俳句ポスト365結果発表

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第232回 2019年11月14日週の兼題

雪女

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
雪女 熱燗啜り 添い寝しして あみだじじい
浪費家の 夫を見張る 雪女 かなな
母恋し 雪女でも 会いたいな 雅翔
へそ曲がり 目は釣り鐘の 雪女 鵠洋
霧の中に 再起をかけた 雪女 四郎
今日の夢 背筋も凍る 雪女 舎人
雪女 生きがいなのか 問うてみる 小林番茶
雪女郎 棺の父を 抱きけり 大坪 美智子
雪深き 里で他人待つ 雪女 白晃
雪おんな 叶はぬ恋の たち別れ 柊  正也
雪女 吹雪の夜に 化粧して 放浪
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
吹雪く夜の心の闇の雪女 PON
風呂上り外は吹雪に雪女 アオキシゲル
雪に立つ死装束の雪女 かなこ
ヨガルーム寒し隣に雪女 シモーナ
雪女さえ こたつに引きこもる日 西村家族
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

●雪女は空想的な女で実際に見た事もなく、想像で考えることになりますので実際に詠んでみると季重なりになりやすいですね。雪と言えば冬、雪、寒い等々冬の季語と重なりやしく難儀致しました。 (いつもの事ですが・・・!)取り合えず投稿て見ます。 /山口雀昭
〇季重なりの句、かなりありました。

●今回の題目で、「凍てつくも鍋には寄れず雪女」との句をひねってみたのですが、「凍てつく」、「鍋」のいずれもが、冬にかかわる季語と考え、投稿を見合わせました。季語の重複についてご意見をいただけますと幸いです。/四音巽
〇「鍋」だけでは季語にはなりません。「凍つ」は季語ですね。歳時記を調べる習慣を身に着けて下さい。

●季重なりの罠はまりけり。 まぁ、自らハマったのですが、 気づいた自分を少し褒めておきます。/のもとみな
〇えらいぞ! 歳時記とお友達になるところから、俳句修行のスタートです。

◆兼題の考え方
クリスマス サンタクロース 来るのかな ポチ
夜曇天 三つ星だけの オリオン座 やま
君想ふ、心に香る、金木犀 花吉
自販機の 釣り銭宿る 冬気配 野良天国
縁遠き人から届くたらば蟹 春日
氷点下佇む女性の妖艶さ ナカジマ
目覚めたり脚に石突き初しぐれ ハマの大凡人
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、1月22日24時締切の「麦踏」です。ご投句お待ちしてます♪

初雪に袖ふる女の小路かな ダニーボーイ
〇「雪」「女」を別々に使っていますが、これは兼題「雪女」を表現しているとは言い難い。

アナ雪をだっこして孫夢の中 おばあばあ
●アナ雪、雪の女王は 季語になるのでしょうか?/おばあばあ
〇そりゃ、無理でしょう~(笑)。

◆季語深耕
●今回の投句で日本各地様々な「雪女伝説」があることを知りました。ただでさえ寒いのに調べてるだけで背筋が凍る…!/あやたか
●雪女…ぬけるような柔肌の壇蜜風美女のイメージです。雪に閉ざされた狭い世界でしか生きられなかった頃の哀しみが生み出した冬の妖怪なのかも…/うに子
●怖い妖怪のイメージの雪女ですが、実家の山形には怖い話以外に雪女を助けて夫婦になる(鶴の恩返し的な内容)の伝承があります。/梅木若葉
●雪女は山の神の巫女だと言う説がある。/佐々木葉一
●雪女という怪異。この世にあらざるものの季語をどう詠むか、考えさせられました。怪異という現象の底には、神秘や自然への畏敬など、恐ろしさと少し違う質のものが感じられます。特に雪女、美しく哀しく詠みたくなるのが人情。類想に捕まらないようにするのが難しいなあ。/可不可
●「雪女」は多くの文学、映像作品に登場するが故にそれらで培われたキャラクターとしてのイメージが非常に強いですが、季語としての「雪女」はあくまで雪という気象の中に現れる空想の存在であるというところに核があると思います。「雪女」を一人の人物としてどう面白く描こうというところばかりを模索しすぎると、季語としての「雪女」の本質からは離れていくような気がします。 とはいえ、「うつぶせの寝顔をさなし雪女/真鍋呉夫」のように「雪女」という人物を描写して成功している名句もあります。こういった句は「雪女」という人物を丁寧に描写しつつ、その背後にある「雪」の存在を感じさせるからこそ成功しているのではないかと自分は思っています。/市川一夜
●雪女、天文の季語なんですね。竜田姫や佐保姫と同じような扱いになるかと思うのですが、竜田姫などと違って神格化されていないので、どちらかというと、人情味のあるものが雪女に投影されてるのかな?と思いながら、苦戦しています…/日午
●今回の「雪女」も「竜田姫」と同じく天文に分類されています。現象を擬人化した季語で実態があるようでないという、同じ難しさがありました。しかも雪女は死の影も纏っている。なんとまあ難儀な季語。 雪国育ちなので、吹雪や積雪、寒波などの恐ろしさや厳しさなどは実感としてあるので、作品として表現できているかはともかくとして、竜田姫のときよりも、親しい気分で楽しく悩みました。/木森
●雪女、竜田姫で学んだことを実践できるか試されているような兼題ですが死ぬほど難しいです。/古田秀
〇龍田姫で学んだことが、雪女に反映できているか? 金曜日に向けて選句します! 以下皆さんのレポート、圧巻です♪

●季語として「天文」に分類されていることも留意しなくては、と思います。つまり「風花」「凩」「寒波」「北風」「吹雪」などと同じカテゴリにあるということ。そういえば「竜田姫」も同じく擬人化された「天文」季語だった(歳時記にうよっては「時候」扱いのものもあるが)。先日兼題になった「竜田姫」の例句は参考になるかも。★ そして季重なりしそうな季語でもある。「吹雪」「冷たし」「霜夜」「寒し」「冬の夜」「マスク」「手袋」「障子」「ストーブ」「炭火」「炬燵」「囲炉裏」「橇」「焚火」「雪達磨」「風邪」「咳」「息白し」「悴む」「霜焼」「凍死」「あかぎれ」「日向ぼこ」「梟」「鶴」など・・か??★ 「姑獲鳥」「産女」なども関係する妖怪であるとのことだが、ここはどなたかが書かれるでしょうから割愛します。そういえば水木しげるさんの「墓場鬼太郎」(ゲゲゲではない方)も埋葬された妊婦(といっても人間からではなく「幽霊族」からだけど)から産まれ、土から這い出てきたなあ。類想に引っ張られそうで、すでに擬人化?された季語である点が難しい。ガンバリマス。/すりいぴい
●雪女(ゆきをんな、晩冬、天文、傍題:雪女郎、雪鬼、雪坊主、雪の精、雪男)。 「雪女は雪国の幻想譚だが、季語としては気象・天文の中に入れられている。天明三年刊の「年浪草」に『深山雪中、稀に女の貌を現ず。これを雪女といふ。雪の生といふべし』とあるのによっても言いつくされている。~略~季語としても古いことが知られている。鈴木牧之の『北越雪譜』(天保八年)にはこの雪女がたびたび登場する。~略~ 柳田国男の『遠野物語』の雪女は冬の満月の夜、あるいは小正月(つまり十五日)の夜、童子をたくさんつれて雪中に遊ぶ雪女が語られる。~略~ 「雪女郎」は「雪女」よりもさらに妖怪じみて悪性であると考えられているようである。つまり雪夜に人を迷わすのは「雪女郎」とか雪鬼・雪坊主とかいわれるものが多い(「カラー図説日本大歳時記 冬」講談社、1981年、石原八束)。と言われても「雪女」と「雪女郎」の違いもいまひとつよくわからない。★おそらく著作権切れとなっている(断言はできませんが)「怪談」の中の「雪女」を「青空文庫で読んだ。(底本:「小泉八雲全集第八卷 家庭版」第一書房)。併せて、小泉八雲「怪談」に収録されている「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4つを映像化したオムニバス作品映画「怪談」(英題:Kwaidan、1965年、183分、東宝、小林正樹監督、仲代達矢・岸恵子主演)をレンタルで借りて観た。構想に10年・撮影9ヶ月の大作です。第18回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。ほぼ原作に忠実に撮られている。巨大な倉庫を改装した屋内スタジオで全編を撮り、精密な美術が凄い。恐ろしさよりも悲しさが強調された作り。異種婚姻譚の一種とも言える。「怪談雪女郎」(1968年、田中徳三監督、藤村志保主演)はDVDになっているが、レンタル品が近隣になく、観ることは叶わなかった。/すりいぴい

●今回の兼題「雪女」の類似語に「雪姫」「雪娘」「雪女郎」がありますが、それぞれどう異なるのか調べてみました。/ 先ず「雪姫」ですが、実在したひとが千代御前(織田信雄の正室)、架空のひとが、歌舞伎『祇園祭礼信仰記』、浄瑠璃『女絵師狩野雪姫』その他宝塚やテレビドラマなどの登場人物名だそうです。「雪姫」は、実在・架空とも高貴な女性の人名として考えられるようです。/ 辞典はかなり乱暴で「雪娘」をひくと「雪女」のこと。と説明されており、「雪女」を引くと、/「雪娘」のこと。雪国の伝説で、白い着物を着て女の姿で現れるという雪の精。雪女郎。季・冬。/ とあり、両者の区別があいまいに過ごされています。/ 「雪娘」は、欧米語の翻訳から出た語のようです。有名なところでは、何と言っても、リムスキー=コルサコフのオペラ『雪娘』(副題『はるのおとぎ話』)が最右翼でしょう。作ったご本人が自分の最高傑作と称していたようですし、いうだけあってじつに凝った作りになっています。ロシア民話の冬将軍「マロースカ」がオペラの下敷きになっていて、マロース(バス / サンタクロース)、雪娘(ソプラノ / マロースの孫娘)です。 つまり、「雪娘」は「雪女」と同義ですが、感覚的に20台以前が「雪娘」で、以降が「雪女」だと思いました。/ 最後の「雪女郎」の話。「雪」と「女郎」は互いにアンチノミー的な言葉なので考えると奇妙な造語です。そこで辞書を引いてみました。/ 女郎:①あそびめ。色を売る女。②若い女。または一般に女性のこと。「上臈女房」の短縮化。上流婦人のこと。/ つまり、「雪女郎」は②のほう、尊称付きの婦人の意、むしろ、「雪姫」とほぼ同義ではないかと思います。「男郎花」の「郎」が男の尊称であるように、「女郎花」も女郎は遊女ではなく「上臈花」の転ではないかと思ったのです。「雪女郎」は、「雪女」の直截的な表現を避け、かつ、一種畏敬を籠めた語彙であるように思いました。/ 誉め言葉が貶す言葉に変わってゆくようで口惜しい気がしました。 /ウロ

● 雪女と聞くと、わたしはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の話に出てくるような、人をとり殺す妖怪の類をイメージします。  しかし、調べるうちに、歳時記に記載されている季語としての「雪女」は、そのイメージとは違っていることに、気づきました。長くなりますが、以下にまとめてみました。
1. ラフカディオ・ハーンの雪女  雪女の原話は、東京都西多摩郡調布村(現 東京都青梅市)にあり、伝承をラフカディオ・ハーンが聞いて文章に起こした、とされています。雪中の小屋の中で樵の老人を凍死させるが、若者は見逃してやり、後に偶然を装い嫁になる・・・という、話です。  しかし、近年の研究によると、「ハーンの発表以前に、日本のどこにも、このように人を殺す雪女の伝承はなかった」ことが、わかってきました。このタイプの雪女の話は、ハーンが創作したものだろう、といわれています。  その根拠は、成城大学教授の牧野陽子氏の論文をはじめ、複数の文献に詳しく載っています。ここでは、ハーンの創作かどうかは問題としませんが、大事なことは「1904(明治37)年のハーンの発表以前には、日本の民話・伝承には、このタイプの雪女の話がなかった」ことにあります。このタイプの雪女として有名なものに、信濃地方の民話や遠野の観光事業の民話の口伝がありますが、いずれも昭和30-40年代以降に採集された話であるとのことです。
2. 民話・伝承の雪女  牧野陽子氏の論文(「雪女」の”伝承”をめぐって -口碑と文学作品-、 文化表象のグローカル研究 北山研二編、成城大学グローカル研究センター、 2013、pp178-190)(ネットでも閲覧できます。→ https://www.seijo.ac.jp/pdf/faeco/kenkyu/201/201-makino.pdf)によりますと、大きく分けて三つに分類されるそうです。 (1)雪の精霊・自然現象、(2)遭難者の幽霊譚、(3)風呂に入れたら溶けたなどのオチのある話(出典: 日本怪談集(妖怪編)、社会思想社1981)。  意外と(3)が多いのだとか。最も古い文献は、室町時代の連歌師宗祇の、『宗祇諸国物語』(一六八五)で、(1)のパターンだそうです(牧野陽子氏の論文による)。
3. 歳時記の雪女  圖説俳句大歳時記(角川書店)、日本大歳時記(講談社)、新日本大歳時記(講談社)などでは、「天文」に分類されています。「人事」や「宗教」ではありません。自然現象のひとつとして、認識されているのでしょうか。  圖説俳句大歳時記では、民俗学者の宮本常一さんが解説を書かれています。小正月の夜や満月の夜に雪女が出現する、と書いてあります。遠野物語103の内容と同じです。その他の地方の雪女にも、触れられていますが、人をとり殺す話は、ありません。  [考証]の部では、所出が列挙されており、江戸時代から使われている季語であると、記載されています。雪が女の顔に見えたり、雪の精霊が現われるなどです。目撃するだけの存在のようです。牧野陽子氏の分類(1)雪の精霊・自然現象、に相当しています。この点からも、「天文」に分類されている理由がわかります。  日本大歳時記では、雪女について(引用ここから)<天明三年刊の『年浪草』に「深山雪中、稀に女の皃(かほ)を現ず。これを雪女といふ。雪の精といふべし」とあるのによっても言いつくされている。>(引用ここまで)と簡潔に記載されています。目撃されるもののようです。能動的に近づいてきて、人をとり殺す雪女では、なさそうです。  ところが、この歳時記では、「雪女郎」と「雪女」は微妙に違う、と言っています。「雪女郎」は妖怪じみて悪性である、とのことです。(引用ここから)<雪夜に人を迷わすのは「雪女郎」とか雪鬼・雪坊主といわれるものの場合が多い。>(引用ここまで) ただ、ハーンの話に出てくるような、具体性をもった姿については、説明はありません。  新日本大歳時記では、風土的な要素がある幻想だ、との説明でした。悪をなす存在の記載はありません。  これらの記載から考えますと、季語としての「雪女」は、ハーンの物語にある人に害をなす「雪女」とは、別のものである、と言えると思います。「雪女郎」はより悪性ですが、人をとり殺すほどではなく、迷わせる程度と考えられます。
4. 例句  例句は、自然現象としての雪女の句も見られますが、具体性をもち様々な行動をする存在の、怖い雪女のような句もあります。これらの雪女句に、ハーンの物語の影響はあったのかもしれない、と感じました。  ちなみに例句数は、より新しい「新大歳時記」が豊富でした。
5. 結論  例句を見ると、季語としての「雪女」は、江戸時代のものから変遷してきているようです。本来は、自然現象であったり、偶々姿を目撃するほどであったり、の「天文」の季語なのでしょう。一方的に、目撃した人間のほうが恐れていた、というべきでしょうか?  しかしながら、妖怪的な要素をもち能動的に行動する、「ハーンの雪女」の存在が、大きくなってきているのかもしれません。/星埜黴円
● ラフカディオ・ハーンの話に出てくる雪女は、そもそも何しにでてきたのか、という疑問があります。  老人を殺害し、若者は助けたけれど、タブーを破られたため正体をばらして去って行く、という。なにも、結実のない不毛さを感じます。  いわゆる、異類婚姻譚のパターンにある程度はまっているストーリーではありますが、出だしから「異類側有利」で始まる点が、鶴女房などとは異なっているように思います。巳之吉(若い樵)がイケメンだったので、雪女の方が恋をしてしまい、「雪女界のオキテ(?)」をやぶって異類婚となったとも考えられます。  今回投句するに当たり、別のコメントで、「ハーンの発表以前に、ハーンのタイプの雪女の伝承はなかったようだ」と投稿しました。しかし、まったく同一の話ではないにせよ、いろいろな地方に、ちがうパターンで人に災いをなす雪女の伝承があったらしいことも、追記します。  産女・姑獲鳥のような、子を託されると重くなって、託された側に死などの災いがくるようなものがあるそうです。こうしたものを「雪女郎」と称したのでしょうか。/星埜黴円
〇すごいレポートありがとう! この季語について疑問に思っていたことが、晴れました。選句の参考にさせていただきます。

●一般に、晩冬(一月)の季語とされている「雪女」が、カドカワでは新年の季語とされている。雪女がなぜ「新年」なのだろう。教えてください。/ウロ
● 小正月の夜、又は小正月ならずとも冬の満月の夜は、雪女が出でて遊ぶとも云ふ。童子をあまた引連れて来ると云へり。里の子ども冬は近辺の丘に行き、橇遊びをして面白さのあまり夜になることあり。十五日の夜に限り、雪女が出るから早く帰れと戒めらるるは常のことなり。されど雪女を見たりと云ふ者は少なし。(柳田国男「遠野物語」から) なかなかレアな妖怪のようです。/いしはまらんる
○『遠野物語』の記述をふまえて、新年に分類したのかもしれませんね。詳しくはKADOKAWAに質問して下さい。

◆季語雑学部
●銀河鉄道999に雪女がラーメンを食べている回がありましたね。子供心に覚えています。何味だったんでしょう?/わこたんのまま
●今回、雪女と聞いて思い出したのが、夕方の再放送で見た「銀河鉄道999」の雪女の話。暖かいラーメンを食べたいのに箸をつけると凍ってしまう。最後に出されたラーメンを「美味しい」と言って食べ、そのまま溶けてしまうって言う切ない内容。雪女って哀しいですよね。/浅河祥子
●季語雑学部  松本零士さん原作の「銀河鉄道999」のテレビアニメ版の第90・91話で「アンドロメダの雪女」前編、後編に雪女が登場します。紫色の髪色に赤い眼をしており、主人公の鉄郎が惑星スノーインカで下車したのち、雪女と遭遇するというもの。その雪女は見たら死ぬという噂があったもののデマで、鉄郎と様々な紆余曲折の後、心の中まであたたまるラーメンが食べたいという願いを聞き、雪女でも食べられる心のこもったあたたかいラーメンを作ろうと奔走。しかし雪女が箸をつけようとすると、瞬時にスープが凍り付いてしまってラーメンが食べられないという内容。結末は、一応古いアニメではありますが、ネタバレになるのであえて伏せておきます。(結末はネット上を調べるとでてきます)/山香ばし
〇「紫色の髪色に赤い眼」で、ラーメン食べる・・・なんか凄い。

●処変われば(20)雪のないベルリンの雪掻き費 島国の日本なら全国的に、例えば関東平野の東京でさえも海と山とのつながりはあると思います。前は海、後ろは山、のように。仮に丸の内のビルの谷間にいても銀座から新橋と降りていけば、虚構であっても潮の香がほのかにするような感覚はもっています。ベルリンは(他の州はまた違う)その海と山との関係が全くないから、クリスマスと新年の休みがやっと終わったかと思うと毎年2月に1週間学校はまた休みになり、バイエルンとかオーストリアにスキーとかに行くそう。つまりベルリンの低地に雪はあまり降らない。何処でも家賃にはその他の雑費と光熱費(清掃費、電気、ガス等)が付きますが、ドイツでは「雪掻き費」もつきます。雪があまり降らなくても、もし仮に雪が降り、霜が張り、家の前の公共の歩道が凍って誰かが怪我をした場合家主の責任になり損害賠償ということになります。それを避けるには雪が降ってくれば自分で雪掻きをするか、専門の会社に委託してやって貰うことになります。ここのところほとんど雪は降りませんが、やはり何年かに一回は何回も大雪とかになるので、専門会社は統計的に平均的な費用を算出しているのでしょう。雪掻きで屋根から落ちる、というハナシはほぼ聞いたことがありません。 /ぐれむりん
〇そちらも暖冬なのですね。あ、でも、まる裏俳句甲子園に来てた北海道の人たちが「あったかい冬のほうが雪はたくさん降る」と言ってたなあ??

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部 根本葉音さんの投稿にあった蕪村の句の表記の揺れについてですが、余力がなくて調べておりません。 しかし、想像するに、それぞれの歳時記が何を原典とたかによるだろうと思います。ではその原典が違っていたのはなぜかは、蕪村の生原稿というか、当時直筆で書いたものが残っていればはっきりするでしょう。もしかすると、推敲した可能性もあるかも。もうそのへんは、調べた方に譲ります。 話はちょっとずれますが、古文書に詳しい方の話では、昔は表記のルールなどというものはなかったので、庶民の残した文字や文章は、今のルールから見ると送り仮名がおかしかったり、漢字を当て字にしたものも多々あり、それで十分通っていたのだそうです。 /ひでやん
〇ひでやん、ただいまインフルエンザだそうで。お大事にどうぞ。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●雪女の伝説は今回調べて初めて知りました。学校では小泉八雲の雪女も覚えなくてもいいと指導されました。試験に出ないからです。こんなことなら詳しくやっておけば良かったと思います。/寝たきりオヤジ
●雪女って季語があるとは知りませんでした。ユーモラスな季語ですね。/蝶番
●気温が高い頃は平気でしたが、最近寒くなり雪女の句を夜に考えるのはちょっと止めようかなぁ~と、余計な事は思わない様にしてるのに何かゾワゾワしちゃうんです(汗)季語の力なのかそれとも怪しい字面のせいなのか(冷汗)あぁ~~~考えたくない…と打ち込んでいたら急にモニタが真っ暗に!ギョッとしました!単なるバッテリー切れだったようで一安心です。/筬葉
●日本で雪がたくさん降る地域の冬は暗い印象があります。外が吹雪いている夜などは、風の音を聞きながら雪女のような存在、自然の脅威を感じてしまうのでしょう。でも、コロラド州のデンバーでは違います。雪はよく降るのに年間の晴天日数が300日を超えると言われています。雪がたくさん降っても翌日はからっと晴れるので、真っ白な雪に反射して太陽の光がとても眩しいです。コロラドの冬はひたすら明るいのです。/峰江
〇これも、ところ変われば♪のお話ですね。

●着物しか着ないのかしら。/こま
●陽気な雪女に会いたいものだ。/こま
●会いたい?会いたくない?/こま
●雪女は難しい。どうしても怖くなり美しく詠めない。/真
●ラフカディオ・ハーンの「雪女」のイメージに引っ張られ、哀しい女性の姿ばかりが浮かびました。/アガニョーク
●どうしても雪女と幽霊がダブってしまい、詠んではみたものの(?)の句が多かった/りこ
●雪女のイメージは怖くて冷たい女性と思ってましたが、 ある人は雪女は温かく美しい人と… 時にエロティックでもあるとも/りこ
●雪女は想像上の生き物。季語を比喩に使うと力がなくなるそうですが、雪女そのものに実体がないので、ちょっと変わったところに存在したりサイズを変えたりしても面白いかなと思いました。/夏湖
●雪女=血も涙もない冷徹な美女、平気で人を傷つける。/夏湖
●「雪女」にあたって。 まずはスキー場が浮かんだのですが、「スキー」「ゲレンデ」「シュプール」などすべて季語だらけ。俳句を詠んでいるはずなのにいつの間にか「人間」を詠んだ川柳のようになってしまっていたり。兎に角「雪女」に惑わされているような気持ちでした。 /塩の司厨長
●今回も季語へのアプローチは苦労しました。というか、アプローチしない方が身の為なんじゃないかとも思いましたが、がんばりました。 「雪女」は映像の言葉である、と言いたい気もするんですが、なにぶん実物を見た経験がある人は少ないと思います。少ないべきです。組長はいつも「季語は体験するべし」とおっしゃいますが今回もそうおっしゃるんであれば組長は鬼です。でも、この季語の本質と醍醐味はおそらくこの恐怖感にあるのではないでしょうか。色白、美人、雪山にいるなど、ある程度の共通項はあるかもしれませんが、一番わかりやすいのは恐怖の対象である、ということ。そこに句全体を合わせにいくか、はたまた、反対のなにか明るい、緊張感の無いものを取り合せるか、賭けではありますが、取り合せも魅力になる季語ではないでしょうか。/安達りんだう
●確かに雪女は昔の伝説からきたものかもしれませんが世の中の「不条理なこと」これを受け入れるのが夏なら百物語とか幽霊であったり,秋ならちょっとニュアンスが違うけど芒とか、・・・・神経を研ぎ澄ますと「あれ?」ということも一杯あります。それが怪談とか都市伝説になりますが、雪女も昔の都市伝説(といっても昔は都市がないから村とか自然とか)あるいは、相手にされない人とか・・・自然の驚異とか。でもそういう「何かわからないことが」あったほうがいいと思って作ってみました。/砂山恵子
●「雪女」は雪国の過酷な自然環境が生んだ幻想的なものかもしれませんが、一方で実体のある虐げられた生身の人間であったのではないかとも思うのです。現代の最貧困女性たちに相通じるものがあったのではないかと思います。/山女魚
●雪女は恐ろしいだけでない、寂しさと静かさと暗い重さがある。表現が面白いけど難しいです。もっと言葉や表現力を勉強したいです。/紫蘭
●5文字も使う「雪女」を除くと基本12文字。具体的な人物。いろいろと発想はしてみたが,発想飛ばして何かと結びつけるのは初心者にはむんずかしい兼題。/沢拓庵
●雪女は、かなりイメージが限定された言葉のように思えました。想像がなかなか膨らまないので、同じような句が並んでしまったように思えます。/斑山羊
●日常、縁のない季語で苦労しました。/富樫 幹
●甲州、空風のちの生まれ・育ち、雪女は想像も難しい。 /風間昭彦
●『雪女』 難しい季語でした。 雪の恐ろしさを体験したこともなく 雪女伝説を読んでも、幻想的とはあまり感じられなかったです。 /遊子
●雪女のお話は恐ろしく、美しく、哀しい。登場人物の少なさにも雪山の閉塞感を感じます。雪女は山の外の世界や、獲物や家族以外の人との交流に憧れることもあったのではと思って詠みました。/離松
●雪女と兼題はすごくむずかしいですなぜかというと空想のものなのですごぐむずかしいです/ゆうが
●季語が想像上のものだと限りなく妄想だけが広がり、それはそれで難しいような。でもやはり小泉八雲の雪女のイメージは強いですね。/茄子美
●「雪女」という季題は想像上のものなので、実在感をもって映像化するのが難しい。いっそのこと、観念的な句にするのも一つの手かも。/虚実子
●易しいようで難しい今回の兼題季語 類句を詠まないようにと 祈りながら詠みました。/句詩呼
●天文の季語なのに、例句も妖怪として詠んだのであろうものが多くて難しかったです。/赤い彗星の捨楽
●実体のない季語、どんな十二音をぶつけてもなかなか衝撃してくれません。難しいです。/多喰身・デラックス
●架空の存在にどうリアリティを持たせるのか。取り合わせか、ディティールで攻めるか。感覚をどこに合わせるのかも一考ですね。/大雅
●有名で共通認識のある人物にどう合い対せればよいのか/沢拓庵
●難しかったです 擬人化は避けてと習ってきたのに季語自体が擬人化 どうしたものやら/定吉
●幻想と怪奇は面白いですが、類想類句から抜け出すのが難しいです/藤郷源一朗
●「雪女」、勿論に私はお会いしたことがありません。この実態が在るようで無いような「雪女」を想像・創造し詠む事の苦しさと楽しさのコンフリクト、、、たいへん勉強になりました。/風慈音
●「雪女」という実態があるようでない兼題は、どう捉えればよいかが掴めず、初めはまったく浮かびませんでした。こういうときこそ組長が常日頃おっしゃっているように、五感をしっかり働かせようと思い、視覚以外の四つの感覚それぞれを使った句に挑戦しました。/豆闌
〇どこかに切り口はあるはずだ!と、皆さん果敢に挑戦してくれてます。

●雪女に遭遇したことはもちろんないので怪談の内容を何とかイメージして作りました。 住んでいる土地が雪国ではないので、雪道や雪景色の体験もあまりなく苦労しました。 怖い、冷たい、というイメージと共に、ふと覗き見したり後ろをついてきたりする滑稽なイメージも面白いです。 「雪女」と「雪女郎」の使い分けはどのように考えればいいでしょうか? /海峯竜寿
●類題の雪女郎を使ってもいいのですか?/あら さなえ in Tokyo
●雪女と雪女郎は、同じですか?それぞれ、イメージの違いはありますか?/のもとみな
○「季語深耕」に掲載してます星野黴円(ほしのかびまる)さんの情報を参考にして下さい。

●川柳と、区別がつかないときの決め手は、なんでしょうか。兼題季語である時わからなくなってしまいました。/加容
●妖怪も季語なのですね。他に季語になっている妖怪はいるのでしょうか。/海野しりとり
○こういう疑問がわいてくることを知的好奇心といいます。それを自分で調べてみることが、大人の学びです。それを発表し合い、情報交換し、お互いに知識を増やしていける場として、本サイトが運営されています。

●天文・時候に対して抽象的表現つまり、具体的映像が全体的にない俳句の鑑賞の仕方がわかりません。また、その時の共感性とあるあるの境目もわかりません。教えてください。 /鬼頭孝幸
○それらを、分かるようになりたくて、皆、ここで学んでいるのです。ゆっくりと答えを探して下さい。

●知り合いに転勤族の女性がいるのですが、引っ越したその日に雪が降ってる事が多いらしく、周りに『雪女』と呼ばれてたなぁと思い出しました。使い方がちょっと違うなと思いつつ/カヅラ梅
●まだ小さいときにTVに見ていた「まんが日本昔ばなし」では、ときどき、コミカルな味わいを一切排除したシリアスな話が放送され、このときの「雪女」もそんなお話でした。雪の中から現れる彼女は、そうとは知らない旅の男を棲み家に導き、男が眠ると静かに口づけして彼の舌を吸い取るという誠にホラーな話が、幻想的なアニメーションで展開されました。あの恐怖と官能の混じり合ったようなものが、私にとっての「雪女」の原体験になっています。/る・こんと
●小泉八雲の『怪談』を読み直し、雪女が人間との間に10人の子をなしていたことを確認しました。多産系美女。/わこたんのまま
●小泉八雲の『怪談』にも、雪女が子供を残して去ったとあったと思います。異類婚姻譚のその後、子供がどうなったか気になりました。『うしおととら』のようなハッピーエンドがいいです。愛媛に「ゆきんば」がいるそうですが、どこのどんな話でしょうか。/わこたんのまま
●雪女で作句するうち、雪女と夕鶴が混同してしまいました。どこからか美しい若い娘がやって来て男の嫁になる。色が白く黒髪は長く、白い着物を着ている。このあたりは似ています。しかしつう(夕鶴)が自己を犠牲にして尽くそうとするのに対しゆき(雪女)は命を奪う力を持つ、姿は似ていても真逆のイメージ。鶴も雪女も冬の季語ですが全く違う世界観の句になりそうですね。/古都 鈴
●1984NHKドラマ「日本の面影」 ラフカディオ・ハーン/Lafcadio Hearn 明治中期に来日して教師となり日本や怪談を世界に紹介した作家。 彼を主人公に,その数奇な半生を描いた山田太一のドラマ。 片目のジョージ・チャキリスと壇ふみの二人が綺麗であった。 /沢拓庵
〇ラフカディオ・ハーンの小説は、季語「雪女」の解釈にも大きな影響を与えていますね。

●「雪女」といえば、プレバトで発表されたミッツさんの句「打たせ湯の肩夜をしのぶ雪女郎」が印象的です。「雪女」は虚構の季語なので、今回は発想勝負でしょうか。雪国、豪雪、苦、恐怖。それから「雪女」の伝説から考えると、美人(妖怪)、息、固まる、黒髪、白い衣装、薄い(透明)といった辺りから発想を広げてみました。/高橋寅次
●プレバトを観ています。たいていはいつき先生の添削に関心していますが、私は上五であろうが字余りは反対です。虚子の去来の墓の句もありますが、あくまで俳句は五七五の定型は守るべきとの考えで俳壇の多くも同意見です。いつき先生は無季の句も認める立場ですが、これで定型まで外して俳句と呼んでいいのでしょうか?初心者の添削でやむなく字余りにすることはやむを得ぬと思いますが、いやしくも特待生や名人では定型以外は降格されるべきと思います。視聴率に影響あれば不本意ですが俳句の正道を歩む者としておねがいします。/達哉
〇視聴率とは全く関係のない話です。一つの考え方としてお話は伺いました。お互いに信じる道を歩きましょう。

●冬の季語しかダメですか。/ポチ
○兼題としては季語を出題しています。

●雪女っていうのは句によって呼び名を変えてもいいんですか? 雪女を「せつじょ」と。/藤咲大地
〇それは無理でしょう。

●丑三つは季語でしょうか?俳句を作ろうとすると発想や自分の五感の鈍さに気づかされます。 /脱 流民
〇季語ではないと思います。

●俳句に!や?は入れても良いのですか。/なつぽよ
○入れてもよいですが、その必然性がなければ無駄な工夫です。

●四文字の言葉に切れ字「や」をつけて五音にし、詠嘆させるのは常にありますが、五音の言葉に「や」をつけて詠嘆させるのは駄目でしょうか?/青嵐
〇俳句は全てケースバイケースです。全体の言葉の質量のバランスが問題になってきます。

●雪女! 昔話の中のイメージしかなく、まさか季語とは思ってもみませんでした。雪男は季語でしょうか?/めりっさ
●雪男が雪女の傍題として載っており、せっかくなので雪男の句も作ろうかと思いましたが、なかなかうまくいきませんでした。/ふくろう悠々
●かつて『「雪男」、「雪女」は季語との事なのですが、その基準が「雪」という言葉に拠るものであるとするならば、「イェティ」や「イタカ(イタクァ)」は季語にならない?それともあくまで類似の名詞として季語と判断されるのか、あるいは個々の伝承などをもとに総合的に判断されるのか?日本と外国の違いはある?いろいろ悩ましいです。』という素朴な疑問を投稿させていただきました。そして今回の兼題がその「雪女」。これはつまり「イエティ」と「イタカ(イタクァ)」の俳句を作れという意味に違いない、と勝手に解釈したので作りました。お目汚し失礼しました。/山陽兵
●「雪女」の傍題に「雪男」があって、ポカーンとしました(笑)。雪男って、イエティのイメージしかないのですが、あれが季語になるんですか!?日本だと『北越雪譜』だったかに雪男っぽい絵があったような気がするのですが、うろ覚え…。そう言えば日本のマンガでも雪男っぽいキャラクターってほとんどいないような気がします。雪女は、雪子姫(ドロロンえん魔くん)だったり、おユキちゃん(うる星やつら)だったり、ゆきめちゃん(地獄先生ぬ~べ~)だったり、可愛い系から美人さんまで揃っているのに。/次郎の飼い主
〇私も初めて「雪男」という傍題を見た時、目がポカーンとしました。そんな季語にも挑戦したくなるのが、俳人の好奇心ではないかしらね。

●XXXと言う語は最近季語になった、と言う説明を読んだことがあります。どのような意思決定プロセスを経て季語が追加されたりするのでしょうか。既存季語の意味内容や季節自身の変更などもあるのでしょうか。まさか「日本季語検討・決定委員会」みたいな組織はないでしょうから.../斑山羊
〇「最近季語になった」という最近は、ほんの最近の意味ではなく、何十年も前のことだと思います。芭蕉の時代から三百年、そのスパンの中での「最近」でしょう。季語は時代と共に、生まれたり死にかけたり変容したりします。時間と共に熟成されていくのが、季語なのです。

●俳句勉強中です。どうしても俳句が説明的になってしまいます。説明的にならずに詠むにはどうしたらよいか、アドバイスをいただければ幸いです。/菫々菜
〇コツコツと続けていくしかありません。簡単な一言のアドバイスで身につくものではないからです。敢えて、言うならば、毎週『プレバト』を見て、「説明的、散文的」と評された句と添削をノートにメモしてみてはいかがでしょう。それを続けているという皆さん、上達が早いです。吃驚するぐらい。

●一般的には、お稽古事や技巧的な修行で特定の先生を持つことに良い点とそうでない点があるように思います。俳句の場合は、どう考えるのが適切でしょうか?/斑山羊
〇特定の師匠を持つことは、とても重要です。ただ、俳句のイロハもわからないうちに、先生を選ぶことはとても難しい。初学者の皆さんが、自分の先生を探すための基礎力をつける場としても、本サイトを利用していただけたらと思います。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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