俳句ポスト365結果発表

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  3. 雪女

第232回 2019年11月14日週の兼題

雪女

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

雪女間引かれし子ら連れて来ぬ
あまぶー
雪女今宵はなにの子を孕む
あまぶー
赤い雪降る 雪をんなもうゐない
雪うさぎ
鈴鳴らす紐は真朱に雪をんな
雪うさぎ
のぞく眼のふるへはじむるゆきぢよらう
すべらかな夜や雪女ほうと鳴く
囁きの耳切るやうな雪女
トポル
雪女去り壊疽の始まる器官
トポル
雪女郎声きくものの耳ちぎれ
にゃん
雪をんな十二人目は死産てふ
にゃん
たましひのぬくきはひとぞ雪女
古田秀
からめとらるるたましひさびし雪女
古田秀
きぬぎぬの朝日にけぶる雪女
あつちやん
雪をんな便箋のまだ濡れてをり
あつちやん
銀の月ふいに雪女のまなざし
いしはまらんる
雪女来るぞ満月の戸を閉めよ
いしはまらんる
雪女てて親違ふ子沢山
いなだはまち
まなじりの紅は引きたて雪女郎
いなだはまち
雪女緋色の帯の片結び
うに子
雪女愛しきひとは飼い殺す
うに子
爺さんは雪女に抱かれていつた
かのたま
耳赤し雪女に齧られたので
かのたま
雪女の吐息星座は震えだす
くさ
水晶がかちり雪女のなみだ
くさ
折る鶴をそこねてばかり雪をんな
ことまと
雪をんな星のきれいな夜に来る
ことまと
一息はなまあたたかし雪女郎
さとう菓子
雪女たらひの水の震えたる
さとう菓子
耳朶に仄かな湿り雪女
さとけん
ひらがなをふらせるやうに雪をんな
さとけん
髪の毛のやうな紅筆雪女郎
さるぼぼ@チーム天地夢遥
雪おんな透明は青を恋ふ
さるぼぼ@チーム天地夢遥
鱗片を撒きつつ雪女翔ぶ
じゃすみん
とどめさす雪女の息さくら色
じゃすみん
ゆきをんな吐息は月光に紅く
すりいぴい
ゆきをんな夜啼く鳥はこわい鳥
すりいぴい
銀匙の舌の痛みや雪女
テツコ@第二まる安
雪女映るドライブレコーダー
テツコ@第二まる安
銀花の雌蕊は雪女の睫毛
トマト使いめりるりら
雪女郎老木の呼吸ろうろうと
トマト使いめりるりら
雪女こんなふうにも笑ふのか
なかの花梨
隣の客はよく客喰う雪女
なかの花梨
酔い醒めの夜空は深し雪女
ナタデココ
姥捨ての山より帰る雪女
ナタデココ
涙の匂ひ嗅ぎつけてくる雪女
はむ
雪女おとこの口は小さく「あ」
はむ
雪女さびしき星の香をまとふ
ふじこ
月光に白きおとがひ雪女
ふじこ
この村の死期は雪女が決める
ふるてい
鈴の音の澄みて雪女のけはひ
ふるてい
影の火のみづみづしきや雪女
ほろろ。
雪をんな青きほむらのつめたさう
ほろろ。
雪女の目へ堕ちてゆく赤き月
まこちふる
水鏡歪ませておる雪女
まこちふる
折り紙の青ばかり折る雪女郎
めぐみの樹
雪女の指差す方を見ては駄目
めぐみの樹
しろがねの女陰は火のごと雪女
よしおくん
雪をんな血は銀と知る破瓜の夜
よしおくん
雪女醜きこそを恋と呼ぶ
よだか
雪掘れど青掘れど青雪女
よだか
めごごいべおらのおぼこはゆきおんな
ラーラ
骨の無き柔き肢体よ雪女
ラーラ
雪女おうたを子より習いけり
りんたろう
雪女久しく清ら甕の水
りんたろう
さかしまの鏡の深さ雪女
る・こんと
明けることなき夜は青し雪女
る・こんと
たふたふとゆるるふすまや雪女
るりぼうし
これがよもつくにのにほひゆきおんな
るりぼうし
俺は死にたいが雪女は生きたい
或人
雪女未明の全山の静謐
或人
夜泣き児は捨てらるるとや雪女
伊奈川富真乃
伽をへし畳のしめり雪女
伊奈川富真乃
五稜郭陥ちて雪女郎は独り
伊予吟会 宵嵐
去年より幾分太し雪女郎
伊予吟会 宵嵐
雪女ひとは隈なくぬるき液
一阿蘇鷲二
人間の口は火のいろ雪女
一阿蘇鷲二
余呉うねる風は身語り雪女
一斤染乃
雪女消ゆ湖が鏡になる前に
一斤染乃
戸を鎖して広がれる夜や雪女
遠音
雪女雪の甘きをねぶる指
遠音
銀の櫛梳く雪女やみだれ髪
奥野悦穂
引き出しはするるとすべる雪女
奥野悦穂
雪女の手のかたち子を抱くかたち
可笑式
みちのくに闌けき闇かな雪女
可笑式
水晶は幽かに震へ雪女
可不可
雪女ねむり薬で行ける国
可不可
まろらかは膝か乳房か雪女郎
夏雨ちや
ぬれ髪の黒きとぐろや雪女
夏雨ちや
聞いたことあるか雪女の嗚咽
花伝
契つても契つても夢雪女
花伝
水銀のごとく歩めり雪女
樫の木
隧道めく湯宿の廊下雪女
樫の木
迷宮のやうな口笛雪女
瓦すずめ
始祖鳥の骨撫でてゐる雪女
瓦すずめ
月陰の正しく位置す雪女
亀の
目のあをき洞に雪降る雪女
亀の
三人の老婆雪女にあらず
亀田荒太
声だけで雪女だとわかる闇
亀田荒太
雪女長須鯨のやうに鳴く
蟻馬次朗
飼ひネコに喰はれをる死後雪女
蟻馬次朗
瓦斯消してしばしの火照り雪女郎
久我恒子
ハ行みな風の音となす雪女
久我恒子
空っぽの空や戦後の雪女
久蔵久蔵
子は雪女に盗られたこととせり
久蔵久蔵
雪をんな繭糸ほどけるやうに逝く
玉庭マサアキ
雪女の髪にウランのにほひかな
玉庭マサアキ
川へ流せし子も耳薄し雪女
月の道馨子
月どろり呑みて雪女の熱き
月の道馨子
雪女郎鉄橋のかなたが見えぬ
古瀬まさあき
雪女夜に産湯の濃く匂ふ
古瀬まさあき
護摩の火の影の深きや雪女
古都ぎんう
雪女ささやくやうに爆ずる燠
古都ぎんう
ゆきおんなのようなみなしごのような
高橋無垢
やすやすと孵りて青き雪女
高橋無垢
雪女郎心臓ひとつくらい遣る
高田祥聖
結ぶ手に吾の熱ばかり雪女郎
高田祥聖
雪女みづいろの肺ふくらまし
高野きぬ
どうせ雪女だし見る目もないし
高野きぬ
雪女去りて青空透き通る
佐東亜阿介@ありす句会
雪女でも抱いたのかこの骸
佐東亜阿介@ありす句会
雪女腓を光らする湿り
斎藤秀雄
押花のやうに渚の雪女
斎藤秀雄
砂時計の影雪女薄らかに
山香ばし
雪女白眼の奥の果ても白
山香ばし
夜を吸えば五臓凍てたり雪女
山内彩月
雪女眠りの淵の青磁色
山内彩月
傷口のざわわ雪女のひゆるる
山名凌霄
眼はほむら髪は鉄筆雪女
山名凌霄
木の割れる音は雪女の嫉妬
山陽兵
雪女は千丈あろうびゆおおおお
山陽兵
雪女のせいにするしかない死体
司啓
むかしむかし町に廃炉や雪女郎
司啓
夢十一夜は雪女の噺ならむ
志保川有
寝かしつけるそばから雪女郎が起す
志保川有
雪おんな笑む深深と女卑の国
小泉ミネルヴァ岩魚
雪おんな熱のいれものとして人
小泉ミネルヴァ岩魚
清らなる朝の光を雪女
笑松
情念にあまたの形雪女
笑松
髪の間の双眸冥し雪女郎
仁和田 永
雪をんな風は太刀なる五ヶ峠
仁和田 永
文字の無いやまとことばや雪女
世良日守@木ノ芽
肉叢は仄かに濁る雪女
世良日守@木ノ芽
水晶を生む卵生の雪女
青海也緒
恍惚の最期雪女の夜伽
青海也緒
惚れつぽい雪女また泣いてゐる
青山あじこ
雪女のっつのっつと降る夜は
青山あじこ
雪女のこゑてふ昭和のレコオド
石田将仁
かーなびのこゑがちがうゆきをんなではないか
石田将仁
雪女猛り眼窩のがらんだう
倉木はじめ
バックミラーに雪女ゐて月下
倉木はじめ
雪女けふも止まってゐる電車
多喰身・デラックス
ウヰスキイはニツカ女は雪女
多喰身・デラックス
唐突に「星が綺麗」と雪女
多々良海月
雪女星を湛へし湖覗く
多々良海月
人形を捧げし杜を雪女
大雅
雪女郎去りて久しき遠野かな
大雅
つま先の薄桃に見ゆ雪女
定吉
聞き慣れぬ訛恐ろし雪女郎
定吉
あの花の名前を知らずゆきおんな
田中勲
ゆきおんな目の笑わずに笑いおり
田中勲
銀の吐瀉 月の子孕みて雪女
冬のおこじょ
月の裏側に雪女のあした
冬のおこじょ
雪女まず爪先を舐めにけり
島崎伊介
腸をよじる雪女の腕
島崎伊介
いやに冷えなまぐさき夜や雪女
豆闌
金属の響き雪女の吐息
豆闌
雪女三日月の夜を逃るがに
内藤羊皐
瘡蓋を舐める舌先雪女郎
内藤羊皐
まぐわへばほと冷たかろ雪女
楢山孝明
雪女さて経血の匂ひせり
楢山孝明
吾子の目は古井戸のいろ雪女
南風の記憶
花びらの形の吐血雪女
南風の記憶
あさひ荘3号室に雪をんな
日出時計
雪をんなドアノブいつも濡れてゐる
日出時計
銀狐だけが見てゐた雪女郎
飯村祐知子
雪女青水晶に宿りたる
飯村祐知子
ねぐらへとつづく経血ゆきをんな
比々き
殺しては戻る絵の中ゆきをんな
比々き
みちのくの雪女みな女郎なり
不利尾
雪女みちのくの古江は雨催
不利尾
雪おんな影絵伸びたり縮んだり
富山の露玉
その続き知らないのです雪女
富山の露玉
雪女郎孕ませたる夜な忘れそ
平本魚水
雪女の家に泊まつたことがある
平本魚水
鎮まれば銀の帯解く雪女郎
平野水麦
雪女郎に逢うたが自慢の爺罷る
平野水麦
語り部の小指欠けたり雪女
碧西里
雪女ほむらの灰を舐る音
碧西里
右向きの筈だった絵の雪女
蜂里ななつ
吠ゆる間を犬に与へず雪女
蜂里ななつ
さみしくて喉が渇きぬ雪女
豊田すばる
星屑をその身にしまひ雪女
豊田すばる
雪女武将の墓の水清し
北野きのこ
雪女郎水銀灯の冷める音
北野きのこ
無為に長き紅差し指や雪女
堀口房水
雪あれば何処も柩雪をんな
堀口房水
雪女甘い夜更けは甘ったるい
綿井びょう
むかしむかし雪女とは好い仲で
綿井びょう
雪女男としての火をもらふ
蘭丸結動
雪女身を斎ふため水を呑む
蘭丸結動
東京の雪は冷たし雪女
龍田山門
故郷の雪は温とし雪女
龍田山門
雪女の黒目ばかりがとけのこる
緑の手
森疼くしむしむ雪女郎死ねば
緑の手
雪女より温かき骸抱く
露砂
もうきっと雪女にもなれぬ歳
露砂
狂ひたくなけれど狂ふゆきおんな
蓼科川奈
雪女郎なみだは真水なるこころ
蓼科川奈
雪女杯へ冷たき酒どつと
ウェンズデー正人
胡乱なる戸へ雪女否や風
ウェンズデー正人
井戸埋めし断絶の家雪をんな
星埜黴円
曲家やこなな晩げの雪女
星埜黴円@遠野の鈴木サツさんの語る、民話の雪女。クライマックスで、男が、昔雪女に会った話をしてしまうシーンが「こなな晩げだったなあ」というらしいです。「鈴木サツ 全昔話集」では、「あの晩げもこんたな晩げだったなあ」というセリフで収録されています。ハーンの青梅版では、老人が若者を雇用していたのですが、遠野版では親子とされています。また、遠野版では、「雪女(ゆきおなご)」という読み方になっています。/星埜黴円
髪飾り六花のにほふ雪女
ウロ
色が無い夜だけ眠る雪女
酒井おかわり
雪女崩れの仲居ゐる旅館
あみま
雪女去りて鼈甲色の月
くりでん
ゆきおんなきしゃといっしょにほしになる
28しんきち
雪女伊香保の床の胡粉色
28ひろきち
曲り家の厩におわぬ雪女
chiro
要するにさっき見たのが雪女
Dr.でぶ
ぬるま湯の暮したひらか雪女
GARU
洞穴の石に爪研ぐ雪をんな
Kかれん
七色の衣は沈金雪女
M・李子
嵐の夜病む子の夢に雪女
sakura a.
美しき夜のすれ違い雪おんな
yoko
雪女夜を一枚纏ひけり
あー無精
御手玉の見つめて唄ふ雪女
あいだほ
雪女岬の果ては日本海
あい女
雪女熱き臓腑の在りしかな
あきのひなた
紫の水平線や雪女郎
あさふろ
この先はつづら折りなり雪女郎
あさ奏
雪女風ざうざうと連れてくる
あつむら恵女
竹笛のさきぶれ雪女の衣擦れ
あとりとまひわ
抽斗に仕舞ふ臍の緒雪女郎
あぶサン
雪女時計の振り子を遅くした
あまぐり
追分に踵をかへす雪おんな
アラ
やがて雪をんな貴腐ワインを嘗めて
いかちゃん
ゆきをんな碧の火より生まれけり
いさな歌鈴
こんな日は誰と語らん雪女
いまいやすのり
雪女村の空家を数へけり
うさぎまんじゅう
黒髪の先不揃いや雪女
うま子
母に似る雪女ゐて窓の闇
えむさい
白い森奥入瀬渡る雪女
えらぶゆり
鼓膜ピキッと痛み雪女来たりけり
おうれん
酔ひ過ぎて雪女抱いたかもしれぬ
おおば嘉門
寸鉄が刺さる哀しみ雪女
おがたま
雪女硝子細工を活けて待つ
かたちゃん
占ひ師のごときまなざし雪女
かまど
略奪の蒼白き舌雪女
カンガルーのしっぽ
高熱の幽かな記憶雪女
キッカワテツヤ
雪女にほん狼友として
きっちゃん
夕風に瞳の濡れて雪女
ぎんやんま
瓦斯燈の消えて雪女の情事
ぐでたまご
雪女棲める左耳の耳鳴
くま鶉
引金のグリスの匂い雪女
クラウド坂の上
くち吸うてあつ雪をんなまでの恋
くらげを
発端は小さき嘘なり雪女郎
くりでん
天窓に張り付く雪女の手形
けーい〇
雪女睫毛に涙凍らせて
けら
雪女の手引きに朽ちし牢かな
こなねこ
雪女郎出づるこの夜のこの緊まり
こはぎ
嘘つきに霧吹きかけむ雪女
こはまじゆんこ
雪女黒髪説と白髪説
こま
雪をんなの雪のヨの字はあの世のヨ
しいたん
雪女児は丸々と二歳らし
しー子
消ゆるまで唇熱き雪女
しみみ
風の音のたれか連れ逝く雪女郎
しゃれこうべの妻
雪女水晶キンと夜に鳴く
シュリ
銀河なる髪浅間に流す雪女
シュルツ
風が呼ぶ寂しさが呼ぶ雪女
しをの
朱鷺色 になって末期の雪女
ず☆我夢@木ノ芽
雪をんな衣の下の熾の色
すえよし
白き睫毛の薄灰の影雪女
せり坊
雪女優しき嘘をたっぷりと
そまり
雪女の末裔として髪を梳く
そめいゆ
雪をんな出雲詣の列にをり
たいぞう
雪女一人砂漠を歩む夢
だけわらび
みょうばんのけっしょうきらりゆきおんな
たま蛙
片敷きの憂けくに飽くや雪女郎
たま走哉
ゆびきりの小指より嗚呼雪女郎
たんじぇりん金子
夕暮れや我が影映る雪女
ちぃ
雪女プリズム重ね浮かぶ色
ちばくん
単線の閉じた踏切雪女
ちびつぶぶどう
よろこぶととけてしまうよ雪女
ちま(5さい)
雪女百年待っている裁き
ちゃうりん
ガラス戸の明るき真夜を雪女
ツカビッチ
こんこん眠る雪女から逃げきつて
つぎがい
一致せぬ身振り鏡裡の雪女
てまり
稚き手に繋がるる雪女
ときこ
雪女郎氷の鏡忘れけり
としまる
雪おんな絵本の中の風の音
どみそ
十和田遠く雪女の影虚ろ
ともぞー
雪女一夜掛け軸抜け出しぬ
とも子
分娩のおそろしき白雪女
とりこ
うつとりとくしけづる雪女の目
どろん
曲屋の厩へと消ゆ雪女郎
とんぼ
月明り陰もできずか雪女
なかがわ 聖一
雪女なら振り向いてもくれように
なご
雪女戻らぬ母の歳知らぬ
なつめモコ
幻灯のこま送るごと雪女
ぬけまいり
はしなくも涙は温し雪女
ねむり猫
後をつけて雪女の棲家
ねもじ
数珠ひとつほどけ散りけり雪女
のつり
瑠璃星触るる色無き指の雪女
のぶ子
うすむらさきにひかるよは雪おんな
のら
雪女ふっと笑う停電の夜
はごろも
今さらに雪女の娘と言われても
はずきめいこ
雪女郎の聲寡黙なる男衆
ハチ太郎
衒いなき影美しく雪女
はなあかり
恋唄は子守唄なり雪女
はまのはの
雪女ゐさうな峡の飲み屋かな
ひだ岩魚
楔形文字の重みや雪女
ひねもす
Leave me alone 雪女
ふくろう悠々
風紋の影広ぐれば雪女郎
ふっこ
一晩がかりの花占い雪女
ふわり子
雪女言いたき事は伏せてをり
ペトロア
雪女からの言伝と謂ふ義姉
ぽおや
星を吸ふ荒ぶる髪の雪女
ほしのあお
帯留は砲弾の型雪女
ほしの有紀
雪女一人の夜の暮れやすし
ぼたんぴ
雪女窓にひと文字凍らせり
ほのぼぉの
山風ははふにのにほひ雪女
ほろよい
雪女幽かにJAFの回転灯
ぽんたちん
原子炉に張り付いている雪女
マーフィー
さびしさ知る人にだけ見ゆ雪をんな
ましろなぎさ
雪女だつたか山姥だつたか
まどん
福島の青空高し雪女
まな
雪女のバイオリンの弦切れる
まみのすけ
雪女眉に色足す夢二かな
まるちゃん2323
雪女青紫の舌長し
みかりん
雪女にしては品なき紅さして
みこ
雪をんな人買舟に寄り添ひて
みつれしずく
うたかたのきゆるみなもやゆきをんな
みやかわけい子
ささくれに滲む血の味雪女
みやこわすれ
風笛を哭かせて雪女郎の仕末
めいおう星
目で訊いて目で喋りけり雪女
モッツァレラえのくし
本当の名は捨てました雪女
ヤヒロ
ひょうひょうと雲がとんでく雪女
ゆうら(3さい)
雪女桜染襦袢を惑いおり
よぶこどり
ふみ跡の五指にはたらず雪女
ららやにほ
雪女との接触事故にて運休中
りう女
ゆきおんなあかちゃんはあしのつめたべる
りすだいすき(3才)
骨迷路のノイズはもしや雪女
るびちゅ
雪女郎の夢寐てらてらと鉤の魚
わこたんのまま
淋しさが寂しさと会ふ雪をんな
わらび一斗
終電の終着駅や雪女
伊藤善隆
街灯の切れる刹那や雪女
伊予吟会 玉嵐
雪女あけたる口は肉の色
位相朗
青空を留める糸杉雪女
為一暢道@糸杉の花言葉は死・哀悼・絶望、だそうです。
終電の背中合わせに雪女
井久
雪女奪つた命星にせよ
育由
いつの間に違う道かも雪女
一純。
雪女口紅買ひに三越へ
一人静
雪女母に聞かせる子守歌
一走人
この傷あの雪女の愛咬これは
一茶お
早贄のをとこ忘れる雪女
羽沖
静脈の透けし乳房や雪女
雨霧彦@木ノ芽
病室の揺れたカーテン雪女郎
映千
うしろのしょうめんだぁあれ雪女
英子
しんしんと自由は寂し雪をんな
越智空子
縊られて嬉し美し雪女
横縞
雪をんな指紋がなくて触れない
乙子女
だるまさんがころんだあっ雪女
佳月
まなざしはたいやうのやう雪女
佳山
まっさらなノートの匂い雪女
加賀もずく
牛舎には藁崩す音雪女
夏柿
雪女今日で哭かずの千年目
夏湖
脱輪すてつだへそこのゆきをんな
河原つばめ
心の臓すっと撫でゆく雪女
火炎猿
情が濃すぎて雪女にされる刑
花屋
雪をんな唐松が枝へけふも文
花南天anne
写りしか我が身に宿る雪女
茄子の花
雪女かつて石女と蔑まれ
茄子紺
氷砂糖闇夜に噛めば雪女郎
茄子美
居たのだなこの座布団に雪女
華らんまま
今生の眠りは甘し雪女
海風山本
抱擁の息あたたかし雪女
海峯竜寿
ふりかへれば影とけてゐるゆきをんな
海野しりとり
絵に描けば寂しからずか雪女
雪女百年立ち続ける歩哨
灰色狼
雪女かと湿った手紙拾い上げ
絵十
天と地を殴り書きする雪女
楽花生
雪女ここら辺には出ないから
笠原 理香
流暢にロシア語喋る雪女
葛谷猫日和
瞽女歌の語尾の掠れや雪女郎
鈍色のラジオのノイズ雪女郎
瓦すずめ
少しでも笑ってくれぬか雪女
勘太郎
遠き灯にもつれる脚や雪女
干珠
十六で知りたる血筋雪女
幹弘
湖へ道はひとすじ雪女
甘泉
さらと落つ雪刹那雪の精立つ
閑茶
雪女死の灰浴びてずんべらぼう
岸 れん
雪をんな秒針淋しさうに抱き
岩のじ
泣きよるとさらいに来るよ雪女
喜多輝女
雪女捨てた思いを氷らせて
喜多野羆
夕暮れに火遊びするや雪女
紀杏里
雪女さながら酒場の甘言
輝 龍明
鄙めきて雪女より香る髪
鬼頭孝幸
雪女笑うように泣いている
吉井いくえ
涙すぐ凍てて散らばり雪女
吉行直人
雪女月の切り取る影絵かな
宮坂変哲
振り向けば黒目がちなり雪女
宮田一代
歌声の哀しき瞽女や雪女
宮﨑紅清
雪女一夜の夢の白き底
虚実子
雪女が出てコントラバスが聞こえる
漁港
骨折の右肩に棲む雪女
京あられ
雪をんな未だ涙の凍らざる
京野さち
雪女あまりに甘い死の吐息
心臓にふれてもよいか雪女
郷中あんず
三日月の如し雪女の爪よ
鏡葉
雪女夜のしじまの脅し玉
玉井 瑞月
薄明かりゆらりならなら雪女
玉悦
繕いの縫い目の固し雪女
玉響雷子
寂しさの気配か雪女の気配か
玉木たまね
降る夜ごと磨きて若き雪女
金子加行
髪直す氷の鏡雪女
金治宜子
我影の中に消え行く雪女
銀次
雪女こんな淋しいキスがあるのか
銀之助
清らかな罪を重ねて雪女
空蝉
雪女乏しき乳の桜色
熊縫まゆベア
雪女根雪で身体洗いけり
桑島幹
瞳孔に陰影ありや雪女
薫風
雪女嫉妬しづかに育ており
桂奈
しろき闇しずかにくれば雪女
渓湖
折り鶴の和紙の湿りて雪女
月の砂漠★★
雪女真珠の温もりに震ふ
月見柑
水晶の中の結晶雪女
元木まだら
俯いた睫毛にも雪雪女
幻月
ラピスラズリの上澄みのみをゆきをんな
枯丸
雪女はわたしのことを知っている
湖雪
お母さん怒るゆきおんなのばかばか
五月闇
人斬りし夢の真剣雪女
光本弥観
金属のやうな匂ひして雪女
公碧
雪女風に添い寝の榾あかり
右のえくぼからとけるの雪女
広瀬 康
ほつれ毛へ指を反らして雪女
江戸人
雪女影を忘れて立ちにけり
江戸川青風
手賀沼の水面は昏く雪女
江里口泰然
この山も豊かでありぬ雪女
綱長井ハツオ
雪女来ぬそんな夜は厠立つ
荒磯魚々
描くほどに透けゆく髪膚雪女
香壺
雪女はゐると語り部繰り返す
高橋寅次
雪女去りしごと覚む麻酔より
合歓
あやとりをしてゐるそれが雪女
国代鶏侍
雪女と存じているが睦みたい
黒うさ狐
雪女みごもる腹のすこし透け
黒子
雪てふもの見せむと子抱き雪女
根なし草
幸せに死ぬる方法雪女
根本葉音
雪女鎖骨に風の溜まる音
佐々木ふく
山脈のごとき外耳や雪女郎
佐藤直哉
回り出す方位磁石や雪女
砂山恵子
雪女月の雫の満つ祠
斎乃雪
一瞬の破天の青し雪女
細木さちこ
父てふもの知らずしてゆきおんな
桜姫5
おとがひのまろき雪女は優し
三木庭
雪女子宮を取り出した日の夜
山下高
雪をんなくるくる回る羅針盤
山女魚
神饌に流す涎や雪女郎
山本 力
身を飾るもの持たずして雪女
珊瑚
雪女郎トンネルの灯の生ぬるし
市川一夜
薄命の小指雪女にふれた
志乃
雪女に戻れば夜に月もなし
紙鍵盤
首筋に絡む眼差し雪女
慈温
雪をんな結びの言葉なき手紙
次郎の飼い主
雪女黙っていたが妣だった
七瀬ゆきこ
淋しき時は北を見よ雪女
篠田ピンク
その息でいぢめておくれ雪女
縞午
雪女の積もる話を聴いてゐる
朱契
山小屋のランプ消えたり雪女郎
珠桜女絢未来
雪女電話ボックス越しの吻
愁愁
雪女白で隠したメランコリ-
秋月なおと
夢二描く女に似たる雪女
重翁
鏡台の濡れて紅失せ雪女
春野いちご
簪の螺鈿明るし雪女郎
潤目の鰯
在りし日の家に似る宿雪女郎
純音
雪女千年ごとに夫掠ふ
小エビ
耳鳴りは会話でしょうか雪女
小笹いのり
雪女陸奥の男はただ一途
小山晃
針山に銀糸残れり雪をんな
小川めぐる
残響無きシロフォンの音や雪女
小倉あんこ
きのふから壊れし空や雪女郎
小殿原 あきえ
雪女瞼の裏は熱いのだ
小椋チル
どこまでも妻の匂ひや雪女郎
小木さん
我が心の臓とりたまえ雪女
松山
帯留はたましひのあお雪女郎
松山めゐ
煙草火を付けてくれしか雪女
松田文子
雪女いそうな北大恵迪寮あたり
笑酔
雪女手負ひの鴉抱きて彳つ
上倉すず女
炭の香の散っては香り雪女
城内幸江
雪女近づけばたぶん生臭い
常幸龍BCAD
雪女神経質な字体かな
新開ちえ
雪女髪の絡まるピアノ室
新藤柑子
雪女人より長き薬指
森一平
かみ留めに野いばら模様ゆきおんな
森青萄
雪女哭く夜の昔語りかな
深草あやめ
囲炉裏の火風無く揺れる雪女
キリークの梵字のタトゥー雪女
真宮マミ
九州の雪女はちょいお人好し
真珠星倫世(スピカリンセ)
雪女ひらひらひらり奈落なり
真優航千の母
雪女郎蛹を見つけては撫づる
神山刻
海鳴りの闇の中から雪女郎
水夢
雪女伝説は皆切なけれ
水木 華
雪女その名玉藻もありぬべし
睡柳
雪女障子の穴の向こうに目
粋田化石
真夜中のたましひ醒めて雪女
酔下弦
語りべの顔もいつしか雪女
是空
雪女逢瀬重ねしまたぎ小屋
正木羽後子
雪女津軽と番ふは似て寂し
西川由野
雪女の溶けし水あり歌舞伎町
西村 小市
赤からぬ糸を雪女と結はふ
西藤智
口止めの接吻淡し雪女
青柿
雪女郎語るしとねに絹の鳴き
青鬼灯
雪女夢の中にも雪降らす
青玄
雪女去て星影よみがえる
青嵐
雪女はんつけの子を連れ去りぬ
赤い彗星の捨楽@はんつけ…津軽、下北、南部地方の方言で、仲間外れのこと。
いつわりの混ざる美談や雪女
赤馬福助
騙されてみたしたとへば雪女
雪華きなこ
パソコンの黒画面に雪女
川口みち
ゆきおんな何れの声で語るべし
爽草明
東京に白い影持つ雪女
蒼奏
月光屹立し雪女が来る
蒼鳩 薫
ゆきおんなはおんなおんなはゆきおんな
村崎 雫
雪をんな遠野の森の深かりき
村上 無有
雪をんな一角獣をさしまねき
村上優貴
雪肌に烈火の乳首雪女郎
多事
乳香を薫きしめたるや雪女郎
泰樹@乳香はアラビア半島付近が原産の樹木が分泌する白い樹脂。 キリスト教の教会などで焚かれる神聖な香りの一つ。 乳香を薫く際、真っ白な煙がでます。
雪女郎むんずと腕を掴まれし
大村真仙
納棺の吾を覗くや雪女
大谷如水
雪女人なる君に息を吹く
大津美
雪をんなたまごごろりと鍋の底
大塚迷路
雪女はソプラノ雨音はアルト
大槻税悦
逢いたきは雪女といふ母なのです
鷹星
知命の吾尽くされてもよいぞ雪女
沢拓庵
情夫の名の十指に余る雪おんな
短夜の月@情夫(いろ)
雪女抱く家々のしんしんと
池田郁英
ボヘミアングラスは雪女の吐息
池之端モルト
雪女騙すをのこはもういない
竹庵
眼を瞑れそこに雪女の吐息
竹春エリザベス
そぞろ雨目隠しの手は雪女
竹織
深草少将さらふ雪女
中岡秀次@深草少将(ふかくさのしょうしょう)、小野小町の「百夜通い伝説」の人物。百夜目で雪に遇い凍死した。
一葉のごとき撫で肩雪女
中根由起子
雪女ひとり遊びの子はしづか
中山月波
わたくしは既に半分雪女
宙のふう
雪女小さき氷柱の耳飾り
蝶番
美しく語るなあれは雪女
長ズボンおじさん
睫毛の先積もる雪女の執着
直雪
息絶えし赤子はなさず雪女
直木葉子
ゆく間際ししむら熱き雪女
津軽ちゃう
絵金の絵抜け出す女雪女
津軽まつ
角曲るとき雪女臭気来る
辻が花
車窓に映る車窓に映る雪女
哲太
背ぞろり雪女の接吻やも
天弓
雪女哭き女継ぐ日のチマチョゴリ
天野姫城
雪女かごめかごめの輪の中に
天陽
雪女郎の爪拾うて不倫して帰る
天玲
雪女瞳の色よサンピラー
田村美穂
見覚えのなき鍵の艶雪女
田中耕泉
塩は白酒は透明雪をんな
都乃あざみ
おつかひのかへりはあえぬゆきおんな
東京極遊山人
雪女一晩をかけ鎌を研ぐ
東山
目鼻なけれど口唇は朱ぞ雪女
東尋坊
満月に童子と遊ぶ雪女
桃泉
雪女ゐて遠野の山のそそけ立つ
桃福
爪先を砥石で磨きし雪女
桃葉琴乃
ぬばたまの夜の陣痛雪をんな
藤色葉菜
雪をんな百寿だそうで雪も降る
藤鷹圓哉
雪女の紅差指の先青き
透史
雪女通るとき世界は無音
藤田真純
これからゆきおんなくるぜったいくる
二國七海
ピルエット美しき木立や雪女
日午
鬼の眼に映る美景や雪女
日本酒
雪女紅絹の襦袢を残し去る
寧女
雪女郎真空管に閉じ込める
猫ふぐ
雪女御髪にあかいあかい花
梅路みね
指先雪女の溜め息浴びた
白粋
雪女同級生が死にました
麦吉
雪女招かれて行く空の輿
畑山六十二
繋がないでそれは雪女の手
八幡風花
雪女絣纏わば左前
半熟赤茄子
雪をんな引けばほどけるてふむすび
板柿せっか
雪女黒子ひとつもなき裸身
彼方 ひらく
芳しき残り香あらむ雪女
比良山
ゆきをんなの血すぢなるべしこの眦
樋口滑瓢
何も無き夜に子を為せる雪女
柊 月子
半身は神樹の裡に雪女
稗田鈴二郎
かなしみの白まやかしの青雪をんな
武井かま猫
雪女いとしづかとて世付かはし
風慈音
雪女溶けて真青な江戸切子
風峰
たなごころすり抜けて行く雪女
風紋
雪女一つ選りしや寝ぬ薬
服部勝枝
雪女電話線は切れている
福蔵
彗星の如き髪なり雪女
福良ちどり
雪女意外と低い声だった
文月さな女
雪女郎蹴だしに緋色しのばせて
その声の胸擽るや雪女
北村 崇雄
雪女郎いける口にて御座候ふ
凡々人
鏡には帰らぬ日の香雪女
麻呂助
慕情打ち砕く雪女の手柔し
枕木
眼球を掬う雪女のひとさしゆび
抹茶金魚
ゆきをんな友と吾のかほ見比べて
末尾波世遠
びんずるの胸は鈍色ゆき女
椋本望生
雪女赤児は白猿かも知れぬ
茂る
雪女吸ふは眼のいきれかな
木江
後日譚なくて切なし雪女
門前町光乃
雪女詰め物とれし歯の虚
也和
宵の太宰は雪女をつれてゐる
野の花誉茂子
立ち木裂く闇夜の音や雪女郎
野地垂木
雪女津軽三味線五能線
野々りんどう
曇天やゆゆゆと笑う雪女
野良古
指切りの呪文は言わぬ雪女
矢的@第二まる安
釣り銭のかすかな湿り雪女
有瀬こうこ
外を見る猫の眼に佇つ雪女
柚木みゆき
万華鏡覗いてをりぬ雪女
由づる
雪女に聞かせる夜の独り言
遊飛
子の星のありしあたりに雪女
夕虹くすん
淡墨の髪かぜに解く雪女
遥明
雪女郎爪痕交わす内緒事
欲句歩
八双の刃にうつる雪女
藍植生
雪おんな産後の日だち悪さうな
利平
雪女(ゆきめ)来る夜はキシキシ家が鳴る
理酔
雪女郎ほめく現し身しずめたる
立歩
雪女褥すべりを願い出ん
琉璃
含ませて乳の冷たき雪女
留野ばあば
雪女乗せて列車は六連星
鈴木麗門
純白は女の覚悟雪をんな
露草
モナリザの眼差し持ちてゆきをんな
浪速のマッキントッシュ
雪女郎そびらぼくろに吐息かな
和泉穣
吾すでに体温なくし雪女
雪女息は秘色に匂ふなり
朶美子(えみこ)
みちのくの男は寡黙ゆきをんな
洒落神戸
仄白い月であったか雪女
涅槃girl
雪女先妣のしぐさ一つ似て
笙女
雪女郎奈落を踏みし芝居小屋
筬葉
雪をんな妬心の紅のはつかなる
聰子
雪女さびしき涯の耳我嶺
茫々
雪女果つる空吹くビオラの音
蜥蜴の尻尾
片袖をくれるというか雪女郎
邯鄲
宿の灯に熱なかりけり雪女
ひでやん
村が眠る頃雪女の声音
みえ
三日前あった家無し雪女
ミセウ愛
磨崖仏に身の上話雪女郎
れい
御調郡久井村下津雪女
蓼蟲@(みつぎぐんくいむらしもつ)
雪女猫が何処にもいない朝
スローライフ
猫に懐かるる不安よ雪女郎
ローストビーフ
猫は骨舐め雪女ざらざらと
どかてい

並

温暖化絶滅危惧種雪女
さこ
温暖化絶滅危惧種雪女
遊浮子
温暖化絶滅危惧種雪女
里之照日日
温暖化絶滅危惧の雪女
占新戸
ゆきおんなは絶滅危惧種一B類
さだとみゆみこ
排ガスや絶滅危惧種雪女
ひともじ
雪女雨女よりちと寂し
たま走哉
雪女よりも悲しき雨女
いつの間にアラカン
いつそ抱いてみやうか雪女
閑茶
雪女郎いつそ抱かれてしまおうか
可笑式
雪女郎微かに乳の匂いせし
おんちゃん。@白吟句会
雪女かすかに乳の匂いする
きっちゃん
雪女大人が大人呼んでゐる
Mコスモ
ゆきおんなかぜをびゅうびゅうおこしたよ
えりり(6才)
口元の黒子に覚え雪女郎
カオス
泣き黒子今年は右に雪女
さこ
くずし字の美し恋文や雪女
しかもり
みぞれおろし舌にとろける雪女
しゅうちゃん@5さい
雪おんな地獄の沙汰も愛次第
まりい@木ノ芽
雪女きっとお料理できないな
むらさき(7さい)
家族は幸せ滑り来る雪女
安達りんだう
雪女とけておそらに戻りけり
嘉門生造
公衆電話カカリマセンヨ雪女
花紋
オーロラも纏いたきかな雪女
塾志
名刀の切れぬものあり雪女郎
昇華
魂は暖かきかな雪女
青木豊実
手酌酒思い出巡る雪女
14橘貞山
雪女樺太行きのパスポート
28あずきち
雪女たかい声にはきをつけて
5組のいちろ
ねつはかりマイナス10℃のゆきおんな
5組のS
白いかみ一つぐくりの雪女
5組のあさひ
体は白くつは茶色の雪女
5組のプレミアムバズーカー
雪女いまからひとをこおらすぞ
5組のみわ
雪女あつすぎてきえたたいへんだ
5組の秋
かみの毛は足までながい雪女
6組のジョニー
かわりものかみは白色雪女
6組のひなた
さんぱつ行ってきるのは5cm雪女
6組のゆずき
おばあちゃんみたいにしゃべる雪女
6組の花道
ドアノブに躊躇するなり雪女
⑦パパ
吹溜り此処まで来たか雪女
99カリン
雪女部屋をまわりて水残し
aya
ゆきおんなはまばたきをせんそうな
be
一つ目のライトの奥に雪女郎
Benじい
雪女縄文土器は欠けたまま
GONZA
雪女真白き肌に色を足す
HARUTO
侮し見返り美人雪女
KAZU
雪女郎長き後れ毛なびかせて
KAZUピー
手の甲に浮き出る血管雪女
kiyusuyabenatawa
かまくらの灯り吹き消す雪女
KKK
雪女側にいたのか畳濡れ
kuruma@中津からあげ句会
マニキュアが妙に似合うよ雪女
mo杜せき
燃えさかる憎しみいまも雪女
Nakahara結月
泣き面にあめ玉くれし雪女
sol
家陰に給湯待てり雪女
SYODAI
あだし野の夜のしじまに雪女
syuusyuu
雪女「この先五キロ渋滞中」
wolf626
山去りて銀座が良かと雪女郎
アーナンダ
雪女語る嫗や月山白し
あいみのり
後朝の歌詠みたやな雪女郎
アヴィス
日本海人魚になりたい雪女
あおか
沖縄の海を夢見る雪女
あおひ
日が翳るよこぎる影は雪女
アガニョーク
子を想う熱き泪の雪女
あきおかば
雪女影も持たずに舞ひ続け
あけみ
古時計闇夜に一つ雪女
あさり
ゆきおんなつまびくギターで経を読む
あじこ
雪女泣いているのか虎落笛
あすなろ
雪女に問うてみたし母の情
あなぐま
山連ねニヤリと笑う雪女
アマリリスと夢
あたたかな愛し人待つ雪女
あやたか
寝ない子に雪女来るよと囁くと
あら さなえ in Tokyo
雪女フフツと笑みて夢の中
あわの花水木
テトラポットひゅうと越えけり雪女
いいよかん
背中からひたと雪女の気配
いかすみ
ヘッドライトいざなはれしは雪女か
いくらちゃん
怒る我抱く憐みの雪女
いく葉
秘めしこと秘めしとおせむ雪女
いごぼうら
雪女へお冷のグラス四軒目
イサポン
バックミラー見てはいけない雪おんな
いしい美髯
雪女通ったあとの雪景色
いたまきし
その昔ハマにも居りし雪女
いちな
恐ろしや一目見たさの雪女
イチロー
美しき音の調べや雪女
いつか
雪女住処追われし温暖化
いつの間にアラカン
好物は人のあしあと雪をんな
いっぽ
ひとり身の焦がれて温し雪女
いつろまん
気が付けば横に雪女らしき女
いなほせどり
夜明け前最後の客は雪女
うづら
雪女郎眉間にしわや静電気
うめがさそう
雪女ヒュルルヒュルルの子守唄
うらら恵子
賤ケ岳越えて淡海や雪女
えいぎょ
囚われずジェンダーレスの雪女
オイラー
髪留めを忘れて行った雪女
オキザリス
泊めてくれろと雪女からライン
おくにち木実
一時は無口な人の雪女
おけら
相続会議見知らぬ女性雪女
おたまじゃくし
前世でも契りしものか雪女
おんちゃん。@白吟句会
八年や黙禱捧ぐ雪女
ガオガオ
雪おんなの後ろ髪ひくややの声
かこ
会いたくて会いたくなくて雪女
かさご
東京に袂一振雪女
かざばな
無人駅灯火消えて雪女
かずポン
うす暗き土間に衣擦れ雪女
カタツムリ
煙出しから消え行きぬ雪女
かつたろー。
風の街たれ呼ばわるか雪女
かつら子
雪女いないと証明されてない
カヅラ梅
やかん沸く窓の外には雪女
かぬまっこ
寂寞の窓に雪女のうなじ
カムチャッカ
雪女石鎚の風吹き荒れる
からすちゃん
父危篤かの雪女郎とく来ませ
かをり
温かき腹持ちたるか雪女
キートスばんじょうし
幼子の寝息背に去る雪女
キープフレッシュ
子安飴お土産に買う雪女
キイロイトリ
ひたひたと伊吹山越え雪女
ギコ
雪女郎闇夜に消ゆ白衣装
きさらぎ
さて次はあなたの番です雪女
きなこもち
あの角に卯花色の雪女郎
きのした 小町
紅させる口の小さき雪女
きのと
父の語る甘やかに怖い雪女
ギボウシ金森
抱けども解けてはならぬ雪女
キャサリンまさこ(まさこ改め)
雪女見て単身赴任となることも
きゅうもん@木ノ芽
赤子求め彷徨うという雪女
キヨ
唇と半襟は紅雪女
きよなお
リンク上華麗に舞いて雪女
キョンちゃん
トントンとしばれる晩に雪女
きんえんくん
川沿いの風は静穏雪女
キングofド凡人
雪女古墳時代の古志告ぐる
ぐずみ
見たと言ふ赤い蹴出しの雪女
くめ仙人
雪女ブルーライトに照らされし
ぐりえぶらん
雪女美瑛の丘の丸みかな
くるみだんご
我が祖父の迎えはお前か雪女
くれあしおん
津軽海峡渡れずに雪女郎
くれまてぃす恵子
ひきかえす車追い越す雪女
ぐれむりん
塩化カルシウムふわっと躱して雪女郎
くれんかったんやろ
雪女手酌の酒に鬱の夜
くろべぇ
あれは雪女だったのか背に冷気
クロまま
喫煙所雪女だけいるのでは
げそ猫
怖いもの見たさに待つや雪女
こうちゃんおくさん
一人鍋窓の向こうに雪女
こうや こう
山小屋で愛し合ったは雪女
コケデカ
雪女郎寝物語に返事なく
こじ
早朝に雪女の血手を襲う
こじ丸
今そこに居た筈路地の雪女
こてつ川
藁を綯う婆に透けてる雪女
コナラ
生乾きの装束着る雪女
こぶこ
汝の為炉火弱めたぞ雪女
サイコロ帝釈天
待つともなく待つ独り居や雪女
さくみ
豊かなる時空を超えし雪女
さくやこのはな
殺せない一目惚れした雪女
ささき良月
雪女急にとびだすおつとつと
さとうくにお
尼寺は避ける算段雪女
さぶり
一人旅かたはらに雪女おり
さゆみ
天守閣満員客は雪女
しおかぜ
雪女嫁に来てみろ俺のとこ
しげる
雪女狐狸か化生の者か
しげ爺
雪女座っていたらしい便座
ししまる
橋の端(はた)さっき出会ったのは雪女
しつじのMay
息吹かば枝銀の髪雪女
シニアモモ
雪女白は重なり灰色に
ジミーあゆみ
海風で樹氷育てり雪女
しもさん
できるなら抱きしめたいよ雪女
じゃらんじゃらん
初恋をなくしてからの雪女
しゅうふう
戸を揺らし気配はそこに雪女
じょいふるとしちゃん
融けるのを今日はやめたし雪女
ジョビジョバ
風が舞まふ千本鳥居雪女郎
シラクサ
雪女魅せられゆくはあの世かな
シロクマ太郎
星見上げ雪女めく吾の息
すじこ
吉原に火の粉のがれし雪女郎
すみれの色の涙
代々の由緒正しき雪女郎
せいち
足音と甘い香りや雪女
せんべい
白白と綺麗冷たい雪女
それぞれのしあわせ
雪女わたしは愛で溶けるのよ
ターコイズ・にじいろ・ダイヤのママ
外灯の下で震ふや雪女
たいき
雪女舞台の袖に佇みし
たけうち晴美
交差点白線見えずに雪女
タック
雪女覘く丑三つ漢方堂
たま
雪女ふっと消えたる避難小屋
たむらせつこ
雪女の泣く声聞きつ眠る宿
ダリア
雪女彼女の息は白くなく
たるみ
雪女明けて安堵の光見え
たんくろう
吊り橋に吾子抱き揺らす雪女
たん造
風吹く駅舎終電を待つ雪女郎
ちか丸
戸震はす風は雪女郎の念か
ちょくる
ゆきおんな空に隠れてボレロ舞う
ちょろたこいん
雪女あくがれてをり日のひかり
ツーちゃんの恋人
雪女飯盛れども泡と消え
つかさ
雪女みつちゃんではと振り返る
つつ井つつ
温暖化に出るに出られぬ雪女郎
つつ井つつ夫
雪女卒寿の祖母を連れて逝く
ツユマメ
ロゼ色のワイングラスに雪女
ヅラじゃない
しんしんとたどり着く頃雪女
つわきの嫁
行き倒れ人包む夜の雪女
ティーダ
青白き星のなき空雪女郎
でらっくま
雪女運休中の観覧車
でんでん琴女
箸止めた市原悦子の雪女
てんまる
親不知舞い立つ泡に雪女消ゆ
ドイツばば
雪女ふわりと去りぬ私と
ときこの母よしこ
山頭火雪女郎の酒を酌む
ときめき人
純粋で一途が悲し雪女
どくだみ茶
肩甲骨の華奢雪女やもしれぬ
としなり
母案じ嫁御の黙や雪女
とし子
太ももにはさむ冷えた手雪女
とみことみ
雪女温もり知らずのヒトのもの
ともかわすてむ
雪女太陽のなき途をきて
とりまる
車座に火を囲みおり雪女
とわ
振り返りざま紅引かんと雪女
なおばら
雪女の足跡たどる子狐かな
なかしまともこ
扉叩く音風か雪女か
なごみ
促せど湯浴み断る雪女
なごやいろり
浄蓮の滝を凍らす雪女郎
ナゾラブ
雪女関西弁に憧れる
なつぽよ
北国の心優しい雪女
なにわっこ
雪女独り暮らしの老婆かな
にゃんみー
夜更かしの子の部屋覗く雪女郎
ねぎみそ
雪女白に消えたる白き影
ねこじゃらし
八甲田のぼり旗ゆれ雪女
のもとみな
泥酔や窓の向こうに雪女
のりた
ゆきおんなスマホ見つめる目の暗き
パーネ・メローネ
雪女上寿の席に紛れをり
バーバラ
ヒートテック頬紫に雪女郎
はしびろこう
手の平の溶けぬ結晶雪女
はすみん
夫子も捨て情人も逝かれる雪女
パッキンマン
雪女亭主は行き倒れてるやら
はなだんな
ドア開いた雪女かと首すくむ
はなちゃちゃ
流す血は青とも白とも雪女
ははろ
雪女現われ闇の濃くなりぬ
はら美華子
火を灯し雪女郎の顔を拝む
はるく
思うほど現れるもの雪女
ばんしょう
100年後知る人居るか雪女
ばんどうまーぴー
枝折戸を風と去りゆく雪女
ピーター
「運命」に落ちるティンパニ雪女
ぴーち
風音さえ雪女かと我怯む
ピーナッツ
何ゆえにかくまで恋し雪女
ひいろみ
終電去りタクシー乗り場に雪女
ひで坊
雪女郎目は鳥共に狙はれて
ひともじ
下駄一つ残して何処雪女
ひな子桃青
赤点や我の心に雪女
ひろくん12さいのママ
雪女火器を投げつけ退治せよ
ひろしげ12さい
忘れ得ぬ面影残し雪女
ひろちゃん
熱き胸いかにせんかや雪女
ひろのじょう
雪女溶けゆく我は慈母ならん
ひろむままん
異界より天狗の群れに雪女
ひろ志
雪女郎気配無くなりヘリの音
ふあり光
雪女かけめぐる山山山へ
ふうせんかずら
雪女からす天狗とやって来る
ふさこ
雪女三途の川も君となら
ふたあい
背筋さむっだあれもいない雪女
フッコちゃん@中津からあげ句会
現世を捨てて又恋う雪女
ふみ
雪女初恋のきみによく似てて
ペンギンおじさん
きもひやす祖母の語れる雪女
ほうすい
街灯のふるえてひとつ雪女
まー坊
逢い引きの後振り向かず雪女
まぐのりあ
シナモンの香り残して雪女
まつだまゆ
雪女座敷童は我が子だと
まにあ
シベリアの友連れて来る雪女
まぬう
寂し夜に添ひなお寂し雪女
まほろ
一言で幸すり抜けし雪女
マユミ
小さきころ清艶覚ゆ雪女
まりのすけ
おおよその命は白し雪女
まんぷく
子守唄どこか淋しき雪女
みぃすてぃ
雪女どこを旅するシベリアか
みかん
噂の人の影過ぎり雪女
みくにく
雪女郎居座るは通学の車両
ミズカラス
紅をひき今日は帰らぬ雪女
みずの風華
暗闇に雪女立つ仄明かり
ミセス水玉
寂しさへ悔いのスパイス雪女
みどちゃん
地下鉄はいつも二両目雪女
みどりがめ
動くとも無くて定位置雪をんな
みなと
雪女みゆき爪弾くアコギの音
みのる
ロープウェイそんなに揺らすな雪女
みもうさ
あの人の足跡消して雪女
みわ坊
道標のケルン隠せり雪女
み藻砂
今日は雨しおしお帰る雪女郎
むげつ空
雪女隠せぬ星の二つ三つ
むじーじ
雪女しとどに三和土濡らしをり
むったん
出交して見とれてしまう雪女
むべ
木戸叩く風かもしやの雪女
むらたふみ
さした紅に冴え返る白ゆきおんな
むらぴ
雪女あなたのお家はどこですか
めしめし
幻聴と言え雪女余命なんて
めりっさ
魔の棲むは夢か現か雪女郎
もこ
人の世を焦がれ溶けゆく雪女
もせきのこ
雪降る毎影の濃くなる雪女
もりお
蒼き髪梳けば鏡に雪女
もりおかちか
流るるはマリア・カラスか雪女
もりたきみ
優しさに解けてしまいぬ雪女
ヤッチー
雪女融けてちいさな影ひとつ
やぶつばき
雪おんな誰が美人と決めたのか
やまぶき
闇深き水琴窟や雪女郎
ヤマボー
雪女拝むことなき御来光
やよえ
雪女くるりとまわり黒髪に
ゆぃ
先生のするどいひとみ雪女
ゆうが
本を閉じる背に雪女の息ゾクリ
ゆこげん
浅葱鼠いや秘色を纏ひ雪女郎
ゆすらご
雪女じつは知らない妻の過去
ゆみづき
爪を切る音のにぎやか雪女
ゆりたん
雪女郎に恋する夢に冷たき朝
よつ葉
雪女鶴に送られ和の山へ
よひら
雪女神話の世界子らに読む
よりみち
温そうに煙草吸ひをる雪女
らくさい
雪女ふと我に帰すまたぎ伝
らびっと
雪女こころは熱く人を恋ふ
りこ
大峰の山にも出るや雪女
リバティーさん
雪女喪服の肌の白き夜
りんきょう
この辺は熊に注意雪女も
りんごのほっぺ
雪女ぞっとする程美しき
るみ
雪女誑かされて姑獲鳥
るるの父
雪女皿ヶ嶺から来たと言う
れんげ畑
雪女半年あとにまた逢おう
ロクヨン
白き世界へ深く吐く息雪女
ろん
雪女座敷わらしの母か祖母
わかこ
温暖化ことしも逢えぬ雪女かな
わわ
星見あぐ頸の細さよ雪女
亜音洲
山奥の空気変わりて雪女
亜久琵
早朝の足跡一本雪女
阿波豊
誕生日なんて無くした雪女
葵 新吾
雪女に見えし灯籠ぬっと立つ
茜峯
リフトから見つけた足跡雪女
濡れ髪の薄すぎる耳朶雪女郎
安宅麻由子
恋終るあれは闇夜の雪女
杏と優
まどするりゆきおんなかららぶれたあ
伊沢華純
幻の母かと思ふ雪女
伊藤はな
雪女塩を食らへば消え失せん
伊藤欣次
雪女別れ話を持ち去れよ
伊豆子
街角で風待つ人や雪女
伊予吟会 心嵐
白づくめティアラきらきら雪女
位子
雪女けはひかそけく風に消ゆ
井上喜代子
恋い焦がれ雫となりぬ雪女
井田みち
夜の夜近くに居さう雪女
一の介
風吹けば襟をくすぐる雪女
一井蝸牛
雪女だった女房も火を吐く程に
一碁一会
夜な夜なに懐炉欲しがる雪女
一周
病身へ寄るなさわるな雪女
一生のふさく
雪女泣く夜の風の真白なり
壱太
雪女この世に恨み辛みあり
右田俊郎
二度目の過ち許さぬ雪女
宇田建
逃げる吾子達雪女雪女と
羽光
髪先の雫ふるえし雪女
卯年のふみ
そうですかあなたでしたか雪女
永想
娶るには美し過ぎる雪女
英ちゃん
ぬくまっておゆきなさいな雪女
詠子
オゾン層消えて戸惑う雪女郎
詠野孔球
雪女裏山よりいでて道塞ぐ
越仙
ぎいと戸が明き雪女風に舞ふ
プレハブの楽屋雪女郎の吸い殻
円鞠子
歌舞伎町へ消ゆ青年と雪女
遠石
温もりに満ちて消えゆく雪女
塩の司厨長
雑踏に息をひそめし雪女
横じいじ
雪女訪ねてみればかか様か
横ちゃん
北国(くに)で聴く雪女はなほおそろしく
岡田玲凛
雪女山野にありてふれ合わず
温湿布
羊水のごと抱かれし社雪女
下村ひじり
ほの暗き淵白鷺の雪女
加容
一軒家持てぬ身なれど雪女
河合郁
風にとぶ緋色湯文字や雪女郎
河本かおり
雪原の迷子いざなう雪女
花おうち
雪女過去を語りて朝になり
花丸
雪女淋しき夜は愛を乞ふ
花咲明日香
雪をんな爪先雪にまじりけり
花節湖
雪女愛を育てた熱い人
華らん13
青い目は出会う廃寺に雪女
我省
雪女今日も立ち寄る一軒家
蛾触
あの女子高生は雪女だよきっと
雅な童
人魚姫に憧れている雪女
雅喜
人恋し誘い出ずるや雪女郎
雅由
髪を結ひだいどこに立つ雪女郎
北回りの機窓に張り付く雪女
海石榴
銀糸刺繍の道行きの雪女郎
海葡萄
雪女当てもなく足跡もなく
灰田《蜻蛉切》兵庫
雪女陽にあたりても影は無し
芥川光正
雪女正体隠す寂しさよ
貝花
雪女抱かれることを厭うかな
垣内孝雄
洗濯の乾かぬ先に雪女郎
柿林
吹く風は我が吐息ぞ雪女郎
甘平
ティッシュより薄い手の甲雪の精
丸山志保
雪女郎来たるらしかきあわす襟
丸山隆子
色黒の現代版の雪女
岩城佳水
雪女窓に映りて吠える犬
希平
殺せぬと去り行き母や雪女
季切少楽
猛る夜に窓たたく手や雪女
貴桜李
雪女見しとひと言大女将
軌一
山男恋はご法度雪女
輝峰亭
雪女郎障子に浮かび酔いが醒め
輝棒
十匹の犬の沈黙雪女
亀山酔田
穢土と呼ぶこの世の果ての雪女
菊千代
宛名なき文に口紅(べに)あと雪女郎
吉 や
手加減を頼みますぞよ雪の精
吉村よし生
肩薄く美しかりき雪をんな
桔梗
巳之吉へ想ひ燃ゆるや雪女
橘右近
北窓を今夜もたたく雪女
丘 るみこ
白も色補色となりし雪女
久仁重
夕雲のかすかに紅し雪女
久留里61
今はただ仏間にほほえむ雪女
宮間ミヤマ
この線は越えていいのか雪女
宮写楽
あこがれはハワイ航路と雪女
宮島ひでき
深山には語り種あり雪女
弓女
似て非なる雪女と消えゆく私
魚返 みりん
暗がりを導き行くは雪女
京丸
雪女しっぽり身の上話など
胸きゅん小町
結晶のブローチ似合う雪女
玉井令子
雪女夫子ら残し消え逝かむ
玉京
雪女四国の地にも民話あり
玉治
手招きに付いて行くかも雪女
玉城
雪女何故彼を今日つれていった
玉和
雪女許す心は暖かき
筋トレ俳人
ひたひたと背なかに気配雪女
金太郎
しんがりは雪女らし救助隊
吟  梵
静寂の耳鳴り幽か雪女
銀命堂
温かい汁をつくりし雪女
銀蜻亭
嘆くなよブリザード起こす雪女
句詩呼
傷ついた鶴に寄り添う雪女
駒世
弥三郎節もて出張る雪女郎
愚老
雪女探しの旅に参ります
濁り河淵覗き居る雪女
空 春翔
雪女パウダースノー纏いけり
粂正春
丘下り足跡だけの雪女
栗田もとえ
今年の雪女は魚の形か
栗田杯閃
色街や巷手招き雪女
君島笑夢
雪女呼んでいるよな声がする
敬之
雪女郎雪の女王と見えけり
渓翠@青東高
約束を守る漢気雪女
畦のすみれ
満月を背に雪女髪を梳く
蛍子
雪女都会の道を迷ひけり
月城花風
雪女会つてみたいと三歳児
月野ひとみ
雪女恐るるに足らず徒で征く
月野輪熊
笑む妹の白髪眩し雪おんな
嫌佐久
また消えて恋恐ろしや雪女
犬散歩人
景色からいろをけしたき雪女
研知句詩
赤松の沼に佇む雪女
元喜@木ノ芽
喧騒を離れて雪女は放屁
元々まき
空覆う雪女色背を染めて
古川勝弘
音のなき夜のキッチン雪女、
古都 鈴
雪女切れ長の目は描いてゐる
戸部 紅屑 (とべ べにくず)
昨晩の夢は言えない雪女
五月野敬子
令和の世埋もれ忘らる雪女
吾輩はペンである
きりきりと揉み込む風や雪女
悟念
泣き止まぬ子ども背負いて雪女
光友
皿洗い指先凍る雪女
幸吉
山おろし雪女さえ竦みおり
江藤薫
着歴を冷笑で見る雪女
浩章
穏やかにヴァイオリン聴く雪女
甲山
手術台に眠れるあれは雪女
紅さやか
深夜研ぐ米零れたる雪女
紅塩寝子
くつきりと闇塗り潰す雪女
紅子
雪女美女に描きし未練かな
香栄
雪女母連れ天へ舞い上り
高橋笑子
妬くことも許されぬなり雪女
高橋冬扇
雪をんな抱けば雫となりにけり
高田 仁和加
おむすびの具に因循す雪女
高梅 仁
何か見え何か聞こえて雪女郎
今井佳香
雪女郎灯篭頼りに訪ね行く
今田 梨
雪女無音の闇へ手招きす
今野夏珠子
シャンゼリゼに座る子連れの雪女
佐々木のはら
在りし日の幸せに泣く雪女
佐々木葉一
雪女郎とゆきて帰らぬ妖怪道
佐山夕子
目を合わす睫毛の長き雪女
佐藤 実果
片言の日本語話す雪女
佐藤志祐
くろぐろと髪染め終えて雪おんな
佐藤儒艮
焦がれても添えはすまいぞ雪女
咲耶とこ野@木ノ芽
1インチの足跡月山の雪女
桜桃侍
円居るや観音様と雪女
札六(関屋@和祝句会)
雪女衣擦れかすか御袍かな
雑草おばさん
横浜の娼婦でしたと雪女
三子
命がけで惚れて惚れられ雪女
三寺ひろみ
ひと筋の乳透きとほる雪女
三重丸
ビロードで庭先覆う雪女
三水低@第二まる安
裏切られつららのこころ雪女
三大夜景
北斗星輝く晩に雪女
三毳
虹の谷覗けば誘く雪女
山樫梢
葬式に参列したる雪女
山口雀昭
雪女にとられるは男ばかりなり
山口富子@Mamaly House俳句道場
雪女よ来い今日も始まる井戸端に
山川真誠
百年後不治は癒ゆとや雪女
山踏朝朗
雪女地に足ついたひとりなり
山乃火穂
裏山を抜き足差し足雪女
山部 ビブリ
雪女鬼ヶ城から山颪
山部コルチコルチ
児を寝かせゆるり振り向く雪女
山部の大野
笑み消えて屋根滑り落つ雪女
山辺道児
夕されば音無き影や雪女郎
山本嘉子
国道沿いや確かに在りし雪女
山本先生
山小屋の最後の客は雪女
山野はな
独り寝の寂しさに待つ雪女郎
四音巽
げんまんの指のか細し雪女郎
四丁目
夜が明けて余熱の舌の雪女
始の子
山城に望む赤司の雪女
子牧
雪女悩み続けて透けてゆく
糸川ラッコ
窓浮かぶ吐息の雫雪女
紙威
光源氏の恋文に死す雪女
雪降る庭恋文残す雪女
紫雲英
一村を俯瞰している雪女
紫苑
輪郭は黒し赤毛の雪女
紫鋼
なんとなく母と重なる雪女
紫香菫
雪女気圧配置をかき乱し
紫紺
頬白く暈し絵のごとし雪女
紫水
雪女思い半分置いて行く
紫陽花 涼音
影法師ひとり狙うや雪女
紫蘭
結晶に隠れしままの雪女
詩楽麿
吾白寿雪女てふ遭うてもええ
試行錯誤
雪女熱き想いで妻となれ
時化田白金
雪洞にかすかに映る雪女
治もがり笛
雪女かかもおばばも雪女
柴原明人
謙信の引き上げし道雪女
斜楽
雪女車窓の曇り拭いた先
紗々
捨てらるる前に捨てたり雪女
紗千子
雪女ヘアピンカーブに淡い影
紗智
猫なでて保護メール消す雪おんな
若葉猫
蝋燭の蝋の滴り雪女
朱夏A
雪女好きな食べ物なんですか
珠凪夕波
厠にて小窓の割るる雪女
宗本智之
雪女トンネル抜けて来て見せて
州芳
幼子の紅き手覗く雪女
秋月流音@木ノ芽
雪女のからだとけつつ大屋根に
秋桜
雪女よ己の弱さ誇るべし
秋津州はじめ
狐しか見えぬ木陰の雪女
秋籠る
綺麗と言われ赤面の雪女
出来筆樹
稜線を越ゆる雲間に雪女郎
俊夫
月明かり振り向かないで雪女
春果
峠越えの道遠ければ雪女
春川一彦
雪女新月の夜に駆け行きて
春来 燕
旋毛風立ちて遠野を雪女
春蘭素心
熱燗の帰路森陰に雪女
准壹
雪女地球を去ると掲示板
純香
雪女消えて朝陽の当たる庭
順女
この里も爺婆だけぞ雪女
諸星 義範
雪女の息かもしれぬ風ひゆるり
小鞠
山姥と酒汲み合うか雪女
小橋春鳥
病室の窓のぞき見る雪女
小熊伸子
提灯の前を横切る雪女
小熊利雄
雪女袂に指輪隠しをり
小春
雪女郎グランピングのハプニング
小石川おやつ
雪女誘ひ上手の逃げ上手
小石日和
深夜過ぎ扉の前に雪女
小雪いつか
駅の灯に待ち人捜す雪女
小川 都
石灯籠雪女郎に姿変え
小太郎
野天湯の湯けむりの影雪女
小谷百合乃
雪女美しき人の雪影絵
小塚 蒼野
還俗せよ母に戻れよ雪女
小田寺登女
蔵の町うだつの屋根に雪女
小島神泉
終バスの暗き車窓や雪女
小梅
信号待ちの窓を叩くは雪女
小野更紗
登山道狐に化けた雪女
小林舟戸
今晩は何処で眠るや雪女
庄司直也
抱きしめて溶かせてあげる雪女
承穂
雪女逃れる我を追ひつめて
松ちゃん
雪女かさねた指のいとかなし
松井くろ
雪女あなたの生まれた日が知りたい
松浦麗久
雪女真白は好きな色だけど
松山のとまと
行きずりの人と思案や雪女
松茶 巴@プレバト木ノ芽
声かけず声かけられず雪女
松田てぃ
曼荼羅の寺や風なる雪女
松野勉
午前様迎える妻や雪女
湘輝
雪女彷徨う夜空輝けり
照波
愚痴言わぬ女と思う雪女
笑々
交通麻痺騒ぎ見下ろす雪女
上江洲 睦
慈母夜叉に山の化身や雪女
常陸人
真白の闇携帯むけて雪女郎
植木照美
雪女爪の先まであたたかい
織すん
能面の顔で笑へり雪女
寝たきりオヤジ
人待ちの背を不躾に雪女
新田 淑
真夜中の地震に怯える雪女
新米笛
思うほど孤独では無き雪女
森の水車
何世代溶けぬ恨みか雪女
森澤佳乃
美しきてふ何が辛くて雪女
深山 紫
歌舞伎町路地の闇には雪女
真咲よしの(真咲子改め)
雪女昔の歌を口ずさむ
真繍
車降り舞い上がる髪雪女
真生
金星を見つめ佇む雪女郎
真林
奥飛騨や渓へ降りゆく雪女郎
神山やすこ
豪傑が出喰はしやすし雪女郎
神田央子
旅の宿眠れぬ窓の雪女
水間澱凡
死してなお母で在りたい雪女
水城
陽だまりにくるぶしさらす雪女
水鳥
雪女老いらくの恋赦すまじ
酔芙蓉
頬赤く髪は茶髪の雪女
瑞穂
位置情報備えはあれど雪女郎
数鉄砲
吾子を抱く手には念珠の雪女郎
杉浦夏甫
雪女泣いて大人になっていく
杉山 ちとせ
雪女嫁に迎へる気持ちあり
杉尾芭蕉
雪をんな雪に生れて雪に死す
杉本とらを
乗り換えの0番ホーム雪女
雀虫
雑踏に見え隠れする雪女
澄海
夜のシャッター街叩く雪女
瀬戸山 麗鶴
寝室に残り香なきや雪女郎
瀬々葱坊主
傘ささず我が子迎えに雪女
星夢 光風
祈りにも薫り焦がれし雪女
星野美咲
雪女一夜を伴にしたはずが
晴海南風@木ノ芽
雪女らしき女性にあしらわれ
晴好 雨独
雪女犬さえ鳴かぬ里に影
晴日和
歓楽街は指をひらひら雪女
清永ゆう子
腹のなか黒かもしれぬ雪女
清水祥月
乳はつて子は雪の中雪女
清波
見えぬらし隣に座る雪女
清白真冬
尼寺の木戸は開かず雪女
生田 武
語り部の面差し知らず雪女
西山哲彦
雪女めく心根のうらおもて
西川あきや
氷河期にひとり残りし雪女
西田武
見た事を云うな気宇なき雪女
西尾婆翔
雪女泣く子攫うと祖母の言う
西條光観
雪おんな丑三つ時の啜り泣き
誠馬
子と繋ぐ手は温かき雪女
青い月
幻想か夜な夜な歩く雪女郎
青修
山のあなたに雪女消え日が昇り
青泉
雪女と気付かぬフリで道教え
青柘榴
人間に見られ初めて雪女
青木健一
水面の深山に潜む雪女かな
静香
抱かれつつ記憶失ふ雪女
斉藤ふみえ
雪女笑む妖艶な赤き紅
斉木智
ひたひたと背に寄る音や雪女
石井せんすい
原子炉の建屋の奥に雪女
石井茶爺
隠れ宿密会相手は雪女
石岡女依
雪女左前ではない着物
石崎京子
雪女息吐く零下十三度
石神湖畔
雪をんな摩天楼より謡ひけり
石川 聡
雪女待つ逆張りのトレーダー
石川焦点
雪女国境のトンネルに出づ
石炭碧海
項ちらりぞぞぞと白き雪女
赤橋渡
一村をころもは包み雪女
千の葉
夜の書斎筆に息吹く雪女
千条之御息所
雪女窓をたたいて逃げ去った
千日小鈴
家の鍵忘れこのまま雪女
千有
雪女紅き唇舐めにけり
千曜桜
小屋番は酔えば語りて雪女
千葉睦女
見返りの真白きうなじ雪女
千里一歩
まつしろの画用紙を折り雪女
千仗千紘
雪女漏精少の全裸死体
占新戸
雪女ルージュを選ぶ日は曇り
川越のしょび
篝火に舞う雪女の袖軽し
浅河祥子
月の夜に振向くことなき雪女
浅見弓楽
雪女の血の色きっと白縹
善多丸
年ごとに居所乏し雪女
祖乞
雪女楚々と朝げをすましけり
双月(そうげつ)
真しろきの陽炎は舞う雪おんな
倉の人
雪女肌を重ねて熱さ知る
相沢 雨
子育ての飴買いに来る雪女
相模の仙人
雪女あかい振袖きて来たり
草人
一本の木の留めたり雪女
草青
山小屋の窓打つ風や雪女
山深し怖し会いたし雪女
蒼涯
夜明けて斜め座りの雪女
蒼空蒼子
雪女童と遊ぶ絵本買い
蒼香
雪おんな氷柱となりて美の刃
村山信子
急登をラッセルすれば雪女
村上yamada
雪女龍神さんに救われる
多聞仙
我を呼べ白魚の指雪女
太架子
峠路に雪女揺る指定席
太子
足跡も姿も多分・・雪女
駄口竹流
語部に色を失ふ雪女
泰然
水鏡映りし吾れと雪女
大三郎
雪女魔除け人形素通りす
大和田美信
背を抱けば融けてしまひし雪女
達哉
丑三つのルームミラーに雪女
脱 流民
雪女十二単に見とれけり
谷 牛歩
出番なく我慢がまんの雪女
谷 陸海
雪女の涙の溶かす記憶かな
谷口詠美
ひと粒の眠り薬や雪女郎
谷川の蛍子
雪女の悲鳴か竹の裂ける音か
丹波太郎
屋内プールより音や雪女
知己(ともき)
満天の星琴弾く雪女
地に根ざし陽に伸びる
名告らさね名のることなかれ雪女
地球人
無事下山袖振る女雪女
吾が芯に溶けぬ塊雪女郎
智雪
庚申塔探し歩けば雪女
池と堀
足跡を風が消し去り雪女郎
池田香
ゴミ捨て場井戸端会議雪をんな
竹 夢月
雪女一度されたいカーテシー
竹さ
雪女の心音ビバークに聞く
竹の子
染まらないあなた色には雪女
竹村マイ
雪女手配写真を凝視せり
竹内みんて
雪女酒飲みかわす深情け
竹林
霊光の無双の影は雪女
雪女居るはずもなき厠かな
茶々
つかの間の逢瀬に融けし雪女郎
中井笙石
雪女吾子を探して家の中
中山白蘭
雪女残る吐息の幽かなり
中西柚子
アカペラで唄う恋歌雪女
中村 邑
雪女スターダストを唄いつつ
中村笙平
寒かろう雪女にも命ある
中野久子
月の息棘なる刻や雪女
衷子
雪女足跡残し消えにけり
朝ぼらけ
彼と吾を閉ぢ込めたまへ雪女
朝桜咲花
山ひづむ雪女泣き叫ぶやう
潮ベルト
チェーン掛け後ろで待つは雪女
長谷川 ひろし
ドアノブの向こうはきっと雪女
長田写々
パチンコ台ただいでだどさ雪女
直樹里
メドゥーサは石にできるか雪女
津葦
大陸に日露嗾け雪女
津軽わさお
風舐めて風の味して雪女
津田弘幸
無人駅ひとり佇む雪女
辻 愛生
橋の上行くか戻るか雪女
鶴田梅勝
君は君我は我なり雪女
定規(じょうぎ)
猫舌のそなたはもしや雪女
泥酔亭曜々
雪女P波遅れて震えけり
泥塗れのポスト
横顔に陰を感じる雪女
哲也
雪女一歩進んで二歩退がる
鉄道員
雪女の座っていたようなベンチ
天水郷
雪女出ていく時に鍵を置き
天晴鈍ぞ孤
雪女来そうこんな夜夫は何処
貼女(ちょうじょ)
雪女子等を震わす語り部よ
田中ようちゃん
雪女寂しい時は山へ行く
田辺 ふみ
朝ぼらけ一寸先に雪女
田辺 浩
雪女進む虚数の世界へと
田名あみ子
鳩首凝議ツバルベネチア雪女郎
田邉真舟
雑談の輪に入りなよ雪女
徒然
雪女吾子を凝視(みつめ)つ別れ告ぐ
徒然のひろ
雪坊主今宵聴く嘘好きな嘘
斗三木童
もち肌を自慢している雪女
斗萌@ノエル
偏西風蛇行を嗤う雪女
杜 まお実
十二単衣が似合うよ雪女
杜せき
まだゐてる通天閣の雪女
杜若
雪女の息は「ふうー」に決まってる
渡野しえん太
窓叩く助手席の窓雪女
渡邉 康之
明け方の独り寝雪女の吐息
渡邉くるり
雪女後ろ姿を所望する
土屋 木漏れ日
未明の電話ボックスに雪女の影
土田耕平
北国の夜の底から雪女
冬菊
真夜中の固定電話鳴る雪女
冬虫
この恋よ永遠であれ雪女
嶋田奈緒
しんしんとほほ笑みふらり雪女
東児
真夜中の鏡の中に雪女
桃和
生後すぐ目にする母や雪女
燈穂
下向きの矢印の下ゆきおんな
当卯
頭なでたら涙した雪女
藤すみ
兵舎にも語り継がれしゆきおんな
藤郷源一朗
冷たき手心温か雪女
藤原訓子
地下鉄の着物をまとふ雪女
藤咲大地
無垢のいろ着て情深き雪女
藤川さくら
抱かぬならその子貰うと雪女
藤田ゆきまち
恐ろしきものは人と言ふ雪女
藤田康子
肌と肌あたためあえぬ雪女
藤野あき
哀しきは人のさがかな雪女
陶豪
雪女まだ十八のままなるか
陶然
雪女真白き鴉群れ飛びて
背なの子の吐く息ぬくし雪女郎
瞳子
雪女郎見返る顔に笑みは無し
童好
雪女影の薄さに悲しかろ
多摩川の畔に縁雪女
独星
来世でも共に過ごすと雪女
那須の田舎者
語られぬ面影さがし雪女
那津
一陣の風長嘆息の雪女
南城馬天
少女でも老婆でもなく雪女
南風紫蘭@木ノ芽
東北の授かり地蔵雪女
二上松風
目覚むればため息白き雪女
尼島里志
雪女回転ドアをすり抜けて
日下まひろ
雪女足跡明らかに残し
日記
雪女赤い小箱にオルゴール
日比太宗
六条御息所か雪女
入口弘徳
街角の灯りへ誘ふ雪女
忍冬
雪女男はいつも身勝手で
猫楽
こんな夜は淋しかないか雪女
猫渓
足あとは月のにほいの雪女
猫舌扁平足
迷鳥の声消え、ゆき暮れる雪女
乃乃
雪女音叉の消へてゆく刹那
播磨陽子@いつき組花野句会
雪女呼べど答えず振り向かず
馬場馬子
深呼吸透き通る風雪女
馬門宗太
蝦夷の空鈍色濃くて雪女
俳菜裕子
夜も更けていつもの雪女の話
背馬
空白やぽつりとひとり雪女
梅木若葉
この世には色残さずや雪女
秤防人
言い訳の二百も胸に雪女
白井百合子
雪女の髪艶めきて冴える夜
白居千夜
雪女我は無双の雨男
白銀のシリウス★★★★
雪女棲みか解けゆくオゾンの穴
白康人
南下する列車の窓や雪女
白瀬いりこ
セラピーのクライアントは雪女
今宵また会いたさ募り雪女
畑 詩音
知ることの哀しみもあり雪女
八転笑
今朝の水やけに尖て雪女
帆風ほいほい
漆黒の毒に交じれる雪女
斑山羊
それそこにどこにでもいる雪女
比呂
吾が唇そっと塞ぐ手雪女
尾上真理
雪女郎母の形見のガーネット
尾張の黒うさぎ
死化粧障子に紅映す雪女
枇杷子
雪女笑みこぼれて静謐なり
美翠
そり遊び待ち遠しいよ雪女
美泉
佇まい時代は昭和ゆきおんな
美年
猟犬の虚に吠えにけり雪女
百草千樹Z
秘湯にしては秘密にあらず雪女
不知火
雪女謂れ談義に子等の顔
富樫 幹
雪女一本足で歩むとか
負勝@中津からあげ句会
後朝の別れ急ぎし雪女
風花まゆみ
ドアが開くきっと真夜の雪女
風間昭彦
雪女たち集まる午後の給湯室
風由花
爪切を探してをりぬ雪をんな
福花
雪女ほほに涙の灯火かな
福寺
突き放す言葉もささる雪女
文月栞
雪女余命わずかな自由あり
文女
雪女お背戸の山に棲むそうな
文男
長廊下奥の明りは雪女
聞岳
雪女颪に乗りて現れぬ
平原廉清
影絵めく姿は吾か雪女
平松洋子
ナビ狂い山中迷う雪女
片岡里沙
雪女それでも人を殺しちゃだめ
片栗子
冷めた湯で髪を洗って雪女
勉邪明
道端に爪痕残す雪女
峰江
夢に逢ひ恋してしまふ雪女郎
峰泉しょうこ
低体温いたって健康雪女
方寸
樹氷育つ今宵の変身雪女
雪女のことは雪女に聞いてと婆のいふ
望月ゆう
仏かも夜叉かもしれぬ雪女
北摂美美
暗紛れライト横切る雪女
北村 鯨子
雪女吐息の甘く匂ひをり
堀田和敬
時来れど何処に隠るる雪女
抹茶ぜんざい
カーブ多しスピード落とせ雪女
万喜ミツル
凍死せし頬の白さや雪女
万斛
そろそろと化粧始める雪女
慢鱚
雪女深窓の令嬢らし
満る
雪女の遠き目のさき赤子泣く
岬りこ
美しい雪女なら逢うてみよ
妙光@木の芽
雪女が添い寝にくる避難小屋
眠 睡花
爆音のごとき風なり雪女
眠る烏龍茶
ささやきや白に紛れし雪女郎
眠井遠雷
雪女七つ道具を隠し持つ
夢見昼顔
ホソクヤワラカ雪女郎ノクロイカミ
夢芝居よしみ
ことごとく轍消し行く雪女
夢堂
お醤油をまた借りに来た雪女
霧子
雪女ともに囲まむ火鍋子
明惟久里
雪女出ろ吹雪く闇食い尽くせ
明石焼穴子
イヤホンの音楽聴くや雪女
明明
雪女郎白光を浴び龍女かな
網代
Rの音意外と上手い雪女
網野れいこ
雪女己が涙に融けにけり
木森
朝靄に煙る島影雪女
木人
酒臭き午前零時の雪女
木村ひむか
片恋の溜息ぬるし雪女
木塚夏水
振り返る紅ぞ悲しい雪女
木乃伊
窓の外どこか見ている雪女
紋舞蘭
老いらくの恋はかなわぬ雪女
野うるし
雪女妹こわいと言いまくる
野の花さな
山の中こわしおそろし雪女
野の花倖(9才)
青白き灯ふるえる雪女
野の花倖菜
テルミンの奏づ音階雪女
野ばら
雪女赤羽駅で俺は見た
野純
雪女さえ溶かしける激つ恋
野中泰風
昨日より濃く紅を引く雪女郎
野辺よし女
つと映る闇夜のミラー雪女
野々原ラピ
葉書来る古志郡山古志ゆきをんな
野棕櫚
雪女の恋文来たり余命知る
柳児
津軽平野の雪女郎なる岩木山
薮久美子
珈琲はブラックが好し雪女
悠久
玻璃越しに映る白髪雪女
有田みかん
母既に六十年の雪女
柚和
一人より二人の孤独雪女
由空
雪女郎かの世の恨をまとひ来ぬ
遊亀
まなざしのぬくし子を抱く雪おんな
遊子
白々と能登の断崖雪女
遊泉
前借りにああ我が家にも雪女
遊浮子
寝袋の身動き出来ず雪女
余熱
雪女直滑降で降りてくる
与志魚
吾が夫も追い廻せるや雪女
与六
雪女赤子の声は三軒目
葉るみ
男なぞみんな面食ひ雪女
葉月
闇の中雪女ゐるそこにゐる
葉月けゐ
雪女時の止まった掛時計
遥風
刃にもかなしみの色雪おんな
陽気姫
書き入れ時客足途絶え雪女
陽句瑠簾
雪女細き踵のたぢろがず
羅馬巴里
雪女掟において人に添う
羅風音
豪雪の白温かや雪女
雷紋
雪女皺も指紋も無く白し
藍時 湘
雪女やたらとドアを叩きをる
蘭子
客引きの袖に隠れる雪女
視界から消えて転んだ雪女
里之照日日
真実は人恋しいい雪女
里甫
雪おんな友とはどんなものかしら
離松
雪女意外に安産型の尻
立石神流
髪払ひ待合へ入る雪女
隆松
終電の車両は独り雪女
竜胆
雪女棲家奪わる温暖化
良日
ひと肌の酒を好むか雪女
林 和寿
雪女たましひ喰うと子らの言う
瑠璃茉莉
雪をんな血赤珊瑚のネックレス
令ちゃん@埼玉
赤子の声にすーっと振り向く雪女
令雅
雪女深夜零時のごみ捨て場
鈴木之之
雪女あの峰あたりより来るか
麗し
雪ん子を遊ばす午後の雪女
蓮花麻耶
神代から女系でつなぐ雪女
老人日記
取り込んだシーツ雪女の香り
六日菖蒲
冷ややかに身を焼く恋よ雪女
六々庵
顔洗う鏡の中の雪女郎
和光
採血の列に子連れの雪女
和鹿島
雪女化粧を落とす午前二時
丼上秋葵
蹴り痕の先に闇あり雪女
國本秀山
夢攫ひ人をも攫ひ雪女
戌の箸置
あの世まで持ちゆく話雪女
攝津の嫗
万有の陰のエナジー雪女
泗水
たまさかの逢瀬あやしき雪女
淺野紫桜
伊豆沼の白きに隠れ雪女
游真
語り部の顔恐ろしき雪女
煌宙
雪をんな艶めかしさに怖気あり
獺八(うそはち)
雪女瞳を閉ぢてすれ違ふ
祺埜 箕來
ときどきはドレスを着たり雪女
籠居子
障子影居らぬが映る雪女郎
綉綉
クラウンの御垂髪や雪女
脩平
溶岩の如き恋の火雪女郎
芍薬
雪女赤児の聲に乳がはり
菫々菜
雪女木曽の旅籠の仄明り
萬太郎
膝抱え聞く夜話や雪女
萬代草舟
雪女ダンサー志願と隣り合ふ
鐵牛
雪女空き家で途絶える足跡よ
霖之助
フブケ フブケ 雪女の目の昏し
靫草子
ぬばたまの夜道照らすや雪女

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