけ?ブルース・・)ブルースで閃く曲があった。天体戦士サンレッドの主題歌「溝ノ口太陽族」だ。「♪・・ブルース、飛行機雲と河川敷~、多摩川沿いを股にかけたストーリー・・」熱唱だった。自分なりに優弦くんの心に届けと、特に出だしの(ブルース)の一節に心を込めて歌い切った。 ところが歌い終わってみると微妙な空気が流れているではないか。「摩耶ちゃん・・あたしこの曲よく知らないんだけど・・なんか面白い歌ね・・知ってる?」両子の一言に他のマダム達も困ったように首を横にふった。「優弦くんは?若いから知ってるんでしょ?」「いやあ・・僕も初めて聴く曲で・・なんだか、摩耶さんて・・ちょっと見た目とはイメージの違う曲を歌うんですね・・」 やべー。やっちまった?まだ(ももクロ)の方が良かったのか?これはブルースじゃないのか?そもそもブルースってなに?なんなんぜよおおお!! 極音のライバル結社「虎の鼻の穴」(本部は大阪)の主宰者、南斗芯に(句の罰を詠めよや詠めよ落葉の句)という一句がある。これは彼が大学生時代、先祖代々続く俳句主宰者の家柄であるにもかかわらず、本人は全く俳句に興味がなく惰性で投句し、もちろん高評価などいただけるはずもなかったのであるが、ある日、憧れの美女、百合亜が虎の鼻の穴結社に入会し、めきめきと腕を上げているのを見て、なんとか彼女に自分も認められたいと思ったのだが、今まで真面目に勉強してこなかったせいで、当然いい句を作れるはずもなく、そんな悶々としていたときに、結社の重鎮でもある(ブラッ句タイガー)さんから「坊ちゃん、何をそんなに憂いておられるのですか?一つ私に話してごらんなさい。」と言われ、かくかくしかじかと話したところ、「そーですか、それなら一つ良い知恵があります」と、なんとブラッ句タイガーさんが代わりに一句5000円で作句してくれることになり、ゴーストライターならぬゴースト俳人によって、南斗芯の句も俳誌の佳句の欄に掲載されるようになったのであるが、その代り彼はその句作代を稼ぐために夜は人知れず土方のバイトに勤しむ日々を送るようになったのであった。そんなある日、あれは12月の落葉の舞うさむーい日のことであった。結社のみんなで大阪城公園へ吟行に行った折、珍しく百合亜が声をかけてきた。「南斗くん、最近えらい頑張っとるなあ、俳誌の句めっちゃ良かったでえ。」「う、うん、おおきに」「ところで、うちはまだまだ初心者やんかあ、色々教えて欲しいねん、たとえば・・西瓜、これいつの季語やったかなあ?」「西瓜?そらもちろん夏やでえ、それぐらいわからんと話にならんでほんまに。」「そっかあ・・じゃあ朝顔は?」「決まっとるやないけ、夏やで、夏休みに育てたの忘れたんかい」「そっかあ、じゃあ、天の川は?」「もちろん夏やで、七夕やろ、願い事書いたの忘れたん・・かい・・」百合亜の目が据わっていた。「あのなあ、いま言った季語、ぜんぶ秋やで。この間も天の川で自分の句が載っとったやん。・・・ほんまに自分で作ってる?作ってへんやろ?なあ?何が面白いねん?なんでそこまでして投句せなあかんの?」「そ、それは・・君のことが好きやねん!」「はあ?なにそのロマンの欠片もない告白、びっくりやわ・・あのなあ!ほんまに好きやったら男らしく正々堂々と自分で作って投句しいーや!なめとんのかワレ、ほんま一回シバくぞ!この落葉野郎!」そんなすっぱい思い出の一句なのである。 人生何事も偽ってはいけない。馬鹿を見てもいい、正直にいこうやないかということだ。 摩耶も、次回歌う時には正々堂々と、世界で一番好きな曲、ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」と「走れ!」を、優弦くんに向かって声高らかに歌おうと心に誓うのであった。「・・今はまだ勇気が足りない、少しのきっかけが足りない、動きだして、僕のからだ、走れ、走れ、ゴージャーース!」 /純音
○純音くん、いや、この回文もよろしいよろしい。摩耶くんも、ガンバってもらいたいもんじゃ焼き。この調子で、ひとつ、よろしく哀愁!うほんうほほん。

 

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 この問題に関しては「それぞれのパソコンの個性によって見え方が違ってくるので、統一して同じ大きさにするのが難しい」のだそうです。次の方法でひとまず対処して下さい。
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よしあきくん

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