俳句ポスト365結果発表

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  3. 冬眠

第233回 2019年11月28日週の兼題

冬眠

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

冬眠のからだ静かな土にのせ
一阿蘇鷲二
冬眠や土に小さき隙無数
一阿蘇鷲二
足算は明るい数字冬眠す
野々りんどう
冬眠の円周率は終わらない
野々りんどう
白熱灯のごとき夢走り出す冬眠の蛇
冬眠の耳をくすぐる奇譚かな
冬眠の穴より糞の香の温し
平本魚水
この木ならヒトも冬眠できそうな
平本魚水
かぐはしきものに冬眠前の糞
比々き
冬眠穴仕上ぐばうばう湯気立てて
比々き
冬眠の蛇は絞り出されし態
樫の木
冬眠の錆付く金の鱗かな
樫の木
冬眠よ月はゆっくり息をはく
まこちふる
冬眠や地球の錆びはとまらない
まこちふる
冬眠に有余る木屑のにおい
綱長井ハツオ
冬眠や雲ばかり駆け抜けてゆく
綱長井ハツオ
冬眠や真つ暗闇といふ蒼さ
あいだほ
冬眠のみな心臓を抱く形
あいだほ
冬眠の明けし塒の匂ひけり
あつちやん
冬眠に覚めて朝空あまからむ
あつちやん
冬眠す幾光年の果に星
skm
冬眠の庭おとうとの名前の木
skm
冬眠の静けき森や星生まる
あきのひなた
冬眠や月は灰色にして歪
あきのひなた
硬質の翅寄り添いて冬眠す
あとりとまひわ
琥珀色の夢を拾う冬眠
あとりとまひわ
逆鱗のはらりと落ちて冬眠す
いさな歌鈴
冬眠や龍泉洞に育つ石
いさな歌鈴@・龍泉洞…岩手県にある日本三大鍾乳洞の一つ。5種類のコウモリが生息する珍しい鍾乳洞で、コウモリと共に国の天然記念物に指定されている。
冬眠の合間にあの人刺してくる
いしい美髯
冬眠の弱きものより覚めはじむ
いしい美髯
冬眠す花時計だけがやさしかった
いしはまらんる
冬眠を躊躇ふけはひ大鱗
いしはまらんる
冬眠の寝言もごもご星笑ふ
いなだはまち
時間は縦軸冬眠は横軸
いなだはまち
川原石の冬眠が一番早い
ウロ
蛇を割く冬眠の血の泡こごり
ウロ
冬眠の蠍に砂の匂ひかな
ぎんやんま
冬眠の亀に古墳の風乾く
ぎんやんま
冬眠や土竜寝返りうって地震
くさ
冬眠や池の石みなさみしさう
くさ
冬眠できんかつたんか僕と話さうや
ぐでたまご
冬眠のかめは星座をたべている
ぐでたまご
冬眠の山を星打つ幾たびも
くりでん
冬眠やとろんと蜂蜜色の夢
くりでん
かの兄熊か冬眠に入りしはずなれど
さるぼぼ@チーム天地夢遥
身の内に引き波のおと冬眠す
さるぼぼ@チーム天地夢遥
冬眠や昨年産みし子が居らぬ
じゃすみん
冬眠や地核の熱と木のみづと
じゃすみん
根のやうにたましひ繋がり冬眠す
しゃれこうべの妻
冬眠の蛇や大地の澱のごと
しゃれこうべの妻
冬眠の殻に魂固く閉ず
シュリ
冬眠のまま干からびた亀太郎
シュリ
冬眠の百足もつぱら思索中
つぎがい
冬眠の蛇が宝の見張り役
つぎがい
土砂崩れもれなくついてくる冬眠
トマト使いめりるりら
冬眠や地層に鰐の生け作り
トマト使いめりるりら
おだやかに冬眠人を食べたから
にゃん
冬眠の獣のまろし月かたし
にゃん
伸びしたり縮こまったりして冬眠
ひでやん
冬眠の草の茵の濡るるまで
ひでやん
冬眠の亀の瞼や京の町
ひねもす
かぶとがに破船のごとく冬眠す
ひねもす
冷血の眼を閉ぢて冬眠す
ふじこ
冬眠の時は蜂蜜色の澱
ふじこ
冬眠す美しく時間が洗はれて
ふるてい
冬眠の穴より漏るる殺気あり
ふるてい
冬眠のたましひくじやくいろである
ほろろ。
冬眠の土にしづめる月の嘘
ほろろ。
冬眠の森を杣人歌ひつつ
ましろなぎさ
冬眠や半透明に伸ぶる爪
ましろなぎさ
冬眠や己が臭ひに安堵せり
みかりん
冬眠の蛇の頭のおきどころ
みかりん
琥珀の夜鞠鼠は冬眠す
みやこわすれ@鞠鼠(まりねずみ)とはヤマネのこと。
冬眠や蒼き鱗の生臭き
みやこわすれ
引き出しの二段目に亀冬眠す
ヤマボー
冬眠の蛙まだ目はうつし世に
ヤマボー
ちやんと生きちやんと死ぬための冬眠
よだか
冬眠の亀の確かな鼻の穴
よだか
冬眠や根っこは水を吸い上げる
るりぼうし
輪郭線薄うして蛇冬眠す
るりぼうし
冬眠の裏山へゆく夢精の夜
或人
冬眠の小獣逍遥の詩人
或人
月暈が甘そう冬眠ここにする
一斤染乃
冬眠の空へフェルマータの一音
一斤染乃
一番星目にした順に冬眠へ
佳山
冬眠や尸の爪伸びつづけ
佳山
冬眠の穴とおぼしきちと覗く
可笑式
凍裂の音冬眠を震はしむ
可笑式
冬眠や風にぶつかる男竹
夏柿
冬眠の始まる前の星を見る
夏柿
石亀の少し笑ひて冬眠す
花伝
山ひとつ呻いて冬眠の始まり
花伝
大楠に水の流れや冬眠す
花南天anne
冬眠の熊への手紙園児より
花南天anne
冬眠す川がせせらぎはじめるよ
花紋
冬眠の虫がいるかのやうに掘る
花紋
冬眠の亀太隠れているつもり
楽花生
石を上げ冬眠の尾をつかみあげ
楽花生
冬眠の土中へ火星からの声
瓦すずめ
冬眠の寝息は光へと解け
瓦すずめ
冬眠の野原と軍機ゆく空と
輝 龍明
冬眠に北も南もあるかいな
輝 龍明
冬眠や栗鼠の夢には栗鼠の母
亀田荒太
食ふ蛇も食はるる栗鼠も冬眠中
亀田荒太
冬眠に入る亀の尾を見守る
蟻馬次朗
無差別テロの日をメダカ冬眠す
蟻馬次朗
冬眠の耳にぽとぽと甘雨かな
久我恒子
ビブラフォンまるく響けば冬眠す
久我恒子
冬眠の土ようやつとありにけり
京野さち
冬眠の麓徳川埋蔵金
京野さち
冬眠に棺のごとく定む虚
玉響雷子
冬眠や青酸カリのやうな空
玉庭マサアキ
冬眠や地球のほとのあたたかし
玉庭マサアキ
冬眠や大三角の角が痛い
月の道馨子
冬眠の木へ水平に楔打つ
月の道馨子
冬眠の終はる前夜の鼓動かな
古瀬まさあき
冬眠を重ね目玉は濁りゆく
古瀬まさあき
生きて垢生みて生かされ冬眠す
古田秀
木の芯に水のしづけさ冬眠す
古田秀
冬眠の穴やもしれぬ空暗し
古都ぎんう
冬眠へ入るなら星の綺麗な夜
古都ぎんう
冬眠や地軸擦れる音激し
広瀬 康
冬眠や全天の星回る回る
広瀬 康
ゲレンデの華やぎ冬眠の真上
江戸人
冬眠の熊の産気に闇揺らぐ
江戸人
冬眠の涙琥珀になるだらう
砂山恵子
勾玉は王の冬眠するかたち
砂山恵子
冬眠の森へ廊下の蛇紋岩
斎藤秀雄
冬眠の……●……宇宙は振子振る
斎藤秀雄@【ルビ指定】●(かはづ)
「冬眠す」飼育日誌の最終行
斎乃雪
冬眠や木乃伊の亀に闇六つ
斎乃雪
赤茶けた廃車その下の冬眠
山下高
冬眠のしづかときどき余震
山下高
冬眠の穴に鼓膜や空を聴く
山香ばし
飯粒はかぴかぴ亀は冬眠す
山香ばし
絡みたる夢や蛇どち冬眠す
山内彩月
冬眠の鰐心音の滴りて
山内彩月
冬眠の蛇の悪口さんざん言う
司啓
頭からほどけて終わる蛇の冬眠
司啓
冬眠の硝子ケースに息くもる
四丁目
冬眠覚む発掘現場見学日
四丁目
冬眠や追伸ほどの呼吸して
慈温
いずれ死ぬ形のままに冬眠す
慈温
冬眠の樹へ貼る再起動反対
酒井おかわり
冬眠のゴン太  曽孫が生まれた日
酒井おかわり
膝抱え冬眠したる河童かな
笑松
クラインの壷の如くに冬眠す
笑松
冬眠の蝸牛こんなに軽い
上倉すず女
風鳴くや冬眠の森広うして
上倉すず女
遠吠えの固まる夜に冬眠す
城内幸江
冬眠のやうな冬眠じゃないやうな息
城内幸江
冬眠すレジャーランドの鉄の匂い
常幸龍BCAD
冬眠は死のいとこ今日明日もない
常幸龍BCAD
水のごとアリアの森に冬眠す
仁和田 永
冬眠や矢じりの残る肢のまま
仁和田 永
ラヂヲから開戦の報冬眠す
世良日守
火星がおちてきさうな夜とうみんす
世良日守
陸亀の欠伸冬眠兆したか
星埜黴円
冬眠の蛇の鱗の緋色褪す
星埜黴円
冬眠にマグマ溜まりの鼓動かな
西川由野
冬眠に影折り畳み枕とす
西川由野
冬眠の吹き出しは浮かんで消える
青海也緒
冬眠のぶら下がりをる軽きもの
青海也緒
冬眠の土をしづかに濡らす雨
青柿
冬眠の終はりし穴の匂ひかな
青柿
冬眠や村に伝わる数え歌
赤馬福助
冬眠やかつてばばぁを捨てた山
赤馬福助
冬眠の二匹ゐるはず目高鉢
雪うさぎ
冬眠の蜥蜴新たな尾の育つ
雪うさぎ
冬眠の栗鼠は子宮に浮くかたち
倉木はじめ
冬眠の森をきんきん鳴る静寂
倉木はじめ
生臭き水に半眼の亀冬眠
村上 無有
冬眠のままに静かに死してをり
村上 無有
冬眠す廃棄家電の山の下
多喰身・デラックス
冬眠の山や日差しに音のなく
多喰身・デラックス
冬眠や地球のように丸める背
短夜の月
冬眠をするならげんこつ山がいい
短夜の月
木の洞の寝床きよらに冬眠す
中根由起子
冬眠のやまねの夢の紅い花
中根由起子
冬眠や星はすくすく遠ざかり
中山月波
冬眠やわたしの臍は父さん似
中山月波
冬眠の穴壊されて天に川
宙のふう
少し鳴き麒麟冬眠したいという
宙のふう
冬眠の土を建機の掻っ攫う
天水郷
電気柵はびこる山に冬眠す
天水郷
貸した目の戻らぬままに冬眠す
嶋田奈緒
冬眠の穴に先客ありにけり
嶋田奈緒
蛇の舌ますます赤く冬眠前
藤田康子
さびしきときは冬眠といふかたち
藤田康子
冬眠のお宿ありますヤマネコ屋
豆闌
足裏に聴く冬眠の鼓動かな
豆闌
冬眠の蛇を打ち抜く仇討譚
内藤羊皐
冬眠の蛙に与ふ廃炉かな
内藤羊皐
冬眠の金魚「昭和」の十円玉
南風の記憶
冬眠やドナーカードはすべて×
南風の記憶
眠れないから冬眠するのみんな
猫ふぐ
この穴が冬眠しているはずの穴
猫ふぐ
冬眠や畔に一本錆びた螺子
梅木若葉
冬眠か庄内平野唸る風
梅木若葉
冬眠の左半身見えてるが
板柿せっか
冬眠の螺鈿のごとき背中かな
板柿せっか
冬眠やごごごと根雪ちぢむ音
樋口滑瓢
冬眠の蛙半眼微笑なる
樋口滑瓢
冬眠すゆめがありすぎてもこまる
稗田鈴二郎
冬眠すもいちど風を嗅いでから
稗田鈴二郎
冬眠にひとまはりちひさくまろく
武井かま猫
マントルの鼓動冬眠の心拍
武井かま猫
冬眠や懐深き神の山
福蔵
さよならもきれいに響く冬眠よ
福蔵
腸を預け冬眠すると言ふ
堀口房水
冬眠す涎一斗を溜めるべく
堀口房水
冬眠のあいだに星の生まれけり
未補
永遠のようなまばたき冬眠す
未補
ごろん太の冬眠前の一睨み
牟礼あおい
蒼深き冬眠の眼となりゆけり
牟礼あおい
冬眠てふ仮死の獣の匂ひかな
柳児
冬眠の森フクシマへ帰れない
柳児
金色の逆子の記憶冬眠は
有瀬こうこ
冬眠や孤独な耳を飼いならし
有瀬こうこ
冬眠の寝息かダムに霧澱む
与志魚
冬眠の蛇はときどき尾を舐める
与志魚
星おちた底に冬眠のかはほり
緑の手
眼も口もうすらとあいて冬眠す
緑の手
冬眠す世界はたぶんこのまんま
露砂
冬眠の温みに森は濡れてゐる
露砂
月よりもまあるくやまね冬眠す
あみま
冬眠の金魚たまごの中の夢
あるきしちはる
冬眠後尻尾が生へてゐたりする
きゅうもん@木ノ芽
冬眠や鏡の如き神の沼
M・李子
冬眠の山を丸ごと売りに出す
GONZA
冬眠の熊籠城のペルシャ猫
28あずきち
とうみんやコアラとぼくとあそびましょ
28しんきち
絡み合ひ冬眠はじむ大樹洞
99カリン
わたしは動物冬眠できない動物
be
冬眠や音叉共鳴する地平
Mコスモ
冬眠の溜まる寝息の琥珀めく
TAKO焼子
冬眠の村梵鐘はそこに在る
あいみのり
具合よく穴におさまり冬眠す
あけみ
どじょうがねとうみんするとねこがくる
あさこ
冬眠の蛇らの寝息か耳鳴り止まぬ
あまぐり
冬眠のうとろうとろと黄泉の舟
あまぶー
冬眠へ傾斜をきざむ砂時計
アラ
冬眠の山を背負いて刃物砥ぐ
あわの花水木
山はでこぼこ冬眠の穴いくつ
いかちゃん
冬眠の瞼に集う土の香
いく葉
冬眠の鰐千年の夢を食む
いごぼうら
冬眠の丘を樹の精風の精
ウェンズデー正人
海越えに浮かぶ立山冬眠す
えいぎょ
槍先に冬眠の穴生臭し
エイシェン
冬眠やのの字は芯を抱くかたち
えむさい
冬眠の亀は星砂抱いて寝る
えらぶゆり
冬眠の洞原子力発電所
ガオガオ
人類はいま平和冬眠準備せよ
カオス
冬眠の陶器のやうな蜷局かな
かぬまっこ
羽はみ出でし冬眠の群の端
かもん丸茶
とうみんのうさぎひとりでだいじょうぶ
がんばるたくみ6才
冬眠や森はちよつびり重くなる
キッカワテツヤ
銃創の四肢を畳んで冬眠す
きとうじん
亀のゆめ蝙蝠のゆめ冬眠す
ギボウシ金森
冬眠すルビー色の瞳とじて
キャサリンまさこ(まさこ改め)
冬眠の命ゆだぬる穴ぞ憂き
くらげを
冬眠の蛇をつついた指を嗅ぐ
けーい〇
冬眠の呼吸星空まはしけり
こじ
蝙蝠の畳む片翼冬眠す
こじまはじめ
冬眠へわれは米研ぐ子守唄
ことまと
冬眠の山へチャイムのぽっと伸ぶ
こなねこ
凛冽の空冬眠を告げる星
コナラ
蛇眠る辺り日差しのゆらゆらす
こはまじゆんこ
冬眠の蛇の見る夢長過ぎる
こま
冬眠へすべり落ちるような現
ざうこ
冬眠す殺しにたけた星だもの
さだとみゆみこ
冬眠や寝心地悪しき穴もあり
さとう菓子
月を眼に閉ぢこめ蛇の冬眠す
さとけん
冬眠の山は吉相平和らし
さぶり
彗星が地球過ぎる間に冬眠す
さゆみ
冬眠のしすぎし果ての化石です
しみみ
冬眠中海攻めてくる夢うつつ
じゃらんじゃらん
100日の冬眠花の香り充
シュルツ
冬眠や位置を変へざる大三角
すえよし
無音のメトロノーム冬眠の森
すみっこ忘牛
大百足冬眠の肢そろへたる
すりいぴい
冬眠も宇宙の果ても不思議なり
そまり
冬眠や風だけ通る獣道
たいき
とうみんのりすはすうすうまるくなる
たえこまんじゅう(5さい)
冬眠の前が美味いと老マタギ
たま走哉
冬眠の蛇はいつもの神の杜
たむらせつこ
冬眠す星を数ふる儀式終へ
たんじぇりん金子
冬眠や風がこもりうたをうたってる
ちま(5さい)
冬眠や世界に少しだけ触れて
ちゃうりん
光のみ残りてすべて冬眠す
ツカビッチ
冬眠の虫を見つける授業かな
つつ井つつ
冬眠の蛙てらてら増すぬめり
テツコ@第二まる安
側溝の蛇冬眠へ急ぐ急ぐ
てまり
冬眠の寝息やさしき色に閉づ
でらっくま
一切の雲を映さず冬眠す
どかてい
根を張りし円空仏や冬眠す
ときめき人
冬眠や朽ちる木の実の熱仄か
としなり
冬眠や年輪刻む太き幹
としまる
銃嘗めつ冬眠の胆の肥えを待つ
トポル@胆=い
冬眠の床は寝息で湿るらし
どみそ
蘭々と冴えて冬眠闇深し
ともぞー
女王の森でけものは冬眠す
とりこ
冬眠が為猪の腑掴む指
どろん
冬眠の摩周湖青く星の散る
とんぼ
冬眠の合間の尿の太きこと
なご
冬眠や我が蝮である記憶
のつり
目印は大き栃の木冬眠す
のぶ子
錆び色の大地冬眠の色なり
のら
冬眠やさんざめくのは星ばかり
パーネ・メローネ
まるくまるく地球(ほし)の隙間に冬眠す
はごろも
冬眠す今日麗らかな池の端
はじめ
五百羅漢冬眠してるのが二人
はずきめいこ
冬眠の森星々の息吹かな
ハチ太郎
「生きてます」の札下げ冬眠の檻
はまのはの
冬眠を覚めて火星の砂嵐
はむ
人類に冬眠のなき此岸かな
ひだ岩魚
冬眠の蜥蜴の顔のちいさかり
ふうせんかずら
冬眠の蛙迷惑さうである
ぽおや
冬眠の栗鼠まで染みる雨るるる
ほしのあお
まあ冬眠できそうなお腹ですこと
ほしの有紀
まるくひからぶ冬眠のクマのマル
ほろよい
冬眠の蛇断層へずり落ちる
マーフィー
冬眠や山が孕んでいるやうな
まほろ
冬眠のまだ最中なる化石かな
まるちゃん2323
冬眠や弾道ミサイル空を飛ぶ
みくにく
冬眠の亀を真綿に包みけり
みなと
冬眠のごと淵にとどまる龍ありぬ
み藻砂
側室の墓所の片隅へび冬眠す
むったん
切り傷も冬眠したら治るかな
むらさき(7さい)
冬眠のしんしん星星殺到す
めいおう星
冬眠や母屋の梁の黒光り
ももたもも
冬眠の池青鈍の小波よ
もりたきみ
エリザベス十二回目の冬眠す
やまぶき
鬼は雲の中で冬眠するんでよ
ゆうら(3さい)
冬眠すあれは木の音風の音
ゆすらご
冬眠のかたちで回る冥王星
ゆりたん
ででむしと冬眠するや山頭火
よしおくん
冬眠の竹林の閑透きとおり
らびっと
左舷方かつて冬眠ありし星
ららやにほ
へびにてがはえてとうみんのじゅんび
りすだいすき(3才)
冬眠の木乃伊が闇で欠伸する
るるの父
青空の縮んで伸びて冬眠す
ローストビーフ
冬眠の目覚めざるもの目覚むもの
わらび一斗
冬眠すやまねは夕日浴びてから
亜音洲
冬眠の亀を一日眺めてゐる
葵 新吾
冬眠や此は産廃の風上ぞ
安宅麻由子
冬眠の森の祟りと長老吼ゆ
安溶二
冬眠や嶺颪の音が子守唄
伊沢華純
冬眠や畝の句点のごと丸く
伊奈川富真乃
冬眠す骨が湖底に沈むごと
伊予吟会 宵嵐
冬眠の森枝折れる音縦貫す
位相朗
冬眠はヘ長調にて始まりぬ
井久
冬眠のてんとう虫に葉をもどす
一純。
冬眠の閉じぬ片目はガラス玉
一人静
冬眠の息整えて洞穴に
一走人
冬眠や空耳のよに神の声
壱太
初めての冬眠先ずは目を瞑る
宇田建
冬眠をしにくる一時死ににくる
羽沖
冬眠の夢から覚めて冬眠す
雨霧彦@木ノ芽
冬眠の鰐たちクリムトの接吻
影山蘆風
天空に冬眠するや大熊座
英ちゃん
狭くて臭くて心地よからん冬眠は
越智空子
冬眠の夢薬莢の転がれり
遠音
冬眠の龍の尻尾に触れにけり
遠石
冬眠のヤマネの上を箒星
乙子女
冬眠はももいろの爪そのままに
温湿布
冬眠はたまごのかたちやぬぬぬのぬ
嘉門生造
冬眠の銀の鱗や枯骨抱く
夏雨ちや
冬眠の蛙しのばすチョーク箱
夏雨ちや
初めての冬眠何か落ち着かぬ
火炎猿
三竦みやよとりあえず冬眠す
花屋
冬眠の瞼僅かに動く時
花咲明日香
冬眠の女王蜂翅まで黒々と
茄子紺
冬眠や薄墨色の羽黒山
雅喜
冬眠し活断層のくらきを見
海石榴
山脈の背だいだらぼっちの冬眠
海葡萄
国道にドライブイン跡冬眠す
灰色狼
冬眠や漏れでる気配庭に満つ
絵十
冬眠や生き延びれたら目を覚ます
笠原 理香
冬眠や時に天然色の夢
葛谷猫日和
冬眠をして身の内の大河かな
冬眠や蛇のよだれの金の糸
丸山志保
冬眠の金魚放せば泳ぎをり
岸 れん
冬眠の虫は淋しき鈍色に
岩のじ
恐竜や冬眠の間に鳥となる
気まぐれ稔久
昏昏と蛇の冬眠地平伸ぶ
亀の
寝そびれの熊冬眠へハム喰らふ
亀山酔田
冬眠し俄に刻のかたぶけり
菊千代
冬眠と心得し静かなほむら
久蔵久蔵
冬眠を横切る猫の多すぎる
宮永風太
太郎も次郎も吾もひとしく冬眠す
宮間ミヤマ
冬眠の糞ころころと乾きたり
虚実子
冬眠のために地球は擽られ
玉庭
古き目玉ころがし眠る冬眠窟
玉木たまね
冬眠や山里静か色落とす
金治宜子
冬眠の蝸牛おこして荘子かな
吟  梵
冬眠や星降る音の地にしみて
銀命堂
冬眠の夢根こそぎに雪崩けり
粂正春
瑞々しき土冬眠に温もりて
桂奈
抱いて仄寒し冬眠せぬうさぎ
畦のすみれ
冬眠や石一つ置く栗鼠の墓
月見柑
こちらから冬眠場所の大中小
月城花風
冬眠が為に太つてゐるのです
月野輪熊
不意にぷにゅ指先を冬眠蛙
戸部紅屑 (とべ べにくず)
冬眠の蛇の鼻腔のしめりかな
枯丸
冬眠の穴見つけしと回覧板
湖雪
冬眠の熊は心臓舐めるやう
五月闇
冬眠の森水神へ射す光
江戸川青風
冬眠や藍色の濃き筑波山
江里口泰然
冬眠や山は薄墨空は藍
甲山
ふたたびを冬眠に入る熊の糞
香壺
天地無用冬眠中の蛇います
高橋無垢
冬眠の山脈とくんとくんとくん
高田祥聖
冬眠の無音空は骨のいろ
高野きぬ
冬眠と知らず金魚を待ちにけり
合歓
冬眠の森恍惚の寝息かな
国代鶏侍
まるまりてぬの字ぬくぬく冬眠す
黒子
冬眠や日差ししみ入る野面積み
今田無明
冬眠の夢はなにいろ空は青
佐東亜阿介@ありす句会
冬眠のひげ濡らしをる呼吸かな
佐藤直哉
生臭き息密やかに冬眠す
彩楓(さいふう)
老猫が星の一つに冬眠す
細木さちこ
冬眠の熊よ腹の中のもの返せ
桜桃侍
冬眠のツキノワグマの鼻の艶
三重丸
冬眠の亀の甲羅に死の匂う
三重野とりとり
アムール川睥睨するもの冬眠す
三毳
冬眠や手負しづかに繕はれ
山踏朝朗
拐はれさうな冬眠の山鼠かな
山名凌霄
吾冬眠できぬ徹底的に生く
山陽兵
冬眠の蝮やさしき一塊に
志保川有
冬眠の蛇美しき寝相かな
糸川ラッコ
シュレッダーの紙冬眠の亀の箱
何者か冬眠している竿の中
紫陽花 涼音
孤独てふ毒の回りて冬眠す
次郎の飼い主
冬眠の盗まれさうな寝顔かな
七瀬ゆきこ
くちなはのなはに潜りて冬眠す
柴原明人
冬眠の亀に砂金のゆたかなる
紗千子
冬眠や木霊は彼方へ遊びなむ
珠桜女絢未来
人間が出たとヒグマが冬眠す
酒井おかわりの彼女
冬眠に去年の泥を掻き出せり
宗本智之
冬眠の目覚めるころの水の音
秋月なおと
冬眠を前に昂る木の実踏む
潤目の鰯
残光のにほふ冬眠祈祷院
純音
冬眠やあけしままの目の干からびて
小エビ
冬眠の夢の数だけ星が降る
小山晃
冬眠のものの知らざる今日の風
小川 都
冬眠の栗鼠の門歯の伸びてゐる
小川めぐる
冬眠のぶんだけ深くなる地球
小泉ミネルヴァ岩魚
冬眠すすこし小さくなつた地球
小椋チル
冬眠の何処かの彼等の静かなり
松山のとまと
星屑をためるまぶたや冬眠す
松山めゐ
冬眠の蛇の眉間に皺のあり
新開ちえ
冬眠す終の棲家の広辞苑
新田 淑
冬眠の夜を掘り出し埋めもどす
森青萄
亀太郎池より消えり冬眠す
深川リンの父
冬眠の亀いて少年変声期
真繍
肉球の土まてに舐め冬眠へ
仁葉
冬眠やあれとあれらは出ない森
水間澱凡
冬眠す折り目正しき箒の目
水夢
冬眠の蝶洞穴に修行跡
睡柳
静寂は皆冬眠の声なのだ
粋田化石
冬眠の蛇ゐたたまれない空気
酔下弦
冬眠の蝮のうえに家の建つ
杉尾芭蕉
閂に細き月懸け冬眠す
雀虫
冬眠す土温かく薫るまで
瀬波秋鮭
冬眠や日差しは丸く動いてる
清波
冬眠から覚めたら月の裏側
西村 小市
冬眠って死んじゃうかもって思わない?
西田武
熟成のごと冬眠の丸き熊
西尾婆翔
冬眠やアルトで唄ふ子守歌
誠馬
冬眠を育む山や星の夜
青木豊実
冬眠の蝙蝠下がる穴真暗
石井せんすい
冬眠や地球の軸は歪んでる
石井茶爺
蝮打つ冬眠あばきしその石で
石田将仁
冬眠や地球は背中倒したり
石野上路無
冬眠す我も我が子も此の星も
赤い彗星の捨楽
冬眠の蛇は冷たき貴方の手
赤橋渡
賽銭をもらう亀の背冬眠す
千の葉
冬眠や年下の父解凍す
禅十郎
関東の土やはらかし冬眠す
倉形サラ
冬眠の不意うち蟇の一兵卒
冬眠の山の引力星が墜つ
蒼空蒼子
冬眠の森の放射線量測定器
蒼奏
冬眠や針葉樹林きらめいて
蒼鳩 薫
熊冬眠す月の奏でと森の唄
村崎 雫
冬眠の亀のまぶたの深緑
村松 縁
冬眠の前夜のいびき星滅ぶ
村上海斗
冬眠の眼閉ざせば耳敏し
村上優貴
寝心地はバター色なり冬眠す
多事
冬眠の虫隠す岩さびしくない
多々良海月
蔵の町尾を抱き寄せて冬眠す
太子
誰そ古墳の森に冬眠せしは
鯛 風
冬眠や壁画のやうな木の根木の根
大塚迷路
冬眠やみ吉野の山硬くなり
大槻税悦
冬眠や訛りは今日も透きとほる
大和田美信
耳鳴りや真白き冬眠の大地
鷹星
冬眠や亀の甲羅の阿弥陀籤
沢拓庵
冬眠の土に沁みるや鐘の音
脱 流民
冬眠や村の鐘の音落とします
谷口詠美
電波取り巻く冬眠できぬ星の鬱
谷山 みつこ
冬眠や穴から数える星ななつ
池田郁英
冬眠や子宮の昏く捻れをり
池之端モルト
錆色の古墳百余基冬眠す
竹庵
痣も瘡蓋も在るまま冬眠す
竹織
冬眠のちいさき穴に小さきもの
中西柚子
血流の音の潺潺と冬眠す
衷子
冬眠や道管を行く水甘し
蝶番
冬眠や東の空を網膜に
長ズボンおじさん
冬眠や深く静かに沈むプレート
直樹里
冬眠は腹の鉄塊透けるまで
直雪
冬眠の山姥五人不敵なり
津軽まつ
冬眠の龍を起こせば地球憂し
津軽わさお
冬眠や八犬伝の祠跡
辻が花
御陵の縁に冬眠かたつむり
定吉
冬眠や寝首掻くならどうぞ今
泥酔亭曜々
冬眠や影は地面に焼き付いて
泥塗れのポスト
冬眠や受賞映画が客まばら
哲也
冬眠のひしめく蛇は見るべからず
天野姫城
冬眠の寝息よ地球てふしじま
天玲
冬眠の瞼の裏のオリオン座
田村美穂
冬眠の穴に遺りぬ鳥の羽
田中耕泉
富士塚の土は清らか冬眠す
田内 千晴
冬眠す歪な我は歪な穴へ
田名あみ子
我以外すべて冬眠奥只見
田邉真舟
冬眠の常夜も明くる匂ひかな
斗三木童
冬眠中鯨の如く息を吐き
杜 まお実
冬眠や真円に近い者の勝ち
渡野しえん太
冬眠 みんなみんな去ってゆくから
冬のおこじょ
冬眠の蛙百匹畑売りぬ
桃泉
冬眠の匂い大洪水の址
桃福
冬眠て無色透明無感覚
桃和
冬眠の濡れたるやうに蛇団子
当卯
冬眠の背中ためらひもなく丸し
藤色葉菜
悪そうな熊は冬眠しないから
藤鷹圓哉
転生の予行練習冬眠す
藤田真純
冬眠や秒針いつもより静か
透史
冬眠や見知らぬ河となる日暮
冬眠の山は宅地と登記済み
けものらも星座遺して冬眠す
楢山孝明
陰口を子守唄にして冬眠
南風紫蘭@木ノ芽
冬眠や感電注意の明朝体
南方 日午
冬眠の森は褐色苔は碧
楠青庵
………冬眠したり………
二國七海@「………」=「てんてんてん」と読みます。
万物の最後に龍冬眠す
日下まひろ
冬眠や瞳にはちみつ色の月
日出時計
冬眠や丸まるヤマネの息甘し
猫楽
冬眠ヲ破リシ無礼詫ビ給ヘ
播磨陽子@いつき組花野句会
冬眠や眉を動かす陽の光
馬祥
冬眠に入るサインは風だろか
馬場東風(とうふう)
冬眠す体は何処から腐るか
白瀬いりこ
人工衛星冬眠の野を過ぐ
麦吉
冬眠の蛙と縄跳びの姉妹
八幡風花
冬眠や火星の深部水の満つ
伴あずさ
冬眠す蛇の脊骨の騒がしき
半熟赤茄子
冬眠から覚めぬ獣を弔へり
斑山羊
おおき穴やちひさき穴や冬眠す
彼方 ひらく
山の神腹を貸したり冬眠す
美翠
片目だけ星詠みに開け冬眠す
柊 月子
コノクスリノメバ冬眠デキマスヨ
富山の露玉
冬眠や共喰い我が子味はへり
風慈音
冬眠の蛇の正しき「の」の字かな
風峰
冬眠の蛇コンクリートのぬくもり
文月さな女
冬眠の洞穴に射す月明かり
平松洋子
冬眠のまぁるい気配に絆される
平野水麦
陽と夜の境しらじら冬眠す
碧西里
冬眠するもの皆星の形して
蜂里ななつ
モチモチの木が灯る日に冬眠す
豊田すばる
耳の奥でかちやり発条巻く冬眠
北村 崇雄
目合はん星の冬眠覚めぬ間に
北野きのこ
冬眠の醒めてよくよく白い山
枕木
単語ひとつ忘れて冬眠の匂ひ
抹茶金魚
ヴォカリーズ居眠りからの冬眠
満る
冬眠の空を切り裂くチエンソー
椋本望生
冬眠の燻製のごとぶら下がり
明惟久里
風が鳴る耳石コロンと冬眠す
茂る
冬眠す瞼の土を受け入れる
木江
屋根裏に見えぬものゐて冬眠す
木村ひむか
冬眠の深さを暗く塔聳ゆ
木塚夏水
冬眠しゆく甲羅の重げなり
木綿太夢
冬眠のやもり瓦と平らけく
也和
冬眠やコンクリートに棲家なし
野の花さな(8才)
理科室に貼り紙す「亀は冬眠」
野の花誉茂子
冬眠の入り口芳ばしく匂ふ
野ばら
冬眠の穴から見ゆる空重し
野倉夕緋
赤子のごとし冬眠の匂ひかな
野辺よし女
産土の床は白神冬眠す
野々原ラピ
この仮死を冬眠と名づけて祈る
野良古
冬眠の蛙や古生代の夢
野棕櫚
冬眠や月の匂ひのやはらかに
由づる
栗鼠走る冬眠までの晴れ間かな
由空
冬眠す好きな雨音聴きながら
夕虹くすん
冬眠の蛇乗りにけり引く犂に
与六
冬眠す臨時ニュースは震度六
葉るみ
冬眠や何処かに巨木倒るる音
葉月
冬眠の子熊の爪が陰をかき
遥明
冬眠の外を流るる時間かな
落合耳目
冬眠の尻の殺げたる余命かな
蘭丸結動
五感閉づれば冬眠の穴楽しかり
竜胆
冬眠や落ちていく夢いつ尽きる
龍田山門
冬眠す覚めし時には青空であれ
麗し
冬眠のさなぎに透ける陽の虚ろ
老人日記
冬眠や教会の十字架の澄む
和光
仏像の腑に入り蛇の冬眠す
和鹿島
冬眠の覚めぬことあり覚悟あり
國本秀山
冬眠の夢は何色甕覗
朶美子(えみこ)
冬眠の息は大地へ還りたる
洒落神戸
冬眠の大きな洞の乳臭く
獺八(うそはち)
冬眠や五億年経つたら目を覚ませ
茫々
長鳴鳥声遠き冬眠の森
萬代草舟
冬眠の昏さひとりの怖い夜
蓼科川奈
沼の底冬眠の息ふつふつと
蜥蜴の尻尾
まどろみは鰓もちし日々冬眠す
靫草子
冬眠や幹ほとばしる樹液の音
しかもり
冬眠のリス舎の秘密めくライト
ししまる
冬眠や金剛色の穴捜し
ジョビジョバ
通い納めの店の金魚は冬眠す
ちばくん
山彦の返らぬ峰や冬眠す
はるく
保育園かめのグーちゃん冬眠中
みずの風華
冬眠に入るといふより落ちにけり
る・こんと
冬眠の心音いだき山しづか
るびちゅ
冬眠の山揺する地震叩く雨
香野さとみZ
冬眠の洞穴小さき呼気かすか
佐々木葉一
冬眠や寝息の聞こえそうな石
小鳥ひすい
きらきらと女神の息吹冬眠す
小田寺登女
冬眠のあとの穴ぼこがらんどう
雪華きなこ
冬眠の夜月はどんな形だろう
北山義章
冬眠や最近乳の出が悪い
浪速のマッキントッシュ
勾玉の形にまろく冬眠す
攝津の嫗
冬眠や貪る乳の熱きこと
芍薬
五十基ノ山墓ミンナ冬眠ス
蓼蟲
冬眠から覚めて化石になつてゐる
鐵牛
冬眠の土に微かな蠢きよ
霖之助

並

冬眠す獣の寝息や空の星
タック
さみしいなまいまい冬眠土の中
ツユマメ末っ子@7歳
冬眠や目覚める朝の日の光
つわきの嫁
目覚める日の平和願い冬眠す
ティーダ
願いは一つ爽快な目覚め冬眠よ
てらだラテ
冬眠の並木通りの蛙かな
テン@第2まる安
冬眠を促すように森静か
でんでん琴女
冬眠の佳き細胞を育みぬ
ときこ
MRI中になずきの冬眠す
ときこの母よしこ
積み上げし布団にやまね冬眠し
どくだみ茶
獣めたらふく喰うて冬眠す
とし子
冬眠の蛇片目開く地震の朝
とも子
温暖化冬眠熊も目を覚ます
とんとん
冬眠の命守りてじっと耐ゆ
なかしまともこ
冬眠の森にぽつんと片手袋
なかの花梨
五十路過ぎ冬眠したい朝は来る
なごみ
靭帯の手術よ三月冬眠す
なごやいろり
冬眠や熊の寝息のビブラート
ナタデココ
冬眠の部屋に小さなヴァイオリン
なつぽよ
クロちゃんは冬眠したと子らに言ひ
なつめモコ
冬眠中の桶ごとリサイクル出さる
なにわの銀次
冬眠だ木の根っこにも居住権
にゃんみー
蝙蝠の群れ坑道寝ぐら冬眠する
ぬけまいり
冬眠す心の糸はすべて切り
ねぎみそ
山一つ寝息もたてず冬眠す
ねこじゃらし
ひそひそと裏山の主冬眠す
ねもじ
お眠りよ汚れまみれて冬眠せ
のもとみな
冬眠の森そば滑る親子連れ
のりりん
冬眠の地球が恋し蛙かな
はしびろこう
空鉢の中で冬眠大蛙
はすみん
刺繍糸タンスにあまた冬眠す
パッキンマン
冬眠や二センチ減りし池の水
はなあかり
冬眠の熊は浅瀬の鮭の夢
はなだんな
冬眠中凍らぬように亀の水
はなちゃちゃ
浄闇の包む命や冬眠す
ははろ
冬眠や逃げるが如く養生す
ぱむだ木下
枯草の温もり抱いて冬眠す
はら美華子
微かな音聞こゆる山の冬眠
ハルノ花柊
静かなる体力保つ冬眠だ
ばんしょう
冬眠や一本乗り間違えた汽車
ぴーち
池のがま冬眠明けにまた会おう
ピーナッツ
冬眠や目覚め信じて洞の奥
ひいろみ
冬眠の次は暁覚えずで
ひさ
冬眠の生命星に抱かれをり
ひともじ
冬みんのくまの親子へベルの音
ひなこどんぶり(7さい)
果実酒の揺らせど深く冬眠す
ひな子桃青
目覚めれば治癒の冬眠百年後
ひろむままん
冬眠の熊の鼾か空耳か
ひろ史
冬眠の名札ぶらぶら老獣医
ひろ志
死んでるような冬眠のような猫の腹
ふくろう悠々
冬眠の蚯蚓ゆるりと空へ向く
ふさこ
空は青冬眠の日の僕は蒼
ふたあい
吹き溜まり日溜まりを蛇冬眠す
ふっこ
冬眠や家付き蛇は定位置に
ふみ
冬眠や去年(こぞ)は二匹の子と眠り
ふみちゃん
冬眠の虫も掃き寄せ修行僧
ふわり子
冬眠の命壊すか基礎工事
ペトロア
冬眠せんと熊選びしや倉庫の中
りんごのほっぺ
冬眠や出そうで出ないジョロの砂
しいたん
またねとも言わず蜥蜴は冬眠す
しー子
冬眠の邪魔をするなよ耕運機
しげる
冬眠の大地見つめるひまわり9
しつじのMay@ひまわり9とは、静止気象衛星 “ひまわり9号” の事です
我が庭のいづこに冬眠の両生類
ジミーあゆみ
冬眠の鼻だけ出して凍る鰐
しゅうちゃん@5さい
冬眠の穴変身の出入り口
しゅうふう
冬眠へ水苔探る亀の四肢
じょいふるとしちゃん
クマが出た冬眠邪魔する温暖か
シロクマ太郎
この胸の疼くに任せ冬眠す
しをの
福島のデブリ冬眠起こすなよ
しんしん
ガラパゴスの冬眠は浅き夢やも
しんび
冬眠のふりの土竜を犬吠える
ず☆我夢@木ノ芽
病床の父冬眠の栗鼠になる
すじこ
冬眠す余笹の月のふた夜過ぐ
すみれの色の涙
肘に顎乗せられ猫と冬眠す
スローライフ
頭だけ隠し駆け込む熊ねぐら
せり花
冬眠や大嘗宮も夢の夢
せんべい
黙すものみな冬眠の森の中
そめいゆ
冬眠や浦島太郎になる予感
ターコイズ・にじいろ・ダイヤのママ
肉球の感覚残し冬眠へ
たけうち晴美
冬眠の山は荒れたる餓鬼地獄
たけし
冬眠や仮想通貨は飛び交いぬ
だけわらび
冬眠す獣の寝息や空の星
タック
冬眠といふ起死回生の黙
たま
日が沈み「シ」の音響く冬眠の森
たま蛙
冬眠せず熊町中で麻酔銃
ダリア
未だ冬眠中の郷にはセシウム
たるみ
冬眠に入りて敵なし味方なし
たん造
片寄せて動かぬコイの冬眠かな
ちぃ
無人駅冬眠のごと静かなり
ちか丸
冬眠は虫にも木にも私にも
ちづるこ
冬眠す墨染の袖濡らしつつ
ちびつぶぶどう
冷たき手を握る冬眠のごと静か
ちょろたこいん
冬眠の熊が飛びだす地震きたる
ツーちゃんの恋人
冬眠の森にスマホの受信音
つつ井つつ夫
冬眠の日々を重ねて季を待つ
つぼみ
冬眠に備えてせはし栗鼠のかげ
ツユマメ
冬眠の森にぽつんと片手袋
なかの花梨
クロちゃんは冬眠したと子らに言ひ
なつめモコ
冬眠の次は暁覚えずで
ひさ
余所行きの服で冬眠するきつね
ペンギンおじさん
冬眠中だれがおこすかカブト虫
ほうすい
思ひきり日を浴びてから冬眠す
ぼたんぴ
冬眠の矢守の白き指五本
ぼつか
瀬音あり冬眠仕舞う梢かな
ほのぼぉの
入口に冬眠と貼る峠茶屋
ぽんたちん
白き手鞠に化けて鼠冬眠す
まぐのりあ
冬眠の亀をつついてみたりして
まつだまゆ
矯正のまづ犬歯より冬眠す
まどん
冬眠や熊は空飛ぶ夢をみる
まな
冬眠を待ちて兎の毛ふさふさ
まにあ
冬眠の獣は知らぬ銀世界
まぬう
キンキンの今朝から亀が冬眠す
まみのすけ
冬眠の熊大漁の夢を見る
マユミ
冬眠や風のこころを聞いている
まりい@木ノ芽
網戸で冬眠か不動の蝙蝠
まりのすけ
冬眠や答えの出ない本閉じる
まるまる
冬眠を守護するごとく道祖神
まんたろう
老犬や冬眠のごと目を瞑る
みぃすてぃ
冬眠やあのお宝が眠る山
みえ
冬眠で命を繋ぐ母熊は
みかん
冬眠の幼虫太陽を知らず
みこ
今日もまた義母の記憶が冬眠す
ミセウ愛
冬眠す鯉微動だに経の声
ミセス水玉
冬眠をして亡き猫と遊びけり
みどちゃん
冬眠の躯にありし明日かな
みどりがめ
繰り返し冬眠させる甘い夢
みなてぃあ
冬眠の「zzz」も無音の五線譜に
みのる
冬眠の寝息の円し星の下
みやかわけい子
車椅子に冬眠の熊の如しや我が生活
ミユキ
目覚めては荒涼見たり冬眠や
むげつ空
出産も子守も熊は冬眠中
むさかず
ひいじじはあの星で冬眠だとか
むじーじ
冬眠を枝葉重ねて守りをり
むべ
冬眠の夢の中でも眠りけり
むらたふみ
どの夢の精油や冬眠長きにて
むらぴ
天変地異冬眠せよと地球かな
めしめし
冬眠と胸を張るなり不登校
めりっさ
子の巣立ち冬眠するや縫いぐるみ
もくせい
冬眠や期限切れなる非常食
もせきのこ
羨まし冬眠の栗鼠古稀の靄
もちえちゃん
冬眠蛙手足身に寄せ固まりぬ
もりお
冬眠の山はつかなる息遣い
ヤッチー
生コンを流す土中は冬眠中
ヤヒロ
千年の冬眠耐うる蓮かな
やぶつばき
冬眠や人にもあれば枕買ふ
やよえ
冬眠の亀寺の守護鯉託す
ゆぃ
おがくずの底吾子愛でし虫冬眠す
ゆこげん
冬眠や胎児に戻る穴の中
ゆみづき
えんがちょの足下五ひき冬眠す
よあけの晩
冬眠の森通り抜け猿温泉
ヨシケン
冬眠や人も冬眠したかった
よしざね弓
冬眠や森の静けさ水の音
よつ葉
魚信なし冬眠したかと負惜しみ
よひら
冬眠や迷路に迷う君と僕
よぶこどり
温暖化冬眠せずか暴れる土竜
よりみち
廃寺の主たる蛇や冬眠中
ラーラ
冬眠のほどよき穴を見つけたり
らくさい
冬眠の熊のいびきか風唸る
りう女
冬眠や頬ふくらましリスがゆく
りこ
山荒れてクマも人家に冬眠す
リバティーさん
冬眠せんと熊選びしや倉庫の中
りんごのほっぺ
こちら冬眠中、以上通信終わり
りんたろう
冬眠や静寂な森深い闇
るみ
大地鳴動冬眠安からずや
れい
冬眠す橅に爪痕残すまま
れっどべりー
冬眠の亀五十匹池田池
れんげ畑
冬眠や山も寂かに睡りたる
ロクヨン
冬眠を忘れさせるや陽の気か
ろん
天空の城深々と冬眠す
わかこ
腐葉土に入れ替え亀の冬眠す
わこ
流れ残る蛸壺に小蟹冬眠す
わこたんのまま
冬眠の虫を気づかいパンジーを
わわ
居間の亀冬眠知らず餌を食う
亜久琵
幾千の寝息地中に冬眠す
阿波豊
アラサレタ冬眠前の熊たちに
濡れ縁に干かびた尻尾冬眠か
安笑
冬眠の心地は如何に杉木立
安田信洲
哲学する我らを人は冬眠とす
杏と優
崖崩れ山肌さらし冬眠す
伊藤はな
天つ巖清川の辺に冬眠す
伊藤欣次
冬眠やアイピーエスで蘇る
伊藤善隆
冬眠や森番の足軽やかに
伊豆子
冬眠やあぬけにならぬ虫律儀
伊予吟会 玉嵐
時の音喰ひ冬眠す細石
伊予吟会 心嵐
冬眠の土の上子ら走りけり
位子
冬眠やアフガンの井戸深く静か
為一暢道
冬眠の森寝覚めさすみみんずく
井上喜代子
冬眠の木立で父の文を読む
井田みち
冬眠や無心の時を刻むこと
育由
冬眠や五百羅漢の寺の庭
一の介
冬眠鼠ちょこまか冬眠前の一仕事
一井蝸牛
やまやまや静かに眠る冬眠かな
一周
冬眠が生きるためとは羨まし
一生のふさく
ねむれよいこよたうみんのやうにねむれや
一茶お
冬眠や獣のいびき山にみつ
烏兎
冬眠に憧れる吾子夜泣きする
羽光
冬眠の重さを背負う黒い土
雨霧
この身のがん長く冬眠しておくれ
映千
雪国に駒子は居らず冬眠す
永想
冬眠の鼾集める又三郎
英子
冬眠に餌求めて徘徊す
越仙
洞穴の冬眠蛇の寝息かな
冬眠のうちに世界は終わりゆく
塩の司厨長
冬眠中蜂蜜舐める夢を見る
奥の木蛍子
冬眠や低き呼吸のほかはなし
奥野悦穂
ビッグベン冬眠のごと夜深し
横ちゃん
カルデラの中かたつむり冬眠す
横縞
冬眠のごと長生きの解ありや
下村ひじり
AIにまかせて人は冬眠す
佳月
冬眠を間近に獣撃たれけり
加賀もずく
冬眠の支度の如く食らう飯
加容
冬眠にひかれるシェルターサラリーマン
加和 志真
冬眠のピアノ三本脚のまま
可不可
こんなにも食べて冬眠するじゃなし
夏 湖乃
冬眠をするころにはエンドロール
夏銀
冬眠しずらいようで心配な孫と熊
暇親爺
冬眠や終はりの見えぬ拒食症
花節湖
冬眠す我が身の刺がとけるまで
茄子の花
冬眠の熊の子母に触れ二度寝
茄子美
道端で連れ帰りし亀が冬眠す
華らんまま
冬眠のまどろみ羊水の記憶
我省
冬眠中に響く滑る何か
雅な童
エサ足らぬ冬眠出来ず徘徊す
雅鬼
冬眠に徘徊の街哀れなり
雅由
冬眠の如くにまるまる母子かな
海風山本
冬眠の熊をも起こす放屁かな
海峯竜寿
見つからぬ何か冬眠中の夢
海野しりとり
冬眠という休息日なく時過ぐる
貝花
またぎ入る冬眠の山奥のやま
垣内孝雄
突然に冬眠醒めし口火なる
叶ゑ空
冬眠のごとく沈みし休みの日
勘太郎
冬眠の森鎮魂の風を聞く
干珠
冬眠している間に逃げろ逃げろ
幹弘
冬眠の蜘蛛の囲破れ風に飛び
甘泉
冬眠の熊も聞くなり小川の音
甘平
くるりんとやまね一巻冬眠す
閑茶
傍らに鍬冬眠の蟇無傷
丸山隆子
足跡の道標かな冬眠中
岩城佳水
喧しい冬眠させろ山怒る
喜多野羆
冬眠のもののけ目覚めし生足を食む
希平
冬眠しとけ蛙まだ春じゃない
季切少楽
冬眠より覚めたる蚯蚓の艶やかさ
季凛
冬眠の蛇の姿や土香る
紀杏里
冬眠す氾濫の村癒えぬまま
規子
冬眠や瞳にそっと蓋をする
貴桜李
冬眠のいのち抱きしめ山ほっこり
軌一
餌足りず人家へ降りて熊冬眠
輝峰亭
土偶枕に冬眠す蛙おり
輝棒
冬眠の長男に来る便りかな
菊池洋勝
免許返納吾は冬眠のごとくをり
吉 や
冬眠や電車は黒い服ばかり
吉井いくえ
冬眠の山駆けるマタギの無音
吉行直人
冬眠を為損なひたる熊の居て
吉村よし生
冬眠の覚めて匂へる主の顔
桔梗
熊の親子何処でもよかった冬眠す
丘 るみこ
山は荒れ冬眠できぬ餌事情
久衛
冬眠や死んだらいくらでも寝れる
久坂晶啓
冬眠は禁句と言った母墓場
久鍋得利子
冬眠や北枕して見る悪夢
宮坂変哲
親子熊物置住まい冬眠し
宮写楽
冬眠の山静かにひとり立つ
宮島ひでき
地異のなき寧き冬眠獣らに
宮﨑紅清
冬眠のここ掘る犬を叱られず
弓女
聖堂で見つけしは冬眠の虫
魚返 みりん
冬眠を忘れし熊の足跡や
京あられ
冬眠の蛙冷たき石と化す
京丸
薬草の伊吹の山にも冬眠くま
京子
冬眠に入りかけてた日曜日
冬眠し過去へ未来へタイムワープ
胸きゅん小町
澄み切った足音森は冬眠中
鏡葉
冬眠を羨む娘昼に起き
玉井 瑞月
冬眠の子熊の夢はどんな夢
玉井令子
病ゆえ何も出来ぬ冬眠なり
玉悦
冬眠や山の樹らをも息潜め
玉京
岩山に冬眠するか啼兎
玉治
見えんぞ見えぬ冬眠かカタツムリ
玉城
冬眠の熊もゆったり息を吐き
玉和
冬眠なり診療所の親子ぐま
筋トレ俳人
冬眠の命預かる神の森
金子加行
冬眠のカエルを鍬がまつぷたつ
金太郎
冬眠中に生へてしまつた尻尾かな
銀次
冬眠や俺も俺もと集う熊
銀之助
冬眠のやうに眠りし我が息子
銀蜻亭
冬眠したき夜も用事が訪ね来る
駒世
冬眠にそろそろ森に参ります
冬眠のまとひし夢の重さかな
空 春翔
冬眠の瞼の裏に星数多
空蝉
冬眠や通行止めの横峯寺
熊縫まゆベア
身をそらし毒づくいもり冬眠す
栗原ひわだ
冬眠や知恵は神代のDNA
栗田もとえ
冬眠の蝸牛園児とちぎる新聞紙
桑島幹
冬眠の黙や外界の騒がしき
君島笑夢
掘り返さるるか冬眠せし我ら
薫風
冬眠や叶わぬ願い人の世も
敬之
冬眠に備え食べきる残り飯
景潭
冬眠を美しく敷く笹の上に
露地ありて銀座の蛙冬眠す
渓湖
冬眠の鯉に覆いを掛けにけり
渓翠@青東高
冬眠や寝る子は育ち土肥ゆる
月の砂漠★★
冬眠のミミズ起こしし畑仕事
月野ひとみ
神池に遊びし亀の冬眠す
嫌佐久
冬眠も叶わず熊は出没し
犬散歩人
ぐうぐぐうぐうぐるぐうの冬眠や
研知句詩
北京原人頭をかかえ冬眠す
元喜@木ノ芽
手の中でなお冬眠まんまるヤマネの子
元木まだら
しんしんの森に寝息の冬眠や
幻月
ひい祖母のきっと冬眠してるだけ
古都 鈴
決壊の土手にも蛇の冬眠す
光観
咆哮白し冬眠せぬ熊ビルの街
光風
冬眠やマントルの熱如何許り
光本弥観
冬眠のごとく山村動きなし
光友
腹七分目冬眠できぬリス親子
公毅
たらちねの母絹のごと冬眠す
公碧
虫たちの冬眠深く耳鳴りす
公木正
冬眠か切り株過るトカゲの尾
吉野山見渡す限り冬眠す
江藤薫
冬眠へもぐるあなぐら射す月光
浩章
戸袋に糞こうもりの冬眠す
紅さやか
三時間ふゆ陽だまりに冬眠す
紅塩寝子
陽だまりや冬眠のへびもつたりと
荒磯魚々
冬眠をするからしばし会えません
香栄
冬眠明け匂いで腹の虫が鳴き
高橋笑子
我もまた冬眠したやこの多忙
高橋冬扇
冬眠の獣取り残されたる吾
高橋寅次
冬眠やマタギしばしの銃をおく
高田 仁和加
冬眠の鯉の見た夢龍となる
黒うさ狐
冬眠の森静か耳鳴りひびく
今井佳香
冬眠がいつとは知れず永眠に
今田 梨
冬眠の穴蔵の刻緩やかに
今野夏珠子
冬眠に特許申請したき朝
今野浮儚
冬眠の目高に小さき鰓呼吸
根本葉音
冬眠の大地の上を嗽する
佐々木ふく
冬眠の書物の山もなつかしく
佐山夕子
冬眠を軋む柱はみな起こし
佐川寿々@チーム天地夢遥
冬眠や昼過ぎの支所危機管理課
佐藤儒艮
森の奥物の怪すらも冬眠す
咲耶とこ野@木ノ芽
冬眠のけもの日ごとに見る夢は
桜姫5
北陸の冬眠したき重き空
桜木レイ
永眠するまで冬眠などありえない
札六(関屋@和祝句会)
冬眠の熊は知らずや温暖化
三鬼ここは
青春は冬眠したくなるらしい
三寺ひろみ
冬眠や業者の名入りカレンダー
三水低@第二まる安
冬眠は蚕繭がよかろ夢渡り
三木庭
魂は天国地獄冬眠す
山口雀昭
冬眠の熊は夢見て子熊産む
山女魚
駆け回る冬眠忘れたハムスター
山吹美羽
銀河まで熊に習った冬眠よ
山川真誠
はちみつの冬眠玉になったまま
山乃火穂
しばらくは冬眠しますと置き手紙
山部 ビブリ
人間も冬眠したい5℃の暮
山部コルチ子
石はぐれば冬眠の蛇ぐるぐると
山部の大野
冬眠にはぐれ町家で大いびき
山辺道児
まぜこぜの寝息鎮まり冬眠す
山本 力
山里へ降りて冬眠する子連れ
山本嘉子
冬眠や而立筋肉痛前夜
山本先生
冬眠の種と夢見る庭の墓
山野うい
冬眠の森の寝息は無色かな
珊瑚
公園は冬眠厳しき土地なれば
珊瑚月
百墓に二百基の群れ冬眠す
始の子
果実狩り香る三ヶ日われ冬眠す
子牧
てのひらに疑似冬眠のハムスター
志乃
一山に抱かれ精霊冬眠す
糸慌@木ノ芽
初産の妻冬眠の如片目開け
紙威
冬眠やここは懐深き街
紙鍵盤
冬眠を田起しが鍬突き刺しぬ
紫雲英
この川の亀冬眠し我も見ず
紫苑
山の神肩の荷下りて冬眠らむ
紫鋼
永遠に土中の母冬眠す
紫香菫
冬眠や思い通りを諦める
紫檀豆蔵
行き過ぎし山道穴も冬眠か
詩楽麿
君目覚めよ冬眠の蛇這い出るを
試行錯誤
冬眠も出来ず彷徨うアナモタズ
時化田白金@北海道ではアナモタズは恐怖の象徴。しかし、今は現代人こそがアナモタズなのかも知れない。
ストレスは冬眠中に破棄と知恵
治もがり笛
降る雪の音のみ聞ゆ森の冬眠
鹿柴
冬眠を嫌がりぐずる子熊かな
実果
冬眠のどじょっこ果報じっと待つ
篠田ピンク
冬眠や寝息のハモるうろの中
縞午
冬眠すキスしたことは忘れてる
縞田 径
冬眠の熊と一緒に眠りたい
舎人
木漏れ日や冬眠の場所覚へたり
斜楽
冬眠の穴とスナック入れる吾子
紗々
冬眠の熊残したる爪の跡
紗智
冬眠の寝言列車は折り返し
若葉猫
冬眠や穢れなき場に帰りおり
朱夏A
冬眠や指の間のチョコボール
珠凪夕波
冬眠の子の手の掴む乳房かな
秋月
へびかえる冬眠あけにはちあわせ
秋桜
冬眠や永久凍土の中に犬
秋色あじさい
冬眠の溶けてイエスの御許へと
秋津州はじめ
冬眠と名は付かずとも我が一日
住吉 敦子
足跡を消して冬眠する兎
重翁
豊潤の森はカムイの冬眠す
塾志
この朝の魔女の一撃冬眠す
俊夫
曇天やこころの冬眠いつ晴れる
春果
冬眠や隣り合わせの栗鼠と蛇
春川一彦
冬眠が覚めたら見よう大絵巻
春爺
冬眠の虫いかに舗装中の路地
春野いちご
冬眠に向かうクワガタ牛歩なり
春来 燕
冬眠す熊の親子を麻酔銃
春蘭素心
山奥でおや冬眠の息遣い
准壹
冬眠や復活待ちて墓の中
淳絵樹
冬眠の熊よしばしは安らかに
順女
冬眠の吾子に手まくら母の顔
諸星 義範
山も木もそろそろ冬眠しませうか
小鞠
冬眠の畑や荒涼鳥の群れ
小橋春鳥
冬眠を終わった蛙片目明け
小熊伸子
冬眠のにおいを運ぶ北の風
小熊利雄
冬眠の形のままに葬られ
小笹いのり
冬眠や銃も刀も放り出し
小春
「しっ!」ここで小さき家守の冬眠中
小倉あんこ
みづうみも冬眠中や動かざり
小谷百合乃
冬眠ができぬ猪川の土手
小塚 蒼野
池の主定位置深く冬眠す
小梅
冬眠のたしかなことはなにもない
小木さん
冬眠や野生の骨の傍らに
庄司直也
冬眠の蟇を見守る土の神
昇華
冬眠や北の大地の原生林
松ちゃん
ゆつくりと清き息吐く冬眠かな
松井くろ
死んでしまう動物もいる冬眠は
松浦麗久
巳驚く冬眠明けて世は午に
松山
連結のじゃばらに蛹冬眠す
松山女
肌に優しい天然素材で冬眠す
松茶 巴@プレバト木ノ芽
戻らざる家出の亀は冬眠か
松田てぃ
生臭き獣の匂ひ冬眠す
松田文子
盲目の信仰のごと冬眠す
松野勉
冬眠や鞍馬を下る錫の音
湘輝
天空の一村すべて冬眠す
照波
冬眠す中から戸締りした後に
笑々
生きている冬眠ヤマネ展示せり
上江洲 睦
冬眠するねスピカで待っていて
上峰子
土中深く蛙潜りて冬眠かな
植木照美
名も知らぬ川の淀みに冬眠魚
寝たきりオヤジ
冬眠の虫の欲しがる日差しかな
慎吾
冬眠や黒い家より黒い空
新藤柑子
金魚もしやと鉢こつん 冬眠かな
新米笛
開発の揉めおる山で冬眠す
森の水車
庭の木に冬眠するや静もれり
森澤佳乃
ひと家族村去り山は冬眠す
深山 紫
人里はいよよにぎやか冬眠す
深草あやめ
新種の化石一億二千年の冬眠
冬眠の畑猫振り向かず渡る
真紀
冬眠の湖を揺蕩うポリ袋
真宮マミ
ただ喰らふ冬眠前の熊のごと
真咲よしの
山母の如冬眠の命そっと抱く
真珠星倫世(スピカリンセ)
冬眠す寝墓に落葉降り積もる
真心 素秋
五十歳独身圏外の宿で冬眠す
真生
冬眠の蛇まで愛し初孫の報
真林
冬眠のさなかの土をそっと踏み
神山やすこ
冬眠や神と仏は風の中
神田央子
冬眠や森開放と鳥の声
水城
マンモスの記憶の在りか冬眠す
水鳥
冬眠の山ごと一つ寝息立つ
水木 華
鬱の友冬眠したいとつぶやき
水緑
野も山も癒すがごとき冬眠す
杉浦夏甫
冬眠や二年めになる癌治療
杉山 ちとせ
冬眠の森に寝息の微かなる
杉本とらを
冬眠は酒を抱きて夢心地
澄海
春鳴かむとぞ冬眠す池の亀
瀬々葱坊主
冬眠をしない地球の先案ず
是空
冬眠で山懐の賑やかさ
星降松
冬眠の如し振るわぬ恋心
星夢 光風
冬眠を起こしてしまう土石流
晴海南風@木ノ芽
ゆつくりの呼吸冬眠の始まり
晴好 雨独
横並びマリモ冬眠紺の底
晴日和
冬眠の洞の微かな動きかな
清水祥月
冬眠やデンデンムシの殻の中
清水仙人掌
冬眠や完治する日のありぬべし
清直
冬眠の虫にも届く教皇の声
清白真冬
如何にして穴を塞ぐや冬眠の
生田 武
愛してる愛してるまま冬眠す
生来冗句
故郷の山村の地や冬眠す
聖橋
冬眠や我にかえるは車内なり
西の海牛
冬眠の命預ける大地かな
西山哲彦
冬眠や耳に優しく土のこえ
西川あきや
虫獣大地に抱かれ冬眠す
青い月
薔薇の枝裁ちて見守る冬眠や
青鬼灯
年老ひて冬眠のごと生きてをり
青玄
冬眠の上手いの下手のゐるだらう
青山あじこ
渓流にイモリが隠れ冬眠中
青修
冬眠や明日へ明日へと延ばす嘘
青柘榴
最後の赤落ちて庭の冬眠す
青嵐
根をはって冬眠続く街路樹や
静香
冬眠の森にくしゃみが耳を打つ
斉木智
冬眠や今日始めるか明日からか
石岡女依
火山灰の地層の下へ冬眠す
石崎京子
冬眠のオープンカーに差す朝日
石川焦点
我にんげん部屋でぬくぬく冬眠す
石炭(いわき)碧海
冬眠の命マグマの子守唄
千恵
冬眠や枝にたれてる無名鳥
千条之御息所
白壁のやもり冬眠できぬまま
千日小鈴
祠にてシマリス一匹冬眠す
千曜桜
故郷は廃坑の町冬眠す
千葉睦女
認知症むしろ冬眠してくれよ
千里一歩
冬眠の最中に貘の喰う悪夢
千仗千紘
冬眠や地球(ほし)の鼓動の子守唄
占新戸
冬眠の峠アクセル吹かずに越え
川口みち
温暖化熊の冬眠遅れをり
川崎雪駄
冬眠の蝦蟇つき起こす世捨人
川島 欣也
冬眠の亀の目とろり池の底
浅河祥子
暗黒の平和湖底に冬眠す
善多丸
冬眠や命預けてただここに
祖乞
冬眠のねぐらは樹洞か雪洞か
双月(そうげつ)
冬眠や束の間の日だまりに寄る
爽草明
絶望を冬眠させる薬ください
相沢 雨
冬眠の山の姿の強さかな
相模の仙人
国後の春はいつ来る冬眠のそう
草人
橋脚工事の残土らし冬眠す
草青
冬眠中隣の穴に青大将
蒼涯
冬眠の甲羅突っつき亀起こし
蒼香
満天の星ふる里や冬眠す
村若案山子
ブナ不作人にも追われ冬眠す
村上yamada
冬眠や静けさます奥之院
多聞仙
荒れ田なり主も鰌も冬眠へ
太架子
冬眠せず人里荒らす熊撃つ人
堕天使(だてんし)
朝靄にけぶりし冬眠の飯豊
駄口竹流
里の蔵冬眠破る麻酔銃
泰樹
冬眠緩むペールギュントの「朝」を聴き
泰然
丸まったダンゴ虫一家の冬眠
大宮信子
蝙蝠よぐっすり冬眠出来ぬのか
大村真仙
今以て北方四島冬眠す
大谷如水
冬眠の覚めて消えゆく壺中之天
拓路
起きなくていい日のつづき冬眠
谷川の蛍子
冬眠や糧(かて)に事欠き穴持たず
谷田藪辛子
冬眠の森の足跡逃走劇
知子
冬眠の蝮蜷局を崩さずに
地に根ざし陽に伸びる
冬眠の恐竜覚ます北の国
地球人
北国の田畑静かに冬眠す
十文半踏む冬眠の蛇蛙
智雪
色溜めて花咲かせむと冬眠す
池と堀
新たなる光見るため冬眠す
池田香
あれやこれ全部手放し冬眠す
竹さ
冬眠の夢新しき家族かな
竹の子
世紀末白蛇もついに冬眠す
竹春エリザベス
冬眠用格安物件求む
竹福
冬眠や進まぬ復元尾張の城
竹林
塒まく冬眠の蛇跨ぎけり
冬眠を目覚めてかざす手のすき間から
茶々
この星の一隅に生き冬眠す
中井笙石
冬眠をせぬものの声山谷に
中岡秀次
冬眠を斜に眺めて蛾の孤独
中村 邑
出産は冬眠中ときく羆
中村笙平
冬眠の獣は臭い消しにけり
朝ぼらけ
土の温度ぎんみ吟味のヘビ冬眠
朝桜咲花
冬眠すあの空は羽ばたける空
潮ベルト
冬眠のまんまる山鼠巣箱中
長谷川ひろし
冬眠を起こす夢見つトイレ立ち
長田写々
冬眠す森の静謐森の黒
鳥好き
銃声の冬眠の森貫けり
直木葉子
冬眠の森は夜明けを待っている
津葦
鳥肌立て冬眠醒ますじょんがらよ
津軽ちゃう
銃声や冬眠の山開かれり
津田弘幸
冬眠をする我の手にビスケット
辻 愛生
冬眠や穴のなかから街灯り
鶴田梅勝
芽をつむり根張りを休め冬眠す
定規(じょうぎ)
冬眠が明けたら此処で会いましょう
天宮歩奏
冬眠に向かふ深呼吸二度まで
天晴鈍ぞ孤
押入れの秘密基地にて冬眠す
天陽
冬眠中神も居眠り山ゆれる
貼女(ちょうじょ)
亀の家冬眠中の札のあり
田中ようちゃん
冬眠の上生けるもの行き交って
田中勲
冬眠の蛙の夢に浮かぶ泡
田辺 ふみ
冬眠の支度始めし道の駅
徒然のひろ
閂をかけて若き日冬眠す
杜せき
冬眠や咆哮惑わす島民ら
渡邉 康之
水槽に沈む星砂冬眠中
渡邉くるり
冬眠の目覚めおそろし原発の地
土屋木漏れ日
冬眠の蛇木の皮を食む猿
土田耕平
冬眠の蛹やいのち試さるる
冬菊
蛇も冬眠中なり高枕
東京極遊山人
冬眠や臭みの減りし獣肉
東山
冬眠を羨む夜の旗振りは
東児
老犬は冬眠のごと小屋出でず
東尋坊
冬眠の蝶手の平にはらと落つ
桃香
頬紅の色を決めて冬眠す
桃葉琴乃
冬眠か五稜郭背に壬生狼墜つ
灯路奈
冬眠の熊抱きたる野坂山
藤すみ
千年の冬眠果てし琥珀かな
藤郷源一朗
冬眠し睡眠足りず目が覚めた
藤原訓子
殻のある冬眠のにおいする道
藤田ゆきまち
餌足りて冬眠せずや檻の中
陶豪
諍いて雄熊すごと冬眠す
陶然
家守る神なる蛇は冬眠す
瞳子
冬眠明けマルチンの下モゾモゾと
童好
宇宙旅行冬眠しつつ双子座へ
独星
水底に木の葉集めて冬眠かな
那須の田舎者
公転軌道四半分旅す冬眠
那津
冬眠の蛙目覚ます土竜かな
南風
メガユンボ冬眠の夢掘り起こす
二上松風
冬眠を忘れて街の男たり
尼島里志
冬眠を気取りSNS退きぬ
虹魚
冬眠や眼底検査のあとの丸
日記
冬眠の傍過ぎる我が吐息
日比太宗
ムーミンも吾も冬眠爆心地
入口弘徳
冬眠をしてくれぬかとひそか声
忍冬
白き皮長く残して冬眠す
寧女
冬眠の穴にも聞こゆ犬笛や
猫渓
冬眠のリス山へ星またたきぬ
猫舌扁平足
冬眠の音包みたる森白し
波音
震度七冬眠中の蛇等へは
馬場馬子
最後尾冬眠前の腹ごしらえ
馬門宗太
冬眠の蛇と会ひたし令和元年
俳菜裕子
山に入る獣静かに冬眠す
背馬
冬眠や山は鼓動に充たされて
梅路みね
一茶の句夢見て蛙冬眠す
秤防人
冬眠や始めざわざわ片目開け
白井百合子
冬眠は黒き丸き点あとは白
白居千夜
山すべて静寂成は冬眠か
白銀のシリウス★★★★
低気圧近づく頭痛と冬眠す
白康人
冬眠のカメムシ棧に隙間無く
白傘
冬眠目前熊の空腹
白山
倒れ木や冬眠の山上ホテル
冬眠の寝ぐら探しに拘りて
畑 詩音
細胞の全てをオフに冬眠す
畑山六十二
冬眠か静まる山に息合わせ
八咲
冬眠や不滅の法灯ゆらゆらと
帆風ほいほい
冬眠せん今宵みな美しかりて
飯村祐知子
冬眠のごと猫は眠りて日を過ごす
飯島まゆみ
冬眠の主の居ぬ間に囲を払ひ
比良山
羽音聞く夢冬眠の女王蜂
尾上真理
冬眠や五万の蛇のみな不動
尾張の黒うさぎ
かめ子の冬眠 ばあちゃんの入院より先に
尾八津
冬眠の穴ぐら読み聞かせたるくま紳士
枇杷子@言わずと知れた児童書「車のいろは空のいろ」からのくま紳士
冬眠す堅き足音遠く聞く
美山
虫たちはねぐらさがして冬眠だ
美泉
冬眠の虫切り裂いたシャベル捨つ
美年
名刺久しく持たず亀の冬眠
百草千樹Z
冬眠のちさき穴蔵完全備
敏枝
山の主池の主みな冬眠す
不知火
冬眠の死語になりつつすぎにける
不利尾
冬眠やカメとトカゲの銀世界
富樫 幹
うねうねと山冬眠す北朴旅
負勝@中津からあげ句会
ここんとこ冬眠ごとし妻の愚痴
蕪汁
冬眠せし生きとし生けるもの静か
風花まゆみ
被災地や冬眠場所の消えた森
風間昭彦
冬眠の獣らになゐいかにせむ
風知草
冬眠は宇宙の果てと決めている
風紋
冬眠や鼓動の遅き瞼かな
風由花
冬眠を待つ球根の札三色(みいろ)
風林亭
柿みのり冬眠まじか盗っとめ
服部守
冬眠の穴に的中地質調査
服部勝枝
青い空胸に抱いて冬眠す
福良ちどり
野を駆ける夢に笑むクマ冬眠す
文月栞
凍土には永遠の冬眠ありしとや
聞岳
冬眠すガラスの中の卵子たち
片岡里沙
ミイラの恐竜冬眠のごと横たわる
片栗子
アリゾナの蛇はつがいで冬眠す
峰江
戸袋に冬眠したる蚊喰鳥
峰泉しょうこ
畑荒らす熊冬眠で胸を撫で
放浪
誤解とく危険回避に冬眠す
方寸
冬眠を見守っている羅漢さま
まだ動ける冬眠は明日異状温
冬眠の熊は知らずや白き森
望月ゆう
青き夢見つ冬眠の青蛙
北摂美美
冬眠の支度ハリネズミ落ち葉掛け
北側
ムーミンは冬眠するか?試験に出るか?
北村 鯨子@2018年1月13日、日本の大学入試センター試験(本試験)の地理Bの第5問-問4で、アニメ版『ムーミン』に関する問題が出題された・・・・・・・・・・-
冬眠やヒトと異なる哺乳類
北大路京介
穴持たず冬眠できず三毛別
北藤詩旦(きたふじしいたん)
冬眠を妨げるもの殺さるる
睦月くらげ
冬眠のいきもの静か山眠る
堀田和敬
冬眠の熊たまに起きては用を足す
凡々人
朽ちかけの湖畔の艇庫冬眠す
麻呂助
冬眠やタモリぶらりの西東
末尾波世遠
冬眠やアラスカの海曇りがち
万喜ミツル
冬眠や起きてはだめよ忍び足
岬りこ
中庭の小便小僧も冬眠や
妙光@木の芽
今日が変わらぬと信じ冬眠す
眠 睡花
冬眠の山鼠鼻と足は桃色
眠る烏龍茶
冬眠に入らんとする呼吸かな
眠井遠雷
ねんねする冬眠のページとじる吾子
夢芝居よしみ
列島や冬眠前線南下中
夢堂
睫毛短かき夫にもたれて冬眠せん
明世
受話器置く手の凍るまま冬眠す
明石焼穴子
満天の星ちりばめて冬眠す
明明
冬眠や目覚めの後の夢を見る
妄 児
冬眠す宇宙に向かう舟一つ
網代
冬眠や外は冷たい雨の音
網野れいこ
冬眠の寝息かホ―と一人風呂
木寺 仙游
冬眠や大地の女神の胎の中
木森
蝙蝠の冬眠自由主義主張
木人
29日スマホ投げ捨て冬眠す
木乃伊
世間から冬眠したいこんな日は
紋舞蘭
うまし夢見て冬眠の細る顎
門前町光乃
冬眠し人生リセット夢にみた
野うるし
虫たちが森で冬眠しずかだな
野の花なお(7才)
冬眠の静けさ深まる遊歩道
野の花倖菜
冬眠の抱ふる森の夜半の澄み
野地垂木
体休める冬眠や求む吾
野中泰風
土の木の仄かな温み冬眠す
矢的@第二まる安
穴熊の冬眠球根の安堵
薮久美子
冬眠や手水舎の龍動かざる
勇気
冬眠の亀を起こしし大地震
有田みかん
胎動や冬眠の熊も寝返るか
柚木みゆき
冬眠の獣の形山一つ
柚和
冬眠や山鎮もりて光る風
由並っ子
冬眠の永眠となるあはれ哉
遊亀
そま人の音満ち満ちて冬眠す
遊飛
冬眠へ大空掃きて大欅
余熱
造成の響き寝返りうつ冬眠
葉月けゐ
冬眠や天鵞絨の夜の果てしなき
葉月のりりん
冬眠の地を照らし行く夜半の月
遥風
冬眠の親子の寝息星あまた
陽気姫
眠れない冬眠慟哭の羅列
欲句歩
冬眠や山の胎児となる如し
羅馬巴里
冬眠にねんねんころり山の母
羅風音
冬眠の人形ならば微笑んで
来栖啓斗
冬眠の始めの夜はただ静か
雷紋
冬眠の闇を切り裂く掘削機
藍時 湘
永眠の前に冬眠試したし
藍植生
未だ食ひ足らず冬眠に到らず
利平
冬眠展忍者のやうに歩く子ら
冬眠の寝息数多や外輪山
理酔
千年の冬眠覚めて原子核
里之照日日
冬眠す命を繋ぐ祠かな
里甫
冬眠や獣も虫も種のふり
離松
人も冬眠すれば地球(ほし)深呼吸
立石神流
越後路は三山あまねく冬眠す
立歩
「冬眠」とも一度子宮(はら)に戻りたし
琉璃
丸まつて観られて冬眠のやまね
留野ばあば
冬眠やタイワンリスは枝を飛び
旅夢作家
冬眠に入りたや寝覚めて首すぼめ
良日
雨の朝冬眠したき月曜日
林 和寿
冬眠の命を抱いて山しずか
瑠璃茉莉
踏みしめる冬眠なんぞするものか
冬眠中の絵本羨やむ四畳半
令雅
冬眠の穴のひかりと目をあはす
鈴木麗門
冬眠を恋ふる愛亀巣穴の夢を
蓮花麻耶@我が家ではロシアリクガメを飼っています。本来なら冬眠するはずですが、飼育下ではそれは難しく失敗すると死んでしまうこともあるというので、冬場も暖かくして冬眠しないようにしています。しかしやはり自然に反することで、亀は本当は冬眠したいのでは…という思いで作りました。/蓮花麻耶
冬眠はコンテナの中密やかに
露草
冬眠の塒奪いし令和かな
六々庵
冬眠か飛蝗の死んだドアの前
和稀
冬眠やヒトはかくれじバクテリア
和泉穣
仕事辞め療養中の冬眠中
魂は消耗させぬ冬眠す
戌の箸置
冬眠す右脳の疼くサイコパス
櫻庭詩想
峰遠くひつじ田の蛙冬眠す
泗水
冬眠をしたまま蝶を追いかける
涅槃girl
冬眠せぬ人間の哀しからずや
淺野紫桜
諍い終え冬眠の森静かなり
煌宙
冬眠る地球の鼓動は子守唄
獺祭
冬眠を古代中世現世と来
祺埜 箕來
細流のかそけき音止み冬眠す
笙女
冬眠の箱根に忘れた応援旗
筬葉
冬眠の宇宙飛行士あかり消す
籠居子
騒ぐな騒ぐな冬眠中の親子熊
綉綉
冬眠の球根起こさぬように歩く
蘂六
冬眠へあれが最後の腹の陰
邯鄲
冬眠の熊は民家を占領す
冬眠中便秘になるかならないか
捨楽さん家のゆうきくん11才
冬眠のてんとう街にモザイク画
猫になにわ節
冬眠しながらえるかな我が命
14橘貞山
冬眠や熊牧場の虎ロープ
28ひろきち
冬眠中夢を見ているのだろうか
⑦パパ
冬眠か葉に覆われし柔き土
aya
温暖化冬眠出来ぬ熊いずこ
blueman
ふくよかに両手足よせ冬眠す
chiro
その話つづきは冬眠のあとで
Dr.でぶ
冬眠や介護ベッドを返却す
GARU
冬眠す子熊の希望に光射す
HARUTO
冬眠の九龍を起こす震度八
KAZUピー
何故出来ぬ冬眠出来ぬ人間よ
kiyusuyabenatawa
冬眠中札を掲げて展示なし
KKK
背を丸め冬眠中だと一休み
kuri
山岳の塒にもどり冬眠す
kuruma@中津からあげ句会
冬眠の息吹の聞こえさうな真夜
Kかれん
冬眠をさせたら恋は死にました
Nakahara結月
冬眠中記しているよな山蛙
PON
冬眠や毛玉の山鼠手のひらに
sakura a.
冬眠に遅刻せしもの土蔵刑
senyu
冬眠す砂場の山もトンネルも
sol
冬眠の母熊揺する無邪気な子
SYODAI
冬眠や谷の瀬音はノクターン
syuusyuu
冬眠や押入れのハロウィン衣装
wolf626
冬眠の置き去りたるは成らぬ恋
yoko
森林の冬眠おこす強風か
アーナンダ
冬眠の山の寝息となりにけり
あー無精
足音の何処までも冬眠の森
あい女
わたくしも冬眠させていただきます
あおか
冬眠の蜥蜴飛び出す掘り起し
アオキシゲル
冬眠の虫に葉っぱを掃き寄せる
アガニョーク
庭の隅冬眠らしき個体あり
あさり
冬眠の熊起こさぬか腰の鈴
あさ奏
冬眠の金魚がぴくりつまづきて
あじこ
冬眠の亀を起こすやもみじの手
あすなろ
冬眠の鯉ひしめきぬ堀の底
あつむら恵女
冬眠やこびとは森で踊りだし
あべべ
屋根裏の主願わくは冬眠へ
アマリリスと夢
地下深く冬眠してる芋いろいろ
あら さなえ @Tokyo
冬眠をしらぬ水鳥首縮め
いかすみ
冬眠の鯉住む池は死ぬるごと
いくらちゃん
冬眠の蛙を隠す植木鉢
いたまきし
山追われ冬眠せぬ日遠からず
いちな
冬眠の蛇起きぬ間に山登り
イチロー
異常気象冬眠したし熊嘆く
いつの間にアラカン
戸袋にもぐりかめ虫冬眠す
いと茶
火も水も休ませて吾冬眠す
いなほせどり
冬眠の空は鈍色寝息かな
いまいやすのり
冬眠の木に無口なる烏かな
いもがらぼくと
冬眠すこの惑星に寝息満つ
うさぎまんじゅう
冬眠の森ヱーテルの輝きて
うづら
冬眠のトロール達をつつむ白
うどんこつよし@白吟句会
人間は冬眠できぬ酒を呑む
うま子
冬眠の臨月の熊どんな夢
うらら恵子
冬眠や期限切れたる毒餌か
えぬ
痩せたまま冬眠するのひぐまさん
えび天
冬眠も体内時計刻む種
オイラー
朽ちかけし校舎昭和へと冬眠す
おうれん
冬眠やヒソヒソ話に寝返りす
オキザリス
冬眠す子宮のやうな土のなか
おくにち木実
冬眠の里山夢の途中かな
おけら
冬眠や綾取りの赤箒めく
おたまじゃくし
冬眠の山はモノクロ耳すます
おんちゃん。@白吟句会
冬眠のででむし起こし鉢の下
かこ
冬眠の蛙掘り出すユンボかな
かざばな
冬眠す化石のやうな蛙かな
かずポン
冬眠の地中に響くリコーダー
かたちゃん
土湿りては冬眠の衆さぶかろふ
カタツムリ
合戦の号を吸い込む冬眠穴
かたな
冬眠や地球に包まれし者よ
かつたろー。
冬眠る栗鼠は木の実の夢をみる
かつら子
鼻提灯冬眠するカメ見えるいき
カヅラ梅
冬眠みな一山の石となる
かのたま
冬眠の獣の首のGPS
かまど
冬眠やマインクラフト三十分
がんばるけいご9才@「マインクラフト」はけいごが細菌ハマっているテレビゲームです。(あるきしちはる代送)
冬眠や未来を信じ生きている
キートスばんじょうし
冬眠の森に漂う寝息かな
キープフレッシュ
冬眠中掘削されて跳ね回る
ギコ
持ち上げる鉢の下一匹冬眠す
きさらぎ
愛猫逝き冬眠のごと薄眼あけ
きっちゃん
冬眠の蛇起こすごと踏みし四股
きなこもち
白い象夢見るように冬眠す
きのした 小町
りす亀も年一つとる冬眠中
きのと
冬眠だ生き残りたい動物たち
きのの(8才)
お礼肥え冬眠の虫うかと堀る
キヨ
冬眠の鰐は集まり無防備に
キョンちゃん
冬眠の蛇と蛙を起こす神
ぐずみ
冬眠の森へ呟き溶ける夜
くま鶉
海亀の冬眠楽し竜の宮
くれまてぃす恵子
家庭の事情あり冬眠のかたつむり
ぐれむりん
冬眠中起してごめん蛙殿
くろべぇ
冬眠の巣穴はトンネルの先に
クロまま
冬眠の静けき森の木霊かな
こうちゃんおくさん
冬眠の亀置き石と同化する
こうやこう
冬眠し逡眠仮眠就眠す
こてつ川
冬眠の蛇は羽生える夢を見ゆ
こはぎ
冬眠中の幼虫弄る天使たち
こぶこ
マルチ敷く畝やわらか冬眠せよ
こんじゃのよしこ
空腹に冬眠逃し里歩き
こんどう ちひろ
ぷち投げる何にもかにも嗚呼冬眠
サイコロ帝釈天
なにごともなかりけるごと冬眠す
さくみ
冬眠や月の輪熊を飼うてをり
さくやこのはな
天敵も同じ大地に眠る冬
さこ
冬眠の寝息うかがふ穴の奥
ささき良月
庭掃除冬眠の虫はつてくる
さとうくにお

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